JP2014015178A - 車両用バッテリパックの冷却装置 - Google Patents

車両用バッテリパックの冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリパックを搭載した車両の冷却装置において、組付性を良好にし、バッテリの冷却性を向上する。
【解決手段】リヤシートよりも車両1後方側のリヤフロアパネル4に開口部を形成し、リヤフロアパネルに車両上方側に膨出し且つ開口部を覆うカバー部材23を取り付け、リヤフロアパネルの下方側から開口部へとバッテリパック16を挿入し、バッテリパックの上部をカバー部材の内側空間内に突出させて配置し、バッテリパックの上部の側壁に形成した排出口41の上側及び下側にそれぞれ弾性素材あるいは柔軟素材からなる板状の壁部を立設し、上側及び下側の壁部45、46をそれぞれカバー部材の側壁内周面に当接して、バッテリパックの側壁と上側及び下側の壁部とカバー部材の側壁とで排出口から吐き出された空気を車両外部へと流通可能とする空気通路47を画成した。
【選択図】図1

Description

この発明は車両用バッテリパックの冷却装置に係り、特に、高電圧を発生するバッテリが収容されるバッテリパックから排出された空気を外部へと排出する空気通路を設けた車両用バッテリパックの冷却装置に関する。
電気自動車やハイブリッド車などのモータで車両を走行させる形式の車両においては、車両を走行させるための駆動モータの電源部として、複数のバッテリを集積したバッテリパックを搭載している。バッテリパックに内蔵されたバッテリは、充放電時に発熱して昇温するが、適正温度以上に温度が上昇すると、その性能が低下すると共に、バッテリの劣化が促進するため、適切に冷却する必要がある。
従来の車両用バッテリパックの冷却装置においては、バッテリパックの内部を流れてバッテリを冷却した後の空気を外部へと排出する排出口を設けており、バッテリパックから排出された暖かい空気の車室内への再循環防止、バッテリの被水防止などのために、バッテリパックの内部を流れて排出された空気を車両外部に排出する空気通路を設けている。
例えば、従来の冷却装置には、バッテリを収納するバッテリパックの内部空間にU字状に接続された冷却通路を備え、この冷却通路を流れる空気によってバッテリを冷却するものがある。(特許文献1)この特許文献1に記載の冷却装置は、車両のリヤシートよりも車両後方側にバッテリパックを搭載し、バッテリパックの内部を流れた空気を外部へと排出する排出口を後部に設けて排気ダクトを接続し、この排気ダクトにより排出口から排出された空気を車両外部に排出する空気通路を画成している。
特開2006−339048号公報
しかし、前記特許文献1に記載の冷却装置の構造では、バッテリパック内を流れた空気を車外に排出するために、バッテリパックの後部に排気ダクトを設けている。排気ダクトは、数回に亘り屈曲させてトランクルームの内装材と車体外板との間の空間に延ばしたのち、下流端部の流出口を開口させている。これより、排気ダクトが車体部品間の限られた狭い隙間に配置していることから、排気ダクトと車体部品とが干渉しないように排気ダクトの空気通路の断面積をさらに小さくする必要があった。
さらに、特許文献1に記載の冷却装置は、排気ダクトを車体部品間の限られた狭い隙間に通しているため、車体部品を避けながら排気ダクトを複数回屈曲させる必要があるとともに空気通路長が長くなっていた。また、排気ダクトを狭い隙間に通して車体部品と干渉しないようにするために、排気ダクトの断面積を途中で縮小する必要があった。
これらによって、特許文献1に記載の冷却装置は、排気ダクト内を通過する空気の通気抵抗(圧力損失)が増加して、冷却性能が低下する問題があった。
また、このような構造では、弾性変形し難い排気ダクトを車室内から狭い隙間に通して、排気ダクトの下流端部を車外に開口させる必要があるため、周辺部品(車体部品)と排気ダクトとが接触し易くなり、組付性が低下していた。さらに、車両にバッテリパックを搭載する際に、バッテリパックと排気ダクトを別々に組み付ける必要があり、組付性の低下に伴い作業者の作業負担が増加していた。
