JP2014024246A - 封書作製装置、封書作製ファイル設定用プログラム並びに封書作製ファイルのデータ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】実行不可な封書作製ファイルによる封書作製装置のエラー発生を未然に防止すること。
【解決手段】封筒フォーム及び内容物に印刷を施した後封筒フォームで内容物を内包するように封入封緘処理をして封書を作製する封書作製装置20において、封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報を含む封書作製処理データを、封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加した構成の封書作製ファイルが実行可能か否かを判定するための判定用封書設定情報を記憶する記憶部24と、入力した封書作製ファイルの封書設定情報と、記憶部24に記憶される判定用封書設定情報とを照合して封書設定情報における各設定項目の組み合わせが正常に実行可能なデータであるか否かの判定をし、当該封書設定情報が実行不可の場合は、封入封緘処理を実行しない制御を行う制御部25とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】封筒フォーム及び内容物に印刷を施した後封筒フォームで内容物を内包するように封入封緘処理をして封書を作製する封書作製装置20において、封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報を含む封書作製処理データを、封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加した構成の封書作製ファイルが実行可能か否かを判定するための判定用封書設定情報を記憶する記憶部24と、入力した封書作製ファイルの封書設定情報と、記憶部24に記憶される判定用封書設定情報とを照合して封書設定情報における各設定項目の組み合わせが正常に実行可能なデータであるか否かの判定をし、当該封書設定情報が実行不可の場合は、封入封緘処理を実行しない制御を行う制御部25とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、封筒フォームと内容物に所定の折り加工を施して封書を作製する封書作製装置、封書作製を実行するために必要な項目を設定して封書作製ファイルを作成する封書作製ファイル設定用プログラム並びに該プログラムで作成された封書作製ファイルのデータ構造に関するものである。
従来から、所望の内容物に印刷を施す印刷部(画像形成装置)と、封筒フォームに対し所定の折り加工を施して作製した封筒に、必要に応じて所定の折り加工を施した内容物を封入し封緘する封入封緘部(封入封緘装置)とを備えた封書作製装置が知られている。
封書作製手順としては、まずPC(Personal Computer )等の情報処理端末上で所定のアプリケーションプログラムを起動させ、封筒フォーム及び内容物の印刷データ(文書データ、写真データ等)を作成する。次に、PC上で、封書作製装置専用の封書作製ファイル設定用アプリケーションプログラム(以下、単に「封書作製ファイル用アプリ」ともいう)を起動させ、内容物を封入する封筒フォームの種類、内容物の折り方を選択設定して封書作製用の封書作製ファイルを作成する。そして、作成した封書作製ファイルをLAN等の通信ネットワーク又はUSBメモリ等の外部記憶媒体を介して封書作製装置に出力し、封入封緘処理を実行させて封書を作製している。
次に、封書作製ファイル用アプリによる封書作製ファイルの作成例について詳述すると、まずユーザPCで封書作製ファイル用アプリを起動し、表示画面上に封書作製用ファイルの設定画面を表示させる。次に、図7(a)に示すように、「封筒専用紙」のプルダウンメニューの中から所望の用紙を選択(図中では「3面封筒J 234×295mm」を選択)する。次に、図7(b)に示すように、「内容物のサイズ」のプルダウンメニューの中から所望のサイズ(図中では「A4 210×297mm」)を選択する。そして、最後に「内容物の折り設定」のプルダウンメニューの中から所望の折り方(図中では「二つ折り」)を選択して封書作製ファイルの作成処理を終了する。これにより、事前に作成しておいた封筒フォームと内容物の印刷イメージデータが印刷された後、設定された封書作製ファイルに従って封書作製処理が実行される。
また、ユーザが作成した印刷データに応じて適切な印刷処理を行う一般的な印刷装置として、所望の複数のユーザによって共用されるプリンタにおいて、ユーザの立場やファイル情報に応じて柔軟な印刷処理を行うため、印刷対象のファイルに基づいて印刷データ生成する際に、特定の文字列を含むファイル名称と、そのファイル名称毎に設定した印刷条件(モノクロ/カラー印刷、片面/両面印刷等)とを対応付けしておき、ユーザPCからファイルの印刷指示をサーバが受けたときに、ファイル名称に応じた印刷条件で印刷処理を行って省資源化を図る印刷制御装置が公知である(下記特許文献1を参照)。
ところで、従来の封書作製処理では、印刷する封筒フォーム及び内容物のイメージデータと封書作製ファイルとが関連しておらず別データとして封書作製装置に送信されるため、封書作製装置では入力したイメージデータと封書作製ファイルに従って順次印刷処理及び封入封緘処理を実施している。
このため、作成したイメージデータの用紙サイズや内容物枚数が封書作製する上で実施可能な範囲内であれば問題なく封書が作製されるが、イメージデータの用紙サイズや内容物枚数が実施可能な範囲を逸脱している場合は正しく封入封緘処理されずに紙詰まりや折り不足等が発生して故障の原因となるだけでなく、封緘不良となった印刷物が無駄になるという問題があった。
また、封書作製ファイル用アプリにおける選択項目である「封筒専用紙」、「内容物のサイズ」、「内容物の折り設定」は、それぞれプルダウンメニューを選択すると封書作製装置で使用可能な封筒フォーム、用紙サイズ、折り方の全項目が自由に選択可能な状態で表示される。従って、封書作製ファイルの作成経験者であれば、どの封筒フォームに、用紙サイズ、折り方の中から実施可能な組み合わせのみを選択することができるが、封書作製ファイルの作成未経験者では、どの組み合わせが封緘不良になるか判断できず、間違った組み合わせのファイルを作成してしまうことで正常に封書作製処理が実行されないという問題があった。
さらに、ユーザPCに封書作製ファイル用アプリがインストールされておらず、予め作製しておいた封書作製ファイルにおける印刷用のイメージデータのみを編集し、そのイメージデータを保存したファイルを用いて封書作製装置に出力した場合、ユーザ及び封書作製システムは編集後の封書作製ファイルが封書作製装置で実施可能なデータであるか否かの判断ができないため、間違ったファイル内容であった場合にやはり封緘不良が起こるという問題があった。
