JP2014026890A - 制御装置、燃料電池システム及び制御方法 - Google Patents

制御装置、燃料電池システム及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池ユニットの効率的な運転制御を可能とする制御装置及び制御方法を提供する制御装置、燃料電池システム及び制御方法を提供する。
【解決手段】EMS200は、化学反応によって発電するセルスタック及び補機を備える燃料電池ユニット150と、貯湯ユニット160とを制御する。EMS200は、貯湯ユニット160の貯湯量が閾値以上の場合に、補機の消費電力を外部から供給される電力によって賄う制御及び発電部の温度を所定温度域に維持する制御を行う温度維持モードで、燃料電池ユニット150の運転を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、発電部及び補機を備える燃料電池ユニット及び貯湯ユニットを制御する制御装置、燃料電池システム及び制御方法に関する。
近年、化学反応によって発電する発電部と発電部の動作を補助する補機とを備える燃料電池ユニットが知られている(例えば、特許文献1)。通常動作において、燃料電池ユニットの出力電力(発電電力)は、系統と燃料電池ユニットとを接続する電力線上に設けられる負荷の消費電力に追従するように制御される(負荷追従制御)。また、燃料電池ユニットの発熱によって生じた排熱を湯として回収し、回収した湯を蓄積する貯湯ユニットを、燃料電池ユニットに接続することが知られている(例えば、非特許文献1)。
ところで、燃料電池ユニットの動作モードとしては、発電部の出力電力によって補機の消費電力を賄う動作モード(以下、アイドリングモード)が知られている(例えば、特許文献2、非特許文献1)。詳細には、アイドリングモードでは、発電部の出力電力が補機の消費電力と同程度となるように発電部の出力電力が制御される。例えば、負荷における電力需要が一時的に低い場合などにおいて燃料電池ユニットの運転を継続するためのモードである。
特開2010−15783号公報 特開2006−12689号公報
大阪ガス株式会社、"SOFCシステム技術開発について"、[Online]、[平成24年6月27日検索]、インターネット(URL:http://www.osakagas.co.jp/rd/fuelcell/sofc/technology/system.html)
しかしながら、上述したアイドリングモードでは、発電部の出力電力によって補機の消費電力を賄うため、発電部によって発電可能な程度に燃料(ガス等)を燃料電池ユニットに供給する必要があり、燃料を十分に節約することができない。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、燃料電池ユニットの効率的な運転制御を可能とする制御装置、燃料電池システム及び制御方法を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る制御装置は、化学反応によって発電する発電部及び前記発電部の動作を補助する補機を備える燃料電池ユニットと、前記発電部の発電によって生じた排熱を湯として回収し、回収した湯を蓄積する貯湯ユニットとを制御する。制御装置は、前記燃料電池ユニットに対し、前記燃料電池ユニットの動作モードを指示する制御部を備える。前記燃料電池ユニットの動作モードは、前記燃料電池ユニットに接続された負荷の消費電力に追従するように前記発電部から出力する電力を制御する発電モードと、前記補機の消費電力を前記燃料電池ユニット外部から供給される電力によって賄う制御及び前記発電部の温度を所定温度域に維持する制御を行い、前記発電部から出力する電力が前記補機の消費電力よりも小さいモードである温度維持モードとを含む。前記温度維持モードにおいて、前記制御部は、前記貯湯ユニットの貯湯量が閾値以上の場合に、前記燃料電池ユニットの動作モードを前記温度維持モードとするように指示する。
第1の特徴において、前記制御部は、前記貯湯ユニットに蓄積された湯の使用履歴から必要貯湯量を予測し、予測した必要貯湯量に基づいて前記閾値を設定する。
第1の特徴において、前記所定温度域は、前記発電モードにおいて前記発電部にて発電を行う際の発電温度よりも低い温度域である。
第1の特徴において、前記制御部は、前記発電部から出力する電力を前記補機によって消費する自給モードを動作モードの一つとして指示する。
第1の特徴において、前記制御部は、停電が生じた場合に、前記燃料電池ユニットの動作モードを前記自給モードとするように指示する。
第1の特徴において、前記所定温度域は、前記自給モードにおける前記発電部の温度よりも低い。
第1の特徴において、前記燃料電池ユニットは、SOFC方式の燃料電池を有する。
第1の特徴において、前記発電温度は、650℃〜1000℃であり、前記所定温度域は、450℃〜600℃である。
第1の特徴において、前記温度維持モードにおいて前記燃料電池ユニットに供給される燃料の量は、前記発電モードにおいて前記燃料電池ユニットに供給される燃料の量よりも少ない。
