JP2014019074A - クロス積層体 - Google Patents

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秀幸 亀谷
Yohei Tanabe
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Abstract

【課題】一軸延伸されたフラットヤーンを縦糸及び横糸として用いて織成された布状体を複数枚積層して加熱圧縮し、一体化することによって得られる高い曲げ弾性率を有するクロス積層体を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂材料からなる中間層10の両面に、中間層10と同じ種類の熱可塑性樹脂材料からなる表面層20が積層された一軸延伸フラットヤーン1を用いて織成されてなる布状体が複数枚積層されて加熱圧縮し、一体化されてなるクロス積層体において、フラットヤーン1は糸幅方向に折り畳まれており、布状体は、フラットヤーン1を縦糸及び横糸に用いて綾織されてなることを特徴とするクロス積層体によって解決される。
【選択図】図2

Description

本発明はクロス積層体に関し、詳しくは、一軸延伸フラットヤーンを用いて織成された高い曲げ弾性率を有するクロス積層体に関する。
フィルムを裁断し、一軸延伸することによって得られるフラットヤーンは、引張強度が大きいことから、様々な分野の糸素材として利用されている。特にフラットヤーンを用いて形成された布状体は高い機械的強度を有することから、シート、袋等の素材として多用されている。
また、近年では、同一材料で構成されたSRP(self Reinforced Plastics)と称される自己強化高分子複合材料も開発されている。これは樹脂マトリックスと強化材が同じ素材である繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics、FRP)であり、強化材となる配向した結晶性高分子とマトリックスとなる非配向高分子からなり、このような複合材料は高強度・高弾性率のフィルムや繊維、フラットヤーンなどによって布状体を形成し、これを複数枚積層して加熱圧縮して得ることができる。
従来、特許文献1には、このようなフラットヤーンによって形成された布状体を複数枚積層して圧縮してクロス積層体を形成することが記載されている。このようなクロス積層体は同一材料で構成されているためにリサイクルが可能であり、高い曲げ弾性率を有していることから、建築用材料、自動車用部材等の様々な分野での利用が期待されている。
特表2009−516603号公報
一般に一軸延伸されたフラットヤーンからなる布状体は縦糸と横糸を平織することによって形成されるが、本発明者は、このようなクロス積層体の曲げ弾性率の更なる向上について鋭意検討した結果、特定構造の一軸延伸フラットヤーンを縦糸及び横糸として用いて特定の織り構造とした布状体を用いることによって、平織した布状体を用いるものに比べて高い曲げ弾性率を得ることができることを見出した。
すなわち、本発明の課題は、一軸延伸されたフラットヤーンを縦糸及び横糸として用いて織成された布状体を複数枚積層して加熱圧縮し、一体化することによって得られる高い曲げ弾性率を有するクロス積層体を提供することにある。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.熱可塑性樹脂材料からなる中間層の両面に、該中間層と同じ種類の熱可塑性樹脂材料からなる表面層が積層された一軸延伸フラットヤーンを用いて織成されてなる布状体が複数枚積層されて加熱圧縮し、一体化されてなるクロス積層体において、
前記フラットヤーンは糸幅方向に折り畳まれており、
前記布状体は、前記フラットヤーンを縦糸及び横糸に用いて綾織されてなることを特徴とするクロス積層体。
2.前記フラットヤーンの糸幅方向の折り畳み構造は、該糸幅方向の両端を中心に向かって同一面側に折り畳む構造、該糸幅方向の両端を互いに反対面側に折り畳む構造、又は、該糸幅方向に二つ折りに折り畳む構造のいずれかであることを特徴とする前記1記載のクロス積層体。
3.前記中間層の熱可塑性樹脂材料はホモポリプロピレンであり、前記表面層の熱可塑性樹脂材料は少なくともランダムポリプロピレンを含むことを特徴とする前記1又は2記載のクロス積層体。
4.前記表面層は、ランダムポリプロピレンとホモポリプロピレンとを、1:9〜9:1の割合でブレンドしてなることを特徴とする前記3記載のクロス積層体。
5.前記表面層:前記中間層:前記表面層の層比が、0.5:9:0.5〜2:6:2であることを特徴とする前記1〜4のいずれかに記載のクロス積層体。
