JP2014023079A - 音質補正機能のアプリケーションスフトウェア - Google Patents

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Abstract


【課題】
市販されている多様な小型音響再生装置のユーザーから見た商品ごとの音質の違いが大きい。製造コストが徹底的に節約され、音響再生装置にとって重要である音質の実質的優先順位が低い。
【解決手段】
音質のチューニング機能を、特定の音響再生系Mが持つ固有の音質特性{Rm}の音質補正機能{1/Rm}と特定のユーザーの嗜好に合わせることができる音質調整機能{E}とに分ける。{Rm}と{E}は相互依存しないので、いずれの種類のRmにもEの機能を作用させることができる。{Rm}も{E}も{M}とは独立した商品として市場に供給する。ユーザーはユーザーの好みの{Rm}と{E}を選択し、購入し、音響再生装置ではなくユーザーが持つ情報端末器に組み込む。情報端末器の再生音質{Q}を{E}*{1/Rm}*{Rm}とする。
【選択図】図1

Description

インナーイヤフォンの環境騒音リダクション技術
遮音性能の高い素材を使って、遮音特性と伝達特性を共存させる設計技術
小型スピーカーの音質仕上げ技術
超低音を再生する小型スピーカーが持つ複雑な振動メカニズムの知識
その小型スピーカーの複雑な振動メカニズムと音質に有効な振動モード設計技術
その小型スピーカーの振動を最良の音質の状態に制御するための信号処理技術
ディジタル音響信号処理技術
人の聴感の性質
スマートフォンの音響信号処理環境
スマートフォンのアプリケーションソフトウェアに関する環境
サーバー
インターネット環境
請求項を含む全文を通じ、{}内の内容は{}外の内容に優先して意味を持つものとする。
{サーバーXX}とはインターネット環境を介して{特定のアプリケーションプログラムXX}を提供する{ソフトウェアとハードウェアからなる機能}とする。
{端末器}とは{記録された音響信号を復調して電気音響信号に変換する機能}、即ち、プレーヤーの機能を有する装置であって、{コンピューター、モバイルコンピューター、モバイルフォン、モバイルプレーヤー}などである。
{端末器H}とは{Hなる固有品種の端末器}であって、Hに固有の{OSや音響信号処理部のインターフェース}を持つ。
音響装置とは、端末器の出力信号である電気音響信号を入力とし、{スピーカーやイヤフォンや電力増幅器や信号処理回路}からなるところの音を再生する機能である。
{音響装置M}とは{Mなる固有品種の音響装置}であって、Mに固有の{音質特性やダイナミックレンジ特性}を持つ。または{類似の性能を持つ音響商品の集まり{M}を意味する。
{遮音ピース}とはイヤフォンの開口部に装着し、イヤフォンと聴覚の間に設ける遮音ピースである。遮音ピースはイヤフォンと外耳の間から進入する環境騒音を遮音だけでなく、イヤフォン本体を伝わって聴覚に伝わる環境騒音を遮音する役割をも持つ。
{ユーザー}とは、音響装置と、端末器とで楽曲を再生しようとする人である。
{アプリケーションソフトウェアとは{端末器にインストールして機能する}ひとまとまりのソフトウェア}であり、商品として流通する。
{標準}{標準特性}{標準化}とは、特定のルールや特定のコンセプトによって統一された定義であって、絶対的に統一された規格を意味するものではない。
例えば、
{{スピーカーの正面軸上{0.5m}の位置}で、{入力レベル{100mV}で、再生特性が{+-6dB}以内の再生周波数範囲が{70Hz}から{15kHz}である}
というような、{デスクトップの実使用の状態で具体的な実用範囲の数値表現}によって標準の条件が定義される。
また、
{{特定の楽曲Z}を{{端末器H}{ボリュムV}}で再生して、楽曲に含まれる{{ハイハット}と{最も低音のベースのピッチ成分}}が鮮明に聞こえ、{ベースとボーカルとハイハット}がバランス良く聞こえる}
というような、{一般的なユーザーにわかりやすい感覚的な表現}によって標準の条件が定義される。
請求項で定義された用語については以下の説明でも同様であるものとする。
