JP2014022988A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取用の発光素子の劣化を抑制しつつ、装置内の結露除去を良好に行うことが可能な画像読取装置を提供する。
【解決手段】この画像読取装置では、ランプ11が結露除去を行っているとき、記憶部112は、結露状態検知部20の出力データを予め定められた時間間隔で取得して保持し、LED駆動部17は、現時点の結露状態検知部20の出力データと直近の結露状態検知部20の出力データとの差が予め定められた閾値以上である場合には、LED11aに供給する電流を現時点の電流値よりも小さくする。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像読取装置および画像形成装置に関する。
従来から、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取装置が知られており、たとえば、複合機のような画像形成装置に装着される。そして、画像読取装置の読み取りによって得られた原稿の画像データは、画像形成装置の印刷出力部に出力され、その印刷出力部が原稿の画像を用紙に印刷して出力する。
ここで、画像読取装置の設置環境によっては、画像読取装置内に結露が発生することがある。たとえば、画像読取装置内のレンズやミラーなどに結露が付着する。そして、画像読取装置内に結露が発生すると、読み取りによって得られた画像データで示される画像が実際の画像よりも黒くなってしまう。このような不都合を解消するため、従来では、読取対象に照射する光を生成するための光源から発せられる熱を利用して、画像読取装置内の結露除去を行う技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平11−127304号公報
特許文献1では、画像読取装置内に結露が発生している場合、読取対象に照射する光を生成するための光源を点灯させることで結露除去を開始し、ある程度の時間が経過した後、画像読取装置内の結露が除去されていなければ、結露除去開始時の駆動電圧と同じ電圧で光源を点灯させ続ける(結露除去を続行する)。ここで、読取対象に照射する光を生成するための光源の発熱を利用して画像読取装置内の結露除去を行う場合において、画像読取装置内の結露を除去するには、数時間程度の時間を要する。すなわち、長時間にわたって結露除去開始時の駆動電圧と同じ電圧が光源にかけ続けられるので、光源の劣化が早まってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、画像読取用の発光素子の劣化を抑制しつつ、装置内の結露除去を良好に行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、読取対象に照射する光を生成する発光素子を含み、発光素子の点灯駆動時に発せられる熱を利用して画像読取装置内において結露除去を行うランプと、発光素子を点灯駆動させる素子駆動部と、画像読取装置内の結露状態を示すデータを出力する結露状態検知部と、結露状態検知部の出力データを記憶する記憶部と、を備える。そして、ランプが結露除去を行っているとき、記憶部は、結露状態検知部の出力データを予め定められた時間間隔で取得して保持し、素子駆動部は、現時点の結露状態検知部の出力データと記憶部に保持された直近の結露状態検知部の出力データとの差が予め定められた閾値以上である場合には、発光素子に供給する電流を現時点の電流値よりも小さくし、現時点の結露状態検知部の出力データと直近の結露状態検知部の出力データとの差が閾値を下回っている場合には、発光素子に供給する電流を現時点の電流値よりも大きくする。
ここで、結露状態検知部の出力データは画像読取装置内の結露状態を示しているので、画像読取装置内の結露除去が行われているときには、結露状態検知部の出力データが経時的に変化する。このため、画像読取装置内の結露が良好に除去されている場合には、画像読取装置内の結露が良好に除去されていない場合に比べて、結露状態検知部の出力データの変化率が大きくなる。
そこで、本発明の構成では、ランプが結露除去を行っているとき、記憶部は、結露状態検知部の出力データを予め定められた時間間隔で取得して保持する。そして、素子駆動部は、現時点の結露状態検知部の出力データと記憶部に保持された直近の結露状態検知部の出力データとの差が予め定められた閾値以上である場合には、発光素子に供給する電流を現時点の電流値よりも小さくする。すなわち、画像読取装置内の結露除去が良好に進んでいる場合には、発光素子への供給電流を小さくし、発光素子に必要以上に電圧がかかるのを抑制する。
一方で、素子駆動部は、現時点の結露状態検知部の出力データと記憶部に保持された直近の結露状態検知部の出力データとの差が閾値を下回っている場合には、発光素子に供給する電流を現時点の電流値よりも大きくする。すなわち、画像読取装置内の結露除去が良好に進んでいない場合には、発光素子への供給電流を大きくする。これにより、発光素子が点灯駆動しているときの発熱が増大し、画像読取装置内の結露除去が促進される。
これらの結果、画像読取用の発光素子の劣化を抑制しつつ、画像読取装置内の結露除去を良好に行うことができる。
以上のように、本発明によれば、画像読取用の発光素子の劣化を抑制しつつ、画像読取装置内の結露除去を良好に行うことができる。