本発明によれば、一軸延伸されたフラットヤーンを縦糸及び横糸として用いて織成された布状体を複数枚積層して加熱圧縮し、一体化することによって得られる高い曲げ弾性率を有するクロス積層体を提供することができる。
本発明に係るフラットヤーンの断面構造を示す図 フラットヤーンの折り畳み構造を示す図 クロス積層体の製造工程を示す工程図 布状体の断面図
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るクロス積層体に用いられるフラットヤーンの好ましい一例を示す断面図である。
このフラットヤーン1は、中間層10と、この中間層10の両面にそれぞれ積層された表面層20とによって構成されている。
中間層10、表面層20は同じ種類の熱可塑性樹脂材料からなる。中間層10は主として強化層として機能し、表面層20は中間層10よりも融点が低く、主として中間層10を固定するための層として機能している。熱可塑性樹脂材料としてはポリプロピレン、ポリエチレン等が挙げられるが、好ましくはポリプロピレンである。特に、中間層10はホモポリプロピレンからなり、表面層20は少なくともランダムポリプロピレンを含むことが好ましい。
中間層10を構成するホモポリプロピレンは、モノマー成分としてプロピレンのみが用いられたプロピレンの単独重合体である。本発明における中間層10のホモポリプロピレンの重量平均分子量(Mw)は50万〜70万であることが好ましく、より好ましくは50万〜60万である。
一方、表面層20を構成するランダムポリプロピレンは、モノマー成分としてのプロピレンと、全モノマー成分に対して数重量%程度のα−オレフィン(例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン等のプロピレン以外のα−オレフィン)とが、ランダムに共重合した熱可塑性ポリプロピレン系ランダム共重合体である。
表面層20は、ランダムポリプロピレン単独からなるものであってもよいが、ランダムポリプロピレンにホモポリプロピレンがブレンドされていてもよい。ランダムポリプロピレンとホモポリプロピレンとの割合は、1:9〜9:1とすることが好ましい。ブレンド割合がこの範囲内にあることで、本発明の目的をより効果的に達成することができる。
なお、各表面層20は同一材料、同一組成である。
フラットヤーン1における中間層10と表面層20との厚みの層比は、表面層:中間層:表面層で0.5:9:0.5〜2:6:2とすることが好ましい。層比がこの範囲内にあることで、本発明の目的をより効果的に達成することができる。
このように中間層10と表面層20とが積層されたフラットヤーン1を製造する方法としては、中間層10の両面に表面層20が積層された3層の積層フィルムを作製し、この積層フィルムを適宜幅にスリットしてテープ状体を作製し、これを一軸方向に延伸することによって得ることができる。また、積層フィルムをスリットする前にその積層フィルム自体を一軸方向に延伸し、延伸後に所定幅にスリットすることよって得ることもできる。
3層の積層フィルムを製造する方法としては、中間層10、表面層20となるフィルムをそれぞれ成形し、それらをドライラミネート法や熱ラミネート法を用いて積層する方法、中間層10となるフィルムの両面に表面層20となるフィルムを押出しラミネートする方法、あるいは、多層共押出法によって3層フィルムとして押出し成形する方法等の公知の方法から適宜選択することができる。成形の容易さやコスト面、並びに、各層間の接着性の点では、多層共押出法によって中間層10と表面層20の3層フィルムを一段で得る方法が好ましい。
一軸延伸処理は適宜公知の方法によって行うことができるが、175〜195℃で12倍〜13倍の延伸倍率で行うことが好ましい。この温度範囲は、中間層10を構成するホモポリプロピレンの融点よりも10℃〜40℃程度高い温度である。この温度範囲及びこの倍率範囲で一軸延伸処理を行うことで、比較的低い延伸倍率でありながらも高い引張弾性率を有するフラットヤーン1を安定量産することができる。
温度及び延伸倍率が、上記範囲よりも下回ったり、逆に上回ったりすると、いずれも延伸時に破断し易くなり、安定量産することが困難となる。
なお、この場合、一軸延伸処理を、中間層10を構成するホモポリプロピレンの融点よりも高い温度で行っているが、中間層10の中心部分まで完全に溶融するには至らないように延伸処理時間を調整することにより、破断等の問題を回避することができる。
一軸延伸処理のための加熱手段としては、例えば熱風循環オーブン、熱ロール、熱板、赤外線照射、熱油、蒸気等の公知の加熱手段を用いることができる。
また、延伸操作は一段もしくは二段以上の多段で行うことができるが、好ましくは二段以下で行うことである。
