JP2014010788A - 画像出力受付端末および画像出力受付方法、並びにプログラム - Google Patents

画像出力受付端末および画像出力受付方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な操作でポートレイト風の画像に編集することが可能な画像出力受付端末などを提供する。
【解決手段】
画像出力受付端末1は、利用者によって入力された画像データから処理対象画像データが指定され(S101)、ポートレイト処理が指示されると(S103)、処理対象画像データの中の人物の顔画像を抽出する(S104)。抽出された人物の中から、特定人物の目位置が指定されると(S108)、画像出力受付端末1は、特定人物画像の輪郭を抽出し(S109)、人物の目位置を中心に輪郭に向かって作成された鮮鋭化フィルタを輪郭内の画像領域に適用する(S110)。画像出力受付端末1は、輪郭外の画像領域に平滑化処理を適用する(S114)。特定外人物が指定されると(S119)、画像出力受付端末1は、特定外人物の輪郭内の画像領域に平滑化処理を適用する(S120)。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像データの印刷を行う画像出力受付端末および画像出力受付方法、並びにプログラム等に関するものである。
近年、利用者が所有する記憶媒体に記憶されている画像データの印刷を行う画像印刷システムが広く普及している。利用者は、画像印刷システムの画像出力受付端末を操作することにより、デジタルカメラ等で撮影した画像データを印刷することや、複数の印刷物が製本されたフォトブックを作成することができる。
ところで、人物を中心に撮影する場合、撮影した画像データを、目的の人物のみにピントが合ったポートレイト風の写真に、簡単に編集したいという要望がある。
特許文献1には、撮影した画像データに対して、手間が掛からずに、モザイク処理、デジタルぼかし処理、トリミング処理等の画像処理ができる電子カメラが提案されている。
特開2010−21921号公報
撮影した画像をポートレイト風の写真に編集する方法として、利用者は、撮影した画像データを利用者が所有するコンピュータなどに取り込み、専用の画像処理ソフトを利用して画像データを編集する方法がある。しかしながら、手間が掛かる上に、一般の利用者には難易度が高い。
特許文献1では、手間が掛からずに、撮影した画像データを編集するデジタルカメラが提案されているが、細かな画像処理ができない。そのため、一般の利用者がポートレイト風の写真に編集することは難しい。また、一眼レフタイプのデジタルカメラの中には、ぼかしコントロールをタッチパネル上で行う等、簡単にポートレイト風の写真に編集できるものがあるが、一部の高価な機種に限られる。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、簡単な操作でポートレイト風の画像に編集することが可能な画像出力受付端末等を提供することである。
前述の課題を解決するために第1の発明は、画像データの入力を制御する入力制御手段と、前記画像データから人物の顔を認識して抽出する人物画像抽出手段と、前記人物画像抽出手段にて抽出された人物画像の中から、特定人物画像を受け付ける特定人物画像受付手段と、前記特定人物画像受付手段にて受け付けられた前記特定人物画像の輪郭を抽出する特定人物輪郭抽出手段と、前記特定人物輪郭抽出手段にて抽出された輪郭内の画像領域について、鮮鋭化処理を施す特定人物画像鮮鋭化処理手段と、を備えることを特徴とする画像出力受付端末である。
これにより、一般の利用者が簡単な操作で目的の人物のポートレイト風の写真を作成して、プリントすることが可能になる。
また、前記特定人物画像受付手段は、更に前記特定人物画像の目位置を受け付け、前記特定人物画像鮮鋭化処理手段は、前記特定人物画像受付手段にて受け付けられた前記特定人物画像の目位置を中心に鮮鋭化処理を施すことが望ましい。
これにより、高度な顔認識処理を行わずに、一般の利用者が簡単な操作で目的の人物の目にピントが合ったポートレイト風の写真を作成して、プリントすることが可能になる。
また、前記特定人物輪郭抽出手段にて抽出された輪郭外の画像領域について、平滑化処理を施す背景画像平滑化処理手段を備えることが望ましい。
これにより、目的の人物を際立たせた、より自然なポートレイト風の写真を作成することが可能になる。
前記人物画像抽出手段にて抽出された人物画像の中から、特定外人物画像を受け付ける特定外人物画像受付手段と、前記特定外人物画像受付手段にて受け付けられた前記特定外人物画像に平滑化処理を施す特定外人物画像平滑化処理手段と、を備えること望ましい。
これにより、目的以外の人物の顔に自然なぼかしをかけることができ、目的の人物のみを際立たせた、より自然なポートレイト風の写真を作成することができる。更に、背景に意図しない人物が写った写真をプリントして配布したい場合には、個人情報トラブルを回避することも可能になる。
また、前記特定外人物画像受付手段は、更に前記特定外人物画像の目位置を受け付け、前記特定外人物画像平滑化処理手段は、前記特定外人物画像受付手段にて受け付けられた前記特定外人物画像の目位置を中心に平滑化処理を施すことが望ましい。
これにより、目的以外の人物の顔により自然なぼかしをかけることができる。
また、前記特定人物輪郭抽出手段は、輪郭を特定人物の顔部分から特定人物の体全体にまで調整する前記特定人物輪郭調整手段を更に備えることが望ましい。
これにより、複数の人物が写った写真においては、目的の人物の体全体を強調するなど、写真の構図に応じて鮮鋭化処理を施す画像領域を調整でき、より自然なポートレイト風の写真を作成することが可能になる。
また、前記画像データの画像ポイントを算出する画像ポイント算出手段と、前記画像データから前記画像ポイントが低い前記画像データを指定して、前記画像ポイントを調整する画像ポイント調整手段と、前記画像ポイント算出手段により算出された前記画像ポイントの高い画像データを抽出して画像リストを作成する画像リスト作成手段と、前記画像データおよび前記画像リストをページにレイアウトするレイアウト手段と、前記画像リスト中の画像データから人物の顔を認識し、人物画像リストを作成する人物画像リスト作成手段と、前記人物画像リスト中の人物画像データの、前記ページ上における露出ポイントを算出する露出ポイント算出手段と、前記レイアウト手段によりレイアウトされた前記ページ上に、前記人物画像リストおよび前記露出ポイントを配置し、その表示を制御する表示制御手段と、を更に備え、前記画像ポイントは、少なくとも写真ポイントを含み、前記画像ポイント調整手段は、前記特定人物画像鮮鋭化処理手段によって、前記画像ポイントが低い人物の人物画像に鮮鋭化処理を施し、前記写真ポイントを上げることが望ましい。
これにより、登場人物の露出度が同じになるように自動レイアウトを行うことができ、更に、画像ポイントが低い人物の人物画像に鮮鋭化処理を施すことで、写真ポイントを上げることが可能になる。
第2の発明は、画像データの入力を制御する入力制御ステップと、前記画像データから人物の顔を認識して抽出する人物画像抽出ステップと、前記人物画像抽出ステップにて抽出された人物画像の中から、特定人物画像を受け付ける特定人物画像受付ステップと、前記特定人物画像受付ステップにて受け付けられた前記特定人物画像の輪郭を抽出する特定人物輪郭抽出ステップと、前記特定人物輪郭抽出ステップにて抽出された輪郭内の画像領域について、鮮鋭化処理を施す特定人物画像鮮鋭化処理ステップと、を含むことを特徴とする画像出力受付方法である。
これにより、一般の利用者が簡単な操作で目的の人物のポートレイト風の写真を作成して、プリントすることが可能になる。
