JP2014024652A - 糸巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】糸の巻取異常を好適に検出することができる糸巻取装置を提供すること。
【解決手段】糸巻取ユニット1は、糸を供給する給糸部2と、給糸部2から供給された糸YをパッケージPに巻き取る糸巻取部12と、給糸部2と糸巻取部12との間を走行する糸Yの糸走行速度を検出する糸走行速度検出部10と、糸走行速度検出部10により検出された糸走行速度に基づいて、糸巻取部12における糸Yの巻取異常を検出する異常検出部14aと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、糸をパッケージに巻き取る糸巻取装置に関する。
従来、糸をパッケージに巻き取る糸巻取装置が知られている。例えば、特許文献1には、巻取ドラムとパッケージとの間で切れた糸が巻取ドラムに巻き付いてしまうことを防止するために、糸ムラ等を検出するスラブキャッチャーにより検出値の微小変動を検出することで、糸が切れたことを判断する方法が記載されている。
特開平1−127566号公報
しかしながら、スラブキャッチャーによる検出値の微小変動は、検出できないこともあるため、切れた糸が巻取ドラムに巻き付いてしまうおそれがある。また、一旦糸が巻取ドラムに巻き付くと、微小変動は発生しなくなるため、実際に糸が巻取ドラムへ巻き付いたことは検出できない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、糸の巻取異常を好適に検出することができる糸巻取装置を提供することを目的とする。
本発明の糸巻取装置は、糸を供給する給糸部と、給糸部から供給された糸をパッケージに巻き取る糸巻取部と、給糸部と糸巻取部との間を走行する糸の糸走行速度を検出する糸走行速度検出部と、糸走行速度検出部により検出された糸走行速度に基づいて、糸巻取部における糸の巻取異常の有無を検出する異常検出部と、を備える。
本発明の糸巻取装置では、給糸部と糸巻取部との間を走行する糸の糸走行速度が検出され、検出された糸走行速度に基づいて巻取異常の有無が検出される。糸巻取部において、例えば巻取ドラムへの糸の巻き付き等の巻取異常が発生すると、糸走行速度が通常時とは異なる挙動を示す。従って、糸走行速度に基づいて巻取異常を検出することで、巻取異常を好適に検出することができる。
異常検出部は、糸巻取部が糸をコーン巻パッケージに巻き取る場合、糸走行速度検出部により検出された糸走行速度の周期的変化の回数が、所定範囲内において所定回数以下のときに、巻取異常が発生していることを検出してもよい。コーン巻パッケージを形成する場合、パッケージの外周面の径が軸線方向に沿って異なるため、糸の巻き取り中に糸走行速度が周期的に変化する。一方、例えば糸が巻取ドラム等に巻き付くと、上述の周期的変化は発生しなくなる。従って、糸走行速度の周期的変化の回数が所定範囲内において所定回数以下であるか否かを判断することで、巻取異常を好適に検出することができる。
異常検出部は、糸巻取部が糸をコーン巻パッケージに巻き取る場合、糸走行速度検出部により検出された糸走行速度の周期的変化の領域が、所定領域よりも高速度側に偏っているとき、又は、所定領域よりも低速度側に偏っているときに、巻取異常が発生していることを検出してもよい。コーン巻パッケージを形成する場合、例えば、接触点が小径側に偏ると、糸走行速度の周期的変化の領域が高速度側に偏り、接触点が大径側に偏ると、糸走行速度の周期的変化の領域が低速度側に偏る。接触点が過度に大径側や小径側に偏ると、外周面よりも軸線方向外側の部分に糸が巻き付いてしまう綾落ち等が発生するおそれがある。従って、糸走行速度の周期的変化の領域が、所定領域よりも高速度側に偏っているか否か、及び、所定領域よりも低速度側に偏っているか否か、を判断することで、巻取異常を好適に検出し、綾落ち等を防止することができる。
