JP2014016296A - 半導体物理量センサ - Google Patents

半導体物理量センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2014016296A
JP2014016296A JP2012155183A JP2012155183A JP2014016296A JP 2014016296 A JP2014016296 A JP 2014016296A JP 2012155183 A JP2012155183 A JP 2012155183A JP 2012155183 A JP2012155183 A JP 2012155183A JP 2014016296 A JP2014016296 A JP 2014016296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor substrate
dielectric
semiconductor
thin plate
physical quantity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012155183A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihito Kato
史仁 加藤
Kaoru Tone
薫 戸根
Kazuji Yoshida
和司 吉田
Akimitsu Fujii
章光 藤井
Masaki Hayashi
林  正樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012155183A priority Critical patent/JP2014016296A/ja
Publication of JP2014016296A publication Critical patent/JP2014016296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

【課題】検知精度が低下してしまうのを抑制することのできる半導体物理量センサを得る。
【解決手段】半導体物理量センサ10は、キャビティ21が形成された半導体基材20と、キャビティ21上に配置される誘電体薄板部61を有し、半導体基材20の一面20a側に固定される誘電体60と、誘電体薄板部61上に配置される受光素子40と、を備えている。そして、誘電体60は、可撓性を有し、誘電体薄板部61から突設されて半導体基材20に固定されるはり部63を備えている。また、誘電体60は、当該誘電体60の一部に形成された支持部62によって、半導体基材20に部分的に支持されるようになっている。そして、はり部63の自由状態で、半導体基材20の一面20aと支持部62との間に隙間S2が形成されるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体物理量センサに関する。
従来、半導体物理量センサとして、半導体基板上にキャビティを介して配置される誘電体薄板部を有する誘電体と、誘電体薄板部上に配置される受光素子と、を備える赤外線センサが知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1では、受光素子として焦電体を用いている。この焦電体は、外力を受けない場合においても結晶部内部において自発分極を有する材料であり、結晶の温度が変化した場合に、自発分極の温度依存性に起因した電荷が結晶表面にあらわれる材料である。このように、特許文献1には、上述した焦電体の機能特性を利用して温度の変化を検出するようにした赤外線センサが開示されている。
特開平6−037361号公報
しかしながら、上記特許文献1では、誘電体は、当該誘電体の全周が半導体基板に固定されている。そのため、周囲温度が変化した場合などに、誘電体と半導体基板との材料の相違(線膨張係数の相違)に起因した引っ張り力や圧縮力、または、ねじれ力が固定部分に作用して、受光素子が位置ずれしたり、誘電体薄板部や半導体基板の形状が変形したりするおそれがある。このように、受光素子が位置ずれしたり、誘電体薄板部や半導体基板の形状が変形したりすると、半導体物理量センサの検知精度が低下してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、検知精度が低下してしまうのを抑制することのできる半導体物理量センサを得ることを目的とする。
本発明の第1の特徴は、キャビティが形成された半導体基材と、前記キャビティ上に配置される誘電体薄板部を有し、前記半導体基材の一面側に固定される誘電体と、前記誘電体薄板部上に配置される受光素子と、を備える半導体物理量センサであって、前記誘電体は、可撓性を有し、誘電体薄板部から突設されて前記半導体基材に固定されるはり部を備え、前記誘電体は、当該誘電体の一部に形成された支持部によって、前記半導体基材に部分的に支持されるようになっており、前記支持部は、前記はり部の自由状態で、前記半導体基材の一面と前記支持部との間に隙間が形成されていることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、前記支持部は、前記半導体基材における前記キャビティの外周部の周囲の一部に当接するように形成されていることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、前記受光素子を挟むように電極が