第2の特徴に係る燃料電池システムは、化学反応によって発電する発電部及び前記発電部の動作を補助する補機を備える燃料電池ユニットと、前記発電部の発電によって生じた排熱を湯として回収し、回収した湯を蓄積する貯湯ユニットとを備える。燃料電池ユニットは、前記発電部による発電を積極的に行う発電モードと、前記補機の消費電力を前記燃料電池ユニット外部から供給される電力によって賄うとともに前記発電部の温度を所定温度域に維持し、前記発電部から出力する電力を前記補機の消費電力よりも小さくする温度維持モードと、を含む複数の動作モードにより自己の運転を制御する制御部を備える。前記制御部は、前記貯湯ユニットの貯湯量が閾値以上の場合に、前記燃料電池ユニットの動作モードを前記温度維持モードとするように指示する。
第3の特徴に係る制御方法は、化学反応によって発電する発電部及び前記発電部の動作を補助する補機を備える燃料電池ユニットを制御する方法である。制御方法は、前記燃料電池ユニットに対し、前記燃料電池ユニットの動作モードを指示するステップを備える。前記燃料電池ユニットの動作モードは、前記燃料電池ユニットに接続された負荷の消費電力に追従するように前記発電部から出力する電力を制御する発電モードと、前記補機の消費電力を前記燃料電池ユニット外部から供給される電力によって賄う制御及び前記発電部の温度を所定温度域に維持する制御を行い、前記発電部から出力する電力が前記補機の消費電力よりも小さいモードである温度維持モードとを含む。制御方法は、前記貯湯ユニットの貯湯量が閾値以上の場合に、前記燃料電池ユニットの動作モードを前記温度維持モードとするように指示する。
本発明によれば、燃料電池ユニットの効率的な運転制御を可能とする制御装置及び制御方法を提供する制御装置、燃料電池システム及び制御方法を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係るエネルギー管理システム100を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る需要家10を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る燃料電池ユニット150を示す図である。 図4は、第1実施形態に係るEMS200を示す図である。 図5は、第1実施形態に係る制御方法を示すフロー図である。
以下において、本発明の実施形態に係る制御装置及び制御方法について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る制御装置は、化学反応によって発電する発電部及び前記発電部の動作を補助する補機を備える燃料電池ユニットを制御する。制御装置は、前記燃料電池ユニットに対し、前記燃料電池ユニットの動作モードを指示する制御部を備える。前記燃料電池ユニットの動作モードは、前記燃料電池ユニットに接続された負荷の消費電力に追従するように前記発電部から出力する電力を制御する発電モードと、前記補機の消費電力を前記燃料電池ユニット外部から供給される電力によって賄う制御及び前記発電部の温度を所定温度域に維持する制御を行い、前記発電部から出力する電力が前記補機の消費電力よりも小さいモードである温度維持モードとを含む。前記温度維持モードにおいて、前記制御部は、前記貯湯ユニットの貯湯量が閾値以上の場合に、前記燃料電池ユニットの動作モードを前記温度維持モードとするように指示する。
実施形態では、温度維持モードを含む複数の運転モードが導入される。これによって、負荷追従性を確保するために極力、完全には燃料電池ユニットを停止させないようにした場合であっても、温度維持モードでは、燃料電池ユニットに供給される燃料を節約することができる。
[第1実施形態]
(エネルギー管理システム)
以下において、第1実施形態に係るエネルギー管理システムについて説明する。図1は、第1実施形態に係るエネルギー管理システム100を示す図である。
図1に示すように、エネルギー管理システム100は、需要家10と、CEMS20と、変電所30と、スマートサーバ40と、発電所50とを有する。なお、需要家10、CEMS20、変電所30及びスマートサーバ40は、ネットワーク60によって接続されている。
需要家10は、例えば、発電装置及び蓄電装置を有する。発電装置は、例えば、燃料電池のように、燃料を利用して電力を出力する装置である。蓄電装置は、例えば、二次電池などのように、電力を蓄積する装置である。
需要家10は、一戸建ての住宅であってもよく、マンションなどの集合住宅であってもよい。或いは、需要家10は、コンビニエンスストア又はスーパーマーケットなどの店舗であってもよく、ビルなどの商用施設であってもよく、工場であってもよい。
第1実施形態では、複数の需要家10によって、需要家群10A及び需要家群10Bが構成されている。需要家群10A及び需要家群10Bは、例えば、地理的な地域によって分類される。
