JP2014020844A - 廃棄物収納容器の製造方法 - Google Patents

廃棄物収納容器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014020844A
JP2014020844A JP2012157962A JP2012157962A JP2014020844A JP 2014020844 A JP2014020844 A JP 2014020844A JP 2012157962 A JP2012157962 A JP 2012157962A JP 2012157962 A JP2012157962 A JP 2012157962A JP 2014020844 A JP2014020844 A JP 2014020844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage container
waste
mesh
bar arrangement
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012157962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5984000B2 (ja
Inventor
Keiji Nakanishi
啓二 中西
Noriaki Nakao
徳晶 中尾
Masato Kawaguchi
正人 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2012157962A priority Critical patent/JP5984000B2/ja
Publication of JP2014020844A publication Critical patent/JP2014020844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5984000B2 publication Critical patent/JP5984000B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

【課題】収納容器を構成するコンクリートの被り厚さを全周にわたって確保することができるうえ、収納容器の一体化を図ることで、容器全体の強度と品質を向上させることができる。
【解決手段】側板51および底板52を有する外型枠5を配置する工程と、外型枠5の内側に、その内面5aから所定間隔をあけてメッシュ配筋部材4を配置する工程と、メッシュ配筋部材4の内側に間隔をあけて内型枠6を配置する工程と、外型枠5と内型枠6との間にコンクリート3を充填する工程と、を有し、メッシュ配筋部材4のうち、底板52の内側に配置される底盤配筋材41a、41aが互いに間隔をあけて二重に重ね合わせて配置するようにした廃棄物収納容器の製造方法を提供する。
【選択図】図12

Description

本発明は、例えば放射性廃棄物を放射線を遮蔽するように収納するための廃棄物収納容器の製造方法に関する。
従来、例えば原子力施設等で拡散された放射性物質によって汚染された高濃度の放射性廃棄物(例えば、汚染された土壌等)は、放射線を遮蔽する収納容器に収容して保存する必要がある。収納容器の部材として、放射線の遮蔽は重量による効果が大きいことから、重い遮蔽材料からなるものが好適とされ、例えば原子量が高く、比重が大きいことにより、単位厚さ当たりの遮蔽性能が高く、放射線のシールドとして用いられる鉛が知られているが、一般的にはコンクリート製のものが採用されている(例えば、非特許文献1参照)。
このようなコンクリート製の収納容器の製造方法としては、先ず放射性廃棄物を入れた土のう袋等を容器底盤を構成するコンクリート製の平板上に載置し、締結部材により固定した後、その外側に型枠を設け、型枠内にコンクリートを打設して固化させることにより製造される。
原子力発電環境整備機構、「地層処分低レベル放射性廃棄物に関わる処分の技術と安全性」、6−6、[onlin]、2011年1月、[平成24年7月9日検索]、〈URL:http://www.numo.or.jp/approach/technical_report/index.html〉
しかしながら、上述した従来の廃棄物収納容器では、以下のような問題があった。
すなわち、非特許文献1のような従来の収納容器の製造方法では、平板上に置かれた放射性廃棄物に対して周囲に打設されるコンクリートの被り厚さが十分に管理されていない。そのうえ、収納する廃棄物の形状によって前記被り厚さも一定ではなく、型枠内に打設するコンクリートが不均一な充填状態となり、ジャンカ等が発生するという欠点があった。そのため、収納容器として、所望の遮蔽性能が得られず、その点で改善の余地があった。