異常検出部は、糸巻取部が糸をチーズ巻パッケージに巻き取る場合、糸走行速度検出部により検出された糸走行速度が所定速度以下のときに、巻取異常が発生していることを検出してもよい。チーズ巻パッケージを形成する場合、綾振りにより、パッケージの周方向に対して所定の角度(綾角度)をなして糸がパッケージに巻き付くため、糸走行速度がパッケージの周速度よりも大きくなる。一方、例えば糸が巻取ドラム等に巻き付くと、糸走行速度が低下する。従って、糸走行速度が所定速度以下か否かを判断することで、巻取異常を好適に検出することができる。このとき、糸巻取部は、パッケージの外周面に接触して回転する巻取ドラムを有し、異常検出部は、糸走行速度検出部により検出された糸走行速度が所定期間にわたって巻取ドラムの設定周速度以下の場合に、巻取異常が発生していることを検出してもよい。この場合、閾値を容易に設定することができる。
糸巻取部は、パッケージの外周面に接触して回転する巻取ドラムを有し、異常検出部は、糸走行速度を巻取ドラムの周速度で除した算出速度比を求め、算出速度比に基づいて、巻取異常の有無を検出してもよい。糸走行速度から算出速度比を求めることにより、巻取ドラムの加速回転時であるか、定速回転時であるか等によらず、一定の検出方法を設定することができる。
糸巻取装置は、異常検出部により検出された巻取異常の発生を報知する報知部を更に備えてもよい。この場合、巻取異常が発生したことをオペレータ等に好適に伝えることができる。
糸巻取装置は、異常検出部により巻取異常の発生が検出された場合に、糸巻取部に対して糸の巻き取りの中止を指示する中止指示部を更に備えてもよい。この場合、巻取異常の拡大を抑制することができる。
本発明によれば、糸の巻取異常を好適に検出することができる糸巻取装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態の糸巻取装置である糸巻取ユニットの正面図である。 コーン巻パッケージ及び巻取ドラムを示す正面図である。 コーン巻パッケージにおける駆動点毎の糸走行速度を示すグラフである。 コーン巻パッケージの巻取時において糸の巻取ドラムへの巻き付きを検出するときのフローチャートである。 コーン巻パッケージの加速巻取時の糸走行速度及びドラム周速度を時間に対して示すグラフである。 コーン巻パッケージの定速巻取時の糸走行速度及びドラム周速度を時間に対して示すグラフである。 コーン巻パッケージの加速巻取時から定速巻取時にわたる糸走行速度及びドラム周速度を糸の巻取長さに対して示すグラフである。 図7の糸走行速度及びドラム周速度に基づく算出速度比を示すグラフである。 チーズ巻パッケージ及び巻取ドラムを示す正面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。なお、図面における各グラフは、説明を容易にするために簡素化されている。
図1に示されるように、糸巻取ユニット1は、糸YをパッケージPに巻き取る。複数の糸巻取ユニット1が並設されることで、自動ワインダが構成される。糸巻取ユニット1には、給糸部であるボビン支持部2、糸解舒補助装置3、プレクリアラ4、ゲート式テンション付与装置5、テンションセンサ6、下糸捕捉装置7、スプライサ(糸継装置)8、カッター9、糸走行速度検出部であるヤーンクリアラ10、上糸捕捉装置11、及び糸巻取部12が、糸Yの走行経路(すなわち、糸道)に沿って上流側(図1の下側)から順に設けられている。これらの各構成は、機台13に取り付けられている。また、糸巻取ユニット1には、制御部14、及び報知部であるディスプレイ15が設けられている。
ボビン支持部2は、糸Yを供給する部分であり、給糸ボビンBを直立させた状態で支持する。給糸ボビンBは、前工程の精紡機で形成され、例えば、トレーにセットされた状態で精紡機から搬送される。糸解舒補助装置3は、給糸ボビンBの上方に配置された筒状部材によって、給糸ボビンBから解舒された糸Yのバルーンを制御する。ゲート式テンション付与装置5は、櫛歯状の固定ゲート及び可動ゲートからなる一対のゲートによって、走行する糸Yに所定テンションを付与する。テンションセンサ6は、糸道に沿って走行する糸Yのテンションを測定する。制御部14は、テンションセンサ6によって測定された糸Yのテンションに基づいて、走行する糸Yに所定テンションが付与されるようにゲート式テンション付与装置5をフィードバック制御する。
プレクリアラ4は、糸道を挟んで所定間隔で配置された一対の規制部材によって、規定の大きさよりも大きい糸欠点の通過を予め規制する。ヤーンクリアラ10は、糸Yの巻取中に、糸Yの太さ異常及び/又は糸Yに含まれる異物等の糸欠点を検出する。ヤーンクリアラ10は、ボビン支持部2と糸巻取部12との間を走行する糸Yの糸走行速度を検出する。
