JP2014017148A - 端子の感電防止装置 - Google Patents

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和弘 山本
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Abstract

【課題】専用の部品を使用せずに、電子機器または電子台の端子を確実に保護する。
【解決手段】感電防止装置(10)は、絶縁性材料から形成されていて端子を被覆する端子被覆部(20)と、端子被覆部に一体的に絶縁性材料から形成されていて、端子に接続された電線に周方向に巻付いて被覆する結束バンド(30)と、結束バンドの一端に形成されていて結束バンドの他端が挿入される挿入口(35)と、挿入口内に挿入された結束バンドを保持する戻止部(36)とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配電盤や制御盤などに取付けられた電子機器または端子台の端子における感電を防止する感電防止装置に関する。
配電盤や制御盤などには電子機器または端子台が取付けられている。そして、周知であるように、これら電子機器または端子台の端子には電線の端子が接続される。これら端子は導電部分であるので、操作者などが端子に触れると感電事故につながる。
このため、従来技術においては、感電防止のための部品が使用されている。例えば特許文献1においては、電線の端子を端子台の端子に固定する端子ねじに取付けられる絶縁カバーが開示されている。さらに、特許文献2には、電気基板のほぼ全体を被覆する感電防止用被覆部が開示されている。さらに、特許文献3には、器具の端子を被覆する端子絶縁部分と、端子に接続する電線が内部を通る電線貫通部分と、電線貫通部分に形成されたスロットとを備えた感電防止用保護キャップが開示されている。
実開平5−2373号公報 特開2000−69615号公報 特開平9−161854号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2および特許文献3に開示された感電防止用の部品は、対応する端子または電子機器のための専用部品であり、汎用性に欠ける。このため、新たな製品を開発すると、その製品専用の感電防止用部品が別途必要となり、そのような部品の開発や保守のための費用が少なくない。
また、前述した感電防止用部品はいずれも端子に簡易的に固定される形式である。このため、特別な工具を使わずに、端子を意図的に露出させることが可能であり、安全性が十分であるとはいえない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、専用の部品を必要とすることなしに取付けることができ、電子機器または電子台の端子を確実に保護することのできる感電防止装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、絶縁性材料から形成されていて端子を被覆する端子被覆部と、該端子被覆部に一体的に前記絶縁性材料から形成されていて、前記端子に接続された電線に周方向に巻付いて被覆する結束バンドと、前記結束バンドの一端に形成されていて前記結束バンドの他端が挿入される挿入口と、該挿入口内に挿入された前記結束バンドを保持する戻止部とを具備する、感電防止装置が提供される。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記端子被覆部と前記挿入口とが、前記結束バンドの巻付方向に対して垂直な方向において一直線上に配置されている。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記挿入口への前記結束バンドの挿入方向が前記結束バンドの表面に対して平行になるように、前記挿入口が形成される。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記端子被覆部と前記結束バンドとの間に形成されたリブをさらに具備する。
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、前記結束バンドには、前記結束バンドの巻付方向に対して平行に延びる少なくとも一つスリットが形成されている。
6番目の発明によれば、電線に周方向に巻付いて被覆していて絶縁性材料から形成される結束バンドと、前記結束バンドの一端に形成されていて前記結束バンドの他端を挿入する挿入口と、該挿入口内に挿入された前記結束バンドのための戻止部と、前記結束バンドの前記電線に接触する面とは反対側の面に形成されていて前記結束バンドの巻付方向に対して垂直または平行な少なくとも一つの隆起部とを具備する、感電防止装置が提供される。
