JP2014017937A - ワイヤーハーネス外装体、ワイヤーハーネス外装構造、及びワイヤーハーネス保護構造 - Google Patents

ワイヤーハーネス外装体、ワイヤーハーネス外装構造、及びワイヤーハーネス保護構造 Download PDF

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Abstract

【課題】取付部品の固定時に変形が生じることを確実に回避し、取付部品を位置ズレなく安定性良く固定することができるワイヤーハーネス外装体を得る。
【解決手段】不織布外装体2は、長手方向(Y方向)に沿って延びて形成され、保護対象のワイヤーハーネスの外周を覆って保護可能な中空領域25を有する本体部2を有している。本体部3は5つの平面部31〜35から構成され、長手方向に垂直な平面(XZ平面)における中空領域25の断面形状は5角形状を呈している。そして、平面部31〜35のうちの一の平面部である第1平面部31の一部を貫通してクランプ固定用開口部20が設けられている。本体部3は不織布が加熱成型されることにより形成され、クランプ固定用開口部20は取付部品であるクランプ1をはめ込み固定可能な平面形状を呈している。
【選択図】図1

Description

この発明は、ワイヤーハーネスを保護するワイヤーハーネス外装体、ワイヤーハーネス外装構造、及び、ワイヤーハーネス保護構造に関する。
電線束からなるワイヤーハーネスの外周に覆い、ワイヤーハーネスを保護するワイヤーハーネス外装体として不織布(シンプル3D)を用いたワイヤーハーネス外装体が考えられる。このような不織布を用いたワイヤーハーネス外装体として、例えば特許文献1で開示された電線保護構造部がある。
このようなワイヤーハーネス外装体は、例えば、シート状の不織布(不織材料)をダミー線やパイプなどの芯材に巻きつける等により外装体構造を仮設定した後、加熱成形(ホットプレス)し、その後冷却することより得られる。
このようなワイヤーハーネス外装体は、プロテクタとして用いる場合、その断面形状は多角形状に設定するのが一般的であり、断面形状が多角形状の不織布成型のワイヤーハーネス外装体に取付機能を具備すべく、取付部品であるクランプを固定する必要性が高い。
クランプをワイヤーハーネス外装体に固定する場合、一般的に、バンドクランプを用いたバンド固定、テープ固定クランプに対するテープ巻き固定が考えられる。
図5は従来のバンド固定タイプのクランプの不織布外装体41への取付構造を示す説明図である。同図に示すように、ベルトクランプ50は主として挿入部51、フランジ部52、ベルト支持部53、及びベルト部54から構成されている。
図5において、不織布外装体41は形成方向である長手方向に垂直な方向における断面構造を示す断面図として図示されており、不織布外装体41により覆って5角形状の中空領域45が形成されている。
図5(a) に示すように、ベルトクランプ50のベルト部54は一端がベルト支持部53に固定された状態で不織布外装体41の周囲を巻きつけ後、所定の方法でベルト部54を固定することにより、不織布外装体41に装着することができる。ベルト支持部53の上方(図中左側)にフランジ部52が設けられ、その上方に挿入部51が設けられる。挿入部51は自動車のボディなど取付対象物の取付孔に挿入されることにより取付対象部にベルトクランプ50を取り付けることができる。フランジ部52は、通常、上記取付孔を塞ぐように、当該取付孔の面積より大きな面積で形成される。
図6は従来のテープ固定タイプのテープ固定用クランプ60の不織布外装体41への取付構造を示す説明図である。同図に示すように、テープ固定用クランプ60は主として挿入部61、フランジ部62、及び支持台63から構成される。
図6(a) において、不織布外装体41は、形成方向である長手方向に垂直な方向における断面構造を示す断面図として図示されており、不織布外装体41により覆って5角形状の中空領域45が形成されている。
図6(b) は、テープ固定用クランプ60が固定された不織布外装体41の上面構造を示している。同図(b) に示すように、支持台63は長手方向(不織布外装体41の形成方向)に延びた縦長の板状を呈している。
図6(a),(b) に示すように、テープ固定用クランプ60は支持台63を不織布外装体41の一平面部上に仮配置される。この状態で、支持台63の一方領域(図中、フランジ部62より左側の領域)と共に不織布外装体41の周囲を固定用テープ65によって巻きつけられるともに、支持台63の他方領域(図中、フランジ部62より右側の領域)と共に不織布外装体41の周囲を固定用テープ66によって巻きつけられることより、テープ固定用クランプ60を不織布外装体41に装着することができる。
