JP2014010972A - 道路灯 - Google Patents

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尚樹 斎
Kenichi Tanaka
憲一 田中
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Abstract

【課題】高い電圧に対応していない電子部品を含む電源装置(電源部)を内蔵する場合においても、従来の銅鉄製安定器内蔵の道路灯への配電線をそのまま利用して電源電圧の供給が可能な道路灯を提供する。
【解決手段】 発光部10から照射される光により道路を照らす道路灯1であって、道路灯1は、配電設備から供給される交流の第1電圧が印加され、交流の前記第1電圧の半分の第2電圧を2系統に出力するバランサ11と、バランサ11から出力された前記第2電圧を前記発光部に供給するための所定の電圧形態に変換する変換回路を含む電源部13と、を内蔵している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、発光部から照射される光により道路を照らす道路灯に関する。
一般道路や高速道路には、夜間に道路を照らすための道路灯が多数設置されている。これらの道路灯の発光部には、ナトリウムランプ、水銀灯、セラミックメタルハライドランプなどのHID(High Intensity Discharge:高輝度放電)ランプが用いられることが多い。また、近年では、省エネルギー化が可能なLED(Light Emitting Diode)を用いた道路灯の開発も行われている(例えば、下記特許文献1参照)。
近年、照明器具では点灯装置に電子式点灯装置を用いることで高効率化が進んでおり、LED道路灯においても電子式電源装置を用いている。しかしながら、このような電子式電源装置は、価格や大きさなどの観点から一般に流通している電子部品にて構成されている。かかる電子部品は専ら低電圧での利用が想定されており、265Vや460Vといった240Vを超えるような高い電源電圧には対応していない。つまり、このような高い電源電圧が供給される環境下で当該電子部品を利用するためには、電源電圧を電子部品が対応できる電圧まで降圧する必要がある。
図7は、電力会社から各道路灯へ供給される電力の流れを模式的に示した図である。なお、ここでいう道路灯50は、上述したLED道路灯ではなく、ナトリウム灯などの、240Vを超えるような高い電源電圧に対応した銅鉄製安定器内蔵の道路灯を想定している。
電力会社から供給される電力40は、送電による電力損失を抑えるために極めて高い電圧となっている。この電力40は、電気室41に設置された変電設備42により、一定程度の低い電圧に降圧された後、配電線45を介して数百〜数千メートル離れた各道路灯50へ供給される。
なお、変電設備42を含む電気室41は、通常、道路高架下や隣接する建造物などに設置されている。また、変電設備42により降圧された電圧は、一般的に単相2線460V、三相3線460V、又は三相4線460Vとなっている。
特開2007−242258号公報
図7に示したように、銅鉄製安定器内蔵の道路灯50(高圧ナトリウム灯、低圧ナトリウム灯、水銀灯など)は、460V又は265Vの電源電圧に対応している。しかしながら、この道路灯50を、LED道路灯に取替えることを考えた場合、上述したようにLED道路灯に必要な電源装置が460Vといった高い電圧に対応していない電子部品で構成されているため、単に道路灯50をLED道路灯にそのまま置き換えるということはできない。
460Vといった高い電圧での動作が可能な電子部品は非常に高価であるため、このような電子部品を含む電源装置(電源部)を各道路灯に設けるには、極めて高いコストが発生する。特に、道路灯は、所定の距離ごとに設ける必要があるところ、全ての道路灯にこのような高価な電子部品を含む電源装置を設けるのは現実的ではない。
別の方法として、廉価の電子部品でも対応可能な電圧まで電気室41内で更に降圧させることが考えられる。ただしこの場合、図8に示すように、電気室41内に別途の変電設備61を設ける必要がある上、変電設備42からLED道路灯に対して低電圧を供給するための配電線63を、変電設備42から銅鉄製安定器内蔵の道路灯50に対して高い電圧を供給するための配電線45とは別に設ける必要がある。変電設備42から配電線を別途敷設する工事が必要になるため、工事に多大な時間とコストが発生し、現実的とはいえない。
本発明は上記課題を解決すべく、高い電圧に対応していない電子部品を含む電源装置(電源部)を内蔵する場合においても、従来の銅鉄製安定器内蔵の道路灯への配電線をそのまま利用して電源電圧の供給が可能な道路灯を提供することを目的とする。
