JP2014012458A - 制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン回転数をモニタすることにより、エンジンが駆動状態にあるか停止状態にあるかを判定する。不揮発性メモリ21gには、エンジンが駆動状態にある場合と、停止状態にある場合とに分けられて、それぞれエンジン走行距離積算値、ゼロ燃費走行距離積算値が記憶される。さらに、不揮発性メモリ21gには、総走行距離積算値、総走行距離に対するエンジン走行距離の割合(距離比率)が記憶される。そして、これらの各値が表示部に表示される。
【選択図】 図3
Description
例えば、車両等の表示部に割合的情報を表示し、割合的情報を、所定期間における、駆動源に関連した累積的な動作に関する割合とする構成とすれば、車両の運転者等は、表示された割合的情報を確認することで、所定期間における、駆動源に関連した累積的な情報を容易に把握することができる。なお、表示部は、車両に設けたものでもよいし、車両内あるいは車両外に存在する、スマートフォン等の携帯端末等やパソコン等でもよい。
例えば、車両等の表示部に割合的情報として、消耗度合いに関連する情報に基づく情報を表示し、割合的情報を、所定期間における、複数の駆動源に関連した累積的な動作に関する割合とする構成とすれば、車両の運転者等は、表示された割合的情報を確認することで、所定期間における、複数の駆動源に関連した累積的な消耗度合いに関連する情報を容易に把握することができる。
例えば、表示部をハイブリッド車内の運転者が視認可能な位置に設置すれば、例えば車のメンテナンスを行っている店舗等に停車した際に、駆動源ごとに求めた情報に基づく割合的情報を見て、駆動源ごとに関連する部分のメンテナンスが必要か否かを容易に判断できる。例えば自宅のパソコンの表示部に表示するように構成すれば、自宅のパソコン画面(通常、車載機器の画面より大きいので視認性がよりよい)でメンテナンスの要否を確認することも可能となる。
図1は、本発明の制御システムの実施例1に係る車搭載用の表示装置の車両内設置状態を示す模式図である。
図1に示すように、車両内のダッシュボード10には、センターコンソール11が組み込まれており、そのセンターコンソール11の左側には、車両ECUに接続されたコネクタ12が設置されている。また、センターコンソール11の上側には、本実施例の特徴を成す車搭載用の表示装置20が設置されている。そして、コネクタ12には、OBDIIアダプタ13が着脱自在に接続され、OBDIIアダプタ13の出力側がケーブル14を介して表示装置20に接続されている。
図1に示した表示装置20は、本実施例の表示制御を行う制御部21と、表示駆動回路31と、ドットマトリクス構成から成るLCD等の表示部32とを備えている。
入力インターフェイス21aは、駆動源の駆動により走行する車両の動作に関する情報をOBDIIアダプタ13を介して車両ECUから取得し、システムバスへ出力する回路である。図示はしないが、車両ECUには、エンジン回転数センサや距離センサなどの各種センサが接続されており、制御部21の入力インターフェイス21aが、エンジン回転数センサ及び距離センサで検出されたエンジン回転数と車速の現在値をOBDIIアダプタ13を介して取得する。
図3に示す例では、表示部32の画面中央部やや右寄りに項目表示域33を配置している。さらに、項目表示域33の右側には数値表示域34、左側には画像表示域35をそれぞれ配置し、表示部32の画面の右上隅部には時刻表示域36を配置している。
(1)表示部32の画面には、割合的情報として距離比率が表示されるので、車両購入時から現在までの期間など所定期間にわたる、複数の駆動源に関連した累積的な消耗度合いに関連する情報として、総走行距離に対するエンジンでの走行距離の割合や、総走行距離に対するエンジン以外(モータや惰性)での走行距離が割合がどの程度であるのかを、容易に把握することができる。すなわち、表示された距離比率を確認することにより、エンジンやモータ毎に固有の箇所の消耗度合いに関連する情報が反映された情報を把握することができる。これにより、例えば車のメンテナンスを行っている店舗等に当該ハイブリッド車両を停車した際に、表示部32の画面の「比率」や「走行距離」という項目の数値を見るだけで、エンジンオイルやタイミングベルトなど駆動源毎に関連する部分のメンテナンスが必要か否かを容易に判断できる。また、表示部32の画面を例えば自宅のパソコンの表示部に表示するように構成すれば、自宅のパソコンの視認性の良い画面でメンテナンスの要否を確認することも可能となる。
割合的情報として、上記実施例1では、エンジン回転数をモニタすることで、総走行距離に対するエンジン走行距離の割合(距離の割合)を表示するようにしたが、実施例2では、アイドリングストップ車を使用して、エンジン回転数をモニタすることで、走行時間に対するアイドリングストップ時間の割合(時間の割合)を表示する。
