JP2014014099A - パイロット識別子を用いたアクセスポイントの分類 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つまたは複数のアクセスポイントに関して種別および/または分類の情報を示すためのパイロット識別子のグルーピングを促進する。
【解決手段】アクセスポイントは、アクセスポイントに関する種別または分類を示すグループから、パイロット識別子を選択するか、またはパイロット識別子が割り当てられ得る。したがって、識別子は、アクセスポイントが示すことができるように、マクロセルおよび/またはフェムトセルのグループまたは範囲にグループ化することができ、モバイルデバイスは、パイロット識別子が選択されまたは割り当てられた範囲に基づいて、そのアクセスポイントがマクロセルカバレッジを提供するのかフェムトセルカバレッジを提供するのかを効率的に判定することができる。また、パイロット識別子はアクセスポイントに関する制限付きアソシエーション情報を示すために利用することができる。
【選択図】図6
【解決手段】アクセスポイントは、アクセスポイントに関する種別または分類を示すグループから、パイロット識別子を選択するか、またはパイロット識別子が割り当てられ得る。したがって、識別子は、アクセスポイントが示すことができるように、マクロセルおよび/またはフェムトセルのグループまたは範囲にグループ化することができ、モバイルデバイスは、パイロット識別子が選択されまたは割り当てられた範囲に基づいて、そのアクセスポイントがマクロセルカバレッジを提供するのかフェムトセルカバレッジを提供するのかを効率的に判定することができる。また、パイロット識別子はアクセスポイントに関する制限付きアソシエーション情報を示すために利用することができる。
【選択図】図6
Description
本出願は、「APPARATUS AND METHOD TO FACILITATE IDLE STATE HANDOFF IN SYSTEMS WITH RESTRICTED ASSOCIATION」と題して2007年11月16日に提出された米国暫定特許出願第60/988,631号、「APPARATUS AND METHOD TO FACILITATE CONNECTED STATE HANDOFF IN SYSTEMS WITH RESTRICTED ASSOCIATION」と題して2007年11月16日に提出された米国暫定特許出願第60/988,641号、「APPARATUS AND METHOD TO FACILITATE MANAGEMENT AND ADVERTISEMENT OF NEIGHBOR LISTS IN SYSTEMS WITH RESTRICTED ASSOCIATION」と題して2007年11月16日に提出された米国暫定特許出願第60/988,649号、および「SYSTEMS AND METHODS FOR SIGNALING RESTRICTED ASSOCIATION」と題して2008年1月31日に提出された米国暫定特許出願第61/025,093号の優先権を主張する。上記出願の全体は参照することにより本明細書に組み込まれる。
また、本出願は、同時係属の米国特許出願すなわち、代理人整理番号072324U1のGavin Hornらによる「UTILIZING RESTRICTION CODES IN WIRELESS ACCESS POINT CONNECTION ATTEMPTS」、代理人整理番号072324U2のGavin Hornらによる「FAVORING ACCESS POINTS IN WIRELESS COMMUNICATIONS」、代理人整理番号072324U3のGavin Hornらによる「UTILIZING BROADCAST SIGNALS TO CONVEY RESTRICTED ASSOCIATION INFORMATION」、および代理人整理番号072324U5のGavin Hornらによる「SECTOR IDENTIFICATION USING SECTOR PARAMETERS SIGNATURES」に関連しており、これら全ては、これにより同時に提出され、これに関して譲受人に譲渡され、参照することにより本明細書に明示的に組み込まれる。
以下の説明は、一般に無線通信に関し、特に、アクセスポイント種別を識別するためのパイロット識別子の利用に関する。
無線通信システムは、例えば音声、データ等のような各種通信コンテンツを提供するために広く展開している。典型的な無線通信システムは、利用可能システムリソース(例えば帯域幅、送信電力...)の共有により複数ユーザとの通信をサポート可能な多元接続システムとすることができる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システムおよび直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムなどを含み得る。さらに、これらシステムは第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、3GPPロングタームエボリューション(LTE)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)等のような仕様に準拠し得る。
一般に、無線多元接続通信システムは、複数のモバイルデバイスの通信を同時にサポートすることができる。各モバイルデバイスは、順方向リンクおよび逆方向リンク上の伝送によって1つまたは複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(またはダウンリンク)は基地局からモバイルデバイスへの通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)はモバイルデバイスから基地局への通信リンクを指す。さらに、モバイルデバイスと基地局の間の通信は、single−input single−output(SISO)システム、multiple−input single−output(MISO)システム、multiple−input multiple−output(MIMO)システムなどを通じて確立されてもよい。また、ピアツーピア無線ネットワーク構成においてモバイルデバイスは他のモバイルデバイスと(および/または基地局が他の基地局と)通信することができる。
MIMOシステムは、普通、データ伝送に複数(NT)の送信アンテナと複数(NR)の受信アンテナを用いる。これらアンテナは基地局とモバイルデバイスの両方に関連することができ、ある例において無線ネットワーク上のデバイス間の双方向通信を可能にする。モバイルデバイスがサービスエリアの至るところに移動しているとき、通信のためにデバイスにより利用されるセルを、1つまたは複数のアクセスポイント間(例えばマクロセル、フェムトセルなど)で再選択することができる。例えばこれは、利用可能なアクセスポイントまたはそのサービングセルが、現在のアクセスポイント以上により良い信号またはサービスを提示できる場合に発生し得る。モバイルデバイスは、信号品質、サービスレベルなどのような1つまたは複数のセルに関係するパラメータを測定することができ、該パラメータの1以上に基づく望ましさに従ってセルをランク付けすることができる。ある例において、利用可能なアクセスポイントは、課金、カバレッジ、サービスオプションなどを提供する特定のモバイルデバイスのホームアクセスポイントに関連づけることができる。したがって、通信に利用されるセルは、特定範囲内のより望ましいアクセスポイントに再選択することができる。
下記は1つまたは複数の実施形態の基本的了解事項を提供するために単純化された、かかる実施形態の要約を示す。この要約は予期される全ての実施形態の広範囲な概観ではなく、全ての実施形態の重要または重大な構成要素を同定することや、いずれかまたは全ての実施形態の範囲を線引きすることは意図されていない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な説明の前ぶれとして、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡素な形で示すことにある。
1つまたは複数の実施形態およびそれらの対応する開示に従い、アクセスポイント種別および/または関連するグループを、アクセスポイントにより送信されたパイロット信号を用いて識別することの促進に関連して、種々の態様を説明する。例えば、パイロット信号は、無線ネットワークにおいてアクセスポイントを識別するために利用されるパイロット識別子を含むことができる。パイロット識別子の空間は、アクセスポイントに関する1つまたは複数の種別または分類を示すために分割することができ、アクセスポイントは、種別および/または分類を示すために適切なグループからパイロット識別子を選択することができる。ある例において、マクロセルはフェムトセルとは異なるグループまたは範囲からパイロット識別子を選択することができる。また制限付きアソシエーションフェムトセルは、制限付きアソシエーションを実装しないものとは異なるグループまたは範囲からパイロット識別子を選択することができる。モバイルデバイスは、該パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて該種別を効率的に識別することができる。パイロット識別子の空間は、電力、位置、利用周波数、送信周期性、ネットワークプラン、サービスプロバイダ、アクセスポイントの所有者、および/またはアクセスポイントの分類に関する実質的に任意のパラメータに基づいて分割できることが理解されるべきである。
関連する態様によれば、無線通信ネットワークにおいてセル再選択のためのセル情報を判定する方法が提供される。この方法は、アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信することと、該パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定することとを含み得る。この方法は、前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定することをさらに含み得る。
別の態様は無線通信装置に関する。この無線通信装置は、アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信し、前記アクセスポイントを一意に識別する前記パイロット信号からパイロット識別子を得るように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み得る。該プロセッサは、前記パイロット識別子を識別子の範囲に関連付けることに少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントの種別を検出するようさらに構成される。またこの無線通信装置は、前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリを具備する。
さらなる別の態様は、無線ネットワークにおいてアクセスポイントに関する情報を判定することを促進する無線通信装置に関する。この無線通信装置は、アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信するための手段と、該パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定するための手段とを具備し得る。該無線通信装置は、前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定するための手段をさらに含み得る。
さらに別の態様は、少なくとも1つのコンピュータに、アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信させるためのコードを含むコンピュータ可読媒体を含むコンピュータ可読媒体を含み得るコンピュータプログラム製品に関する。また、このコンピュータ可読媒体は、前記少なくとも1つのコンピュータに、該パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定させるためのコードを具備し得る。また、このコンピュータ可読媒体は、前記少なくとも1つのコンピュータに、前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定させるためのコードを具備し得る。
さらに、付加的な態様は、装置に関する。この装置は、複数のアクセスポイントからブロードキャストされた複数のパイロット信号を受信するセル再選択器と、前記複数のパイロット信号の少なくとも1つに含まれ、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つを識別するパイロット識別子を得るパイロット識別子受信器とを含み得る。この装置は、前記パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの種別の少なくとも1つを検出するアクセスポイント種別判定器をさらに含み得る。
付加的な態様によれば、無線通信ネットワークにおいてアクセスポイントのためのパイロット識別子を選択する方法が提供される。この方法は、無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定することと、前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定することとを含む。この方法は、前記アクセスポイントの識別のために、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択することをさらに含み得る。
別の態様は無線通信装置に関する。この無線通信装置は、無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定し、前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み得る。このプロセッサは、前記アクセスポイントの識別のために、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択するようさらに構成される。また、この無線通信装置は、前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリを具備する。
さらなる別の態様は、無線通信装置においてアクセスポイント情報を指定することを促進する無線通信装置に関する。この無線通信装置は、無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定するための手段と、前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定するための手段と、を具備し得る。この無線通信装置は、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択するための手段をさらに含み得る。
さらに別の態様は、少なくとも1つのコンピュータに、無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定させ、無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定させるためのコードを含むコンピュータ可読媒体を含み得るコンピュータプログラム製品に関する。また、このコンピュータ可読媒体は、前記少なくとも1つのコンピュータに、前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定させるためのコードを具備し得る。また、このコンピュータ可読媒体は、前記少なくとも1つのコンピュータに、前記アクセスポイントの識別のために、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択させるためのコードを具備し得る。
さらに、付加的な態様は、装置に関する。この装置は、無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定するアクセスポイント種別指定器を含み得る。この装置は、前記アクセスポイントの前記種別に関するパイロット識別子の範囲を判定し、無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子範囲からパイロット識別子を選択するパイロット識別子選択器をさらに含み得る。
上述の関連する目的を達成するために、1つまたは複数の実施形態は、以下で十分に記載され、特許請求の範囲において特に指摘された特徴を具備する。以下の明細書および添付の図面は、1つまたは複数の実施形態の例示の態様を詳細に説明している。しかしながら、これらの態様は、種々の実施形態の原理を採用できる種々の方法のわずか数例を示すものであって、開示の実施形態は、そのような態様およびその等価物をすべて含むことが意図される。
種々の実施形態を図面を参照して説明する。ここでは、全体にわたって構成要素等を参照するために参照数字等を用いる。以下の明細書には、1つまたは複数の実施形態の一通りの理解が得られるように、説明を目的として幾多の具体的詳細が記載される。しかしながら、これら具体的詳細が無くとも、かかる実施形態を実施できることは明らかであろう。その他の例において、良く知られた構造および装置については、1つまたは複数の実施形態の説明を容易にするために、ブロック図の形式で示す。