また、容器底盤を構成する平板上にコンクリートを流し込むことにより製造されることから、その平板上面と、その上に充填されるコンクリートと、の定着部が脆弱な状態となり、両者の定着強度が小さく、その定着部に水みちが形成されたり、さらに放射性廃棄物を収容した容器を吊り上げたときに、底盤が抜け落ちるという問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、収納容器を構成するコンクリートの被り厚さを全周にわたって確保することができるうえ、収納容器の一体化を図ることで、容器全体の強度と品質を向上させることができる廃棄物収納容器の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る廃棄物収納容器の製造方法では、廃棄物を内部に収容するための廃棄物収納容器の製造方法であって、側板および底板を有する外型枠を配置する工程と、外型枠の内側に、その内面から所定間隔をあけてメッシュ配筋部材を配置する工程と、メッシュ配筋部材の内側に間隔をあけて内型枠を配置する工程と、外型枠と内型枠との間にコンクリートを充填する工程と、を有し、メッシュ配筋部材のうち、底板の内側に配置される底盤配筋材が互いに間隔をあけて複数重ね合わせて配置するようにしたことを特徴としている。
本発明では、外型枠と内型枠の間隔を一定に保持したまま、その隙間にメッシュ配筋部材を外型枠の内面から所定間隔をあけて配置することができる。そして、廃棄物収納容器の底盤に埋設される底盤配筋材が複数重ね合わされているので、底盤の強度を高めることができる。これにより、廃棄物収納容器は、容器外周面とメッシュ配筋部材との間に一定のコンクリート被り厚さが確保された製品となる。そのため、ジャンカ等の発生を防ぐことができ、高い品質の廃棄物収納容器を製造することができる。
また、廃棄物収納容器の全体にメッシュ配筋部材が埋設されていて、底盤と側壁とが一体化されて双方の接続部に脆弱箇所が形成されず、強度の向上が図れることから、廃棄物収納容器の吊り上げ時等に底盤が抜け落ちるという不具合を防止することができる。
また、本発明に係る廃棄物収納容器の製造方法では、廃棄物を内部に収容するための廃棄物収納容器の製造方法であって、側板および底板を有する外型枠を配置する工程と、外型枠の内側に、その内面から所定間隔をあけてメッシュ配筋部材を配置する工程と、メッシュ配筋部材上に間隔をあけて廃棄物を配置する工程と、外型枠の内側にコンクリートを充填し、廃棄物をコンクリート内に埋設する工程と、を有し、メッシュ配筋部材のうち、底板側に配置される底盤配筋材が互いに間隔をあけて複数重ね合わせて配置するようにしたことを特徴としている。
本発明では、外型枠の内側にメッシュ配筋部材を配置させ、そのメッシュ配筋部材のさらに内側に廃棄物が配置されているので、廃棄物収納容器は、容器外周面とメッシュ配筋部材との間に一定のコンクリート被り厚さが確保された製品となる。そして、廃棄物収納容器の底盤に埋設される底盤配筋材が複数重ね合わされているので、底盤の強度を高めることができる。そのため、ジャンカ等の発生を防ぐことができ、高い品質の廃棄物収納容器を製造することができる。
また、廃棄物収納容器の全体にメッシュ配筋部材が埋設されていて、底盤と側壁とが一体化されて双方の接続部に脆弱箇所が形成されず、強度の向上が図れることから、廃棄物収納容器の吊り上げ時等に底盤が抜け落ちるという不具合を防止することができる。
また、本発明に係る廃棄物収納容器の製造方法では、廃棄物収納容器は、平面視矩形の底盤と、4つの側壁と、を有する形状からなり、メッシュ配筋部材は、対向する一対の側壁に埋設される側壁配筋材および底盤に埋設される底盤配筋材からなる側面視でU字形状に屈曲されたコ字状配筋材を有し、一対のコ字状配筋材は、それぞれの底盤配筋材同士を外型枠の底板の内側において重ね合わせるとともに、それぞれの側壁配筋材を容器軸回りの周方向に交互にずらして配置するようにしたことが好ましい。
この場合には、底盤配筋材を二重に重ね合わせた状態で一対のコ字状配筋材を組み合わせてメッシュ配筋部材を組み立てることが可能となるので、外型枠の内面との間隔を調整することが容易になり、外型枠の内側にメッシュ配筋部材を配置することができる。このように、組み付け工数を少なくし、煩雑な位置決め作業を減らすことができるので、メッシュ配筋部材の位置合わせによる施工誤差を小さくすることができ、製造品質を高めることができる。
また、本発明に係る廃棄物収納容器の製造方法では、メッシュ配筋部材は、断面視でL字形状をなすコーナー配筋材を有し、コーナー配筋材が隣り合う側壁同士の角隅部に配置されることが好ましい。
この場合には、隣り合う側壁配筋材同士がコーナー配筋材によって連結されるので、充填するコンクリートによってメッシュ配筋部材の位置のずれを防止することができ、コンクリート被り厚さの精度を高めることができる。
また、本発明に係る廃棄物収納容器の製造方法では、廃棄物収納容器は、その上面に第1凹凸部が設けられ、下面に第1凹凸部に係合可能な第2凹凸部が設けられていることが好ましい。
