JP2014027162A - 有機エレクトロルミネッセンス素子および有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子および有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発光材料が青色発光させる有機リン光性発光材料であっても高効率で発光させることができ、しかも、有機発光層の形成される被形成面上に、有機発光層となる材料を有機溶媒に溶解させた塗布液を塗布することで容易に形成できる有機発光層を含む有機EL素子を提供する。
【解決手段】陽極2と陰極8とに挟まれた有機発光層5を含む有機エレクトロルミネッセンス素子10であって、有機発光層5が、有機ポリシランに少なくとも有機リン光性発光材料が分散されたものである有機エレクトロルミネッセンス素子10とする
【選択図】図1

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、エレクトロルミネッセンス(電界発光)を「EL」と記す)およびその製造方法に関する。
有機EL素子は、二つの対向する電極基板の間に、有機発光層と有機発光補助層とを含む有機発光媒体層が形成されたものであり、有機発光媒体層に電流を流すことにより発光させるものである。有機EL素子では、陰極から注入された電子と陽極から注入されたホールとが、有機発光層で再結合し、基底状態へ戻る際の光の放出が利用されている。
有機発光媒体層は、通常、有機EL素子の発光効率を高めるために、有機発光層の両側に有機発光補助層が配置されたものとなっている。一般に、陽極側の有機発光補助層としては、ホール注入層とホール輸送層とが設けられ、陰極側の有機発光補助層としては、電子輸送層と電子注入層とが設けられている。
有機EL素子の発光材料として用いられる有機化合物の有機分子の励起状態には、一重項と三重項があることが知られている。有機分子が電気的に励起される場合、一重項と三重項との生成割合は、一重項25%三重項75%である。一重項励起状態からの発光は蛍光発光と呼ばれ、三重項励起状態からの発光はリン光発光と呼ばれている。通常、三重項励起状態は、熱的に失活するため、有機EL素子の発光に寄与しない。しかし、三重項励起状態からのリン光発光を有機EL素子の発光に寄与させることができれば、一重項励起状態からの蛍光発光と比較して発光効率を3倍以上とすることが期待できる。
近年、ごく特殊な有機化合物が、室温でリン光発光することが報告され(例えば、非特許文献1参照)、これを用いた有機EL素子で高効率発光が実現されている。この有機化合物に含まれるリン光発光性化合物は、白金やイリジウムを中心に有する金属錯体である。このリン光発光性化合物は、カルバゾール系やトリアゾール系化合物をホスト材料とし、数%の濃度でドーピングされることにより、有機発光層の発光材料として使用される。発光材料として、このリン光発光性化合物を用いた有機EL素子では、構成を工夫することにより20%近い高い発光効率が達成されており、発光を超高効率化しうる技術として注目されている。
一方、大画面化、高精細化および低コスト化に有利とされる高分子型有機EL素子の研究も活発に進められている。有機発光層に用いられる高分子は、有機溶媒等に可溶であるため、高分子を有機溶媒等に溶解させた塗布液を、例えばスピンコート法、印刷法、インクジェト法などの塗布方法を用いて基板上に塗布することにより、容易に有機発光層を形成できるものである。特に、塗布方法の中でもインクジェット法は、将来性のあるディスプレイ製造方法として注目されている。
このような高分子型有機EL素子においても、リン光発光を活用することができれば発光の高効率化が期待できる。
また、ホール輸送性に優れたポリビニルカルバゾールをホスト材料とし、リン光発光性化合物であるイリジウム錯体を数パーセントの濃度で混合した発光層を用いた高分子分散型発光素子(EL素子)が報告されている(例えば、非特許文献2参照)。この高分子分散型発光素子において発光効率を支配する発光機構は、ポリビニルカルバゾールの一重項と三重項の励起状態からリン光発光性化合物へのエネルギー移動、あるいはリン光発光性化合物分子上での電子−ホール再結合による直接励起によるものであると推測されている(例えば、非特許文献3参照)。
