JP2014031211A - ボトル設置用器具及びこれを搭載したウォーターサーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】ウォーターサーバーへのボトルの設置作業を容易にすること。
【解決手段】本発明のボトル設置用器具は、飲料水が収容されたボトルの給水口が挿入されることにより当該ボトルから飲料水が流入する流入口が形成されたウォーターサーバーの上面に、複数の支持部材を備える。そして、各支持部材は、ウォーターサーバーの上面に対して立設された状態である第一の状態で、当該支持部材の上部側にてウォーターサーバーの上面から所定の距離だけ離れた上方でボトルを支持するよう設けられていると共に、所定の部材に回転可能に軸支されており、第一の状態から回転して第二の状態となったときに、ボトルの支持状態を解除して当該ボトルがウォーターサーバーの上面に設置されるよう構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ボトル設置用器具にかかり、特に、ウォーターサーバーの上部に飲料水が収容されたボトルを設置する際に用いるボトル設置用器具に関する。また、本発明は、ボトル設置用器具を搭載したウォーターサーバーに関する。
近年、飲料水が収容されたボトルから冷水や温水(熱湯)などの飲料水を供給する給水機であるいわゆるウォーターサーバーが普及している。ウォーターサーバーは、通常、上部に飲料水が収容されたボトルを設置するよう構成されており、その中段や下段、つまり、上部に設置されたボトルよりも下方に、当該ボトルから給水された飲料水を注ぐ冷水用注ぎ口及び温水用注ぎ口が設けられている。そして、各注ぎ口から飲料水を注ぐよう構成されており、ボトル内の飲料水が無くなると、飲料水が収容された新たなボトルをウォーターサーバーの上部に設置することで、継続して利用することができる。
特開2009−12821号公報 実用新案登録第3157488号公報
ところが、ボトルには大容量の飲料水が収容されており、その重量は大きなものとなる。例えば、ボトルに10Lや12Lの飲料水が収容されている場合には、その重量は10kgや12kgとなる。このため、ウォーターサーバーの上部にボトルを設置する作業が困難である、という問題が生じる。これに加え、ボトルをウォーターサーバーの上部に設置する際には、ウォーターサーバーの上面に設けられた流入口に、ボトルの給水口の位置を合わせる必要があるが、重量の大きいボトルの位置合わせを高い位置で行うこととなり、さらに作業が困難となる、という問題が生じる。
ここで、上述した問題を解決すべく、特許文献1,2に記載の技術が開示されている。具体的に、特許文献1では、ウォーターサーバーの上部に設置するボトルの内部に、さらに容量の小さいボトルを設置する、という構成が開示されている。これにより、ボトルの設置作業の負担を軽減する、というものである。また、特許文献2では、ボトルの周囲に段ボールなどの厚紙で形成されたフレームを設け、かかるフレームの側面に作業者が把持可能な手穴を形成した、という構成が開示されている。これにより、作業者が手穴に指を挿入することで、ボトルの設置作業を容易にする、というものである。
しかしながら、上述した特許文献1に開示の構成では、ボトルに収容される飲料水の容量が小さくなり、ボトルの交換作業の頻度が増加し、利便性が損なわれるという問題が生じる。また、上記特許文献2に開示の構成では、作業者がボトルを保持しやすくなるものの、ウォーターサーバーの上部といった高い位置でボトルの給水口の位置合わせを行う必要があり、依然としてボトル設置作業が困難である、という問題がある。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、ウォーターサーバーへのボトルの設置作業が困難であることを改善することができる、ボトル設置用器具及びこれを搭載したウォーターサーバーを提供することにある。
本発明の一形態であるボトル設置用器具は、
飲料水が収容されたボトルの給水口が挿入されることにより当該ボトルから飲料水が流入する流入口が形成されたウォーターサーバーの上面に、複数の支持部材を備え、
前記各支持部材は、ウォーターサーバーの上面に対して立設された状態である第一の状態で、当該支持部材の上部側にてウォーターサーバーの上面から所定の距離だけ離れた上方で前記ボトルを支持するよう設けられていると共に、所定の部材に回転可能に軸支されており、前記第一の状態から回転して第二の状態となったときに、前記ボトルの支持状態を解除して当該ボトルがウォーターサーバーの上面に設置されるよう構成されている、
という構成をとる。
また、上記ボトル設置用器具では、
前記複数の支持部材は、前記流入口の外側の周囲に位置し、ウォーターサーバーの上面から上方に向かって突出して設けられた複数の突出部材にて構成されており、
前記各突出部材は、ウォーターサーバーの上面に軸支され、前記第一の状態から当該突出部材自体がウォーターサーバーの上面に向かって倒れるよう回転して前記第二の状態となる、
という構成をとる。
また、上記ボトル設置用器具では、
前記各突出部材が前記第二の状態から前記第一の状態になるよう、当該各突出部材を回転可動する力を付勢する回転力付勢手段を備えた、
という構成をとる。
また、上記ボトル設置用器具では、
前記各突出部材が前記第一の状態から前記第二の状態になるときにウォーターサーバーの上面に向かって倒れる方向が、前記流入口を中心とした同一の周回方向となるよう、前記各突出部材は軸支されている、
という構成をとる。
また、上記ボトル設置用器具では、
前記第一の状態で、前記各突出部材の上部側にて支持され、内側に少なくとも前記流入口よりも大きい形状の空洞部を有する環状部材を設け、
前記環状部材は、前記各突出部材が前記第一の状態から前記第二の状態に変化することに伴い、ウォーターサーバーの上面側に向かって移動するよう前記各突出部材にて支持されている、
という構成をとる。
