JP2014014888A - 面取り機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 種々の曲率半径のパイプ状の被加工物の面取り加工を容易に且つ低コストで行なうことができる面取り機を提供する。
【解決手段】 第一のガイド面12及び第一のガイド面に垂直に隣接して配置された第二のガイド面12を備え、第一のガイド面及び第二のガイド面の挟角部に面取孔14を有するガイド部材11と、面取孔内に配置される面取手段20と、を有し、ガイド部材は、第二のガイド面における面取手段の両側に突出した回転軸を軸として回転可能に支持された一対のガイドローラー15a,15bを備え、面取り作業時には、第一のガイド面は被加工物の側面または内側面に当接し、第二のガイド面は被加工物の端面に当接し、一対のガイドローラーは被加工物の側面または内側面に当接した状態で、被加工物の側面または内側面に沿って案内されながら、面取手段により被加工物の端面が面取りされるように、面取り機10を構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、金属製のパイプや平板等の被加工物の端縁を面取り加工するための面取り機に関するものである。
従来、被加工物の端縁を面取り加工するための面取り機のうち、工場の床面等に設置する据え置き型の面取り機は、金属製のパイプや角材あるいは不定形の被加工物の外周端縁の面取り加工を行なうことができるが、装置が大型となり、設置場所を確保する必要があると共に、初期コストが高くなってしまっていた。
これに対して、例えばハンドベベラーとして知られる手持ちの面取り機も市販されている。このような手持ちの面取り機は、被加工物の端縁及び側面に当接するガイド部材と、このガイド部材に対して揺動可能に支持された面取り手段と、から構成されており、ガイド部材を被加工物の端縁及び側面に当接させた状態で、被加工物の側面に沿ってガイド部材を移動させながら、面取り手段を作動させることにより、被加工物の端縁全体を面取り加工するようになっている。
しかしながら、被加工物がパイプの場合、ガイド部材の形状により、特に被加工物の側面に当接する形状により、面取り加工可能な被加工物の側面の形状が限定されてしまい、様々な被加工物が混在する場合には、ガイド部材を被加工物の側面に対して正しく当接することができない。従って、所望の面取り形状に面取り加工することができなくなってしまう。
これに対して、複数種類のガイド部材を用意しておき、被加工物の形状、特に曲率半径に対応して、所定の形状のガイド部材を選択して使用することも考えられる。
しかしながら、複数種類のガイド部材を用意しておく場合には、使用しないガイド部材を用意することもあることから、コストが高くなっしまう。また、ガイド部材を交換する作業が必要となり、面取り加工を開始する前の準備作業に時間がかかってしまう。
本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成により、種々の曲率半径のパイプ状の被加工物の面取り加工を容易に且つ低コストで行なうことができる面取り機を提供することを目的としている。
上記目的は、本発明の構成によれば、第一のガイド面及び第一のガイド面に垂直に隣接して配置された第二のガイド面を備え、第一のガイド面及び第二のガイド面の挟角部に面取孔を有するガイド部材と、面取孔内に配置される面取手段と、を有し、ガイド部材は、第二のガイド面における面取手段の両側に突出した回転軸を軸として回転可能に支持された一対のガイドローラーを備え、面取り作業時には、第一のガイド面は被加工物の外側面に当接し、第二のガイド面は被加工物の端面に当接し、一対のガイドローラーは被加工物の外側面または内側面に当接した状態で、被加工物が前記一対のガイドローラーに案内されつつ、面取手段により被加工物の端面縁部が面取りされる、面取り機により、達成される。
本発明による面取り機は、好ましくは、一対のガイドローラーが、第一のガイド面に対して平行に延びるスロットに沿って移動可能に配置され、且つ固定手段によりスロット内の任意位置で固定保持される。