音響再生システムは{音を電気信号に変換、音質調整、ディジタル符号化、記録、復調、信号処理、増幅、電気信号を音に変換}など、多くの機能と工程からなる。{記録された状態の楽曲やスピーチの音質}は良くも悪くも、それぞれ{作品}あるいは{コンテンツ}として定義できる。そして、{記録、復調、増幅}の機能は{信号処理、電気信号を音に変換}の機能に比べ、音質に関して遙かに高精度であり、固有の音質は問題にならない。
一般的に、再生系における{信号処理}は{{電気信号を音に変換する}部分が持つ{固有の音質特性を補正する機能}}を持つ。小型のスピーカーで低音再生をしようとすると、{スピーカーの能力を最大限引き出すための信号処理技術}が難しいだけでなく、信号処理にコストをかけなくてはならない。
小型スピーカーの分野では、最近は、1.5インチ口径の小型スピーカーでも超低音を再生できる商品が市販されはじめているが、普及させるには大きな障壁がある。スピーカー内部の振動のメカニズムが複雑であることから、この種類のスピーカーの潜在能力を引き出すには高度な信号処理が必要である。当然ながら信号処理にはコストがかかる。さらに、{音質の付加価値を市場で説得することは至難である}という永年の実績があって、{音響装置を企画する立場にある人}は{この種の商品企画}をためらう傾向が強い。
モバイル型の音響装置の分野では、地下鉄や航空機では環境騒音が{86dB}にも達する。通常のイヤフォンでは{騒音を上回る大音量}で聴いているのが現状である。2012年現在、環境騒音を強力に遮断するインナーイヤフォンが市販され始めている。このインナーイヤフォンは遮音ピースと呼ぶ吸音材がイヤフォンの開口部に取り付けられている。強い環境騒音下では、{イヤフォンと内耳の間から進入する騒音}を完全に遮音しても{イヤフォン本体を伝わる環境騒音}が、聴覚に伝わる。この遮音ピースは{イヤフォンを通じて進入する環境騒音}と{聞こうとする楽曲}の両方を強力に遮音する。遮音ピースの音の伝達特性は、高音になるほど減衰が大きく、その減衰分は何らかの手法で補正されなければならない。イヤフォンの内部に高音補正用の簡単なフィルターを設けている主類のものでは、この高音減衰はかなり補正されてはいる。しかし、受動素子だけで完全な補正はできない。環境騒音は強力に遮音され、静かになるが、楽曲の高音成分の幾分の劣化はがまんしなければならない。遮音ピースの遮音特性が良好なだけに、良好な再生音とするには、ここでも、高度な信号処理が必要である。
次の第1と第2と第3と第4の課題がある。
第1の課題は、
ユーザーは、音響商品を購入してしまえば、音質を変更するにも変更しようがないのが現状である。ユーザーの大半は汎用の音質調整機能を使いこなすことはできない。
第2の課題は
音響商品を供給するメーカーによって決定された音質は、必ずしも{{最適音質}あるいは{資源を最大限有効に使いこなした音質}}であるとは言えない。要求コストに抑えられて、使える信号処理が低機能であるケースが大半である。
第3の課題は、
インナーイヤフォンに装着されている遮音ピースは耳に届く環境騒音をリダクションするだけでなく、聴こうとする{イヤフォンの再生音}をも大きく遮音する。その遮音特性は品種によって、音質再生特性に大きなバラツキがある。
第4の課題は、
多くの音響再生装置には音質調整機能が設けられているが、{{標準音質に整える機能}と{嗜好による音質の調整}}が混在しているのが現状である。多くのユーザーは音質調整の基礎知識や経験がないことから、大半のケースでは{やみくもに調整する}か、{何も調整せず}に音響装置を使っている。
本案発明は、
{{音響再生商品の、音質仕上げ}という一つの機能を独立させて、{電気音響信号に変換する}ところの信号処理機能}を{プレーヤーの機能を持つ端末器側に組み込む}という手法と、
{その手法を商品として流通させる手法}と、
{端末器に組み込む信号処理の内、嗜好音質調整機能の手法の一つ}
に関する。
{市販されている特定の音響商品が持つ{固有の音響特性}や{不完全に仕上がっている音質}}の音質補正機能を{その商品とは別の、楽曲信号を復調する端末器側}に組み込んで音質補正する。端末器は高度な信号処理環境を備えている。
たとえば、市販されている{特定の遮音ピースを持つインナーイヤフォン}を使って、手持ちのスマートフォンで再生して楽曲を聴く場合、プレーヤーであるスマートフォン側で、{その{遮音ピースつきのインナーイヤフォン}が持つ固有の特性}を補正する。
本案発明の目的とするところは、