そして、上記のような問題を解消して封書作製処理を円滑に進めるべく、仮に特許文献1の技術を封書作製装置に採用した場合、特許文献1では単純にファイル名称から特定の印刷処理を行う技術であるため、封書作製装置のような印刷データの処理内容と封書作製処理内容が複雑に組み合わさった処理に対応できないという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、封書作製処理に関する知識が乏しいユーザであっても簡易的に正確な封書作製ファイルを作成し、また仮に誤った封書作製ファイルを入力したときでも封書作製処理によるエラーを防止することのできる封書作製装置、封書作製ファイル設定用プログラム並びに封書作製ファイルのデータ構造を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、請求項1記載の封書作製装置は、作製すべき封書毎に封筒フォーム及び内容物をそれぞれ印刷する印刷部と、
該印刷部で印刷された封筒フォームにより前記印刷部で印刷された内容物を内包するように必要な折り加工を施しながら封入封緘処理して封書を作製する封入封緘部と、
を備えた封書作製装置において、
封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報を含む封書作製処理データを、前記封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加した構成の封書作製ファイルが実行可能か否かの判定するための判定用封書設定情報を記憶する記憶部と、
入力した前記封書作製ファイルの前記封書設定情報と、前記記憶部に記憶される前記判定用封書設定情報とを照合して前記封書設定情報における各設定項目の組み合わせが正常に実行可能なデータであるか否かの判定をし、当該封書設定情報が実行不可の場合は、封入封緘処理を実行しない制御を行う制御部と、
を備えたことを特徴とする。
該印刷部で印刷された封筒フォームにより前記印刷部で印刷された内容物を内包するように必要な折り加工を施しながら封入封緘処理して封書を作製する封入封緘部と、
を備えた封書作製装置において、
封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報を含む封書作製処理データを、前記封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加した構成の封書作製ファイルが実行可能か否かの判定するための判定用封書設定情報を記憶する記憶部と、
入力した前記封書作製ファイルの前記封書設定情報と、前記記憶部に記憶される前記判定用封書設定情報とを照合して前記封書設定情報における各設定項目の組み合わせが正常に実行可能なデータであるか否かの判定をし、当該封書設定情報が実行不可の場合は、封入封緘処理を実行しない制御を行う制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の封書作製装置は、請求項1記載の封書作製装置において、前記封書作製処理データは、さらに封書作製用のファイルデータであることを示すファイル識別情報を含み、
前記制御部は、前記封書作製ファイルを入力したときに、入力したファイルデータが前記封書作製ファイルであるか否かを前記ファイル識別情報によって確認した後に、前記封書設定情報と前記判定用封書設定情報とを照合することを特徴とする。
前記制御部は、前記封書作製ファイルを入力したときに、入力したファイルデータが前記封書作製ファイルであるか否かを前記ファイル識別情報によって確認した後に、前記封書設定情報と前記判定用封書設定情報とを照合することを特徴とする。
請求項3記載の封書作製ファイル設定用プログラムは、封書作製用のファイルデータであることを示すファイル識別情報と、封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報とを含む封書作製処理データを作成する処理と、
前記作成した封書作製データを、封書となる封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加させて封書作製ファイルを作成する処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
前記作成した封書作製データを、封書となる封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加させて封書作製ファイルを作成する処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項4記載の封書作製ファイル設定用プログラムは、請求項3記載の封書作製ファイル設定用プログラムにおいて、さらに、前記封書設定情報における複数の項目のうち、何れかの設定項目が選択されたときに、他の設定項目の選択内容が前記選択された設定項目に適切な内容のみ選択可能に表示制御する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項5記載の封書作製ファイルのデータ構造は、印刷部及び作製すべき封書毎に封筒フォーム及び内容物をそれぞれ印刷する印刷部と、前記印刷部で印刷された封筒フォームにより前記印刷部で印刷された内容物を内包するように必要な折り加工を施して封入封緘することで封書を作製する封入封緘部とを備えた封書作製装置における印刷処理及び封入封緘処理を実行するための封書作製ファイルのデータ構造であって、
前記印刷部で前記封筒フォーム及び内容物に所定の印刷処理を実行するために利用される印刷イメージデータと、
前記封入封緘部で封入封緘処理を実行するために利用されるデータであり、ファイルデータが封書作製ファイルであるか否かを識別するためのファイル識別情報と、選択された前記封筒フォームの種類を示す封筒フォームデータ、前記内容物の折り方を示す内容物折りデータ及び前記選択された封筒フォームに封入可能な前記内容物の最大枚数を示す最大封入枚数データを含む封書設定情報と有する封書作製処理データと、
を含み、
前記印刷イメージデータに前記封書作製処理データがヘッドデータとして付加されていることを特徴とする。
前記印刷部で前記封筒フォーム及び内容物に所定の印刷処理を実行するために利用される印刷イメージデータと、
