JP2014015295A - 航空貨物輸送状態監視システム - Google Patents

航空貨物輸送状態監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014015295A
JP2014015295A JP2012153355A JP2012153355A JP2014015295A JP 2014015295 A JP2014015295 A JP 2014015295A JP 2012153355 A JP2012153355 A JP 2012153355A JP 2012153355 A JP2012153355 A JP 2012153355A JP 2014015295 A JP2014015295 A JP 2014015295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transportation
state
data
unit
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012153355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5564077B2 (ja
Inventor
Keiichiro Teigetsu
啓一郎 定月
Kenji Sakata
健治 酒田
Shinichi Hakamada
真一 袴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Express Co Ltd
UPR Corp
Original Assignee
Nippon Express Co Ltd
UPR Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Express Co Ltd, UPR Corp filed Critical Nippon Express Co Ltd
Priority to JP2012153355A priority Critical patent/JP5564077B2/ja
Publication of JP2014015295A publication Critical patent/JP2014015295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5564077B2 publication Critical patent/JP5564077B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】航空貨物を防振パレットに搭載して輸送する経路に電気通信機器を使った通信規制区間がある航空機輸送を含む場合でも、航空貨物の防振状態を含む輸送状態を容易に且つ適確に監視する。
【解決手段】データ検出端末Rは、出発前荷捌き場Aにおいて、電源制御通信手段Cから受けた動作指示データに従い給電切替部を制御し、GPS受信部および移動体通信部への給電経路を短絡に切り替えて電源OFFするが、この通信系データ処理部への給電制御は、他の非通信系データ処理部とは独立しているため、発着空港の荷捌き場A・B間の通信規制区間Fも、非通信系データ処理部は電源ONのまま動作を継続可能であるから、状態検出部は、そのまま航空貨物の防振状態を含む輸送状態を検出する一方、通信規制区間の輸送中に検出した輸送状態のログデータは、到着後荷捌き場Bで通信規制が解かれると、ユーザ端末Qの閲覧要求に備え、輸送管理サーバSに送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発地から着地までの間、輸送中に受ける衝撃や振動を緩衝する防振手段を備えた防振パレットに搭載して輸送する航空貨物の防振状態を含む輸送状態を監視するための航空貨物輸送状態監視システムに関する。
この種、輸送貨物の輸送状態監視システムの中には、最近、加速度・温度・湿度等をセンサで計測して保存する電子計測器のデータロガーを使い、食材等の輸送貨物と一緒に輸送容器に収容してトラック等の輸送車に搭載して陸上輸送し、その輸送中に輸送貨物の品質など輸送状態を監視するシステムがある(特許文献1参照)。
この従来の輸送状態監視システムは、例えば、予め動作指定したデータロガーを輸送貨物の食材と一緒に輸送容器に収容して輸送車で輸送し、輸送中、データロガーで輸送容器内の温度・湿度等を検出し、輸送容器が輸送車から荷降ろしされると、受領者に引き渡す前に、輸送容器内のデータロガーに記録された履歴データを、携帯通信機器を用いて無線で読み出して品質監視サーバに転送し、輸送容器内の食材の品質の合否を判定させて判定結果を携帯通信機器に通知し、輸送者は、通知された判定結果に応じて食材を処理できるようになっている。
特開2004−217326号公報
ところで、航空機輸送では、空輸中に乱気流等が発生して航空機が揺れると、航空貨物は強い衝撃を受けてひどく振動したり、出発前や到着後の空港でも、パレットドーリに載せて搬送するときの激しい揺れが原因でひどく振動し、それら振動・衝撃に敏感な精密機器等、航空貨物によっては壊れてしまうことがある。そのため、航空貨物は、通常、輸送中に受ける衝撃や振動を緩衝するゴムやコイルばね等の防振手段を備えた防振パレットを使い、その防振パレットに搭載して輸送している。従って、輸送経路の途中に航空機輸送を伴う国内の長距離輸送や国際輸送の場合には、航空貨物を防振パレットに搭載して航空機輸送を行う区間の輸送状態も監視する必要性があると考えられる。
ところが、上述した従来の輸送状態監視システムは、輸送状態の監視対象が陸上輸送する貨物であるため、輸送経路の途中に航空機輸送区間を含む国内の長距離輸送や国際輸送の場合、出発空港から到着空港間の航空貨物の輸送状態をデータロガーを使ってどのように監視するのか明らかにされていない。とりわけ、航空機輸送の場合は、携帯電話等の電気通信機器を使って通信すると、航空機の計器類等に悪影響を与えることから、通常、出発空港の出発前荷捌き場と到着空港の到着後荷捌き場との間は電気通信機器を使った通信は規制されるところ、そのような規制の中で、電気通信機器でもあるデータロガーを使い、どのようにして航空貨物の輸送状態を監視するのかが問題になる。そこで、従来は、輸送経路の中で、少なくとも出発空港の出発前荷捌き場から到着空港の到着後荷捌き場の間の航空貨物の輸送状態は、面倒でも乗組員からの人為的な聴き取りに基づいて把握せざるを得ず、その結果、適確に監視することができないという課題があった。
そこで、本発明の目的は、航空貨物輸送状態監視システムにおいて、航空貨物を防振パレットに搭載して輸送する経路に電気通信機器を使った通信規制区間がある航空機輸送を含む場合でも、航空貨物の防振状態を含む輸送状態を容易に且つ適確に監視できるようにすることにある。
そこで、この目的を達成すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、輸送中に受ける衝撃や振動を緩衝する防振手段15を備えた防振パレットPに航空貨物を搭載して輸送する輸送経路Lに、出発空港の出発前荷捌き場Aと到着空港の到着後荷捌き場Bの間は電気通信機器を使った通信が規制される航空機輸送を含む場合、その輸送経路Lを通って発地Xから届け先の着地Yまで輸送する航空貨物の輸送状態を監視する航空貨物輸送状態監視システムであって、前記防振パレットPに付帯して移動体通信網群10に接続するデータ検出端末Rと、該データ検出端末Rと近距離無線通信を行う外部の電源制御通信手段C、前記データ検出端末Rに移動体通信網群10を介して接続した輸送管理サーバSと、該輸送管理サーバSとインターネットを介して接続したユーザ端末Qとを備え、前記データ検出端末Rは、GPS測位を行うためのGPS情報を受信して本端末の現在地を示す位置情報を導き出すGPS受信部19と、移動体通信網群10を介して通信を行う移動体通信部20と、輸送中に一定の周期で航空貨物の加速度たる防振状態を含む輸送状態をセンサを用いて検出する状態検出部25と、前記GPS受信部19および前記