本発明による面取り機は、好ましくは、一対のガイドローラーが、第一のガイド面から離れるにつれて互いに近づく方向に傾斜して延びる一対のスロットに沿って移動可能に配置され、且つ固定手段によりスロット内の任意位置で固定保持される。
本発明による面取り機は、好ましくは、スロットに挿通される移動軸と、この移動軸に対してオフセットして設けられたローラー軸とを有し、一対のガイドローラーが、移動軸に回転可能に取り付けられている。
上記構成によれば、面取り作業時に、ガイド部材の第二のガイド面が被加工物の端面に当接されると共に、第一のガイド面が被加工物の外側面に当接し、さらに一対のガイドローラーが被加工物の外側面または内側面に当接し被加工物を案内しながら転動することにより、面取機全体が被加工物の側面形状に沿って移動することができる。このとき、面取手段が、ガイド部材の面取孔内に位置する被加工物の端面を面取り加工する。これにより、被加工物の側面に沿った面取機の移動に伴って、被加工物の端面が長手方向に順次に面取手段により面取り加工される。
この場合、一対のガイドローラーの回転軸の位置を第一のガイド面に対して適宜に選定することにより、第一のガイド面及び一対のガイドローラーの被加工物の外側面または内側面に対する三つの当接点を結ぶ曲率半径が変更可能である。そのため、種々の管径の管状の被加工物の端面における面取り加工が可能となる。また、ガイドローラーを不使用とすることにより、平板状の被加工物の端面における面取り加工も可能である。
一対のガイドローラーが、第一のガイド面に対して平行に延びるスロットに沿って移動可能に配置され、且つ固定手段によりスロット内の任意位置で固定保持される場合には、一対のガイドローラーをスロットに沿って移動させることにより、一対のガイドローラーの回転軸の位置を第一のガイド面に対して適宜に選定して、一対のガイドローラーを固定手段によりスロット内に固定保持すれば、第一のガイド面及び一対のガイドローラーの被加工物の側面または内側面に対する三つの当接点を結ぶ曲率半径を、面取り加工すべき被加工物の曲率半径に適合させることができる。これにより、一対のガイドローラー及び第一のガイド面を被加工物の側面に対して確実に当接させることができるので、様々な曲率半径の被加工物に対して安定した状態で面取り加工することが可能である。
一対のガイドローラーが、第一のガイド面から離れるにつれて互いに近づく方向に傾斜して延びる一対のスロットに沿って移動可能に配置され、且つ固定手段によりスロット内の任意位置で固定保持される場合には、同様に安定した状態で被加工物の端面の面取り加工が可能であると共に、一対のガイドローラーが広がったとき、一対のガイドローラーの被加工物の側面に対する当接点と第一のガイド面の被加工物の側面に対する当接点とを結ぶ曲線の半径が大きくなり、一対のガイドローラーが近づいたとき、一対のガイドローラーの被加工物の側面に対する当接点と第一のガイド面の被加工物の側面に対する当接点とを結ぶ曲線の半径が小さくなるから、より様々な曲率半径の被加工物を安定して保持することができる。また、一方のガイドローラーを被加工物の外側面、他方を内側面に当接させて保持するなど、被加工物の大きさや状態に応じて様々な方法で安定的に面取り加工をすることが可能である。
一対のガイドローラーが、スロットに挿通される移動軸に対してオフセットして設けられたローラー軸に回転可能に取り付けられている場合には、オフセット方向を逆転させることにより、一対のガイドローラーの間隔を大小切り換えることができる。従って、一対のガイドローラーと第一のガイド面に対する当接点を結ぶ曲率半径を、より広い範囲で調整することが可能となる。これにより、より広い範囲の管径を備えた管状の被加工物の端面を面取りすることができる。
このようにして、本発明によれば、平板状及び種々の管径の管状の被加工物の端面の面取り加工を行なうことができる面取り機を提供することができる。
