JP2014023071A - 画像形成装置及び通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通話終了後に、双方のハンドセットをオンフック状態に戻し忘れた場合であっても、適切に電話回線を遮断して無駄な課金を未然に防止する。
【解決手段】電話回線が接続された画像形成装置において、送受話を行うハンドセットと、ハンドセットのオンフック/オフフック状態を検出する第1の検出部と、電話回線の捕捉状態を検出する第2の検出部と、ハンドセットの状態を判定する判定部と、電話回線の接続/遮断を制御する制御部と、を少なくとも備え、ハンドセットは、振動検知センサを内蔵し、判定部は、振動検知センサが検知した振動が特定の振動であるか否かに基づいて、ハンドセットが掴持された状態であるか載置された状態であるかを判定し、制御部は、ハンドセットがオフフック状態であり、電話回線が捕捉状態であり、かつ、ハンドセットが載置された状態である場合に、電話回線を遮断する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及び通信制御方法に関し、特に、ハンドセットを備えた画像形成装置及びハンドセットの戻し忘れによる不要な電話回線の捕捉を防止する通信制御方法に関する。
MFP(Multi Function Peripheral)などのFAX機能を備えた画像形成装置は、電話回線に接続されており、ハンドセット(送受話器)を備えた画像形成装置間では、ハンドセットを用いて通話することができる。その際、一方の画像形成装置のハンドセットをオフフック状態(所定の位置から取り外した状態)にし、他方の画像形成装置の電話番号を入力して呼び出し、他方の画像形成装置のハンドセットをオフフック状態にすると電話回線が捕捉されて通話可能な状態になり、一方又は双方のハンドセットをオンフック状態(所定の位置に戻した状態)にすると電話回線が遮断される。
ここで、通話終了後に、双方のハンドセットをオンフック状態に戻し忘れた場合、電話回線が捕捉された(電話回線が繋がった)状態のままになり、実使用分以上の料金が課金されてしまうという問題が発生する。このような背景から、ハンドセットの戻し忘れを防止するための様々な方法が提案されている。
例えば、下記特許文献1には、送受器とオフフック確認部と音声確認部と制御部及び警告部とを有し、送受器は送話器と受話器を有し、オフフック確認部は送受器がオフフックか否かを確認し、音声確認部は送受器のオフフックを確認したときに送受器から出力される音声信号に話者の音声が含まれるか否かを確認し、制御部は音声確認部で話者の音声無しを確認したときに警告信号を発生し、警告部は発生した警告信号で送受器のオフフックを報知する電話機が開示されている。
また、下記特許文献2には、交換機からの可聴音が話中音又は警報音であるにもかかわらず電話機の受話器がオフフック状態になっている状態で前記交換機からの話中音又は警報音を検出することにより、利用者の意図しない受話器はずれを自動検出するビジートーン・ハウラ検出部と、前記ビジートーン・ハウラ検出部で前記意図しない受話器はずれを検出すると、前記電話機のフックスイッチより交換機側に取り付けられている補助フックスイッチを開けて電話回線を開放し、前記受話器がオフフック状態となっていても前記電話機を着信可能状態とする補助フックスイッチ制御部と、前記着信可能状態において、前記電話機のフックスイッチの状態を監視し該フックスイッチが押されたことを自動検出し、前記開けていた補助フックスイッチを閉じることで発着信可能状態にする又は押した前記フックスイッチを離せば通話可能状態とする電話機側フックスイッチon/off検出部と、前記着信可能状態において着信時にベル等を鳴らすために前記補助フックスイッチ制御部より交換機側に設置されている着信表示部と、を具備する受話器はずれ自動解除装置が開示されている。
特開平10−023116号公報 特開平08−116350号公報
上述した特許文献のように、双方のハンドセットをオンフック状態に戻し忘れた場合に、音声信号に話者の音声が含まれるか否かを確認することにより、オフフック状態を報知することは可能である。しかしながら、この方法では、例えば、通話中にお互い無音(ハンドセットから出力される音声信号に話者の音声が含まれていない状態)がしばらく続くと、実際には通話中であるにも関わらず警告音が鳴ってしまうといった問題が生じる。また、装置の近くに会話をしている人がいる場合や、TVなど音声を発する機器が近くにある場合には、ハンドセットがその声を拾ってしまい、話者の音声として誤認識してしまうといった問題も生じる。
