JP2014010741A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】障害発生時のデータ損失のリスクを低減しつつ、BIOSのために必要とされる半導体記憶デバイスの容量を節約することのできる仕組みを提供すること。
【解決手段】BIOS(Basic Input Output System)を記憶する半導体記憶デバイスと、前記BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データを記憶する補助記憶デバイスと、前記補助記憶デバイスにより記憶されている前記複数のBIOS関連データのうち、前記BIOSが使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、前記半導体記憶デバイスへ書き込む制御部と、を備える情報処理装置を提供する。
【選択図】図3A

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
汎用コンピュータの一般的なアーキテクチャにおいて、入力デバイス、出力デバイス及び記憶デバイスなどのハードウェアとOS(Operating System)との間に、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれるファームウェアが配置される。BIOSは、通常、マザーボードなどの回路基板に装着される半導体記憶デバイスにより記憶される。コンピュータが起動されると、BIOSがまず実行される。そして、BIOSは、プロセッサ及び主記憶デバイスへ、OSを補助記憶デバイスからロードする。BIOSは、ハードウェア障害が発生した際に、コンピュータの最低限の機能を動作させて障害の原因究明及び復旧のための作業を可能とするという役割も有する。
BIOSのデータサイズは、近年、増加する傾向にある。例えば、BIOS画面を通じて設定可能なパラメータの増加及び多言語サポートは、BIOSのデータサイズの増加の一因である。しかし、半導体記憶デバイスの単位容量当たりの価格は、比較的高価である。そのため、BIOSのデータサイズが増加することは、コストの観点から望ましくない。
下記特許文献1は、BIOSの多言語サポートのための言語データを半導体記憶デバイスではなくハードディスクドライブ(HDD)などの補助記憶デバイスに格納することにより、半導体記憶デバイスのサイズの増加を回避することを提案している。
特開2007−79841号公報
しかしながら、HDDに代表される補助記憶デバイスは、半導体記憶デバイスと比較して耐障害性が低いという欠点を有する。よって、BIOSのための言語データを補助記憶デバイスに格納する手法では、補助記憶デバイスの障害によって言語データが失われてしまうというリスクがある。例えば、日本語を母国語とするユーザにとって、日本語の言語データが失われると、仮に何らかの既定の言語(例えば、英語)でBIOS画面が提供されたとしても、障害の原因究明及び復旧のための作業は困難となる。
従って、障害発生時のデータ損失のリスクを低減しつつ、BIOSのために必要とされる半導体記憶デバイスの容量を節約することのできる仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、BIOSを記憶する半導体記憶デバイスと、前記BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データを記憶する補助記憶デバイスと、前記補助記憶デバイスにより記憶されている前記複数のBIOS関連データのうち、前記BIOSが使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、前記半導体記憶デバイスへ書き込む制御部と、を備える情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、BIOSを記憶する半導体記憶デバイスと、前記BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データを記憶する補助記憶デバイスと、を備える情報処理装置の制御部により実行される情報処理方法であって、前記補助記憶デバイスにより記憶されている前記複数のBIOS関連データのうち、前記BIOSが使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、前記半導体記憶デバイスへ書き込むこと、を含む情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、BIOSを記憶する半導体記憶デバイスと、前記BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データを記憶する補助記憶デバイスと、を備える情報処理装置を制御するコンピュータを、前記補助記憶デバイスにより記憶されている前記複数のBIOS関連データのうち、前記BIOSが使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、前記半導体記憶デバイスへ書き込む制御部、として機能させるためのプログラムが提供される。
本開示に係る技術によれば、障害発生時のデータ損失のリスクを低減しつつ、BIOSのために必要とされる半導体記憶デバイスの容量を節約することが可能となる。
