JP2014014057A - カラープロファイル作成装置およびカラープロファイル作成方法 - Google Patents

カラープロファイル作成装置およびカラープロファイル作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カラープロファイル作成装置において、色空間における稜線上の色を混色の無い色再現を可能とするとともに、写真領域と文字やグラフィック図形を共に良好な画質とすることができるカラープロファイルを作成することを可能とする。
【解決手段】稜線調整処理部305が稜線に係る色の調整を行う。すなわち、混色目標値生成処理部304で作成した色域501から色域502へのマッピング関係において、代表プロファイルの色域における上記稜線上の色がプリンタ色域の白と色材色色相の最大彩度に対応する色とを繋ぐ稜線上の色にマッピングされるように調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、カラープロファイル作成装置及びその作成方法に関し、詳しくは、色域における、白から有彩色インクの色相の最大彩度を繋ぐ稜線上の色を、混色の無い、1つの色材を使用した色再現を実現可能なカラープロファイルを作成する技術に関する。
カラープロファイルは、一般にプリンタなどの出力デバイスの色再現の目的、用途に応じて作成され、また、使い分けられる。例えば、写真調(Perceptual)や印刷校正用である色差最小(Colorimetric)を目的とする色再現では、色材を混色させることによってカラーデータの属性が示す色味に合うように色再現を行う。例えば、カラーデータRGBが(255、255、x)で表現される白からイエローにかけた色の、印刷による色再現では、カラーデータの属性であるsRGBでの目標色相とプリンタに実装されているイエローインクなどの色材の色相とが異なる場合は、イエローの色材にマゼンタの色材またはシアンの色材を混色して表現している。
一方、例えば、ポスターなどの用途で望まれる鮮やかさ優先(Saturation)を目的とする色再現では、写真領域では目標色を可能な限り忠実に再現することを求められる一方で、文字やグラフィック図形では鮮やかな色再現が求められる。そのため、色再現目標値の白から有彩色インクが持つ色相の最大彩度を繋ぐ稜線上の色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー)は、インク混色(色濁り)の無い同一色相の色材色のみを使用した色再現が好まれる。そのため、鮮やかさ優先のカラープロファイルは、上記出力デバイスの色再現領域における白から頂点を繋ぐ稜線上の色は同一色相の色材色のみを使用するように、カラープロファイルを生成することが望ましい。なお、同一色相の色材色とは、一種類のインクに限るものではなく、同一色相のインク(例えばシアン、淡シアン)の使用も含むものとする。
このような、稜線上の色についてインク混色の無い、同一色相の色材のみを使用した色再現を実現することが可能なカラープロファイルを作成する技術として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1は、sRGB色空間における色域の上記稜線上の色がプリンタの色域の稜線上の色に変換されるように、sRGB色空間の色域における色をプリンタの色再現域の内部または表面の色に変換するためのカラープロファイルの作成を示している。このカラープロファイルによれば、インク混色の少ない色再現が可能となる。
特開2011−66711号公報
しかしながら、特許文献1では、色再現目標値とする、sRGB色空間における色域の有彩色頂点が、プリンタの色域の有彩色頂点に近似するような変換を行うことによってsRGB色空間における稜線上の色をプリンタの稜線上の色に変換する。このため、例えば、写真領域では、目標色を可能な限り忠実に再現するような変換とならないことがある。その結果、本来の色再現目標値と同等の色再現で出力することが求められるポスターなどの写真領域の色表現が印刷色再現と大きく異なってしまい、良好な画質が得られないという問題がある。
本発明は、色空間における稜線上の色の混色の無い色再現を可能とするとともに、写真領域と文字やグラフィック図形とが共に良好な画質とすることを可能とするカラープロファイルを作成するためのカラープロファイル作成装置およびカラーファイル作成方法を提供することを目的とする。
そのために本発明では、デバイス色空間において規定される格子点と、該格子点に対応した非デバイス色空間における色である格子点目標値と、の対応関係を定めたプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、予め用意された代表プロファイルの格子点目標値である色再現目標値と、出力デバイスの色再現領域と、に基づいてプロファイルを生成する混色プロファイル生成手段と、混色プロファイル生成手段によって生成されたプロファイルにおいて、非デバイス色空間における白と色材色色相の最大彩度の色とを結ぶ稜線上に存在する前記代表プロファイルの色再現目標値と同じ格子点に対応する、当該プロファイルの格子点目標値が、前記非デバイス色空間における出力デバイスの色再現領域の白と色材色色相の最大彩度の色とを結ぶ稜線上の格子点に対応した色となるよう前記対応関係を調整する稜線調整手段と、を具えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、色空間における稜線上の色の混色の無い色再現を可能とするとともに、写真領域と文字やグラフィック図形とを共に良好な画質とすることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。 