前記封入封緘部で封入封緘処理を実行するために利用されるデータであり、ファイルデータが封書作製ファイルであるか否かを識別するためのファイル識別情報と、選択された前記封筒フォームの種類を示す封筒フォームデータ、前記内容物の折り方を示す内容物折りデータ及び前記選択された封筒フォームに封入可能な前記内容物の最大枚数を示す最大封入枚数データを含む封書設定情報と有する封書作製処理データと、
を含み、
前記印刷イメージデータに前記封書作製処理データがヘッドデータとして付加されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報を含む封書作製処理データが封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加された封書設定情報が実行可能か否かを判定し、実行不可の場合は封入封緘処理を実行しない制御を行うため、封書設定情報が適切な組み合わせでない封書作製ファイルによる封書作製時のエラーを未然に防止することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、封書作製ファイルに封書作製用のファイルデータであることを示すファイル識別情報が含まれ、封書作製装置が封書作製ファイルを入力したときに、ファイル識別情報によって封書作製ファイルであると確認したときにのみ、封書設定情報と判定用封書設定情報とを照合する処理を行うため、制御部の処理負担を軽減させることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、封書作製用のファイルデータであることを示すファイル識別情報と封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報とを含む封書作製処理データを作成する処理と、作成した封書作製データを封書となる封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加させて封書作製ファイルを作成する処理とをコンピュータに実行させるプログラムであるため、封書作製に関する知識の乏しいユーザであっても簡便に封書作製ファイルを作成することができる。
また、請求項4記載の発明によれば、さらに、封書設定情報における複数の項目のうち、何れかの設定項目が選択されたときに、他の設定項目の選択内容が選択された設定項目に適切な内容のみ選択可能に表示制御する処理をコンピュータに実行させるため、封書設定情報に関する各種項目の組み合わせを正確に選択でき、誤った封書設定情報の組み合わせによる封書作成処理のエラーを未然に防止する効果を奏することができる。
また、請求項5記載の発明によれば、封書作製ファイルのデータ構造として、封書作製装置の印刷部で封筒フォーム及び内容物に所定の印刷処理を実行するために利用される印刷イメージデータに対し、ファイルデータが封書作製ファイルであるか否かを識別するためのファイル識別情報と、封筒フォームデータ、内容物折りデータ及び最大封入枚数データを含む封書設定情報とを有する封書作製装置の封入封緘部で封入封緘処理を実行するために利用される封書作製処理データがヘッドデータとして付加されているため、封書作製装置に入力されたファイルデータが封書作製ファイルであるか否かの判定が行え、またファイル内の封書作製処理データにおける封書設定情報の組み合わせが正常である場合にのみ封書作製処理を実行することができる。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。また、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者などによりなされる実施可能な他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれる。
[封書作製システムの構成について]
図1に示すように、本例の封書作製システム1は、例えばLAN等の通信ネットワークを介して通信可能な情報処理端末10と、封筒フォーム及び内容物に所望の画像を形成する印刷部である画像形成装置21と印刷済みの封筒フォーム及び内容物に対し必要に応じて所定の折り加工を施し形成した封筒に内容物を封入封緘処理して封書を作製する封入封緘部である封入封緘装置22とを備えた封書作製装置20と、で概略構成されている。
図1に示すように、本例の封書作製システム1は、例えばLAN等の通信ネットワークを介して通信可能な情報処理端末10と、封筒フォーム及び内容物に所望の画像を形成する印刷部である画像形成装置21と印刷済みの封筒フォーム及び内容物に対し必要に応じて所定の折り加工を施し形成した封筒に内容物を封入封緘処理して封書を作製する封入封緘部である封入封緘装置22とを備えた封書作製装置20と、で概略構成されている。
[情報処理端末の構成]
まず、情報処理端末10の構成について説明する。図1に示すように、情報処理端末10は、ネットワーク通信可能な周知のPC(Personal Computer )であり、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、表示部14と、入力操作部15とで構成され、封書作製装置20との間でLAN等の通信ネットワークを介して各種データが送受信可能に接続されている。
まず、情報処理端末10の構成について説明する。図1に示すように、情報処理端末10は、ネットワーク通信可能な周知のPC(Personal Computer )であり、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、表示部14と、入力操作部15とで構成され、封書作製装置20との間でLAN等の通信ネットワークを介して各種データが送受信可能に接続されている。
通信部11は、LAN等の通信ネットワークを介して封書作製装置20と有線若しくは無線接続するための通信インタフェースで構成され、封書作製装置20との間で封書作製システムに必要な各種データの送受信を行っている。また、通信部11は、USBメモリ等の各種外部記憶媒体と接続する入出力ポート(I/Oポート)も備えており、作成された封書作製ファイルを接続された外部記憶媒体に出力している。
記憶部12は、例えば書き換え可能なROMやRAM等の半導体メモリやHDD等で構成され、情報処理端末10を駆動する各種制御情報の他、OS(Operating System)、封書となる封筒フォームや内容物に印刷する印刷データを作成する印刷データ作成用アプリケーションプログラム(文書作成プログラム、表計算プログラム、グラフィックプログラム等、以下、単に「印刷データ作成用アプリ」ともいう)、封書作製ファイルを作成する上で必要な各種項目の設定を行う封書作製ファイル設定用アプリケーションプログラム(以下、単に「封書作製ファイル用アプリ」ともいう)等を記憶している。なお、OS、印刷データ作成用アプリ、封書作製ファイル用アプリは、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して情報端末装置10に供給され、制御部13が読み出して実行するプログラムである。