また、特許文献2には、ハンドセットに振動センサを設け、振動の有無に基づいてハンドセットがユーザに持たれた状態であるかを判断することも開示されているが、画像形成装置は、画像読取部や画像形成部、用紙搬送部など、様々な駆動部分があり、ハンドセットに設けた振動センサはこれらの駆動部分の振動も検知してしまうため、振動の有無ではハンドセットがユーザに持たれた状態であるか否かを正確に判断することはできない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、通話終了後に、双方のハンドセットをオンフック状態に戻し忘れた場合であっても、適切に電話回線を遮断して無駄な課金を未然に防止することができる画像形成装置及び通信制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、電話回線が接続された画像形成装置において、送受話を行うハンドセットと、前記ハンドセットのオンフック/オフフック状態を検出する第1の検出部と、前記電話回線の捕捉状態を検出する第2の検出部と、前記ハンドセットの状態を判定する判定部と、前記電話回線の接続/遮断を制御する制御部と、を少なくとも備え、前記ハンドセットは、振動検知センサを内蔵し、前記判定部は、前記振動検知センサが検知した振動が特定の振動であるか否かに基づいて、前記ハンドセットが掴持された状態であるか載置された状態であるかを判定し、前記制御部は、前記ハンドセットがオフフック状態であり、前記電話回線が捕捉状態であり、かつ、前記ハンドセットが載置された状態である場合に、前記電話回線を遮断するものである。
また、本発明は、電話回線が接続され、ハンドセットで送受話が可能な画像形成装置における通信制御方法であって、前記画像形成装置は、前記ハンドセットのオンフック/オフフック状態を検出する第1ステップと、前記電話回線の捕捉状態を検出する第2ステップと、前記ハンドセットに内蔵された振動検知センサが検知した振動が特定の振動であるか否かに基づいて、前記ハンドセットが掴持された状態であるか載置された状態であるかを判定する第3ステップと、前記ハンドセットがオフフック状態であり、前記電話回線が捕捉状態であり、かつ、前記ハンドセットが載置された状態である場合に、前記電話回線を遮断する第4ステップと、を実行するものである。
本発明の画像形成装置及び通信制御方法によれば、通話終了後に、双方のハンドセットをオンフック状態に戻し忘れた場合であっても、適切に電話回線を遮断して無駄な課金を未然に防止することができる。
その理由は、送受話を行うハンドセットと、ハンドセットのオンフック/オフフック状態を検出する第1の検出部と、電話回線の捕捉を検出する第2の検出部と、ハンドセットの状態を判定する判定部と、電話回線の接続/遮断を制御する制御部と、を少なくとも備える画像形成装置において、ハンドセットに振動検知センサを内蔵し、判定部は、振動検知センサが検知した振動が特定の振動であるか否かに基づいて、ハンドセットが掴持された状態であるか載置された状態であるかを判定し、制御部は、ハンドセットがオフフック状態であり、電話回線が捕捉されており、かつ、ハンドセットが載置された状態である場合に、電話回線を遮断する制御を行うからである。
本発明の一実施例に係る通信システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の通信制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の通信制御部の動作を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、ハンドセットを備える画像形成装置間で通話を行う場合、通話終了後に通話していた両者がハンドセットをオフフック状態に戻し忘れた場合に、電話回線が捕捉された状態のままになり、無駄な料金が課金されてしまうという問題があった。この問題に対して、ハンドセットから出力される音声信号に話者の音声が含まれない場合に、ハンドセットのオフフックを報知する技術や、受話器はずれをビジートーン・ハウラ検出部で検出して電話機をオンフックと同じ状態にし、振動センサで受話器に触ったことを検出したらこの状態を解除して通話可能にする技術などが提案されている。