{音響再生システムの音質表現の主たる役割}を音響セットメーカーに委ねるのではなく、音質表現の機能を市場に開放し、{音質表現という商品}の需要と供給を自由市場に委ねるところにある。本案発明の本質は{汎用の音質表現の機能}ではなく{特定の商品の音質表現の機能}にある。
個々の商品の{音質表現の機能}を自由市場の競争にさらすことによって、{音響商品の重要なファクターである音質}をユーザーの意思で選択してもらう。{音質補正機能}なる商品がアプリケーションプログラムであることから、改善が容易であり、また、参入障壁が極めて低く、安価で高性能の多様な信号処理機能の供給が可能となる。
そして、そのために、
{多様な音響再生システムが再生する音質に一定の標準を設ける手法}と{その手法を容易に実施できる手法}を提供する
以下の第1から第8の効果がある。
第1に、
音質に関わる、{{本質的な{音質再生能力や音質再生性能}の範囲}の設計に携わる者}と{{与えられた再生環境}で{最適な音質表現}をするための音質補正の設計に携わる者}との分業が成立し、それぞれの分野での音質という評価での自由競争市場の場が生まれる。
第2に、
第1に関連して、音質表現機能を商品として自由市場に流通させることで、安価で洗練された音質表現機能が市場に出現する場を作ることができる。
{マスプロダクションとマスマーケットの環境の中}で固定化されている音響装置の音質が、{商品に何らの変更を加えることなく}、極めて良質の信号処理によって改善が可能になる。さらには、{音質を供給する側の{コンセプトによって、あるいは手法によって}}、{{多様な音質表現の技術の供給}と、{多様な音質表現の需要}}の双方を掘り起こすことにつながる。
第3に、
{この音質表現機能を商品とするビジネスモデル}の特徴は{現状の音響装置の何物をも変更する必要なく}、ITビジネスの新規参入を可能とする。
{わずかな資本}と{{音質}や{音の伝搬}や{振動}に関する{知識と経験}}と{感性}によって{個人レベルの規模}でワールドワイドなビジネスを立ちあげる可能性を提供する。
第4に、
商品によって異なる{多種多様な音質}を標準化できる。
第5に、
標準音質へのチューニング機能とユーザーの嗜好音質へのチューニング機能を独立させることで、ユーザーの音嗜好による質調整がよりわかりやすくなる。
第6に、
音響機器メーカーは販売しようとする音響機器の音質のチューニングというテーマに関し、特定のカラーにこだわることなく{本質的な{音質再生能力や音質再生性能}の範囲}に力点を置いて商品設計ができる。
第7に、
当然ながら、音響商品を供給する側においても、これまでと同様、その音響商品を供給する立場から主張する音質表現機能を提供できる。あるいは{特定の音響商品M}について、複数種類コンセプトによる、特定の端末器用の{音質補正機能Ghm}を提供することで幅広い市場の要望を満足することができる。
第8に、
音響商品を市場に出荷した後において、何らかの都合で商品メーカーが商品の音質を変更しなければならない時、{アプリケーションプログラムレベルでの変更}という形で対応が容易である。
本案発明の{{使われ方}、{商品としての流通}、{ユーザーとの関係}、{端末器への組み入れ方法}}の説明図。 本案発明の請求項4の{嗜好音質調整機能}の説明図。図2(a)嗜好音質調整のための端末器に表示される2次元座標図図2(b)横軸座標の機能の説明図図2(c)縦軸座標の機能の説明図
特定の音響装置Mの{音質特性m}{Rm}を測定し、意図するところの音質に補正すべく、{音質補正特性m}{1/Rm}を求める。一般的に、{音質補正特性m}は元となる{音質特性m}の{逆数もしくはその近似値}{1/Rm}である。ユーザーが好みの音質に調整できる{嗜好音質調整機能E}を用意する。
{端末器H}に組み込んで{{音質補正特性m}と{音質調整機能E}}が機能する{信号処理機能Ghm}なるプログラムを作る。{信号処理機能Ghm}は{{端末器H}上で動作するところの{{音響装置M}に固有の特性}を補正する音質補正特性}の{アプリケーションソフトウェアAhm}として、一般のユーザーに供給される。
ユーザーは、{アプリケーションソフトウェアAhm}を何らかの手段で{サーバーShm}にアクセスし、ダウンロードし、ユーザーの{端末器H}に{信号処理機能Ghm}を組み込む。