7番目の発明によれば、絶縁性材料から形成されていて端子を被覆する端子被覆部と、前記端子被覆部を前記端子に接続された電線に固定するための結束バンドを通すために前記端子被覆部に隣接して形成された結束バンド挿入口とを具備する、感電防止装置が提供される。
8番目の発明によれば、端子に接続された電線に周方向に巻付いて被覆する結束バンドを通す結束バンド挿入口と、前記結束バンドの巻付方向に対して垂直または平行に配置されていて絶縁性材料から形成される隆起部とを具備する。
1番目の発明においては、結束バンドを電線に巻付けて、結束バンドの先端を挿入口に通し、戻止部により結束バンドを固定している。このため、専用の部品を必要とすることなしに感電防止装置を端子に取付けることができる。また、結束バンドを電線に巻付けつつ、端子被覆部により端子を被覆しているので、端子を確実に保護することができる。なお、挿入口に挿入された結束バンドの残余部分は切断するのが好ましく、これにより、複数の端子が隣接している場合であっても全ての端子に感電防止装置を取付けることが可能となる。
2番目の発明においては、挿入口が電線よりも上側に位置することになるので、挿入口に挿入された結束バンドの残余部分を容易に切断することができる。
3番目の発明においては、挿入口が電線よりも上側に位置することになり、また挿入口から延びる結束バンドが端子の上面に対して横方向に延びることになる。このため、見栄えを良くしつつ、挿入口に挿入された結束バンドの残余部分を容易に切断することができる。
4番目の発明においては、リブが設けられているので、柔軟材料または可撓性材料から感電防止装置を作成した場合であっても、端子被覆部が容易に変形するのを防止し、安全性を確保することができる。
5番目の発明においては、スリットが形成されているので、結束バンドが幅広または肉厚である場合であっても、結束バンドを曲げやすくでき、作業性を向上させられる。
6番目の発明においては、隆起部が隣接する隔壁の間の隙間に配置される。従って、隔壁の間の隙間が比較的大きい場合であっても、人間の指が感電防止板の間の隙間に入るのを防止し、安全性を確保することができる。
7番目および8番目の発明においては、端子被覆部または隆起部と結束バンドとを別部材にすることにより、端子および電線の接続状態に応じた最適な感電防止装置を選択することができる。
(a)本発明の第一の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図である。(b)図1(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。(c)図1(a)に示される感電防止装置を端子台に取付けた状態を示す斜視図である。 (a)本発明の第二の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図である。(b)図2(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。(c)図2(a)に示される感電防止装置を端子台に取付けた状態を示す斜視図である。 (a)本発明の第三の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図である。(b)図3(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。(c)図3(a)に示される感電防止装置を端子台に取付けた状態を示す斜視図である。 (a)本発明の第四の実施形態に基づく感電防止装置の斜視図である。(b)本発明の第四の実施形態に基づく感電防止装置の他の斜視図である。(c)本発明の第四の実施形態に基づく感電防止装置のさらに他の斜視図である。 (a)本発明の第五の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図である。(b)図5(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。(c)図5(a)に示される感電防止装置を端子台に取付けた状態を示す斜視図である。 (a)本発明の第六の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図である。(b)図6(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。(c)図6(a)に示される感電防止装置を端子台に取付けた状態を示す斜視図である。 (a)本発明の第七の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図である。(b)図7(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。 本発明の第八の実施形態に基づく感電防止装置の斜視図である。 本発明の第九の実施形態に基づく感電防止装置の斜視図である。 本発明の第十の実施形態に基づく感電防止装置の他の斜視図である。 (a)第八から第十の実施形態で使用される結束バンドの斜視図である。(b)図11(a)に示される結束バンドの他の斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1(a)は本発明の第一の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。これら図面に示されるように、感電防止装置10は、端子被覆部20と、結束バンド30とを主に含んでいる。
端子被覆部20は絶縁性材料、例えばプラスチックから形成されている。図面に示される端子被覆部20は略箱形形状であり、図示しない配電盤や制御盤などに取付けられた電子機器または端子台の一つの端子を被覆する。公知であるように、電子機器または端子台の端子には、通常、電線の端子が配置され、これら端子はネジにより固定されている。端子被覆部20は、これら端子およびネジをその上方および側方から被覆するのに十分に大きいものとする。
結束バンド30は、端子被覆部20と同一の材料から形成された略細長状部材である。図示されるように、結束バンド30の基端には、挿入口35が形成されている。挿入口35には、結束バンド30がその先端から挿入されるようになっている。図1(a)においては、結束バンド30挿入方向が結束バンド30の表面に対して垂直になるように、挿入口35が形成されている。
また、挿入された結束バンド30を保持する目的で、挿入口35の周囲部は結束バンド30自体よりも肉厚に形成されている。なお、結束バンド30を挿入口35に挿入するのを容易にするために、結束バンド30の先端は結束バンド30の残りの部分に対してわずかながら傾斜している。
また、図1(a)に示されるように結束バンド30の表面31は平滑である。しかしながら、図1(b)から分かるように、裏面32には結束バンド30の横断方向に延びる複数の鋸歯部が結束バンド30の先端近傍に形成されている。結束バンド30の先端が挿入口35に挿入されたときに、一つの鋸歯部が挿入口35の縁部に係合して結束バンド30を保持する。つまり、鋸歯部は、結束バンド30を保持する戻止部36としての役目を果たす。
さらに、図1(a)から分かるように、端子被覆部20は、結束バンド30の一方の側方縁部における挿入口35からズレた位置において結束バンド30に接続されている。端子被覆部20と結束バンド30とは一体的に形成されていてもよく、その場合には感電防止装置10は成形により作成される。
図1(c)は図1(a)に示される感電防止装置を端子台に取付けた状態を示す斜視図である。図1(c)には、端子台60が示されている。端子台60は、複数、例えば四つの端子61を有しており、これら端子61のそれぞれは隔壁62により互いに仕切られている。図1(c)から分かるように、電線70の端子71がネジ65によって端子台60の端子61に接続されている。
図1(c)において最下方に位置する電線70には、本発明の感電防止装置10が取付けられている。簡単に説明すると、はじめに、操作者は感電防止装置10の端子被覆部20を二つの隔壁62の間に挿入して、対応するネジ65および端子61、71を被覆する。この目的のために、端子被覆部20は二つの隔壁62の間に挿入されるのに適した寸法であるのが好ましい。
そして、操作者は、結束バンド30の先端を把持して挿入口35に挿入し、それにより、結束バンド30が対応する電線70を巻付けるようにする。操作者が、結束バンド30の先端をさらに引張ると、戻止部36の一つの鋸歯部が挿入口35の縁部に係合する。従って、結束バンド30が電線70を堅固に保持しつつ電線70を周方向に被覆するようになる。
最終的に、操作者は挿入口35から突出した結束バンド30の残余部分をカッタなどで切断する。従って、隣接する別の電線70に対しても、同様に感電防止装置10の結束バンド30を取付けることができる。このようにして、感電防止装置10の端子被覆部20が端子台60の端子61等を被覆すると共に、結束バンド30が電線70を被覆するようになる。
