JP2014019841A - 共役ジエン系重合体変性物、該変性物の製造方法、及び該変性物を含有する重合体組成物 - Google Patents

共役ジエン系重合体変性物、該変性物の製造方法、及び該変性物を含有する重合体組成物 Download PDF

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直明 前田
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Abstract

【課題】グリップ性および燃費性能に優れる重合体組成物を得ることができる共役ジエン系重合体変性物を提供する。
【解決手段】共役ジエン系重合体を、下記の式(1)で表される化合物で変性して得られる共役ジエン系重合体変性物。
Figure 2014019841

(式(1)中、Xは、単結合、硫黄原子、酸素原子、炭素原子数1〜8のアルキリデン基、又は炭素原子数5〜8のシクロアルキリデン基を表す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、グリップ性および燃費性能に優れる重合体組成物を得ることができる共役ジエン系重合体変性物、該変性物の製造方法、及び該変性物を含有する重合体組成物に関するものである。
自動車タイヤ用のゴム組成物としては、ポリブタジエンやブタジエン−スチレン共重合体等の共役ジエン系重合体と、補強剤とを含有するゴム組成物が用いられている。
近年、環境問題への関心の高まりから、自動車に対して省燃費化の要求が強くなっており、自動車用タイヤに用いるゴム組成物に対しても、省燃費性に優れることが求められている。
例えば、特許文献1には、高ビニル結合のスチレン−ブタジエン共重合体、及び、該共重合体を用いた重合体組成物が提案されている。
特公平1−29802号公報
しかしながら、上記従来の共役ジエン系重合体を用いた重合体組成物は、グリップ性において必ずしも十分満足のいくものではなかった。
かかる状況のもと、本発明が解決しようとする課題は、グリップ性および燃費性能に優れる重合体組成物を得ることができる共役ジエン系重合体変性物、該変性物の製造方法、該変性物を含有する重合体組成物を提供することにある。
本発明の第1は、共役ジエン系重合体を、下記の式(1)で表される化合物で変性して得られる共役ジエン系重合体変性物に係るものである。
Figure 2014019841

(式(1)中、R11及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、又は炭素原子数5〜8のシクロアルキル基を表し、R13は、水素原子、又は炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。Xは、単結合、硫黄原子、酸素原子、炭素原子数1〜8のアルキリデン基、又は炭素原子数5〜8のシクロアルキリデン基を表す。)
本発明の第2は、炭化水素溶媒中においてアルカリ金属触媒を用いて、共役ジエン系化合物を含む単量体を重合させ、分子鎖の一端が活性なリビング共役ジエン系重合体を得、該リビング共役ジエン系重合体と上記の式(1)で表される化合物とを反応させる共役ジエン系重合体変性物の製造方法に係るものである。
本発明の第3は、上記の共役ジエン系重合体変性物と補強剤とを含有し、補強剤の含有量が、該共役ジエン系重合体変性物100重量部に対して、10重量部〜150重量部である重合体組成物に係るものである。
本発明により、グリップ性および燃費性能に優れる重合体組成物を得ることができる。
本明細書では、ヒドロカルビル基は炭化水素から1個の水素原子を除いた1価の基を表す。ヒドロカルビレン基は、炭化水素から2個の水素原子を除いた2価の基を表す。ヒドロカルビルオキシ基は、ヒドロキシ基の水素原子がヒドロカルビル基で置き換えられた構造を有する1価の基を表す。置換アミノ基は、アミノ基の少なくとも1個の水素原子が、水素原子以外の1価の原子又は1価基に置き換えられた構造を有する基、又はアミノ基の2個の水素原子が2価基で置き換えられた構造を有する基を表す。置換基を有するヒドロカルビル基(以下、置換ヒドロカルビル基と記すこともある。)は、ヒドロカルビル基の少なくとも1個の水素原子が置換基で置き換えられた構造を有する1価の基を表す。ヘテロ原子を有するヒドロカルビレン基(以下、ヘテロ原子含有ヒドロカルビレン基と記すこともある。)とは、ヒドロカルビレン基の水素原子が除かれている炭素原子以外の炭素原子及び/又は水素原子が、ヘテロ原子(炭素原子、水素原子以外の原子)を有する基で置き換えられた構造を有する2価の基を表す。
[共役ジエン系重合体変性物]
本発明の共役ジエン系重合体変性物は、共役ジエン系重合体を、下記の式(1)で表される化合物で変性して得られる。

Figure 2014019841

(式(1)中、R11及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、又は炭素原子数5〜8のシクロアルキル基を表し、R13は、水素原子、又は炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。Xは、単結合、硫黄原子、酸素原子、炭素原子数1〜8のアルキリデン基、又は炭素原子数5〜8のシクロアルキリデン基を表す。)
式(1)において、R11及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、又は炭素原子数5〜8のシクロアルキル基を表す。炭素原子数1〜8のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、i−ペンチル基、t−ペンチル基、2−エチルヘキシル基などが例示され、炭素原子数5〜8のシクロアルキル基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基、3−メチルシクロペンチル、4−メチルシクロペンチル基、3−メチルシクロヘキシル基などが挙げられる。
13は水素原子又は炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。炭素原子数1〜8のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、i−ペンチル基、t−ペンチル基、2−エチルヘキシル基などが例示され、シクロアルキル基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基、3−メチルシクロペンチル、4−メチルシクロペンチル基、3−メチルシクロヘキシル基などが挙げられる。
Xは、単結合、硫黄原子、酸素原子、炭素原子数1〜8のアルキリデン基又は炭素原子数5〜8のシクロアルキリデン基を表す。炭素原子数1〜8のアルキリデン基としては、メチレン基、エチリデン基、プロピリデン基、ブチリデン基などが例示され、炭素原子数5〜8のシクロアルキリデン基としては、シクロペンチリデン基、シクロヘキシリデン基などが例示される。
式(1)で表される化合物としては、例えば、2−〔1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル〕−4,6−ジ−t−ペンチルフェニル アクリレート、2−〔1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル〕−4,6−ジ−t−ペンチルフェニル メタクリレート、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルベンジル)−4,6−ジ−t−ペンチルフェニル アクリレート、2,4−ジ−t−ブチル−6−〔1−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)エチル〕フェニル アクリレート、2,4−ジ−t−ブチル−6−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシベンジル)フェニル アクリレート、2,4−ジ−t−ブチル−6−〔1−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)エチル〕フェニル メタクリレート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニル アクリレート、2−t−ブチル−6−〔1−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)エチル〕−4−メチルフェニル アクリレート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニル メタクリレート、2−t−ブチル−6−〔1−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピル〕−4−メチルフェニル アクリレート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5−エチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−エチルフェニル アクリレート、2−t−ブチル−6−〔1−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−プロピルフェニル)エチル〕−4−プロピルフェニル アクリレート、2−t−ブチル−6−〔1−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)エチル〕−4−イソプロピルフェニル アクリレートなどが挙げられる。
