JP2014030433A - 漁撈建造物及び漁撈構造物 - Google Patents
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Abstract
定置網漁業等で船団を構成しない漁法で、浮体ブイから基地へ魚群探知情報を無線で交信し定置網の魚入口に入った魚を無線信号で捕獲する無線式魚群探知捕獲システム(特公H04-73678)が提案されているが、魚が入ることができる魚入口が限られるという欠点がある。
【解決手段】
湖上又は海上或いは洋上の浮体構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された下方向以外の全方向から魚群或るいは魚が入ることが可能な敷網と、前記浮体構造物は下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有すると共に少なくとも側面が全包囲された投網を湖上又は海上或いは洋上に保持すると共に一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると海底或いは海中の一定の深さに敷設された前記敷網に向けて前記投網を湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで前記浮体構造物から湖中又は海中に投棄して下方向以外の全方向から魚群或るいは魚が入りうる前記敷網及び少なくとも側面が全包囲された前記投網により生簀状態にする浮体漁法及び浮体建造物或いは湖上又は海上或いは洋上の浮体構造物と、前記浮体構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記浮体構造物から投棄されると共に下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも側面が全包囲された投網とを具備する浮体生簀及び浮体建造物に関する。
【選択図】なし
Description
なお漁撈生簀とは漁撈のための生簀を意味し、海上漁撈建造物とは領域内の海上の漁撈建造物、洋上漁撈建造物とは公海上の漁撈建造物を意味する。
一方漁撈漁業では、まき網漁業等では大がかりな船団を構成し、魚群探知情報によりまき網を投下して魚群を捕獲していた。定置網漁業等では、船団を構成しない漁法で、浮体ブイから基地へ魚群探知情報を無線で交信し定置網の魚入口に入った魚を無線信号で捕獲する無線式魚群探知捕獲システム(特公H04-73678)が提案されている。
また、遠隔操作により魚を監視する漁業監視用システム(特開H11-298884)、漁船に設けられた海中網カゴの入り口から入る魚を捕獲する漁獲用海中網カゴ装置(特開2005−73637)も提案されている。
すなわち湖上又は海上或いは洋上の例えば浮体の自然エネルギー発電設備を具備する漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された下方向以外の全方向から魚群或いは魚が入ることが可能な敷網と、前記漁撈構造物は下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有すると共に少なくとも側面が全包囲された投網を湖上又は海上或いは洋上に保持すると共に一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると海底或いは海中の一定の深さに敷設された前記敷網に向けて前記投網を湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで前記漁撈構造物から湖中又は海中に投下して下方向以外の全方向から魚群或いは魚が入りうる前記敷網及び少なくとも側面が全包囲された前記投網により生簀状態にする漁撈建造物に関する。
請求項1記載の漁撈建造物は、湖上又は海上或いは洋上の漁撈構造物と、前記漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記漁撈構造物から湖中又は海中に投下可能に保持され下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも全側面が包囲された投網を具備し、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする。
請求項1記載の漁撈建造物によれば、漁業に障害を与えることなく湖上又は海上或いは洋上の自然エネルギー発電が可能となる。
請求項2記載の漁撈建造物は、湖上又は海上或いは洋上の自然エネルギー発電設備を具備する漁撈構造物と、前記漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記漁撈構造物から湖中又は海中に投下可能に保持され下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも全側面が包囲された投網を具備し、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする。
請求項2記載の漁撈建造物によれば、漁業に障害を与えることなく湖上又は海上或いは洋上の自然エネルギー発電が可能となる。
請求項3記載の漁撈建造物は、湖上又は海上或いは洋上の風力発電設備を具備する漁撈構造物と、前記漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記漁撈構造物から湖中又は海中に投下可能に保持され下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも全側面が包囲された投網を具備し、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする。
