JP2014011509A - 音声出力制御装置、音声出力制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】他人が投稿したコメントの確認が容易であることにより、多地点の投稿者があたかも一緒にいるような一体感を得ることができる。
【解決手段】テレビジョン受像機1は、コメント投稿サーバからコメントを受信するデータ通信部105と、データ通信部が受信したコメントについて、当該コメントの属性を示すコメント属性データに応じて音像位置を決定し、決定した音像位置に従って当該コメントの音声を再生させる音声出力制御部116とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】テレビジョン受像機1は、コメント投稿サーバからコメントを受信するデータ通信部105と、データ通信部が受信したコメントについて、当該コメントの属性を示すコメント属性データに応じて音像位置を決定し、決定した音像位置に従って当該コメントの音声を再生させる音声出力制御部116とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、コメントを音声出力を制御する音声出力制御装置、音声出力制御方法、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、テレビジョン放送などのコンテンツを視聴しながら、ソーシャルネットワーキングサービスで他人が投稿したコメントを確認することで、多地点のユーザがあたかも一緒にいるかのようにする技術が開発されている。例えば、非特許文献1では、テレビの画面において放送映像とともに他人から投稿されたコメントのテキストとを同時に表示させる技術が知られている。また、コメント付きの動画データを配信し、動画とともにコメントをテキスト表示するサービスも知られている。
"世界初のソーシャル視聴サービス「JoiNTV」、日本テレビが実証実験"、[online]、[平成24年6月15日検索]、インターネット<http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1203/05/news123.html>
しかしながら、非特許文献1に記載の技術やコメント付きの動画配信では、コンテンツ映像とコメントのテキストとを同時に見て理解することが困難である。そのために、多地点のユーザがあたかも一緒にいるような一体感を得ることが難しくなる。
なお、特許文献1,2の技術は、テレビ会議システムにおいて異なるグループに属する人の音声を区別するために音像位置を変えるものであり、他人が投稿したコメントの確認を容易にし、多地点のユーザがあたかも一緒にいるような一体感を得るものではない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、他人が投稿したコメントの確認が容易であることにより、多地点の投稿者があたかも一緒にいるような一体感を得ることが可能な音声出力制御装置、音声出力制御方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の音声出力制御装置は、投稿されたコメントを配信するコメント投稿サーバからコメントを受信するデータ通信部と、上記データ通信部が受信したコメントについて、当該コメントの属性を示すコメント属性データに応じて音像位置を決定し、決定した音像位置に従って当該コメントに対応する音声を音声出力装置から再生させる音声出力制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の音声出力制御方法は、投稿されたコメントを配信するコメント投稿サーバからコメントを受信するコメント受信ステップと、受信したコメントについて、当該コメントの属性を示すコメント属性データに応じて音像位置を決定し、決定した音像位置に従って当該コメントに対応する音声を音声出力装置から再生させる音声出力制御ステップとを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、コメントの属性を示すコメント属性データに応じて決定された音像位置となるようにコメントが音声再生される。そのため、ユーザは、コメント属性データに応じて異なる音像位置から各コメントが聞こえるような感覚を持つ。すなわち、ユーザに対してコメントの投稿者があたかも近くに存在するかのような一体感を与えることができる。以上から、他人が投稿したコメントの確認が容易であることにより、多地点の投稿者があたかも一緒にいるような一体感を得ることが可能な音声出力制御装置を実現することができる。
さらに、本発明の音声出力制御装置は、投稿者ごとの音像位置を示す第1位置情報を記憶する第1記憶手段を備え、上記コメント属性データは、コメントを投稿した投稿者を識別する投稿者識別情報を含み、上記音声出力制御部は、上記データ通信部が受信したコメントについて、当該コメントの投稿者識別情報で識別される投稿者に対応する音像位置を上記第1位置情報から特定し、特定した音像位置を、当該コメントに対応する音声データで示される音声の音像位置として決定することが好ましい。
上記の構成によれば、コメントの投稿者ごとに異なる音像位置となるように各コメントが音声出力される。これにより、投稿者が異なる位置に存在しているかのような感覚をユーザに与えることができる。その結果、他の投稿者との一体感を一層高めることができる。
さらに、本発明の音声出力制御装置は、上記第1記憶手段が記憶する第1位置情報を設定する音像位置設定部を備えることが好ましい。
そして、上記音像位置設定部は、ユーザ入力に従って第1位置情報を設定してもよい。上記の構成によれば、ユーザは、好みに応じて、投稿者ごとの音像位置を設定することができる。
また、上記コメント投稿サーバは、特定のユーザ宛てのコメントの投稿を受け付け、上記コメント属性データは、特定のユーザ宛てのコメントである場合、宛先のユーザを示す宛先ユーザ特定情報を含み、上記音像位置設定部は、予め登録された登録ユーザを宛先とする宛先ユーザ特定情報に対応するコメント数を投稿者別に求め、コメント数が多い投稿者ほど聴取位置からの距離が近くなるように第1位置情報を設定してもよい。
上記の構成によれば、登録ユーザとして音声出力制御装置を利用するユーザを登録すると、当該ユーザ宛てのコメント数が多い投稿者のコメントほど近くから聞こえる感覚をユーザが得ることとなる。自分宛のコメント数が多いということは、当該コメントの投稿者との親密度が高いことを意味する。そのため、親密度が高い投稿者ほど近くから聞こえることとなる。
また、上記コメント投稿サーバは、投稿者を複数のグループに分け、指定されたグループに属する投稿者からのコメントを配信し、上記コメント属性データは、コメントの投稿者が属するグループを識別するグループ識別情報を含み、上記音像位置設定部は、同一のグループ識別情報に対応するコメントの音声の音像位置が聴取位置に対する所定方向範囲内になるように第1位置情報を設定してもよい。
上記の構成によれば、同一のグループに属する投稿者については近い位置から聞こえてくる感覚を得ることができる。
また、上記コメント属性データは、コメントの投稿者の年齢を示す年齢データを含み、上記音像位置設定部は、予め登録された登録年齢と年齢データで示される年齢との年齢差を求め、年齢差に応じて第1位置情報を設定してもよい。
上記の構成によれば、ユーザと投稿者との年齢差に応じて音像位置が異なることとなる。例えば、年齢差が小さい投稿者のコメントの音像位置を聴取位置に近くし、年齢差が大きい投稿者のコメントの音像位置を聴取位置から遠く設定する。もしくは、年齢差ごとに聴取位置に対する方向を異ならせてもよい。
また、上記音像位置は、上記音声出力装置による音響仮想空間における聴取位置を含む仮想平面上の位置で示され、上記音像位置設定部は、上記仮想平面の水平面に対する傾斜角度と、上記仮想平面上の聴取位置からの距離及び方向とを指定することで第1位置情報を設定してもよい。
また、本発明の音声出力制御装置は、コンテンツを受信するコンテンツ受信部を備え、上記音像位置設定部は、上記コンテンツ受信部が受信しているコンテンツのジャンルに応じて上記傾斜角度を設定してもよい。
映画館やスポーツ競技場では、座席が配置された床面が水平面に対して傾斜していることが多い。そこで、コンテンツのジャンルに応じて音響仮想空間における仮想平面の傾斜角度を変えることで、映画館やスポーツ競技場などの場所に存在するかのような臨場感を味わうことができる。
また、本発明の音声出力制御装置は、上記データ通信部が受信したコメントのテキストデータを音声合成して音声データに変換する音声合成部を備え、上記音声出力制御部は、上記コメントに対応する音声として、上記音声合成部により生成された音声データで示される音声を再生させることが好ましい。
上記の構成によれば、テキスト形式でコメントが投稿されたとしても音声で認識することができ、コメントを確認しやすくなる。
また、本発明の音声出力制御装置において、上記音声合成部は、コメントの投稿者ごとに異なる音声パターンでコメントを音声合成することが好ましい。
上記の構成によれば、投稿者ごとに異なる音声パターンでコメントが音声出力されるため、投稿者ごとのコメントを区別しやすくなる。
また、本発明の音声出力制御装置は、キーワードごとの音像位置を示す第2位置情報を記憶する第2記憶手段を備え、上記コメント属性データは、コメントに関連するキーワードを示すキーワードデータを含み、上記音声出力制御部は、上記データ通信部が受信したコメントについて、当該コメントのキーワードデータで示されるキーワードに対応する音像位置を上記第2位置情報から特定し、特定した音像位置を、当該コメントの音像位置として決定してもよい。
上記の構成によれば、キーワードごとに異なる音像位置となるように各コメントが音声出力される。これにより、コメントを区別しやすくなる。
また、本発明の音声出力制御装置は、コンテンツを受信するコンテンツ受信部を備え、上記コメント投稿サーバは、コメントの投稿を受け付ける際に、当該コメントに関連するキーワードを示すキーワードデータを受け付け可能であり、上記データ通信部は、上記コンテンツ受信部が受信しているコンテンツに関連するキーワードを示すキーワードデータに対応するコメントであるキーワード付きコメントを受信し、上記音声出力制御部は、所定の歓声パターンを予め有しており、上記キーワード付きコメントの数が多いほど上記所定の歓声パターンの音量が大きくなるように、当該所定の歓声パターンを上記音声出力装置に再生させてもよい。
キーワード付きコメントの数は、コンテンツ受信部が受信しているコンテンツに対する盛上りに比例して多くなる傾向にある。上記の構成によれば、キーワード付きコメントの数が多いほど上記所定の歓声パターンの音量が大きくなる。そのため、大勢の人を一緒にコンテンツを視聴しているかのような感覚をユーザに与えることができ、他の投稿者との一体感を一層高めることができる。
なお、上記音声出力制御装置は、例えばテレビジョン受像機である。
上記音声出力制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各部として動作させることにより音声出力制御装置をコンピュータにて実現させるプログラム、及びそれを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明によれば、他人が投稿したコメントの確認が容易であることにより、多地点の投稿者があたかも一緒にいるような一体感を得ることが可能な音声出力制御装置を実現することができる。
[実施形態1]
<音声出力システムの全体構成>
本発明の一実施形態に係る音声出力システムの全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、音声出力システムの全体構成を示すブロック図である。
<音声出力システムの全体構成>
本発明の一実施形態に係る音声出力システムの全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、音声出力システムの全体構成を示すブロック図である。
音声出力システムは、図1に示されるように、映像を含むコンテンツを再生するテレビジョン受像機(音声出力制御装置)1と、コメント投稿サーバ2と、携帯端末装置3と、立体音響システム(音声出力装置)4と、中継装置5とを備えている。
コメント投稿サーバ2は、ユーザから投稿されたコメントをインターネット上で一般もしくは特定の個人に配信(公開)するサイトを提供するWebサーバである。このようなサイトとしては、例えばSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)であるTwitter(登録商標)、Facebook(登録商標)、Google+(登録商標)等や、投稿されたコメント付きの動画を配信するサイトなどが知られている。
コメント投稿サーバ2は、投稿者から投稿されたコメントを管理しており、ユーザからの要求に応じて、投稿されたコメントのテキストデータを含む閲覧用データを送信する。通常、ユーザのクライアント装置は、コメント投稿サーバ2から受信したコメントのテキストデータで示されるテキストを表示させる。
中継装置5は、通信を中継する装置であり、例えば無線LANルーターである。中継装置5は、テレビジョン受像機1及び携帯端末装置3と無線通信する。ここでは、無線LAN規格の1つであるIEEE802.11(IEEE802.11aあるいはIEEE802.11b)を利用して無線通信装置間の相互接続を行うものとする。これにより、テレビジョン受像機1と携帯端末装置3とは、中継装置5を介して相互に通信可能となる。
なお、中継装置5で用いられる無線通信方式はIEEE802.11に限るものではなく、例えば、IEEE802.11以外の無線LAN規格に基づく通信を行うものであってもよく、Bluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)等の近距離無線通信規格を用いて通信を行うものであってもよい。
また、中継装置5は、有線によりインターネット接続されている。これにより、テレビジョン受像機1及び携帯端末装置3は、中継装置5を介したインターネット接続が可能となる。
立体音響システム4は、音源の空間分布感をユーザ(聴取者)に与える音声出力装置である。つまり、前後左右上下の3次元の音響仮想空間上の位置に音源が存在しているかのような感覚をユーザに与えるシステムである。本実施形態では、立体音響システム4は第1スピーカ4−1〜第Nスピーカ4−Nを備える。第1スピーカ4−1〜第Nスピーカ4−Nの各々は、立体音響の効果が最大限に発揮される位置である聴取位置(基準位置)Pを中心として所定の位置に設置されている。このとき、聴取位置Pに対してテレビジョン受像機1が設置された方向が立体音響効果において前方向となるように、第1スピーカ4−1〜第Nスピーカ4−Nの各々が配置される。聴取位置Pは、立体音響システム4を設置する実空間(部屋)を考慮して決定され、通常、当該実空間の略中心位置が設定される。
なお、立体音響システム4は、テレビジョン受像機1と有線または無線で通信接続されており、テレビジョン受像機1からの制御を受けて立体音響を実現する。
テレビジョン受像機1は、放送波(放送信号)で示されるコンテンツや、VODで提供されるコンテンツ、記録媒体に記録されたコンテンツ、インターネット上のサイトから配信されたコンテンツなどを表示する装置である。
