JP2014016988A - ラスター画像立体化処理装置及びラスター画像立体化方法並びにラスター画像立体化プログラム - Google Patents

ラスター画像立体化処理装置及びラスター画像立体化方法並びにラスター画像立体化プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】違和感なく立体感を与えることができるラスター画像立体化処理装置を得る。
【解決手段】
メッシュサイズ合せ部23と、陰影図作成部25と、赤色立体画像作成部27と、ラスター画像読込部28と、傾斜度読込部30と、浮沈度読込部31と、第1のHSV変換部32と、メッシュ指定部34と、陰影データ読込部35と、第2のHSV変換部36と、色相読込部37と、第1の合成部39と、第2の合成部41と、第3の合成部43と、画像出力部48と、登録部50と、色調整部51等を備えて、標高値を有するラスター画像RSGiを立体的に見せる。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛星写真、オルソ画像、地形図、地質図、写真等のラスター画像を自動的に立体化するラスター画像立体化処理装置に関する。
例えば、地図作成や科学的調査で行う地形判読や土地被覆分類などに利用するデータを取得するため、高度なリモートセンシング技術が開発されている。
リモートセンシングにより得られるデータのうちオルソフォト画像は、航空機で撮影した表層の写真(RGB:ラスター)を正射投影図に幾何変換した平面的なカラー写真画像(RGB:ラスター)であり、樹木、建物、道路、地面、草地などを視覚的に容易に判読できる。さらに、オルソフォト画像は、現地の実際の画像であることから視覚的なアピールが高く、近年は様々なシステムに利用されている。例えば、特許文献1には、樹木の頂点をDEM(Digital Elevation Model)、DSM(Digital Surface Model)を用いて求め、この頂点をオルソフォト画像の樹木に表示することが開示されている。
一方、等高線図において地質を色別表示(RGB:ラスター)にして表現した地質図と
いうのもある。
さらに、高度段彩図というのがある。高度段彩図は、標高に対応する色付け(RGB:ラスター)を行うことで、地形を表現するものである。
また、顔写真というのがある。この顔写真というのもいわばRGB画像(ラスター)である。
さらに、特許文献2に開示されている赤色立体地図というのがある。この赤色立体地図というのは、傾斜量を赤の彩度に比例させて急斜面ほどより赤くなるようにし、かつ尾根谷度を明度に比例させることで尾根や独立峰ほど明るく、谷や窪地ほど暗くなるように調整した擬似カラー画像である。
特開2008−111724号公報 特許第3670274号公報
しかしながら、オルソフォト画像は撮影時の太陽高度の関係から、地形や地物などによる影が生じたり、複数写真の接合部のずれが発生したりするため、見えない箇所が生じることがある。また、接合による色調の違いがあり、見栄えの悪い場合がある。
さらに、地物の倒れ込み等により、位置ずれや見えない場所が発生し、とくに山岳部における小さな谷に樹木が繁茂している場合には、平面的なカラー写真であるため、判読が困難になる。
一方、樹木はほとんどが同系色(例えば緑)であることから、尾根部であっても樹種や樹高について容易には判断できず、オルソフォト画像を用いると山岳地域においては立体感に欠けると共に、表層下の地形状況を容易に把握することができない。
また、等高線図というのは経験豊富でないと人目で凹凸感を得ることができない。さらに、地形図というのも単なる色別表示であるから立体感を得ることができない。
さらに、高度段彩図は大局的な地形は把握できるが、微地形は容易には分からない。さらに、顔写真は、凹凸感があまり得られない。
さらに、赤色立体地図(RGB:ラスター)は、赤系の色で立体感を与えるものであるから、森林等の地域の地形を立体的に見せた場合に違和感がある。
すなわち、ラスター画像(等高線含む)だけでは違和感なく瞬時に立体的に見せることができない。
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、ラスター画像を違和感なく立体的な視覚感を与えることができるラスター画像立体化処理装置を得ることを目的とする。
本発明のラスター画像立体化処理装置は、
DEMデータを記憶した第1の記憶手段と、
前記DEMデータを得た領域のラスター画像を記憶した第2の記憶手段と、
表示部と、
(A).前記DEMデータ及び前記ラスター画像のメッシュのサイズを合せる手段と、
(B).前記DEMデータから地上開度画像と地下開度画像並びに傾斜度の値が大きいほどに色が強調される色を割り付けた傾斜強調画像を得て、これらを合成した立体視覚化画像を得る手段と、
(C).前記地上開度画像と地下開度画像とを得たときのパラメータである浮沈度及び前記傾斜強調画像を得たときの傾斜度を読み込む手段と、
(D).色相Hを「0」に固定し、前記浮沈度を明度(Va)に前記傾斜度を彩度(Sa)に各々変換し、これを第1の変換画像として出力する第1のHSV変換手段と、
(E).前記ラスター画像をHSV変換し、これを第2の変換画像として出力する第2のHSV変換手段と、
(F).前記第2の変換画像の色相(H)を読込み、この色相(H)と前記第1の変換画像とを合成した第1のカラー合成画像を得る手段と、
(G).前記第1のカラー合成画像と前記第2の変換画像とを合成した第2のカラー合成画像を生成し、これを前記表示部の画面に表示する手段と
を備えたことを要旨とする。
また、本発明のラスター画像立体化方法は、
DEMデータを記憶した第1の記憶手段と、
前記DEMデータを得た領域のラスター画像を記憶した第2の記憶手段と
表示部とを用意し、
コンピュータが、
(A).前記DEMデータ及び前記ラスター画像のメッシュのサイズを合せるステップと、
(B).前記DEMデータから地上開度画像と地下開度画像並びに傾斜度の値が大きいほどに色が強調される色を割り付けた傾斜強調画像を得て、これらを合成した立体視覚化画像を得るステップと、
(C).前記地上開度画像と地下開度画像とを得たときのパラメータである浮沈度及び前記傾斜強調画像を得たときの傾斜度を読み込むステップと、
(D).色相Hを「0」に固定し、前記浮沈度を明度Vaに前記傾斜度を彩度Saに各々変換し、これを第1の変換画像として出力する第1のHSV変換ステップと、
(E).前記ラスター画像をHSV変換し、これを第2の変換画像として出力する第2のHSV変換ステップと、
(F).前記第2の変換画像の色相Hを読込み、この色相Hと前記第1の変換画像とを合成した第1のカラー合成画像を得るステップと、
(G).前記第1のカラー合成画像と前記第2の変換画像とを合成した第2のカラー合成画像を生成し、これを前記表示部の画面に表示するステップと
を行うことを要旨とする。
さらに、本発明のラスター画像立体化プログラムは、
DEMデータを記憶した第1の記憶手段と、
前記DEMデータを得た領域のラスター画像を記憶した第2の記憶手段と
表示部とを用意し、
コンピュータに、
(A).前記DEMデータ及び前記ラスター画像のメッシュのサイズを合せる手段、
(B).前記DEMデータから地上開度画像と地下開度画像並びに傾斜度の値が大きいほどに色が強調される色を割り付けた傾斜強調画像を得て、これらを合成した立体視覚化画像を得る手段、
(C).前記地上開度画像と地下開度画像とを得たときのパラメータである浮沈度及び前記傾斜強調画像を得たときの傾斜度を読み込む手段、
(D).色相Hを「0」に固定し、前記浮沈度を明度(Va)に前記傾斜度を彩度(Sa)に各々変換し、これを第1の変換画像として出力する第1のHSV変換手段、
(E).前記ラスター画像をHSV変換し、これを第2の変換画像として出力する第2のHSV変換手段、
(F).前記第2の変換画像の色相Hを読込み、この色相Hと前記第1の変換画像とを合成した第1のカラー合成画像を得る手段、
(G).前記第1のカラー合成画像と前記第2の変換画像とを合成した第2のカラー合成画像を生成し、これを前記表示部の画面に表示する手段