カッター9は、プレクリアラ4によって糸欠点の通過が規制されたとき、或いはヤーンクリアラ10によって糸欠点が検出されたときに、糸Yを切断する。スプライサ8は、カッター9による糸Yの切断時、及び糸Yの糸切れ時に、給糸ボビンB側の糸端とパッケージP側の糸端とを継ぐ。
下糸捕捉装置7は、軸線αを中心に上下方向へ回動可能に支持されており、その先端には吸引口が設けられている。上糸捕捉装置11は、軸線βを中心に上下方向へ回動可能に支持されており、その先端には吸引口が設けられている。下糸捕捉装置7は、下方向に回動して吸引口から給糸ボビンB側の糸端を吸引し、その後、上方向に回動して給糸ボビンB側の糸端をスプライサ8に案内する。上糸捕捉装置11は、上方向に回動して吸引口からパッケージP側の糸端を吸引し、その後、下方向に回動してパッケージP側の糸端をスプライサ8に案内する。
糸巻取部12は、巻取ドラム16の軸線方向(パッケージPの巻幅方向)に糸Yを往復させる綾振りを行いながら、給糸ボビンBから解舒された糸Yを巻取管に巻き取り、パッケージPを形成する。糸巻取部12は、巻取ドラム16、及び支持機構であるクレードル17を有している。
巻取ドラム16は、パッケージPの外周面と接触しながらパッケージPを回転させ、パッケージPに対して糸Yを巻き付ける。巻取ドラム16には、綾振りを行うドラム溝16aが形成されている。
クレードル17は、パッケージPを回転可能に支持する。糸巻取ユニット1は、コーン巻パッケージ及びチーズ巻パッケージを形成することができる(詳しくは、後述)。クレードル17においては、巻取ドラム16の軸線とパッケージPの軸線とのなす角度γを調節することができる。角度γを調節することにより、巻取ドラム16とパッケージPとの接触点(以下、これを「駆動点」という)の位置を調節することができる。クレードル17は、パッケージPの表面を巻取ドラム16の表面に対して適切な接圧で接触させる。糸巻取部12は、モータで巻取ドラム16を駆動回転させてパッケージPを従動回転させることにより、糸Yを所定幅で綾振りしつつ糸YをパッケージPに巻き取っていく。
制御部14は、糸巻取ユニット1の各構成要素を制御する。制御部14は、例えば、CPU、ROM、RAM等からなる電子制御ユニットである。制御部14には、糸巻取ユニット1の各構成要素から、制御に必要な情報が入力される。制御部14は、処理部として、少なくとも異常検出部14a及び中止指示部14bを有している。制御部14は、ROMに格納されているプログラムをRAM上にロードし、CPUで実行することによって、各処理部をソフトウェアで構成する。なお、各処理部は、ハードウェアで構成されてもよい。複数の糸巻取ユニット1により自動ワインダを構成する場合には、制御部14は、自動ワインダの全体を制御する制御装置との間で、種々の情報を送受信する。
異常検出部14aは、糸巻取部12における糸Yの巻取異常の発生の有無を検出する。具体的には、異常検出部14aは、ヤーンクリアラ10により検出された糸Yの糸走行速度に基づいて、巻取異常の発生の有無を検出する(詳しくは、後述)。巻取異常には、パッケージPを従動回転させる駆動部(巻取ドラム16)への糸Yの巻き付きによる異常と、パッケージPを従動回転させる駆動点に偏りが生じている異常と、の少なくとも何れかが含まれる。中止指示部14bは、異常検出部14aにより巻取異常の発生が検出された場合に、糸Yの巻き取りを中止するように糸巻取部12等に指示する。
ディスプレイ15は、糸巻取ユニット1の動作状況等を表示する。ディスプレイ15は、異常検出部14aにより巻取異常の発生が検出された場合に、巻取異常が検出されたこと及び/又は巻取異常の内容等を表示する。
次に、糸Yをコーン巻パッケージP1に巻き取る場合について説明する。
図3において、横軸は時間を示し、縦軸は速度(糸走行速度、ドラム周速度(巻取ドラム16の周速度))を示している。図2に示されるように、コーン巻パッケージP1は、糸Yが巻き付く外周面として円錐面を有する巻取管に、糸Yを巻き取ることにより形成される。なお、ヤーンクリアラ10の上方には、綾振ガイド10aが配置されている。
