JP2014031908A - 排熱回収ボイラのダクト - Google Patents

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弘樹 後藤
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Abstract

【課題】ガス入口ダクトの天井面を構成するインナーケーシングと保温材との間の隙間を無くすことができ、インナーケーシングと保温材との間への排ガスの流入を無くすことができる排熱回収ボイラのダクトを提供すること。
【解決手段】高さ方向に延びるダクト本体の下端部から排ガス入口管に向かって長さ方向に突出するとともに、上流端が前記排ガス入口管の下流端と接続される排熱回収ボイラのガス入口ダクトであって、天井面2aを構成するケーシング22の下面と、このケーシング22の下面を覆うようにして配置された保温材23の上面との面間距離を調整する面間距離調整手段41,42,43が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダクト(ケーシング)内に配設された複数の伝熱管の間に熱ガスを流して排熱を回収する排熱回収ボイラに関するものである。
ダクト内に配設された複数の伝熱管の間に熱ガスを流して排熱を回収する排熱回収ボイラとしては、例えば、特許文献1に開示された竪型排熱回収ボイラが知られている。
また、竪型排熱回収ボイラのダクトは、例えば、特許文献2の図4に開示されているように、インナーケーシング7と、ケーシング外周壁40とを備えている。
特開2004−101045号公報 特開平8−296807号公報(図4)
さて、竪型排熱回収ボイラのダクト内には、ガスタービンから排出された高温の排ガスが導入されるようになっている。特に、竪型排熱回収ボイラのダクトの下端部において排ガス入口管に向かって長さ方向に突出するとともに、その上流端(入口端)が排ガス入口管の下流端(出口端)と接続されるガス入口ダクト内には、節炭器、蒸発器、過熱器等の熱交換部を構成する伝熱管群と熱交換される前の、温度の高い排ガスが導入され、この温度の高い排ガスが、ガス入口ダクト内を通過していくことになる。
また、ガス入口ダクトの天井面(上面)を構成するインナーケーシングの下面(内面)全体には、保温材が取り付けられている。しかしながら、据え付けから何年か経つと、保温材の自重により保温材が据え付け時の位置から下方に下がり、インナーケーシングと保温材との間に隙間ができて、この隙間に温度の高い排ガスが入り込み、隙間に入り込んだ温度の高い排ガスによりインナーケーシングが熱せられて、インナーケーシングが高温になってしまうおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ガス入口ダクトの天井面を構成するインナーケーシングと保温材との間の隙間を無くすことができ、インナーケーシングと保温材との間への排ガスの流入を無くすことができる排熱回収ボイラのダクトを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る排熱回収ボイラのガス入口ダクトは、高さ方向に延びるダクト本体の下端部から排ガス入口管に向かって長さ方向に突出するとともに、上流端が前記排ガス入口管の下流端と接続される排熱回収ボイラのガス入口ダクトであって、天井面を構成するケーシングの下面と、このケーシングの下面を覆うようにして配置された保温材の上面との面間距離を調整する面間距離調整手段が設けられている。
本発明に係る排熱回収ボイラのガス入口ダクトによれば、面間距離調整手段を用いてケーシングの下面と、保温材の上面との面間距離(隙間)が無くなるようにし、ケーシングの下面と、保温材の上面とを密着させることができる。
これにより、ケーシングと保温材との間への排ガスの流入を無くすことができる。
上記排熱回収ボイラのガス入口ダクトにおいて、前記面間距離調整手段は、頭部が下方に位置し、軸部が前記ケーシングに設けられた貫通穴に挿通されるとともに、前記軸部の先端部が前記ケーシングの上面から突出するようにして配置されたボルトと、前記ケーシングの上面から突出する前記軸部の先端部に締結されるナットと、上面全体が前記保温材の下面と接し、下面の内周縁部が前記頭部のフランジ面全体と接するようにして配置されたワッシャと、を備えているとさらに好適である。