式(1)で表される化合物は、好ましくは、2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−t−ペンチルフェニル アクリレート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニル アクリレート、2,4−ジ−t−ブチル−6−〔1−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)エチル〕フェニル アクリレート、2−t−ブチル−6−〔1−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)エチル〕−4−メチルフェニル アクリレート、2−t−ブチル−6−〔1−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピル〕−4−メチルフェニル アクリレート、2−t−ブチル−6−〔1−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−プロピルフェニル)エチル〕−4−プロピルフェニル アクリレート又は2−t−ブチル−6−〔1−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)エチル〕−4−イソプロピルフェニル アクリレートであり、より好ましくは、2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−t−ペンチルフェニル アクリレート又は2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニル アクリレートであり、さらに好ましくは、2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−t−ペンチルフェニル アクリレートである。
本発明における式(1)で表される化合物で変性して得られる共役ジエン系重合体変性物は、共役ジエン系重合体の重合体鎖中が変性された変性物であっても、重合体鎖末端が変性された変性物であってもよく、好ましくは、重合体鎖末端が変性された共役ジエン系重合体変性物である。
共役ジエン系重合体変性物は、好ましくは、少なくとも一方の重合体鎖末端に窒素原子含有基を有する共役ジエン系重合体変性物である。
窒素原子含有基としては、置換アミノ基を挙げることができる。置換アミノ基としては、下記の式(2)で表される置換アミノ基を挙げることができる。
Figure 2014019841
(R21及びR22は、それぞれ独立して、ヒドロカルビル基、又は、トリヒドロカルビルシリル基を表すか、あるいは、R21はR22に結合しており、R21がR22に結合した基が酸素原子を有していてもよいヒドロカルビレン基を表す。)
21及びR22のヒドロカルビル基としては、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基及びアラルキル基を挙げることができる。アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基及びtert−ブチル基を挙げることができる。アルケニル基としては、ビニル基、アリル基、1−プロペニル基及びイソプロペニル基を挙げることができる。アルキニル基としては、エチニル基を挙げることができる。アリール基としては、フェニル基を挙げることができる。アラルキル基としては、ベンジル基を挙げることができる。
21及びR22のヒドロカルビル基の炭素原子数は、好ましくは1〜10であり、より好ましくは1〜4であり、更に好ましくは1〜2である。
21及びR22のヒドロカルビル基としては、好ましくは、アルキル基であり、より好ましくは、直鎖アルキル基である。
21及びR22のトリヒドロカルビルシリル基としては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、tert−ブチル−ジメチルシリル基などのトリアルキルシリル基を挙げることができる。
21及びR22のトリヒドロカルビルシリル基としては、好ましくは、炭素原子数が3〜9のトリアルキルシリル基であり、より好ましくは、ケイ素原子に結合したアルキル基が炭素原子数1〜4のアルキル基であるトリアルキルシリル基であり、更に好ましくは、トリメチルシリル基である。
21がR22に結合した基において、酸素原子を有していてもよいヒドロカルビレン基とは、ヒドロカルビレン基、又はヘテロ原子として酸素原子を有する置換ヒドロカルビレン基を表す。ヒドロカルビレン基としては、アルキレン基を挙げることができ、アルキレン基としては、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基などのポリメチレン基を挙げることができる。酸素原子を有する置換ヒドロカルビレン基としては、−CH2CH2−O−CH2CH2−で表される基を挙げることができる。
21がR22に結合した基の炭素原子数は、好ましくは2〜20であり、より好ましくは3〜8であり、更に好ましくは4〜6である。
21がR22に結合した基において、酸素原子を有していてもよいヒドロカルビレン基としては、好ましくはヒドロカルビレン基であり、より好ましくはアルキレン基であり、更に好ましくはポリメチレン基である。
上記の少なくとも一方の重合体鎖末端に窒素原子含有基を有する共役ジエン系重合体変性物において、窒素原子含有基は、好ましくは置換アミノ基であり、より好ましくは上記式(2)で表される置換アミノ基である。
窒素原子含有基として更に好ましくは、式(2)で表される置換アミノ基であって、R21及びR22が炭素原子数1〜4の直鎖アルキル基であるか、あるいはR21がR22に結合し、R21がR22に結合した基が炭素原子数3〜8のポリメチレン基である置換アミノ基である。
窒素原子含有基として特に好ましくは、ジメチルアミノ基又はジエチルアミノ基である。
本発明における共役ジエン系重合体は、共役ジエンに由来する単量体単位を含有している重合体であれば、共役ジエンに由来する単量体単位の他に、他の単量体単位を含有していてもよく、好ましくは、芳香族ビニル化合物に由来する単量体単位を含有する。芳香族ビニル化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルナフタレンなどを挙げることができ、好ましくはスチレンである。
本発明における共役ジエン系重合体に含まれる単量体単位のうち、共役ジエンに由来する単量体単位の含有量は、共役ジエン系重合体に含まれる単量体単位の総量を100重量%として、好ましくは40重量%以上である。
本発明における共役ジエン系重合体が、芳香族ビニル化合物に由来する単量体単位を含有する場合、共役ジエンに由来する単量体単位の含有量と芳香族ビニルに由来する単量体単位の総量は、共役ジエン系重合体に含まれる単量体単位の総量を100重量%として、好ましくは99.98重量%以下であり、より好ましくは99.96重量%以下であり、更に好ましくは99.8重量%以下である。また、好ましくは80重量%以上であり、より好ましくは93重量%以上であり、更に好ましくは96.5重量%以上である。
本発明における共役ジエン系重合体が、芳香族ビニル化合物に由来する単量体単位を含有する場合、芳香族ビニル化合物に由来する単量体単位の量に対する共役ジエンに由来する単量体単位の量の重量比(共役ジエンに由来する単量体単位/芳香族ビニル化合物に由来する単量体単位)は、省燃費性を高めるために好ましくは50/50以上であり、より好ましくは55/45以上である。また、グリップ性及び引張強度を高めるために、好ましくは90/10以下であり、より好ましくは85/15以下である。
本発明における共役ジエン系重合体のムーニー粘度(ML1+4)は、引張破断強度を高めるために、好ましくは10以上であり、より好ましくは20以上である。また、加工性を高めるために、好ましくは200以下であり、より好ましくは150以下である。該ムーニー粘度(ML1+4)は、JIS K6300(1994)に従って、100℃にて測定される。
本発明における共役ジエン系重合体のビニル結合量は、共役ジエンに由来する単量体単位の含有量を100モル%として、省燃費性を高めるために、好ましくは80モル%以下であり、より好ましくは70モル%以下である。また、グリップ性を高めるために、好ましくは10モル%以上であり、より好ましくは15モル%以上であり、さらに好ましくは20モル%以上であり、特に好ましくは40モル%以上である。該ビニル結合量は、赤外分光分析法により、ビニル基の吸収ピークである910cm-1付近の吸収強度より求められる。