コーン巻パッケージP1の外周面の径は、軸線方向に沿って異なっている。このため、コーン巻パッケージP1が一回転する間に巻き取られる糸Yの長さは、コーン巻パッケージP1の軸線方向における、コーン巻パッケージP1に対する糸Yの巻き付き位置(綾振り位置)によって異なる。このため、図3に示されるように、コーン巻パッケージP1の回転数が一定の場合であっても、糸Yが綾振りされることにより綾振り位置が変化すると、糸走行速度は周期的に変化する。
例えば、巻取ドラム16とコーン巻パッケージP1との間において糸Yが切れて、糸走行方向の上流側の糸Yが巻取ドラム16に巻き付くと、糸Yは綾振りされなくなる。その結果、綾振り位置の変化に伴って発生する糸走行速度の周期的変化は、発生しなくなる。ドラム溝16aの影響による糸走行速度の周期的変化が発生することがあるが、このような周期的変化の影響は、糸走行速度の移動平均を求めることにより低減することが可能である(詳しくは後述)。
次に、糸Yをコーン巻パッケージP1に巻き取る場合に、巻取ドラム16への糸Yの巻き付きを検出する際の動作について説明する。
図4に示されるように、まず、異常検出部14aは、速度データ(糸走行速度及びドラム周速度)をサンプリングする(ステップS1)。
続いて、異常検出部14aは、所定範囲内において、糸走行速度の周期的変化の回数を計数する(ステップS2)。周期的変化の回数の計数は、例えば、以下のような方法で行う。
図5及び図6において、横軸は時間を示し、縦軸は速度(糸走行速度、ドラム周速度)を示している。
図5に示されるように、加速巻取時には、ドラム周速度は増加し、糸走行速度はドラム周速度を略中心に周期的に変化しながら上昇する。この際、糸Yの巻き取りの進行に伴って、糸走行速度の周期的変化の周期λ1は短くなると共に、振幅A1は大きくなる。なお、振幅A1について、ドラム周速度を中心にして増減している量(速度差A1a及び速度差A1bを加えた量)を振幅A1としてもよい。図6に示されるように、定速巻取時には、ドラム周速度は略一定であり、糸走行速度はドラム周速度を略中心に周期的に変化する。この際、周期λ1及び振幅A1は、略一定である。従って、時間に対する速度データに基づいて糸走行速度の周期的変化の回数を計数する場合、加速巻取時又は定速巻取時等であるかにより、異なる方法を設定することが必要となる。
図7において、横軸は糸Yの巻取長さを示し、縦軸は速度を示している。図7に示されるように、異常検出部14aは、単位時間毎に求められる速度データ(図5及び図6参照)を、糸Yの単位巻取長さ毎に求められる速度データに変換する。糸Yの単位巻取長さ毎に求められる速度データにおいては、周期λ2は、加速巻取時及び定速巻取時の何れにおいても略一定となる。糸Yの巻取長さは、例えば、ヤーンクリアラ10により計測することが可能である。
図8において、横軸は糸Yの巻取長さを示し、縦軸は算出速度比(糸走行速度をドラム周速度で除した値)を示している。図8に示されるように、異常検出部14aは、糸走行速度をドラム周速度で除して算出速度比を求めることにより、速度データを算出速度比に変換する。算出速度比は、加速巻取時及び定速巻取時のいずれにおいても、1を略中心にして周期的に変化する。算出速度比における振幅A2は、加速巻取時及び定速巻取時の何れにおいても、略一定となる。
以上のように、時間に対する速度データから糸Yの巻取長さに対する速度データへの変換、及び、速度データから算出速度比への変換を行うことにより、加速巻取時又は定速巻取時等に拘わらず、一定の方法で周期的変化の回数を計数することが可能となる。時間に対する速度データから糸Yの巻取長さに対する速度データへの変換、及び、速度データから算出速度比への変換を行う順番は、何れが先であってもよい。
ヤーンクリアラ10により測定される糸走行速度、及び糸走行速度から得られる算出速度比には、様々な周期的変化成分が含まれている場合がある。このうち、綾振り位置の変化に伴って発生する糸走行速度の周期的変化は、周期的変化の1周期分の波長(巻取長さ)λ1,λ2が、糸Yが巻取幅を1往復する間の巻取長さ相当のものである。波長λ1,λ2よりも小さい波長の周期的変化は、綾振り位置の変化に伴って発生する周期的変化ではなく、例えばドラム溝16aの影響等により発生する周期的変化であり、周期的変化の回数を計測する際にはノイズとなってしまう。このようなノイズを除去するためには、例えば、糸走行速度及び/又は算出速度比について、複数のサンプリング点での値を平均化する移動平均を求めることにより、図3に示すようなノイズが低減されたデータを得ることができる。