ベルト支持部53の中央領域上にフランジ部62が設けられ、その上方に挿入部61が設けられる。挿入部61は挿入部51と同様、取付孔を介して取付対象物をテープ固定用クランプ60に取り付けることができる。フランジ部62は、フランジ部52と同様、当該取付孔の面積より大きな面積で形成される。
特開2012−94327号公報
従来の不織布外装体41へのベルトクランプ50あるいはテープ固定用クランプ60の装着は以上のようにおこなわれていた。
ベルトクランプ50の場合、不織布外装体41の中空領域25の断面形状が多角形状であるため、ベルト部54を不織布外装体41の外周に沿って密着性良く巻きつけることは困難であり、図5(b) に示すように、不織布外装体41とベルト部54との間に透き間SP1〜SP3ができてしまうため、不織布外装体41に安定性良く固定できないという問題点があった。このため、ベルトクランプ50に加わる剛性等の応力により、ベルトクランプ50に位置ズレが発生してしまい、例えば、不織布外装体41をワイヤーハーネスの経路規制用に用いた場合、経路規制に誤差が生じてしまうことになる。
一方、図5(b) で示す透き間SP1〜SP3をなくすべく、ベルト部54によって巻きつける力を強くしすぎると、図5(c) に示すように、一部の領域R1において不織布外装体41が変形してしまうという問題が生じてしまう。
このように、ベルトクランプ50を不織布外装体41に固定する場合、不織布外装体41を変形させることなく、ベルトクランプ50を安定性良く固定することが困難であるという問題点があった。
一方、テープ固定用クランプ60の場合、ベルト支持部53の2箇所を固定用テープ65及び66によりテープ固定しているに過ぎないため、図6(b),(c) の破線に示すテープ固定用クランプ60のように、テープ固定用クランプ60に捻れや入りズレが生じる可能性が比較的高いという問題点があった。
このように、テープ固定用クランプ60を不織布外装体41に固定する場合、テープ固定用クランプ60を位置ズレなく安定性良く固定することが困難であるという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、クランプ等の取付部品の固定時に変形が生じることを確実に回避し、取付部品を位置ズレなく安定性良く固定することができるワイヤーハーネス外装体を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載のワイヤーハーネス外装体は、長手方向に沿って延びて形成され、前記ワイヤーハーネスの外周を覆って保護可能な中空領域を有する本体部と、前記本体部の一部を貫通して設けられる固定用開口部とを備え、前記本体部は不織布が加熱成型されることにより形成され、前記固定用開口部は所定の取付部品をはめ込み固定可能な平面形状を呈することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のワイヤーハーネス外装体であって、前記本体部は少なくとも一つの平面部を有し、前記固定用開口部は前記少なくとも一つの平面部に設けられる。
請求項3の発明は、請求項2記載のワイヤーハーネス外装体であって、前記本体部は所定数の平面部から構成され、前記長手方向に垂直な平面における前記中空領域の断面形状は多角形状を呈し、前記少なくとも一つの平面部は前記所定数の平面部のうち一の平面部を含む。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載のワイヤーハーネス外装体と、前記ワイヤーハーネス外装体の前記固定用開口部に前記所定の取付部品として取り付けられたクランプとを備え、前記固定用開口部は、第1の方向における開口幅が第1の寸法の第1開口部と、前記第1の方向における開口幅が前記第1の寸法より長い第2の寸法の第2開口部とが連続的に形成された組合せ開口構造を含み、前記クランプは、上面及び下面を有する支持台、前記支持台の上面側に設けられ所定の開口部位に取付可能な挿入部、前記支持台の下面に設けられた連結部、前記連結部の下部に設けられた取付用底部、及び、前記支持台の下面に設けられた取り外れ防止部を有し、前記支持台は前記第2の寸法より長い第2の方向における支持台幅を有し、前記連結部は前記第1の寸法より短い前記第2の方向における連結部幅を有し、前記取付用底部は前記第1の寸法より長い前記第2の方向における底部幅を有し、前記クランプは、前記第1の方向と前記第2の方向とを略一致させた状態で、前記連結部及び前記取付用底部を前記第2の開口部から挿入して、前記第1開口部へ向かう挿入方向に移動させることにより前記取付用底部を前記第1の開口部の下方の所定位置に位置決め可能であり、前記取り外れ防止部は前記取付用底部が前記所定位置にある時、前記挿入方向と反対の反挿入方向側における前記第2の開口部の端部に当接することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載のワイヤーハーネス外装構造と、前記ワイヤーハーネスとして前記中空領域内に収納される電線束とを備える。