配置されており、当該電極は、平面視で前記キャビティよりも小さくなるように形成されていることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、前記半導体基材が単結晶シリコンで形成されており、当該単結晶シリコンで形成された半導体基材には高濃度不純物拡散部が形成されており、平面視で前記半導体基材の一面における前記誘電体とのオーバーラップ部分に前記高濃度不純物拡散部が形成されていることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、前記支持部と前記誘電体とが同一の材料で形成されていることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、前記半導体基材が単結晶シリコンで形成されており、前記キャビティは、前記半導体基材の一面側から異方性エッチングを施すことにより形成されていることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、前記誘電体薄板部が第2のはり部を備えており、当該第2のはり部に前記支持部が形成されていることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、前記受光素子が焦電体であることを要旨とする。
本発明によれば、誘電体薄板部から突設されて可撓性を有するはり部を半導体基材に固定することで、誘電体を半導体基材に固定している。そして、誘電体は、当該誘電体の一部に形成された支持部によって、半導体基材に部分的に支持されるようになっている。このとき、はり部の自由状態で、半導体基材の一面と支持部との間に隙間が形成されるように、支持部を形成している。このような構成とすることで、誘電体の内部や表面に帯電した電荷によって生じる静電気力を利用して誘電体薄板部を半導体基材側に引き付け、誘電体に形成された支持部によって誘電体薄板部を半導体基材に支持させることができる。すなわち、半導体基材と誘電体薄板部とが完全固定されることなく支持部を介して支持することができるようになるため、半導体基材と誘電体薄板部との熱膨張率の相違によって生じる応力に起因した半導体基材や誘電体薄板部の形状変化を抑制することができる。その結果、半導体物理量センサの検知精度が低下してしまうのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態にかかる半導体物理量センサを示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる誘電体の製造方法を(a)から(d)にかけて模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる半導体物理量センサを示す平面図である。 図4のB−B断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる半導体物理量センサを示す平面図である。 図6のC−C断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、半導体物理量センサとして、赤外線センサを例示する。
また、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかる赤外線センサ(半導体物理量センサ)10は、図1および図2に示すように、キャビティ21が形成された半導体基板(半導体基材)20を備えている。また、赤外線センサ10は、半導体基板20のキャビティ21上に配置される誘電体薄板部61を有する誘電体60を備えており、この誘電体60は、半導体基板20の表面(一面)20a側に固定されている。そして、誘電体60の誘電体薄板部61上には、焦電体(受光素子)40が配置されている。
半導体基板20は、単結晶シリコンを用いて形成されており、平面視で輪郭形状が矩形状となるように形成されている。そして、単結晶シリコンで形成された半導体基板20の任意の部位(本実施形態では、半導体基板20の四隅の一角)には、高濃度不純物拡散部22が形成されており、当該高濃度不純物拡散部23上に半導体基板20の電位を取り出す電位取り出し部23が設けられている。
さらに、半導体基板(半導体基材)20におけるキャビティ21の外周部20bにも高濃度不純物拡散部22を形成している。
そして、本実施形態では、外周部20bおよび外周部20bから図1の右下方向へ突出するように高濃度不純物拡散部22を設けることで、当該突出部分に電位取り出し部23を設けている。すなわち、電位取り出し部23が設けられる部位と外周部20bとで1つの高濃度不純物拡散部22が形成されている。
キャビティ21は、本実施形態では略円柱状をしており、半導体基板20を厚さ方向に貫通するように形成されている。
このキャビティ21は、公知の半導体プロセス、例えば、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)などにより垂直エッチング加工をすることで形成することができる。反応性イオンエッチングとしては、例えば、誘導結合型プラズマ(ICP:Inductively Coupled Plasma)を備えたエッチング装置によるICP加工を利用することができる。
高濃度不純物拡散部22は、単結晶シリコンで形成された半導体基板20に、当該半導体基板20と同一導電型の不純物をイオン注入するあるいは不純物拡散により導入することで形成することができる。このような高濃度不純物拡散部22を設けることで、当該高濃度不純物拡散部22に導電性を持たせることができるようになる。