としての機能を実行させることを要旨とする。
以上のように本発明によれば、衛星写真、オルソフォト画像、地形図、地質図、写真等のラスター画像を所望の立体感で視覚化させることができる。
本実施の形態のラスター画像立体化処理装置の概略構成図である。 オルソフォト画像の説明図である。 地質図の説明図である。 本実施の形態のラスター画像立体化処理装置の概略を説明するフローチャートである。 DEMデータの説明図である。 オルソフォト画像とDEMとのメッシュ合せの説明図である。 地下開度画像図の説明図である。 地上開度画像図の説明図である。 尾根谷度画像図の説明図である。 斜度図画像図の説明図である。 赤色立体画像の説明図である。 第1のHSV変換部の変換データの説明図である。 ラスター変換画像RHGiの説明図である。 赤色・ラスター色相合成画像RKGiの説明図である。 赤色・ラスター合成画像FKRGiの説明図である。 調整済ラスター立体画像ORiの説明図である。 図4のラスター画像立体化処理の詳細説明図である。 オルソフォト画像OSGi、陰影画像EGiのデータ構造を説明する。 赤色立体画像KGiのデータ構造の説明図である。 本実施の形態のラスター画像立体化処理による違いの説明図である HSV変換カラーモデルの説明図である。 第2のHSV変換部の変換データの説明図である。 第1のHSV変換部の変換データの説明図である。 第2の合成部のデータ合成の説明図である。 第1の合成部のデータ合成の説明図である。 第3の合成部のデータ合成の説明図である。 色調整処理を説明するフローチャートである。 調整入力ボックスの説明図である。 オルソフォト画像の説明図である。 本実施の形態によるオルソフォト画像を立体化した場合の説明図である。 一般的な地図の立体表現の説明図である。 本実施の形態の処理によって得られた地図画像の説明図である。 赤色立体画像生成部の概略構成図である。 地上開度及び地下開度の原理説明図である。 地上開度及び地下開度の主要パターン説明図である。 地上開度及び地下開度の立体的説明図である。 地上開度及び地下開度の標本地点及び距離の説明図である。 傾斜赤色化立体画像の生成過程説明図である。 他の画面例の説明図である。 RGBカラーの乗算合成の説明図である。
以下に、本発明を実施するための最適な形態を例示的に説明する。以下に示す本実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構造、配置は下記のものに特定するものではない。
本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。図面は模式的なものであり、装置やシステムの構成等は現実のものとは異なることに留意すべきである。
図1はラスター画像立体化処理システム10の概略構成図である。本実施の形態のラスター画像立体化処理システムは、CPU、RAM、ROM、キーボード、マウス等を有し、以下の構成のプログラム及びメモリを備えている。
なお、ラスター画像RSGiとしては衛星写真、色付き地質図、航空写真、絵画、ビデオ画像等があるが本実施の形態のラスター画像立体化処理システム10はオルソフォト画像OSGi(図2参照)と色付の地質図画像CHGi(図3参照)とを一例とし、これを立体的に視覚化させる処理として説明する。
本実施の形態ではオルソフォト画像OSGiについては、図2に示す夏の山村地域(山林、川、棚田、住宅が移っている:緑色がほとんど)を撮影したものを一例とする。図2のオルソフォト画像は地形(標高を含む)については把握できないし、立体的に見えない。
また、地質図画像CHGiについては、図3に示す“松島”(日本国宮城県松島町)の地質図に応じた色付けを行ったものを一例とする。図3に示す地質図画像CHGiは、緑、黄色、朱色、淡い緑、深い緑、山吹色、茶色等で地質の種類を示している。
図3の地質図画像CHGiにおいては、地質学的知識がないと地形(標高を含む)は把握できない。
なお、本実施の形態ではメッシュ単位の画像データには小文字を付加して説明する。
本実施の形態のラスター画像立体化処理システム10は図1に示すように、コンピュータ本体部11と表示部12等を備えている。
コンピュータ本体部11は、図1に示すように、所定地域のラスター画像RSGi(オルソフォト画像OSGi又は地質図CHGi)を記憶したメモリ20と、前述の所定地域のDEM(Digital Elavation Model)を記憶したメモリ21とを備えている。
また、コンピュータ本体部11は、メッシュサイズ合せ部23と、陰影図作成部25と、赤色立体画像作成部27と、ラスター画像読込部28と、傾斜度読込部30と、浮沈度読込部31と、第1のHSV変換部32と、メッシュ指定部34と、陰影データ読込部35と、第2のHSV変換部36と、色相読込部37と、第1の合成部39と、第2の合成部41と、第3の合成部43と、画像出力部48と、登録部50と、色調整部51等を備えて、標高値を有するラスター画像RSGiを立体的に見せる。
メッシュサイズ合せ部23は、メモリ20のラスター画像RSGi(オルソフォト画像OSGi又は地質図CHGi)のメッシュ(ピクセル)サイズ及びメモリ21のDEMのメッシュサイズを読み込む。そして、このDEMのメッシュサイズをラスター画像RSGi(オルソフォト画像OSGi又は地質図CHGi)のメッシュサイズに合わせて、これらのメッシュ番号mi(m1、m2・・)をメッシュ指定部34に出力する。
なお、メッシュの合込みは、DEMのメッシュのサイズになるようにラスター画像RSGi(オルソフォト画像OSGi又は地質図CHGi)のメッシュを分割させて合わせてもよい。
陰影図作成部25は、メッシュサイズの合込みが終わった後に、メモリ21のDEMを用いて陰影画像EGiを作成してメモリ24に記憶する。
赤色立体画像作成部27は、メモリ21のDEMを用いて後述する赤色立体画像KGiを作成してメモリ26に記憶する。この赤色立体画像作成部27の処理については詳細に後述する。
なお、本実施の形態では、ラスター画像RSGiのメッシュ単位の画像データをラスター画像データrsiと称する。
オルソフォト画像OSGi(又は地質図CHGi)におけるメッシュ単位の画像データをオルソフォト画像データosi(又は地質図画像データchi)と称し、陰影画像EGiにおけるメッシュ単位の画像データを陰影画像データeiと称し、赤色立体画像KGiにおけるメッシュ単位の画像データを赤色立体画像データki等と称する。
ラスター画像読込部28は、メッシュ指定部34によってメッシュ番号miが指定される毎に、このメッシュ番号mi(m1、m2、m3・・・)のラスター画像データrsi(オルソフォト画像データosi又は地質図画像データchi)を読込み、これを第2のHSV変換部36に出力する。
傾斜度読込部30は、メッシュ指定部34によってメッシュ番号miが指定される毎に、このメッシュ番号miの赤色立体画像データkiの傾斜度Gmを読込み、これを第1のHSV変換部32に順次、出力する。
浮沈度読込部31は、メッシュ指定部34によってメッシュ番号miが指定される毎に、このメッシュ番号miの赤色立体画像データkiの浮沈度ψm(浮上度ψm+、沈下度ψm−)を読込み、これを第1のHSV変換部32に順次、出力する。
第1のHSV変換部32は、H(色相:区別のためにHaと称する)を「0」に固定(不定状態)し、傾斜度読込部30から斜度斜度(Gm)が入力する毎に、これを彩度S(区別のためにSaと称する)に変換し、かつ浮沈度読込部31から浮沈度ψmが入力する毎に、これを明度V(区別のためにVaと称する)に変換して、メモリ29に赤色斜度浮沈度変換画像データksi(第1の変換画像データともいう)を得る(記憶する)。
なお、最初のメッシュ番号miから最後のメッシュ番号miの複数の赤色斜度浮沈度変換画像データksiを総称して赤色斜度浮沈度変換画像KSGi(第1の変換画像ともいう)という。
メッシュ指定部34は、メッシュサイズ合せ部23からの全てのメッシュ番号miを読込み、若い番号のメッシュ番号miから順次指定する。