このような排熱回収ボイラのガス入口ダクトによれば、ケーシングの下面と、保温材の上面との間に隙間ができ、この隙間に排ガスが流入していると予想される部位の周りに位置するナットを順次増し締めしていくだけで、ケーシングの下面と、保温材の上面との間の隙間を容易に無くすことができ、ケーシングの下面と、保温材の上面とを容易に密着させることができる。
なお、ケーシングの下面と、保温材の上面との間に隙間ができ、この隙間に排ガスが流入していると予想される部位は、その他の部位よりもケーシングの温度が高温となるため、例えば、ケーシングの温度が高温となっている領域をサーモグラフィで大まかに特定し、赤外線放射温度計(例えば、株式会社エー・アンド・デイのAD−5611A)を用いて局所的な温度上昇を把握することにより容易に特定することができる。
上記排熱回収ボイラのガス入口ダクトにおいて、上端面が前記ナットの下端面と接するとともに、下端面が前記貫通穴の周りに位置する前記ケーシングの上面と接するようにして配置されたコイルバネを備えているとさらに好適である。
このような排熱回収ボイラのガス入口ダクトによれば、保温材がケーシングの側に常に付勢され、ケーシングの下面と、保温材の上面とが、常に密着した状態に保たれることになる。すなわち、ケーシングの下面と、保温材の上面との面間距離が常に0(零)になるように自動的に調整されることになる。
これにより、ケーシングの下面と、保温材の上面との間に隙間ができ、この隙間に排ガスが流入していると予想される部位を特定するための作業、およびナットの増し締め作業を不要とすることができる。すなわち、メンテナンスフリーにすることができる。
上記排熱回収ボイラのガス入口ダクトにおいて、前記面間距離調整手段は、前記保温材の下面を覆うようにして配置された中間部材と、前記中間部材の下方を覆うようにして配置されたインナーライナーと、上端面が前記中間部材の下面と接するとともに、下端面が前記インナーライナーの上面と接するようにして配置されたコイルバネと、を備えているとさらに好適である。
このような排熱回収ボイラのガス入口ダクトによれば、保温材がケーシングの側に常に付勢され、ケーシングの下面と、保温材の上面とが、常に密着した状態に保たれることになる。すなわち、ケーシングの下面と、保温材の上面との面間距離が常に0(零)になるように自動的に調整されることになる。
これにより、ケーシングの下面と、保温材の上面との間に隙間ができ、この隙間に排ガスが流入していると予想される部位を特定するための作業、およびナットの増し締め作業を不要とすることができる。すなわち、メンテナンスフリーにすることができる。
本発明に係る排熱回収ボイラのダクトは、天井面を構成するケーシングと保温材との間の隙間を無くすことができ、ケーシングと保温材との間への排ガスの流入を無くすことができるガス入口ダクトを具備している。
本発明に係る排熱回収ボイラのダクトによれば、ガス入口ダクトの天井面を構成するケーシングと保温材との間の隙間を無くすことができ、ケーシングと保温材との間への排ガスの流入を無くすことができる。
本発明に係る排熱回収ボイラは、ガス入口ダクトの天井面を構成するケーシングと保温材との間の隙間を無くすことができ、ケーシングと保温材との間への排ガスの流入を無くすことができるダクトを具備している。
本発明に係る排熱回収ボイラによれば、ガス入口ダクトの天井面を構成するケーシングと保温材との間に排ガスが流入して、ガス入口ダクトの天井面を構成するケーシングが高温になってしまうのを回避することができ、当該排熱回収ボイラの信頼性を向上させることができる。
本発明に係る排熱回収ボイラのダクトよれば、ガス入口ダクトの天井面を構成するケーシングと保温材との間の隙間を無くすことができ、ケーシングと保温材との間への排ガスの流入を無くすことができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る(竪型)排熱回収ボイラのダクトを側方から見た概略構成図である。 図1に示す(竪型)排熱回収ボイラのガス入口ダクトの天井面を上方(または下方)から見た図である。 図1に示す(竪型)排熱回収ボイラのガス入口ダクトの要部を拡大して示す断面図である。 図3に示すインナーケーシングを上方から見た図である。 本発明の第2実施形態に係る(竪型)排熱回収ボイラのダクトを示す図であって、図3と同様の図である。 本発明の第3実施形態に係る(竪型)排熱回収ボイラのダクトを示す図であって、図3と同様の図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る(竪型)排熱回収ボイラのダクトについて、図1から図4を用いて説明する。