電位取り出し部23は、Cr,Auなどの導電性を有する金属材料で形成されており、図示せぬワイヤボンディングを介して、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのICチップ(図示せず)に電気的に接続されている。本実施形態では、この電位取り出し部23を介して半導体基板20が所定の電位(例えば、グランド電位などの基準となる電位)で保持されるようにしている。なお、電位取り出し部23は、高濃度不純物拡散部22に設ける必要はなく、半導体基板20の高濃度不純物拡散部22以外の部位に設けてもよい。
誘電体60は、ガラスや窒化珪素などの材料によって薄板状に形成されており、この誘電体60の中央部には、略円板状の誘電体薄板部61が形成されている。そして、誘電体薄板部61の径方向の一端には、はり部63が径外方向に突出するように形成されており、このはり部63の先端を半導体基板20の表面20aに固定することで、誘電体60を半導体基板20に固定している。なお、本実施形態では、1つのはり部63のみが形成されており、このはり部63によって、誘電体60を半導体基板20に固定している。このとき、誘電体60は、平面視で誘電体薄板部61がキャビティ21を覆うように半導体基板20に固定される。すなわち、本実施形態では、誘電体薄板部61は、キャビティ21の径よりも大径となるように形成されており、キャビティ21と同心状に配置されている。
はり部63は、誘電体薄板部61と平行に延設される延在部63aと、延在部63aの先端を屈曲させることで形成される電極固定部63bとを備えている。そして、半導体基板20に固定した状態で、延在部63aが半導体基板20の表面(一面)20aから離間配置されるようにしている。したがって、誘電体薄板部61も半導体基板20の表面(一面)20aから離間配置されている。
さらに、はり部63は可撓性を有しており、誘電体薄板部61は、このはり部63に半導体基板20の厚さ方向に揺動可能に支持されている。
焦電体40は、外力を受けない場合においても結晶部内部において自発分極を有する材料であり、結晶の温度が変化した場合に、自発分極の温度依存性に起因した電荷が結晶表面にあらわれる材料である。この焦電体40の材料としては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの高誘電率材料が一般的に利用されるが、これ以外にも、例えば、AIN、ZnOおよびF−BARなどの材料を用いることができる。
そして、下部電極30および上部電極50が焦電体40の表裏面を挟むように設けられている。
下部電極30は、例えば、Cr,Auなどの導電性を有する金属材料を用いて形成することができる。そして、この下部電極30には金属配線32が連結されており、この金属配線32を介して電位取り出し部31が下部電極30に電気的に接続されている。この電位取り出し部31は、誘電体60を介して半導体基板20の表面20aに配置されている。具体的には、図1に示すように、はり部63の電極固定部63bの一方側に、電位取り出し部31が配置されており、この電位取り出し部31と下部電極30とを連結(電気的に接続)するように金属配線32が設けられている。なお、金属配線32は、延在部63a上および電極固定部63b上に設けられている。
そして、この電位取り出し部31も、Cr,Auなどの導電性を有する金属材料で形成されており、図示せぬワイヤボンディングを介して、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのICチップ(図示せず)に電気的に接続されている。こうして、下部電極30の電位がICチップ(図示せず)に出力されるようにしている。
一方、上部電極50は、Cr,Auなどの導電性を有する金属材料を用いて形成することができる。そして、この上部電極50には金属配線52が連結されており、この金属配線52を介して電位取り出し部51が上部電極50に電気的に接続されている。この電位取り出し部51も、誘電体60を介して半導体基板20の表面20aに配置されている。具体的には、図1に示すように、はり部63の電極固定部63bの他方側に、電位取り出し部51が配置されており、この電位取り出し部51と上部電極50とを連結(電気的に接続)するように金属配線52が設けられている。なお、金属配線52も延在部63a上および電極固定部63b上に設けられている。このとき、金属配線32および電位取り出し部31と金属配線52および電位取り出し部51とは、電気的に絶縁された状態で誘電部60上に配置されている。
なお、本実施形態では、図1および図2に示すように、下部電極30、焦電体40、上部電極50は略円柱状をしており、誘電体60側から下部電極30、焦電体40、上部電極50の順に積層されている。そして、下部電極30、焦電体40、上部電極50の順に径が小径となるように形成されている。そのため、上部電極50から誘電体60にかけて絶縁層70を形成し、この絶縁層70上に金属配線52を配置することで、上部電極50と下部電極30との短絡を防止している。
そして、電位取り出し部51も、Cr,Auなどの導電性を有する金属材料で形成されており、図示せぬワイヤボンディングを介して、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのICチップ(図示せず)に電気的に接続されている。こうして、上部電極50の電位がICチップ(図示せず)に出力されるようにしている。