周期的変化の回数を計数する方法としては、例えば、算出速度比に対して所定の閾値n1を予め設定し、所定範囲の算出速度比において、閾値n1よりも大きな高速度側のピーク値を計数し、計数されたピーク値の数を周期的変化の回数とする方法がある。
周期的変化の回数の計数を行う所定の範囲は、糸Yがコーン巻パッケージP1の小径側端部と大径側端部との間(巻取幅)を1往復する間の巻取長さの倍数とする。周期的変化の回数の計数を行う範囲を、糸Yが巻取幅を1往復する間の巻取長さの倍数とすることで、計数される周期的変化の回数を安定させることができる。
図4に戻り、続いて、異常検出部14aは、計数された周期的変化の回数が正常範囲であるか否かを判定する(ステップS3)。判定は、例えば、ステップS2にて計数された周期的変化の回数が、予め設定された所定回数n2よりも多ければ正常範囲であると判断し、所定回数n2以下であれば正常範囲でないと判断することにより、行うことができる。
ステップS3にて、周期的変化の回数が正常範囲であると判定された場合、異常検出部14aは、糸Yが正常に巻き取られていると判断し、巻取異常の発生の有無の検出を継続しながら、糸Yの巻き取りが継続される。一方、ステップS3にて、周期的変化の回数が正常範囲でないと判定された場合、異常検出部14aは、糸Yの巻取ドラム16への巻き付き等の巻取異常が発生したと判断する。中止指示部14bは、糸巻取部12に対して、糸Yの巻き取りの中止を指示する。制御部14は、ディスプレイ15に対して、巻取異常が検出されたこと及び/又は巻取異常の内容等を表示するように指示する(ステップS4)。その後、オペレータがディスプレイ15の表示を確認して、巻取異常の要因を解消する作業等を行う。巻取異常の要因が解消された後、糸巻取ユニット1は、巻取異常の発生の有無の検出を行いながら、糸Yの巻き取りを再び行う。
以上、本実施形態の糸巻取ユニット1では、ボビン支持部2と糸巻取部12との間を走行する糸Yの糸走行速度が検出され、検出された糸走行速度に基づいて巻取異常が検出される。具体的には、異常検出部14aは、糸巻取部12が糸Yをコーン巻パッケージP1に巻き取る場合、ヤーンクリアラ10により検出された糸走行速度の周期的変化の回数が、所定範囲内において所定回数以下であるか否かを判断することで、巻取異常を好適に検出することができる。
異常検出部14aは、糸走行速度を巻取ドラム16の周速度で除した算出速度比を求め、算出速度比に基づいて、巻取異常を検出する。このため、コーン巻パッケージP1の加速巻取時であるか、定速巻取時であるか(巻取ドラム16の加速回転時であるか、定速回転時であるか)等によらず、一定の検出方法を設定することができる。
糸巻取ユニット1は、異常検出部14aにより検出された巻取異常を報知するディスプレイ15を更に備えるため、巻取異常が発生したことをオペレータ等に好適に伝えることができる。
糸巻取ユニット1は、異常検出部14aにより巻取異常が検出された場合に、糸巻取部12に対して糸Yの巻き取りの中止を指示する中止指示部14bを更に備えるため、巻取異常の拡大を抑制することができる。
なお、上記実施形態において、糸走行速度の周期的変化の回数の計測は、時間に対する速度データを用いて、所定の時間の範囲内で行われてもよい。
次に、上述の糸巻取ユニット1において、糸Yをコーン巻パッケージP1に巻き取る場合に、駆動点の小径側又は大径側への偏りを検出する方法について説明する。
図2に示されるように、コーン巻パッケージP1では、駆動点が大径側端部L3側又は小径側端部L1側に過度に偏ると、外周面よりも軸線方向外側の部分L4又はL5に糸Yが巻き付いてしまうおそれがある。また、駆動点が大径側端部L3側又は小径側端部L1側に過度に偏ると、コーン巻パッケージP1の軸線方向において、巻かれる糸Yの密度にばらつきが生じるおそれがある。