本願明細書で用いるような「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などの用語は、コンピュータ関連の実体、すなわちハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェアまたは実行中のソフトウェアのいずれかを指すことが意図される。例えば、コンポーネントはプロセッサ上のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータとすることができるが、これらに限定されるものではない。実例として、コンピューティング装置上で実行するアプリケーション、およびコンピューティング装置は、ともにコンポーネントとすることができる。1つまたは複数のコンポーネントがプロセスおよび/または実行スレッド内に存在することができ、あるコンポーネントを1つのコンピュータに配置し、および/または2台以上のコンピュータに分散配置してもよい。さらに、これらのコンポーネントは、諸データ構造を格納する種々のコンピュータ読取り可能な媒体から実行してもよい。該コンポーネントは、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスとして、例えば1つまたは複数のデータパケット(例えば、ローカルシステム、分散型システムにおける別のコンポーネントと相互作用するコンポーネントからのデータ、インターネットのようなネットワークを経由する信号を手段として他システムと相互作用するコンポーネントからのデータ)を有する信号に従って通信を行ってもよい。
更にここでは、モバイル装置に関連して種々の実施形態を説明する。モバイルデバイスは、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)とも呼ばれる。モバイルデバイスは、セルラー電話機、コードレス電話機、セッション設定プロトコル(SIP)電話機、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続能力を持つハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、または無線モデムに接続された他の処理デバイスであってもよい。更に、基地局に関連して種々の実施形態を説明する。基地局は、モバイルデバイスとの通信に利用することができ、アクセスポイント、NodeB、エボルブドNodeB(eNodeBまたはeNB)、ベーストランシーバ基地局(BTS)または他の何らかの用語で称することができる。
さらにここで説明された種々の態様または特徴は、方法、装置、または標準プログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を用いて製品として、実装してもよい。ここで用いられるような用語「製造品(article of manufacture)」とは、任意のコンピュータ可読なデバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することが意図される。例えば、コンピュータ読取り可能な媒体は、磁気記憶装置(例えばハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなど)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、ディジタルバーサタイルディスク(DVD)など)、スマートカードおよびフラッシュメモリデバイス(例えばEPROM、カード、スティック、キードライブなど)を含んでもよいが、これらには限定されない。さらに、本明細書で説明された種々の記憶媒体は、情報を記憶するための、1つまたは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を意味し得る。用語「機械可読媒体」は、命令(群)および/またはデータを記憶し、収容し、かつ/または運ぶ無線チャネルおよび種々の他の媒体を含み得るが、これらに限定されない。
本明細書で説明される技術は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数領域多重化(SC−FDMA)および他のシステムのような、種々の無線通信システムに用いられてもよい。「システム」、「ネットワーク」という用語は、しばしば区別なく用いられる。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などのような無線技術を実装してもよい。UTRAは広帯域CDMA(W−CDMA)および他のCDMAの変種を含んでいる。cdma2000はIS−2000、IS−95およびIS−856標準をカバーする。TDMAシステムは、グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実装してもよい。OFDMAシステムは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュOFDMなどのような無線技術を実装してもよい。UTRAおよびE−UTRAは地上波無線アクセスネットワーク(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを用いるUMTSの来るべきリリースであり、アップリンクにSC−FDMAを用い、ダウンリンクにOFDMAを用いる。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMについては「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文献に記載されている。cdma2000およびUMBについては「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文献に記載されている。
今、図1を参照すると、本明細書で示される種々の実施形態に従う無線通信システム100が示される。システム100は、複数のアンテナグループを含み得る基地局102を具備する。例えば、一のアンテナグループはアンテナ104および106を含むことができ、別のグループがアンテナ108および110を具備してもよく、さらに別のグループがアンテナ112および114を含んでもよい。各アンテナグループについて2本のアンテナが示されているが、各グループで多数のまたは少数のアンテナを利用してもよい。基地局102は、さらに送信機チェーンと受信機チェーンを含むことができ、その各々は信号の送信および受信に関連する複数のコンポーネント(例えばプロセッサ、変調器、多重装置、復調器、逆多重装置、アンテナなど)を具備してもよいことを当業者なら理解するであろう。
基地局102は、モバイルデバイス116およびモバイルデバイス126のような1つまたは複数のモバイルデバイスと通信することができるが、基地局102はモバイルデバイス116および126と同様に実質的に任意の数のモバイルデバイスと通信し得ることが理解されるべきである。モバイルデバイス116および126は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、ラップトップ、携帯型の通信デバイス、携帯型のコンピューティングデバイス、サテライトラジオ、全地球測位システム、PDA、および/または無線通信システム100上で通信するための任意の他の適合するデバイスであってもよい。図示のように、モバイルデバイス116は、アンテナ112および114と通信する。アンテナ112および114は順方向リンク118によりモバイルデバイス116に情報を送信し、逆方向リンク120によりモバイルデバイス116から情報を受信する。周波数分割デュプレックス(FDD)システムにおいて、順方向リンク118は、例えば逆方向リンク120によって用いられるものとは異なる周波数帯を利用することができる。さらに、時分割デュプレックス(TDD)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は共通の周波数を利用することができる。
各アンテナグループおよび/またはそれらが通信するように指示されたエリアは、基地局102のセクタまたはセルと称することができる。例えば、アンテナグループは、基地局102によってカバーされたエリアのセクタにおいてモバイルデバイスと通信することが意図される。順方向リンク118上の通信において、基地局102の送信アンテナは、モバイルデバイス116の順方向リンク118の信号対雑音比を向上するためにビームフォーミングを利用することができる。また、関連するカバレッジに無作為に散在したモバイルデバイス116への送信に基地局102がビームフォーミングを利用する場合、すべてのモバイルデバイスに単一アンテナを通して送信する基地局の場合と比較して、隣接セルにおけるモバイルデバイスが被る干渉をより小さくすることができる。さらに、モバイルデバイス116および126は、ピアツーピアまたはアドホックの技術を用いて、互いに直接通信することができる。
また基地局102は、無線サービスアクセスネットワーク(例えば3Gネットワーク)を含む1つまたは複数のネットワークであり得るネットワーク122と、帰路リンク接続によって通信することができる。ネットワーク122は、モバイルデバイス116および126と関係するアクセスパラメータに関する情報と、該デバイス116および126にサービスを提供する無線アクセスネットワークの他のパラメータを記憶することができる。更に、フェムトセル124は、(上述した順方向リンク118および逆方向リンク120と同様に)順方向リンク128および逆方向リンク130によるモバイルデバイス126との通信を促進するために提供することができる。小規模ではあるが基地局102に酷似するフェムトセル124は、1つまたは複数のモバイルデバイス126に対してアクセスを提供することができる。ある例において、フェムトセル124は、住宅、ビジネス、および/または他の近距離環境(例えばテーマパーク、競技場、団地など)内に構成することができる。フェムトセル124は、帰路リンク接続を利用するネットワーク122に接続することができ、ある例ではそれは広帯域インターネット接続(T1/T3、デジタル加入者線(DSL)、ケーブルなど)であってもよい。同様に、ネットワーク122は、モバイルデバイス126についてアクセス情報を提供することができる。さらに、基地局102および/またはフェムトセルは、固定型のアクセスポイントまたは(例えば列車、バス、飛行機、自動車などのような車両上の)移動型のアクセスポイントであってもよい。
一例によれば、モバイルデバイス116および126は、移動中に異なる基地局および/またはフェムトセル間のセル再選択を行いながらサービスエリア上を移動することができる。これに関連し、モバイルデバイス116および126は、該モバイルデバイス116および126のユーザーに対するシームレスな、連続的無線サービスを達成することができる。ある例において(不図示)、モバイルデバイス126は、モバイルデバイス116と同様に基地局102と通信していたところ、フェムトセル124の規定範囲に移動したものである。これに関連し、モバイルデバイス126は、より望ましい無線サービスアクセスを受けるために、フェムトセル124と関係する1つまたは複数のセルを再選択することができる。ある例において、フェムトセル124は、より望ましい課金および/または他のアクセスオプションを提示する、モバイルデバイス126のホームアクセスポイントであってもよい。別の例では、フェムトセル124は、ビジネスまたは現場それぞれに適合したビジネスまたは現場提供オプションまたはデータに関係してもよい。したがって、モバイルデバイス126は、アイドルまたは接続モードにおいて上記のような適合するオプションを受信するために、フェムトセル124と関係する1つまたは複数のセルを再選択することができる。また、モバイルデバイス126が基地局102に近づくと、該モバイルデバイス126は、関係するセルを(例えば、フェムトセル124上の干渉を緩和するため、多くの最適な信号を受信するため、スループット向上のためなどの)様々な理由によって再選択することができる。
サービスエリア上を移動する際に、モバイルデバイス116および/または126は、セル再選択がモバイルデバイス116および/または126にとって、いつ有益かを判定するために、(基地局102のような)利用可能な基地局、(フェムトセル124のような)フェムトセル、および/または他のアクセスポイントを絶えず測定することができる。この測定には、例えば、評価する信号品質、スループット、利用可能なサービス、当該アクセスポイントと関係する無線アクセスプロバイダ、および/または同様なものが含まれ得る。1以上の測定に基づいて、モバイルデバイス116および/または126は、再選択のためにアクセスポイントをランク付けることができる。ランキングを判定すると、モバイルデバイス116および/または126は、最上位ランクのアクセスポイントへのセル再選択を試みることができる。また、モバイルデバイス116および/または126は、アクセス可能なアクセスポイントのリストおよび/またはアクセス可能なアクセスポイントのグループのリストを維持することができる。アクセス可能なアクセスポイントは、例えば、モバイルデバイス116および/または126がアクセスすることを認められた制限付きアソシエーションアクセスポイントに関係し得、および/または他のアクセスポイントよりもどのアクセスが優先されるか、また、そうでなければ好ましいかに関係し得る。
ある例において、フェムトセル124は上記の制限付きアソシエーションアクセスポイントになり得る。例えば、制限付きアソシエーションアクセスポイントは、各アクセスポイントが特定のモバイルデバイス(例えばモバイルデバイス116および/または126)には特定のサービスを提供するものの他のモバイルデバイスまたはアクセス端末(不図示)には必ずしもそうではない、といったいくつかの態様で制限され得る。例えば、フェムトセル124は、他のモバイルデバイスまたはアクセス端末に対して登録、シグナリング、音声通話、データアクセスおよび/または追加サービスを提供しないように制限することができる。制限付きアソシエーションアクセスポイントは、アドホックの態様で配置することができる。例えば、ある住宅所有者は、ホーム用に制限されたアクセスポイントをインストールし構成することができる。
ある例において、モバイルデバイス116および/または126は、基地局102、フェムトセル124および/または他のアクセスポイントのような1つまたは複数の利用可能なアクセスポイントを、該アクセスポイントと関係するブロードキャスト信号内の1つまたは複数のインジケータに少なくとも部分的に基づいて識別することができる。1つまたは複数のインジケータを受信すると、モバイルデバイス116および/または126は、セル再選択を試みる前に、アクセスポイントがリストに載っていること、または関連するグループ識別子がリストに載っていることを保証することができる。別の例では、モバイルデバイス116および/または126は、ランキングのためのパラメータを測定する前に、リストとのアクセスポイントのアソシエーションを確認することができる。アクセス可能なアクセスポイントは、例えば、モバイルデバイス116および/または126がアクセスすることを認められた制限付きアソシエーションアクセスポイントに関係し得、および/または他のアクセスポイントよりもどのアクセスが優先されるか、また、そうでなければ好ましいかに関係し得る。
ある例において、フェムトセル124は上記の制限付きアソシエーションアクセスポイントになり得る。例えば、制限付きアソシエーションアクセスポイントは、各アクセスポイントが特定のモバイルデバイス(例えばモバイルデバイス116および/または126)には特定のサービスを提供するものの他のモバイルデバイスまたはアクセス端末(不図示)には必ずしもそうではない、といったいくつかの態様で制限され得る。例えば、フェムトセル124は、他のモバイルデバイスまたはアクセス端末に対して登録、シグナリング、音声通話、データアクセスおよび/または追加サービスを提供しないように制限することができる。制限付きアソシエーションアクセスポイントは、アドホックの態様で配置することができる。例えば、ある住宅所有者は、ホーム用に制限されたアクセスポイントをインストールし構成することができる。
基地局102および/またはフェムトセル124は、それら自身を識別するためにパイロット信号においてパイロット識別子を送信することができる。一例によれば、基地局102および/またはフェムトセル124は、1つまたは複数の関連する分類または種別に関連するパイロット識別子を選択することができまたは割り当てられ得る。したがって、ある例において、基地局102には、フェムトセル124から離れている範囲またはグループからのパイロット識別子が割り当てられ得る。これに関連し、モバイルデバイス116および/または126は、関連する種別または分類(例えばマクロセルまたはフェムトセル)をパイロット識別子の範囲またはグループに基づいて判定することができる。この情報を用いることにより、モバイルデバイス116および/または126は、アクセスポイントとの接続を試みる前にさらなる情報を得るべきかどうかを判定することができる。したがって、モバイルデバイス116が基地局102の範囲にまず移動すると、さらなる問合わせ無しに、パイロット識別子に基づいてマクロセルであることを判定することにより、該モバイルデバイス116は基地局102への接続を試みることができる。
