JP2014014069A - 撮像装置、及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像装置によりHDR画像合成を行いながら動画を撮影中にズーム動作が行われる場合に、出力される画像のぶれを、ズーム速度を制限せずに抑制する技術を提供する。
【解決手段】被写体の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像される画像のズーム倍率を制御するズーム制御手段と、露光量の異なる複数の画像を所定期間内に撮像するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、前記複数の画像からハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成して出力する生成出力手段と、前記所定期間に前記ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合、前記生成出力手段は、前記所定期間内に前記撮像手段により撮像された画像のうちの1つをHDR画像の代わりに出力することを特徴とする撮像装置を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置、及びその制御方法に関する。
画像を生成する装置として、CMOSやCCDなどの一般的な撮像素子を用いたデジタルカメラがある。しかしながら、CMOSやCCDなどの一般的な撮像素子のダイナミックレンジは狭く、せいぜい50〜70デシベル程度しかない。そのため、そのようなデジタルカメラでは人間が目で見たような明るさを表現する画像を生成することは困難である。例えば、コントラストの大きい風景をデジタルカメラで撮影すると、暗部は黒くつぶれ、明部は白く飛んでしまう。
上記問題を解決するための技術が、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の技術では、適正露出(適切な明るさ)の画像に比べて全体的に暗い画像(低露出画像)と、全体的に明るい画像(高露出画像)とから、それぞれ、適正露出部分が抜き出される。そして、抜き出された適正露出部分を合成することで、高いダイナミックレンジを有する画像が得られる。このような技術は、ハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range;HDR)画像合成などと呼ばれる。
図10(a)は、HDR画像合成の態様を模式的に表す図である。HDR画像合成により、背景の暗部の黒つぶれとハイライト部(文字Aの部分)の白飛びとが抑えられる様子が示される。また、動画撮影時には、図10(b)に示すように、このHDR画像合成が連続的に繰り返される。図10(a)及び図10(b)に示されるように、HDR画像合成を行うことにより、元の画像(撮影時に得られた個々の画像)よりも人間が目で見たものに比較的近い画像を最終的に得ることができる。
特公平7−97841号公報
ところで、昨今のビデオカメラを含む撮像装置の多くで光学ズームレンズが広く使用されている。このような撮像装置を用いてHDR画像合成を行いながら動画を撮影する場合、光学ズームレンズによるズーム動作が行われると、図10(c)に示すように低露出画像と高露出画像とで画角が異なってしまう。その結果、図10(d)に示すように、ズーム動作中は合成対象画像間に画角差が発生し、出力される合成画像がぶれてしまうという問題が発生する。この問題は、ズーム速度が大きい場合に特に顕著である。
そのため、従来の撮像装置の中には、HDR画像合成を行いながら動画を撮影する場合に、ズーム速度を、画像のぶれが目立たない範囲に制限するものもあった。従って、従来の撮像装置では、ズーム動作時に、画像のぶれの抑制と高速なズーム動作とを両立することができなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、撮像装置によりHDR画像合成を行いながら動画を撮影中にズーム動作が行われる場合に、出力される画像のぶれを、ズーム速度を制限せずに抑制する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明は、被写体の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像される画像のズーム倍率を制御するズーム制御手段と、露光量の異なる複数の画像を所定期間内に撮像するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、前記複数の画像からハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成して出力する生成出力手段と、前記所定期間に前記ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合、前記生成出力手段は、前記所定期間内に前記撮像手段により撮像された画像のうちの1つをHDR画像の代わりに出力することを特徴とする撮像装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
以上の構成により、本発明によれば、撮像装置によりHDR画像合成を行いながら動画を撮影中にズーム動作が行われる場合に、出力される画像のぶれを、ズーム速度を制限せずに抑制することが可能となる。
第1の実施形態に係る撮像装置100の概略構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る動画像撮影処理を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る、動画像撮影時の撮像素子120の駆動タイミングを示すタイミングチャート。 第1の実施形態に係る、光学ズームステータスフラグ及びズームスピードの値に応じた画像合成制御の変化を定義する画像合成制御テーブル。 第1の実施形態に係る、判別信号に応じて画像合成制御の態様を切り換える様子を模式的に説明する図。 第2の実施形態に係る動画像撮影処理を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る、動画像撮影時の撮像素子120の駆動タイミングを示すタイミングチャート。 第2の実施形態に係る、光学ズームステータスフラグ及びズームスピードの値に応じた画像合成制御の変化を定義する画像合成制御テーブル。 第2の実施形態に係る、判別信号に応じて画像合成制御の態様を切り換える様子を模式的に説明する図。 (a)HDR画像合成の態様を模式的に表す図、(b)動画撮影時のHDR画像合成の態様を模式的に表す図、(c)ズーム動作時のHDR画像合成の態様を模式的に表す図、(d)動画撮影時にズーム動作を行った場合のHDR画像合成の態様を模式的に表す図。 撮像素子120の内部構成を示す図。 第3の実施形態に係る動画像撮影処理の全体の動作を模式的に示すタイミングチャート。 (a)垂直走査回路1100から生成される走査信号の、フレーム間HDR動作時のタイミングチャート、(b)垂直走査回路1100から生成される走査信号の、フレーム内HDR動作時のタイミングチャート。 第3の実施形態に係る動画像撮影処理を示すフローチャート。 第3の実施形態に係る、光学ズームステータスフラグ及びズームスピードの値に応じた画像合成制御の変化を定義する画像合成制御テーブル。 第4の実施形態に係る、撮像素子120の列A/D変換部1601の構成を示すブロック図。 第4の実施形態に係るフレーム内HDR処理を模式的に説明する図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。図1において、撮影レンズ110は、フォーカスレンズやズームレンズ等、複数のレンズ群、絞り機構などから構成される。レンズ制御部111は、システム制御回路180による制御に基づいて、撮影レンズ110のフォーカスやズーム、絞りを制御する。撮像素子120は、光電変換により入射光量に応じた電荷を生成してA/D変換した後にデジタル出力するCMOSセンサであり、全画素の信号を読み出す以外に、特定の画素の加算及び特定の行又は列おきに間引いて電荷を読み出すこともできる。
撮像素子駆動回路121は、システム制御回路180による制御に基づいて撮像素子120を駆動する。撮像素子駆動回路121の制御に基づいて、撮像素子120の撮影時の露光時間や信号増幅量などを変更することができる。