したがって、リン光発光性化合物を高効率で発光させるには、リン光発光性化合物を分散させるホスト材料の一重項および三重項状態のエネルギー準位が、リン光発光性化合物よりも高いこと、さらにはホスト材料のバンドギャップが大きいことが重要となる。
しかしながら、従来のリン光発光性化合物を発光層に用いた高分子分散型発光素子では、リン光発光が緑色(波長500〜600nm付近の発光)や赤色(波長600〜700nm付近の発光)などエネルギー的に低い場合は別として、青色(波長400〜500nm付近の発光)のように高いエネルギーの場合には、リン光発光性化合物よりも一重項および三重項状態のエネルギー準位の高い適切なホスト材料の選定が困難であった。
例えば、ポリビニルカルバゾールは、青色発光させるリン光発光性化合物のホスト材料として用いるには、一重項と三重項状態のエネルギー準位が不十分である。また、ポリビニルカルバゾールは、ホール移動度が10−6cm/Vs程度であるものであり、ホスト材料として用いるにはホール移動度も不十分である。
また、特許文献1には、青色の超高効率の燐光発光を可能とする有機高分子化合物が記載され、シリコン系高分子(ポリシラン)の高分子鎖に燐光発光性の化学構造単位を導入することにより燐光発光性高分子化合物を得ることが記載されている。
また、特許文献2には、ポリシラン化合物からなり、ポリシランを送り手として分子間エネルギー移動を利用することにより、発光分子への伝達効率を向上させた発光材料が記載されている。
特開2003−321546号公報 特許第4015816号公報
Appl.Phys.Lett.,75巻,4頁(1999) Journal of applied physics,volume92(1),87,2002 オーム社「有機ELディスプレイ」p89〜91
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、シリコン系高分子(ポリシラン)の高分子鎖に燐光発光性の化学構造単位の導入された燐光発光性高分子化合物を合成することが非常に難しく、手間がかかるという不都合があった。また、特許文献1に記載の燐光発光性高分子化合物は、合成しにくいものであるため、非常に高価であった。
また、特許文献2に記載の発光材料は、ポリシランとの分子間エネルギー移動を利用したものである。このため、特許文献2に記載の技術は、リン光発光性化合物で直接電荷を受け取ってリン光発光性化合物において再結合され、基底状態へ戻る際に発光されるものであるリン光発光性化合物を発光させる場合に適用することは困難であった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、発光材料が青色発光させる有機リン光性発光材料であっても高効率で発光させることができ、しかも、有機発光層の形成される被形成面上に、有機発光層となる材料を有機溶媒に溶解させた塗布液を塗布することで容易に形成できる有機発光層を含み、低コストで大面積のデバイスを作製する場合に好適に用いることができる有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を解決するために、ホール移動度が高く、一重項および三重項状態のエネルギー準位が高く、基底準位とのエネルギー差(バンドギャップ)が大きいものであって、有機溶剤に可溶である有機ポリシランに着目して鋭意検討を重ねた。
その結果、有機ポリシランと、有機ポリシランを可溶する有機溶媒と、有機リン光性発光材料とを含む塗布液を、前記有機発光層の形成される被形成面上に塗布することにより前記有機発光層を形成することで、有機リン光性発光材料が高いエネルギーである青色発光させるものであっても高効率で発光させることができ、しかも、容易に形成できる有機発光層が得られることを見出し、本発明を想到した。
すなわち、本発明は、以下の発明に関わるものである。
(1)陽極と陰極とに挟まれた有機発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子であって、前記有機発光層が、有機ポリシランに少なくとも有機リン光性発光材料が分散されたものであることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