このように、本発明においては、結束バンド30を電線70に周方向に巻付けてこれを被覆している。そして、結束バンド30は戻止部36によって固定されるので、専用の部品を必要とすることなしに感電防止装置10を取付けることが可能となる。また、本発明においては、結束バンド30を電線70に巻付けつつ、端子被覆部20が端子61等を被覆している。従って、感電防止装置10は不注意や不慮の事故で容易に外れることはなく、従って、端子61、71等を確実に保護することができる。
また、結束バンド30により電線70を周方向に巻付けて固定するので、電線70の線径が異なる場合であっても、結束バンド30の締付量を変更することのみによって、そのような電線70を固定することができる。従って、電線70の線径によらず、汎用的な使用が可能である。
図2(a)は本発明の第二の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。以下においては、前述したのと同様の部材については、簡略のために再度の説明を省略する。図2(a)および図2(b)に示されるように、第二の実施形態においては、端子被覆部20が挿入口35に隣接して配置されている。具体的には、端子被覆部20と挿入口35とが、結束バンド30の巻付方向に対して垂直な方向において一直線上に配置されている。
図2(c)は、図2(a)に示される感電防止装置を端子台に取付けた状態を示す斜視図である。前述したように感電防止装置10を端子台60および電線70に取付けると、挿入口35は端子被覆部20に隣接して端子台60の上側に位置するようになる。このため、感電防止装置10を取付ける際の操作性が増す。具体的には、図2(c)に示される取付状態は結束バンド30の先端を挿入口35に挿入することと、結束バンド30の残余部分を切断することとに有利である。
図3(a)は本発明の第三の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図であり、図3(b)は図3(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。これら図面に示されるように、第三の実施形態においては、挿入口35は、結束バンド30の挿入方向が結束バンド30の表面に対して平行になるように形成されている。
図3(c)は図3(a)に示される感電防止装置を端子台に取付けた状態を示す斜視図である。図3(c)に示されるように、感電防止装置10を端子台60および電線70に取付けると、挿入口35は端子被覆部20に隣接して端子台60の上側に位置するようになる。このため、前述したのと同様に、感電防止装置10を取付ける際の操作性が増す。
さらに、図3(c)と図2(c)とを比較して分かるように、第三の実施形態においては、切断された結束バンド30の先端が上側に突出することはなく、結束バンド30の先端は電線70の外周面に接するように、端子台60の上面に対して横方向に延びる。従って、第三の実施形態は第二の実施形態よりも見栄えが向上することが分かるであろう。
図4(a)は本発明の第四の実施形態に基づく感電防止装置の斜視図である。図4(a)においては、図1(a)に示したのと同様な感電防止装置10が示されており、リブ39aが端子被覆部20の裏面と結束バンド30の表面31とに跨って形成されている。図4(a)から分かるように、リブ39aは特に端子被覆部20と結束バンド30との間の接続部分を補強する。
前述したように感電防止装置10は絶縁性材料、例えばプラスチックから一体成形により作成される。また、感電防止装置10の結束バンド30を電線70に巻付ける必要があるので、比較的曲げやすい絶縁性材料が要求される。このため、感電防止装置10を一旦、端子台60に取付けると、感電防止装置10の端子被覆部20が不注意や不慮の事故で端子61等から外れる可能性がある。
しかしながら、図4(a)に示される構成においてはリブ39aがこの接続部分を補強する。従って、比較的曲げやすい材料から感電防止装置10を作成した場合であっても、端子被覆部20が不注意などで持上げられることはなく、安全を確保することができる。
図4(b)および図4(c)は本発明の第四の実施形態に基づく感電防止装置の斜視図であり、それぞれ図2(a)および図3(a)に示されるのと同様な感電防止装置10が示されている。図4(b)および図4(c)においては、リブ39b、39cが挿入口35の端部から端子被覆部20の裏面までそれぞれ延びている。このような場合であっても、前述したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。