本発明の道路灯は、発光部から照射される光により道路を照らす道路灯であって、配電設備から供給される交流の第1電圧が印加され、交流の前記第1電圧の半分の第2電圧を2系統に出力するバランサと、前記バランサから出力された前記第2電圧を前記発光部に供給するための所定の電圧形態に変換する変換回路を含む電源部と、を内蔵することを特徴とする。
なお、ここでいう配電設備とは、変電設備(変電所)を介して電力が供給される場合には、当該変電設備の2次側の配電線を指している。また、変電設備を介さずに電力が供給される場合には、当該供給される配電線を指している。
この構成とすることで、電源部(電源装置)には第1電圧の半分の第2電圧が電源電圧として供給される。このため、電源部は、少なくとも第2電圧に対応する電子部品を含んで構成されていればよく、この構成の下では、銅鉄製安定器内蔵の道路灯への配電線を第1電圧の供給線として利用することができる。
よって、電気室などにおいて、電源部に対応させるべく更なる降圧を行う必要がなく、かかる降圧された電圧を供給するための別途の配電線を設ける必要もない。従って、一部の道路灯のみをLED道路灯に置き換えるなど、予算に応じた道路照明設備の置換工事が可能となる。
また、上記構成では、道路灯にバランサを内蔵させる構成とした。バランサは、1次側に流れる電流と2次側に流れる電流を相殺する働きがあるため、通常の変圧器の定格容量の数%程度の大きさですみ、損失も数%程度に留まる。つまり、内蔵されるバランサは通常の変圧器よりも小形で高効率な構成であるため、小形の道路灯を実現できる。
上記構成において、前記電源部は、前記第1電圧には対応せず前記第2電圧には対応可能な電子部品を含んで構成されるものとすることができる。
例えば、第1電圧が460Vであるような場合においても、電源部は230Vで動作可能な電子部品で構成されていればよい。460V電圧で動作可能な電子部品は極めて高価であるが、230Vで動作可能なものは、一般的に流通しており、460V電圧で動作可能な電子部品と比べて廉価での入手が可能である。よって、かかる構成とすることで、道路灯に内蔵する電源部を廉価な電子部品にて構成することができる。高速道路を初めとする道路には、極めて多くの数の道路灯を設置する必要がある。ここで、それぞれの道路灯に電源部を内蔵させることを想定した場合、電源部を構成する電子部品が極めて高価な素子で構成されていれば、道路灯自体の設置コストが膨大となる。このため、既存の銅鉄製安定器内蔵の道路灯から高効率なLED道路灯への置換を十分に進めることができない。しかし、上記構成のように、廉価な電子部品にて電源部を構成することで、LED道路灯の設置コストが抑制され、銅鉄製安定器内蔵の道路灯から高効率なLED道路灯への置換を進めることができる。
上記構成において、前記バランサから出力される前記2系統のそれぞれに対して前記電源部を介して前記発光部が接続されているものとしても構わない。
ここで、道路灯に備えられる電源部及び発光部を、それぞれ同一の規格とする場合、各系統に接続される電源部(及び発光部)の数を同一とするのがより好ましい。このようにすることで、バランサから出力される2系統それぞれに接続される負荷がほぼ等しくなり、バランサに流れる電流を限りなく少なくすることができる。これにより、高効率な電圧変換が可能となる。
また、上記構成に加えて、前記電源部又は前記発光部の故障時に、前記バランサへの電圧供給を遮断する遮断部を有するものとしても構わない。
電源部又は発光部に何らかの故障が生じると、バランサの2次側(出力側)の2系統の負荷状態が不平衡となり、バランサに過電流が生じるおそれがある。上記構成によれば、負荷状態が不平衡となったときに、バランサへの電圧供給自体を遮断させることができるので、過電流からバランサを保護することができる。
また、前記電源部又は前記発光部の故障時に、当該故障している前記電源部又は前記発光部が接続されている系統とは別の系統に接続されている、正常な前記電源部を停止させる制御部を有するものとしても構わない。
かかる構成とすることで、バランサの2次側の2系統に接続された負荷を平衡に復帰させ、各系統に接続された正常な道路灯の多数を消灯させることなく、過電流からバランサを保護することができる。
なお、前記バランサ及び前記電源部は、本体又は柱状の本体下部の開口部に収容されるものとして構わない。
本発明の道路灯によれば、高い電圧に対応していない電子部品を含む電源部を内蔵しながらも、従来の銅鉄製安定器内蔵の道路灯への配電線をそのまま利用して電源電圧の供給を受けることができる。