撮像素子120から出力された画像信号は、ダイナミックレンジ拡大回路200を内包する画像処理回路130に取り込まれる。ダイナミックレンジ拡大回路200は、予めメモリ140に保存された高露出画像及び低露出画像を用いて、ダイナミックレンジ拡大画像を生成する機能を備えている。また、動き検出回路210は、必要に応じて、処理対象フレーム及び前フレームの画像から主被写体の動き量を検出する処理を行い、検出結果をシステム制御回路180に伝達する。
画像処理回路130は、画像信号に対してガンマ処理、色信号処理、露出補正処理などの各種信号処理を行う。また、画像処理回路130は、ズーム操作に伴う拡大、縮小といった画像変倍処理(所謂、電子ズーム処理)も行う。この際に、画像処理回路130は、メモリ140との間で画像信号の書き込み/読み出し処理を行う。また、画像処理回路130の出力は、LCD150に表示することも可能である。
画像処理回路130で画像処理が施された画像データは、画像変換回路160により圧縮され、メモリカード170に書き込まれる。画像変換回路160は、画像処理回路130からの画像データを圧縮してメモリカード170へ出力する機能と、メモリカード170より読み出した画像データを伸長して画像処理回路130へ出力する機能とを有している。
システム制御回路180は、画像処理回路130にて処理された信号を用いて、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のオートフォーカス(AF)処理、自動露出(AE)処理、フラッシュプリ発光(EF)処理等を行う。なお、画像撮影時の露出条件については、システム制御回路180は、自動露出(AE)処理の結果やダイナミックレンジ拡大に必要な条件などから任意の条件を算出し、レンズ制御部111や撮像素子駆動回路121に指示することができる。
操作部190は、ユーザが撮像装置100に指示を入力するための操作部であり、例えば、レリーズ釦やモード切り換えダイヤル、ズーム操作レバーなどを含む。操作部190を介したユーザ入力は、システム制御回路180に通知される。
操作部190を介したズーム操作が行われる場合、ズーム操作を指示するユーザ入力がシステム制御回路180に入力される。システム制御回路180は、このユーザ入力に従い、ズーム制御を行う。システム制御回路180は、ズーム倍率と、ズーム倍率の値により振り分けられる光学ズームか電子ズームかを示す光学ズームステータスフラグFLGと、ズームスピードsとを算出する。光学ズームステータスフラグFLGは、光学ズームの場合は「1」にセットされ、電子ズームの場合は「0」にセットされる。システム制御回路180は、システム制御回路180内部のパラメータ記憶領域(不図示)に、光学ズームステータスフラグFLG及びズームスピードsを一時的に記憶する。また、システム制御回路180は、画像処理回路130に対して、電子ズームに係る制御情報として光学ズームステータスフラグFLGとともに電子ズーム倍率を通知する。
続いて、第1の実施形態に係る動画像撮影処理について、図2乃至図5を参照して説明する。図2は、第1の実施形態に係る動画像撮影処理を示すフローチャートである。図3は、動画像撮影時の撮像素子120の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。図4は、光学ズームステータスフラグ及びズームスピードの値に応じた画像合成制御の変化を定義する画像合成制御テーブルである。図5は、判別信号に応じて画像合成制御の態様を切り換える様子を模式的に説明する図である。
本実施形態の動画像撮影処理では、画像処理回路130は、動画像を構成するフレーム画像として、露光量の異なる複数の画像から生成されるハイダイナミックレンジ(HDR)画像、又は通常の(撮像された1枚の画像に基づく)画像を出力する。画像処理回路130は、ズームの状態に応じて、HDR画像と通常の画像とのいずれを出力するかを切り替える。以下の説明においては、画像処理回路130がフレーム画像として出力する画像のことを、「合成画像」や「合成後の画像」などと呼ぶ場合もある。厳密に言えば、通常の画像は複数の画像の合成により得られる画像ではないが、説明を簡単にするために、「通常の画像」であっても「合成画像」などと呼ぶ場合もある。従って、以下の説明においては、「合成画像」は文脈に応じて「HDR画像」を意味する場合もあれば「通常の画像」を意味する場合もある。
図3において、判別信号は、システム制御回路180が画像処理回路130に出力する制御信号である。システム制御回路180は、光学ズームステータスフラグFLG及びズームスピードsの値に基づいて判別信号を出力する。図4に示すように、光学ズームステータスフラグFLGが1の場合、ズームスピードsが所定の閾値s0未満(第1閾値未満)であれば論理レベルLoの判別信号が、所定の閾値s0以上であれば論理レベルHiの判別信号が、それぞれ出力される。また、光学ズームステータスフラグFLGが0の場合には、ズームスピードsの値によらず論理レベルLoの判別信号が出力される。画像処理回路130は、判別信号に応じて、合成後の出力画像の態様を切り換える。
ズームスピードsの判定の閾値s0は、ズームレンズの移動距離によって低露出画像と高露出画像の2枚の画像間で生じる画角差が、HDR合成時に画像ぶれとして認知されるか否かの境界値に設定される。
なお、図示しないが、システム制御回路180は、光学ズームステータスフラグFLGが1の場合、ズームスピードに関わらず論理レベルHiの判別信号を出力してもよい。また、システム制御回路180は、光学ズームステータスフラグの代わりに、光学ズームと電子ズームとを区別しないズームステータスフラグに基づいて判別信号を決定してもよい。この場合、ズームステータスフラグは、(光学ズームであれ電子ズームであれ)ズーム動作中は「1」にセットされ、非ズーム動作中は「0」にセットされる。
再び図3を参照すると、出力同期信号は、合成後の画像を出力するタイミングを指示する同期信号であり、この周期が動画像のフレームレートに対応する。また、撮影同期信号は、1枚の画像(合成対象画像)を撮像するタイミングを指示する同期信号であり、この周期が、撮像素子120による撮像のフレームレート(撮像レート)に対応する。図3の例では、出力同期信号は撮影同期信号の2倍の周期となっている。
また、図3は、撮像画像及び合成後の出力画像を、撮像タイミング及び合成タイミングを示す概念図として表しており、低露出画像をL、高露出画像をH、これらの画像の合成後のHDR画像をHDR(LH)として記号表記している。
画像処理回路130(生成出力手段)は、判別信号がLoの場合は低露出画像L及び高露出画像HからHDR画像を生成して出力し、判別信号がHiの場合はHDR画像の代わりに低露出画像Lを出力する。
ここで図5を参照して、合成画像の生成処理(画像合成制御)の具体例を説明する。図5には、低露出画像及び高露出画像それぞれの露出条件と撮影信号の入出力レンジとの関係が示されている。
低露出画像Lを撮像する場合、システム制御回路180は、適正より1段アンダーの低露出条件によりフルレンジ−1段のレンジを用いて画像の撮像処理を行う。そして、画像処理回路130は、撮像された画像を、露出補正処理により+1段のゲインアップで適正レンジとなるように補正する。この際のゲインアップにより、出力レンジの下位側ではノイズや階調精度の劣化による黒潰れや画質劣化が生じやすい。
高露出画像Hを撮像する場合、システム制御回路180は、適正より1段オーバーの高露出条件によりフルレンジ+1段のレンジを用いて画像の撮像処理を行う。そして、画像処理回路130は、撮像された画像を、露出補正処理により−1段のゲインダウンで適正レンジとなるように補正する。この際に、出力レンジの上位半分は、レンジオーバーにあるため正しく再現できない階調領域(所謂、白飛びが発生する領域)となる。
HDR合成画像(LH)は、それぞれ適正露出部分として、低露出画像Lから抽出した上位半分のレンジの画像データと、高露出画像Hから抽出した下位半分のレンジの画像データとを合成して生成される。なお、段数はスケールの単位を表し、+1段は2倍、−1段は(1/2)倍に相当する。そして、判別信号による判定の結果、出力画像として非合成画像(低露出画像L)とHDR合成画像(LH)のいずれか一方の画像が選択され出力される。