本発明の一実施形態による画像読取装置を備えた画像形成装置の概略図 図1に示した画像読取装置の詳細図 図1に示した画像読取装置の平面図 図1に示した画像読取装置を備えた画像形成装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図 図1に示した画像読取装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図 図1に示した画像読取装置において結露除去モードの設定を受け付けるときに表示される画面の一例を説明するための図 図1に示した画像読取装置において行われる結露除去動作を説明するためのフローチャート 図1に示した画像読取装置において行われる結露除去動作を説明するためのフローチャート
(画像読取装置を備えた画像形成装置の全体構成)
まず、画像読取装置を備えた画像形成装置の全体構成について、コピー、スキャンおよびファックスなどの複数種のジョブの実行が可能な複合機を例にとって説明する。
図1に示すように、本実施形態では、画像読取装置100が画像形成装置200の上方に配置される。そして、画像読取装置100は、画像読取部1と原稿搬送部2とを含む。画像読取部1は、原稿Dを読み取って画像データを生成する。原稿搬送部2は、画像読取部1に原稿Dを搬送したり、画像読取部1で読み取る原稿Dを押えたりする。
また、画像形成装置200は、給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5および定着部6で構成される印刷出力部7を備える。そして、印刷出力部7は、印刷すべき画像の画像データに基づき、画像を用紙Pに印刷して出力する。
具体的には、給紙部3は、用紙Pを収容するとともに、その収容した用紙Pを用紙搬送部4に供給する。そのため、給紙部3には、収容された用紙Pを1枚ずつ引き出して用紙搬送部4に供給するピックアップローラー31が設けられている。用紙搬送部4は、給紙部3から供給された用紙Pを画像形成部5および定着部6の順番で搬送する。用紙搬送部4での用紙Pの搬送は、複数の搬送ローラー対41が行う。複数の搬送ローラー対41のうちの1組のローラー対はレジストローラー対42であり、そのレジストローラー対42は、用紙Pを画像形成部5の手前で待機させ、タイミングを合わせて画像形成部5に送り出す。この用紙搬送部4によって搬送される用紙Pは、最終的に、排出トレイ43にまで導かれる。
画像形成部5は、印刷すべき画像の画像データに基づきトナー像を形成し、そのトナー像を用紙Pに転写する。画像形成部5は、感光体ドラム51、帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラー55およびクリーニング装置56を含む。
トナー像の形成プロセスおよびトナー像の転写プロセスとしては、まず、感光体ドラム51を回転駆動させ、その感光体ドラム51の表面を帯電装置52で所定電位に帯電させる。また、露光装置53は、露光用の光を生成する発光素子(図示せず)を有しており、その発光素子を画像データに基づき点消灯させつつ、感光体ドラム51の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム51の表面に静電潜像を形成する。続いて、現像装置54は、感光体ドラム51の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。
転写ローラー55は、感光体ドラム51の表面に圧接する。そして、レジストローラー対42がタイミングを計り、転写ローラー55と感光体ドラム51との間に用紙Pを進入させる。このとき、転写ローラー55には転写用電圧が印加される。これによって、感光体ドラム51の表面のトナー像が用紙Pに転写される。なお、トナー像の転写プロセスが終わると、クリーニング装置56は、感光体ドラム51の表面に残留するトナーなどを除去する。
定着部6は、用紙Pに転写されたトナー像を加熱・加圧して定着させる。この定着部6は、発熱源を内蔵する定着ローラー61と、定着ローラー61に圧接される加圧ローラー62とを含む。そして、トナー像が転写された用紙Pは、定着ローラー61と加圧ローラー62との間を通過することで、加熱・加圧される。これにより、用紙Pにトナー像が定着され、印刷が完了する。印刷済みの用紙Pは、搬送ローラー対41によって排出トレイ43に送られる。
また、画像読取装置100(画像形成装置200)は、操作パネル8を備える。操作パネル8は、画像読取装置100の正面側に配置され、表示面がタッチパネルで覆われた液晶表示部81を含む。この液晶表示部81は、各種設定などを受け付けるための設定キー(ソフトキー)およびメッセージを表示する。さらに、操作パネル8には、数値入力を受け付けるためのテンキー82およびジョブの実行指示を受け付けるためのスタートキー83などのハードキーも設けられている。たとえば、画像読取部1は、スタートキー83が押下されたことを受け、原稿Dの読み取りを開始する。
(画像読取装置の構成)
次に、本実施形態の画像読取装置100(画像読取部1および原稿搬送部2)の構成の一例について説明する。
図2に示すように、原稿搬送部2は、原稿セットトレイ21にセットされた原稿Dを引き出し、原稿搬送路22を介して原稿排出トレイ23に排出する。なお、原稿搬送部2は、複数枚の原稿Dが原稿セットトレイ21にセットされている場合、複数枚の原稿Dのうちから、原稿Dを1枚ずつ自動的に連続して引き出す。
