JP2014010923A - 冷陰極体及びその冷陰極体を備えた冷陰極管並びにそれらの製造方法 - Google Patents

冷陰極体及びその冷陰極体を備えた冷陰極管並びにそれらの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014010923A
JP2014010923A JP2012144810A JP2012144810A JP2014010923A JP 2014010923 A JP2014010923 A JP 2014010923A JP 2012144810 A JP2012144810 A JP 2012144810A JP 2012144810 A JP2012144810 A JP 2012144810A JP 2014010923 A JP2014010923 A JP 2014010923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
cold cathode
lab
cathode body
crystals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2012144810A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Goto
哲也 後藤
Kazuto Ando
和人 安藤
Kentaro Takahashi
健太郎 高橋
Kenzo Shimizu
健三 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINNIHON KINZOKU KOGYO KK
Tohoku University NUC
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
SHINNIHON KINZOKU KOGYO KK
Tohoku University NUC
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINNIHON KINZOKU KOGYO KK, Tohoku University NUC, Sumitomo Osaka Cement Co Ltd filed Critical SHINNIHON KINZOKU KOGYO KK
Priority to JP2012144810A priority Critical patent/JP2014010923A/ja
Publication of JP2014010923A publication Critical patent/JP2014010923A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Discharge Lamp (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題の一つは、従来に比べて、消費エネルギーが格段に低く且つ実用性を十分に満たす長寿命の冷陰極体を提供することである。
【解決手段】上記課題は、六硼化ランタン膜を備え、該膜は、結晶構造を有すると共に窒素原子を0.3〜0.5原子%含み、且つ、該膜中における全結晶中の10〜250nmの粒径範囲にある結晶の割合が20〜90%であって、該膜の結晶化度が、20%以上とすることで解決される。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷陰極体及びその冷陰極体を備えた冷陰極管並びにそれらの製造方法に関するものである。
今日、地球規模でエネルギー問題が起きている。エネルギーの生成効率向上と蓄積効率向上や新エネルギー開発も重要な課題であるが、限られたエネルギーの消費を極限まで低減させる技術課題は地球環境問題の解消も含めて最重要課題である。
その中で、ビルや家屋等の建造物用の照明器具や街頭・道路用の照明器具、LCD(Liquid Crystal Device )等のFPD(Flat Panel Device)やTVにおける照明機器、モニターや携帯電話、タブレット等の情報端末装置における照明機器、自動車・鉄道等の交通手段における照明機器、等々での照明エネルギーの消費量は膨大なもので且つ照明エネルギーの発熱ロスはエネルギー消費の無駄だけでなく地球温暖化にも少なからず影響を与えている。
また、電気エネルギーの生成に使用される石油、天然ガス等が消費される際に排出される、地球温暖化の一要因とされる二酸化炭素の量も無視できない。因みに、日本における照明で消費されるエネルギーは、国内電力消費総量の13.6%(非特許文献1)に及ぶ。
このような状況下において、欧米各国を中心に、温暖効果ガス削減の対策として発光効率が悪くエネルギー消費の比較的大きい白熱電球の使用禁止政策がすすめられている。我が国政府も、平成24年を目途に白熱電球の国内生産・販売を自主中止するようにメーカーに要請しており、中には、早期中止を掲げているメーカーもある。しかし、照明における総消費電力量の多くを占めているのは、一般の(熱陰極)蛍光ランプであり、白熱電球の占有率は低い。
例えば、我が国での照明における総消費電力量に関し、一般の(熱陰極)蛍光ランプの占有率は、非特許文献1によると白熱電球のそれが、9.6%であるのに対して73.1%と極めて高い。そのため、近頃は、一般の(熱陰極)蛍光ランプに替えて、高価ではあるが、消費電力、寿命に優れたLED照明器具を使用するようになってきている。しかし、LEDは演色性に劣り、どの色も綺麗に表示させることが困難で、実用上は、様々な回路を搭載して演色性の劣勢を補っている。