本実施形態のテレビジョン受像機1は、コンテンツで示される映像を表示するとともに、コメント投稿サーバ2にアクセスし、コメント投稿サーバ2から受けたコメントを音声合成して立体音響システム4を用いて出力する音声合成機能を有している。音声合成機能において、テレビジョン受像機1は、コメントの属性を示すコメント属性データに応じて当該コメントの音像位置を決定し、決定した音像位置に従って当該コメントの音声を立体音響システム4から再生(音声出力)させる。これにより、複数のコメントがコメント属性データに応じて異なる音像位置で音声出力されることとなり、コメントの投稿者があたかも近くに存在しているかのような一体感をユーザに与えることができる。
なお、音声合成の技術は公知であり、例えば、録音された音声の素片を連結して音声合成する連結的合成や、基底周波数、音色、雑音レベルなどのパラメータを調整して音声合成するフォルマント合成などがある。本実施形態では、連結的合成を行うものとして説明するが、音声合成の方法はこれに限定されるものではない。
携帯端末装置3は、中継装置5で採用されている無線通信方式を用いて当該中継装置5に通信可能な装置であれば特に限定されるものではなく、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、ノート型パソコン、携帯型ゲーム機などを用いることができる。
携帯端末装置3は、中継装置5を介してインターネット接続が可能である。そのため、ユーザは、携帯端末装置3を操作しながら、コメント投稿サーバ2に自らコメントを投稿することができる。例えば、ユーザは、テレビジョン受像機1でコンテンツの映像を視ながら携帯端末装置3を操作して当該コンテンツに関するコメントを投稿し、投稿したコメントに対する他の投稿者のコメントを立体音響システム4から音声で確認することができる。これにより、他の投稿者との一体感をより高めることができる。
また、携帯端末装置3は、中継装置5を介してテレビジョン受像機1とも通信可能である。本実施形態では、携帯端末装置3は、テレビジョン受像機1の音声合成機能の各種パラメータを設定するためのアプリケーション(音声合成機能設定アプリ)を有しており、当該音声合成機能設定アプリに従った動作を行う。これにより、ユーザは、携帯端末装置3を操作することで、テレビジョン受像機1の音声合成機能の各種パラメータを設定することができる。
<コメント投稿サーバの構成>
図2は、コメント投稿サーバ2の内部構成を示すブロック図である。コメント投稿サーバ2は、ユーザ登録部21と、ユーザ登録情報管理部22と、コメント受付部23と、コメント管理部24と、コメント配信部25とを備えている。
図2は、コメント投稿サーバ2の内部構成を示すブロック図である。コメント投稿サーバ2は、ユーザ登録部21と、ユーザ登録情報管理部22と、コメント受付部23と、コメント管理部24と、コメント配信部25とを備えている。
ユーザ登録部21は、コメント投稿サーバ2にコメントを投稿する投稿者の登録処理を行うものである。ユーザ登録部21は、投稿者の各種情報を当該投稿者から受け取り、当該各種情報を投稿者ごとにユーザ登録情報管理部22に格納する。
ユーザ登録情報管理部22が管理する各種情報には、例えば、(1)投稿者をユニークに識別するユーザ識別情報(例えば、ユーザIDやアカウント名など)(投稿者識別情報)、(2)投稿者のニックネームなどのフレンドリ名、(3)コメントの閲覧対象となる投稿者である閲覧対象ユーザを識別する閲覧対象ユーザ情報、(4)閲覧対象ユーザ情報で示される閲覧対象ユーザを複数のグループに分け、各グループを識別するグループ識別情報と当該グループに属する閲覧対象ユーザを示すグループ別ユーザ情報とを対応付けたグループ情報、(5)投稿者の年齢を示す年齢データ、などがある。ただし、ユーザ登録情報管理部22は、ここに挙げた情報を全て管理する必要はなく、また、ここに挙げた情報以外の情報を管理してもよい。ユーザ登録情報管理部22が管理する情報は、コメント投稿サーバ2を運営する者によって適宜選択される。
コメント受付部23は、投稿者からコメントの投稿を受け付け、受け付けたコメントのテキストデータをコメント管理部24に格納する。この際、コメント受付部23は、コメントのテキストデータに対応付けて、当該コメントの属性を示すコメント属性データもコメント管理部24に格納する。コメント属性データには、例えば、コメントを投稿した投稿者を識別するユーザ識別情報(投稿者識別情報)、投稿時刻、その他の各種情報などが含まれる。コメント属性データに含まれる各種情報は、コメント投稿サーバ2を運営する者によって適宜選択される。
コメント管理部24は、コメントのテキストデータをコメント属性データと対応付けて管理している。
コメント配信部25は、ユーザからの要求に応じて、コメント管理部24が管理しているコメントのテキストデータを含む閲覧用データをユーザに配信する。
コメント投稿サーバ2に投稿されるコメント数は膨大である。そこで、ユーザ登録情報管理部22が閲覧対象ユーザ情報を管理している場合、コメント配信部25は、コメント配信を要求したユーザに対応する閲覧対象ユーザ情報で示される投稿者のコメントのみ送信してもよい。
また、ユーザ登録情報管理部22がグループ情報を管理している場合、コメント配信部25は、ユーザから指定されたグループ識別情報に対応するグループ別ユーザ情報で示される投稿者のコメントのみ送信してもよい。閲覧対象ユーザの数が多くなってくると、閲覧対象となるコメントも多数となり、その確認に手間がかかる。そこで、グループ情報が設定された場合、ユーザは、グループごとにコメントを確認することができる。
さらに、コメント配信部25は、ユーザ登録情報管理部22が閲覧対象ユーザ情報を管理している場合、閲覧対象ユーザ以外の投稿者のコメントの配信を不可にしてもよいし、閲覧対象ユーザ以外の投稿者のコメント配信の要求があれば閲覧用データを配信してもよい。このような取り決めは、コメント投稿サーバ2の運営者により設定される。例えば、Twitter(登録商標)では、キーワード検索機能を用いた場合、閲覧対象ユーザ以外の全ての投稿者からのコメントの中からキーワード検索を行い、抽出されたコメントを閲覧することができる。
コメント配信部25は、閲覧用データの中に、コメントのテキストデータだけではなく、当該コメントの属性を示すコメント属性データを含めて配信する。コメント配信部25は、コメント管理部24が管理するコメント属性データだけではなく、ユーザ登録情報管理部22が管理する各種情報(ただし、コメントの投稿者に対応する情報)もコメント属性データとして閲覧用データの中に含めて配信してもよい。
図3は、ユーザに配信されるコメント属性データの一覧を示す図である。図3に示されるように、コメント属性データは、コメント投稿サーバ2の運営者により適宜設定される。
例えば、Twitter(登録商標)では、
(1)他のコメントの再投稿であること(リツイート)を示す情報(再投稿情報)としての「RT」、
(2)他の特定のユーザに宛てた投稿(リプライ)を利用したコメントについて、宛先のユーザを示す情報(宛先ユーザ特定情報)としての「@ユーザ名」、
(3)特定のトピックに関する投稿であることを示すキーワードデータ(トピック情報、ハッシュタグ)としての「#キーワード」、
(4)コメントを閲覧する投稿者をグループ分けする機能が設定されているとき、各グループを識別する情報(グループ識別情報)としての「リスト」、
などが属性データとして含まれる。
(1)他のコメントの再投稿であること(リツイート)を示す情報(再投稿情報)としての「RT」、
(2)他の特定のユーザに宛てた投稿(リプライ)を利用したコメントについて、宛先のユーザを示す情報(宛先ユーザ特定情報)としての「@ユーザ名」、
(3)特定のトピックに関する投稿であることを示すキーワードデータ(トピック情報、ハッシュタグ)としての「#キーワード」、
(4)コメントを閲覧する投稿者をグループ分けする機能が設定されているとき、各グループを識別する情報(グループ識別情報)としての「リスト」、
などが属性データとして含まれる。
また、Facebook(登録商標)では、コメントした投稿者の年齢を示す年齢データもコメント属性データとして閲覧用データに含めて配信される。
<テレビジョン受像機の構成>
次に、テレビジョン受像機1の内部構成について説明する。図4は、テレビジョン受像機1の内部構成を示すブロック図である。テレビジョン受像機1は、コンテンツ受信部101、コンテンツ分離部102、映像表示制御部103、表示部104、データ通信部105、データ振分部106、音像定位パラメータ記憶部(第1記憶手段、第2記憶手段)107、音像定位パラメータ手動設定部(音像位置設定部)108、音像定位パラメータ自動設定部(音像位置設定部)109、素片データ記憶部110、音声パターン登録部111、音声合成パラメータ記憶部112、音声合成パラメータ手動設定部113、音声合成パラメータ自動設定部114、音声合成部115、音声出力制御部116、及び切替部117を備えている。
次に、テレビジョン受像機1の内部構成について説明する。図4は、テレビジョン受像機1の内部構成を示すブロック図である。テレビジョン受像機1は、コンテンツ受信部101、コンテンツ分離部102、映像表示制御部103、表示部104、データ通信部105、データ振分部106、音像定位パラメータ記憶部(第1記憶手段、第2記憶手段)107、音像定位パラメータ手動設定部(音像位置設定部)108、音像定位パラメータ自動設定部(音像位置設定部)109、素片データ記憶部110、音声パターン登録部111、音声合成パラメータ記憶部112、音声合成パラメータ手動設定部113、音声合成パラメータ自動設定部114、音声合成部115、音声出力制御部116、及び切替部117を備えている。
コンテンツ受信部101は、放送番組などの視聴対象となるコンテンツを受信し、コンテンツ分離部102に出力する。コンテンツ受信部101は、放送番組であるコンテンツやVODシステムにより配信されるコンテンツ、インターネットで配信される動画のコンテンツなどを受信する。
コンテンツ分離部102は、コンテンツ受信部101が受信したコンテンツを、映像コンポーネント、音声コンポーネント、番組情報コンポーネントに分離する。ここで、番組情報コンポーネントは、コンテンツの内容を示す情報であり、例えばタイトル、出演者、音楽や映画などのジャンルなどの情報を含む。
表示部104は、例えば液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどである。
データ通信部105は、コメント投稿サーバ2と通信を行い、新たなコメントが投稿されると、当該コメントのテキストデータ及びコメント属性データを含む閲覧用データを受信する。データ通信部105は、コメント投稿サーバ2にアクセスするために必要なユーザID(以下、自ユーザIDという)及びパスワード等の情報を予め記憶している。自ユーザIDは、テレビジョン受像機1のユーザのユーザIDが通常設定される。
また、データ通信部105は、コメント属性データを指定したコメント要求を携帯端末装置3から受けた場合、当該コメント属性データに対応するコメントのテキストデータを当該携帯端末装置3に返信する。
データ振分部106は、データ通信部105が受信した閲覧用データを後段のブロックに振り分ける。具体的には、データ振分部106は、閲覧用データからコメントのテキストデータとコメント属性データとを抽出し、抽出したテキストデータとコメント属性データとを対応付けて音声合成部115に出力する。また、データ振分部106は、閲覧用データから抽出したコメント属性データを音像定位パラメータ自動設定部109及び音声合成パラメータ自動設定部114に出力する。
音像定位パラメータ記憶部107は、データ通信部105が受信したコメントを音声出力するときの音像定位に関連する音像定位関連パラメータを記憶する。音像定位パラメータ記憶部107は、音像定位関連パラメータとして、(1)立体音響システム4により実現される音響仮想空間における床面(仮想床面(仮想平面))の水平面に対する傾斜角度を示す傾斜角度情報と、(2)映像画面の高さを示す画面高さ情報と、(3)仮想床面上の位置を示す位置情報と当該位置で音声出力されるコメントのコメント属性データとが対応付けられた音像位置テーブルと、を記憶する。
映画館では、画面から離れるに従って高くなる傾斜を有する床面を有していることが多い。また、スポーツ競技場の観覧席も、前方から後方にかけて次第に高くなる傾斜した床面を有していることが多い。そこで、前方からの人物の声の音像位置を下方の位置とし、後方からの人物の声の音像位置を上方の位置とすることにより、あたかも映画館にいるかのような臨場感をユーザに与えることができる。そこで、図5に示されるように、音響仮想空間における聴取位置Pを含む仮想床面の水平面に対する傾斜角度αを示す傾斜角度情報が音像定位関連パラメータとして設定される。
また、映画館では、下から見上げるようにして画面を見る。一方、スポーツ観戦では、上から競技を見ることが多い。そこで、映像の高さを示す画面高さ情報が、音像定位関連パラメータとして設定される。本実施形態では、画面高さ情報は、標準高さのときが0であり、標準高さよりも上方であるときがプラスの値であり、標準高さよりも下方であるときがマイナスの値であるとする。ここで、プラス及びマイナスの値の絶対値は、標準高さとの差分の大きさを表している。
さらに、位置情報は、図6に示されるように、仮想床面上の位置Aは、聴取位置Pからの距離rと方向とで示される。聴取位置Pからの方向は、仮想床面上に平行であり聴取位置Pから前方向(ここでは、聴取位置Pからテレビジョン受像機1に向いた方向)からの仮想床面上の角度θで示される。
位置情報は、コメント属性データで示される内容ごとに設定される。なお、コメント属性データの一部のデータを着目データとし、当該着目データのみと位置情報とを対応付けてもよい。例えば、コメント属性データに含まれるユーザ識別情報を着目データとして用いる場合、ユーザ識別情報で示される投稿者ごとに位置情報が設定される。ただし、ユーザ識別情報以外のコメント属性データで示される内容ごとに位置情報が設定されてもよい。また、位置情報として「範囲外」が設定されてもよい。「範囲外」とは、立体音響システム4で想定される音響仮想空間の範囲外であり、具体的には音声出力を行わないことを意味している。
図7は、音像定位パラメータ記憶部107が記憶する音像定位関連パラメータの一例を示す図である。図7に示されるように、音像定位パラメータ記憶部107が記憶する音像位置テーブルの各々のレコードには、手動設定フラグが含まれている。手動設定フラグは、音像定位パラメータ手動設定部108により設定された場合に「1」となり、音像定位パラメータ自動設定部109により設定された後に音像定位パラメータ手動設定部108により更新されていない場合に「0」となる。これにより、手動設定フラグを確認することにより、位置情報が音像定位パラメータ手動設定部108により設定されたか否かを確認することができる。
なお、図7において、ユーザ識別情報(ユーザID)と位置情報とが対応付けられているレコードは、投稿者ごとの音像位置を示す第1位置情報である。また、キーワードデータと位置情報とが対応付けられているレコードは、キーワードごとの音像位置を示す第2位置情報である。
また、音像位置テーブルの各々のレコードには、アイコン用データが含まれている。アイコン用データは、後述するように、位置情報を手動で変更する画面において使用されるアイコンのテキストやマークを示すデータである。