コーン巻パッケージP1では、駆動点が小径側端部L1に位置する場合においては、駆動点が中央部L2に位置する場合に比して、巻取ドラム16と接触する円周の長さが短くなるため、巻取ドラム16が1回転する間の回転数が多くなる。従って、図3に示されるように、駆動点が小径側端部L1側に偏ると、駆動点が中央部L2に位置する場合に比して、糸走行速度の周期的変化の領域が高速度側に偏る。
駆動点が大径側端部L3に位置する場合においては、駆動点が中央部L2に位置する場合に比して、巻取ドラム16と接触する円周の長さが長くなるため、巻取ドラム16が1回転する間の回転数が少なくなる。従って、駆動点が大径側端部L3側に偏ると、駆動点が中央部L2に位置する場合に比して、糸走行速度の周期的変化の領域が低速度側に偏る。
次に、糸Yをコーン巻パッケージP1に巻き取る場合において、駆動点の小径側又は大径側への偏りを検出する際の動作について説明する。
まず、異常検出部14aは、速度データ(糸走行速度及びドラム周速度)をサンプリングする。続いて、異常検出部14aは、上述のように、時間に対する速度データから糸Yの巻取長さに対する速度データへの変換、及び、速度データから算出速度比への変換を行い、移動平均によりノイズを低減する。
続いて、異常検出部14aは、所定範囲の算出速度比の領域が、高速度側又は低速度側に過度に偏っているか否かを判定する。所定範囲は、上述のように、糸Yが巻取幅を1往復する間の巻取長さの倍数(例えば、2倍)とする。判定は、例えば、所定範囲の算出速度比の最小値が所定の閾値xよりも大きい場合に、算出速度比の領域が高速度側に偏っている(すなわち、駆動点が小径側端部L1側に偏っている)と判断し、所定範囲の算出速度比の最大値が所定の閾値yよりも小さい場合に、算出速度比の領域が低速度側に偏っている(すなわち、駆動点が大径側端部L3側に偏っている)と判断することにより、行うことができる。
算出速度比の領域が高速度側又は低速度側に過度に偏っていると判定された場合には、中止指示部14bは、糸巻取部12に対して、糸Yの巻き取りの中止を指示する。制御部14は、ディスプレイ15に対して、巻取異常が検出されたこと及び/又は巻取異常の内容等を表示するように指示する。その後、オペレータがディスプレイ15の表示を確認して、巻取異常の要因を解消する作業等を行う。巻取異常の要因が解消された後、糸巻取ユニット1は、巻取異常の発生の有無の検出を行いながら、糸Yの巻き取りを再び行う。一方、算出速度比の領域が高速度側又は低速度側に過度に偏っていないと判定された場合には、糸Yが正常に巻き取られていると判断し、巻取異常の発生の有無の検出を継続しながら、糸Yの巻き取りが継続される。
以上、本実施形態の糸巻取ユニット1では、異常検出部14aは、糸巻取部12が糸Yをコーン巻パッケージP1に巻き取る場合、ヤーンクリアラ10により検出された糸走行速度の周期的変化の領域が、所定領域よりも高速度側に偏っているか否か、及び、所定領域よりも低速度側に偏っているか否か、を判断することにより、巻取異常を好適に検出し、綾落ち等を防止することができる。
異常検出部14aは、糸走行速度を巻取ドラム16の周速度で除した算出速度比を求め、算出速度比に基づいて、巻取異常を検出する。このため、コーン巻パッケージP1の加速巻取時であるか、定速巻取時であるか(巻取ドラム16の加速回転時であるか、定速回転時であるか)等によらず、一定の検出方法を設定することができる。
なお、上記実施形態において、糸走行速度の周期的変化の領域が偏っているか否かの判定は、時間に対する速度データを用いて、所定の時間の範囲内で行われてもよい。
次に、糸Yをチーズ巻パッケージP2に巻き取る場合について説明する。
図9に示されるように、チーズ巻パッケージP2は、糸Yが巻き付く外周面として円柱面を有する巻取管に、糸Yを巻き取ることにより形成される。チーズ巻パッケージP2では、綾振りにより、チーズ巻パッケージP2の周方向に対して所定の綾角度θ(θ>0)をなして、糸Yがチーズ巻パッケージP2に巻き取られる。このため、糸走行速度Vは、以下の式(1)により示されるように、ドラム周速度Vよりも大きくなる。
V=V/cosθ>V・・・(1)
例えば巻取ドラム16とチーズ巻パッケージP2との間において糸Yが切れて、糸Yが巻取ドラム16に巻き付くと、糸走行速度は巻取ドラム16のドラム周速度と略同一となる。より詳細には、巻取ドラム16においては、ドラム溝16aで外径が小さくなっているため、糸Yがドラム溝16aに巻き付くと、糸走行速度はドラム周速度よりも小さくなる。すなわち、糸Yの巻取ドラム16への巻き付きが発生した際の糸走行速度Vは、以下の式(2)の関係を満たす。