別の例によれば、モバイルデバイス126がフェムトセル124の範囲にまず移動すると、それがフェムトセルであることをパイロット識別子から判定することができ、さらに、該フェムトセル124および/またはフェムトセル124と関係する1つまたは複数の受信信号をセクタ識別子、制限付きアソシエーション識別子、グループ識別子、または他の識別子について評価することができる。上記を受信すると、モバイルデバイス126は、例えばフェムトセル124との接続確立を試みる前に、フェムトセル124、または関連する制限付きアソシエーション若しくはグループ識別子が、アクセス可能なアクセスポイントの維持リストに存在することを保証することができる。別の例では、制限付きアソシエーションを実施するかどうか、どの程度の制限付きアソシエーションを実施するか等に基づいて、パイロット識別子が選択され、またはフェムトセル124に割り当てられ得る。これに関連し、モバイルデバイス126は、必ずしもフェムトセル124をさらに評価する必要なしに、フェムトセル124との接続を要求するべきであるかどうかをさらに判定することができる。パイロット識別子は、アクセスポイントの地理的または相対的位置、アクセスポイントによって利用される送信周波数範囲、電力および/または周期性、アクセスポイントに関連付けられた帰路は安全であるかそれとも不安定であるか(および/またはセキュリティのレベル)、アクセスポイントは移動型であるかそれとも固定型であるか、サービスプロバイダまたはアクセスポイントの所有者(あるいはその種別)などのさらなる要因によって分割することができることが理解されるべきである。
今、図2を参照すると、幾つかのモバイルデバイスをサポートするように構成された無線通信システム200が示される。システム200は、対応するアクセスポイント204A−204Gによって各セルがサービスされる例えばマクロセル202A−202Gのような複数のセルの通信を提供する。例えば上述したように、マクロセル202A−202Gに関係するアクセスポイント204A−204Gは、基地局であってもよい。モバイルデバイス206A−206は、無線通信システム200の全体にわたり様々な位置に分散して示される。説明されるように、モバイルデバイス206A−206Iは、それぞれ、順方向リンクおよび/または逆方向リンク上で1つまたは複数のアクセスポイント204A−204Gと通信することができる。また、アクセスポイント208A−208Cが示される。説明されるように、これらは、フェムトセルのような、特定のサービス位置に関係するサービスを提供する小規模のアクセスポイントとすることができる。さらにモバイルデバイス206A−206Iは、提供されるサービスを受けるために、これら規模アクセスポイント208A−208Cと通信することができるある例において、無線通信システム200は、大きな地理的領域のサービスを提供することができる(説明するように、例えばマクロセル202A−202Gが近隣の少数のブロックをカバーすることができ、フェムトセルアクセスポイント208A−208Cが住宅、オフィスビル等のようなエリアに存在し得る)。ある例において、モバイルデバイス206A−206Iは、無線および/または帰路接続によって、アクセスポイント204A−204Gおよび/または208A−208Cとの接続を確立することができる。
さらに、図に示すように、モバイルデバイス206A−206Iはシステム200の至るところを移動することができ、異なるマクロセル202A−202Gまたはフェムトセルカバレージエリアを介して移動しながら、種々のアクセスポイント204A−204Gおよび/または208A−208Cと関係するセルを再選択することができる。ある例において、1つまたは複数のモバイルデバイス206A−206Iは、フェムトセルアクセスポイント208A−208Cの少なくとも1つと関係するホームフェムトセルに関連付けられ得る。例えば、モバイルデバイス206Iは、そのホームフェムトセルとしてフェムトセルアクセスポイント208Bに関連付けられ得る。したがって、モバイルデバイス206Iは、マクロセル202B内に存在し、ひいてはアクセスポイント204Bのカバレージエリア内に存在するものの、アクセスポイント204Bの代わりに(またはそれに加えて)フェムトセルアクセスポイント208Bと通信することができる。ある例において、フェムトセルアクセスポイント208Bはモバイルデバイス206Iに対して望ましい課金または料金、寸時利用、高度サービス(例えば高速ブロードバンドアクセス、メディアサービスなど)のような追加サービスを提供することができる。したがってモバイルデバイス206Iがフェムトセルアクセスポイント208Bの範囲内にいる場合、該モバイルデバイス206Iは、再選択において、フェムトセルアクセスポイント208Bを支持することにより該フェムトセルアクセスポイント208Bとの通信に拘束される。
例えば、モバイルデバイス206Dは、フェムトセルアクセスポイント208Cに関連付けられ得る。モバイルデバイス206Dがマクロセル202Cから202Dに移動してアクセスポイント204Dおよび/または208Cに近づくと、該モバイルデバイス206Dは、本明細書で説明するように、セル再選択処理を開始することができる。これは例えば、望ましい接続を判定するために、(例えばアクセスポイント204C、204Dおよび208Cに関する)周囲セルパラメータを測定することを含み得る。このパラメータには、例えば、信号品質、接続スループット、提供されるサービス、当該アクセスポイントと関係するサービスプロバイダ等が含まれ得る。上記パラメータの測定に先行して、またはこれに続いて、モバイルデバイス206Dは、例えばアクセスポイント204C、204Dおよび/または208Cに関連する、パイロット識別子を含むパイロット信号を受信することができる。このパイロット識別子を利用することにより、モバイルデバイス206Dは、アクセスポイントに関する追加情報が必要かどうか判定することができる。述べられたように、ある例において、アクセスポイントは、アクセスポイント種別または分類と関係する範囲またはグループにおいて、パイロット識別子を選択するか、(例えば無線ネットワークから)パイロット識別子が割り当てられ得る。したがって、例えば、モバイルデバイス206Dは、アクセスポイント204Cおよび204Dはマクロセルであるがアクセスポイント208Cはフェムトセルであることを判定することができる。
別の例では、フェムトセルアクセスポイント208Cは、フェムトセルアクセスポイント208Cが制限付きアソシエーションを実施するかどうかおよび/またはその程度を指定する範囲またはグループから、パイロット識別子を選択することができ、またはパイロット識別子が割り当てられ得る。更に、利用されるパイロット識別子範囲またはグループは、フェムトセルアクセスポイント208Cと関係するサービスプロバイダまたは他のエンティティに関連付けられ得る。これにより、モバイルデバイス206Dが効率的に、フェムトセルアクセスポイント208Cおよび/またはフェムトセルアクセスポイント208Cとの接続を要求するべきであるかどうかに関する情報を識別することが可能になる。ある例において、モバイルデバイス206Dは、マクロセルグループまたは範囲内にあるそれぞれのパイロット識別子に基づいてアクセスポイント204Cまたは204Dとの接続確立を要求することができることが理解されるべきである。
ある例において、モバイルデバイス206Dが追加情報を要する範囲またはグループ内にアクセスポイントが存在することをパイロット識別子が示す場合、モバイルデバイス206Dは、該アクセスポイントの識別子を、アクセス可能なアクセスポイントのリスト中に存在するものとして確認することができる。該リストは、さらにまたはその代わりに、グループのアクセスポイントを識別することができ、該アクセスポイントのグループ識別子を、リスト内のグループ識別子によって確認することができる。先の例において、モバイルデバイス206Dは、アクセスポイント204C、204Dおよび208Cのパラメータを測定することができ、ランクが高い場合にアクセスポイント204Cから他のいずれかへのセル再選択を行うべきかどうか判定するためにセルをランク付けることができる。前の例と同様に、(上述のパイロット識別子により少なくとも部分的に識別される通り)フェムトセルアクセスポイント208Cがモバイルデバイス206Dのホームフェムトセルに関係する場合、モバイルデバイス206Dは、(例えば、その値および/またはヒステリシスを増加させ、他のアクセスポイントのパラメータ値を減少させるために追加パラメータオフセットを評価することによって)再選択のためにフェムトセルアクセスポイント208Cを支持することができる。1つまたは複数の異種のアクセスポイント204Dおよび/または208Cがアクセスポイント204Cより上位にランク付けされる場合、モバイルデバイス206Dは、該異種のアクセスポイント204Dまたは208Cと関係するセルを再選択することができる。
ある例において、1つまたは複数の異種のアクセスポイント204Dおよび/または208Cは、いくつかのモバイルデバイスがそれに接続することができず、および/またはアクセスポイント204Dおよび/または208Cが、シグナリング、データアクセス、登録、サービス等の提供に関して特定のモバイルデバイスを制限し得る制限付きアソシエーションを実施することができる。これは、例えば、モバイルデバイスのサービスプロバイダおよび制限付きアソシエーションアクセスポイントに少なくとも部分的に基づいてもよい。別の例では、企業所有モバイルデバイスのみにアクセスを制限する企業アクセスポイントのように、制限付きアソシエーションアクセスポイントが特定のモバイルデバイスにかかわってもよい。したがって、制限付きアソシエーションが原因でモバイルデバイス206Dが1つまたは複数の異種のアクセスポイント204Dおよび/または208Cに係るセルを再選択することができない場合、接続できるアクセスポイントを見つけるまで1つまたは複数の他のランクのアクセスポイントとのセル再選択を試みてもよい。モバイルデバイス206Dがアクセスポイントに係るセルを再選択することができるかどうかの判定は、例えば、アクセスポイント分類を示すグループまたは範囲にパイロット識別子を関連づけることに少なくとも部分的に基づいてもよい。
更に、説明されるように、モバイルデバイス206A−206Iはアクセス可能なアクセスポイントおよび/またはそのグループのリストを維持し得る。ある例において、(マクロセルのような)他の種別のアクセスポイントは実質的に任意のモバイルデバイスからアクセス可能になり得ることから、該リストは(フェムトセルのような)特定種別のアクセスポイントのみを含み得る。アクセス可能なアクセスポイントおよび/またはグループのリストは、例えば上述のような基礎をなす無線ネットワークから情報を取り出すことができる、モバイルデバイス206A−206Iと通信する1つまたは複数のアクセスポイントによって当初は投入され得る。無線システム200のカバレージエリアの至るところをモバイルデバイス206A−206Iが移動して上述のようにセルを再選択する際に、該モバイルデバイス206A−206Iは、まず、再選択のセルを選択する前に更なる問い合わせが望ましいまたは必要であるかどうか判定すべく、当該セルに係るアクセスポイントのパイロット識別子を評価し得る。
あるセルまたは関連アクセスポイントのパイロット識別子が、セルまたはアクセスポイントが制限付きアソシエーションを実装し得ることを示す範囲またはグループである場合、モバイルデバイス206A−206Iは最初に該セルまたはアクセスポイント(または関連グループ)を関係するリスト中に存在するものとして確認する。ある例において、説明されるような測定に基づいてモバイルデバイス206A−206Iが1つまたは複数のフェムトセルアクセスポイント208A−208Cを最上位にランク付けされたセルであると判定する場合、各フェムトセルアクセスポイントはリストに載っていることを確認することができ、フェムトセルアクセスポイント208A−208Cのパイロット識別子は、該フェムトセルアクセスポイント208A−208Cが制限付きアソシエーションを実装し、かつ/またはそれらがどの程度の制限付きアソシエーションを実施するかを示す。該リストに存在しない場合、モバイルデバイス206A−206Iは、フェムトセルアクセスポイントへのアクセスを試みないことを決定し、最上位の次にランク付けされたアクセスポイントとの接続を試み、かつ/または異なる周波数により別のアクセスポイントを探すよう試みてもよい。代替例においては、アクセスできないセルおよび/またはグループのリストを維持してもよく、この場合、モバイルデバイス206A−206Iは、該リスト内のセルとの接続を試みないことが理解されるべきである。
図3を参照すると、無線通信環境内での運用のための通信装置300が示される。通信装置300は、基地局もしくはその一部、モバイルデバイスもしくはその一部、または無線通信環境において送信されたデータを受信する実質的に任意の通信装置であってもよい。通信装置300は、パイロット信号を通じて1つまたは複数のアクセスポイント(不図示)からパイロット識別子を受信することができるパイロット識別子判定器302と、該パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を識別することができるアクセスポイント種別判定器304と、該判定された種別に少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントに関する追加情報を要求または判定することができるアクセスポイント質問器306とを含み得る。例えば、パイロット識別子空間は、分類またはアクセスポイントの種別を示す種々の範囲またはグループに区分することができ、アクセスポイントは、その分類または種別と関係するグループまたは範囲からパイロット識別子を選択しまたはパイロット識別子が割り当てられる。
一例によれば、パイロット識別子判定器302は、1つまたは複数のアクセスポイントと関係するパイロット識別子を受信することができる。パイロット識別子は、無線通信ネットワークにおいて、1つまたは複数のパイロット信号内で受信することができ、かつ/またはパイロット信号チャネルによって受信することができる。ある例において、パイロット識別子判定器302は、パイロット信号からパイロット識別子を得ることができる。パイロット識別子を利用することにより、アクセスポイント種別判定器304は、該パイロット識別子の範囲および/またはパイロット識別子グルーピングにおける存在によって、アクセスポイントの種別または分類を検知することができる。通信装置300は、該識別子のグルーピングを、装置300にハードコーディングする、関連する無線ネットワークとの通信を確立した時に受信する、1つまたは複数のアクセスポイントまたは異種の装置から受信するなど、種々のソースから判定することができる。例えば、フェムトセルのパイロット識別子は、マクロセルのものとは異なる範囲のものになり得る。さらに、制限付きアソシエーションフェムトセルは、制限無しのアソシエーションフェムトセルとは異なる範囲のパイロット識別子を持ち得る。さらに、説明されるように、パイロット識別子は、制限付きアソシエーションが(例えばサービス、登録、シグナリングなどに関して)実施される範囲を示すことができる。
また、アクセスポイント種別判定器304は、該パイロット識別子の範囲および/または関連グループに少なくとも部分的に基づいて、位置、利用された周波数範囲、送信に利用される周期性、送信電力、アクセスポイントは安全な帰路によって通信するか不安定な帰路によって通信するか、アクセスポイントは移動型のアクセスポイントであるか固定型のアクセスポイントであるか、および/または当該アクセスポイントと関係する他の通信パラメータを判定することができる。この決定された種別に基づいて、アクセスポイント質問器306は該アクセスポイントから追加情報を要求しかつ/または受信することができる。例えば、アクセスポイントは制限付きアソシエーションを実施するとアクセスポイント種別判定器304が判定する場合、アクセスポイント質問器306は、該アクセスポイントと関係する識別子および/または該アクセスポイントと関係するグループを要求しまたは判定することができる。この識別子を用いることにより、通信装置300は、該アクセスポイントとの接続確立を要求するべきかどうか判定することができる。上述したように、ある例において、通信装置300は、アクセス可能なアクセスポイントまたはグループのリストにおいて該識別子の存在を確認することができる。該アクセスポイントに関して次のアクションを判定するために、追加情報を要求しかつ/または利用できることが理解されるべきである。
今、図4を参照すると、アクセスポイントを分類するためにパイロット識別子を利用する無線通信システム400が示される。無線デバイス402、アクセスポイント404および/または406は、基地局、フェムトセル、モバイルデバイスまたはそれらの一部でもよい。ある例において、無線デバイス402は逆方向リンクまたはアップリンクチャネルによってアクセスポイント404および/または406に情報を送信することができ、また無線デバイス402は順方向リンクまたはダウンリンクチャネルによってアクセスポイント404および/または406から情報を受信することができる。システム400はMIMOシステムでもよい。ある例において、図示し以下で説明する無線デバイス402内のコンポーネントおよび機能性は、アクセスポイント404および/または406の中に存在してもよく、逆もまた同様である。図示の構成は、説明を簡便にするために、これらコンポーネントを排除している。