図1に示した印刷システムにおける画像処理の構成を、その処理の流れに沿って示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る、カラープロファイルを作成する処理の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る、代表プロファイルないしこの代表プロファイルに対応した色再現目標値を説明する図である。 図3に示した混色目標値生成処理におけるガマットマッピング処理を説明する図である。 図3にて説明したカラープロファイル作成処理を示すフローチャートである。 図6にて説明した格子点目標値算出処理の詳細を示すフローチャートである。 図7に示した稜線調整処理の詳細を示すフローチャートである。 図8のステップS701で取得した、白からイエローを繋ぐ稜線上の格子点に対応する色を、L****色空間上で示す図である。 図8に示した格子点の再配置処理を説明する図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。本実施形態の印刷システムは、概略、ホストコンピュータ100と出力デバイスとしてのインクジェットプリンタ110とで構成されている。また、プリンタ110内には、プロファイル作成に関して、印刷されたパッチ画像の分光反射率を測定することができる測定部117が設けられている。なお、この測定部117はプリンタに設けられた測定器に限定されるものではなく、市販の測定器をホストコンピュータ100もしくはプリンタ110に接続して用いる形態であってもよい。
ホストコンピュータ100は、情報処理装置として以下に示すようにプリンタ110の制御や本発明に係るカラープロファイル作成に関する種々の処理を行う。記憶装置103は、上記プリンタ制御やカラープロファイル作成に係るシステムプログラムやホストコンピュータ100上で作成された印刷対象データや印刷に必要な各種画像処理パラメータ、また、後述する代表プロファイルなどを記憶している。この記憶装置103は、具体的には、ハードディスクやフラッシュROMに代表される記憶装置である。CPU101は、メモリ102と共に記憶装置103に格納されたデータやプログラムを用いて、後述するプロファイル作成処理を所定のOS上で実行する。プログラムやデータは、記憶装置103からメモリ102にロードされる。そして、プロファイル作成処理の結果は、記憶装置103に格納される。データ入出力装置106は、CDやUSBメモリに代表される可搬性のある記憶装置やLANカードに代表されるようなデータ通信機器であり、印刷対象データを入力する際のインターフェースとして使用される。UI104は、本システムにおける処理の実行に関して、ユーザによる入力やユーザに対する表示に関する処理を行うものであり、キーボードやマウス等の入力機器やディスプレイ等の表示器を備える。以上の構成を有する本実施形態のシステムでは、ユーザは種々のソフトウェアによって処理された文書、画像等の画像データを印刷することができる。具体的には、ホストコンピュータ100におけるプリントソフトウェアにより画像データは、その入力色空間のデータから出力デバイス依存色空間(デバイス色空間)のRGBデータの画像データに変換される。そして、印刷設定に応じた、画像処理パラメータとプリンタ制御データを記憶装置103から選択し、画像データと合わせて印刷データとしてプリンタ110へ出力する。また、ユーザが、パッチ画像の測色処理をUI104を介して指示すると、プリンタ110は、パッチ画像を印刷した後に測定部117で測定し、測色値に変換した結果をホストコンピュータ100へ転送する。転送された測色値情報は、I/F105を介して記憶装置103に格納管理され、後述のプロファイル作成に使用される。
プリンタ110は、I/F111、画像処理部112、印刷部113、データ転送部114、記憶部115、プリンタ制御部116、測定部117を有して構成される。このプリンタ110は、ホストコンピュータ100から送られてきた印刷データの中の画像データに、同じく印刷データの中の画像処理パラメータを用いて画像処理を行い、印刷用データを生成して印刷を行う。ここで、印刷データは、画像データとプリンタ制御データで構成される。また、プロファイル作成のためのパッチ画像の測色処理の際には測色部116の制御情報も、プリンタ制御データに含まれる。ホストコンピュータ100から送られてきた印刷データは、I/F111を介して記憶部115が受け取る。そして、データ転送部114はその印刷データから画像データと画像処理パラメータを取り出して画像処理部112へ送り、プリンタ制御データをプリンタ制御部116へ送る。プリンタ制御部116は、プリンタ制御データに従って測定部117を含むプリンタ110の動作を制御する。画像処理部112は、画像データと画像処理パラメータを用いて色変換やハーフトーニング等の画像処理を行い2値の印刷データを生成しこれを印刷部113に送る。印刷部113は、2値の印刷データに基づいて印刷を行う。本実施形態の印刷部113はインクジェット方式の印刷を行うものであるが、この形態に限られないことはもちろんである。例えば、電子写真方式などで印刷を行う形態であってもよい。測定部117は、分光反射率を測定できるセンサーを備え、プリンタ110で印刷されたパッチ画像をプリンタ制御部116の指示に従って測定し、その結果をI/F111を介してホストコンピュータ100に返す。