本発明による面取り機の第一の実施形態の構成を示す概略斜視図である。 図1の面取り機を示す概略正面図である。 図1の面取り機を示す概略側面図である。 図1の面取り機におけるB-B部を示す部分断面図である。 図1の面取り機におけるガイド部材の第二のガイド面を示す拡大正面図である。 図1の面取り機における一対のガイドローラーの位置調整を示す(A)小さい曲率半径の被加工物,(B)大きな曲率半径の被加工物及び(C)平板状の被加工物の場合を示す説明図である。 図1の面取り機の使用状態を示す概略斜視図である。 本発明による面取り機の第二の実施形態の構成を示す概略斜視図である。 図8の面取り機におけるガイド部材の第二のガイド面を示す(A)拡大横断面図及び(B)拡大正面図である。 図9の第二のガイド面で一対のガイドローラーが逆向きにオフセットした状態を示す(A)拡大横断面図及び(B)拡大正面図である。
図1〜図3は、本発明による面取り機の第一の実施形態の構成を示している。
図1〜図3に示すように、面取り機10は、ガイド部材11と、面取り手段20と、から構成されている。
ガイド部材11は、図2〜図3に示すように、第一のガイド面12と第二のガイド面13を備えている。
第一のガイド面12は、例えば厚さ5mm程度の鉄板で構成されており、XY平面内で、X方向に延びるように配置されている。
第二のガイド面13は、第一のガイド面12と同様の材料から構成されており、第一のガイド面12に対して垂直に、即ちXZ平面内でX方向に延びるように配置されている。
ここで、第一のガイド面12は、X方向一側(図3において右側)の端縁が、第二のガイド面13の上縁に隣接して配置されている。そして、第一のガイド面12及び第二のガイド面13の挟角部には、第一のガイド面12及び第二のガイド面13に及ぶ範囲に面取り孔14が形成されている。
第二のガイド面13は、図2及び図5に示すように、X方向中央から外側に向かって斜め上方に、すなわち第一のガイド面12から離れるにつれて互いに近づく方向に傾斜して延びる一対のスロット13a,13bを有している。
これらのスロット13a,13bには、それぞれガイドローラー15a,15bがスロット13a,13bに沿って移動可能に取り付けられている。
各ガイドローラー15a,15bは、その軸部(図示せず)が、それぞれ締め付けレバー16a,16bにより、スロット13a,13bの任意位置で固定保持される。これにより、各ガイドローラー15a,15bは、スロット13a,13bの任意位置で固定された状態で、回転可能になっている。
ここで、締め付けレバー16a,16bは、公知の構成であって、典型的にはネジ式で個々のガイドローラー15a,15bの軸部を第二のガイド面13に締め付け固定することができる。
面取り手段20は、図3及び図4に示すように、ケース21と、駆動源であるモータ22と、回転刃23と、から構成されている。
ケース21は、例えば厚さ5mm程度の鉄板から構成されており、図3に示すように、ガイド部材11の二つのガイド面12及び13の挟角部付近を通ってX方向に延びる回転軸の周りに回動可能に、ガイド部材11に枢支されている。すなわち、ガイド部材11はケース21に角度調整可能に保持されており、図示しない角度調整機構により、ガイド部材11はケース21に対し回動可能であると共に任意の角度で固定可能である。
ケース21は、固定レバー21aにより、モータ22に対して回動可能/不能に保持される。この固定レバー21aは、ネジ式にケース21をモータ22に締め付け固定することができる。すなわち、ケース21は、固定レバー21aと、モータ22の軸をはさんで
固定レバー21aの逆側に備えられた回転軸(図示省略)とによりモータ22に固定され、固定レバー21aを緩めることによりこの回転軸を中心にモータ22に対し回動し、固定レバー21aを締めることによりモータ22に対して固定され、このようにして回転刃23の面取り孔14からの露出度合を調整することができる。
ケース21のZ方向上部には、ハンドル24が取り付けられていると共に、ケース21のZ方向下方には、モータ22に隣接して、グリップ25が取り付けられている。これにより、面取り加工作業時に、作業者は、これらのハンドル24及びグリップ25を把持して、ケース21そして面取り機10全体を安定して保持することができる。