無線デバイス402は、周囲セルパラメータを測定でき、無線通信を受信するための1つまたは複数のセルの再選択のためにセルをランク付けできるセル再選択器408と、アクセスポイントと関係するパイロット識別子を(例えばパイロット信号から)得ることができるパイロット識別子受信器410と、該パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定できるアクセスポイント種別判定器412と、該決定された種別に基づいて、該アクセスポイントの制限付きアソシエーション状態を受信できる制限付きアソシエーション判定器414と、アクセス可能なアクセスポイント、優先アクセスポイント、アクセスポイントに関連するグループ等のリストを維持できるアクセスリスト制御器416と、を含んでいる。ある例において、アクセスポイントのリストは、無線デバイス402がアクセスできる制限付きアソシエーションを実施する、個別のまたはグループのアクセスポイントに関連し得る。これにより例えば、制限付きアソシエーションアクセスポイントの識別子を判定すると、該識別子を、接続確立を試みる前に該リストにおいて確認することができる。
説明されているように、アクセスポイント406は、アクセスポイント406の種別を判定できるアクセスポイント種別指定器418と、該決定された種別と関係するグループからパイロット識別子を選択でき、かつ/またはパイロット識別子が割り当てられ得るパイロット識別子選択器420と、アクセスポイント406が制限付きアソシエーションを実施するかどうか、および/またはそれをどの程度まで実施するかどうかを指定できる制限付きアソシエーション指示子422とを含んでいる。制限付きアソシエーションを実装しないアクセスポイント(例えばマクロセル)の種別は、制限付きアソシエーション指示子422を含んでいる必要はないことが理解されるべきである。一例において、パイロット識別子選択器420は、種別、位置、送信電力、送信周期性、送信周波数範囲、セキュリティ対策、モビリティ、および/またはアクセスポイント406の他の通信パラメータに基づいて、パイロット識別子を選択し、かつ/またはパイロット識別子が割り当てられ得る。これに関連し、説明されるように、該識別子の受信器は、アクセスポイント406に関する関連情報を該パイロット識別子から効率的に判定することができる。
一例によれば、説明されているように、無線デバイス402は無線通信システムに参加し、該システムの周囲を移動してアクセスポイント404および/または406のような1つまたは複数の異種のアクセスポイントから無線サービスアクセスを受信することができる。説明されるように、アクセスポイント404および/または406は、1つまたは複数のマクロセルを実装する基地局のような広範のエリアカバレージ、および/または、住宅、オフィスビル、会場などに設定されたフェムトセルのような、より局所的な特定のカバレッジを提供することができる。現在のアクセスポイント404の範囲から出てアクセスポイント406のような新規のアクセスポイントの範囲に入ると、説明されているようにセル再選択器408は、そこでの通信に関して、アクセスポイント間でセルを再選択することができる。これは、アクセスポイント404および406に関するパラメータの評価により判定することができる。この判定は、複数のパラメータに基づくことができる。説明されるように、例えば信号強度のみならずアクセスポイント種別、提供されるサービス、利用可能なスループット、無線デバイス402のホームアクセスポイントかどうか、などに基づくことができる。これに関連し、無線デバイス402は、無線ネットワーク全体を移動する際のシームレスな通信をサポートする。
一例によれば、無線デバイス402は無線通信サービスを受信するためにアクセスポイント404と通信することができる。説明されているように、無線デバイス402は移動することができ、セル再選択器408は、無線通信サービスを継続するためにセル再選択がいつ適切かを判定するために周囲セルを評価することができる。これは、例えば、信号品質が良いアクセスポイントの範囲内で無線デバイス402が移動し、その間に接続しているアクセスポイント404から離れ、信号品質が低下する場合に起こり得る。これに関連し、セル再選択器408は周囲セルパラメータを測定し、該パラメータに従ってセルをランク付けすることができる。ある例において、ランク付けリストの最上位から現在のアクセスポイント404が下落する場合、無線デバイス402は、最上位にランク付けされたアクセスポイントへのセル再選択を始めることができる。
アクセスポイントのランク付けに先行し、またはこれに続き、無線デバイス402は、効率的にアクセスポイントに関する情報を識別して次の動作を促進することができる。例えば、アクセスポイント406は、無線デバイス402によって評価され得るパイロット信号を送信することができる。ある例において、アクセスポイント種別指定器418は、アクセスポイント406と関係する1つまたは複数の種別または分類を判定することができる。その後、パイロット識別子選択器420は、決定された種別または分類と関係するグルーピングまたは範囲からパイロット識別子を選択するか、または(例えば無線ネットワークから)該パイロット識別子を割り当てられ得る。例えば、マクロセルがパイロット識別子空間の一部を用いることができ、フェムトセルが別の部分を用いることができ、セルリレーがさらに別の部分を用いることができ、モバイルセルは一部その他を用いることができる。それに加えて、またはそれとは別に、先のグループ内の種別は、さらに識別子のグループまたは範囲に分類することができる。例えば、制限付きアソシエーションが、フェムトセルグループ内の制限無しのものとは異なるグループを利用することができ、グループは実装される制限付きアソシエーションの多重レベルに基づいて定義することができ、ブロードカバレッジはローカルカバレッジとは異なるグループを利用することができる、移動型のアクセスポイントは、固定型のアクセスポイントとは異なるグループを利用することができる。グループ分けは、送信電力、周波数、周期性、位置、セキュリティ、サービスプロバイダまたは、アクセスポイントの所有者等に基づくことができる。
アクセスポイント406は、該パイロット識別子をパイロット信号チャネルにより無線デバイス402等に送信することができる。説明されているように、無線デバイス402は、例えば、セル再選択器408によって開始されたセル再選択の役割としての上記パイロット信号を受信することができる。ある例において、パイロット識別子受信器410は、パイロット信号チャネルにより受信され得るパイロット信号からパイロット識別子を判定することができる。アクセスポイント種別判定器412は、該パイロット識別子に基づいてアクセスポイント406の種別を検出することができる。説明されているように、アクセスポイント種別判定器412は、該パイロット識別子が含まれるグループまたは範囲を評価し、効率的にその分類または種別を判定することができる。例えば、パイロット識別子がマクロセルグループの範囲内である場合、該アクセスポイント種別判定器はアクセスポイント406をマクロセルアクセスポイントとして検出し、従って例えば他の前もって必要な動作を必要とせずに、接続確立を要求することができる。パイロット識別子がフェムトセルに確保された範囲内である場合、アクセスポイント種別判定器412はアクセスポイント406をフェムトセルであると認識し、さらに制限付きアソシエーション判定器414がアクセスポイント406に問合わせを行うか、1つまたは複数の関連する信号の問合わせを行って、制限付きアソシエーション識別子を判定する。これに関連し、制限付きアソシエーション指示子422には、および/または要求に応じたビーコン、パイロットなどのような1つまたは複数のブロードキャスト信号における制限付きアソシエーション識別子が含まれ得る。例えば、アクセスリスト制御器416は、アクセス可能なアクセスポイントまたは関連するグループ識別子のリストに存在するものとして制限付きアソシエーション識別子を確認することができる。また、ある例において、セル再選択器408は、アクセスポイント406と関係するセクタ識別子を(例えば要求等に対する応答に基づくビーコンまたはパイロット信号から)、アクセスポイント種別判定器412がフェムトセルおよび/または制限付きアソシエーションを実施するフェムトセルとしてアクセスポイント406の種別を検出することに基づいて判定することができる。
また、説明されるように、パイロット識別子は、1つまたは複数の異種の態様を示すように選択し、かつ/またはアクセスポイント406に割り当てることができる。したがって、例えば、セル再選択のためのランク付けの最中に、アクセスポイント種別判定器412は、指定されたパイロット識別子と関係するアクセスポイント406の付加的な態様を判定することができる。例えば、パイロット識別子は、アクセスポイント406の位置に従って予約されたグループ内のものであってもよく、これによりアクセスポイント種別判定器412は、アクセスポイント406に関するセル再選択において考慮され得るアクセスポイント406の位置を判定することができる。同様に、パイロット識別子を、特定のプロトコル、周波数、周期性、セキュリティレベル、サービスプロバイダ、アクセスポイント所有者、所有者の種別(例えば、商用、政府、個人、教育)、アクセスポイントの種別(例えばモバイル、固定等)を実装するアクセスポイントのために予約されたグループ内のものとしてもよい。この情報は、アクセスポイント種別判定器412によって効率的に判定され、セル再選択器408によるセル再選択において利用され得る。また、説明されているように、パイロット識別子は、アクセスポイント406が制限付きアソシエーションを実施するかどうか、どの程度(例えばシグナリング、サービス、登録など)まで実施するかといった制限付きアソシエーションパラメータに基づいて予約されたグループ内に付加的に存在してもよい。
図5−図7を参照すると、アクセスポイントと関係する種別および/または分類を効果的に示すためのパイロット識別子の利用およびセル再選択に関する方法が示される。説明の簡単化のために、方法を一連のアクトとして示すが、該方法はアクトの数または順序で限定的ではなく、いくつかのアクトが、一つまたは複数の実施形態に従い、ここで示され説明される他のアクトとは異なる順序で生じ、および/または同時に生じてもよいことが理解され、了解されるであろう例えば当業者であれば、方法は、状態遷移図でのように相互に関係する一連の状態またイベントとして代替的に表わすことができるかもしれないことを理解し認識するであろう。また、1つまたは複数の実施形態に従って方法を実施するために、示されるアクトのすべてが必ずしも必要であるとは限らない。
図5を参照すると、無線通信におけるセル再選択を促進する方法500が示される。502では、関連する1つまたは複数のパラメータを判定するために周囲セルを測定する。説明されているように、該パラメータは、信号強度、スループットなどの通信メトリクスおよび/またはアクセスポイント識別子、グループ識別子、提供されたサービス、関連するアクセスプロバイダなどのような1つまたは複数のさらなる事項に関係し得る。また、パラメータは、エンハンスト課金態様、追加サービスまたは速度、および/または同種のものを提供するホームアクセスポイントによって提供されるセルに関係し得る。またパラメータは、(例えばホームアクセスポイントのような)望ましいアクセスポイントの対価を増加させ、および/または他のアクセスポイントの対価を減少させるオフセットまたはヒステリシスに関係し得る。504では、決定されたパラメータに従って周囲セルをランク付けし得る。このランキングは、無線通信サービスを受信する望ましいセルの順序を示すことができる。
506では、最上位にランク付けされたセルは現在利用されているかものかどうか判定され得る。上記判定は最適なアクセスポイントとの接続を確認するために利用され得る。最上位にランク付けされたセルは無線通信を受信するために現在利用されているセルである場合、方法は周囲セルを再度測定するステップ502に戻る。ある例において、これは、セル測定でネットワークをあふれさせることのないように、また絶えずセルを測定することによりリソースを費やすことのないように、タイマーに基づくことができる。最上位にランク付けされたセルが現在利用されているセルでない場合、508では、本明細書で説明するように、最上位にランク付けされたセルを再選択するためのセル再選択が行われ得る。ある例において、ひとたび再選択が完了すると、方法は、周囲セルを測定し続けるステップ502に進み得ることが理解されるべきである。説明されているように、アクセスポイントは、基地局、フェムトセル、および/または同種のものであり得る。
図6を参照すると、関連するパイロット識別子に基づいてアクセスポイント種別を判定する方法600が示される。602では、アクセスポイントからパイロット信号が受信され得る。説明されているように、該信号はパイロット信号チャネルによって受信することができ、該アクセスポイントと関係する1つまたは複数の態様の識別のために送信することができる。604では、アクセスポイントを識別するパイロット信号からパイロット識別子が得られる。例えば、該パイロット識別子はパイロット信号内に含まれ得る。したがって、該識別子を抽出するかあるいは取得することができる。606では、当該パイロット識別子が関係するパイロット識別子の範囲またはグループが判定され得る。説明されているように、この範囲またはグループは、アクセスポイントがフェムトセルまたはマクロセルかどうか、固定型または移動型、アクセスポイントの位置、送信電力、帯域、あるいは利用される周期性、アクセスポイントのセキュリティ態様等のような、該アクセスポイントの分類または種別に関し得る。したがって、608では、該範囲またはグループに少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別が判定され得る。続いてこの情報は、説明されているように、決定された種別または分類に基づき、アクセスポイントに関して1つまたは複数の次の動作を取るために利用できることが理解されるべきである。
図7を参照すると、アクセスポイントの種別に基づいてパイロット識別子を選択し送信する方法700が示される。702では、アクセスポイントの種別が判定され得る。例えばこの種別は、アクセスポイントがマクロセルまたはフェムトセルかどうか、制限付きアソシエーションを実施するかどうか、および/または上述した1つまたは複数の付加的なパラメータに関し得る。704では、該アクセスポイントの種別と関係するパイロット識別子の範囲が判定され得る。したがって、例えばパイロット識別子は、説明されたアクセスポイントの1つまたは複数の態様と関係する範囲から選択することができる。706では、決定された該範囲からパイロット識別子が選択され得る。別の例では、パイロット識別子が該範囲から割り当てられ得る。708では、該パイロット識別子を含むパイロット信号が無線ネットワーク上に送信され得る。したがって、説明されているように、該パイロット信号を受信するデバイスは、該パイロット識別子に基づいてアクセスポイントの1つまたは複数の態様を効率的に識別することができる。
本明細書で説明された1つまたは複数の態様に従って、説明されるように、パラメータの測定、該パラメータ(および/または付加的なパラメータ)に従ってセルをランク付けること、(再選択をいつ行うべきか等の)実際の再選択の態様のような、セル再選択の多くの態様に関して推論を行うことができることを理解されたい。本明細書で使用するように、「推論する」または「推論」という用語は普通、イベントおよび/またはデータを介して捕捉された一式の観察からシステム、環境および/またはユーザの状態を推測または推論するプロセスのことを言う。推論は、例えば、特定の内容または動作を識別するために利用することができる、または状態にわたる確率分布を生成することができる。推論は確率的なもの、すなわち、データおよびイベントの検討に基づく当該状態にわたる確率分布の演算であってもよい。推論はまた、一式のイベントおよび/またはデータからより高レベルのイベントを構成するために利用される技法のことであると言うこともできる。このような推論は、イベントが一時的近接で相関しているかどうか、ならびにイベントおよびデータが1つまたはいくつかのイベントおよびデータソースから来ているかどうかに関わらず、一式の観察されたイベントおよび/または記憶されたイベントデータからの新規イベントまたは動作の構築につながる。ある例において、パイロット識別子に選択する識別子グループの判定のために、アクセスポイントの種別および/または分類を判定する際に、推論がさらになされてもよい。
図8は、アクセスポイント種別および/または分類を該アクセスポイントと関係するパイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて判定することを促進するモバイルデバイス800の図である。モバイルデバイス800は、例えば受信アンテナ(不図示)から信号を受信し、受信信号に対して(例えば、フィルターし、増幅し、ダウンコンバートするなどの)典型的な動作を行い、および、該調整された信号をデジタル化してサンプルを得る受信機802を具備する。受信機802は、受信シンボルを復調し、チャネル推定のためにプロセッサ806にそれらを提供し得る復調器804を具備することができる。プロセッサ806は、受信機802によって受信された情報を分析し、および/または送信機816による送信のための情報を生成するプロセッサ、モバイルデバイス800の1つまたは複数のコンポーネントを制御するプロセッサ、および/または受信機802によって受信された情報を分析し、送信機816による送信のための情報を生成し、モバイルデバイス800の1つまたは複数のコンポーネントを制御するプロセッサであり得る。