この発明は、バッテリパックを搭載した車両の冷却装置において、組付性を良好にし、バッテリの冷却性を向上することを目的とする。
この発明は、高電圧を発生するバッテリが収容されるバッテリパックを、車両のリヤシートよりも車両後方側に形成される空間内に搭載し、前記バッテリパックには、このバッテリパックの内部を流れた空気を外部へと排出する排出口を設けた車両用バッテリパックの冷却装置において、前記リヤシートよりも車両後方側のリヤフロアパネルに開口部を形成し、前記リヤフロアパネルに車両上方側に膨出し且つ前記開口部を車両上方側から覆うカバー部材を取り付け、前記リヤフロアパネルの下方側から前記開口部へと前記バッテリパックを挿入し、前記バッテリパックの上部を前記カバー部材の内側空間内に突出させて配置し、前記バッテリパックの上部の側壁に前記排出口を形成し、この排出口の上側及び下側にそれぞれ弾性素材あるいは柔軟素材からなる板状の壁部を前記側壁に対して直交する方向に立設し、前記上側及び下側の壁部をそれぞれ前記カバー部材の側壁内周面に当接して、前記バッテリパックの側壁と前記上側及び下側の壁部と前記カバー部材の側壁とで前記排出口から吐き出された空気を車両外部へと流通可能とする空気通路を画成したことを特徴とする。
この発明は、バッテリパックとこのバッテリパックを覆うカバー部材との間の狭い隙間に、バッテリパックから排出された空気を外部へと排出する空気通路を設ける場合、カバー部材の内側空間内に配置したバッテリパックの上部の側壁に排出口を形成し、この排出口の上側及び下側にそれぞれ立設した弾性素材あるいは柔軟素材からなる板状の壁部をカバー部材の側壁内周面に当接して、バッテリパックの側壁と排出口の上側及び下側の壁部とカバー部材の側壁とで排出口から吐き出された空気を車両外部へと流通可能とする空気通路を画成した構造によって、バッテリパックからカバー部材までの距離を最大限に活用して空気通路を形成することができる。
そのため、排出口の直後で空気通路の断面積(奥行き寸法)を広く確保でき、空気通路内を通過する空気の通気抵抗(圧力損失)を低減して、冷却性能を向上させることができる。
さらに、この発明は、リヤフロアパネルにカバー部材を取り付けて、バッテリパックをリヤフロアパネルの下方側から車体に組み付ける際に、上側及び下側の壁部を取り付けた状態でバッテリパックを車両に搭載するだけで、バッテリパックと上側及び下側の壁部とカバー部材とで空気通路を形成できる。
そのため、バッテリパック本体自体と空気通路を形成する壁部とを各々異なる作業工程で車体に組み付ける必要が無くなり、作業者の負担を軽減して、作業性を高めることができる。
また、この発明は、空気通路を構成する上側及び下側の壁部を弾性素材または柔軟素材で形成しているため、バッテリパックをカバー部材内に組み付けた際に、またはリヤフロアパネルにカバー部材を取り付けた際に、上側及び下側の壁部とカバー部材とが接触して上側及び下側の壁部が変形したとしても、容易に形状を復元でき、空気通路を構成することができる。
これによって、組み付けが容易となり、作業者の作業負担をさらに軽減できる。
それに加えて、この発明は、空気通路を弾性素材あるいは柔軟素材の上側及び下側の壁部で構成しているため、空気通路がバッテリパックの後部に形成された場合、車両後部が車両後方から外力を受けた際に、空気通路がクッションの役割を果たして、バッテリパックヘの衝撃を軽減することができる。