(2)前記有機発光層に含まれる前記有機リン光性発光材料の含有量が、3重量%〜15重量%であることを特徴とする(1)に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
(3)前記有機発光層が、電子輸送性材料を含むものであることを特徴とする(1)または(2)に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子である。
(4)前記有機ポリシランが、ポリ(メチルフェニルシラン)であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
(5)前記有機ポリシランが、ポリ(ジヘキシルシラン)であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
(6)前記有機リン光性発光材料が、青色発光材料であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
(7)(1)〜(6)のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法であって、少なくとも有機ポリシランと前記有機ポリシランを可溶する有機溶媒と有機リン光性発光材料とを含む塗布液を、前記有機発光層の形成される被形成面上に塗布することにより前記有機発光層を形成する工程を含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
本発明の有機EL素子は、有機ポリシランに少なくとも有機リン光性発光材料が分散された有機発光層を含むものであり、有機ポリシランが一重項および三重項状態のエネルギー準位が高く、基底準位とのエネルギー差(バンドギャップ)が大きいものであるので、有機リン光性発光材料が高いエネルギーである青色発光させるものであっても高効率で発光させることができる。
また、本発明の有機EL素子は、有機ポリシランに少なくとも有機リン光性発光材料が分散された有機発光層を含むものであり、有機ポリシランが有機溶媒に可溶性を有するものであるので、少なくとも有機ポリシランと前記有機ポリシランを可溶する有機溶媒と有機リン光性発光材料とを含む塗布液を、前記有機発光層の形成される被形成面上に塗布することにより、容易に有機発光層を形成できる。よって、本発明の有機EL素子は、大面積の情報表示ディスプレイなどのデバイスを作製する場合に好適に用いることができる。
図1は、本発明の有機EL素子の一例を説明するための概略断面図である。 図2は、実施例1〜3の有機EL素子の発光スペクトルを示したグラフである。 図3(a)は、実施例1−1〜1−3、実施例2の有機EL素子の電圧と輝度との関係を示したグラフであり、図3(b)は、実施例3の有機EL素子の電圧と輝度との関係を示したグラフである。
以下、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法について、例を挙げて詳細に説明する。
(有機EL素子)
図1は、本発明の有機EL素子の一例を説明するための概略断面図である。図1に示す本実施形態の有機EL素子10は、陽極2と陰極8とに挟まれた有機発光層5を含むものである。
なお、本発明の有機EL素子は、陽極と、陰極と、陽極と陰極とに挟まれた有機発光層5とを有するものであればよく、図1に示す有機EL素子10に限定されるものではない。
図1に示す有機EL素子10は、基板1上に、陽極2と、陽極2側の有機発光補助層9aと、有機発光層5と、陰極8側の有機発光補助層9bと、陰極8とが、下から順に積層された積層構造を有している。有機発光補助層9a、9bは、有機EL素子10の発光効率を高めるために、必要に応じて設けられるものであり、それぞれ単層もしくは複数層からなるものとすることができ、公知の構成および材料の中から任意のものを設けることができる。
図1に示す有機EL素子10においては、陽極2側の有機発光補助層9aとして、陽極2側に設けられたホール(正孔)注入層3と、ホール注入層3の有機発光層5側に設けられたホール(正孔)輸送層4とが設けられている。陰極8側の有機発光補助層9bとしては、有機発光層5側に設けられた電子輸送層6と、電子輸送層6の陰極8側に設けられた電子注入層7とが設けられている。
図1に示す有機EL素子10は、基板1側から光を取り出すものであり、陰極8から注入された電子と陽極2から注入されたホール(正孔)とが、有機発光層5で再結合し、基底状態へ戻る際の光の放出により発光するものである。
「基板」
基板1としては、例えば、ガラス基板やフレキシブルなフィルム状の樹脂基板などからなる透明基板を用いることができる。基板1の厚みは特に限定されるものではなく、例えば、0.02〜1mm程度とすることができる。
「陽極、陰極」
図1に示す有機EL素子10では、陽極2としてITO(酸化インジウムスズ)などの透明電極が用いられ、陰極8としてアルミニウムなどの反射率の高い金属やカルシウムなどからなる電極が用いられている。
なお、有機EL素子が陰極8側から光を取り出すものである場合には、陽極2として金属などからなる電極を用い、陰極8として透明電極を用いることが好ましい。
また、陽極2および陰極8は、単層からなるものであってもよいし、複数層からなるものであってもよい。
また、陽極2および陰極8の平面形状は特に限定されるものではなく、例えば、陽極2と陰極8とが互いに交差するストライプ状ものを形成することにより、陽極2と陰極8との交差部分に配置された有機発光層5に容易に電圧を印加できるマトリクス構造とすることができる。
「陽極2側の有機発光補助層」
ホール注入層3としては、公知の材料の中から任意のものを用いることができ、例えば、ポリアニリン、ポリチオフェン、それらにイオン性のドーパントを添加した導電性高分子などからなるものが挙げられる。
本実施形態において、ホール注入層3は、水溶性高分子である下記一般式(1)に示されるポリ(3,4)エチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸(PEDOT/PSS)からなるものであることが好ましい。
Figure 2014027162
ホール注入層3がPEDOT/PSSからなるものである場合、PEDOT/PSSの溶解された水溶液からなる塗布液を塗布する方法により、容易にホール注入層3を形成できる。また、ホール注入層3がPEDOT/PSSからなるものであって、ホール輸送層4が設けられていない場合、例えば、ホール注入層3を形成するための塗布液を塗布した後、連続して有機発光層5を形成するための後述する塗布液を塗布し、乾燥させる方法により、効率よくホール注入層3および有機発光層5を連続して形成できる。
ホール輸送層4としては、公知の材料の中から任意のものを用いることができ、例えば、芳香族アミン誘導体などからなるものが挙げられる。なお、ホール輸送層4を設けなくても十分なホールを有機発光層5へ輸送できる場合には、ホール輸送層4を設けなくてもよい。
「有機発光層」
本発明の有機EL素子に含まれる有機発光層5は、有機ポリシランに少なくとも有機リン光性発光材料が分散されたものからなる。
有機ポリシランは、下記一般式(2)に示されるように、σ共役シリコン一次元鎖を主鎖骨格とし、側鎖にアルキル基やアリール基などの置換基を持つ高分子である。有機ポリシランは、シリコン一次元鎖に沿って非局在化した擬一次元的な電子系を持つため10−4cm/Vs程度の高いホール移動度を示すものである。有機ポリシランのホール移動度は、ポリビニルカルバゾールより2桁も高い。また、有機ポリシランは、有機溶媒に可溶性を有するものである。また、有機ポリシランは、側鎖の置換が容易であり、分子設計の自由度が高いものである。
Figure 2014027162
有機ポリシランの構造は、下記一般式(3)〜(6)に示されるように、置換基を変えることにより変化させることができる。一般式(3)はPMPS(ポリ(メチルフェニルシラン))であり、一般式(4)はPDHS(ポリ(ジヘキシルシラン))であり、一般式(5)はPDBS(ポリ(ジブチルシラン))であり、一般式(6)はPBPS(ポリ(ビス(4−ブチルフェニル)シラン))である。これらの有機ポリシランの中でも、ポリ(メチルフェニルシラン)またはポリ(ジヘキシルシラン)を用いることが好ましく、特に、溶解性、塗布成膜性が良好であるため、ポリ(メチルフェニルシラン)を用いることが好ましい。
Figure 2014027162
また、有機ポリシランは、擬一次元励起子に基づく近紫外発光を示すものであり、一重項および三重項状態のエネルギー準位が高く、大きなバンドギャップを有している。図1に示す有機EL素子10では、有機発光層5に含まれる有機ポリシランのバンドギャップに対応して伝導帯(最低非占有分子軌道に対応)と価電子帯(最高占有分子軌道に対応)のエネルギー準位が決定される。
PMPS(ポリ(メチルフェニルシラン))のバンドギャップは4.6eVであり、PDHS(ポリ(ジヘキシルシラン))のバンドギャップは4.6eVであり、PDBS(ポリ(ジブチルシラン))のバンドギャップは5.3eVであり、PBPS(ポリ(ビス(4−ブチルフェニル)シラン))は4eVである。
有機リン光性発光材料としては、公知の材料の中から任意のものを用いることができ、有機ポリシランを可溶可能な有機溶媒に溶解するものを用いることが好ましい。
有機リン光性発光材料としては、例えば下記一般式(7)〜(14)に示されるイリジウム錯体や白金錯体を用いることができる。
Figure 2014027162
Figure 2014027162
Figure 2014027162
上記一般式(7)〜(14)に示される有機リン光性発光材料のうち、上記一般式(7)〜(10)は緑色発光材料であり、上記一般式(11)は赤色発光材料であり、上記一般式(12)〜(14)は青色発光材料である。上記一般式(7)は、Tris(2−(tert−butylphenyl)pyridine))iridium(III)である。上記一般式(12)はBis(2,4−difluorophenylpyridinato)tetrakis(1−pyrazoyl)borateiridium(III)である。
有機発光層5に含まれる有機リン光性発光材料の含有量は、固形分比率で3重量%〜15重量%であることが好ましく、6%重量%〜10重量%であることがより好ましい。
有機リン光性発光材料の含有量が15重量%を超えると、三重項−三重項のエネルギー消滅により発光効率が低下してしまうため好ましくない。
有機リン光性発光材料の含有量は、有機発光層5の発光メカニズムに応じて決定されることが好ましい。本実施形態の有機発光層5では、有機発光層5中に分散されている有機リン光性発光材料が、陰極8から注入された電子と陽極2から注入されたホール(正孔)とを有機ポリシランを介して直接受け取り、有機リン光性発光材料自身も電荷輸送の担い手となる、そして、有機リン光性発光材料において電子とホールとが再結合され、基底状態へ戻る際に発光される。本実施形態においては、このような発光メカニズムを用いて有機発光層5を発光させているため、有機発光層5に含まれる有機リン光性発光材料の含有量を3重量%以上とすることが好ましい。有機発光層5に含まれる有機リン光性発光材料の含有量が3重量%以上である場合、十分に有機発光層5に励起状態を生成させることができる。
これに対し、例えば、有機リン光性発光材料に代えて蛍光発光材料を用いた場合、有機発光層では、陰極から注入された電子と陽極から注入されたホール(正孔)とが有機ポリシランにおいて再結合され、再結合された有機ポリシランの励起エネルギーが共鳴的に蛍光発光材料に移動(分子間エネルギー移動)されて蛍光発光材料が励起状態とされ、基底状態へ戻る際に発光される。蛍光発光材料を用いた場合、このような発光メカニズムを用いて有機発光層を発光させるため、有機発光層5に含まれる蛍光発光材料の含有量が1%程度の低濃度であっても、十分に有機発光層に励起状態を生成させることができる。
有機発光層5は、電子輸送性材料を含むものであってもよい。有機発光層5に含有される電子輸送性材料としては、有機ポリシランを可溶可能な有機溶媒に溶解するものを用いることが好ましい。
有機発光層5に含まれる有機ポリシランは、正孔輸送性が高いものであるため、有機発光層5中の正孔が過剰となり、電子が不足する場合がある。本実施形態においては、有機発光層5に電子輸送性材料を含有させることによって、不足している電子を補って、有機発光層5における正孔と電子とのバランスを良好なものとし、正孔と電子とが再結合される確率を向上させて発光効率を向上させることが好ましい。
有機発光層5に含有される電子輸送性材料としては、オキサジアゾール誘導体など公知の電子輸送性材料の中から任意のものを用いることができ、例えば、オキサジアゾール誘導体である下記一般式(15)に示される1,3−Bis[2−(4−tert−butylphenyl)−1,3−4−oxiadiazo−5−yl]benzene(OXD−7)が挙げられる。
有機発光層5が電子輸送性材料を含むものである場合、有機発光層5における正孔と電子とのバランスをより良好なものとするために、有機発光層5中に電子輸送性材料を10%重量〜80重量%含むことが好ましく、30重量%程度含むことがより好ましい。
Figure 2014027162
「陰極8側の有機発光補助層」
電子輸送層6は、電子を輸送する機能を有する電子輸送性材料からなるものである。電子輸送性材料としては、公知の電子輸送性材料の中から任意のものを用いることができ、例えば、上記一般式(15)に示されるOXD−7や、上記一般式(16)に示されるものなどが挙げられる。
電子注入層7としては、公知の材料の中から任意のものを用いることができ、例えば、ストロンチウムやアルミニウムなどの金属、フッ化リチウムなどのアルカリ金属化合物、フッ化マグネシウムなどのアルカリ土類金属化合物、酸化アルミニウムなどの酸化物からなるものが挙げられる。
(有機EL素子の製造方法)
次に、本発明の有機EL素子の製造方法の一例として、図1に示す有機EL素子10の製造方法を例に挙げて説明する。
図1に示す有機EL素子10を製造するには、まず、透明な基板1上に、陽極2として所定の形状の透明電極を形成する。陽極2は、例えば、スパッタリング法や、フォトリソグラフィー法、真空蒸着法などを用いて形成できる。
次いで、陽極2上に、陽極2側の有機発光補助層9aを形成する。有機発光補助層9aは、真空蒸着法や塗布法など公知の方法により形成することができ、有機発光補助層9aの材料や生産性などに応じて適宜形成方法を決定できる。塗布法を用いて有機発光補助層9aを形成する場合には、塗布後に光や熱を用いて乾燥および/または硬化させてもよい。
次に、陽極2側の有機発光補助層9aの形成された基板1上(被形成面上)に、有機発光層5を形成する。
有機発光層5を形成するには、まず、有機ポリシランと、有機ポリシランを可溶する有機溶媒と、有機リン光性発光材料と、必要に応じて含有される電子輸送性材料とを所定の割合で含む塗布液を作成する。
塗布液に含まれる有機リン光性発光材料および必要に応じて含有される電子輸送性材料は、有機ポリシランを可溶する有機溶媒に溶解されていることが好ましいが、溶解されずに塗布液中に分散されていてもよい。
塗布液に用いられる有機溶媒としては、有機ポリシランが可溶なものであって、かつ、有機発光層5の形成される被形成面が不溶であるものを用いることが好ましい。このことにより、塗布液を、陽極2側の有機発光補助層9aの形成された基板1上(被形成面上)に塗布することにより、塗布液に被形成面が溶解して品質が劣化することを防止できる。
有機ポリシランが可溶である有機溶媒としては、例えば、クロロホルム、メチレンクロライド、トリクロロエチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン溶剤や、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、アニソール、2,3−ジヒドロベンゾフラン、1,3,5−トリメチルベンゼン、2−メトキシトルエン、4−メトキシトルエン、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、1,2−ジメトキシベンゼン、フェニルシクロヘキサン、4−イソプロピルビフェニル、安息香酸エチル、安息香酸メチルなどの芳香族系の溶剤、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンなどのアミド系溶剤などやこれらの混合溶剤などが挙げられる。
次に、このようにして得られた塗布液を、陽極2側の有機発光補助層9aの形成された基板1上(被形成面上)に塗布する。塗布液の塗布方法としては、特に限定されないが、例えば、ピンコート法、ダイコート法、ディップコート法などの各種コーティング方法、グラビア印刷法などの凹版印刷法、フレキソ印刷法などの凸版印刷法、インクジェト法などの各種印刷方法などの塗布方法が挙げられる。
このようにして被形成面上に塗布液を塗布した後、必要に応じて熱を用いて乾燥させる。
以上の工程により、有機発光層5が形成される。
次いで、有機発光層5上に、陰極8側の有機発光補助層9bを形成する。有機発光補助層9bは、真空蒸着法や塗布法など公知の方法により形成することができ、陽極2側の有機発光補助層9aと同様に、有機発光補助層9bの材料や生産性などに応じて適宜形成方法を決定できる。