モバイルデバイス800はさらに、動作可能なようにプロセッサ806に結合され、送信されるデータ、受信されたたデータ、利用可能チャネルに関する情報、分析された信号および/または干渉強度に関するデータ、割り当てられたチャネル電力、レートなどに関する情報、チャネルを推定し、該チャネルを通じて通信するための任意の他の適合する情報を記憶し得るメモリ808を具備し得る。メモリ808はさらに、チャネルを推定し、かつ/または(例えば性能ベース、容量ベースなどで)チャネルを利用することに関連付けられるプロトコルおよび/またはアルゴリズムを記憶することができる。
本明細書で説明されたデータ記憶(例:メモリ808)は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであってもよく、揮発性メモリおよび不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解されるであろう。限定ではなく例として、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的にプログラム可能なROM(EPROM)、電気的に消去可能なPROM(EEPROM)またはフラッシュメモリを含んでもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(RAM)を含み、外部キャッシュメモリとして働く。限定ではなく例として、RAMは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、Synchlink DRAM(SLDRAM)およびダイレクトRambusRAM(DRRAM(登録商標))のような様々な形式が利用可能である。本主題のシステムおよび方法におけるメモリ808は、これらおよび他の任意の適合する種類のメモリを含むことが意図されるが、これらには限定されない。
プロセッサ806および/または受信機802は、1つまたは複数のアクセスポイントからパイロット識別子を受信するパイロット識別子受信機810に動作可能なように結合され得る。説明されているように、パイロット識別子は受信パイロット信号に含まれ得る。プロセッサ806は、アクセスポイントの種別および/または分類を該パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて検出できるアクセスポイント種別判定器812に動作可能なように結合される。例えば、説明されているように、種別または分類に基づいて、アクセスポイントに対してパイロット識別子が選択され、または割り当てられ得るこれに関連し、該識別子は、種別および/または分類と関係する識別子の範囲および/またはグループ内となり得る。例えば、アクセスポイントはフェムトセルであってもよく、アクセスポイント種別判定器812は、他の種別のセルとは異なるフェムトセルであることを示すグループまたは識別子の範囲内にパイロット識別子が適合することを検知することができる。また、グループまたは範囲は、説明されているように、制限付きアソシエーション、位置、サービスプロバイダ、所有者、送信電力、帯域、または周期性、および/または、種別、モビリティなどのようなアクセスポイントと関係する他の態様に関連づけられた態様をも示し得る。さらにまた、モバイルデバイス800は、信号を変調し、例えば基地局や別のモバイルデバイスに送信する変調器814および送信機816を具備する。プロセッサ806とは別個のものとして示されているが、パイロット識別子受信器810、アクセスポイント種別判定器812、復調器804、および/または変調器814は、プロセッサ806または複数のプロセッサ(不図示)の一部であり得ることが理解されるべきである。
図9は、アクセスポイント種別または分類を示すパイロット識別子を選択し送信するのを促進するシステム900の図である。システム900は、複数の受信アンテナ906によって1つまたは複数のモバイルデバイス904から信号を受信する受信機910と、送信アンテナ908によって1つまたは複数のモバイルデバイス904に送信をする送信機924とを備えた基地局902(例えばアクセスポイント、フェムトセル、…)を具備する。受信機910は、受信アンテナ906から情報を受信することができ、受信情報を復調する復調器912と動作可能なように関連付られる。復調されたシンボルは、図8に関して上述したプロセッサと同様のものとすることができるプロセッサ914によって分析され、メモリ916に結合される。メモリ916は、信号(例えばパイロット)の強度および/または干渉の強度、モバイルデバイス904(あるいは異種の基地局(不図示))に送信し、またはそこから受信したデータ、および/または本明細書で述べられた種々の動作および機能の実行に関係する任意の他の適合する情報の評価に関する情報を記憶する。さらにプロセッサ914は、基地局902に関する種別および/または分類を判定するアクセスポイント種別判定器918と、パイロット識別子を選択し、かつ/または種別および/または分類に関するパイロット識別子を割り当てられるパイロット識別子指定器920とに結合される。
一例によれば、アクセスポイント種別判定器918は、基地局902の種別を受信するか検出することができる。これは、例えば、説明されるように、基地局902がマクロセルまたはフェムトセルカバレッジを提供するか、基地局902が制限付きアソシエーションを実施するか(または制限付きアソシエーションを実施する程度)、基地局902の位置、基地局902のモビリティ、基地局902の他の通信パラメータ、基地局902の所有者、所有者種別、またはサービスプロバイダ等に関し得る。説明されるように、パイロット識別子指定器920は、基地局902に関する1つまたは複数の種別または分類を示す既知の識別子グループおよび/または範囲から、パイロット識別子を選択することができる。また、ある例において、送信機924は、パイロット信号によってパイロット識別子を送信することができ、該パイロット信号はモバイルデバイス904が受信して利用することができ、1つまたは複数の種別または分類を効率的に判定することができる。更に、プロセッサ914とは別個のものとして示されているが、アクセスポイント種別判定器918、パイロット識別子指定器920、復調器912、および/または変調器922をプロセッサ914または複数のプロセッサ(不図示)の一部のものとしてもよいことが理解されるべきである。
図10は、無線通信システム例1000のブロック図を示す。無線通信システム1000は、簡潔さの目的のため、1台の基地局1010と1台のモバイルデバイス1050を表現している。しかしながら、システム1000が2以上の基地局および/または2以上のモバイルデバイスを含むことができ、追加の基地局および/またはモバイルデバイスが下記に述べられた基地局例1010およびモバイルデバイス1050と実質的に同様であってもよくまたは相違してもよいことが理解されるべきである。また、本明細書で説明された基地局1010および/またはモバイルデバイス1050が、それらの間の無線通信を促進するためにシステム(図1−図4および図8−図9)および/または方法(図5−図7)を用いることができることが理解されるべきである。
基地局101では、幾つかのデータストリームがデータソース1012から送信(TX)データプロセッサ1014に提供される。一例によれば、各データストリームは、それぞれのアンテナによって送信することができる。TXデータプロセッサ1014は、符号化データを提供するために当該データストリームについて選択された特定の符号化スキームに基づいて、該トラフィックデータストリームをフォーマットし、符号化し、およびインタリーブする。
各データストリームの符号化データは、直交周波数分割多重(OFDM)技術を用いてパイロットデータに多重化されてもよい。それに加えて、またはそれとは別に、パイロットシンボルを周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)または符号分割多重化(CDM)することができる。パイロットデータは、典型的に、既知の方法で処理されチャネル応答を推定するためにモバイルデバイス1050で用いられる既知データパターンである。その後、各データストリームに関して多重パイロットおよび符号化データは、変調シンボルを提供するためにそのデータストリームに選ばれた、特定の変調スキーム(例えば二進移相変調(BPSK)、4位相偏移変調(QPSK)、複数の位相偏移キーイング(M−PSK)またはM−順序直交振幅変調(M−QAM)など)に基づいて、変調され得る(例えばマッピングされたシンボル)。各データストリームのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ1030により実行され、または提供される命令によって決定され得る。
該データストリームの変調シンボルは、(例えばOFDMの)該変調シンボルをさらに処理することのできるTX MIMOプロセッサ1020に提供され得る。TX MIMOプロセッサ1020は、NT個の変調シンボルストリームをNT個の送信機(TMTR)1022a乃至1022tに提供する。種々の実施形態では、TX MIMOプロセッサ1020は、データストリームのシンボル、および該シンボルが送信されているアンテナにビームフォーミング・ウェイトを適用する。
各送信機1022は、1つまたは複数のアナログ信号を提供するためにそれぞれのシンボルストリームを受信して処理し、さらに該アナログ信号を整えて(例えば、増幅し、フィルターし、アップコンバートし)、MIMOチャネルによる送信に適した変調信号を提供する。さらに、送信機1022a乃至1022tからのNT個の変調信号は、それぞれ、NT本のアンテナ1024a乃至1024tから送信される。
モバイルデバイス1050では、この送信された変調信号がNR本のアンテナ1052a乃至1052rによって受信される。また、各アンテナ1052からの該受信信号は、それぞれ受信機(RCVR)1054a乃至1054rに提供される。各受信機1054は、それぞれの受信信号を整え(例えばフィルターし、増幅し、ダウンコンバートし)、該整えられた信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらに該サンプルを処理して対応する「受信」シンボルストリームを提供する。
RXデータプロセッサ1060は、特定の受信機処理技術に基づいて、NR個の受信器1054からのNR個の受信シンボルストリームを受信して処理することができ、NT個の「検出された」シンボルストリームを提供する。RXデータプロセッサ1060は、データストリームのトラフィックデータを回復するために、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号することができる。RXデータプロセッサ1060による処理は、基地局1010のTX MIMOプロセッサ1020およびTXデータプロセッサ1014によって実行されるものと相補的である。
上述したように、プロセッサ1070は、どのプリコーディング行列を利用するかを定期的に判定することができる。またプロセッサ1070は、行列インデックス部およびランク値部を含む逆方向リンクメッセージを策定することができる。
この逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する各種の情報を含んでもよい。逆方向リンクメッセージは、データソース1036からの幾つかのデータストリームのトラフィックデータを受信するTXデータプロセッサ1038によって処理し、変調器1080によって変調し、送信機1054a乃至1054rにより整えて基地局1010に送り戻すことができる。
基地局1010では、モバイルデバイス1050からの変調信号がアンテナ1024によって受信され、受信機1022によって整えられ、復調器1040によって復調され、RXデータプロセッサ1042によって処理され、モバイルデバイス1050により送信された逆方向リンクメッセージが得られる。さらに、プロセッサ1030は、該得られたメッセージを処理することができ、ビームフォーミングウェイトを決定するためにどのプリコーディング行列を用いるかを決定する。
プロセッサ1030および1070は、それぞれ、基地局1010およびモバイルデバイス1050での動作を指示する(例えば、制御し、調整し、管理するなど)ことができる。プロセッサ1030および1070それぞれは、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ1032および1072に関連付けることができる。プロセッサ1030および1070は、それぞれ、アップリンクおよびダウンリンクの周波数およびインパルス応答推定を得るための計算を行うことができる。
ここに説明された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコードまたは任意のそれらの組合せによって実装され得ることが理解される。ハードウェア実装について、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子機器、ここに説明された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、またはそれらの組合せの範囲内で実装されてもよい。
実施形態がソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアまたはマイクロコード、プログラムコードまたはコードセグメントで実装される場合、それらをストレージコンポーネントのような機械可読媒体に格納することができる。コードセグメントはプロシージャ、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、または命令、データ構造、もしくはプログラム文の任意の組合せを表わすことができる。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、あるいはメモリコンテンツを渡し、かつまたは受け取ることにより、別のコードセグメントまたはハードウェア回路に結合することができる。情報、引数、パラメータ、データ等は、メモリ共有、メッセージパッシング、トークンパッシング、ネットワーク送信などを含む何らかの適切な手段を用いて渡し、フォワードし、または送信してもよい。
ソフトウェア実装について、本明細書で説明された技術は、本明細書で説明された機能を実行するモジュール(例えばプロシージャ、関数など)に実装することができる。ソフトウェアコードは記憶装置に格納し、プロセッサによって実行することができる。記憶装置はプロセッサ内に実装してもよいし、プロセッサ外部のものとしてもよい。その場合には、当該技術分野において知られる種々の手段によりプロセッサに対して通信可能に結合してもよい。
図11を参照すると、1つまたは複数のアクセスポイントに関する種別および/または分類を識別するために受信したパイロット識別子を利用するシステム1100が示される。システム1100は、例えば、基地局、フェムトセル、モバイルデバイスなどの内部に存在することができる。図示のように、システム1100は、プロセッサ、ソフトウェアまたはそれらの組合せ(例えばファームウェア)によって実装される機能を表わし得る機能ブロックを含んでいる。システム1100は、連動する電気部品の論理グルーピング1102を含んでいる。論理グルーピング1102は、アクセスポイント1104からパイロット信号を受信するための手段を含むことができる。説明されているように、パイロット信号は、アクセスポイントに関する1つまたは複数の態様を識別するために、アクセスポイントがパイロット信号チャネルによって送信することができる。さらに、論理グルーピング1102は、アクセスポイント1106を識別する、該パイロット信号に含まれたパイロット識別子を受信するための手段を含み得る。この点に関して、パイロット識別子はアクセスポイントを識別するために利用することができ、別の例では、パイロット識別子は追加情報を示すことができる。これに関連し、論理グルーピング1102は、該アクセスポイントの種別を該パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて判定するための手段1108を含むことができる。説明されているように、パイロット識別子を、該アクセスポイントに関する種別および/または分類の情報を示す範囲またはグループから選択することができる。したがって、ある例において、グルーピングおよび/または範囲の情報を、種別および/または分類を判定するために利用することができる。さらに、システム1100は、電気部品1104、1106および1108に関連付けられた機能を実行するための命令を保存するメモリ1110を含むことができる。メモリ1110の外側にあるものとして示したが、一つまたは複数の電気部品1104、1106および1108がメモリ1110内に存在してもよいことを了解されたい。