原稿搬送路22には、原稿搬送方向の上流側から順に、原稿供給ローラー24、原稿搬送ローラー対25および原稿排出ローラー対26が設けられている。そして、原稿セットトレイ21にセットされた原稿Dは、原稿供給ローラー24によって引き出され、原稿搬送ローラー対25によって搬送される。この後、原稿Dは、原稿排出ローラー対26によって原稿排出トレイ23に排出される。
画像読取部1は、箱形の筐体を持つ。その筐体の上面の一方端部には、搬送読取用コンタクトガラス20aが配され、筐体の上面の中央部には、載置読取用コンタクトガラス20bが配される。
また、搬送読取用コンタクトガラス20aおよび載置読取用コンタクトガラス20bの裏面側(原稿Dが接する表面の反対面側)のスペースには、ランプ11、第1ミラー12、第2ミラー13、第3ミラー14、レンズ15およびイメージセンサー16などが設けられている。
ランプ11は、読取対象である原稿Dに照射する光を生成するLED11a(本発明の「発光素子」に相当)を複数含む。これら複数のLED11aは、図示しないが、読取ライン方向である主走査方向(図2の紙面に対して垂直な方向)にライン状に配列されている。
そして、ランプ11は、原稿Dを読み取るとき、搬送読取用コンタクトガラス20a(または、載置読取用コンタクトガラス20b)に向けて光を照射する。すなわち、搬送読取用コンタクトガラス20aの表面上に原稿Dが搬送されている場合には、搬送読取用コンタクトガラス20aを透過した光が原稿Dを照射し、載置読取用コンタクトガラス20bの表面上に原稿Dが載置されている場合には、載置読取用コンタクトガラス20bを透過した光が原稿Dを照射する。原稿Dで反射された反射光は、第1ミラー12、第2ミラー13および第3ミラー14の順で反射され、レンズ15に導かれる。レンズ15は、反射光を集光する。
そして、イメージセンサー16は、原稿Dで反射された光(レンズ15で集光された光)を受光することにより、原稿Dをライン単位で読み取る。このイメージセンサー16は、主走査方向にライン状に並ぶ複数の光電変換素子を有するCCDからなり、反射光を受光すると、ライン単位で画素毎に光電変換して電荷を蓄積するとともに、蓄積電荷に応じたアナログ信号を出力する。すなわち、イメージセンサー16の画素毎の出力値は、反射光の光量に応じて変動する。
さらに、搬送読取用コンタクトガラス20aおよび載置読取用コンタクトガラス20bの裏面側には、第1移動枠111、第2移動枠112、ワイヤー113および巻取ドラム114が設けられている。
第1移動枠111は、ランプ11および第1ミラー12を支持している。第2移動枠112は、第2ミラー13および第3ミラー14を支持している。そして、第1移動枠111および第2移動枠112には、ワイヤー113の一端が連結されている。このワイヤー113の他端は巻取ドラム114に連結されている。したがって、巻取ドラム114が回転することによって、第1移動枠111および第2移動枠112が副走査方向(主走査方向と直交する方向)に移動する。すなわち、ランプ11、第1ミラー12、第2ミラー13および第3ミラー14が副走査方向に移動する。
そして、搬送読取用コンタクトガラス20aの表面上に搬送される原稿Dを読み取る場合には、巻取ドラム114が回転し、第1移動枠111および第2移動枠112が搬送読取用コンタクトガラス20aの裏面下に移動して静止する。この後、原稿搬送部2が搬送読取用コンタクトガラス20aの表面上に原稿Dを搬送する。このとき、搬送読取用コンタクトガラス20aの表面上を通過する原稿Dに対してランプ11が光を照射し、原稿Dで反射された反射光の光電変換をイメージセンサー16が連続して繰り返し行う。これにより、原稿Dの読み取りがライン単位で行われる。
一方で、載置読取用コンタクトガラス20bに載置された原稿Dを読み取る場合には、巻取ドラム114が回転し、第1移動枠111および第2移動枠112が副走査方向(正面から見て左から右に向かう方向)に移動する。そして、第1移動枠111および第2移動枠112が副走査方向に移動している最中に、載置読取用コンタクトガラス20bに載置された原稿Dに対してランプ11が光を照射し、原稿Dで反射された反射光の光電変換をイメージセンサー16が連続して繰り返し行う。これにより、原稿Dの読み取りがライン単位で行われる。
この画像読取部1への原稿搬送部2の取り付けは、背面側に設けられた回転軸(図示せず)を支点として、画像読取部1に対して原稿搬送部2が回動可能(開閉可能)となるようになされている。そして、原稿搬送部2が閉じられた状態(図2の状態)では、画像読取部1と原稿搬送部2とが重なり、搬送読取用コンタクトガラス20aおよび載置読取用コンタクトガラス20bが原稿搬送部2によって覆われる。
原稿搬送部2が閉じられたときに搬送読取用コンタクトガラス20aの表面と対向することになる原稿搬送部2の所定部分には、シェーディング補正で用いる白基準データを取得するための白基準板27が設けられている。すなわち、原稿搬送部2が閉じられた状態では、白基準板27が搬送読取用コンタクトガラス20aの表面と対向配置される。このため、搬送読取用コンタクトガラス20aの表面上に原稿Dが搬送されていないとき(搬送読取用コンタクトガラス20aの表面上に原稿Dが無いとき)に、搬送読取用コンタクトガラス20aの裏面下においてランプ11が点灯すると、ランプ11からの光が白基準板27で反射される。