続いて、有機発光補助層9bまでの各層の形成された基板1上に、陰極8として所定の形状の金属からなる電極を形成する。陰極8は、例えば、スパッタリング法や、フォトリソグラフィー法、真空蒸着法などを用いて形成できる。
以上の工程により、図1に示す有機EL素子10が形成される。
本実施形態の有機EL素子10は、有機ポリシランに少なくとも有機リン光性発光材料が分散された有機発光層5を含むものであり、有機ポリシランが一重項および三重項状態のエネルギー準位が高く、基底準位とのエネルギー差(バンドギャップ)が大きいものであるので、有機リン光性発光材料が高いエネルギーである青色発光させるものであっても高効率で発光させることができる。
また、本実施形態の有機EL素子10は、有機ポリシランに少なくとも有機リン光性発光材料が分散された有機発光層5を含むものであり、有機ポリシランが有機溶媒に可溶性を有するものであるので、少なくとも有機ポリシランと有機ポリシランを可溶する有機溶媒と有機リン光性発光材料とを含む塗布液を、有機発光層5の形成される被形成面上に塗布することにより、容易に有機発光層5を形成できる。
本実施形態の有機EL素子10は、大面積の情報表示ディスプレイなどのデバイスや、照明機器等の装置に好適に用いることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。なお、本発明の有機EL素子およびその製造方法は以下に示す実施例に限定されない。
<実施例1>
(インクの調製)
ポリ(メチルフェニルシラン)(大阪ガスケミカル社製)からなるホスト材料を、キシレンからなる有機溶媒に1.5重量%の濃度で溶解し、発光材料として緑色発光材料である上記一般式(7)に示されるTris(2−(tert−butylphenyl)pyridine))iridium(III)を溶解させて、発光材料濃度の異なる3種類の実施例1−1〜1−3のインク(塗布液)を調整した。
実施例1−1のインクに含まれる発光材料濃度は0.045重量%、実施例1−2のインクに含まれる発光材料濃度は0.090重量%、実施例1−3のインクに含まれる発光材料濃度は0.135重量%とした。
(有機EL素子の作製)
所定の形状にパターニングされた透明電極からなる陽極を有する基板を3枚用意し、各基板上に、ホール注入層の材料である上記一般式(1)に示されるPEDOT/PSS(商品名:Clevios PCH8000、HC.スタルク社製)の溶解された水溶液からなる塗布液を、35nmの厚みでスピンコート法を用いて塗布した後、連続してスピンコート法を用いて、実施例1−1〜1−3のインクをそれぞれ60nmの厚みで塗布し、ホットプレートを用いて130℃で1時間乾燥した。
なお、このようにして形成された有機発光層に含まれる発光材料の含有量は固形分比率で、実施例1−1が3重量%、実施例1−2が6重量%、実施例1−3が9重量%であった。
続いて、有機発光層の形成された各基板を、100℃の真空オーブンにて2時間乾燥して、残留する溶媒を除去した。
次いで、有機発光層の形成された乾燥後の各基板を、ULVAC社製の真空蒸着機に入れ、有機発光層上に陰極として、7nmのカルシウム層と80nmのアルミニウム層とを順に形成し、実施例1−1〜1−3の有機EL素子を得た。
<実施例2>
上記一般式(15)に示されるOXD−7からなる電子輸送性材料を0.45重量%含むこと以外は、実施例1−3と同様にして、実施例2のインク(塗布液)を調整した。
その後、インクとして実施例2のインクを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2の有機EL素子を得た。このようにして形成された有機発光層に含まれる電子輸送性材料の含有量は30%重量であった。
<実施例3>
発光材料として、青色発光材料である上記一般式(12)に示されるBis(2,4−difluorophenylpyridinato)tetrakis(1−pyrazoyl)borateiridium(III)を用いたこと以外は、実施例1−3と同様にして、実施例3のインク(塗布液)を調整した。
その後、インクとして実施例3のインクを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例3の有機EL素子を得た。
