JP2014020844A - 廃棄物収納容器の製造方法 - Google Patents
廃棄物収納容器の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014020844A JP2014020844A JP2012157962A JP2012157962A JP2014020844A JP 2014020844 A JP2014020844 A JP 2014020844A JP 2012157962 A JP2012157962 A JP 2012157962A JP 2012157962 A JP2012157962 A JP 2012157962A JP 2014020844 A JP2014020844 A JP 2014020844A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage container
- waste
- mesh
- bar arrangement
- bottom plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
【解決手段】側板51および底板52を有する外型枠5を配置する工程と、外型枠5の内側に、その内面5aから所定間隔をあけてメッシュ配筋部材4を配置する工程と、メッシュ配筋部材4の内側に間隔をあけて内型枠6を配置する工程と、外型枠5と内型枠6との間にコンクリート3を充填する工程と、を有し、メッシュ配筋部材4のうち、底板52の内側に配置される底盤配筋材41a、41aが互いに間隔をあけて二重に重ね合わせて配置するようにした廃棄物収納容器の製造方法を提供する。
【選択図】図12
Description
すなわち、非特許文献1のような従来の収納容器の製造方法では、平板上に置かれた放射性廃棄物に対して周囲に打設されるコンクリートの被り厚さが十分に管理されていない。そのうえ、収納する廃棄物の形状によって前記被り厚さも一定ではなく、型枠内に打設するコンクリートが不均一な充填状態となり、ジャンカ等が発生するという欠点があった。そのため、収納容器として、所望の遮蔽性能が得られず、その点で改善の余地があった。
また、廃棄物収納容器の全体にメッシュ配筋部材が埋設されていて、底盤と側壁とが一体化されて双方の接続部に脆弱箇所が形成されず、強度の向上が図れることから、廃棄物収納容器の吊り上げ時等に底盤が抜け落ちるという不具合を防止することができる。
また、廃棄物収納容器の全体にメッシュ配筋部材が埋設されていて、底盤と側壁とが一体化されて双方の接続部に脆弱箇所が形成されず、強度の向上が図れることから、廃棄物収納容器の吊り上げ時等に底盤が抜け落ちるという不具合を防止することができる。
図1及び図2に示すように、本第1の実施の形態による廃棄物収納容器(以下、単に収納容器1という)は、外形6面体の中空箱形状をなし、上面側に開口部10aを有する容器本体10と、その開口部10a(図5参照)に嵌合される蓋体2と、からなる。この収納容器1は、内部に放射性廃棄物(以下、廃棄物M(図12参照)という)が収容され、蓋体2によって密閉された状態で、廃棄物Mから発生する放射線が容器外に漏洩しないよう遮蔽するものである。
なお、コ字状配筋材41A、41Bは、コ字形状であるが、U字形状、馬蹄形状、C形状などを含む形状をいう。
凸状部14は、底盤11の底面11aの角部において、下方に向けて突出して設けられ、突出側面がテーパ形状、すなわち下方に向かうに従い漸次先細りとなるテーパ面が形成されている。凹状部13の凹部にも、前記凸状部14のテーパ面に対応するテーパ面が形成されている。
図12及び図13(a)に示すように、先ず、側板51および底板52を有する外型枠5を配置するとともに、外型枠5の内側に、その内面5a(図12)から所定間隔をあけてメッシュ配筋部材4を配置する。
なお、上記スペーサ43、44としては、とくに制限されることはなく、任意の形状のものを採用することができる。
図12に示すように、本実施の形態では、外型枠5と内型枠6の間隔を一定に保持したまま、その隙間にメッシュ配筋部材4を外型枠5の内面から所定間隔をあけて配置することができる。そして、底盤11に埋設される底盤配筋材41aが二重に重ね合わされているので、底盤11の強度を高めることができる。
これにより、収納容器1は、容器外周面とメッシュ配筋部材4との間に一定のコンクリート被り厚さが確保された製品となる。そのため、ジャンカ等の発生を防ぐことができ、高い品質の収納容器1を製造することができる。
第2の実施の形態による廃棄物収納容器の製造方法は、図14(a)に示すように、先ず外型枠5を配置し、外型枠5の内側に、その内面5aから所定間隔をあけてメッシュ配筋部材4を配置する。このとき、メッシュ配筋部材4のうち、外型枠5の底板52側に配置される第1コ字状配筋材41Aと第2コ字状配筋材41Bの底盤配筋材41a、41a同士が互いに間隔をあけて二重に重ね合わせた状態で配置される。
次に、図16に示すように、第3の実施の形態による廃棄物収納容器(収納容器1A)は、内部形状及び外形を筒形状とした容器本体10Aと、この容器本体10Aの開口部に嵌合可能な蓋体2Aと、からなる。そして、本実施の形態の収納容器1Aのメッシュ配筋部材4は、側壁12内に配置される図17に示すロール状に丸めたロール状配筋材45と、底盤11に配置される図18に示す平面視円形の一対の底盤配筋材46(46A,46B)と、を有している。そして、底盤配筋材46A、46Bは、上下方向に間隔をあけて二重に重なり合って配置されている。
本第3の実施の形態による収納容器1Aの場合、ドラム缶等の円筒形状の廃棄物M(図16の二点鎖線)を容器内に収納することができる。
例えば、本実施の形態では、収納容器の形状として、6面体の箱形状や円筒形状のものを採用しているが、これらに限定されることはなく、他の形状であってもかまわない。
さらに、本第1の実施の形態では、メッシュ配筋部材4においてコーナー配筋材42を配置した構成としているが、このコーナー配筋材42を省略してもよい。
2 蓋体
3 コンクリート
4 メッシュ配筋部材
5 外型枠
6 内型枠
7 収納保持部材
10 容器本体
11 底盤
12、12A〜12D 側壁
13 凹状部(第1凹凸部)
14 凸状部(第2凹凸部)
41、41A、41B コ字状配筋材
41a 底盤配筋材
41b 側壁配筋材
42 コーナー配筋材