なお、音像定位パラメータ記憶部107は、傾斜角度情報の初期値として0度を予め記憶している。また、音像定位パラメータ記憶部107は、画面高さ情報の初期値として0を予め記憶している。
音像定位パラメータ手動設定部108は、音像定位関連パラメータの更新指示の入力をユーザから受け付け、受け付けた更新指示に従って、音像定位パラメータ記憶部107が記憶する情報を更新する。音像定位パラメータ手動設定部108は、音像位置テーブルのレコードを更新した場合、当該レコードの手動設定フラグを「1」に変更する。
音像定位パラメータ手動設定部108は、表示部104に更新指示の入力を促す画面を表示し、テレビジョン受像機1に付属するリモコンから更新指示の入力を受け付けてもよいし、携帯端末装置3から更新指示の入力を受け付けてもよい。リモコンから更新指示の入力を受け付ける場合、音像定位パラメータ手動設定部108は、音像定位パラメータ記憶部107が記憶する音像定位関連パラメータを表示部104に表示し、更新指示の入力を促す。また、携帯端末装置3から更新指示の入力を受け付ける場合、音像定位パラメータ手動設定部108は、音像定位パラメータ記憶部107が記憶する音像定位関連パラメータを携帯端末装置3に送信し、更新指示を受け付ける。
音像定位パラメータ自動設定部109は、データ通信部105が受信したコメントについて、当該コメントのコメント属性データに対応する位置情報を自動設定する。音像定位パラメータ自動設定部109における具体的な処理例については後述する。
映像表示制御部103は、コンテンツ分離部102により分離された映像コンポーネントで示される映像を表示部104に表示させる制御を行う。ただし、映像表示制御部103は、音像定位関連パラメータの画面高さ情報に従い、映像補正を行う。
画面高さ情報が標準高さより上方を示している場合(ここでは、画面高さ情報がプラスの値を示している場合)、映像表示制御部103は、例えば映画館のようにユーザが下から見上げるときの形状に映像を補正する。具体的には、映像表示制御部103は、図8の(A)に示されるように、上辺が下辺よりも小さい台形になるように映像の形状を補正する。これにより、下から見上げているかのような印象をユーザに与えることができる。このとき、画面高さ情報で示されるプラスの値の絶対値に比例して、台形の下辺の長さ/上辺の長さ の比を変化させてもよい。
また、画面高さ情報が標準高さより下方を示してる場合(ここでは、画面高さ情報がマイナスの値を示している場合)、映像表示制御部103は、例えばスポーツ観戦のようにユーザが上から見るときの形状に映像を補正する。具体的には、映像表示制御部103は、図8の(B)に示されるように、上辺が下辺よりも大きい台形になるように映像の形状を補正する。これにより、上から見ているかのような印象をユーザに与えることができる。このとき、画面高さ情報で示されるマイナスの値の絶対値に比例して、台形の上辺の長さ/下辺の長さ の比を変化させてもよい。
画面高さ情報が標準高さを示している場合(ここでは、画面高さ情報が0を示している場合)、映像表示制御部103は、形状に対する補正を行うことなく矩形状の映像をそのまま表示部104に表示させる。
素片データ記憶部110は、音声合成を行う際に用いる素片データ群を記憶する。素片データ記憶部110は、複数の音声パターンの各々について、当該音声パターンを識別する音声パターン識別情報と、当該音声パターンを構成する素片データ群とを対応付けて記憶している。ここで、複数の音声パターンとは、性別や声質が異なる複数のパターンである。素片データ記憶部110は、デフォルトとして所定数の音声パターンを記憶している。
音声パターン登録部111は、音声パターンの新規登録を行う。音声パターン登録部111は、図示しないマイク、携帯端末装置3またはコメント投稿サーバ2などから、予め定められた短文を読み上げた素片データ作成用の音声データを取得する。音声パターン登録部111は、取得した素片データ作成用の音声データに対して音声パターン識別情報を新たに付与するとともに、当該音声データを基に素片データ群を作成し、付与した音声パターン識別情報と対応付けて素片データ記憶部110に追加登録する。
音声合成パラメータ記憶部112は、コメント属性データと、当該コメント属性データに対応するコメントの音声パターンを示す音声パターン識別情報とが対応付けられた音声パターン対応テーブルを音声合成パラメータとして記憶する。なお、コメント属性データの一部のデータを着目データとし、当該着目データのみと音声パターン識別情報とを対応付けてもよい。例えば、コメント属性データに含まれるユーザ識別情報を着目データとして用いる場合、ユーザ識別情報で示される投稿者ごとに音声パターン識別情報が設定される。ただし、音声パターン対応テーブルの中の着目データは、音像位置テーブルにおけるコメント属性データの着目データと一致させる。図9は、音声合成パラメータ記憶部112の一記憶例を示す図である。
音声合成パラメータ手動設定部113は、音声パターン対応テーブルの更新指示の入力をユーザから受け付け、受け付けた更新指示に従って音声合成パラメータ記憶部112の音声パターン対応テーブルを更新する。音声合成パラメータ手動設定部113は、表示部104に更新指示の入力を促す画面を表示し、テレビジョン受像機1に付属するリモコンから更新指示の入力を受け付けてもよいし、携帯端末装置3から更新指示の入力を受け付けてもよい。
リモコンから更新指示の入力を受け付ける場合、音声合成パラメータ手動設定部113は、音声合成パラメータ記憶部112の音声パターン対応テーブルを表示部104に表示し、更新指示の入力を促す。このとき、素片データ記憶部110に登録されている音声パターン識別情報も合わせて表示させ、いずれかの音声パターン識別情報を選択させるようにすればよい。また、携帯端末装置3から更新指示の入力を受け付ける場合、音声合成パラメータ入力部は、音声合成パラメータ記憶部112に記憶されている音声パターン対応テーブル及び素片データ記憶部110に登録されている音声パターン識別情報の一覧を携帯端末装置3に送信し、更新指示を受け付ける。
音声合成パラメータ自動設定部114は、データ通信部105が受信したコメントについて、当該コメントのコメント属性データに対応する音声パターン識別情報を自動設定する。音像定位パラメータ自動設定部109における具体的な処理例については後述する。
音声合成部115は、データ振分部106から受けたコメントのテキストデータに対して音声合成処理を行うことで音声データを生成し、コメント属性データと生成した音声データとを対応付けて音声出力制御部116に出力する。
具体的には、音声合成部115は、音声合成パラメータ記憶部112の音声パターン対応テーブルに従って音声合成を行う。すなわち、音声合成部115は、テキストデータに対応するコメント属性データと一致するレコードを音声パターン対応テーブルから抽出し、当該レコードの音声パターン識別情報に対応する素片データ群を素片データ記憶部110から読み出す。そして、音声合成部115は、テキストデータに従って素片データを適宜連結させることで音声データを生成すればよい。
音声出力制御部116は、立体音響システム4から出力される音声を制御する。音声出力制御部116は、出力対象となる音声として、コンテンツ分離部102からの音声コンポーネントと、音声合成部115からの音声データとを受け、立体音響システム4から出力する。このとき、音声出力制御部116は、音声合成部115から受けた各音声データについて、当該音声データに対応付けられたコメント属性データを特定し、当該コメント属性データに対応する位置情報を音像位置テーブルから読み出す。また、音声出力制御部116は、音像定位パラメータ記憶部107から傾斜角度情報を読み出す。そして、音声出力制御部116は、読み出した位置情報及び傾斜角度情報を基に音像位置を決定する。音声出力制御部116は、各音声データで示される音声を、当該音声データに対して決定した音像位置となるように立体音響システム4から出力させる。
また、音声出力制御部116は、コンテンツ分離部102から受けた音声コンポーネントについて、仮想床面上における前方向(テレビジョン受像機1の方向)が音像位置となるように立体音響システム4を制御する。なお、コンテンツ分離部102により分離された音声コンポーネントは、音声出力制御部116に入力されることなく、テレビジョン受像機1に内蔵された図示しないスピーカ部に入力され、当該スピーカ部から音声出力されてもよい。
切替部117は、ユーザからの指示に応じて、音声合成機能の有効/無効を切り替える。切替部117は、音声合成機能を有効にする場合、音声合成機能ブロック118(データ通信部105、データ振分部106、音像定位パラメータ記憶部107、音像定位パラメータ手動設定部108、音像定位パラメータ自動設定部109、素片データ記憶部110、音声パターン登録部111、音声合成パラメータ記憶部112、音声合成パラメータ手動設定部113、音声合成パラメータ自動設定部114、音声合成部115及び音声出力制御部116を含む)を動作させる。一方、切替部117は、音声合成機能を無効にする場合、音声合成機能ブロック118の動作を停止させる。
<携帯端末装置の構成>
次に、携帯端末装置3における音声合成機能設定アプリに従った動作について説明する。図10は、携帯端末装置3における当該音声合成機能設定アプリに関する構成を示すブロック図である。
次に、携帯端末装置3における音声合成機能設定アプリに従った動作について説明する。図10は、携帯端末装置3における当該音声合成機能設定アプリに関する構成を示すブロック図である。
図10に示されるように、携帯端末装置3は、音像定位パラメータ受付部31と、コメント確認部32と、音声合成パラメータ受付部33と、表示機能の入力機能とが一体となったタッチパネル34とを備えている。
音像定位パラメータ受付部31は、音像定位関連パラメータの入力を受け付け、受け付けた音像定位関連パラメータをテレビジョン受像機1に送る。
具体的には、音像定位パラメータ受付部31は、起動指示を受けると、中継装置5を介して通信接続されているテレビジョン受像機1に対して、音像定位関連パラメータを要求する。音像定位パラメータ受付部31は、テレビジョン受像機1から受けた音像定位関連パラメータを表示部104に表示させ、入力された指示に従って、音像定位関連パラメータの編集する。その後、入力完了指示が入力されたことを受けて、音像定位パラメータ受付部31は、編集後の音像定位関連パラメータに更新する更新指示をテレビジョン受像機1に送る。
図11は、音像定位関連パラメータの中の傾斜角度情報及び画面高さ情報を編集するための画面例である。図11に示されるように、ユーザが「全体設定」タブを選択することにより、傾斜角度情報及び画面高さ情報を編集する画面が表示される。音像定位パラメータ受付部31は、立体音響システム4における聴取位置P(図では「you」と記されている位置)を中心とした仮想床面とテレビジョン受像機1とを水平方向から見たときの模式的な画面を表示する。当該画面において、仮想床面を模式的に示すマークを仮想床面マーク301とし、テレビジョン受像機1を模式的に示すマークをテレビマーク302とする。
ユーザが仮想床面マーク301をタッチ操作することにより、仮想床面マーク301が水平方向に対して傾斜できるようになっている。ただし、傾斜角度情報として選択可能な範囲に対応する領域がグレー表示されており、当該グレー表示されている範囲内で仮想床面マーク301を傾斜可能となっている。音像定位パラメータ受付部31は、画面上で操作された仮想床面マーク301の傾斜角度に応じて、傾斜角度情報を更新する。
同様に、ユーザがテレビマーク302をタッチ操作することにより、テレビマーク302の高さを変更できるようになっている。ただし、画面高さ情報として選択可能な範囲に対応する領域がグレー表示されており、当該グレー表示されている範囲内でテレビマーク302の高さを変更できるようになっている。なお、グレー表示されている範囲の中央位置は、標準高さに対応している。音像定位パラメータ受付部31は、画面上で操作されたテレビマーク302の高さに応じて、画面高さ情報を更新する。
図12は、音像定位関連パラメータの中の音像位置テーブルを編集するための画面例である。図12に示されるように、ユーザが「個別設定」タブを選択することにより、音像位置テーブルを編集する画面が表示される。音像定位パラメータ受付部31は、音響仮想空間における聴取位置P(図では「you」と記されている位置)を中心とした仮想床面を上方から見たときの模式的な画面を表示する。また、聴取位置Pに対する前後左右をユーザが認識しやすいように、聴取位置Pに対して前方向の位置にテレビジョン受像機1を模式的に示しテレビマーク303が付けられている。
音像定位パラメータ受付部31は、音像位置テーブルの各レコードについて、位置情報に対応する画面上の位置に当該レコードのアイコン用データを基に作成された属性アイコン304を表示する。
なお、音像定位パラメータ受付部31は、ユーザからの入力に応じて、アイコン用データの変更を受け付けてもよい。ユーザは、閲覧対象ユーザに対して好みのアイコンを付けることを希望する場合があるからである。
図12では、コメント属性データの着目データであるユーザ識別情報に対応するフレンドリ名のテキスト、及びキーワードデータのテキストが属性アイコン304として表示されている。ユーザが何れか1つの属性アイコン304をタッチ操作によって画面上で移動させることにより、仮想床面上の位置を変更できるようになっている。ただし、選択可能な範囲に対応する領域がグレー表示されている。ユーザは、グレー表示されている領域内に属性アイコン304を移動させることにより位置情報を変更できる。音像定位パラメータ受付部31は、画面上で操作された属性アイコン304の位置に応じて音像位置テーブルを更新する。なお、グレー表示されている領域外に属性アイコン304が移動された場合、音像定位パラメータ受付部31は、位置情報が「範囲外」に設定されたものと認識してもよい。
コメント確認部32は、タッチパネル34上でコメントのテキストを表示する処理を行う。本実施形態の音声出力システムでは、コメント投稿サーバ2に投稿されたコメントが音声として立体音響システム4で確認される。しかしながら、ユーザによっては、聞き漏らしたコメントを再確認したい場合がある。そこで、コメント確認部32は、ユーザからの指示に応じてコメントのテキストを表示させる。
コメント確認部32は、図12の画面を表示している際に、ユーザからコメント確認の指示を受け付ける。具体的には、コメント確認部32は、図13の(a)に示されるように、何れか一つの属性アイコン304へのタッチの有無を検知する。コメント確認部32は、何れか一つの属性アイコン304(図では「yumi」の属性アイコン)がタッチされたことを検知すると、当該属性アイコン304に対応するコメント属性データ(ここでは、「yumi」に対応するユーザ識別情報)を指定したコメント要求をテレビジョン受像機1に送る。そして、コメント確認部32は、図13の(b)に示されるように、テレビジョン受像機1から受けたコメントのテキストを最新のものから順に並べたコメント一覧305をタッチパネル34に表示させる。
音声合成パラメータ受付部33は、音声合成パラメータの入力を受け付け、受け付けた音声合成パラメータをテレビジョン受像機1に送る。