移動体通信部20のそれぞれに対して他の非通信系データ処理部とは独立して給電経路41・42の短絡および開放を切り替えて給電制御する給電切替部40と、前記状態検出部25により検出された輸送状態を示す状態データa1と、その輸送状態を検出した時刻a2と、その状態検出時の本端末の位置情報a3を関連付けたログデータaを前記輸送管理サーバSに送信する通信処理部39を有する一方、前記輸送管理サーバSは、受信したログデータaをパレット単位で格納するデータ記憶部52と、前記ユーザ端末Qからログデータaの閲覧要求があると、前記データ記憶部52を検索して閲覧要求に応じたログデータaを前記ユーザ端末Qに返信する検索部55を有し、前記電源制御通信手段Cおよび前記データ検出端末Rには、それぞれ近距離無線通信を行う近距離無線通信部50・51を有し、制御対象の前記データ検出端末Rを前記防振パレットPに付帯した航空貨物が出発空港の出発前荷捌き場Aと到着空港の到着後荷捌き場Bにそれぞれ持ち込まれたとき、近距離無線通信により前記電源制御通信手段Cから受けた動作指示データに従い前記給電切替部40を制御し、前記GPS受信部19および前記移動体通信部20に対する給電経路41・42の短絡および開放を切り替えてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の航空貨物輸送状態監視システムにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記防振パレットPは、固定の下架台11と、航空貨物を上載する上架台12と、該上架台12と前記下架台11を上下に連結して前記上架台12を脚部として弾性的に支持する防振手段15を備える一方、前記データ検出端末Rは、前記下架台11に取り付ける1次側のデータ検出端末R1と、前記上架台12に取り付ける2次側のデータ検出端末R2とで構成し、それら1次側と2次側のデータ検出端末R1・R2を、前記下架台11の外寄り側面mに取り付ける本端末Rの前記近距離無線通信部50に接続してなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の航空貨物輸送状態監視システムにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記データ検出端末Rは、予め基準となる輸送状態の閾値を定めて記憶部35に格納する一方、前記状態検出部25が一定周期で航空貨物の輸送状態を検出するごとに、前記記憶部35から基準となる輸送状態の閾値を読み出し、検出された輸送状態が予め定められた輸送状態の閾値を超える異常状態か否かを判定する異常状態判定部65を有し、前記通信処理部39は、前記異常状態判定部65により検出された輸送状態が予め定められた輸送状態の閾値を超える異常状態であると判定されると、その異常状態を示す状態データと、その異常状態を検出した時刻を関連付けて異常発生ログデータとして前記移動体通信部20を介して前記輸送管理サーバSに送信してなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の航空貨物輸送状態監視システムにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記輸送管理サーバSは、前記データ検出端末Rから異常発生ログデータを受信すると、航空貨物の輸送状態が異常状態である旨の情報を内容とする電子文書を、予め登録された電子メールアドレス宛に送信してなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、航空貨物を防振パレットに搭載して輸送する輸送経路中に、出発空港の出発前荷捌き場と到着空港の到着後荷捌き場の間は電気通信機器を使った通信が規制される航空機輸送を含む場合、データ検出端末は、電気通信機器を使った通信規制に応えて、出発空港の出発前荷捌き場において、外部の電源制御通信手段から受けた動作指示データに従って給電切替部を制御し、GPS受信部および移動体通信部への給電経路を短絡に切り替えて電源をOFFにするが、それら通信系データ処理部に対する給電制御は、他の非通信系データ処理部とは独立しているため、発着空港の荷捌き場間の通信規制区間も、非通信系データ処理部は電源ONのまま動作を継続可能であるから、状態検出部は、そのまま航空貨物の防振状態を含む輸送状態を検出できる一方、通信規制区間の輸送中に検出した輸送状態のログデータは、航空貨物が到着空港に到着し、到着後荷捌き場で引き渡しを受けて通信規制が解かれると、外部の電源制御通信手段からの動作指示に従って、GPS受信部および移動体通信部への給電経路を開放に切り替えて電源をONにすることにより、データ検出端末は航空機輸送中に蓄積したログデータを移動体通信部を介して輸送管理サーバに送信することができ、運送会社や荷主などのユーザ端末からの閲覧要求に備えることができる。そのように請求項1に記載の発明によれば、航空貨物がたとえ発着空港の荷捌き場間の通信規制区間を輸送中でも、その輸送状態のデータ検出収集を可能にし、運送会社や荷主などのユーザは、通信規制が解かれると、いつでも通信規制区間中の輸送状態を閲覧して速やかに確認することができ、これにより、云わば通信規制区間の輸送状態の可視化が実現し、その結果、従来のようにわざわざ乗組員等からの聴き取りに頼らずとも、航空貨物の防振状態を含む輸送状態をリアルタイムに監視して容易に且つ適確に把握することができる。
しかも、請求項1に記載の発明によれば、輸送管理サーバは、データ検出端末からログデータを受信すると、ユーザからの閲覧照会に備え、パレット単位にデータ記憶部に保存し、ユーザ端末から特定のログデータの閲覧要求を受けると、閲覧要求内容に応じてデータ記憶部を検索し、閲覧要求に応じたログデータをユーザ端末に返信するから、運送会社や荷主などのユーザ側では、輸送中の航空貨物の防振状態などの輸送状態をいつでも簡単に確認して正確に把握することができる。
加えて、請求項1に記載の発明によれば、外部の電源制御通信手段およびデータ検出端末には、それぞれ近距離無線通信を行う近距離無線通信部を有し、輸送経路に航空機輸送する区間がある場合に、制御対象のデータ検出端末を付帯した航空貨物が出発空港の出発前荷捌き場と到着空港の到着後荷捌き場にそれぞれ持ち込まれたとき、外部から電源制御通信手段を操作して近距離無線通信部に近づけると、近距離無線通信により電源制御通信手段から受けた動作指示データに従って給電切替部を制御し、GPS受信部および移動体通信部に対する給電経路を短絡(電源OFF)および開放(電源ON)に切り替わり、わざわざネット掛けや梱包を解いてデータ検出端末に直接触れて操作しなくても、極めて簡単な操作で電源を切り替えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、データ検出時において、防振パレットには、固定的な下架台(1次側)と、可動な上架台(2次側)にそれぞれデータ検出端末を取り付け、各々の状態検出部がセンサによって一次側の固定位置だけでなく、それと異なる2次側の可動位置の加速度を計測し、それぞれ防振パレットの防振状態(衝撃・振動の緩衝効果)を航空貨物の輸送状態として検出することにより、輸送中、輸送貨物の防振状態をより適確に把握することができると共に、より正確な防振状態を含む輸送状態のログデータを分かりやすくユーザに対して提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、データ検出端末は、状態検出部が一定周期で航空貨物の輸送状態を検出するごとに、記憶部から基準となる輸送状態の閾値を読み出し、検出された輸送状態が予め定められた輸送状態の閾値を超える異常状態であると判定されると、その異常状態を示す状態データと、その異常状態を検出した時刻を関連付けて異常発生ログデータとして輸送管理サーバに送信することにより、輸送中、輸送貨物の輸送状態をより具体的且つ詳細に把握することができる。