このような従来の技術では、ハンドセットをオフフック状態に戻し忘れた場合に、音声信号に話者の音声が含まれるか否かを確認することにより、オフフック状態を報知することが可能であるが、音声信号に話者の音声が含まれていない無音状態がしばらく続くと、実際には通話中であるにも関わらず警告音が鳴ってしまったり、装置の近くにいる人の声やTVなどの機器が発する声を拾って話者の音声と誤認識してしまったりする。
また、ハンドセットに振動センサを設けて、振動の有無に基づいてハンドセットがユーザに持たれた状態であるかを判断することも可能であるが、画像形成装置は様々な駆動部分を有しており、ハンドセットに設けた振動センサは画像形成装置が発する振動も検知してしまうため、振動の有無ではハンドセットがユーザに持たれた状態であるか否かを正確に判断することはできない。
そこで、本発明の一実施の形態では、ハンドセットに内蔵された振動検知センサが検知した振動が特定の振動であるか否かに基づいて、自装置側のハンドセットの状態(ユーザに持たれた状態であるかどこかに置かれた状態であるか)を判定し、どこかに置かれた状態であると判定した場合に、電話回線を遮断する制御を行う。また、どこかに置かれた状態であると判定した場合に、通話相手側のハンドセットに所定のボタン押下を促す音声メッセージを送信し、所定時間内に通話相手側からの応答がない場合に、両者のハンドセットの戻し忘れと判断し、電話回線を遮断する制御を行う。
このように、自装置側では、特定の振動を検知したか否かに基づいてハンドセットが戻し忘れ状態であるかを判断し、自装置側のハンドセットが戻し忘れ状態の場合に、通話相手側に所定のボタンを押下してもらうというアクションを促すことによって、両者のハンドセットが戻し忘れ状態であるか否かを判断するため、電話回線が捕捉された状態のままになることによる無駄な課金を確実に防止することが可能となる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像形成装置及び通信制御方法について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本実施例の通信システムの構成を模式的に示す図である。また、図2は、本実施例の画像形成装置の通信制御部の構成を示すブロック図であり、図3は、本実施例の画像形成装置の通信制御部の動作を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例の通信システム1は、ハンドセットを備えた複数の画像形成装置2(発信側の画像形成装置及び受信側の画像形成装置)と、各々の画像形成装置2を電話回線4に接続するための交換機3と、で構成される。なお、本実施例では、発信側の画像形成装置と受信側の画像形成装置とを同じ構成として説明するが、本実施例の通信システム1は、発信側の画像形成装置2にハンドセットの戻し忘れ防止のための手段を備えていればよく、受信側の画像形成装置は、通常の画像形成装置とすることができる。
発信側の画像形成装置2は、ハンドセットの戻し忘れ防止の制御を行う通信制御部と、各種情報の表示及び各種操作を行うための表示・操作部(操作パネル)と、原稿を読み取る画像読取部(スキャナ)や用紙上に画像を形成する印刷処理部(エンジン)などの処理部などで構成される。
また、上記通信制御部は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10と、フックスイッチ検出部11と、振動検知センサ判定部12と、電話回線捕捉検出部13と、音声出力部14と、ボタン押下判定部15と、振動パターン比較部16と、電話回線制御部17と、モジュラージャック18と、振動パターン登録部19と、記憶装置20と、ハンドセット30と、フックスイッチ部31と、振動検知センサ32などで構成される。
CPU10は、画像形成装置2全体の制御を司る演算処理装置であり、特に、フックスイッチ検出部11、振動検知センサ判定部12、電話回線捕捉検出部13、音声出力部14、ボタン押下判定部15、振動パターン比較部16、電話回線制御部17等の動作を制御する。
フックスイッチ検出部11は、ハンドセット30を載置するフックスイッチ部31から出力される信号に基づいて、ハンドセット30がオンフック状態(ハンドセット30がフックスイッチ部31に置かれた状態)であるか、オフフック状態(ハンドセット30がフックスイッチ部31から取り外された状態)であるかを検出する。