上記構成のボトル設置用器具がウォーターサーバーの上面に搭載されていることにより、以下のようにしてウォーターサーバーにボトルを設置することができる。まずボトルを、給水口を下向きにした状態で、各突出部材の上部、つまり、当該各突出部材の上部に設けられた環状部材上に配置する。すると、ウォーターサーバーの上面に形成された流入口の上方に、ボトルの給水口が位置した状態で、各突出部材にてボトルがウォーターサーバーの上方で支持された状態となる。その後、各突出部材を回転させることで、当該各突出部材が倒れ、環状部材がウォーターサーバーの上面に近づくよう移動し、当該各突出部材によるボトルの支持が解除される。すると、ボトルがウォーターサーバーの上面に向かって落下するよう移動し、ボトルの給水口がウォーターサーバーの流入口に挿入された状態で、当該ウォーターサーバーの上面に設置される。このように、ウォーターサーバーの上部に装備されたボトル設置用器具に対してボトルを配置することで、当該ボトルの位置合わせが容易となり、ボトル設置作業が容易となる。
また、上記ボトル設置用器具では、
前記各支持部材は、ウォーターサーバーの上面に設けられた、前記流入口を中心とした前記ボトルの外径を表すボトル外径よりも大きい径の同一円周上に位置して立設する複数の支柱と、当該各支柱に設けられ、当該各支柱から前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置で上部にて前記ボトルを支持可能な各突出部材と、を備えて構成されており、
前記各突出部材は、前記ボトル外径の外側に位置するまで前記各支柱を軸に回転可能なよう当該各支柱に対して軸支されている、
という構成をとる。
上記構成のボトル設置用器具がウォーターサーバーの上面に搭載されていることにより、以下のようにしてウォーターサーバーにボトルを設置することができる。まずボトルを、給水口を下向きにした状態で、各支柱に設けられた各突出部材の上部に配置する。すると、ウォーターサーバーの上面に形成された流入口の上方に、ボトルの給水口が位置した状態で、各突出部材にてボトルがウォーターサーバーの上方で支持された状態となる。その後、各支柱を軸に各突出部材を回転させることで、各突出部材がボトル外径の外側に移動するため、当該各突出部材によるボトルの支持が解除される。すると、ボトルがウォーターサーバーの上面に向かって落下し、ボトルの給水口がウォーターサーバーの流入口に挿入された状態で、当該ウォーターサーバーの上面に設置される。このように、ウォーターサーバーの上部に装備されたボトル設置用器具に対してボトルを配置することで、当該ボトルの位置合わせが容易となり、ボトル設置作業が容易となる。
また、上記ボトル設置用器具では、
前記各突出部材が前記ボトル外径の外側に位置するよう回転した位置から前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置まで、前記各支柱を軸に前記各突出部材を回転可動する力を当該各突出部材に付勢する回転力付勢手段を備えた、
という構成をとる。
これにより、ウォーターサーバーにこれからボトルを設置する状況においては、回転力付勢手段により常に突出部材がボトル外径の内側に向かって突出した状態となる。このため、ボトルをウォーターサーバーに設置可能な状態となり、よりボトル設置作業が容易となる。
また、本発明のボトル設置用器具では、
前記各突出部材が前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置から当該ボトル外径の外側に位置するまでの回転方向が同一の回転方向となるよう、前記各突出部材は前記各支柱に軸支されている、
という構成をとる。
これにより、各突出部材の上部でボトルが支持されている状態で、ボトルを所定方向に回転させることで、すべての突出部材を回転させることができ、当該各突出部材によるボトルの支持が解除される。従って、よりボトル設置作業が容易となる。
また、本発明のボトル設置用器具では、
前記各突出部材は、当該突出部材の突出端に向かうにつれて高さが徐々に低くなるよう傾斜して形成されている、
という構成をとる。
これにより、各突出部材の上部にボトルを配置した際に、当該突出部材の上部の傾斜によりボトルの中心がウォーターサーバーの上面の中心、つまり、ボトルの給水口がウォーターサーバーの流入口の上方に、自動的に位置することとなる。従って、ボトルの位置合わせが容易となり、ボトル設置作業が容易となる。
また、本発明のボトル設置用器具では、
前記突出部材が前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置で係止されるよう前記支柱に対して回転することを規制する状態と当該回転規制状態を解除する状態とを設定可能なストッパを設けた、
という構成をとる。
これにより、ボトルをボトル設置用器具の上部に持ち上げるときには、ストッパで突出部材が回転しないようにしておくことで、ボトルが各突出部材で支持される位置に当該ボトルを容易に配置させることができる。
また、本発明のボトル設置用器具では、
前記突出部材は、前記ボトル外径の中心に向かう方向から前記支柱に対する回転方向とは反対方向に所定の角度だけ回転した方向に突出した状態で、上部にて前記ボトルを支持可能なよう前記支柱に係合している、
という構成をとる。
これにより、ボトルをボトル設置用器具の上部に配置するときに、上記突出部材が突出端側からボトルによって押された場合であっても、当該突出部材が回転することがない。このため、ボトルが各突出部材で支持される位置に当該ボトルを容易に配置させることができる。
また、上記ボトル設置用器具では、
前記支柱の高さは、前記突出部材の上端位置よりも高く形成されている、
という構成をとる。
これにより、ボトルをボトル設置用器具の上部に配置する際に、高く形成された支柱の上端側にボトルを突き当て配置することができ、また、当該支柱の上端側にてボトルの周囲が囲まれた状態となる。このため、ウォーターサーバーに対するボトルの位置合わせを容易に行うことができる。
また、上記ボトル設置用器具では、
前記ボトル外径の外側に、前記ウォーターサーバーの上面よりも高い位置に前記ボトルを載置可能な面を形成する載置台を備えた、
という構成をとる。
これにより、まず載置台にボトルを載置してから、当該ボトルをボトル設置用器具の上部に配置することができる。このため、ボトルの設置作業が容易となる。
また、上記ボトル設置用器具では、