その一方で、最近、冷陰極管ランプ(Cold Cathode Fluorescent Lamp:以後「CCFL」と記載することもある)が注目されてきている。冷陰極管ランプは、一般的な熱陰極を使用する蛍光ランプやLEDに比べ遥かに消費エネルギーの少ない照明手段である。
しかも、調光が非常に容易であるので、LCDモニター等のバックライトとして適した性質を持ち、また、製造工程によって発光色や形状を自由に変えられる(演色性・デザイン性に優れる)ので、最近は、情報端末装置やFPD、室内照明等に多く採用され始めている。
また、冷陰極管ランプは、熱陰極管ランプのように陰極加熱用のエミターを要しないので、構造が簡単で生産コストの低減という利点も併せ持つ。
しかし、冷陰極管ランプは、電圧を印加して電極から電子を放出させるものであるところ、現状では、まだ、電圧発生に高電圧用インバーターを必要とし、また、熱陰極管ランプよりも電圧降下が大きく熱損失が大きいため、発光効率が悪くなるという課題を有している。
更には、熱陰極管ランプよりも電極部での電圧降下が大きいために、正電荷を持ったイオンが加速されて電極に大きなエネルギーを持って衝突して電極表面をスパッタする。その結果、電極表面が削られて電極の寿命を低下させるとともに、スパッタ異物が管の内部に付着することにより、付着箇所での発光の明るさが暗くなるという課題がある。
加えて、熱陰極管ランプよりも電極で熱に変換する分量が多いため、その発生する熱エネルギーによって陰極が加熱されて異常加熱を招き電極寿命を著しく低下させて本来の長寿命の利点が活かされないという課題も有している。
上記の課題を解決する一つの方法は、低仕事関数を有する電子放出材料の開発である。
そのような材料の一つにLaB6(六硼化ランタン)がある。LaB6(六硼化ランタン)の仕事関数は、これまでの報告では、バルクで2.4〜2.8eVと、比較的低い値が示されている。
しかし、冷陰極に使用する場合は、通常は、電極用其体上にスパッタリング(SP)法によって膜形成されるので、膜形成条件(ターゲットを構成する化学種とその組成比、成膜プロセス条件、成膜装置等)によって得られる膜構造と膜質が左右され、バルクと同等の仕事関数を有するLaB6膜を得るのが中々困難な状況であった。
このような状況の中、ターゲットの改良を行って、UPS法(紫外線光電子分光法 「Ultraviolet Photoelectron Spectroscopy」)による測定で、2.4eVの仕事関数を有するLaB6膜がSP法(スパッター法)で得られたという報告がある(特許文献1)。
国際公開第2011/122100号パンフレット
「電力使用機器の消費電力量に関する現状と近未来の動向調査」、株式会社 富士経済、2009年3月23日
しかしながら、本発明者らが、特許文献1の実施例に記載の成膜条件に従って、実際に冷陰極体及び冷陰極管を作成し、寿命等の確認実験を行ったところ、従来に比べれば低消費エネルギーであり寿命も向上してはいるが、実用性を十分満たすスペックの冷陰極体及び冷陰極管は特許文献1の開示からは得られないという知見を得た。
本発明が解決しようとする課題の一つは、従来に比べて、消費エネルギーが格段に低く且つ実用性を十分に満たす長寿命の冷陰極体を提供することである。
本発明が解決しようとするもう一つの課題は、消費エネルギー、寿命ともに実用性を十二分に満たし従来に比べて格段に優れた特性を有する冷陰極管を提供することである。
本発明が解決しようとする更にもう一つの課題は、本発明により課題解決される冷陰極体及び冷陰極管の製造方法を提供することである。
本発明の冷陰極体(1)は、其体と、其の上に形成された六硼化ランタン膜とを備え、該膜は、結晶構造を有すると共に窒素原子を0.3〜0.5原子%含み、且つ、該膜中における全結晶中の10〜250nmの粒径範囲にある結晶の割合が20〜90%であって、該膜の結晶化度が20%以上であることを特徴とする。
本発明のもう一つの冷陰極体(2)は、前記冷陰極体(1)に於いて、粒径が10〜250nmの範囲における結晶粒径分布のピークの最大が、15〜150nmの範囲にあることを特徴とする。
本発明の冷陰極管は、前記冷陰極体(1)又は冷陰極体(2)を備えていることを特徴とする。
本発明の冷陰極体は、電子放出膜である六硼化ランタン膜の仕事関数が、例えば、2.4eVと極めて低いので、冷陰極管を作成した場合、その放電開始電圧を従来のものに比べて格段に低く、放電安定電圧も低くすることが出来る。
図1は、本発明に係る冷陰極蛍光管ランプの一例を説明するための模式的構造図である。 図2は、本発明に係る陰極体を製造する際に使用される回転マグネット式マグネトロンスパッタ装置の一例の模式的概略図である。 図3は、本発明に係る陰極体の一部を拡大して示す模式的構造断面図である。 図4は、電子放出特性(I−V)の測定をする装置の模式的概略図である。 図5は、本発明の実施例等に於いて、仕事関数測定用の試料を作成するための用具と基台の模式的説明図である。 図6は、LaB6(100)のピーク強度と、シート抵抗の規格化イオン照射量依存性の一例を示すグラフである。 図7は、仕事関数と熱処理(アニール)温度との関係の一例を示すグラフである。