また、上部電極50および下部電極30は、平面視でキャビティ21よりも小さくなるように形成されている。本実施形態では、上部電極50および下部電極30の径をキャビティ21の径よりも小さくし、それぞれ平面視で同心円状に配置することで、上部電極50および下部電極30が、平面視で半導体基板20の表面(一面)20aとオーバーラップしないようにしている。
ここで、本実施形態では、当該誘電体60の一部に突起部(支持部)62を形成し、誘電体60が突起部(支持部)62によって半導体基板(半導体基材)20に部分的に支持されるようにしている。
具体的には、誘電体60の一部である誘電体薄板部61の外周部に、周方向に沿って等間隔に点在するように複数(本実施形態では、8つ)の突起部62を設けている。この突起部62は、誘電体薄板部61の外周部の裏面61a側から半導体基板20の表面(一面)20a側に向けて突出するように形成されている。そして、複数の突起部62を、半導体基板(半導体基材)20におけるキャビティ21の外周部20bの周囲にそれぞれ当接できるようにしている。こうすることで、はり部63の自由状態で、半導体基板20の表面(一面)20aと誘電体薄板部61の裏面(誘電体薄板部における一面側の面)61aとの間に隙間S1が形成されることなる。
このように、本実施形態では、突起部62は、半導体基板(半導体基材)20におけるキャビティ21の外周部20bの周囲の一部に当接するように形成されている。すなわち、支持部(突起部62)が、半導体基板(半導体基材)20におけるキャビティ21の外周部20bの周囲の全周にわたって当接することがないようにしている。
さらに、本実施形態では、可撓性を有するはり部63の自由状態で、半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aと突起部(支持部)62との間に隙間S2が形成されるように、突起部(支持部)62を形成している。
具体的には、突起部(支持部)62の突出量を隙間S1よりも小さくなるように形成することで、半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aと突起部(支持部)62との間に隙間S2が形成されるようにしている。
この突起部(支持部)62は、誘電体60と同一の材料で形成するのが好適である。こうすれば、誘電体60を形成する際に、突起部(支持部)62を一体に形成することが可能となる。
以下、突起部(支持部)62を誘電体60と一体に形成する方法の一例を説明する。
まず、図3(a)に示すように、半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20a上に第1犠牲層81を形成する。この第1犠牲層81は、酸化シリコンなどの材料をスピンコートなどによってパターニングすることで形成することができる。
次に、図3(a)に示すように、第1犠牲層81上に第2犠牲層82を形成する。この第2犠牲層82も、酸化シリコンなどの材料をスピンコートなどによってパターニングすることで形成することができる。なお、第2犠牲層82には貫通孔82aが形成されている。
そして、貫通孔82aが形成された第2犠牲層82の上面に、誘電層60Aをパターニングする(図3(c)参照)。このとき、貫通孔82aの内部に誘電層60Aが入り込むように、誘電層60Aをパターニングする。最後に、第1犠牲層81および第2犠牲層82を取り除くことで、突起部(支持部)62を有する誘電体60が形成される(図3(d)参照)。
かかる構成とすることで、赤外線センサ10を駆動させた際には、誘電体60に形成された電極(下部電極30や上部電極50)と半導体基板(半導体基材)20との間に電位差が与えられ、誘電体60の内部および表面に電荷が帯電する。このように電荷が帯電すると、誘電体60と半導体基板(半導体基材)20との間に静電気力が発生する。そしてこの静電気力を利用して、誘電体薄板部61を半導体基板(半導体基材)20側へ引き付けるようにすることで、誘電体薄板部61に形成された突起部(支持部)62が半導体基板(半導体基材)20に当接して、誘電体薄板部61が突起部(支持部)62によって支持される。
このとき、平面視で半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aにおける誘電体薄板部61(誘電体60)とのオーバーラップ部分(本実施形態では、外周部20b)に高濃度不純物拡散部22が形成されるようにしている。
さらに、突起部(支持部)62は、半導体基板(半導体基材)20に当接する際に、高濃度不純物拡散部22に当接するようにしている。
なお、赤外線センサ10の駆動を停止した際や、水分などの影響によって帯電した電荷が飛んだ際などには、誘電体60と半導体基板(半導体基材)20との間に静電気力が生じなくなったり静電気力が弱まったりして、突起部(支持部)62が半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aから離間することがある。そして、突起部(支持部)62が半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aから離間する際に、誘電体薄板部61が半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aから離れる方向に揺動しすぎると、はり部63が変形してしまうおそれがある。そのため、本実施形態では、半導体基板(半導体基材)20にストッパ90を設け、誘電体薄板部61の半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aから離れる方向への揺動を規制するようにしている。本実施形態では、誘電体薄板部61の周方向に沿って複数のストッパ90を設けている。