CEMS20は、複数の需要家10と電力系統との間の連系を制御する。なお、CEMS20は、複数の需要家10を管理するため、CEMS(Cluster/Community Energy Management System)と称されることもある。具体的には、CEMS20は、停電時などにおいて、複数の需要家10と電力系統との間を解列する。一方で、CEMS20は、復電時などにおいて、複数の需要家10と電力系統との間を連系する。
第1実施形態では、CEMS20A及びCEMS20Bが設けられている。CEMS20Aは、例えば、需要家群10Aに含まれる需要家10と電力系統との間の連系を制御する。CEMS20Bは、例えば、需要家群10Bに含まれる需要家10と電力系統との間の連系を制御する。
変電所30は、複数の需要家10に対して、配電線31を介して電力を供給する。具体的には、変電所30は、発電所50から供給を受ける電圧を降圧する。
第1実施形態では、変電所30A及び変電所30Bが設けられている。変電所30Aは、例えば、需要家群10Aに含まれる需要家10に対して、配電線31Aを介して電力を供給する。変電所30Bは、例えば、需要家群10Bに含まれる需要家10に対して、配電線31Bを介して電力を供給する。
スマートサーバ40は、複数のCEMS20(ここでは、CEMS20A及びCEMS20B)を管理する。また、スマートサーバ40は、複数の変電所30(ここでは、変電所30A及び変電所30B)を管理する。言い換えると、スマートサーバ40は、需要家群10A及び需要家群10Bに含まれる需要家10を統括的に管理する。スマートサーバ40は、例えば、需要家群10Aに供給すべき電力と需要家群10Bに供給すべき電力とのバランスを取る機能を有する。
発電所50は、火力、太陽光、風力、水力、原子力などによって発電を行う。発電所50は、複数の変電所30(ここでは、変電所30A及び変電所30B)に対して、送電線51を介して電力を供給する。
ネットワーク60は、信号線を介して各装置に接続される。ネットワーク60は、例えば、インターネット、広域回線網、狭域回線網、携帯電話網などである。
(需要家)
以下において、第1実施形態に係る需要家について説明する。図2は、第1実施形態に係る需要家10の詳細を示す図である。
図2に示すように、需要家10は、分電盤110と、負荷120と、PVユニット130と、蓄電池ユニット140と、燃料電池ユニット150と、貯湯ユニット160と、EMS200とを有する。
第1実施形態において、需要家10は、電流計180を有する。電流計180は、燃料電池ユニット150の負荷追従制御に用いられる。電流計180は、蓄電池ユニット140及び燃料電池ユニット150と系統とを接続する電力線上において、蓄電池ユニット140と電力線との接続点よりも下流(系統から離れた側)、かつ、燃料電池ユニット150と電力線との接続点よりも上流(系統に近い側)に設けられる。電流計180が負荷120と電力線との接続点よりも上流(系統に近い側)に設けられることは勿論である。
第1実施形態において、各機器は、系統に近い順から見て、PVユニット130、蓄電池ユニット140、燃料電池ユニット150及び負荷120の順で電力線に接続されていることに留意すべきである。
分電盤110は、配電線31(系統)に接続されている。分電盤110は、電力線を介して、負荷120、PVユニット130、蓄電池ユニット140及び燃料電池ユニット150に接続されている。ただし、燃料電池ユニット150、蓄電池ユニット140の接続が逆の場合にも本発明は実施可能である。
負荷120は、電力線を介して供給を受ける電力を消費する装置である。例えば、負荷120は、冷蔵庫、冷凍庫、照明、エアコンなどの装置を含む。
PVユニット130は、PV131と、PCS132とを有する。PV131は、発電装置の一例であり、太陽光の受光に応じて発電を行う太陽光発電装置である。PV131は、発電されたDC電力を出力する。PV131の発電量は、PV131に照射される日射量に応じて変化する。PCS132は、PV131から出力されたDC電力をAC電力に変換する装置(Power Conditioning System)である。PCS132は、電力線を介してAC電力を分電盤110に出力する。
第1実施形態において、PVユニット130は、PV131に照射される日射量を測定する日射計を有していてもよい。
PVユニット130は、MPPT(Maximum Power Point Tracking)法によって制御される。詳細には、PVユニット130は、PV131の動作点(動作点電圧値及び電力値によって定まる点、又は、動作点電圧値と電流値とによって定まる点)を最適化する。
蓄電池ユニット140は、蓄電池141と、PCS142とを有する。蓄電池141は、電力を蓄積する装置である。PCS142は、配電線31(系統)から供給を受けるAC電力をDC電力に変換する装置(Power Conditioning System)である。また、PCS142は、蓄電池141から出力されたDC電力をAC電力に変換する。