制御部13は、例えばCPUやROM、RAM等で構成されたマイクロコンピュータであり、記憶部12に記憶される印刷データ作成用アプリの駆動制御、表示部14における表示内容の表示制御や入力操作部15の操作指示に伴う各部の制御等、情報処理端末10を構成する各部の駆動制御を行っている。
また、制御部13は、封書作製ファイルを作成する際に、操作された入力操作部15の操作指示により封書作製ファイル用アプリを起動し、図2〜5に示すような封書作製ファイル設定画面の表示内容を表示制御するためのファイル作成手段13aを備えている。
ファイル作成手段13aは、入力操作部15からの操作指示に従って起動した封書作製ファイル設定用アプリ上で設定された設定内容に従って封書作製ファイルを作成し、通信部11を介して封書作製装置20に送信する。
ここで、封書作製ファイル用アプリによる封書作製ファイル作成時の設定内容について説明する。なお、作成された封書作製ファイルは、通信ネットワークを介してダウンロードする方法、USBメモリ等の外部記憶媒体に記憶させ所持する情報処理端末10にダウンロードする方法等によって封書作製装置20に出力される。
封書作製ファイル用アプリ上で封書作製ファイルに関する各項目の設定を行う場合、まずアプリを起動させると、封書作製ファイルに関する各種設定項目を選択設定するための設定画面を表示する。設定画面上には、封筒フォームに関する設定項目が表示される封筒フォーム用設定エリアと、内容物に関する設定項目が表示される内容物用設定エリアの2つに分別表示され、入力操作部15からの操作指示に基づき選択設定される。
封筒フォーム用設定エリアには、封筒フォームを選択する「Envelope paper」、封筒フォームが収容されるトレイを選択する「Envelope tray」、封筒の両面設定を選択する「Duplex envelope」の各項目が表示されている。
また、内容物用設定エリアには、内容物を封入するか否かを選択する「Enclose letter」、内容物のサイズを選択する「Letter size」、内容物となる印刷用紙が収容されたトレイを選択する「Letter sheet tray」、内容物の用紙種類を選択する「Letter sheet type」、内容物の両面設定を選択する「Duplex letter」、内容物を180度回転させるか否かを選択する「Rotate letter 180 degrees」、1通だけサンプルプリントするか否かを選択する「Make a sample mail」の各項目が表示されている。
図2(a)に示すように、ユーザが設定画面上における「Envelope paper」のプルダウンメニューを選択すると、封書作製装置20で作製可能な封筒に応じた封筒フォーム一覧が表示される。図示の例では、ユーザにより封筒フォームとして「3−face envelope J 233×296.3mm」が選択された状態で表示制御される。また、図3(a)では、ユーザにより封筒フォームとして「3−face envelope U 9.57×11.67”」が選択された状態で表示制御される。
上記封筒フォームが選択されると、次に内容物のサイズの選択となる。図2(b)に示すように、設定画面上の「letter size」のプルダウンメニューを選択すると、「Envelope paper」で選択された封筒フォームに適用可能な用紙サイズのみが表示される。図示の例では、内容物の用紙サイズとして「3−face envelope J 233×296.3mm」に対応した「A4 210×297mm」と「B5 182×257mm」のみ表示され、「A4 210×297mm」が選択された状態で表示制御される。すなわち、選択された封筒フォームと、この封筒フォームに適切な内容物のサイズとを関連付けた状態で表示することで、封書作製の知識に乏しいユーザであっても表示内容に従って正しい項目のみが選択できるように誘導されるので簡便に封書作製が行えるようになっている。また、図3(b)に示すように、内容物の用紙サイズとして「3−face envelope U 9.57×11.67”」に対応した「Legal 8.5×14”」と「Letter 8.5×11”」のみ表示され、「Legal 8.5×14”」が選択された状態で表示制御される。なお、折りパターンについては、選択された封筒フォームと内容物のサイズにより自動的に設定される。
また、図4(a)に示すように、内容物のサイズが「Legal 8.5×14”」のときに、封筒フォームとして「3−face envelope J 233×296.3mm」を選択すると、図4(b)に示すように、封筒フォームとして選択された「3−face envelope J 233×296.3mm」に適用可能な用紙サイズに「Legal 8.5×14”」が該当しないため、選択した封筒フォームに適用可能な用紙サイズのうち予めデフォルト値として設定された「A4 210×297mm」が設定される。このように、封筒フォームを選択した際に、選択した封筒フォームに適用可能な用紙サイズが選択されていない場合は、選択した封筒フォームで適用可能な用紙サイズのうち予め設定された用紙サイズが表示制御される。
さらに、図5に示すように、封筒に両面印刷等を施して内容物が不要な封書を作成するような場合は、設定画面上の「Enclose letter」のチェックを外すと、内容物用設定エリアの各選択項目が選択不可の状態(図中では反転表示)で表示制御される。
次に、封書作製ファイル用アプリ上で作成される封書作製ファイルのデータ構造について説明する。図6に示すように、本例の封書作製システムで使用される封書作製ファイルは、封書作製用アプリ上で設定した項目内容に対応する2種類のデータ(封書作製処理データ、印刷イメージデータ)が含まれており、印刷イメージデータに封書作製処理データをヘッドデータとして付加されたデータ構造を有している。
(封書作製処理データ)
図6に示すように、データ内容として、ファイルデータが封書作製ファイルであるか否かを識別するためのファイル識別情報と、選択された封筒フォームの種類を示す「封筒フォームデータ」、内容物の折り方を示す「内容物折りデータ」、選択された封筒フォームに封入可能な内容物の最大枚数を示す「最大封入枚数データ」とを含む封書作製処理を実行するのに必要なデータである封書設定情報とを含む多値データである。図示の例では、ファイル識別情報として封書作製ファイルであることを示す「DM」と、封筒フォームデータとして洋0タイプAを示す「01」と、内容物折りデータとして内三つ折りを示す「02」と、最大封入枚数データとして最大5枚であることを示す「05」とを、各データの格納エリアに格納した状態を示している。封書作製処理データは、封書作製装置20に出力されると制御部25で解析され、入力したファイルデータが封書作製ファイルであるか否かの判定処理と、封書作製処理内容(使用する封筒フォーム、内容物の折り方、使用する封筒フォームにおける最大封入枚数)が正常に実行可能かどうかを判定処理するのに利用される。