具体的には、音声合成パラメータ受付部33は、起動指示を受けると、中継装置5を介して通信接続されているテレビジョン受像機1に対して、音声パターン対応テーブル及び音声パターン識別情報の一覧を要求する。音声合成パラメータ受付部33は、テレビジョン受像機1から受けた音声パターン対応テーブル及び音声パターン識別情報を表示部104に表示させ、入力された指示に従って、音声パターン対応テーブルの編集する。その後、入力完了指示が入力されたことを受けて、音声合成パラメータ受付部33は、編集後の音声パターン対応テーブルに更新する更新指示をテレビジョン受像機1に送る。
<音声合成機能の具体例>
テレビジョン受像機1における音声合成機能の処理の様々な具体例について、以下に説明する。
テレビジョン受像機1における音声合成機能の処理の様々な具体例について、以下に説明する。
(具体例1)
本具体例では、音像定位パラメータ手動設定部108及び音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データの中のユーザ識別情報(投稿者識別情報)を着目データとして用いる。
本具体例では、音像定位パラメータ手動設定部108及び音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データの中のユーザ識別情報(投稿者識別情報)を着目データとして用いる。
音像定位パラメータ自動設定部109は、音像位置テーブルに未設定のユーザ識別情報をデータ振分部106から受けた場合、当該ユーザ識別情報に対応する位置情報を、音像位置テーブルに設定済の位置情報とは異なる位置の中から任意に設定する。
具体的には、音像定位パラメータ自動設定部109は、データ振分部106からコメント属性データを受けた場合、当該コメント属性データと、音像定位パラメータ記憶部107が記憶する音像位置テーブルの中のコメント属性データとを比較する。ここでは、音像位置テーブルにおいて、コメント属性データの一部であるユーザ識別情報(着目データ)のみが設定されているため、当該着目データであるユーザ識別情報についてのみ比較する。音像定位パラメータ自動設定部109は、データ振分部106から受けたコメント属性データのユーザ識別情報が音像位置テーブルの中の何れのユーザ識別情報とも一致しない場合、データ振分部106から受けたユーザ識別情報を音像位置テーブルの中に追加登録する。この際、音像定位パラメータ自動設定部109は、データ振分部106から受けたユーザ識別情報に対応する位置情報を、音像位置テーブルに設定済の位置情報とは異なる位置の中から任意に設定する。
これにより、新規の投稿者によって投稿されたコメントが他の投稿者とは異なる音像位置となる。その結果、立体音響システム4により実現される音響仮想空間に新たな投稿者が加わったかのような感覚をユーザに与えることができ、当該新たな投稿者との一体感を高めることができる。
例えば、Twitter(登録商標)では、データ通信部105は、予め閲覧対象の投稿者(フォロー)として設定されている閲覧対象ユーザから投稿されたコメントの閲覧用データを受信することとなる。この場合、複数の閲覧対象ユーザが設定されていたとしても、各投稿者に対して異なる音像位置が設定される。これにより、音響仮想空間において異なる位置から各投稿者からのコメントが発せられているような感覚を得る。また、同じ投稿者からのコメントは同一の位置から発せられるような感覚を得る。これにより、ユーザは、複数の投稿者があたかも近くに存在しているかのような一体感を得ることができる。
なお、音像定位パラメータ自動設定部109は、例えば以下のアルゴリズムの何れかに従って音像位置テーブルのアイコン用データを作成すればよい。
(a)ユーザ識別情報をそのままアイコン用データとする。
(b)コメント属性データの中にフレンドリ名がある場合、当該フレンドリ名をアイコン用データとする。
(a)ユーザ識別情報をそのままアイコン用データとする。
(b)コメント属性データの中にフレンドリ名がある場合、当該フレンドリ名をアイコン用データとする。
また、ユーザは、音像定位パラメータ手動設定部108を用いて各ユーザの音像位置を変えることができる。例えば、ユーザは、より親しい友人のコメントや興味のあるコメントを多数投稿する投稿者のコメントを、音響仮想空間において近くから聞きたいと希望することが考えられる。この場合、ユーザは、リモコンまたは携帯端末装置3を操作して、音像位置テーブルの更新指示を入力すればよい。例えば、携帯端末装置3の図12に示されるような画面において、親しい友人に対応する属性アイコン304を聴取位置Pの近くに移動させ、それ以外の知人に対応する属性アイコン304を聴取位置Pから遠くに移動させる。これにより、ユーザは、図14に示されるように、立体音響システム4によって、親しい友人のコメントの音声が近くで発せられ、それ以外の知人のコメントの音声が遠くで発せられているような感覚を得ることができる。
また、あまり聞きたいない投稿者に対応する音像位置を「範囲外」に設定するか、聴取位置Pからかなり遠い位置に設定することで、当該投稿者からのコメントが聞こえない、もしくは、遠くから聞こえる状態に変更することができる。
このようにして、ユーザは、自分の好みに応じて、投稿者のコメントの音像位置を様々な位置に設定させることができる。
(具体例2)
本具体例は、具体例1の変形例である。音像定位パラメータ自動設定部109は、音像位置テーブルに未設定のユーザ識別情報を受けた場合、当該ユーザ識別情報に対応する位置情報を任意に設定するとともに、ユーザに対して位置情報の変更の要否を問い合わせてもよい。例えば、音像定位パラメータ自動設定部109は、「新たな投稿者を確認しました。音像位置の設定を行いますか?」というようなメッセージを表示部104に表示または携帯端末装置3に送信することでユーザに通知する。
本具体例は、具体例1の変形例である。音像定位パラメータ自動設定部109は、音像位置テーブルに未設定のユーザ識別情報を受けた場合、当該ユーザ識別情報に対応する位置情報を任意に設定するとともに、ユーザに対して位置情報の変更の要否を問い合わせてもよい。例えば、音像定位パラメータ自動設定部109は、「新たな投稿者を確認しました。音像位置の設定を行いますか?」というようなメッセージを表示部104に表示または携帯端末装置3に送信することでユーザに通知する。
これにより、ユーザは、新たな投稿者からコメントを受けたタイミングで当該投稿者に対する音像位置を設定することができる。
(具体例3)
上記の具体例1では、音像定位パラメータ自動設定部109は、音像位置テーブルに未設定のユーザ識別情報を受けた場合、当該ユーザ識別情報に対応する位置情報を任意に設定するものした。しかしながら、音像定位パラメータ自動設定部109は、ユーザ識別情報以外のコメント属性データを用いて、所定のアルゴリズムに従って位置情報を自動設定し、ユーザ識別情報と位置情報とを対応づけて音像位置テーブルに登録してもよい。このような例を具体例3から具体例6に記す。
上記の具体例1では、音像定位パラメータ自動設定部109は、音像位置テーブルに未設定のユーザ識別情報を受けた場合、当該ユーザ識別情報に対応する位置情報を任意に設定するものした。しかしながら、音像定位パラメータ自動設定部109は、ユーザ識別情報以外のコメント属性データを用いて、所定のアルゴリズムに従って位置情報を自動設定し、ユーザ識別情報と位置情報とを対応づけて音像位置テーブルに登録してもよい。このような例を具体例3から具体例6に記す。
本具体例3では、音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データを用いて投稿者とユーザとの親密度を算出し、算出した親密度に応じて位置情報を設定する。本具体例では、コメント投稿サーバ2は、特定のユーザ宛てにコメントを投稿する機能を有している。例えば、Twitter(登録商標)のリプライ機能に相当し、リプライ機能を用いたコメントには、コメント属性データとして宛先ユーザ特定情報「@ユーザ名」が付加されている。そこで、宛先ユーザ特定情報により、音像定位パラメータ自動設定部109は、データ通信部105に予め設定された自ユーザIDのユーザ宛てに投稿されたコメント数を親密度として算出する。以下、詳細に説明する。
まず、音像定位パラメータ自動設定部109は、所定のタイミングで、データ通信部105が過去の所定期間(例えば、1日や1週間)に受信した全てのコメントの中から、自ユーザIDのユーザを宛先として示す宛先ユーザ特定情報(コメント属性データ)に対応するコメントを抽出する。
ここで、所定のタイミングとは、電源がオンにされたとき、予め設定された時刻になったとき、音像位置テーブルに未設定のユーザ識別情報を受けたとき、など様々なタイミングが考えられる。
また、自ユーザIDとは、上述したように、データ通信部105に予め登録されているユーザID(登録ユーザのユーザID)であり、通常テレビジョン受像機1を視聴するユーザのユーザIDが登録される。これにより、テレビジョン受像機1を視聴するユーザ宛てに投稿されたコメントが抽出されることになる。
次に、音像定位パラメータ自動設定部109は、抽出したコメントに対応するユーザ識別情報を基に投稿者ごとのコメント数をカウントし、当該コメント数を親密度として算出する。すなわち、投稿者ごとに、自ユーザIDのユーザ宛てにコメントの投稿を行った回数(以下、自分宛てコメント回数という)を親密度としてカウントする。
音像定位パラメータ自動設定部109は、聴取位置Pからの距離rとして複数段階(1〜N段階)を予め記憶している。例えば、N=10であり、k段階(k=1〜Nのいずれかの自然数)の距離は(k−1)段階の距離よりも大きくなるように予め設定されている。
そして、音像定位パラメータ自動設定部109は、自分宛てコメント回数が多い(親密度が高い)ユーザ識別情報ほど、聴取位置Pからの距離rが小さくなるように位置情報を設定する。
例えば、音像定位パラメータ自動設定部109は、自分宛てコメント回数が多い順にユーザ識別情報を並べ、n位(nはN未満の自然数)のユーザ識別情報に対応する位置情報の距離をn段階の距離に設定する。なお、N位以上の自分宛てコメント回数のユーザ識別情報に対応する位置情報の距離をN段階の距離に設定する。
もしくは、音像定位パラメータ自動設定部109は、以下のアルゴリズムに従って位置情報の距離を設定してもよい。
(a)自分宛てコメント回数が第1閾値以上のユーザ識別情報に対応する位置情報の距離を1段階の距離に設定する。
(b)第n閾値未満でありかつ第(n+1)閾値以上(ただし、第n閾値>第(n+1)閾値)の自分宛てコメント回数のユーザ識別情報に対応する位置情報の距離を(n+1)段階の距離に設定する。なお、nは、1,2,・・・,(N−2)である。
(c)第(N−1)閾値未満の自分宛てコメント回数のユーザ識別情報に対応する位置情報の距離をN段階の距離に設定する。
(a)自分宛てコメント回数が第1閾値以上のユーザ識別情報に対応する位置情報の距離を1段階の距離に設定する。
(b)第n閾値未満でありかつ第(n+1)閾値以上(ただし、第n閾値>第(n+1)閾値)の自分宛てコメント回数のユーザ識別情報に対応する位置情報の距離を(n+1)段階の距離に設定する。なお、nは、1,2,・・・,(N−2)である。
(c)第(N−1)閾値未満の自分宛てコメント回数のユーザ識別情報に対応する位置情報の距離をN段階の距離に設定する。
本具体例では、音像定位パラメータ自動設定部109は、位置情報の中の距離についてのみ親密度に応じて設定し、位置情報の中の方向(角度θ)について任意に設定すればよい。
音像定位パラメータ自動設定部109は、以上のようにして設定した位置情報により、音像定位パラメータ記憶部107の音像位置テーブルを更新する。ただし、音像定位パラメータ自動設定部109は、音像定位パラメータ手動設定部108により既に設定されているレコードについては更新しないものとする。すなわち、音像定位パラメータ自動設定部109は、手動設定フラグが「1」であるレコードについて更新することなくそのままとする。手動設定フラグが「1」である場合、ユーザの好みによって音像位置が設定済であり、勝手に変更されることをユーザが好まない可能性があるからである。
(具体例4)
本具体例4では、音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データの中のグループ識別情報を用いて位置情報を設定する例である。本具体例では、コメント投稿サーバ2のユーザ登録情報管理部22は、各グループを識別するグループ識別情報と当該グループに属する閲覧対象ユーザを示すグループ別ユーザ情報とを対応付けたグループ情報を管理している。
本具体例4では、音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データの中のグループ識別情報を用いて位置情報を設定する例である。本具体例では、コメント投稿サーバ2のユーザ登録情報管理部22は、各グループを識別するグループ識別情報と当該グループに属する閲覧対象ユーザを示すグループ別ユーザ情報とを対応付けたグループ情報を管理している。
データ通信部105は、自ユーザIDに対応するグループ情報がコメント投稿サーバ2に登録されている場合、グループ情報に含まれるグループ識別情報を順に指定して、当該グループ識別情報に属する閲覧対象ユーザのコメントを受信する。このとき、データ通信部105は、受信したコメントにグループ識別情報をコメント属性データとして付加する。もしくは、データ通信部105は、コメント投稿サーバ2から、コメントとともに、当該コメントを投稿したユーザが属するグループを示すグループ識別情報を含むコメント属性データを受信する。
音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データの中のグループ識別情報を用いて、同一のグループに属する閲覧対象ユーザに対応する位置情報の方向(角度θ)が近くなるように位置情報を設定する。
例えば、音像定位パラメータ自動設定部109は、以下のアルゴリズムに従って位置情報を設定する。
(a)グループ識別情報で示されるグループの数(グループ数)をカウントする。
(b)聴取位置Pからの方向をグループ数と同数の角度範囲に分割する。例えば、グループ数が4である場合、0〜90度、90〜180度、180〜270度、270〜360度の4つの角度範囲に分割する。
(c)グループ識別情報ごとに異なる角度範囲を任意に設定する。
(d)各グループ識別情報で示されるグループに属する閲覧対象ユーザのユーザ識別情報を抽出する。コメント属性データはグループ識別情報及びユーザ識別情報を含むため、同一のグループ識別情報を含むコメント属性データを特定し、特定したコメント属性データに含まれるユーザ識別情報を抽出すればよい。
(e)各グループ識別情報について、(c)で設定した角度範囲の位置から、(d)で抽出したユーザ識別情報の各々に対応する位置を任意に設定する。このとき、角度のみを任意に設定し、距離については投稿者ごとに同一の値を設定してもよい。そして、ユーザ識別情報と当該ユーザ識別情報に対して設定した距離r及び方向(角度θ)を含む位置情報とを対応付けたレコードを位置情報テーブルに登録する。
(a)グループ識別情報で示されるグループの数(グループ数)をカウントする。
(b)聴取位置Pからの方向をグループ数と同数の角度範囲に分割する。例えば、グループ数が4である場合、0〜90度、90〜180度、180〜270度、270〜360度の4つの角度範囲に分割する。