道路灯の外観構成を示す模式図である。 道路灯の別の外観構成を示す模式図である。 道路灯に対する給電を行うための給電システムの構成を概念的に示すブロック図である。 道路灯の内部構成を概念的に示す模式図である。 保護機能を有した道路灯の内部構成を概念的に示す模式図である。 保護機能を有した道路灯の内部構成を概念的に示す模式図である。 従来の道路灯給電システムの構成を示す概念図である。 従来の道路灯給電システムを用いてLED道路灯に電源電圧を供給させる場合の問題点を示す概念図である。
本発明の道路灯につき、図面を参照して説明する。なお、図7又は図8を参照して説明した構成要素と同一のものについては、同一の符号を付している。また、各図において図面の寸法比と実際の寸法比は必ずしも一致しない。
[外観図]
図1は、道路灯の外観構成を示す模式図である。道路灯1は、柱状の本体2に支持される発光部10から照射される可視光により道路を照らすことができる構成である。本実施形態では、発光部10を構成する光源をLEDとするが、LEDに限られず蛍光灯など他の光源を利用することもできる。
道路灯1は、後述するようにバランサ及び電源部を備えており、本実施形態では、これらが本体2下部に内蔵される。本体2の下部には、点検口としての開口部3が設けられている。開口部3は、蓋部で覆われている。本体2の下部に設けることで、作業員による点検や交換が容易な構成となっている。
なお、バランサ及び電源部を内蔵させる位置は、必ずしも本体2の下部に限定されるものではなく、本体2の上方でも構わないし、発光部10の近接位置であっても構わない。
図1に示す道路灯1は、例えば高速道路の路側帯や中央分離帯、一般道路の路側帯などへの設置を想定したものである。図示しないが、一例として本体2の底部から線路を介して電源電圧が供給されるものとすることができる。
〈外観の別構成〉
図2は、道路灯の別の外観構成を示す模式図である。道路灯1は、図1のような柱状ではなく、例えば直方体型の筐体8に覆われて構成され、この筐体8内に発光部10が内蔵されている。そして、この筐体8内には、後述するバランサ及び電源部も内蔵されている。
図2に示す道路灯1は、例えば高速道路や一般道路のトンネル内照明としての設置を想定したものである。トンネル内では鉛直方向への制約があるため、柱状の道路灯を設置することができない。よって、トンネルの壁面に筐体8を固定的に設置させることで、道路面を照らす構成が採用される。図示しないが、筐体8のトンネル壁面側から線路を介して電源電圧が供給される。
[内部構成及び給電システム]
図3は、道路灯1に対する給電を行うための給電システムの構成を概念的に示すブロック図である。また、図4は、道路灯1の内部構成を概念的に示す模式図であり、(a)は全体構成図、(b)はバランサ11の接続をより詳細に示した図である。図3では、変電設備42から銅鉄製安定器内蔵の道路灯50と本発明の道路灯1の双方に対して電源電圧が供給される態様を示している。なお、本実施形態では、一例として変電設備42の2次側となる配電線45は単相2線の460V配電線であるものとして説明する。無論、この配電線45の電圧値や線方式は、これに限られるものではない。
道路灯1は、バランサ11、電源部13、及び発光部10を含む構成である。単相2線460Vの配電線45から分岐した分岐配電線46がバランサ11の1次側に接続される。バランサ11は、2次側に線路L1,L2,L3の3線が接続され、線路L2はバランサ11の中間位置から出力される中性線に相当する。なお、この中性線は、バランサ11の1次側においては配電線45と接続されていない。
上記の構成により、バランサ11の2次側では、線路L1とL2の間に230Vの電圧を有する第1系統20A、線路L2とL3の間に230Vの電圧を有する第2系統20Bが形成される。なお、第1系統20Aと第2系統20Bで線路L2を共用しているが、線路L2と同位置にもう1線を引き出して、第1系統20Aと第2系統20Bとで中性線を共用しない構成としても構わない。
電源部13は、第1系統20Aに接続される電源部13A、第2系統20Bに接続される電源部13Bを有する。以下では、接続されている系統を区別する場合には、「電源部13A」、「電源部13B」のように符号を付し、いずれの系統に接続されているものに対して共通に議論する場合には「電源部13」と符号を付して説明する。発光部10についても同様に取り扱う。
電源部13は、電子回路にて構成された電圧変換回路を備えており、バランサ11から供給される交流電圧(本実施形態ではAC230V)を所定の電圧形態に変換して、電源部13からの出力電圧を発光部10の点灯に適したものにする。この電圧変換回路としては、例えばAC/DC変換回路を利用することができる。電源部13Aには発光部10Aが接続され、電源部13Bには発光部10Bが接続される。電源部13は電子回路で構成され、この電子回路は240V以下の電源電圧で動作可能な素子で構成されている。