請求項1記載の本願発明のワイヤーハーネス外装体は、クランプ等の所定の取付部品を固定用開口部にはめ込むことにより、簡単かつ精度良く所定の取付部品を固定することができる。
したがって、従来、用いられたバンド締め、テープ固定等による所定の取付部品の固定作業を行う必要がなくなる分、ワイヤーハーネス外装体に対する加工工程数の削減が図れる結果、その作業性の向上が期待できる。また、バンド締めを行う必要がないため、所定の取付部品の固定時に本体部が変形することを確実に回避することができる。
さらに、所定の取付部品の形状に合わせて固定用開口部を設けることにより、様々な形状の取付部品に対応可能となる。
請求項2記載の本願発明において、固定用開口部を少なくとも一つの平面部に設けることにより、位置及び形状精度良く固定用開口部を形成することができる。
請求項2記載の本願発明であるワイヤーハーネス外装体は、その断面形状は多角形状であるため、中空領域内にワイヤーハーネスを収納してワイヤーハーネスを保護するプロテクタとして機能させることができる。
請求項4記載の本願発明のワイヤーハーネス外装構造におけるクランプは、連結部及び取付用底部を第2の開口部から挿入して上記挿入方向に移動させて取付用底部を第1の開口部の下方の所定位置に位置決めするという、比較的簡単な作業により、ワイヤーハーネス外装体の固定用開口部にクランプを位置決めすることができる。
そして、取り外れ防止部は取付用底部が位置決めされた所定位置にある時、上記反挿入方向側における第2の開口部の端部に当接することにより、クランプが上記反挿入方向に移動して固定用開口部からの取り外れる現象を確実に防止することにより、固定用開口部への上記所定位置でクランプを安定性良く固定維持することができる。
本体部は不織布の加熱成型により得られているため、内部に収納された電線束を傷つけない構造でかつ、クランプが安定固定されたワイヤーハーネス保護構造を得ることができる。
この発明の実施の形態である不織布外装体及びそれに固定される前のクランプを模式的に示す説明図である。 図1で示したクランプの詳細構造を示す説明図である。 クランプの不織布外装体への固定状態を模式的に示す説明図である。 本実施の形態の不織布外装体の製造方法の一部を示す説明図である。 従来のバンド固定タイプのクランプの不織布外装体への取付構造を示す説明図である。 従来のテープ固定タイプのテープ固定用クランプの不織布外装体への取付構造を示す説明図である。
図1はこの発明の実施の形態である不織布外装体2(ワイヤーハーネス外装体)及び不織布外装体2に固定されるクランプ1を模式的に示す説明図である。以下、説明を容易にすべく、後述するように、不織布外装体2にける短手方向をX方向、長手方向をY方向としたXYZ座標空間を図1上に設定して説明に用いる。図3,図4においても同様である。
同図に示すように、不織布外装体2は、長手方向(Y方向)に沿って延びて形成され、保護対象のワイヤーハーネス(図示せず)の外周を覆って保護可能な中空領域25を有する本体部2を有している。
本体部3は5つ(所定数)の平面部31〜35から構成され、長手方向に垂直な平面(XZ平面)における中空領域25の断面形状は5角形状を呈している。そして、平面部31〜35のうちの一の平面部(少なくとも一つの平面部)である第1平面部31の一部を貫通してクランプ固定用開口部20が設けられている。
本体部3は不織布が加熱成型(ホットプレス)されることにより形成され、クランプ固定用開口部20は取付部品であるクランプ1をはめ込み固定可能な平面形状を呈している。以下、この点を詳述する。
クランプ固定用開口部20は、長手方向(Y方向)に垂直な方向である短手方向(X方向:第1の方向)における開口幅が距離D1(第1の寸法)の第1開口部21と、短手方向における開口幅が距離D1より長い距離D2(第2の寸法)の第2開口部22とが連続的に形成された、(XY)平面視凸状の組合せ開口構造を呈している。
(クランプ1)
図2はクランプ1の詳細構造を示す説明図である。同図(a) が側面図、同図(b) が正面図、同図(c) が下面図である。なお、クランプ1用のxyz座標空間を図2上に設定し、適宜説明に用いる。
クランプ1は、上面及び下面を有する支持台14、支持台14の上面側(z方向側)に設けられた挿入部10、支持台14の下面(反z方向側)に設けられた連結部15、連結部15の下部に設けられた(取付用)底部16、及び、支持台14の下面に設けられた取外れ防止ツメ17a〜17c(取り外れ防止部)を主要構成として有している。
支持台14はy方向に縦長の(xy)平面視矩形状を呈しており、その上面のy方向側の領域に連結部13を介してフランジ部12が形成されている。そして、フランジ部12上に挿入部10が形成され、挿入部10はx方向が広がりながら、上部から下部に延びてテーパー状に形成される張出部10aを有している。