{h}は{端末器H}の種類、{m}は{音響装置M}の種類を意味する。
ユーザーの{端末器H}の代表例は{スマートフォンと呼ばれるモバイル型の多機能通信端末、モバイルコンピューター、ラップトップコンピューター、モバイルフォン}などである。{それぞれの端末器は使われるOSの種類と製造されるメーカーによってプログラム構造が異なる}ことから{同じ信号処理の{Gm}}であっても、端末器に特化したプログラムでなければならない。
ユーザーの{音響装置M}の代表例は{パッシブ型の騒音リダクションイヤフォンやそのイヤフォン用遮音ピース、一般のイヤフォン、デスクトップスピーカーシステム、高性能小型スピーカーシステム}などである。それぞれの{音響装置M}はそれぞれの固有の特性{Rm}を持っていることから、{その{固有の特性}を補正するための
逆特性{1/Rm}を作用させる}ことで、その{固有の特性}を相殺する。
以下は図面をいた説明である。
図1は本案発明の{{使われ方}、{商品としての流通}、{ユーザーとの関係}}の説明図である。
{Q}はユーザー、{H}は{ユーザーQ}が操作する端末器、{M}は{ユーザーQ}が操作する音響装置、{Shm}は{アプリケーションソフトウェアAhm}のサーバー、{Ahm}は{端末器H}用で、かつ{音響装置M}用のアプリケーションソフトウェアであって、{信号処理機能Ghm}を有する。
{Ghm}は{端末器H}用で、かつ{音響装置M}用の信号処理機能であり、
{{1/Rm}なる特性を持つ{音質補正機能m}}と{音質調整機能E}を有する。
{f}は{嗜好音質調整機能E}の入力信号、{F}はその出力信号である。
{Uq}は{ユーザーQ}が聴く再生音質である。
{Internet}はインターネット環境である。
{Source}は{Ghm}の入力音響信号である。
{Control}は{アプリケーションソフトウェアAhm}が有する{{音質補正機能m}と{嗜好音質調整機能E}}が{端末器H}に組み込まれて、{{端末器H}の{表示や操作}}に関わる部分の制御プログラムである。
{ユーザーQ}は{端末器H}が再生する楽曲を{音響装置M}で再生するに際し、{音響装置M}が再生する音質を改善する目的で、{アプリケーションソフトウェアAhm}を、
インターネット環境を介して、{サーバーShm}からダウンロードする。この場合、
{アプリケーションソフトウェアAhm}は直接、{端末器H}にダウンロードされるケースもあれば、間接的に別の装置にダウンロードされたものをオフラインで{端末器H}に組み入られるケースもある。
{アプリケーションソフトウェアAhm}が有する{音質補正機能m}と{嗜好音質調整機能E}は{端末器H}の再生系統に組み込まれる。結果、{端末器H}が出力する再生信号は{音質補正機能m}の特性{1/Rm}と{嗜好音質調整機能E}の{ユーザーQ}によって選択された特性{Eq}が作用された信号となる。
結果、{ユーザーQ}によって選択された{再生音質Uq}は
{1/Rm}*{Eq}*{Rm}となる。
図2は本案発明の請求項4の{嗜好音質調整機能E}の説明図である。
図2(a)は嗜好音質調整のための端末器に表示される2次元座標図である。
嗜好音質は2次元座標の一点{x、y}を選択することで決定される。
図2(b)は横軸方向の機能説明図である。横軸は{低音成分と高温成分の比率}決定する。{x}の位置が左に寄るほど、高音成分は減少する。{x}の位置が右に寄るほど低音成分が減少する。最左端から最右端までの移動は最も高音成分が少ない音質から、最も低音成分が少ない音質へと変化する。
図2(c)は縦軸方向の機能説明図である。縦軸は{横軸で決定された{高音成分と低音成分の比率}}で{高音成分と低音成分の合成成分}の元の楽曲に対する比率を決定する。{y}の位置が上へ移動すると、メリハリの効いた強力な音質となる。{y}の位置が下へ移動すると、自然な音質となる。横軸が低音と高音のバランスを決定し、縦軸がメリハリ感を決定することから、座標位置の関係と{一般のリスナーの音質に対する印象}がイッメージで対応し、音質の選択が便利である。座標の中央位置{Xc、Yc}は適度なメリハリ感と自然さがバランスするよう、各種パラメーターが選択される。
その仕組みは
請求項4に示すように、
{嗜好音質調整機能E}の出力信号を{F}は、
{f}+{Ke}*{{Kb*{Bass_f}+{Kt}*{Treble_f}}}