陰影データ読込部35は、メモリ24に記憶されている陰影画像EGiからメッシュ指定部34によって指定されたメッシュ番号miの陰影画像データeiを読込み、これを第2の合成部41に出力する。
第2のHSV変換部36は、ラスター画像読込部28からのラスター画像RSGi(オルソフォト画像OSGi又は地質図画像CHGi)のラスター画像データrsi(オルソフォト画像データosi又は地質図画像データchi)が入力する毎に、これのRGB値をHSV変換して、ラスター変換画像データrhi(第2の変換画像データともいう)としてメモリ38に記憶する。なお、最初のメッシュ番号miから最後のメッシュ番号miの複数のラスター変換画像データrhiを総称してラスター変換画像RHGi(第2の変換画像ともいう)と称する。
色相読込部37は、第2のHSV変換部36でラスター画像RSGiがHSV変換された場合は、メモリ38からラスター変換画像RHGiの色相Hbをメッシュ番号mi毎に読込み、これを赤色斜度浮沈度変換画像データksiとして第1の合成部39に出力する。
第1の合成部39は、メモリ29の赤色斜度浮沈度変換画像データksiを読込み、この赤色斜度浮沈度変換画像データksiの彩度Sa、明度Vbを読み込む。
そして、色相読込部37からのラスター変換画像データrhi毎の色相Hbを合成してメモリ33に記憶することで赤色・ラスター色相合成画像データrki(第1のカラー合成画像データともいう)を得る。これらを総称して赤色・ラスター色相合成画像RKGiと称する(第1のカラー合成画像ともいう)。
第2の合成部41は、陰影データ読込部35からのメッシュ毎の陰影画像データeiとメモリ38のメッシュ毎のラスター変換画像データrhiとを合成することによってメモリ40に灰色付ラスター変換画像データehiを得る。なお、最初のメッシュ番号miから最後のメッシュ番号の複数の灰色付ラスター変換画像データehiを総称して灰色付ラスター変換画像EHGi(灰色付変換ラスター画像ともいう)と称する。
第3の合成部43は、メモリ40の灰色付ラスター変換画像データehiとメモリ33の赤色・ラスター色相合成画像データrkiとを合成して赤色・ラスター合成画像データfkri(第2のカラー合成画像データともいう)を得る。なお、最初のメッシュ番号miから最後のメッシュ番号miの複数の赤色・ラスター合成画像データfkriを総称して赤色・ラスター合成画像FKRGi(第2のカラー合成画像ともいう)と称する。
画像出力部48は、メモリ44に赤色・ラスター合成画像FKRGiが生成された場合は、これを仮ラスター立体画像Oriとして画像メモリ49に読み出して画面に表示する。
色調整部51は、後述する色調整入力ボックスを表示させている。そして、オペレータによって画面の仮ラスター立体画像Oriが立体感が満足しないことを示すコマンド「NG」がマウス操作等で入力した場合は、この色調整入力ボックスに入力された赤色立体画像KGiのHSV(Ha、Sa、Va)とラスター画像RSGi(オルソフォト画像OSGi又は地質図画像CHGi)のHSV(Hb、Sb、Vb)との調整値を読み込む。
そして、第1のHSV変換部32(赤色側)にその調整値を新たに設定すると共に、第2のHSV変換部36(オルソ側)に新たな調整値を設定する。
また、色調整部51は、オペレータによって画面に表示された仮ラスター立体画像Oriが立体感を満足したことを示すコマンド「OK」がマウス操作等で入力した場合は、この仮ラスター立体画像Oriを調整済ラスター立体画像ORiとしてメモリ47に登録する。
前述の画像出力部48は、画像編集ソフト(フォトショップソフト)を用いるのが好ましい。
図4は本実施の形態のラスター画像立体化処理システム10のラスター画像立体化処理の概略を説明するフローチャートである。
メッシュサイズ合せ部23は、メモリ20のラスター画像RSGi(オルソフォト画像OSGi又は地質図画像CHGi)のメッシュサイズ及びメモリ21のDEMのメッシュサイズを読込み、DEMのメッシュサイズをラスター画像RSGi(オルソフォト画像OSGi又は地質図画像CHGi)のメッシュサイズに合わせる(S1)。
このDEMは数値標高モデル(Digital Elevation Model)データと称されるものであり、このモデルを図5(a)に示す。このDEMは、計測地域全.体に所望の格子間隔d(たとえば0.2mや0.5m或いは1mなど)の格子構造を設定し、航空レーザ測量データのうち、レーザ反射パルスのうち主に最後に返ってきたパルス(ラストパルス)によって計測された標高データから、地表面以外の建物や樹木などを取り除くフィルタリングを行い、標高値内挿補間法によって得た地盤の格子状の標高データである。
具体的には図5(b)に示すように、格子番号i(i=1,2,・・・,n)を付与した各格子の中心点のX座標(経度Xi)、Y座標(緯度Yi)、Z座標(地盤標高値Zgi)を対応させて構成している。
前述の標高値内挿補間法の例としては、航空レーザ測量データの同じ標高値を結んだ等
高線図を作成し、この等高線図に対して不整三角形網(TIN)を作成して地盤を復元し
、TINと各格子の交点の高さを求める方法がある。
本実施の形態ではオルソフォト画像OSGiについては例えば、1m×1mメッシュのDEMを用いる。地質図画像CHGiを用いた場合は、DEMは例えば500m×500mメッシュを用いる。
前述のオルソフォト画像OSGiを用いた場合は、図6(a)に示すように、メッシュ(格子)のサイズ(画素)が25cmで図6(b)に示すようにDEMが1mの場合は、DEMの1mメッシュを25cm単位で分割する。
なお、オルソフォト画像OSGiのメッシュサイズをDEMのメッシュサイズに合わせる場合は、オルソフォト画像OSGiの25cmメッシュの縦横4個分を1メッシュとする。つまり、オルソフォト画像OSGiのメッシュを1mメッシュに変換する。
そして、メッシュ指定部34は画像表示指示の入力に伴って、メッシュ番号miを順次指定する(S3)。
なお、赤色立体画像作成部27は、以下のようにして赤色立体画像KGiを生成している。この赤色立体画像KGiは“松島”の500m×500mメッシュDEMを用いた場合を例にして説明する。
赤色立体画像作成部27は、例えば図7に示す”松島”付近の地下開度画像図(白黒画像:標高が高いほど白)と、図8に示す地上開度画像図(標高が低いほど黒)とを合成して図9に示す尾根谷度画像(浮沈度画像ともいう)を得る。
そして、図7に示す地下開度画像図(白黒画像)と、図8に示す地上開度画像図と、図9に示す尾根谷度画像図と、斜度に応じて赤色を濃くした図10に示す斜度図画像図とを合成して図11に示す赤色立体画像KGiを得る。赤色立体画像KGiは、傾斜が大きいほど赤が黒く、尾根は高い程に明るくなる(白)になるRGB値にされている。従って、立体がより強調されている(特許第3670274号公報)。
傾斜度読込部30は、メッシュ番号miが指定される毎に、赤色立体画像作成部27の赤色立体画像KGi(RGB画像)におけるメッシュ番号miのメッシュに割付けられている傾斜度Gmを読み込んで第1のHSV変換部32のSチャンネルに出力する(S4)。
また、浮沈度読込部31は、メッシュ番号miが指定される毎に、赤色立体画像作成部27の赤色立体画像KGi(RGB画像)のメッシュ番号miのメッシュに割付けられている浮沈度ψmを読み込んで第1のHSV変換部32のVチャンネルに出力する(S5)。
第1のHSV変換部32は、傾斜度Gmが入力する毎に、図12に示すようにこの傾斜度(Gm)を彩度Saに変換し(S10)、浮沈度ψmが入力する毎に図12に示すように、この浮沈度ψmを明度Vaに変換する(S11)。
この第1のHSV変換部32は色相Hを不定状態(H=0)にしている。これらは、赤色斜度浮沈度変換画像データksi(総称して赤色斜度浮沈度変換画像KSGi)として記憶される。
一方、第2のHSV変換部36は、メッシュ番号miが指定される毎に、このメッシュ番号miのラスター画像データrsi(オルソフォト画像データosi又は地質図画像データchi)をHSV変換する。
そして、メモリ38にラスター変換画像データrhi(総称してラスター変換画像RHGi)として記憶する(S15)。