第3の発明は、画像データの入力を制御する入力制御ステップと、前記画像データから人物の顔を認識して抽出する人物画像抽出ステップと、前記人物画像抽出ステップにて抽出された人物画像の中から、特定人物画像を受け付ける特定人物画像受付ステップと、前記特定人物画像受付ステップにて受け付けられた前記特定人物画像の輪郭を抽出する特定人物輪郭抽出ステップと、前記特定人物輪郭抽出ステップにて抽出された輪郭内の画像領域について、鮮鋭化処理を施す特定人物画像鮮鋭化処理ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これにより、一般の利用者が簡単な操作で目的の人物のポートレイト風の写真を作成して、プリントすることが可能になる。
本発明により、簡単な操作でポートレイト風の画像に編集することが可能な画像出力受付端末、画像出力受付方法、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像出力受付端末の外観斜視図 画像出力受付端末のハードウエアの構成例を示すブロック図 製本機のハードウエアの構成例を示すブロック図 画像出力受付端末内のコンピュータの機能構成例を示すブロック図 第1の実施形態におけるポートレイト処理を説明するフローチャート 第1の実施形態における編集項目選択画面の一例を示す図 第1の実施形態におけるポートレイト編集画面の一例を示す図 第1の実施形態における特定人物画像の顔の輪郭抽出を説明する図 第1の実施形態における特定人物画像の人物全体の輪郭抽出を説明する図 第1の実施形態における図8の輪郭内の画像領域に対する人物画像鮮鋭化処理を説明する図 第1の実施形態における図9の輪郭内の画像領域に対する人物画像鮮鋭化処理を説明する図 第1の実施形態におけるプレビュー画像確認画面の一例を示す図 第2の実施形態における編集部の更に詳細な機能構成例を示すブロック図 第2の実施形態における露出調整処理を説明するフローチャート 第2の実施形態における編集画面の一例を示す図 第2の実施形態における個別ポイント確認画面の一例を示す図 第2の実施形態における露出度設定画面の一例を示す図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像出力受付端末1の外観斜視図である。
画像出力受付端末1は、店頭において、入力メディア(記憶媒体)や携帯端末に記憶されている画像データの印刷を受け付け、印刷を行う端末である。画像出力受付端末1は、予め画像データが記憶された入力メディアや携帯端末(いずれも不図示)から画像データを入力し、内部に保持する。
入力メディアは、例えば、DVD-ROM/CD-ROM/CD-R/CD-RW、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SD(Secure Digital)カード、ミニSDカード、マイクロSDカード、xD−ピクチャーカード、Smart
Media(登録商標)、MEMORY STICK(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等である。
携帯端末は、例えば、スマートフォン、iPhone(登録商標)、カメラ付き携帯電話機、iPad(登録商標)、携帯型パーソナルコンピュータ等である。通信方法は、例えば、blue tooth(登録商標)、IR(赤外線通信)等である。
画像出力受付端末1の上部正面には、タッチパネル付ディスプレイ11が配置されている。タッチパネル付ディスプレイ11は、操作の案内、操作の状況、読み込んだ画像データ等を表示するとともに、利用者からの指示を受け付ける。利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11を介して、印刷注文する画像データの選択、画像データの画像処理の指示等を行う。
タッチパネル付ディスプレイ11の下部には、メディア投入口12および通信口13が設けられている。メディア投入口12は、各メディアの挿入口であり、複数の挿入口が1箇所にまとめて配置されている。通信口13は、各携帯端末と通信を行うための通信ポートであり、複数の通信ポート(赤外線ポートやUSB(Universal Serial Bus)ポートなど)が1箇所にまとめて配置されている。
画像出力受付端末1の下段部の前面板14には、レシート取出口15、硬貨投入口16および紙幣挿入口17のような料金投入口、つり銭返却口18、印刷物取出口19、ドア開閉キー20、メンテナンスキー21等が設けられている。
レシート取出口15、硬貨投入口16、紙幣挿入口17、つり銭返却口18は、利用者による印刷物の注文内容に応じた入金を要求する課金手段として機能する。利用者は、硬貨投入口16に硬貨を投入したり、紙幣挿入口17に紙幣を挿入したりすることにより、印刷物の料金を支払う。つり銭がある場合には、つり銭返却口18から放出される。また、料金徴収後、徴収金額や注文内容等が印刷されたレシートがレシート取出口15から放出される。
印刷物取出口19には、画像出力受付端末1の筐体内に設置されるプリンタにより印刷された印刷物が排出される。ドア開閉キー20は、画像出力受付端末1の前面板14を開閉するためのキーである。メンテナンスキー21は、利用者が画像出力受付端末1を利用可能な運転モードと、管理者が画像出力受付端末1のメンテナンスや設定、レシートの再印刷等を行う管理モードを切り替えるためのキーである。
次に、画像出力受付端末1の基本的動作について説明する。
画像出力受付端末1は、入力メディアから読み込んだ画像データを液晶ディスプレイ等のタッチパネル付ディスプレイ11に表示する。利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11に設けられたタッチパネルにより、入力メディアや携帯端末等から読み込んだ画像の中から印刷注文する画像を選択する。
本実施の形態において、印刷注文の内容には、「通常印刷」と「フォトブック」の2種類がある。「通常印刷」は、熱転写方式などで片面または両面に印画した用紙を出力する(通常の画像印刷を行う)ものである。「フォトブック」は、画像やテキストを熱転写方式などで片面または両面に印画した複数の用紙を用いて製本を行い、製本物を出力(提供)するものである。
利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11に表示された画面上で、印刷注文する画像データを選択した後、印刷の実行を指示すると、画像出力受付端末1内のコンピュータが内部プリンタに画像データを転送する。
また利用者は、印刷注文する画像の画像データを、インターネット等のネットワークを介して、利用者などが所有する汎用のコンピュータや、利用者が管理するホームページ等のサーバに送信することも可能である。
画像出力受付端末1は、利用者に印刷物の印刷注文に応じた料金を算出、表示し、必要に応じてレシートプリンタによりレシート(引換券)を発行し、利用者に支払いを要求する。画像出力受付端末1は、課金手段により利用者の入金が完了すると、印刷データの印刷を開始する。印刷された印刷物は、印刷物取出口19から排出され、利用者に提供される。
また、画像出力受付端末1は、「フォトブック」を作成する場合、印刷された印刷物を内部製本機に搬送し、印刷物を所定の製本方法で製本する。製本されたフォトブックは、図示せぬフォトブック取出口から排出され、利用者に提供される。
更に、本発明は、その場で印刷物を受け取る場合に限られず、いわゆる「オンラインプリント」にも適用可能である。
「オンラインプリント」とは、利用者などが所有するコンピュータから同様の手順によって印刷物の発注を行い、業者が印刷された印刷物を郵送して、利用者が受け取るというものである。
本発明を「オンラインプリント」に適用する場合、後述する図5に示す処理を実行する為のプログラムを、利用者などが所有する汎用のコンピュータにインストールすることによって同様に実現することができる。すなわち、画像出力受付端末1とは、図5に示す処理を実行する為のプログラムがインストールされた汎用のコンピュータも含むものである。
また、後述する図5に示す処理を実行する為のプログラムを、業者が所有するサーバにインストールするようにしても良い。この場合、利用者は、利用者などが所有する汎用のコンピュータから、インターネット等のネットワークを介して業者のサーバにアクセスし、インターネット閲覧ソフト等の画面から印刷物の発注を行う。