この場合には、複数の廃棄物収納容器を上下方向に複数段に積み重ねる際に、上下の収納容器同士の第1凹凸部と第2凹凸部とが係合した状態となる。そのため、例えば地震によって収納容器がずれたり、傾いたり、或いは上方に積まれている廃棄物収納容器が落下するのを防ぐことができ、これにより収納容器が破損し、内部の廃棄物の放射線が外部に漏洩するといった問題をなくすことができる。
とくに、上記第1凹凸部および第2凹凸部を平面視で廃棄物収納容器のコーナー部に配置することで、上部の容器荷重を下部のコーナー部に集中させて、伝達することができる。そのため、容器上面や底面を精度よく平滑に仕上げる必要がなく、平滑でない状態であっても不陸によりがたつかない構造となる。そのため、地震時に積み上げた収納容器が動くのを防止することができ、揺れ動くことによる相互干渉に起因する容器の破損を防ぐことができる。
本発明の廃棄物収納容器の製造方法によれば、収納容器を構成するコンクリートの被り厚を全周にわたって確保することができるうえ、収納容器の一体化を図ることで、容器全体の強度と品質を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態による収納容器の構成を示す斜視図である。 図1に示す収納容器の上面図である。 図2に示すA−A線断面図である。 図2に示すB−B線断面図である。 容器本体の構成を示す斜視図である。 容器本体を底面から見た図である。 メッシュ配筋部材の一対のコ字状配筋材を分離させた斜視図である。 メッシュ配筋部材において、コーナー配筋材を分離させた斜視図である。 図8に示すC−C線矢視図である。 図8に示すD−D線矢視図である。 収納容器を上下方向に積み重ねた状態を示す側面図である。 収納容器の製造状態を示す縦断面図である。 (a)〜(c)は、収納容器の製造工程を示す図である。 (a)〜(d)は、第2の実施の形態による収納容器の製造工程を示す図である。 収納保持部材の構成を示す側面図である。 第3の実施の形態による円形断面の収納容器における容器本体の縦断面図である。 図16に示すロール状配筋材の斜視図である。 図16に示す底板配筋材の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態による廃棄物収納容器の製造方法について、図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2に示すように、本第1の実施の形態による廃棄物収納容器(以下、単に収納容器1という)は、外形6面体の中空箱形状をなし、上面側に開口部10aを有する容器本体10と、その開口部10a(図5参照)に嵌合される蓋体2と、からなる。この収納容器1は、内部に放射性廃棄物(以下、廃棄物M(図12参照)という)が収容され、蓋体2によって密閉された状態で、廃棄物Mから発生する放射線が容器外に漏洩しないよう遮蔽するものである。
図2乃至図6に示すように、容器本体10は、コンクリート製であり、平面視矩形の底盤11と、4つの側壁12(12A〜12D)と、を有している。図3及び図4に示すように、側壁12のコンクリート3の内部には、コンクリート厚さ方向で外面12cから内面12dに向けて所定間隔だけ離れた位置にメッシュ配筋部材4が埋設されている。また、底盤11のコンクリート3の内部には、コンクリート厚さ方向で底面11aから上方に離れた第1高さ位置と、さらにその第1高さ位置から上方に離れた第2高さ位置と、にメッシュ配筋部材4が埋設されている。
メッシュ配筋部材4は、鉄筋や鉄線などを縦横に配列させたシート状に形成されており、図7及び図8に示すように、側面視でコ字形状に屈曲された一対のコ字状配筋材41(41A、41B)と、隣り合う側壁12、12同士の角隅部12e(図2)に配置される断面視でL字形状をなすコーナー配筋材42と、を有している。なお、メッシュの網目寸法は、任意に設定することができる。
図1、図7乃至図10に示すように、コ字状配筋材41A、41Bは、底盤11に埋設される底盤配筋材41aと、対向する一対の側壁12A、12C(又は12B、12D)に埋設されるとともに、底盤配筋材41aの両側において直角な屈曲部41cを介して配置される一対の側壁配筋材41b、41bと、からなる。ここで、一対のコ字状配筋材41のうち、底盤配筋材41aが下側に配置される一方を第1コ字状配筋材41Aとし、上側に配置される他方を第2コ字状配筋材41Bとして以下説明する。
なお、コ字状配筋材41A、41Bは、コ字形状であるが、U字形状、馬蹄形状、C形状などを含む形状をいう。
一対のコ字状配筋材41A、41Bは、それぞれの底盤配筋材41a、41a同士を底盤11内において互いに上下方向に間隔をあけて重ね合わせるとともに、側壁配筋材41bを上から見た平面視で90度ずらして配置されている。