この白基準板27は、図3に示すように、平面的に見て、略矩形状に形成され、外形寸法が搬送読取用コンタクトガラス20aの外形寸法よりも小さくされている。なお、図3においては、図面を見易くするために、白基準板27にハッチングを施している。
(画像読取装置を備えた画像形成装置のハードウェア構成)
次に、画像読取装置100を備えた画像形成装置200のハードウェア構成の一例について説明する。
図4に示すように、画像形成装置200は、本体制御部210を備える。そして、本体制御部210は、中央演算処理装置であるCPU211、記憶部212、および、画像処理部213などを含む。記憶部212は、ROM、RAMおよびHDDなどからなり、たとえば、各種のプログラムおよびデータがROMに記憶され、RAMに展開される。また、画像処理部213は、画像処理専用のASICおよびメモリーなどからなっており、画像データに対して、拡大/縮小、濃度変換およびデータ形式変換などの各種の画像処理を施す。
また、本体制御部210は、印刷出力部7(給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5および定着部6)および操作パネル8と接続される。そして、本体制御部210は、記憶部212に記憶された各種のプログラムおよびデータに基づき、各部の制御や演算などを行う。さらに、本体制御部210は、画像読取装置100(画像読取部1および原稿搬送部2)と接続され、画像読取部1および原稿搬送部2の制御も行う。
(画像読取装置のハードウェア構成)
次に、画像読取装置100(画像読取部1および原稿搬送部2)のハードウェア構成の一例について説明する。
図5に示すように、画像読取装置100には、画像読取部1の動作を制御する読取制御部110と、原稿搬送部2の動作を制御する原稿搬送制御部120とが設けられている。
原稿搬送制御部120は、本体制御部210と接続される。この原稿搬送制御部120は、CPU121および記憶部122(ROMやRAM)などを含む。たとえば、原稿Dの搬送に関するプログラムやデータがROMに記憶され、そのプログラムやデータがRAMに展開される。また、原稿搬送制御部120は、原稿搬送モーターM2と接続される。そして、原稿搬送制御部120は、本体制御部210から指示を受け、原稿Dの搬送動作を制御する。すなわち、原稿搬送制御部120は、原稿搬送モーターM2の駆動を制御し、原稿供給ローラー24、原稿搬送ローラー対25および原稿排出ローラー対26を適切に動作させる。
読取制御部110は、本体制御部210と接続される。この読取制御部110は、CPU111および記憶部112(ROMやRAM)などを含む。たとえば、原稿Dの読み取りに関するプログラムやデータがROMに記憶され、そのプログラムやデータがRAMに展開される。そして、読取制御部110は、本体制御部210から指示を受け、原稿Dの読み取り動作を制御する。
具体的には、読取制御部110は、巻取モーターM1と接続され、巻取ドラムM1を適切に回転させる。すなわち、読取制御部110は、ランプ11の照射位置(読取位置)を制御する。また、読取制御部110は、イメージセンサー16、LED駆動部17(本発明の「素子駆動部」に相当)、A/D変換部18および画像メモリー19と接続され、これら各部の制御も行う。
LED駆動部17は、ランプ11(LED11a)に電流を供給し、LED11aを点灯駆動させる。A/D変換部18は、イメージセンサー16から出力されるアナログ信号をデジタルの画像データ(濃度データ)に変換して出力する。なお、白基準板27の読み取り時には、A/D変換部18は白基準データを出力する。画像メモリー19は、A/D変換部18から出力される画像データ(白基準データ)を蓄積し、本体制御部210に転送する。または、記憶部112が白基準データを取得して保持する。
原稿読取部1の読み取りによって得られた原稿Dの画像データを受けた本体制御部210は、原稿Dの画像データに対して各種の画像処理を施し、露光用の画像データ(露光装置53の発光素子を点消灯させるための画像データ)を生成する。そして、本体制御部210は、露光用の画像データを印刷出力部7に出力する。
(結露除去動作)
本実施形態では、画像読取装置100の内部(具体的には、画像読取部1の筐体内)に結露が発生した場合に、ランプ11を成すLED11aの点灯駆動時に発せられる熱を利用した結露除去を行うことができる。たとえば、本実施形態の構成において、画像読取部1の筐体内に結露が発生した場合には、LED11aを1〜2時間にわたって点灯駆動させ続けることにより、画像読取部1の筐体内の結露を除去することができる。
具体的には、読取制御部110は、まず、電源投入時およびジョブ終了時などの予め定められた時点になったときに、画像読取部1の筐体内の結露状態を示すデータを取得し、画像読取部1の筐体内に結露が発生しているか否かを判断する。そして、読取制御部110は、画像読取部1の筐体内に結露が発生していると判断したとき、画像読取部1の筐体内の結露除去を実行させる。