このような赤外線センサ10を用いることで、図示せぬ被検知物体(例えば、人の手など)が赤外線センサ10の近傍に存在しているか否かを検知することができる。
具体的には、まず、図示せぬ被検知物体(例えば、人の手など)からの赤外線が焦電体40に入射、吸収されると、焦電体40内の結晶の温度が変化する。このように、焦電体40内の結晶の温度が変化すると、自発分極の温度依存性に起因した電荷が結晶表面にあらわれる。そして、結晶表面に電荷があらわれることで、上部電極50と下部電極30との電位差が変化し、この電位差の変化がICチップ(図示せず)に出力されることで、図示せぬ被検知物体(例えば、人の手など)が赤外線センサ10の近傍に存在していることが、赤外線センサ10によって検知される。
以上、説明したように、本実施形態では、誘電体薄板部61から突設されて可撓性を有するはり部63を半導体基板(半導体基材)20に固定することで、誘電体60を半導体基板(半導体基材)20に固定している。そして、誘電体60は、当該誘電体60の一部に形成された突起部(支持部)62によって、半導体基板(半導体基材)20に部分的に支持されるようになっている。このとき、はり部63の自由状態で、半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aと突起部(支持部)62との間に隙間S2が形成されるように、突起部(支持部)62を形成している。このような構成とすることで、誘電体60の内部や表面に帯電した電荷によって生じる静電気力を利用して誘電体薄板部61を半導体基板(半導体基材)20側に引き付け、誘電体60に形成された突起部(支持部)62によって誘電体薄板部60を半導体基板(半導体基材)20に支持させることができる。すなわち、半導体基板(半導体基材)20と誘電体薄板部60とが完全固定されることなく、半導体基板(半導体基材)20に対して相対移動可能な突起部(支持部)62を介して支持することができるようになる。そのため、半導体基板(半導体基材)20と誘電体薄板部61との熱膨張率の相違によって生じる応力に起因した半導体基板(半導体基材)20や誘電体薄板部61の形状変化を抑制することができる。その結果、赤外線センサ(半導体物理量センサ)10の検知精度が低下してしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、上部電極50および下部電極30を、平面視でキャビティ21よりも小さくなるように形成した。そのため、比熱(J/gK)が比較的低い上部電極50および下部電極30を半導体基板(半導体基材)20とオーバーラップさせないようにすることができる。したがって、上部電極50および下部電極30を半導体基板(半導体基材)20とオーバーラップさせ場合と比べて、焦電体(受光素子)40に吸収された熱が、上部電極50および下部電極30から半導体基板20へと伝導してしまうのを抑制することができる。その結果、焦電体(受光素子)40の感度が低下してしまうのをより抑制することができる。
また、本実施形態によれば、平面視で半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aにおける誘電体薄板部61(誘電体60)とのオーバーラップ部分(本実施形態では、外周部20b)に高濃度不純物拡散部22が形成されるようにしている。その結果、導電性が高い高濃度不純物拡散部22を誘電体薄板部61に対向させることができるため、誘電体薄板部61内および表面への電荷のチャージを効率的に行なうことができるようになる。
また、本実施形態によれば、突起部(支持部)62と誘電体60とを同一の材料で形成している。こうすれば、誘電体薄板部61を形成(薄膜成膜)する際に、突起部(支持部)62を同時に形成することが可能となり、製造工程の簡素化および構造の簡素化を図ることができるようになる。
また、誘電体60は、半導体基板20の表面20aと誘電体薄板部61の裏面61aとの間に隙間S1が形成された状態で、突起部(支持部)62によって半導体基板20に局所的に固定されている。その結果、誘電体薄板部61と半導体基板20との接触面積を低減させて誘電体薄板部61から半導体基板20への熱伝導を抑制することができる上、隙間S1によっても誘電体薄板部61から半導体基板20への熱伝導を抑制することができるようになる。このように、本実施形態によれば、焦電体40が形成される誘電体薄板部61と半導体基板20とをより熱的に絶縁された状態に近づかせることができるようになり、焦電体(受光素子)40の感度が低下してしまうのをより抑制することができる。
また、本実施形態によれば、はり部63の延在部63aが半導体基板20の表面(一面)20aから離間配置されるようにしている。
ところで、延在部63aには、誘電体60よりも熱伝導性が高い金属配線32、52が配置されている。そのため、延在部63aを半導体基板20の表面(一面)20a上に直接配置すると、焦電体(受光素子)40に吸収された熱が、金属配線32、52から半導体基板20へと伝導してしまい、焦電体(受光素子)40の感度が低下してしまうおそれがある。
しかしながら、本実施形態のように、延在部63aを半導体基板20の表面(一面)20aから離間配置させれば、延在部63aを半導体基板20の表面(一面)20a上に直接配置した場合に比べて、金属配線32、52から半導体基板20へと熱が伝導してしまうのを抑制することができる。その結果、焦電体40が形成される誘電体薄板部61と半導体基板20とをより熱的に絶縁された状態に近づかせることができるようになり、焦電体(受光素子)40の感度が低下してしまうのをより抑制することができる。
また、本実施形態によれば、半導体基板(半導体基材)20を単結晶シリコンで形成し、単結晶シリコンで形成した半導体基板(半導体基材)20に不純物を注入して高濃度不純物拡散部22を形成した。そして、高濃度不純物拡散部22上に半導体基板(半導体基材)20の電位を取り出す電位取り出し部23を設けた。このように、導電性を持たせた高濃度不純物拡散部22に電位取り出し部23を設けることで、半導体基板(半導体基材)20の電位調整が行いやすくなり、より容易に半導体基板(半導体基材)20を所望の電位となるように保持することができるようになる。その結果、赤外線センサ10のノイズを低減させることができるようになる。
また、受光素子として焦電体40を用いることで、赤外線センサ10をより安価に製造することができる。
(第2実施形態)
本実施形態にかかる赤外線センサ(半導体物理量センサ)10Aは、基本的に上記第1実施形態の赤外線センサ(半導体物理量センサ)10と同様の構成をしている。
すなわち、赤外線センサ(半導体物理量センサ)10Aは、単結晶シリコンで形成され、キャビティ21が形成された半導体基板(半導体基材)20を備えている。また、赤外線センサ10は、半導体基板20のキャビティ21上に配置される誘電体薄板部61を有する誘電体60を備えており、この誘電体60は、半導体基板20の表面(一面)20a側に固定されている。そして、誘電体60の誘電体薄板部61上には、焦電体(受光素子)40が配置されている。
また、平面視で半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aにおける誘電体薄板部61(誘電体60)とのオーバーラップ部分(本実施形態では、外周部20b)に高濃度不純物拡散部22が形成されるようにしている。
そして、下部電極30および上部電極50が焦電体40の表裏面を挟むように設けられている。
なお、本実施形態では、キャビティ21、誘電体薄板部61、下部電極30、焦電体40および上部電極50が平面視で略矩形状をしている。そして、誘電体薄板部61をキャビティ21よりも大きくなるように形成し、平面視で誘電体薄板部61がキャビティ21を覆うようにしている。
そして、誘電体薄板部61の外周には、延在部63aと電極固定部63bとを有する可撓性のはり部63が誘電体薄板部61から延設されており、このはり部63の先端を半導体基板20の表面(一面)20aに固定することで、誘電体60を半導体基板20に固定している。なお、本実施形態では、1つのはり部63のみが形成されており、このはり部63に、金属配線32および電位取り出し部31と金属配線52および電位取り出し部51とが、電気的に絶縁された状態で配置されている。
また、本実施形態においても、誘電体60は、当該誘電体60の一部に形成された突起部(支持部)62によって、半導体基板(半導体基材)20に部分的に支持されるようになっている。そして、はり部63の自由状態で、半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aと突起部(支持部)62との間に隙間S2が形成されるように、突起部(支持部)62を形成している。
ここで、本実施形態にかかる赤外線センサ(半導体物理量センサ)10Aが上記第1実施形態の赤外線センサ(半導体物理量センサ)10と主に異なる点は、半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20a側から異方性エッチングを施すことによりキャビティ21を形成した点にある。
具体的には、キャビティ21は、アルカリ性湿式異方性エッチング液(例えば、KOH(水酸化カリウム水溶液)、TMAH(テトラメチル水酸化アンモニウム水溶液)等)を用いたシリコン異方性エッチングにより半導体基板(半導体基材)20の一部を除去することで形成している。このとき、キャビティ21は、図4および図5に示すように、半導体基板(半導体基材)20を厚さ方向に貫通しないように凹状に形成されている。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20a側から異方性エッチングを施すことによりキャビティ21を形成している。このように、異方性エッチングを利用することで、ドライエッチングを利用して裏面側から掘り込む方法とくらべて、キャビティ21の形状精度を高めることができる。
(第3実施形態)
本実施形態にかかる赤外線センサ(半導体物理量センサ)10Bは、基本的に上記第1実施形態の赤外線センサ(半導体物理量センサ)10と同様の構成をしている。
すなわち、赤外線センサ(半導体物理量センサ)10Dは、単結晶シリコンで形成され、キャビティ21が形成された半導体基板(半導体基材)20を備えている。また、赤外線センサ10は、半導体基板20のキャビティ21上に配置される誘電体薄板部61を有する誘電体60を備えており、この誘電体60は、半導体基板20の表面(一面)20a側に固定されている。そして、誘電体60の誘電体薄板部61上には、焦電体(受光素子)40が配置されている。