図5(a)は本発明の第五の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。これら図面に示される感電防止装置10は結束バンド30と、結束バンド30の基端に設けられた挿入口35とを含んでいる。図示されるように、挿入口35は、結束バンド30の挿入方向が結束バンド30の表面に対して垂直になるように、形成されている。
さらに、第五の実施形態に基づく感電防止装置10は挿入口35から所定距離だけ離れた位置に横断方向隆起部38を備えている。図5(a)から分かるように、横断方向隆起部38は結束バンド30の一方の縁部から他方の縁部まで横断方向に延びる隆起した部材である。
図5(c)は図5(a)に示される感電防止装置を端子台に取付けた状態を示す斜視図である。図5(c)においては、前述したのと同様な端子台60が示されており、端子台60の頂面が感電防止板66により閉鎖されている。図5(c)に示されるように、感電防止装置10を端子台60および電線70に取付けると、横断方向隆起部38は対応する端子61等に隣接して端子台60の前方に位置するようになる。具体的には、横断方向隆起部38は端子61の前方であって隣接する二つの隔壁62の間に配置される。
言い換えれば、横断方向隆起部38が感電防止板66および隣接する二つの隔壁62により形成される空間の前方に位置するようになる。従って、操作者の指がこの空間に進入するのを防止することができる。それゆえ、隔壁62の間の隙間が比較的大きい場合であっても、安全性を確保することが可能である。
図6(a)は本発明の第六の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図であり、図6(b)は図6(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。これら図面には、第五の実施形態と概ね同様な構成の感電防止装置10が示されている。ただし、図6(a)および図6(b)においては、横断方向隆起部38は排除され、その代わりに、長手方向隆起部37が結束バンド30の一方の側方縁部に設けられている。
図6(c)は図6(a)に示される感電防止装置を端子台に取付けた状態を示す斜視図である。図6(c)においては、前述したのと同様に頂面が感電防止板66により閉鎖された端子台60が示されている。図6(c)に示されるように、感電防止装置10を端子台60および電線70に取付けると、長手方向隆起部37が、感電防止板66および隣接する二つの隔壁62により形成される空間の前方に位置するようになる。
言い換えれば、この空間を側方から閉鎖する位置に長手方向隆起部37が配置される。従って、操作者の指がこの空間に進入するのを防止することができる。それゆえ、前述したのと同様に、隔壁62の間の隙間が比較的大きい場合であっても、安全性を確保することが可能である。
図7(a)は本発明の第七の実施形態に基づく感電防止装置の、一面から見た斜視図であり、図7(b)は図7(a)に示される感電防止装置の、他面から見た斜視図である。これら図面には、図3(a)および図3(b)に示したのと概ね同様な感電防止装置10が示されている。第七の実施形態においては、結束バンド30において複数のスリット34が結束バンド30の長手方向に対して平行に形成されている。結束バンド30が幅広または肉厚である場合であっても、これらスリット34によって結束バンド30を容易に曲げることができ、結束バンド30を電線70に巻付けるのが助勢される。図7(a)および図7(b)には四つのスリット34が形成されているが、スリット34の数および寸法を、巻付けられるべき電線70に応じて変更できるのは、当業者であれば明らかであろう。
図8は本発明の第八の実施形態に基づく感電防止装置の斜視図である。図8に示される感電防止装置10aは、端子被覆部20と、端子被覆部20から延びる延長部21と、延長部21および端子被覆部20に跨って設けられた隆起部26とを含んでおり、隆起部26の両側部を貫通する挿入口25が形成されている。隆起部26は端子被覆部20と延長部21との接続を補強すると共に、端子被覆部20が不注意などで持上げられるのを防止する役目を果たす。
図11(a)および図11(b)は結束バンドの斜視図である。これら図面に示されるように結束バンド30aはその一端に挿入口35を備え、裏面32に戻止部36が形成された部材である。この結束バンド30aも前述した結束バンド30と同様の材料から形成されている。
感電防止装置10aを端子台60に取付ける際には、結束バンド30aの先端を挿入口25に通して電線70を巻付ける。次いで、結束バンド30aの戻止部36を利用して結束バンド30aを感電防止装置10aおよび電線70に固定する。これにより、前述したのと同様な効果が得られるのが分かるであろう。