(c)グループ識別情報ごとに異なる角度範囲を任意に設定する。
(d)各グループ識別情報で示されるグループに属する閲覧対象ユーザのユーザ識別情報を抽出する。コメント属性データはグループ識別情報及びユーザ識別情報を含むため、同一のグループ識別情報を含むコメント属性データを特定し、特定したコメント属性データに含まれるユーザ識別情報を抽出すればよい。
(e)各グループ識別情報について、(c)で設定した角度範囲の位置から、(d)で抽出したユーザ識別情報の各々に対応する位置を任意に設定する。このとき、角度のみを任意に設定し、距離については投稿者ごとに同一の値を設定してもよい。そして、ユーザ識別情報と当該ユーザ識別情報に対して設定した距離r及び方向(角度θ)を含む位置情報とを対応付けたレコードを位置情報テーブルに登録する。
これにより、同一のグループに属する閲覧対象ユーザからのコメントがほぼ同じ方向から聞こえてくることとなる。その結果、グループごとのコメントを確認しやすくなる。
(具体例5)
本具体例5では、音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データの中の年齢データを用いて位置情報を設定する例である。本具体例では、コメント投稿サーバ2のコメント配信部25は、閲覧対象ユーザの年齢を示す年齢データ及びユーザ識別情報をコメント属性データに含めて配信する。
本具体例5では、音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データの中の年齢データを用いて位置情報を設定する例である。本具体例では、コメント投稿サーバ2のコメント配信部25は、閲覧対象ユーザの年齢を示す年齢データ及びユーザ識別情報をコメント属性データに含めて配信する。
音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント振分部から受けたコメント属性データについて、以下のアルゴリズムに従って位置情報を設定する。なお、音像定位パラメータ自動設定部109は、ユーザ入力された登録年齢データを予め記憶している、登録年齢データは、テレビジョン受像機1を視聴するユーザの年齢を示している。
(a)データ振分部106から受けたコメント属性データのユーザ識別情報が音像位置テーブルに既に設定されているか否かを判断する。設定されている場合、音像位置テーブルの更新を行わない。設定されていない場合、以下の(b)から(e)の処理を行う。
(b)データ振分部106から受けたコメント属性データの中の年齢データで示される年齢と、登録年齢データで示される年齢との差分(年齢差)を算出する。
(c)年齢差ごとに聴取位置Pを中心とする角度範囲を示す年齢差別角度情報を予め記憶しておく。例えば、年齢差「−5〜+5歳」に対して角度範囲「60〜120度、240〜300度」、年齢差「−5歳以下」(登録年齢データの年齢よりも他ユーザが5歳以上低い)に対して角度範囲「0〜60度、300〜360度」、年齢差「+5歳以上」(登録年齢データの年齢よりも他ユーザが5歳以上高い)に対して角度範囲「120〜240度」が予め設定されている。
(d)(b)で算出した年齢差に対応する角度範囲を、(c)で示される年齢差別角度情報を基に決定する。
(e)データ振分部106から受けたコメント属性データの中のユーザ識別情報について、(d)で設定した角度範囲の中の一つの位置を任意に選択し、選択した位置を示す位置情報を生成する。このとき、角度範囲の中から角度θのみを任意に設定し、距離rについてはユーザごとに同一の値を設定してもよい。そして、ユーザ識別情報と位置情報とを対応付けて、音像位置テーブルに追加登録する。
(a)データ振分部106から受けたコメント属性データのユーザ識別情報が音像位置テーブルに既に設定されているか否かを判断する。設定されている場合、音像位置テーブルの更新を行わない。設定されていない場合、以下の(b)から(e)の処理を行う。
(b)データ振分部106から受けたコメント属性データの中の年齢データで示される年齢と、登録年齢データで示される年齢との差分(年齢差)を算出する。
(c)年齢差ごとに聴取位置Pを中心とする角度範囲を示す年齢差別角度情報を予め記憶しておく。例えば、年齢差「−5〜+5歳」に対して角度範囲「60〜120度、240〜300度」、年齢差「−5歳以下」(登録年齢データの年齢よりも他ユーザが5歳以上低い)に対して角度範囲「0〜60度、300〜360度」、年齢差「+5歳以上」(登録年齢データの年齢よりも他ユーザが5歳以上高い)に対して角度範囲「120〜240度」が予め設定されている。
(d)(b)で算出した年齢差に対応する角度範囲を、(c)で示される年齢差別角度情報を基に決定する。
(e)データ振分部106から受けたコメント属性データの中のユーザ識別情報について、(d)で設定した角度範囲の中の一つの位置を任意に選択し、選択した位置を示す位置情報を生成する。このとき、角度範囲の中から角度θのみを任意に設定し、距離rについてはユーザごとに同一の値を設定してもよい。そして、ユーザ識別情報と位置情報とを対応付けて、音像位置テーブルに追加登録する。
これにより、ユーザは、自分に近い年齢の他ユーザからのコメントを左右方向から聞き、自分より年齢がある程度低い他ユーザからのコメントを前方向から聞き、自分より年齢のある程度高い他ユーザからのコメントを後方向から聞くことができる。
(具体例6)
ユーザAがユーザBを閲覧対象ユーザとして設定しているとき、ユーザBがユーザAを閲覧対象ユーザとして設定しない場合にユーザBを非相互閲覧登録ユーザとし、ユーザBもユーザAを閲覧対象ユーザとして設定している場合にユーザBを相互閲覧登録ユーザとよぶことにする。
ユーザAがユーザBを閲覧対象ユーザとして設定しているとき、ユーザBがユーザAを閲覧対象ユーザとして設定しない場合にユーザBを非相互閲覧登録ユーザとし、ユーザBもユーザAを閲覧対象ユーザとして設定している場合にユーザBを相互閲覧登録ユーザとよぶことにする。
本具体例は、投稿者が非相互閲覧登録ユーザであるか相互閲覧登録ユーザであるかに応じて音像位置を設定する例である。
コメント投稿サーバ2のコメント配信部25は、ユーザからの要求に応じて、当該ユーザを閲覧対象ユーザとして設定している投稿者の一覧(第1リスト)を配信する機能を有している。
データ通信部105は、予め第1リストの配信を要求し、コメント投稿サーバ2から第1リストを取得している。そして、データ通信部105は、閲覧用データを受信すると、当該閲覧用データのユーザ識別情報が第1リストの中に存在するか否かを確認する。第1リストの中に存在する場合、データ通信部105は、コメントが相互閲覧登録ユーザからのコメントであることを示す相互状態データをコメント属性データの中に含める。一方、第1リストの中に存在しない場合、データ通信部105は、コメントが非相互閲覧登録ユーザからのコメントであることを示す相互状態データをコメント属性データの中に含める。
音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データの中の相互状態データが相互閲覧登録ユーザであることを示している場合、聴取位置Pからの距離が所定閾値以下の範囲を選択対象の範囲として決定する。一方、音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データの中の相互状態データが非相互閲覧登録ユーザであることを示している場合、聴取位置Pからの距離が所定閾値より大きい範囲を選択対象の範囲として決定する。
音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データのユーザ識別情報に対応する位置情報として、当該コメント属性データの相互状態データを基に決定された上記選択対象の範囲の中から任意に選択した位置を示す情報を設定する。そして、音像定位パラメータ自動設定部109は、ユーザ識別情報と位置情報とを対応付けて音像位置テーブルに登録する。
これにより、相互閲覧登録ユーザについては近くから、非相互閲覧登録ユーザについては遠くからコメントを聞くこととなる。
(具体例7)
上記の具体例1では、コメント投稿サーバ2に予め登録されている閲覧対象ユーザからのコメントのみを音声出力する例について説明した。しかしながら、閲覧対象ユーザ以外のコメントも閲覧可能なコメント投稿サーバ2である場合、閲覧対象ユーザ以外の投稿者のコメントを音声出力してもよい。
上記の具体例1では、コメント投稿サーバ2に予め登録されている閲覧対象ユーザからのコメントのみを音声出力する例について説明した。しかしながら、閲覧対象ユーザ以外のコメントも閲覧可能なコメント投稿サーバ2である場合、閲覧対象ユーザ以外の投稿者のコメントを音声出力してもよい。
例えば、Twitter(登録商標)では、特定のトピックに関するコメントを投稿する際に、ハッシュタグ(「#キーワード」)を付けて投稿することができる。そして、クライアントからキーワード検索の要求を受けると、指定されたキーワードがハッシュタグとして付けられているコメントを投稿者に関係なく抽出し、抽出したコメントの閲覧用データをクライアントに送る。
そこで、本具体例7では、閲覧対象ユーザからのコメントに加えて、コンテンツ受信部101が受信しているコンテンツに関係するコメントも受信し音声再生する。
本具体例では、データ通信部105は、コンテンツ分離部102から出力された番組情報コンポーネントから番組名、放送局名などの情報を抽出する。そして、データ通信部105は、抽出した番組名または放送局名をキーワードとしてコメント投稿サーバ2に検索実行させ、検索されたコメントの閲覧用データを受信する。当該閲覧用データの中には、コメント属性データとして、キーワードを示すキーワードデータが含まれている。
なお、コメント投稿サーバ2で使用されているキーワードと、番組情報コンポーネントに含まれる番組名や放送局名とが異なる場合がある。このような場合、データ通信部105は、番組名や放送局名と、コメント投稿サーバ2で使用されるキーワードとを対応付けたキーワード変換テーブルを予め記憶しておく。そして、当該テーブルを用いてコメント投稿サーバ2で使用されているキーワードに変換し、変換後のキーワードを用いて検索要求をコメント投稿サーバ2に行えばよい。キーワード変換テーブルは、ユーザ入力に従って作成されてもよいし、放送局から配信されてもよいし、コメント投稿サーバ2から配信されてもよい。
データ通信部105は、キーワード検索により得た閲覧用データを、キーワード検索結果である旨のキーワードフラグを付けてデータ振分部106に送る。データ振分部106は、キーワードフラグが付いた閲覧用データを受けると、キーワードフラグを付けてコメント属性データを音像定位パラメータ自動設定部109及び音声合成パラメータ自動設定部114に送る。
音像定位パラメータ自動設定部109は、キーワードフラグの付いたコメント属性データを受けた場合、コメント属性データの中からキーワードデータを抽出し、抽出したキーワードデータを着目データとして音像位置テーブルに追加登録する。このとき、音像定位パラメータ自動設定部109は、距離rを設定可能範囲の最大値とした位置情報を登録する。なお、方向(角度θ)については任意に設定する。もしくは、方向(角度θ)として「全角度」を設定してもよい。
音声合成パラメータ自動設定部114は、キーワードフラグの付いたコメント属性データを受けた場合、コメント属性データの中からキーワードデータを抽出し、抽出したキーワードデータを着目データとして音声パターン対応テーブルに追加登録する。このとき、音声合成パラメータ自動設定部114は、任意の音声パターンを設定する。
音声合成部115は、音声パターン対応テーブルに登録されているキーワードデータをコメント属性データとして有するコメントについて、当該キーワードデータに対応する音声パターンで音声合成する。そして、音声合成部115は、キーワードデータを付加して音声データを音声出力制御部116に出力する。
音声出力制御部116は、キーワードデータが付加された音声データについて、当該キーワードデータに対応する位置情報及び傾斜角度情報を音像定位パラメータ記憶部107から読み出す。そして、音声出力制御部116は、当該位置情報及び傾斜角度情報に基づいて音響仮想空間上の音像位置を決定し、決定した音像位置となるように音声データの音声を立体音響システム4から出力させる。ここで、位置情報の距離rは、上述したように、設定可能範囲の最大値が設定されている。そのため、遠くから聞こえてくる感覚をユーザに与えることができる。また、位置情報の方向(角度θ)が「全角度」を示している場合、音声出力制御部116は、キーワードデータが付加された音声データの各々の方向をランダムに設定して出力させてもよい。キーワード検索により得られたコメントは非常に多い数となる。これらを全方向の遠くから聞こえてくるようにすることで、大勢の人の歓声が遠くから聞こえてくるような感覚をユーザに与えることができる。つまり、コンテンツを大勢の人数で見ているかのような感覚、つまり、大勢の人との一体感をユーザに与えることができる。
(具体例8)
本具体例8は、具体例7の変形例である。具体例7では、キーワード検索により得たコメントを音声合成して出力するものとした。この場合、キーワード検索により得たコメントが多数になると音声合成部115の負荷が大きくなる可能性がある。本具体例は、音声合成部115の負荷を考慮した例である。
本具体例8は、具体例7の変形例である。具体例7では、キーワード検索により得たコメントを音声合成して出力するものとした。この場合、キーワード検索により得たコメントが多数になると音声合成部115の負荷が大きくなる可能性がある。本具体例は、音声合成部115の負荷を考慮した例である。
本具体例では、音声合成部115は、歓声音(例えば「ワーワー」「おおー」などの音声)や拍手音(例えば「パチパチ」などの音)を含む歓声データ(歓声パターン)を予め記憶しておく。音声合成部115は、データ振分部106から受けたコメントのうち、所定期間(例えば、現時刻から過去30秒以内)に投稿時刻が含まれ、かつ、キーワードフラグが付加されたコメント(キーワード付きコメント)の数をカウントする。音声合成部115は、カウント数が大きいほど音量が大きくなるように、歓声データの音量を設定し、設定した音量を示すデータ(音量データ)及びキーワードデータとともに歓声データを音声出力制御部116に出力する。
音声出力制御部116は、歓声データについて、キーワードデータに対応する位置情報及び傾斜角度情報に基づいて音響仮想空間上の音像位置を決定するとともに、音量データに従って音量を決定する。そして、音声出力制御部116は、決定した音像位置及び音量で歓声データを音声出力させる。
ここで、具体例7で記載したように、音像位置テーブルにおいて、キーワードデータに対応する位置情報で示される距離は、設定可能範囲の最大値(または、最大値に近い値)である。そのため、図15に示されるように、歓声音や拍手音が遠いところから発し、閲覧対象ユーザのコメントが近いところから発しているような感覚をユーザに与えることができる。
また、キーワード検索により得られたコメント(キーワード付きコメント)の投稿数が多いほど歓声音や拍手音が大きくなる。ここでのキーワード付きコメントとは、テレビジョン受像機1で視聴しているコンテンツに関するコメントである。当該コメントの投稿数が多いということは、視聴しているコンテンツに対して興味を持っている投稿者が多いことを意味する。すなわち、キーワード付きコメントの数は、視聴しているコンテンツに対する盛上りの度合いを示すパラメータであるといえる。そのため、コンテンツに対する盛上りの度合いに応じて歓声音や拍手音の音量を変化させることとなる。その結果、ユーザは、大勢の投稿者と一緒にコンテンツを視聴しているかのような一体感を味わうことができる。