モータ22は、公知の構成であって、図3に示すようにケース21の下側に、上述のように位置調整可能に取り付けられており、その駆動軸は、ケース内に延びている。そして、モータ22は、外部電源あるいはバッテリーにより駆動される。
回転刃23は、図4に示すように、モータ22の駆動軸22aにより直接に回転駆動される。
回転刃23は、例えば円筒状の回転ホルダー23aと、この回転ホルダー23aの周面に露出する刃部23bと、から構成されており、モータ22により回転ホルダー23aが回転駆動されることにより、その周面に露出する刃部23bが、前述したガイド部材11の面取り孔14内に位置する被加工物Wの端縁を面取り加工する。
本発明による面取り機10は、以上のように構成されており、被加工物Wの端面の面取り加工は以下のようにして行なわれる。
まず、面取り加工すべき被加工物Wの側面の曲率半径に合わせて、一対のガイドローラ15a,15bをスロット13a,13bに沿って移動調整した後、締め付けレバー16a,16bにより固定する。
このようなガイドローラ15a,15bの移動調整により、例えば図6に示すように、一対のガイドローラー15a,15bと第一のガイド面12の被加工物Wの側面へのXZ平面内における当接点を結ぶ曲線の曲率半径が決まる。
従って、図6(A)に示すように、一対のガイドローラー15a,15bがそれぞれスロット13a,13bの中央寄りに位置決めされると、小さい曲率半径を有する被加工物W1に適合させることができる。
これに対して、図6(B)に示すように、一対のガイドローラー15a,15bがそれぞれスロット13a,13bの両端寄りに位置決めされると、大きな曲率半径を有する被加工物W2に適合させることができる。
また、図6(C)に示すように、一対のガイドローラー15a,15bがそれぞれスロット13a,13bの最外側付近に位置決めされると、個々のガイドローラー15a,15bは、完全に第一のガイド面12と同じまたはZ方向上側に退避するので、曲率半径が無限大である平板状の被加工物W3に適合させることができる。
さらに、図6(D)に示すように、個々のガイドローラー15a,15bの一方を被加工物W4の内側面、他方を被加工物W4の外側面に当接させることもできる。
尚、一対のガイドローラー15a,15bをそれぞれスロット13a,13bから取り外して、第一のガイド面12のみを被加工物の側面に当接させることにより、平板状の被加工物W3に適合させることも可能である。
以上のように、面取り機10は、一対のガイドローラー15a,15bの位置を調節することにより、一対のガイドローラー15a,15bが最も近づいた位置におけるガイドローラー15a,15b及び第一のガイド面12に内接する円弧の半径を有する管状の被加工物から、半径無限大までの被加工物まで、様々な被加工物に対応することができる。
このようにして、ガイドローラー15a,15bのスロット13a,13b内での位置調整が終わった後、作業者は、面取り機10のハンドル24及びグリップ25を持って、図7に示すように、直立した状態で保持される管状の被加工物Wの上端に位置させ、ガイド部材11の第二のガイド面13を被加工物Wの端面に当接させると共に、第一のガイド面12及び一対のローラー15a,15bを被加工物Wの側面上端付近に当接させる。
このとき、面取り手段20の回転刃23の周面は、図4に示すように、ガイド部材11の面取り孔14内で、被加工物Wの上端に対し斜めに軽く当接した状態である。
次に、作業者は、モータ22を始動させて、面取り手段20の回転刃22を回転駆動させると共に、面取り機10のハンドル24及びグリップ25を持って、ガイド部材11のガイドローラー15a,15bを被加工物Wの側面に沿って転動させる。
これにより、面取り機10は、ガイドローラー15a,15bの転動により、被加工物Wの側面に沿って案内されながら、面取り手段20により被加工物Wの上端面を面取り加工する。
なお、面取り度合いを調整するには、