そして、下部電極30および上部電極50が焦電体40の表裏面を挟むように設けられている。
そして、誘電体薄板部61をキャビティ21よりも小さくなるように形成し、平面視で、誘電体薄板部61の外周部にキャビティ21が露出するようにしている。
また、誘電体薄板部61には、延在部63aと電極固定部63bとを有する可撓性のはり部63が突設されており、このはり部63の先端を半導体基板20の表面20aに固定することで、誘電体60を半導体基板20に固定している。なお、本実施形態では、1つのはり部63のみが形成されており、このはり部63に、金属配線32および電位取り出し部31と金属配線52および電位取り出し部51とが、電気的に絶縁された状態で配置されている。
また、本実施形態においても、誘電体60は、当該誘電体60の一部に形成された突起部(支持部)62によって、半導体基板(半導体基材)20に部分的に支持されるようになっている。そして、はり部63の自由状態で、半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aと突起部(支持部)62との間に隙間S2が形成されるように、突起部(支持部)62を形成している。なお、図7では、突起部(支持部)62が半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aに当接した状態の図を例示したが、はり部63の自由状態では、半導体基板(半導体基材)20の表面(一面)20aと突起部(支持部)62との間に隙間S2が形成されている。
ここで、本実施形態にかかる赤外線センサ(半導体物理量センサ)10Bが上記第1実施形態の赤外線センサ(半導体物理量センサ)10と主に異なる点は、誘電体薄板部61が第2のはり部(はり部)65を備えており、当該第2のはり部65に突起部(支持部)62を形成した点にある。
本実施形態では、図6に示すように、誘電体薄板部61の周縁部から、キャビティ21の露出部分を跨ぐように、複数の第2のはり部65が放射状に形成されている。そして、それぞれの第2のはり部65に下方に突出する突起部(支持部)62を形成し、当該突起部(支持部)62が半導体基板(半導体基材)20におけるキャビティ21の外周部20bの周囲にそれぞれ当接できるようになっている。
なお、本実施形態では、延在部63aと電極固定部63bとを有するはり部63にも、突起部(支持部)62が形成されている。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、誘電体薄板部61が第2のはり部(はり部)65を備えており、当該第2のはり部65に突起部(支持部)62を形成している。このように、誘電体薄板部61を微細な第2のはり部65によって半導体基板20に固定することで、焦電体(受光素子)40に吸収された熱が、半導体基板(半導体基材)20に伝導されてしまうのを抑制することができる。その結果、焦電体40が形成される誘電体薄板部61と半導体基板20とをより熱的に絶縁された状態に近づかせることができるようになり、焦電体(受光素子)40の感度が低下してしまうのをより抑制することができる。
また、誘電体薄板部61をキャビティ21よりも小さくなるように形成することで、誘電体薄板部61の容積が小さくなるため、熱容量を低減させることができるようになり、焦電体(受光素子)40の感度が低下してしまうのをより一層抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、半導体物理量センサとして赤外線センサを例示したが、これに限ることなく、その他の半導体物理量センサであっても本発明を適用することができる。
また、キャビティや誘電体薄板部その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
10,10A、10B 赤外線センサ(半導体物理量センサ)
20 半導体基板(半導体基材)
20a 表面(一面)
21 キャビティ
22 高濃度不純物拡散部
40 焦電体(受光素子)
60 誘電体
61 誘電体薄板部
62 突起部(支持部)
65 第2のはり部
S2 隙間

Claims (8)

  1. キャビティが形成された半導体基材と、前記キャビティ上に配置される誘電体薄板部を有し、前記半導体基材の一面側に固定される誘電体と、前記誘電体薄板部上に配置される受光素子と、を備える半導体物理量センサであって、
    前記誘電体は、可撓性を有し、誘電体薄板部から突設されて前記半導体基材に固定されるはり部を備え、
    前記誘電体は、当該誘電体の一部に形成された支持部によって、前記半導体基材に部分的に支持されるようになっており、
    前記支持部は、前記はり部の自由状態で、前記半導体基材の一面と前記支持部との間に隙間が形成されていることを特徴とする半導体物理量センサ。
  2. 前記支持部は、前記半導体基材における前記キャビティの外周部の周囲の一部に当接するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体物理量センサ。
  3. 前記受光素子を挟むように電極が配置されており、当該電極は、平面視で前記キャビティよりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体物理量センサ。
  4. 前記半導体基材が単結晶シリコンで形成されており、当該単結晶シリコンで形成された半導体基材には高濃度不純物拡散部が形成されており、