振動検知センサ判定部12は、ハンドセット30に内蔵された振動検知センサ32が検知した振動が特定の振動(特定の方向の振動や特定の振動パターンの振動)であるか否かに基づいて、ハンドセット30がユーザに持たれた状態(掴持された状態)であるかどこかに置かれた状態(載置された状態)であるかの判定を行う。
電話回線捕捉検出部13は、ハンドセット30と交換機3とで構成される直流ループに流れる直流電流を検知することにより、電話回線4を捕捉した状態であるか否かを検出する。
音声出力部14は、電話回線制御部17の制御の元で、電話回線4を介して通話相手側の画像形成装置2に音声メッセージを送信し、通話相手側のハンドセットに音声メッセージを発音させる。
ボタン押下判定部15は、パルス信号又はトーン信号などのダイアル信号を検知することにより、通話相手側の画像形成装置2のハンドセット30の所定ボタンが押下されたかどうかの判定を行う。
振動パターン比較部16は、振動検知センサ32が検知した振動の振動パターン(振幅や周期)と記憶装置20に予め登録されている振動パターン(振幅や周期)との比較を行う。
電話回線制御部17は、電話回線4を利用した通話に関わる制御を行う。本実施例では、フックスイッチ検出部11の検出結果、電話回線捕捉検出部13の検出結果、振動検知センサ判定部12の判定結果、必要に応じてボタン押下判定部15の判定結果に応じて、電話回線の接続/遮断を制御する。また、音声出力部14の指示に従って通話相手側の画像形成装置2に音声メッセージを送信したり、通話相手側の画像形成装置2から送信される信号をボタン押下判定部15に転送したりする。
モジュラージャック18は、電話回線4と接続するためのI/F部(コネクタ)であり、交換機3を介して画像形成装置間の通信を可能にする。
振動パターン登録部19は、ユーザが操作パネルを操作して指定した特定の振動の振動パターン(振幅や周期)を記憶装置20に登録する。
記憶装置20は、HDD(Hard Disk Drive)などであり、振動パターン比較部16が参照する特定の振動の振動パターンなどを記憶する。
ハンドセット30は、ユーザが手に持って通話を行うための送受話器である。
フックスイッチ31は、ハンドセット30が所定の場所に置かれた状態であるかどうかの判定を行うためのスイッチである。
振動検知センサ32は、ハンドセット30内に内蔵された、圧電素子などで構成されたセンサであり、ハンドセット30の振動を検知する。本実施例では、特に、水平方向の振動と垂直方向の振動を区別して検知できるように構成されている。
なお、図2は、本実施例の画像形成装置2の通信制御部の一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、図2では、ボタン押下判定部15が通話相手側のハンドセットのボタンが押下されたか否かを判定する構成とするが、ハンドセット以外のボタン(装置本体のボタン)が押下されたか否かを判定してもよいし、ボタン押下以外の他の応答が行われたか否かを判定してもよい。また、図2では、振動検知センサ判定部12と振動パターン比較部16とを別々に設けたが、振動検知センサ判定部12が振動を検出すると共に、検出した振動の振動パターンと記憶装置20に記憶された振動パターンとを比較してもよい。
次に、上記構成の画像形成装置2の通信制御部の動作について、図3のフローチャート図及び各ステップの状態の模式図を参照して説明する。
フックスイッチ検出部11は、フックスイッチ部31から出力される信号に基づいて、ハンドセット30が所定の位置から取り外されたオフフック状態(右図(a)参照)であるかどうかの検出を行う(S101)。「NO」の場合はオンフック状態であり、本実施例の制御の対象ではないので一連の処理を終了する。「YES」の場合はオフフック状態であるのでS102の処理を行う。
次に、電話回線捕捉検出部13は、右図(b)に示すように、交換機3との間で回線が閉結され、電話回線を捕捉している(直流電流が流れている)かどうかの検出を行う(S102)。「NO」の場合は電話回線を捕捉していない(直流電流が流れていない)状態であり、電話回線を遮断する必要がないのでS101に戻る。「YES」の場合は電話回線を捕捉している(直流電流が流れている)状態であるのでS103の処理を行う。
次に、振動検知センサ判定部12は、ハンドセット30がユーザに持たれた状態(掴持された状態)であるかどこかに置かれた状態(載置された状態)であるかを判定する(S103)。この判定方法としては、以下に示す方法が考えられる。