本実施形態に係る排熱回収ボイラのダクト(以下、「ダクト」という。)1は、例えば、図1に示すような竪型排熱回収ボイラのダクトであって、ガス入口ダクト2と、ダクト本体3と、ガス出口ダクト4と、ヘッダーハウジング5,6と、を備えている。
ガス入口ダクト2は、ダクト1の下端部において排ガス入口管(図示せず)に向かって長さ方向(図1において左右方向)に突出するとともに、その上流端(入口端)7が排ガス入口管の下流端(出口端)と接続される、断面視矩形状を呈する中空の部材である。そして、ガス入口ダクト2の上流端7には、排ガス入口管を介してガスタービン(図示せず)から排出された高温の排ガス8が導かれるようになっている。
ダクト本体3は、高さ方向(図1において上下方向)に延びるとともに、その上流端(入口端)9がガス入口ダクト2の下流端(出口端)10と接続され、その下流端(出口端)11がガス出口ダクト4の上流端(入口端)12と接続される、断面視矩形状を呈する中空の部材である。ダクト本体3の内部には、節炭器、蒸発器、過熱器等の熱交換部を構成するとともに、長さ方向に沿って延びる伝熱管群13が、高さ方向に沿って複数(本実施形態では三つ)配設されている。また、本実施形態では、最も下に配置された伝熱管群13と、中央に配置された伝熱管群13との間に、脱硝装置14が配設されている。
ガス出口ダクト4は、ダクト1の上端部において排ガス出口管(図示せず)に向かって長さ方向(図1において左右方向)に突出するとともに、その下流端(出口端)15が排ガス出口管の上流端(入口端)と接続される、断面視矩形状を呈する中空の部材である。そして、ガス出口ダクト4の下流端15からは、伝熱管群13にて熱交換されるとともに、脱硝装置14にて脱硝された排ガス8が排出されるようになっている。
ヘッダーハウジング5,6はそれぞれ、伝熱管群13の(入口または出口)ヘッダー16を収容する断面視矩形状を呈する中空の部材であり、ヘッダーハウジング5は、ガス入口ダクト2の天井面(上面)2a、およびダクト本体3の前面3aに接するようにして配設されており、ヘッダーハウジング6は、ダクト本体3の背面3bに接するようにして配設されている。
さて、図2に示すように、ガス入口ダクト2の天井面2aは、上方(または下方)から見て、奥行き方向(図1において左右方向:図2において上下方向)に、例えば、2000mm〜5000mm、幅方向(図1において紙面に垂直な方向:図2において左右方向)に、例えば、10000mmとされた、奥行き方向に短く、幅方向に長い矩形状を呈している。
図3に示すように、ガス入口ダクト2の天井面2aは、アウターケーシング(ケーシング外周壁)21と、インナーケーシング22と、保温材(断熱材)23と、インナーライナー24と、を備えている。
アウターケーシング21は、インナーケーシング22の上方(外側)全体を覆うようにして配置された波板状の部材であり、インナーケーシング22は、アウターケーシング21の下方(内側)に配置された平板状の部材である。また、図4に示すように、インナーケーシング22には、後述するボルト41の軸部41bが挿通される貫通穴25が、奥行き方向および幅方向に沿って等ピッチで、例えば、奥行き方向に300mmのピッチP1、幅方向に300mmのピッチP2で設けられているとともに、後述するボルト44の軸部44bの外周面に形成された雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を有するボルト穴26が、奥行き方向および幅方向に沿って所定のピッチで設けられている。
図3に示すように、保温材23は、インナーケーシング22の下面(内面)全体を覆うようにして配置された外側保温材(外側断熱材)31と、この外側保温材31の下面(内面)全体を覆うようにして配置された内側保温材(内側断熱材)32と、を備えている。
外側保温材31は、例えば、厚み150mmの生体溶解性繊維(バイオソルブルファイバー)からなり、ボルト(面間調整手段)41、ナット(面間調整手段)42、およびワッシャ(面間調整手段)43を介して、上面(外面)全体がインナーケーシング22の下面(内面)全体と接するようにして取り付けられている。
ボルト41は、頭部41aが下方(内側)に位置し、軸部41bが貫通穴25に挿通されるとともに、軸部41bの先端部がインナーケーシング22の上面(外面)から突出するようにして配置される。
ナット42は、インナーケーシング22の上面から突出するボルト41の軸部41bの先端部に締結される。