前記支柱及びこれに軸支された前記突出部材からなる前記支持部材を、前記ボトル外径よりも大きい径の同一円周上の3か所に設け、
前記各支持部材を構成する各突出部材が前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置から当該ボトル外径の外側に位置するまでの回転方向が全て同一の回転方向となるよう、前記各突出部材は前記各支柱に軸支されており、
前記支持部材のうちの1つである第1の支持部材を構成する前記突出部材は、前記ボトル外径の中心に向かう方向から前記支柱に対する回転方向とは反対方向に所定の角度だけ回転した方向に突出した状態で、上部にて前記ボトルを支持可能なよう前記支柱に係合しており、
前記支持部材のうち前記第1の支持部材とは異なる少なくとも他の1つの支持部材に、前記突出部材が前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置で係止されるよう前記支柱に対して回転することを規制する状態と当該回転規制状態を解除する状態とを設定可能なストッパを設けた、
という構成をとる。
これにより、3つの支持部材にてボトルを支持することができるため、構成部材の削減してコストの低減を図ることができる。また、上述したように、ボトルをボトル設置用器具の上部に配置するときに、突出部材が回転することがないため、ボトルが各突出部材で支持される位置に当該ボトルを容易に配置させることができる。
また、上記ボトル設置用器具では、
前記各支柱の下端を一体的に連結する連結部材を備え、
前記連結部材は、前記ウォーターサーバーの上面に載置可能であり、内側に少なくとも前記ボトル外径よりも大きい形状の空洞部を有する、
という構成をとる。
これにより、一体的に構成されたボトル設置用器具をウォーターサーバーの上面に載置して使用することができるため、既存のウォーターサーバーやあらゆる種類のウォーターサーバーに使用できる。
なお、上述した構成のボトル設置用器具は、ウォーターサーバーの上面に予め装備されていてもよい。
本発明は、上述した構成をとることにより、ウォーターサーバーに対するボトルの設置作業を容易に行うことができる。
本発明の実施形態1におけるボトル設置用器具を装備するウォーターサーバーの構成を示す図である。 本発明の実施形態1におけるボトル設置用器具を装備するウォーターサーバーの構成を示す図である。 本発明の実施形態1におけるボトル設置用器具を、ウォーターサーバーの上面に装備したときの様子を示す図である。 本発明の実施形態1におけるボトル設置用器具の構成を示す図である。 本発明の実施形態1におけるボトル設置用器具の構成の一部を示す図である。 本発明の実施形態1におけるボトル設置用器具の動作を示す図である。 本発明の実施形態1におけるボトル設置用器具を装備したウォーターサーバーに、ボトルを設置するときの様子を示す図である。 本発明の実施形態1におけるボトル設置用器具を装備したウォーターサーバーに、ボトルを設置するときの様子を示す図である。 本発明の実施形態1におけるボトル設置用器具を装備したウォーターサーバーに、ボトルを設置するときの様子を示す図である。 本発明の実施形態1におけるボトル設置用器具を装備したウォーターサーバーに、ボトルを設置するときの様子を示す図である。 本発明の実施形態2におけるボトル設置用器具を装備するウォーターサーバーの構成を示す図である。 本発明の実施形態2におけるボトル設置用器具の構成を示す図である。 本発明の実施形態2におけるボトル設置用器具の構成の一部を示す図である。 本発明の実施形態2におけるボトル設置用器具の動作を示す図である。 本発明の実施形態2におけるボトル設置用器具を装備したウォーターサーバーに、ボトルを設置するときの様子を示す図である。 本発明の実施形態2におけるボトル設置用器具を装備したウォーターサーバーに、ボトルを設置するときの様子を示す図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1乃至図10を参照して説明する。図1乃至図2は、ウォーターサーバーの構成を示す図である。図3は、ウォーターサーバーにボトル設置用器具を装備したときの様子を示す図である。図4乃至図6は、ボトル設置用器具の構成を示す図であり、図7乃至図10は、ボトル設置用器具を装備したウォーターサーバーにボトルを設置するときの様子を示す図である。
まず、ウォーターサーバー1は、図1(A),(B)に示すように、上部に飲料水が収容されたボトル2を設置するよう構成されている。このとき、図2(B)に示すように、ウォーターサーバー1の上面11には、ボトル2から飲料水が流入される流入口10が形成されている。そして、図2(A)に示すように、ボトル2の中心には、突出した給水口20が形成されている。このような構成において、ウォーターサーバー1の流入口10に、ボトル2の給水口20の位置を合わせて挿入することで、ウォーターサーバー1にボトル2を設置する。
また、ウォーターサーバー1には、その中段、つまり、上部に設置されたボトル2よりも下方に、当該ボトル2から給水された飲料水を注ぐ冷水用及び温水用の注ぎ口12が設けられている。この注ぎ口12に設けられたレバー等を操作することで、ボトル2から給水された飲料水を注ぐことができる。
そして、本実施形態におけるボトル設置用器具3は、図3(A),(B)に示すように、上述した上部にボトル2を設置するタイプのウォーターサーバー1の上面10に載置して、ボトル2を設置する際の補助器具として使用するものである。なお、図3(A)は、ウォーターサーバー1を正面から見た図であり、図3(B)は、図3(A)を側方から見た図である。以下、ボトル設置用器具3について説明する。
なお、以下では、ウォーターサーバー1の上面に着脱自在に設置可能なボトル設置用器具3の構成を説明するが、本発明のボトル設置用器具3は、ウォーターサーバー1の上面11に固定的に装備されてもよい。また、本発明のボトル設置用器具3が搭載されるウォーターサーバー1の構成は、以下で説明するように、中段に注ぎ口12が設けられている構成であることに限定されず、注ぎ口12が設けられている位置はいかなる場所であってもよい。
