JP2014012590A - 乗客コンベアのデマンド制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗客コンベアの現在、過去の利用状況に応じてデマンド制御が行なうことができる乗客エレベーターのデマンド制御装置を提供する。
【解決手段】デマンド監視装置104から警報信号が入力したときの第1利用点数、直近1時間の第2利用点数、過去三ヶ月の第3利用点数とから全体利用点数を求め、この全体利用点数が低いほどにエスカレータ10の運転速度を減速する。
【選択図】 図3
【解決手段】デマンド監視装置104から警報信号が入力したときの第1利用点数、直近1時間の第2利用点数、過去三ヶ月の第3利用点数とから全体利用点数を求め、この全体利用点数が低いほどにエスカレータ10の運転速度を減速する。
【選択図】 図3
Description
本発明の実施形態は、乗客エレベーターのデマンド制御装置に関するものである。
最近の電力不足により、省エネが要請されている。そのため、従来より建物のデマンド監視システムと連動して、エレベーター消費電力を低減させるエレベーター電力調整装置が提案されている。
このエレベーター電力調整装置は、デマンド監視システムがデマンド警告を発した場合に、エレベーターの速度又は加速度を減速して消費電力の低減を図っている。
しかし、上記のエレベーター電力調整装置においては、エレベーターの現在の利用状況にのみ対応したデマンド制御を行なっているので、乗客が多数のる可能性があるにも係わらず、エレベーターの速度を落とすと乗客には不便になるという問題点があった。
そこで、本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、乗客コンベアの現在、過去の利用状況に応じてデマンド制御が行なうことができる乗客エレベーターのデマンド制御装置を提供することを目的とする。
本実施形態は、n台(但し、n=>1である)の乗客コンベアを一つのグループとして設定し、前記各乗客コンベアが設置された建物のデマンド監視装置から警報信号が入力した時に、前記グループの属する前記乗客コンベアのデンマンド制御を行う乗客コンベアのデンマンド制御装置であって、前記警報信号が入力した時の前記グループの利用状況が高い程に点数が上がる第1利用点数を算出する第1算出手段と、前記警報信号が入力する時までの前記グループの直近A時間(但し、A=>1である)の利用状況が高い程に点数が上がる第2利用点数を算出する第2算出手段と、過去Bヶ月(但し、B=>1である)の前記グループの利用状況が高い程に点数が上がる第3利用点数を日時毎に記憶している記憶手段と、前記警報信号が入力した時の前記第1利用点数、前記警報信号が入力する時までの前記直近A時間の前記第2利用点数、及び、前記警報信号が入力した時の日時に対応した前記第3利用点数に基づいて全体利用点数を算出する全体算出手段と、前記全体利用点数が低い程に、前記各乗客コンベアの運転速度を予め定めた通常速度より低速にする制御手段と、を有する乗客コンベアのデンマンド制御装置である。
以下、一実施形態の乗客コンベアのデマンド制御装置102を、エスカレータ10を例として図1〜図6に基づいて説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10のトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を介して支持されている。トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、駆動装置18が設けられている。この駆動装置18には、モータ20と、このモータ20により動作する駆動チェーン22が連結され、この駆動チェーン22により駆動スプロケット24が駆動される。モータ20には、サーマルプロテクターなどの過負荷保護装置が設けられている。また、上階側の機械室14内部には、制御装置50が設けられている。トラス12の下端部にある下階側の機械室16内には、従動スプロケット26が設けられ、駆動スプロケット24と従動スプロケット26との間に踏段チェーン28が掛け渡され、踏段チェーン28には複数の踏段30が等間隔で連結されている。
踏段30は、その前後に前輪30a及び後輪30bが取り付けられ、これら前輪30a及び後輪30bが、トラス12内に設けられた不図示の往路ガイドレール、帰路ガイドレール及び反転ガイドレールからなるガイドレールによって案内されることにより、複数の踏段30は、踏段チェーン28の移動と連動して循環走行する。
踏段30が反転する位置の上部が利用者の乗降口であり、乗降口には上階側の乗降板32、下階側の乗降板34が設けられている。