また、道路灯1では、通常の変圧器ではなく、バランサ11によって入力電圧の半分の電圧に分圧する構成としている。バランサ11は、1次側に流れる電流と2次側に流れる電流を当該バランサ内部で相殺することができる構成である。つまり、バランサ11は、電源部13の入力インピーダンスの不平衡分を補償するだけの容量があれば良いため、通常の変圧器の定格容量の数%程度の大きさですみ、損失も数%程度に留まる。つまり、内蔵されるバランサは通常の変圧器よりも小形で高効率な構成であるため、小形の道路灯を実現できる。本実施形態では、不平衡を最小化するため、各電源部13(13A、13B)として同じ定格の電源部を採用している。
このような構成としたとき、電源部13は、配電線45を介して供給される単相2線の460V(「第1電圧」に相当)ではなく、その半分の230Vの電圧(「第2電圧」に相当)が電源電圧として供給される。このため、240V以下で動作可能な電子部品を含む電源部13を利用することができ、460Vといった高い電圧に対応した高価な電子部品によって電源部13を構成する必要がない。
つまり、本発明の道路灯1によれば、電子回路を内蔵する場合であっても、変電設備から供給される交流電圧(配電線45により供給される電圧)をそのまま配電可能である。従って、変電設備42内において別途の変圧器を設けたり、別の配電線63(図8参照)を設ける必要がない。つまり、図3に示すように、本発明の電子回路内蔵の道路灯1と、銅鉄製安定器内蔵の道路灯50とを道路に混在させて設置する場合にも、配電線45を共通化することができるため、特に既設の道路灯を電子回路内蔵の道路灯へ取り替える際のコストを抑えることができる。また、電気室41内に道路灯専用の変圧器61(図8参照)を設置する必要がないため、電気室41自体の縮小化にも繋がる。
[保護機能]
図4の構成に加えて、道路灯1がバランサ11を保護するための保護機能を備える構成とすることができる。以下、この保護機能を有した道路灯1の構成について、図5及び図6を参照して説明する。
図5(a)に示す道路灯1は、バランサ11の1次側において、バランサの一端と直列に過熱保護部31が設けられている。この過熱保護部31は、バランサ11からの放射熱を検知し、所定温度以上に高温となると(過熱状態)、遮断機能が働いてバランサ11への電圧供給を停止させる。過熱保護部31は、例えば温度ヒューズで実現することができる。
図4を参照して説明したように、道路灯1の給電システムは、第1系統20Aと第2系統20Bを有し、各系統に電源部13及び発光部10が接続される。これにより、バランサ11の2次側の負荷平衡が実現されることで、バランサ11を流れる電流をゼロに近づけることができ、高効率な電圧変換を可能としている。このため、例えばいずれかの系統に接続された電源部13や発光部10に何らかの故障や不具合が生じると、バランサ11の2次側において両系統の負荷状態に不均衡が生じ、この結果、バランサ11に大きな電流が流れ続けてバランサ11が焼損するおそれがある。図4(a)のような構成とすることで、バランサ11に過電流が流れたことを検知した時点で過熱保護部31によってバランサ11への電圧供給が遮断されて、バランサ11を保護することが可能となる。
図5(b)に示す道路灯1は、バランサ11の1次側において、バランサの一端と直列に過電流保護部32が設けられている。また、バランサ11の2次側においては、各系統において、電源部13の前段に過電圧保護部33を接続している。例えば、第1系統20Aを例にとれば、バランサ11の2次側において過電圧保護部33を介して電源部13Aが接続され、電源部13の更に2次側(負荷側)に発光部10Aが接続される構成である。過電流保護部32は、所定値以上の電流を検知すると遮断する機能を有する電流ヒューズで実現できる。また過電圧保護部33は、所定値以上の電圧を検知すると遮断するブレーカーで実現できる。
この構成においても、図5(a)を参照して説明したのと同様、例えばいずれかの系統に接続された電源部13や発光部10に何らかの故障や不具合が生じると、バランサ11の2次側において両系統の負荷状態に不均衡が生じる。このとき、バランサ11に過電流が流れたことを検知した時点で、過電流保護部32によってバランサ11への電圧供給が遮断されて、バランサ11を保護することが可能となる。更に、バランサ11への電圧供給が遮断された状態で、過電圧保護部33は、接続されている系統の電圧が過電圧になったことを検知すると、回路を遮断して電源部13への過電圧印加を防止する。図5(b)の構成により、バランサ11のみならず、電源部13や発光部10への保護を図ることができる。
図6に示す道路灯1は、第1系統20A、第2系統20Bに対してそれぞれ複数の電源部13及び発光部10が接続されている形態を想定している。具体的には、第1系統20Aには、電源部13Aa、13Abが接続され、第2系統20Bには、電源部13Ba、13Bbが接続されている。そして、それぞれの電源部に対して発光部10が接続されている。