図1及び図8に示すように、コーナー配筋材42は、隣り合う側壁12、12同士の角隅部12eに埋設され、隣り合う側壁配筋材41b、41bに対して図示しない連結部材によって接続されている。すなわち、4箇所の側壁配筋材41bが、コーナー配筋材42を介して周方向(横方向)に連結されている。
図1、図2、及び図11に示すように、容器本体10には、側壁12の上面12aの角部に凹状部13(第1凹凸部)が設けられ、図1、図5、図6、及び図11に示すように、底盤11の底面11aに上記の凹状部13に対して係合する凸状部14(第2凹凸部)が設けられている。
凸状部14は、底盤11の底面11aの角部において、下方に向けて突出して設けられ、突出側面がテーパ形状、すなわち下方に向かうに従い漸次先細りとなるテーパ面が形成されている。凹状部13の凹部にも、前記凸状部14のテーパ面に対応するテーパ面が形成されている。
図1、図2、及び図5に示すように、容器本体10における各側壁12の上面12a、および蓋体2の上面には、適宜な位置に吊りワイヤ等を係止可能な吊り金具15が設けられている。側壁12にはその上面12a毎に1つずつ、蓋体2には上面の各辺の外周縁寄りの位置に1つずつ設けられている。このような吊り金具15を設けることにより、従来のような吊りワイヤ用のフックの着脱作業が不要となる。
図1及び図2に示すように、蓋体2は、容器本体10の底盤11および側壁12と同じ厚さ寸法を有する板状部材であり、容器本体10の開口部10aに対して、液密に嵌合され、この嵌合状態において容器内部と外部とが遮断される。
図3及び図4に示すように、収納容器1を構成するコンクリート3としては、普通コンクリートの他に、充填するコンクリートに鉛ガラスなどの比重の大きい材料を骨材等として混入するようにしても良い。これにより収納容器1の重量が増加し、遮蔽性能の高い容器を製造することができる。なお、鉛ガラスとしては、この鉛ガラスが多用されているブラウン管の後背部ガラスのカレット等を材料を用いることでができる。また、この他に、鉄分を多く含有する材料が効果的であり、高炉スラグ、電炉酸化スラグ等を採用することができる。但し、フリーライム(石灰)が存在すると、爆裂損傷の原因となり得るので、使用するスラグは十分にエージングを処した材料を用いることが好ましい。さらに、収納容器1のコンクリート3の材料として、普通ポルトランドセメントではなく、高炉セメントを使用することも有効である。さらに、鉄粉など鉄そのものを混和することも有効である。
本実施の形態による収納容器1の形状としては、例えば外形(縦、横、高さ)の寸法を1300mm角とし、内法を1000×1000×1000の1m容器とし、コンクリートの厚さ寸法を150mmとした場合、第1コ字状配筋材41Aが、幅1200mmのメッシュ筋を1100mm、1200mm、1100mmの寸法となるコ字状に屈曲させた形状となり、第2コ字状配筋材41Bが同じく幅1200mmのメッシュ筋を1000mm、1200mm、1000mmの寸法となるコ字状に屈曲させた形状とすることができる。また、コーナー配筋材42としては、縦200mm×横200mm×長さ1100mmの寸法のものを採用することができる。
次に、廃棄物を収容するための上述した収納容器1の製造方法について、図面に基づいて説明する。
図12及び図13(a)に示すように、先ず、側板51および底板52を有する外型枠5を配置するとともに、外型枠5の内側に、その内面5a(図12)から所定間隔をあけてメッシュ配筋部材4を配置する。
具体的には、図8に示すように、メッシュ配筋部材4を予め組み立てておく。このとき組み付けられるメッシュ配筋部材4は、第1コ字状配筋材41Aの底盤配筋材41aを下側にし、この第1コ字状配筋材41Aの底盤配筋材41aの上側において、第1コ字状配筋材41Aに対して平面視で直角方向にずらした状態で、図12に示すスペーサ43を介して上下方向に所定間隔をあけて他方の第2コ字状配筋材41Bを配置する。つまり、この状態において、第1コ字状配筋材41Aと第2コ字状配筋材41Bそれぞれの底盤配筋材41a、41a同士が一定の間隔をもって二重に重ね合わせた状態となる。続いて、隣り合う側壁配筋材41b、41b同士によって形成されるコーナー部において、コーナー配筋材42を、例えばバインド線などを用いて接続する。
次に、図13(a)に示すように、外型枠5の内部に組み立てたメッシュ配筋部材4を挿入して、所定位置にセットする。このとき、第1コ字状配筋材41Aの底盤配筋材41aが外型枠5の底板52に対してスペーサ44を介在させて対向するようにセットする。
なお、上記スペーサ43、44としては、とくに制限されることはなく、任意の形状のものを採用することができる。
その後、図12及び図13(b)に示すように、メッシュ配筋部材4の内側に間隔をあけて、内型枠6を配置し、図13(c)に示すように組み立てた外型枠5と内型枠6との間に上方からコンクリート3を充填する。ここで、内型枠6は、図12に示すように、外型枠5より小さな相似形状であり、4面の側板61と底板62とを有している。その後、一定期間の養生を行い、脱型して、本実施の形態の収納容器1が製造される。