≦V・・・(2)
次に、糸Yをチーズ巻パッケージP2に巻き取る場合に、巻取ドラム16への糸Yの巻き付きを検出する際の動作について説明する。
まず、異常検出部14aは、速度データ(糸走行速度及びドラム周速度)をサンプリングする。続いて、異常検出部14aは、糸走行速度が所定期間(例えば、糸Yが巻取幅を1往復以上する期間)にわたって巻取ドラム16の設定周速度V以下か否かを判定する。判定を行う際に使用する巻取ドラム16の設定周速度Vは、制御部14において設定されている。
糸走行速度が所定期間にわたって設定周速度V以下と判定された場合、異常検出部14aは、巻取ドラム16への糸Yの巻き付き等の巻取異常が発生したと判断する。中止指示部14bは、糸巻取部12に対して、糸Yの巻き取りの中止を指示する。制御部14は、ディスプレイ15に対して、巻取異常が検出されたこと及び/又は巻取異常の内容等を表示するように指示する。その後、オペレータがディスプレイ15の表示を確認して、巻取異常の要因を解消する作業等を行う。巻取異常の要因が解消された後、糸巻取ユニット1は、巻取異常の発生の有無の検出を行いながら、糸Yの巻き取りを再び行う。一方、糸走行速度が所定期間にわたって設定周速度V以下でないと判定された場合、糸Yが正常に巻き取られていると判断し、巻取異常の発生の有無の検出を継続しながら、糸Yの巻き取りが継続される。
以上、本実施形態の糸巻取ユニット1では、異常検出部14aは、糸巻取部12が糸Yをチーズ巻パッケージP2に巻き取る場合、ヤーンクリアラ10により検出された糸走行速度が所定速度以下か否かを判断することにより、巻取異常を好適に検出することができる。
異常検出部14aは、糸走行速度が所定期間にわたって巻取ドラム16の設定周速度V以下となる場合に、巻取異常を検出するため、閾値を容易に設定することができる。
なお、異常検出部14aは、算出速度比を求め、算出速度比に基づいて、糸走行速度が所定期間にわたって設定周速度V以下か否か(すなわち、算出速度比が1以下か否か)を判定してもよい。この場合、チーズ巻パッケージP2の加速巻取時であるか、定速巻取時であるか(巻取ドラム16の加速回転時であるか、定速回転時であるか)等によらず、一定の検出方法を設定することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、糸欠点を検出するヤーンクリアラ10が糸走行速度検出部を兼ねているが、糸走行速度検出部として、糸走行速度を検出するための専用の装置を設けてもよい。
上記実施形態では、巻取異常が検出された場合、糸Yの巻き取りを中止してから、巻取異常が発生したことをディスプレイ15に表示しているが、糸Yの巻き取りの中止と巻取異常の発生の表示とは、同時に行ってもよいし、巻取異常の発生の表示を先に行ってから、糸Yの巻き取りを中止してもよい。
上記実施形態において、巻取ドラム16への糸Yの巻き付きが巻取異常として検出された場合には、糸Yをカットして、糸Yの巻き取りを中止してもよい。
上記実施形態において、駆動点の偏りが巻取異常として検出された場合には、巻取異常が検出されたこと及び/又は巻取異常の内容等をディスプレイ15に表示して、糸Yの巻き取りは中止せずに継続してもよい。
上記実施形態では、ドラム溝16aが設けられた巻取ドラム16が用いられているが、例えば、ドラム溝が設けられていない巻取ドラム(接触ローラ)等が用いられてもよい。この場合、糸巻取部12は、綾振り機構として、例えば、アーム式トラバース装置、ベルト式トラバース装置、又はロッド式トラバース装置等を有していてもよい。
上記実施形態では、糸巻取装置は、自動ワインダを構成する糸巻取ユニット1であるが、巻取ドラムを備えていれば、その他の糸巻取ユニット(例えば、空気紡績機等)であってもよい。
上記実施形態では、報知部として、ディスプレイ15が用いられているが、スピーカ等の音声出力手段が用いられてもよい。