で表現される。低音成分抽出と高音成分抽出の具体的方法は本案発明の本質とするところではないので、説明を省略する。
以下は嗜好音調整機能の具体的な実施例であり、極めて{簡単で有効}である。
{Bass_f}は{f}の2次積分値の{30倍}、
{Treble_f}は{f}の2次微分値の{15倍}、
{Ke}は{0.33}、
{Kb}、{Kt}は双方{1}の選択が座標状の中央位置{Xc、Yc}
以下は各請求項の要点である。
請求項1は本案発明の最も一般的な方式である。{請求項1と請求項2と請求項3と請求項4}の本質は{音質補正の信号処理機能を端末器に組み入れる}ことである。{具現化のための信号処理そのものの具体的手順}は本質とするところではない。
請求項2は{請求項1に定義する音響装置が遮音ピースを持つインナーイヤフォンを対象とする場合}の一般的な方式である。
請求項3は{請求項1と請求項2に定義する嗜好音質調整機能が常に{1}である}即ち{同機能がない場合を対象とする}一般的な方式である。
請求項4は{請求項1と請求項2に定義する嗜好音質調整機能のユーザーによる嗜好音質の選択}を{2次元座標上の点に対応させる場合}を対象とする一般的な方式である。
M 特定の音響装置 または 特定のグループに属する音響装置
R 音響装置が持つ固有の音質特性
Rm {音響装置M}が持つ固有の音質特性
1/Rm {Rm}*{1/Rm}が実用上{1}になる音質特性
E 嗜好音質調整機能
Q 特定のユーザー
Eq {ユーザーQ}が調整した特定の嗜好音質特性
H 特定の端末器
Uq ユーザーが調整した再生音質
Gm {音質調整機能E}と{音質補正特性m}を有する信号処理機能
Ghm {端末器H}に組み入れる{Gm}
Ahm Gmを有する{端末器H}用アプリケーションソフトウェア
Shm Ahmのサーバー
* 乗算演算子
+ 加算演算子
f {音質調整機能E}の入力信号
F {音質調整機能E}の出力信号
Bass_f {入力信号f}の低音成分
Treble_f {入力信号f}の高音成分
Kb {Bass_f}成分の係数
Kt {Treble_f}成分の係数
Ke {Kb*{Bass_f}+Kt{Treble_f}}成分の係数
X 嗜好音質設定座標横軸
Y 嗜好音質設定座標縦軸
x X軸座標
y Y軸座標
{x、y} X軸座標が{x}でY軸座標が{y}の点
Xc 横軸原点
Yc 縦軸原点
Xleft 横軸の左端
Xright 横軸の右端
Ytop 縦軸の上端
Ybottom 縦軸の下端

Claims (4)

  1. 記録された音響信号を電気音響信号に復調する機能を端末器とし、
    端末器が復調した電気音響信号を音に変換する機能を音響装置とし、
    {特定の音響装置M}が持つ音質再生特性を{Rm}とし、
    {{Rm}に{1/Rm}を乗じて、結果が実用的な観点から 約{1}である}
    ことを満足する{1/Rm}を{音質補正特性m}とし、
    音響装置の再生音質を、ユーザーの嗜好に合わせるべく、ユーザーが調節できる機能を{嗜好音質調整機能E}とし、
    特定の{ユーザーQ}が{音響装置M}の再生音を聴くとき、{ユーザーQの好みによって調節された{嗜好音質調整機能E}の特性を{Eq}とし、
    {Eq}を{嗜好音質特性q}とし、
    {ユーザーQ}が使う特定の端末器を{端末器H}とし、
    {端末器H}は後述の{{信号処理機能Gm}即ち、{音質補正特性m}と
    {嗜好音質調整機能E}}を組み込むことができるところの仕組みを有しているものとし、
    {ユーザーQ}が{端末器H}の出力信号を{音響装置M}で再生する場合の再生音質特性を{Uq}とし、
    ここで、音響系が持つ普遍的な性質、
    {{Uq}が{{Eq}*{1/Rm}*{Rm}}に等しい}
    なる物理的性質を応用するとし、
    {{音質調整機能E}の仕組}と、{{音質補正特性m}の仕組み}を組み合わせた信号処理機能を{Gm}とし、
    {{端末器H}に組み入れて機能するところの{信号処理機能Gm}}を
    {信号処理機能Ghm}とし、
    {{信号処理機能Ghm}を、インターネット環境を介して市場に供給できる}ソフトウェアを{アプリケーションソフトウェアAhm}とし、