挿入部10は自動車のボディなど取付対象物の取付孔に先端から挿入されることにより取付対象部にクランプ1を取り付けることができる。フランジ部12は、通常、上記取付孔を塞ぐように、当該取付孔の面積より大きな面積で形成される。
一方、支持台14の下面において、支持台14を中心として連結部13に対向して連結部15が設けられ、支持台14の下部に底部16が設けられる。また、支持台14の反y方向側の下面領域においてx方向に沿って3つの取外れ防止ツメ17a〜17cが設けられる。
同図(b) に示すように、支持台14は距離D2より長いx方向(第2の方向)における支持台幅W14を有し、連結部15は距離D1より短いx方向における連結部幅W15を有し、底部16は距離D1より長く距離D2より短いx方向における底部幅W16を有している。
(不織布外装体2へのクランプ1の固定)
図3はクランプ1の第1平面部31への固定状態を模式的に示す説明図である。同図は図1のA−A断面における断面構造、すなわち、X方向に垂直な平面によるクランプ固定用開口部20を含む第1平面部31における断面構造を示している。なお、図3では図1で示したXYZ軸と、図2で示したxyz軸とか一致した状態で示している。
以下、図1〜図3を参照して、不織布外装体2に設けたクランプ固定用開口部20へのクランプ1の取付固定方法について説明する。
まず、図1に示すように、クランプ1の座標空間におけるx方向を不織布外装体2の座標空間におけるX方向に略一致させた状態で、連結部15及び底部16をクランプ固定用開口部20の第2開口部22から挿入する。
そして、第1開口部21へ向かう挿入方向(Y方向)にクランプ1を移動させることにより、底部16を第1開口部21の下方の所定位置に位置決めする。図3で示す例では、連結部15のy方向側端部とクランプ固定用開口部20(第1開口部21)のY方向側の端部とが一致する箇所が上記所定位置となる。
このとき、図3に示すに、取外れ防止ツメ17b(17a,17cも同様)は上記挿入方向と反対方向である反挿入方向(Y方向と反対方向)における第2開口部22の端部22eに当接する。したがって、クランプ1が上記反挿入方向に移動してクランプ固定用開口部20から取り外れる現象を確実に防止することができる。
その結果、クランプ1はクランプ固定用開口部20にはめ込まれた状態となり、上記所定位置で安定固定されるため、不織布外装体2にクランプ1が固定されたワイヤーハーネス外装構造を得ることができる。
(製造方法)
図4は本実施の形態の不織布外装体2の製造方法の一部を示す説明図である。以下、同図を参照して、不織布外装体2の製造方法を説明する。
まず、同図(a) に示すように、シート状の不織材料から不織布外装体2の成型に必要な不織布シート5を切り出す切断工程を実行する。
そして、切断工程後、加熱成型前の不織布シート5に対し切断処理を追加的に行い、本体部3の第1平面部31となる予定の領域の一部にクランプ固定用開口部20を設ける。
その後、加熱成型処理を行い、図1に示すように、断面形状が5角形の中空領域25を有する本体部3を得る。その結果、本体部3と、本体部3の第1平面部31に形成されたクランプ固定用開口部20とを有する不織布外装体2を得ることができる。
なお、加熱成型前の不織布シート5の状態でクランプ固定用開口部20を設けていても、所望の位置に精度良くクランプ固定用開口部20が配置されるように加熱成型することは容易である。
また、上記製造方法において、本体部3を得る工程とクランプ固定用開口部20を設ける工程とを逆にしてもよい。すなわち、クランプ固定用開口部20が形成されない状態の本体部3の構造を得た後、本体部3の第1平面部31にクランプ固定用開口部20を形成する製造方法を採用しても良い。
(効果等)
本実施の形態の不織布外装体2は、クランプ1をクランプ固定用開口部20にはめ込むことにより、簡単かつ精度良くクランプ1を固定することができる。
したがって、従来、用いられたバンド締め、テープ固定等(図5,図6参照)によるクランプ1の固定作業を行う必要がなくなる分、不織布外装体2に対する加工工程数の削減が図れる結果、その作業性の向上が期待できる。また、バンド締めを行う必要がないため、クランプ1の固定時に不織布外装体2が変形することは確実に回避できる。
加えて、クランプ1の形状(主として支持台14、連結部15及び底部16に関する形状)に合わせてクランプ固定用開口部20を設けることにより、様々な形状のクランプに対応することができる。
さらに、クランプ固定用開口部20を第1平面部31に設けることにより、位置及び形状精度良くクランプ固定用開口部20を形成することができる。