道路灯1は、電源部13の運転停止の制御が可能な制御部34を備える。この制御部34は、各電源部13の運転状態を監視している。より具体的には、電源部13の故障時、電源部13の2次側の短絡、又は電源部13の2次側の開放の各状態が発生すると、その旨の信号(以下、「故障信号」と呼ぶ。)が電源部13より制御部34に対して出力される。ここで、電源部13の2次側の短絡とは、具体的には発光部10の配線がショート状態である場合を指している。また、電源部13の2次側の開放とは、具体的には発光部10の配線が断線している場合を指している。なお、電源部13は、前記各状態が生じるたびにその状態別の信号を出力するものとしても構わないし、前記いずれかの各状態が生じると、当該状態に関わらず所定の信号を出力するものとしても構わない。
例えば、制御部34が電源部13Aaより出力された故障信号を取得した場合を説明する。このとき、制御部34は、当該信号を出力した電源部13Aaの運転を停止する制御を行うと共に、この電源部13Aaの接続系統とは別の系統(つまり第2系統20B)に接続されている一の電源部13B(ここでは電源部13Baとする。)の運転を停止する制御を行う。これにより、一の電源部13の故障時においても、第1系統20Aに接続された負荷状態と、第2系統20Bに接続された負荷状態の均衡が維持され、両系統に流れる電流を一致させることができるため、バランサ11の過負荷が防止される。また、かかる態様とすることで、故障した電源部13Aa以外の第1系統20Aに接続された電源部13Aから電圧供給を受ける発光部10A、停止させた電源部13Ba以外の第2系統20Bに接続された電源部13Bから電圧供給を受ける発光部10Bについては、点灯状態を維持することができる。つまり、全ての発光部10A及び10Bが不点灯状態となるのを避けつつ、バランサ11や電源部13A、13Bを保護することができる。
なお、上述した図5(a)、(b)、及び図6に示す各保護機能は、相互に組み合わせられても構わない。
1 : 道路灯
2 : 柱状の本体
3 : 柱状の本体開口部
8 : 筐体
10 : 発光部
10A、10Aa、10Ab: 発光部
10B、10Ba、10Bb: 発光部
11 : バランサ
13 : 電源部
13A、13Aa、13Ab: 電源部
13B、13Ba、13Bb: 電源部
20A : 第1系統
20B : 第2系統
31 : 過熱保護部
32 : 過電流保護部
33 : 過電圧保護部
34 : 制御部
40 : 高圧(又は特別高圧)電力
41 : 電気室
42 : 変電設備
45 : 配電線
46 : 分岐配電線
50 : 銅鉄製安定器内蔵の道路灯
61 : 変電設備
63 : 配電線
L1,L2,L3: バランサの2次側の線路

Claims (7)

  1. 発光部から照射される光により道路を照らす道路灯であって、
    配電設備から供給される交流の第1電圧が印加され、交流の前記第1電圧の半分の第2電圧を2系統に出力するバランサと、
    前記バランサから出力された前記第2電圧を前記発光部に供給するための所定の電圧形態に変換する変換回路を含む電源部と、を内蔵した道路灯。
  2. 前記電源部は、前記第1電圧には対応せず前記第2電圧には対応可能な電子部品を含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の道路灯。
  3. 前記バランサから出力される前記2系統のそれぞれに対して前記電源部を介して前記発光部が接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の道路灯。
  4. 前記電源部又は前記発光部の故障時に、前記バランサへの電圧供給を遮断する遮断部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の道路灯。
  5. 前記電源部又は前記発光部の故障時に、当該故障している前記電源部又は前記発光部が接続されている系統とは別の系統に接続されている、正常な前記電源部を停止させる制御部を有していることを特徴とする請求項3に記載の道路灯。
  6. 前記第1電圧が240Vを超える電圧であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の道路灯。
  7. 前記バランサ及び前記電源部が、本体又は柱状の本体下部の開口部に収容されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の道路灯。
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