ここで、画像読取部1の筐体内に結露が発生する環境下では、白基準板27に結露が付着する。このように白基準板27に結露が付着した場合、白基準板27を読み取ったときのイメージセンサー16の出力で定まる白基準データ(A/D変換部18の出力データ)は、白基準板27に結露が付着していない場合の白基準データに比べて、黒を示す値に近づく。すなわち、白基準板27に結露が付着しているときの白基準データと白基準板27に結露が付着していないときの白基準データとに差が生じる。そこで、読取制御部110は、電源投入時およびジョブ終了時などに、画像読取部1の筐体内の結露状態を示すデータとして白基準データを取得し、白基準データに基づき、画像読取部1の筐体内に結露が発生しているか否かを判断する。なお、この構成においては、イメージセンサー16およびA/D変換部18が本発明の「結露状態検知部」に相当する。以下、イメージセンサー16およびA/D変換部18を結露状態検知部20と称する場合もある。
たとえば、読取制御部110は、白基準板27の複数個所で読み取りを行わせ、白基準板27の複数個所の白基準データ(結露状態検知部20の出力データ)を取得する。その後、読取制御部110は、現時点の白基準データのうち少なくとも1つの白基準データが予め設定された範囲(結露非発生時の白基準データに基づき設定される範囲)から外れているか否かを判断する。言い換えると、現時点の白基準データが結露非発生時の白基準データと同じまたは実質的に同じであるか否かを判断する。たとえば、1ライン分の画像値の平均値が設定範囲から外れているか否かを判断する。あるいは、1ライン分の各画素値のうち設定範囲から外れている画素値が所定数を超えるか否かを判断する。読取制御部110は、現時点の白基準データが設定範囲から外れていれば(結露非発生時の白基準データと異なっていれば)、画像読取部1の筐体内に結露が発生していると判断する。一方で、読取制御部110は、現時点の白基準データのうち全ての白基準データが設定範囲内に入っていれば(結露非発生時の白基準データと同じまたは実質的に同じであれば)、画像読取部1の筐体内に結露が発生していないと判断する。
読取制御部110は、画像読取部1の筐体内に結露が発生していると判断すれば、ランプ11を成すLED11aを点灯させる(結露除去モードに移行する)。これにより、LED11aの点灯駆動時に発せられる熱により、画像読取部1の筐体内に発生した結露が除去される。なお、結露除去モードの最中に、スキャンを伴うジョブの実行指示を受けた場合には、実行指示を受けたジョブの実行を優先する。
しかし、LED11aの点灯駆動時に発せられる熱を利用して画像読取部1の筐体内において結露除去を行うようにすると、結露除去モードに入る度に、1〜2時間にわたってLED11aに電圧がかけられた状態になる。このため、LED11aの劣化が早まるという不都合が生じる。
このため、本実施形態では、ランプ11が結露除去を行っているとき、画像読取部1の筐体内の結露状態に応じて、LED11aに供給する電流を調節する(LED11aにかかる電圧を調節する)。言い換えると、画像読取部1の筐体内での結露除去が良好に進んでいる場合には、LED11aに供給する電流を下げる(LED11aにかかる電圧を下げる)。
ランプ11が結露除去を行っているときにおける画像読取部1の筐体内の結露状態を認識するため、読取制御部110は、白基準板27を読み取ったときのイメージセンサー16の出力で定まる白基準データ(結露状態検知部20の出力データ)を予め定められた時間間隔で記憶部112に取得させ保持させる。そして、現時点の白基準データと記憶部112に保持された直近の白基準データとを比較する(たとえば、1ライン分の画像値の平均値を比較する)。ここで、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差が小さいということは、白基準板27に付着した結露の現時点の状態が直近の状態に比べて殆ど変化していないということであり、結露除去が良好に進んでいないということである。一方で、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差が大きいということは、白基準板27に付着した結露が減少しているということであり、結露除去が良好に進んでいるということである。
このため、読取制御部110は、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差が予め定められた閾値以上である場合には、結露除去が良好に進んでいると判断する。この場合には、LED駆動部17は、LED11aに供給する電流(LED11aにかかる電圧)を現時点の電流(電圧)よりも小さくする。一方で、読取制御部110は、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差が閾値を下回っている場合には、結露除去が良好に進んでいないと判断する。この場合には、LED駆動部17は、LED11aに供給する電流(LED11aにかかる電圧)を現時点の電流(電圧)よりも大きくする。
LED駆動部17は、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差が閾値以上となる度に、LED11aへの供給電流を予め定められた所定値ずつ小さくする。また、LED駆動部17は、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差が閾値を下回る度に、LED11aへの供給電流を予め定められた所定値ずつ大きくする。たとえば、所定値は、結露除去開始時のLED駆動電流値(たとえば、通常の読み取り時のLED駆動電流値)から複数段階にわたって電流を大きくまたは小さくしても許容電流範囲から外れない値に設定される。なお、LED駆動部17は、LED11aへの供給電流値が許容電流範囲の上限値または下限値を超える場合には、LED11aへの供給電流を変動させずにそのまま保持する。