図1はバッテリパックを搭載した車両の側面図である。(実施例) 図2はカバー部材の蓋体を外した車両後部の平面図である。(実施例) 図3はバッテリパックを車両後方から見た車両後部の背面図である。(実施例) 図4は図2のX−X線による車両後部の断面図である。(実施例) 図5はバッテリパック内の冷却空気の流れを示す車両右後方から見たバッテリパックの斜視図である。(実施例) 図6はバッテリパックを車両右後方から見た車両後部の斜視図である。(実施例) 図7は図3のY−Y線による車両後部の断面図である。(実施例) 図8は図7に示す断面を車両右後方から見た車両後部の斜視図である。(実施例) 図9はバッテリパックの上部ケースを車両後方から見た背面図である。(実施例)
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
図1において、1は車両、2は車体、3はフロントフロアパネル、4はリヤフロアパネル、5は車室、6は前輪、7は後輪である。車両1は、車室5のフロントフロアパネル3上にフロントシート8を設置し、車室5のリヤフロアパネル4上にリヤシート9を設置している。リヤシート9の車両後方側の車両後部10には、図2・図3に示すように、車体2の左右一対の右サイドパネル11・左サイドパネル12及びバックパネル13に囲まれ後部空間14をリヤフロアパネル4上に形成している。車両1は、後部空間14内に高電圧を発生するバッテリ15が収容されるバッテリパック16を搭載している。
前記バッテリパック16は、図3〜図5に示すように、バッテリ15の上部を覆う四角蓋形状の上部ケース17と、バッテリ15の下部を覆う四角箱形状の下部ケース18とからなる。上部ケース17は、下端開口縁に外方に突出する上部フランジ19を設けている。下部ケース18は、上端開口縁に外方に突出する下部フランジ20を設けている。上部ケース17と下部ケース18とは、上部フランジ19と下部フランジ20とを結合することで、内部にバッテリ15の収容空間21を画成してバッテリパック16を形成する。
前記リヤシート9よりも車両後方側のリヤフロアパネル4には、図3、図4に示すように、バッテリパック16の上部ケース17を挿入する開口部22を形成している。開口部22は、車幅方向に長い四角形状に形成され、車両後部10のリヤフロアパネル4上の後部空間14を車両1の下方に開放している。開口部22周囲のリヤフロアパネル4には、車両上方側の後部空間14に膨出し且つ開口部22を車両上方の後部空間14側から覆う略四角台形箱形状のカバー部材23を取り付けている。カバー部材23は、下端開口縁に外方に突出する取付フランジ24を備え、内部にバッテリパック16を配置する内側空間25を有し、上部に整備用開口26を形成している。整備用開口26には、蓋体27を着脱可能に取り付けている。
前記バッテリパック16は、図3、図4、図6に示すように、結合した上部フランジ19及び下部フランジ20に略四角枠形状のバッテリパック支持部材28を取り付け、リヤフロアパネル4の下方側から開口部21へと挿入し、上部ケース17をリヤフロアパネル4上の後部空間14に膨出したカバー部材23の内側空間25内に突出させて配置する。カバー部材23の内側空間25内に配置したバッテリパック16は、バッテリパック支持部材28を車体2のリヤフロアパネル4に取り付けることで、車両後部10の後部空間14内に搭載される。
なお、この実施例のバッテリパック16及びカバー部材23の組み付け手順では、リヤフロアパネル4に開口部22を覆うカバー部材23を取り付け、リヤフロアパネル4の下方から開口部22に向けてバッテリパック16の上部ケース17を挿入し、バッテリパック16の上部ケース17をカバー部材23の内側空間25内に突出させているが、別の組み付け手順もある。
例えば、別の組み付け手順としては、リヤフロアパネル4の開口部22にバッテリパック16の上部ケース17を挿入し、バッテリパック16の上部ケース17をリヤフロアパネル4よりも上方に突出させ、リヤフロアパネル4にバッテリパック16の上部ケース17を覆うようにカバー部材23を取り付けることも可能である。