本発明におけるフラットヤーン1の形状は、目的に応じて任意に設定することができるが、一般的には100dt〜10000dt、糸幅が0.5mm〜10mm、総厚みが10μm〜200μmとすることができる。
本発明において、フラットヤーン1は所定の倍率で一軸延伸処理されたものであり、その長さ方向と直交する方向である糸幅方向Wに折り畳まれている。折り畳み構造は特に限定されず、図2(a)に示すように、糸幅方向Wの両端を同一面側に折り曲げ、互いに重なるように折り畳むようにしてもよいし、図2(b)に示すように、糸幅方向Wの両端を互いに反対面側に折り曲げるようにして折り畳むようにしてもよい。また、図2(c)に示すように、糸幅方向Wに二つ折りにすることで折り畳むようにしてもよい。
フラットヤーン1を糸幅方向Wに折り畳む方法としては、糸幅方向Wより狭い筒状物、C型フック、V字型板を通過させる等の公知の方法によって行うことができる。
このように糸幅方向Wに折り畳んだフラットヤーン1とすることで、フラットヤーン1の見かけの厚みを増やすことができ、これによって厚みのある布状体を形成することができる。
本発明におけるフラットヤーン1には、目的に応じて各種の添加剤を添加することができる。具体的には、有機リン系、チオエーテル系等の酸化防止剤;ヒンダードアミン系等の光安定剤;ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート系等の紫外線吸収剤;帯電防止剤;ビスアミド系、ワックス系、有機金属塩系等の分散剤;アミド系、有機金属塩系等の滑剤;含臭素系有機系、リン酸系、メラミンシアヌレート系、三酸化アンチモン等の難燃剤;低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン等の延伸助剤;有機顔料;無機顔料;無機充填剤;有機充填材;金属イオン系等の無機抗菌剤、有機抗菌剤;有機リン系、安息香酸系、ソルビトール系等の核剤等が挙げられる。
本発明に係るクロス積層体は、図3に示すように、このようにして作製されたフラットヤーン1を織成して布状体を形成し(織成工程P1)、次いで、得られた布状体を複数枚積層し(積層工程P2)、次いで、加熱圧縮し(加熱圧縮工程P3)、更に冷却圧縮する(冷却圧縮工程P4)ことにより得られる。
織成工程P1において、布状体2は、図4に示すように、フラットヤーン1を縦糸1A及び横糸1Bとして用いて綾織することによって形成される。フラットヤーン1を綾織とすることにより、同じフラットヤーン1を用いて一般的な平織して形成された布状体を用いた場合に比べて、得られるクロス積層体の曲げ弾性率を向上させることができる。なお、図4では縦糸1A、横糸1Bをいずれも簡易的に図示しているが、いずれも図2に示すように糸幅方向Wに折り畳まれている。
綾織された布状体を用いることによってクロス積層体の曲げ弾性率の向上が可能となる理由は、縦糸と横糸とが表裏に完全に交互に現われる平織した布状体に比べて、綾織された布状体2は、該布状体2の表面又は裏面において、縦糸1Aと横糸1Bとが直線的に接触する部分が多いことによるものと思われる。
すなわち、図4は、2本飛ばしで綾織された布状体2を例示しているが、この場合、横糸1Bが、2本の縦糸1Aと図示上面側で直線的に交差して接触している。このため、クロス積層体とするために複数枚積層されて加熱圧縮された際、この直線的に交差した部分で縦糸1Aと横糸1Bとの密着力が高まり、得られたクロス積層体の曲げ弾性率を向上させるものと考えられる。
また、このフラットヤーン1は糸幅方向Wに折り畳まれているため、フラットヤーン1をそのまま平板状にして織成された布状体に比べて、加熱圧縮された際に各フラットヤーン1の折り畳み状態が糸幅方向Wに崩れて動き易く、溶融した樹脂がフラットヤーン1間に効率的に流動して各フラットヤーン1間を強固に固定することも一因であると考えられる。
布状体2における縦糸1A、横糸1Bの打込み本数は、機械的強度を高める観点から、縦糸1Aが5〜50本/吋、横糸1Bが5〜50本/吋とすることが好ましい。得られる布状体2の縦横の物性差を極力なくすため、縦糸1Aと横糸1Bとで同一のものを使用し、打込み本数も上記範囲内で同一とすることが好ましい。
布状体2の目付重量は、機械的強度を高める観点から、30g/m〜500g/mとすることが好ましい。
積層工程P2では、このようにして得られた布状体2を複数枚用意し、常温、常圧環境下で積層する。積層枚数は目的に応じて任意に設定でき、一般にはクロス積層体にある程度の機械的強度を付与する観点から、2枚〜20枚とすることができる。
加熱圧縮工程P3では、複数枚積層した布状体2の積層物を圧縮する。圧縮条件は、中間層10が溶融しない程度の温度範囲で行うことが好ましく、例えば中間層10がホモポリプロピレンからなる場合、130℃〜160℃とすることができる。この温度範囲で圧縮することで、中間層10は溶融しないが、表面層20は中間層10よりも融点が低いため、この表面層20が溶融し、隣接する布状体2間を強固に接着する。