なお、画像出力受付端末1は、料金算出、レシート(引換券)の発行を行うだけでなく、課金機を装備しているため、利用者に入金を要求して現金による課金処理を行うようにすることもできる。
図2は、画像出力受付端末1のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータ30は、制御部31、記憶部32、入出力部33、通信部34等から構成され、各種メディア読取部41、通信部42、シャッタ43、モニタ44、コインメック45、ビルバリ46、レシートジャーナル処理部47、およびプリンタ48、および製本機50を制御する。
制御部31は、プログラムの実行を行うCPU(Central processing Unit)と、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成される。制御部31は、記憶部32等に格納されたプログラムに従って、バス35を介して接続された各装置を制御する。
記憶部32には、制御部31が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(Operating System)等が格納される。プログラムは、例えば、画像入力プログラム、課金処理プログラム、レシート印刷処理プログラム、保守プログラム等である。データは、例えば、画像データや印刷データ等である。
プログラムのコードは、制御部31により必要に応じて読み出され、RAMに移され、CPUに読み出されて各種機能として実行される。
入出力部33は、記憶部32に格納されているプログラム等の更新や、画像出力受付端末1の設定等を行うメンテナンス時に用いられる。
通信部34は、通信制御装置、通信ポート等を有し、画像出力受付端末1と図示せぬネットワーク間の通信を媒介する通信インターフェースである。通信部34は、ネットワークを介して画像出力受付端末1と他の外部装置間の通信制御を行う。
各種メディア読取部41は、メディア投入口12の各メディアの挿入口に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、挿入された入力メディアに予め記憶されている画像データを読み込む。通信部42は、通信口13の各通信ポートに対応して設置されており、通信中の携帯端末に予め記憶されている画像データを読み込む。
シャッタ43は、メディア投入口12の各挿入口に設けられ、入力メディアの挿入口を開閉し、読取処理の最中や、課金処理が完了するまで、入力メディアを取り出せないようにする。モニタ44は、タッチパネル付ディスプレイ11である。
コインメック45、ビルバリ46、レシートジャーナル処理部47は、課金機能の役割を果たす。コインメック45は、硬貨投入口16に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、硬貨の入出力を管理する。ビルバリ46は、紙幣挿入口17に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、紙幣の入出力を管理する。
レシートジャーナル処理部47は、レシート取出口15に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、利用者の徴収金額や注文内容に応じたレシートを印刷する。
プリンタ48は、印刷物取出口19に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、印刷物を印刷する。プリンタ48は、画像データを印刷する高解像度カラープリンタであり、熱転写プリンタあるいはインクジェット型など、プリンタの方式は特に問わない。印刷する記録媒体は、シート状またはロール状の紙である。
製本機50は、ローラや搬送路等を有し、プリンタ48で印刷された印刷物を所定の製本方法で製本しフォトブック等の製本物を作成して出力する。
なお、プリンタ48は、画像出力受付端末1内部に設けられ、そこで印刷が行われるが、これに限らず、例えば、通信部34およびネットワークを介して接続されたプリンタサーバに画像データを転送し、そこで印刷を行わせることも勿論可能である。
また、製本機50も、画像出力受付端末1内部に設けられ、そこで製本が行われるが、これに限らず、例えば、図示せぬ搬送路を介して接続された外部の製本機に印刷物を搬送し、そこで製本を行わせるようにしてもよい。
すなわち、画像出力受付端末1と、プリンタ48、製本機50はそれぞれ別体であってもよい。
図3は、製本機50のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
製本機50は、印刷物を折りたたむ折り機構51、印刷物をホチキスや製本テープ、背表紙、糊等で綴じる綴じ機構52、印刷物を化粧断裁する裁断機構53等を備えるものを用いることができる。これらの機構としては、既知のものを使用できる。フォトブックの製本方法の詳細については、特開2010−137564号公報等に記載されている通り公知の技術である。
図4は、画像出力受付端末1内のコンピュータ30の機能構成例を示すブロック図である。図4に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図2の制御部31により画像印刷プログラムが実行されることによって実現される。
入力制御部61は、各種メディア読取部41で読み込まれた画像データや通信部42で読み込まれた画像データの入力を制御する。
なお、画像入力手段としては、メディア投入口12にメモリカードを挿入し、そこからデータを読み込む以外にも、以下の2つの方法がある。
1.インターネットを介して、オンラインアルバムサーバから読み込む。
2.インターネットを介して、オンラインアルバムサーバからスマートフォン等の携帯端末がダウンロードし、更に、近距離通信によって、スマートフォン等から読み込む。
表示制御部62は、入力制御部61に入力された画像データの一覧表示画面、画像データの印刷サービスを利用者に提供するための画像出力サービス案内画面等の各種画面のモニタ44上への表示を制御する。
画像受付部63は、モニタ44に表示されている画像データの一覧表示画面において、利用者による画像の選択を受け付ける。
編集部64は、利用者により印刷する画像の編集が行われた場合、入力制御部61に入力された編集内容を表わす入力データに基づいて、印刷情報を更新(編集)する。編集部64のさらに詳細な機能構成例は、図13を参照して後述する。
課金部65は、印刷注文に応じた料金を算出し、その算出結果をモニタ44に表示させ、利用者に支払いを要求する。また課金部65は、コインメック45やビルバリ46の金銭の入出力を管理する。
印刷実行部66は、課金部65によって課金処理が完了すると、印刷対象の画像データを所定位置に配した後、印刷データに変換し、印刷データの印刷を実行する。
〔第1の実施形態〕
図5〜図12を参照しながら、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、「通常印刷」にて印刷注文を行う一例について説明する。
図5は、画像出力受付端末1のポートレイト処理を説明するフローチャートである。ポートレイト処理は、各種メディア読取部41より画像データが入力され、入力された画像データが、画像出力受付端末1の制御部31を介して画像出力受付端末1の記憶部32に記憶される場合に実行される処理である。
画像出力受付端末1の制御部31は、編集項目選択画面67(図6参照)をモニタ44に表示し、利用者から、編集対象の画像データの選択を受け付ける(ステップS101)。
図6は、編集項目選択画面67の一例を示す図である。
編集項目選択画面67には入力画像リスト68が配置される。入力画像リスト68は、画像出力受付端末1の記憶部32に記憶される画像データのリストである。図6に示す例では、入力画像リスト68に、7枚の画像データのサムネイル画像が表示されている。入力画像リスト68の左右に配置されたボタン69R、69Lは、記憶部32に記憶される他の画像データのサムネイル画像を表示する場合に、利用者によってタッチ操作される。入力画像リスト68の中から、所望の画像データが利用者によって指定される。
画像出力受付端末1の制御部31は、ステップS101にて受け付けた画像データ(以下、処理対象画像データと表記)を編集項目選択画面67の処理対象画像表示領域70に配置して、モニタ44に表示する(ステップS102)。
編集項目選択画面67には、画像の明るさを調整する明るさ調整ボタン72aや、画像のサイズを調整するサイズ調整ボタン72bや、画像をポートレイト風の写真に編集するポートレイトボタン72cなど、各種編集項目に対応するボタンが設けられる。
なお、処理対象画像データの編集が行われた場合、画像出力受付端末1の制御部31は、編集内容に基づいて随時、処理対象画像データを更新して、記憶部32に記憶させるものとする。
画像出力受付端末1の制御部31は、利用者から、ポートレイトボタン72cの選択を受け付けると(ステップS103)、公知の顔認識技術を用いて、処理対象画像データの中の人物の顔画像を抽出する(ステップS104)。制御部31は、処理対象画像データから人物の顔画像が抽出されるか否かを判断する(ステップS105)。
人物の顔画像が抽出されない場合(ステップS105のNo)、画像出力受付端末1の制御部31は、人物の顔画像が抽出されないことを利用者に知らせるメッセージ画面(図示せず)をモニタ44に表示し、利用者から、編集対象の画像データの選択を再度受け付ける。人物の顔画像が抽出される場合(ステップS105のYes)、制御部31は、ポートレイト編集画面75(図7参照)をモニタ44に表示する(ステップS106)。
図7は、ポートレイト編集画面75の一例を示す図である。ポートレイト編集画面75には、ステップS104にて抽出された人物の顔画像の領域を点線で表示する処理対象画像データが、人物抽出画像表示領域78に配置される。
画像出力受付端末1の制御部31は、利用者から、ステップS104にて抽出された人物の中から特定人物の指定を受け付けて(ステップS107)、特定人物の目位置(目と目の間)の指定を受け付けると(ステップS108)、特定人物画像の輪郭を抽出する(ステップS109)。制御部31は、特定人物画像の輪郭を、人物抽出画像表示領域78上に点線で表示する。
またステップS108にて、画像出力受付端末1の制御部31は、特定人物について公知の顔認識処理を実行することで、特定人物の目位置を特定しても良い。
ステップS109にて抽出された輪郭は、ポートレイト編集画面75に設けられた輪郭調整ボタン73が利用者によりタッチ操作されることで、自由に調整することができる。画像出力受付端末1の制御部31は、利用者から、輪郭拡大ボタン73aの選択を受け付けると、輪郭を特定の人物の体全体に向かって段階的に広げ、輪郭縮小ボタン73bの選択を受け付けると、輪郭を特定の人物の目位置に向かって段階的に狭める。
利用者により、輪郭調整ボタン73がタッチ操作されると、図8に示すように、特定人物画像の顔の輪郭を抽出することができる。同様にして、図9に示すように、特定人物画像の人物全体の輪郭を抽出することができる。
また、ポートレイト編集画面75には、編集画面移行ボタン74と、戻るボタン76と、進むボタン77が設けられる。画像出力受付端末1の制御部31は、編集画面移行ボタン74のタッチ操作を検知すると、モニタ44に編集項目選択画面67を表示する。画像出力受付端末1の制御部31は、戻るボタン76のタッチ操作を検知すると、1つ前の操作による処理に戻る。
画像出力受付端末1の制御部31は、進むボタン77のタッチ操作を検知すると、人物画像鮮鋭化処理に進む(ステップS110)。
画像出力受付端末1の制御部31は、利用者から、特定人物の指定を受け付けず、進むボタン77のタッチ操作を検知すると(ステップS106のNo)、ステップS104にて抽出された全ての人物の顔画像について、輪郭を自動で抽出して、人物画像鮮鋭化処理に進む。
また、ステップS104にて複数の人物の顔画像が抽出される場合、画像出力受付端末1の制御部31は、ステップS106からステップS109を繰り返して、利用者から、複数の特定人物の指定を受け付ける。
続いて、人物画像鮮鋭化処理について説明する。
画像出力受付端末1の制御部31は、ステップS108にて指定された特定人物の目位置を中心に、ステップS109にて抽出された輪郭に向かって、グラデーションマップを作成する。
図10は、図8の輪郭内の画像領域に対して作成されたグラデーションマップ81である。また図11は、図9の輪郭内の画像領域に対して作成されたグラデーションマップ82である。
画像出力受付端末1の制御部31は、任意の鮮鋭化フィルタを作成する。鮮鋭化フィルタとは、例えば、処理対象画像データをそのまま出力するフィルタと、ラプラシアンフィルタの差分によって得られる画像フィルタである。制御部31は、鮮鋭化フィルタにグラデーションマップ(図10、図11参照)に対応するグラデーション値を掛け合わして新たな鮮鋭化フィルタを作成し、ステップS109にて抽出された輪郭内の画像領域に適用する。輪郭境界線近傍の画像領域には、任意の平均化フィルタを適用する。これにより、輪郭線に多少のずれがあっても、自然な仕上がりの処理が可能となる。
なお、画像出力受付端末1の制御部31は、ステップS107で利用者から特定人物の指定を受け付けず、人物画像鮮鋭化処理を実行する場合(ステップS106のNo)、鮮鋭化フィルタをそのまま、ステップS109にて抽出された輪郭内の画像領域に適用する。
画像出力受付端末1の制御部31は、人物画像鮮鋭化処理を適用した処理対象画像データのプレビュー画像を作成する。
また、画像出力受付端末1の制御部31は、ステップS108にて特定人物の目位置の指定を受け付けずに人物画像鮮鋭化処理を実行することもできる。その場合は、鮮鋭化フィルタをそのまま、ステップS109にて抽出された輪郭内の画像領域に適用する。
画像出力受付端末1の制御部31は、プレビュー画像が配置された確認画面(図示せず)をモニタ44に表示する(ステップS111)。
画像出力受付端末1の制御部31は、利用者から確認画面に設けられたOKボタン(図示せず)の選択を検知すると(ステップS112のYes)、背景画像平滑化処理に進む(ステップS114)。
画像出力受付端末1の制御部31は、確認画面に設けられたやり直しボタン(図示せず)の選択を検知すると(ステップS112のNo)、鮮鋭化の度合いを変更する鮮鋭値変更画面(図示せず)をモニタ44に表示する。画像出力受付端末1の制御部31は、利用者から鮮鋭値の変更を受け付けると(ステップS113)、ステップS110に戻る。
鮮鋭化の度合いを変更する手段として、制御部31は、例えば、ステップS110で用いたラプラシアンフィルタに、0より大きい任意の定数値(以下、鮮鋭値と表記)を乗じた新たなラプラシアンフィルタを作成する。鮮鋭値を大きくすると、鮮鋭化の度合いが増す。
鮮鋭値は、鮮鋭値変更画面に設けられたバー(図示せず)などによって、利用者によって指定されることができ、利用者の好みに合った画像に仕上げることができる。
続いて、背景画像平滑化処理について説明する。
画像出力受付端末1の制御部31は、任意の平均化フィルタを作成し、ステップS109にて抽出された輪郭外の画像領域について、平均化フィルタを適用する。平均化フィルタとは、例えば、任意の定数(以下、平滑値と表記)によって囲まれる画素領域(例えば、3×3画素、5×5画素など)内の画素数の平均値を算出して、各画素それぞれに算出された平均値をもつ画像フィルタである。
画像出力受付端末1の制御部31は、背景画像平滑化処理を適用した処理対象画像データのプレビュー画像83を作成する。
画像出力受付端末1の制御部31は、背景画像平滑化処理を適用した処理対象画像データのプレビュー画像83が配置されたプレビュー画像確認画面84をモニタ44に表示する(ステップS116)。
図12は、プレビュー画像83が配置されたプレビュー画像確認画面84の一例を示す。
画像出力受付端末1の制御部31は、プレビュー画像確認画面84に設けられたOKボタン85の選択を検知すると(ステップS116のYes)、処理対象画像データから、S109にて輪郭抽出された人物以外の、人物の顔画像が抽出されるか否かを判断する。抽出されない場合には、制御部31は、編集項目選択画面67を、モニタ44に表示する。抽出される場合には、制御部31は、特定外人物画像平滑化処理移行確認画面(図示せず)をモニタ44に表示する(ステップS118)。
画像出力受付端末1の制御部31は、プレビュー画像確認画面84に設けられたやり直しボタン86の選択を検知すると(ステップS116のNo)、平滑化の度合いを変更する平滑値変更画面(図示せず)をモニタ44に表示する。画像出力受付端末1の制御部31は、利用者から平滑値の変更を受け付けると(ステップS117)、ステップS114に戻る。
平滑化の度合いを変更する手段として、画像出力受付端末1の制御部31は、例えば、ステップS114で用いた平均化フィルタの平滑値を変更した新たな平均化フィルタを作成する。平滑値を大きくすると、平滑化の度合いが増す。
平滑値は、平滑値変更画面に設けられたバー(図示せず)などによって、利用者によって指定することができ、利用者の好みに合った画像に仕上げることができる。
画像出力受付端末1の制御部31は、特定外人物画像平滑化処理移行確認画面に配置される実行ボタン(図示せず)の選択を検知すると(ステップS118のYes)、特定外人物を指定する特定外人物指定画面(図示せず)をモニタ44に表示する。特定外人物指定画面には、ステップS118にて抽出された人物の顔画像の領域を点線で表示する処理対象画像データが配置される。
画像出力受付端末1の制御部31は、特定外人物画像平滑化処理移行確認画面に配置される戻るボタン(図示せず)の選択を検知すると(ステップS118のNo)、編集項目選択画面67をモニタ44に表示する。
続いて、特定外人物画像平滑化処理について説明する。
画像出力受付端末1の制御部31は、利用者から、ステップS118にて抽出された人物の中から、特定外人物の指定を受け付けて(ステップS119)、特定外人物の目位置(目と目の間)の指定を受け付けると、特定外人物の輪郭を抽出し、特定外人物画像平滑化処理を行う(ステップS120)。
制御部31は、指定された特定外人物の目位置を中心に、抽出された輪郭に向かって、グラデーションマップを作成する。
続いて、制御部31は、任意の平均化フィルタを作成する。平均化フィルタにグラデーションマップに対応するグラデーション値を掛け合わして、輪郭内の画像領域に適用する。
画像出力受付端末1の制御部31は、特定外人物画像平滑化処理を適用した処理対象画像データのプレビュー画像を作成する。
また、画像出力受付端末1の制御部31は、特定外人物の目位置の指定を受付けずに、特定外人物画像平滑化処理を実行しても良い。その場合は、平均化フィルタをそのまま特定外人物の輪郭内の画像領域に適用する。
画像出力受付端末1の制御部31は、特定外人物画像平滑化処理を適用した処理対象画像データのプレビュー画像が配置された確認画面(図示せず)をモニタ44に表示する(ステップS121)。
画像出力受付端末1の制御部31は、確認画面に設けられたOKボタン(図示せず)の選択を検知すると(ステップS122のYes)、編集項目選択画面67をモニタ44に表示する(ステップS124)。
画像出力受付端末1の制御部31は、確認画面に設けられたやり直しボタン(図示せず)の選択を検知すると(ステップS122のNo)、平滑化の度合いを変更する平滑値変更画面(図示せず)をモニタ44に表示する。制御部31は、利用者から平滑値の変更を受け付けると(ステップS123)、ステップS118に戻る。
平滑値は、平滑値変更画面に設けられたバー(図示せず)などによって、利用者によって指定することができ、利用者の好みに合った画像に仕上げることができる。
以上のようなポートレイト処理を行った後、利用者によって、印刷実行が指示されると、画像出力受付端末1の制御部31は、印刷対象の画像データを印刷データに変換し、印刷データをプリンタ48に送信し、印刷を指示する。印刷された印刷物は、印刷物取出口19から排出され、利用者に提供される。
更に、前述したように、本発明は、その場で印刷物を受け取る場合に限られず、「オンラインプリント」にも適用可能である。「オンラインプリント」の場合、利用者が、自宅などに設置されているコンピュータから同様の手順によって印刷物の発注を行い、郵送によって印刷物が提供される。
以上、第1の実施形態によれば、目的の人物の画像データに対してポートレイト処理を適用することによって、目的の人物のみを際立たせた、自然なポートレイト風の写真を作成することができる。更に、目的以外の人物の顔に自然なぼかしをかけることで、背景に意図しない人物が写った写真をプリントして配布したい場合や、前述したようにポートレイト処理を施した画像データをネットワーク上のホームページ等に掲載する場合には、個人情報トラブルを回避することも可能になる。
〔第2の実施形態〕
図13〜図17を参照しながら、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、「フォトブック」にて印刷注文を行う一例について説明する。
図13は、図4の編集部64の更に詳細な機能構成例を示すブロック図である。
画像ポイント算出部91は、入力制御部61に入力された画像データの画像ポイントを算出する。画像ポイントには、登場ポイント、領域ポイント、笑顔ポイント、および写真ポイントがある。
登場ポイントは、公知の顔認識技術を用いて、入力された画像データ中の人物(顔画像)を抽出し、人物毎の登場回数をポイント化したものである。
領域ポイントは、公知の顔認識技術を用いて、画像データ中の顔の大きさ(領域)を抽出し、人物毎の全画像領域における顔の大きさの割合をポイント化したものである。
笑顔ポイントは、公知の笑顔認識技術を用いて、画像データ中の人物が笑顔かどうかを認識し、どのくらい笑っているかをポイント化したものである。
写真ポイントは、顔領域にピントが合っていることでよく撮れた画像中の人物毎の登場回数をポイント化したものである。
つまり、画像ポイント算出部91は、公知の技術を用いて、登場ポイント、領域ポイント、笑顔ポイント、および写真ポイントを算出する。
画像リスト作成部92は、画像ポイント算出部91で算出された画像ポイントの高い画像データを抽出し、画像リストを作成する。画像データの抽出方法は、所定の閾値以上の画像ポイントを有する画像データを抽出したり、あるいは、画像ポイントの高い順に所定枚数の画像データを抽出したりしてもよく、特に問わない。
登場人物リスト作成部93は、画像リスト作成部92で作成された画像リストの中から人物の顔を認識し、人物画像リストを作成する。
自動レイアウト部94は、所定の自動レイアウト方法に基づいて、画像リスト作成部92で作成された画像リスト、登場人物リスト作成部93で作成された人物画像リスト、および画像群を自動レイアウトする。自動レイアウト方法は、例えば、フォトブックに掲載する写真枚数やレイアウト枠が予め指定されている状態で、ほぼ同じ位の大きさで、かつ、ピントが合っている顔領域を有する画像が複数存在する場合、集合写真を優先的に大きい枠に配置したり、笑顔ポイントや写真ポイントの高い人物が登場する画像を優先して配置したり、登場人物の露出度が同じになるようにする。
人物リスト登録部95は、編集画面100(図15参照)に表示された人物画像リストにおいて、利用者による人物名の登録を受け付ける。
露出ポイント算出部96は、自動レイアウト部94によりレイアウトされた状態で、人物毎の露出ポイントを算出する。具体的には、次式(1)に示すように、レイアウト後の画像データの拡大・縮小サイズにより、元の画像データ上で算出された画像ポイントに任意の係数をかけて露出ポイントを算出する。なお、係数a、b、c、dは、調整係数であり、利用者が任意に調整可能である。
露出ポイント=(a×領域ポイント)+(b×写真ポイント)+(c×笑顔ポイント)+(d×登場ポイント) ・・・(1)
つまり、露出ポイントとは、領域ポイント、写真ポイント、笑顔ポイント、登場ポイントに所定の調整係数が掛けられたものである。
露出度調整部97は、編集画面100(図15参照)に表示された登場人物毎の露出度を、所定の調整方法に基づいて自動調整したり、利用者による調整指示に基づいて調整したりする。露出度とは、登場人物毎の全ページにおける登場割合である。
通常編集部98は、編集画面100(図15参照)にレイアウトされた状態で、利用者によるポートレイト処理(図5参照)を含む通常の編集の指示を受け付ける。
通常編集部98は、特定の登場人物の画像について、図5に示す人物画像鮮鋭化処理を施すことで、特定の登場人物の写真ポイントを上げる。これにより、写真ポイントが低い特定の登場人物の写真ポイントを上げることができ、登場人物の露出度が同じになるようにフォトブックを編集することができる。
次に、図14のフローチャートを参照して、画像出力受付端末1の露出調整処理について説明する。この処理は、画像出力受付端末1の各種メディア読取部41より画像データが入力され、入力された画像データが、画像出力受付端末1の制御部31を介して画像出力受付端末1の記憶部32に記憶される場合に実行される処理である。
画像出力受付端末1の制御部31(表示制御部62)は、利用者によりフォトブック作成の指示を受付ける指示画面(図示せず)をモニタ44に表示する。画像出力受付端末1の制御部31(画像ポイント算出部91)は、フォトブック作成が指示されると、記憶部32に記憶される画像データの画像ポイント(登場ポイント、領域ポイント、笑顔ポイント、および写真ポイント)を算出する。画像出力受付端末1の制御部31(画像リスト作成部92)は、算出された画像ポイントの高い画像データを抽出する(ステップS201)。
画像出力受付端末1の制御部31(画像リスト作成部92)は、ステップS201の処理で抽出された画像データを用いて画像リストを作成する(ステップS202)。
画像出力受付端末1の制御部31(自動レイアウト部94)は、所定のレイアウト方法に基づいて、ステップS202の処理で作成された画像リスト、および画像群を自動レイアウトする(ステップS203)。
自動レイアウト方法は、前述したように、予め指定された写真枚数を掲載するレイアウト枠に、集合写真を優先的に大きい枠に配置したり、笑顔ポイントや写真ポイントの高い人物が登場する画像を優先して配置したり、登場人物の露出度が同じになるようにする。
画像出力受付端末1の制御部31(表示制御部62)は、登場人物の露出調整を行った後で通常の編集を行うか、露出調整を行わずそのまま通常の編集を行うかを利用者に選択させる選択画面(図示せず)をモニタ44に表示する(ステップS204)。
画像出力受付端末1の制御部31(編集部64)は、登場人物の露出調整を行う編集方法が選択されたことを検知すると(ステップS204のYes)、ステップS205に進む。
画像出力受付端末1の制御部31(表示制御部62)は、登場人物の露出調整を行わない編集方法が選択されたことを検知すると(ステップS204のNo)、編集項目選択画面67(図6参照)をモニタ44に表示する(ステップS214)。
画像出力受付端末1の制御部31(登場人物リスト作成部93)は、ステップS202の処理で作成された画像リスト中の画像データから人物の顔を認識する(ステップS205)。
画像出力受付端末1の制御部31(登場人物リスト作成部93)は、ステップS205の処理で認識された顔画像データを用いて人物画像リストを作成する(ステップS206)。
画像出力受付端末1の制御部31(表示制御部62)は、人物画像リスト画面(図示せず)をモニタ44に表示する。
画像出力受付端末1の制御部31(人物リスト登録部95)は、利用者により、人物画像リスト画面で所定の人物画像が選択され、人物名の登録が行われたことを検知すると、人物リストを更新する(ステップS207)。
画像出力受付端末1の制御部31(露出ポイント算出部96)は、ステップS203の処理で自動レイアウトされた状態で、ステップS206、S207の処理でリストアップされた人物画像データの露出ポイントを、上記式(1)に従って算出する(ステップ208)。
画像出力受付端末1の制御部31(表示制御部62)は、モニタ44に編集画面100(図15参照)を表示する(ステップS209)。
図15は、編集画面100の表示例を示す図である。
図15に示すように、編集画面100には、ステップS202の処理で作成された画像リスト101、ステップS206、S207の処理で作成された人物画像リスト102、ステップS203の処理で自動レイアウトされたフォトブックの見開き1ページ分の現在編集中のレイアウト103、レイアウト103にレイアウトされている画像データのサムネイル画像のレイアウトリスト104が表示されている。
図15に示す例では、画像リスト101に、4枚の画像データのサムネイル画像が表示されている。画像リスト101の上下に配置されたボタン105U、105Dは、画像リスト中の他の画像データのサムネイル画像を表示する場合に、利用者によってタッチ操作される。
図15に示す例では、人物画像リスト102に、「あらたくん」の名前が付された人物画像P1、「だいごくん」の名前が付された人物画像P2、「ななちゃん」の名前が付された人物画像P3、「けいちゃん」の名前が付された人物画像P4、「りきくん」の名前が付された人物画像P5が表示されている。各人物画像P1〜P5の下方には、現在の露出ポイントが2段組みで表示されている。上段の露出ポイントは、フォトブックの全ページの合計露出ポイントを示し、下段の露出ポイントは、現在編集中の見開き1ページ分のみの露出ポイントを示している。人物画像リスト102の左右に配置されたボタン106R、106Lは、人物画像リスト中の他の人物画像を表示する場合に、利用者によってタッチ操作される。
レイアウト103には、見開き1ページ分のレイアウト枠に画像データが自動レイアウトされた現在編集中のページが表示されている。レイアウト103の左右に配置されたボタン107R、107Lは、前後の見開き1ページ分のレイアウトを表示する場合に、利用者によってタッチ操作される。またレイアウト103上には、登場人物の顔認識領域を示すマーク108、109が表示されている。マーク108、109は、人物毎に異なる図形や色等が用いられる。
また編集画面100には、個別ポイント確認ボタン110および露出度設定ボタン111が配置されている。個別ポイント確認ボタン110は、個別ポイント確認画面120(図16参照)を表示する場合に、利用者によってタッチ操作される。露出度設定ボタン111は、露出度設定画面140(図17参照)を表示する場合に、利用者によってタッチ操作される。
利用者は、図15に示す編集画面100において、人物画像P1〜P5の下方に表示された2段組みの露出ポイントを確認することで、各ページに満遍なく各登場人物の画像がレイアウトされているか否かを確認することができる。
また利用者は、図15に示す編集画面100において、レイアウト103に配置済みの画像を画像リスト101の中にある画像と交換したり、あるいは、拡大・縮小してサイズ調整したりして露出ポイントを手動で変更することができる。
また、画像出力受付端末1の制御部31(表示制御部62)は、利用者からレイアウト103に配置済みの画像データの中から特定画像を受け付け、ポートレイト編集画面移行ボタン112が選択されたことを検知すると、人物画像リストに登録される人物の顔画像の領域を点線で表示する特定画像データが人物抽出画像表示領域78に配置されるポートレイト編集画面75(図7参照)を表示する。
図14の説明に戻る。画像出力受付端末1の制御部31(編集部64)は、利用者により、図15に示す編集画面100で、個別ポイント確認ボタン110または露出度設定ボタン111が選択されたことを検知したか否かを判定する(ステップS210)。
いずれかのボタンの選択を検知した場合(ステップS210のYes)、画像出力受付端末1の制御部31は、ステップS211に進む。いずれのボタンの選択も検知しない場合(ステップS210のNo)、画像出力受付端末1の制御部31(表示制御部62)は、編集項目選択画面67(図6参照)をモニタ44に表示する(ステップS214)。
画像出力受付端末1の制御部31(表示制御部62)は、モニタ44に個別ポイント確認画面120または露出度設定画面140を表示する(ステップS211)。
まず、個別ポイント確認画面120の表示例について説明する。例えば、利用者により、編集画面100において、人物画像リスト102の中から「あらたくん」の名前が付された人物画像P1が選択され、個別ポイント確認ボタン110がタッチ操作されると、画像出力受付端末1の表示制御部62は、モニタ44に個別ポイント確認画面120を表示する。
図16は、個別ポイント確認画面120の表示例を示す図である。
図16に示すように、個別ポイント確認画面120には、「あらたくん」の名前が付された人物画像P1、人物画像P1の露出ポイントの詳細を示すポイント群121、配置済みの登録画像リスト122、未配置の登録画像リスト123、読込画像リスト124が表示されている。
配置済みの登録画像リスト122は、「あらたくん」の名前が付された人物画像P1として認識されている画像データであって、フォトブックのいずれかのページに配置済みの画像データのリストである。配置済みの登録画像リスト122には、3枚の画像データのサムネイル画像が表示されている。配置済みの登録画像リスト122の左右に配置されたボタン125R、125Lは、配置済みの他の画像データのサムネイル画像を表示する場合に、利用者によってタッチ操作される。
未配置の登録画像リスト123は、「あらたくん」の名前が付された人物画像P1として認識されている画像データであって、フォトブックのいずれのページにも配置されていない画像データのリストである。未配置の登録画像リスト123には、3枚の画像データのサムネイル画像が表示されている。未配置の登録画像リスト123の左右に配置されたボタン126R、126Lは、未配置の他の画像データのサムネイル画像を表示する場合に、利用者によってタッチ操作される。
読込画像リスト124は、「あらたくん」の名前が付された人物画像P1として認識されていない画像データのリストである。読込画像リスト124には、3枚の画像データのサムネイル画像が表示されている。読込画像リスト124の左右に配置されたボタン127R、127Lは、他の画像データのサムネイル画像を表示する場合に、利用者によってタッチ操作される。
未配置の登録画像リスト123の上方に配置された追加ボタン128は、未配置の登録画像リスト123の中から所望の画像を追加配置したい場合に、利用者によってタッチ操作される。読込画像リスト124の上方に配置された追加ボタン129は、読込画像リスト124の中から所望の画像を追加配置したい場合に、利用者によってタッチ操作される。
配置済の登録画像リスト122、未配置の登録画像リスト123のサムネイル画像上には、「あらたくん」の名前が付された人物画像P1の顔認識領域を示すマーク130が表示されている。
また個別ポイント確認画面120には、戻るボタン131も表示されている。戻るボタン131は、編集画面100(図15)に戻る場合に、利用者によってタッチ操作される。
利用者は、図16に示す個別ポイント確認画面120において、「あらたくん」の名前が付された人物画像P1の露出ポイントの詳細を確認することができる。
また、利用者は、未配置の登録画像リスト123の中から、所望のサムネイル画像を選択し、追加ボタン128をタッチ操作することで、その画像が配置済みの登録画像リスト122に追加される。
同様に、利用者は、読込画像リスト124の中から、認識されていない「あらたくん」の顔画像を有する画像を選択し、追加ボタン129をタッチ操作することで、その画像がフォトブックに配置済みであれば配置済みの登録画像リスト122に追加され、未配置であれば未配置の登録画像リスト123に追加される。
このような操作によって、画像出力受付端末1の制御部31(自動レイアウト部94)は、編集画面100のレイアウト情報を更新する。画像出力受付端末1の制御部31(露出ポイント算出部96)は、露出ポイントを再計算する。
次に、露出度設定画面140の表示例について説明する。例えば、利用者により、編集画面100において、露出度設定ボタン111がタッチ操作されると、画像出力受付端末1の制御部31(表示制御部62)は、モニタ44に露出度設定画面140を表示する。
図17は、露出度設定画面140の表示例を示す図である。
図17に示すように、露出度設定画面140には、編集画面100の人物画像リスト102とリンクされた人物画像リスト141が表示されている。人物画像リスト141には、「あらたくん」の名前が付された人物画像P1、「だいごくん」の名前が付された人物画像P2、「ななちゃん」の名前が付された人物画像P3、「けいちゃん」の名前が付された人物画像P4、「りきくん」の名前が付された人物画像P5が表示されている。各人物画像P1〜P5の下方には、フォトブックの全ページの合計露出ポイントが表示されている。図17の例では、「70ポイント」が太字で示され、「30ポイント」が白抜き文字で示され、露出ポイントが多い・少ないが警告表示されている。なお、警告の表示方法は、これに限らず、利用者が視認可能なフォント、色、またはデザイン等を用いることができる。
さらに各露出ポイントの下方には、登場人物毎に目標とする露出度(全ページにおける登場割合)を変更するための露出度設定部(図17の例では、20%)が表示されている。露出度設定部は、図示せぬプルダウンメニューによって選択式で数値を入力したり、あるいは、図示せぬソフトウェアキーボードを表示して直接数値を入力したりすることができる。人物画像リスト141の左右に配置されたボタン142R、142Lは、人物画像リスト141中の他の人物画像を表示する場合に、利用者によってタッチ操作される。
また露出度設定画面140には、自動調整ボタン143および戻るボタン144も配置されている。自動調整ボタン143は、露出ポイントを自動調整する場合に、利用者によってタッチ操作される。戻るボタン144は、編集画面100(図15)に戻る場合に、利用者によってタッチ操作される。
利用者は、図17に示す露出度設定画面140において、露出度設定部(数字)を変更することで、目標とする露出度を手動で調整することができる。具体的には、例えば、現在、すべての登場人物の目標値が「20%」であるが、「あらたくん」の人物画像の露出度を他の登場人物の2倍に設定したい場合、利用者が「あらたくん」の人物画像P1の下方の露出度設定部を「33%」に手動で変更することで、画像出力受付端末1の制御部31(露出度調整部97)は、他の人物画像の露出度を「16.6%」に変更する。画像出力受付端末1の制御部31(露出ポイント算出部96)は、その利用者の変更指示を検知し、露出ポイントを再計算する。
また、利用者は、図17に示す露出度設定画面140において、人物画像リスト141の中から1人または複数の人物画像を選択し、自動調整ボタン143をタッチ操作することで、露出ポイントを自動で調整することができる。
具体的には、例えば、露出ポイントの高い「だいごくん」の名前が付された人物画像P2が選択され、自動調整ボタン143がタッチ操作された場合、画像出力受付端末1の制御部31(露出ポイント算出部96)は、「だいごくん」の人物画像の露出ポイントが低くなるように、フォトブックに配置済みの画像を交換したり、あるいは、サイズ調整したりして露出ポイントを再計算することができる。
また、例えば、露出ポイントの低い「りきくん」の名前が付された人物画像P5が選択され、自動調整ボタン143がタッチ操作された場合、画像出力受付端末1の制御部31(露出ポイント算出部96)は、「りきくん」の人物画像の露出ポイントが高くなるように、ポートレイト処理を行う画像編集を指示することができる。画像出力受付端末1の制御部31(通常編集部98)は、「りきくん」の名前が付された人物画像P5として認識されている画像データであって、フォトブックのいずれかのページに配置済みの全ての画像データに対して、図5に示すポートレイト処理を実行することができる。
以上のような操作によって、画像出力受付端末1の制御部31(自動レイアウト部94)は、編集画面100のレイアウト情報を更新する。
図14の説明に戻る。画像出力受付端末1の制御部31(露出度調整部97)は、利用者により、露出度設定画面140(図17参照)で自動調整ボタン143が選択されたことを検知したか否かを判定する(ステップS212)。
検知した場合(ステップS212のYes)、画像出力受付端末1の制御部31(露出度調整部97)は、ステップS213に進み、上述したようにして指定された登場人物の露出ポイントの自動調整を行う。
画像出力受付端末1の制御部31(露出度調整部97)は、利用者により、露出度設定画面140(図17参照)で自動調整ボタン143が選択されたことを検知できず、個別ポイント確認画面120または露出度設定画面140の表示が所定時間経過したと判定した場合(ステップS212のNo)、ステップS209に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
なお、個別ポイント確認画面120の戻るボタン131、または露出度設定画面140の戻るボタン144がタッチ操作された場合にも、ステップS209に戻る。
画像出力受付端末1の制御部31(編集部64)は、利用者により、図15に示す編集画面100で、個別ポイント確認ボタン110または露出度設定ボタン111が選択されたことを検知できず、編集画面100の表示が所定時間経過したと判定した場合(ステップS210のNo)には、ステップS214に進む。
以上のようなフォトブックの登場人物の露出調整を含む編集作業を行った後、利用者によって、印刷実行が指示されると、画像出力受付端末1の制御部31(印刷実行部66)は、印刷対象のレイアウトデータを印刷データに変換し、印刷データをプリンタ48に送信し、印刷を指示する。印刷された印刷物は、製本機50に搬送され、所定の製本方法で製本され、図示せぬフォトブック取出口から排出され、フォトブックとして利用者に提供される。
以上、第2の実施形態によれば、複数の人物が登場するフォトブックにおいて、目的の人物の画像データに対して、図5に示すポートレイト処理を施すことによって、目的の人物にピントが合った画像に編集することができ、これにより目的の人物の画像データの写真ポイントを上げることができる。従って、同じ満足感を与えるフォトブックを簡単に編集することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像出力受付端末等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される
1………画像出力受付端末
11………タッチパネル付ディスプレイ
30………コンピュータ
31………制御部
32………記憶部
41………各種メディア読取部
44………モニタ
67………編集項目選択画面
68………入力画像リスト
72c………ポートレイトボタン
75………ポートレイト編集画面
84………プレビュー画像確認画面

Claims (9)

  1. 画像データの入力を制御する入力制御手段と、
    前記画像データから人物の顔を認識して抽出する人物画像抽出手段と、
    前記人物画像抽出手段にて抽出された人物画像の中から、特定人物画像を受け付ける特定人物画像受付手段と、
    前記特定人物画像受付手段にて受け付けられた前記特定人物画像の輪郭を抽出する特定人物輪郭抽出手段と、
    前記特定人物輪郭抽出手段にて抽出された輪郭内の画像領域について、鮮鋭化処理を施す特定人物画像鮮鋭化処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像出力受付端末。
  2. 前記特定人物画像受付手段は、
    更に前記特定人物画像の目位置を受け付け、
    前記特定人物画像鮮鋭化処理手段は、
    前記特定人物画像受付手段にて受け付けられた前記特定人物画像の目位置を中心に鮮鋭化処理を施すこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像出力受付端末。
  3. 前記特定人物輪郭抽出手段にて抽出された輪郭外の画像領域について、平滑化処理を施す背景画像平滑化処理手段
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像出力受付端末。
  4. 前記人物画像抽出手段にて抽出された人物画像の中から、特定外人物画像を受け付ける特定外人物画像受付手段と、
    前記特定外人物画像受付手段にて受け付けられた前記特定外人物画像に平滑化処理を施す特定外人物画像平滑化処理手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像出力受付端末。
  5. 前記特定外人物画像受付手段は、
    更に前記特定外人物画像の目位置を受け付け、
    前記特定外人物画像平滑化処理手段は、
    前記特定外人物画像受付手段にて受け付けられた前記特定外人物画像の目位置を中心に平滑化処理を施すこと
    を特徴とする請求項4に記載の画像出力受付端末。
  6. 前記特定人物輪郭抽出手段は、輪郭を特定人物の顔部分から特定人物の体全体にまで調整する特定人物輪郭調整手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像出力受付端末。
  7. 前記画像データの画像ポイントを算出する画像ポイント算出手段と、
    前記画像データから前記画像ポイントが低い前記画像データを指定して、前記画像ポイントを調整する画像ポイント調整手段と、
    前記画像ポイント算出手段により算出された前記画像ポイントの高い画像データを抽出して画像リストを作成する画像リスト作成手段と、
    前記画像データおよび前記画像リストをページにレイアウトするレイアウト手段と、
    前記画像リスト中の画像データから人物の顔を認識し、人物画像リストを作成する人物画像リスト作成手段と、
    前記人物画像リスト中の人物画像データの、前記ページ上における露出ポイントを算出する露出ポイント算出手段と、
    前記レイアウト手段によりレイアウトされた前記ページ上に、前記人物画像リストおよび前記露出ポイントを配置し、その表示を制御する表示制御手段と、
    を更に備え、
    前記画像ポイントは、少なくとも写真ポイントを含み、
    前記画像ポイント調整手段は、前記特定人物画像鮮鋭化処理手段によって、前記画像ポイントが低い人物の人物画像に鮮鋭化処理を施し、前記写真ポイントを上げることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像出力受付端末。
  8. 画像データの入力を制御する入力制御ステップと、
    前記画像データから人物の顔を認識して抽出する人物画像抽出ステップと、
    前記人物画像抽出ステップにて抽出された人物画像の中から、特定人物画像を受け付ける特定人物画像受付ステップと、
    前記特定人物画像受付ステップにて受け付けられた前記特定人物画像の輪郭を抽出する特定人物輪郭抽出ステップと、
    前記特定人物輪郭抽出ステップにて抽出された輪郭内の画像領域について、鮮鋭化処理を施す特定人物画像鮮鋭化処理ステップと、
    を含むことを特徴とする画像出力受付方法。
  9. 画像データの入力を制御する入力制御ステップと、
    前記画像データから人物の顔を認識して抽出する人物画像抽出ステップと、
    前記人物画像抽出ステップにて抽出された人物画像の中から、特定人物画像を受け付ける特定人物画像受付ステップと、
    前記特定人物画像受付ステップにて受け付けられた前記特定人物画像の輪郭を抽出する特定人物輪郭抽出ステップと、
    前記特定人物輪郭抽出ステップにて抽出された輪郭内の画像領域について、鮮鋭化処理を施す特定人物画像鮮鋭化処理ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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