上記実施形態において、クレードル17にモータ等の駆動装置を設け、クレードル17による角度γの調節を駆動装置により行ってもよい。この場合、異常検出部14aは、糸走行速度の周期的変化の領域が所定領域よりも高速度側又は低速度側に偏っていると判断した場合に、周期的変化の領域が所定領域に収まるように、クレードル17に対して、巻取ドラム16の軸線とコーン巻パッケージP1の軸線との間の角度γの調節を指示してもよい。これにより、駆動点の小径側又は大径側への偏りを自動的に解消することができる。
上記実施形態では、糸巻取ユニット1は、パッケージPとしてコーン巻パッケージP1及びチーズ巻パッケージP2の双方を形成することが可能である。糸巻取ユニットは、コーン巻パッケージP1専用の装置又はチーズ巻パッケージP2専用の装置であってもよい。
上記実施形態では、糸道に沿ってテンションセンサ6の上流側が下側、その反対側が上側となっているが、これが逆になっていてもよい。また、ゲート式テンション付与装置5に代えて、いわゆるディスク式テンション付与装置等、糸道に沿って走行する糸Yに所定テンションを付与することができる他のテンション付与部を適用してもよい。
なお、上記実施形態において、加速巻取時及び定速巻取時とは、加速巻取モード及び定速巻取モードを設定しているわけではなく、一連の巻取動作について、説明を容易にするために便宜上規定したものである。
1…糸巻取ユニット(糸巻取装置)、2…ボビン支持部(給糸部)、10…ヤーンクリアラ(糸走行速度検出部)、14a…異常検出部、15…ディスプレイ(報知部)、16…巻取ドラム、17…クレードル(支持機構)、P…パッケージ、P1…コーン巻パッケージ、P2…チーズ巻パッケージ、Y…糸。

Claims (9)

  1. 糸を供給する給糸部と、
    前記給糸部から供給された前記糸をパッケージに巻き取る糸巻取部と、
    前記給糸部と前記糸巻取部との間を走行する前記糸の糸走行速度を検出する糸走行速度検出部と、
    前記糸走行速度検出部により検出された前記糸走行速度に基づいて、前記糸巻取部における前記糸の巻取異常の有無を検出する異常検出部と、を備える、糸巻取装置。
  2. 前記異常検出部は、前記糸巻取部が前記糸をコーン巻パッケージに巻き取る場合、前記糸走行速度検出部により検出された前記糸走行速度の周期的変化の回数が、所定範囲内において所定回数以下のときに、前記巻取異常が発生していることを検出する、請求項1記載の糸巻取装置。
  3. 前記異常検出部は、前記糸巻取部が前記糸をコーン巻パッケージに巻き取る場合、前記糸走行速度検出部により検出された前記糸走行速度の周期的変化の領域が、所定領域よりも高速度側に偏っているとき、又は、前記所定領域よりも低速度側に偏っているときに、前記巻取異常が発生していることを検出する、請求項1又は2記載の糸巻取装置。
  4. 前記異常検出部は、前記糸巻取部が前記糸をチーズ巻パッケージに巻き取る場合、前記糸走行速度検出部により検出された前記糸走行速度が所定速度以下のときに、前記巻取異常が発生していることを検出する、請求項1記載の糸巻取装置。
  5. 前記糸巻取部は、前記パッケージの外周面に接触して回転する巻取ドラムを有し、
    前記異常検出部は、前記糸走行速度検出部により検出された前記糸走行速度が所定期間にわたって前記巻取ドラムの設定周速度以下の場合に、前記巻取異常が発生していることを検出する、請求項4記載の糸巻取装置。
  6. 前記糸巻取部は、前記パッケージの外周面に接触して回転する巻取ドラムを有し、
    前記異常検出部は、前記糸走行速度を前記巻取ドラムの周速度で除した算出速度比を求め、前記算出速度比に基づいて、前記巻取異常の有無を検出する、請求項1〜4のいずれか一項記載の糸巻取装置。
  7. 前記異常検出部は、前記糸走行速度を前記巻取ドラムの周速度で除した算出速度比を求め、前記算出速度比に基づいて、前記巻取異常の有無を検出する、請求項5記載の糸巻取装置。
  8. 前記異常検出部により検出された前記巻取異常の発生を報知する報知部を更に備える、請求項1〜7のいずれか一項記載の糸巻取装置。
  9. 前記異常検出部により前記巻取異常の発生が検出された場合に、前記糸巻取部に対して前記糸の巻き取りの中止を指示する中止指示部を更に備える、請求項1〜8のいずれか一項記載の糸巻取装置。
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