ところで、ユーザーによっては、画像読取部1の筐体内の結露除去を速やかに終わらせたい場合がある。このため、本実施形態では、画像読取部1の筐体内の結露除去を第1モードで行うか第2モードで行うかを受け付けるようになっている。第1モードは、ランプ11が結露除去を行っているときに、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差に基づきLED11aへの供給電流を切り替えるモード(推奨モード)である。一方で、第2モードは、ランプ11が結露除去を行っているときに、LED11aへの供給電流を切り替えず、LED11aへの供給電流を予め定められた比較的大きい値(許容電流範囲の上限値またはその近傍の値)に固定するモード(高速モード)である。
結露除去モードの設定の受け付けは、操作パネル8が行うようになっている。操作パネル8は、結露除去モードの設定を受け付けるとき、図6に示すように、推奨モード(第1モード)で結露除去を行う旨の指示を受け付けるソフトキーK1、および、高速モード(第2モード)で結露除去を行う旨の指示を受け付けるソフトキーK2を表示する。そして、操作パネル8は、ソフトキーK1およびK2のうちのいずれかが押下され、続けて「OK」キーK3が押下されると、ソフトキーK1およびK2のうちの押下されたソフトキーに対応するモードに設定する旨を受け付ける。
そして、LED駆動部17は、第1モードで結露除去を行う旨を操作パネル8が受け付けていれば、ランプ11が結露除去を行っているときに、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差に基づきLED11aへの供給電流を切り替え、第2モードで結露除去を行う旨を操作パネル8が受け付けていれば、LED11aへの供給電流を予め定められた値に固定する。
以下に、図7および図8に示すフローチャートを参照して、結露除去動作の流れについて説明する。
まず、図7および図8のフローチャートのスタート時点では、結露除去モードとして、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差に基づきLED11aへの供給電流を切り替えるモード(推奨モード)である第1モードが選択されているとする。そして、電源投入時およびジョブ終了時などの予め定められた時点になったとき、図7および図8のフローチャートがスタートする。
ステップS1において、読取制御部110は、現時点の白基準データ(画像読取部1の筐体内の結露状態を示すデータ)を取得する。すなわち、読取制御部110は、白基準板27の読み取りを行わせる。
ステップS2において、読取制御部110は、現時点の白基準データが予め設定された範囲内に入っているか否か(現時点の白基準データが結露非発生時の白基準データと同じまたは実質的に同じであるか否か)を判断する。判断の結果、現時点の白基準データが設定範囲内に入っていれば、ランプ11による結露除去を開始させず、そのまま終了する。一方で、現時点の白基準データが設定範囲内に入っていなければ、ステップS3に移行する。
ステップS3に移行すると、読取制御部110は、LED駆動部17に指示し、ランプ11による結露除去を開始させる。すなわち、LED駆動部17は、LED11aに電流を供給し、LED11aを点灯駆動させる。このとき、たとえば、読み取り時と同じ電流値でLED11aを点灯駆動させる。そして、ステップS4において、読取制御部110は、現時点の白基準データを記憶部112に取得させ保持させる。なお、このときには、ステップS1で取得した白基準データを記憶部112に保持させる。
ステップS5において、読取制御部110は、予め定められた時間が経過したか否(白基準データを取得した時点からの経過時間が予め定められた時間に達したか否か)を判断する。判断の結果、予め定められた時間が経過していれば、ステップS6に移行し、予め定められた時間が経過していなければ、ステップS5の判断を繰り返す。
ステップS6に移行すると、読取制御部110は、白基準板27の読み取りを行わせることによって、現時点の白基準データ(予め定められた時間が経過した時点の白基準データ)を取得する。
ステップS7において、読取制御部110は、現時点の白基準データが予め設定された範囲内に入っているか否か(現時点の白基準データが結露非発生時の白基準データと同じまたは実質的に同じであるか否か)を判断する。判断の結果、現時点の白基準データが設定範囲内に入っていなければ、ステップS8に移行する。
ステップS8に移行すると、読取制御部110は、現時点の白基準データと記憶部112に保持された直近の白基準データとの差が予め定められた閾値以上であるか否かを判断する。判断の結果、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差が閾値以上であれば、ステップS9に移行する。ステップS9に移行すると、読取制御部110は、LED駆動部17に指示し、LED11aに供給する電流を予め定められた所定値分小さくさせる。
一方で、ステップS8において、現時点の白基準データと直近の白基準データとの差が閾値を下回っていれば、ステップS10に移行する。ステップS10に移行すると、読取制御部110は、LED駆動部17に指示し、LED11aに供給する電流を予め定められた所定値分大きくさせる。
ステップS9の後、または、ステップS10の後、ステップS4に移行する。ステップS4に移行すると、読取制御部110は、現時点の白基準データを記憶部112に保持させる。なお、このときには、ステップS6で取得した白基準データを記憶部112に保持させる(記憶部112に記憶された白基準データを書き換える)。そして、ステップS5〜ステップS7の動作を行う。
ステップS7において、現時点の白基準データが設定範囲内に入っている場合には、ステップS11に移行する。ステップS11に移行すると、読取制御部110は、ランプ11による結露除去を停止させる。すなわち、LED駆動部17は、LED11aへの電流の供給を停止する。そして、ステップS12において、読取制御部110は、記憶部112に保存した白基準データを消去する。
本実施形態の画像読取装置100は、上記のように、読取対象に照射する光を生成するLED11a(発光素子)を含み、LED11aの点灯駆動時に発せられる熱を利用して画像読取装置100の内部において結露除去を行うランプ11と、LED11aを点灯駆動させるLED駆動部17(素子駆動部)と、画像読取装置100の内部の結露状態を示すデータを出力する結露状態検知部20(イメージセンサー16およびA/D変換部18)と、結露状態検知部20の出力データを記憶する記憶部112と、を備える。そして、ランプ11が結露除去を行っているとき、記憶部112は、結露状態検知部20の出力データを予め定められた時間間隔で取得して保持し、LED駆動部17は、現時点の結露状態検知部20の出力データと記憶部112に保持された直近の結露状態検知部20の出力データとの差が予め定められた閾値以上である場合には、LED11aに供給する電流を現時点の電流値よりも小さくし、現時点の結露状態検知部20の出力データと直近の結露状態検知部20の出力データとの差が閾値を下回っている場合には、LED11aに供給する電流を現時点の電流値よりも大きくする。
ここで、結露状態検知部20の出力データは画像読取装置100の内部の結露状態を示しているので、画像読取装置100の内部の結露除去が行われているときには、結露状態検知部20の出力データが経時的に変化する。このため、画像読取装置100の内部の結露が良好に除去されている場合には、画像読取装置100の内部の結露が良好に除去されていない場合に比べて、結露状態検知部20の出力データの変化率が大きくなる。
そこで、本実施形態では、ランプ11が結露除去を行っているとき、記憶部112は、結露状態検知部20の出力データを予め定められた時間間隔で取得して保持する。そして、LED駆動部17は、現時点の結露状態検知部20の出力データと記憶部112に保持された直近の結露状態検知部20の出力データとの差が予め定められた閾値以上である場合には、LED11aに供給する電流を現時点の電流値よりも小さくする。すなわち、画像読取装置100の内部の結露除去が良好に進んでいる場合には、LED11aへの供給電流を小さくし、LED11aに必要以上に電圧がかかるのを抑制する。
一方で、LED駆動部17は、現時点の結露状態検知部20の出力データと記憶部112に保持された直近の結露状態検知部20の出力データとの差が閾値を下回っている場合には、LED11aに供給する電流を現時点の電流値よりも大きくする。すなわち、画像読取装置100の内部の結露除去が良好に進んでいない場合には、LED11aへの供給電流を大きくする。これにより、LED11aが点灯駆動しているときの発熱が増大し、画像読取装置100の内部の結露除去が促進される。
これらの結果、画像読取用のLED11aの劣化を抑制しつつ、画像読取装置100の内部の結露除去を良好に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、LED駆動部17は、現時点の結露状態検知部20の出力データと直近の結露状態検知部20の出力データとの差が閾値以上となる度に、LED11aに供給する電流を予め定められた所定値ずつ小さくする。これにより、画像読取装置100の内部の結露除去が良好に進んでいれば、予め定められた時間が経過する度にLED11aへの供給電流が小さくなっていく(LED11aにかかる電圧が小さくなっていく)ので、LED11aの劣化をより抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、LED駆動部17は、現時点の結露状態検知部20の出力データと直近の結露状態検知部20の出力データとの差が閾値を下回る度に、LED11aへの供給電流を予め定められた所定値ずつ大きくする。これにより、より一層、画像読取装置100の内部の結露除去が促進される。