次に、上述した廃棄物収納容器の製造方法の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
図12に示すように、本実施の形態では、外型枠5と内型枠6の間隔を一定に保持したまま、その隙間にメッシュ配筋部材4を外型枠5の内面から所定間隔をあけて配置することができる。そして、底盤11に埋設される底盤配筋材41aが二重に重ね合わされているので、底盤11の強度を高めることができる。
これにより、収納容器1は、容器外周面とメッシュ配筋部材4との間に一定のコンクリート被り厚さが確保された製品となる。そのため、ジャンカ等の発生を防ぐことができ、高い品質の収納容器1を製造することができる。
また、収納容器1の全体にメッシュ配筋部材4が埋設されていて、底盤11と側壁12とが一体化されて双方の接続部に脆弱箇所が形成されず、強度の向上が図れることから、収納容器1の吊り上げ時等に底盤11が抜け落ちるという不具合を防止することができる。
また、この場合には、底盤配筋材41aを二重に重ね合わせた状態で一対のコ字状配筋材41A、41Bを組み合わせてメッシュ配筋部材4を組み立てることが可能となるので、外型枠5の内面との間隔を調整することが容易になり、外型枠5の内側にメッシュ配筋部材4を配置することができる。このように、組み付け工数を少なくし、煩雑な位置決め作業を減らすことができるので、メッシュ配筋部材4の位置合わせによる施工誤差を小さくすることができ、製造品質を高めることができる。
また、隣り合う側壁配筋材41b、41b同士がコーナー配筋材42によって連結されるので、充填するコンクリート3によってメッシュ配筋部材4の位置のずれを防止することができ、コンクリート被り厚さの精度を高めることができる。
さらに、図11に示すように、複数の収納容器1を上下方向に複数段に積み重ねる際に、上下の収納容器1、1同士の凹状部13と凸状部14とが係合した状態となる。そのため、例えば地震によって収納容器がずれたり、傾いたり、或いは上方に積まれている収納容器1が落下するのを防ぐことができ、これにより収納容器1が破損し、内部の廃棄物Mの放射線が外部に漏洩するといった問題をなくすことができる。
とくに、凹状部13と凸状部14を平面視で収納容器1のコーナー部に配置しているので、上部の容器荷重を下部のコーナー部に集中させて、伝達することができる。そのため、容器上面や底面を精度よく平滑に仕上げる必要がなく、平滑でない状態であっても不陸によりがたつかない構造となる。そのため、地震時に積み上げた収納容器1が動くのを防止することができ、揺れ動くことによる相互干渉に起因する容器の破損を防ぐことができる。
上述のように本第1の実施の形態による廃棄物収納容器の製造方法では、収納容器1を構成するコンクリート3の被り厚を全周にわたって確保することができるうえ、収納容器1の一体化を図ることで、容器全体の強度と品質を向上させることができる。
次に、本発明の廃棄物収納容器の製造方法による他の実施の形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態による廃棄物収納容器の製造方法は、図14(a)に示すように、先ず外型枠5を配置し、外型枠5の内側に、その内面5aから所定間隔をあけてメッシュ配筋部材4を配置する。このとき、メッシュ配筋部材4のうち、外型枠5の底板52側に配置される第1コ字状配筋材41Aと第2コ字状配筋材41Bの底盤配筋材41a、41a同士が互いに間隔をあけて二重に重ね合わせた状態で配置される。
次に、図14(b)に示すように、メッシュ配筋部材4の第2コ字状配筋材41Bの底盤配筋材41a上に収納保持部材7を介在させることにより間隔をあけて廃棄物Mを配置する。その後、図14(c)に示すように、外型枠5の内側にコンクリート3を充填し、廃棄物Mをコンクリート3内に埋設することで収納容器1が製造される(図14(d)参照)。
ここで、収納保持部材7は、図14(b)に示すように、外型枠5の内側に配置される第2コ字状配筋材41Bの底盤配筋材41aと、廃棄物Mとの間にスペースを確保するための部材である。具体的に収納保持部材7は、図15に示すように、二枚のフラットバー71A、71Bを離間させて配置させ、それらフラットバー71A、71B同士がトラス状の支持部72によって連結されて構成となっている。このような収納保持部材7を設けることによって、廃棄物Mが直接、メッシュ配筋部材4の底盤配筋材41aに接触せずに一定のスペースをあけて配置させることができ、そのスペースに充填されるコンクリート3を流し込ませることができる。