前記バッテリパック16には、図4に示すように、収容されたバッテリ15を冷却する冷却装置29を設けている。冷却装置29は、カバー部材23の車両前側に位置する側壁30(以下「前側側壁30」と記す。)とバッテリパック16の上部ケース17の車両前側に位置する側壁31(以下「前側側壁31」と記す。)との間に吸気通路32を形成している。吸気通路32は、上流端側をリヤフロアパネル4に形成した開口部22の下方の車室5外に向けて開放し、下流端側をカバー部材23の蓋体27とバッテリパック16の上部ケース17の上壁33との間の内側空間25に開放し、外部の空気を内側空間25に取り入れる。
前記冷却装置29は、カバー部材23の内側空間25内に配置したバッテリパック16の上部ケース17の上壁33上面に、エアクリーナ34を備えている。エアクリーナ34は、吸気通路32の下流端に対向するように車両前側に空気の吸入口35を備えている。エアクリーナ34は、図4、図5に示すように、吸入口35から取り入れた空気をフィルタエレメント36により浄化し、浄化した空気を上部ケース17の上壁33の車両後側に形成した供給口37からバッテリパック16の収容空間21内に供給する。
また、前記冷却装置29は、バッテリパック16の上部に、冷却ファン38を取り付けている。冷却ファン38には、収容空間21内の空気を排出する冷却ファン用ダクト39を備えている。冷却ファン用ダクト39は、上部ケース17の車両後側に位置する側壁40(以下「後側側壁40」と記す。)に形成した排出口41に接続されている。排出口41は、上部ケース17を覆うカバー部材23の車両後側に位置する側壁42(以下「後側側壁42」と記す。)に向かって開いている。排出口41には、金属製、あるいは、樹脂製の多数の小孔を有する格子状部材43を取り付けている。
前記エアクリーナ34によりバッテリパック16の供給口37から収容空間21内に供給された空気は、図4、図5に示すように、吸気ダクト44を通って下部ケース18側に降下したのち、冷却ファン38の吸引力でバッテリ15に内蔵されるバッテリモジュールの間を通り上部ケース17側に上昇する。冷却ファン38に吸引された空気は、冷却ファン用ダクト39によって上部ケース17の排出口41に導かれ、バッテリパック16外部の、上部ケース17の後側側壁40とカバー部材23の後側側壁42とに挟まれるカバー部材23の内側空間25に排出される。
前記冷却装置29は、図6〜図9に示すように、バッテリパック16の上部ケース17の後側側壁40に形成した排出口41の上側及び下側に、それぞれ弾性素材あるいは復元力を有する柔軟素材からなる板状の壁部45及び壁部46を前記後側側壁40に対して直交する方向に立設している。冷却装置29は、排出口41の上側の壁部45(以下「上側壁部45」と記す。)及び排出口41の下側の壁部46(以下「下側壁部46」と記す。)をそれぞれカバー部材23の後側側壁42の内周面に当接して、バッテリパック16の後側側壁40と排出口41の上側壁部45及び下側壁部46とカバー部材23の後側側壁42とで、排出口41から吐き出された空気を車両外部へと流通可能とする空気通路47を画成する排気ダクト48を形成している。
このように、バッテリパック16の冷却装置29は、バッテリパック16とこのバッテリパック16を覆うカバー部材23との間の内側空間25の狭い隙間に、バッテリパック16から排出された空気を外部へと排出する空気通路47を設ける場合、バッテリパック16の後側側壁40とこの後側側壁40に形成した排出口41の上側壁部45及び下側壁部46とカバー部材23の後側側壁42とで、排出口41から吐き出された空気を車両外部へと流通可能とする空気通路47を画成した構造によって、バッテリパック16からカバー部材23までの距離を最大限に活用して空気通路47を形成することができる。
そのため、排出口41の直後で空気通路47の断面積(奥行き寸法)を広く確保でき、空気通路47内を通過する空気の通気抵抗(圧力損失)を低減して、バッテリ15の冷却性能を向上させることができる。
さらに、この冷却装置29は、リヤフロアパネル4にカバー部材23を取り付けて、バッテリパック16をリヤフロアパネル4の下方側から車体2に組み付ける際に、上側壁部45及び下側壁部46を取り付けた状態でバッテリパック16を車両1に搭載するだけで、バッテリパック16と上側壁部45及び下側壁部46とカバー部材23とで空気通路47を形成できる。
そのため、バッテリパック16本体自体と空気通路47を形成する上側壁部45及び下側壁部46とを各々異なる作業工程で車体2に組み付ける必要が無くなり、作業者の負担を軽減して、作業性を高めることができる。
また、この冷却装置29は、空気通路47を構成する上側壁部45及び下側壁部46を弾性素材または柔軟素材で形成しているため、バッテリパック16をカバー部材23内に下方から組み付けた際に、または開口部22にバッテリパック16を挿入した状態でリヤフロアパネル4にカバー部材23を上方から取り付けた際に、上側壁部45及び下側壁部46とカバー部材23とが接触して上側壁部45及び下側壁部46が変形したとしても、容易に形状を復元でき、断面積を確保した空気通路47を構成することができる。
これによって、冷却装置29は、組み付けが容易となり、作業者の作業負担をさらに軽減できる。
それに加えて、この冷却装置29は、空気通路47を弾性素材あるいは柔軟素材の上側壁部45及び下側壁部46で構成しているため、空気通路47がバッテリパック16の後部に形成された場合、車両後部10が車両後方から外力を受けた際に、空気通路47を画成する排気ダクト48がクッションの役割を果たして、バッテリパック16ヘの衝撃を軽減することができる。
また、バッテリパック16の冷却装置29は、図6〜図9に示すように、排出口41を、バッテリパック16を構成する上部ケース17の後側側壁40の幅方向一端部側(図9において車幅方向右側)に形成している。
前記上側壁部45は、排出口41の上側からバッテリパック16の後側側壁40の幅方向他端部側(図9において車幅方向左側)へと水平に延びる水平部49と、この水平部49の幅方向他端部側であって中央部寄りの先端からリヤフロアパネル4の下方へと延びる鉛直部50とで構成される。上側壁部45は、水平部49に突設した取付部51を排出口41上側のバッテリパック16の後側側壁40に取り付けている。
前記下側壁部46は、排出口41の下側からバッテリパック16の幅方向他端部側へと水平に延び、且つ上側壁部45の水平部49と平行する水平部52で構成されている。下側壁部46は、水平部52を上側壁部45の水平部49に対して排出口41の高さに相当する間隔を開けて平行に対向させ、且つ水平部52の幅方向他端部側の先端を上側壁部45の鉛直部50に対して間隔を開けて対向させた状態で、水平部52に突設した取付部53を排出口41下側のバッテリパック16の後側側壁40に取り付けている。
冷却装置29は、バッテリパック16の後側側壁40と排出口41の上側壁部45及び下側壁部46とカバー部材23の後側側壁42とで、排出口41から吐き出された空気を車両外部へと流通可能とする空気通路47を画成する排気ダクト48を形成している。この空気通路47は、バッテリパック16の後側側壁40の幅方向一端部側に排出口41に連通する流入部54を備え、バッテリパック16の後側側壁40の幅方向他端部側であって中央寄りに車両外部の下方に向けて開放する流出部55を備えている。
このように、冷却装置29は、上側壁部45が幅方向一端部側から他端部側へ延びる水平部49とこの水平部49から下方へと延びる鉛直部50とで構成され、下側壁部46が上側壁部45の水平部49と平行する水平部52で構成される構造であり、バッテリパック16とカバー部材23との隙間を利用するだけで、空気通路47をリヤフロアパネル4下方側の車両外部へと繋げることができ、排出口41から排出された空気を外部へと導くことができる。
さらに、この冷却装置29は、上側壁部45に水平部49と鉛直部50とを形成したため、カバー部材23の下方からバッテリパック16を挿入して組み付けた際に、または、バッテリパック16の上方からカバー部材23をリヤフロアパネル4に組み付けた際に、カバー部材23の後側側壁42の内周面と上側壁部45とが接触したとしても、カバー部材23の後側側壁42の内周面に押されて上側壁部45の水平部49が完全に倒れ込もうとするのを上側壁部45の鉛直部50で抑えることができる。
これによって、冷却装置29は、空気通路47を構成し易くすることができる。
さらに、この冷却装置29は、上側壁部45に水平部49と鉛直部50とを形成したことで、空気通路47の外部に連通する下流端部の流出部55を、排出口41に連通する上流端部の流入部54に対して、バッテリパック16の幅方向で他端部側にオフセットさせることができる。
これによって、冷却装置29は、空気通路47の下流端部から上流端部、つまり、外部から排出口41へと被水が浸入し難くすることができる。
また、排出口41には、小孔を有する格子状部材43を取り付けたことで、小昆虫や埃がバッテリパック16内に入ることを防止できる。
この発明は、バッテリパックを搭載した車両の冷却装置において、組付性を良好にし、バッテリの冷却性を向上することができるものであり、電気自動車やハイブリッド車などのバッテリパックを搭載した車両にかぎらず、同様のレイアウトの車両全般に転用可能である。また、車両後部に搭載されたバッテリパックだけでなく、車両前部への搭載であって、同様の配置構成のレイアウトが成立すれば、同様の効果を得ることができる。
1 車両
2 車体
4 リヤフロアパネル
10 車両後部
14 後部空間
15 バッテリ
16 バッテリパック
17 上部ケース
18 下部ケース
21 収容空間
22 開口部
23 カバー部材
28 バッテリパック支持部材
29 冷却装置
32 吸気通路
34 エアクリーナ
38 冷却ファン
39 冷却ファン用ダクト
40 バッテリパック16の後側側壁
41 排出口
42 カバー部材23の後側側壁
43 格子状部材
45 上側壁部
46 下側壁部
47 空気通路
48 排気ダクト
49 水平部
50 鉛直部
52 水平部

Claims (2)

  1. 高電圧を発生するバッテリが収容されるバッテリパックを、車両のリヤシートよりも車両後方側に形成される空間内に搭載し、前記バッテリパックには、このバッテリパックの内部を流れた空気を外部へと排出する排出口を設けた車両用バッテリパックの冷却装置において、前記リヤシートよりも車両後方側のリヤフロアパネルに開口部を形成し、前記リヤフロアパネルに車両上方側に膨出し且つ前記開口部を車両上方側から覆うカバー部材を取り付け、前記リヤフロアパネルの下方側から前記開口部へと前記バッテリパックを挿入し、前記バッテリパックの上部を前記カバー部材の内側空間内に突出させて配置し、前記バッテリパックの上部の側壁に前記排出口を形成し、この排出口の上側及び下側にそれぞれ弾性素材あるいは柔軟素材からなる板状の壁部を前記側壁に対して直交する方向に立設し、前記上側及び下側の壁部をそれぞれ前記カバー部材の側壁内周面に当接して、前記バッテリパックの側壁と前記上側及び下側の壁部と前記カバー部材の側壁とで前記排出口から吐き出された空気を車両外部へと流通可能とする空気通路を画成したことを特徴とする車両用バッテリパックの冷却装置。
  2. 前記排出口を前記バッテリパックの幅方向一端部側に形成し、前記上側の壁部は、前記排出口から前記バッテリパックの幅方向他端部側へと水平に延びる水平部と、この水平部から前記リヤフロアパネルの下方へと延びる鉛直部とで構成され、前記下側の壁部は、前記排出口から前記バッテリパックの幅方向他端部側へと水平に延び、且つ前記上側の壁部の水平部と平行する水平部で構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用バッテリパックの冷却装置。
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