(具体例9)
具体例1〜8において、データ通信部105は、閲覧対象ユーザの全てのコメントの閲覧用データを受信するものとした。しかしながら、データ通信部105は、閲覧対象ユーザのコメントの閲覧用データの中で、番組情報コンポーネントから得たキーワードを示すキーワードデータをコメント属性データとして含む閲覧用データのみを抽出して、データ分離部に出力してもよい。これにより、ユーザは、閲覧対象ユーザのコメントのうち、視聴しているコンテンツに関するコメントのみを音声で確認することができる。
具体例1〜8において、データ通信部105は、閲覧対象ユーザの全てのコメントの閲覧用データを受信するものとした。しかしながら、データ通信部105は、閲覧対象ユーザのコメントの閲覧用データの中で、番組情報コンポーネントから得たキーワードを示すキーワードデータをコメント属性データとして含む閲覧用データのみを抽出して、データ分離部に出力してもよい。これにより、ユーザは、閲覧対象ユーザのコメントのうち、視聴しているコンテンツに関するコメントのみを音声で確認することができる。
(具体例10)
コメント投稿サーバ2は、匿名でコメントを投稿できる機能を有している場合がある。この場合、コメント投稿サーバ2は、匿名で投稿されたコメントについて、投稿したユーザを識別するユーザ識別情報をコメント属性データに含めないか、もしくは暗号化されたユーザ識別情報をコメント属性データに含める。そのため、具体例1〜9のようにユーザ識別情報に応じた音像位置の設定ができない。そこで、他のコメント属性データと位置情報とを対応付けた音像位置テーブルを生成する具体例10及び具体例11について説明する。
コメント投稿サーバ2は、匿名でコメントを投稿できる機能を有している場合がある。この場合、コメント投稿サーバ2は、匿名で投稿されたコメントについて、投稿したユーザを識別するユーザ識別情報をコメント属性データに含めないか、もしくは暗号化されたユーザ識別情報をコメント属性データに含める。そのため、具体例1〜9のようにユーザ識別情報に応じた音像位置の設定ができない。そこで、他のコメント属性データと位置情報とを対応付けた音像位置テーブルを生成する具体例10及び具体例11について説明する。
本具体例10は、具体例5のように年齢データを用いる例である。音像定位パラメータ記憶部107は、音像位置テーブルとして、年齢データと位置情報とを対応付けたテーブルを記憶する。すなわち、音像定位パラメータ自動設定部109は、年齢データと音像位置とを対応付けたレコードを音像位置テーブルに格納すればよい。このとき、音像定位パラメータ自動設定部109は、具体例5と同様に年齢差に応じた位置情報を設定する。また、音像定位パラメータ手動設定部108は、年齢データに対応する位置情報の入力指示を受け付け、音像位置テーブルの位置情報を更新すればよい。
本具体例では、ユーザごとではなく、年齢ごとに異なる音像位置でコメントが再生されることとなる。
(具体例11)
本具体例のコメント投稿サーバ2は、コメントをテキスト表示するときの色を指定できる機能を有している。この場合、コメント投稿サーバ2は、コメント属性データとしてコメントの色を示す色データを含む閲覧用データを配信する。
本具体例のコメント投稿サーバ2は、コメントをテキスト表示するときの色を指定できる機能を有している。この場合、コメント投稿サーバ2は、コメント属性データとしてコメントの色を示す色データを含む閲覧用データを配信する。
音像定位パラメータ記憶部107は、色データと位置情報とを対応付けた音像位置テーブルを記憶する。音像定位パラメータ自動設定部109は、色データと位置情報とを対応付けて音像位置テーブルに格納すればよい。このとき、音像定位パラメータ自動設定部109は、色ごとに位置情報を任意に設定する。また、音像定位パラメータ手動設定部108は、色データに対応する位置情報の入力指示を受け付け、音像位置テーブルの位置情報を更新する。
これにより、同一の色で投稿されたコメントの音像位置を定位させることができる。匿名で投稿する場合であっても、ユーザはコメントの色を統一して投稿することが考えられる。そのため、コメントの色に応じて音像位置を定位させることにより、同じユーザからのコメントの音像位置を同じ位置にすることができる。
(具体例12)
コメント投稿サーバ2によっては、他のコメントを再投稿する機能を有しており、再投稿されたコメントには、再投稿である旨のデータ(再投稿データ)がコメント属性データとして閲覧用データに含まれる。例えば、Twitter(登録商標)ではリツイート機能と呼ばれ、当該リツイート機能を用いたことを示す再投稿データ「RT」が付加される。このような再投稿されたコメントは確認不要であることが多い。そこで、このような再投稿されたコメントが音声出力されないようにしてもよい。
コメント投稿サーバ2によっては、他のコメントを再投稿する機能を有しており、再投稿されたコメントには、再投稿である旨のデータ(再投稿データ)がコメント属性データとして閲覧用データに含まれる。例えば、Twitter(登録商標)ではリツイート機能と呼ばれ、当該リツイート機能を用いたことを示す再投稿データ「RT」が付加される。このような再投稿されたコメントは確認不要であることが多い。そこで、このような再投稿されたコメントが音声出力されないようにしてもよい。
すなわち、データ振分部106は、再投稿データをコメント属性データの中に含むコメントについては、コメントのテキストデータを音声合成部115に出力しない。これにより、再投稿されたコメントが音声出力されない。
(具体例13)
音像定位パラメータ自動設定部109は、コンテンツの番組情報コンポーネントを基に傾斜角度情報を自動で設定してもよい。番組情報コンポーネントの中には、コンテンツのジャンルを示す種別情報(ジャンル情報)が含まれている。種別情報とは、例えば、映画(洋画、邦画など)、スポーツ(野球、サッカーなど)、ドラマ、ニュースなどを示す情報である。上述したように、映画館やスポート競技場では観客席は、前が低く後ろが高く設定されていることが多い。一方、音楽ライブ場では観客席の高さがフラットであることが多い。これらの観点を考慮して、傾斜角度情報を自動で設定する。
音像定位パラメータ自動設定部109は、コンテンツの番組情報コンポーネントを基に傾斜角度情報を自動で設定してもよい。番組情報コンポーネントの中には、コンテンツのジャンルを示す種別情報(ジャンル情報)が含まれている。種別情報とは、例えば、映画(洋画、邦画など)、スポーツ(野球、サッカーなど)、ドラマ、ニュースなどを示す情報である。上述したように、映画館やスポート競技場では観客席は、前が低く後ろが高く設定されていることが多い。一方、音楽ライブ場では観客席の高さがフラットであることが多い。これらの観点を考慮して、傾斜角度情報を自動で設定する。
音像定位パラメータ自動設定部109は、種別情報と傾斜角度情報とを対応付けた傾きテーブルを予め記憶しておく。例えば、傾きテーブルにおいて、種別情報「映画」や「スポート」に対して前よりも後ろが高い傾きを示す傾き情報が設定され、「音楽」などそれ以外の種別情報に対して傾き情報「0」が設定されている。なお、傾きテーブルは、ユーザからの指示に応じて更新されてもよい。
そして、音像定位パラメータ自動設定部109は、コンテンツ分離部102から受けた番組情報コンポーネントの種別情報に対応する傾斜角度情報を傾きテーブルから読み出し、読み出した傾斜角度情報を音像定位パラメータ記憶部107に格納する。これにより、コンテンツの種別に応じた傾斜角度情報が自動的に設定される。
なお、ここでは、音像定位パラメータ自動設定部109は、種別情報と傾斜角度情報とを対応付けた傾きテーブルを予め記憶しておくものとして説明した。しかしながら、傾斜角度情報を放送局側が設定してもよい。この場合、放送局は、コンテンツの番組情報の中に傾斜角度情報を含ませておく。そして、音像定位パラメータ自動設定部109は、番組情報コンポーネントから読み出した傾斜角度情報を音像定位パラメータ記憶部107に格納すればよい。
(具体例14)
具体例13と同様にして、音像定位パラメータ自動設定部109は、コンテンツの番組情報コンポーネントを基に画面高さ情報を自動で設定してもよい。音像定位パラメータ自動設定部109は、種別情報(ジャンル情報)と画面高さ情報とを対応付けた画面高さテーブルを予め記憶しておく。例えば、画面高さテーブルにおいて、種別情報「映画」に対して画面高さ情報「プラスの所定値」が、種別情報「スポーツ」に対して画面高さ情報「マイナスの所定値」が、「音楽」などそれ以外の種別情報に対して画面高さ情報「0(標準位置)」が設定されている。なお、画面高さテーブルは、ユーザからの指示に応じて更新されてもよい。
具体例13と同様にして、音像定位パラメータ自動設定部109は、コンテンツの番組情報コンポーネントを基に画面高さ情報を自動で設定してもよい。音像定位パラメータ自動設定部109は、種別情報(ジャンル情報)と画面高さ情報とを対応付けた画面高さテーブルを予め記憶しておく。例えば、画面高さテーブルにおいて、種別情報「映画」に対して画面高さ情報「プラスの所定値」が、種別情報「スポーツ」に対して画面高さ情報「マイナスの所定値」が、「音楽」などそれ以外の種別情報に対して画面高さ情報「0(標準位置)」が設定されている。なお、画面高さテーブルは、ユーザからの指示に応じて更新されてもよい。
そして、音像定位パラメータ自動設定部109は、コンテンツ分離部102から受けた番組情報コンポーネントの種別情報に対応する画面高さ情報を画面高さテーブルから読み出し、読み出した画面高さ情報を音像定位パラメータ記憶部107に格納する。これにより、コンテンツの種別に応じた画面高さが自動的に設定される。
なお、ここでは、音像定位パラメータ自動設定部109は、種別情報と画面高さ情報とを対応付けた画面高さテーブルを予め記憶しておくものとして説明した。しかしながら、画面高さ情報を放送局側が設定してもよい。この場合、放送局は、コンテンツの番組情報の中に画面高さ情報を含ませておく。そして、音像定位パラメータ自動設定部109は、番組情報コンポーネントから読み出した画面高さ情報を音像定位パラメータ記憶部107に格納すればよい。
(具体例15)
具体例3では、ある投稿者との親密度が高くなるにつれて、当該投稿者のコメントの音像位置が次第に聴取位置に近くなるように移動することがありえるものの、上記具体例の全ては、原則としてコメント属性データに応じて音像位置が固定される例であった。しかしながら、所定タイミングにおいて、音像位置を移動させながら音声再生してもよい。具体例15から具体例20は、音像位置を移動させながらコメントを再生する例である。
具体例3では、ある投稿者との親密度が高くなるにつれて、当該投稿者のコメントの音像位置が次第に聴取位置に近くなるように移動することがありえるものの、上記具体例の全ては、原則としてコメント属性データに応じて音像位置が固定される例であった。しかしながら、所定タイミングにおいて、音像位置を移動させながら音声再生してもよい。具体例15から具体例20は、音像位置を移動させながらコメントを再生する例である。
本具体例では、切替部117が音声合成機能をオフからオンに切り替えたタイミングで、音声出力制御部116は、音声合成部115から受けた全ての音声データについて、距離が無限大の位置から音像位置テーブル及び傾斜角度情報で決定される音像位置まで徐々に移動させながら音声再生する。これにより、ユーザは、あたかも自分が新たな空間に近づいてきたかのような感覚を得ることができる。
同様に、切替部117が音声合成機能をオンからオフに切り替えたタイミングで、音声出力制御部116は、音声合成部115から受けた全ての音声データについて、音像位置テーブル及び傾斜角度情報で決定される音像位置から距離が無限大の位置まで徐々に移動させながら音声再生する。これにより、ユーザは、あたかも自分がこれまでいた空間から遠く離れていくかのような感覚を得ることができる。
このように本具体例によれば、音声合成機能のオン/オフに応じて、立体音響システム4で実現される仮想空間に対して近づく/遠ざかる感覚をユーザに与えることができる。
(具体例16)
本具体例では、コメント投稿サーバ2において、ユーザ登録部21は、ユーザ登録情報管理部22に既に登録されているユーザがログインしているか否かを確認する。そして、ユーザ登録部21は、ユーザ登録情報管理部22において、ログインしているユーザのユーザ識別情報にログイン中フラグを立てる。
本具体例では、コメント投稿サーバ2において、ユーザ登録部21は、ユーザ登録情報管理部22に既に登録されているユーザがログインしているか否かを確認する。そして、ユーザ登録部21は、ユーザ登録情報管理部22において、ログインしているユーザのユーザ識別情報にログイン中フラグを立てる。
また、コメント投稿サーバ2のコメント配信部25は、特定のユーザがログイン中であるか否かの問合せ要求を受け付ける。コメント配信部25は、問合せ要求で特定されたユーザに対応するログイン中フラグがユーザ登録情報管理部22において立てられているか否かを確認し、回答する。
テレビジョン受像機1のデータ通信部105は、音像定位パラメータ記憶部107が記憶する音像位置テーブルに登録されているユーザ識別情報(コメント属性データ)で識別される投稿者が現在ログイン中であるか否かを所定時間間隔でコメント投稿サーバ2に問い合わせる。データ通信部105は、前回の問合せにおいてログイン中ではなかったが今回ログイン中に変更になった投稿者のユーザ識別情報を含むログインユーザ情報を音声出力制御部116に送る。
音声出力制御部116は、予め足音を示す音声データ(足音データ)を記憶している。音声出力制御部116は、ログインユーザ情報を受けると、当該ログインユーザ情報に含まれるユーザ識別情報に対応する位置情報と傾斜角度情報とを音像定位パラメータ記憶部107から読み出す。そして、音声出力制御部116は、読み出した位置情報および傾斜角度情報を基に音像位置を決定する。音声出力制御部116は、足音データで示される足音を、距離が無限大の位置から決定した音像位置まで徐々に移動させながら再生する。これにより、ログインした投稿者があたかも歩いて近づいてきたかのような感覚をユーザに与えることができる。
また、データ通信部105は、前回の問合せにおいてログイン中であったが今回ログアウトに変更になった投稿者のユーザ識別情報を含むログアウトユーザ情報を音声出力制御部116に送る。
音声出力制御部116は、ログアウトユーザ情報を受けると、当該ログアウトユーザ情報に含まれるユーザ識別情報に対応する位置情報と傾斜角度情報とを音像定位パラメータ記憶部107から読み出す。そして、音声出力制御部116は、読み出した位置情報および傾斜角度情報を基に音像位置を決定する。音声出力制御部116は、足音データで示される足音を、決定した音像位置から距離が無限大の位置まで徐々に移動させながら再生する。これにより、ログアウトした投稿者があたかも歩いて離れていくかのような感覚をユーザに与えることができる。
(具体例17)
本具体例では、テレビジョン受像機1は図示しない人感センサを備えている。人感センサは、テレビジョン受像機1の周囲の所定範囲内に人が存在するか否かを検知し、検知結果を出力する。