図5に示す情報表示態様が図3に示すものと異なる点は、項目表示域33内には、下から順に「走行時間」、「アイドリングストップ時間」、「節約燃料量」、「比率」というように各項目が文字表示された文字エリア33e、33f、33g、33hを設けている。また、数値表示域34内には、下から順に数値エリア34e、34f、34g、34hを設け、文字エリア33e、33f、33g、33hと数値エリア34e、34f、34g、34hとはそれぞれ対応した位置に配している。
ステップS33以降のルーチンにおいて、まずステップS33では、CPU21bは、CPU21b自身に内蔵されるタイマ1を使用して車両の走行時間の計測を開始する。そして、CPU21bは、時間計測値が例えば1分経過したと判断したら(ステップS34)、ステップS35へ進んで、不揮発性メモリ21g内の走行時間記憶領域に記憶されている現在の走行時間積算値を読み出し、その値に0.1を加算した値を走行時間記憶領域に上書きしてその記憶内容を更新する。次のステップS36では、CPU21bは、走行時間記憶領域に記憶されている走行時間積算値を表示部32の数値エリア34eに表示させて、数値エリア34eの表示内容を更新する。さらに、ステップS37において、CPU21bはタイマ1の計測値をリセットする。
一方、ステップS41以降のルーチンにおいて、まずステップS41では、CPU21bは、OBDIIアダプタ13を介して車両ECUからエンジン回転数の状態を取得する。そして、CPU21bは、エンジン回転数がゼロか否かを判定し(ステップS42)、エンジン回転数がゼロになったら、イグニッションスイッチがオン状態である最中にエンジン回転数がゼロになったので車両がアイドリングストップ状態に入ったものと判断し、処理をステップS43へ進める。
節約燃料量=アイドリング時の単位時間当たりの燃料流量×アイドリングストップ時間
(1)表示部32の画面には、割合的情報として時間比率が表示されるので、車両購入時から現在までの期間など所定期間にわたる、駆動源に関連した累積的な動作に関する割合として、走行時間に対してエンジンが停止していた時間(アイドリングストップ時間)の割合がどの程度であるのかを、容易に把握することができる。
本実施例は、表示装置20が搭載される車両として、エンジンとモータを駆動源とするハイブリッド車両を例にとり、車両位置に対応する地図案内画像を表示装置20の画面に表示するカーナビゲーション機能に本発明を適用するものである。
図8は、実施例3に係る車搭載用の表示装置20の電気的構成を示すブロック図であり、図2と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、表示部32の表示画面には、当該ハイブリッド車両の現在位置周辺の道路地図と共に、車両の現在位置近辺を示す破線円マーク60aと車両の現在位置地点及び進行方向を示す三角マーク60bとから成るポインタ60が道路地図上に重ねて表示され、一目で車両の現在位置が確認できるようになっている。そして、車両が移動するに伴い、車両の現在位置が走行道路地図上にあるように地図全体がスクロールされる。
(1)燃料が消費される区間と燃料が消費されない区間とに色分けされた走行軌跡を確認することにより、所定期間にわたる、エンジンまたはエンジン以外で走行する車両の動作を地図上における走行軌跡の表示色の違いによって容易に把握することができると共に、エコ状態の度合いも容易に把握することができる。
本実施例は、上記実施例3の図9で示したような地図上の色別の走行軌跡を、車両内あるいは車両外に存在するパソコンの画面にも履歴情報として同様に表示できるように構成したものである。
本実施例に用いるパソコンは、図11に示すようなインターネット接続環境を備えた一般的な構成であるので、詳細な構成は省略する。図11は、実施例4に係るパソコンの電気的構成を示すブロック図である。
本実施例の表示装置20側の制御処理が図10で説明した実施例3の制御処理と異なる点は、図12に示すように、現在位置表示ルーチンにおけるステップS65の処理内容を変更した点と、走行軌跡表示ルーチンにおいて新たにステップS81を追加した点である。
パソコン100の補助記憶部105には、本実施例の表示制御処理を行うための専用アプリケーションソフトとして地図表示用プログラムが予めインストールされているものとする。
その後、ステップS101で表示終了用のボタンが押下されたら、CPU101は、処理をステップS101へ進めて地図提供サーバ121との通信を遮断し、本処理を終了する。
(1)実施例1及び実施例2において、表示部32の画面に表示される各項目の数値は、一定の時間間隔で自動的に表示されるようにしたが、手動操作により運転者等の必要に合わせて適宜に表示されるような構成であってもよい。
このようにすることで、時刻の開きが数分以内の範囲にあるなど、時刻情報に連続性を有するとする部分でありかつ最新の履歴データに関する部分の全体を表示画面1ページに表示させることができる。したがって運転者が最近連続して運転した範囲を1ページの範囲に表示させ、一目で、地図上の赤と青の割合によって、エコ運転の度合いなどを、パソコンの比較的大きな画面で容易に確認することができる。