図6に示すように、データ内容として、ファイルデータが封書作製ファイルであるか否かを識別するためのファイル識別情報と、選択された封筒フォームの種類を示す「封筒フォームデータ」、内容物の折り方を示す「内容物折りデータ」、選択された封筒フォームに封入可能な内容物の最大枚数を示す「最大封入枚数データ」とを含む封書作製処理を実行するのに必要なデータである封書設定情報とを含む多値データである。図示の例では、ファイル識別情報として封書作製ファイルであることを示す「DM」と、封筒フォームデータとして洋0タイプAを示す「01」と、内容物折りデータとして内三つ折りを示す「02」と、最大封入枚数データとして最大5枚であることを示す「05」とを、各データの格納エリアに格納した状態を示している。封書作製処理データは、封書作製装置20に出力されると制御部25で解析され、入力したファイルデータが封書作製ファイルであるか否かの判定処理と、封書作製処理内容(使用する封筒フォーム、内容物の折り方、使用する封筒フォームにおける最大封入枚数)が正常に実行可能かどうかを判定処理するのに利用される。
封書作製処理データの一例としては、下記のような組み合わせがある。以下の組み合わせ例は、封筒フォームの種類、内容物の用紙サイズ、内容物の折り方、最大封入枚数の順に記載している。
(例1)洋0フォーム(233×296mm)、A4、内三つ折り、5枚(坪量として最大75g/m2 )
(例2)洋0フォーム(233×296mm)、B5、内三つ折り、6枚(坪量として最大45g/m2 )
(例3)C5フォーム(233×391mm)、A4、二つ折り、6枚(坪量として最大45g/m2 )
(例4)N10フォーム(243×296mm)、リーガル、四つ折り、5枚(坪量として最大75g/m2 )
(例5)N10フォーム(243×296mm)、レター、三つ折り、5枚(坪量として最大75g/m2 )
また、内容物の坪量と折り方によって封筒フォームに封入可能な最大封入枚数が異なり、例えば二つ折り又は三つ折りの場合、46〜60g/m2 で6枚、61〜80g/m2 で5枚、81〜100g/m2 で4枚、101〜120g/m2 で3枚となる。また、四つ折りでは、例えば46〜60g/m2 で4枚、61〜80g/m2 で3枚、81〜100g/m2 で2枚、101〜120g/m2 で1枚となる。
(例1)洋0フォーム(233×296mm)、A4、内三つ折り、5枚(坪量として最大75g/m2 )
(例2)洋0フォーム(233×296mm)、B5、内三つ折り、6枚(坪量として最大45g/m2 )
(例3)C5フォーム(233×391mm)、A4、二つ折り、6枚(坪量として最大45g/m2 )
(例4)N10フォーム(243×296mm)、リーガル、四つ折り、5枚(坪量として最大75g/m2 )
(例5)N10フォーム(243×296mm)、レター、三つ折り、5枚(坪量として最大75g/m2 )
また、内容物の坪量と折り方によって封筒フォームに封入可能な最大封入枚数が異なり、例えば二つ折り又は三つ折りの場合、46〜60g/m2 で6枚、61〜80g/m2 で5枚、81〜100g/m2 で4枚、101〜120g/m2 で3枚となる。また、四つ折りでは、例えば46〜60g/m2 で4枚、61〜80g/m2 で3枚、81〜100g/m2 で2枚、101〜120g/m2 で1枚となる。
なお、封書作製処理データを構成するファイル識別情報及び封書設定情報は、上記内容に限定されず、使用環境やユーザ毎に応じて各項目の多値データの内容を任意に設定することができる。
(印刷イメージデータ)
データ内容として、印刷データ作成用アプリで作成され、作製する封書構成に応じて封筒フォーム及び内容物(封書が封筒のみで構成される場合は無し)に係る印刷内容のイメージデータ(JPEG形式、TIFF形式等)を封書単位で構成したデータである。図示の例では、1通目の封書としてA4サイズの内容物3枚に印刷する印刷イメージデータと、洋0タイプAの封筒フォームに印刷するイメージデータ、2通目の封書としてA4サイズの内容物2枚に印刷するイメージデータと、洋0タイプAの封筒フォームに印刷する印刷イメージデータが封書作製処理の処理手順に従って並べられた状態で構成されている。印刷イメージデータは、封書作製装置20に出力されると制御部25で解析され、印刷イメージデータに対応する用紙に対し順次印刷処理を実行するのに利用される。
データ内容として、印刷データ作成用アプリで作成され、作製する封書構成に応じて封筒フォーム及び内容物(封書が封筒のみで構成される場合は無し)に係る印刷内容のイメージデータ(JPEG形式、TIFF形式等)を封書単位で構成したデータである。図示の例では、1通目の封書としてA4サイズの内容物3枚に印刷する印刷イメージデータと、洋0タイプAの封筒フォームに印刷するイメージデータ、2通目の封書としてA4サイズの内容物2枚に印刷するイメージデータと、洋0タイプAの封筒フォームに印刷する印刷イメージデータが封書作製処理の処理手順に従って並べられた状態で構成されている。印刷イメージデータは、封書作製装置20に出力されると制御部25で解析され、印刷イメージデータに対応する用紙に対し順次印刷処理を実行するのに利用される。
封書作製ファイルの取得方法としては、通信ネットワークを介してダウンロードする方法、USBメモリ等の外部記憶媒体に記憶させ所持する情報処理端末10にダウンロードする方法等がある。また、外部記憶媒体に予め作成した封書作製ファイルを記憶させた使用方法であれば、封書作製ファイル用アプリをインストールしていない情報処理端末10であっても、印刷データ作成用アプリでファイル内の印刷イメージデータの編集のみを行った後、封書作製ファイルを封書作製装置20に出力するだけで封書作製処理が実行されるため、封書作製に不慣れなユーザであっても封書作製に関する項目設定を行うことなく所望の封書を作製することができる。
表示部14は、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成され、制御部13の制御によって情報処理端末10を駆動するための各種アプリケーションの処理内容に基づく表示内容、図2〜5に示すような封書作製ファイルにおける設定画面等の各種設定画面の表示を行っている。