なお、断面形状の曲率半径Rを十分大きすることができるのであれば、曲面部にクランプ固定用開口部20を精度劣化なく形成することが可能である。
加えて、不織布外装体2は、中空領域25の断面形状は多角形状であるため、ワイヤーハーネス用のプロテクタとして機能させることができる。
上記ワイヤーハーネス外装構造(クランプ1が固定された不織布外装体2)におけるクランプ1は、連結部15及び底部16をクランプ固定用開口部20の第2開口部22から挿入して上述した挿入方向に移動させて底部16及び連結部15を第1開口部21の下方の上記所定位置に位置決めするという、比較的簡単な作業により、不織布外装体2のクランプ固定用開口部20にクランプ1を位置決めすることができる。
そして、取外れ防止ツメ17a〜17cは、底部16が位置決めされた上記所定位置にある時、上記反挿入方向における第2開口部22の端部22eに当接することにより、上記反挿入方向へのクランプ1の移動によるクランプ固定用開口部20から取外れ現象を確実に防止することができ、その結果、クランプ固定用開口部20への上記所定位置でクランプ1を安定性良く固定維持することができる。
(ワイヤーハーネス保護構造)
上記ワイヤーハーネス外装構造は、不織布外装体2の中空領域25内にワイヤーハーネスである電線束を収納することにより、外部から電算束を保護するワイヤーハーネス保護構造を得ることができる。
このように、不織布外装体2の本体部3は不織布の加熱成型により得られているため、内部に収納された電線束を傷つけない構造で、かつ、クランプ1が安定固定されているワイヤーハーネス保護構造を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 クランプ
2 不織布外装体
3 本体部
14 支持台
15 連結部
16 底部
20 クランプ固定用開口部
21 第1開口部
22 第2開口部

Claims (5)

  1. 長手方向に沿って延びて形成され、前記ワイヤーハーネスの外周を覆って保護可能な中空領域を有する本体部と、
    前記本体部の一部を貫通して設けられる固定用開口部とを備え、
    前記本体部は不織布が加熱成型されることにより形成され、前記固定用開口部は所定の取付部品をはめ込み固定可能な平面形状を呈することを特徴とする、
    ワイヤーハーネス外装体。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネス外装体であって、
    前記本体部は少なくとも一つの平面部を有し、
    前記固定用開口部は前記少なくとも一つの平面部に設けられる、
    ワイヤーハーネス外装体。
  3. 請求項2記載のワイヤーハーネス外装体であって、
    前記本体部は所定数の平面部から構成され、前記長手方向に垂直な平面における前記中空領域の断面形状は多角形状を呈し、
    前記少なくとも一つの平面部は前記所定数の平面部のうち一の平面部を含む、
    ワイヤーハーネス外装体。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載のワイヤーハーネス外装体と、
    前記ワイヤーハーネス外装体の前記固定用開口部に前記所定の取付部品として取り付けられたクランプとを備え、
    前記固定用開口部は、第1の方向における開口幅が第1の寸法の第1開口部と、前記第1の方向における開口幅が前記第1の寸法より長い第2の寸法の第2開口部とが連続的に形成された組合せ開口構造を含み、
    前記クランプは、上面及び下面を有する支持台、前記支持台の上面側に設けられ所定の開口部位に取付可能な挿入部、前記支持台の下面に設けられた連結部、前記連結部の下部に設けられた取付用底部、及び、前記支持台の下面に設けられた取り外れ防止部を有し、
    前記支持台は前記第2の寸法より長い第2の方向における支持台幅を有し、前記連結部は前記第1の寸法より短い前記第2の方向における連結部幅を有し、前記取付用底部は前記第1の寸法より長い前記第2の方向における底部幅を有し、
    前記クランプは、前記第1の方向と前記第2の方向とを略一致させた状態で、前記連結部及び前記取付用底部を前記第2の開口部から挿入して、前記第1開口部へ向かう挿入方向に移動させることにより前記取付用底部を前記第1の開口部の下方の所定位置に位置決め可能であり、前記取り外れ防止部は前記取付用底部が前記所定位置にある時、前記挿入方向と反対の反挿入方向側における前記第2の開口部の端部に当接することを特徴とする、
    ワイヤーハーネス外装構造。
  5. 請求項4記載のワイヤーハーネス外装構造と、
    前記ワイヤーハーネスとして前記中空領域内に収納される電線束とを備える、
    ワイヤーハーネス保護構造。
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