燃料電池ユニット150は、燃料電池151と、PCS152とを有する。燃料電池151は、発電装置の一例であり、燃料を利用して電力を出力する装置である。PCS152は、燃料電池151から出力されたDC電力をAC電力に変換する装置(Power Conditioning System)である。
燃料電池ユニット150は、負荷追従制御によって動作する。詳細には、燃料電池ユニット150は、燃料電池151から出力する電力が負荷追従制御の目標電力となるように燃料電池151を制御する。言い換えると、燃料電池ユニット150は、電流計180によって検出される電流値が目標受電力となるように、燃料電池151から出力する電力を制御する。ここでいう負荷追従制御は、負荷120の消費電力が燃料電池ユニット150の定格運転における出力電力を上回る場合は、負荷120の要求電力の不足分を、系統から供給を受けた電力で賄う制御も含む。
貯湯ユニット160は、電力を熱に変換し、変換された熱を湯として蓄積したり、燃料電池ユニット150等のコージェネレーション機器が発生する熱を湯として蓄えたりする蓄熱装置の一例である。具体的には、貯湯ユニット160は、貯湯槽を有しており、燃料電池151の運転(発電)によって生じる排熱によって、貯湯槽から供給される水を温める。詳細には、貯湯ユニット160は、貯湯槽から供給される水を温めて、温められた湯を貯湯槽に還流する。
EMS200は、PVユニット130、蓄電池ユニット140、燃料電池ユニット150及び貯湯ユニット160を制御する装置(Energy Management System)である。具体的には、EMS200は、PVユニット130、蓄電池ユニット140、燃料電池ユニット150及び貯湯ユニット160に信号線を介して接続されており、PVユニット130、蓄電池ユニット140、燃料電池ユニット150及び貯湯ユニット160を制御する。また、EMS200は、燃料電池ユニット150の動作モードを制御することによって、負荷120の消費電力を制御する。
また、EMS200は、ネットワーク60を介して各種サーバと接続される。各種サーバは、例えば、系統から供給を受ける電力の購入単価、系統から供給を受ける電力の売却単価、燃料の購入単価などの情報(以下、エネルギー料金情報)を格納する。
或いは、各種サーバは、例えば、負荷120の消費電力を予測するための情報(以下、消費エネルギー予測情報)を格納する。消費エネルギー予測情報は、例えば、過去の負荷120の消費電力の実績値に基づいて生成されてもよい。或いは、消費エネルギー予測情報は、負荷120の消費電力のモデルであってもよい。
或いは、各種サーバは、例えば、PV131の発電量を予測するための情報(以下、PV発電量予測情報)を格納する。PV発電予測情報は、PV131に照射される日射量の予測値であってもよい。或いは、PV発電予測情報は、天気予報、季節、日照時間などであってもよい。
或いは、各種サーバは、例えば、貯湯ユニット160に必要な貯湯量を予測するための情報(以下、必要貯湯量予測情報)を格納する。必要貯湯量予測情報は、貯湯ユニット160に蓄積された湯の使用履歴に基づいて生成されてもよい。具体的には、過去のお湯使用パターンから単位時間あたりの予測使用量を算出し、一定時間経過後の予測貯湯量を算出する。その上で、一定時間後にタンクが空にならないために必要な現在の貯湯量を、貯湯量の閾値として設定する。
(燃料電池ユニット)
以下において、第1実施形態に係る燃料電池ユニットについて説明する。図3は、第1実施形態に係る燃料電池ユニット150を示す図である。
図3に示すように、燃料電池ユニット150は、燃料電池151と、PCS152と、ブロワ153と、脱硫器154と、着火ヒータ155と、制御基板156とを有する。
燃料電池151は、上述したように、燃料を利用して電力を出力する装置である。具体的には、燃料電池151は、改質器151Aと、セルスタック151Bとを有する。
改質器151Aは、後述する脱硫器154によって付臭剤が除去された燃料から改質ガスを生成する。改質ガスは、水素及び一酸化炭素によって構成されるガスである。
セルスタック151Bは、後述するブロワ153から供給される空気(酸素)と改質ガスとの化学反応によって発電する。具体的には、セルスタック151Bは、複数のセルがスタックされた構造を有する。各セルは、燃料極と空気極との間に電解質が挟み込まれた構造を有する。燃料極には、改質ガス(水素)が供給され、空気極には、空気(酸素)が供給される。電解質において改質ガス(水素)及び空気(酸素)の化学反応が生じて、電力(DC電力)及び熱が生成される。
PCS152は、上述したように、燃料電池151から出力されたDC電力をAC電力に変換する装置である。
ブロワ153は、燃料電池151(セルスタック151B)に空気を供給する。ブロワ153は、例えば、ファンによって構成される。
脱硫器154は、外部から供給される燃料に含まれる付臭剤を除去する。燃料は、都市ガスであってもよく、プロパンガスであってもよい。