圧縮時の圧力は0.5MPa〜30MPa、圧縮時間は1分〜20分とすることが好ましい。
冷却圧縮工程P4では、加熱圧縮された積層物を冷却条件で圧縮する。ここで冷却とは、加熱圧縮工程P3における温度条件よりも低い温度で行うことであり、具体的には10℃〜40℃で行うことが好ましい。この冷却圧縮工程P4によって、加熱により溶融した表面層20が硬化することにより、各布状体2が強固に硬化されたクロス積層体を得ることができる。
圧縮時の圧力は0.5MPa〜30MPa、圧縮時間は1〜20分とすることが好ましい。
加熱圧縮工程P3及び冷却圧縮工程P4において用いられる圧縮手段は特に問わず、油圧プレス機、ロールプレス機、ダブルベルトプレス機等の適宜公知の装置を用いることができる。
この冷却圧縮工程P4を経て最終的に得られる積層体は、軽量で高い機械的強度を得る観点から、0.5mm〜10mmの厚みとすることが好ましい。
<フラットヤーンの製造>
中間層の樹脂として、重量平均分子量(Mw)55万、融点166℃のホモポリプロピレンを使用した。両表面層の樹脂は、ランダムポリプロピレン70%、ホモポリプロピレン30%となるようにブレンドしたブレンド樹脂を用いた。
多層共押出法によって、上記ホモポリプロピレンからなる中間層と、その両面に上記ランダムポリプロピレンとホモポリプロピレンのブレンド樹脂からなる表面層との3層フィルムを作製した。表面層:中間層:表面層の厚みの層比は1:8:1であった。
得られた3層フィルムをスリットして、幅4.5mmの帯状体を作製した。その帯状体を延伸温度190℃、延伸倍率12倍で、一軸延伸処理してフラットヤーンを作製し、図2(a)のように糸幅方向に折り畳まれたフラットヤーンを作製した。折り畳み後のフラットヤーンは、幅1.5mm、厚み120μmであった。
得られたフラットヤーンを用いて、以下の通り綾織(実施例)、平織(比較例)することによってそれぞれ布状体を得た。
綾織の打込み本数:15本/吋×15本/吋
平織の打込み本数:15本/吋×15本/吋
<クロス積層体の製造>
次いで、織成された綾織及び平織の布状体をそれぞれ8枚ずつ積層し、常温常圧環境下で積層した後、油圧プレス機を用いて圧縮した。加熱圧縮条件は、温度150℃、圧力20MPa、圧縮時間は3分とした。また、冷却圧縮条件は、温度35℃、圧力20MPa、圧縮時間は3分とした。
同様にしてクロス積層体をそれぞれについて6枚ずつ作製し、それらの曲げ弾性率(MPa)を測定し(JIS K 7171準拠)、それぞれ平均を求めた。その結果を表1に示す。
Figure 2014019074
この結果、同じフラットヤーンを用いて織成した布状体を同じ枚数積層して加熱圧縮したクロス積層体であっても、曲げ弾性率の平均が布状体を平織したものでは3276MPaであったのに比べて、綾織したものでは3929MPaとなり、綾織した布状体を用いた方が曲げ弾性率が向上していることがわかる。
1:フラットヤーン
1A:縦糸
1B:横糸
10:中間層
20:表面層

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂材料からなる中間層の両面に、該中間層と同じ種類の熱可塑性樹脂材料からなる表面層が積層された一軸延伸フラットヤーンを用いて織成されてなる布状体が複数枚積層されて加熱圧縮し、一体化されてなるクロス積層体において、
    前記フラットヤーンは糸幅方向に折り畳まれており、
    前記布状体は、前記フラットヤーンを縦糸及び横糸に用いて綾織されてなることを特徴とするクロス積層体。
  2. 前記フラットヤーンの糸幅方向の折り畳み構造は、該糸幅方向の両端を中心に向かって同一面側に折り畳む構造、該糸幅方向の両端を互いに反対面側に折り畳む構造、又は、該糸幅方向に二つ折りに折り畳む構造のいずれかであることを特徴とする請求項1記載のクロス積層体。
  3. 前記中間層の熱可塑性樹脂材料はホモポリプロピレンであり、前記表面層の熱可塑性樹脂材料は少なくともランダムポリプロピレンを含むことを特徴とする請求項1又は2記載のクロス積層体。
  4. 前記表面層は、ランダムポリプロピレンとホモポリプロピレンとを、1:9〜9:1の割合でブレンドしてなることを特徴とする請求項3記載のクロス積層体。
  5. 前記表面層:前記中間層:前記表面層の層比が、0.5:9:0.5〜2:6:2であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のクロス積層体。
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