このようにして得られた実施例1−1〜1−3、実施例2、実施例3の有機EL素子について、発光スペクトルを調べた。その結果を図2に示す。図2は、実施例1〜3の有機EL素子の発光スペクトルを示したグラフである。
また、実施例1−1〜1−3、実施例2、実施例3の有機EL素子について、電圧と輝度との関係を調べた。その結果を図3に示す。図3(a)は、実施例1−1〜1−3、実施例2の有機EL素子の電圧と輝度との関係を示したグラフである。図3(b)は、実施例3の有機EL素子の電圧と輝度との関係を示したグラフである。
<評価結果>
実施例1−1〜1−3、実施例2の有機EL素子は、図2に示す緑色の発光スペクトルを示した。また、図3(a)に示すように、インクに含まれる発光材料濃度が6重量%である実施例1−2、9重量%である実施例1−3の有機EL素子は、電圧14V程度のときに400cd/mの最高輝度となり、外部量子効率が最大で6%となり高い発光効率を示した。
また、図3(a)に示す実施例1−1〜1−3の結果から、高い発光効率を得るために、インクに含まれる発光材料濃度は3重量%以上であることが好ましく、6重量%以上であることがより好ましいことが分かる。
また、図3(a)に示すように、インクに含まれる発光材料濃度が9重量%であり、電子輸送性材料を含む実施例2では、電圧9V程度のときに600cd/mの輝度となり、外部量子効率が9%という高い発光効率を示した。
また、実施例2では、インクに含まれる発光材料濃度が同じである実施例1−3と比較して発光効率が高くなっている。このことより、電子輸送性材料を含む有機発光層とすることで、発光効率を向上させることができることが分かる。
実施例3の有機EL素子は、図2に示す青色の発光スペクトルを示した。また、図3(b)に示すように、インクに含まれる発光材料濃度が9重量%である実施例3では、電圧15V程度のときに40cd/mの輝度となり、外部量子収率が1.5%程度の発光効率を示した。このことより、有機ポリシランに有機リン光性発光材料が分散された有機発光層を含む有機EL素子とすることで、発光材料が高いエネルギーである青色発光させるものであっても、効率よく発光させることができることが分かった。
1:基板、2:陽極、3:ホール注入層、4:ホール輸送層、5:有機発光層、6:電子輸送層、7:電子注入層、8:陰極、9a、9b:有機発光補助層、10:有機EL素子(有機エレクトロルミネッセンス素子)。

Claims (7)

  1. 陽極と陰極とに挟まれた有機発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子であって、前記有機発光層が、有機ポリシランに少なくとも有機リン光性発光材料が分散されたものであることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  2. 前記有機発光層に含まれる前記有機リン光性発光材料の含有量が、3重量%〜15重量%であることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  3. 前記有機発光層が、電子輸送性材料を含むものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  4. 前記有機ポリシランが、ポリ(メチルフェニルシラン)であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  5. 前記有機ポリシランが、ポリ(ジヘキシルシラン)であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  6. 前記有機リン光性発光材料が、青色発光材料であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法であって、
    少なくとも有機ポリシランと前記有機ポリシランを可溶する有機溶媒と有機リン光性発光材料とを含む塗布液を、前記有機発光層の形成される被形成面上に塗布することにより前記有機発光層を形成する工程を含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
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