図12を参照すると、1つまたは複数のアクセスポイントの種別および/または分類を識別するためにグループまたは範囲からパイロット識別子を選択するシステム1200が示される。システム1200は、例えば、基地局、フェムトセル、モバイルデバイスなどの内部に存在することができる。図示のように、システム1200は、プロセッサ、ソフトウェアまたはそれらの組合せ(例えばファームウェア)によって実装される機能を表わし得る機能ブロックを含んでいる。システム1200は、パイロット識別子の選択を促進する電気部品の論理グルーピング1102を含んでいる。論理グルーピング1202は、無線通信ネットワークにおいて通信するためにアクセスポイントの種別を受信するための手段1204を含むことができる。説明されているように、該種別は、上述したように、(アクセスポイントでありえる)システム1200がフェムトセルまたはマクロセルカバレッジを提供するかどうか、制限付きアソシエーションを実施するかどうか、システム1200の位置、その所有者または所有者の種別、セキュリティ測定、通信パラメータ、システム1200は固定型または移動型か、等に関し得る。さらに、論理グルーピング1202は、アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定するための手段1206を含むことができる。これに関連し、パイロット識別子空間は、種別および/または分類の効率的な識別を可能にするよう分離され得る。さらに、論理グルーピング1202は、無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子範囲からパイロット識別子を選択するための手段1208を含むことができる。さらに、システム1200は、電気部品1204、1206および1208に関連付けられた機能を実行するための命令を保存するメモリ1210を含むことができる。メモリ1210の外側にあるものとして示したが、一つまたは複数の電気部品1204、1206および1208がメモリ1210内に存在してもよいことを了解されたい。
以上説明した事項は、一または複数の実施形態の例を含んでいる。当然ながら、前述の実施形態を説明する目的のために、コンポーネントまたはメソドロジの考えられる組合せをすべて説明することはできない。しかし、当業者であれば、多くのさらなる組合せおよび種々の実施形態の置換が可能であることを認識することができる。従って、説明された実施形態は、添付の特許請求の精神および範囲に含まれる変更、修正および変形のすべてを包含することが意図される。さらに、用語「含む(include)」が詳細な説明またはクレームのいずれかで用いられる限りにおいて、この用語は、クレームで遷移語として使用され、「具備する(comprising)」が解釈される場合の用語「具備する」と同様に、包括的であることが意図されている。また、説明された態様および/または実施形態の要素は、単数で説明されクレームされ得るが、単数への限定が明示的に記載されない限り、複数であることが意図される。さらに、任意の態様および/または実施形態の全てまたは一部は、別段の断りがない限り、任意の他の態様および/または実施形態の全てまたは一部とともに用いられ得る。
本明細書に開示された実施形態に関して説明された様々な例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ信号(FPGA)またはその他のプログラム可能な論理素子、離散ゲートもしくはトランジスタ論理、離散的ハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替案では、プロセッサは任意の通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサは、コンピューティング装置の組合せ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと共に1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の別のそのような構成)として実装されてもよい。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明された1つまたは複数のステップおよび/またはアクションを行うように動作可能な1つまたは複数のモジュールを含んでもよい。
さらに、本明細書で開示される態様に関して説明される方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、ハードウェアの形で直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールの形で、またはそれら2つの組合せの形で実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、着脱可能ディスク、CD−ROM、または当技術分野において知られている任意のその他の形式の記憶媒体の中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことが可能であるようにプロセッサに結合され得る。代替案では、記憶媒体はプロセッサに統合されてもよい。さらに、態様によっては、プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在してもよい。またASICはユーザ端末内に存在してもよい。代替案では、プロセッサおよび記憶媒体はユーザ端末における個別部品として存在してもよい。さらに、いくつかの態様において、方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、1つまたは任意の組合せとして、またはコンピュータ・プログラムプロダクトに組み込まれ得る機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令のセットとして存在してもよい。
1つまたは複数の態様において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれらの任意の組合せで実装してもよい。ソフトウェアの形で実施される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され送信されることが可能である。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体およびある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするあらゆる媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定としてではなく、例として、上記コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形式で運ぶためまたは記憶するために使用されることが可能であり、かつコンピュータがアクセスできる任意の他の媒体を含んでもよい。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体であってもよい。例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などの無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などの無線技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスクおよびディスク(Disk and disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピーディスクおよびブルーレイディスクを含み、diskは通常、磁気によってデータを複製し、一方、discは通常、レーザを用いて光学的にデータを複製する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
1つまたは複数の態様において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれらの任意の組合せで実装してもよい。ソフトウェアの形で実施される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され送信されることが可能である。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体およびある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするあらゆる媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定としてではなく、例として、上記コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形式で運ぶためまたは記憶するために使用されることが可能であり、かつコンピュータがアクセスできる任意の他の媒体を含んでもよい。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体であってもよい。例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などの無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などの無線技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスクおよびディスク(Disk and disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピーディスクおよびブルーレイディスクを含み、diskは通常、磁気によってデータを複製し、一方、discは通常、レーザを用いて光学的にデータを複製する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
なお、以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]無線通信ネットワークにおいてセル再選択のためのセル情報を判定する方法であって、
アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信することと、
該パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定することと、
前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定することとを具備する方法。
[C2]前記パイロット識別子は、前記アクセスポイント種別がフェムトセルであると示す前記識別子範囲内に含まれるC1の方法。
[C3]前記アクセスポイント種別がフェムトセルであると示す前記識別子範囲内に含まれる前記パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントから制限付きアソシエーション識別子を読出すことをさらに具備するC2の方法。
[C4]前記制限付きアソシエーション識別子は前記フェムトセルは、シグナリング、データアクセス、登録、および/またはサービスの提供に関して制限されることを示すC3の方法。
[C5]前記制限付きアソシエーション識別子が特定範囲内であることを確認することに少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントとの通信確立を要求することをさらに具備するC3の方法。
[C6]前記アクセスポイント種別がフェムトセルであると示す前記識別子範囲内に含まれる前記パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントからセクタ識別子を読出すことをさらに具備するC2の方法。
[C7]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、小規模なカバレッジアクセスポイントまたは大規模なカバレッジアクセスポイントに関するC1の方法。
[C8]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントの位置に関するC1の方法。
[C9]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントの送信電力に関するC1の方法。
[C10]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントが通信のために利用する周波数帯域に関するC1の方法。
[C11]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントが通信のために利用する送信周期性に関するC1の方法。
[C12]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントが移動型であるか固定型であるかに関するC1の方法。
[C13]前記判定された種別に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントとの通信確立を要求することをさらに具備するC1の方法。
[C14]アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信し、
前記アクセスポイントを一意に識別する前記パイロット信号からパイロット識別子を得て、
前記パイロット識別子を識別子の範囲に関連付けることに少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントの種別を検出するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を具備する無線通信装置。
[C15]無線ネットワークにおいてアクセスポイントに関する情報を判定することを促進する無線通信装置であって、
アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信するための手段と、
該パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定するための手段と、
前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定するための手段とを具備する方法。
[C16]少なくとも1つのコンピュータに、アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定させるためのコードと、を具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
[C17]複数のアクセスポイントからブロードキャストされた複数のパイロット信号を受信するセル再選択器と、
前記複数のパイロット信号の少なくとも1つに含まれ、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つを識別するパイロット識別子を得るパイロット識別子受信器と、
前記パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの種別の少なくとも1つを検出するアクセスポイント種別判定器と、を具備する装置。
[C18]アクセスポイント種別検出器は、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの種別をフェムトセルであるとして判定し、前記パイロット識別子は、特定の範囲またはマクロセル内に存在し、前記パイロット識別子は異種の特定範囲に存在するC17の装置。
[C19]前記種別がフェムトセルに対応する場合に、前記パイロット信号から制限付きアソシエーション識別子を読出す制限付きアソシエーション判定器をさらに具備するC18の装置。
[C20]前記制限付きアソシエーション識別子は前記フェムトセルは、シグナリング、データアクセス、登録、および/またはサービスの提供に関して制限されることを示すC19の装置。
[C21]前記セル再選択器は、前記制限付きアソシエーション識別子が特定範囲内に存在することに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つとの通信確立を要求するC19の装置。
[C22]前記セル再選択器は、前記種別がフェムトセルに対応する場合に、前記パイロット信号からセクタ識別子を読出すC18の装置。
[C23]前記アクセスポイント種別検出器は、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの種別をフェムトセルであるとして判定し、前記パイロット識別子は、特定の範囲または大規模カバレージアクセスポイント内に存在し、前記パイロット識別子は異種の特定範囲に存在するC17の装置。
[C24]前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの種別をフェムトセルであるとしてさらに判定するC17の装置。
[C25]前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの送信電力をさらに判定するC17の装置。
[C26]前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの送信周波数帯域をさらに判定するC17の装置。
[C27]前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの送信周期性をさらに判定するC17の装置。
[C28]前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントが移動型であるか固定型であるかを判定するC17の装置。
[C29]前記セル再選択器は、前記決定された種別に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つとの通信確立を要求するC17の装置。
[C30]無線通信ネットワークにおいてアクセスポイントのためのパイロット識別子を選択する方法であって、