次に、色相読込部37は、メモリ38のラスター変換画像RHGiのメッシュ単位のラスター変換画像データrhiの色相(Hb:緑)を読込み、これを第1の合成部39に出力する(S17)。
次に、第1の合成部39は、メモリ29の赤色斜度浮沈度変換画像KSGiのメッシュ番号miの赤色斜度浮沈度変換画像データksiと、色相読込部37からのメッシュ番号miのラスター変換画像データrhiの色相Hbとを順次、乗算合成することで、メモリ33に赤色・ラスター色相合成画像データrki(総称して赤色・ラスター色相合成画像RKGi)を得る(S20)。
一方、陰影データ読込部35は、メッシュ番号miが指定される毎に、メモリ24のこのメッシュ番号miの陰影画像データeiを読み込んで、これを第2の合成部41に出力する(S21)。
第2の合成部41は、陰影データ読込部35からの陰影画像データeiが入力する毎に、陰影画像データeiと、この陰影画像データeiのメッシュ番号に対応するメモリ38のラスター変換画像データrhiとを乗算合成することによってメモリ40に灰色付ラスター変換画像データehi(総称して灰色付ラスター変換画像EHGi)を得る(S22)。
次に、第3の合成部43は、メモリ40の灰色付ラスター変換画像データehiとメモリ33の赤色・ラスター色相合成画像データrkiとを乗算合成し、これを赤色・ラスター合成画像データfkri(総称して赤色・ラスター合成画像FKRGi)としてメモリ44に記憶する。
次に、第3の合成部43は、メッシュ指定部34によって指定されたメッシュ番号がメモリ44に定義されているメッシュの最後のメッシュ番号かどうかを判断し、最後のメッシュ番号miでない場合は次のメッシュ番号を指定させる(S26)。
ステップS26において、第3の合成部43は最後のメッシュ番号と判断した場合は、画像出力部48に対してメモリ44の赤色・ラスター合成画像FKRGiを表示させるコマンドを出力する。画像出力部48は、メモリ44の赤色・ラスター合成画像FKRGiを仮ラスター立体画像Oriとして画面に表示する(S27)。
このような状態において、オペレータは、ステップS27で表示した仮ラスター立体画像Oriが立体感を満足しているかどうかを判断する。立体感が満足している場合は、コマンド「OK」をキーボード又はマウスで入力し、満足しない場合は色調整指示を入力する。
つまり、色調整部51が立体感OK又は立体感NGを示すコマンド入力があるかどうかを判断する(S30)。
色調整部51は立体感NGのコマンド入力がある場合は、色調整処理を実行し第1のHSV変換部32及び第2のHSV変換部36の色調を新たに設定する(S32)。
また、色調整部51は、立体感OKのコマンドが入力したことを登録部50に知らせ、登録部50は、画像出力部48の画像メモリ49の仮ラスター立体画像Oriを調整済ラスター立体画像ORiとしてメモリ47に登録する(S34)。なお、このメモリ47の調整済ラスター立体画像ORiは図示しない出力手段によって外部に出力しもよい。例えばプリンタで印刷してよいし、外部機器に出力してもかまわない。
ここで、色調整処理によって得られる調整済ラスター立体画像ORiの一例を説明する。例えば、仮ラスター立体画像Oriを見て彩度等が満足しない場合は、オペレータはメモリ38のラスター変換画像RHGiと、メモリ40の灰色付ラスター変換画像EHGiとを表示させて、ラスター変換画像RHGiの彩度Sbのみを赤色・ラスター色相合成画像RKGiの彩度Saに例えば100%変換するように設定する。この設定値が色調整部51によって第2のHSV変換部36に設定される。
例えば、図3に示す”松島”の地質図画像CHGiがメモリ20に記憶されている場合は、第2のHSV変換部36によってHSV変換された画像は、第2の合成部41によって陰影画像EGiが合成されて、図13に示すような彩度Saのみが彩度Sbに変換された灰色付ラスター変換画像EHGiとなる。
この彩度Saのみ変換された灰色付ラスター変換画像EHGiは、図3に比較すると全体の色が鮮やかである。つまり、彩度が高い色ほど立体感が生まれる。このため、図3と比較すると、地形と地質の関係を直感的に理解できる。
また、オペレータは赤色斜度浮沈度変換画像KSGiの彩度sa、明度vaを変えないで、この色相Haを赤色・ラスター色相合成画像RKGiの色相Hbに例えば100%変換するように設定する。
この設定値は色調整部51によって第1のHSV変換部32に設定されて、図14に示すように色相Haのみがラスター側の色相Hbに変換された赤色・ラスター色相合成画像RKGiとなる。
図14の赤色・ラスター色相合成画像RKGiは、明るさが強調されて、尾根が明るく谷は暗くなる(浮沈度、斜度が強調されるため)。
そして、第3の合成部43は、この図14の赤色・ラスター色相合成画像RKGiと図13の灰色付ラスター変換画像EHGiとを乗算合成して図15に示す赤色・ラスター合成画像FKRGiを得る。
図15に示すように、色合い、明るさがはっきりするのでより立体感が出る。この図15に示す赤色・ラスター合成画像FKRGiが仮ラスター立体画像Oriとして表示される。
そして、オペレータは、この仮ラスター立体画像Oriにおいて例えば文字が見えるように、より立体感が出るように調整して最終的に図16に示すような調整済ラスター立体画像ORiを得る。
(ラスター画像立体化処理の詳細説明)
上記の図4のラスター画像立体化処理を図17の処理過程流れ図を用いてさらに説明する。図17においてはラスター画像RSGiを図2に示すオルソフォト画像OSGiとして説明する。
図17の説明の前に、図18を用いてオルソフォト画像OSGi、陰影画像EGiのデータ構造を説明する。また、図19を用いて赤色立体画像KGiのデータ構造を説明する。
前述のオルソフォト画像OSGiは図18(a)に示すように、メッシュ番号miにメッシュのX,Y座標と、そのメッシュの色値(RGB値)等を関連付けたオルソフォト画像データosi群で構成している。
陰影画像EGiは、図18(b)に示すように、メッシュ番号miにメッシュのX,Y座標と、そのメッシュのグレイスケール値等を関連付けた陰影画像データei群で構成している。
赤色立体画像KGiは図19に示すように、メッシュ番号miに、そのメッシュのX座標、Y座標、Z座標、検索範囲、格子間距離、地上開度θi、色値(RGB)、地下開度、その色値(RGB)、浮沈度、その色値(RGB)、傾斜度、その色値(RGB)等を関連付けた赤色立体画像データki群で構成している。
本実施の形態のラスター画像立体化処理は、図17に示すように、メッシュサイズ合せ部23がオルソフォト画像OSGiのメッシュサイズにDEMのメッシュサイズをあわせる(S100)。このオルソフォト画像OSGiの一例を図20に示す。図20には棚田が撮影されている。
また、赤色立体画像作成部27は、メッシュサイズの合わせこみが終わった後に、メモリ21のDEMから赤色立体画像KGiを作成し、これをメモリ26に記憶する(S101)。この赤色立体画像KGiの生成については詳細に後述する。
そして、メッシュ指定部34がメッシュ番号mi(m1、m2、・・・・)を順次指定する(S102)。
一方、陰影図作成部25は、メッシュサイズの合わせこみが終わると、メモリ21のDEMを用いて陰影画像EGi(灰色)を生成し、これをメモリ24に記憶する(S103)。
また、ラスター画像読込部28は、メッシュ番号miが指定される毎に、このメッシュ番号miのオルソフォト画像データosiをメモリ20から読込み、これを第2のHSV変換部36に順次、出力する(S104)。
第2のHSV変換部36は、オルソフォト画像データosiが入力する毎に、これをHSV変換する(S105)。このHSV変換は、図21に示すHSV変換カラーモデルを用いている。
つまり、第2のHSV変換部36は図22(a)に示すオルソフォト画像OSGiのオルソフォト画像データosi(osi、osi、・・・)の色値(RGB)を図22(b)に示すように彩度Sbに、図22(c)に示すように明度Vbに、かつ図22(d)に示すように色相Hbに変換する。
また、傾斜度読込部30は、メッシュ番号miが指定される毎に、メモリ26の赤色立体画像KGiのメッシュ番号miのメッシュに割付けられている傾斜度Gmを読み込んで第1のHSV変換部32に出力する(S106)。