図2は、図1に示した印刷システムにおける画像処理の構成を、その処理の流れに沿って示すブロック図である。図2において、色空間変換処理部201は、ホストコンピュータ100において構成され、色材展開処理部202、出力γ補正処理部203、およびハーフトーン処理部204は、プリンタ110において構成される。具体的には、ホストコンピュータ100のCPU101による処理実行によって色空間変換処理部201の処理が実行される。また、プリンタ110の画像処理部112による処理実行によって色材展開処理部202、出力γ補正処理部203、およびハーフトーン処理部204の処理が実行される。
印刷対象である画像データは、記憶装置103もしくはデータ入出力装置106から取得される。この入力色空間上の画像データは、色空間変換処理部201によって出力デバイス依存RGBデータに変換される。色空間変換処理201は、3次元ルックアップテーブル(3D−LUT)を用いた公知の技術によって変換処理を行う。カラーパラメータとしてのこの3D−LUTテーブルは、記憶部103に保管されている。後述されるプロファイル作成処理で生成されたプロファイルも保管、使用される。
以上のように生成された出力デバイス依存RGBデータは、印刷データとしてI/F105を介してプリンタ110へ転送される。そして、印刷データ内の画像データと画像処理パラメータは、I/F111を介して画像処理部112へ転送される。そして、画像処理部112において構成される色材色展開処理部202、出力γ補正処理部203、ハーフトーン処理部204によってそれぞれの処理が行われる。色材色展開処理部202は、出力デバイス依存RGBデータに対して3D−LUTを用いた公知の処理によって色材色展開を行い、プリンタ110で用いるインク色データ(本実施形態では、C,M,Y,K,淡C,淡Mの6色)を生成する。次に、出力γ補正処理部203は、色材色データに対して1次元のLUT(1D−LUT)を用いた公知の出力γ補正処理を行い、γ補正された色材データを生成する。そして、ハーフトーン処理部104は、この色材データを、公知の2値化処理によって2値化し、2値の印刷データとして印刷部113へ送る。
なお、以上の説明では、RGB信号の画像データに対して画像処理を行い印刷データを生成する形態について説明したが、CMYK信号の画像データに対して画像処理を行い、印刷データを生成する形態であってもよい。また、上記の説明では、入力色空間がsRGB色空間であり、このsRGBデータからプリンタの出力デバイス依存RGBデータに変換するものとしたが、カラープロファイルに関して上記の色空間に限らないことはもちろんである。
(プロファイル作成処理)
以上説明した本発明の一実施形態に係る印刷システムの色空間変換処理部201で用いることができるカラープロファイルの作成処理について、以下に説明する。
図3は、カラープロファイルを作成する処理の概略構成を示すブロック図であり、この作成処理は、図1に示したホストコンピュータ100のCPU101が実行する処理である。この作成処理を実行する処理単位とて、図3に示すように、色処理パラメータ生成部300が構成される。
色処理パラメータ生成部300は、入力情報としての代表プロファイルおよび出力デバイス色再現領域情報に基づいて、カラープロファイルを生成する。そして、この生成したカラープロファイルに基づくカラーパラメータを出力する。代表プロファイルは、印刷に用いる用紙など印刷媒体の種類に応じたカテゴリーごとに用意され、色再現の目標となる目標値(以下、色再現目標値)に対応付けられたものである。そして、この代表プロファイルは、本プロファイル作成において基本のプロファイルとして用いられるものである。なお、この代表プロファイルを定めるカテゴリーは、上記のように印刷媒体の種類だけでなく、色再現の色域の大きさ(広さ)に応じたものであってもよい。また、出力デバイス色再現領域情報は、作成するカラープロファイルを用いて生成する印刷データの印刷を行う出力デバイスの色再現領域の情報である。この情報は、具体的には、出力デバイスであるプリンタで印刷したパッチ画像を測色して得られる測色値情報を含む。
色処理パラメータ生成部300において、出力デバイス色再現領域情報取得処理部301は、プリンタ110の測色部117または外部測色器によって取得され、記憶装置103に格納されている、RGB値と測色値が対応付けられたパッチ測色値情報を取得する。また、代表プロファイル取得処理部302は、記憶装置103に格納されている、代表プロファイルの色再現目標値を取得する。これらの情報は、格子点目標値算出処理部303に送られる。