着火ヒータ155は、セルスタック151Bで化学反応しなかった燃料(以下、未反応燃料)に着火し、セルスタック151Bの温度を高温に維持するヒータである。すなわち、着火ヒータ155は、セルスタック151Bを構成する各セルの開口から漏れる未反応燃料に着火する。着火ヒータ155は、未反応燃料が燃焼していないケース(例えば、燃料電池ユニット150の起動時)において、未反応燃料に着火すればよいことに留意すべきである。そして、一旦着火すれば、その後は、セルスタック151Bから僅かずつ溢れ出る未反応燃料が燃焼し続けることによって、セルスタック151Bの温度が高温に維持される。
制御基板156は、燃料電池151、PCS152、ブロワ153、脱硫器154、着火ヒータ155及び制御基板156を制御する回路を搭載する基板である。
第1実施形態において、セルスタック151Bは、化学反応によって発電する発電部の一例である。改質器151A、ブロワ153、脱硫器154、着火ヒータ155及び制御基板156は、セルスタック151B(発電部)の動作を補助する補機の一例である。また、PCS152の一部を補機として扱ってもよい。
第1実施形態において、燃料電池ユニット150の動作モードとして、発電モード、アイドリングモード(自給モード)、温度維持モードが設けられる。
発電モードは、燃料電池ユニット150に接続された負荷120の消費電力に追従するように燃料電池151(セルスタック151B)から出力する電力が制御される動作モード(負荷追従制御)である。詳細には、発電モードでは、電流計180によって検出される電流値とPCS152が測定している電圧値から算出される受電力が目標受電力となるように、燃料電池151から出力する電力が制御される。ここで、燃料電池ユニット150が電流計180よりも下流に設けられているため、補機の消費電力についても、燃料電池151から出力する電力によって賄われることに留意すべきである。
ここで、発電モードにおけるセルスタック151Bの温度は、化学反応及び未反応燃料の燃焼によって、発電温度として650〜1000℃(例えば700℃程度)に維持される。このような発電温度は、すなわち、改質ガス(水素)及び空気(酸素)を得れば、積極的に化学反応が生じる温度域である。
ところで、燃料電池ユニット150は、完全停止させることも可能である。例えば、長期間使用しない場合などにおいては完全停止させてもよい。しかしながら、完全停止させた場合には、補機類も停止して燃料電池151(セルスタック151B)の温度が低いものとなるため、発電可能な程の温度まで上昇するために長い時間を要することとなり、負荷追従性が低いということには留意すべきである。このため、第1実施形態においては完全停止を極力回避するため、運転モードにアイドリングモードと温度維持モードとを設ける。
アイドリングモードは、燃料電池151(セルスタック151B)から出力する電力によって補機の消費電力を賄う動作モードである。但し、アイドリングモードでは、負荷120の消費電力については、燃料電池151から出力する電力によって賄われないことに留意すべきである。アイドリングモードは、燃料電池151(セルスタック151B)から出力する電力によって補機の消費電力を賄う動作モードである。ここでいうアイドリングモードは、燃料電池ユニット150からの出力電力がゼロとなるように制御されるモードであることから、自給モードとも言う。
ここで、アイドリングモードにおけるセルスタック151Bの温度は、化学反応及び未反応燃料の燃焼により、発電モードと同様の発電温度(例えば、700℃程度)に維持される。すなわち、アイドリングモードにおけるセルスタック151Bの温度についても、発電モードと同様、改質ガス(水素)及び空気(酸素)を得れば、積極的に化学反応が生じる温度域である。アイドリングモードは、例えば、停電が生じた場合に適用される動作モードである。
温度維持モードは、補機の消費電力を外部から供給される電力によって賄うとともに、セルスタック151Bを所定温度域に維持する動作モードである。温度維持モードにおいて、補機の消費電力は、系統から供給される電力によって賄われてもよく、PV131又は蓄電池141から供給される電力によって賄われてもよい。温度維持モードにおいて、燃料電池151(セルスタック151B)から出力する電力は、少なくとも、補機の消費電力よりも小さく、アイドリングモードのように、補機を動作させるには若干及ばない程度となる。例えば、温度維持モードにおいて、燃料電池151(セルスタック151B)から電力が出力されない。
ここで、温度維持モードにおけるセルスタック151Bの温度は、主として、未反応燃料の燃焼によって維持される。また、温度維持モードにおけるセルスタック151Bの温度は、発電モードにおけるセルスタック151Bの温度よりも低い。同様に、温度維持モードにおけるセルスタック151Bの温度は、アイドリングモードにおけるセルスタック151Bの温度よりも低い。しかしながら、未反応燃料の燃焼により、温度維持モードにおけるセルスタック151Bの温度は、ある程度の高温(所定温度域)で維持される。