しかも、請求項3に記載の発明によれば、データ検出端末は、電気通信機器を使った通信規制に応えて、出発空港の出発前荷捌き場において、GPS受信部および移動体通信部への給電経路を短絡に切り替えて電源をOFFにするが、それら通信系データ処理部に対する給電制御は、他の非通信系データ処理部とは独立しているため、発着空港の荷捌き場間の通信規制区間も、非通信系データ処理部は電源ONのまま動作を継続可能であるから、状態検出部は、そのまま航空貨物の防振状態を含む輸送状態を検出するごとに、検出された輸送状態が異常状態か否かを判定することができる一方、通信規制区間の輸送中に検出した異常発生ログデータは、航空貨物が到着空港に到着し、到着後荷捌き場で引き渡しを受けて通信規制が解かれると、外部の電源制御通信手段からの動作指示に従って、GPS受信部および移動体通信部への給電経路を開放に切り替えて電源をONにすることにより、データ検出端末は航空機輸送中に蓄積した異常発生ログデータを移動体通信部を介して輸送管理サーバに送信することができ、運送会社や荷主などのユーザ端末からの閲覧要求に備えることができる。そのように請求項3に記載の発明によれば、航空貨物がたとえ発着空港の荷捌き場間の通信規制区間を輸送中でも、その輸送状態の異常に関するデータ検出収集も可能にし、運送会社や荷主などのユーザは、通信規制が解かれると、いつでも通信規制区間中の異常発生を含む輸送状態を閲覧して速やかに確認することができ、その結果、異常性判断を含む航空貨物の具体的且つ詳細な輸送状態をリアルタイムに監視して容易に且つ適確に把握することができる。
請求項4に記載の発明によれば、輸送管理サーバがデータ検出端末から異常発生ログデータを受信すると、航空貨物の輸送状態が異常状態である旨の情報を内容とする電子文書を、予め登録された電子メールアドレス宛に送信することにより、航空貨物の輸送に利害を有する運送会社や荷主など特定のユーザ側にとって、輸送中の航空貨物の輸送状態の異常性判断を含めた具体的且つ有効な輸送情報の提供を受けることができる。
本発明の一例である航空貨物輸送状態監視システムの全体構成図である。 防振パレットを示す概略構成図である。 データ検出端末の電気的構成を示すブロック図である。 輸送管理サーバの電気的構成を示すブロック図である。 データ検出端末と輸送管理サーバとユーザ端末による輸送状態監視動作を輸送経過に沿って説明するフローチャートである。 輸送管理サーバとユーザ端末によるログデータの検索・閲覧動作を輸送経過に沿って説明するフローチャートである。 ユーザ端末の表示部に表示されるログデータ検索用画像およびログデータ一覧画像の一例を示す説明図である。 ログデータ一覧画像に対する地図表示要求に応じて表示される、地図上にデータ検出端末の位置が重畳された画像の一例を示す説明図である。 ログデータ一覧画像に対するグラフ表示要求に応じて表示される、ログデータに基づくグラフの一例を示す説明図である。 ログデータに基づくグラフのプロットをクリックした場合に、地図上にこのプロットに対応する位置が表示された画面を示す説明図である。 電源制御通信手段とデータ検出端末による本システムの電源On/Off制御動作を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一例である航空貨物輸送状態監視システムの全体構成を示す。図示例の航空貨物輸送状態監視システム(以下本システムと云う)は、航空貨物Dを防振パレットPに搭載して輸送する経路Lに、出発空港の出発前荷捌き場Aと到着空港の到着後荷捌き場Bの間は電気通信機器を使った通信が規制される航空機輸送を含む場合でも、航空貨物Dの防振状態を含む輸送状態を容易に且つ適確に監視できるように情報処理する。
そのため、本システムでは、航空貨物Dを搭載して輸送する防振パレットPにデータ検出端末Rを付帯し、そのデータ検出端末Rに移動体通信網群10(国内移動体通信網10aと国外ローミング網群を含む)を介して情報センタZに備える輸送管理サーバSを接続し、その輸送管理サーバSにインターネットを介して運送会社や荷主等のユーザWに備えるユーザ端末Qを接続することによりネットワークNを構成すると共に、データ検出端末Rと近距離無線通信を行う外部の電源制御通信手段Cを備えている。加えて、ネットワークNには、地図情報を提供する地図コンテンツサーバTも接続されている。
出発空港の出発前荷捌き場Aは、運送会社が梱包貨物(輸出貨物)を航空会社に引き渡して貨物室に積み込む前に集積、保管、蔵置するための上屋(CFS:Container Freight Station)である。到着空港の到着後荷捌き場Bは、運送会社が航空会社から梱包貨物(輸入貨物)の引き渡しを受けると、梱包貨物の取り降ろしを行うための上屋(CFS)である。出発空港の出発前荷捌き場Aと到着空港の到着後荷捌き場Bの間の輸送区間は、電気通信機器を使用して通信を行うと、航空機の計器類等に悪影響を与えることから、電気通信機器を使った通信が規制されている。
防振パレットPは、図2に示すように、格子状に組んでベースとなる固定の下架台11と、航空貨物Dを上載する格子状に組んだ上架台12と、圧縮コイルばねからなる防振手段15を備え、防振手段15を下架台11と上架台12間の4隅に脚部として立設し、それら防振手段15で上架台12と下架台11を上下に連結して上架台12を弾性的に支持し、固定の下架台11に対して三次元方向に可動に連結して組み立ててなる。防振パレットPには、下架台11(1次側)と上架台12(2次側)にそれぞれ同じ電子計測器のデータロガーからなるデータ検出端末R(R1・R2)を取り付ける。
データ検出端末Rは、図3に電気的内部構成を示すように、GPS(Global Positioning System:全地球的測位システム)測位を行うためのGPS信号を受信するGPS受信部19と、移動体通信網群10を介して通信を行う移動体通信部20と、航空貨物Dの輸送状態を検出する状態検出部25と、現在時刻情報を管理する時刻管理部30と、本端末Rが有する機能を実現させるプログラムの他に各種データなどを記憶する記憶部35と、輸送管理サーバSに送信するデータを処理する通信処理部39と、主電源Eから電源回路49を介して供給する電力を切替制御する給電切替部40と、表示部44などを備え、それらデータ処理部(コンポーネント)を、プログラムに従って動作制御を行う主制御部(CPU)45に接続してなる。加えて、本発明のデータ検出端末Rには、外部の電源制御通信手段Cと近距離無線通信を行う近距離無線通信部50を有する点に特徴がある。
GPS受信部19は、主制御部45の制御に従い、図1に示すGPS衛星GからのGPS波(GPS情報)を、GPSアンテナ21を介して受信する。GPS情報には、例えばGPS衛星Gからの発信時刻情報が含まれている。GPS受信部19は、GPS情報を用いて本端末Rの現在地を示す経度緯度情報を計算して本端末Rの現在地を示す位置情報を導き出す。GPS受信部19は、GPS測位を用いて導き出した位置情報を記憶部35に位置情報a3として出力する。なお、GPS測位を用いて導き出す位置情報には、GPS情報から計算された経度緯度情報に限らず、その経度緯度情報に対応する住所情報などのデータも含まれる。
移動体通信部20は、図1および図3に示すように、主制御部45の制御に従い、移動体通信用アンテナ22を介して移動体通信網10を用いた国際ローミングを利用して通信できるようになっている。従って、データ検出端末Rは、航空貨物Dを搭載した防振パレットPに付設して国際航空輸送される際にも、国際ローミングサービスを利用して国内の情報センタZの輸送管理サーバSとデータ送受信可能である。
状態検出部25は、主制御部45の制御に従い、発地Xから着地Yまでの輸送区間の航空貨物の輸送状態をセンサを用いて一定の周期(例えば1分毎に)で検出する。航空貨物の輸送状態とは、輸送中に航空貨物が受ける振動や衝撃等の外力によって変位する加速度等や、輸送中に変化する航空貨物周りの温度・湿度・照度等から計られる貨物の精度や品質の現状である。そのため、状態検出部25には、輸送状態の中でも、特に重要な防振パレットPの防振状態(衝撃・振動の緩衝効果)を計るために、少なくとも加速度センサ25aを有する。図示例では、その他、輸送状態を計るのに重要な温度センサ25bおよび湿度センサ25cを有する。なお、センサは、これらに限らず、照度、圧力、電流、歪、変位などの物理現象を計測する他の検知センサを備えてもよい。