このように、外型枠5の内側にメッシュ配筋部材4を配置させ、そのメッシュ配筋部材4のさらに内側に廃棄物Mが配置されているので、収納容器1は、容器外周面とメッシュ配筋部材4との間に一定のコンクリート被り厚さが確保された製品となる。そして、収納容器1の底盤11に埋設される底盤配筋材41aが二重に重ね合わされているので、底盤11の強度を高めることができる。そのため、ジャンカ等の発生を防ぐことができ、高い品質の収納容器1を確保することができる。
また、上述した第1の実施の形態と同様に、収納容器1の全体にメッシュ配筋部材4が埋設されていて、底盤11と側壁12とが一体化されて双方の接続部に脆弱箇所が形成されず、強度の向上が図れることから、収納容器1の吊り上げ時等に底盤11が抜け落ちるという不具合を防止することができる。
(第3の実施の形態)
次に、図16に示すように、第3の実施の形態による廃棄物収納容器(収納容器1A)は、内部形状及び外形を筒形状とした容器本体10Aと、この容器本体10Aの開口部に嵌合可能な蓋体2Aと、からなる。そして、本実施の形態の収納容器1Aのメッシュ配筋部材4は、側壁12内に配置される図17に示すロール状に丸めたロール状配筋材45と、底盤11に配置される図18に示す平面視円形の一対の底盤配筋材46(46A,46B)と、を有している。そして、底盤配筋材46A、46Bは、上下方向に間隔をあけて二重に重なり合って配置されている。
本第3の実施の形態による収納容器1Aの場合、ドラム缶等の円筒形状の廃棄物M(図16の二点鎖線)を容器内に収納することができる。
以上、本発明による廃棄物収納容器の製造方法の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では、収納容器の形状として、6面体の箱形状や円筒形状のものを採用しているが、これらに限定されることはなく、他の形状であってもかまわない。
また、本実施の形態では、底盤11に埋設される底盤配筋材41aを二重に重ね合わせた構成としているが、二重とすることに制限されることはなく、それ3重以上に配置することも可能である。
さらに、本第1の実施の形態では、メッシュ配筋部材4においてコーナー配筋材42を配置した構成としているが、このコーナー配筋材42を省略してもよい。
また、本実施の形態では、互いに係合可能な凹状部13と凸状部14を収納容器1の上面および下面に設けているが、これらの位置、数量、嵌合形状などの構成については、適宜変更可能であり、またこれら凹状部13と凸状部14を省略することも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1、1A 収納容器(廃棄物収納容器)
2 蓋体
3 コンクリート
4 メッシュ配筋部材
5 外型枠
6 内型枠
7 収納保持部材
10 容器本体
11 底盤
12、12A〜12D 側壁
13 凹状部(第1凹凸部)
14 凸状部(第2凹凸部)
41、41A、41B コ字状配筋材
41a 底盤配筋材
41b 側壁配筋材
42 コーナー配筋材
43、44 スペーサ
45 ロール状配筋材
46 底盤配筋材
51、61 側板
52、62 底板
M 廃棄物
O 容器軸

Claims (5)

  1. 廃棄物を内部に収容するための廃棄物収納容器の製造方法であって、
    側板および底板を有する外型枠を配置する工程と、
    該外型枠の内側に、その内面から所定間隔をあけてメッシュ配筋部材を配置する工程と、
    該メッシュ配筋部材の内側に間隔をあけて内型枠を配置する工程と、
    前記外型枠と内型枠との間にコンクリートを充填する工程と、
    を有し、
    前記メッシュ配筋部材のうち、前記底板の内側に配置される底盤配筋材が互いに間隔をあけて複数重ね合わせて配置するようにしたことを特徴とする廃棄物収納容器の製造方法。
  2. 廃棄物を内部に収容するための廃棄物収納容器の製造方法であって、
    側板および底板を有する外型枠を配置する工程と、
    該外型枠の内側に、その内面から所定間隔をあけてメッシュ配筋部材を配置する工程と、
    該メッシュ配筋部材上に間隔をあけて廃棄物を配置する工程と、
    前記外型枠の内側にコンクリートを充填し、前記廃棄物を該コンクリート内に埋設する工程と、
    を有し、
    前記メッシュ配筋部材のうち、前記底板側に配置される底盤配筋材が互いに間隔をあけて複数重ね合わせて配置するようにしたことを特徴とする廃棄物収納容器の製造方法。
  3. 前記廃棄物収納容器は、平面視矩形の底盤と、4つの側壁と、を有する形状からなり、
    前記メッシュ配筋部材は、対向する一対の前記側壁に埋設される側壁配筋材および前記底盤に埋設される底盤配筋材からなる側面視でコ字形状に屈曲されたコ字状配筋材を有し、
    一対の該コ字状配筋材は、それぞれの前記底盤配筋材同士を前記外型枠の底板の内側において重ね合わせるとともに、それぞれの前記側壁配筋材を容器軸回りの周方向に交互にずらして配置するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の廃棄物収納容器の製造方法。