本具体例では、テレビジョン受像機1は図示しない人感センサを備えている。人感センサは、テレビジョン受像機1の周囲の所定範囲内に人が存在するか否かを検知し、検知結果を出力する。
音声出力制御部116は、人感センサからの検知結果が人が存在する状態から人が存在しない状態に変化したタイミングで、音声合成部115から受けた全ての音声データについて、音像位置テーブル及び傾斜角度情報で決定される音像位置から距離が無限大の位置まで徐々に移動させながら音声再生する。
同様に、音声再生出力部は、人感センサからの検知結果が人が存在しない状態から人が存在する状態に変化したタイミングで、音声合成部115から受けた全ての音声データについて、距離が無限大の位置から音像位置テーブル及び傾斜角度情報で決定される音像位置まで徐々に移動させながら音声再生する。これにより、ユーザは、あたかも自分が新たな空間に近づいてきたかのような感覚を得ることができる。
このように本具体例によれば、テレビジョン受像機1の周囲の人の存在の有無に応じて、立体音響システム4で実現される仮想空間に対して近づく/遠ざかる感覚をユーザに与えることができる。
(具体例18)
本具体例でも、各家庭に設置されたテレビジョン受像機1は図示しない人感センサを備えており、予め登録されているユーザ識別情報と当該人感センサの検知結果とを対応付けてコメント投稿サーバ2に所定時間間隔(例えば、30秒間隔)で送信する。ここで、検知結果は、テレビジョン受像機1の周囲に人がいるかいないかを示す情報である。
本具体例でも、各家庭に設置されたテレビジョン受像機1は図示しない人感センサを備えており、予め登録されているユーザ識別情報と当該人感センサの検知結果とを対応付けてコメント投稿サーバ2に所定時間間隔(例えば、30秒間隔)で送信する。ここで、検知結果は、テレビジョン受像機1の周囲に人がいるかいないかを示す情報である。
コメント投稿サーバ2において、ユーザ登録部21は、ユーザ登録情報管理部22に既に登録されているユーザごとに、当該ユーザに対応する人感センサの検知結果をユーザ登録情報管理部22に格納する。これにより、コメント投稿サーバ2は、ユーザごとに、当該ユーザがテレビジョン受像機の周囲に存在するか否かをリアルタイムで管理することができる。ここで、テレビジョン受像機の周囲に存在する状態を「テレビ視聴中」とし、テレビジョン受像機の周囲に存在しない状態を「離席中」とする。
また、コメント投稿サーバ2のコメント配信部25は、特定のユーザが「テレビ視聴中」であるか「離席中」であるかの問合せ要求を受け付ける。コメント配信部25は、問合せ要求で特定されたユーザに対応する検知結果を基に回答する。
テレビジョン受像機1のデータ通信部105は、音像定位パラメータ記憶部107が記憶する音像位置テーブルに登録されているユーザ識別情報(コメント属性データ)で識別される投稿者が「テレビ視聴中」であるか「離席中」であるかを所定時間間隔でコメント投稿サーバ2に問い合わせる。データ通信部105は、前回の問合せにおいて「離席中」であったが今回「テレビ視聴中」に変更になった投稿者のユーザ識別情報を含むテレビ視聴開始ユーザ情報を音声出力制御部116に送る。
音声出力制御部116は、予め足音を示す音声データ(足音データ)を記憶している。音声出力制御部116は、テレビ視聴開始ユーザ情報を受けると、当該テレビ視聴開始ユーザ情報に含まれるユーザ識別情報に対応する位置情報と傾斜角度情報とを音像定位パラメータ記憶部107から読み出す。そして、音声出力制御部116は、読み出した位置情報および傾斜角度情報を基に音像位置を決定する。音声出力制御部116は、足音データで示される足音を、距離が無限大の位置から決定した音像位置まで徐々に移動させながら再生する。これにより、テレビジョン受像機の周囲に移動してきた投稿者があたかも歩いて近づいてきたかのような感覚をユーザに与えることができる。
また、データ通信部105は、前回の問合せにおいて「テレビ視聴中」であったが今回「離席中」に変更になった投稿者のユーザ識別情報を含む離席ユーザ情報を音声出力制御部116に送る。
音声出力制御部116は、離席ユーザ情報を受けると、当該離席ユーザ情報に含まれるユーザ識別情報に対応する位置情報と傾斜角度情報とを音像定位パラメータ記憶部107から読み出す。そして、音声出力制御部116は、読み出した位置情報および傾斜角度情報を基に音像位置を決定する。音声出力制御部116は、足音データで示される足音を、決定した音像位置から距離が無限大の位置まで徐々に移動させながら再生する。これにより、テレビの前から離席した投稿者があたかも歩いて離れていくかのような感覚をユーザに与えることができる。
(具体例19)
本具体例は、具体例7の変形例である。コンテンツ受信部101は、ユーザからのチャンネル切替指示に応じて、受信する放送コンテンツを変更する。このとき、データ通信部105は、コンテンツ受信部101が受信する放送コンテンツの切替に応じてキーワードを変更してキーワード検索を行う。
本具体例は、具体例7の変形例である。コンテンツ受信部101は、ユーザからのチャンネル切替指示に応じて、受信する放送コンテンツを変更する。このとき、データ通信部105は、コンテンツ受信部101が受信する放送コンテンツの切替に応じてキーワードを変更してキーワード検索を行う。
そこで、コンテンツ受信部101が受信する放送コンテンツを切り替えたタイミングで、音声出力制御部116は、切替前のキーワードを示すキーワードデータに対応するコメントの音声データについて、音像位置テーブル及び傾斜角度情報で決定される音像位置から距離が無限大の位置まで徐々に移動させながら音声再生する。これにより、切替前のコンテンツに関する歓声音や拍手音が徐々に遠ざかる感覚をユーザに与えることができる。
同様に、コンテンツ受信部101が受信する放送コンテンツを切り替えたタイミングで、音声再生出力部は、切替後のキーワードを示すキーワードデータに対応するコメントの音声データについて、距離が無限大の位置から音像位置テーブル及び傾斜角度情報で決定される音像位置まで徐々に移動させながら音声再生する。これにより、切替後のコンテンツに関する歓声音や拍手音が徐々に近づいてくる感覚をユーザに与えることができる。
(具体例20)
本具体例では、具体例1〜9のように、音像位置テーブルに登録されるコメント属性データがユーザ識別情報である例の変形例である。ユーザは、特に確認したい投稿者を移動対象ユーザとし、当該移動対象ユーザのユーザ識別情報をテレビジョン受像機1に入力する。当該入力は、携帯端末装置3を用いてもよいし、テレビジョン受像機1に付属するリモコンを用いてもよい。
本具体例では、具体例1〜9のように、音像位置テーブルに登録されるコメント属性データがユーザ識別情報である例の変形例である。ユーザは、特に確認したい投稿者を移動対象ユーザとし、当該移動対象ユーザのユーザ識別情報をテレビジョン受像機1に入力する。当該入力は、携帯端末装置3を用いてもよいし、テレビジョン受像機1に付属するリモコンを用いてもよい。
音像定位パラメータ手動設定部108は、移動対象ユーザのユーザ識別情報を受けると、音像位置テーブルにおける当該ユーザ識別情報のレコードに移動フラグを立てる。
そして、音声出力制御部116は、移動フラグが立てられたレコードのユーザ識別情報に対応する音声データを、音像位置テーブル及び傾斜角度情報で決定された音像位置を含む所定範囲内で音像位置を移動させながら再生する。例えば、音像位置テーブル及び傾斜角度情報で決定された音像位置から聴取位置Pを中心として回転させながら再生してもよい。
これにより、ユーザは、移動対象ユーザから投稿されたコメントを他のコメントと区別しやすくなる。
(具体例21)
音声合成パラメータ自動設定部114は、データ振分部106からコメント属性データを受けた場合、当該コメント属性データと、音像合成パラメータ記憶部が記憶する音声パターン対応テーブルの中のコメント属性データとを比較する。この際、音声パターン対応テーブルにおいて、コメント属性データの一部の着目データのみが設定されている場合、着目データについてのみ比較する。音声合成パラメータ自動設定部114は、データ振分部106から受けたコメント属性データ(着目データ)が音声パターン対応テーブルの中の何れのコメント属性データ(着目データ)とも一致しない場合、データ振分部106から受けたコメント属性データ(着目データ)を音声パターン対応テーブルの中に追加登録する。この際、音声合成パラメータ自動設定部114は、対応する音声パターンとして、音声パターン対応テーブルで設定済の音声パターン以外の音声パターンから任意に選択したものを設定する。
音声合成パラメータ自動設定部114は、データ振分部106からコメント属性データを受けた場合、当該コメント属性データと、音像合成パラメータ記憶部が記憶する音声パターン対応テーブルの中のコメント属性データとを比較する。この際、音声パターン対応テーブルにおいて、コメント属性データの一部の着目データのみが設定されている場合、着目データについてのみ比較する。音声合成パラメータ自動設定部114は、データ振分部106から受けたコメント属性データ(着目データ)が音声パターン対応テーブルの中の何れのコメント属性データ(着目データ)とも一致しない場合、データ振分部106から受けたコメント属性データ(着目データ)を音声パターン対応テーブルの中に追加登録する。この際、音声合成パラメータ自動設定部114は、対応する音声パターンとして、音声パターン対応テーブルで設定済の音声パターン以外の音声パターンから任意に選択したものを設定する。
(具体例22)
本具体例は、素片データ記憶部110が、デフォルトの素片データ群に加えて、コメント投稿サーバ2から受信した素片データ群、または、コメント投稿サーバ2から受信した音声データを基に生成された素片データ群を記憶する例である。
本具体例は、素片データ記憶部110が、デフォルトの素片データ群に加えて、コメント投稿サーバ2から受信した素片データ群、または、コメント投稿サーバ2から受信した音声データを基に生成された素片データ群を記憶する例である。
コメント投稿サーバ2のユーザ登録部21は、新規投稿者の登録を受け付ける場合、当該新規投稿者に対して、予め定められた短文を読み上げた音声データ(素片データ作成用の合成データ)の入力を受け付ける。そして、ユーザ登録部21は、当該新規投稿者のユーザ識別情報と素片データ作成用の合成データとを対応付けてユーザ登録情報管理部22に格納しておく。
音声合成パラメータ自動設定部114は、データ振分部106から受けたコメント属性データ(着目データ)が音声パターン対応テーブルの中の何れのコメント属性データ(着目データ)とも一致しない場合、データ振分部106から受けたコメント属性データのユーザ識別情報に対応する音声データの配信要求をデータ通信部105を介してコメント投稿サーバ2に送る。このとき、コメント投稿サーバ2は、配信要求で指定されたユーザ識別情報に対応する音声データをテレビジョン受像機1に送る。
音声合成パラメータ自動設定部114は、コメント投稿サーバ2から受けた音声データを音声パターン登録部111に出力し、当該音声データに対して新たに付与した音声パターン識別情報と、当該音声データを基に作成した素片データ群とを対応付けて素片データ記憶部110に追加登録させる。
また、音声合成パラメータ自動設定部114は、音声パターン登録部111により新たに付与された音声パターン識別情報と、データ振分部106から受けたコメント属性データ(着目データ)とを対応付けて音声合成パラメータ記憶部112に格納する。
これにより、音声合成部115は、投稿者のコメントを当該投稿者の声に基づいて音声合成することができる。その結果、投稿者との一体感をより一層高めることができる。
(具体例23)
コメント投稿サーバ2は、コメント付きの動画を含む閲覧用データを配信してもよい。当該閲覧用データには、動画データと、コメントのテキストデータと、コメント属性データとを含む。
コメント投稿サーバ2は、コメント付きの動画を含む閲覧用データを配信してもよい。当該閲覧用データには、動画データと、コメントのテキストデータと、コメント属性データとを含む。
この場合、データ通信部105は、コメント投稿サーバ2から閲覧データを受信し、当該閲覧データの動画データをコンテンツ受信部101に出力すればよい。
(具体例24)
上記の具体例1〜23を適宜組み合わせてもよい。例えば、具体例3,13,14,22を組み合わせてもよい。図16は、具体例3,13,14,22を組み合わせて音声合成機能を処理するときの処理の流れを示すフローチャートである。
上記の具体例1〜23を適宜組み合わせてもよい。例えば、具体例3,13,14,22を組み合わせてもよい。図16は、具体例3,13,14,22を組み合わせて音声合成機能を処理するときの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、コンテンツ受信部101は、例えば放送波で構成されるコンテンツを受信する(S1)。そして、コンテンツ分離部102は、受信されたコンテンツから、映像コンポーネント、音声コンポーネント、番組情報コンポーネントを分離して出力する(S2)。
その後、音像定位パラメータ自動設定部109は、番組情報コンポーネントからコンテンツのジャンルを示す種別情報(ジャンル情報)を抽出する。また、データ通信部105は、番組情報コンポーネントを基にキーワードを抽出する(S3)。
また、音像定位パラメータ手動設定部108は、音像定位関連パラメータの更新指示の入力を受け付ける(S4)。同様に、音声合成パラメータ手動設定部113は、音声合成パラメータ記憶部112が記憶する音声パターン対応テーブルの更新指示の入力を受け付ける(S5)。
また、データ通信部105は、コメント投稿サーバ2からコメントのテキストデータを含む閲覧用データを受信する(S6)。ここでは、データ通信部105は、閲覧対象ユーザのコメントの閲覧用データとともに、全てのユーザのコメントを検索対象として、S3で抽出されたキーワードを用いた検索により得たコメントの閲覧用データを受信する。
そして、データ振分部106は、受信した閲覧用データからコメントのテキストデータとコメント属性データとに分離する(S7)。また、S7において、音声合成パラメータ自動設定部114は、データ振分部106により分離されたコメント属性データのユーザ識別情報が音声パターン対応テーブルの中のユーザ識別情報と一致しない場合、当該ユーザ識別情報に対応する音声データをコメント投稿サーバ2から取得する。
次に、S8において、音像定位パラメータ手動設定部108及び音像定位パラメータ自動設定部109は、音像定位関連パラメータを設定する。具体的には、ジャンル情報に基づいて、音像定位パラメータ自動設定部109は、傾斜角度情報及び画面高さ情報を具体例13,14に従って設定する。また、音像定位パラメータ自動設定部109は、コメント属性データを基に具体例3に従って親密度を求め、親密度を基に閲覧対象ユーザごとの位置情報を設定する。さらに、音像定位パラメータ自動設定部109は、具体例7に従って、キーワードフラグの付いたコメント属性データの中からキーワードデータを抽出し、抽出したキーワードデータと、距離rが設定可能範囲の最大値である位置情報とを対応付けて音像位置テーブルに追加する。このようにして、音像定位パラメータ自動設定部109は、自動的に音像定位関連パラメータを設定する。ただし、S4にて更新指示の入力を受け付けている場合、音像定位パラメータ手動設定部108は、音像定位パラメータ自動設定部109による設定を解除して、更新指示に従って音像定位関連パラメータを設定する。つまり、S4で入力された更新指示が優先される。