加速度センサ25aは、航空貨物Dの加速度を計測して防振状態を検出する。そして、計測した加速度に応じた電気信号を主制御部45に出力して記憶部35に保存する。
時刻管理部30は、例えばRTC(Real
Time Clock)により構成し、自ら時刻を刻んで現在時刻情報を通信処理部39に出力する一方、GPS受信部19がGPS衛星Gから受信する発信時刻情報に照らして正確な時刻を管理する。
記憶部35は、主制御部45の制御に従い、状態検出部25がセンサを用いて検出した航空貨物の加速度、即ち防振状態を含む輸送状態を示す状態データa1を、時刻管理部30で管理する現在時刻情報に基づいた状態検出の時刻a2と、GPS受信部19がGPS測位を用いて導き出した状態検出時の本端末Rの位置情報a3を関連付けて、一定の周期で(例えば30分毎に)ログデータaとして記憶する。
通信処理部39は、記憶部35から一定の周期で(例えば60分毎に)ログデータaをパレット単位で読み出し、ユーザ端末Qからの一覧要求に備え、移動体通信部20を介して輸送管理サーバSに送信する。
電源回路49は、各データ処理部に対する主電源Eからの供給電力を制御するが、特に、GPS受信部19および移動体通信部20のそれぞれに対して他の非通信系データ処理部とは独立して給電制御する給電切替部40を備えている。そのため、給電回路49は、主電源Eからの給電経路を通信系とそれ以外の2系統に分岐し、給電切替部40が通信系の給電経路41・42に備えるGPS用スイッチ41aと移動体通信用スイッチ42aを切り替えることにより、状態検出部25など他の非通信系データ処理部とは独立して給電制御する。なお、主電源Eは、例えば乾電池等の電池により構成する。従って、データ検出端末Rは、たとえ航空貨物に付帯して輸送するために商用電源が使用困難な状況にあっても、輸送状態のログデータaを、輸送中であればいつでもどこでもリアルタイムに輸送管理サーバSに送信できそうである。
しかし、航空機輸送の場合、出発空港の出発前荷捌き場Aと到着空港の到着後荷捌き場Bの間の輸送区間は、通常、電気通信機器を使った通信が規制される。つまり、電気通信機器のデータ検出端末Rを使用して通信を行うことができない通信規制区間Fである。
そこで、本発明において、データ検出端末Rは、各データ処理部のうち、通信を行うGPS受信部19および移動体通信部20に対する給電経路の短絡および開放を、給電切替部40により切り替えて給電制御(電源のON/OFF制御)する。
そのため、給電切替部40は、近距離無線通信部50を介して近距離無線通信を行い、予め設定された電源制御通信手段Cから受ける動作指示データに従い、GPS用スイッチ41aおよび移動体通信用スイッチ42aを切り替えてGPS受信部19および移動体通信部20へ通ずる給電経路41・42の短絡および開放を制御する構成になっている。
近距離無線通信部50は、IrDA、RFID、IEEE802.15.x、ISO/IEC 18092、14443、21481等の近距離無線通信規格に準拠した通信方式によって他の近距離無線通信部と無線通信を行う送受信機である。近距離無線通信部50は、図1、図2および図3に示すように、データ検出端末R(R1・R2)とは別体に形成し、下架台11の矩形な外枠部11aの外寄り側面mに取り付け、主制御部45に電気的に接続する。しかし、近距離無線通信部50は、データ検出端末に内蔵して主制御部と電気的に接続するようにしてもよい。
一方、外部操作する電源制御通信手段Cは、図2に示すように、データ検出端末Rの近距離無線通信部50と無線通信可能な近距離無線通信部51を有した電子機器で、データ検出端末Rをリモートコントロール可能なものであれば、リモートコントローラやICカード等であってよい。従って、図示例では、電源制御通信手段CとしてICカードを用いる。
電源制御通信手段Cは、データ検出端末Rの近距離無線通信部50をRFIDリーダにより構成すると共に、予め制御対象のデータ端末Rを識別する端末認証データ(端末ID番号・パスワード)と、給電制御に関する動作指示データ(電源投入か切断かの電源On/Offデータ等)を関連付けて設定する。なお、電源制御通信手段Cは、電源投入の動作指示データを書き込んだ電源ON用と、電源切断の動作指示データを書き込んだ電源OFF用の2枚のICカードを使い分けるようにしてもよい。
そこで、本システムは、輸送経路Lに航空機輸送する区間がある場合、制御対象のデータ検出端末Rを付帯した航空貨物Dが出発空港の出発前荷捌き場Aと到着空港の到着後荷捌き場Bにそれぞれ持ち込まれたとき、わざわざネット掛けやラッシングした梱包を解いてデータ検出端末Rを直接触れて操作しなくても、外部から電源制御通信手段Cを操作して近距離無線通信部50に近づけると、近距離無線通信により電源制御通信手段Cから受けた動作指示データに従って給電切替部40を制御し、GPS受信部19および移動体通信部20へ通ずる給電経路41・42の短絡(電源OFF)および開放(電源ON)に切り替わるようになっている。
なお、電源制御通信手段Cは、近距離無線通信部51をデータ検出端末Rの近距離無線通信部50に近づけると、操作確認音「ピッ音」を鳴動すると共に電源On/Off操作の結果をLED表示(赤/緑の点滅)する表示部(図示省略)を備えたものとすることもできる。一方、データ検出端末Rの表示部44も、GPS受信部19および移動体通信部20の電源On/Off状態をLED表示(赤/緑の点滅)するようになっている。
一方、輸送管理サーバSは、図4に示すように、データ検出端末Rの通信処理部39から送信されるログデータaを受信するログデータ受信部54と、ログデータ受信部54が受信したログデータaをパレット単位で格納するデータ記憶部52と、ユーザ端末Qからログデータaの閲覧要求を受けると、データ記憶部52を検索して閲覧要求に応じたログデータaをユーザ端末Qに返信する検索部55を備える。
他方、ユーザ端末Qは、図1に示すように、例えばパーソナルコンピュータであるが、インターネットを介して輸送管理サーバSとデータ送受信可能であれば、携帯電話機やPDAなどのデータ処理装置であればよい。
さて、上述した構成の本システムにおいて、ユーザWの運送会社が荷主から輸送依頼を受けた航空貨物Dを、防振パレットPに搭載して輸送する輸送経路Lに、出発空港の出発前荷捌き場Aと到着空港の到着後荷捌き場Bの間は電気通信機器による通信が規制される航空機輸送を含む場合、その輸送経路Lを通って発地Xから届け先の着地Yまで輸送する航空貨物Dの輸送状態を監視する情報処理を、データ検出端末Rと輸送管理サーバSとユーザ端末Qによる制御動作を中心に、図1〜図4を参照しながら、図5のフローチャートに沿って説明する。
なお、図示例において、航空貨物Dは、例えば出荷元に集荷し、防振パレットPに搭載してトラック等の輸送車に積み込んでから、運送会社の集荷店(発地X)を発送し、出発空港まで国内を陸上輸送し、出発空港の出発前荷捌き場Aで積み付けて航空会社に引き渡し、パレットドーリ等で運んで貨物室に積み込んで後に航空機輸送し、海外の到着空港に到着して到着後荷捌き場Bで引き渡しを受けると荷降ろしを行ってから、トラック等の輸送車に積み込んで、現地配達店まで国外を陸上輸送(海外現地輸送)し、現地配達店から届け先(着地Y)へ配達する輸送経路Lをたどる。
そこで、発地Xでは、データ収集対象の航空貨物Dを搭載した防振パレットPに対し、対応する端末ID番号のデータ検出端末Rを取り付けて主電源Eを投入する。すると、データ検出端末Rは動作を開始し(S1)、状態検出部25が一定周期で(例えば1分毎に)、例えば加速度センサ25aを用いて航空貨物Dの加速度を計測し、温度センサ25bを用いて温度を計測して航空貨物Dの輸送状態を検出する。一方、状態検出部25が検出した航空貨物Dの輸送状態を示す加速度(防振状態)および温度からなる状態データa1は、時刻管理部30で管理する現在時刻情報に基づいた状態検出の時刻a2と、GPS受信部19がGPS測位を用いて導き出した状態検出時の本端末Rの位置情報a3を関連付けて、一定の周期で(例えば1分毎に)ログデータaとして記憶部35に保存蓄積する(S2)。