一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 BIOSにより使用されるデータを保持するための既存の手法の第1の例について説明するための説明図である。 BIOSにより使用されるデータを保持するための既存の手法の第2の例について説明するための説明図である。 本開示に係る技術に従って実装される手法の第1の例について説明するための説明図である。 本開示に係る技術に従って実装される手法の第2の例について説明するための説明図である。 BIOS関連データの第1の例について説明するための第1の説明図である。 BIOS関連データの第1の例について説明するための第2の説明図である。 BIOS関連データの第1の例について説明するための第3の説明図である。 BIOS関連データの第2の例について説明するための第1の説明図である。 BIOS関連データの第2の例について説明するための第2の説明図である。 BIOS関連データを選択するための手法の第1の例について説明するための説明図である。 BIOS関連データを選択するための手法の第2の例について説明するための説明図である。 BIOS関連データを選択するための手法の第3の例について説明するための説明図である。 ユーザインタフェースの第1の例について説明するための第1の説明図である。 ユーザインタフェースの第1の例について説明するための第2の説明図である。 ユーザインタフェースの第2の例について説明するための説明図である。 一実施形態に係る処理の流れの第1の例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る処理の流れの第2の例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下の順序で説明を行う。
1.基本的な原理
2.BIOS関連データの例
3.BIOS関連データの選択
4.ユーザインタフェース
5.処理の流れ
6.まとめ
<1.基本的な原理>
[1−1.ハードウェア構成例]
まず、図1〜図3Bを用いて、本開示に係る技術の基本的な原理について説明する。本開示に係る技術は、BIOSを記憶する半導体デバイスと、補助記憶デバイスとを含むアーキテクチャを有するコンピュータ全般に適用可能である。一例として、PC(Personal Computer)、ワークステーション、スマートフォン及びPDA(Personal Digital Assistants)などの情報処理装置に、本開示に係る技術は適用されてよい。
図1は、一実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図1を参照すると、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)102、チップセット104、メインメモリ106、フラッシュメモリ108、HDD(Hard Disk Drive)110、ディスプレイ112、EC(Embedded Controller)114、入出力デバイス116及び電源ボタン118を備える。
CPU102は、情報処理装置100の機能全般を制御する制御部である。チップセット104は、CPU102、メインメモリ106、フラッシュメモリ108、HDD110及びEC114を相互に接続する。メインメモリ106は、典型的にはRAM(Random Access Memory)により構成され、CPU102の動作のためのメモリ空間を提供する。フラッシュメモリ108は、BIOSを記憶する半導体デバイスの一例であり、BIOSプログラム及び少なくとも1つのBIOS関連データを記憶する。HDD110は、補助記憶デバイスの一例であり、OS(Operating System)及びアプリケーションのためのプログラム及びデータを記憶する。ディスプレイ112は、情報処理装置100からの出力画像を表示する。EC114は、情報処理装置100のハードウェアを制御するための組込み型のコントローラである。入出力デバイス116は、情報処理装置100に内蔵され又は情報処理装置100に接続されるデバイスであり、キーボード、ポインティングデバイス、スピーカ及びマイクロフォンなどを含み得る。電源ボタン118は、ユーザが情報処理装置100を起動させる際に押下されるボタンである。
[1−2.課題の説明]
図1に例示した情報処理装置100のハードウェア構成のうち、フラッシュメモリ108及びHDD110は、不揮発性の記憶媒体として動作する。ここで、フラッシュメモリに代表される半導体記憶デバイスと、HDDに代表される補助記憶デバイスとは、単価、耐障害性及びデータ転送速度の観点で互いに異なる特徴を有する。
半導体記憶デバイスは、一般的に、単位容量当たりの価格(即ち、単価)が高く、衝撃及び振動に強く(即ち、耐障害性が高い)、データ転送速度が速いという特徴を有する。従って、OSとハードウェアとの間の基本的な入出力を仲介するBIOSは、通常、半導体記憶デバイスに格納される。なお、半導体記憶デバイスとして、フラッシュメモリの代わりに他の種類の記憶デバイスが用いられてもよい。
これに対し、補助記憶デバイスは、上述した半導体記憶デバイスと比較すると、単価が安く、衝撃及び振動に弱く(即ち、耐障害性が低い)、データ転送速度が遅いという特徴を有する。従って、装置の基本的な動作のためにBIOSほど重要ではない、データサイズの大きいプログラム及びデータは、補助記憶デバイスに格納される。なお、補助記憶デバイスとして、HDDの代わりに他の種類の記憶デバイスが用いられてもよい。
ところで、BIOSのデータサイズは、近年、増加する傾向にある。例えば、BIOS画面を通じてユーザが設定可能なパラメータの数が増加すれば、当該パラメータを設定するためのBIOS画面のデータサイズは増加する。また、異なる母国語が話される多様な地域において装置が販売される場合、同じBIOS画面について様々な言語をサポートするために、多くの言語データが用意される。さらに、ハードウェア障害が発生した際の復旧等の作業を支援する機能をBIOSに取り入れようとする試みもなされている。しかし、上述したように半導体記憶デバイスの単価は比較的高価であるため、BIOSのデータサイズが際限なく増加することは、コストの観点から望ましくない。
図2A及び図2Bは、BIOSにより使用されるデータを保持するための既存の手法の2つの例をそれぞれ概念的に示している。なお、ここでは、BIOSが多言語サポートを提供するものとする。即ち、BIOSは、既定の言語で記述された基本言語データ、及びサポートされるその他の1つ以上の言語で記述された多言語データのいずれかを用いて、BIOS画面をユーザに提供する。