図1は、本発明に係る冷陰極蛍光管ランプの一例を説明するための模式的構造図である。冷陰極蛍光管ランプ100は、ガラスチューブ管102の両端に、カップ電極104を備えている。ガラスチューブ管102の内部には、アルゴン(Ar)、ネオン(Ne)などの希ガスが封入ガスとして所望の内圧で充填されている。封入ガスには、微量の水銀(Hg)が混入される。ガラスチューブ管102の内面には、蛍光体が塗布されて蛍光体膜104が設けられる。
図2には、本発明の実施例において使用される回転マグネット式マグネトロンスパッタ装置の一例が示される。図2に示される回転マグネット式マグネトロンスパッタ装置200は、ターゲット201、多角形形状(例えば、正16角形形状)の柱状回転軸202、柱状回転軸202の表面に螺旋状に貼り付けられた複数の螺旋状板磁石群を含む回転磁石群203、回転磁石群203を囲むように、当該回転磁石群203の外周に配置した固定外周板磁石204、固定外周板磁石204に対して、ターゲット201とは反対側に設けられた外周常磁性体205を備えている。さらに、ターゲット201には、バッキングプレート206が接着され、柱状回転軸202及び螺旋状板磁石群のターゲット201側以外の部分は常磁性体214によって覆われ、さらに、常磁性体214はハウジング207によって覆われている。
固定外周板磁石204は、ターゲット201から見ると、螺旋状板磁石群によって構成された回転磁石群203を囲んだ構造をなし、ここでは、ターゲット201の側がS極となるように磁化されている。固定外周板磁石204と、螺旋状板磁石群の各板磁石はNd−Fe−B系焼結磁石によって形成されている。
さらに、図示された処理室内の空間210には、プラズマ遮蔽部材215が設けられ、陰極体製造用治具217が設置され、減圧されてプラズマガスが導入される。
図示されたプラズマ遮蔽部材215は柱状回転軸202の軸方向に延在し、ターゲット201を陰極体製造用治具217に対して開口するスリット216を規定している。プラズマ遮蔽部材215によって遮蔽されていない領域、即ち、スリット216によってターゲット201に対して開口された領域は、磁場強度が強く高密度で低電子温度のプラズマが生成され、陰極体製造用治具217に設けられた陰極部材にチャージアップダメージやイオン照射ダメージが入らない領域であり、かつ、同時に成膜レートが速い領域である。この領域以外の領域をプラズマ遮蔽部材215によって遮蔽することで、成膜レートを実質的に落とすことなくダメージの入らない成膜が可能である。
また、バッキングプレート206には冷媒を通す冷媒通路208が形成されており、ハウジング207と処理室を形成する外壁213との間には、絶縁材209が設けられている。ハウジング207に接続されたフィーダ線211は、カバー212を介して外部に引き出されている。フィーダ線211には、DC電源、RF電源、及び、整合器(図示せず)が接続されている。
この構成では、DC電源およびRF電源から、整合器、フィーダ線211及びハウジング207を介してバッキングプレート206及びターゲット201へプラズマ励起電力が供給され、ターゲット201表面にプラズマが励起される。DC電力のみ、若しくは、RF電力のみでもプラズマの励起は可能であるが、膜質制御性や成膜速度制御性から、両方印加することが望ましい。また、RF電力の周波数は、通常数100kHzから数100MHzの間から選ばれるが、プラズマの高密度低電子温度化という点から高い周波数が望ましく、本実施の形態においては13.56MHzの周波数を使用している。
図2に示すように、処理室内の空間210内に設置された陰極体製造用治具217には、陰極体を形成する円筒状カップ218が複数個取り付けられている。
図3をも参照すると、陰極体製造用治具217は円筒状カップ218を支持する複数個の支持部322を有している。ここで、円筒状カップ218は、図3に示されているように、円筒状電極部301と、当該円筒状電極部301の底部中央から、円筒状電極部301とは反対方向に引き出されたリード部302とを備え、この例の場合、円筒状電極部301とリード部302とは、例えば、MIM(Metal Injection Molding)等により一体化成形されているのが望ましい。
陰極体製造用治具217の支持部322は、円筒状カップ218の円筒状電極部301を受け入れる大きさの開口部を規定する受容部321、受容部321よりも小径の孔を規定する鍔部322a、及び、受容部321と鍔部322aとの間を接続する傾斜部323とを有している。図示されているように、円筒状電極部301は陰極体製造用治具217の支持部322に挿入されて位置づけられている。即ち、円筒状電極部301のリード部302は陰極体製造用治具217の鍔部322aを通過し、円筒状電極部301の外側端部は陰極体製造用治具279の傾斜部323に接触している。
冷陰極体の電極を構成する電極用基体(図2,3における円筒状カップ218に相当する)は、図2,3に示す様に、通常は円筒状カップ構造を有しており、この様な形状の基体上に、電子放出膜が形成される。
図3に示す通り、円筒状カップ218の上部は、カップ218の内面と外面及び上面に連続して電子放出膜が形成されるが、円筒状カップ218の内面・外面が曲面構造をしているだけでなく、その上部の、内面及び外面との繋ぎ部は、角張っているか極端にきつい曲率の曲面である。そのため、内面・上部・外面と連続して電子放出膜を形成する際に膜剥がれや膜浮を起こし、或いは、使用につれて膜が継時変化して膜剥がれや膜浮を起こす場合がある。特に、結晶質の膜の場合は、非晶質の膜に比べて、この現象は起こりやすい。