第1実施形態において、所定温度域は、発電温度よりも若干低く、例えば、450℃〜600℃程度であって、改質ガス(水素)及び空気(酸素)を得ても、充分な化学反応が生じにくい温度域である。セルスタック151Bの温度が所定温度域である場合に、化学反応の反応スピードが不足するため、燃料電池151(セルスタック151B)から出力する電圧は、定格電圧(200V)よりも低い。温度維持モードでは、化学反応が全く生じていなくてもよく、若干の化学反応が生じていてもよい。ただし、所定温度域は、常温よりは明らかに高い温度で維持することとなるため、発電を行う必要が生じた際にも、完全停止している状態に比して化学反応を積極的に生じさせる温度に到達するまでの時間が短く済み、必要電力を出力するまでの時間を短くすることとなる。
また、温度維持モードにおいて燃料電池ユニット150に供給される燃料の量は、発電モードにおいて燃料電池ユニット150に供給される燃料の量よりも少ない。
(EMSの構成)
以下において、第1実施形態のEMSについて説明する。図4は、第1実施形態のEMS200を示すブロック図である。
図4に示すように、EMS200は、受信部210と、送信部220と、制御部230とを有する。
受信部210は、信号線を介して接続された装置から各種信号を受信する。例えば、受信部210は、PV131の発電量を示す情報をPVユニット130から受信してもよい。受信部210は、蓄電池141の蓄電量を示す情報を蓄電池ユニット140から受信してもよい。受信部210は、燃料電池151の発電量を示す情報を燃料電池ユニット150から受信してもよい。受信部210は、貯湯ユニット160の貯湯量を示す情報を貯湯ユニット160から受信してもよい。
第1実施形態において、受信部210は、エネルギー料金情報、消費エネルギー予測情報、PV発電量予測情報及び必要貯湯量予測情報を、ネットワーク60を介して各種サーバから受信してもよい。但し、エネルギー料金情報、消費エネルギー予測情報及びPV発電量予測情報は、予めEMS200に記憶されていてもよい。
送信部220は、信号線を介して接続された装置に各種信号を送信する。例えば、送信部220は、PVユニット130、蓄電池ユニット140、燃料電池ユニット150及び貯湯ユニット160を制御するための信号を各装置に送信する。送信部220は、負荷120を制御するための制御信号を負荷120に送信する。
制御部230は、負荷120、PVユニット130、蓄電池ユニット140、燃料電池ユニット150及び貯湯ユニット160を制御する。
第1実施形態において、制御部230は、燃料電池ユニット150の動作モードを燃料電池ユニット150に指示する。第1実施形態において、燃料電池ユニット150の動作モードは、上述したように、発電モード(負荷追従制御)、アイドリングモード及び温度維持モードを含む。
制御部230は、貯湯ユニット160から受信した貯湯ユニット160の貯湯量を示す情報と、貯湯ユニット160の貯湯量の閾値とを比較する。制御部230は、貯湯ユニット160の貯湯量が閾値を下回る場合は、燃料電池ユニット150を発電モードで運転するよう制御する。一方、制御部230は、貯湯ユニット160の貯湯量が閾値以上の場合には、燃料電池ユニット150を温度維持モードで運転するよう制御する。閾値は、ユーザが任意に設定してもよく、必要貯湯量予測情報から予測した必要貯湯量に基づいて、制御部230が自動的に設定してもよい。
燃料電池151(セルスタック151B)から出力する電力が所定閾値を上回る場合に、制御部230は、燃料電池ユニット150を発電モードで運転するよう制御する。一方、制御部230は、例えば、燃料電池151(セルスタック151B)から出力する電力が所定閾値を下回る場合に、温度維持モードで運転するよう燃料電池ユニット150を制御する。また、制御部230は、例えば、停電が生じた場合には、アイドリングモードで運転するよう燃料電池ユニット150を制御する。
(制御方法)
以下において、第1実施形態に係る制御方法について説明する。図5は、第1実施形態に係る制御方法を示すフロー図である。
図5に示すように、ステップ10において、EMS200は、現在の状態が停電状態であるか否かを判定する。判定結果が”YES”であり、系統の停電状態が検出されると即座に、ステップ30の処理が行われる。判定結果が”NO”である場合には、ステップ20の処理が行われる。
ステップ20において、EMS200は、貯湯ユニット160から受信した貯湯ユニット160の貯湯量を示す情報と、貯湯ユニット160の貯湯量の閾値とを比較し、貯湯ユニット160の貯湯量が閾値以上であるか否かを判定する。判定結果が”YES”である場合には、ステップ40の処理が行われる。判定結果が”NO”である場合には、ステップ50の処理が行われる。