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部を手摺りベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部を覆う正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には、下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42の正面から、手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48が突出している。欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられている。また、上階側の正面スカートガード40には、上階側の操作盤52が設けられ、この近くのスカートガード44には、上階側のスピーカ54が設けられている。下階側の正面スカートガード42にも下階側の操作盤56が設けられ、その近くのスカートガード44には、下階側のスピーカ58が設けられている。
(2)デマンド監視システム100
次に、エスカレータ10のデマンド制御装置102からなるデマンド監視システム100について図2に基づいて説明する。
次に、エスカレータ10のデマンド制御装置102からなるデマンド監視システム100について図2に基づいて説明する。
デマンド監視システム100は、上記で説明した複数台のエスカレータ10をデマンド制御装置102を用いてデマンド制御する。図2に示すように、建物1に複数台のエスカレータ10が設置されている。そして、これら複数台のエスカレータ10は、例えば5つのグループに分けられ、第1グループには、建物1の1階と2階に設置された6台のエスカレータ10が属し、第2グループには、3階と4階に設置された6台のエスカレータ10が属し、第3グループには、5階と6階に設置された4台のエスカレータ10が属し、第4グループには、7階と8階に設置された4台のエスカレータ10が属し、第5グループには、9階と10階に設置された4台のエスカレータ10が属する。
(3)デマンド制御装置102
デマンド制御装置102について図2と図3に基づいて説明する。デマンド制御装置102が、第1グループから第5グループにそれぞれ設けられ、各エスカレータ10の制御装置50と接続されている。
デマンド制御装置102について図2と図3に基づいて説明する。デマンド制御装置102が、第1グループから第5グループにそれぞれ設けられ、各エスカレータ10の制御装置50と接続されている。
図2に示すように、5台のデマンド制御装置102は、建物1に設置されているデマンド監視装置104に接続されている。デマンド監視装置104は、建物1にある複数台のエスカレータ10、空調設備、照明設備、衛生設備、その他の設備の使用電力を監視し、電力需要が上昇していき予想デマンド値が一定値を超えたら、5台のデマンド制御装置102に警報信号を出力する。
ここで「デマンド値」について説明する。高圧受電の使用者は、電力会社が取り付けた電子式電力量計を使用しているが、この電子式電力量計内には最大需要電力計(デマンド計)が組み込まれている。この最大需要電力計は、所定の時間(例えば、30分間)の電気の使用量を計測し平均使用電力(kW)を算出しており、この平均使用電力がデマンド値となる。
各デマンド制御装置102は、デマンド監視装置104から警報信号が入力するとそれぞれ個別に各グループに属するエスカレータ10をデマンド制御する。各デマンド制御装置102の構成について図3のブロック図に基づいて説明する。なお、以下では第1グループを代表して説明する。
第1グループのデマンド制御装置102は、第1算出部106、第2算出部108、第3算出110、記憶部112及び全体算出部114を有する。
(3−1)第1算出部106
まず、第1算出部106について説明する。
まず、第1算出部106について説明する。
第1算出部106には、エスカレータ10の制御装置50からエスカレータ10の運転状況がリアルタイムに入力される。運転状況とは、例えば、モータ20の負荷率を用いる。エスカレータ10を利用する乗客が多い場合には、このモータ20の負荷率が上がり、少ないほど負荷率が下がる。第1算出部106は、各エスカレータ10から入力した負荷率を例えば3分間累積して、現在(デマンド監視装置104から警報信号が入力した時点)から過去3分間の平均した平均負荷率をエスカレータ10毎に求める。