次に、S9において、音声合成パラメータ手動設定部113及び音声合成パラメータ自動設定部114は、音声パターン対応テーブルを設定する。具体的には、音声合成パラメータ自動設定部114は、コメント投稿サーバ2から音声合成用の音声データを取得した場合、当該音声データを基に音声パターン登録部111に音声パターンを新規登録させる。そして、音声合成パラメータ自動設定部114は、当該音声データに対して付与された音声パターン識別情報と、当該音声データに対応するユーザ識別情報とを対応付けて音声パターン対応テーブルに設定する。また、S5にて更新指示の入力を受け付けている場合、音声合成パラメータ手動設定部113は、更新指示に従って音声パターン対応テーブルを設定する。なお、S5に更新指示を受けていないユーザ識別情報の音声パターンについては、音声合成パラメータ自動設定部114が任意に音声パターンを選択して設定する。
続いて、音声合成部115は、音声合成パラメータ記憶部112が記憶する音声パターン対応テーブルを基に、各コメントのテキストデータを音声合成して音声データを生成する(S10)。
そして、音声出力制御部116は、S10で生成された音声データを、音像定位パラメータ記憶部107が記憶する傾斜角度情報及び音像位置テーブルにより決定される音像位置に従って音声出力させるための信号を、立体音響システム4に出力する(S11)。これにより、立体音響システム4はコメントを音声出力する(S12)。
また、映像表示制御部103は、音像定位パラメータ記憶部107が記憶する画面高さ情報に従い、S2で分離された映像コンポーネントに対して補正を行う(S13)。なお、画面高さ情報が標準高さを示している場合、S13の処理は省略される。その後、映像表示制御部103は、補正された映像コンポーネントで示される映像を表示部104に表示する(S14)。
[変形形態]
(その1)
上記の実施形態では、立体音響システム4が複数のスピーカを備えるものとした。しかしながら、立体音響システム4はこれに限定されるものではない。例えば、立体音響システム4は、ヘッドフォンであってもよい。もしくは、立体音響システム4は、ヘッドフォンとスピーカとの両方を含んでいてもよい。ヘッドフォンとスピーカとの両方を含む場合、ヘッドフォンは、耳を覆うことがない骨伝導ヘッドフォンを用いることが好ましい。これにより、スピーカからの音がヘッドフォンによって遮られることがない。
(その1)
上記の実施形態では、立体音響システム4が複数のスピーカを備えるものとした。しかしながら、立体音響システム4はこれに限定されるものではない。例えば、立体音響システム4は、ヘッドフォンであってもよい。もしくは、立体音響システム4は、ヘッドフォンとスピーカとの両方を含んでいてもよい。ヘッドフォンとスピーカとの両方を含む場合、ヘッドフォンは、耳を覆うことがない骨伝導ヘッドフォンを用いることが好ましい。これにより、スピーカからの音がヘッドフォンによって遮られることがない。
(その2)
上記の実施形態では、音声合成機能ブロック118がテレビジョン受像機1に備えられるものとした。しかしながら、音声合成機能ブロック118は、テレビジョン受像機1ではなく携帯端末装置3に備えられていてもよい。また、音声合成機能ブロック118は、コンテンツの映像を投影するプロジェクター装置に備えられていてもよい。
上記の実施形態では、音声合成機能ブロック118がテレビジョン受像機1に備えられるものとした。しかしながら、音声合成機能ブロック118は、テレビジョン受像機1ではなく携帯端末装置3に備えられていてもよい。また、音声合成機能ブロック118は、コンテンツの映像を投影するプロジェクター装置に備えられていてもよい。
プロジェクター装置が音声合成機能ブロック118を備える場合、プロジェクター装置は、以下のような処理を行ってもよい。つまり、画面高さ情報がプラスの値に設定されている場合、プロジェクター装置は、上記実施形態のように映像を台形補正するのではなく、投影する映像を上方向に移動させる。同様に、プロジェクター装置は、画面高さ情報がマイナスの値に設定されている場合、投影する映像を下方向に移動させる。
(その3)
上記の実施形態では、音像定位パラメータ自動設定部109は、位置情報を任意に設定するか、もしくはコメント属性データに基づいて設定するものとした。しかしながら、コメント投稿サーバ2が配信する閲覧用データのコメント属性データの中に位置情報が含まれており、音像定位パラメータ自動設定部109は、当該位置情報を音像位置テーブルに登録してもよい。
上記の実施形態では、音像定位パラメータ自動設定部109は、位置情報を任意に設定するか、もしくはコメント属性データに基づいて設定するものとした。しかしながら、コメント投稿サーバ2が配信する閲覧用データのコメント属性データの中に位置情報が含まれており、音像定位パラメータ自動設定部109は、当該位置情報を音像位置テーブルに登録してもよい。
この場合、コメント投稿サーバ2のユーザ登録部21は、新規ユーザを登録する際に当該ユーザに対応する位置情報を当該ユーザの入力に従って設定し、ユーザ登録情報管理部22に格納する。そして、コメント配信部25は、コメントの閲覧用データを配信する際に、ユーザ登録情報管理部22に格納された位置情報をコメント属性データとして閲覧用データの中に含めればよい。
(その4)
上記の説明では、コメント投稿サーバ2は、テキスト形式のコメントの投稿を受け付け配信すると説明した。しかしながら、コメント投稿サーバ2は、音声形式のコメントの投稿を受け付け配信してもよい。つまり、コメント投稿サーバ2は、音声によるソーシャルネットワークサービスを提供するサーバであり、コメントの音声データを受け付けて配信する。
上記の説明では、コメント投稿サーバ2は、テキスト形式のコメントの投稿を受け付け配信すると説明した。しかしながら、コメント投稿サーバ2は、音声形式のコメントの投稿を受け付け配信してもよい。つまり、コメント投稿サーバ2は、音声によるソーシャルネットワークサービスを提供するサーバであり、コメントの音声データを受け付けて配信する。
この場合、テレビジョン受像機1では、音声パターン登録部111、音声合成パラメータ手動設定部113、音声合成パラメータ自動設定部114、および音声合成部115は動作しない。データ振分部106は、コメントの音声データを音声出力制御部116に出力すればよい。
最後に、テレビジョン受像機1の各ブロック(特に音声合成機能ブロック118)は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、テレビジョン受像機1は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるテレビジョン受像機1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記3DTV1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、テレビジョン受像機1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、コメント投稿サーバと通信するテレビジョン受像機などの各種装置に適用することができる。
1 テレビジョン受像機(音声出力制御装置)
2 コメント投稿サーバ
3 携帯端末装置
4 立体音響システム(音声出力装置)
5 中継装置
101 コンテンツ受信部
102 コンテンツ分離部
103 映像表示制御部
104 表示部
105 データ通信部
106 データ振分部
107 音像定位パラメータ記憶部(第1記憶手段、第2記憶手段)
108 音像定位パラメータ手動設定部(音像位置設定部)
109 音像定位パラメータ自動設定部(音像位置設定部)
110 素片データ記憶部
111 音声パターン登録部
112 音声合成パラメータ記憶部
113 音声合成パラメータ手動設定部
114 音声合成パラメータ自動設定部
115 音声合成部
116 音声出力制御部
r 距離
α 傾斜角度
θ 角度(方向)
2 コメント投稿サーバ
3 携帯端末装置
4 立体音響システム(音声出力装置)
5 中継装置
101 コンテンツ受信部
102 コンテンツ分離部
103 映像表示制御部
104 表示部
105 データ通信部
106 データ振分部
107 音像定位パラメータ記憶部(第1記憶手段、第2記憶手段)
108 音像定位パラメータ手動設定部(音像位置設定部)
109 音像定位パラメータ自動設定部(音像位置設定部)
110 素片データ記憶部
111 音声パターン登録部
112 音声合成パラメータ記憶部
113 音声合成パラメータ手動設定部
114 音声合成パラメータ自動設定部
115 音声合成部
116 音声出力制御部
r 距離
α 傾斜角度
θ 角度(方向)
Claims (17)
- 投稿されたコメントを配信するコメント投稿サーバからコメントを受信するデータ通信部と、
上記データ通信部が受信したコメントについて、当該コメントの属性を示すコメント属性データに応じて音像位置を決定し、決定した音像位置に従って当該コメントに対応する音声を音声出力装置から再生させる音声出力制御部とを備えることを特徴とする音声出力制御装置。 - 投稿者ごとの音像位置を示す第1位置情報を記憶する第1記憶手段を備え、
上記コメント属性データは、コメントを投稿した投稿者を識別する投稿者識別情報を含み、
上記音声出力制御部は、上記データ通信部が受信したコメントについて、当該コメントの投稿者識別情報で識別される投稿者に対応する音像位置を上記第1位置情報から特定し、特定した音像位置を、当該コメントに対応する音声の音像位置として決定することを特徴とする請求項1に記載の音声出力制御装置。 - 上記第1記憶手段が記憶する第1位置情報を設定する音像位置設定部を備えることを特徴とする請求項2に記載の音声出力制御装置。
- 上記音像位置設定部は、ユーザ入力に従って第1位置情報を設定することを特徴とする請求項3に記載の音声出力制御装置。
- 上記コメント投稿サーバは、特定のユーザ宛てのコメントの投稿を受け付け、
上記コメント属性データは、特定のユーザ宛てのコメントである場合、宛先のユーザを示す宛先ユーザ特定情報を含み、
上記音像位置設定部は、予め登録された登録ユーザを宛先とする宛先ユーザ特定情報に対応するコメント数を投稿者別に求め、コメント数が多い投稿者ほど聴取位置からの距離が近くなるように第1位置情報を設定することを特徴とする請求項3に記載の音声出力制御装置。 - 上記コメント投稿サーバは、投稿者を複数のグループに分け、指定されたグループに属する投稿者からのコメントを配信し、
上記コメント属性データは、コメントの投稿者が属するグループを識別するグループ識別情報を含み、
上記音像位置設定部は、同一のグループ識別情報に対応するコメントの音像位置が聴取位置に対する所定方向範囲内になるように第1位置情報を設定することを特徴とする請求項3に記載の音声出力制御装置。 - 上記コメント属性データは、コメントの投稿者の年齢を示す年齢データを含み、
上記音像位置設定部は、予め登録された登録年齢と年齢データで示される年齢との年齢差を求め、年齢差に応じて第1位置情報を設定することを特徴とする請求項3に記載の音声出力制御装置。 - 上記音像位置は、上記音声出力装置による音響仮想空間における聴取位置を含む仮想平面上の位置で示され、
上記音像位置設定部は、上記仮想平面の水平面に対する傾斜角度と、上記仮想平面上の聴取位置からの距離及び方向とを指定することで第1位置情報を設定することを特徴とする請求項3〜7の何れか1項に記載の音声出力制御装置。 - コンテンツを受信するコンテンツ受信部を備え、
上記音像位置設定部は、上記コンテンツ受信部が受信しているコンテンツのジャンルに応じて上記傾斜角度を設定することを特徴とする請求項8に記載の音声出力制御装置。 - 上記データ通信部が受信したコメントのテキストデータを音声合成して音声データに変換する音声合成部を備え、
上記音声出力制御部は、上記コメントに対応する音声として、上記音声合成部により生成された音声データで示される音声を再生させることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の音声出力制御装置。 - 上記音声合成部は、コメントの投稿者ごとに異なる音声パターンでコメントを音声合成することを特徴とする請求項10に記載の音声出力制御装置。
- キーワードごとの音像位置を示す第2位置情報を記憶する第2記憶手段を備え、
上記コメント属性データは、コメントに関連するキーワードを示すキーワードデータを含み、
上記音声出力制御部は、上記データ通信部が受信したコメントについて、当該コメントのキーワードデータで示されるキーワードに対応する音像位置を上記第2位置情報から特定し、特定した音像位置を、当該コメントの音像位置として決定することを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の音声出力制御装置。 - コンテンツを受信するコンテンツ受信部を備え、
上記コメント投稿サーバは、コメントの投稿を受け付ける際に、当該コメントに関連するキーワードを示すキーワードデータを受け付け可能であり、
上記データ通信部は、上記コンテンツ受信部が受信しているコンテンツに関連するキーワードを示すキーワードデータに対応するコメントであるキーワード付きコメントを受信し、
上記音声出力制御部は、所定の歓声パターンを予め有しており、上記キーワード付きコメントの数が多いほど上記所定の歓声パターンの音量が大きくなるように、当該所定の歓声パターンを上記音声出力装置に再生させることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の音声出力制御装置。 - テレビジョン受像機であることを特徴とする請求項1〜13に記載の音声出力制御装置。
- 投稿されたコメントを配信するコメント投稿サーバからコメントを受信するコメント受信ステップと、
受信したコメントについて、当該コメントの属性を示すコメント属性データに応じて音像位置を決定し、決定した音像位置に従って当該コメントに対応する音声を音声出力装置から再生させる音声出力制御ステップとを含むことを特徴とする音声出力制御方法。 - 請求項1〜14のいずれか1項に記載の音声出力制御装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記各部として機能させるためのプログラム。
- 請求項16に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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JP2012144717A JP2014011509A (ja) | 2012-06-27 | 2012-06-27 | 音声出力制御装置、音声出力制御方法、プログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012144717A JP2014011509A (ja) | 2012-06-27 | 2012-06-27 | 音声出力制御装置、音声出力制御方法、プログラム及び記録媒体 |
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