次に、図2を参照して、本実施形態の動画像撮影処理について説明する。操作部190のレリーズ釦やモード切り換えダイヤル等を介して動画撮影の開始指示がシステム制御回路180に入力されると、動画像撮影処理が開始する。図2のフローチャートにおいて、各ステップの処理は、特に断らない限り、システム制御回路180が制御プログラムを実行することにより実現される。
S201で、システム制御回路180は、既定の露出条件にて1フレームの撮影を行い、撮像画像をメモリ140に保存する。S202で、システム制御回路180は、メモリ140に保存された撮像画像に基づく自動露出(AE)処理を行い、被写体の適正露出条件を算出する。
S203で、システム制御回路180は、S202で算出された適正露出条件より1段アンダーの低露出条件にて1フレームの撮影を行い、低露出画像Lをメモリ140に保存する。続いてS204で、システム制御回路180は、適正露出条件より1段オーバーの高露出条件にて1フレームの撮影を行い、高露出画像Hをメモリ140に保存する。
次に、システム制御回路180は、システム制御回路180の内部に設けられた図4に示すような画像合成制御テーブルを参照して、S205乃至S208の処理を実行する。具体的には、S205で、システム制御回路180は、ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する。この判定のために、システム制御回路180は、光学ズームステータスフラグFLGをチェックする。FLG=0の場合(即ち、ズーム倍率が変更中でない場合)、処理はS207に進む。S207で、システム制御回路180は、論理レベルLoの判別信号を画像処理回路130へ出力する。その結果、画像処理回路130は、メモリ140に記憶された低露出画像L及び高露出画像Hをダイナミックレンジ拡大回路200で合成することにより、HDR合成画像(LH)を生成する。
一方、S205においてFLG=1であった場合(即ち、ズーム倍率が変更中であった場合)、処理はS206に進む。
S206で、システム制御回路180は、ズームスピードsの値をチェックする。s<s0の場合(即ち、ズーム倍率の変更の速度が第1閾値未満の場合)、処理はS207に進む。この場合、S205においてFLG=0であった場合と同様に、画像処理回路130は、HDR合成画像(LH)を生成する。
一方、S206においてs≧s0であった場合、処理はS208に進む。S208で、システム制御回路180は、論理レベルHiの判別信号を画像処理回路130へ出力する。その結果、画像処理回路130は、HDR合成画像の代わりに、低露出画像Lを選択する。
S207又はS208に続き、S209で、画像処理回路130は、S207又はS208で得られた画像に対して各種の画像処理を施し、この画像をLCD150又は画像変換回路160に対して出力する。画像処理回路130では、必要に応じて電子ズーム処理も行われる。このように、S205乃至S209の処理により、ズームの動作状態に応じて、HDR合成画像(LH)又は低露出画像Lが、動画像の1フレーム分の画像として出力される。
S210で、システム制御回路180は、操作部190のレリーズ釦やモード切り換えダイヤル等を介して動画撮影の終了指示が入力されたか否かを判定する。終了指示が入力されるまで、S202乃至S209の処理が繰り返される。換言すると、終了指示が入力されるまで、システム制御回路180は、低露出画像L及び高露出画像Hを所定期間内(図3における出力同期信号1つ分の期間内)に撮像する処理(撮像制御)を繰り返す。そして、画像処理回路130は、ズームの動作状態に応じて、HDR合成画像(LH)又は低露出画像Lを出力する。
なお、図4を参照して前述した通り、システム制御回路180は、光学ズームステータスフラグFLGが1の場合、ズームスピードに関わらず論理レベルHiの判別信号を出力してもよい。この場合、S206の判定処理は省略され、S205においてFLG=1であった場合、処理はS205からS208に進む。また、システム制御回路180は、光学ズームステータスフラグの代わりに、光学ズームと電子ズームとを区別しないズームステータスフラグに基づいて判別信号を決定してもよい。この場合、システム制御回路180は、光学ズームだけでなく電子ズームによるズーム倍率の変更も考慮し、ズーム倍率の変更中は処理をS205からS206に進める。
また、図2のフローチャートにおいては、システム制御回路180が所定期間内に2枚の画像(低露出画像L及び高露出画像H)を撮像するものとしたが、撮像枚数は2枚に限定されず、露光量の異なる3枚以上の画像を撮像してもよい。更に、S208では低露出画像Lが選択されるものとしたが、画像処理回路130は、低露出画像Lに限らず、所定期間内に撮像された任意の画像を選択することができる。例えば、画像処理回路130は、白飛び防止を優先する場合、低露出画像Lを選択し、ノイズ劣化防止を優先する場合、高露出画像Hを選択する。
また、本実施形態では、説明を簡単にするため低露出条件及び高露出条件をそれぞれ適正露出条件のプラスマイナス1段としたが、これらの条件は適宜変更可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像装置100は、ズーム倍率が変更中でない場合はHDR画像を出力し、ズーム倍率が変更中の場合はHDR画像の代わりに通常の画像を出力する。その結果、ズーム倍率の変更に起因して画角が異なる複数の画像に基づいてHDR画像を生成することが抑制される。
従って、撮像装置によりHDR画像合成を行いながら動画を撮影中にズーム動作が行われる場合に、出力される画像のぶれを、ズーム速度を制限せずに抑制することが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、撮像装置100は、ズーム動作中でない場合は2枚の撮像画像からHDR画像を生成した。しかしながら、前述の通り、撮像装置100は、3枚以上の撮像画像からHDR画像を生成しても構わない。また、第1の実施形態では、撮像装置100は、閾値以上の速度でズーム動作中はHDR画像の生成を停止した。しかしながら、HDR画像の生成を停止しなくても、ズーム動作中でない場合よりも少ない数の画像からHDR画像を生成するようにすれば、HDR画像のぶれを低減することができる。
そこで、第2の実施形態では、ズーム動作中でない場合は3枚の撮像画像からHDR画像を生成し、ズーム動作中はズーム速度に応じて合成対象画像の数を減らしたりHDR画像の生成を停止したりする構成について説明する。なお、本実施形態において、撮像装置100の構成は第1の実施形態(図1参照)と同様であるため、その説明を省略する。
第2の実施形態に係る動画像撮影処理について、図6乃至図9を参照して説明する。図6は、第2の実施形態に係る動画像撮影処理を示すフローチャートである。図7は、動画像撮影時の撮像素子120の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。図8は、光学ズームステータスフラグ及びズームスピードの値に応じた画像合成制御の変化を定義する画像合成制御テーブルである。図9は、判別信号に応じて画像合成制御の態様を切り換える様子を模式的に説明する図である。
本実施形態の以下の説明においても、第1の実施形態と同様、「合成画像」は文脈に応じて「HDR画像」を意味する場合もあれば「通常の画像」を意味する場合もある。
図7において、判別信号1及び判別信号2は、システム制御回路180が画像処理回路130に出力する制御信号である。システム制御回路180は、光学ズームステータスフラグFLG及びズームスピードsの値に基づいて判別信号1及び判別信号2を出力する。図8に示すように、光学ズームステータスフラグFLGが1の場合、ズームスピードsが第1閾値s1未満(第1閾値未満)であれば判別信号1及び判別信号2は論理レベルLoの信号として出力される。また、ズームスピードsが第1閾値s1以上であり第2閾値s2未満であれば、判別信号1は論理レベルHiの信号として、判別信号2は論理レベルLoの信号として、それぞれ出力される。更に、ズームスピードsが第2閾値s2以上(第2閾値以上)であれば、判別信号1及び判別信号2は号論理レベルHiの信号として出力される。また、光学ズームステータスフラグFLGが0の場合には、ズームスピードsの値によらず判別信号1及び判別信号2は論理レベルLoの信号として出力される。画像処理回路130は、判別信号1及び判別信号2に応じて、合成後の出力画像の態様を切り換える。