第1の判定方法は、最も単純な方法であり、振動検知センサ32からの信号出力の有無(すなわち、振動の有無)で判定する方法であり、振動有の場合はユーザに持たれた状態であると判定し、振動無の場合は置かれた状態であると判定する。この方法では、ハンドセット30を備える装置自身が振動する場合、振動検知センサ32が装置自身の振動を拾ってユーザに持たれた状態であると誤判断する場合がある。
第2の判定方法は、装置が動作中以外の時の振動検知センサ32からの信号出力の有無(すなわち、振動の有無)で判定する方法であり、振動有(動作中以外)の場合はユーザに持たれた状態であると判断し、振動無(動作中以外)の場合は置かれた状態であると判断する。この方法では、装置が動作中(例えば、スキャン機能やプリント機能を使用中)の場合は振動検知を行わないため、装置自身の振動を拾ってユーザに持たれた状態であると誤判断することはなくなるが、装置以外の部分の振動(例えば、装置が設置される床面の振動など)を拾う場合もあるため、その振動を拾ってユーザに持たれた状態であると誤判断する可能性がある。
第3の判定方法は、振動の有無及び振動が装置設置面(床)に対して水平方向か垂直方向かで判定する方法であり、垂直方向の振動有の場合は、ユーザに持たれた状態であると判断し、振動無又は水平方向の振動のみの場合は、置かれた状態であると判断する。この方法では、装置の駆動部分による振動の方向は水平方向である場合が多いため、装置自身の振動を拾ってユーザに持たれた状態であると誤判断する可能性は低くなるが、装置以外の部分の振動(例えば、装置が設置される床面の振動など)を拾う場合もあるため、その振動を拾ってユーザに持たれた状態であると誤判断する可能性がある。
第4の判定方法は、振動パターン比較部16を用いて、振動検知センサ32が検知した振動の振動パターンと予め記憶装置20に登録された振動パターンとの比較を行い、振動有かつ登録された振動パターンと一致しない場合は、ユーザに持たれた状態であると判断し、振動無若しくは振動有かつ登録された振動パターンと一致する場合は、置かれた状態であると判断する。この方法では、装置の固有振動パターンや床面の振動パターンなどを登録しておくことにより、ユーザに持たれた状態であることを確実に判定することができるため、最も優れた方法であると言える。
なお、上記では、第1乃至第4の判定方法を例示したが、ハンドセット30がユーザに持たれた状態であるか置かれた状態であるかを確実に判定できる方法であればよい。例えば、第2の判定方法と第3の判定方法とを組み合わせた方法とし、装置が動作中以外の時に振動の有無及び振動の方向で判定したり、第2の判定方法と第4の判定方法とを組み合わせた方法とし、装置が動作中以外の時に振動の有無及び振動パターンで判定したりすることもできる。
上記判定方法を用いて、振動検知センサ判定部12が、ハンドセット30がユーザに持たれた状態であると判定した場合(「NO」の場合)は、通話中であり、電話回線を遮断する必要がないのでS101に戻って同様の処理を繰り返す。振動検知センサ判定部12が、ハンドセット30が置かれた状態であると判定した場合(「YES」の場合)は、S104の処理を行う。
次に、S103にてハンドセット30が置かれた状態であると判定された場合、ハンドセット30の戻し忘れであると判断できる。この場合、直ちに電話回線を遮断してもよいが、ハンドセット30の戻し忘れを確実に判断できるように、通話相手側にアクションを求めることもできる。
具体的には、右図(d)に示すように、音声出力部14は、電話回線制御部17を介して、通話相手側の画像形成装置2に、ハンドセットの任意のボタン又は指定したボタンを押してもらう旨の音声メッセージ(例えば、「ただいま通話中かどうかの確認をしております。通話中である場合は、何かハンドセットのボタンを押してください」などの音声メッセージ)を送信し、通話相手側の画像形成装置2は、ハンドセット30で上記音声メッセージを再生する(S104)。
そして、ボタン押下判定部15は、右図(e)に示すように、通話相手側の画像形成装置2のハンドセットのボタンが所定時間内に押下されたかどうかの検知(パルスダイヤル検知又はトーン検知)を行う(S105)。「YES」の場合は相手からの応答(ボタンの押下)があったため通話中と判断し、電話回線を遮断する必要がないのでS101に戻る。「NO」の場合は所定時間内に相手からの応答(ボタンの押下)がないため、通話終了後に両者がハンドセット30を所定の位置へ戻し忘れたと判断し、S106の処理を行う。