図4は、代表プロファイルないしこの代表プロファイルに対応した色再現目標値を説明する図である。上述したように、代表プロファイルは、印刷媒体の種類ごとに定められ、それぞれの印刷媒体について、パッチの印刷、測色、主観評価、カラープロファル修正を繰り返して予め作成されたカラープロファイルであり、色再現の目標となるものである。図4に示すように、印刷媒体の種類によってカテゴリー分けされた代表プロファイルX(X=1〜3)の各格子点に対して、色再現目標値が、デバイス非依存(独立)の色空間(非デバイス色空間)であるL***色空間の値LX(Y)、aX(Y)、bX(Y)として定められている。ここで、Yは格子点番号であり、代表プロファイルXにおける、R、G、Bの各軸の格子点数をNとするとき、格子点番号Yは、Y=0〜N3−1と表わすことができる。本実施形態では、N=16で、16×16×16=4096個の格子点があり、それぞれの格子点に対して色再現目標値であるL***値が対応付けられている。代表プロファイル取得処理部302は、カテゴリー分けされた代表プロファイルX(X=1〜3)の中から、プロファイル作成に係る印刷媒体の種類と同じカテゴリーの代表プロファイルを取得する。なお、色再現目標値はL***色空間の値に限られないことはもちろんである。
格子点目標値算出処理部303において、次に、混色目標値生成処理部304は、ガマットマッピング技術を用いて、代表プロファイルの色再現目標値を、出力デバイスであるプリンタの色域における目標値に変換する。具体的には、代表プロファイルにおける格子点ごとの色再現目標値が、プリンタの色域内においてその色再現目標値と同じ色ないし近い色に変換されるように、上記格子点に対応させてプリンタの色域における目標値を定める。
図5は、この混色目標値生成処理、すなわち、代表プロファイルにおける格子点ごとの色再現目標値を出力デバイスの色再現域における色にマッピングする処理を説明する図である。図5に示すように、代表プロファイルの色再現目標値が示す色域501と、出力デバイス色再現領域情報取得処理部301によって取得された、本実施形態のプリンタが再現可能な色域502とは、大きさ(広さ)が異なるのが一般的である。このため、ガマットマッピングを行うことにより、代表プロファイルの色再現目標値をプリンタ色域内の色に変換し、色再現目標値ないしそれに近い色をプリンタ色域の目標値とする。図5に示すマッピングの例は、代表プロファイルの色域501の方がプリンタの色域502より大きい例である。この場合、本実施形態では、代表プロファイル色域501における格子点に対応した色(以下、単に「格子点の色」ともいう)である色再現目標値のうち、プリンタ色域502の表面(境界面)より外側および境界面にある格子点の色501kを、プリンタ色域502の表面の色502k(以下、格子点目標値ともいう)に変換する、圧縮を行う。この圧縮は公知の方法を用いることができる。また、代表プロファイル色域501における格子点のうち、プリンタ色域502の境界面より内側にある格子点の色501mは、プリンタ色域502の同じ位置の色502mに変換される。
以上のように生成された格子点目標値は、前述したように、色再現目標値と同じ色ないし近似した色とすることを重視したマッピングによるものである。このため、代表プロファイル色域501において、白と、インクなど色材色の色相の最大彩度に対応する格子点の色と、を繋ぐ稜線上の格子点の色は、プリンタ色域502の色に変換されたときは、プリンタ色域502における、同様の、白と色材色色相の最大彩度に対応する色とを繋ぐ稜線上の色にならないことが多い。その結果、本作成にかかるプロファイルを用いる色空間変換処理部201(図2参照)で得られた画像データをインク色データに変換する色材展開処理部202(同じく図2参照)の変換関係を、プリンタ色域502における上記稜線上の色を、一種類のインクまたは同一色相の複数種類のインクで再現するよう規定してあっても、代表プロファイル色域501における上記稜線上の色は異なる色相のインクの混色によって再現されてしまうことになる。
これに対し、本発明の一実施形態では、再び図3を参照すると、格子点目標値算出処理部303における稜線調整処理部305が、上記稜線に係る色の調整を行う。すなわち、混色目標値生成処理部304で作成した色域501から色域502へのマッピング関係において、その詳細が後述されるように、色域501における上記稜線上の色がプリンタ色域502の白と色材色色相の最大彩度に対応する色とを繋ぐ稜線上の色にマッピングされるように調整する。
次に、連続性向上処理部306は、同様にその詳細が後述されるように、稜線調整処理部304で調整したプリンタ色域502における稜線上の近傍格子点の色(目標値)に対して格子点間隔が均一となるような処理を行い、上記稜線上の格子点の色と近傍格子点の色との連続性を良好にする。
さらに、カラーパラメータ生成処理部307は、プリンタ色域502における、格子点に対応した、L***色空間の色(格子点目標値)に対応するデバイスRGB値を算出する。そして、最後に、カラーパラメータ形式変換処理部308は、格子点を規定する入力RGB値と、格子点目標値に対応したRGBである、デバイスRGBとの対応関係を規定したカラーパラメータを生成する。
図6は、図3を参照して説明したカラープロファイル作成処理を示すフローチャートである。なお、以下では、異なるインクの混色を防ぐ色相を、入力RGB信号値における、白(255、255、255)とイエロー(255、255、0)の最大彩度の色とを結ぶ稜線上の格子点の色を例にして説明する。なお、本発明の適用は上記の稜線の色相はイエローに限られるものではなく、出力デバイスが備える色材色と同一の色相に対しても本手法を適用することができる。
<S501>
先ずステップS501で、カラープロファイル生成に係るプリンタ110(図1)によってパッチチャートを印刷する。パッチチャートは、生成するカラープロファイルのLUTの格子点数に対応した16×16×16=4096個のカラーパッチからなる。なお、このパッチの数は、LUT格子点数に対応した数でなく、M3個(Mは整数、M≦N、本実施形態ではN=16)など格子点数より少ないパッチ数でもよい。
本処理工程は、ホストコンピュータ100における印刷に係るソフトウェアによって制御される。UI104の表示装置に表示される指示に従い、ユーザがキーボードやマウスなどの入力機器を介してパッチ印刷に必要な情報(印刷媒体、印刷モードなど)を入力する。これらの情報によって、カラープロファイルを作成する印刷媒体に対応した色材色展開処理部202、出力γ補正処理部203、ハーフトーニング処理部204、プリンタ制御部116それぞれの処理パラメータが決定される。パッチ印刷開始の指示に従い、予め記憶装置103またはデータ入出力装置106に格納されているパッチチャート画像を読み出し、このパッチチャート画像はインターフェースを介して出力装置110に送られて印刷される。なお、このパッチ印刷の際の画像処理は、図2示した処理のうち、色空間変換処理部201による処理を行わずに、直接入力色空間のRGB値の画像データに基づいて、色材展開処理部202以降の処理が行われる。
<S502>
ステップS502では、プリンタ110の測定部117によって、ステップS501で印刷したパッチチャートの各パッチを測色する。この測色は、ホストコンピュータ100における測色のためのソフトウェアによって制御される。測定部117によって測色された測色値は、I/F111とI/F105を介して、ホストコンピュータの100の記憶装置103に転送されて格納される。また、格納された測色値は、色処理パラメータ生成処理部300(図3)の出力デバイス色再現領域処理部301へ転送され、パッチごとの、その画像データであるRGB値と、対応する測色値であるL***値とが関連付けられて管理格納される。
<S503>
ステップS503では、ステップS501でパッチチャートを印刷した印刷媒体の種類に応じた代表プロファイルを取得する。代表プロファイルは、予め記憶装置103もしくはデータ入出力装置106に、用い得る印刷媒体の種類ごとに用意されており、UI104を介して選択され、色処理パラメータ生成処理部300における代表プロファイル取得処理部302へ転送される。
<S504>
ステップS504は、ステップS502で取得した測色値と、ステップS503で取得した代表プロファイルとに基づいて、プロファイルの格子点に対応した目標値を算出する。この処理は。図3にて上述したように、格子点目標値算出処理部303が実行する。
図7は、この格子点目標値算出処理の詳細を示すフローチャートである。以下、図7を参照して格子点目標値算出処理を説明する。
<S601>
最初に、ステップS601では、混色プロファイル生成を行う。すなわち、図5を参照して上述したように、ステップS503取得した代表プロファイルに基づき、その格子点ごとの色再現目標値を、出力デバイスであるプリンタの色域の色に変換することにより、それぞれの上記格子点に対応したプリンタの色域の色(格子点目標値)を求める。そして、格子点(R、G、B)とプリンタ色域の色(格子点目標値)との対応関係を規定したカラープロファイルを生成する。このカラープロファイルは、上述したように、上記稜線上の格子点目標値がおおむね異なる色のインクの混色によって再現される、混色プロファイルとなっている。
<S602>
次に、ステップS602では、代表プロファイルにおける白からイエローを繋ぐ稜線上の格子点の色を、Yインクのみで再現するか否かを判断する。すなわち、ステップS601で生成したプロファイルにおいて、上記稜線上の格子点の色がプリンタ色域における白からイエローを繋ぐ稜線上の色に変換されるように調整するか否かを判断する。この時点では、白からイエローを繋ぐ稜線上の格子点に対応する目標値は、稜線上になくインク混色で再現される値となっている。そのため、写真調、色差最小のようにインク混色で再現しても良いカラープロファイルを作成する場合は、ステップS505へ進む。
<S603>
ステップS602で、稜線上の色の調整を行うと判断した場合は、ステップS603で、上記稜線上の色に関する調整を行う。具体的には、ステップS601で作成したプロファイルにおいて上記稜線上の格子点に対応する格子点目標値を、プリンタ色域における白からイエローを結ぶ稜線上に移し、結果として、上記稜線上の格子点目標値が同一色相のインクのみで再現されるようにする。
図8は、ステップS603の稜線調整処理の詳細を示すフローチャートである。以下、図8を参照して稜線調整処理を説明する。
<S701>
先ず、ステップS701で、ステップS601で生成したプロファイルにおける格子点目標値の中から、白からイエローを結ぶ稜線上の格子点に対応する格子点目標値(色)を取得する。
<S702>
次にステップS702において、ステップS502で取得した測色値のうち、プリンタ色域502における白からイエローを結ぶ稜線上に存在する、格子点に対応した色を取得する。
<S703>
そして、ステップS703において、ステップS701で取得した格子点目標値(色)と、ステップS702で取得した上記稜線上に存在する格子点の色、それぞれについて格子点距離の比を算出する。
先ず、格子点の距離を算出する。図9は、ステップS701で取得した、白からイエローを繋ぐ稜線上の格子点に対応する色を、L****色空間上で示す図である。
図9に示す例のように、縦軸をL*、横軸の一方をa*、他方をb*とし、白からイエローの間に5つの格子点の色が存在するとした場合、白W(LW、aW、bW)とイエローY(LY、aY、bY)とを結ぶ破線で示す稜線上にある5つの格子点の色PX(LPX、aPX、bPX)(X=1〜5の整数)および白について、それぞれイエローからの格子点距離PE1〜PE6は、式(1)によって算出される。
PE1=SQR((LP1−LY2+(aP1−aY2+(bP1−bY2
PE2=SQR((LP2−LP12+(aP2−aP12+(bP2−bP12)+PE1
PE3=SQR((LP3−LP22+(aP3−aP22+(bP3−bP22)+PE2
PE4=SQR((LP4−LP32+(aP4−aP32+(bP4−bP32)+PE3
PE5=SQR((LP5−LP42+(aP5−aP42+(bP5−bP42)+PE4
PE6=SQR((LW−LP52+(aW−aP52+(bW−bP52)+PE5
式(1)
なお、格子点距離の算出は白からイエローを繋ぐ稜線は直線とは限らないことから式(1)によるものが好ましいが、本算出方法に限るものではない。
次に、格子点距離を(2)によって正規化し、PE1〜PE6の正規化後の値、すなわち格子点距離の比PE1’〜PE6’を算出する。
PE1’=PE1/PE6
PE2’=PE2/PE6
PE3’=PE3/PE6
PE4’=PE4/PE6
PE5’=PE5/PE6
PE6’=PE6/PE6=1 式(2)
プリンタ色域における上記稜線の格子点の色についても、上記式(1)および式(2)と同様の式を用いて、格子点距離DE1〜DE6と、正規化した値DE1’〜DE6’を算出する。なお、格子点数は格子点目標値の数と同じであるとは限らない。
<S704>
次のステップS704では、格子点目標値の位置関係である、格子点距離の比PE1’〜PE6’を維持したまま、格子点目標値P1〜P5を、プリンタ色域の白からイエローにおける稜線上に、格子点の色PD1〜PD6として再配置する。
図10は、格子点の再配置を説明する図であり、横軸をLab色空間上のa*、縦軸をb*としている。再配置は、以下の式(3)に従い、格子点距離の比を維持した状態で行われる。
PD1=DE6×PE1’
PD2=DE6×PE2’
PD3=DE6×PE3’
PD4=DE6×PE4’
PD5=DE6×PE5’
PD6=DE6×PE6’ 式(3)
さらに各格子点のLab座標を、以下の式(4)に従って算出する。例えば、格子点目標値P1のLab座標を算出する場合、YからP1まで色差を正規化した値PE1’が、プリンタ色域の格子点の色差を正規化した値DE1’〜DE6’の中で、DE1’≦PE1’<DE2’である場合、
PD1=(LE2−LE1)×(PE1’−DE1’)/(DE2’−DE1’)+LE1
PD1=(aE2−aE1)×(PE1’−DE1’)/(DE2’−DE1’)+aE1
PD1=(bE2−bE1)×(PE1’−DE1’)/(DE2’−DE1’)+bE1
式(4)
となる。
ここで、PE1’は、格子点目標値のW−Y間の距離(=色差)の総和(=PE6)で正規化した値であり、上記W−Y間の距離の何%の位置に格子点目標値が存在するかを示している。同様に、DE1’、DE2’は、それぞれプリンタ色域におけるW−Y間の距離(=色差)の総和(=DE6)で正規化した値であり、上記W−Yの中で何%の位置に格子点があるかを示している。そして、色相角がW−Yの間で変化すること、カーブすることがあることを考慮すると、W−Y間の距離(=色差)からその中に存在する格子点の色の位置を算出すると、格子点目標値の粗密を維持できなくなる可能性がある。このような問題を解消するために、上記W−Y間の距離(=PE6)を、式(1)に示したように、W−Y間に存在する格子点の色ごとの総和で求める。それとともに、プリンタ色域のW−Y間に格子点に設定するときも同様、各格子点の色の位置(正規化した比率)から配置を求めていくことから、LE1などを加算する。
以上の方法により、ステップS601で作成したプロファイルにおいて、その白からイエローを繋ぐ稜線上の格子点目標値が、プリンタ色域の白からイエローの稜線上に存在する格子点目標値となる調整が行われる。なお、本手法では、格子点間隔を距離で算出したが、明度、彩度、ΔE94、ΔE2000など色差を用いて算出してもよい。また、色空間もLab色空間に限るものではない。
再び、図7を参照すると、上述したステップS603の稜線調整処理の後、ステップS604で連続性向上処理を行う。
<S604>
ステップS604では、近傍格子点の色の連続性を向上させるための処理を行い、ステップS603の稜線調整処理後の格子点目標値と近傍格子点の色との格子点間隔を均等にする。
具体的には、この処理は、ステップS603における稜線調整処理の後の格子点目標値を用いて、以下の式(5)に従って行う。
例えば、ビットX数、格子点数Nの格子点目標値としたとき、式(5)、式(6)を用いて格子点数Mの格子点目標に変換する。(但し、N>Kとする。)
格子点数Mの格子点間間隔をIとした場合、
I=X3/(K−1) 式(5)
そして、格子点数KのときのRGB信号値を(RK、GK、BK)を式(6)のように求める。
K=I × S (但し、S=0〜K−1)
K=I × T (但し、T=0〜K−1)
k=I × U (但し、U=0〜K−1) 式(6)
次に、(RK、GK、BK)に対応する目標値であるLab値(LK、aK、bK)を、ステップS603で求めた調整後の格子点目標値を用いて4点補間法などを用いて算出する。そして、算出された格子点数Kの格子点目標値と、前述の方法用いて、格子点数Nの格子点目標値を求める。その結果、白からイエローを繋ぐ稜線とその近傍格子点における格子点間隔が、明度、彩度、色相方向全てにおいて均等になる。そして、上述の方法により求められた白からイエローを繋ぐ稜線とその近傍格子点の連続性が向上した目標値に対して、ステップS603で算出した格子点目標値の近傍格子点の領域のみ置き換える。本実施形態では、白からイエローを繋ぐ稜線上の格子点を除くRGWKに囲まれる格子点を入れ替えているが、色差の閾値などで置きかえを判断してもよく、別の方法を適用しても良い。また、連続性向上処理についても、上記方法は効果がある上に容易な方法であるが、印刷媒体や単純平均などフィルタ処理を行なってもよく、本実施形態に限るものではない。以上の処理によって、格子点目標値算出処理部303(図3)による格子点目標値の算出が行われる。
再び図6を参照すると、上述したステップS504の格子点目標値算出処理の後、ステップS505でカラーパラメータ生成処理を行う。
<S505>
ステップS505では、ステップS504で算出された格子点目標値L***値とステップS504で測色されたパッチの測色値とに基づいて、算出された格子点目標L***値に対応するRGB値を算出する。この処理は、図3にて上述したように、カラーパラメータ生成処理部307によって行われる。
格子点(R,G,B)対応したパッチの測色値LIn(R,G,B)、aIn(R,G,B)、bIn(R,G,B)と、その格子点に対応した格子点目標値のLout(R,G,B)、aout(R,G,B)、bout(R,G,B)とは、一般的には一致していない。そこで、本処理では、格子点値(R,G,B)に対応する格子点目標値Lout(R,G,B)、aout(R,G,B)、bout(R,G,B)値と同一または最も近い値のパッチ測定値に対応したRGB値を算出する。この算出は、上記パッチの測色値と格子点目標値の情報を基に、逆変換など公知の方法によって行うことができる。
<S506>
次に、ステップS506で、ステップS505で生成された、入力色空間であるsRGBデータをプリンタの出力デバイス依存RGBデータに変換にするためのカラーパラメータを、カラーマッチングテーブルとして格納する。この処理は、カラーパラメータ形式変換処理部308によって行われ、カラーマッチングテーブルのパラメータ格納形式に変換されて格納される。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、白からイエローを繋ぐ稜線上の色をインク混色のない色再現を可能とするカラープロファイルを作成することができる。
また、予め用意された基本となる代表プロファイルを用い、それに対して調整を加えるだけでカラープロファイルを作成することができる。これにより、作成処理を自動化することが容易でありまた効率的な作成処理とすることも可能となる。
なお、本実施形態では、プリンタ110に内蔵されている測色部110もしくはプリンタに接続していた測色器を例に挙げたが、ホストコンピュータ100と接続する不図示の測色器といった個別の装置で構成にしても同様の効果が得られる。また、以上のプロファイル作成処理は、上述したようにホストコンピュータが実行することにより、そのホストコンピュータがプロファイル作成装置を構成することになる。
さらに、本実施形態ではイエローについて記載したが、プリンタに搭載されている有彩色インク(マゼンタ、シアン、レッド、ブルー、グリーンなど)に対応する他の色相ついても適用することで、インク混色の無い色再現を実現することができる。また、シアンと淡シアンインクのように同一色相の色材色を複数搭載しているプリンタで本実施形態を適用した場合は、白からシアンの最大彩度の間をシアンと淡シアンを使用して、インク混色の無い色再現を実現するカラープロファイルを作成しても良い。さらに、黒から色材色色相の頂点を繋ぐ稜線上の色については、少なくとも黒インクと色材色を使用するため完全にインク混色を防ぐことはできない。但し本手法を用いて、カラープロファイルの黒から色材色色相の最大彩度の格子点とを繋ぐ稜線上の格子点の色を、出力デバイスの色再現領域における黒から色材色色相の最大彩度の格子点の色とを繋ぐ稜線上を使用するカラープロファイルを作成することで実現できる。上記のように適用することで、黒から色材色色相は、インク混色を低減し且つ色濁り少ない色再現のカラープロファイルを生成することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態は、ホストコンピュータがプロファイル作成装置を構成する形態に関するものであるが、この形態に限られないことはもちろんである。上記実施形態にかかるプリンタがプロファイル作成装置を構成する形態であってもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 ホストコンピュータ
110 プリンタ
117 測色部
201 色空間変換処理部
301 出力デバイス色再現領域情報取得処理部
302 代表プロファイル取得処理部
303 格子点目標値算出処理部
304 混色目標値生成処理部
305 稜線調整処理部
306 連続性向上処理部
307 カラーパラメータ生成処理部
308 カラーパラメータ形式変換処理部

Claims (9)

  1. デバイス色空間において規定される格子点と、該格子点に対応した非デバイス色空間における色である格子点目標値と、の対応関係を定めたプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、
    予め用意された代表プロファイルの格子点目標値である色再現目標値と、出力デバイスの色再現領域と、に基づいてプロファイルを生成する混色プロファイル生成手段と、
    混色プロファイル生成手段によって生成されたプロファイルにおいて、非デバイス色空間における白と色材色色相の最大彩度の色とを結ぶ稜線上に存在する前記代表プロファイルの色再現目標値と同じ格子点に対応する、当該プロファイルの格子点目標値が、前記非デバイス色空間における出力デバイスの色再現領域の白と色材色色相の最大彩度の色とを結ぶ稜線上の格子点に対応した色となるよう前記対応関係を調整する稜線調整手段と、
    を具えたことを特徴とするプロファイル作成装置。
  2. 前記稜線調整手段で調整された稜線上の格子点目標値と近傍格子点の色との連続性を向上するための連続性向上処理手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1に記載のプロファイル作成装置。
  3. 前記稜線調整手段は、前記混色プロファイル生成手段によって生成されたプロファイルの、前記代表プロファイルの色再現目標値と同じ格子点に対応する格子点目標値の位置関係を維持するように、前記対応関係を調整することを特徴とする請求項1または2にプロファイル作成装置。
  4. 前記格子点目標値の位置関係は、前記稜線上の格子点目標値の距離の比が維持されることを特徴とする請求項3に記載のプロファイル作成装置。
  5. 前記格子点目標値の位置関係は、前記稜線上の格子点目標値の明度の比が維持されることを特徴とする請求項3に記載のプロファイル作成装置。
  6. 前記格子点目標値の位置関係は、前記稜線上の格子点目標値の彩度の比が維持されることを特徴とする請求項3に記載のプロファイル作成装置。
  7. 前記連続性向上処理手段は、前記稜線調整手段による調整によって位置関係が変化した前記稜線上の格子点目標値と近傍格子点の色との間隔を修正することを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載のプロファイル作成装置。
  8. デバイス色空間において規定される格子点と、該格子点に対応した非デバイス色空間における色である格子点目標値と、の対応関係を定めたプロファイルを作成するためのプロファイル作成方法であって、
    予め用意された代表プロファイルの格子点目標値である色再現目標値と、出力デバイスの色再現領域と、に基づいてプロファイルを生成する混色プロファイル生成工程と、
    混色プロファイル生成工程によって生成されたプロファイルにおいて、非デバイス色空間における白と色材色色相の最大彩度の色とを結ぶ稜線上に存在する前記代表プロファイルの色再現目標値と同じ格子点に対応する、当該プロファイルの格子点目標値が、前記非デバイス色空間における出力デバイスの色再現領域の白と色材色色相の最大彩度の色とを結ぶ稜線上の格子点に対応した色となるよう前記対応関係を調整する稜線調整工程と、
    を有したことを特徴とするプロファイル作成方法。
  9. コンピュータに読み取られることにより、当該コンピュータを請求項1ないし7のいずれかに記載のプロファイル作成装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019075778A (ja) * 2017-10-17 2019-05-16 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法ならびにプログラム

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