このデータ検出時において、防振パレットPには、図2に示すように、固定の下架台11(1次側)と、可動な上架台12(2次側)にそれぞれデータ検出端末R(R1・R2)を取り付け、各々の状態検出部25の加速度センサ25aによって一次側の固定位置だけでなく、それと異なる2次側の可動位置の加速度を計測し、それぞれ防振パレットPの防振状態(衝撃・振動の緩衝効果)を航空貨物Dの輸送状態として検出することにより、輸送中、輸送貨物の防振状態をより適確に把握することができると共に、より正確な防振状態を含む輸送状態のログデータを分かりやすくユーザWに提供することができる。
それから、蓄積したログデータaは、通信処理部39が記憶部35から一定の周期で(例えば60分毎に)パレット単位で読み出し、移動体通信部20を介して輸送管理サーバSに送信する(S3)。一方、輸送管理サーバSは、データ検出端末Rの通信処理部39から送信されるログデータaをログデータ受信部54が受信すると、ログデータaを、ユーザ端末Qからの閲覧要求に備え、時系列でパレット単位に識別してデータ記憶部52に保存する(S4)。
従って、本システムにおいて、ユーザWは、ユーザ端末Qを利用して輸送管理サーバSWEBサイトにインターネットNを介してアクセスすれば、所望の航空貨物の輸送状態に関するログデータaを閲覧することができる(S5)。
そこで、例えば国内陸上輸送中に、ユーザWから、特定の航空貨物Dの輸送状態に関するログデータaの閲覧要求が輸送管理サーバSにあったときに実行する閲覧情報処理について、輸送管理サーバSとユーザ端末Qの制御動作を中心に、図7および図8を参照しながら、図6のフローチャートに沿って説明する。
輸送管理サーバSは、前述の通り、データ検出端末Rからログデータaを受信すると(S100)、ユーザWからの閲覧照会に備え、時系列でパレット単位にデータ記憶部52に保存しているので(S101)、ユーザ端末Qから特定のログデータaの閲覧要求を受けると(S102)、閲覧要求内容に応じてデータ記憶部52を検索し(S103)、検索したログデータaはユーザ端末Qに返信する(S104)。
すると、検索ログデータを受信したユーザ端末Qは、図7にログデータ検索用画像59とログデータ一覧画像60を表示部に画面表示する(S105)。次いで、一覧画像60にある地図表示指示ボタン60aを押下することにより、図8に示すように、地図上にデータ検出端末Rの位置が重畳表示される(S106a)。地図上に表示されたデータ検出端末Rの位置の一つをクリックすると、図10に示すように、地図上にこのプロットに対応するデータが表示される。また、一覧画像60にあるグラフ表示指示ボタン60bを押下することにより、図9に示すように、ログデータaに基づくグラフ60cが表示される(S106b)。それから、ログデータaに基づくグラフ60cのプロットをクリックすると、図10に示すように、地図上にこのプロットに対応する位置が表示される(S107)。
従って、本システムによれば、輸送管理サーバSは、データ検出端末Rからログデータaを受信すると、ユーザWからの閲覧照会に備え、時系列でパレット単位にデータ記憶部52に保存し、ユーザ端末Qから特定のログデータaの閲覧要求を受けると、閲覧要求内容に応じてデータ記憶部52を検索し、閲覧要求に応じたログデータaをユーザ端末Qに返信するから、運送会社や荷主などのユーザ側では、輸送中の航空貨物の輸送状態をいつでも簡単に確認して正確に把握することができる。
さて、輸送中、航空貨物Dは、図1に示すように、防振パレットPに付帯したデータ検出端末R(R1・R2)のGPS受信部19および移動体通信部20で通信を行いながら、状態検出部25により輸送状態を検出してデータ収集を継続し、国内陸上輸送を経て後に出発空港に到着すると、出発前荷捌き場Aで航空機輸送のために、ラッシング・ネット掛けなど積み付けして航空会社に引き渡す必要があるが、航空機輸送の場合、この出発前荷捌き場Aと到着空港の到着後荷捌き場Bの間の区間Fは、電気通信機器のデータ検出端末Rを使った通信が規制されている。
従って、本システムは、電源制御通信手段Cを外部操作してデータ検出端末Rの給電切替部40を動作し、データ処理部のうち、通信を行うGPS受信部19および移動体通信部20に対する給電経路41・42を短絡し、図5に示すように電源OFFにする(S6)。
そこで、電源制御通信手段Cを外部操作してデータ検出端末RのGPS受信部19および移動体通信部20に対する給電経路41・42の短絡および開放を切り替えて電源制御(電源のON/OFF制御)する情報処理について、電源制御通信手段Cとデータ検出端末Rの制御動作を中心に、図1および図2を参照しながら、詳しくは図11のフローチャートに沿って説明する。
まず、電源制御通信手段Cは、前述の通り、予め制御対象のデータ端末Rを識別する端末認証データ(端末ID番号・パスワード)と、給電制御に関する動作指示データ(電源投入か切断かの電源On/Offデータ等)を関連付けて設定されているので(S200)、制御対象のデータ検出端末Rを付帯した航空貨物Dが出発空港の出発前荷捌き場Aに持ち込まれたとき、外部から電源制御通信手段Cを近距離無線通信部50に近づけると、近距離無線通信により、電源制御通信手段Cから、端末認証データと電源Offの動作指示データがデータ検出端末Rの主制御部45に転送される(S201)。
一方、データ検出端末Rは、受信した端末認証データに基づいて電源制御通信手段(ICカード)Cを主制御部45により認証する(S202)。そこで、主制御部45は、端末認証データが一致しないときは動作せず(S203a)、一致するときには、受信したICカードCの設定情報を読み込み、その設定情報の動作指示データに従って給電切替部40を制御し、GPS受信部19および移動体通信部20の給電経路41・42を短絡に切り替えて電源OFFする(S203b)。すると、主制御部45は、この電源OFF操作の結果を表示部44に報告すると共に、ICカードの電源制御通信手段Cに近距離無線通信により返信する(S204)。すると、データ検出端末Rは、電源OFF操作の結果報告に応じて表示部44により電源OFF状態をLED表示する(S205a)。一方、電源制御通信手段Cは、電源OFFの操作確認音「ピッ音」を鳴動すると共に電源OFF操作の結果をLED表示する(S205b)。
そこで、本システムは、出発空港の出発前荷捌き場Aにおいて、電気通信機器を使った通信規制に応え、電源制御通信手段Cから受けた動作指示データに従って給電切替部40を制御し、主電源EからGPS受信部19および移動体通信部20への給電経路41・42を短絡に切り替えて電源をOFFに給電制御するが、それら通信系データ処理部に対する給電制御は、図3および図5に示すように、他の非通信系データ処理部とは独立しているため、データ検出端末Rでは、出発前荷捌き場Aで航空貨物Dを積み付けて航空会社に引き渡してから、パレットドーリ等で運搬して貨物室に積み込んで航空機輸送する間、非通信系データ処理部は動作を継続することができ、状態検出部25は、そのまま一定の周期で(例えば1分毎に)加速度センサ25aを用いて航空貨物Dの加速度を計測し、温度センサ25bを用いて温度を計測して航空貨物Dの輸送状態を検出する。一方、状態検出部25が検出した航空貨物Dの輸送状態を示す加速度(防振状態)および温度からなる状態データa1は、時刻管理部30で管理する現在時刻情報に基づいた状態検出の時刻a2を関連付けて、一定の周期で(例えば1分毎に)ログデータaとして記憶部35に保存蓄積する(S7)。
しかる後、航空機輸送を経て航空貨物Dが海外の到着空港に到着し、到着後荷捌き場Bで航空会社から航空貨物Dの引き渡しを受けると、電気通信機器のデータ検出端末Rを使った通信規制が解かれる。
従って、本システムでは、再び電源制御通信手段Cを外部操作してデータ検出端末Rの給電切替部40を動作し、データ処理部のうち、通信を行うGPS受信部19および移動体通信部20に対する給電経路41・42を開放に切り替えて、図5に示すように電源ONにする(S8)。