S105にて通話終了後に両者がハンドセット30を所定の位置へ戻し忘れたと判断した場合、電話回線制御部17は、右図(f)に示すように、電話回線を遮断する(S106)。
なお、上記フローでは、自装置側のハンドセット30が置かれた状態であり、通話相手側のハンドセット30でボタン押下などの操作がない場合に、ハンドセット30の戻し忘れであると判断したが、この判断の精度を上げるために、S101〜S105の処理を複数回繰り返してもよい。
また、上記フローでは、S101でオフフック状態を検出した場合に、直ちにS102以降の処理を行ったが、例えば、ハンドセット30を置いて少しの間、別の作業をする等のケースも考えられるため、S101でオフフック状態を検出してから所定時間経過後にS102以降の処理を行うようにしてもよい。
また、上記フローでは、通話相手側のハンドセット30に音声メッセージを流し、通話相手側が応答しない場合に、直ちに電話回線を遮断する構成としたが、例えば、自装置側で警告音を鳴らしたり操作パネルに警告メッセージを表示したりし、その後、所定の時間そのままの状態が続いたら電話回線を遮断するように制御してもよい。
このように、本実施例によれば、ハンドセット30がオフフック状態であり、電話回線が捕捉されており、かつ、振動の有無や装置動作中以外の時の振動の有無、垂直方向の振動の有無、特定の振動パターンの振動の有無などに基づいてハンドセット30が置かれた状態であると判定された場合に、必要に応じて通話相手側に音声メッセージを流し、通話相手側でボタン押下等の所定の操作が行われなかった場合に電話回線を遮断する制御を行うため、ハンドセットの戻し忘れを確実に防止することができ、電話回線が捕捉された状態のままになることによる無駄な課金を確実に防止する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、画像形成装置におけるハンドセットの戻し忘れを防止する方法について記載したが、例えば、宅内の電話機や自動車に設置される電話機などに対して本発明の制御を適用することができ、本発明の制御を行うことによって、電話回線が捕捉された状態のままとなってしまうことによる無駄な課金を未然に防止することができる。
本発明は、ハンドセットを備えた装置、特に、電話回線を利用したFAX機能を備える画像形成装置に利用可能である。
1 通信システム
2 画像形成装置
3 交換機
4 電話回線
10 CPU
11 フックスイッチ検出部
12 振動検知センサ判定部
13 電話回線捕捉検出部
14 音声出力部
15 ボタン押下判定部
16 振動パターン比較部
17 電話回線制御部
18 モジュラージャック
19 振動パターン登録部
20 記憶装置
30 ハンドセット
31 フックスイッチ
32 振動検知センサ

Claims (10)

  1. 電話回線が接続された画像形成装置において、
    送受話を行うハンドセットと、前記ハンドセットのオンフック/オフフック状態を検出する第1の検出部と、前記電話回線の捕捉状態を検出する第2の検出部と、前記ハンドセットの状態を判定する判定部と、前記電話回線の接続/遮断を制御する制御部と、を少なくとも備え、
    前記ハンドセットは、振動検知センサを内蔵し、
    前記判定部は、前記振動検知センサが検知した振動が特定の振動であるか否かに基づいて、前記ハンドセットが掴持された状態であるか載置された状態であるかを判定し、
    前記制御部は、前記ハンドセットがオフフック状態であり、前記電話回線が捕捉状態であり、かつ、前記ハンドセットが載置された状態である場合に、前記電話回線を遮断する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定部は、前記振動検知センサが検知した振動が、前記画像形成装置の設置面に対して水平方向の振動であるか垂直方向の振動であるかを判断し、前記垂直方向の振動であると判断した場合は、前記ハンドセットが掴持された状態であると判定し、振動が無い場合若しくは前記水平方向の振動であると判断した場合は、前記ハンドセットが載置された状態であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 更に、振動パターンを登録する記憶装置と、
    前記振動検知センサが検知した振動の振動パターンと前記記憶装置に登録された振動パターンとを比較する比較部と、を有し、