ズームスピードsの判定の第1閾値s1は、ズームレンズの移動距離によって低露出画像Lと適正露出画像Mと高露出画像Hの3枚の画像間で生じる画角差が、HDR合成時に画像ぶれとして認知されるか否かの境界値に設定される。
また、ズームスピードsの判定の第2閾値s2は、ズームレンズの移動距離によって低露出画像Lと適正露出画像Mの2枚の画像間で生じる画角差が、HDR合成時に画像ぶれとして認知されるか否かの境界値に設定される。
再び図7を参照すると、出力同期信号は、合成後の画像を出力するタイミングを指示する同期信号であり、この周期が動画像のフレームレートに対応する。また、撮影同期信号は、1枚の画像(合成対象画像)を撮像するタイミングを指示する同期信号であり、この周期が、撮像素子120による撮像のフレームレート(撮像レート)に対応する。図7の例では、出力同期信号は撮影同期信号の3倍の周期となっている。
また、図7は、撮像画像及び合成後の出力画像を、撮像タイミング及び合成タイミングを示す概念図として表しており、低露出画像をL、適正露出画像をM、高露出画像をH、これらの画像の合成後のHDR画像をHDR(LMH)として記号表記している。
画像処理回路130(生成出力手段)は、判別信号1及び判別信号2がLoの場合は低露出画像L、適正露出画像M、及び高露出画像HからHDR画像を生成して出力する。また、画像処理回路130は、判別信号1がHiで判別信号2がLoの場合は、低露出画像L及び適正露出画像MからHDR画像を生成して出力する。また、画像処理回路130は、判別信号1及び判別信号2がHiの場合は、HDR画像の代わりに低露出画像Lを出力する。
低露出画像L及び適正露出画像Mは、低露出画像L、適正露出画像M、及び高露出画像Hが撮像される期間(所定期間)よりも短い期間内に撮像される。従って、低露出画像L及び適正露出画像MからHDR画像を生成する場合、低露出画像L、適正露出画像M、及び高露出画像HからHDR画像を生成する場合よりも合成対象画像間の画角差が小さくなり、HDR画像のぶれが低減される。
ここで図9を参照して、合成画像の生成処理(画像合成制御)の具体例を説明する。図9には、低露出画像、適正露出画像、及び高露出画像それぞれの露出条件と撮影信号の入出力レンジとの関係が示されている。
低露出画像Lを撮像する場合、システム制御回路180は、適正より(3/2)段アンダーの低露出条件によりフルレンジ−(3/2)段のレンジを用いて画像の撮像処理を行う。そして、画像処理回路130は、撮像された画像を、露出補正処理により+(3/2)段のゲインアップで適正レンジとなるように補正する。この際のゲインアップにより、出力レンジの下位側ではノイズや階調精度の劣化による黒潰れや画質劣化が生じやすい。
適正露出画像Mを撮像する場合、システム制御回路180は、適正露出条件によりちょうどフルレンジを用いて画像の撮像処理を行う。従って、撮像画像は露出補正処理なしに適正レンジに収められて、適正露出画像Mが得られる。
高露出画像Hを撮像する場合、システム制御回路180は、適正より(3/2)段オーバーの高露出条件によりフルレンジ+(3/2)段のレンジを用いて画像の撮像処理を行う。そして、画像処理回路130は、撮像された画像を、露出補正処理により−(3/2)段のゲインダウンで適正レンジとなるように補正する。この際に、出力レンジの上位(3/2)段は、レンジオーバーにあるため正しく再現できない階調領域(所謂、白飛びが発生する領域)となる。
HDR合成画像(LM)は、それぞれ適正露出部分として、低露出画像Lから抽出したレンジ上位の画像データと、適正露出画像Mから抽出したレンジ下位及びレンジ中位の画像データとを合成して生成される。また、HDR合成画像(LMH)は、それぞれ適正露出部分として、低露出画像Lから抽出したレンジ上位の画像データと、適正露出画像Mから抽出したレンジ中位の画像データと、高露出画像Hから抽出したレンジ下位の画像データとを合成して生成される。なお、段数はスケールの単位を表し、(3/2)段は(2√2)倍、−1段は(1/2√2)倍に相当する。
そして、判別信号1及び判別信号2による判定の結果、出力画像として非合成画像(適正露出画像M)、HDR合成画像(LH)、及びHDR合成画像(LMH)のいずれかの画像が選択され出力される。
次に、図6を参照して、本実施形態の動画像撮影処理について説明する。操作部190のレリーズ釦やモード切り換えダイヤル等を介して動画撮影の開始指示がシステム制御回路180に入力されると、動画像撮影処理が開始する。図6のフローチャートにおいて、各ステップの処理は、特に断らない限り、システム制御回路180が制御プログラムを実行することにより実現される。また、図6のフローチャートにおいて、図2と同一又は同様の処理が実行されるステップには同一の符号を付し、その説明を省略する。
S603で、システム制御回路180は、S202で算出された適正露出条件より3/2段アンダーの低露出条件にて1フレームの撮影を行い、低露出画像Lをメモリ140に保存する。続いてS604で、システム制御回路180は、適正露出条件にて1フレームの撮影を行い、適正露出画像Mをメモリ140に保存する。続いてS605で、システム制御回路180は、適正露出条件より3/2段オーバーの高露出条件にて1フレームの撮影を行い、高露出画像Hをメモリ140に保存する。
次に、システム制御回路180は、システム制御回路180の内部に設けられた図8に示すような画像合成制御テーブルを参照して、S606乃至S610の処理を実行する。具体的には、S606で、システム制御回路180は、ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する。この判定のために、システム制御回路180は、光学ズームステータスフラグFLGをチェックする。FLG=0の場合(即ち、ズーム倍率が変更中でない場合)、処理はS608に進む。S608で、システム制御回路180は、論理レベルLoの判別信号1及び判別信号2を画像処理回路130へ出力する。その結果、画像処理回路130は、メモリ140に記憶された低露出画像L、適正露出画像M、及び高露出画像Hをダイナミックレンジ拡大回路200で合成することにより、HDR合成画像(LMH)を生成する。
一方、S606においてFLG=1であった場合(即ち、ズーム倍率が変更中であった場合)、処理はS607に進む。
S607で、システム制御回路180は、ズームスピードsの値をチェックする。s<s1の場合(即ち、ズーム倍率の変更の速度が第1閾値未満の場合)、処理はS608に進む。この場合、S606においてFLG=0であった場合と同様に、画像処理回路130は、HDR合成画像(LMH)を生成する。
一方、S206においてs1≦s<s2であった場合、処理はS609に進む。S609で、システム制御回路180は、論理レベルHiの判別信号1、及び論理レベルLoの判別信号2を画像処理回路130へ出力する。その結果、画像処理回路130は、メモリ140に記憶された低露出画像L及び適性露出画像Mをダイナミックレンジ拡大回路200で合成することにより、HDR合成画像(LM)を生成する。
また、S607においてs≧s2であった場合、処理はS610に進む。S610で、システム制御回路180は、論理レベルHiの判別信号1及び判別信号2を画像処理回路130へ出力する。その結果、画像処理回路130は、HDR合成画像の代わりに、適正露出画像Mを選択する。
S608、S609、又はS610に続き、S611で、画像処理回路130は、S608、S609、又はS610で得られた画像に対して各種の画像処理を施し、この画像をLCD150又は画像変換回路160に対して出力する。画像処理回路130では、必要に応じて電子ズーム処理も行われる。このように、S606乃至S611の処理により、ズームの動作状態に応じて、HDR合成画像(LMH)、HDR合成画像(LM)、又は適正露出画像Mが、動画像の1フレーム分の画像として出力される。
このように、S210において終了指示が入力されるまで、システム制御回路180は、低露出画像L、適正露出画像M、及び高露出画像Hを所定期間内(図7における出力同期信号1つ分の期間内)に撮像する処理(撮像制御)を繰り返す。そして、画像処理回路130は、ズームの動作状態に応じて、HDR合成画像(LMH)、HDR合成画像(LM)、又は適正露出画像Mを出力する。