    インターネット環境を介して{アプリケーションソフトウェアAhm}を市場に供給する{ソフトウェアとハードウェアからなる機能}を{サーバーShm}とし、
    インターネット環境を介して、何らかの手段で{サーバーShm}からダウンロードされた{アプリケーションソフトウェアAhm}は、{{端末機H}の音響信号処理系統}に組み込まれることによって{{端末機H}が再生する音響信号}に対し{{{音質補正特性m}の信号処理}と{{嗜好音質特性Eq}の信号処理}}}が機能するものとし、
    {アプリケーションソフトウェアAhm}が{信号処理機能Ghm}を有することを第1の特徴とし、
    {アプリケーションソフトウェアAhm}が{信号処理機能E}を有することを第2の特徴とし、
    {信号処理機能Ghm}が{端末器H}に組み入れられることによって、
    {{音質補正機能m}と{音質調整機能E}}が機能することを第3の特徴とし、
    {アプリケーションソフトウェアAhm}が、イアンターネット環境を介して
    {サーバーShm}からダウンロードできるべく、{{サーバーShm}として存在するかまたは{サーバーShm}に存在する}ことを第4の特徴とし、
    端末器が出力する音響信号は、{音質特性m}を持つ{音響商品M}によって再生され、その音響信号は{音質Uq}で音に再生されるものとし、
    {音質Uq}は、{{{音響装置M}の{音質特性m}}と{音質補正特性m}と
    {嗜好音質調整特性Eq}}の積に依存させることを第5の特徴とし、
    第1と第2と第3と第4と第5の特徴を有する音響信号処理機能を有するアプリケーションソフトウェア。
  2. 大きな環境騒音の中で、インナーイヤフォンで音楽を聴く場合に、{環境騒音を大幅に軽減する遮音機能を持つ{インナーイヤフォンの音の放射口に装着するアタッチメント}}を{遮音ピース}とし、
    {遮音ピース}が環境騒音を軽減する役割の内、{インナーイヤフォン自体を通過する環境騒音を遮音する}と同時に{再生音響信号をも遮音する}機能を{イヤフォン本体通過音遮音効果}とし、
    {イヤフォン本体通過音遮音効果}によって劣化するインナーイヤフォンの再生特性を{遮音ピース伝達特性}とし、
    {インナーイヤフォンと遮音ピースによる}再生特性を{遮音ピースつきインナーイヤフォンの伝達特性}とし、
    {{特定の遮音ピース}または{{特定のインナーイヤフォン}と{特定の遮音ピース}を組み合わせたセット}}を{音響装置M}とし、
    {音響装置M}の音質再生特性を{Rm}とし、
    {{Rm}に{1/Rm}を乗じて、結果が実用的な観点から 約{1}である}
    ことを満足する{1/Rm}を{音質補正特性m}とし、
    音響装置の再生音質を、ユーザーの嗜好に合わせるべく、ユーザーが調節できる機能を{嗜好音質調整機能E}とし、
    特定の{ユーザーQ}が{音響装置M}の再生音を聴くとき、{ユーザーQの好みによって調節された{嗜好音質調整機能E}の特性を{Eq}とし、
    {Eq}を{嗜好音質特性q}とし、
    {ユーザーQ}が使う特定の端末器を{端末器H}とし、
    {端末器H}は後述の{{信号処理機能Gm}即ち、{音質補正特性m}と{嗜好音質調整機能E}}を組み込むことができるところの仕組みを有しているものとし、
    {ユーザーQ}が{端末器H}の出力信号を{音響装置M}で再生する場合の再生音質特性を{Uq}とし、
    ここで、音響系が持つ普遍的な性質、
    {{Uq}が{{Eq}*{1/Rm}*{Rm}}に等しい}
    なる物理的性質を応用するとし、
    {{音質調整機能E}の仕組}と、{{音質補正特性m}の仕組み}を組み合わせた信号処理機能を{Gm}とし、
    {{端末器H}に組み入れて機能するところの{信号処理機能Gm}}を
    {信号処理機能Ghm}とし、
    {{信号処理機能Ghm}を、インターネット環境を介して市場に供給できる}ソフトウェアを{アプリケーションソフトウェアAhm}とし、
    インターネット環境を介して{アプリケーションソフトウェアAhm}を市場に供給する{ソフトウェアとハードウェアからなる機能}を{サーバーShm}とし、