本発明の場合は、低仕事関数のLaB6膜とするために結晶質構造の膜とする必要があり、この点の回避が重要な課題の一つである。この課題は、結晶構造を有すると共に窒素を0.3〜0.5原子%含む六硼化ランタン(LaB6)膜であって、且つ、該膜中における全結晶中の10〜250nmの粒径範囲にある結晶の割合が20〜90%であって、該膜の結晶化度が、20%以上であるLaB6膜とすることで解決される。この何れかの数値範囲を外しては、上記課題が達成されないことは、本発明者等が繰り返し実験を行うことで得られた知見である。
本発明者等が推測するには、上記の数値範囲とすることで、2.4eVという低仕事関数のLaB6膜とすることだけでなく、図3に示す様な小さな曲率や角張った構造を有する形状の基体にでも強固な密着性を示し、しかも、累積使用時間がかなり長時間になっても所期の密着性が維持され、膜の浮きや膜剥がれを起こさないという特性のLaB6膜が得られるものと思われる。
膜中における全結晶中の10〜250nmの粒径範囲にある結晶の割合は、通常は、上記の数値範囲であるのが望ましいが、好ましくは、50〜90%、より好ましくは、80〜90%であるのが望ましい。より一層好ましくは、30〜200nmの粒径範囲にある結晶の割合が50〜90%であるのが望ましい。更には、50〜150nmの粒径範囲にある結晶の割合が50〜90%であるのが格段に望ましいものである。
本発明の六硼化ランタン(LaB6)膜を得るには、膜の結晶化度も重要である。結晶化度としては、通常は、上記した様に20%以上であるのが望ましいが、好ましくは30%以上、より好ましくは、50%以上であるのが望ましい。
結晶粒径分布のピーク位置も本発明のより好適なLaB6膜を得るには重要なパラメーターである。本発明に於いては、粒径が10〜250nmの範囲における結晶粒径分布のピークの最大が、15〜150nm内にあるのが望ましく、より好ましくは、15〜120nm、より一層好ましくは、20〜100nmの範囲にあるのが望ましい。
図3に於いては、スパッタリングして本発明のLaB6膜が形成された円筒状のカップ電極300の一例が模式的に示されている。
本発明は、以下に述べる如何なる実施態様例にも限定されるものではない。
図示されているように、円筒状電極部301の深さと内径との比であるアスペクト比が1の領域には、厚いLaB6膜341が形成され、陰極体製造用治具217でより下側に位置する部分には、薄いLaB6膜342が形成されている。さらに、円筒状電極部301の内部底面には、非常に薄いLaB6膜(底面LaB6膜343)が形成されている。
更に、各LaB6膜と円筒状電極部301間にはSiCを有するバリア膜303が形成されている。即ち、円筒状電極部301の表面にはバリア膜303が形成され、バリア膜303の表面には各LaB6膜が形成されている。
バリア膜303は、円筒状電極部301を構成する材料(例えばタングステンW)と各LaB6膜との間の相互拡散を防止するための膜であり、バリア膜303を設けることにより、LaB6膜の所期の組成が維持される。しかし、上記のような拡散が起こらない材料選択を行うならば、このバリア膜303は、必ずしも設ける必要はない。
バリア膜303を構成する材料はSiCを含むものが望ましい。これは、後述するように、LaB6膜およびタングステン(W)双方との間で拡散が生じにくく、かつ拡散量が温度によって変化しにくい材料という視点からのものである。特に窒素(N)を、10〜40%含むSiC膜はストレスがなく、且つ、極端な形状の基体にも強固な密着性を示すので本発明に於いては好ましく採用される。
図示された構造のカップ電極の好適な一例としては、厚いLaB6膜341、薄いLaB6膜342、及び、底面LaB6膜343は、それぞれ300nm、60nm、及び10nmであり、バリア膜303の膜厚は50nmである。このような構成とすることで、本発明の課題が解決される具体例が示される。
SiC膜のバリア膜303はある程度厚い方が拡散防止のためには良いが、電極の抵抗を高くしないように、10〜100nm程度の厚さとするのが好ましい。
ここで、図示された円筒状カップ218は、好ましくは、体積比で4%〜6%の酸化ランタン(La2O3)を含むタングステン(W)によって構成され、例えば、具体的なサイズとして内径1.4mm、外径1.7mm、長さ4.2mmの円筒状電極部301を有しているのが望ましい。
一方、円筒状カップ217のリード部302の長さは、例えば、1.0mm程度に短くしてもよい。
更に、この例に於いては、熱伝導性の良い耐火性金属であるタングステン(W)に、仕事関数が小さい、例えば、2.8〜4.2eVの酸化ランタン(La23)を混合した材料によって円筒状カップ218を形成するのが望ましい。
その理由は、タングステン(W)を使用することによって、円筒状カップ217に生じた熱を効率よく放出でき、また、仕事関数の小さい酸化ランタン(La23)を混合することによって、当該円筒状カップ218自体からも電子を放出することができるからである。
円筒状カップ218を形成する熱伝導性の高い金属としては、タングステン(W)の代わりに、モリブデン(Mo)を使用しても良い。
以上、これまでに述べたLaB6膜を有する陰極体は、長時間に亘って高効率及び高輝度を維持できることが、本発明者等の実験によって確認されている。
以下に、円筒状カップ218の製造方法の一例について具体的に説明する。
まず、酸化ランタン(La23)を体積比で3%含有するタングステン合金粉末と樹脂粉末とを混合し、タングステン・樹脂混合粉末体を形成する。樹脂粉末としてはスチレンを使用し、タングステン合金粉末とスチレン粉末との混合比は、例えば、好適な一例として、体積比で0.5:1とするのが望ましい。
次に、前記混合粉末体に、焼結助剤としてニッケル(Ni)を微量添加してペレットを得る。
このようにして得られたペレットを用いて、円筒状カップ形状の金型に、150℃の温度で射出成形(MIM)を行なうことによって、カップ形状の成形品を作製する。
作製された成形品を水素雰囲気中で所定の時間加熱することによって脱脂し円筒状カップ218を形成する事ができる。
次に、円筒状カップ218を図2及び図3に示された陰極体製造用治具217に取り付け、ターゲット1として焼結体SiC(後に述べる低抵抗品)がセットされた回転マグネット式スパッタ装置200の処理室内の空間210に搬入する。その後、処理室内の空間210に、例えば、アルゴン(Ar)ガスを流量2SLMで流し、圧力15mTorrで、陰極体製造用治具217の温度を300℃まで加熱し、この雰囲気中でSiCターゲットをスパッタリングしてSiCのバリア膜303を形成する。
次に、円筒状カップ218を図2及び図3に示された陰極体製造用治具217に取り付け、ターゲット201としてLaB6焼結体がセットされた回転マグネット式マグネトロンスパッタ装置200の処理室内の空間210に搬入する。
処理室内の空間210には、例えば、アルゴンを導入してその圧力を20mTorr(2.7Pa)程度にし、また、陰極体製造用治具217の温度を300℃まで加熱してその温度に維持した上で、LaB6焼結体のターゲット201をスパッタリングし、SiCのバリア膜303の上にLaB6膜341を形成する。
本発明に於いては、図2の装置200によって、処理室内空間210にプラズマ雰囲気を形成して目的のLaB6膜を所望の形状の円筒状カップ218の円筒状電極部301に形成するには、Arイオンの照射量を適切に制御することが重要である。
Arイオンの照射量としては、どのような形状の電極用基台にどのような特性のLaB6膜を形成するかによって、適宜決められる。Arイオンの照射量は、プラズマ成膜の分野に於いては、屡、規格化イオン照射量で表される。
ここで、
「規格化イオン照射量」=
「単位面積当たりのアルゴンイオン到達原子数(個cm-2s-1)」÷
「単位面積当たりのLaB6原子到達数(個cm-2s-1)」
である。
本発明に於けるArイオンの規格化イオン照射量は、好適には、5〜20であるのが望ましい。「5」未満だと、結晶性が悪くなる傾向がり、「20」を超えると結晶粒径が小さくなりすぎる傾向がある。その為に、「5〜20」の範囲を外れると、本発明の課題解決に至らない場合がある。本発明においては、より好適には、8〜15であるのが望ましい。
図6は、LaB6(100)のピーク強度と、シート抵抗の規格化イオン照射量依存性の実験的検証の一例を示すグラフである。実験条件は、以下の通りである。
LaB6(80nm)/SiO2(90nm)/Si
Ar・・・・1000sccm,50mTorr
イオン照射エネルギー・・・・約9.0eV
ターゲット電力密度・・・・・約2Wcm-2
又、本発明のLaB6膜を得るには、ターゲットとサンプル(試料)の距離も重要なパラメーターであり、図2の装置では、3〜20cmとするのが好ましい。
更に、処理室内空間210の圧力も重要なパラメーターである。本発明に於いては、図2の装置の場合で、好ましくは、10〜80mTorrであるのが望ましい。
本発者らの実験的検証によれば、この範囲を外れると、本発明の特徴の全てを満たすことが困難になることが判明している。但し、この点は、図2の装置に限って確かめられたことであって、他の全ての装置でも必ずそうだと断言できるまでにはまだ至ってない。
処理室内空間210の圧力として、より好ましくは、30〜70mTorr、更により好ましくは、45〜65mTorrであるのが望ましい。
図4は、本発明における実施例中で形成するLaB6膜の電子放出特性(I−V)の測定をする装置の模式的概略図である。
図5(a)には、図4に示した測定装置で本発明における実施例中で形成するLaB6膜の(I−V)特性を測定するための試料を作成するための(I−V)特性測定用具500を説明するための模式的説明図が示される。該用具500は、探針設置用の基台501とタングステン(W)で出来た探針502で構成されている。探針502の表面には、極薄いLaB6膜が形成される。
図5(b)には、本発明における実施例中で形成するLaB6膜の仕事関数を測定するためのLaB6膜を形成する成膜用の基台503を説明するための模式的説明図が示される。
図6は、LaB6(100)のピーク強度と、シート抵抗の規格化イオン照射量依存性を示すグラフである。
本発明においては、LaB6膜の仕事関数を低下させる効果的方法の一つに、本発明の成膜条件での成膜後、所定の温度でアニール処理を施すことである。その一例が図7に示される。
図7は仕事関数と熱処理(アニール)温度との関係の1例を示すグラフである。比較基準のために、モリブデン(Mo)の例を示してある。アニール温度を上げるに従って仕事関数も低下することが示されている。
本発明の課題をより効果的に解決するには、好ましくは、350℃以上でアニールすることが望ましく、より好ましくは、450℃以上とするのが望ましい。
アニールは、成膜後、真空を破ることなく引き続いて行うのが望ましい。より好ましくは、成膜と連続してアニールするのが望ましい。
このアニールによる効果は、アニールによりLaB6膜中の準安定状態にある原子がより安定な状態に移行して結晶粒径分布の変化と結晶構造の再構築が行われることにより得られるものと推論される。
アニールの効果は、成膜後電子放出を所定時間継続した後にアニールするか、又は、アニール後、所定時間電子放出を継続することにより、顕著になる。電子放出させることでのエイジング効果が生じているものと思われる。
従って、本発明に於いては、形成されたLaB6膜の構造又は/及び特性をより安定させて実用的において継時変化がないようにするには、このエイジングを成膜後施すのが望ましい。エイジングは、電子放出させる他、所定時間、膜中に電流を流しても良い。エイジングの時間は、長い程良いが、実用的には十数時間程度で十分である。好ましくは、30分から10時間、エイジングするのが望ましい。また、エイジングとアニーリングは、順次行っても良いし、全く同時に行っても良い。或いは、ある一定時間一部重畳して行っても良い。
(1)高純度LaB6粉体の作成
市販のLaB6粉末を以下の様にして高純度化した。市販LaB6粉末を大気中700℃で酸化処理を行い、次いで6mol/dm3塩酸中で60℃にて酸処理を行った。酸処理後の粉末をイオン交換水で、濾液のpHが6以上、塩素イオン濃度が1mg/dm3以下になるまで洗浄した。その後、110℃で真空乾燥した。この様にして得られたLaB6粉体は、不純物由来の酸素元素の含有量が0.38質量%、炭素元素の含有量が0.006%であった。また、LaB6粉末の平均粒径は15μであった。
(2)ターゲットの作成
上記のようにして得られた高純度LaB6粉体に、LaB6微粒子体(平均粒径100nm、酸素元素含有量0.7質量%、炭素原素含有量0.1質量%)を5質量%添加し、ホットプレス装置で、高純度窒素ガス(純度1ppb)中、1800℃、プレス圧30MPaで2時間焼結した。この様にして得られたLaB6焼結体は、96.1%の相対密度を有し、窒素元素含有量0.40質量%、非晶質硼素炭化物と非晶質ランタン硼素複合酸化物から構成される窒素元素以外の不純物含有量は、0.011体積%であった。その中、炭素元素の含有量が0.031質量%、酸素元素の含有量が0.15質量%であった。また、得られたLaB6焼結体の格子定数は4.1577Åであった。
(3)この様にして得られたLaB6焼結体をターゲット(サイズ・・・・・)として図2に示す回転マグネット式マグネトロンスパッタ装置200にセットし、冷陰極管用の電極(試料No.A1−1、A1−2・・・・・)及び(I−V)特性測定用試料(試料No.B1・・・・・),仕事関数測定用試料(試料No.C1・・・・・)を、以下の条件と手順に従って作成した。
先ず、カップ電極形成用の円筒状カップ218、(I−V)特性測定用具500形成用探針設置用基台501、及び仕事関数測定用の成膜用基台503を夫々用意した。これらは、タングステン(W)部材を機械加工・化学研磨した後、pH値制御オゾン水(O3:15ppm,pH:4.5)で洗浄,界面活性剤添加希フッ酸/過酸化水素水(HF/H22/H2O)中での超音波洗浄、イソプロピルアルコール(IPA)30%添加超純水リンスの工程を経て、充分洗浄した。
この様にして準備処理した2個の円筒状カップ218、基台501、成膜用基台503を夫々、冷陰極体製造用の治具217にセットした。治具217の中央に円筒状カップ218を、基台501と成膜用基台503は円筒状カップ218に隣接する取り付け位置にセットした。
次いで、円筒状カップ218、基台501、及び成膜用基台503がセットされた治具217を、スパッタ装置200内の所定の位置にセットした。
これとは別に、結晶粒径、結晶化度を測定するための試料を作成するために3cm×3cmの大きさのSiウェハー基体を2個用意した。これら2個のSiウェハー基体についても。上記した洗浄を適用した。この洗浄済みの2個のSiウェハー基体も治具217の所定位置にセットした(試料No.D1、D2作成用)。
次いで、以下の通りの成膜条件で、成膜を行って各試料を作成した。
基板温度・・・・・300℃
Arガス流量・・・1000cc/min
成膜時内圧・・・・60mTorr
RFパワー・・・・600W
DC電位・・・・・300V
成膜時間・・・・・120秒
このようにして、各試料(試料No.A1−1、試料No.A1−2、試料No.B1、試料No.C1、試料No.D1、D2)を作成した。
成膜されたLaB6(N)膜の膜厚は100nm程度であった。
次いで、試料No.A1−1と試料No.A1−2とを電極としてガラス封入した以外は、市販の20型サイズのCCFL蛍光ランプ(比較試料)と同様にして該市販の20型サイズのCCFL蛍光ランプと同等のCCFL蛍光ランプを作成(ランプ製作は、外部委託)し、特性を確認した。
得られたランプは、放電開始電圧が凡そ400Vと市販品に比べかなり低く、且放電に揺らぎが観られず安定した放電を維持していた。200時間の長時間の放電にもかかわらず放電の異常は観測されず、従って膜の浮きや剥がれ現象は全くないことが確認された。
試料No.B1は、図4に概略が示される(I−V)特性を測定する測定装置にセットして、(I−V)特性を測定した。その結果、FN電流の立ち上がり電圧は、400Vであった。
試料No.C1は、外部に委託して、UPS法での仕事関数を測定して貰った。
その結果、2.4eVと低い値であることが分かった。
試料No.D1は、SEM装置(電界放射走査電子顕微鏡 JSM−6700F 日本電子(株)製)にセットして結晶粒径の測定を行った。その結果、膜中における全結晶中の10〜250nmの粒径範囲にある結晶の割合は、80%以上であった。
試料No.D2は、分光エリプソメータ(UVISEL/M200+VIS-FGMS (株)堀場ジョバンイボン製)にセットして、結晶化度の測定を行った。その結果、結晶化度は、90%以上であった。
実施例1の(1)で得た高純度LaB6粉体を用いて、下記の条件にした以外は、実施例1の(3)に記載した手順と条件でLaB6ターゲットを作成した。
高純度LaB6粉体の焼結
焼結雰囲気・・・・・窒素ガス(純度1ppb)、
焼結温度・・・・1950℃
プレス圧・・・・・30MPa
[得られた焼結体の特性]
相対密度・・・91.5%
窒素元素の含有量・・・・0.42質量%
非晶質硼素炭化物と非晶質ランタン硼素複合酸化物から構成される窒素元素以外の不純物含有量・・・・・0.008体積%(炭素元素の含有量・・・0.015質量%、酸素元素の含有量・・・・0.25質量%)
格子定数・・・・4.1576Å
この様にして作成したLaB6ターゲットを図2の装置内にセットして、実施例1と同様の条件・手順で試料を作成して、実施例1と同様に、形成されたLaB6膜の特性評価をした。その結果は、以下の通りであった。
・実施例1と同様にして製作されたCCFL蛍光ランプは、実施例1の場合と略同様の特性を示した。
・FN電流の立ち上がり電圧・・・・500V
・仕事関数・・・・2.7eV
・膜中における全結晶中の10〜250nmの粒径範囲にある結晶の割合・・・・70%以上
・結晶化度・・・・80%以上
実施例1の(1)で得た高純度LaB6粉末体を用いて、下記の条件にした以外は、実施例1の(3)に記載した手順と条件でLaB6ターゲットを作成した。
高純度LaB6粉体の焼結
焼結雰囲気・・・・・窒素ガス(純度1ppb)、
焼結温度・・・・1800℃
プレス圧・・・・・30MPa
[得られた焼結体の特性]
相対密度・・・89.6%
窒素元素の含有量・・・・0.15質量%
非晶質硼素炭化物と非晶質ランタン硼素複合酸化物から構成される窒素元素以外の不純物含有量・・・・・0.009体積%(炭素元素の含有量・・・0.015質量%、酸素元素の含有量・・・・0.28質量%)
格子定数・・・・4.1576Å
この様にして作成したLaB6ターゲットを図2の装置内にセットして、成膜後、引き続いて、450℃で1時間、アニールした以外は、実施例1と同様の条件・手順で試料を作成して、実施例1と同様に、形成されたLaB6膜の特性評価をした。その結果は、以下の通りであった。
・実施例1と同様にして製作されたCCFL蛍光ランプは、実施例1の場合に近い特性を示した。
・FN電流の立ち上がり電圧・・・・450V
・仕事関数・・・・2.5eV
・膜中における全結晶中の10〜250nmの粒径範囲にある結晶の割合・・・・70%以上
・結晶化度・・・・75%以上
100 冷陰極蛍光管ランプ
101 電極部
102 ガラスチューブ
103 カップ電極
104 蛍光体膜
201 ターゲット
202 柱状回転軸
203 回転磁石群
204 固定外周磁石
205 外周常磁性体
206 バッキングプレート
207 ハウジング
208 冷媒通路
209 絶縁材
210 処理室内の空間
211 フィーダ線
212 カバー
213 外壁
214 常磁性体
215 プラズマ遮蔽部材
216 スリット
217 陰極体製造用治具
218 円筒状カップ
300 カップ電極
301 円筒状電極部
302 リード部
303 バリア層
321 受容部
322 支持部
322a 鍔部
323 傾斜部
341 厚いLaB6膜
342 薄いLaB6膜
343 底面LaB6膜
400 真空チャンバー
401 用具取り付け部材
402 絶縁ガラス
403 Taターゲト
404 電源
405 電流計
406 DC電源
407 抵抗
408 対向電極
500 (I−V)特性測定用具
501 探針設置用基台
502 探針
503 成膜用基台

Claims (4)

  1. 其体と、其の上に形成された六硼化ランタン膜とを備え、該膜は、結晶構造を有すると共に窒素原子を0.3〜0.5原子%含み、且つ、該膜中における全結晶中の10〜250nmの粒径範囲にある結晶の割合が20〜90%であって、該膜の結晶化度が、20%以上であることを特徴とする冷陰極体。
  2. 粒径が10〜250nmの範囲における結晶粒径分布のピークの最大が15〜150nmの範囲にある請求項1に記載の冷陰極体。
  3. 請求項1に記載の冷陰極体を備えた冷陰極管。
  4. 請求項2に記載の冷陰極体を備えた冷陰極管。
JP2012144810A 2012-06-27 2012-06-27 冷陰極体及びその冷陰極体を備えた冷陰極管並びにそれらの製造方法 Ceased JP2014010923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012144810A JP2014010923A (ja) 2012-06-27 2012-06-27 冷陰極体及びその冷陰極体を備えた冷陰極管並びにそれらの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012144810A JP2014010923A (ja) 2012-06-27 2012-06-27 冷陰極体及びその冷陰極体を備えた冷陰極管並びにそれらの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014010923A true JP2014010923A (ja) 2014-01-20

Family

ID=50107466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012144810A Ceased JP2014010923A (ja) 2012-06-27 2012-06-27 冷陰極体及びその冷陰極体を備えた冷陰極管並びにそれらの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014010923A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009157270A1 (ja) * 2008-06-25 2009-12-30 Necライティング株式会社 蛍光ランプ用電極、その製造方法、及び蛍光ランプ
WO2011122100A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 住友大阪セメント株式会社 六ホウ化ランタン焼結体、それを用いたターゲット、六ホウ化ランタン膜、及び該焼結体の製造方法
WO2011122526A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 国立大学法人東北大学 陰極体およびその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009157270A1 (ja) * 2008-06-25 2009-12-30 Necライティング株式会社 蛍光ランプ用電極、その製造方法、及び蛍光ランプ
WO2011122100A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 住友大阪セメント株式会社 六ホウ化ランタン焼結体、それを用いたターゲット、六ホウ化ランタン膜、及び該焼結体の製造方法
WO2011122526A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 国立大学法人東北大学 陰極体およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4849576B2 (ja) 陰極体及びそれを用いた蛍光管
US20070152561A1 (en) Discharge lamp
JP3935414B2 (ja) 放電灯
US8304974B2 (en) Fluorescent lamp
KR100466560B1 (ko) 냉음극 방전 장치
TWI314661B (ja)
JP2014010923A (ja) 冷陰極体及びその冷陰極体を備えた冷陰極管並びにそれらの製造方法
JP2004355971A (ja) 蛍光ランプ用電極とその製造方法および蛍光ランプ
JP2005294045A (ja) 冷陰極および冷陰極放電灯
JP4262926B2 (ja) 熱陰極及びこれを用いた放電装置
JP4493902B2 (ja) 透明導電膜の製造方法
WO2012029739A1 (ja) 陰極体、蛍光管、および陰極体の製造方法
WO2011122526A1 (ja) 陰極体およびその製造方法
JP2005011665A (ja) 冷陰極蛍光ランプ
TW200531122A (en) Cold-cathodofluorescent lamp
JP2011208189A (ja) スパッタ成膜方法
JP3889380B2 (ja) 熱陰極及びこれを用いた放電装置
JP3878582B2 (ja) 放電灯
KR200429141Y1 (ko) 다이아몬드형 탄소박막이 표면 전부 또는 일부분의 표면에 코팅된 전극봉을 구비하는 것을 특징으로 하는 냉음극형광램프
JP2005108564A (ja) 放電灯
JP2010097932A (ja) 冷陰極蛍光管用電極及びそれを用いた冷陰極蛍光管
JP2014006961A (ja) 蛍光ランプ用の電極および蛍光ランプ
JP2010009826A (ja) 蛍光ランプ用電極、その製造方法、及び蛍光ランプ
JP2009152096A (ja) 放電灯
JP2010040438A (ja) 冷陰極蛍光ランプ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140805

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140918

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160226

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160803

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20161215