43、44 スペーサ
45 ロール状配筋材
46 底盤配筋材
51、61 側板
52、62 底板
M 廃棄物
O 容器軸
Claims (5)
- 廃棄物を内部に収容するための廃棄物収納容器の製造方法であって、
側板および底板を有する外型枠を配置する工程と、
該外型枠の内側に、その内面から所定間隔をあけてメッシュ配筋部材を配置する工程と、
該メッシュ配筋部材の内側に間隔をあけて内型枠を配置する工程と、
前記外型枠と内型枠との間にコンクリートを充填する工程と、
を有し、
前記メッシュ配筋部材のうち、前記底板の内側に配置される底盤配筋材が互いに間隔をあけて複数重ね合わせて配置するようにしたことを特徴とする廃棄物収納容器の製造方法。 - 廃棄物を内部に収容するための廃棄物収納容器の製造方法であって、
側板および底板を有する外型枠を配置する工程と、
該外型枠の内側に、その内面から所定間隔をあけてメッシュ配筋部材を配置する工程と、
該メッシュ配筋部材上に間隔をあけて廃棄物を配置する工程と、
前記外型枠の内側にコンクリートを充填し、前記廃棄物を該コンクリート内に埋設する工程と、
を有し、
前記メッシュ配筋部材のうち、前記底板側に配置される底盤配筋材が互いに間隔をあけて複数重ね合わせて配置するようにしたことを特徴とする廃棄物収納容器の製造方法。 - 前記廃棄物収納容器は、平面視矩形の底盤と、4つの側壁と、を有する形状からなり、
前記メッシュ配筋部材は、対向する一対の前記側壁に埋設される側壁配筋材および前記底盤に埋設される底盤配筋材からなる側面視でコ字形状に屈曲されたコ字状配筋材を有し、
一対の該コ字状配筋材は、それぞれの前記底盤配筋材同士を前記外型枠の底板の内側において重ね合わせるとともに、それぞれの前記側壁配筋材を容器軸回りの周方向に交互にずらして配置するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の廃棄物収納容器の製造方法。 - 前記メッシュ配筋部材は、断面視でL字形状をなすコーナー配筋材を有し、
該コーナー配筋材が隣り合う側壁同士の角隅部に配置されることを特徴とする請求項3に記載の廃棄物収納容器の製造方法。 - 前記廃棄物収納容器は、その上面に第1凹凸部が設けられ、下面に前記第1凹凸部に係合可能な第2凹凸部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の廃棄物収納容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012157962A JP5984000B2 (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | 廃棄物収納容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012157962A JP5984000B2 (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | 廃棄物収納容器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014020844A true JP2014020844A (ja) | 2014-02-03 |
JP5984000B2 JP5984000B2 (ja) | 2016-09-06 |
Family
ID=50195908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012157962A Expired - Fee Related JP5984000B2 (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | 廃棄物収納容器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5984000B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150110082A (ko) * | 2014-03-24 | 2015-10-02 | 주식회사 오리온이엔씨 | 고강도 복합소재를 이용한 방사성 폐기물 처분용기와 그 제조방법 |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54178900U (ja) * | 1978-06-08 | 1979-12-18 | ||
JPS59210400A (ja) * | 1983-05-14 | 1984-11-29 | 三井金属鉱業株式会社 | 放射性廃棄物の貯蔵方法と貯蔵箱 |
JPS6091295A (ja) * | 1983-09-03 | 1985-05-22 | フォルシュングスツエントルム ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 放射性物質用の運搬兼貯蔵容器 |
JPS60137701A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-22 | 富士ピ−.エス.コンクリ−ト株式会社 | 廃棄物容器及びその製法 |
JPS61287601A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-18 | 電気化学工業株式会社 | 廃棄物の処理容器 |
JPS63195299U (ja) * | 1987-06-02 | 1988-12-15 | ||
JPH026298U (ja) * | 1988-06-28 | 1990-01-16 | ||
JPH02253198A (ja) * | 1989-03-27 | 1990-10-11 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 廃棄物固定化容器および廃棄物の固定化方法 |
JPH09132301A (ja) * | 1995-11-08 | 1997-05-20 | Eesukon Kogyo Kk | 廃棄物収納容器およびその処理方法 |
JP3173433U (ja) * | 2011-09-05 | 2012-02-09 | 株式会社太平洋コンサルタント | 放射能汚染物質の鉄筋コンクリート製角型保管容器 |
