JP2014031599A - 発熱部分と接触冷感部分を併設した授乳用ブラジャー - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は産婦の母乳の出具合を促進させると共に肩こりが軽減可能で且つ心地良い温かさが得られると共にリンパ腺の腫れを緩和させることができ、且つ、夏場或いは冬場でも快適に着用できる発熱部分と接触冷感部分を併設した授乳用ブラジャーを提供することを目的とする。
【解決手段】授乳用ブラジャーの少なくとも前部1と肩紐部4が、吸湿発熱繊維によって編み込まれた布地であり、両脇部2が、吸湿性と吸汗性及び速乾性を少なくとも有した布地で作られたものと成す。また両脇部2に、放湿性が更に加えられた布地を用いると良く、前記授乳用ブラジャーが、弾性を有した布地で作られたものとするのが好ましい。又、後部3を、吸湿発熱繊維によって成された布地或いは吸湿性と吸汗性及び速乾性を少なくとも有した布地を用い、夏用と冬用に使い分けするものとするのが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は心地良い温かさで常時乳房やその周辺及び肩などを直接温めると共に脇の下などを直接冷やす発熱部分と接触冷感部分を併設した授乳用ブラジャーに関する。
従来、母乳の出具合が悪い際は、病院や医院などで、専用の吸引器具を利用して乳が良く出るように指導している所や、乳房のマッサージ方法を指導すると共に乳房をお湯で温めたりして、乳が良く出るようにする指導を行う場合も多く見受けられる。又、冬場に於ける授乳は、胸元をはだけるため、寒くなり、タオル等を当てて寒さを防いでいるのが現状である。
一般に授乳期の産婦は、母乳が充満し、乳房が張っている時には痛みや違和感を生じ、快適でなく、且つ、母乳を乳児に飲ませた後、乳房に母乳が残ると不快感を生じていた。このため、授乳用ブラジャーの胸部に冷却挿入部を形成し、その冷却挿入部に冷却具を入れ、且つ、産婦の胸部が冷却緩和用布を介して接触される構成にした授乳用ブラジャーが、実用新案登録第3129647号で提案されている。しかしながら、実用新案登録第3129647号は、本願のように乳房を温めて母乳の出具合を良好にするものと異なり、冷やすものであると共にその目的も異なるものであった。
又、乳房を温めるブラジャーとしては、特開2003−239106が提案されている。これは、遠赤外線セラミックス練り込み糸から成る布地を使用し、立体裁断したブラジャーであり、且つ、それに特殊構造を有したブラジャーの提案である。この目的は、バストとその周辺を温めることにより、脇のリンパの流れや血流を良くし、乳腺の働きを良くし、胃を圧迫せず、肩紐に掛かる負担を軽減し、バストを正しく包み込むようにしたものである。また特開2003−239106は健康と美を保つためのブラジャーの提案である。
しかしながら、特開2003−239106は、伸縮性の小さな遠赤外線放射セラミックス練り込み繊維が使用されているので、本願で使用の吸湿発熱繊維のような柔軟性が得られず、且つ、その単価が高いため商品の定価は高価であった。更に、このブラジャーを本願のように授乳用として使用すると、柔軟性が小さいので、やさしい感触が得られず、且つ、乳房が授乳の前後で大きさが変化するため、それに対応できないと共に乳房全体を均一に接触できなくなり、乳房全体を均一に温めることができないものとなる。従って、特開2003−239106では、授乳用に適したものを製作することが難しいものとなるため、本願の目的と同様な効果は期待できないと共にそのような発想もないものであった。
実用新案登録第3129647号公報 特開2003−239106号公報
本発明は産婦の母乳の出具合を促進させると共に肩こりが軽減可能で且つ心地良い温かさが得られると共にリンパ腺の腫れを緩和させることが出来る発熱部分と接触冷感部分を併設した授乳用ブラジャーを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、夏場或いは冬場でも快適に着用できる発熱部分と接触冷感部分を併設した授乳用ブラジャーを提供するにある。