    前記判定部は、前記比較部が比較した結果、双方の振動パターンが一致しない場合は、前記ハンドセットが掴持された状態であると判定し、振動が無い場合若しくは双方の振動パターンが一致する場合は、前記ハンドセットが載置された状態であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、スキャン機能及び/又はプリント機能を備え、
    前記判定部は、前記スキャン機能及び/又は前記プリント機能が動作中でない場合に、前記振動検知センサが検知した振動に基づく判定を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の画像形成装置。
  5. 更に、前記ハンドセットがオフフック状態であり、前記電話回線が捕捉状態であり、かつ、前記ハンドセットが載置された状態である場合に、通話相手の装置に、当該装置のハンドセットの所定ボタンの押下を促す音声メッセージを送信する音声出力部と、
    前記通話相手の装置から出力される信号に基づいて、前記ハンドセットの所定ボタンが押下されたか否かを判定する応答判定部と、を有し、
    前記制御部は、前記音声メッセージを送信後、所定時間内に前記所定ボタンが押下されなかった場合に、前記電話回線を遮断する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の画像形成装置。
  6. 電話回線が接続され、ハンドセットで送受話が可能な画像形成装置における通信制御方法であって、
    前記画像形成装置は、
    前記ハンドセットのオンフック/オフフック状態を検出する第1ステップと、
    前記電話回線の捕捉状態を検出する第2ステップと、
    前記ハンドセットに内蔵された振動検知センサが検知した振動が特定の振動であるか否かに基づいて、前記ハンドセットが掴持された状態であるか載置された状態であるかを判定する第3ステップと、
    前記ハンドセットがオフフック状態であり、前記電話回線が捕捉状態であり、かつ、前記ハンドセットが載置された状態である場合に、前記電話回線を遮断する第4ステップと、を実行する、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  7. 前記第3ステップでは、前記振動検知センサが検知した振動が、前記画像形成装置の設置面に対して水平方向の振動であるか垂直方向の振動であるかを判断し、前記垂直方向の振動であると判断した場合は、前記ハンドセットが掴持された状態であると判定し、振動が無い場合若しくは前記水平方向の振動であると判断した場合は、前記ハンドセットが載置された状態であると判定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信制御方法。
  8. 前記第3ステップでは、前記振動検知センサが検知した振動の振動パターンと記憶装置に予め登録された振動パターンとを比較し、双方の振動パターンが一致しない場合は、前記ハンドセットが掴持された状態であると判定し、振動が無い場合若しくは双方の振動パターンが一致する場合は、前記ハンドセットが載置された状態であると判定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信制御方法。
  9. 前記画像形成装置は、スキャン機能及び/又はプリント機能を備え、
    前記第3ステップでは、前記スキャン機能及び/又は前記プリント機能が動作中でない場合に、前記振動検知センサが検知した振動に基づく判定を行う、
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一に記載の通信制御方法。
  10. 前記第4ステップでは、前記ハンドセットがオフフック状態であり、前記電話回線が捕捉状態であり、かつ、前記ハンドセットが載置された状態である場合に、通話相手の装置に、当該装置のハンドセットの所定ボタンの押下を促す音声メッセージを送信し、前記通話相手の装置から出力される信号に基づいて、前記ハンドセットの所定ボタンが押下されたか否かを判定し、前記音声メッセージを送信後、所定時間内に前記所定ボタンが押下されなかった場合に、前記電話回線を遮断する、
    ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一に記載の通信制御方法。
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