本実施形態におけるボトル設置用器具3は、図4に示すように、ウォーターサーバー1の上面11に載置される平板状の基台30と、この基台30上に立設する支柱51を備えた3つの支持ユニット(支持部材)41,42,43と、を備えて構成されている。以下、各構成について詳述する。
上記平板状の基台30(連結部材)は、所定の厚みを有する平板状部材であって、外形が略正方形に形成されている。そして、基台30は、内側に空洞部31が形成されており、この空洞部31は、ボトル2の外形よりも大きい形状に形成されている。ここで、図4の符号C1に示す2点鎖線は、基台30をウォーターサーバー1の上面11に載置した際に当該ウォーターサーバー1の流入口10を中心としたボトル2の外径を示しており、このボトル外径C1よりも大きい形状に空洞部31が形成されている。このように、基台30は、内側が空洞に形成された枠体にて形成されている。なお、上記基台30は、平板状であることや、外径が略正方形であることに限定されず、ウォーターサーバー1の上面11に載置可能な形状であればよい。
上記基台30の上面には、図4に示すように、3箇所に、ボトル2を設置する際に当該ボトル2を支持する支持ユニット41,42,43が設けられている。つまり、基台30は、3つの支持ユニット41,42,43を一体的に連結している。このとき、各支持ユニット41,42,43は、ほぼ等間隔、例えば、約120度の間隔で設けられているが、各支持ユニット41,42,43は、上記間隔で設けられていることに限定されない。
ここで、上記各支持ユニット41,42,43の構成について、図4乃至図6を参照してさらに詳述する。なお、各支持ユニット41,42,43は、それぞれほぼ同一の構成をとっているため、以下では、主にその1つの構成について説明する。なお、図5(A)は、符号41に示す支持ユニットを側方から見た図であり、図5(B)は、符号43に示す支持ユニットを側方から見た図である。図6は、支持ユニット41,42,43の動作例を示す図である。
図4及び図5(A)に示すように、支持ユニット41は、基台30の上面に立設した支柱51と、この支柱51にヒンジ53を介して一方向に回転自在に係合された平板状の突出部材52と、を備えて構成されている。
上記支柱51は、所定の厚みの平板部材が略直角に曲折された、所定の長さを有する部材にて形成されており、下端が基台30に固定されている。このとき、3つの支持ユニット41,42,43を構成する各支柱51は、基台30をウォーターサーバー1の上面11に載置した際に当該ウォーターサーバー1の流入口10を中心とした図4の符号C2に示す同一円周上に位置して設けられている。なお、符号C2に示す円周は、上述したボトル外径C1よりも大きい径である。つまり、各支持ユニット41,42,43を構成する各支柱51は、ボトル外径C1よりも外側に配置されている。
上記突出部材52は、略四角形の平板状であり、当該突出部材52の幅方向が、上記支柱51の高さ方向に位置するよう、つまり、基台30に対して垂直の向きとなるよう、支柱51に対して係合される。このとき、突出部材52は、支柱51側の辺が当該支柱51に対してヒンジ53で係合される。これにより、突出部材52は、ヒンジ53を介して、支柱51を軸として回転可能なよう軸支された状態となる。
そして、図4の符号41に示す支持ユニットのように、突出部材52は、支柱51とは反対側に位置する端部である突出端が、ボトル外径C1の内側に向かうよう、支柱51に対して係合される。具体的には、突出部材52の突出端が、基台30をウォーターサーバー1の上面11に載置した際に当該ウォーターサーバー1の流入口10の位置に相当するボトル外径C1の中心に向かうよう、支柱51に対して係合される。そして、突出部材52は、支柱51側において、当該突出部材52の辺の端面と、支柱51の面とが当接した状態で、ヒンジ53にて連結される。これにより、符号41に示す支持ユニットでは、突出部材52は、反時計回りの方向には回転せず、図6の符号41に示すように、時計回りの方向にのみ回転可能となる。同様に、他の支持ユニット42,43においても、突出部材52は、反時計回りの方向には回転せず、時計回りの方向にのみ回転可能なようヒンジ53を介して支柱51に係合されている。
さらに、上記ヒンジ53には、回転力を付勢するバネが組み込まれており、ヒンジ5は、突出部材52に対して支柱51を軸とした回転力を付勢する回転力付勢手段として機能する。具体的に、ヒンジ53は、図6に示すよう突出部材52がボトル外径C1の外側に位置する状態である第二の状態から、図4に示すよう突出部材52の突出端がボトル外径C1の内側に向かう位置である第一の状態に復帰するように、突出部材52に対して回転力を付勢する。同様に、他の支持ユニット42,43においても、ヒンジ53は、突出部材52がボトル外径C1の外側に位置する状態から、突出部材52の突出端がボトル外径C1の内側に向かう位置に復帰するように、突出部材52に対して回転力を付勢する。
上記構成にすることにより、通常は、図4に示すように、ヒンジ53に組み込まれたバネによって、全ての支持ユニット41,42,43の突出部材52が、ボトル外径C1の内側に向かって突出した状態となる。
そして、上記突出部材52は、突出端がボトル外径C1の内側に向かう位置にある第一の状態において、その上部にて、ウォーターサーバー1の上面11から所定の距離だけ離れた上方でボトル2を支持可能である。このとき、突出部材52の上部の高さは、突出端に向かうにつれて徐々に低くなるよう形成されている。つまり、突出部材52の上部の辺は、突出端に向かうにつれて高さが低くなるよう傾斜して形成されている。
なお、突出部材52の支柱51側の高さは、支当該柱51の高さよりも低く形成されている。つまり、図5(A)に示すように、支柱51の上端51aは、係合している突出部材52の上端位置よりも高く形成されている。
ここで、上述した支持ユニット41,42,43のうち、1つである符号41に示す支持ユニットは、ウォーターサーバー1の背面側の中央に配置されるものである。そして、この支持ユニット41を構成する突出部材52が、ウォーターサーバー1の流入口10の位置に相当するボトル外径C1の中心に向かう方向に対してわずかにずれた方向に向くよう、支持ユニット41自体が所定の角度だけ回転して装備されている。具体的に、支持ユニット41の突出部材52は、図4に示すように、ボトル外径C1の中心に向かう方向から、軸支されている支柱51に対する回転方向とは反対方向(反時計回り方向)に、例えば2度というように、わずかな角度だけ回転した方向に突出した状態で、支柱51に係合している。このとき、支持ユニット41の突出部材52は、図6に示すように、時計回りに回転することは可能であるが、ヒンジ53により付勢される回転力によって上述したボトル外径C1の中心に向かう方向に対してずれた方向を向いた図4の状態となり、かかる位置からさらに反時計回りに回転することはない。
また、上述した支持ユニット41,42,43のうち、1つである符号43に示す支持ユニットには、当該支持ユニット43を構成する突出部材52がヒンジ53を介して回転可能な方向(時計回り方向)への回転を係止するストッパ54が設けられている。具体的に、ストッパ54は、図5(B)に示すように、基台30上に回転可能に軸支されて構成されている。そして、突出部材52がボトル外径C1の内側に向かって突出している状態で、ストッパ54が突出部材52の下端付近の側方に位置する状態(図5(B)の実線で示す状態)に設定されると、当該突出部材52が回転できない回転規制状態となる。そして、かかる状態からストッパ54を回転して、当該ストッパ54が突出部材52の側方に位置しない状態(図5(B)の二点鎖線で示す状態)に設定されると、回転規制状態が解除され、突出部材52が支柱51を中心として、図6に示すように回転可能となる。
また、ウォーターサーバー1の正面側の中央の位置、つまり、上述した符号41に示す支持ユニットとは反対側の位置における基台30上には、所定の高さの載置台32が設けられている。具体的に、載置台32は、基台30上において、ボトル外径C1の外側であり、支持ユニット42,43の間に位置して設けられている。そして、載置台32の上面は、もちろんウォーターサーバー1の上面11よりも高く位置し、支持ユニット41,42,43を構成する支柱51の高さよりも低く位置している。この載置台32の上面は、平面に形成されており、後述するようにボトル2を一時的に載置可能である。
次に、上述した構成のボトル設置用器具3が上面11に装備されたウォーターサーバー1に対して、ボトル2を設置するときの様子を、主に図7乃至図10を参照して説明する。なお、図7,図8(A),(B),図9(B),図10(B)は、図3(A)に示すウォーターサーバー1を側方から見た図である。
まず、ボトル2を設置する前の状態では、ヒンジ2に組み込まれたバネの力により、各支持ユニット41,42,43を構成する突出部材52が、図4に示すように、ボトル外径C1の内側に向かって突出した状態である第一の状態となっている。このとき、ウォーターサーバー1の前面側に位置する2つの支持ユニット42,43の各突出部材52は、ウォーターサーバー1の上面11に設けられた流入口10の位置に相当するボトル外径C1の中心に向かって突出した状態となっているが、ウォーターサーバー1の背面側に位置する支持ユニット41の突出部材52だけは、ボトル外径C1の中心方向に対してわずかにずれた方向に向かって突出した状態となっている。
また、ボトル2を設置する前の状態では、図4に示す符号43の支持ユニットに設けられたストッパ54が、作業者にて、図5(B)の実線にて示すよう突出部材52の側方に位置する状態に設定される。これにより、支持ユニット43を構成する突出部材52の回転が規制された状態になっている。
上述した状態で、まず、図7に示すように、ボトル2を横向きにして、当該ボトル2の一部を載置台32上に載置する。つまり、作業者は、まずボトル2の給水口20側をウォーターサーバー1の上面11の上方に位置するようボトル2を横向きにして持ち上げて、一旦、載置台32に載置する。そして、作業者は、図7に示す状態から、図8(A)に示すように、ボトル2の給水口20側が下方を向くよう、ボトル2を回転させる。すると、図8(B)に示すように、ボトル2の給水口20側が下方を向いた状態となると共に、各支持ユニット41,42,43を構成する各突出部材52の上部にボトル2が位置することとなる。このとき、ボトル2の周囲が、支柱51の上端51aに当接することで、当該支柱51にてボトル2自体が各支柱51の内側に収まるよう案内される。
すると、図9(A),(B)に示すように、ボトル2がウォーターサーバー1の上面11の上方に位置した状態で、ボトル2の給水口20側の周囲が、各支持ユニット41,42,43を構成する各突出部材52の上部にて支持される。このとき、各突出部材52の上部は、ウォーターサーバー1の上面11の中心に向かって傾斜しているため、ボトル2の給水口20の位置が、ウォーターサーバー1の上面11に設けられた流入口10の上方に位置した状態となる。
なお、上述した図8(A)に示す状態からボトル2を回転させて、図8(B)及び図9(A),(B)のようにボトル2を突出部材52の上面にて支持する状態へと移行するときには、ボトル2が接触することによって各突出部材52に回転力が付勢されうる。ところが、各支持ユニット41,42,43を構成する各突出部材52は、回転することがない。具体的に、まず図4の符号42に示す支持ユニットの突出部材52は、ヒンジ53による回転可能な方向とは反対回りに力が働くため、回転しない。また、図4の符号43に示す支持ユニットの突出部材52は、ストッパ54により回転しない。さらに、図4の符号41に示す支持ユニットの突出部材52は、上述したようにボトル外径C1の中心よりもずれた方向に突出しているため、ボトル2を載置した際にヒンジ53にて回転可能な方向に力が働かず、回転しない。
その後、図9(A),(B)の状態で、作業者は、図4の符号42に示す支持ユニットのストッパ54を解除し、当該支持ユニットを構成する突出部材52が回転可能な状態とする。そして、作業者は、各突出部材52の上部に載置された状態のボトル2を、反時計回りに回転させることで、各支持ユニット41,42,43を構成する各突出部材52がヒンジ53を介して支柱51を軸に時計回りに回転する。その後、全ての突出部材52が、図6に示すように、ボトル外径C1の外側に位置する第二の状態まで回転すると、突出部材52によるボトル2の支持状態が解除され、図10(A),(B)に示すように、ボトル2が基台30の空洞部31を通ってウォーターサーバー1の上面11に落下する。このとき、ボトル2の給水口20の位置は、ウォーターサーバー1の流入口10の上方に位置合わせされた状態であるため、ボトル2の給水口20が自動的にウォーターサーバー1の流入口10に挿入される。
以上のように、本実施形態におけるボトル設置用器具3を用いることで、ウォーターサーバー1の上部へのボトルの設置作業が容易となる。
ここで、上述した基台30は必ずしも必要はなく、各支持ユニット41,42,43が直接ウォーターサーバー1の上面11に、固定あるいは着脱可能に装備されていてもよい。また、装備される支持ユニット41,42,43は、3つであることに限定されず、それ以上の数の支持ユニットが設けられてもよい。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を、図11乃至図16を参照して説明する。図11は、ウォーターサーバーにボトル設置用器具を装備したときの様子を示す図である。図12乃至図14は、ボトル設置用器具の構成を示す図であり、図15乃至図16は、ボトル設置用器具を装備したウォーターサーバーにボトルを設置するときの様子を示す図である。
まず、本実施形態におけるウォーターサーバー1は、実施形態1で図1等を参照して説明したものと同様に、上面11に飲料水が収容されたボトル2を設置するよう構成されている。そして、本実施形態におけるボトル設置用器具100は、図11(A),(B)に示すように、ウォーターサーバー1の上面11に搭載するものである。なお、以下では、本発明のボトル設置用器具100の一例として、ウォーターサーバー1の上面11に直接、固定的に装備する構成を説明する。但し、本発明のボトル設置用器具100は、ウォーターサーバー1の上面11に載置される実施形態1で説明したような基台30上に装備されていてもよく、この場合には、ウォーターサーバー1の上面11に対して着脱自在に設置可能である。
本実施形態におけるボトル設置用器具100は、図11,12,13に示すように、ウォーターサーバー1の上面11に設けられた、3つの突出部材(支持部材)111,112,113を備えて構成されている。突出部材111,112,113は、ウォーターサーバー1を上方から見た図12に示すように、当該ウォーターサーバー1の上面11の3箇所に設けられている。このとき、突出部材111,112,113は、ほぼ等間隔、例えば、約120度の間隔で設けられているが、上記間隔で設けられていることに限定されない。
ここで、上記突出部材111,112,113の構成について、図12乃至図14を参照してさらに詳述するが、各突出部材111,112,113はそれぞれほぼ同一の構成をとっているため、以下では、主にその1つの構成について説明する。なお、図13(A)は、符号111に示す突出部材を側方から見た図であり、図13(B)は、図13(A)を左方向から見た図である。図14は、突出部材111,112,113の動作例を示す図である。
図12及び図13(A)に示すように、突出部材111は略四角形の平板状部材であり、ウォーターサーバー1の上面11に垂直となるよう、立設した状態で設けられている。つまり、突出部材111は、ウォーターサーバー1の上面11から上方に向かって突出するよう設けられている。さらに、突出部材111は、その板面方向が、ウォーターサーバー1の流入口10を中心とした円の半径方向を向いて設けられている。このため、3つの突出部材111は、ウォーターサーバー1の流入口10よりも外側に位置し、当該流入口10を中心とした所定の径の同一円周状に、放射状に設けられている。
そして、図13(A),(B)に示すように、突出部材111は、下端がウォーターサーバー1の上面11に対して、ヒンジ121を介して、回転可能なよう軸支されている。これにより、突出部材111は、図12及び図13に示すようにウォーターサーバー1の上面11に立設した状態である第一の状態から、上面11に向かって倒れるよう回転し、図14に示すように、上面11に対して突出部材111の板面が対向した状態である第二の状態となるよう可動する。このとき、突出部材111は、図14に示すように、ウォーターサーバー1の流入口10を中心とした円周上において、反時計回り方向に回転して倒れるように、ヒンジ121にて連結されている。また、他の突出部材112,113も同様に、ウォーターサーバー1の流入口10を中心とした円周上において、反時計回り方向に回転して倒れるように、ヒンジ122,123にて連結されている。但し、各突出部材111,112,113が回転する方向は、すべてが時計回り方向でもよく、あるいは、すべてが同一の周回方向に回転しなくてもよい。
さらに、上記ヒンジ121には、回転力を付勢するバネが組み込まれており、これにより、ヒンジ121は、突出部材111に対して、ウォーターサーバー1の上面11に向かって倒れた第二の状態から、上面11に立設した第一の状態になるよう回転力を付勢する回転力付勢手段として機能する。このため、突出部材111には、ウォーターサーバー1の上面11に立設した第一の状態から当該上面11に向かって倒れるときに、抵抗力が働くこととなる。
また、突出部材111の下端には、上記ヒンジ121が設けられた面とは反対側の面に、突出部材111がヒンジ121による回転方向とは反対方向に回転することを規制するストッパ131が設けられている。これにより、すべての突出部材111,112,113は、時計回りの方向には回転せず、反時計回りの方向にのみ倒れるよう回転可能にヒンジ121,122,123を介してウォーターサーバー1の上面11に係合されている。但し、ストッパ131は必ずしも設けられていなくてもよい。
また、突出部材111の上端側は、ウォーターサーバー1の流入口10側(内側)に向かうにつれて、その上部の高さが徐々に低くなるよう形成されている。つまり、突出部材111の上部の辺には、ウォーターサーバー1の上面11の内側に向かうにつれて高さが低くなるよう傾斜した傾斜部111aが形成されている。
さらに、突出部材111の最上端付近、つまり、上記傾斜部111aの最上端付近には、図13(A)に示すように、ウォーターサーバー1の上面11の外側方向に向かって凹む溝111bが形成されている。この溝111bには、突出部材111がウォーターサーバー1の上面11に対して立設した状態である第一の状態で、円環状のボトル支持部材140(環状部材)の外周部分が挿入されて位置する。これにより、ボトル支持部材140は、第一の状態であるすべての突出部材111,112,113の最上端付近に形成された各溝に挿入されて支持されるため、ウォーターサーバー1の上面11から所定の距離だけ上方に離れた位置で支持された状態となる。なお、ボトル支持部材140は、その内側に、少なくともウォーターサーバー1の流入口10の形状よりも大きい切除部が形成されている。
また、ボトル支持部材140は、すべての突出部材111,112,113が第一の状態から第二の状態に変化することに伴い、各突出部材111,112,113との当接箇所が、傾斜部111aの下方側に徐々に移動する。これにより、ボトル支持部材140は、突出部材111,112,113が第一の状態から第二の状態に変化するにつれて、ウォーターサーバー1の上面11側に向かって徐々に移動し、当該上面11に対する距離が徐々に短くなる。そして、突出部材111,112,113が完全に倒れて第二の状態となると、ボトル支持部材140はウォーターサーバー1の上面11に対して接触あるいは近接した状態となる。
また、ウォーターサーバー1の上面11には、当該ウォーターサーバー1の正面側の中央の位置、つまり、上述した符号111に示す突出部材とは反対側の位置に、所定の高さの載置台150が設けられている。なお、載置台150の構成や機能は、実施形態1で説明したものと同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、上述した構成のボトル設置用器具100が上面11に装備されたウォーターサーバー1に対して、ボトル2を設置するときの様子を、主に図15及び図16を参照して説明する。
まず、ボトル2を設置する前の状態では、ヒンジ121,122,123に組み込まれたバネの力により、各突出部材111,112,113が、図11及び図12に示すように、ウォーターサーバー1の上面11に立設された状態である第一の状態となっている。かかる状態で、作業者は、実施形態1で説明したように、ボトル2を横向きにして、当該ボトル2の一部を載置台150上に載置する。その後、作業者は、ボトル2の給水口20側が下方を向くよう、ボトル2を回転させる。すると、図15(A),(B)に示すように、ボトル2の給水口20側が下方を向いた状態となると共に、各突出部材111,112,113の上部にボトル2が位置することとなる。これにより、ボトル2が、ウォーターサーバー1の上面11の上方に位置した状態で、各突出部材111,112,113の上部にてボトル支持部材140を介して支持される。
その後、ボトル支持部材140にて支持された状態のボトル2を、反時計回りに回転させることで、各突出部材111,112,113がヒンジ121,122,123を介して、ウォーターサーバー1の上面11に向かって倒れるよう回転する。このとき、各ヒンジ121,122,123のバネにより、各突出部材111,112,113が倒れる方向に回転することに対して抵抗力が付勢されるため、当該各突出部材111,112,113は徐々に倒れることとなる。これと共に、ボトル支持部材140はウォーターサーバー1の上面11に近づくよう徐々に移動するため、ボトル2もウォーターサーバー1の上面11に徐々に落下する。
そして、全ての突出部材111,112,113が、図14に示すように、ウォーターサーバー1の上面11に接触あるいは近接するまで回転して第二の状態となると、図16(A),(B)に示すように、各突出部材111,112,113によるボトル2の支持状態が解除され、ウォーターサーバー1の上面11に落下する。このとき、ボトル2の給水口20の位置は、ウォーターサーバー1の流入口10の上方に位置合わせされた状態であるため、ボトル2の給水口20が自動的にウォーターサーバー1の流入口10に挿入される。
以上のように、本実施形態におけるボトル設置用器具100を用いることで、ウォーターサーバー1の上部へのボトルの設置作業が容易となる。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1 ウォーターサーバー
10 流入口
11 ウォーターサーバーの上面
2 ボトル
20 給水口
3 ボトル設置用器具
31 空洞部
32 載置台
41,42,43 支持ユニット
51 支柱
52 突出部材
53 ヒンジ
54 ストッパ
100 ボトル設置用器具
111,112,113 突出部材
121,122,123 ヒンジ
131 ストッパ
140 ボトル支持部材
150 載置台

Claims (16)

  1. 飲料水が収容されたボトルの給水口が挿入されることにより当該ボトルから飲料水が流入する流入口が形成されたウォーターサーバーの上面に、複数の支持部材を備え、
    前記各支持部材は、ウォーターサーバーの上面に対して立設された状態である第一の状態で、当該支持部材の上部側にてウォーターサーバーの上面から所定の距離だけ離れた上方で前記ボトルを支持するよう設けられていると共に、所定の部材に回転可能に軸支されており、前記第一の状態から回転して第二の状態となったときに、前記ボトルの支持状態を解除して当該ボトルがウォーターサーバーの上面に設置されるよう構成されている、
    ボトル設置用器具。
  2. 請求項1に記載のボトル設置用器具であって、
    前記複数の支持部材は、前記流入口の外側の周囲に位置し、ウォーターサーバーの上面から上方に向かって突出して設けられた複数の突出部材にて構成されており、
    前記各突出部材は、ウォーターサーバーの上面に軸支され、前記第一の状態から当該突出部材自体がウォーターサーバーの上面に向かって倒れるよう回転して前記第二の状態となる、
    ボトル設置用器具。
  3. 請求項2に記載のボトル設置用器具であって、
    前記各突出部材が前記第二の状態から前記第一の状態になるよう、当該各突出部材を回転可動する力を付勢する回転力付勢手段を備えた、
    ボトル設置用器具。