本発明は上記現状に鑑みて成されたものであり、つまり、授乳用ブラジャーの少なくとも前部と肩紐部が、吸湿発熱繊維によって成された布地であり、両脇部が、吸湿性と吸汗性及び速乾性を少なくとも有した布地で作られたものと成す。両脇部に、放湿性が更に加えられた布地を用いると良く、また授乳用ブラジャーが、弾性を有した布地で作られたものとするのが好ましい。又、後部を、吸湿発熱繊維によって成された布地或いは吸湿性と吸汗性及び速乾性を少なくとも有した布地を用い、夏用と冬用に使い分けするものとするのが好ましい。
請求項1のように授乳用ブラジャーの少なくとも、前記前部(1)と肩紐部(4)が吸湿発熱繊維によって布地と成すことにより、冬は暖かく、且つ、常に乳房やその周辺及び肩を適宜に温めることが出来るものとなるため、産婦の母乳の出具合を促進させると共に肩こりが軽減可能で且つ心地良い温かさが得られるものとなる。
また両脇部(2)が吸湿性と吸汗性及び速乾性を少なくとも有した布地として成すことにより、脇の下にはリンパ管が通っているため、脇の下を冷やすことでリンパ腺の熱を下げ、リンパ腺の腫れを緩和させることが可能なものとなる。
請求項2のように両脇部(2)に、放湿性が更に加えられた布地を用いることにより、請求項1よりも高通気性が発揮されるものとなるので、リンパ腺の腫れがより有効に鎮められると共に夏場に於いては、脇の下の大半の汗を吸収して、心地良く冷やすことが可能なものとなる。
請求項3に示すように前部(1),両脇部(2),後部(3),肩紐部(4)の布地に、弾性を付与したものとすることにより、肌に密着して接触されるため、安定して冷やしたり、或いは温めたりすることが出来るものとなる。
請求項4に示すように後部(3)が吸湿発熱繊維によって成された布地を用いることにより、冬場でも快適に着用できる冬物となる。また後部(3)が吸湿性と吸汗性及び速乾性を少なくとも有した布地を用いることにより、夏場でも快適に着用できる夏物となる。
本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態の側面を示す説明図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。(1)は布製の授乳用ブラジャーの前部であり、該前部(1)には乳房に当接する左右のカップ部(11)がある。(2)は前部(1)からそれぞれ側方へ延伸した両脇部であり、該両脇部(2)は図2に示す細線の斜線部分、つまり、脇の下部分である。尚、前記両脇部(2)は上記斜線部分に限定される範囲ではなく、少なくとも脇の下部分を含んでいれば、斜線部分よりも広くても、狭くても良い。(3)は両脇部(2)と接続する後部であり、該後部(3)は授乳用ブラジャーの背中側である。(4)は左右のカップ部(11)の上方から後部(3)に渡って肩に引掛けるための肩紐部である。
前記前部(1)と肩紐部(4)には吸湿発熱繊維によって編み込まれた柔軟で弾性を有する布地を使用し、一方、前記両脇部(2)には吸湿性,吸汗性,放湿性,速乾性を有した柔軟で弾性を有する布地を用いるのが好ましい。また前記後部(3)には、吸湿発熱繊維によって編み込まれた布地を用いれば、冬用の授乳用ブラジャーとなり、吸湿性,吸汗性,放湿性,速乾性を有する布地を用いれば夏用の授乳用ブラジャーとなる。
尚、前記吸湿性は、気体の汗を吸う性質で主に繊維の化学的な組成や物理的な編成などによって決まり、速乾性は、合成繊維を改質して吸湿性や吸汗性を高め、吸収した汗は素早く放出されて速乾性を有するものとなる。また吸汗性は、液体の汗を吸う性質で繊維の単位質量当りの表面積を大きくすると向上し、且つ、その毛細管現象で吸水性(吸汗性)が向上するものとなる。又、本発明で言う「接触冷感」を得るには、湿気や汗を吸収し且つそれを素早く発散して放出する際に生じる気化熱による冷却と、湿気や汗を吸収すると熱が吸収される性質を備えた布地による冷却と、その両方による冷却とがある。更に前記布地は、編み込みだけでなく不織布を用いても良い。