入力操作部15は、マウス、キーボード、タッチパネル等の各種UI(User Interface)装置で構成され、封書作製時に封筒フォームや内容物の原稿作成や封書ファイル作成時に所定項目を設定する際の操作内容に応じた操作指示を制御部13に出力している。
[封書作製装置の構成]
次に、封書作製装置20の構成について説明する。図1に示すように、封書作製装置20は、例えばインクジェット記録装置、孔版印刷装置、複写機、レーザプリンタ等の封筒フォーム及び内容物に所望の画像を形成する印刷部である画像形成装置21と、印刷済みの封筒フォーム及び内容物に対し必要に応じて所定の折り加工を施し形成した封筒に内容物を封入封緘処理して封書を作製する封入封緘部である封入封緘装置22とを備えて構成され、情報処理端末10との間で通信ネットワークを介して各種データが送受信可能に接続されている。
次に、封書作製装置20の構成について説明する。図1に示すように、封書作製装置20は、例えばインクジェット記録装置、孔版印刷装置、複写機、レーザプリンタ等の封筒フォーム及び内容物に所望の画像を形成する印刷部である画像形成装置21と、印刷済みの封筒フォーム及び内容物に対し必要に応じて所定の折り加工を施し形成した封筒に内容物を封入封緘処理して封書を作製する封入封緘部である封入封緘装置22とを備えて構成され、情報処理端末10との間で通信ネットワークを介して各種データが送受信可能に接続されている。
なお、以下の説明では、画像形成装置21における印刷処理(例えば給紙処理、画像形成処理、排紙処理等)に関する構成及び処理動作や、封入封緘装置22における封入封緘処理(例えば折り加工処理、内容物封入処理、水塗布処理、封緘処理、排出処理等)に関する構成及び処理動作が、従来の封書作製装置(例えば特開2012−61807を参照)における印刷処理及び封入封緘処理と同様であるため、これら封書作製処理に関する説明を省略し、本装置による入力した封書作製ファイルの判定処理に関する構成及び処理動作についてのみ説明する。
図1に示すように、封書作製装置20は、通信部23と、記憶部24と、制御部25と、報知部26とを備えている。
通信部23は、LAN等の通信ネットワークを介して情報処理端末10と有線若しくは無線接続するための通信インタフェースで構成され、情報処理端末10との間で封書作製システムに必要な各種データの送受信を行っている。また、通信部23は、USBメモリ等の各種外部記憶媒体と接続する入出力ポート(I/Oポート)も備えており、情報処理端末10で作成された封書作製ファイルを接続された外部記憶媒体から封書作製ファイルを読み出す。
記憶部24は、例えば書き換え可能なROMやRAM等の半導体メモリやHDD等で構成され、封書作製装置20を駆動する各種制御情報の他、封書作製ファイルに含まれる封書作製処理データの正誤を判定するための判定用封書設定情報を記憶している。
この判定用封書設定情報は、封書作製処理データに含まれる封書設定情報の組み合わせが正しいか否かの判定をするための照合情報であり、封書作製装置20で作製可能な封書における封筒フォームデータ、内容物折りデータ、最大封入枚数データの全組み合わせをデータ化したものである。
制御部25は、例えばCPUやROM、RAM等で構成されたマイクロコンピュータであり、画像形成装置21における印刷処理、封入封緘装置22における封入封緘処理等、封書作製装置20を構成する各部の駆動制御を行っている。また、制御部25は、情報処理端末10で作成された封書作製ファイルの解析し、封書作製ファイルに含まれる封書作製処理データの判定処理を行う判定手段25aを備えている。
ここで、判定手段25aによる封書作製ファイルの解析及び封書作製ファイルに含まれる封書作製処理データの判定処理について詳述する。判定手段25aは、通信部23を介して入力したファイルデータが封書作製ファイルであるか否かを判定するため、ファイル内にファイル識別情報を含む封書作製処理データの有無を確認して入力したファイルデータが封書作製ファイルであるか否かの判定を行う。
判定した結果、入力したファイルデータが封書作製ファイルであると判定すると、次に封書作製処理データを解析し、このデータに含まれる封書設定情報と記憶部24に記憶する判定用封書設定情報とを照合して封書作製装置20において正常に実行可能なデータであるか否かの判定を行う。
一方、ファイル内にファイル識別情報が付加された封書作成処理データが含まれていない場合は、封書作製ファイルではなくその他のファイルデータ(例えば印刷イメージデータのみのファイル)であるため、そのファイル内容に応じた処理を実行する。
一方、ファイル内にファイル識別情報が付加された封書作成処理データが含まれていない場合は、封書作製ファイルではなくその他のファイルデータ(例えば印刷イメージデータのみのファイル)であるため、そのファイル内容に応じた処理を実行する。
また、封書設定情報と判定用封書設定情報との照合により、封書設定情報が正常に実行可能なデータであると判定されると、データ内容に沿って封筒フォームや内容物に対する印刷処理及び印刷済みの封筒フォームや内容物の封入封緘処理を実行する。
一方、封書設定情報が実行不可なデータであると判定されると、封入封緘処理を実行しないための封入封緘処理中止信号を封入封緘装置22に出力するとともに、封書が作製できない旨をユーザに通知するため、報知部26にエラー通知信号を出力する。
一方、封書設定情報が実行不可なデータであると判定されると、封入封緘処理を実行しないための封入封緘処理中止信号を封入封緘装置22に出力するとともに、封書が作製できない旨をユーザに通知するため、報知部26にエラー通知信号を出力する。
これにより、封書作製に不慣れなユーザが封書作製ファイルの印刷イメージデータを修正したり、封書作製処理データの設定内容を変更したことで封書作製ファイルが実行不可なデータとなった場合でも、封書作製処理を実行せず、ユーザに対して実行不可を示す通知を行うことで、封書作製時の封入不良や封緘不良、搬送時の紙詰まり等のエラーを未然に防止することができる。
また、実行不可な封書作製処理データの場合、封入封緘処理の中止と上記のようにユーザに対するエラー通知に加え、封入封緘処理の前段階である印刷処理のみを実行して封入封緘処理は行わず不図示の排出トレイに排出するように制御することもできる。
報知部26は、アラームやブザー等の鳴動手段やLED表示器等の表示手段によるエラー通知、封書作製装置20に付属される不図示の操作表示部や封書作製ファイルの入力先である情報処理端末10に通信部23を介してメッセージを通知する通知手段(図中、一点鎖線の流れ)等のユーザに対して封書作製エラーの通知が可能な各種機器で構成され、制御部25からのエラー通知信号に応じてユーザに対する報知処理を行う。なお、報知部26の構成は、ユーザにエラー通知を行う手段として上述した鳴動手段、表示手段、通知手段のうち少なくとも何れか1つを備えていればよい。