次に、第1算出部106は、平均負荷率と第1〜第3利用閾値とから各エスカレータ10の利用状況について「混雑」「通常」「閑散」「無人」に区分する。そして、第1算出部106は、第1利用点数として混雑=4点、通常=3点、閑散=2点、無人=1点を与える。例えば、第1算出部106は、第1グループに属する1台目のエスカレータ10に関して、平均負荷率が第1利用閾値よりも高いため「混雑」と判断し、第1利用点数として4点を与える。第1算出部106は、2台目、3台目のエスカレータ10に関しては、それら平均負荷率が第1利用閾値よりも低いが第2利用閾値よりも高いため「通常」と判断し3点を与える。第1算出部106は、4台目、5台目のエスカレータ10に関しては、それら平均負荷率が第2利用閾値よりも低いが第3利用閾値よりも高いため「閑散」と判断し2点を与える。第1算出部106は、6台目のエスカレータ10に関しては、その平均負荷率が第3利用閾値よりも低いので「無人」と判断し1点を与える。
なお、この各利用閾値は、その建物1の混雑状態や種類によって異なってくるため、実験等によって予め設定しておく。
このようにして、まず、第1算出部106は、第1グループに属する6台のエスカレータ10に関して、それぞれ第1利用点数を与える。
次に、第1算出部106は、6台のエスカレータ10の中で、最も第1利用点数が高いものを、第1グループの現在の第1利用点数として採用する。上記例の場合には、第1算出部106は、4点を第1利用点数として与える。
(3−2)第2算出部108
次に、第2算出部108について説明する。
次に、第2算出部108について説明する。
第2算出部108は、現在(デマンド監視装置104から警報信号が入力した時点)から直近1時間以内の利用状況から第2利用点数を算出する。
算出方法は、第1算出部106から出力された現在(現在から過去3分間)の第1利用点数を1時間分積層した合計第1利用点数から、直近1時間の第2利用点数を算出する。例えば、混雑状態が1時間継続している場合には、4点×3分/60分=80点となり、無人状態が1時間継続している場合には、1点×3分/60分=20点となる。そのため、第2算出部108は、この合計第1利用点数が予め定めた第1点数範囲(例えば、20点〜35点)の場合には第2利用点数として1点を与え、合計第1利用点数が第2点数範囲(36点〜50点)の場合には、第2利用点数として2点を与え、合計第1利用点数が第3点数範囲(51点〜65点)の場合には、第2利用点数として3点を与え、合計第1利用点数が第4点数範囲(66点〜80点)の場合には、第2利用点数として4点を与える。
これによって、第2算出部108は、現在から直近1時間の第2利用点数を算出できる。この第2利用点数は、3分毎に計算をし直して、新たな第2利用点数に更新する。
(3−3)第3算出部110
次に、第3算出部110について説明する。
次に、第3算出部110について説明する。
第3算出部110は、第2算出部108が算出した現在(デマンド監視装置104から警報信号が入力した時点)から直近1時間の第2利用点数から、各日の時間毎の第3利用点数を算出する。
算出方法は、次のように行う。
まず、例えば6月25日(月曜日)の午後1時〜午後2時の第2利用点数を、そのまま第3利用点数と設定したり、又は、午後1時〜午後2時の間の最大の第2利用点数を第3利用点数と設定する。このようにして6月25日(月曜日)の24時間毎の第3利用点数が算出される。
次に、第3算出部110は、各日の24時間毎の第3利用点数を曜日で整理し直す。具体的には、図5に示すように、第3算出部110は、曜日別の各時間帯(例えば、2時間毎)の第3利用点数を表にして、過去三ヶ月間のデータを記憶部112に記憶させる。なお、過去三ヶ月間には同じ曜日は複数存在するため、これら同じ曜日の平均値、又は、最も高い点数の第3利用点数を、第3利用点数として記憶する。この更新は、毎日行なう。
また、第3算出部110は、曜日毎ではなく、図6に示すように、平日/休日に分けて記憶させてもよい。
さらに、第3算出部110は、時間帯も2時間毎ではなく3時間毎や4時間毎、又は朝、昼、晩毎に分類して記憶させてもよい。なお、2時間毎の第3利用点数の算出の方法は、平均値を求めたり、又は、どちらか1時間の中の高い利用点数を採用する。
(3−4)全体算出部114
次に、全体算出部114について説明する。
次に、全体算出部114について説明する。
まず、全体算出部114は、デマンド監視装置104から警報信号が入力すると、入力した時点の第1利用点数を第1算出部106から入手し、同じく直近1時間の第2利用点数を第2算出部108から入手し、同じく過去三ヶ月分の第3利用点数を記憶部112から入手する。
次に、全体算出部114は、第1利用点数と第2利用点数の積の値を求め、その積に第3利用点数を加算して全体利用点数を算出する。
次に、この全体利用点数にも予め第1〜第2全体閾値が設けられ、全体算出部114は、全体利用点数が、第1全体閾値より高い場合は「速度維持」、第2全体閾値より高く第1全体閾値よりも低い場合には「減速」、第2全体閾値より低い場合は「停止」に分類する。