さらに、浮沈度読込部31は、メッシュ番号miが指定される毎に、メモリ26の赤色立体画像KGiのメッシュ番号miのメッシュに割付けられている浮沈度ψmを読み込んで第1のHSV変換部32に出力する(S107)。
また、第1のHSV変換部32は図21に示すHSV変換カラーモデルを用いて、傾斜度Gmが入力する毎に傾斜度Gmを彩度Saに変換し、浮沈度ψmが入力する毎に、この浮沈度ψmを明度Vaに変換する(S108)。但し、この第1のHSV変換部32は色相Haを不定状態にしている(H=0)している。
つまり、図23(a)に示す赤色立体画像KGiの赤色立体画像データki(k1、k2・・・)の傾斜度Gmを、図23(b)に示すように彩度Saに変換し、図23(c)に示すように浮沈度ψmを明度Vaに変換していることになる。
一方、第2の合成部41は、第2のHSV変換部36からのラスター変換画像データrhi毎の彩度Sb及び明度Vb並びに陰影データ読込部35からの陰影画像データeiを入力して、これらを合成した灰色付ラスター変換画像データehiを第3の合成部43に順次、出力する(S111)。
つまり、第2の合成部41は、図24(a)に示す陰影画像EGiにおける陰影画像データei(e1、e2・・・)のグレイスケール値Gri(Gr1又はGr2、・・・)と、図24(b)のオルソフォト画像OSGiをHSV変換して得たラスター変換画像データrhiの彩度Sbi(Sb1、Sb2・・)及び明度Vbi(vb1、vb2・・)とを合成した灰色付ラスター変換画像データehiを得ている(図24(c)参照)。
図24(c)においては、灰色付ラスター変換画像データehiの色値の部分をEOiとして示している。
また、第1の合成部39は、第1のHSV変換部32からの赤色斜度浮沈度変換画像データksiの彩度Sa(ψm)と明度Va(Gm)並びに色相読込部37からのオルソフォト画像データosiの色相Hbとが入力する毎に、これらを乗算合成し、これを赤色・ラスター色相合成画像データrki(総称して赤色・ラスター色相合成画像RKGi)として第3の合成部43に出力する(S113)。
つまり、図25に示すように、第1の合成部39は、図25(a)に示す第1のHSV変換部32からの彩度Sa(ψm)と、明度Va(Gm)と、図25(b)に示す第2のHSV変換部36で得たオルソフォト画像データosiの色相Hbとを図25(c)に示すように、乗算合成した赤色・ラスター色相合成画像RKGiを得て第3の合成部43に出力していることになる。
図25(c)においては、赤色・ラスター色相合成画像RKGiの色値(sai+vai+Hb)の部分をHSiとして示している。
そして、第3の合成部43は、第2の合成部41からの灰色付ラスター変換画像データehi及び第1の合成部39からの赤色・ラスター色相合成画像データrkiが入力する毎に、これらを乗算合成した赤色・ラスター合成画像データfkri(総称して赤色・ラスター合成画像FKRGiという)を順次、メモリ44に書き込む(S115)。
つまり、第3の合成部43は、図26(a)に示すように、第2の合成部41からの灰色付ラスター変換画像データehi(グレイスケール値Gri+彩度Sbi+明度Vbi)と、図26(b)に示す第1の合成部39からの赤色・ラスター色相合成画像データrki(彩度Sai+明度Vai+色相Hb)とが入力する毎に、図26(c)に示すようにこれらを乗算合成した赤色・ラスター色相合成画像データrki(Gri+Vbi+Sbi+Sai+Vai+Hbi)をメッシュ単位で生成していることになる。
また、第3の合成部43は、メモリ44のメッシュに赤色・ラスター色相合成画像データrki(Gri+Vbi+Sbi+Sai+Vai+Hbi)が書き込まれる毎に、書き込み完了をメッシュ指定部34に出力して次のメッシュ番号を指定させている(S116)。
また、第3の合成部43は、メモリ44の最後のメッシュに赤色・ラスター色相合成画像データrkiが書き込まれた場合は、画像出力部48に赤色・ラスター合成画像FKRGiの生成を知らせる(S117)。
そして、画像出力部48は、メモリ44に赤色・ラスター合成画像FKRGiが生成された場合は、これを仮ラスター立体画像Oriとして画面に表示する(S119)。
そして、色調整部51は、色調整入力ボックスに仮ラスター立体画像Oriが立体感を満足しないとする「NG」が入力した場合は、この色調整入力ボックスに入力された赤色立体画像KGiのHSV(Ha、Sa、Va)の調整値(Ha´、Sa´、Va´)とラスター画像RSGiのHSV(Hb、Sb、Vb)の調整値(Hb´、Sb´、Vb´)を読み込む。そして、第1のHSV変換部32(赤色側)にその調整値(Ha´、Sa´、Va´)を新たに設定すると共に、第2のHSV変換部36(オルソ側)に新たな調整値(Hb´、Sb´、Vb´)を設定する(S121)。
また、色調整部51は、仮ラスター立体画像Oriが立体感を満足する「OK」が入力した場合は、この仮ラスター立体画像Oriを調整済ラスター立体画像ORiとしてメモリ47に登録する(S123)。
(色調整部51の補足説明)
上記の色調整部51の色調整処理について説明を補足する。図27は色調整処理を説明するフローチャートである。図28は色調整処理の補足図である。図28(a)は色調整入力ボックス60を示している。また、図28(b)には、色調整入力ボックス60を示している。
図28(c)には、メモリ44の仮ラスター立体画像Oriを示している。さらに、図28(d)には、色調整処理によって得られた調整済ラスター立体画像ORi(オルソ)を示している。
色調整部51は、メモリ44の赤色・ラスター合成画像FKRGiが仮ラスター立体画像Oriとして表示されると、図28(a)及び図28(b)に示す色調整入力ボックス60及び色調整入力ボックス60を仮ラスター立体画像Oriの隣に表示する(S601)。
そして、オペレータは、画面に表示された仮ラスター立体画像Oriの立体感が満足できるものかどうかを判断して満足できない場合は、色調整入力ボックス60に色調整値を入力する。
この色調整値とは、赤色立体画像側のHa、Sa、Vaとオルソフォト画像のHb、Sb、Vbとを合成する比率であり、キーボード又はマウスで入力する。
例えば、図28(b)に示すように、赤色側のHSV値を80%、オルソ側のHSV値を20%とする色調整値をキーボード又はマウスで入力する。
この状態で色調整部51は、再合成ボタンが選択されたかどうかを判断する(S602)。
ステップS602において、再合成ボタンが選択されない場合は、処理をステップS601に移して色調整値の入力待ちとなる。
次に、再合成ボタンが選択された場合は、色調整入力ボックスに入力された色調整値(例えば赤色側は80%、オルソ側は20%)を読み込む(S603)。
そして、第1のHSV変換部32に赤色側の調整値を設定し、かつ第2のHSV変換部36にオルソ側の調整値を設定する
(S606、S607)。
そして、ラスター画像立体化指示を出力する(S608)。
次に、立体感の「OKボタン」の入力かどうかを判断する(S609)。
ステップS609において、「OKボタン」の入力があった場合は、登録部50が画面(画像メモリ)の仮ラスター立体画像Oriを調整済ラスター立体画像ORiとしてメモリ47に記憶する(610)。
前述のラスター画像立体化指示に伴って、図4又は図17のフローチャートの処理を行う。
すなわち、色調整部51がラスター画像立体化指示をメッシュ指定部34に出力すると、メッシュ指定部34は、メッシュ番号mi(m1、m2、・・・・)を順次指定する。
一方、陰影図作成部25は、メッシュサイズの合わせこみが終わると、メモリ21のDEMを用いて陰影画像EGi(灰色)を生成し、これをメモリ24に記憶する。
また、ラスター画像読込部28は、メッシュ番号miが指定される毎に、このメッシュ番号miのオルソフォト画像データosiをメモリ20から読込み、これを第2のHSV変換部36に出力する。
第2のHSV変換部36は、オルソフォト画像データosiが入力する毎に、再度設定された調整値(Sbは20%、Vbは20%)の彩度Sb´、明度Vb´に変換する(但し、Hbは固定)。
また、傾斜度読込部30は、メッシュ番号miが指定される毎に、メモリ26の赤色立体画像KGiのメッシュ番号miのメッシュに割付けられている傾斜度(Gm)を読み込んで第1のHSV変換部32に出力する。
さらに、浮沈度読込部31は、メッシュ番号miが指定される毎に、メモリ26の赤色立体画像KGiのメッシュ番号miのメッシュに割付けられている浮沈度ψmを読み込んで第1のHSV変換部32に出力する。
また、第1のHSV変換部32は、再度設定された調整値(Saは20%、Vaは20%)で傾斜度(Gm)を彩度Sa´に変換し、浮沈度ψmが入力する毎に、この浮沈度ψmを明度Va´に変換する。但し、この第1のHSV変換部32はHa´を不定状態にしている(H=0)している。
一方、第2の合成部41は、第2のHSV変換部36からの彩度Sb´及び明度Vb´並びに陰影データ読込部35からの陰影画像データeiを入力し、これらが入力する毎に、これらを合成した灰色付ラスター変換画像データehi´を第3の合成部43に出力する。
また、第1の合成部39は、第1のHSV変換部32からの彩度Sa´(ψm)と明度Va´(Gm)とに基づく赤色斜度浮沈度変換画像データksi´と、色相読込部37からのオルソフォト画像データosiの色相Hbとが入力する毎に、これらを合成し、これを赤色・ラスター色相合成画像データrki´として第3の合成部43に出力する。
そして、第3の合成部43は、第2の合成部41からの灰色付ラスター変換画像データehi´及び第1の合成部39からの赤色・ラスター色相合成画像データrki´が入力する毎に、これらを合成した赤色・ラスター合成画像データfkri´を生成する(総称して赤色・ラスター合成画像FKRGi´)。
つまり、図28(c)に示すように、赤色・ラスター合成画像FKRGi´は色調整入力ボックス60に入力された調整値によって、彩度、明度が変更されることになる。
そして、画像出力部48は、メモリ44に灰色付き赤色・オルソ色相合成画像(KEOSGi´)が生成される毎に、これを仮ラスター立体画像Oriとして画面に表示する。
このような新たな色調整値で合成したオルソ立体画像を図28(d)に示している。
図29に通常のオルソ画像を示し、図30にオルソ立体画像を示して比較すると、図29に示す通常のオルソフォト画像と立体感がないが、上記の処理を行うことによって図30に示すように立体感があるオルソフォト画像(オルソ立体画像)となる。図30においは棚田や山の傾斜が良く分かる。
なお、上記実施の形態ではオルソフォト画像をラスター画像の一例として説明したが衛星写真、地質図であってもよい。但し、衛星写真の場合は正射投影変換してメモリ20に記憶する。
さらに、図31に示す市街地の地形図を立体化した場合を図32に示す。図32は図31の地形図に赤色立体画像と高度断彩図とを重ねてこれを立体化したものである。
図31に示すように一般的な地形図では地形の凹凸が分からない。しかし、本処理によって立体化した場合は、図32に示すように急斜面ほど赤く、低いほど青く、高度が高くなるにつれて緑、黄色、赤にする(高度段彩表現)。但し、北西光による陰影をわずかに加えている。
(赤色立体画像作成部の詳細説明)
次に、赤色立体画像KGiの生成について詳細に説明する。
図33は赤色立体画像作成部27の概略構成図である。図33に示すように、赤色立体画像作成部27は以下に説明するコンピュータ機能を備えている。
図33に示すように地上開度データ作成部109と、地下開度データ作成部110と、傾斜算出部108と、凸部強調画像作成部111と、凹部強調画像作成部112と、傾斜度強調部113と、第1の赤色用合成部114と、第2の赤色用合成部115とを備えている。
本実施形態では、開度という概念を用いている。この開度について初めに説明する。開度は当該地点が周囲に比べて地上に突き出ている程度及び地下に食い込んでいる程度を数量化したものである。つまり、地上開度は、図34に示すように、着目する標本地点から距離Lの範囲内で見える空の広さを表しており、また地下開度は逆立ちをして地中を見渡す時、距離Lの範囲における地下の広さを表している。
開度は距離Lと周辺地形に依存している。図35は9種の基本地形についての地上開度
及び地下開度を、方位毎の地上角及び地下角の8角形グラフで示したものである。一般に
地上開度は周囲から高く突き出ている地点ほど大きくなり、山頂や尾根では大きな値をとり窪地や谷底では小さい。
逆に地下開度は地下に低く食い込んでいる地点ほど大きくなり、窪地や谷底では大きな値をとり山頂や尾根では小さい。実際には、距離Lの範囲内でも種々の基本地形が混在しているために、地上角及び地下角の8角形グラフは変形され開度も種々の値をとることが多い。
前述のように DφL 及び DψL がLに対して非増加特性をもっていることから、ΦL及びΨLもまたLに対して非増加特性を持っている。
また、開度図は計算距離の指定によって、地形規模に適合した情報抽出が可能であり、方向性及び局所ノイズに依存しない表示が可能である。
つまり、尾根線及び谷線の抽出に優れており、豊富な地形・地質情報が判読できるものであり、図36に示すように、一定範囲のDEMデータ上(地表面:立体:図36の(a))において、設定した標本地点Aから8方向のいずれか一方を見たときに最大頂点となる標本地点Bを結ぶ直線L1と、水平線とがなす角度ベクトルを求める。
この角度ベクトルの求め方を8方向に渡って実施し、これらを平均化したものを地上開度θi(浮上度)と称し、一定範囲のDEMデータ上(地表面:立体)に空気層を押し当てた立体(図36の(b))を裏返した反転DEMデータ(図36の(c))の標本地点Aから8方向のいずれか一方を見たときに最大頂点となる標本地点C(一番深い所に相当する)を結ぶ直線L2と、水平線とがなす角度θpを求める。
この角度を8方向に渡って求めて平均化したのを地下開度(沈下度)と称している。
すなわち、地上開度データ作成部119は、着目点から一定距離までの範囲に含まれるDEMデータ上において、8方向毎に地形断面を生成し、それぞれの地点と着目点を結ぶ線(図36の(a)のL1)の傾斜の最大値(鉛直方向から見たとき)を求める。
このような処理を8方向に対して行う。傾斜の角度は天頂からの角度(平坦なら90度、尾根や山頂では90度以上、谷底や窪地では90度以下)である。
また、地下開度データ作成部110は、反転DEMデータの着目点から一定距離までの範囲において、8方向毎に地形断面を生成し、それぞれの地点と着目点を結ぶ線の傾斜の最大値(図36の(a)の地表面の立体図において鉛直方向からL2を見たときには最小値)を求める。このような処理を8方向に対して行う。
図36の(a)の地表面の立体図において鉛直方向からL2を見たときの角度は、平坦なら90度、尾根や山頂では90度以下、谷底や窪地では90度以上である。
つまり、地上開度と地下開度は、図37に示すように、2つの標本地点A(iA,jA,HA)とB(iB,jB,HB)を考える。標本間隔が1mであることからAとBの距離は、
P= {(iA−iB)2 +(jA−jB)2}1/2 …(1)
となる。
図37の(a)は標高0mを基準として、標本地点のAとBの関係を示したものである。標本地点Aの標本地点Bに対する仰角θは、
θ=tan-1{(HB −HA )/P
で与えられる。θの符号は(1)HA<HB の場合には正となり、(2)HA>HB の場合には負となる。
着目する標本地点から方位D距離Lの範囲内にある標本地点の集合をDSLと記述して、これを「着目する標本地点のD−L集合」を呼ぶことにする。ここで、
DβL:着目する標本地点のDSLの各要素に対する仰角のうちの最大値
DδL:着目する標本地点のDSLの各要素に対する仰角のうちの最小値
として(図37の(b)参照)、次の定義をおこなう。
定義I:着目する標本地点のD−L集合の地上角及び地下角とは、各々
DφL=90−DβL
及び
DψL=90+ DδL
を意味するものとする。
DφL は着目する標本地点から距離L以内で方位Dの空を見ることができる天頂角の最大値を意味している。一般に言われる地平線角とはLを無限大にした場合の地上角に相当している。また、DψLは着目する標本地点から距離L以内で方位Dの地中を見ることができる天底角の最大値を意味している。
Lを増大させると、DSLに属する標本地点の数は増加することから、 DβL に対して非減少特性を持ち、逆に DδL は非増加特性を持つ。
したがってDφL及びDψ1は共にLに対して非増加特性を持つことになる。
測量学における高角度とは、着目する標本地点を通過する水平面を基準にして定義される概念であり、θとは厳密には一致しない。また地上角及び地下角を厳密に議論しようとすれば、地球の曲率も考慮しなければならず、定義Iは必ずしも正確な記述ではない。定義IはあくまでもDEMを用いて地形解析をおこなうことを前提として定義された概念である。
地上角及び地下角は指定された方位Dについての概念であったが、これを拡張したものとして、次の定義を導入する。
定義II:着目する標本地点の距離Lの地上開度及び地下開度とは、各々
ΦL=(0φL+45φL+90φL+135φL+180φL+225φL+270φL+315φL)/8
及び
ΨL=(0ψL+45ψL+90ψL+135ψL+180ψL+225ψL+270ψL+315ψL)/8
を意味するものとする。
地上開度は着目する標本地点から距離Lの範囲内で見える空の広さを表しており、また地下開度は逆立ちをして地中を見渡す時、距離Lの範囲における地下の広さを表している(図34参照)。
(各部の説明)
傾斜算出部108は、メモリ24のDEMデータを正方形にメッシュ化し、このメッシュ上の着目点と隣接する正方形の面の平均傾斜を求める。隣接する正方形は4通り存在しており、いずれか一つを着目正方形とする。そして、この着目正方形の4隅の高度と平均傾斜とを求める。
平均傾斜は最小二乗法を用いて4点から近似した面の傾きである。
凸部強調画像作成部111は、尾根、谷底を明るさで表現するための第1のグレイスケールを備え、地上開度データ作成部119が地上開度(着目点からLの範囲を8方向見たときの、平均角度:高いところにいるかを判定するための指標)を求める毎に、この地上開度θiの値に対応する明るさ(明度)を算出する。
例えば、地上開度の値が40度から120度程度の範囲に収まる場合は、50度から110度を第1のグレイスケールに対応させ、255諧調に割り当てる。つまり、尾根の部分(凸部)の部分ほど地上開度の値が大きいので、色が白くなる。
そして、凸部強調画像作成部111が地上開度画像Dpを読み、着目点(座標)を有するメッシュ領域(DEMデータの同じZ値を繋いだ等高線を正方形でメッシュ化し(例えば1m)、このメッシュの4隅のいずれかの点を着目点としている場合)に、第1のグレイスケールに基づく色データを割り付け、これをメモリに保存(地上開度画像Dp)する。
次に、凸部強調画像作成部111の諧調補部(図示せず)がこの地上開度画像Dpの色諧調を反転させた地上開度画像Dpを保存する。つまり、尾根が白くなるように調整した地上開度画像Dpを得ている。
凹部強調画像作成部112は、谷底、尾根を明るさで表現するための第2のグレイスケールを備え、地下開度データ作成部110が地下開度(着目点から8方向の平均)を求める毎に、この地下開度の値に対応する明るさを算出する。
例えば、地下開度の値が40度から120度程度の範囲に収まる場合は、50度から110度を第2のグレイスケールに対応させ、255諧調に割り当てる。
つまり、谷底の部分(凹部)の部分ほど地下開度の値が大きいので、色が黒くなることになる。
そして、凹部強調画像作成部112は、地下開度画像Dqを読み、着目点(座標)を有するメッシュ領域(DEMデータの同じZ値を繋いだ等高線を正方形でメッシュ化し(例えば1m)、このメッシュの4隅のいずれかの点を着目点としている場合)に、第2のグレイスケールに基づく色データを割り付け、これを保存する。次に地下開度画像Dqの色諧調を補正する。
色が黒くなり過ぎた場合は、トーンカーブを補正した度合いの色にする。これを地下開度画像Dqと称して保存(メモリ)する。
傾斜度強調部113は、傾斜の度合いを明るさで表現するに応じたで表現するための第3のグレイスケールを備え、傾斜算出部8が傾斜度(着目点から4方向の平均)を求める毎に、この傾斜度の値に対応する第3のグレイスケールの明るさ(明度)を算出する。
例えば、傾斜αiの値が0度から70度程度の範囲に収まる場合は、0度から50度を第3のグレイスケールに対応させ、255諧調に割り当てる。つまり、0度が白、50度以上が黒。傾斜αiの大きい地点ほど色が黒くなる。
そして、傾斜度強調部113は、地下開度画像Dqと地上開度画像Dpとの差画像を斜度画像Draとして保存する。
このとき、着目点(座標)を有するメッシュ領域(DEMデータの同じZ値を繋いだ等高線を正方形でメッシュ化し(例えば1m)、このメッシュの4隅のいずれかの点を着目点としている場合)に、第3のグレイスケールに基づく色データを割り付ける。次に、赤色処理がRGBカラーモード機能でRを強調する。つまり、傾斜が大きいほど赤が強調された傾斜強調画像Drを得る。
第1の赤色用合成部114は、地上開度画像Dpと地下開度画像Dqとを乗算して合成した合成画像Dh(Dh=Dp+D1 )を得る。このとき、谷の部分が潰れないように両方のバランスを調整する。
前述の「乗算」というのは、フォトショップ(photoshop)上のレイヤーモードの用語で、数値処理上はOR演算となる。
このバランス調整は、地上開度と地下開度の値の配分は、ある地点を中心として一定の半径(L/2)の地表面を切り取る。
空全体が一様な明るさの場合に地表面から見上げる空の広さが地面の明るさを与える。
つまり、地上開度が明るさとなる。しかし、光が回り込むことまで考えると、地下開度の値も考慮するべきである。
この両者の比をどのようにするべきかで、地形の尾根の部分を強調したり、任意に変化
させることができる。谷の中の地形を強調したいときはbの値を大きくする。
明るさの指標=a×地上開度−b×地下開度
但し、a+b=1
すなわち、図38に示すように、地上開度画像Dp(尾根を白強調)と地下開度画像Dq(底を黒く強調)と乗算合成した灰色の諧調表現の合成画像を得る(Dh=D
p+D1 )。
一方、第2の赤色用合成部115は、ファイルの傾斜強調画像Drと第1の赤色用合成部114で合成して得た合成画像Dhと合成した尾根が赤色で強調された赤色立体画像KGiを得てメモリ26に保存する。
すなわち、図38に示すように、地上開度画像Dp(尾根を白強調)と地下開度画像Dq(底を黒く強調)と乗算合成した灰色の諧調表現の合成画像Dhを得ると共に、斜度画像Draに対して傾斜が多きほど赤が強調された傾斜強調画像Drを得る。
そして、この傾斜強調画像Drと合成画像Dhとを合成することで、尾根が赤色で強調された赤色立体画像KGiを得ている。
なお、上記実施の形態では赤色立体画像を用いて説明したが、図39に示すLabカラーを施した赤色立体画像であってもよい(特開2011−048495号公報)。
この図39に示すLabカラーを施した赤色立体画像は、Labカラーモデルを用いて生成している。例えば、地上開度画像Dpにaチャンネルを割りあて、地下開度画像Dqにbチャンネルを割りあて、傾斜強調画像DrにLチャンネルを割りあてることで地上開度画像Dpと地下開度画像Dqと傾斜強調画像DrのLab画像を得る。
そして、地上開度画像Dpと地下開度画像Dqと傾斜強調画像Drとを重ね合わせた合成画像(Ki)とLab画像と合成して得ている。この画像は、より違和感無く立体感を出せると共に水系を容易にたどれることが可能である。
また、海底図の場合には、赤色以外の例えば青色、紫色、緑色を施した立体地図であってもよい。
さらに、上記実施の形態の乗算合成は、図40に示すようにして乗算合成するのが好ましい。
23 メッシュサイズ合わせ部23
25 陰影図作成部
27 赤色立体画像作成部
30 傾斜度読込部
32 第1のHSV変換部
36 第2のHSV変換部
39 第1の合成部
41 第2の合成部
43 第3の合成部
51 色調整部

Claims (12)

  1. DEMデータを記憶した第1の記憶手段と、
    前記DEMデータを得た領域のラスター画像を記憶した第2の記憶手段と、
    表示部と、
    (A).前記DEMデータ及び前記ラスター画像のメッシュのサイズを合せる手段と、
    (B).前記DEMデータから地上開度画像と地下開度画像並びに傾斜度の値が大きいほどに色が強調される色を割り付けた傾斜強調画像を得て、これらを合成した立体視覚化画像を得る手段と、
    (C).前記地上開度画像と地下開度画像とを得たときのパラメータである浮沈度及び前記傾斜強調画像を得たときの傾斜度を読み込む手段と、
    (D).色相Hを「0」に固定し、前記浮沈度を明度(Va)に前記傾斜度を彩度(Sa)に各々変換し、これを第1の変換画像として出力する第1のHSV変換手段と、
    (E).前記ラスター画像をHSV変換し、これを第2の変換画像として出力する第2のHSV変換手段と、
    (F).前記第2の変換画像の色相(H)を読込み、この色相(H)と前記第1の変換画像とを合成した第1のカラー合成画像を得る手段と、
    (G).前記第1のカラー合成画像と前記第2の変換画像とを合成した第2のカラー合成画像を生成し、これを前記表示部の画面に表示する手段と
    を有することを特徴とするラスター画像立体化処理装置。
  2. (H).前記第1のカラー合成画像のHSV値、前記第2のカラー合成画像のHSV値を入力させる色調整値入力画面を前記画面に表示する手段と、
    (I).前記色調整値入力画面に入力された前記第1のカラー合成画像のHSV値を前記第1のHSV変換部に設定すると共に、前記色調整値入力画面に入力された前記第2のカラー合成画像のHSV値を前記第2のHSV変換部に設定する手段と、
    (J).前記設定に伴って前記(A)〜(G)手段を起動させる手段と
    を有することを特徴とする請求項1記載のラスター画像立体化処理装置。
  3. (K).前記DEMデータの陰影画像を生成する手段と、
    (L).前記陰影画像と前記第2の変換画像の彩度(Sb)と明度(Vb)とを合成し、これを前記第2の変換画像とする手段と
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載のラスター画像立体化処理装置。
  4. 前記立体視覚化画像は、傾斜度の値が大きいほどに赤が強調された色を、尾根には明るい色をそれぞれ割り付けた赤色立体画像であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のラスター画像立体化処理装置。
  5. DEMデータを記憶した第1の記憶手段と、
    前記DEMデータを得た領域のラスター画像を記憶した第2の記憶手段と
    表示部とを用意し、
    コンピュータが、
    (A).前記DEMデータ及び前記ラスター画像のメッシュのサイズを合せるステップと、
    (B).前記DEMデータから地上開度画像と地下開度画像並びに傾斜度の値が大きいほどに色が強調される色を割り付けた傾斜強調画像を得て、これらを合成した立体視覚化画像を得るステップと、
    (C).前記地上開度画像と地下開度画像とを得たときのパラメータである浮沈度及び前記傾斜強調画像を得たときの傾斜度を読み込むステップと、
    (D).色相Hを「0」に固定し、前記浮沈度を明度Vaに前記傾斜度を彩度Saに各々変換し、これを第1の変換画像として出力する第1のHSV変換ステップと、
    (E).前記ラスター画像をHSV変換し、これを第2の変換画像として出力する第2のHSV変換ステップと、
    (F).前記第2の変換画像の色相Hを読込み、この色相Hと前記第1の変換画像とを合成した第1のカラー合成画像を得るステップと、
    (G).前記第1のカラー合成画像と前記第2の変換画像とを合成した第2のカラー合成画像を生成し、これを前記表示部の画面に表示するステップと
    を行うことを特徴とするラスター画像立体化方法。
  6. コンピュータが、
    (H).前記第1のカラー合成画像のHSV値、前記第2のカラー合成画像のHSV値を
    入力させる色調整値入力画面を前記画面に表示するステップと、
    (I).前記色調整値入力画面に入力された前記第1のカラー合成画像のHSV値を前記
    第1のHSV変換ステップに設定すると共に、前記色調整値入力画面に入力された前記第2のカラー合成画像のHSV値を前記第2のHSV変換ステップに設定するステップと、
    (J).前記設定に伴って前記(A)〜(G)ステップを実行させるステップと
    を行うことを特徴とする請求項5記載のラスター画像立体化方法。
  7. コンピュータが、
    (K).前記DEMデータの陰影画像を生成するステップと、
    (L).前記陰影画像と前記第2の変換画像の彩度(Sb)と明度(Vb)とを合成し、これを前記第2の変換画像とするステップと
    を行うことを特徴とする請求項5又は6記載のラスター画像立体化方法。
  8. コンピュータが、
    前記立体視覚化画像は、傾斜度の値が大きいほどに赤が強調された色を、尾根には明るい色をそれぞれ割り付けた赤色立体画像とすることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のラスター画像立体化方法。
  9. DEMデータを記憶した第1の記憶手段と、
    前記DEMデータを得た領域のラスター画像を記憶した第2の記憶手段と
    表示部とを用意し、
    コンピュータに、
    (A).前記DEMデータ及び前記ラスター画像のメッシュのサイズを合せる手段、
    (B).前記DEMデータから地上開度画像と地下開度画像並びに傾斜度の値が大きいほどに色が強調される色を割り付けた傾斜強調画像を得て、これらを合成した立体視覚化画像を得る手段、
    (C).前記地上開度画像と地下開度画像とを得たときのパラメータである浮沈度及び前記傾斜強調画像を得たときの傾斜度を読み込む手段、
    (D).色相Hを「0」に固定し、前記浮沈度を明度(Va)に前記傾斜度を彩度(Sa)に各々変換し、これを第1の変換画像として出力する第1のHSV変換手段、
    (E).前記ラスター画像をHSV変換し、これを第2の変換画像として出力する第2のHSV変換手段、
    (F).前記第2の変換画像の色相Hを読込み、この色相Hと前記第1の変換画像とを合成した第1のカラー合成画像を得る手段、
    (G).前記第1のカラー合成画像と前記第2の変換画像とを合成した第2のカラー合成画像を生成し、これを前記表示部の画面に表示する手段
    としての機能を実行させるためのラスター画像立体化プログラム。
  10. コンピュータに、
    (H).前記第1のカラー合成画像のHSV値、前記第2のカラー合成画像のHSV値を
    入力させる色調整値入力画面を前記画面に表示する手段、
    (I).前記色調整値入力画面に入力された前記第1のカラー合成画像のHSV値を前記
    第1のHSV変換ステップに設定すると共に、前記色調整値入力画面に入力された前記第2のカラー合成画像のHSV値を前記第2のHSV変換ステップに設定する手段、
    (J).前記設定に伴って前記(A)〜(G)ステップを実行させる手段
    としての機能を実行させるための請求項9記載のラスター画像立体化プログラム。
  11. コンピュータに、
    (K).前記DEMデータの陰影画像を生成する手段、
    (L).前記陰影画像と前記第2の変換画像の彩度(Sb)と明度(Vb)とを合成し、これを前記第2の変換画像とする手段
    としての機能を実行させるための請求項9又は10記載のラスター画像立体化プログラム。
  12. 前記立体視覚化画像は、傾斜度の値が大きいほどに赤が強調された色を、尾根には明るい色をそれぞれ割り付けた赤色立体画像であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載のラスター画像立体化プログラム。
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