そこで、電源制御通信手段Cを外部操作してデータ検出端末RのGPS受信部19および移動体通信部20への給電経路41・42を開放し、今度は、電源ONする情報処理について、電源制御通信手段Cとデータ検出端末Rの制御動作を中心に、図1および図2を参照しながら、改めて図11に沿って説明する。
まず、データ検出端末Rを付帯した航空貨物Dが到着空港の到着後荷捌き場Bに持ち込まれたとき、外部から電源制御通信手段Cを近距離無線通信部50に近づけると、近距離無線通信により、電源制御通信手段Cから、端末認証データと電源ONの動作指示データがデータ検出端末Rに転送される(S201)。一方、データ検出端末Rは、受信した端末認証データに基づいて電源制御通信手段(ICカード)Cを主制御部45により認証し(S202)、端末認証データが一致しないときは動作せず(S203a)、一致するときには、受信したICカードCの設定情報を読み込み、その設定情報の動作指示データに従って給電切替部40を制御し、GPS受信部19および移動体通信部20の給電経路41・42を開放に切り替えて電源ONする(S203b)。
従って、データ検出端末Rは、図5に示すように、出発空港の出発前荷捌き場Aから到着空港の到着後荷捌き場B間の輸送中、即ち、通信系のGPS受信部19および移動体通信部20が電源OFFの区間Fに、状態検出部25が検出した航空貨物Dの輸送状態を示す状態データa1に、時刻管理部30で管理する状態検出の時刻a2を関連付けて、記憶部35に保存蓄積したログデータaを、通信処理部39により記憶部35からパレット単位で読み出し、移動体通信部20を介して輸送管理サーバSにまとめて送信する(S9)。一方、輸送管理サーバSは、データ検出端末Rの通信処理部39から送信され発着空港の荷捌き場A・B間の輸送中に蓄積したログデータaを、ログデータ受信部54が受信すると、それら蓄積ログデータaも、ユーザ端末Qからの閲覧要求に備え、時系列でパレット単位に識別してデータ記憶部52に保存する(S10)。
それから、航空貨物Dは、外国到着空港の到着後荷捌き場Bで荷降ろしを行ってから、トラック等の輸送車に積み込み、現地配達店を経て届け先(着地Y)まで、図1および図5に示すように、国外を陸上輸送(海外現地輸送)するが、この国外陸上輸送中も、データ検出端末Rは動作し、状態検出部25が一定周期で(例えば1分毎に)加速度センサ25aを用いて航空貨物Dの加速度を計測し、温度センサ25bを用いて温度を計測して航空貨物Dの輸送状態を検出する。一方、状態検出部25が検出した航空貨物Dの輸送状態を示す加速度(防振状態)および温度からなる状態データa1は、時刻管理部30で管理する状態検出の時刻a2と、GPS受信部19がGPS測位を用いて導き出した状態検出時の本端末Rの位置情報a3を関連付けて、一定の周期で(例えば1分毎に)ログデータaとして記憶部35に保存蓄積する。蓄積したログデータaは、通信処理部39が記憶部35から一定の周期で(例えば60分毎に)パレット単位で読み出し、移動体通信部20を介して輸送管理サーバSに送信する(S11)。
一方、輸送管理サーバSは、データ検出端末Rの通信処理部39から送信されるログデータaを、ログデータ受信部54が受信すると、ユーザ端末Qからの閲覧要求に備え、時系列でパレット単位に識別してデータ記憶部52に保存する(S12)。
しかる後、荷主に輸送依頼された航空貨物Dを、届け先(着地Y)に届けて配達が完了すると、主電源Eを切断してデータ検出端末R(R1・R2)の動作を停止し、以って、航空貨物Dの輸送状態を監視する本システムの情報処理を終える。
そこで、上述した本システムによれば、図1および図3に示すように、航空貨物Dを防振パレットPに搭載して輸送する輸送経路Lに、出発空港の出発前荷捌き場Aと到着空港の到着後荷捌き場Bの間は電気通信機器を使った通信が規制される航空機輸送を含む場合、データ検出端末Rは、電気通信機器を使った通信規制に応えて、出発空港の出発前荷捌き場Aにおいて、外部の電源制御通信手段Cから受けた動作指示データに従って給電切替部40を制御し、GPS受信部19および移動体通信部20への給電経路41・42を短絡に切り替えて電源をOFFにするが、それら通信系データ処理部に対する給電制御は、他の非通信系データ処理部とは独立しているため、発着空港の荷捌き場A・B間の通信規制区間Fも、非通信系データ処理部は電源ONのまま動作を継続可能であるから、状態検出部25は、そのまま航空貨物Dの防振状態を含む輸送状態を検出できる一方、通信規制区間Fの輸送中に検出した輸送状態のログデータaは、航空貨物Dが到着空港に到着し、到着後荷捌き場Bで引き渡しを受けて通信規制が解かれると、外部の電源制御通信手段Cからの動作指示に従って、GPS受信部19および移動体通信部20への給電経路を開放に切り替えて電源をONにすることにより、データ検出端末Rは航空機輸送中に蓄積したログデータを移動体通信部20を介して輸送管理サーバSに送信することができ、運送会社や荷主などのユーザ端末Qからの閲覧要求に備えることができる。そのように本システムによれば、航空貨物がたとえ発着空港の荷捌き場間の通信規制区間Fを輸送中でも、その輸送状態のデータ検出収集を可能にし、運送会社や荷主などのユーザは、通信規制が解かれると、いつでも通信規制区間F中の輸送状態を閲覧して速やかに確認することができ、これにより、云わば通信規制区間の輸送状態の可視化が実現し、その結果、従来のようにわざわざ乗組員等からの聴き取りに頼らずとも、航空貨物の防振状態を含む輸送状態をリアルタイムに監視して容易に且つ適確に把握することができる。
ところで、上記図示例において、データ検出端末Rは、状態検出部25が一定周期で加速度センサ25a等を用いて航空貨物Dの防振状態などの輸送状態を検出するが、本システムでは、そのように一定周期で航空貨物の輸送状態を検出するごとに、検出された輸送状態が予め定められた基準を超える輸送状態か否かを判定し、基準を超えた輸送状態であると、異常な輸送状態として判定し、これを異常発生ログデータとして輸送管理サーバSに送信するように構成することもできる。
そのため、この他例の本システムにおいて、データ検出端末Rは、予め基準となる輸送状態の閾値(加速度閾値・温度閾値・湿度閾値など)を定め、図3に示す記憶部35に格納する。一方、データ検出端末Rは、状態検出部25が一定周期で航空貨物の防振状態を含む輸送状態を検出するごとに、記憶部35から基準となる輸送状態の閾値を読み出し、検出された輸送状態が予め定められた輸送状態の閾値を超える異常状態か否かを判定する異常状態判定部65を主制御部45に備え、異常状態判定部65により検出された輸送状態が予め定められた輸送状態の閾値を超える異常状態であると判定されると、その異常状態を示す状態データと、異常状態検出の時刻を関連付けて異常発生ログデータとして記憶部35に保存する一方、通信処理部39により移動体通信部20を介して輸送管理サーバSに送信する構成にする。
他方、輸送管理サーバSは、検出された輸送状態が異常状態を示す状態データと、異常状態検出の時刻を関連付けた異常発生ログデータを受信すると、航空貨物Dの輸送状態が異常状態である旨の情報を内容とする電子文書を、予め登録された電子メールアドレス宛に送信し、特定のユーザWに航空貨物Dに異常が発生したことを通知する構成にする。
従って、他例の本システムは、航空貨物Dを、防振パレットPに搭載して輸送する輸送経路L中に、出発空港の出発前荷捌き場Aと到着空港の到着後荷捌き場Bの間は電気通信機器による通信が規制される航空機輸送を含む場合、データ検出端末Rは、電気通信機器を使った通信規制に応え、出発空港の出発前荷捌き場Aにおいて、電源制御通信手段Cから受けた動作指示データに従って給電切替部40を制御し、主電源EからGPS受信部19および移動体通信部20への給電経路41・42を短絡に切り替えて電源OFFに給電制御するが、それら通信系データ処理部に対する給電制御は、他の非通信系のデータ処理部とは独立しているため、発着空港の荷捌き場A・B間の通信規制区間Fも、非通信系データ処理部は電源ONのまま動作を継続することができるから、状態検出部25は、そのまま航空貨物Dの防振状態を含む輸送状態を検出すると共に、その輸送状態を検出するごとに、異常状態判定部65が記憶部35から基準となる輸送状態の閾値を読み出し、検出された輸送状態が輸送状態の閾値を超える異常状態か否かを判定し、検出された輸送状態が輸送状態の閾値を超える異常状態であると判定されると、その異常状態を示す状態データと、異常状態検出の時刻を関連付け、異常発生ログデータとして、登録ユーザWに対する異常発生の通知に備え、記憶部35に保存して蓄積する。