[封書作製システムの処理動作について]
次に、上述した封書作製システムにおける封書作製ファイルの作成から封書作製処理開始に至るまでの一連の処理動作例について説明する。
次に、上述した封書作製システムにおける封書作製ファイルの作成から封書作製処理開始に至るまでの一連の処理動作例について説明する。
まず、ユーザが情報処理端末10において封書作製ファイル用アプリを起動させ、このアプリ上で作製する封書に応じて封書設定情報の各設定項目を設定した後、予め作製しておいた印刷イメージデータに付加させ封書作製ファイルを作成する。
次に、作成した封書作製ファイルを通信ネットワーク若しくは外部記憶媒体を介して封書作製装置に出力すると、封書作製装置は、入力した封書作製ファイルを解析して封書作製処理データのファイル識別情報を確認し、入力したファイルデータが封書作製ファイルであるか否かの判定を行う。
判定した結果、入力したファイルデータが封書作製ファイルであると判定すると、次に封書作製処理データを解析し、このデータに含まれる封書設定情報と記憶部24に記憶する判定用封書設定情報とを照合して封書作製装置20において正常に実行可能なデータであるか否かの判定を行う。
一方、ファイル内にファイル識別情報が付加された封書作成処理データが含まれていない場合は、封書作製ファイルではなくその他のファイルデータ(例えば印刷イメージデータのみのファイル)であるため、そのファイル内容に応じた処理を実行する。
一方、ファイル内にファイル識別情報が付加された封書作成処理データが含まれていない場合は、封書作製ファイルではなくその他のファイルデータ(例えば印刷イメージデータのみのファイル)であるため、そのファイル内容に応じた処理を実行する。
また、封書設定情報と判定用封書設定情報との照合により、封書設定情報が正常に実行可能なデータであると判定されると、データ内容に沿って封筒フォームや内容物に対する印刷処理及び印刷済みの封筒フォームや内容物の封入封緘処理を実行する。
一方、封書設定情報が実行不可なデータであると判定されると、封入封緘処理を実行しないための封入封緘処理中止信号を封入封緘装置22に出力するとともに、封書が作製できない旨をユーザに通知するため、報知部26にエラー通知信号を出力する。
一方、封書設定情報が実行不可なデータであると判定されると、封入封緘処理を実行しないための封入封緘処理中止信号を封入封緘装置22に出力するとともに、封書が作製できない旨をユーザに通知するため、報知部26にエラー通知信号を出力する。
以上説明したように、上述した封書作製装置20は、封書作製ファイル設定用アプリを起動し、印刷イメージデータに対し、ファイル識別情報と作製する封書に応じて封書設定情報とを含む封書作製処理データが付加されたデータ構造を有する封書作製ファイルを作成する。次に、作成された封書作製ファイルを通信ネットワーク若しくは外部記憶媒体を介して封書作製装置が出力すると、当該装置において入力した封書作製ファイルを解析して封書作製処理データのファイル識別情報を確認して入力したファイルデータが封書作製ファイルであるか否かの判定を行う。
判定した結果、入力したファイルデータが封書作製ファイルであると判定すると、次に封書作製処理データを解析し、このデータに含まれる封書設定情報と記憶部24に記憶する判定用封書設定情報とを照合して封書作製装置20において正常に実行可能なデータであるか否かの判定をし、封書設定情報が正常に実行可能なデータであると判定されると、データ内容に沿って封筒フォームや内容物に対する印刷処理及び印刷済みの封筒フォームや内容物の封入封緘処理を行って封書を作製する。また、封書設定情報が実行不可なデータであると判定されると、封入封緘処理を実行しないための封入封緘処理中止信号を封入封緘装置22に出力するとともに、封書が作製できない旨をユーザに通知するため、報知部26にエラー通知信号を出力する。
これにより、封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報を含む封書作製処理データが封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加された封書作製ファイルが実行可能か否かを判定し、実行不可の場合は封入封緘処理を実行しない制御を行うため、封書作製装置20において封書設定情報が適切な組み合わせでない封書作製ファイルによる封書作製時のエラーを未然に防止することができる。
また、封書作製ファイルに封書作製用のファイルデータであることを示すファイル識別情報が含まれ、封書作製装置20が封書作製ファイルを入力したときに、ファイル識別情報によって封書作製ファイルであると確認したときにのみ、封書設定情報と判定用封書設定情報とを照合する処理を行うため、制御部25における処理負担を軽減させることができる。
さらに、封書作製用のファイルデータであることを示すファイル識別情報と封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報とを含む封書作製処理データを作成する処理と、作成した封書作製データを封書となる封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加させて封書作製ファイルを作成する処理とをコンピュータに実行させるプログラムであるため、封書作製に関する知識の乏しいユーザであっても簡便に封書作製ファイルを作成することができる。
また、封書作製ファイル設定用プログラムとして、封書設定情報における複数の項目のうち、何れかの設定項目が選択されたときに、他の設定項目の選択内容が選択された設定項目に適切な内容のみ選択可能に表示制御する処理をコンピュータに実行させるため、封書設定情報に関する各種項目の組み合わせを正確に選択でき、誤った封書設定情報の組み合わせによる封書作成処理のエラーを未然に防止する効果を奏することができる。
さらに、封書作製ファイルのデータ構造として、封筒フォーム及び内容物に所定の印刷処理を実行するために利用される印刷イメージデータに、ファイルデータが封書作製ファイルであるか否かを識別するためのファイル識別情報と、封筒フォームデータ、内容物折りデータ及び最大封入枚数データを含む封書設定情報とを有する封書作製処理データがヘッドデータとして付加されているため、封書作製装置20に入力されたファイルデータが封書作製ファイルであるか否かの判定が行え、またファイル内の封書作製処理データにおける封書設定情報の組み合わせが正常である場合にのみ封書作製処理を実行することができる。
[その他の実施形態について]