    インターネット環境を介して、何らかの手段で{サーバーShm}からダウンロードされた{アプリケーションソフトウェアAhm}は、{{端末機H}の音響信号処理系統}に組み込まれることによって{{端末機H}が再生する音響信号}に対し{{{音質補正特性m}の信号処理}と{{嗜好音質特性Eq}の信号処理}}}が機能するものとし、
    {アプリケーションソフトウェアAhm}が{信号処理機能Ghm}を有することを第6の特徴とし、
    {アプリケーションソフトウェアAhm}が{信号処理機能E}を有することを第7の特徴とし、
    {信号処理機能Ghm}が{端末器H}に組み入れられることによって、
    {{音質補正機能m}と{音質調整機能E}}が機能することを第8の特徴とし、
    {アプリケーションソフトウェアAhm}が、イアンターネット環境を介して
    {サーバーShm}からダウンロードできるべく、{{サーバーShm}として存在するかまたは{サーバーShm}に存在する}ことを第9の特徴とし、
    端末器が出力する音響信号は、{音質特性m}を持つ{音響商品M}によって再生され、その音響信号は{音質Uq}で音に再生されるものとし、
    {音質Uq}は、{{{音響装置M}の{音質特性m}}と{音質補正特性m}と
    {嗜好音質調整特性Eq}}の積に依存させることを第10の特徴とし、
    第6と第7と第8と第9と第10の特徴を有する音響信号処理機能を有するアプリケーションソフトウェア。
  3. 請求項1または請求項2に定義するところの{嗜好音質調整機能E}を持たない、即ち{嗜好音質調整機能E}が常時{1}であることを第11の特徴とし、
    第11の特徴を有するところの請求項1または請求項2に定義する音響信号処理機能を有するアプリケーションソフトウェア。
  4. 2次元の座標で表現された位置を{x,y}とし、
    座標軸の横軸を{X}、縦軸を{Y}とし、
    X軸の原点を{Xc}、Y軸の原点を{Yc}とし、
    X軸の左端を{Xleft}、X軸の右端を{Xright}とし、
    Y軸の下端を{Ybottom}、Y軸の上端を{Ytop}とし、
    {Ke}を総合音質調整係数とし、
    {Kt}を{高音成分の強調係数}とし、{Kb}を{低音成分の強調係数}とし、
    {嗜好音質調整機能E}を座標{x,y}で表現するものとし、
    {y}が{{Ybottom}から{Ytop}}に変化した時、{Ke}が{0から1}まで変化するものとし、
    {Yc}は{Ke}の値が中間値、例えば対数で中間の{0.31}あるいはその近辺にあるものとし、
    {Xc}は横軸の中央にあるものとし、
    {{x}が{{Xc}から{Xleft}}まで変化したとき、
    {Kb}が一定値の{1}であるものとし、
    {Kt}が{1}から{0}まで変化するものとし、
    {{x}が{{Xc}から{Xright}}まで変化したとき、
    {Kt}が一定値の{1}であるものとし、
    {Kb}が{1}から{0}まで変化するものとし、
    {嗜好音質調整機能E}の入力信号を{f}とし、
    音響入力信号{f}の低音成分を{Bass_f}とし、
    音響入力信号{f}の高音成分を{Treble_f}とし、
    {嗜好音質調整機能E}の出力信号を{F}とし、
    {F}が、
    {f}+{Ke}*{{Kb*{Bass_f}+{Kt}*{Treble_f}}}
    で表現されるべく、嗜好音質調整機能が機能することを第12の特徴とし、
    {端末器H}の表示装置が{X,Y}の座標を表示し、
    {端末器H}を操作する人は座標{x,y}を指定することで{嗜好音質を決定できる}べく、{アプリケーションソフトウェアAhm}}が機能することを第13の特徴とし、
    {f}と{F}の関係、即ち{嗜好音質調整機能E}の特性が端末器に表示する2次元座標上の点{x,y}で決定されることを第14の特徴とし、
    請求項1または請求項2に定義する嗜好音質調整機能が第12と第13と第14の特徴の音響信号処理機能を有するアプリケーションソフトウェア。

























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