図9は本発明の第九の実施形態に基づく感電防止装置の斜視図である。図9に示される感電防止装置10bは、横断方向隆起部38aと、その下方に形成された挿入口25bとを主に含んでいる。感電防止装置10bを端子台60に取付ける際には、前述したように結束バンド30a(図11参照)の先端を挿入口25bに通して電線70を巻付けて戻止部36を利用して固定する。
これにより、図5(c)を参照して説明したように、横断方向隆起部38aは端子61の前方であって隣接する二つの隔壁62の間に配置される。つまり、横断方向隆起部38が感電防止板66および隣接する二つの隔壁62により形成される空間の前方に位置する。従って、前述したように隔壁62の間の隙間が比較的大きい場合であっても、安全性を確保できる。
図10は本発明の第十の実施形態に基づく感電防止装置の斜視図である。図10に示される感電防止装置10cは、長手方向隆起部37aと、長手方向隆起部37aに対して垂直に延びる延長部21aと、延長部21aに形成された挿入口25cとを含んでいる。感電防止装置10cを端子台60に取付ける際には、前述したように結束バンド30a(図11参照)の先端を挿入口25cに通して電線70を巻付けて固定する。
これにより、図6(c)を参照して説明したように、長手方向隆起部37が、感電防止板66および隣接する二つの隔壁62により形成される空間の前方に位置するようになる。つまり、この空間を側方から閉鎖する位置に長手方向隆起部37が配置される。従って、前述したように隔壁62の間の隙間が比較的大きい場合であっても、安全性を確保できる。
さらに、図8から図11(b)を参照して説明したように、端子被覆部20と結束バンド30とを別部材にすることにより、端子61、71および電線70の接続状態に応じた最適な感電防止装置を選択できるのが分かるであろう。なお、前述した実施形態のいくつかを適宜組み合わせることは本発明の範囲に含まれる。
10、10a、10b、10c 感電防止装置
20 端子被覆部
21、21a 延長部
25、25a、25b、25c 挿入口
26 隆起部
30 結束バンド
31 表面
32 裏面
34 スリット
35 挿入口
36 戻止部
37、37a 長手方向隆起部
38、38a 横断方向隆起部
39a、39b、39c リブ
60 端子台
61 端子
62 隔壁
65 ネジ
70 電線

Claims (8)

  1. 絶縁性材料から形成されていて端子を被覆する端子被覆部と、
    該端子被覆部に一体的に前記絶縁性材料から形成されていて、前記端子に接続された電線に周方向に巻付いて被覆する結束バンドと、
    前記結束バンドの一端に形成されていて前記結束バンドの他端が挿入される挿入口と、
    該挿入口内に挿入された前記結束バンドを保持する戻止部とを具備する、感電防止装置。
  2. 前記端子被覆部と前記挿入口とが、前記結束バンドの巻付方向に対して垂直な方向において一直線上に配置されている、請求項1に記載の感電防止装置。
  3. 前記挿入口への前記結束バンドの挿入方向が前記結束バンドの表面に対して平行になるように、前記挿入口が形成される、請求項1または2に記載の感電防止装置。
  4. 前記端子被覆部と前記結束バンドとの間に形成されたリブをさらに具備する請求項1から3のいずれか一項に記載の感電防止装置。
  5. 前記結束バンドには、前記結束バンドの巻付方向に対して平行に延びる少なくとも一つスリットが形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の感電防止装置。
  6. 電線に周方向に巻付いて被覆していて絶縁性材料から形成される結束バンドと、
    前記結束バンドの一端に形成されていて前記結束バンドの他端を挿入する挿入口と、
    該挿入口内に挿入された前記結束バンドのための戻止部と、
    前記結束バンドの前記電線に接触する面とは反対側の面に形成されていて前記結束バンドの巻付方向に対して垂直または平行な少なくとも一つの隆起部とを具備する、感電防止装置。
  7. 絶縁性材料から形成されていて端子を被覆する端子被覆部と、
    前記端子被覆部を前記端子に接続された電線に固定するための結束バンドを通すために前記端子被覆部に隣接して形成された結束バンド挿入口とを具備する、感電防止装置。
  8. 端子に接続された電線に周方向に巻付いて被覆する結束バンドを通す結束バンド挿入口と、
    前記結束バンドの巻付方向に対して垂直または平行に配置されていて絶縁性材料から形成される隆起部とを具備する、感電防止装置。
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