また、本実施形態では、上記のように、画像読取装置100の内部の結露除去を第1モードで行うか第2モードで行うかを受け付ける操作パネル8(受付部)を備え、LED駆動部17は、第1モードで結露除去を行う旨を操作パネル8が受け付けていれば、ランプ11が結露除去を行っているときに、現時点の結露状態検知部20の出力データと直近の結露状態検知部20の出力データとの差に基づきLED11aへの供給電流を切り替え、第2モードで結露除去を行う旨を操作パネル8が受け付けていれば、LED11aへの供給電流を予め定められた値に固定する。たとえば、LED駆動部17は、第2モードで結露除去を行う旨を操作パネル8が受け付けていれば、LED11aへの供給電流を通常の読み取り時よりも大きい値(許容電流範囲の上限値またはその近傍の値)に固定する。したがって、第2モードで結露除去を行う場合には、第1モードで結露除去を行う場合に比べて、画像読取装置100の内部の結露除去が速やかに終了する。したがって、第1モードで結露除去を行うか第2モードで結露除去を行うかを選択可能とすることで、画像読取装置100の内部の結露除去を速やかに終わらせたいユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態では、上記のように、シェーディング補正で用いる白基準データを取得するための白基準板27を備え、結露状態検知部20は、白基準板27を読み取るためのイメージセンサー16を含み、画像読取装置100の内部の結露状態を示すデータとして、白基準板27を読み取ったときのイメージセンサー16の出力で定まる白基準データを出力する。ここで、画像読取装置100の内部に結露が発生する環境下では、白基準板27に結露が付着する。このように白基準板27に結露が付着した場合の白基準データは、白基準板27に結露が付着していない場合の白基準データに比べて、黒を示す値に近づく。すなわち、白基準板27に結露が付着しているときの白基準データと白基準板27に結露が付着していないときの白基準データとに差が生じる。これにより、画像読取装置100の内部の結露状態を示すデータとして白基準データを用いれば、容易に、画像読取装置100の内部の結露状態を認識することができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、結露状態を示すデータとして白基準データを用いたが、本発明はこれに限らず、画像読取装置内に湿度検知部を設け、その湿度検知部の出力データに基づき結露状態を識別するようにしてもよい。この場合には、湿度検知部が本発明の「結露状態検知部」に相当する。
8 操作パネル(受付部)
11 ランプ
11a LED(発光素子)
16 イメージセンサー
17 LED駆動部(素子駆動部)
20 結露状態検知部
27 白基準板
100 画像読取装置
112 記憶部
200 画像形成装置

Claims (6)

  1. 読取対象に照射する光を生成する発光素子を含み、前記発光素子の点灯駆動時に発せられる熱を利用して画像読取装置内において結露除去を行うランプと、
    前記発光素子を点灯駆動させる素子駆動部と、
    画像読取装置内の結露状態を示すデータを出力する結露状態検知部と、
    前記結露状態検知部の出力データを記憶する記憶部と、を備え、
    前記ランプが結露除去を行っているとき、
    前記記憶部は、前記結露状態検知部の出力データを予め定められた時間間隔で取得して保持し、
    前記素子駆動部は、現時点の前記結露状態検知部の出力データと前記記憶部に保持された直近の前記結露状態検知部の出力データとの差が予め定められた閾値以上である場合には、前記発光素子に供給する電流を現時点の電流値よりも小さくし、前記現時点の結露状態検知部の出力データと前記直近の結露状態検知部の出力データとの差が前記閾値を下回っている場合には、前記発光素子に供給する電流を現時点の電流値よりも大きくすることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記素子駆動部は、前記現時点の結露状態検知部の出力データと前記直近の結露状態検知部の出力データとの差が前記閾値以上となる度に、前記発光素子への供給電流を予め定められた所定値ずつ小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記素子駆動部は、前記現時点の結露状態検知部の出力データと前記直近の結露状態検知部の出力データとの差が前記閾値を下回る度に、前記発光素子への供給電流を予め定められた所定値ずつ大きくすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 画像読取装置内の結露除去を第1モードで行うか第2モードで行うかを受け付ける受付部を備え、
    前記素子駆動部は、前記第1モードで結露除去を行う旨を前記受付部が受け付けていれば、前記ランプが結露除去を行っているときに、前記現時点の結露状態検知部の出力データと前記直近の結露状態検知部の出力データとの差に基づき前記発光素子への供給電流を切り替え、前記第2モードで結露除去を行う旨を前記受付部が受け付けていれば、前記発光素子への供給電流を予め定められた値に固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. シェーディング補正で用いる白基準データを取得するための白基準板を備え、
    前記結露状態検知部は、前記白基準板を読み取るためのイメージセンサーを含み、画像読取装置内の結露状態を示すデータとして、前記白基準板を読み取ったときの前記イメージセンサーの出力で定まる白基準データを出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の画像読取装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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