また、本発明における共役ジエン系重合体は、下記の式(3)で表される化合物に由来する単量体単位を有していてもよい。
31SiA3 m32 3-m (3)
(式中、R31は重合性炭素−炭素二重結合を有するヒドロカルビル基を表し、A3は置換アミノ基を表し、A3が複数ある場合は、複数あるA3はそれぞれ同じであっても異なっていてもよく、R32はヒドロカルビル基を表し、R32が複数ある場合は、複数あるR32はそれぞれ同じであっても異なっていてもよく、mは1〜3の整数を表す。)
式(3)において、mは1〜3の整数であり、好ましくは、1又は2であり、さらに好ましくは2である。
式(3)において、R31の重合性炭素−炭素二重結合を有するヒドロカルビル基としては、下式(3−A)で表される基をあげることができる。
Figure 2014019841
(式中、kは0又は1であり、X3はヒドロカルビレン基を表す。)
式(3−A)において、X3のヒドロカルビレン基としては、アリーレン基、アルケンジイル基をあげることができる。アリーレン基としては、フェニレン基をあげることができる。アルケンジイル基としてはビニレン基をあげることができる。
式(3−A)で表される基のうち、好ましい基としては、kが0であるビニル基、kが1でありX3がフェニレン基である4−ビニルフェニル基、kが1でありX3がビニリデン基である1−メチレン−2−プロペニル基があげられる。
式(3−A)で表される基として、さらに好ましくはビニル基である。
式(3)において、A3の置換アミノ基としては、下記式(3−B)で表される置換アミノ基をあげることができる。
Figure 2014019841
(式中、X2及びXは、それぞれ、ヒドロカルビル基、又は、トリヒドロカルビルシリル基を表すか、あるいは、X2はXに結合しており、X2がXに結合した基が酸素原子を有していてもよいヒドロカルビレン基を表す。)
式(3−B)において、X2及びXのヒドロカルビル基としては、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基及びアラルキル基を挙げることができる。アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基及びtert−ブチル基を挙げることができる。アルケニル基としては、ビニル基、アリル基、1−プロペニル基及びイソプロペニル基を挙げることができる。アルキニル基としては、エチニル基を挙げることができる。アリール基としては、フェニル基を挙げることができる。アラルキル基としては、ベンジル基を挙げることができる。
2及びXのヒドロカルビル基の炭素原子数は、好ましくは1〜10であり、より好ましくは1〜4である。
2及びXのヒドロカルビル基としては、好ましくは、アルキル基であり、より好ましくは、直鎖アルキル基である。
2及びXのトリヒドロカルビルシリル基としては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、tert−ブチル−ジメチルシリル基などのトリアルキルシリル基を挙げることができる。
2及びXのトリヒドロカルビルシリル基としては、好ましくは、炭素原子数が3〜9のトリアルキルシリル基であり、より好ましくは、ケイ素原子に結合したアルキル基が炭素原子数1〜4のアルキル基であるトリアルキルシリル基であり、更に好ましくは、トリメチルシリル基である。
2がXに結合した基の、酸素原子を有していてもよいヒドロカルビレン基とは、ヒドロカルビレン基、又はヘテロ原子として酸素原子を有する置換ヒドロカルビレン基を表す。ヒドロカルビレン基としては、アルキレン基を挙げることができ、アルキレン基としては、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基などのポリメチレン基を挙げることができる。ヘテロ原子として酸素原子を有する置換ヒドロカルビレン基としては、−CH2CH2−O−CH2CH2−で表される基を挙げることができる。
2がXに結合した基の炭素原子数は、好ましくは2〜20であり、より好ましくは3〜8であり、更に好ましくは4〜6である。
2がXに結合した基の、酸素原子を有していてもよいヒドロカルビレン基としては、好ましくはヒドロカルビレン基であり、より好ましくはアルキレン基であり、更に好ましくはポリメチレン基である。
式(3−B)で表される置換アミノ基としては、非環状の置換アミノ基、環状の置換アミノ基を挙げることができる。非環状の置換アミノ基は、式(3−B)において、X2及びXがヒドロカルビル基又はトリヒドロカルビルシリル基である置換アミノ基であり、環状の置換アミノ基は、式(3−B)において、X2がXに結合し、X2がXに結合した基が酸素原子を有していてもよいヒドロカルビレン基である置換アミノ基である。
非環状の置換アミノ基のうち、式(3−B)においてX2及びXがヒドロカルビル基であるものとしては、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジ−n−プロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジ−n−ブチルアミノ基、ジ−sec−ブチルアミノ基、ジ−tert−ブチルアミノ基、エチルメチルアミノ基などのジアルキルアミノ基を挙げることができる。
非環状アミノ基のうち、式(3−B)においてX2及びXがトリヒドロカルビルシリル基であるものとしては、ビス(トリメチルシリル)アミノ基、ビス(tert−ブチル−ジメチルシリル)アミノ基などのビス(トリアルキルシリル)アミノ基を挙げることができる。
環状の置換アミノ基のうち、式(3−B)において、X2がXに結合しており、X2がXに結合した基がヒドロカルビレン基であるものとしては、1−アジリジニル基、1−アゼチジニル基、1−ピロリジニル基、ピペリジノ基、1−ヘキサメチレンイミノ基を挙げることができる。
環状の置換アミノ基のうち、式(3−B)において、X2がXに結合しており、X2がXに結合した基がヘテロ原子として酸素原子を有する置換ヒドロカルビレン基であるものとしては、モルホリノ基を挙げることができる。
式(3)のA3の置換アミノ基としては、好ましくは、式(3−B)で表される置換アミノ基であって、式(3−B)においてX2及びXがヒドロカルビル基又はトリヒドロカルビルシリル基である非環状の置換アミノ基であるか、あるいはX2がXに結合しており、X2がXに結合した基がヒドロカルビレン基である環状の置換アミノ基である。より好ましくは、式(3−B)で表される置換アミノ基であって、式(3−B)においてX2及びXが直鎖アルキル基又はトリアルキルシリル基である非環状の置換アミノ基であるか、あるいはX2がXに結合しており、X2がXに結合した基がポリメチレン基である環状の置換アミノ基である。
式(3)のA3の置換アミノ基として更に好ましくは、式(3−B)で表される置換アミノ基であって、X2及びXが直鎖アルキル基である非環状の置換アミノ基であり、特に好ましくは、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジ−n−プロピルアミノ基、又はジ−n−ブチルアミノ基である。
式(3)のR32のヒドロカルビル基としては、アルキル基などを挙げることができる。アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などを挙げることができ、好ましくはメチル基である。
式(3)において、R32のヒドロカルビル基の炭素原子数は、好ましくは1〜4であり、より好ましくは1である。
式(3)で表される化合物のうち、R31がビニル基であり、R32がメチル基であり、A3が式(3−B)で表される置換アミノ基であって、X2及びXが直鎖アルキル基である非環状の置換アミノ基である化合物として、次の化合物を挙げることができる。
式(3)中のmが1である化合物:(ジメチルアミノ)ジメチルビニルシラン、(ジエチルアミノ)ジメチルビニルシラン、(ジ−n−プロピルアミノ)ジメチルビニルシラン、(ジ−n−ブチルアミノ)ジメチルビニルシラン。
式(3)中のmが2である化合物:ビス(ジメチルアミノ)メチルビニルシラン、ビス(ジエチルアミノ)メチルビニルシラン、ビス(ジ−n−プロピルアミノ)メチルビニルシラン、ビス(ジ−n−ブチルアミノ)メチルビニルシラン。
式(3)で表される化合物のうち、R31がビニル基であり、R32がエチル基であり、A3が式(3−B)で表され、かつ式(3−B)においてX2及びXが直鎖アルキル基である非環状の置換アミノ基である化合物として、次の化合物を挙げることができる。
式(3)中のmが1である化合物:(ジメチルアミノ)ジエチルビニルシラン、(ジエチルアミノ)ジエチルビニルシラン、(ジ−n−プロピルアミノ)ジエチルビニルシラン、(ジ−n−ブチルアミノ)ジエチルビニルシラン。