それから、本システムでは、航空貨物Dが到着空港に到着し、到着後荷捌き場Bで航空貨物Dの引き渡しを受けて通信規制が解かれると、データ検出端末Rは、通信規制区間Fで検出して蓄積した異常発生ログデータを記憶部35から読み出し、通信処理部39により移動体通信部20を介して輸送管理サーバSに送信する一方、異常発生ログデータを受信すると、輸送管理サーバSは、通信規制区間Fの輸送中に検出された航空貨物Dの輸送状態が異常状態である旨の情報を内容とする電子文書を、登録された電子メールアドレス宛に送信し、特定のユーザWに航空貨物Dに異常が発生したことを通知する。
なお、以上の図示実施の形態では、データ検出端末Rとしてデータロガーを用いた例を示したが、本発明において、データ検出端末は、データロガーに限られず、データレコーダやICタグのような電子計測器などであってもよい。
A 出発前荷捌き場
B 到着後荷捌き場
C 電源制御通信手段
D 航空貨物
E 主電源
F 通信規制区間
G GPS衛星
L 輸送経路
N ネットワーク
P 防振パレット
Q ユーザ端末
R(R1・R2) データ検出端末
S 輸送管理サーバ
W ユーザ
X 発地
Y 着地
Z 情報センタ
a ログデータ
10 移動体通信網群
15 防振手段
19 GPS受信部
20 移動体通信部
25 状態検出部
39 通信処理部
40 給電切替部
50・51 近距離無線通信部
55 検索部
65 異常状態判定部

Claims (4)

  1. 輸送中に受ける衝撃や振動を緩衝する防振手段を備えた防振パレットに航空貨物を搭載して輸送する輸送経路に、出発空港の出発前荷捌き場と到着空港の到着後荷捌き場の間は電気通信機器を使った通信が規制される航空機輸送を含む場合、その輸送経路を通って発地から届け先の着地まで輸送する航空貨物の輸送状態を監視する航空貨物輸送状態監視システムであって、
    前記防振パレットに付帯して移動体通信網群に接続するデータ検出端末と、該データ検出端末と近距離無線通信を行う外部の電源制御通信手段と、前記データ検出端末に移動体通信網群を介して接続した輸送管理サーバと、該輸送管理サーバとインターネットを介して接続したユーザ端末とを備え、
    前記データ検出端末は、
    GPS測位を行うためのGPS情報を受信して本端末の現在地を示す位置情報を導き出すGPS受信部と、移動体通信網群を介して通信を行う移動体通信部と、輸送中に一定の周期で航空貨物の加速度たる防振状態を含む輸送状態をセンサを用いて検出する状態検出部と、前記GPS受信部および前記移動体通信部のそれぞれに対して他の非通信系データ処理部とは独立して給電経路の短絡および開放を切り替えて給電制御する給電切替部と、前記状態検出部により検出された輸送状態を示す状態データと、その輸送状態を検出した時刻と、その状態検出時の本端末の位置情報を関連付けたログデータを前記輸送管理サーバに送信する通信処理部を有する一方、
    前記輸送管理サーバは、
    受信したログデータをパレット単位で格納するデータ記憶部と、前記ユーザ端末からログデータの閲覧要求があると、前記データ記憶部を検索して閲覧要求に応じたログデータを前記ユーザ端末に返信する検索部を有し、
    前記電源制御通信手段および前記データ検出端末には、それぞれ近距離無線通信を行う近距離無線通信部を有し、制御対象の前記データ検出端末を前記防振パレットに付帯した航空貨物が出発空港の出発前荷捌き場と到着空港の到着後荷捌き場にそれぞれ持ち込まれたとき、近距離無線通信により前記電源制御通信手段から受けた動作指示データに従い前記給電切替部を制御し、前記GPS受信部および前記移動体通信部に対する給電経路の短絡および開放を切り替えてなることを特徴とする、航空貨物輸送状態監視システム。
  2. 前記防振パレットは、固定の下架台と、航空貨物を上載する上架台と、該上架台と前記下架台を上下に連結して前記上架台を脚部として弾性的に支持する防振手段を備える一方、前記データ検出端末は、前記下架台に取り付ける1次側のデータ検出端末と、前記上架台に取り付ける2次側のデータ検出端末とで構成し、それら1次側と2次側のデータ検出端末を、前記下架台の外寄り側面に取り付ける本端末の前記近距離無線通信部に接続してなることを特徴とする、請求項1に記載の航空貨物輸送状態監視システム。
  3. 前記データ検出端末は、
    予め基準となる輸送状態の閾値を定めて記憶部に格納する一方、前記状態検出部が一定周期で航空貨物の輸送状態を検出するごとに、前記記憶部から基準となる輸送状態の閾値を読み出し、検出された輸送状態が予め定められた輸送状態の閾値を超える異常状態か否かを判定する異常状態判定部を有し、
    前記通信処理部は、前記異常状態判定部により検出された輸送状態が予め定められた輸送状態の閾値を超える異常状態であると判定されると、その異常状態を示す状態データと、その異常状態を検出した時刻を関連付けて異常発生ログデータとして前記移動体通信部を介して前記輸送管理サーバに送信してなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の航空貨物輸送状態監視システム。
  4. 前記輸送管理サーバは、前記データ検出端末から異常発生ログデータを受信すると、航空貨物の輸送状態が異常状態である旨の情報を内容とする電子文書を、予め登録された電子メールアドレス宛に送信してなることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の航空貨物輸送状態監視システム。
JP2012153355A 2012-07-09 2012-07-09 航空貨物輸送状態監視システム Active JP5564077B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012153355A JP5564077B2 (ja) 2012-07-09 2012-07-09 航空貨物輸送状態監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012153355A JP5564077B2 (ja) 2012-07-09 2012-07-09 航空貨物輸送状態監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014015295A true JP2014015295A (ja) 2014-01-30
JP5564077B2 JP5564077B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=50110351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012153355A Active JP5564077B2 (ja) 2012-07-09 2012-07-09 航空貨物輸送状態監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5564077B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015115454A1 (ja) 2014-01-30 2015-08-06 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置、および、通信方法
JP2017013922A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 日本電信電話株式会社 輸送状態監視システム