ワッシャ43は、上面全体が外側保温材31の下面と接し、下面の内周縁部がボルト41の頭部41aのフランジ面(頂面と反対の側に位置する面)全体と接するようにして配置される。
インナーライナー24は、内側保温材32の下面(内面)全体を覆うようにして配置された平板状の部材であり、インナーライナー24には、ボルト44の軸部44bが挿通される貫通穴27が、奥行き方向および幅方向に沿って所定のピッチで設けられている。
内側保温材32は、例えば、厚み50mmの石膏ボードからなり、ボルト44を介して、下面(内面)全体がインナーライナー24の上面(外面)全体と接するようにして取り付けられている。
ボルト44は、頭部44aが下方(内側)に位置し、軸部44bの根本部(基端部)が貫通穴27に挿通されるとともに、軸部44bの先端部に設けられた雄ねじ部が、ボルト穴26の内周面に設けられた雌ねじ部と螺合するようにして配置される。
本実施形態に係るダクト1によれば、インナーケーシング22の下面と、保温材23(より詳しくは、外側保温材31)の上面との間に隙間(図3中の破線および実線矢印参照)ができ、この隙間に排ガスが流入していると予想される部位の周りに位置するナット42を順次増し締めしていくだけで、インナーケーシング22の下面と、保温材23の上面との間の隙間を容易に無くすことができ、インナーケーシング22の下面と、保温材23の上面とを容易に密着させることができる。
なお、インナーケーシング22の下面と、保温材23の上面との間に隙間ができ、この隙間に排ガスが流入していると予想される部位は、その他の部位よりもインナーケーシング22の温度が高温となるため、例えば、インナーケーシング22の温度が高温となっている領域をサーモグラフィで大まかに特定し、赤外線放射温度計(例えば、株式会社エー・アンド・デイのAD−5611A)を用いて局所的な温度上昇を把握することにより容易に特定することができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係るダクトについて、図5を参照しながら説明する。
本実施形態に係るダクトは、上述した第1実施形態に係るナット42とインナーケーシング22との間に、コイルばね(面間調整手段)51が設けられているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
コイルばね51は、ボルト41、ナット42、ワッシャ43、および外側保温材31をアウターケーシング21の側、すなわち、外方(上方)に向かって付勢する部材であり、上端面がナット42の下端面と接するとともに、下端面が貫通穴25の周りに位置するインナーケーシング22の上面と接するようにして配置されている。
本実施形態に係るダクトによれば、保温材23がインナーケーシング22の側に常に付勢され、インナーケーシング22の下面と、保温材23の上面とが、常に密着した状態に保たれることになる。すなわち、インナーケーシング22の下面と、保温材23の上面との面間距離が常に0(零)になるように自動的に調整されることになる。
これにより、上述した第1実施形態において必要とされたインナーケーシング22の下面と、保温材23の上面との間に隙間ができ、この隙間に排ガスが流入していると予想される部位を特定するための作業、およびナットの増し締め作業を不要とすることができる。すなわち、メンテナンスフリーにすることができる。
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態に係るダクトについて、図6を参照しながら説明する。
本実施形態に係るダクトは、上述した第1実施形態に係るボルト41、ナット42、ワッシャ43、上述した第2実施形態に係るボルト41、ナット42、ワッシャ43、コイルばね51の代わりに、中間部材(面間調整手段)61およびコイルバネ(面間調整手段)62が設けられているという点で上述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
中間部材61は、保温材23(より詳しくは、内側保温材32(図3または図5参照))の下面(内面)全体を覆うようにして配置された平板状の部材である。
なお、本実施形態において、インナーライナー24は、中間部材61の下方(内側)全体を覆うようにして配置されている。
コイルバネ62は、中間部材61とインナーライナー24との間に複数配置されて、保温材23および中間部材61をインナーケーシング22の側、すなわち、外方(上方)に向かって付勢する部材であり、上端面が中間部材61の下面(内面)と接するとともに、下端面がインナーライナー24の上面(外面)と接するようにして配置されている。