式(3)中のmが2である化合物:ビス(ジメチルアミノ)エチルビニルシラン、ビス(ジエチルアミノ)エチルビニルシラン、ビス(ジ−n−プロピルアミノ)エチルビニルシラン、ビス(ジ−n−ブチルアミノ)エチルビニルシラン。
置換アミノ基がケイ素原子に結合しているケイ素含有ビニル系単量体は、好ましくは上記式(3)で表される化合物であり、より好ましくは、上記式(3)で表される化合物であって、上記式(3)においてR31が式(3−A)で表される基であり、A3が式(3−B)で表される置換アミノ基である化合物であり、更に好ましくは、上記式(3)で表される化合物であって、上記式(3)においてR31がビニル基であり、R32が炭素原子数1〜4のアルキル基であり、mが1又は2であり、A3が式(3−B)で表される置換アミノ基であって、X2及びXが炭素原子数1〜10のアルキル基である非環状の置換アミノ基である化合物であり、最も好ましくは、上記式(3)で表される化合物であって、上記式(3)においてR31がビニル基であり、R32がメチル基であり、mが2であり、A3が式(3−B)で表される置換アミノ基であって、X2及びXが炭素原子数1〜4の直鎖アルキル基である非環状の置換アミノ基である化合物であり、特に好ましくは、ビス(ジメチルアミノ)メチルビニルシラン、ビス(ジエチルアミノ)メチルビニルシラン、ビス(ジ−n−プロピルアミノ)メチルビニルシラン、又はビス(ジ−n−ブチルアミノ)メチルビニルシランである。
本発明における共役ジエン系重合体が、式(3)で表される化合物に由来する単量体単位を含有する場合、共役ジエン系重合体に含まれる単量体単位のうち、式(3)で表される化合物に由来する単量体単位の総含有量は、共役ジエン系重合体に含まれる単量体単位の総量を100重量%として、省燃費性を高めるために、好ましくは0.02重量%以上であり、より好ましくは0.04重量%以上であり、さらに好ましくは0.2重量%以上である。また、グリップ性を高めるために、好ましくは、20重量%以下であり、より好ましくは7重量%以下であり、さらに好ましくは3.5重量%以下である。
[共役ジエン系重合体変性物の製造方法]
本発明の共役ジエン系重合体変性物の製造方法は、炭化水素溶媒中においてアルカリ金属触媒を用いて、共役ジエン系化合物を含む単量体を重合させ、分子鎖の一端が活性なリビング共役ジエン系重合体を得、該リビング共役ジエン系重合体と上記の式(1)で表される化合物とを反応させる。
上記の単量体成分は、共役ジエンの他に、好ましくは、芳香族ビニル化合物を含んでいてもよい。芳香族ビニル化合物は、好ましくはスチレンである。
上記の単量体成分は、置換アミノ基がケイ素原子に結合しているケイ素含有ビニル系単量体を含んでいてもよい。
上記の炭化水素溶媒は、アルカリ金属触媒を失活させない溶媒である。炭化水素溶媒としては、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、イソペンタン、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサンなどの脂環族炭化水素を挙げることができる。これらは2種類以上を併用してもよい。
単量体成分の重合は、共役ジエンに由来する単量体単位のビニル結合量を調整する剤、共役ジエン系重合体鎖中での共役ジエンに由来する単量体単位と共役ジエン以外の化合物に由来する単量体単位の分布を調整する剤(以下、総称して「調整剤」と記す。)の存在下で行ってもよい。調整剤としては、エーテル化合物、第三級アミン、ホスフィン化合物、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ金属フェノキシドを挙げることができる。エーテル化合物としては、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサンなどの環状のエーテル;ジエチルエーテル、ジブチルエーテルなどの脂肪族モノエーテル;エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテルなどの脂肪族ジエーテル;ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどの脂肪族トリエーテル;ジフェニルエーテル、アニソールなどの芳香族エーテルを挙げることができる。第三級アミンとしては、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、1,1,2,2−テトラメチルエチレンジアミン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、キノリンなどを挙げることができる。ホスフィン化合物として、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリフェニルホスフィンなどを挙げることができる。アルカリ金属アルコキシドとしては、ナトリウム−tert−ブトキシド、カリウム−tert−ブトキシド、ナトリウム−tert−ペントキシド、カリウム−tert−ペントキシドを挙げることができる。アルカリ金属フェノキシドとしては、ナトリウムフェノキシド、カリウムフェノキシドを挙げることができる。これらは2種類以上を併用してもよい。
重合反応器に投入又は供給する単量体のうち、共役ジエンの量は、重合反応器に投入又は供給する単量体の総量を100重量%として、好ましくは40重量%以上である。
重合反応器に投入又は供給する単量体が芳香族ビニル化合物を含む場合、重合反応器に投入又は供給する単量体のうち、共役ジエンと芳香族ビニル化合物との合計量は、重合反応器に投入又は供給する単量体の総量を100重量%として、好ましくは99.98重量%以下であり、より好ましくは99.96重量%以下であり、更に好ましくは99.8重量%以下である。また、好ましくは80重量%以上であり、より好ましくは93重量%以上であり、更に好ましくは96.5重量%以上である。
重合反応器に投入又は供給する単量体が芳香族ビニル化合物を含む場合、重合反応器に投入又は供給する芳香族ビニル化合物の量に対する共役ジエンの量の重量比(共役ジエン/芳香族ビニル化合物)は、省燃費性を高めるために好ましくは50/50以上であり、より好ましくは55/45以上である。また、グリップ性及び引張強度を高めるために、好ましくは90/10以下であり、より好ましくは85/15以下である。
重合反応器に投入又は供給する単量体が置換アミノ基がケイ素原子に結合しているケイ素含有ビニル系単量体を含む場合、置換アミノ基がケイ素原子に結合しているケイ素含有ビニル系単量体の量は、重合反応器に投入又は供給する単量体の総量を100重量%として、省燃費性を高めるために、好ましくは0.02重量%以上であり、より好ましくは0.04重量%以上であり、さらに好ましくは0.2重量%以上である。また、グリップ性を高めるために、好ましくは、20重量%以下であり、より好ましくは7重量%以下であり、さらに好ましくは3.5重量%以下である。
単量体成分を重合して共役ジエン系重合体を得るために使用するアルカリ金属触媒としては、有機リチウム化合物、有機ナトリウム化合物、有機カリウム化合物、有機ルビジウム化合物、有機セシウム化合物などの有機アルカリ金属化合物を挙げることができる。有機リチウム化合物としては、ヒドロカルビルリチウム化合物、ヒドロカルビレンジリチウム化合物を挙げることができる。有機ナトリウム化合物としては、ナトリウムナフタレニド、ナトリウムビフェニリドを挙げることができる。有機カリウム化合物としては、カリウムナフタレニドを挙げることができる。
ヒドロカルビルリチウム化合物としては、メチルリチウム、エチルリチウム、プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウム、イソブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、tert−オクチルリチウム、n−デシルリチウムなどのアルキルリチウム化合物;フェニルリチウム、2−ナフチルリチウム、2−ブチルフェニルリチウムなどのアリールリチウム化合物;4−フェニルブチルリチウムなどのアリールアルキルリチウム化合物;シクロペンチルリチウム、シクロヘキシルリチウムなどのシクロアルキルリチウム化合物を挙げることができる。ヒドロカルビルリチウム化合物として好ましくは、アルキルリチウム化合物であり、より好ましくは、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウムである。
ヒドロカルビレンジリチウム化合物としては、1,4−ジリチオ−2−ブテン、1,3−ビス(1−リチオ−1,3−ジメチルペンチル)ベンゼンなどを挙げることができる。
単量体成分の重合に使用するアルカリ金属触媒の使用量は、重合において使用される単量体成分100gあたり、好ましくは0.01mmol〜15mmolである。
炭化水素を溶媒とする溶液中で単量体成分の重合を行う場合、溶液中の単量体成分の濃度は、通常、1重量%〜50重量%であり、好ましくは5重量%〜30重量%である。
重合温度は、通常25℃〜100℃であり、好ましくは35℃〜90℃である。さらに好ましくは50℃〜80℃である。重合時間は、通常10分〜5時間である。
共役ジエン系重合体が、少なくとも一方の重合体鎖末端に窒素原子含有基を有する共役ジエン系重合体(以下、窒素原子含有共役ジエン系重合体とも称する)である場合、当該共役ジエン系重合体の製造方法としては、アルカリ金属触媒として、窒素原子含有基を有する有機アルカリ金属化合物を用いて単量体成分を重合することにより、窒素原子含有共役ジエン系重合体を製造する方法を挙げることができる。
上記の方法において、窒素原子含有基を有する有機アルカリ金属化合物として好適なものとしては、下記式(4)で表される化合物をあげることができる。

Figure 2014019841

(式(4)中、Mはアルカリ金属原子を表し、R41及びR42は、それぞれ、ヒドロカルビル基、又は、トリヒドロカルビルシリル基を表すか、あるいは、R41はR42に結合しており、R41がR42に結合した基が酸素原子を有していてもよいヒドロカルビレン基を表し、R43はヒドロカルビレン基を表し、rは0又は1を表す。)
式(4)において、Mはアルカリ金属原子を表す。アルカリ金属原子としては、Li、Na、K、Rb、Csをあげることができ、好ましくはLiである
41及びR42のヒドロカルビル基としては、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基及びアラルキル基を挙げることができる。アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基及びtert−ブチル基を挙げることができる。アルケニル基としては、ビニル基、アリル基、1−プロペニル基及びイソプロペニル基を挙げることができる。アルキニル基としては、エチニル基を挙げることができる。アリール基としては、フェニル基を挙げることができる。アラルキル基としては、ベンジル基を挙げることができる。
41及びR42のヒドロカルビル基の炭素原子数は、好ましくは1〜10であり、より好ましくは1〜4であり、更に好ましくは1〜2である。
41及びR42のヒドロカルビル基としては、好ましくは、アルキル基であり、より好ましくは、直鎖アルキル基である。
41及びR42のトリヒドロカルビルシリル基としては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、tert−ブチル−ジメチルシリル基などのトリアルキルシリル基を挙げることができる。
41及びR42のトリヒドロカルビルシリル基としては、好ましくは、炭素原子数が3〜9のトリアルキルシリル基であり、より好ましくは、ケイ素原子に結合したアルキル基が炭素原子数1〜4のアルキル基であるトリアルキルシリル基であり、更に好ましくは、トリメチルシリル基である。
41がR42に結合した基において、酸素原子を有していてもよいヒドロカルビレン基とは、ヒドロカルビレン基、又はヘテロ原子として酸素原子を有する置換ヒドロカルビレン基を表す。ヒドロカルビレン基としては、アルキレン基を挙げることができ、アルキレン基としては、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基などのポリメチレン基を挙げることができる。ヘテロ原子として酸素原子を有する置換ヒドロカルビレン基としては、−CH2CH2−O−CH2CH2−で表される基を挙げることができる。
41がR42に結合した基の炭素原子数は、好ましくは2〜20であり、より好ましくは3〜8であり、更に好ましくは4〜6である。
41がR42に結合した基において、酸素原子を有していてもよいヒドロカルビレン基としては、好ましくはヒドロカルビレン基であり、より好ましくはアルキレン基であり、更に好ましくはポリメチレン基である。
式(4)において、R43はヒドロカルビレン基を表す。R43のヒドロカルビレン基としては、アルカンジイル基、アルケンジイル基、アリーレン基を挙げることができる。アルカンジイル基としては、メチレン基;エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基などのポリメチレン基;2,2,4−トリメチルへキサン−1,6−ジイル基を挙げることができる。アルケンジイル基としては、ブタ−2−エン−1,4−ジイル基、2−メチルブタ−2−エン−1,4−ジイル基、ペンタ−2−エン−1,5−ジイル基を挙げることができる。アリーレン基としては、1,2−フェニレン基、1,3−フェニレン基、1,4−フェニレン基、1,3−ナフチレン基、1,4−ナフチレン基を挙げることができる。
また、R43のヒドロカルビレン基としては、共役ジエンに由来する構造単位1単位〜10単位をアルカンジイル基に結合させた基を挙げることができる。例えば、イソプレン由来の構造単位1単位〜10単位をメチレン基に結合させた基、イソプレン由来の構造単位1単位〜10単位をエチレン基に結合させた基、イソプレン由来の構造単位1単位〜10単位をトリメチレン基に結合させた基を挙げることができる。前記の共役ジエンに由来する構造単位1単位〜10単位をアルカンジイル基に結合させた基において、共役ジエンは好ましくはイソプレン及び/又はブタジエンであり、共役ジエンに由来する構造単位の単位数は、好ましくは1単位〜5単位であり、また、アルカンジイル基は好ましくはメチレン基又はポリメチレン基であり、アルカンジイル基の炭素原子数は、好ましくは1〜6であり、より好ましくは2〜4であり、さらに好ましくは2又は3である。
43のヒドロカルビレン基として好ましくは、共役ジエンに由来する構造単位1単位〜10単位をアルカンジイル基に結合させた基、又はアルカンジイル基であり、より好ましくは、ブタジエン及び/又はイソプレンからなる共役ジエンに由来する構造単位1単位〜10単位をメチレン基又はポリメチレン基に結合させた基、又はポリメチレン基であり、さらに好ましくは、イソプレンに由来する構造単位1単位〜10単位を炭素原子数2〜4のポリメチレン基に結合させた基であり、特に好ましくは、イソプレンに由来する構造単位1単位〜5単位を、エチレン基又はトリメチレン基にを結合させた基である。
式(4)において、rは0又は1を表し、好ましくは1である。
式(4)で表される化合物のうち、rが1であり、R41及びR42がヒドロカルビル基である化合物としては、2−(ジメチルアミノ)エチルリチウム、2−(ジエチルアミノ)エチルリチウム、3−(ジメチルアミノ)プロピルリチウム、3−(ジエチルアミノ)プロピルリチウムなどのジアルキルアミノアルキルリチウムを挙げることができる。また、前記のジアルキルアミノアルキルリチウムに当該化合物1molあたり1mol〜10molの共役ジエンを反応させた化合物を挙げることもできる。
式(4)で表される化合物のうち、rが1であり、R41及びR42が結合してヒドロカルビレン基である化合物としては、3−(1−ピロリジニル)プロピルリチウム、3−ピペリジノプロピルリチウム、3−(1−ヘキサメチレンイミノ)プロピルリチウムなどの環状アミノアルキルリチウムを挙げることができる。また、前記の環状アミノアルキルリチウムに当該化合物1molあたり1mol〜10molの共役ジエンを反応させた化合物を挙げることもできる。
式(4)で表される化合物のうち、rが1であり、R41がR42に結合し、R41がR42に結合した基がヘテロ原子として酸素原子を有する置換ヒドロカルビレン基である化合物としては、3−(4−モルホリノ)プロピルリチウムなどを挙げることができる。また、前記の化合物に当該化合物1molあたり1mol〜10molの共役ジエンを反応させた化合物を挙げることもできる。
式(4)で表される化合物として好ましくは、rが1であり、R43がブタジエン及びイソプレンからなる群より選ばれる少なくとも1つの共役ジエンに由来する構造単位1単位〜10単位をメチレン基又は炭素原子数2〜6のポリメチレン基に結合させた基(ただし、メチレン基又はポリメチレン基が式(4)の窒素原子に結合する。)、又は炭素原子数2〜6のポリメチレン基であり、R41及びR42が炭素原子数1〜10のアルキル基であるか、あるいはR41がR42に結合し、R41がR42に結合した基が炭素原子数2〜20のアルキレン基である化合物であり、より好ましくは、rが1であり、R43がイソプレンに由来する構造単位1単位〜10単位を炭素原子数2〜4のポリメチレン基に結合させた基(ただし、ポリメチレン基が式(5)の窒素原子に結合する。)であり、R41及びR42が炭素原子数1〜4の直鎖アルキル基であるか、あるいはR41がR42に結合し、R41がR42に結合した基が炭素原子数3〜8のポリメチレン基である化合物であり、さらに好ましくは、rが1であり、R43がイソプレンに由来する構造単位1単位〜5単位をエチレン基又はトリメチレン基に結合させた基(ただし、エチレン基又はトリメチレン基が式(5)の窒素原子に結合する。)であり、R41及びR42が炭素原子数1〜4の直鎖アルキル基である化合物である。
式(4)で表される化合物として特に好ましくは、2−(ジメチルアミノ)エチルリチウム、2−(ジエチルアミノ)エチルリチウム、3−(ジメチルアミノ)プロピルリチウム、3−(ジエチルアミノ)プロピルリチウムからなる化合物群より選択される化合物に、当該化合物1molあたりイソプレン1mol〜5molを反応させた化合物である。
式(4)で表される化合物は、単量体成分を含む溶液中において調製されたものであってもよい。
単量体成分の重合に使用する窒素原子含有基を有する有機アルカリ金属化合物の使用量は、重合において使用される単量体成分100gあたり、好ましくは0.01mmol〜15mmolである。
窒素原子含有基を有する有機アルカリ金属化合物を使用するにおいては、必要に応じて、n−ブチルリチウムなどの他のアルカリ金属触媒を併用してもよい。
重合して得られた分子鎖の一端が活性なリビング共役ジエン系重合体と上記の式(1)で表される化合物とを反応させることによって、本発明の共役ジエン系重合体変性物を製造できる。
上記の式(1)で表される化合物の添加量は、重合に用いるアルカリ金属触媒1molあたり、通常、0.1mol〜3molであり、好ましくは、0.5mol〜2molであり、より好ましくは、0.7mol〜1.5molである。
共役ジエン系重合体と上記の式(1)で表される化合物とを反応させる温度は、通常、25℃〜100℃であり、好ましくは、35℃〜90℃であり、より好ましくは、50℃〜80℃である。反応させる時間は、通常、60秒〜5時間であり、好ましくは、5分〜1時間である。
<カップリング>
本発明の共役ジエン系重合体変性物の製造方法においては、単量体の重合開始から、後述する重合体変性物の回収までに、重合溶液にカップリング剤を添加してもよい。カップリング剤としては、下記式(5)で表される化合物を挙げることができる。
51 aML4-a (5)
(式中、R51はアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基またはアリール基を表し、Mはケイ素原子またはスズ原子を表し、Lはハロゲン原子またはヒドロカルビルオキシ基を表し、aは0〜2の整数を表す。)
上記式(5)で表されるカップリング剤としては、四塩化ケイ素、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、四塩化スズ、メチルトリクロロスズ、ジメチルジクロロスズ、、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメトキシジメチルシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ジメトキシジエチルシラン、ジエトキシジメチルシラン、テトラエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ジエトキシジエチルシランなどを挙げることができる。
重合溶液にカップリング剤を添加する場合、カップリング剤の添加量は、共役ジエン系重合体の加工性を高めるために、アルカリ金属触媒由来のアルカリ金属1mol当たり、好ましくは0.03mol以上であり、より好ましくは0.05mol以上である。また、省燃費性を高めるために、好ましくは0.4mol以下であり、より好ましくは0.3mol以下である。
<重合体変性物の回収>
本発明の共役ジエン系重合体変性物の製造方法においては、重合体が溶解している溶液から重合体を回収する前に、重合体の未反応の活性末端をメタノール、イソプロピルアルコール、1−ブタノールなどのアルコールにより処理してもよい。
重合体が溶解している溶液から共役ジエン系重合体を回収する方法としては公知の方法を用いることができ、例えば(A)共役ジエン系重合体を含有する溶液に凝固剤を添加する方法、(B)共役ジエン系重合体を含有する溶液にスチームを添加する方法、を挙げることができる。回収した共役ジエン系重合体は、バンドドライヤーや押出型ドライヤーなどの公知の乾燥機で乾燥してもよい。
[重合体組成物]
本発明の共役ジエン系重合体変性物に、他の重合体成分や添加剤などを配合して、重合体組成物を調製してもよい。
他の重合体成分としては、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、ポリブタジエンゴム、ブタジエン−イソプレン共重合体ゴム、ブチルゴムを挙げることができる。また、天然ゴム、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−オクテン共重合体なども挙げることができる。これらの重合体成分は、2種類以上を併用してもよい。
本発明の共役ジエン系重合体変性物に他の重合体成分を配合する場合、重合体組成物中における本発明の共役ジエン系重合体変性物の含有量は、省燃費性を高めるために、重合体組成物中における重合体成分の総量(共役ジエン系重合体を含む)を100重量%に対して、好ましくは10重量%以上であり、より好ましくは20重量%以上である。
添加剤としては、公知のものを用いることができ、硫黄などの加硫剤;チアゾール系加硫促進剤、チウラム系加硫促進剤、スルフェンアミド系加硫促進剤、グアニジン系加硫促進剤などの加硫促進剤;ステアリン酸、酸化亜鉛などの加硫活性化剤;ジクミルパーオキシド、ジターシャリブチルパーオキシドなどの有機過酸化物;シリカ、カーボンブラックなどの補強剤;炭酸カルシウム、タルク、アルミナ、クレー、水酸化アルミニウム、マイカなどの充填剤;シランカップリング剤;伸展油;加工助剤;老化防止剤;滑剤を例示することができる。
硫黄としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄があげられる。硫黄の配合量は、重合体成分100重量部に対して、好ましくは0.1重量部〜15重量部であり、より好ましくは0.3重量部〜10重量部であり、さらに好ましくは0.5重量部〜5重量部である。
加硫促進剤としては、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジサルファイド、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド等のチアゾール系加硫促進剤;テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド等のチウラム系加硫促進剤;N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−オキシメチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−オキシエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N,N’−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド等のスルフェンアミド系加硫促進剤;ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、オルトトリルビグアニジン等のグアニジン系加硫促進剤を挙げることができる。加硫促進剤の配合量は、重合体成分100重量部に対して、好ましくは0.1重量部〜5重量部であり、より好ましくは0.2重量部〜3重量部である。
補強剤としては、シリカ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、及びカーボンブラックを挙げることができる。
シリカとしては、乾式シリカ(無水ケイ酸)、湿式シリカ(含水ケイ酸)、コロイダルシリカ、沈降シリカなどを挙げることができる。これらは1種以上用いることができる。シリカのBET比表面積は、好ましくは、50m2/g〜250m2/gである。該BET比表面積は、ASTM D1993−03に従って測定される。市販品としては、デグッサ社製 商品名 ウルトラシルVN3−G、東ソー・シリカ社製 商品名 VN3、AQ、ER、RS−150、Rhodia社製 商品名 Zeosil 1115MP、1165MP等を用いることができる。
カーボンブラックとしては、ファーネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、チャンネルブラック、グラファイトなどを挙げることができる。カーボンブラックとしては、EPC、MPC及びCCのようなチャンネルカーボンブラック;SAF、ISAF、HAF、MAF、FEF、SRF、GPF、APF、FF、CF、SCF及びECFのようなファーネスカーボンブラック;FT及びMTのようなサーマルカーボンブラック;アセチレンカーボンブラックが例示される。これらは2種類以上を併用してもよい。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積(N2SA)は、好ましくは、5m2/g〜200m2/gであり、また、カーボンブラックのジブチルフタレート(DBP)吸収量は、好ましくは、5ml/100g〜300ml/100gである。該窒素吸着比表面積は、ASTM D4820−93に従って測定され、該DBP吸収量は、ASTM D2414−93に従って測定される。市販品としては、三菱化学社製 商品名 ダイヤブラックN339、東海カーボン社製 商品名 シースト6、シースト7HM、シーストKH、デグッサ社製 商品名 CK 3、Special Black 4A等を用いることができる。
重合体組成物における補強剤の含有量は、本発明の共役ジエン系重合体変性物100重量部に対して、耐摩耗性および強度を高めるために、好ましくは10重量部以上であり、より好ましくは20重量部以上であり、さらに好ましくは30重量部以上である。また、補強性を高めるために、好ましくは150重量部以下であり、より好ましくは120重量部以下であり、さらに好ましくは100重量部以下である。
シランカップリング剤としては、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)ジスルフィド、ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)テトラスルフィド、γ−トリメトキシシリルプロピルジメチルチオカルバミルテトラスルフィド、γ−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアジルテトラスルフィドなどを挙げることができる。これらは1種以上用いられる。市販品としては、デグッサ社製 商品名 Si69、Si75等を用いることができる。
シランカップリング剤の配合量は、シリカ100重量部に対して、好ましくは1重量部〜20重量部であり、より好ましくは2重量部〜15重量部であり、さらに好ましくは5重量部〜10重量部である。
伸展油としては、アロマチック系鉱物油(粘度比重恒数(V.G.C.値)0.900〜1.049)、ナフテン系鉱物油(V.G.C.値0.850〜0.899)、パラフィン系鉱物油(V.G.C.値0.790〜0.849)などを挙げることができる。伸展油の多環芳香族含有量は、好ましくは3重量%未満であり、より好ましくは1重量%未満である。該多環芳香族含有量は、英国石油学会346/92法に従って測定される。また、伸展油の芳香族化合物含有量(CA)は、好ましくは20重量%以上である。これらの伸展油は、1種以上用いられる。
本発明の共役ジエン系重合体変性物に、他の重合体成分や添加剤などを配合して重合体組成物を製造する方法としては、例えば、各成分をロール及びバンバリー等の公知の混合機で混練する方法を用いることができる。
混練条件としては、加硫剤および加硫促進剤以外の添加剤を配合する場合、混練温度は、通常50℃〜200℃であり、好ましくは80℃〜190℃であり、混練時間は、通常30秒〜30分であり、好ましくは1分〜30分である。加硫剤、加硫促進剤を配合する場合、混練温度は、通常100℃以下であり、好ましくは室温〜80℃である。また、加硫剤、加硫促進剤を配合した組成物は、通常、プレス加硫などの加硫処理を行って用いられる。加硫温度としては、通常120℃〜200℃、好ましくは140℃〜180℃である。
本発明の重合体組成物は、グリップ性および省燃費製に優れ、タイヤに好適に用いられる。
物性評価は次の方法で行った。
1.ムーニー粘度(ML1+4
JIS K6300(1994)に従って、100℃にて重合体のムーニー粘度を測定した。
2.ビニル結合量(単位:モル%)
赤外分光分析法により、ビニル基の吸収ピークである910cm-1付近の吸収強度より重合体のビニル結合量を求めた。
3.スチレンに由来する単量体単位の含有量(単位:重量%)
JIS K6383(1995)に従って、屈折率から重合体のスチレンに由来する単量体単位の含有量を求めた。
4.グリップ性
シート状の加硫成形体から幅1mmまたは2mm、長さ40mmの短冊上試験片を打ち抜き、試験に供した。測定は、粘弾性測定装置(上島製作所社製)によって、歪み2.5%及び周波数10Hzの条件下で、温度0℃での試験片の損失正接(tanδ(0℃))を測定した。この値が大きいほど、グリップ性に優れる。
5.省燃費性
シート状の加硫成形体から幅1mmまたは2mm、長さ40mmの短冊上試験片を打ち抜き、試験に供した。測定は、粘弾性測定装置(上島製作所社製)によって、歪み1%及び周波数10Hzの条件下で、温度70℃での試験片の損失正接(tanδ(70℃))を測定した。この値が小さいほど、省燃費性に優れる。
[実施例1]
内容積30リットルの撹拌装置付きステンレス製重合反応器を、洗浄、乾燥し、当該重合反応器の内部のガスを乾燥窒素に置換した。次に、工業用ヘキサン(密度680kg/m3)15.3kg、1,3−ブタジエン912g、スチレン288g、テトラヒドロフラン9.1ml、エチレングリコールジエチルエーテル6.4mlを、それぞれ、重合反応器内に投入した。次に、重合開始剤の失活に作用する不純物を予め無毒化させるために、スカベンジャーとして少量のn−ブチルリチウムのヘキサン溶液を重合反応器内に投入した。
n−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶液(n−ブチルリチウムの含有量19.2mmol)を重合反応器内に投入し、重合反応を開始した。
重合反応を3時間行った。重合反応中、重合反応器内の温度を65℃に調整し、重合反応器内の溶液を撹拌速度130rpmで攪拌し、重合反応器内には、1,3−ブタジエン1368gとスチレン432gとを連続的に供給した。
2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−t−ペンチルフェニル アクリレート19.2mmolを含むTHF溶液20mlを重合反応器内に投入し、重合体溶液を15分間撹拌した。次に、メタノール1.2mlを含むヘキサン溶液20mlを重合反応器内に投入し、重合体溶液を5分間撹拌した。
2−tert−ブチル−6−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート(住友化学社製、商品名:スミライザーGM)12.0g、ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)(住友化学社製、商品名:スミライザーTP−D)6.0gを重合反応器内に投入し、次に、重合体溶液を、常温、24時間で蒸発させ、更に55℃で12時間減圧乾燥し、重合体を得た。重合体の評価結果を表1に示す。
得られた重合体100重量部、カーボンブラック(三菱化学社製、商品名:ダイヤブラックN339)50重量部、伸展油(ジャパンエナジー社製、商品名:JOMOプロセスNC−140)10重量部、老化防止剤(住友化学社製、商品名:アンチゲン3C)1重量部、ワックス(大内新興化学工業社製、商品名:サンノックN)1.5重量部、亜鉛華4重量部、ステアリン酸2重量部、加硫促進剤(住友化学社製、商品名:ソクシノールCZ)1重量部、硫黄1.75重量部を、ラボプラストミルにて混練して、重合体組成物を調製した。得られた重合体組成物を6インチロールでシートに成形し、該シートを160℃で45分加熱して加硫させ、加硫シートを調製した。加硫シートの物性評価結果を表1に示す。
[比較例1]
内容積30リットルの撹拌装置付きステンレス製重合反応器を、洗浄、乾燥し、当該重合反応器の内部のガスを乾燥窒素に置換した。次に、工業用ヘキサン(密度680kg/m3)15.3kg、1,3−ブタジエン912g、スチレン288g、テトラヒドロフラン9.1ml、エチレングリコールジエチルエーテル6.4mlを、それぞれ、重合反応器内に投入した。次に、重合開始剤の失活に作用する不純物を予め無毒化させるために、スカベンジャーとして少量のn−ブチルリチウムのヘキサン溶液を重合反応器内に投入した。
n−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶液(n−ブチルリチウムの含有量17.1mmol)を重合反応器内に投入し、重合反応を開始した。
重合反応を3時間行った。重合反応中、重合反応器内の温度を65℃に調整し、重合反応器内の溶液を撹拌速度130rpmで攪拌し、重合反応器内には、1,3−ブタジエン1368gとスチレン432gとを連続的に供給した。
メタノール1.2mlを含むヘキサン溶液20mlを重合反応器内に投入し、重合体溶液を5分間撹拌した。
2−tert−ブチル−6−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート(住友化学社製、商品名:スミライザーGM)12.0g、ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)(住友化学社製、商品名:スミライザーTP−D)6.0gを重合反応器内に投入し、次に、重合体溶液を、常温、24時間で蒸発させ、更に55℃で12時間減圧乾燥し、重合体を得た。重合体の評価結果を表1に示す。
得られた重合体100重量部、カーボンブラック(三菱化学社製、商品名:ダイヤブラックN339)50重量部、伸展油(ジャパンエナジー社製、商品名:JOMOプロセスNC−140)10重量部、老化防止剤(住友化学社製、商品名:アンチゲン3C)1重量部、ワックス(大内新興化学工業社製、商品名:サンノックN)1.5重量部、亜鉛華4重量部、ステアリン酸2重量部、加硫促進剤(住友化学社製、商品名:ソクシノールCZ)1重量部、硫黄1.75重量部を、ラボプラストミルにて混練して、重合体組成物を調製した。得られた重合体組成物を6インチロールでシートに成形し、該シートを160℃で45分加熱して加硫させ、加硫シートを調製した。加硫シートの物性評価結果を表1に示す。
Figure 2014019841
[実施例2]
内容積20リットルの撹拌装置付きステンレス製重合反応器を、洗浄、乾燥し、当該重合反応器の内部のガスを乾燥窒素に置換した。次に、工業用ヘキサン(密度680kg/m3)10.2kg、1,3−ブタジエン608g、スチレン192g、テトラヒドロフラン6.1ml、エチレングリコールジエチルエーテル4.6mlを重合反応器内に投入した。次に、重合開始剤の失活に作用する不純物を予め無毒化させるために、スカベンジャーとして少量のn−ブチルリチウムのヘキサン溶液を重合反応器内に投入した。
ビス(ジエチルアミノ)メチルビニルシラン2.63gを重合反応器内に投入し、続いて、3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−プロピルリチウムとイソプレンとを反応させた化合物[反応割合:イソプレン/3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−プロピルリチウム=2/1(モル比)。FMC社製、商品名:AI−200CE2(シクロヘキサン溶液)。]14.3mmolをシクロヘキサン溶液として重合反応器内に投入し、重合反応を開始した。
重合反応を3時間行った。重合反応中、重合反応器内の温度を65℃に調整し、重合反応器内の溶液を撹拌速度130rpmで攪拌し、重合反応器内には、1,3−ブタジエン912gとスチレン288gとを連続的に供給した。また、重合反応器に投入・供給した単量体総量を100重量%として、ビス(ジエチルアミノ)メチルビニルシランの投入量は0.13重量%であった。
2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−t−ペンチルフェニル アクリレート14.3mmolを含むTHF溶液20mlを重合反応器内に投入し、重合体溶液を15分間撹拌した。次に、メタノール1.2mlを含むヘキサン溶液20mlを重合反応器内に投入し、重合体溶液を5分間撹拌した。
2−tert−ブチル−6−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート(住友化学社製、商品名:スミライザーGM)8.0g、ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)(住友化学社製、商品名:スミライザーTP−D)4.0gを重合反応器内に投入し、次に、重合体溶液を、常温、24時間で蒸発させ、更に55℃で12時間減圧乾燥し、重合体を得た。重合体の評価結果を表2に示す。
得られた重合体100重量部、シリカ(デグッサ社製、商品名:ウルトラシルVN3−G)78.4重量部、シランカップリング剤(デグッサ社製、商品名:Si69)6.4重量部、カーボンブラック(三菱化学社製、商品名:ダイヤブラックN339)6.4重量部、伸展油(ジャパンエナジー社製、商品名:JOMOプロセスNC−140)47.6重量部、老化防止剤(住友化学社製、商品名:アンチゲン3C)1.5重量部、ステアリン酸2重量部、亜鉛華2重量部、加硫促進剤(住友化学社製、商品名:ソクシノールCZ)1重量部、加硫促進剤(住友化学社製、商品名:ソクシノールD)1重量部、ワックス(大内新興化学工業社製、商品名:サンノックN)1.5重量部、硫黄1.4重量部を、ラボプラストミルにて混練して、重合体組成物を調製した。得られた重合体組成物を6インチロールでシートに成形し、該シートを160℃で45分加熱して加硫させ、加硫シートを調製した。加硫シートの物性評価結果を表2に示す。
[比較例2]
内容積20リットルの撹拌装置付きステンレス製重合反応器を、洗浄、乾燥し、当該重合反応器の内部のガスを乾燥窒素に置換した。次に、工業用ヘキサン(密度680kg/m3)10.2kg、1,3−ブタジエン608g、スチレン192g、テトラヒドロフラン6.1ml、エチレングリコールジエチルエーテル4.0mlを重合反応器内に投入した。次に、重合開始剤の失活に作用する不純物を予め無毒化させるために、スカベンジャーとして少量のn−ブチルリチウムのヘキサン溶液を重合反応器内に投入した。
n−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶液(n−ブチルリチウムの含有量12.4mmol)を重合反応器内に投入し、重合反応を開始した。
重合反応を3時間行った。重合反応中、重合反応器内の温度を65℃に調整し、重合反応器内の溶液を撹拌速度130rpmで攪拌し、重合反応器内には、1,3−ブタジエン912gとスチレン288gとを連続的に供給した。
2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−t−ペンチルフェニル アクリレート14.3mmolを含むTHF溶液20mlを重合反応器内に投入し、重合体溶液を15分間撹拌した。次に、メタノール1.2mlを含むヘキサン溶液20mlを重合反応器内に投入し、重合体溶液を5分間撹拌した。
2−tert−ブチル−6−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート(住友化学社製、商品名:スミライザーGM)8.0g、ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)(住友化学社製、商品名:スミライザーTP−D)4.0gを重合反応器内に投入し、次に、重合体溶液を、常温、24時間で蒸発させ、更に55℃で12時間減圧乾燥し、重合体を得た。重合体の評価結果を表2に示す。
得られた重合体100重量部、シリカ(デグッサ社製、商品名:ウルトラシルVN3−G)78.4重量部、シランカップリング剤(デグッサ社製、商品名:Si69)6.4重量部、カーボンブラック(三菱化学社製、商品名:ダイヤブラックN339)6.4重量部、伸展油(ジャパンエナジー社製、商品名:JOMOプロセスNC−140)47.6重量部、老化防止剤(住友化学社製、商品名:アンチゲン3C)1.5重量部、ステアリン酸2重量部、亜鉛華2重量部、加硫促進剤(住友化学社製、商品名:ソクシノールCZ)1重量部、加硫促進剤(住友化学社製、商品名:ソクシノールD)1重量部、ワックス(大内新興化学工業社製、商品名:サンノックN)1.5重量部、硫黄1.4重量部を、ラボプラストミルにて混練して、重合体組成物を調製した。得られた重合体組成物を6インチロールでシートに成形し、該シートを160℃で45分加熱して加硫させ、加硫シートを調製した。加硫シートの物性評価結果を表2に示す。
Figure 2014019841

Claims (4)

  1. 共役ジエン系重合体を、下記の式(1)で表される化合物で変性して得られる共役ジエン系重合体変性物。

    Figure 2014019841

    (式(1)中、R11及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、又は炭素原子数5〜8のシクロアルキル基を表し、R13は、水素原子、又は炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。Xは、単結合、硫黄原子、酸素原子、炭素原子数1〜8のアルキリデン基、又は炭素原子数5〜8のシクロアルキリデン基を表す。)
  2. 少なくとも一方の重合体鎖末端に窒素原子含有基を有している請求項1に記載の共役ジエン系重合体変性物。
  3. 炭化水素溶媒中においてアルカリ金属触媒を用いて、共役ジエン系化合物を含む単量体を重合させ、分子鎖の一端が活性なリビング共役ジエン系重合体を得、該リビング共役ジエン系重合体と下記の式(1)で表される化合物とを反応させる共役ジエン系重合体変性物の製造方法。
    Figure 2014019841


    (式(1)中、R11及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、又は炭素原子数5〜8のシクロアルキル基を表し、R13は、水素原子、又は炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。Xは、単結合、硫黄原子、酸素原子、炭素原子数1〜8のアルキリデン基、又は炭素原子数5〜8のシクロアルキリデン基を表す。)
  4. 請求項1または2に記載の共役ジエン系重合体変性物と補強剤とを含有し、補強剤の含有量が、該共役ジエン系重合体変性物の含有量100重量部に対して、10重量部〜150重量部である重合体組成物。
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