無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定することと、
前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定することと、
前記アクセスポイントの識別のために、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択することと、を具備する方法。
[C31]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントの地理的な位置に少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C32]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントに関連付けられたサービスプロバイダに少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C33]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントに関連付けられた所有者および/または所有者の種別に少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C34]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントの送信周波数帯域に少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C35]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントの送信周期性に少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C36]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントは、コア無線ネットワークへの接続に安全な帰路を利用するか不安定な帰路を利用するかに少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C37]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントが移動型であるか固定型であるかに少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C38]前記アクセスポイントの前記判定された種別はフェムトセルであるC30の方法。
[C39]前記種別がフェムトセルであると判定することに基づいて、前記パイロット信号内に制限付きアソシエーション識別子を示すことをさらに具備するC38の方法。
[C40]無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定し、
前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定し、
前記アクセスポイントの識別のために、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を具備する無線通信装置。
[C41]無線通信装置においてアクセスポイント情報を指定することを促進する無線通信装置であって、
無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定するための手段と、
前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定するための手段と、
前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択するための手段と、を具備する装置。
[C42]少なくとも1つのコンピュータに、無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記アクセスポイントの識別のために前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択させるためのコードと、を具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
[C43]無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定するアクセスポイント種別指定器と、
前記アクセスポイントの前記種別に関連するパイロット識別子の範囲を判定し、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子範囲からパイロット識別子を選択するパイロット識別子選択器と、を具備する装置。
[C44]前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントの地理的な位置に少なくとも部分的に基づいて判定するC43の装置。
[C45]前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントに関連付けられたサービスプロバイダに少なくとも部分的に基づいて判定するC43の装置。
[C46]前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントに関連付けられた所有者および/または所有者の種別に少なくとも部分的に基づいて判定するC43の装置。
[C47]前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントの送信周波数帯域に少なくとも部分的に基づいて判定するC43の装置。
[C48]前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントの送信周期性に少なくとも部分的に基づいて判定するC43の装置。
[C49]前記アクセスポイント指定器は、前記アクセスポイントの前記判定された種別をフェムトセルであるとして判定するC43の装置。
[C50]前記種別がフェムトセルであるとの判定に基づいて、前記パイロット信号内に制限付きアソシエーション識別子を示す制限付きアソシエーション指定器をさらに具備するC49の装置。
なお、以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]無線通信ネットワークにおいてセル再選択のためのセル情報を判定する方法であって、
アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信することと、
該パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定することと、
前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定することとを具備する方法。
[C2]前記パイロット識別子は、前記アクセスポイント種別がフェムトセルであると示す前記識別子範囲内に含まれるC1の方法。
[C3]前記アクセスポイント種別がフェムトセルであると示す前記識別子範囲内に含まれる前記パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントから制限付きアソシエーション識別子を読出すことをさらに具備するC2の方法。
[C4]前記制限付きアソシエーション識別子は前記フェムトセルは、シグナリング、データアクセス、登録、および/またはサービスの提供に関して制限されることを示すC3の方法。
[C5]前記制限付きアソシエーション識別子が特定範囲内であることを確認することに少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントとの通信確立を要求することをさらに具備するC3の方法。
[C6]前記アクセスポイント種別がフェムトセルであると示す前記識別子範囲内に含まれる前記パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントからセクタ識別子を読出すことをさらに具備するC2の方法。
[C7]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、小規模なカバレッジアクセスポイントまたは大規模なカバレッジアクセスポイントに関するC1の方法。
[C8]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントの位置に関するC1の方法。
[C9]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントの送信電力に関するC1の方法。
[C10]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントが通信のために利用する周波数帯域に関するC1の方法。
[C11]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントが通信のために利用する送信周期性に関するC1の方法。
[C12]前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントが移動型であるか固定型であるかに関するC1の方法。
[C13]前記判定された種別に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントとの通信確立を要求することをさらに具備するC1の方法。
[C14]アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信し、
前記アクセスポイントを一意に識別する前記パイロット信号からパイロット識別子を得て、
前記パイロット識別子を識別子の範囲に関連付けることに少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントの種別を検出するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を具備する無線通信装置。
[C15]無線ネットワークにおいてアクセスポイントに関する情報を判定することを促進する無線通信装置であって、
アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信するための手段と、
該パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定するための手段と、
前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定するための手段とを具備する方法。
[C16]少なくとも1つのコンピュータに、アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定させるためのコードと、を具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
[C17]複数のアクセスポイントからブロードキャストされた複数のパイロット信号を受信するセル再選択器と、
前記複数のパイロット信号の少なくとも1つに含まれ、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つを識別するパイロット識別子を得るパイロット識別子受信器と、
前記パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの種別の少なくとも1つを検出するアクセスポイント種別判定器と、を具備する装置。
[C18]アクセスポイント種別検出器は、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの種別をフェムトセルであるとして判定し、前記パイロット識別子は、特定の範囲またはマクロセル内に存在し、前記パイロット識別子は異種の特定範囲に存在するC17の装置。
[C19]前記種別がフェムトセルに対応する場合に、前記パイロット信号から制限付きアソシエーション識別子を読出す制限付きアソシエーション判定器をさらに具備するC18の装置。
[C20]前記制限付きアソシエーション識別子は前記フェムトセルは、シグナリング、データアクセス、登録、および/またはサービスの提供に関して制限されることを示すC19の装置。
[C21]前記セル再選択器は、前記制限付きアソシエーション識別子が特定範囲内に存在することに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つとの通信確立を要求するC19の装置。
[C22]前記セル再選択器は、前記種別がフェムトセルに対応する場合に、前記パイロット信号からセクタ識別子を読出すC18の装置。
[C23]前記アクセスポイント種別検出器は、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの種別をフェムトセルであるとして判定し、前記パイロット識別子は、特定の範囲または大規模カバレージアクセスポイント内に存在し、前記パイロット識別子は異種の特定範囲に存在するC17の装置。
[C24]前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの種別をフェムトセルであるとしてさらに判定するC17の装置。
[C25]前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの送信電力をさらに判定するC17の装置。
[C26]前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの送信周波数帯域をさらに判定するC17の装置。
[C27]前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの送信周期性をさらに判定するC17の装置。
[C28]前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントが移動型であるか固定型であるかを判定するC17の装置。
[C29]前記セル再選択器は、前記決定された種別に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つとの通信確立を要求するC17の装置。
[C30]無線通信ネットワークにおいてアクセスポイントのためのパイロット識別子を選択する方法であって、
無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定することと、
前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定することと、
前記アクセスポイントの識別のために、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択することと、を具備する方法。
[C31]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントの地理的な位置に少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C32]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントに関連付けられたサービスプロバイダに少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C33]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントに関連付けられた所有者および/または所有者の種別に少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C34]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントの送信周波数帯域に少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C35]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントの送信周期性に少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C36]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントは、コア無線ネットワークへの接続に安全な帰路を利用するか不安定な帰路を利用するかに少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C37]前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントが移動型であるか固定型であるかに少なくとも部分的に基づいて判定されるC30の方法。
[C38]前記アクセスポイントの前記判定された種別はフェムトセルであるC30の方法。
[C39]前記種別がフェムトセルであると判定することに基づいて、前記パイロット信号内に制限付きアソシエーション識別子を示すことをさらに具備するC38の方法。
[C40]無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定し、
前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定し、