請求項3記載の漁撈建造物によれば、漁業に障害を与えることなく湖上又は海上或いは洋上の風力発電が可能となる。
請求項4記載の漁撈建造物は、湖上又は海上或いは洋上の少なくとも3個以上の複数個の自然エネルギー発電設備を具備する漁撈構造物と、前記複数個の漁撈構造物で構成される多角形の外周から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記複数個の漁撈構造物に配置され前記複数個の漁撈構造物で構成される多角形の内周から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで投下可能に前記複数個の漁撈構造物に保持される下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも側面が全包囲された投網を具備し、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする。
請求項4記載の漁撈建造物によれば、漁業に障害を与えることなく湖上又は海上或いは洋上の複数個の漁撈構造物で自然エネルギー発電が可能となる。
請求項5記載の漁撈建造物は、湖上又は海上或いは洋上の環状漁撈構造物と、前記環状漁撈構造物の外周から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記環状漁撈構造物の湖上内周又は海上内周或いは洋上内周から湖中又は海中に投下可能に前記環状漁撈構造物に保持される下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも側面が全包囲された投網と、前記環状漁撈構造物の内周の湖中内部又は海中内部の魚群或いは魚を探知或いは監視する魚群探知機或いは魚監視カメラと、前記魚群探知機或いは前記魚監視カメラが一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると前記環状漁撈構造物に保持された前記投網を前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする請求項1、請求項2或いは請求項3記載の漁撈建造物である。
請求項6記載の漁撈建造物は、少なくとも3個以上の複数個の漁撈構造物と、前記複数個の漁撈構造物で構成される多角形の外周から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記複数個の漁撈構造物に配置され前記複数個の漁撈構造物で構成さる多角形の内周から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで投下可能に前記複数個の漁撈構造物に保持される下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも側面が全包囲された投網と、前記複数個の漁撈構造物の多角形の内周の湖中内部又は海中内部の魚群或いは魚を探知或いは監視する魚群探知機或いは魚監視カメラと、前記魚群探知機或いは前記魚監視カメラが一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると前記漁撈構造物に保持された前記投網を前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする請求項4記載の漁撈建造物である。
請求項7記載の漁撈建造物は、湖上又は海上或いは洋上の漁撈構造物と、前記漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された枠体で囲まれた主底面網と前記枠体周辺の周辺部網を有する敷網と、湖中又は海中に投下可能に前記漁撈構造物に保持されると共に下端部に前記敷網の枠体で囲まれた前記主底面網とほぼ同じ或いは少し大きな面積の開口部を有し少なくとも側面が全包囲された投網と、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5或いは請求項6記載の漁撈建造物である
請求項8記載の漁撈建造物は、前記枠体の中央部に溝を備える共に前記枠体周辺の周辺部網は前記枠体の重力により傾斜状態で前記漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設される前記敷網が、前記投網の前記開口部に備えられた沈子を傾斜状態の前記敷網の前記周辺部網を介して前記枠体の中央部の溝に侵入させることを特徴とする請求項7記載の漁撈建造物である。
請求項9記載の漁撈建造物は、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態した後、前記敷網の周辺部網を前記投網の側面に外部から折りたためることを特徴とする請求項7或いは請求項8記載の漁撈建造物である
請求項10記載の漁撈建造物は、目視又は監視手段により前記投網の内周の湖中内部又は海中内部に一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると手動的或いは遠隔基地からの無線手動信号により前記漁撈構造物から前記投網を前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする請求項1,請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8或いは請求項9記載の漁撈建造物である