    平面視で前記半導体基材の一面における前記誘電体とのオーバーラップ部分に前記高濃度不純物拡散部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の半導体物理量センサ。
  5. 前記支持部と前記誘電体とが同一の材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の半導体物理量センサ。
  6. 前記半導体基材が単結晶シリコンで形成されており、前記キャビティは、前記半導体基材の一面側から異方性エッチングを施すことにより形成されていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の半導体物理量センサ。
  7. 前記誘電体薄板部が第2のはり部を備えており、当該第2のはり部に前記支持部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の半導体物理量センサ。
  8. 前記受光素子が焦電体であることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の半導体物理量センサ。
JP2012155183A 2012-07-11 2012-07-11 半導体物理量センサ Pending JP2014016296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012155183A JP2014016296A (ja) 2012-07-11 2012-07-11 半導体物理量センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012155183A JP2014016296A (ja) 2012-07-11 2012-07-11 半導体物理量センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014016296A true JP2014016296A (ja) 2014-01-30

Family

ID=50111098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012155183A Pending JP2014016296A (ja) 2012-07-11 2012-07-11 半導体物理量センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014016296A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI813633B (zh) 壓電微加工超音波傳感器裝置
US8759927B2 (en) Hybrid intergrated component
US7382599B2 (en) Capacitive pressure sensor
CN108217581B (zh) 一种mems压电传感器及其制作方法
JP2006140271A (ja) 半導体装置
US20130313663A1 (en) Capacitive electromechanical transducer
CN108362408B (zh) 压力传感器及其制造方法
US9783411B1 (en) All silicon capacitive pressure sensor
US20140117475A1 (en) Hybrid integrated component
CN107532950B (zh) 接触力测试装置,这种接触力测试装置的应用以及用于制造这种接触力测试装置的方法
JP4839466B2 (ja) 慣性力センサおよびその製造方法
US9793055B2 (en) Electronic device and method of manufacturing the same
JP2014016296A (ja) 半導体物理量センサ
US10448168B2 (en) MEMS microphone having reduced leakage current and method of manufacturing the same
KR101255962B1 (ko) 관성센서 및 그 제조방법
US10330472B2 (en) Angular velocity acquisition device
JP6296880B2 (ja) 測定装置および測定方法
JP6164750B2 (ja) センサー、センサーモジュールおよび検出方法
JP2014016295A (ja) 半導体物理量センサ
KR102084133B1 (ko) Mems 센서 그리고 센서 장치를 형성하는 방법
JP2006003099A (ja) 半導体圧力センサおよびその製造方法
JP2013187512A (ja) 半導体装置
JP5240900B2 (ja) エレクトレット構造及びその形成方法並びにエレクトレット型静電容量センサ
JP6032046B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6720635B1 (en) Electronic component

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150225

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150409