なお、履歴データに連続性を有しない履歴データからさらに履歴データに連続性を有する範囲を特定する処理を繰り返し、履歴データに連続する範囲に番号とその時刻範囲を付した選択ボタンを画面に表示し、ユーザによって選択されたボタンに表示した時刻範囲の履歴データに関する部分の全体を表示画面1ページに表示する構成をさらに備えるようにするとよい。また、複数のボタンを同時に選択可能に表示して、選択された複数のボタンに対応する履歴データに関する部分の全体を表示画面1ページに表示するように構成してもよい。このようにすれば、ユーザが見たい時刻の連続性を有する部分の履歴データについての割合を表示画面1ページとして容易に一目で確認できる。
21b CPU
21c ROM
21d RAM
21e グラフィックチップ
21f グラフィックメモリ
21g 不揮発性メモリ
40 GPS受信機
50 メモリカード
Claims (13)
- 駆動源の駆動により走行する車両の動作に関する情報を所定期間にわたって取得し、取得した所定期間の前記情報に基づいて前記駆動源の動作に関する割合的情報を表示部に表示させる制御を行うこと
を特徴とする制御システム。 - 前記駆動源の駆動により走行する車両の動作に関する情報として、前記駆動源が所定のエコ状態にあるかの情報を備え、
前記割合的情報は、前記所定のエコ状態にあるかの情報に基づく情報としたこと
を特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 前記所定のエコ状態にあるかの情報に基づき、前記所定のエコ状態にあった場合が該所定のエコ状態になかった場合に比べどの程度徳をしていたかを示す利得情報を前記表示部に表示させる制御を行うこと
を特徴とする請求項2に記載の制御システム。 - 前記利得情報は、前記所定のエコ状態にない場合の前記駆動源におけるエネルギー消費に関する情報を用いて算出すること
を特徴とする請求項3に記載の制御システム。 - 前記駆動源の駆動により走行する車両の動作に関する情報として、前記駆動源を複数備えるハイブリッド車両の動作に関する情報を所定期間にわたって取得し、取得した所定期間の前記情報に基づいて前記複数の駆動源の動作による消耗度合いに関連する情報を前記駆動源ごとに求め、前記割合的情報として、当該駆動源ごとに求めた情報に基づく情報を前記表示部に表示させる制御を行うこと
を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の制御システム。 - 前記消耗度合いに関連する情報として、ある駆動源に固有の箇所の消耗度合いと、別の駆動源に固有の箇所の消耗度合いに関連する情報を備えること
を特徴とする請求項5に記載の制御システム。 - 前記消耗度合いに関連する情報として、一駆動源のみに関連する消耗度合いと、すべての駆動源に関連する消耗度合いに関連する情報を備えること
を特徴とする請求項5に記載の制御システム。 - 前記駆動源の駆動により走行する車両の動作に関する情報として、当該車両の位置情報に関連づけた車両の動作に関する情報を備え、
前記割合的情報として、前記位置情報に基づいて地図上に表示させる制御を行うこと
を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の制御システム。 - 前記割合的情報は、距離または時間の割合に関する情報であって、
現在の前記駆動源の駆動により走行する車両の動作に関する情報とともに、前記割合的情報を前記表示部に表示させる制御を行うこと
を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の制御システム。 - 前記ハイブリッド車両は、前記駆動源としてエンジン及びエンジン以外の駆動源により走行する車両であって、
前記ハイブリッド車両の動作に関する情報として、前記エンジンが駆動状態にあるか停止状態にあるかのエンジン状態情報を含み、
前記エンジン状態情報に応じて、前記各駆動源の動作による消耗度合いに関連する情報を求めて、それぞれ独立して累積的に記憶手段に記憶し、
前記記憶手段の記憶内容を所定のタイミングで読み出して前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の制御システム。 - 前記エンジン状態情報は、所定期間に亘って前記エンジンの駆動に関する値をモニタして取得することを特徴とする請求項10に記載の制御システム。
- 前記車両の位置情報に関連づけた車両の動作に関する情報は、車両の走行軌跡を示す情報であり、
前記割合的情報は、前記走行軌跡の表示形態の違いによって示すように前記表示部の地図上に表示させることを特徴とする請求項8に記載の制御システム。 - コンピュータに請求項1から12のいずれかに記載の制御システムとしての各機能を実現させるためのプログラム。
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