最後に、全体算出部114は、速度維持、減速、又は、停止の信号を第1グループの全ての制御装置50に送信し、第1グループに属するエレベーター10が速度維持、減速、又は、停止してデマンド制御できる。
このように1つの全体利用点数で、第1グループの全てのエスカレータ10の速度を決定するのは、1箇所のみの停止などになると故障や異常といった印象を与えるためである。
また、第1算出部106が、第1グループに属する6台のエスカレータ10の負荷率の平均値を用いないのは、最も高い負荷率のエスカレータ10に合わすと、最も乗客の人数に対応したサービスとなるからである。
第2グループ〜第5グループについても、第1グループと同様に、各グループのデマンド制御装置102がデマンド制御を行なう。
(4)デマンド監視システム100の動作状態
次に、デマンド監視システム100の動作状態について図4のフローチャートに基づいて説明する。
次に、デマンド監視システム100の動作状態について図4のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS1において、各グループのデマンド制御装置102は、デマンド監視装置104から警報信号を受信したか否かを判断し、受信していればステップS2に進み(YESの場合)、受信していない場合にはステップS1を継続する(NOの場合)。
ステップS2において、各グループのデマンド制御装置102が警報信号を受信したので、第1算出部106が、各グループに属するエスカレータ10の負荷率に基づいて警報信号が入力したときの第1利用点数をそれぞれ算出し、この中で最も点数の高い第1利用点数を全体算出部114に出力する。そしてステップS3に進む。
ステップS3において、各グループのデマンド制御装置102の第2算出部108が、警報信号が入力したときから直近1時間の第2利用点数をそれぞれ算出し、全体算出部114に出力する。そしてステップS4に進む。
ステップS4において、各グループのデマンド制御装置102の第3算出部110が、警報信号が入力した日時から過去三ヶ月の第3利用点数を記憶部112から全体算出部114が呼び出す。そしてステップS4に進む。
ステップS5において、各グループのデマンド制御装置102の全体算出部114は全体利用点数を計算する。そしてステップS6に進む。
ステップS6において、各グループのデマンド制御装置102の全体算出部114が算出した全体利用点数に基づいて速度維持、減速、又は停止の信号を各制御装置50に出力し、各グループに属する各制御装置50は、それに対応したエスカレータ10をデマンド制御する。そしてステップS7に進む。
ステップS7において、所定時間(例えば、10分間)を経過していればステップS1に戻り、所定時間が経過していない場合には、ステップS6に戻る。
(5)効果
本実施形態によれば、デマンド監視装置104から警報信号が出力されたときの利用状況、直近1時間の利用状況、及び、過去三ヶ月の利用状況に基づいてエスカレータ10を速度維持、減速、停止のデマンド制御を行なうため、現在の利用状況だけでなく、過去の利用状況に応じたデマンド制御を行なうことができる。
本実施形態によれば、デマンド監視装置104から警報信号が出力されたときの利用状況、直近1時間の利用状況、及び、過去三ヶ月の利用状況に基づいてエスカレータ10を速度維持、減速、停止のデマンド制御を行なうため、現在の利用状況だけでなく、過去の利用状況に応じたデマンド制御を行なうことができる。
また、電力需要が高まったときにエスカレータ10の管理人が運転を停止させる手間が省ける。
(6)変更例
上記実施形態では、デマンド監視装置104から警報信号が発せられたときにエスカレータ10をデマンド制御したが、これに加えてデマンド制御を行なっていることをスピーカ54,58からアナウンスしたり、操作盤52,56に表示して、節電に積極的なことをアピールしてもよい。
上記実施形態では、デマンド監視装置104から警報信号が発せられたときにエスカレータ10をデマンド制御したが、これに加えてデマンド制御を行なっていることをスピーカ54,58からアナウンスしたり、操作盤52,56に表示して、節電に積極的なことをアピールしてもよい。
また、上記実施形態では直近1時間の第2利用点数を求めたが、これに代えて直近2時間、直近3時間などの利用状況に応じて第2利用点数を算出してもよい。
また、上記実施形態では過去三ヶ月の第3利用点数を求めたが、これに限らず、過去一ヶ月、過去二ヶ月、過去四ヶ月〜過去六ヶ月の第3利用点数を求めてもよい。
また、各エスカレータ10の利用状況を求める場合に、モータ20の負荷率を用いたが、これに代えて乗客の数を検出するセンサを設け、このセンサからの出力によって乗客の数に対応した第1利用点数を算出してもよい。
また、第1算出部は、現在から過去3分間の負荷率を用いたが、これに限らず1分〜5分の負荷率を用いてもよい。
また、上記実施形態では全体算出部114は、全体利用点数を算出する場合に、第1利用点数と第2利用点数の積に第3利用点数を加算したが、これに限らず、第1利用点数、第2利用点数、第3利用点数にそれぞれ重みをかけて合計した値で第3利用点数を求めてもよい。この場合に、第1利用点数、第2利用点数、第3利用点数の順番に重みを低くしていき、警報信号の入力時の利用状況が最も反映されるような第3利用点数を計算するのがよい。例えば、第1利用点数の重みを0.5、第2利用点数の重みを0.3、第2利用点数の重みを0.2である。
また、上記実施形態では、乗客コンベアとしてエスカレータ10で説明したが、動く歩道に適応してもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・建物、10・・・エスカレータ、50・・・制御装置、100・・・デマンド制御システム、102・・・デマンド制御装置、104・・・デマンド監視装置、106・・・第1算出部、108・・・第2算出部、110・・・第3算出部、112・・・記憶部、114・・・全体算出部
Claims (9)
- n台(但し、n=>1である)の乗客コンベアを一つのグループとして設定し、前記各乗客コンベアが設置された建物のデマンド監視装置から警報信号が入力した時に、前記グループの属する前記乗客コンベアのデンマンド制御を行う乗客コンベアのデンマンド制御装置であって、
前記警報信号が入力した時の前記グループの利用状況が高い程に点数が上がる第1利用点数を算出する第1算出手段と、
前記警報信号が入力する時までの前記グループの直近A時間(但し、A=>1である)の利用状況が高い程に点数が上がる第2利用点数を算出する第2算出手段と、
過去Bヶ月(但し、B=>1である)の前記グループの利用状況が高い程に点数が上がる第3利用点数を日時毎に記憶している記憶手段と、
前記警報信号が入力した時の前記第1利用点数、前記警報信号が入力する時までの前記直近A時間の前記第2利用点数、及び、前記警報信号が入力した時の日時に対応した前記第3利用点数に基づいて全体利用点数を算出する全体算出手段と、
前記全体利用点数が低い程に、前記各乗客コンベアの運転速度を予め定めた通常速度より低速にする制御手段と、
を有する乗客コンベアのデンマンド制御装置。 - 前記第1算出手段は、n台の前記乗客コンベアの中で最も高い利用状況から前記第1利用点数を算出する、
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記第1算出手段は、前記警報信号が入力した時までの過去C分間(5分>C>1分)の前記各乗客コンベアの負荷率、又は、乗客の人数から前記第1利用点数を算出する、
を有する請求項1又は2に記載の乗客コンベア。 - 前記第2算出手段は、前記警報信号が入力した時までの前記直近A時間の前記第1利用点数を積算して、積算した前記第1利用点数から前記第2利用点数を算出する、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗客コンベア。 - 前記記憶手段は、前記過去Bヶ月における各曜日の時間帯毎の第3利用点数を記憶し、前記警報信号が入力した時の日時に対応する前記曜日の前記時間帯の前記第3利用点数を呼び出す、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗客コンベア。 - 前記記憶手段は、前記過去Bヶ月の平日と休日に分けた時間帯毎の第3利用点数を記憶し、前記警報信号が入力した時の日時に対応する前記平日、又は、前記休日の前記時間帯の前記第3利用点数を呼び出す、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗客コンベア。 - 前記記憶手段は、前記第2算出手段が算出した第2利用点数と、前記算出した日と、前記算出した時刻に基づいて、前記第3利用点数を算出して、記憶する、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乗客コンベア。 - 前記全体算出手段は、前記第1利用点数と前記第2利用点数の積の値に、前記第3利用点数を加算して、前記全体利用点数を算出する、
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の乗客コンベア。 - 前記全体算出手段は、前記第1利用点数と第1重みa1の積と、前記第2利用点数と第2重みa2の積と、前記第3利用点数と第3重みa3の積との総和を前記全体利用点数とする、
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
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