ステップ30において、EMS200は、アイドリングモードで運転するよう燃料電池ユニット150を制御する。これにより、系統が停電状態であって系統からの電力供給が受けられない場合となっても、運転を継続することができる。系統が停電状態となり、補機類に系統からの電力供給を受けることができなくなったとしても、燃料電池151(セルスタック151B)における発電は化学反応であるために即座に停止するわけではない。つまり、停電が生じ、補機への系統からの電力供給が無くなったとしても、しばらくは補機の消費電力を賄える程度は化学反応が継続する。このため、停電を検出しても即座に補機への電力供給元を系統から自己の発電電力に変更することで運転を継続することができる。このようにして上述したように、アイドリングモードでは、燃料電池151から出力される電力が補機へ供給されるが、負荷120へは基本的に電力供給を行わない。
ステップ40において、EMS200は、温度維持モードで運転するよう燃料電池ユニット150を制御する。上述したように、温度維持モードでは、外部から出力する電力によって補機の消費電力が賄われており、セルスタック151Bの温度が所定温度域に維持される。所定温度域は発電モードにおける発電温度よりも低いため、セルスタック151Bの排熱量も減少する。しかし、貯湯ユニット160の貯湯量は閾値以上であるため、セルスタック151Bの排熱量が少なくても、ユーザが必要とする量の湯は確保されている。温度維持モードでは、燃料電池151から出力する電力は、少なくとも、補機の消費電力よりも小さく、ゼロでもよい。
ステップ50において、EMS200は、発電モードで運転するよう燃料電池ユニット150を制御する。発電モードでは、燃料電池ユニット150に接続された負荷120の消費電力に追従するように補機類を制御して、燃料電池151からの出力を調整する。
以上説明したように、第1実施形態では、温度維持モードを含む複数の運転モードが導入される。これによって、負荷追従性を確保するために極力、完全には燃料電池ユニット150を停止させないようにした場合であっても、燃料電池ユニット150を効率的に運転制御することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、貯湯ユニットの貯湯量が閾値以上の場合に、燃料電池ユニットを温度維持モードで運転すると説明したが、これに加えて、負荷の消費電力を賄うためのコストを考慮して動作モードを指示してもよい。負荷の消費電力を賄うためのコストとは、負荷の消費電力を賄うために要する燃料及び/又は電力のコストを意味する。発電モードの場合は、負荷120の消費電力を燃料電池ユニット150からの出力電力で賄うために、燃料電池151に供給される燃料のコストを意味する。温度維持モードの場合は、燃料電池151の温度を所定温度域に維持するために燃料電池151に供給される燃料の他、補機に供給される電力及び負荷120に供給される電力の合計コストを意味する。例えば、系統から供給を受ける電力の購入単価が低い夜間に、貯湯ユニットの貯湯量が閾値以上である場合は、燃料電池ユニット150を温度維持モードで運転するよう制御することにより、負荷追従性を確保しつつ、効率的な運転制御をすることができる。
例えば、系統停電中にはアイドリングモードで運転するとしたが、仮に負荷での電力需要があるならば、補機についての電力供給を燃料電池151自身で行うだけでなく、燃料電池ユニット150に接続された負荷での需要に見合う出力電力が得られるよう燃料電池151の出力を上げる自立運転モードとしてもよい。すなわち、自立運転モードとアイドリングモード(自給モード)とは、発電電力の外部出力を行うか否かという点では相違するものの、系統停電中には補機への給電を自己発電で賄うという点では共通する。このため、系統停電中には補機への給電を自己発電で賄う2つのモードのことを便宜上、自給モードと呼んでもよい。
また、温度維持モードでは系統からの電力供給により補機類の消費電力を賄うとしたが、PVユニット130か蓄電池ユニット140などの出力から賄ってもよい。
実施形態において、制御装置は、EMS200であるが、実施形態はこれに限定されるものではない。EMS200は、PCS152又は制御基板156であってもよい。
EMS200は、HEMS(Home Energy Management System)であってもよく、SEMS(Store Energy Management System)であってもよく、BEMS(Building Energy Management System)であってもよく、FEMS(Factory Energy Management System)であってもよい。
実施形態では、需要家10は、負荷120、PVユニット130、蓄電池ユニット140、燃料電池ユニット150及び貯湯ユニット160を有する。しかしながら、需要家10は、少なくとも、負荷120及び燃料電池ユニット150を有していればよい。
10…需要家、20…CEMS、30…変電所、31…配電線、40…スマートサーバ、50…発電所、51…送電線、60…ネットワーク、100…エネルギー管理システム、110…分電盤、120…負荷、130…PVユニット、131…PV、132…PCS、140…蓄電池ユニット、141…蓄電池、142…PCS、150…燃料電池ユニット、151…燃料電池、151A…改質器、151B…セルスタック、152…PCS、153…ブロワ、154…脱硫器、155…着火ヒータ、156…制御基板、160…貯湯ユニット、180…電流計、200…EMS、210…受信部、220…送信部、230…制御部