JP2013083513A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Ishikawajima Constr Materials Co Ltd | 低レベル放射性廃棄物収納容器 |
-
2012
- 2012-07-13 JP JP2012157962A patent/JP5984000B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54178900U (ja) * | 1978-06-08 | 1979-12-18 | ||
JPS59210400A (ja) * | 1983-05-14 | 1984-11-29 | 三井金属鉱業株式会社 | 放射性廃棄物の貯蔵方法と貯蔵箱 |
JPS6091295A (ja) * | 1983-09-03 | 1985-05-22 | フォルシュングスツエントルム ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 放射性物質用の運搬兼貯蔵容器 |
JPS60137701A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-22 | 富士ピ−.エス.コンクリ−ト株式会社 | 廃棄物容器及びその製法 |
JPS61287601A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-18 | 電気化学工業株式会社 | 廃棄物の処理容器 |
JPS63195299U (ja) * | 1987-06-02 | 1988-12-15 | ||
JPH026298U (ja) * | 1988-06-28 | 1990-01-16 | ||
JPH02253198A (ja) * | 1989-03-27 | 1990-10-11 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 廃棄物固定化容器および廃棄物の固定化方法 |
JPH09132301A (ja) * | 1995-11-08 | 1997-05-20 | Eesukon Kogyo Kk | 廃棄物収納容器およびその処理方法 |
JP3173433U (ja) * | 2011-09-05 | 2012-02-09 | 株式会社太平洋コンサルタント | 放射能汚染物質の鉄筋コンクリート製角型保管容器 |
JP2013083513A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Ishikawajima Constr Materials Co Ltd | 低レベル放射性廃棄物収納容器 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150110082A (ko) * | 2014-03-24 | 2015-10-02 | 주식회사 오리온이엔씨 | 고강도 복합소재를 이용한 방사성 폐기물 처분용기와 그 제조방법 |
KR101712006B1 (ko) | 2014-03-24 | 2017-03-13 | 주식회사 오리온이엔씨 | 고강도 복합소재를 이용한 방사성 폐기물 처분용기와 그 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5984000B2 (ja) | 2016-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101019302B1 (ko) | 돌망태, 돌망태 제작방법 및 돌망태를 사용한 공사방법 | |
JP5984000B2 (ja) | 廃棄物収納容器の製造方法 | |
JP5090220B2 (ja) | コンクリート施工用装置 | |
JP5713552B2 (ja) | 原子力施設の建屋の基礎版および基礎版の建造方法 | |
JP5866695B2 (ja) | 放射性廃棄物の貯蔵構造物、及び放射性廃棄物の貯蔵方法 | |
JP2014205972A (ja) | タンクの施工方法、及び外槽ライナープレート | |
US10280628B2 (en) | Waffle slab with plug | |
JP6021244B2 (ja) | 放射性廃棄物用コンクリートボックスの製造方法 | |
JP4074088B2 (ja) | 原子力発電プラントの建設工法 | |
CN210028626U (zh) | 一种用于玻璃制造的固定装置 | |
JP2016216934A (ja) | 構造物 | |
JP6865545B2 (ja) | サイロホッパ部の構築方法 | |
JP5953218B2 (ja) | 免震建物構造 | |
KR20180067955A (ko) | 방사선 차폐능 보강장치 | |
JP2016196788A (ja) | 柱と梁との接合構造 | |
JP7017033B2 (ja) | 基礎構造物、及び基礎構造物施工方法 | |
KR200451680Y1 (ko) | 데크 기둥용 기초 | |
KR102414774B1 (ko) | 조립식 프리캐스트 와플 슬래브를 이용한 방사성폐기물 표층처분시설의 처분용기 적층 내력 확보 공법 | |
TWI758639B (zh) | 一種設備基座減重裝置 | |
JP7200330B2 (ja) | 仕切り壁の設置方法および構造物の構築方法 | |
CN218205473U (zh) | 整体式双钢板隔震地板 | |
JP2012107381A (ja) | 放射性廃棄物貯蔵建物 | |
JP2018062789A (ja) | 仕切り壁、支柱、仕切り壁の設置方法、仕切り壁を備える構造物およびこの構造物の構築方法 | |
JP6694367B2 (ja) | 放射性廃棄物埋設施設のコンクリートピットの製造方法、及び放射性廃棄物埋設施設のコンクリートピット | |
JP6176462B2 (ja) | 鉄筋接続方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160720 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5984000 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |