JP2014019370A - 車両用表示制御装置及び車両用表示制御方法 - Google Patents

車両用表示制御装置及び車両用表示制御方法 Download PDF

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Minoru Murata
稔 村田
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和弘 北村
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Abstract

【課題】運転者の運転を支援する情報が適切に表示されるよう制御することを目的とする。
【解決手段】車両用表示装置における表示方法は、車両が走行中であるか否かを判定する走行中状態判定工程(S11)と、画像信号を取得する画像取得工程(S12)と、走行中に表示させることを許可することを示す走行中表示許可情報が画像信号に含まれているか否かを判定する許可情報取得工程(S12)と、走行中状態判定工程における、車両が走行中であるか否かの判定結果と、許可情報取得工程における、走行中表示許可情報が画像信号に含まれているか否かの判定結果とに基づいて、画像信号に基づく画像を視認される態様で出力するよう制御するか、画像信号に基づく画像を視認される態様で出力させないよう制御するかを判定する画像出力制御工程(S13,S14)と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用表示制御装置及び車両用表示制御方法に関する。
ヘッドアップディスプレイと呼ばれる車両用表示装置が知られている。ヘッドアップディスプレイは、車外から入る光を透過すると共に、車内に配置された光学ユニットから投射された画像を反射するコンバイナと呼ばれる光学素子を用いて、車外の風景に重畳して、情報を表示する表示装置である。ヘッドアップディスプレイは、車外の景色を視認している運転者が視線や焦点をほとんど変化させることなく光学ユニットから投射された画像の情報を認識することができるため、車両用の表示装置として近年注目を集めている。
特許文献1は、車両のダッシュボードに搭載させるヘッドアップディスプレイにおいて、X軸ステージ、Z軸ステージ及び回転ステージを用いることにより、視認できる空間を調整することについて開示している。
特開平10−278629号公報
上述したようなヘッドアップディスプレイでは、車両の走行中において、車両の走行経路や交通情報等運転者の運転を支援する情報が適切に表示されることが望ましい。
本発明は、上述の事情に鑑みてされたものであり、運転者の運転を支援する情報が適切に表示されるよう制御する車両用表示制御装置及び車両用表示制御方法を提供することを目的とする。
本発明の車両用画像表示装置は、車両が走行中であるか否かを判定する走行中状態判定部と、画像信号を取得する画像取得部と、走行中に表示させることを許可することを示す走行中表示許可情報が前記画像信号に含まれているか否かを判定する許可情報取得部と、前記走行中状態判定部による、車両が走行中であるか否かの判定結果と、前記許可情報取得部による、走行中表示許可情報が前記画像信号に含まれているか否かの判定結果とに基づいて、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力するよう制御するか、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力させないよう制御するかを判定する画像出力制御部と、を有することを特徴とする車両用表示制御装置である。
本発明の車両用画像表示方法は、車両が走行中であるか否かを判定する走行中状態判定工程と、画像信号を取得する画像取得工程と、走行中に表示させることを許可することを示す走行中表示許可情報が前記画像信号に含まれているか否かを判定する許可情報取得工程と、前記走行中状態判定工程における、車両が走行中であるか否かの判定結果と、前記許可情報取得工程における、走行中表示許可情報が前記画像信号に含まれているか否かの判定結果とに基づいて、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力するよう制御するか、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力させないよう制御するかを判定する画像出力制御工程と、を有することを特徴とする車両用表示制御方法である。
本発明の車両用表示制御装置及び車両用表示制御方法によれば、運転者の運転を支援する情報が適切に表示されるよう制御することができる。
本発明の車両用表示装置であるヘッドアップディスプレイについて車両内部からの視野により示す斜視図である。 表示制御装置の構成を示すブロック図である。 車両の内外の状態を示す信号を出力するセンサー群の機能構成を示すブロック図である。 画像制御部の機能構成を示すブロック図である。 NTSC(National Television System Committee)コンポジットビデオ信号について説明するための図である。 画像出力制御部の画像出力の制御を示すフローチャートである。 ナビゲーション情報の表示例を示す図である。 ナビゲーション情報の表示出力が停止された旨の画面を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。かかる実施形態に示す具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本実施形態に係る車両用表示装置として、車両が備えるルームミラー(バックミラー)に取り付けられて使用されるヘッドアップディスプレイを例に挙げ、図1を参照して、その外観構成について説明する。図1は、本実施形態に係るヘッドアップディスプレイ10を、このヘッドアップディスプレイ10が取り付けられたルームミラー600から車両の図示しないウィンドシールド(フロントガラス)の方(車両前方)に向かう視野により観察するよう設置した態様を示す斜視図である。以後の説明において、前、後、左、右で示される方向は、それぞれ車両の前方、後方、車両の左側方向、右側方向を意味するものとする。また、車両が水平な路面を走行している場合における重力方向とは反対の方向を上とし、重力方向を下とする。
ヘッドアップディスプレイ10は、画像生成基板収納部150及び画像表示基板収納部100とを備える。画像生成基板収納部150は、外部からの画像信号を受信し、コンバイナ400に虚像として表示される画像に係る画像信号を生成する画像生成基板を収納する。画像表示基板収納部100は、画像生成基板において生成された画像信号を、ケーブル190を介して受信し、受信した画像信号を光学ユニット200に出力する画像表示基板を収納する。ヘッドアップディスプレイ10における表示画像の処理及び制御は、この画像生成基板収納部150内の回路及び画像表示基板収納部100内の回路において実行され、本明細書においては、これらを合わせて表示制御装置(車両用表示制御装置)1000と呼ぶ。ここで、画像表示基板収納部100は、不図示の取付部材を介してルームミラー600に取り付けられる。
ヘッドアップディスプレイ10は、画像表示基板から出力された画像信号が入力される光学ユニット200を備える。光学ユニット200は、光学ユニット本体210、及び投射部300を備える。光学ユニット本体210には、光源、画像表示素子、及び各種光学レンズなどが収納される。投射部300には、各種投射ミラー及び中間像スクリーンが収納される。画像表示基板が出力した画像信号は、光学ユニット本体210の上記各デバイス、及び投射部300の上記各デバイスを介して、投射口301から凹面形状を有するコンバイナ400に画像表示光として投射される。なお、本実施形態では画像表示素子として反射型液晶表示パネルであるLCOS(Liquid crystal on silicon)を用いる場合を例示するが、画像表示素子としてDMD(Digital Micromirror Device)を用いてもよい。その場合、適用する表示素子に応じた光学系及び駆動回路で構成するものとする。また、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等を用いたレーザ型の表示装置であってもよい。
光学ユニット200は画像表示基板収納部100に対して回動可能な構成となっている。さらに、本実施形態に係るヘッドアップディスプレイ10では、投射部300及びコンバイナ400は光学ユニット本体210の所定の面に対して取付け向きが変更可能、また脱着可能な構成となっている。しかしながら、光学ユニット200及び画像表示基板収納部100は互いに回動可能でなくてもよく、一つの筐体内に配置されて構成されていてもよい。
運転者であるユーザは投射された画像表示光をコンバイナ400を介して虚像として認識する。図1では、投射部300が「A」の文字の画像表示光をコンバイナ400に投射している。ユーザはコンバイナ400を見ることで、「A」の文字が、ユーザから例えば1.7m〜2.0m前方(車両前方)に表示されているかのように認識する、すなわち虚像450を認識することができる。ここで、投射部300からコンバイナ400に投射される画像表示光の中心軸を投射軸320と定義する。
図2は、表示制御装置1000の構成を示すブロック図である。この図に示されるように、表示制御装置1000は、画像生成部1100及び画像表示部1200を有している。
本実施形態において、画像生成部1100は、画像生成基板収納部150に収納されている画像生成基板によって実現される。画像生成部1100は、不図示のナビゲーションシステム及びスマートフォン等の外部機器1600から入力される画像信号を受信し、コンバイナ400を介して表示される画像の画像情報を生成し、表示制御情報と共に出力する。
また、本実施形態において、画像表示部1200は、画像表示基板収納部100に収納されているに画像表示基板によって実現される。画像表示部1200は、画像生成部1100から出力された画像情報及び表示制御情報を受信し、受信された情報に基づいて光源及び画像表示素子を制御して画像をコンバイナ400に投射させる。なお、本実施形態においては、画像生成部1100及び画像表示部1200は、それぞれ画像生成基板収納部150及び画像表示基板収納部100内の機能ブロックであることとしたが、いずれかの収納部に配置される機能ブロックであってもよいし、統合して一つの収納部に配置されるものであってもよい。
以下、本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、CPUやDSPをはじめとする素子やメモリで実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組み合わせによって様々なかたちで実現できることは、当業者に理解されるところである。
ここで、画像生成部1100は、操作受付部1170、情報取得部1180、画像制御部1110及び画像処理部1140を有している。操作受付部1170は、利用者により操作されるリモコン1400からの信号を受信する。情報取得部1180は、車両の内外の状態を示す信号を出力する複数の機器からなるセンサー群1500からの情報を取得する。画像処理部1140は、外部機器1600から出力される画像信号を受信(取得)し、その受信した画像信号を、画像制御部1110の指示に従って、デコード等の画像処理を施して、画像制御部1110及び画像表示部1200に出力する。このように画像処理部1140は、画像取得部としても機能している。
画像制御部1110は、操作受付部1170で取得されたリモコン1400の操作の情報、情報取得部1180により取得されたセンサー群1500からの情報、及び画像処理部1140が受信した画像信号に含まれる走行中表示許可情報(後に詳述)に基づいて、出力すべき画像の出力を制御する。画像処理部1140は、画像制御部1110の制御に従って画像表示部1200に画像出力することとなる。
なお、本実施形態において、一例として、画像処理部1140は、外部機器1600から出力される画像信号を、NTSC方式のコンポジットビデオ信号で受信するものとする。また、画像処理部1140は、外部機器1600から出力される画像信号を有線で受信するものとする。
また、画像表示部1200は、駆動部1270、表示調整部1240及び表示制御部1210を有している。駆動部1270は、光学ユニット200の光源及び画像表示素子を駆動させる。表示調整部1240は、画像処理部1140から出力された画像信号を受信し、画像表示素子に適した画像データへと画像調整を行って駆動部1270に出力する。
表示調整部1240は、例えば、LCOS素子に合わせたガンマ補正、画素変換(例えばRGB3画素からRGGB4画素への変換)等の調整を行う。
表示制御部1210は、画像制御部1110からの表示制御情報を受信すると共に、光源の温度を検知する温度センサ等の光学ユニットセンサー群1300の情報を取得し、表示調整部1240及び駆動部1270を制御する。
図3は、車両の内外の状態を示す信号を出力するセンサー群1500の機能ブロックを示すブロック図である。この図に示されるように、センサー群1500は、パーキングブレーキ検知部1501、速度計1502、加速度計1503、方向指示器1504、GPS(Global Positioning System)端末1505及びジャイロスコープ1506を有している。パーキングブレーキ検知部1501は、運転席の側方にあるパーキングブレーキが引かれているか否かを示す信号を送信する走行中検知部である。速度計1502は、車両の速度の情報を検知して出力し、加速度計1503は、車両の前後左右上下加速度を検知して出力する。また、方向指示器1504は、運転者が右折及び左折の際に操作される方向指示器の状態を示す情報を出力し、GPS端末1505は、GPS衛星から得た時間情報を基に車両の現在位置を演算し、その現在位置を示す位置情報を出力する。ジャイロスコープ1506は、車両の角度又は角速度を検出して出力する。
図4は、画像制御部1110の機能構成を示すブロック図である。この図に示されるように、画像制御部1110は、許可情報取得部1121、走行中状態判定部1122及び画像出力制御部1123を有している。
ここで、許可情報取得部1121は、車両の走行中にコンバイナ400を介して表示させることが許可された画像であることを示す走行中表示許可情報を取得し、走行中状態判定部1122は、パーキングブレーキ検知部1501が出力する信号に基づいて、走行中であるかどうかを判定する。画像出力制御部1123は、許可情報取得部1121及び走行中状態判定部1122が取得した情報に基づいて、画像信号に基づく画像の出力又は出力停止を行う。
ここで、走行中表示許可情報は、例えば、画像信号のクローズドキャプション領域に埋め込まれた情報であり、特定の文字(例えば「NAVI」)を示す情報である。外部機器1600は、このような走行中表示許可情報を埋め込んだ画像信号を生成して出力し、画像処理部1140は、その外部機器1600から出力される画像信号を受信することとなる。
画像処理部1140は、クローズドキャプション領域に埋め込まれた文字情報を、デコードして、画像制御部1110に出力する。
画像制御部1110の許可情報取得部1121は、その文字情報が予め定められた文字情報と一致するか否かを判定し、判定の結果、一致する場合、画像出力制御部1123は、その走行中表示許可情報を含む画像信号は、走行中に表示可能な画像であると判定し、画像処理部1140から画像表示部1200へと出力させる。よって、外部機器から取得した画像信号に基づく画像を視認される態様で出力させることとなる。
一方、許可情報取得部1121による判定の結果、その文字情報が予め定められた文字情報と一致しなかった場合、画像出力制御部1123は、その走行中表示許可情報を含む画像信号は、走行中に表示可能ではない画像であると判定し、画像処理部1140から画像表示部1200へと出力させないよう制御する。よって、外部機器から取得した画像信号に基づく画像は視認される態様で出力されないこととなる。
なお、本実施形態において、外部機器1600は、車両の運転者を支援するための情報を示す画像信号については走行中表示許可情報を埋め込んで出力し、DVDを再生した画像信号等のその他の画像信号については、走行中表示許可情報を埋め込まずに(又は走行中に表示を許可しない情報を埋め込んで)出力するものとする。
クローズドキャプション領域とは、映像信号内に含まれる字幕情報が格納される領域であり、例えばNTSCコンポジットビデオ信号においては、図5に示されるように、525ラインある1フレームのデータ領域のうち、画像信号が保存される有効画像領域とは異なる領域の21ライン目の領域198をいい、この例では、この領域198に「NAVI」という文字を示す信号が埋め込まれることとする。
本実施形態においては、走行中は、運転支援に関連のない映画等の画像を表示せずに、運転を支援する画像のみを表示することを想定している。
映画等の画像では、クローズドキャプション領域を使用する必要性が高く、運転を支援する画像についてはクローズドキャプション領域を使用する必要性が低い。
つまり、クローズドキャプション領域を、走行中表示許可情報を埋め込む領域として用いることで、映画等の画像に走行中表示許可情報を埋め込まれることを防止できるとともに、運転者の運転を支援する情報を適切に表示することができる。
また、コンポジット映像信号のように、既存の映像信号においても走行中表示許可情報を埋め込むことができる。
本実施形態においては、ヘッドアップディスプレイ10が受信する画像信号において使用されない領域であるクローズドキャプション情報の領域に走行中表示許可情報を埋め込むこととしたが、そのほかにも、例えばCGMS(Copy Generation Management System)等の著作権管理情報が埋め込まれる領域(NTSC信号においては20ラインや283/284ライン)に埋め込むことができる。
例えば、外部機器1600は、車両の運転者を支援するための情報を示す画像信号については、コピーが禁止であることを示すコピービットと、1回だけコピー可能であることを示すコピービットとを、1フィールド毎に交互に繰り返すような画像信号を生成して出力する。つまり、所定の規則性を持って変化するコピービット情報を、走行中表示許可情報として画像信号に埋め込んで出力する。通常、一のコンテンツ中において、コピー禁止か否かが変化することはないため、このように、一のコンテンツ中においてコピー禁止か否かが変化するような特別なコピービットにすることで、走行中表示許可情報とすることができる。
画像制御部1110の許可情報取得部1121は、コピービットを取得し、コピービットが通常のコピービットであるか、又は、走行中表示許可情報を示すコピービットであるかを判定する。つまり、一のコンテンツ中においてコピー禁止か否かが変化するような、予め定められた規則性を持って変化するコピービットであるか否かを判定する。
そして、許可情報取得部1121による判定の結果、コピービットが、規則性を持って変化するコピービットであった場合、画像出力制御部1123は、その画像信号は走行中表示許可情報を含み、走行中に表示可能な画像であると判定し、画像処理部1140から画像表示部1200へと出力させる。よって、外部機器から取得した画像信号に基づく画像を視認される態様で出力させることとなる。
許可情報取得部1121による判定の結果、コピービットが、規則性を持って変化するコピービットでなかった場合、画像出力制御部1123は、その画像信号は走行中表示許可情報を含まず、走行中に表示可能ではない画像であると判定し、画像処理部1140から画像表示部1200へと出力させないよう制御する。よって、外部機器から取得した画像信号に基づく画像を視認される態様で出力させないこととなる。
映画等の画像では、コピーガードのために著作権管理情報が埋め込まれる領域を使用する必要性が高く、運転を支援する画像についてはクローズドキャプション領域を用いる必要性が低い。
つまり、著作権管理情報に用いる領域を、走行中表示許可情報を埋め込む領域として用いることで、映画等の画像に走行中表示許可情報を埋め込まれることを防止できるとともに、運転者の運転を支援する情報を適切に表示することができる。
また、コンポジット映像信号のように、既存の映像信号においても走行中表示許可情報を埋め込むことができる。なお、運転者の運転を支援する画像表示において必要性が低いその他の領域に埋め込んでもよい。
以上のように、表示すべき情報かどうかを示す情報である走行中表示許可情報を、画像信号と一体化させて通信している。
更に、その他の領域に例えば「NAVI」等の所定の文字を走行中表示許可情報として埋め込まれるものであってもよい。有効画像領域中のコンバイナを介して表示される領域の所定の位置に視認される情報として埋め込むまれるものであってもよいし、有効画像領域外のコンバイナを介して利用者に視認されない不可視の情報として埋め込まれるものであってもよい。
有効画像領域外の領域に埋め込めば、表示すべき情報かどうかを画像信号と一体化させて通信することができるとともに、画像信号の画像を見る者に視認されずに通信することができる。この場合、画面に表示されないライン(例えば18ライン等)に、特殊パターンの信号を入力してもよい。例えば、フィールド毎に白信号と黒信号とを繰り返し埋め込み、この信号を走行中表示許可情報としてもよい。
また、有効画像領域のコンバイナを介して表示される領域に埋め込んでもよい。このような場合であっても、画像信号と一体化させて通信することができるとともに、利用者に意識させない形態で通信することができる。このように、コンバイナを介して表示される領域に埋め込む場合は、「NAVI」等のその意味を認識可能な文字にすることが好ましい。または、表示される際に、模様のように表示される情報にすることが好ましい。
図6は、画像出力制御部1123の画像出力の制御(車両用表示制御方法)を示すフローチャートである。このフローチャートに示されるように、画像出力制御部1123は、ステップS11において、走行中状態判定部1122が、パーキングブレーキ検知部1501の情報を確認し、走行中状態判定を行う。ここで、パーキングブレーキが引かれている、つまり走行中状態でない場合には、ステップS13に移行して、画像生成部1100に入力された外部機器1600からの画像信号の出力処理を行う。つまり、コンバイナ400には、外部機器1600から出力された画像信号に基づく画像が投射される。このように、走行中状態判定部1122によって車両が停止中であると判定された場合においては、許可情報取得部1121によって走行中表示許可情報が画像信号に含まれていると判定されたか否かにかかわらず、画像を視認される態様で出力することとなる。
また、パーキングブレーキが引かれていない、つまり走行中状態である場合には、ステップS12に移行する。ステップS12では、許可情報取得部1121は、画像信号中に走行中表示許可情報が含まれているかどうか判定する。例えばクローズドキャプション中に「NAVI」の文字が埋め込まれているかどうか判定する。走行中表示許可情報については、前述の種々の走行中表示許可情報を用いることができる。また、走行中表示許可情報が含まれているか否かを判定する方法についても、前述の種々の判定方法を用いることができる。
ここで、許可情報取得部1121によって、画像信号に走行中表示許可情報が含まれていることが確認された場合にはステップS13に移行する。ステップS13では、画像出力制御部1123は、画像生成部1100に入力された外部機器1600からの画像信号の出力処理を行うよう制御する。具体的には、画像処理部1140から画像表示部1200へと出力させる。そして、コンバイナ400には、例えば図7で示されるような、外部機器1600から出力された画像信号に基づく、運転者を支援するナビゲーション情報の画像が投射される。
また、画像信号に走行中表示許可情報が含まれていなかった場合には、ステップS14に移行する。ステップS14では、画像出力制御部1123は、外部機器1600から画像生成部1100に入力された受信画像信号の出力処理を停止するよう制御し、代りにステップS15において、例えば図8に示されるような、例えば画像生成部1100内に保存された、受信画像は表示できない旨の画像の表示をおこなう。このような画像を表示することにより、利用者に、受信画像が表示されていない原因を知らせることができるため好ましい。
なお、外部機器1600から画像生成部1100に入力された受信画像信号の出力処理を停止する方法は、画像処理部1140から画像表示部1200への画像信号の出力を停止することに限らず種々の停止方法を用いることができる。例えば、視認できない程度に暗くして表示してもよい。もちろん、画像を視認される態様で出力しないとは、完全に画像を出力しないことも含む。
以上説明したように、本実施形態においては、走行中状態か否かを判定し、走行中状態である場合には、走行中表示許可情報が含まれている、走行中に表示すべき画像のみを表示することとしているため、運転者の運転を支援する情報を適切に表示することができる。
また、本実施形態は、コンバイナを用いるヘッドアップディスプレイを例として用いたが、液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)表示装置等を用いる場合でも適用することができる。コンバイナを用いた場合には、車外の景色に重畳させて運転を支援する情報を表示させることとなるため、より運転に適した表示制御とすることができる。
本実施形態では、図8に示されるような表示を行うこととしたが、このような表示を行わず、単に受信画像信号の出力処理を停止することにより、視認される態様での出力を停止することとしてもよいし、光源の出力を停止したり、下げたりすること、及び画像表示素子の階調値を下げることにより、コンバイナに表示された際にも視認できない態様となるように制御することとしてもよい。
また、本実施形態では、走行中検知部としてパーキングブレーキ検知部1501を使用することとしたが、GPS端末1505、速度計1502、加速度計1503、ジャイロスコープ1506、方向指示器1504、車載カメラ等その他の車両が走行しているかどうかを検知することのできる検出器の出力を利用してもよい。ただし、パーキングブレーキを使用する場合には、ON又はOFFの2つの状態のみを検知するため、走行中状態をより簡易に判定することができるため好ましい。
また、車両の運転者を支援するための情報とは、道順や車線等の情報である経路情報、交通事故渋滞情報、交通標識や信号等の情報、ガスステーションやファミリーレストラン等の近隣設備の情報のほか、速度、燃料やドアロック情報等の走行及び安全に関わる車両自体の情報を含むものとする。本実施形態においては、運転者を支援するための情報に走行中表示許可情報を付与することとしたため、走行中においてこの情報が表示され、運転者に対してより運転に適した情報を効率的に提供することができる。
また、走行中表示許可情報は、本実施形態のヘッドアップディスプレイ10において使用されない音声信号に埋め込まれるものでもよく、この場合には映像信号が送信されるケーブルとは別のケーブルを介して送信されるものであってもよい。更に、制御信号としての信号線が別に設けられている場合や通信フォーマット上の制御信号領域が設けられている場合には、これらに走行中表示許可情報を埋め込んで通信するものであってもよい。映像信号はデジタルであってもアナログであってもよい。
10 ヘッドアップディスプレイ、 400 コンバイナ、 1000 表示制御装置(車両用表示制御装置)、 1110 画像制御部、 1121 許可情報取得部、 1122 走行中状態判定部、 1123 画像出力制御部、 1140 画像処理部(画像取得部)、 1180 情報取得部、 1501 パーキングブレーキ検知部。

Claims (10)

  1. 車両が走行中であるか否かを判定する走行中状態判定部と、
    画像信号を取得する画像取得部と、
    走行中に表示させることを許可することを示す走行中表示許可情報が前記画像信号に含まれているか否かを判定する許可情報取得部と、
    前記走行中状態判定部による、車両が走行中であるか否かの判定結果と、前記許可情報取得部による、走行中表示許可情報が前記画像信号に含まれているか否かの判定結果とに基づいて、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力するよう制御するか、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力させないよう制御するかを判定する画像出力制御部と、を有することを特徴とする車両用表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用表示装置であって、
    前記画像出力制御部は、前記走行中状態判定部によって車両が走行中状態であると判定された場合において、前記許可情報取得部によって走行中表示許可情報が前記画像信号に含まれていると判定されたときは、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力するよう制御し、前記許可情報取得部によって走行中表示許可情報が前記画像信号に含まれていないと判定されたときは、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力させないよう制御することを特徴とする車両用表示制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用表示装置であって、
    前記画像出力制御部は、前記走行中状態判定部によって車両が停止中であると判定された場合においては、前記許可情報取得部によって前記走行中表示許可情報が画像信号に含まれていると判定されたか否かにかかわらず、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力するよう制御することを特徴とする車両用表示制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用表示装置であって、
    前記許可情報取得部は、前記走行中表示許可情報が前記画像信号におけるクローズドキャプション領域に含まれているか否かを判定することを特徴とする車両用表示制御装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用表示装置であって、
    前記許可情報取得部は、前記走行中表示許可情報が前記画像信号における著作権管理情報に用いる領域に含まれているか否かを判定することを特徴とする車両用表示制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用表示装置であって、
    前記画像取得部は、外部機器から前記画像信号を取得することを特徴とする車両用表示制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用表示装置であって、
    前記画像出力制御部は、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力させないよう制御した際に、前記画像信号に基づく画像とは異なる画像を出力するよう制御することを特徴とする車両用表示制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両用表示装置であって、
    前記走行中表示許可情報は、前記車両の運転者を支援するための情報に係る画像信号に含まれることを特徴とする車両用表示制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両用表示装置であって、
    車外の景色に重畳させて画像を表示するためのコンバイナを更に備えることを特徴とする車両用表示制御装置。
  10. 車両が走行中であるか否かを判定する走行中状態判定工程と、
    画像信号を取得する画像取得工程と、
    走行中に表示させることを許可することを示す走行中表示許可情報が前記画像信号に含まれているか否かを判定する許可情報取得工程と、
    前記走行中状態判定工程における、車両が走行中であるか否かの判定結果と、前記許可情報取得工程における、走行中表示許可情報が前記画像信号に含まれているか否かの判定結果とに基づいて、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力するよう制御するか、前記画像信号に基づく画像を視認される態様で出力させないよう制御するかを判定する画像出力制御工程と、を有することを特徴とする車両用表示制御方法。
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