WO2017195325A1 (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社プロドローン 配送状況検知装置、配送状況検知システム、及び無人機
JP2019210131A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社三菱ケミカルホールディングス 現在位置管理システム
WO2020122644A1 (ko) * 2018-12-12 2020-06-18 주식회사 아모센스 항공 화물 추적 장치 및 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004509826A (ja) * 2000-10-05 2004-04-02 エクサゴー・プロプライエタリー・リミテッド ロジスティクス・チェーン管理システム
JP2007039067A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Kurashiki Kako Co Ltd 防振パレット
JP2008050101A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Sanden Corp 輸送管理システム
JP2009190826A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 貨物搭載用端末、端末電源制御システムおよび端末電源制御方法
JP2011046436A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Toshiba Logistics Corp 免振パレット

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004509826A (ja) * 2000-10-05 2004-04-02 エクサゴー・プロプライエタリー・リミテッド ロジスティクス・チェーン管理システム
JP2007039067A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Kurashiki Kako Co Ltd 防振パレット
JP2008050101A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Sanden Corp 輸送管理システム
JP2009190826A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 貨物搭載用端末、端末電源制御システムおよび端末電源制御方法
JP2011046436A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Toshiba Logistics Corp 免振パレット

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015115454A1 (ja) 2014-01-30 2015-08-06 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置、および、通信方法
JP2017013922A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 日本電信電話株式会社 輸送状態監視システム
WO2017195325A1 (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社プロドローン 配送状況検知装置、配送状況検知システム、及び無人機
JPWO2017195325A1 (ja) * 2016-05-12 2019-03-28 株式会社プロドローン 配送状況検知装置、配送状況検知システム、及び無人機
JP2019210131A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社三菱ケミカルホールディングス 現在位置管理システム
JP7094783B2 (ja) 2018-06-08 2022-07-04 株式会社三菱ケミカルホールディングス 現在位置管理システム
WO2020122644A1 (ko) * 2018-12-12 2020-06-18 주식회사 아모센스 항공 화물 추적 장치 및 방법
US11994393B2 (en) 2018-12-12 2024-05-28 Amosense Co., Ltd Device and method for tracking air cargo

Also Published As

Publication number Publication date
JP5564077B2 (ja) 2014-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5564077B2 (ja) 航空貨物輸送状態監視システム
US7895131B2 (en) Cargo tracking apparatus, system and method
US8239169B2 (en) Portable computing device and method for asset management in a logistics system
US6429810B1 (en) Integrated air logistics system
JP7124056B2 (ja) データブリッジを有する能動的容器
CN109035789A (zh) 物品状态的监测系统及其方法
CN108712987A (zh) 运输集装箱和用于监测运输集装箱中的内容物的系统
US10068196B2 (en) Wireless packing slip
JP2004323169A (ja) 物流管理システム
US20220076192A1 (en) Logistics system, unmanned aerial vehicle, and cargo management method
JP2010522680A (ja) 荷物を監視するための方法、見張り指示システム及び物流システム
JP5848191B2 (ja) 物流管理システム、物流管理端末および物流管理方法
MX2014005118A (es) Sistemas y metodos de calibracion de vehiculos con bascula de pesaje.
CN102147472A (zh) 用于集装箱托盘或托盘箱的智能电子盒及其移动定位系统
NO20180332A1 (en) Electronic tag device with communication module
JP2019034803A (ja) 車載器および荷物管理システム
CN202018327U (zh) 无线称重货物托盘
JP2005234815A (ja) 検針情報管理システム、同システムで使用可能なコンテナ、及び検針情報管理方法
JP7134528B1 (ja) 検知演算処置装置及び検知演算処置装置を使用した物流管理システム
JP2019172442A (ja) 配送監視装置、配送管理方法、プログラム
JP7390815B2 (ja) 運送情報管理システム、運送情報管理方法
CN201589864U (zh) 用于集装箱托盘或托盘箱的智能电子盒及其移动定位系统
KR101770566B1 (ko) 사용자 단말기를 이용한 로드셀 관리 방법 및 이에 사용되는 관리 서버
JP2017182126A (ja) 温度管理システム及び子機
KR101800955B1 (ko) 무선통신을 이용한 중량측정과 전송이 가능한 대차

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5564077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250