図2Aを参照すると、BIOS120、OS130及びアプリケーションソフトウェア150を含むコンピュータの論理的な階層構造が示されている。OS130は、HDD用のドライバ132、その他のデバイスのためのデバイスドライバ134、仮想デバイスドライバ136、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)138及びユーティリティソフトウェア140を含む。図2Aに示した第1の例において、フラッシュメモリ108は、基本言語データ及び多言語データの双方を記憶する。BIOS120は、例えばユーザにより指定される言語に対応するデータをフラッシュメモリ108から読み込み(矢印F01、F02)、当該言語で表現されるテキストを含むBIOS画面をディスプレイ112に表示させる。第1の例では、サポートされる言語の数に比例する記憶容量の大きさがフラッシュメモリ108に求められる。しかし、近年のコンピュータ市場では、グローバル化の影響で、例えば20以上の言語をサポートすることが望ましいとされる。そのため、図2Aに示した既存の手法でコンピュータ製品を製造すると、半導体記憶デバイスのコストが多大なものとなり、製品の価格競争力が低下し得る。
図2Bを参照すると、BIOS120、OS130及びアプリケーションソフトウェア150を含むコンピュータの論理的な階層構造が再び示されている。図2Bに示した第2の例において、フラッシュメモリ108は、基本言語データのみを記憶する。HDD110は、多言語データを記憶する。BIOS120は、例えばユーザが基本言語以外の言語を指定すると、指定された言語に対応するデータをHDD110から読み込み(矢印F12)、当該言語で表現されるテキストを含むBIOS画面をディスプレイ112に表示させる。第2の例では、フラッシュメモリ108は基本言語データのみを記憶すればよいため、製品のコストは第1の例と比較して抑制され得る。しかし、例えばHDD110に障害が発生すると、既定の言語以外の言語に対応するデータにBIOSがアクセスすることはできなくなる。そのため、BIOS画面は既定の言語でしか表示されず、既定の言語を理解できないユーザにとって、BIOS画面を通じて障害復旧などの作業を行うことは困難となる。
本開示に係る技術は、これら既存の手法の欠点を解消し、障害発生時のデータ損失のリスクを低減しつつ、BIOSのために必要とされる半導体記憶デバイスの容量を節約することを可能とする。
[1−3.原理の説明]
図3Aは、本開示に係る技術に従って実装される手法の第1の例について説明するための説明図である。図3Aを参照すると、BIOS120、OS130及びアプリケーションソフトウェア150を含むコンピュータの論理的な階層構造が再び示されている。但し、OS130は、本開示に係る技術を実装するために追加的に導入される、BIOSユーティリティ142を含む。フラッシュメモリ108は、BIOS基本データD1を予め記憶する。HDD110は、BIOS関連データセットD2を記憶する。
BIOSユーティリティ142は、例えば、OSの基本的な機能セットに付随する形で提供され得るユーティリティソフトウェアの1つであってよい。BIOSユーティリティ142は、例えば、HDD110により記憶されるユーティリティプログラムをCPU102が実行することにより動作する。
BIOS基本データD1は、情報処理装置100が初めて起動される際にBIOS120により使用されるデータである(矢印F31)。BIOS基本データD1は、上述した基本言語データを含み得る。
BIOS関連データセットD2は、BIOS120により使用可能な複数のBIOS関連データを含むデータセットである。各BIOS関連データは、イメージ、テキスト及びプログラムなどのいかなるデータ形式で記述されてもよい。BIOS関連データセットD2は、上述した多言語データを含み得る。BIOS関連データの様々な例について、後にさらに説明する。
BIOS基本データD3は、BIOS関連データセットD2から選択されるBIOS関連データであり(矢印F32)、BIOSユーティリティ142からの指示に応じて、フラッシュメモリ108へ書き込まれる(矢印F33)。BIOS基本データD3が書き込まれた後、BIOS120は、BIOS基本データD1ではなく、BIOS基本データD3を使用する(矢印F34)。
BIOSユーティリティ142は、HDD110により記憶されている上述したBIOS関連データセットD2のうちBIOS120が使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、BIOS基本データD3としてフラッシュメモリ108へ書き込む。BIOSユーティリティ142は、仮想デバイスドライバ136又はACPI138及びBIOS120を介して、フラッシュメモリ108へのデータを書き込んでよい。BIOSユーティリティ142は、フラッシュメモリ108へ書き込むべきBIOS関連データを、自動的に選択してもよい。一例として、BIOS関連データは、ユーザにより登録されるOS設定に基づいて自動的に選択され得る。その代わりに、BIOSユーティリティ142は、フラッシュメモリ108へ書き込むべきBIOS関連データをユーザに選択させてもよい。BIOS関連データのフラッシュメモリ108への書き込みは、例えば、情報処理装置100の初回起動時にBIOS120がOS130をロードした後に、又はOS設定が変更された際に、自動的に行われてもよい。また、ユーザからの指示に応じて、BIOS関連データがフラッシュメモリ108へ書き込まれてもよいい。
図3Bは、本開示に係る技術に従って実装される手法の第2の例について説明するための説明図である。第2の例では、図3Aの第1の例と異なり、BIOSユーティリティ142は、OS130の上のアプリケーションレベルに位置している。即ち、第2の例では、BIOSユーティリティ142は、OS130とは別に情報処理装置100にインストールされ得るアプリケーションソフトウェアの1つである。ここでも、BIOSユーティリティ142は、HDD110により記憶されるBIOS関連データセットD2のうち、BIOS120が使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、BIOS基本データD3としてフラッシュメモリ108へ書き込む。
図3A及び図3Bの例のように、BIOSユーティリティ142が個々のユーザに適したBIOS関連データをフラッシュメモリ108へ書き込む(書き戻す)ことで、ユーザにとって価値の高いBIOS関連データを障害から保護することができる。また、BIOS関連データセットD2の全体ではなく、当該データセットの一部のみが選択的にフラッシュメモリ108へ書き戻されるため、フラッシュメモリ108の記憶容量を節約し、情報処理装置100の製造コストを抑制することができる。