  4. 前記メッシュ配筋部材は、断面視でL字形状をなすコーナー配筋材を有し、
    該コーナー配筋材が隣り合う側壁同士の角隅部に配置されることを特徴とする請求項3に記載の廃棄物収納容器の製造方法。
  5. 前記廃棄物収納容器は、その上面に第1凹凸部が設けられ、下面に前記第1凹凸部に係合可能な第2凹凸部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の廃棄物収納容器の製造方法。
JP2012157962A 2012-07-13 2012-07-13 廃棄物収納容器の製造方法 Expired - Fee Related JP5984000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012157962A JP5984000B2 (ja) 2012-07-13 2012-07-13 廃棄物収納容器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012157962A JP5984000B2 (ja) 2012-07-13 2012-07-13 廃棄物収納容器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014020844A true JP2014020844A (ja) 2014-02-03
JP5984000B2 JP5984000B2 (ja) 2016-09-06

Family

ID=50195908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012157962A Expired - Fee Related JP5984000B2 (ja) 2012-07-13 2012-07-13 廃棄物収納容器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5984000B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150110082A (ko) * 2014-03-24 2015-10-02 주식회사 오리온이엔씨 고강도 복합소재를 이용한 방사성 폐기물 처분용기와 그 제조방법

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54178900U (ja) * 1978-06-08 1979-12-18
JPS59210400A (ja) * 1983-05-14 1984-11-29 三井金属鉱業株式会社 放射性廃棄物の貯蔵方法と貯蔵箱
JPS6091295A (ja) * 1983-09-03 1985-05-22 フォルシュングスツエントルム ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 放射性物質用の運搬兼貯蔵容器
JPS60137701A (ja) * 1983-12-26 1985-07-22 富士ピ−.エス.コンクリ−ト株式会社 廃棄物容器及びその製法
JPS61287601A (ja) * 1985-06-14 1986-12-18 電気化学工業株式会社 廃棄物の処理容器
JPS63195299U (ja) * 1987-06-02 1988-12-15
JPH026298U (ja) * 1988-06-28 1990-01-16
JPH02253198A (ja) * 1989-03-27 1990-10-11 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 廃棄物固定化容器および廃棄物の固定化方法
JPH09132301A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Eesukon Kogyo Kk 廃棄物収納容器およびその処理方法
JP3173433U (ja) * 2011-09-05 2012-02-09 株式会社太平洋コンサルタント 放射能汚染物質の鉄筋コンクリート製角型保管容器
JP2013083513A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Ishikawajima Constr Materials Co Ltd 低レベル放射性廃棄物収納容器

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54178900U (ja) * 1978-06-08 1979-12-18
JPS59210400A (ja) * 1983-05-14 1984-11-29 三井金属鉱業株式会社 放射性廃棄物の貯蔵方法と貯蔵箱