請求項11記載の漁撈建造物は、前記投網の内周の湖中内部又は海中内部の魚群或いは魚を探知或いは監視する監視手段と、前記監視手段が一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると自動的或いは遠隔基地からの無線自動信号により前記漁撈構造物から前記投網を前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8或いは請求項9記載の漁撈建造物である
請求項12記載の漁撈建造物は、前記敷き網を前記漁撈構造物に手繰って生簀状態の一定の魚群或いは一定の魚を捕獲することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8或いは請求項9記載の漁撈建造物である。
請求項13記載の漁撈構造物は、上部に空気を内在し底部に海水又は淡水を内在する海中に通ずる垂直開口を具備する浮体周辺部材と、前記垂直開口を貫通し一定の高さを有する中空柱部材と前記浮体周辺部材の上端部に接触する下端部接触部とを具備すると共に前記中空柱部材の上部に位置し湖中又は海中に投下可能で少なくとも全側面が包囲された投網を保持する投網保持手段と前記投網保持手段を解除する投網保持解除手段を備えた上部周辺構造体を具備する上部周辺漁撈構造体とを備え、前記浮体周辺部材に内在する空気の浮力により前記上部周辺漁撈構造体の重量を支えることを特徴とする。
請求項14記載の漁撈構造物は、底部に海水又は淡水を内在し前記海水又は前記淡水の上部に空気を内在する浮体部材と、前記浮体部材の上部に配置され湖中又は海中に投下可能で少なくとも全側面が包囲された投網を保持する投網保持手段と前記投網保持手段を解除する投網保持解除手段とを備えた上部構造体を具備すると共に前記浮体部材の周囲により貫通され海中の一定の深さまで垂直開口を有する海中下部貫通管を具備する上部漁撈構造体とを備え、前記浮体部材に内在する空気の浮力により前記上部漁撈構造体の重量を支えることを特徴とする。
請求項15記載の漁撈構造物は、底部に海水又は淡水を内在し前記海水又は前記淡水の上部に空気を内在するブロック状浮体部材と、前記ブロック状浮体部材の多数により構成され海中に通ずる垂直開口を具備する多数浮体周辺部材と、前記垂直開口を貫通し一定の高さを有する中空柱部材と前記多数浮体周辺部材の上端部に接触する下端部接触部とを具備すると共に前記中空柱部材の上部に位置し湖中又は海中に投下可能で少なくとも全側面が包囲された投網を保持する投網保持手段と前記投網保持手段を解除する投網保持解除手段を備えた上部周辺構造体を具備する上部周辺漁撈構造体とを備え、前記ブロック状浮体部材に内在する空気の浮力により前記上部周辺漁撈構造体の重量を支えることを特徴とする。
前記投網の下端部で前記敷網より小さな面積の開口部は沈子として投網より太いロープの他例えば金属棒、錘等で構成してもよく、前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで前記投網を前記漁撈構造物から投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にする際、敷網と投下後の投網の開口部の間は沈子の作用により隙間がない。また、前記投網の開口部より面積が大きい敷網は前記開口部とほぼ同じ面積の枠体を構成して、前記投網を投下した後、前記枠体より大きな網を前記投網の側面に外部から折りたためて魚群或いは魚が逃げない様に構成することもできる。
前記投網の上端部は浮子を有する開口部として構成してもよいし、全側面が包囲されると共に上端部も網で包囲されて湖中或いは海中に移動可能であり前記敷網と前記投網により海中網カゴ状態に構成してもよい。
前記敷網の中央部には,公知の人工漁礁又は集魚灯を備えてもよい。
前記敷網を湖底又は海底に敷設する際には、魚群或いは魚が前記敷網の下敷きになることを防止するため船で前記敷網を曳くことにより敷設する方法や前記漁撈構造物の一方向から湖底又は海底に前記敷網を下ろし前記漁撈構造物の他方向は徐々に湖底又は海底に前記敷網を下ろす方法等が考えられる。
なお、第一の実施形態では有人漁撈構造物での監視人が目視で或いは監視手段により前記投網の内周の湖中内部又は海中内部の一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると前記投網を手動的に投下する場合と、無人漁撈構造物から前記監視手段の無線監視信号が漁撈構造物から遠隔基地に公知の如く送信され前記遠隔基地で一定の魚群を監視すると前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に投下する手動無線信号を遠隔基地から送信する場合がある。前記手動無線信号とは遠隔基地で監視者が無線監視信号を公知の表示装置で監視し監視者が一定の魚を判断して投網投下無線信号を送信することである。
無人漁撈構造物の場合、前記監視手段の無線監視信号が遠隔基地に公知の如く送信され、遠隔基地で前記敷網及び前記投網による生簀状態での一定の魚群を監視でき、好天気の日に前記敷網のロープを手繰ることにより捕獲できる。
前記投網の下端部で前記敷網より小さな面積の開口部は沈子として投網より太いロープの他例えば金属棒、錘等で構成してもよく、前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで前記投網を前記漁撈構造物から投下して側面全方向から魚群或いは魚が入ることが可能な前記敷網及び側面が全包囲された前記投網により生簀状態にする際、敷網と投下後の投網の開口部の間は沈子の作用により隙間がない。前記投網の開口部より面積が大きい敷網は前記開口部とほぼ同じ面積の枠体を構成して、前記投網を投下した後、前記枠体より大きな網を前記投網の側面に外部から折りたためて魚群或いは魚が逃げない様に構成することもできる。
前記投網の上端部は浮子を有する開口部として構成してもよいし、全側面が包囲されると共に上端部も網で包囲されて湖中或いは海中に移動可能であり前記敷き網と前記投網により海中網カゴ状態に構成してもよい。
前記敷網の中央部には,公知の人工漁礁又は集魚灯を備えてもよい。
前記敷網を湖底又は海底に敷設する際には、魚群或いは魚が前記敷網の下敷きになることを防止するため船で前記敷網を曳くことにより敷設する方法や前記漁撈構造物の一方向から湖底又は海底に前記敷網を下ろし前記漁撈構造物の他方向は徐々に湖底又は海底に前記敷網を下ろす方法等が考えられる。
遠隔基地で前記敷網及び前記投網による生簀状態での一定の魚群を監視でき、好天気の日に捕獲することが可能となる。
第二の実施形態の監視手段の第二の実施例では敷網中央部に前記漁撈構造物の下の湖中内部又は海中内部に入った魚を監視する魚群探知機或いは魚監視カメラが備えられる。
無人漁撈構造物から前記魚群探知機或いは前記魚監視カメラの無線監視信号が遠隔基地に公知の如く送信され前記遠隔基地で前記敷網及び前記投網による生簀状態での一定の魚群を監視できる。
遠隔基地で前記敷網及び前記投網による生簀状態での一定の魚群を監視でき、好天気の日に捕獲することが可能となる。
第一の実施形態の養殖生簀の第一の実施形態は漁撈生簀との兼用可能である。
前記投網の下端部で前記敷網より小さな面積の開口部は沈子として投網より太いロープの他例えば金属棒、錘等で構成してもよく、敷網と投下された投網の開口部の間は沈子の作用により隙間がない。
また、前記投網の開口部より面積が大きい敷網は前記開口部とほぼ同じ面積の中央部溝を備える枠体の内部の底面網と前記枠体の外部の周辺網とで構成して、前記投網を投下した後、前記枠体の前記中央部溝に前記開口部の沈子を挿入すると共に前記枠体の外部の周辺網を前記投網の側面に外部から折りたためて魚群或いは魚が逃げない様に構成することもできる。
前記投網の上端部は浮子を有する開口部として構成してもよいし、全側面が包囲されると共に上端部も網で包囲されて湖中或いは海中に移動可能であり前記敷網と前記投網により海中網カゴ状態に構成してもよい。
淡水の比重は海水の比重より小さいので前記浮体周辺部材に淡水を内在すれば、前記浮体周辺部材は海で浮体となるが、海水を内在しても上部に空気を内在しているので前記浮体周辺部材に内在する空気の浮力により前記上部浮体漁撈構造体の重量を支える。
敷網は前記上部浮体周辺漁撈構造体の外部周辺から前記上部浮体周辺漁撈構造体の内部周辺を介して湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さにロープにより敷設される。下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも側面が全包囲された投網は前記上部浮体周辺漁撈構造体に保持されると共に前記上部浮体周辺漁撈構造体の内部周辺から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下される。
また前記浮体周辺部材に淡水を内在すれば、前記淡水を利用して人が生活可能で野菜等植物栽培も可能であり、海上或いは洋上の漁撈生簀漁法、海上或いは洋上の養殖生簀以外にも、海上或いは洋上の浮体住宅、海上或いは洋上の浮体灯台、海上或いは洋上の浮体都市海上或いは洋上の浮体人工島等として本願発明を利用できる。
また海上或いは洋上の自然エネルギーを利用することにより海上或いは洋上の浮体風力発電装置、海上或いは洋上の浮体太陽光発電装置、海上或いは洋上の浮体波力発電装置、海上或いは洋上の酸素発生装置等公知の自然エネルギー装置を具備して地球温暖化防止に第一の実施形態の前記漁撈構造物は貢献可能である。
淡水の比重は海水の比重より小さいので前記ブロック状浮体部材に淡水を内在すれば、前記多数浮体周辺部材は海で浮体となるが、海水を内在しても上部に空気を内在しているので前記多数浮体周辺部材に内在する空気の浮力により前記上部浮体周辺漁撈構造体の重量を支える。
敷網は前記上部浮体周辺漁撈構造体の外部周辺から前記上部周辺構造体の内部周辺を介して湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さにロープにより敷設される。下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも側面が全包囲された投網は前記上部浮体周辺漁撈構造体の内部周辺から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下される。
また前記ブロック状浮体部材に淡水を内在すれば、前記淡水を利用して人が生活可能で野菜等植物栽培も可能であり、海上或いは洋上の漁撈生簀漁法、海上或いは洋上の養殖生簀以外にも、海上或いは洋上の浮体住宅、海上或いは洋上の浮体灯台、海上或いは洋上の浮体都市、海上或いは洋上の浮体人工島等として本願発明を利用できる。
また海上或いは洋上の自然エネルギーを利用することにより海上或いは洋上の浮体風力発電装置、海上或いは洋上の浮体太陽光発電装置、海上或いは洋上の浮体波力発電装置、海上或いは洋上の酸素発生装置等公知の自然エネルギー装置を具備して地球温暖化防止に第二の実施形態の前記漁撈構造物は貢献可能である。
また、第三の実施形態の前記漁撈構造物を少なくとも3個以上の複数個による漁撈構造物で三角形以上の多角形を構成し、複数の各漁撈構造物の多角形外周から敷網を敷設し、多角形内周から投網を投下する実施例も可能である。この実施例の場合、投網の下端部の開口部の沈子として金属棒が用いられる。
前記投網の前記開口部の沈子である太いロープは傾斜状態の前記敷網の前記周辺部網を介して前記枠体の中央部に溝に侵入し、前記投網と前記敷網の生簀状態に隙間をなくすことができる。なお、前記投網の前記開口部の面積は前記枠体の溝とほぼ同じ面積ではなく少し大きな面積であっても前記枠体の溝の幅を大きくすることにより前記投網の前記開口部の沈子である太いロープは傾斜状態の前記敷網の前記周辺部網を介して前記枠体の中央部に溝に侵入する。
本実施例では投網の上端部が海中に移動可能であり、前記敷網及び上端部並びに全側面が包囲された前記投網により海中網カゴで漁撈生簀となる。
前記投網の前記開口部の沈子である錘は傾斜状態の前記敷網の前記周辺部網を介して前記枠体の中央部に溝に侵入し、前記投網と前記敷網の生簀状態に隙間をなくすことができる。なお、前記投網の前記開口部の面積は前記枠体の溝とほぼ同じ面積ではなく少し大きな面積であっても前記敷網の前記周辺部網を介して前記投網の前記開口部の沈子である錘は傾斜状態の前記敷網の前記周辺部網を介して前記枠体の中央部に溝に侵入する。
前記投網保持解除手段を手動的或いは自動的に解除して前記上部浮体周辺漁撈構造体の内部周辺から前記投網を前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態になった後、敷網の前記周辺部網は前記上部周辺漁撈構造体の外部周辺から前記ロープを手繰ることによって投網の側面外部に折りたためられる。
前記投網の前記開口部の沈子である金属棒は傾斜状態の前記敷網の前記周辺部網を介して前記枠体の中央部に溝に侵入し、前記投網と前記敷網の生簀状態に隙間をなくすことができる。
Claims (15)
- 湖上又は海上或いは洋上の漁撈構造物と、前記漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記漁撈構造物から湖中又は海中に投下可能に保持され下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも全側面が包囲された投網を具備し、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする漁撈建造物。
- 湖上又は海上或いは洋上の自然エネルギー発電設備を具備する漁撈構造物と、前記漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記漁撈構造物から湖中又は海中に投下可能に保持され下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも全側面が包囲された投網を具備し、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする漁撈建造物。
- 湖上又は海上或いは洋上の風力発電設備を具備する漁撈構造物と、前記漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記漁撈構造物から湖中又は海中に投下可能に保持され下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも全側面が包囲された投網を具備し、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする漁撈建造物。
- 湖上又は海上或いは洋上の少なくとも3個以上の複数個の自然エネルギー発電設備を具備する漁撈構造物と、前記複数個の漁撈構造物で構成される多角形の外周から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記複数個の漁撈構造物に配置され前記複数個の漁撈構造物で構成される多角形の内周から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで投下可能に前記複数個の漁撈構造物に保持される下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも側面が全包囲された投網を具備し、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする漁撈建造物。
- 湖上又は海上或いは洋上の環状漁撈構造物と、前記環状漁撈構造物の外周から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記環状漁撈構造物の湖上内周又は海上内周或いは洋上内周から湖中又は海中に投下可能に前記環状漁撈構造物に保持される下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも側面が全包囲された投網と、前記環状漁撈構造物の内周の湖中内部又は海中内部の魚群或いは魚を探知或いは監視する魚群探知機或いは魚監視カメラと、前記魚群探知機或いは前記魚監視カメラが一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると前記環状漁撈構造物に保持された前記投網を前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする請求項1、請求項2或いは請求項3記載の漁撈建造物。
- 少なくとも3個以上の複数個の漁撈構造物と、前記複数個の漁撈構造物で構成される多角形の外周から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された敷網と、前記複数個の漁撈構造物に配置され前記複数個の漁撈構造物で構成さる多角形の内周から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで投下可能に前記複数個の漁撈構造物に保持される下端部に前記敷網より小さな面積の開口を有し少なくとも側面が全包囲された投網と、前記複数個の漁撈構造物の多角形の内周の湖中内部又は海中内部の魚群或いは魚を探知或いは監視する魚群探知機或いは魚監視カメラと、前記魚群探知機或いは前記魚監視カメラが一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると前記漁撈構造物に保持された前記投網を前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする請求項4記載の漁撈建造物。
- 湖上又は海上或いは洋上の漁撈構造物と、前記漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設された枠体で囲まれた主底面網と前記枠体周辺の周辺部網を有する敷網と、湖中又は海中に投下可能に前記漁撈構造物に保持されると共に下端部に前記敷網の枠体で囲まれた前記主底面網とほぼ同じ或いは少し大きな面積の開口部を有し少なくとも側面が全包囲された投網と、前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5或いは請求項6記載の漁撈建造物。
- 前記枠体の中央部に溝を備える共に前記枠体周辺の周辺部網は前記枠体の重力により傾斜状態で前記漁撈構造物から湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さに敷設される前記敷網が、前記投網の前記開口部に備えられた沈子を傾斜状態の前記敷網の前記周辺部網を介して前記枠体の中央部の溝に侵入させることを特徴とする請求項7記載の漁撈建造物。
- 前記投網を前記漁撈構造物から前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に手動的或いは自動的に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態した後、前記敷網の周辺部網を前記投網の側面に外部から折りたためることを特徴とする請求項7或いは請求項8記載の漁撈建造物。
- 目視又は監視手段により前記投網の内周の湖中内部又は海中内部に一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると手動的或いは遠隔基地からの無線手動信号により前記漁撈構造物から前記投網を前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする請求項1,請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8或いは請求項9記載の漁撈建造物。
- 前記投網の内周の湖中内部又は海中内部の魚群或いは魚を探知或いは監視する監視手段と、前記監視手段が一定の魚群或いは一定の魚を探知或いは監視すると自動的或いは遠隔基地からの無線自動信号により前記漁撈構造物から前記投網を前記敷網に向けて湖底又は海底或いは湖中又は海中の一定の深さ以上まで湖中又は海中に投下して前記敷網及び前記投網により生簀状態にすることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8或いは請求項9記載の漁撈建造物。
- 前記敷き網を前記漁撈構造物に手繰って生簀状態の一定の魚群或いは一定の魚を捕獲することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8或いは請求項9記載の漁撈建造物。
- 上部に空気を内在し底部に海水又は淡水を内在する海中に通ずる垂直開口を具備する浮体周辺部材と、前記垂直開口を貫通し一定の高さを有する中空柱部材と前記浮体周辺部材の上端部に接触する下端部接触部とを具備すると共に前記中空柱部材の上部に位置し湖中又は海中に投下可能で少なくとも全側面が包囲された投網を保持する投網保持手段と前記投網保持手段を解除する投網保持解除手段を備えた上部周辺構造体を具備する上部周辺漁撈構造体とを備え、前記浮体周辺部材に内在する空気の浮力により前記上部周辺漁撈構造体の重量を支えることを特徴とする漁撈構造物。
- 底部に海水又は淡水を内在し前記海水又は前記淡水の上部に空気を内在する浮体部材と、前記浮体部材の上部に配置され湖中又は海中に投下可能で少なくとも全側面が包囲された投網を保持する投網保持手段と前記投網保持手段を解除する投網保持解除手段とを備えた上部構造体を具備すると共に前記浮体部材の周囲により貫通され海中の一定の深さまで垂直開口を有する海中下部貫通管を具備する上部漁撈構造体とを備え、前記浮体部材に内在する空気の浮力により前記上部漁撈構造体の重量を支えることを特徴とする漁撈構造物。
- 底部に海水又は淡水を内在し前記海水又は前記淡水の上部に空気を内在するブロック状浮体部材と、前記ブロック状浮体部材の多数により構成され海中に通ずる垂直開口を具備する多数浮体周辺部材と、前記垂直開口を貫通し一定の高さを有する中空柱部材と前記多数浮体周辺部材の上端部に接触する下端部接触部とを具備すると共に前記中空柱部材の上部に位置し湖中又は海中に投下可能で少なくとも全側面が包囲された投網を保持する投網保持手段と前記投網保持手段を解除する投網保持解除手段を備えた上部周辺構造体を具備する上部周辺漁撈構造体とを備え、前記ブロック状浮体部材に内在する空気の浮力により前記上部周辺漁撈構造体の重量を支えることを特徴とする漁撈構造物。
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