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下に示すように状況等に応じて適宜変更して実施することもできる。また、以下の変更例を任意に組み合わせて実施することもできる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下に示すように状況等に応じて適宜変更して実施することもできる。また、以下の変更例を任意に組み合わせて実施することもできる。
上述した形態では、情報処理端末10に封書作製ファイル用アプリを記憶し、封書作製ファイル作成時に起動させて封書作製に必要な設定項目の設定を行う構成で説明したが、これに限定されることはない。例えば、画像形成部21が解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language )で記述されたPDLデータに変換した印刷データを生成するためのプリンタドライバに上記アプリの機能を持たせたプログラムを作成し、印刷設定時に封書作製ファイルの各設定項目を同時に設定するようにした形態でもよい。
また、封書作製ファイル用アプリのプログラム内容として、封筒フォームが選択された際に適切な内容物のサイズのみを表示制御する形態で説明したが、例えば封書作製装置20で使用可能な内容物のサイズを全て表示させ選択可能なサイズ以外を反転表示させて選択不可の状態に表示制御する等、選択された封筒フォームに適切な内容物のサイズのみが選択可能なように誘導表示されていればよい。
さらに、封書作製装置20における封書作製ファイル判定処理を実行する各部の構成を画像形成装置21に搭載した例で説明したが、封入封緘装置22に搭載し、印刷イメージデータを画像形成装置21に出力する構成としてもよい。
1…封書作製システム
10…情報処理端末(ユーザPC)
11…通信部
12…記憶部
13…制御部(13a…ファイル作成手段)
14…表示部
15…入力操作部
20…封書作製装置
21…画像形成装置(印刷部)
22…封入封緘装置(封入封緘部)
23…通信部
24…記憶部
25…制御部(25a…判定手段)
26…報知部
10…情報処理端末(ユーザPC)
11…通信部
12…記憶部
13…制御部(13a…ファイル作成手段)
14…表示部
15…入力操作部
20…封書作製装置
21…画像形成装置(印刷部)
22…封入封緘装置(封入封緘部)
23…通信部
24…記憶部
25…制御部(25a…判定手段)
26…報知部
Claims (5)
- 作製すべき封書毎に封筒フォーム及び内容物をそれぞれ印刷する印刷部と、
該印刷部で印刷された封筒フォームにより前記印刷部で印刷された内容物を内包するように必要な折り加工を施して封入封緘することで封書を作製する封入封緘部と、
を備えた封書作製装置において、
封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報を含む封書作製処理データを、前記封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加した構成の封書作製ファイルが実行可能か否かを判定するための判定用封書設定情報を記憶する記憶部と、
入力した前記封書作製ファイルの前記封書設定情報と、前記記憶部に記憶される前記判定用封書設定情報とを照合して前記封書設定情報における各設定項目の組み合わせが正常に実行可能なデータであるか否かの判定をし、当該封書設定情報が実行不可の場合は、封入封緘処理を実行しない制御を行う制御部と、
を備えたことを特徴とする封書作製装置。 - 前記封書作製処理データは、さらに封書作製用のファイルデータであることを示すファイル識別情報を含み、
前記制御部は、前記封書作製ファイルを入力したときに、入力したファイルデータが前記封書作製ファイルであるか否かを前記ファイル識別情報によって確認した後に、前記封書設定情報と前記判定用封書設定情報とを照合することを特徴とする請求項1記載の封書作製装置。 - 封書作製用のファイルデータであることを示すファイル識別情報と、封書作製に必要な複数の設定項目である封書設定情報とを含む封書作製処理データを作成する処理と、
前記作成した封書作製データを、封書となる封筒フォーム及び内容物に印刷される印刷イメージデータに付加させて封書作製ファイルを作成する処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする封書作製ファイル設定用プログラム。 - さらに、前記封書設定情報における複数の項目のうち、何れかの設定項目が選択されたときに、他の設定項目の選択内容が前記選択された設定項目に適切な内容のみ選択可能に表示制御する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項3記載の封書作製ファイル設定用プログラム。
- 作製すべき封書毎に封筒フォーム及び内容物をそれぞれ印刷する印刷部と、前記印刷部で印刷された封筒フォームにより前記印刷部で印刷された内容物を内包するように必要な折り加工を施して封入封緘することで封書を作製する封入封緘部とを備えた封書作製装置における印刷処理及び封入封緘処理を実行するための封書作製ファイルのデータ構造であって、
前記印刷部で前記封筒フォーム及び内容物に所定の印刷処理を実行するために利用される印刷イメージデータと、
前記封入封緘部で封入封緘処理を実行するために利用されるデータであり、ファイルデータが封書作製ファイルであるか否かを識別するためのファイル識別情報と、選択された前記封筒フォームの種類を示す封筒フォームデータ、前記内容物の折り方を示す内容物折りデータ及び前記選択された封筒フォームに封入可能な前記内容物の最大枚数を示す最大封入枚数データを含む封書設定情報と有する封書作製処理データと、
を含み、
前記印刷イメージデータに前記封書作製処理データがヘッドデータとして付加されていることを特徴とする封書作製ファイルのデータ構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016172634A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-09-29 | 理想科学工業株式会社 | 印刷加工物作成システム及び印刷装置 |
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2012
- 2012-07-26 JP JP2012166041A patent/JP2014024246A/ja active Pending
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