なお、第1の実施形態と同様、システム制御回路180は、光学ズームステータスフラグFLGが1の場合、ズームスピードに関わらず論理レベルHiの判別信号1を出力してもよい。この場合、S607において第1閾値s1は考慮されず、s<s2の場合は処理はS609に進む。また、システム制御回路180は、光学ズームステータスフラグの代わりに、光学ズームと電子ズームとを区別しないズームステータスフラグに基づいて判別信号を決定してもよい。この場合、システム制御回路180は、光学ズームだけでなく電子ズームによるズーム倍率の変更も考慮し、ズーム倍率の変更中は処理をS606からS607に進める。
また、図6のフローチャートにおいては、システム制御回路180が所定期間内に3枚の画像(低露出画像L、適正露出画像M、及び高露出画像H)を撮像するものとしたが、撮像枚数は3枚に限定されず、露光量の異なる4枚以上の画像を撮像してもよい。この場合、システム制御回路180は、S607の判定において3つ以上の閾値を利用し、ズームスピードが速いほど、より短い期間内に撮像されたより少ない数の画像からHDR画像を生成するように判別信号を出力してもよい。
更に、S610では適正露出画像Mが選択されるものとしたが、画像処理回路130は、適正露出画像Mに限らず、所定期間内に撮像された任意の画像を選択することができる。また、S609では、画像処理回路130は、HDR合成画像(LM)の代わりにHDR合成画像(MH)を生成してもよい。
また、本実施形態では、説明を簡単にするため低露出条件及び高露出条件をそれぞれ適正露出条件のプラスマイナス(3/2)段としたが、これらの条件は適宜変更可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像装置100は、ズーム倍率が変更中でない場合はHDR画像を出力する。また、撮像装置100は、ズーム倍率が変更中の場合は、ズーム倍率が変更中でない場合よりも少ない数の画像からHDR画像を生成して出力する。その結果、ズーム倍率の変更に起因する、合成対象画像間の画角差が減少する。
従って、撮像装置によりHDR画像合成を行いながら動画を撮影中にズーム動作が行われる場合に、出力される画像のぶれを、ズーム速度を制限せずに抑制することが可能となる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、撮像装置100は、ズーム倍率が変更中の場合はHDR画像の代わりに通常の画像を出力した(即ち、HDR画像を生成しなかった)。これに対し、第3の実施形態では、ズーム倍率が変更中の場合もHDR画像を生成する構成について説明する。第3の実施形態において、撮像装置100の基本的な構成は第1の実施形態と同様である(図1参照)が、動画像撮影処理においてズーム倍率が変更中の場合の処理が若干異なる。以下、主に第1の実施形態との相違点について、詳細に説明する。
本実施形態の動画像撮影処理では、撮像装置100は、ズームの状態に応じて、フレーム間HDR処理とフレーム内HDR処理とを切り替える。フレーム間HDR処理とは、露光期間の異なる複数回の撮像により露光量の異なる複数の画像を生成してそこからHDR画像を生成する処理である。フレーム内HDR処理とは、1回の撮像により露光量の異なる複数の画像を生成してそこからHDR画像を生成する処理である。以下の説明では、フレーム間HDR処理において、撮像装置100は露光量の異なる2枚の画像からHDR画像を生成するものとするが、3枚以上の画像からHDR画像を生成しても構わない。
図11は、撮像素子120の内部構成を示す図である。図11において、1101は撮影レンズ110からの光を受光する受光画素部であり、表面に入射した光を光電変換して電気信号として出力する。受光画素部1101は、フォトダイオード1102、転送トランジスタ1103、信号増幅アンプ1104、及びリセット用トランジスタ1105を1単位として構成されている。受光画素部1101は、それぞれ所定の水平行数、垂直列数で2次元配列上に構成される。
転送トランジスタ1103及びリセット用トランジスタ1105は、撮像素子120に配置された垂直走査回路1100からの信号によって動作する。垂直走査回路1100には、シフトレジスタや、各画素の転送トランジスタ1103等を駆動させる走査信号生成回路などが含まれる。そして、生成された走査信号(TX1〜4、RS1〜4等)により、転送トランジスタ1103及びリセット用トランジスタ1105を制御することによって、フォトダイオード1102の電荷をリセットしたり読み出したりして露光期間を制御することができる。
1106は列A/D変換部であり、受光画素部1101の各画素部からの出力をA/D変換するために列毎に設けられている。列A/D変換部1106は、コンパレータ1109と、多ビットのメモリ1110とにより構成される。更に、全垂直列に共通のランプ信号発生器1107とカウンタ1108とが設けられている。そして、各受光画素部1101からの出力とランプ信号発生器1107の出力とをコンパレータ1109で比較して大小が反転するまでの到達時間をカウンタ1108で計数することによりA/D変換が行われる。そして、計数値はメモリ1110に列毎にラッチされる。
1112は水平走査回路であり、列A/D変換部1106では、水平走査回路1112からの走査信号によって、列毎のデジタル信号の選択と読み出しが行われて、撮像素子120の撮像出力1111が得られる。
続いて、第3の実施形態に係る動画像撮影処理について、図12乃至図15を参照して説明する。図12は、第3の実施形態に係る動画像撮影処理の全体の動作を模式的に示すタイミングチャートである。図13は、第3の実施形態においてHDR画像を生成するための低露出画像及び高露出画像を取得する際の、垂直走査回路1100から生成される走査信号を示したタイミングチャートである。図13(a)はフレーム間HDR動作時のタイミングチャートであり、図13(b)はフレーム内HDR動作時のタイミングチャートである。図14は、第3の実施形態に係る動画像撮影処理を示すフローチャートである。図15は、第3の実施形態に係る、光学ズームステータスフラグ及びズームスピードの値に応じた画像合成制御の変化を定義する画像合成制御テーブルである。まず、個別に、図12、図13、及び図15の説明を行い、最後に、図14のフローチャートにおいて全体の動作を説明する。
図12において、撮影画像及び合成後の出力画像は、撮影及び生成のタイミングを示す概念図として表されている。図12では、低露出画像をL、高露出画像をH、これらの画像の合成後のダイナミックレンジ拡大画像をHDR(LH)として記号表記している。
図12は、第1の実施形態を説明する図3と似ているが、判別信号がHiの場合の動作が図3と異なっている。図12では、判別信号がHiの場合、フレーム内HDR処理が行われる。即ち、第3の実施形態では、システム制御回路180からの判別信号により、フレーム間HDR処理とフレーム内HDR処理とが切り替えられる。
従って、第3の実施形態に係る画像合成制御テーブル(図15参照)は、出力画像の行が第1の実施形態(図4参照)と異なる。具体的には、図15に示すように、判別信号がLoの場合、出力画像はフレーム間HDR合成画像であり、判別信号がHiの場合、出力画像はフレーム内HDR合成画像である。
次に、図13(a)を参照して、フレーム間HDR動作時のタイミングについて説明する。まず、垂直同期信号によって区分される最初のフレーム期間に、短露光期間TLで露光された低露出画像Lの露光・読み出しが行われる。
TX信号及びRS信号が立ち上がることによって、フォトダイオード1102の電荷がリセットされ露光が開始される。この動作はシステム制御回路180によって設定された条件で、受光画素部1101から所定の順番で順次行われる。
まず、RS1〜RS4及びTX1〜TX4信号が順次立ち上がり、低露出画像L用の行がリセットされる。そして、低露出画像L用の短露光期間TLの経過後に、再度、TX1〜TX4信号が順次立ち上がり、フォトダイオード1102の電荷が信号増幅アンプ1104に読み出され、水平走査回路1112を通して出力され、次の低露出画像L用の行信号が取得される。以下同様にして、後続行のTX信号及びRS信号のタイミングがフレーム期間の最終行まで繰り返されることで、1フレーム分の低露出画像Lが取得される。
最初の1フレーム期間が終了し次のフレーム期間が始まると、今度は長露光期間THで露光された高露出画像Hの露光・読み出しが行われる。まず、RS1〜RS4及びTX1〜TX4が順次立ち上がり、高露出画像H用の行がリセットされる。そして、高露出画像H用の長露光期間THの経過後に、再度、TX1〜TX4信号が順次立ち上がり、フォトダイオード1102の電荷が信号増幅アンプ1104に読み出され、水平走査回路1112を通して出力され、次の高露出画像H用の行信号が取得される。以下同様にして、後続行のTX信号及びRS信号のタイミングがフレーム期間の最終行まで繰り返されることで、1フレーム分の高露出画像Hが取得される。そして、次のフレーム期間は、再び、短露光期間TLで露光された低露出画像Lの露光・読み出しが行われる。
このようにして、フレーム間HDR動作時には、低露出画像Lの露光・読み出し用のフレーム期間と、高露出画像Hの露光・読み出し用のフレーム期間とが、1フレーム毎に交互に繰り返されるタイミングとなっている。
次に、図13(b)を参照して、フレーム内HDR動作時のタイミングについて説明する。本実施形態における撮像素子120は、低露出画像L取得用と高露出画像H取得用のそれぞれの露出条件を行周期で(行毎に)設定することができる。この動作は、システム制御回路180によって設定された条件で、受光画素部1101から所定の順番で順次行われる。
まず、RS1、TX1及びRS2、TS2が立ち上がり、低露出画像L用及び高露出画像H用の行をリセットする。そして、低露出画像L用の短露光期間TLの経過後に、再度、TX1が立ち上がり、フォトダイオード1102の電荷が信号増幅アンプ1104に読み出され、水平走査回路1112を通して出力され、低露出画像L用の行信号が取得される。また、高露出画像H用の長露光期間THの経過後に、再度、TX2信号が立ち上がり、フォトダイオード1102の電荷が信号増幅アンプ1104に読み出され、水平走査回路1112を通して出力され、高露出画像H用の行信号が取得される。
次に、RS3、TX3及びRS4、TX4が立ち上がり、低露出画像L用及び高露出画像H用の行をリセットする。そして、低露出画像L用の短露光期間TLの経過後に、再度、TX3が立ち上がり、フォトダイオード1102の電荷が信号増幅アンプ1104に読み出され、水平走査回路1112を通して出力され、次の低露出画像L用の行信号が取得される。また、高露出画像H用の長露光期間THの経過後に、再度、TX4信号が立ち上がり、フォトダイオード1102の電荷が信号増幅アンプ1104に読み出され、水平走査回路1112を通して出力され、次の高露出画像H用の行信号が取得される。
以下同様にして、低露出画像L用の行信号と高露出画像H用の行信号の露光、読み出し、取得を行うために、後続行のTX信号及びRS信号のタイミングがフレーム期間の最終行まで繰り返されることで、1フレーム分の低露出画像Lと高露出画像Hとが取得される。以降、同じフレーム動作が、フレーム毎に繰り返される。
このようにして、フレーム内HDR動作時には、1フレーム期間に、低露出画像L用の行信号と高露出画像H用の行信号の露光、読み出し、取得が、1行毎に交互に繰り返されて、更に、同じフレーム動作が連続して繰り返されるタイミングとなっている。
なお、フレーム内HDR動作時における低露出画像L用及び高露出画像H用の行の設定は、図13(b)で説明したものに限定されない。一般化すると、撮像装置100は、撮像素子120の受光画素部1101を複数(3以上でもよい)のグループに分けてグループ毎に異なる露光期間で撮像を行うことにより、露光量の異なる複数の画像を生成する。
第3の実施形態において低露出画像Lと高露出画像Hとに基づいてHDR画像を生成する方法は、第1の実施形態において判別信号がLoの場合と同様である(図5参照)。即ち、第3の実施形態では、低露出画像L及び高露出画像Hの生成方法が判別信号に応じて変化するが、出力画像は判別信号に関わらず図5の右上に示すHDR合成画像(LH)である。
次に、図14を参照して、本実施形態の動画像撮影処理について説明する。操作部190のレリーズ釦やモード切り換えダイヤル等を介して動画撮影の開始指示がシステム制御回路180に入力されると、動画像撮影処理が開始する。図14のフローチャートにおいて、各ステップの処理は、特に断らない限り、システム制御回路180が制御プログラムを実行することにより実現される。図14において、図2と同一又は同様の処理が行われるステップには同一の符号を付し、その説明を省略する。
S205で光学ズームステータスフラグFLGが0であった場合、又は、S205で光学ズームステータスフラグFLGが1でありS206でズームスピードsがs0より小さかった場合、S1401の処理が行われる。S1401で、システム制御回路180は、図13(a)を参照して説明したフレーム間HDR動作時のタイミングに従って、2フレーム期間に亘る撮像制御(第1制御モード)を行う。そして、システム制御回路180は、最初の1フレーム期間に取得した低露出画像Lと、次の1フレーム期間に取得した高露出画像Hとを、メモリ140に記憶する。
一方、S205で光学ズームステータスフラグFLGが1でありS206でズームスピードsがs0以上であった場合、S1402の処理が行われる。S1402で、システム制御回路180は、図13(b)を参照して説明したフレーム内HDR動作時のタイミングに従って、2フレーム期間に亘る撮像制御を行う(第2制御モード)。そして、システム制御回路180は、最初の1フレーム期間に取得した低露出画像Lと高露出画像Hとをメモリ140に記憶する。
S1403で、画像処理回路130は、メモリ140に記憶された低露出画像L及び高露出画像Hをダイナミックレンジ拡大回路200で合成することにより、HDR合成画像(LH)を生成する。
なお、第1の実施形態と同様、低露出条件及び高露出条件はそれぞれ適正露出条件のプラスマイナス1段であってもよいが、これらの条件は適宜変更可能である。また、第1の実施形態と同様、図14のS206の処理は省略可能である。また、第1の実施形態と同様、システム制御回路180は、光学ズームと電子ズームとを区別せず、電子ズームによるズーム倍率の変更中もS205からS1401へ進むように処理を行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像装置100は、ズーム倍率が変更中でない場合はフレーム間HDR処理によりHDR画像を生成し、ズーム倍率が変更中の場合はフレーム内HDR処理によりHDR画像を生成する。その結果、ズーム倍率の変更に起因して画角が異なる複数の画像に基づいてHDR画像を生成することが抑制される。
従って、撮像装置によりHDR画像合成を行いながら動画を撮影中にズーム動作が行われる場合に、出力される画像のぶれを、ズーム速度を制限せずに抑制することが可能となる。
[第4の実施形態]
第3の実施形態のフレーム内HDR処理では、撮像装置100は、撮像素子120の露光期間を行毎に変化させることにより、1回の撮像により低露出画像及び高露出画像を生成した。これに対し、第4の実施形態のフレーム内HDR処理では、撮像装置100は、1フレーム期間に撮像される画像の各画素に対して画素信号のレベルに応じて異なるゲイン特性を与えることにより、ダイナミックレンジが拡大された画像を生成する。以下、第4の実施形態のフレーム内HDR処理について、主に第3の実施形態との相違点を説明する。
図16は、第4の実施形態に係る、撮像素子120の列A/D変換部1601の構成を示すブロック図である。図16において、図11と同一又は同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。第4の実施形態では、撮像素子120が列A/D変換部1106の代わりに列A/D変換部1601を備える点が第3の実施形態と異なる。
列A/D変換部1601は、各受光画素部1101からの出力をA/D変換するために列毎に設けられている。列A/D変換部1601は、初段コンパレータ1602、列アンプ1603、A/D用コンパレータ1604、多ビットのメモリ1605、及びデジタルアンプ1606により構成される。
次に、列A/D変換部1601の動作について説明する。各受光画素部1101からの出力は、列毎に共通の垂直信号線を通して列A/D変換部1601に入力され、2つに分岐する。一方は初段コンパレータ1602に供給されてリファレンス電圧VREFと比較され、他方は列アンプ1603に供給されて所望のゲイン特性が付与される。
そして、初段コンパレータ1602の出力は、1水平走査期間保持されており、列アンプ1603にゲイン制御信号として供給される。これにより、各受光画素部1101からの出力レベルに応じて、列アンプ1603のゲイン特性が、1倍と4倍とで切り替えられる。
列アンプ1603の出力は、A/D用コンパレータ1604でランプ信号発生器1107の出力と比較して大小が反転するまでの到達時間をカウンタ1108で計数することにより、A/D変換が行われる。そして、計数値はメモリ1605に列毎にラッチされる。
更に、メモリ1605の出力は、デジタルアンプ1606に供給されて所望のゲイン特性が付与される。また、初段コンパレータ1602の出力は、デジタルアンプ1606にゲイン制御信号として供給される。これにより、各受光画素部1101からの出力レベルに応じて、デジタルアンプ1606のゲイン特性が、4倍と1倍とで切り替えられる。
列A/D変換部1601では、水平走査回路1112からの走査信号によって、列毎のデジタル信号の選択と読み出しが行われて、撮像素子120の撮像出力1111が得られる。
図17は、第4の実施形態に係るフレーム内HDR処理を模式的に説明する図である。図17は、HDRの元になる低レベル画素信号及び高レベル画素信号それぞれの撮影信号の入出力レンジの関係についての一例を示している。
図17(a)は、受光画素部1101からの画素信号出力、図17(b)は、ゲイン1倍時の列アンプ出力、図17(c)は、ゲイン4倍時の列アンプ出力を示す。また、図17(d)は、ゲイン1倍時のA/D変換出力、図17(e)は、ゲイン4倍時のA/D変換出力、図17(f)は、HDR画像を示す。図17を用いて、1フレーム内の画像で、撮像信号のダイナミックレンジを拡大する様子を以下に説明する。
初段コンパレータ1602に設定されたリファレンス電圧VREFは、画素信号出力の出力フルレンジに対して、ちょうど1/4のところに設定されている。そして、画素信号出力Gのうち、出力フルレンジの1/4を超える画素信号出力は、図17(b)で示されるゲイン1倍時の列アンプ出力となる。他方、画素信号出力Gのうち、出力フルレンジの1/4以下の画素信号出力は、図17(c)で示されるゲイン4倍時の列アンプ出力となる。換言すると、システム制御回路180は、撮像素子120に所定期間の露光によりアナログ画像信号を生成させる。そして、システム制御回路180は、アナログ画像信号において、信号レベルが閾値未満の画素に対して信号レベルが前記閾値以上の画素よりも大きなゲイン(4倍)を乗じさせる制御を行う(第2制御モード)。これにより、低輝度領域の感度が向上し、最終的にダイナミックレンジが拡大された画像が得られる。
そして、ゲイン1倍時の列アンプ出力は、図17(d)で示されるA/D変換出力に10ビット精度でA/D変換されて、フルレンジの1/4〜フルレンジ(256〜1024階長)の階調レンジが得られる。更に、ゲイン1倍時のA/D変換出力は、デジタルアンプ1606で4倍のゲインが付与されて、フルレンジ〜フルレンジの4倍(1024〜4096階長)の階調レンジが得られる。
一方、ゲイン4倍時の列アンプ出力は、図17(e)で示されるA/D変換出力に10ビット精度でA/D変換されて、0〜フルレンジ(0〜1023階長)の階調レンジが得られる。更に、ゲイン4倍時のA/D変換出力は、デジタルアンプ1606で1倍のゲインが付与されて、0〜フルレンジ(0〜1023階長)の階調レンジのままである。
そして、上記の1024を境界とする階調レンジで住み分けられた図17(d)で示されるA/D変換出力と図17(e)で示されるA/D変換出力とが合成される。これにより、図17(f)で示される合成後の出力画像によって、10ビットフルレンジ(1024)の4倍の階調レンジ(4096)を得ることができる。
画素信号の出力フルレンジの1/4から上の領域は、デジタルアンプの4倍のゲインアップより、そのままでは階調精度やデジタルノイズも4倍に劣化してしまう。しかしながら、これら高輝度領域は、画像処理回路130で行われるガンマ処理により、4倍程度のゲインアップであれば、通常、信号レベルが抑圧されて問題となることはない。即ち、図17の処理は、デジタル領域において、画素信号の出力フルレンジの1/4を境界にして画素信号の線形性を維持したまま、信号のダイナミックレンジを4倍拡大できたことに他ならない。
このように、第4の実施形態のフレーム内HDR処理を用いれば、第3の実施形態の場合と異なり、露出条件を行毎に変化させる必要が無い。そのため、フレーム間HDR処理と同様に、フレーム内の全画素信号を対象に、より均質性の高いHDR処理を行うことができる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (16)

  1. 被写体の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像される画像のズーム倍率を制御するズーム制御手段と、
    露光量の異なる複数の画像を所定期間内に撮像するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、
    前記複数の画像からハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成して出力する生成出力手段と、
    前記所定期間に前記ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合、前記生成出力手段は、前記所定期間内に前記撮像手段により撮像された画像のうちの1つをHDR画像の代わりに出力する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合であっても、当該変更の速度が第1閾値未満の場合は、前記生成出力手段は、前記複数の画像からHDR画像を生成して出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 被写体の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像される画像のズーム倍率を制御するズーム制御手段と、
    露光量の異なる複数の画像を所定期間内に撮像するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、
    前記複数の画像からハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成して出力する生成出力手段と、
    前記所定期間に前記ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合、前記生成出力手段は、前記所定期間よりも短い期間内に前記撮像手段により撮像された、前記ズーム倍率が変更中でない場合よりも少ない数の画像からHDR画像を生成して出力する
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合であっても、当該変更の速度が第1閾値未満の場合は、前記生成出力手段は、前記複数の画像からHDR画像を生成して出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記生成出力手段は、前記ズーム倍率の前記変更の速度が速いほど、より短い期間内に前記撮像手段により撮像されたより少ない数の画像からHDR画像を生成して出力する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。
  6. 前記生成出力手段は、前記ズーム倍率の前記変更の速度が第2閾値以上の場合は、前記所定期間内に前記撮像手段により撮像された画像のうちの1つをHDR画像の代わりに出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 被写体の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像される画像のズーム倍率を制御するズーム制御手段と、
    露光量の異なる複数の画像を生成するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段であって、前記撮像手段に露光期間の異なる複数回の撮像を行わせることにより前記複数の画像を生成させる第1制御モード、又は、前記撮像手段の画素を複数のグループに分けて前記撮像手段にグループ毎に異なる露光期間で撮像を行わせることにより前記複数の画像を生成させる第2制御モードで動作する撮像制御手段と、
    前記複数の画像からハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成して出力する生成出力手段と、
    前記ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合、前記撮像制御手段は前記第2制御モードで動作する
    ことを特徴とする撮像装置。
  8. 前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合であっても、当該変更の速度が第1閾値未満の場合は、前記撮像制御手段は前記第1制御モードで動作する
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 被写体の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像される画像のズーム倍率を制御するズーム制御手段と、
    前記撮像手段を制御する撮像制御手段であって、前記撮像手段に露光期間の異なる複数回の撮像を行わせることにより露光量の異なる複数の画像を生成させる第1制御モード、又は、前記撮像手段に所定期間の露光によりアナログ画像信号を生成させ、当該アナログ画像信号において、信号レベルが閾値未満の画素に対して信号レベルが前記閾値以上の画素よりも大きなゲインを乗じさせることにより、ダイナミックレンジが拡大された画像を生成させる第2制御モードで動作する撮像制御手段と、
    前記撮像制御手段が前記第1制御モードで動作する場合に、前記複数の画像からハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成して出力し、前記撮像制御手段が前記第2制御モードで動作する場合に、前記ダイナミックレンジが拡大された画像を出力する、生成出力手段と、
    前記ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合、前記撮像制御手段は前記第2制御モードで動作する
    ことを特徴とする撮像装置。
  10. 前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合であっても、当該変更の速度が第1閾値未満の場合は、前記撮像制御手段は前記第1制御モードで動作する
    ことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記ズーム制御手段は、光学ズーム及び電子ズームのうちの少なくとも一方により前記ズーム倍率を変更可能であり、
    前記判定手段は、前記判定に際して、前記電子ズームによる前記ズーム倍率の変更を考慮しない
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 被写体の画像を撮像する撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置のズーム制御手段が、前記撮像手段により撮像される画像のズーム倍率を制御するズーム制御工程と、
    前記撮像装置の撮像制御手段が、露光量の異なる複数の画像を所定期間内に撮像するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、
    前記撮像装置の生成出力手段が、前記複数の画像からハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成して出力する生成出力工程と、
    前記撮像装置の判定手段が、前記所定期間に前記ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する判定工程と、
    を備え、
    前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合、前記生成出力工程では、前記所定期間内に前記撮像手段により撮像された画像のうちの1つをHDR画像の代わりに出力する
    ことを特徴とする制御方法。
  13. 被写体の画像を撮像する撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置のズーム制御手段が、前記撮像手段により撮像される画像のズーム倍率を制御するズーム制御工程と、
    前記撮像装置の撮像制御手段が、露光量の異なる複数の画像を所定期間内に撮像するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、
    前記撮像装置の生成出力手段が、前記複数の画像からハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成して出力する生成出力工程と、
    前記撮像装置の判定手段が、前記所定期間に前記ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する判定工程と、
    を備え、
    前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合、前記生成出力工程では、前記所定期間よりも短い期間内に前記撮像手段により撮像された、前記ズーム倍率が変更中でない場合よりも少ない数の画像からHDR画像を生成して出力する
    ことを特徴とする制御方法。
  14. 被写体の画像を撮像する撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置のズーム制御手段が、前記撮像手段により撮像される画像のズーム倍率を制御するズーム制御工程と、
    前記撮像装置の撮像制御手段が、露光量の異なる複数の画像を生成するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程であって、前記撮像手段に露光期間の異なる複数回の撮像を行わせることにより前記複数の画像を生成させる第1制御モード、又は、前記撮像手段の画素を複数のグループに分けて前記撮像手段にグループ毎に異なる露光期間で撮像を行わせることにより前記複数の画像を生成させる第2制御モードで動作する撮像制御工程と、
    前記撮像装置の生成出力手段が、前記複数の画像からハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成して出力する生成出力工程と、
    前記撮像装置の判定手段が、前記ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する判定工程と、
    を備え、
    前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合、前記撮像制御工程は前記第2制御モードで動作する
    ことを特徴とする制御方法。
  15. 被写体の画像を撮像する撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置のズーム制御手段が、前記撮像手段により撮像される画像のズーム倍率を制御するズーム制御工程と、
    前記撮像装置の撮像制御手段が、前記撮像手段を制御する撮像制御工程であって、前記撮像手段に露光期間の異なる複数回の撮像を行わせることにより露光量の異なる複数の画像を生成させる第1制御モード、又は、前記撮像手段に所定期間の露光によりアナログ画像信号を生成させ、当該アナログ画像信号において、信号レベルが閾値未満の画素に対して信号レベルが前記閾値以上の画素よりも大きなゲインを乗じさせることにより、ダイナミックレンジが拡大された画像を生成させる第2制御モードで動作する撮像制御工程と、
    前記撮像装置の生成出力手段が、前記撮像制御工程が前記第1制御モードで動作する場合に、前記複数の画像からハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成して出力し、前記撮像制御工程が前記第2制御モードで動作する場合に、前記ダイナミックレンジが拡大された画像を出力する、生成出力工程と、
    前記撮像装置の判定手段が、前記ズーム倍率が変更中であるか否かを判定する判定工程と、
    を備え、
    前記ズーム倍率が変更中であると判定された場合、前記撮像制御工程は前記第2制御モードで動作する
    ことを特徴とする制御方法。
  16. コンピュータに、請求項12乃至15のいずれか1項に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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