Claims (11)

  1. 化学反応によって発電する発電部及び前記発電部の動作を補助する補機を備える燃料電池ユニットと、前記発電部の発電によって生じた排熱を湯として回収し、回収した湯を蓄積する貯湯ユニットとを制御する制御装置であって、
    前記燃料電池ユニットに対し、前記燃料電池ユニットの動作モードを指示する制御部を備え、
    前記燃料電池ユニットの動作モードは、前記燃料電池ユニットに接続された負荷の消費電力に追従するように前記発電部から出力する電力を制御する発電モードと、前記補機の消費電力を前記燃料電池ユニット外部から供給される電力によって賄う制御及び前記発電部の温度を所定温度域に維持する制御を行い、前記発電部から出力する電力が前記補機の消費電力よりも小さいモードである温度維持モードとを含み、
    前記制御部は、前記貯湯ユニットの貯湯量が閾値以上の場合に、前記燃料電池ユニットの動作モードを前記温度維持モードとするよう指示することを特徴とする制御装置。
  2. 前記制御部は、前記貯湯ユニットに蓄積された湯の使用履歴から必要貯湯量を予測し、予測した必要貯湯量に基づいて前記閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記所定温度域は、前記発電モードにおいて前記発電部にて発電を行う際の発電温度よりも低い温度域であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記発電部から出力する電力を前記補機によって消費する自給モードを動作モードの一つとして指示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、停電が生じた場合に、前記燃料電池ユニットの動作モードを前記自給モードとするよう指示することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記所定温度域は、前記自給モードにおける前記発電部の温度よりも低いことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記燃料電池ユニットは、SOFC方式の燃料電池を有することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  8. 前記発電温度は、650℃〜1000℃であり、前記所定温度域は、450℃〜600℃であることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  9. 前記温度維持モードにおいて前記燃料電池ユニットに供給される前記燃料の量は、前記発電モードにおいて前記燃料電池ユニットに供給される前記燃料の量よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  10. 化学反応によって発電する発電部及び前記発電部の動作を補助する補機を備える燃料電池ユニットと、前記発電部の発電によって生じた排熱を湯として回収し、回収した湯を蓄積する貯湯ユニットとを備える燃料電池システムであって、
    燃料電池ユニットは、前記発電部による発電を積極的に行う発電モードと、前記補機の消費電力を前記燃料電池ユニット外部から供給される電力によって賄うとともに前記発電部の温度を所定温度域に維持し、前記発電部から出力する電力を前記補機の消費電力よりも小さくする温度維持モードと、を含む複数の動作モードにより自己の運転を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記貯湯ユニットの貯湯量が閾値以上の場合に、前記燃料電池ユニットの動作モードを前記温度維持モードとするよう指示することを特徴とする燃料電池システム。
  11. 化学反応によって発電する発電部及び前記発電部の動作を補助する補機を備える燃料電池ユニットと、前記燃料電池ユニットの発電によって生じた排熱を湯として回収し、回収した湯を蓄積する貯湯ユニットとを制御する制御方法であって、
    前記燃料電池ユニットに対し、前記燃料電池ユニットの動作モードを指示するステップを備え、
    前記燃料電池ユニットの動作モードは、前記燃料電池ユニットに接続された負荷の消費電力に追従するように前記発電部から出力する電力を制御する発電モードと、前記燃料電池ユニットに対し、前記補機の消費電力を前記燃料電池ユニット外部から供給される電力によって賄う制御及び前記発電部の温度を所定温度域に維持する制御を行い、前記発電部から出力する電力が前記補機の消費電力よりも小さいモードである温度維持モードとを含み、
    前記貯湯ユニットの貯湯量が閾値以上の場合に、前記燃料電池ユニットの動作モードを前記温度維持モードとするよう指示することを特徴とする制御方法。
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