このように授乳用ブラジャーには、前部(1)と肩紐部(4)或いは後部(3)を発熱部分と成し、両脇部(2)或いは後部(3)を接触冷感部分と成すことにより、授乳用ブラジャーは発熱部分と接触冷感部分を併設したものとなるのである。
前記発熱部分は湿気を吸って熱を出し、心地良い温度が確保されるものであり、その吸湿発熱繊維や布地としては、例えば、東洋紡AP事業部製のモイスケア(登録商標名)や、ユニクロ製のヒートテック(登録商標名)と同質材料などを用いるのが好ましい。
前記接触冷感部分は触った時に冷やっと感じるものである。この素材は繊維中に水分を多く含むことができ、熱伝導率が高いものである。このように肌に触れて涼しく感じる素材としては、例えば、クラレ製の「ソフィスタ」の素材,ユニクロ製・東レ製の「サラフィン/シルキードライ」と同質材料,ダイワボウ製の「クールドライ(登録商標)」を用いた布地などを用いるのが好ましい。
次に本発明の作用について説明する。先ず始めに図1に示すように授乳用ブラジャーを着用すると、左右のカップ部(11)が乳房に当接してその肌の湿気を吸収し、そこに熱が生じるので、その熱によって乳房とその周辺を温めると共に常時気持ちの良い温度で温めることが可能となる。このため、乳腺の血行を促進させ、乳腺の働きを良くさせることによって、母乳の出具合が良くなるのである。また肩紐部(4)によって、肩を温めその肩部の血行が良くなることにより、肩こりが軽減可能なものとなるのである。
又、両脇部(2)を接触冷感部分と成しているので、脇の下のリンパ腺が腫れた際、リンパ腺を冷やし、腫れ具合を緩和させることが出来るものとなるのである。
特に、後部(3)に吸湿発熱繊維によって編み込まれた布地を用いれば、前後から温められて心地良い温かさが得られるため、冬場に着用すれば重宝なブラジャーとなる。一方、後部(3)に吸湿性,吸汗性,放湿性,速乾性を有する布地を用いれば、前後から前以外が冷やされて心地良さが得られるものとなるため、夏場に着用すれば重宝なブラジャーとなる。尚、本願の授乳用ブラジャーを一般女性の通年用ブラジャーとして利用しても良い。又、本発明品は何回も繰返して洗濯が可能であり、洗っても心地良い温かさ或いは心地良い接触冷感がいつまでも得られる。
1 前部
11 カップ部
2 両脇部
3 後部
4 肩紐部

Claims (4)

  1. 乳房に当接する左右のカップ部(11)を有する前部(1)と、該前部(1)からそれぞれ側方へ延伸した両脇部(2)と、その両脇部(2)と接続する後部(3)と、左右の前記カップ部(11)の上方から前記後部(3)に渡って肩に引掛けるための肩紐部(4)と、から成す授乳用ブラジャーであって、少なくとも前記前部(1)と前記肩紐部(4)が吸湿発熱繊維によって布地と成し、且つ、少なくとも前記両脇部(2)が吸湿性と吸汗性及び速乾性を少なくとも有した布地として成したことを特徴とする発熱部分と接触冷感部分を併設した授乳用ブラジャー。
  2. 前記両脇部(2)に、放湿性が更に加えられた布地である請求項1記載の発熱部分と接触冷感部分を併設した授乳用ブラジャー。
  3. 前記前部(1),前記両脇部(2),前記後部(3),前記肩紐部(4)が、弾性を有した布地である請求項1の発熱部分と接触冷感部分を併設した授乳用ブラジャー。
  4. 前記後部(3)が、吸湿発熱繊維によって成された布地或いは吸湿性と吸汗性及び速乾性を少なくとも有した布地と成された請求項1又は3の発熱部分と接触冷感部分を併設した授乳用ブラジャー。
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