このようなデータ保護の強化と製造コストの抑制の両立のための仕組みは、次節で説明する様々な種類のデータに適用可能である。
<2.BIOS関連データの例>
[2−1.第1の例]
図4A〜図4Cは、BIOS関連データの第1の例について説明するための説明図である。図4Aを参照すると、パラメータ設定及びレスキュー(障害対応)のために表示される一例としてのBIOS画面W11が示されている。BIOS画面W11は、タイトル及びメニューアイテムのためのテキストT11を含む。テキストT11は、英語で記述されている。図4Bを参照すると、BIOS画面W11と同じ画面構成を有するBIOS画面W12が示されている。BIOS画面W12は、日本語で記述されたテキストT12を含む。図4Cを参照すると、BIOS画面W11及びW12と同じ画面構成を有するBIOS画面W13が示されている。BIOS画面W13は、韓国語で記述されたテキストT13を含む。
各BIOS画面のデータは、イメージデータとして実装されてもよい。その代わりに、各BIOS画面のデータは、画面構成データとテキストデータとの組合せとして実装されてもよい。後者の場合には、例えば、画面構成データは画面内の各構成要素(タイトル及びメニューアイテム)の位置を示し、テキストデータは各構成要素に対応するテキストを示し得る。イメージデータ又はテキストデータは、BIOS画面において利用可能な言語(上述した例では、英語、日本語、韓国語)ごとに用意され得る。こうした言語ごとの画面データは、BIOS関連データの一例である。
[2−2.第2の例]
図5A及び図5Bは、BIOS関連データの第2の例について説明するための説明図である。図5Aを参照すると、ブートが失敗した際に表示され得る一例としてのBIOS画面W21が示されている。BIOS画面W21は、テキストT21及びコンタクト先フィールドC21を含む。テキストT21は、英語で記述されている。コンタクト先フィールドC21は、ある国のコンタクト先の電話番号を示している。図5Bを参照すると、BIOS画面W21と同じ画面構成を有するBIOS画面W22が示されている。BIOS画面W22は、テキストT22及びコンタクト先フィールドC22を含む。テキストT22は、日本語で記述されている。コンタクト先フィールドC22は、日本のコンタクト先の電話番号を示している。
各コンタクト先フィールドにおいて示されるコンタクト先データは、地域ごとに(又は地域に関連する属性としての言語ごとに)用意され得る。こうしたコンタクト先データは、BIOS関連データの一例である。
なお、図4A〜図4Cに例示したBIOS画面W11〜W13は、障害が発生した際に、自動的に又はユーザの操作に応じて表示され得るヘルプ画面である。図5A及び図5Bに例示したBIOS画面W21及びW22は、障害が発生した際に表示され得るエラー画面である。ヘルプ画面及びエラー画面は、障害の原因究明及び復旧のための手段をユーザに提供する重要な画面である。従って、これらBIOS画面において適切な言語でテキストが表示され又は適切なコンタクト先が表示されなければ、障害からの復旧は困難となり得る。しかし、本開示に係る技術では、ユーザに適したBIOS関連データ(例えば、画面データ又はコンタクト先データ)がフラッシュメモリ108に書き戻され保護されているため、例えばHDD110に障害が発生したとしても、適切なBIOS画面を表示することができる。
[2−3.その他の例]
図4Aに例示したBIOS画面W11は、キャラクタイメージL11を含む。図5Aに例示したBIOS画面W21は、キャラクタイメージL21を含む。このようなBIOS画面に表示されるキャラクタがカスタマイズ可能になれば、BIOS画面自体をユーザにとって魅力的なものとし、例えば障害対応の際のユーザのストレスを軽減することができる。そこで、複数の種類のキャラクタのイメージデータを含むBIOS関連データセットD2をHDD110が記憶し、ユーザにより選択されるいずれかのキャラクタのイメージデータを、BIOSユーティリティ142がフラッシュメモリ108へ書き込んでもよい。
また、多くのコンピュータ製品は、例えば製品又はメーカのロゴマークなどを、装置の起動時に表示される起動画面に配置する。そうした起動画面の画面データ(例えば、ロゴマークのイメージデータ)をも、本開示に係る技術に従ってカスタマイズ可能とすることができる。この場合、起動画面の画面データがBIOS関連データの一例である
また、BIOSによりサポートされる機能がカスタマイズ可能であることも有益である。例えば、コンピュータに関する高度なスキルを有するプロフェッショナルユーザには障害対応のための多彩な機能を提供し、高度なスキルを有しない一般ユーザには分かり易いシンプルな機能のみを提供することが考えられる。そこで、様々なBIOS機能のためのプログラムデータを含むBIOS関連データセットD2をHDD110が記憶し、ユーザのスキルに応じて選択されるプログラムデータのサブセットのみを、BIOSユーティリティ142がフラッシュメモリ108へ書き込んでもよい。
また、BIOS画面の一部にユーザ向けのメッセージを表示するためのメッセージフィールドが設けられてもよい。HDD110は、ユーザ向けのメッセージの候補であるテキストデータを含むBIOS関連データセットD2を記憶する。BIOSユーティリティ142は、例えば情報処理装置100が再起動される都度、その時点のユーザにふさわしいメッセージ(例えば、バースデーメッセージ又はクリスマスメッセージなど)を、BIOS関連データセットD2から選択してフラッシュメモリ108へ書き込む。BIOS120は、BIOS基本データD3として書き込まれた当該メッセージを、BIOS画面のメッセージフィールドを通じて表示する。それにより、従来は退屈であったBIOS画面にユーザにとっての新鮮さ又は魅力を与えることができる。
<3.BIOS関連データの選択>
本節では、フラッシュメモリ108へ書き込むべきBIOS関連データをBIOSユーティリティ142が選択するための手法のいくつかの例について説明する。
[3−1.第1の例]
図6Aは、BIOS関連データを選択するための手法の第1の例について説明するための説明図である。第1の例では、BIOS関連データは、BIOSによりロードされるOSのためにユーザにより登録される、OSの言語設定に基づいて選択される。
図6Aの左には、HDD110により記憶される一例としてのBIOS関連データセットD2が示されている。BIOS関連データセットD2は、利用可能な様々な言語ごとのBIOS画面データを含む。BIOSユーティリティ142は、ユーザによりOSの言語設定が登録されると、登録された言語に対応するBIOS画面データをBIOS関連データセットD2から取得し、取得したデータをフラッシュメモリ108へ書き込む。図6Aの例では、OSの言語設定として日本語(“Japanese”)が登録され、その結果、日本語のBIOS画面データがBIOS基本データD3としてフラッシュメモリ108へ書き込まれている。
[3−2.第2の例]
図6Bは、BIOS関連データを選択するための手法の第2の例について説明するための説明図である。第2の例では、BIOS関連データは、BIOSによりロードされるOSのためにユーザにより登録される、OSの地域設定に基づいて選択される。
図6Bの左には、HDD110により記憶される他の例としてのBIOS関連データセットD2が示されている。BIOS関連データセットD2は、設定可能な様々な地域ごとのコンタクト先データを含む。BIOSユーティリティ142は、ユーザによりOSの地域設定が登録されると、登録された地域に対応するコンタクト先データをBIOS関連データセットD2から取得し、取得したデータをフラッシュメモリ108へ書き込む。図6Bの例では、OSの地域設定として日本(“Japan”)が登録され、その結果、日本のコンタクト先を示すコンタクト先データがBIOS基本データD3としてフラッシュメモリ108へ書き込まれている。
[3−3.第3の例]
図6Cは、BIOS関連データを選択するための手法の第3の例について説明するための説明図である。第3の例では、BIOS関連データは、ユーザインタフェースを介してユーザにより選択され又は変更される。
図6Cの左には、HDD110により記憶される他の例としてのBIOS関連データセットD2が示されている。BIOS関連データセットD2は、様々な種類のキャラクタのイメージデータを含む。BIOSユーティリティ142は、例えば、BIOS画面に表示されるキャラクタをユーザに選択させ又は変更させるためのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)をディスプレイ112に表示させ、入出力デバイス116を介してユーザ入力を受け付ける。図6Cの例では、ユーザにより選択された1つのキャラクタのイメージデータが、BIOS基本データD3としてフラッシュメモリ108へ書き込まれている。
なお、本節で例示したBIOS関連データを選択するための各手法は、いかなる種類のBIOS関連データに適用されてもよい。
<4.ユーザインタフェース>
次に、図7A〜図7Cを用いて、本実施形態において提供され得るユーザインタフェースの2つの例を説明する。
[4−1.第1の例]
図7Aを参照すると、ユーザインタフェースの第1の例として、OS設定画面W31が示されている。OS設定画面W31は、プルダウンメニューPD1、PD2、PD3、PD4及びチェックボックスCB1を含む。プルダウンメニューPD1は、OSの言語をユーザに指定させるためのユーザインタフェース(UI)である。プルダウンメニューPD2は、OSの地域をユーザに指定させるためのUIである。チェックボックスCB1は、BIOSにOSと同じ言語設定及び地域設定を使用するか否かをユーザに指定させるためのUIである。
図7Aの例では、チェックボックスCB1がチェックされているため、OSと同じ言語設定及び地域設定がBIOSのために使用される。この場合、BIOSユーティリティ142は、プルダウンメニューPD1を介してユーザにより指定されたOSの言語と同じ言語に対応するBIOS画面の画面データを、フラッシュメモリ108へ書き込むべきデータとして自動的に選択する。同様に、BIOSユーティリティ142は、プルダウンメニューPD2を介してユーザにより指定されたOSの地域と同じ地域に対応するコンタクト先データを、フラッシュメモリ108へ書き込むべきデータとして自動的に選択する。プルダウンメニューPD3及びPD4は、無効化されている。
図7Bには、OS設定画面W31が再び示されている。図7Bの例では、チェックボックスCB1はチェックされていない。そのため、BIOSの言語設定及び地域設定は自動的には選択されず、プルダウンメニューPD3及びPD4が有効化される。プルダウンメニューPD3は、BIOSの言語をユーザに指定させるためのUIである。プルダウンメニューPD4は、BIOSの地域をユーザに指定させるためのUIである。ユーザがプルダウンメニューPD3を介していずれかの言語を指定すると、BIOSユーティリティ142は、指定された言語に対応するBIOS画面の画面データを、フラッシュメモリ108へ書き込むべきデータとして選択する。ユーザがプルダウンメニューPD4を介していずれかの地域を指定すると、BIOSユーティリティ142は、指定された地域に対応するコンタクト先データを、フラッシュメモリ108へ書き込むべきデータとして選択する。
ユーザインタフェースの上述した第1の例によれば、OS設定とBIOS設定とを連動させる(同じ設定を用いる)か否かを、必要に応じてユーザが切り替えることができる。よって、例えば、通常時にはOS設定とBIOS設定とを連動させておき、特別な事情がある場合にのみ、OS設定を変更することなく、BIOS設定のみを所望の設定に変更することが可能となる。
[4−2.第2の例]
図7Cを参照すると、ユーザインタフェースの第2の例として、BIOS設定画面W32が示されている。BIOS設定画面W32は、プルダウンメニューPD5及びPD6を含む。プルダウンメニューPD5は、BIOSの言語をユーザに指定させるためのUIである。プルダウンメニューPD6は、BIOSの地域をユーザに指定させるためのUIである。ユーザがプルダウンメニューPD5を介していずれかの言語を指定すると、BIOSユーティリティ142は、指定された言語に対応するBIOS画面の画面データを、フラッシュメモリ108へ書き込むべきデータとして選択する。ユーザがプルダウンメニューPD6を介していずれかの地域を指定すると、BIOSユーティリティ142は、指定された地域に対応するコンタクト先データを、フラッシュメモリ108へ書き込むべきデータとして選択する。
ユーザインタフェースの上述した第2の例によれば、OS設定に依存することなく、ユーザがBIOS設定を自由に変更することができる。
なお、本節で例示した各ユーザインタフェースは、いかなる種類のBIOS関連データに適用されてもよい。
<5.処理の流れ>
次に、図8A及び図8Bを用いて、本実施形態に係る処理の流れの2つの例を説明する。
[5−1.第1の例]
図8Aは、本実施形態に係る処理の流れの第1の例を示すフローチャートである。第1の例において、BIOS関連データは、ユーザにより登録されるOS設定に基づいて自動的に選択される。図8Aに示した処理は、例えば、OS設定の初期登録、又はOS設定の変更をきっかけとして開始され得る。
図8Aを参照すると、まず、BIOSユーティリティ142は、ユーザにより登録されたOS設定を取得する(ステップS100)。ここで取得されるOS設定は、例えば、言語設定、地域設定及びその他の種類の設定を含み得る。
次に、BIOSユーティリティ142は、取得したOS設定に基づいて、フラッシュメモリ108へ書き込むべきBIOS関連データを、HDD110により記憶されているBIOS関連データセットD2から選択する(ステップS110)。例えば、BIOSユーティリティ142は、OSの言語設定と同じ言語に対応するBIOS画面の画面データを選択してもよい。また、BIOSユーティリティ142は、OSの地域設定と同じ地域に対応するコンタクト先データを選択してもよい。また、BIOSユーティリティ142は、OSの地域設定に対応するキャラクタ(ご当地キャラクタなど)のイメージデータを選択してもよい。
次に、BIOSユーティリティ142は、現在フラッシュメモリ108に設定されているBIOS基本データD3を、BIOS120に問い合わせることにより確認する(ステップS120)。BIOS120は、BIOSユーティリティ142からの問い合わせに応じて、現在の設定を返却する(ステップS125)。ここで、ステップS110において選択されたBIOS関連データが現在フラッシュメモリ108に設定されているBIOS基本データD3と同じであれば、その後の処理はスキップされる(ステップS130)。
データが同じでない場合には、BIOSユーティリティ142は、ステップS110において選択したBIOS関連データを、フラッシュメモリ108への書き込みのためにBIOS120へ転送する(ステップS140)。BIOS120は、転送されたデータを、例えばフラッシュメモリ108のテンポラリ領域に一時的に格納する(ステップS145)。
次に、BIOSユーティリティ142は、情報処理装置100を再起動する(ステップS150)。BIOSユーティリティ142は、情報処理装置100を再起動する前に、再起動の実行の承認をユーザに求めてもよい。
情報処理装置100が再起動されると、BIOS120は、テンポラリ領域に格納されているBIOS関連データを、BIOS基本データD3のデータ領域に書き込む(ステップS155)。
その後、BIOS120がBIOS画面を表示する際には、ステップS155において更新されたBIOS基本データD3がBIOS120により使用される。
[5−2.第2の例]
図8Bは、本実施形態に係る処理の流れの第2の例を示すフローチャートである。第2の例において、BIOS関連データは、ユーザにより選択される。図8Bに示した処理は、例えば、図7B又は図7Cに示したようなユーザインタフェースを介するユーザとのインタラクションに沿って実行され得る。
図8Bを参照すると、まず、BIOSユーティリティ142は、BIOS関連データをユーザに選択させ又は変更させるために、BIOS関連データのリストを示すグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を、ディスプレイ112に表示させる(ステップS200)。
次に、BIOSユーティリティ142は、表示されたGUIを介して指定されたユーザの所望のデータを、HDD110により記憶されているBIOS関連データセットD2から選択する(ステップS210)。
次に、BIOSユーティリティ142は、BIOS関連データセットD2から選択したBIOS関連データを、フラッシュメモリ108への書き込みのためにBIOS120へ転送する(ステップS220)。BIOS120は、転送されたデータを、BIOS基本データD3のデータ領域に書き込む(ステップS225)。
その後、BIOS120がBIOS画面を表示する際には、ステップS225において更新されたBIOS基本データD3がBIOS120により使用される。
なお、図8Bの例においても、BIOSユーティリティ142は、第1の例と同様、BIOS関連データをBIOS120へ転送する前に、同じBIOS関連データが既に書き込まれていないかを確認してもよい。また、図8Aの例において、そのような確認が省略されてもよい。
また、図8Bの例においても、BIOS基本データD3の更新は、情報処理装置100の再起動の際に行われてもよい。また、図8Aの例において、情報処理装置100が再起動されることなく、BIOS基本データD3が更新されてもよい。
<6.まとめ>
ここまで、図1〜図8Aを用いて、本開示に係る技術の様々な実施形態について詳細に説明した。上述した実施形態によれば、BIOSを記憶する半導体記憶デバイスと補助記憶デバイスとを有するコンピュータアーキテクチャにおいて、BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データが補助記憶デバイスにより記憶され、当該複数のBIOS関連データのうちBIOSが実際に使用すべきBIOS関連データが半導体記憶デバイスへ書き込まれる。従って、例えばハードディスクの故障などの障害が発生した際に、BIOSが使用すべきBIOS関連データが失われることがない。また、BIOSにより使用されないBIOS関連データは補助記憶デバイスにより記憶されるため、半導体記憶デバイスの記憶容量を節約することができる。
また、上述した実施形態によれば、BIOS関連データは、多言語サポートのための言語ごとの画面データを含む。従って、多言語サポートを提供するコンピュータ製品において、サポートされる言語の数を、半導体記憶デバイスのサイズを増加させることなく低コストで増やすことができる。
また、上述した実施形態によれば、BIOS関連データは、BIOS画面に表示されるコンタクト先についてのコンタクト先データを含む。従って、数多くの地域で販売され得るコンピュータ製品において、地域ごとの適切なコンタクト先を、半導体記憶デバイスのサイズを増加させることなく、BIOS画面に表示させることができる。
また、上述した実施形態によれば、半導体記憶デバイスへ書き込まれるBIOS関連データは、ユーザにより登録されるOS設定に基づいて、自動的に選択され得る。それにより、BIOSの設定のための新たな作業負担をユーザに課すことなく、適切なBIOS関連データを半導体記憶デバイスへ書き込むことができる。
また、上述した実施形態によれば、BIOS関連データをユーザに選択させ又は変更させるためのユーザインタフェースが提供され得る。それにより、ユーザは、必要に応じて、BIOSの設定を自由に変更することができる。
また、上述した実施形態によれば、半導体記憶デバイスへ書き込まれたBIOS関連データを用いて、装置に障害が発生した際のヘルプ画面又はエラー画面が表示される。従って、ユーザは、既定の言語ではなく適切な言語(例えば、自らの母国語)で表示される画面を利用し、又は自らの所在地に適切に対応するコンタクト先に連絡をして、障害の原因究明及び復旧のための作業を進めることができる。
また、上述した実施形態によれば、装置が初めて起動される際に使用される少なくとも1つのBIOS関連データが、半導体記憶デバイスにより予め記憶される。従って、例えばハードウェアの初期不良などの原因で、装置が初めて起動される前に補助記憶デバイスが使用不能に陥ったとしても、BIOSは少なくとも1つのBIOS関連データを用いてヘルプ画面又はエラー画面を表示させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
BIOS(Basic Input Output System)を記憶する半導体記憶デバイスと、
前記BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データを記憶する補助記憶デバイスと、
前記補助記憶デバイスにより記憶されている前記複数のBIOS関連データのうち、前記BIOSが使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、前記半導体記憶デバイスへ書き込む制御部と、
を備える情報処理装置。
(2)
前記複数のBIOS関連データは、BIOS画面において利用可能な言語ごとの画面データを含む、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記複数のBIOS関連データは、BIOS画面に表示されるコンタクト先についてのコンタクト先データを含む、前記(1)又は前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、前記BIOSによりロードされるOS(Operating System)のためにユーザにより登録されるOS設定に基づいて、前記半導体記憶デバイスへ書き込まれる前記1つ以上のBIOS関連データを選択する、前記(2)又は前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記OS設定は、言語又は地域に関する設定を含む、前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記BIOS画面は、前記情報処理装置に障害が発生した際に表示されるヘルプ画面又はエラー画面を含む、前記(2)〜(5)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(7)
前記制御部は、前記半導体記憶デバイスへ書き込まれる前記1つ以上のBIOS関連データをユーザに選択させ又は変更させるためのユーザインタフェースを提供する、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、前記補助記憶デバイスにより記憶されるユーティリティプログラムを実行することにより、前記1つ以上のBIOS関連データを前記半導体記憶デバイスへ書き込む、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(9)
前記半導体記憶デバイスは、前記情報処理装置が初めて起動される際に使用される少なくとも1つのBIOS関連データを予め記憶している、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(10)
前記複数のBIOS関連データは、前記情報処理装置の起動時に表示される起動画面の画面データを含む、前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(11)
前記複数のBIOS関連データは、前記BIOSによりサポートされる機能のためのプログラムデータを含む、前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(12)
前記複数のBIOS関連データは、BIOS画面に表示されるキャラクタ又はメッセージのためのイメージデータ又はテキストデータを含む、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(13)
前記補助記憶デバイスは、ハードディスクドライブである、前記(1)〜(12)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(14)
前記補助記憶デバイスは、前記BIOSによりロードされるOSを記憶する、前記(1)〜(13)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(15)
BIOS(Basic Input Output System)を記憶する半導体記憶デバイスと、前記BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データを記憶する補助記憶デバイスと、を備える情報処理装置の制御部により実行される情報処理方法であって、
前記補助記憶デバイスにより記憶されている前記複数のBIOS関連データのうち、前記BIOSが使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、前記半導体記憶デバイスへ書き込むこと、
を含む情報処理方法。
(16)
BIOS(Basic Input Output System)を記憶する半導体記憶デバイスと、前記BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データを記憶する補助記憶デバイスと、を備える情報処理装置を制御するコンピュータを、
前記補助記憶デバイスにより記憶されている前記複数のBIOS関連データのうち、前記BIOSが使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、前記半導体記憶デバイスへ書き込む制御部、
として機能させるためのプログラム。
100 情報処理装置
102 制御部(CPU)
108 半導体記憶デバイス
110 補助記憶デバイス
142 ユーティリティプログラム

Claims (16)

  1. BIOS(Basic Input Output System)を記憶する半導体記憶デバイスと、
    前記BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データを記憶する補助記憶デバイスと、
    前記補助記憶デバイスにより記憶されている前記複数のBIOS関連データのうち、前記BIOSが使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、前記半導体記憶デバイスへ書き込む制御部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記複数のBIOS関連データは、BIOS画面において利用可能な言語ごとの画面データを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記複数のBIOS関連データは、BIOS画面に表示されるコンタクト先についてのコンタクト先データを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記BIOSによりロードされるOS(Operating System)のためにユーザにより登録されるOS設定に基づいて、前記半導体記憶デバイスへ書き込まれる前記1つ以上のBIOS関連データを選択する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記OS設定は、言語又は地域に関する設定を含む、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記BIOS画面は、前記情報処理装置に障害が発生した際に表示されるヘルプ画面又はエラー画面を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記半導体記憶デバイスへ書き込まれる前記1つ以上のBIOS関連データをユーザに選択させ又は変更させるためのユーザインタフェースを提供する、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記補助記憶デバイスにより記憶されるユーティリティプログラムを実行することにより、前記1つ以上のBIOS関連データを前記半導体記憶デバイスへ書き込む、請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記半導体記憶デバイスは、前記情報処理装置が初めて起動される際に使用される少なくとも1つのBIOS関連データを予め記憶している、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記複数のBIOS関連データは、前記情報処理装置の起動時に表示される起動画面の画面データを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記複数のBIOS関連データは、前記BIOSによりサポートされる機能のためのプログラムデータを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記複数のBIOS関連データは、BIOS画面に表示されるキャラクタ又はメッセージのためのイメージデータ又はテキストデータを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記補助記憶デバイスは、ハードディスクドライブである、請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 前記補助記憶デバイスは、前記BIOSによりロードされるOSを記憶する、請求項1に記載の情報処理装置。
  15. BIOS(Basic Input Output System)を記憶する半導体記憶デバイスと、前記BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データを記憶する補助記憶デバイスと、を備える情報処理装置の制御部により実行される情報処理方法であって、
    前記補助記憶デバイスにより記憶されている前記複数のBIOS関連データのうち、前記BIOSが使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、前記半導体記憶デバイスへ書き込むこと、
    を含む情報処理方法。
  16. BIOS(Basic Input Output System)を記憶する半導体記憶デバイスと、前記BIOSにより使用可能な複数のBIOS関連データを記憶する補助記憶デバイスと、を備える情報処理装置を制御するコンピュータを、
    前記補助記憶デバイスにより記憶されている前記複数のBIOS関連データのうち、前記BIOSが使用すべき1つ以上のBIOS関連データを、前記半導体記憶デバイスへ書き込む制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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