なお、コイルバネ62は、奥行き方向および幅方向に沿って所定のピッチで配置されている。
本実施形態に係るダクトによれば、保温材23がインナーケーシング22の側に常に付勢され、インナーケーシング22の下面と、保温材23の上面とが、常に密着した状態に保たれることになる。すなわち、インナーケーシング22の下面と、保温材23の上面との面間距離が常に0(零)になるように自動的に調整されることになる。
これにより、上述した第1実施形態において必要とされたインナーケーシング22の下面と、保温材23の上面との間に隙間ができ、この隙間に排ガスが流入していると予想される部位を特定するための作業、およびナットの増し締め作業を不要とすることができる。すなわち、メンテナンスフリーにすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜必要に応じて変形・変更して実施することもできる。
例えば、上述した実施形態では、外側保温材31として、例えば、厚み150mmの生体溶解性繊維(バイオソルブルファイバー)からなるものを一具体例として挙げ、内側保温材32として、例えば、厚み50mmの石膏ボードからなるものを一具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その厚みおよび材質は、保温性(断熱性)を有する厚みおよび材質であれば、いかなるものであってもよい。
また、上述した実施形態では、面間調整手段として、ボルト41、ナット42、ワッシャ43、コイルばね51、中間部材61、およびコイルバネ62を一具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、同様の機能を果たすものであれば、いかなるものであってもよい。
1 ダクト(排熱回収ボイラのダクト)
2 ガス入口ダクト
2a 天井面
3 ダクト本体
22 インナーケーシング(ケーシング)
23 保温材
24 インナーライナー
41 ボルト(面間調整手段)
42 ナット(面間調整手段)
43 ワッシャ(面間調整手段)
51 コイルばね(面間調整手段)
61 中間部材(面間調整手段)
62 コイルバネ(面間調整手段)

Claims (6)

  1. 高さ方向に延びるダクト本体の下端部から排ガス入口管に向かって長さ方向に突出するとともに、上流端が前記排ガス入口管の下流端と接続される排熱回収ボイラのガス入口ダクトであって、
    天井面を構成するケーシングの下面と、このケーシングの下面を覆うようにして配置された保温材の上面との面間距離を調整する面間距離調整手段が設けられていることを特徴とする排熱回収ボイラのガス入口ダクト。
  2. 前記面間距離調整手段は、頭部が下方に位置し、軸部が前記ケーシングに設けられた貫通穴に挿通されるとともに、前記軸部の先端部が前記ケーシングの上面から突出するようにして配置されたボルトと、
    前記ケーシングの上面から突出する前記軸部の先端部に締結されるナットと、
    上面全体が前記保温材の下面と接し、下面の内周縁部が前記頭部のフランジ面全体と接するようにして配置されたワッシャと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の排熱回収ボイラのガス入口ダクト。
  3. 上端面が前記ナットの下端面と接するとともに、下端面が前記貫通穴の周りに位置する前記ケーシングの上面と接するようにして配置されたコイルバネを備えていることを特徴とする請求項2に記載の排熱回収ボイラのガス入口ダクト。
  4. 前記面間距離調整手段は、前記保温材の下面を覆うようにして配置された中間部材と、
    前記中間部材の下方を覆うようにして配置されたインナーライナーと、
    上端面が前記中間部材の下面と接するとともに、下端面が前記インナーライナーの上面と接するようにして配置されたコイルバネと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の排熱回収ボイラのガス入口ダクト。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の排熱回収ボイラのガス入口ダクトを具備していることを特徴とする排熱回収ボイラのダクト。
  6. 請求項5に記載の排熱回収ボイラのダクトを具備していることを特徴とする排熱回収ボイラ。
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