固定レバー21aを緩め、回転刃23が面取り孔14から更に露出した状態で固定レバー21aを締める。また、面取り角度を調整するには、図示しない角度調整機構により、ガイド部材11のケース21に対する角度を調整する。
このようにして、被加工物Wの面取りが行われる。面取り手段20は被加工物Wの上端面に対して第二のガイド面13で面接触し、被加工物Wの側面に対しては第一のガイド面12及び一対のローラー15a,15bで三点接触するから、被加工物に対して安定して位置決めされ、面取り手段20による被加工物Wの上端面の面取り加工が高精度で行なわれ得ることとなる。また、ローラー15a,15bが被加工物Wに対して回転することにより被加工物Wの縁に沿ってをスムーズに案内することができる。なお、図7における被加工物Wは、面取りが行われた状態を示す。
図8及び図9は、本発明による面取り機の第二の実施形態の構成を示している。
図8において、面取り機30は、図1に示した面取り機10と比較して、ガイド部材11の代わりに、ガイド部材31が備えられている点でのみ異なる構成であり、その他の構成要素は、面取り機10における各構成要素と機能的に同様の構成である。従って、同様の機能を有する構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する。
ガイド部材31は、第一のガイド面32及び第二のガイド面33を備えている。
第二のガイド面33は、第一の実施形態における第二のガイド面13と同様に、図9に示すように、第一のガイド面32に対して垂直に、即ちXZ平面内でX方向に延びるように配置されていると共に、第一のガイド面32との狭角部に、面取り孔14を形成している。
さらに、第二のガイド面33は、図9に示すように、中央からX方向外側に向かって水平に、すなわち第一のガイド面32に対して水平に延びる一対のスロット33a,33bを有している。
これらのスロット33a,33bには、それぞれ長手方向に摺動可能に、移動軸34a,34bが取り付けられている。
各移動軸34a,34bは、図1に示した面取り機10におけるガイドローラー15a,15bと同様に、それぞれ締め付けレバー36a,36bにより、スロット33a,33bの任意位置で固定保持される。
さらに、各移動軸34a,34bは、互いにX方向に関して逆に、オフセットして回転可能に取り付けられたガイドローラー35a,35bを備えている。即ち、図9において、移動軸34a,34bは、それぞれX方向中央寄りに軸がオフセットしたガイドローラー35a,35bを備えている。
ここで、各移動軸34a,34bは、図10に示すように、それぞれスロット33a,33bに対して、逆向きに、即ちガイドローラー35a,35bがそれぞれX方向外側にオフセットするように、取り付けることも可能である。なお、移動軸34a,34bは、スロット33a,33bを通過する部分において断面形状がスロット33a,33bに沿った直線部を有する略長円状となっており、このように逆向きに取り付ける際はスロット33a,33bから一度取り外す必要がある。
以上のように、面取り機30は、一対のガイドローラー35a,35bの位置を調節することにより、一対のガイドローラー35a,35bが最も近づいた位置におけるガイドローラー35a,35b及び第一のガイド面32に内接する円弧の半径を有する管状の被加工物から、一対のガイドローラー35a,35bが最も離れた位置におけるガイドローラー35a,35b及び第一のガイド面32に内接する円弧の半径を有する管状の被加工物まで、及びガイドローラー35a,35bを取り外すことにより平板状の被加工物に対応することができる。面取り機30は、スロットが直線上に位置することにため、ガイド部材を小さく構成することができる。
このような構成の面取り機30により被加工物Wの面取りを行うには、まず面取り加工すべき被加工物Wの側面の曲率半径に合わせて、移動軸34a,34bをそれぞれスロット33a,33bに沿って移動調整し、必要であれば、図10に示すように、移動軸34a,34bをそれぞれスロット33a,33bに対して逆向きに取り付けて、一対のガイドローラー35a,35bの位置を移動調整した後、締め付けレバー36a,36bにより固定する。