前記アクセスポイントの識別のために、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を具備する無線通信装置。
[C41]無線通信装置においてアクセスポイント情報を指定することを促進する無線通信装置であって、
無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定するための手段と、
前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定するための手段と、
前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択するための手段と、を具備する装置。
[C42]少なくとも1つのコンピュータに、無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記アクセスポイントの識別のために前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択させるためのコードと、を具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
[C43]無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定するアクセスポイント種別指定器と、
前記アクセスポイントの前記種別に関連するパイロット識別子の範囲を判定し、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子範囲からパイロット識別子を選択するパイロット識別子選択器と、を具備する装置。
[C44]前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントの地理的な位置に少なくとも部分的に基づいて判定するC43の装置。
[C45]前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントに関連付けられたサービスプロバイダに少なくとも部分的に基づいて判定するC43の装置。
[C46]前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントに関連付けられた所有者および/または所有者の種別に少なくとも部分的に基づいて判定するC43の装置。
[C47]前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントの送信周波数帯域に少なくとも部分的に基づいて判定するC43の装置。
[C48]前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントの送信周期性に少なくとも部分的に基づいて判定するC43の装置。
[C49]前記アクセスポイント指定器は、前記アクセスポイントの前記判定された種別をフェムトセルであるとして判定するC43の装置。
[C50]前記種別がフェムトセルであるとの判定に基づいて、前記パイロット信号内に制限付きアソシエーション識別子を示す制限付きアソシエーション指定器をさらに具備するC49の装置。
Claims (50)
- 無線通信ネットワークにおいてセル再選択のためのセル情報を判定する方法であって、
アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信することと、
該パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定することと、
前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定することとを具備する方法。 - 前記パイロット識別子は、前記アクセスポイント種別がフェムトセルであると示す前記識別子範囲内に含まれる請求項1の方法。
- 前記アクセスポイント種別がフェムトセルであると示す前記識別子範囲内に含まれる前記パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントから制限付きアソシエーション識別子を読出すことをさらに具備する請求項2の方法。
- 前記制限付きアソシエーション識別子は前記フェムトセルは、シグナリング、データアクセス、登録、および/またはサービスの提供に関して制限されることを示す請求項3の方法。
- 前記制限付きアソシエーション識別子が特定範囲内であることを確認することに少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントとの通信確立を要求することをさらに具備する請求項3の方法。
- 前記アクセスポイント種別がフェムトセルであると示す前記識別子範囲内に含まれる前記パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントからセクタ識別子を読出すことをさらに具備する請求項2の方法。
- 前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、小規模なカバレッジアクセスポイントまたは大規模なカバレッジアクセスポイントに関する請求項1の方法。
- 前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントの位置に関する請求項1の方法。
- 前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントの送信電力に関する請求項1の方法。
- 前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントが通信のために利用する周波数帯域に関する請求項1の方法。
- 前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントが通信のために利用する送信周期性に関する請求項1の方法。
- 前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲は、前記アクセスポイントが移動型であるか固定型であるかに関する請求項1の方法。
- 前記判定された種別に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントとの通信確立を要求することをさらに具備する請求項1の方法。
- アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信し、
前記アクセスポイントを一意に識別する前記パイロット信号からパイロット識別子を得て、
前記パイロット識別子を識別子の範囲に関連付けることに少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントの種別を検出するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を具備する無線通信装置。 - 無線ネットワークにおいてアクセスポイントに関する情報を判定することを促進する無線通信装置であって、
アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信するための手段と、
該パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定するための手段と、
前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定するための手段とを具備する方法。 - 少なくとも1つのコンピュータに、アクセスポイントからブロードキャストされたパイロット信号を受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記パイロット信号に含まれたパイロット識別子を判定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記パイロット識別子が含まれる識別子範囲に少なくとも部分的に基づいて該アクセスポイントの種別を判定させるためのコードと、を具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。 - 複数のアクセスポイントからブロードキャストされた複数のパイロット信号を受信するセル再選択器と、
前記複数のパイロット信号の少なくとも1つに含まれ、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つを識別するパイロット識別子を得るパイロット識別子受信器と、
前記パイロット識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの種別の少なくとも1つを検出するアクセスポイント種別判定器と、を具備する装置。 - アクセスポイント種別検出器は、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの種別をフェムトセルであるとして判定し、前記パイロット識別子は、特定の範囲またはマクロセル内に存在し、前記パイロット識別子は異種の特定範囲に存在する請求項17の装置。
- 前記種別がフェムトセルに対応する場合に、前記パイロット信号から制限付きアソシエーション識別子を読出す制限付きアソシエーション判定器をさらに具備する請求項18の装置。
- 前記制限付きアソシエーション識別子は前記フェムトセルは、シグナリング、データアクセス、登録、および/またはサービスの提供に関して制限されることを示す請求項19の装置。
- 前記セル再選択器は、前記制限付きアソシエーション識別子が特定範囲内に存在することに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つとの通信確立を要求する請求項19の装置。
- 前記セル再選択器は、前記種別がフェムトセルに対応する場合に、前記パイロット信号からセクタ識別子を読出す請求項18の装置。
- 前記アクセスポイント種別検出器は、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの種別をフェムトセルであるとして判定し、前記パイロット識別子は、特定の範囲または大規模カバレージアクセスポイント内に存在し、前記パイロット識別子は異種の特定範囲に存在する請求項17の装置。
- 前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの種別をフェムトセルであるとしてさらに判定する請求項17の装置。
- 前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの送信電力をさらに判定する請求項17の装置。
- 前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの送信周波数帯域をさらに判定する請求項17の装置。
- 前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの送信周期性をさらに判定する請求項17の装置。
- 前記アクセスポイント検出器は、前記パイロット識別子が含まれる範囲に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントが移動型であるか固定型であるかを判定する請求項17の装置。
- 前記セル再選択器は、前記決定された種別に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つとの通信確立を要求する請求項17の装置。
- 無線通信ネットワークにおいてアクセスポイントのためのパイロット識別子を選択する方法であって、
無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定することと、
前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定することと、
前記アクセスポイントの識別のために、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択することと、を具備する方法。 - 前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントの地理的な位置に少なくとも部分的に基づいて判定される請求項30の方法。
- 前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントに関連付けられたサービスプロバイダに少なくとも部分的に基づいて判定される請求項30の方法。
- 前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントに関連付けられた所有者および/または所有者の種別に少なくとも部分的に基づいて判定される請求項30の方法。
- 前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントの送信周波数帯域に少なくとも部分的に基づいて判定される請求項30の方法。
- 前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントの送信周期性に少なくとも部分的に基づいて判定される請求項30の方法。
- 前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントは、コア無線ネットワークへの接続に安全な帰路を利用するか不安定な帰路を利用するかに少なくとも部分的に基づいて判定される請求項30の方法。
- 前記パイロット識別子の範囲は、前記アクセスポイントが移動型であるか固定型であるかに少なくとも部分的に基づいて判定される請求項30の方法。
- 前記アクセスポイントの前記判定された種別はフェムトセルである請求項30の方法。
- 前記種別がフェムトセルであると判定することに基づいて、前記パイロット信号内に制限付きアソシエーション識別子を示すことをさらに具備する請求項38の方法。
- 無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定し、
前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定し、
前記アクセスポイントの識別のために、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を具備する無線通信装置。 - 無線通信装置においてアクセスポイント情報を指定することを促進する無線通信装置であって、
無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定するための手段と、
前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定するための手段と、
前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択するための手段と、を具備する装置。 - 少なくとも1つのコンピュータに、無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記アクセスポイントの種別に関するパイロット識別子の範囲を判定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記アクセスポイントの識別のために前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子の範囲からパイロット識別子を選択させるためのコードと、を具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。 - 無線通信ネットワークにおいて通信するアクセスポイントの種別を判定するアクセスポイント種別指定器と、
前記アクセスポイントの前記種別に関連するパイロット識別子の範囲を判定し、前記無線通信ネットワークへのパイロット信号による後の送信のために前記パイロット識別子範囲からパイロット識別子を選択するパイロット識別子選択器と、を具備する装置。 - 前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントの地理的な位置に少なくとも部分的に基づいて判定する請求項43の装置。
- 前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントに関連付けられたサービスプロバイダに少なくとも部分的に基づいて判定する請求項43の装置。
- 前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントに関連付けられた所有者および/または所有者の種別に少なくとも部分的に基づいて判定する請求項43の装置。
- 前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントの送信周波数帯域に少なくとも部分的に基づいて判定する請求項43の装置。
- 前記パイロット識別子選択器は、前記パイロット識別子の範囲を、前記アクセスポイントの送信周期性に少なくとも部分的に基づいて判定する請求項43の装置。
- 前記アクセスポイント指定器は、前記アクセスポイントの前記判定された種別をフェムトセルであるとして判定する請求項43の装置。
- 前記種別がフェムトセルであるとの判定に基づいて、前記パイロット信号内に制限付きアソシエーション識別子を示す制限付きアソシエーション指定器をさらに具備する請求項49の装置。
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