  4. 請求項2又は3に記載のボトル設置用器具であって、
    前記各突出部材が前記第一の状態から前記第二の状態になるときにウォーターサーバーの上面に向かって倒れる方向が、前記流入口を中心とした同一の周回方向となるよう、前記各突出部材は軸支されている、
    ボトル設置用器具。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載のボトル設置用器具であって、
    前記第一の状態で、前記各突出部材の上部側にて支持され、内側に少なくとも前記流入口よりも大きい形状の空洞部を有する環状部材を設け、
    前記環状部材は、前記各突出部材が前記第一の状態から前記第二の状態に変化することに伴い、ウォーターサーバーの上面側に向かって移動するよう前記各突出部材にて支持されている、
    ボトル設置用器具。
  6. 請求項1に記載のボトル設置用器具であって、
    前記各支持部材は、ウォーターサーバーの上面に設けられた、前記流入口を中心とした前記ボトルの外径を表すボトル外径よりも大きい径の同一円周上に位置して立設する複数の支柱と、当該各支柱に設けられ、当該各支柱から前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置で上部にて前記ボトルを支持可能な各突出部材と、を備えて構成されており、
    前記各突出部材は、前記ボトル外径の外側に位置するまで前記各支柱を軸に回転可能なよう当該各支柱に対して軸支されている、
    ボトル設置用器具。
  7. 請求項6に記載のボトル設置用器具であって、
    前記各突出部材が前記ボトル外径の外側に位置するよう回転した位置から前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置まで、前記各支柱を軸に前記各突出部材を回転可動する力を当該各突出部材に付勢する回転力付勢手段を備えた、
    ボトル設置用器具。
  8. 請求項6又は7に記載のボトル設置用器具であって、
    前記各突出部材が前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置から当該ボトル外径の外側に位置するまでの回転方向が同一の回転方向となるよう、前記各突出部材は前記各支柱に軸支されている、
    ボトル設置用器具。
  9. 請求項6乃至8のいずれかに記載のボトル設置用器具であって、
    前記各突出部材は、当該突出部材の突出端に向かうにつれて高さが徐々に低くなるよう傾斜して形成されている、
    ボトル設置用器具。
  10. 請求項6乃至9のいずれかに記載のボトル設置用器具であって、
    前記突出部材が前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置で係止されるよう前記支柱に対して回転することを規制する状態と当該回転規制状態を解除する状態とを設定可能なストッパを設けた、
    ボトル設置用器具。
  11. 請求項6乃至10のいずれかに記載のボトル設置用器具であって、
    前記突出部材は、前記ボトル外径の中心に向かう方向から前記支柱に対する回転方向とは反対方向に所定の角度だけ回転した方向に突出した状態で、上部にて前記ボトルを支持可能なよう前記支柱に係合している、
    ボトル設置用器具。
  12. 請求項6乃至11のいずれかに記載のボトル設置用器具であって、
    前記支柱の高さは、前記突出部材の上端位置よりも高く形成されている、
    ボトル設置用器具。
  13. 請求項6乃至12のいずれかに記載のボトル設置用器具であって、
    前記支柱及びこれに軸支された前記突出部材からなる前記支持部材を、前記ボトル外径よりも大きい径の同一円周上の3か所に設け、
    前記各支持部材を構成する各突出部材が前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置から当該ボトル外径の外側に位置するまでの回転方向が全て同一の回転方向となるよう、前記各突出部材は前記各支柱に軸支されており、
    前記支持部材のうちの1つである第1の支持部材を構成する前記突出部材は、前記ボトル外径の中心に向かう方向から前記支柱に対する回転方向とは反対方向に所定の角度だけ回転した方向に突出した状態で、上部にて前記ボトルを支持可能なよう前記支柱に係合しており、
    前記支持部材のうち前記第1の支持部材とは異なる少なくとも他の1つの支持部材に、前記突出部材が前記ボトル外径の内側に向かって突出した位置で係止されるよう前記支柱に対して回転することを規制する状態と当該回転規制状態を解除する状態とを設定可能なストッパを設けた、
    ボトル設置用器具。
  14. 請求項6乃至13のいずれかに記載のボトル設置用器具であって、
    前記各支柱の下端を一体的に連結する連結部材を備え、
    前記連結部材は、前記ウォーターサーバーの上面に載置可能であり、内側に少なくとも前記ボトル外径よりも大きい形状の空洞部を有する、
    ボトル設置用器具。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載のボトル設置用器具であって、
    ウォーターサーバーの上面よりも高い位置に前記ボトルを載置可能な面を形成する載置台を、ウォーターサーバーの上面に備えた、
    ボトル設置用器具。
  16. 飲料水が収容されたボトルの給水口が挿入されることにより当該ボトルから飲料水が流入する流入口が上面に形成されたウォーターサーバーであって、
    前記ウォーターサーバーの上面に、請求項1乃至15のいずれかに記載の前記ボトル設置用器具を装備した、
    ウォーターサーバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019005335A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 旭化成株式会社 殺菌具、供給装置、及び殺菌方法

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