尚、この面取り機30においては、ガイドローラー35a,35bは、Z方向には移動調整することができないので、曲率半径が無限大である平板状の被加工物Wの端面の面取り加工を行なう場合には、一対のガイドローラー35a,35bは、移動軸34a,34bと共に、スロット33a,33bから取り外される。
ガイドローラー35a,35bのスロット33a,33b内での位置調整が終わった後、図1に示した面取り機10の場合と同様にして、作業者は、面取り機20のハンドル24及びグリップ25を持って、直立した状態で保持される管状の被加工物Wの上端に位置させ、ガイド部材31の第二のガイド面33を被加工物Wの上端に当接させると共に、第一のガイド面32及び一対のローラー35a,35bを被加工物Wの側面上端付近に当接させる。
このとき、面取り手段20の回転刃23の周面は、ガイド部材31の面取り孔14内で、被加工物Wの上端に対して斜めに軽く当接した状態である。
次に、作業者は、モータ22を始動させて、面取り手段20の回転刃22を回転駆動させると共に、面取り機30のハンドル24及びグリップ25を持って、ガイド部材31のガイドローラー35a,35bを被加工物Wの側面に沿って転動させる。
これにより、面取り機30は、ガイドローラー35a,35bの転動により、被加工物Wの側面に沿って案内されながら、面取り手段20により被加工物Wの上端面を面取り加工する。
このようにして、何れの面取り機10,30においても、容易に被加工物Wの上端面の面取り加工が行なわれる。
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、モータ22は、ケース21の下方に取り付けられているが、これに限らず、ケース21内に収容されてもよい。
以上述べたように、本発明によれば、簡単な構成により、種々の曲率半径のパイプ状の被加工物の面取り加工を容易に且つ低コストで行なうことができる面取り機が提供される。
10,30 面取り機
11,31 ガイド部材
20 面取り手段
12,32 第一のガイド面
13,33 第二のガイド面
13a,13b,33a,33b スロット
34a,34b 移動軸
14 面取り孔
15a,15b,35a,35b ガイドローラー
16a,16b,36a,36b 締め付けレバー
21 ケース
22 モータ
23 回転刃

Claims (4)

  1. 第一のガイド面及び前記第一のガイド面に垂直に隣接して配置された第二のガイド面を備え、前記第一のガイド面及び第二のガイド面の挟角部に面取孔を有するガイド部材と、
    前記面取孔内に配置される面取手段と、
    を有し、
    前記ガイド部材は、前記第二のガイド面における前記面取手段の両側に突出した回転軸を軸として回転可能に支持された一対のガイドローラーを備え、
    面取り作業時には、第一のガイド面は被加工物の外側面に当接し、前記第二のガイド面は被加工物の端面に当接し、前記一対のガイドローラーは被加工物の外側面または内側面に当接した状態で、被加工物が前記一対のガイドローラーに案内されつつ、面取手段により被加工物の端面縁部が面取りされる、面取り機。
  2. 前記一対のガイドローラーが、前記第一のガイド面に対して平行に延びるスロットに沿って移動可能に配置され、且つ固定手段により前記スロット内の任意位置で固定保持される、請求項1に記載の面取り機。
  3. 前記一対のガイドローラーが、前記第一のガイド面から離れるにつれて互いに近づく方向に傾斜して延びる一対のスロットに沿って移動可能に配置され、且つ固定手段により前記スロット内の任意位置で固定保持される、請求項1に記載の面取り機。
  4. 前記スロットに挿通される移動軸と、この移動軸に対してオフセットして設けられたローラー軸とを有し、前記一対のガイドローラーが、前記移動軸に回転可能に取り付けられている、請求項1から3のいずれかに記載の面取り機。
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