JPS6091295A (ja) * 1983-09-03 1985-05-22 フォルシュングスツエントルム ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 放射性物質用の運搬兼貯蔵容器
JPS60137701A (ja) * 1983-12-26 1985-07-22 富士ピ−.エス.コンクリ−ト株式会社 廃棄物容器及びその製法
JPS61287601A (ja) * 1985-06-14 1986-12-18 電気化学工業株式会社 廃棄物の処理容器
JPS63195299U (ja) * 1987-06-02 1988-12-15
JPH026298U (ja) * 1988-06-28 1990-01-16
JPH02253198A (ja) * 1989-03-27 1990-10-11 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 廃棄物固定化容器および廃棄物の固定化方法
JPH09132301A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Eesukon Kogyo Kk 廃棄物収納容器およびその処理方法
JP3173433U (ja) * 2011-09-05 2012-02-09 株式会社太平洋コンサルタント 放射能汚染物質の鉄筋コンクリート製角型保管容器
JP2013083513A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Ishikawajima Constr Materials Co Ltd 低レベル放射性廃棄物収納容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150110082A (ko) * 2014-03-24 2015-10-02 주식회사 오리온이엔씨 고강도 복합소재를 이용한 방사성 폐기물 처분용기와 그 제조방법
KR101712006B1 (ko) 2014-03-24 2017-03-13 주식회사 오리온이엔씨 고강도 복합소재를 이용한 방사성 폐기물 처분용기와 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5984000B2 (ja) 2016-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101019302B1 (ko) 돌망태, 돌망태 제작방법 및 돌망태를 사용한 공사방법
JP5984000B2 (ja) 廃棄物収納容器の製造方法
JP5090220B2 (ja) コンクリート施工用装置
JP5713552B2 (ja) 原子力施設の建屋の基礎版および基礎版の建造方法
JP5866695B2 (ja) 放射性廃棄物の貯蔵構造物、及び放射性廃棄物の貯蔵方法
JP2014205972A (ja) タンクの施工方法、及び外槽ライナープレート
US10280628B2 (en) Waffle slab with plug
JP6021244B2 (ja) 放射性廃棄物用コンクリートボックスの製造方法
JP4074088B2 (ja) 原子力発電プラントの建設工法
CN210028626U (zh) 一种用于玻璃制造的固定装置
JP2016216934A (ja) 構造物
JP6865545B2 (ja) サイロホッパ部の構築方法
JP5953218B2 (ja) 免震建物構造
KR20180067955A (ko) 방사선 차폐능 보강장치
JP2016196788A (ja) 柱と梁との接合構造
JP7017033B2 (ja) 基礎構造物、及び基礎構造物施工方法
KR200451680Y1 (ko) 데크 기둥용 기초
KR102414774B1 (ko) 조립식 프리캐스트 와플 슬래브를 이용한 방사성폐기물 표층처분시설의 처분용기 적층 내력 확보 공법
TWI758639B (zh) 一種設備基座減重裝置
JP7200330B2 (ja) 仕切り壁の設置方法および構造物の構築方法
CN218205473U (zh) 整体式双钢板隔震地板
JP2012107381A (ja) 放射性廃棄物貯蔵建物
JP2018062789A (ja) 仕切り壁、支柱、仕切り壁の設置方法、仕切り壁を備える構造物およびこの構造物の構築方法
JP6694367B2 (ja) 放射性廃棄物埋設施設のコンクリートピットの製造方法、及び放射性廃棄物埋設施設のコンクリートピット
JP6176462B2 (ja) 鉄筋接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5984000

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees