JP2014010509A - 印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンピューターの利用者がプリンタードライバーによって印刷ジョブを生成している過程において、利用者に利用者自身の残枚数を認識させることができる印刷システムを提供する。
【解決手段】 印刷システムにおいて、MFPの利用者を管理する管理サーバーは、利用者毎に割り当てられている枚数から、利用者の印刷済みの枚数の合計を減じた現在の残枚数を管理しており、MFPによって実行されるための印刷ジョブを生成するためのプリンタードライバーを実行しているコンピューターは、利用者の認証の実行を管理サーバーに依頼し(S101)、管理サーバーは、認証が成功した利用者に対して管理している現在の残枚数をコンピューターに送信し、プリンタードライバーを実行しているコンピューターは、管理サーバーによって送信されてきた現在の残枚数(S102でYES)を表示部に表示させる(S109)ことを特徴とする。
【選択図】 図11

Description

本発明は、画像形成装置の利用者を管理する管理サーバーと、画像形成装置によって実行されるための印刷ジョブを生成するためのプリンタードライバーを実行するコンピューターとを備えている印刷システムに関する。
従来、画像形成装置によって実行されるための印刷ジョブを生成するためのプリンタードライバーを実行するコンピューターとして、画像形成装置に装填した用紙の枚数から、印刷済みの枚数を減じた残枚数を算出し、算出した残枚数を表示するコンピューターが知られている(特許文献1参照。)。
この従来のコンピューターは、利用者の指示に応じて印刷ジョブを画像形成装置に送信して画像形成装置によって印刷ジョブが実行された後に、画像形成装置における用紙の残枚数を表示することができる。
特開2002−91242号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたコンピューターは、画像形成装置によって印刷ジョブが実行された後に残枚数を表示するので、利用者がプリンタードライバーによって印刷ジョブを生成している過程において利用者に残枚数を認識させることができないという問題がある。
ところで、画像形成装置の利用者を管理する管理サーバーと、画像形成装置によって実行されるための印刷ジョブを生成するためのプリンタードライバーを実行するコンピューターとを備えている印刷システムにおいては、画像形成装置によって実行される印刷ジョブによって使用可能である記録媒体の枚数が利用者毎に割り当てられている場合がある。
このような印刷システムにおいては、利用者は、コンピューターに印刷ジョブを生成させる場合に、自身の割当枚数のうちの現在の残枚数に関心を抱くことが多いと考えられる。
しかしながら、特許文献1に記載されたコンピューターは、画像形成装置の利用者が複数存在する場合に、各利用者に利用者自身の残枚数を認識させることができないという問題がある。
そこで、本発明は、コンピューターの利用者がプリンタードライバーによって印刷ジョブを生成している過程において、利用者に利用者自身の残枚数を認識させることができる印刷システムを提供することを目的とする。
本発明の印刷システムは、画像形成装置の利用者を管理する管理サーバーと、前記画像形成装置によって実行されるための印刷ジョブを生成するためのプリンタードライバーを実行するコンピューターとを備えており、前記管理サーバーは、前記利用者の認証を実行する認証実行手段と、情報を前記コンピューターに送信する情報送信手段と、前記利用者毎に割り当てられている枚数である割当枚数から、前記利用者の印刷済みの枚数の合計である合計印刷済枚数を減じた残枚数であって現在の前記残枚数である現在残枚数を、この現在残枚数自体と、前記割当枚数および現在の前記合計印刷済枚数の組み合わせとの少なくとも一方によって管理する現在残枚数管理手段とを備えており、前記コンピューターは、情報を表示する表示部を備えており、前記コンピューターは、前記プリンタードライバーを実行することによって、前記表示部による表示を制御する表示制御手段、および、前記利用者の認証の実行を前記管理サーバーに依頼する認証依頼手段として機能し、前記情報送信手段は、前記認証実行手段による認証が成功した前記利用者に対して前記現在残枚数管理手段によって管理されている前記現在残枚数を、この現在残枚数自体と、前記割当枚数および現在の前記合計印刷済枚数の組み合わせとの少なくとも一方によって示す現在残枚数情報を送信し、前記表示制御手段は、前記情報送信手段によって送信されてきた前記現在残枚数情報に基づいて前記現在残枚数を、この現在残枚数自体と、前記割当枚数および現在の前記合計印刷済枚数の組み合わせとの少なくとも一方によって前記表示部に表示させることを特徴とする。
この構成により、本発明の印刷システムは、コンピューターのプリンタードライバーからの依頼に基づいた管理サーバーによる認証が成功した場合に、認証が成功した利用者の現在の残枚数をコンピューターの表示部にプリンタードライバーによって表示させるので、利用者がプリンタードライバーによって印刷ジョブを生成している過程において、利用者に利用者自身の残枚数を認識させることができる。
また、本発明の印刷システムにおいて、前記コンピューターは、前記プリンタードライバーを実行することによって、前記画像形成装置によって前記印刷ジョブが実行された場合の予定の前記残枚数である予定残枚数を算出する予定残枚数算出手段として機能し、前記予定残枚数算出手段は、前記情報送信手段によって送信されてきた前記現在残枚数情報に基づいた前記現在残枚数と、前記印刷ジョブの枚数とに基づいて、前記予定残枚数を算出し、前記表示制御手段は、前記予定残枚数算出手段によって算出された前記予定残枚数を、この予定残枚数自体と、前記割当枚数および予定の前記合計印刷済枚数の組み合わせとの少なくとも一方によって前記表示部に表示させても良い。
この構成により、本発明の印刷システムは、画像形成装置によって印刷ジョブが実行された場合の予定の残枚数をコンピューターの表示部にプリンタードライバーによって表示させるので、画像形成装置によって印刷ジョブが実行された後の残枚数を利用者に容易に認識させることができる。
また、本発明の印刷システムは、記憶している前記印刷ジョブを前記画像形成装置からの要求に応じて前記画像形成装置に送信するスプールサーバーを備えており、前記コンピューターは、前記プリンタードライバーを実行することによって、前記印刷ジョブを送信する印刷ジョブ送信手段として機能し、前記印刷ジョブ送信手段は、前記スプールサーバーに前記印刷ジョブを送信可能であっても良い。
本発明の印刷システムは、コンピューターからプリンタードライバーによってスプールサーバーに印刷ジョブを送信する場合、コンピューターからプリンタードライバーによって画像形成装置に直接印刷ジョブを送信する場合と異なり、画像形成装置による印刷ジョブの実行時に利用者がコンピューターの前ではなく画像形成装置の前に居る。更に、本発明の印刷システムは、コンピューターからプリンタードライバーによってスプールサーバーに印刷ジョブを送信する場合、コンピューターからプリンタードライバーによって画像形成装置に直接印刷ジョブを送信する場合と比較して、コンピューターによって印刷データが送信されてから画像形成装置によって印刷ジョブが実行されるまでの期間が長い。したがって、本発明の印刷システムは、コンピューターからプリンタードライバーによってスプールサーバーに印刷ジョブを送信する場合、コンピューターからプリンタードライバーによって画像形成装置に直接印刷ジョブを送信する場合と比較して、コンピューターからプリンタードライバーによって印刷ジョブを再送信する作業が利用者にとって煩雑である。そのため、本発明の印刷システムは、コンピューターからプリンタードライバーによってスプールサーバーに印刷ジョブを送信する場合、コンピューターからプリンタードライバーによって画像形成装置に直接印刷ジョブを送信する場合と比較して、コンピューターからプリンタードライバーによって印刷ジョブを再送信する必要をなくすために、画像形成装置が利用者の割当枚数内で印刷ジョブを実行可能である必要性が高い。すなわち、本発明の印刷システムは、コンピューターからプリンタードライバーによってスプールサーバーに印刷ジョブを送信する場合、コンピューターからプリンタードライバーによって画像形成装置に直接印刷ジョブを送信する場合と比較して、利用者の現在の残枚数をコンピューターの表示部にプリンタードライバーによって表示させる有益性が高い。
本発明の印刷システムは、コンピューターの利用者がプリンタードライバーによって印刷ジョブを生成している過程において、利用者に利用者自身の残枚数を認識させることができる。
本発明の一実施の形態に係る印刷システムのブロック図である。 図1に示すMFPのブロック図である。 図1に示す管理サーバーのブロック図である。 図3に示す部門判断用情報の一例を示す図である。 図3に示す権限判断用情報の一例を示す図である。 図3に示す割当枚数一覧情報の一例を示す図である。 図3に示す合計印刷済枚数一覧情報の一例を示す図である。 図3に示す現在残枚数一覧情報の一例を示す図である。 図1に示すスプールサーバーのブロック図である。 図1に示すコンピューターのブロック図である。 プリンタードライバーを実行している時の図10に示すコンピューターの動作のフローチャートである。 コンピューターから利用者の認証の実行が依頼された場合の図3に示す管理サーバーの動作のフローチャートである。 図10に示すコンピューターの表示部に表示される印刷指示画面の一例を示す図である。 残枚数情報を表示する場合の図13に示す印刷指示画面の一例を示す図である。 印刷ジョブを実行することができるか否かの問い合わせをMFPから受信した場合の図3に示す管理サーバーの動作のフローチャートである。 スプールサーバーに記憶されている印刷ジョブの一覧の表示の指示を受けた場合の図2に示すMFPの動作のフローチャートである。 図2に示すMFPの表示部に表示される印刷ジョブ一覧画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る印刷システム10の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る印刷システム10のブロック図である。
図1に示すように、印刷システム10は、MFP(Multifunction Peripheral)20を含む多数のMFPと、MFPの利用者を管理する管理サーバー30と、記憶している印刷ジョブをMFPからの要求に応じてこのMFPに送信するスプールサーバー40と、MFPによって実行されるための印刷ジョブを生成するための後述のプリンタードライバー54aを実行するコンピューター50とを備えている。多数のMFPと、管理サーバー30と、スプールサーバー40と、コンピューター50とは、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク11を介して互いに通信可能に接続されている。ここで、多数のMFPは、それぞれ本発明の画像形成装置を構成している。
なお、印刷システム10に含まれている多数のMFPのそれぞれの構成は、MFP20の構成と同様である。したがって、以下においては、印刷システム10に含まれる多数のMFPを代表してMFP20について説明する。
図2は、MFP20のブロック図である。
図2に示すように、MFP20は、利用者による種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部21と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部22と、用紙に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター23と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー24と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部25と、ネットワーク11経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部26と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの記憶デバイスである記憶部27と、MFP20全体を制御する制御部28とを備えている。
制御部28は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部27に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
図3は、管理サーバー30のブロック図である。
図3に示すように、管理サーバー30は、種々の操作が入力されるマウスやキーボードなどの入力デバイスである操作部31と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部32と、ネットワーク11経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部33と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているHDD(Hard Disk Drive)などの記憶デバイスである記憶部34と、管理サーバー30全体を制御する制御部35とを備えている。管理サーバー30は、例えばPC(Personal Computer)などのコンピューターによって構成されている。
記憶部34は、管理サーバー30用のプログラムである管理サーバープログラム34aと、利用者を認証するための認証用情報34bと、利用者が所属している部門を判断するための部門判断用情報34cと、MFPの各種の機能に対する権限を判断するための権限判断用情報34dと、利用者毎に割り当てられている枚数である割当枚数を示す割当枚数一覧情報34eと、利用者の印刷済みの枚数の合計である合計印刷済枚数を示す合計印刷済枚数一覧情報34fと、割当枚数から合計印刷済枚数を減じた残枚数であって現在の残枚数である現在残枚数を示す現在残枚数一覧情報34gと、合計印刷済枚数が割当枚数に達した時のMFPの動作(以下「上限時動作」と言う。)の情報である上限時動作情報34hとを記憶している。認証用情報34bは、利用者の識別情報である利用者IDと、パスワードとの組み合わせを記憶している情報である。なお、上限時動作としては、例えば、合計印刷済枚数が割当枚数に達した時点で印刷ジョブの実行の途中であっても印刷を強制的に中止する動作(以下「印刷強制中止動作」と言う。)、合計印刷済枚数が割当枚数に達した時点で印刷ジョブの実行の途中である場合には、この印刷ジョブの実行を最後まで許可する動作(以下「途中ジョブ実行許可動作」と言う。)などがある。
図4は、部門判断用情報34cの一例を示す図である。
図4に示すように、部門判断用情報34cは、利用者IDと、利用者が所属している部門の識別情報である部門IDとの組み合わせを記憶している情報である。例えば、図4において、利用者IDが「USER001」である利用者が所属している部門の部門IDは、「GROUP002」である。
図5は、権限判断用情報34dの一例を示す図である。
図5に示すように、権限判断用情報34dは、MFPの各種の機能と、部門IDまたは利用者IDとの組み合わせに対して、許可または不許可を記憶している情報である。例えば、図5において、利用者IDが「USER001」である利用者は、モノクロ印刷の実行が許可されているが、カラー印刷の実行が許可されていない。また、部門IDが「GROUP001」である部門は、モノクロ印刷およびカラー印刷の実行が許可されている。
なお、管理サーバー30は、利用者が所属している部門に対する権限を超えてこの利用者にMFPの機能を許可することはない。すなわち、管理サーバー30は、利用者が所属している部門に対して権限判断用情報34dにおいて許可されていない機能がこの利用者に対して権限判断用情報34dにおいて許可されている場合であっても、この利用者に対してこの機能を許可しない。一方、管理サーバー30は、利用者が所属している部門に対して権限判断用情報34dにおいて許可されている機能がこの利用者に対して権限判断用情報34dにおいて許可されていない場合、この利用者に対してこの機能を許可しない。
図6は、割当枚数一覧情報34eの一例を示す図である。
図6に示すように、割当枚数一覧情報34eは、部門IDまたは利用者IDと、割当枚数との組み合わせを記憶している情報である。例えば、図6において、利用者IDが「USER001」である利用者の割当枚数は、400枚である。また、部門IDが「GROUP001」である部門の割当枚数は、10,000枚である。
図7は、合計印刷済枚数一覧情報34fの一例を示す図である。
図7に示すように、合計印刷済枚数一覧情報34fは、部門IDまたは利用者IDと、合計印刷済枚数との組み合わせを記憶している情報である。例えば、図7において、利用者IDが「USER001」である利用者の合計印刷済枚数は、250枚である。また、部門IDが「GROUP001」である部門の合計印刷済枚数は、5,432枚である。
なお、管理サーバー30は、利用者が所属している部門の合計印刷済枚数が割当枚数に達している場合、この利用者の合計印刷済枚数が割当枚数に達していなくても、この利用者にMFPの利用を許可することはない。
図8は、現在残枚数一覧情報34gの一例を示す図である。
図8に示すように、現在残枚数一覧情報34gは、部門IDまたは利用者IDと、現在残枚数との組み合わせを記憶している情報である。例えば、図8において、利用者IDが「USER001」である利用者の現在残枚数は、150枚である。また、部門IDが「GROUP001」である部門の現在残枚数は、4,568枚である。
図3に示す管理サーバープログラム34aは、管理サーバー30の製造段階で管理サーバー30にインストールされていても良いし、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記憶媒体から管理サーバー30に追加でインストールされても良いし、ネットワーク11上から管理サーバー30に追加でインストールされても良い。
制御部35は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部34に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
制御部35は、記憶部34に記憶されている管理サーバープログラム34aを実行することによって、利用者の認証を実行する認証実行手段35a、情報をコンピューター50に送信する情報送信手段35b、および、現在残枚数を管理する現在残枚数管理手段35cとして機能する。
現在残枚数管理手段35cは、割当枚数一覧情報34e、合計印刷済枚数一覧情報34fおよび現在残枚数一覧情報34gを管理することによって現在残枚数を管理する。
なお、現在残枚数管理手段35cは、割当枚数一覧情報34eおよび合計印刷済枚数一覧情報34fを管理していなくても、現在残枚数自体、すなわち、現在残枚数一覧情報34gを管理していれば、現在残枚数を管理することができる。ここで、現在残枚数は、割当枚数から現在の合計印刷済枚数を差し引いた額である。したがって、現在残枚数管理手段35cは、現在残枚数一覧情報34gを管理していなくても、割当枚数および現在の合計印刷済枚数の組み合わせ、すなわち、割当枚数一覧情報34eおよび合計印刷済枚数一覧情報34fの両方を管理していれば、間接的に現在残枚数を管理することができる。
図9は、スプールサーバー40のブロック図である。
図9に示すように、スプールサーバー40は、種々の操作が入力されるマウスやキーボードなどの入力デバイスである操作部41と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部42と、ネットワーク11経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部43と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているHDDなどの記憶デバイスである記憶部44と、スプールサーバー40全体を制御する制御部45とを備えている。スプールサーバー40は、例えばPCなどのコンピューターによって構成されている。
記憶部44は、コンピューター50から送信されてきた印刷ジョブを記憶する。
制御部45は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部44に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
図10は、コンピューター50のブロック図である。
図10に示すように、コンピューター50は、利用者による種々の操作が入力されるマウスやキーボードなどの入力デバイスである操作部51と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部52と、ネットワーク11経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部53と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているHDDなどの記憶デバイスである記憶部54と、コンピューター50全体を制御する制御部55とを備えている。コンピューター50は、例えばPCによって構成されている。
記憶部54は、プリンタードライバー54aと、残枚数に関する情報(以下「残枚数情報」と言う。)を表示するか否かを設定するための残枚数情報表示設定情報54bとを記憶している。
プリンタードライバー54aは、コンピューター50の製造段階でコンピューター50にインストールされていても良いし、CD、DVDなどの記憶媒体からコンピューター50に追加でインストールされても良いし、ネットワーク11上からコンピューター50に追加でインストールされても良い。なお、プリンタードライバー54aは、残枚数情報の表示に関する機能を備えていないプリンタードライバーに、残枚数情報の表示に関する機能を実行するためのモジュールが追加されることによって構成されることも可能である。
残枚数情報表示設定情報54bは、残枚数情報を表示することを意味する値である「ON」と、残枚数情報を表示しないことを意味する値である「OFF」との何れか一方に設定されることができる。残枚数情報表示設定情報54bは、操作部51を介した操作に応じて値が変更されることができる。
制御部55は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部54に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
制御部55は、記憶部54に記憶されているプリンタードライバー54aを実行することによって、表示部52による表示を制御する表示制御手段55a、利用者の認証の実行を管理サーバー30に依頼する認証依頼手段55b、MFPによって印刷ジョブが実行された場合の予定の残枚数である予定残枚数を算出する予定残枚数算出手段55c、および、印刷ジョブを送信する印刷ジョブ送信手段55dとして機能する。
次に、印刷システム10の動作について説明する。
まず、コンピューター50から印刷ジョブが送信される場合の印刷システム10の動作について説明する。
コンピューター50の利用者は、文書作成ソフトウェアなどのアプリケーションにおいて操作部51を介してコンピューター50に印刷を指示することができる。
コンピューター50の制御部55は、印刷が指示されると、プリンタードライバー54aを起動することによって、図11に示す動作を実行する。
図11は、プリンタードライバー54aを実行している時のコンピューター50の動作のフローチャートである。
図11に示すように、コンピューター50の制御部55の認証依頼手段55bは、現在の利用者の利用者IDおよびパスワードをネットワーク通信部53を介して管理サーバー30に送信することによって、現在の利用者の認証の実行を管理サーバー30に依頼する(S101)。
図12は、コンピューター50から利用者の認証の実行が依頼された場合の管理サーバー30の動作のフローチャートである。
管理サーバー30の制御部35は、コンピューター50からの利用者の認証の実行の依頼をネットワーク通信部33を介して受信すると、図12に示す動作を実行する。
図12に示すように、制御部35の認証実行手段35aは、依頼された利用者の認証を実行する(S131)。ここで、認証実行手段35aは、コンピューター50から受信した利用者IDおよびパスワードの組み合わせが認証用情報34bに記憶されている場合、認証が成功したと判断する。一方、認証実行手段35aは、コンピューター50から受信した利用者IDおよびパスワードの組み合わせが認証用情報34bに記憶されていない場合、認証が失敗したと判断する。
次いで、認証実行手段35aは、S131における認証が成功したか否かを判断する(S132)。
制御部35の情報送信手段35bは、認証が成功したとS132において判断されると、S131において認証が成功した利用者の利用者IDと、部門判断用情報34cとに基づいて、利用者が所属している部門の部門IDを取得する(S133)。
次いで、情報送信手段35bは、S131において認証が成功した利用者の利用者IDと、S133において取得した部門IDと、権限判断用情報34dとに基づいて、MFPの各種の機能に対する利用者の権限を取得する(S134)。ここで、認証実行手段35aは、上述したように、利用者が所属している部門に対する権限を超えてこの利用者にMFPの機能を許可することはない。
次いで、情報送信手段35bは、S131において認証が成功した利用者の利用者IDと、S133において取得した部門IDと、割当枚数一覧情報34e、合計印刷済枚数一覧情報34fおよび現在残枚数一覧情報34gとに基づいて、利用者と、利用者が所属している部門とのそれぞれの割当枚数、合計印刷済枚数および現在残枚数を取得する(S135)。
次いで、情報送信手段35bは、利用者の認証が成功したことと、S134において取得した権限と、S135において取得した割当枚数、合計印刷済枚数および現在残枚数と、上限時動作情報34hとをネットワーク通信部33を介してコンピューター50に送信する(S136)。
ここで、現在残枚数は、割当枚数から現在の合計印刷済枚数を差し引いた額である。したがって、情報送信手段35bは、S136においてコンピューター50に現在残枚数自体を送信しなくても、S136においてコンピューター50に割当枚数および現在の合計印刷済枚数の組み合わせを送信すれば、S136においてコンピューター50に現在残枚数を間接的に送信することになる。すなわち、現在残枚数自体と、割当枚数および現在の合計印刷済枚数の組み合わせとの少なくとも一方は、現在残枚数を示す本発明の現在残枚数情報を構成している。
情報送信手段35bは、認証が失敗したとS132において判断されると、利用者の認証が失敗したことをネットワーク通信部33を介してコンピューター50に送信する(S137)。
管理サーバー30の制御部35は、S136またはS137の処理が終了すると、図12に示す動作を終了する。
図11に示すように、コンピューター50の制御部55の認証依頼手段55bは、S101の処理が終了すると、管理サーバー30からネットワーク通信部53を介して情報を受信したと判断するまで、管理サーバー30から情報を受信したか否かを判断する(S102)。
認証依頼手段55bは、管理サーバー30から情報を受信したとS102において判断すると、利用者の認証が成功したか否かを、S102において管理サーバー30から受信した情報に基づいて判断する(S103)。
認証依頼手段55bは、利用者の認証が失敗したとS103において判断されると、図11に示す処理を終了する。
コンピューター50の制御部55の表示制御手段55aは、利用者の認証が成功したとS103において判断されると、図13に示す印刷指示画面60を表示部52に表示する(S104)。
図13は、コンピューター50の表示部52に表示される印刷指示画面60の一例を示す図である。
図13に示すように、印刷指示画面60には、印刷ジョブの送信先を利用者に選択させるためのドロップダウンリスト61と、印刷が実行される記録媒体のサイズを利用者に選択させるためのドロップダウンリスト62と、印刷の色のうち「カラー」を利用者に選択させるためのラジオボタン63aと、印刷の色のうち「モノクロ」を利用者に選択させるためのラジオボタン63bと、印刷の部数を利用者に選択させるためのスピンボタン64と、印刷ジョブを送信するための印刷ボタン65と、印刷の指示を中止するためのキャンセルボタン66とを備えている。
ドロップダウンリスト61は、MFPの他に、スプールサーバー40が選択されることができるようになっている。
ラジオボタン63aおよびラジオボタン63bは、常に何れか一方のみが選択された状態になるようになっている。
図11に示すように、コンピューター50の制御部55の表示制御手段55aは、S104の処理が終了すると、S102において管理サーバー30から受信した情報のうち利用者の権限に基づいて、印刷条件の設定を制限する(S105)。例えば、表示制御手段55aは、利用者に対してカラー印刷の実行が許可されていない場合にラジオボタン63aを選択不可能にし、利用者に対してモノクロ印刷の実行が許可されていない場合にラジオボタン63bを選択不可能にする。また、表示制御手段55aは、利用者に対してカラー印刷およびモノクロ印刷の実行が許可されていない場合、印刷ボタン65を操作不可能にする。
次いで、表示制御手段55aは、残枚数情報表示設定情報54bの値が「ON」であるか否かを判断する(S106)。
コンピューター50の制御部55の予定残枚数算出手段55cは、残枚数情報表示設定情報54bの値が「ON」であるとS106において判断されると、S102において管理サーバー30から受信した情報のうち合計印刷済枚数と、印刷ジョブの基になる印刷データのページ数、および、印刷指示画面60のうちスピンボタン64によって指定されている部数に基づいた印刷ジョブの枚数(以下「印刷予定枚数」と言う。)とに基づいて、予定の合計印刷済枚数を算出する(S107)。例えば、S102において管理サーバー30から受信した利用者の合計印刷済枚数が123枚であり、5ページの印刷データをA3サイズの記録媒体にカラーで3部印刷する場合、予定残枚数算出手段55cは、印刷予定枚数が5ページ×3部で15枚であるので、合計印刷済枚数である123枚に、印刷ジョブの枚数である15枚を足すことによって、利用者の予定の合計印刷済枚数を138枚と算出する。ここで、予定残枚数算出手段55cは、利用者の予定の合計印刷済枚数と同様に、利用者が所属している部門の予定の合計印刷済枚数も算出する。
なお、予定残枚数算出手段55cは、S102において管理サーバー30から受信した情報に合計印刷済枚数自体が含まれておらず、割当枚数および現在残枚数の組み合わせが含まれている場合であっても、割当枚数から現在残枚数を減じることによって現在の合計印刷済枚数を算出することができる。したがって、予定残枚数算出手段55cは、S102において管理サーバー30から受信した情報のうち合計印刷済枚数自体と、印刷予定枚数とに基づいてではなく、S102において管理サーバー30から受信した情報のうち割当枚数および現在残枚数の組み合わせと、印刷予定枚数とに基づいて、予定の合計印刷済枚数を算出することもできる。
予定残枚数算出手段55cは、S107の処理が終了すると、S102において管理サーバー30から受信した情報のうち現在残枚数と、印刷予定枚数とに基づいて、予定残枚数を算出する(S108)。例えば、S102において管理サーバー30から受信した現在残枚数が377枚であり、5ページの印刷データをA3サイズの記録媒体にカラーで3部印刷する場合、予定残枚数算出手段55cは、印刷予定枚数が5ページ×3部で15枚であるので、現在残枚数である377枚から、印刷ジョブの枚数である15枚を引くことによって、利用者の予定残枚数を362枚と算出する。ここで、予定残枚数算出手段55cは、利用者の予定残枚数と同様に、利用者が所属している部門の予定残枚数も算出する。
なお、予定残枚数算出手段55cは、S102において管理サーバー30から受信した情報に現在残枚数自体が含まれておらず、割当枚数および現在の合計印刷済枚数の組み合わせが含まれている場合であっても、割当枚数から現在の合計印刷済枚数を減じることによって現在残枚数を算出することができる。したがって、予定残枚数算出手段55cは、S102において管理サーバー30から受信した情報のうち現在残枚数自体と、印刷予定枚数とに基づいてではなく、S102において管理サーバー30から受信した情報のうち割当枚数および現在の合計印刷済枚数の組み合わせと、印刷予定枚数とに基づいて、予定残枚数を算出することもできる。
図14は、残枚数情報を表示する場合の印刷指示画面60の一例を示す図である。
コンピューター50の制御部55の表示制御手段55aは、S108の処理が終了すると、図14に示すように、残枚数情報を表示部52上の印刷指示画面60に表示する(S109)。ここで、残枚数情報には、印刷予定枚数が含まれている。また、残枚数情報には、S102において管理サーバー30から受信した割当枚数、合計印刷済枚数および現在残枚数と、S107において算出された予定の合計印刷済枚数と、S108において算出された予定残枚数とが、利用者に対するものと、利用者が所属している部門に対するものとの両方について含まれている。また、残枚数情報には、S102において管理サーバー30から受信した上限時動作情報34hが含まれている。
ここで、現在残枚数は、割当枚数から現在の合計印刷済枚数を差し引いた額である。したがって、表示制御手段55aは、S109において印刷指示画面60に現在残枚数自体を表示しなくても、S109において印刷指示画面60に割当枚数および現在の合計印刷済枚数の組み合わせを表示すれば、S109において印刷指示画面60に現在残枚数を間接的に表示することになる。
また、予定残枚数は、割当枚数から予定の合計印刷済枚数を差し引いた額である。したがって、表示制御手段55aは、S109において印刷指示画面60に予定残枚数自体を表示しなくても、S109において印刷指示画面60に割当枚数および予定の合計印刷済枚数の組み合わせを表示すれば、S109において印刷指示画面60に予定残枚数を間接的に表示することになる。
表示制御手段55aは、残枚数情報表示設定情報54bの値が「ON」ではないとS106において判断するか、S109の処理を終了すると、印刷ボタン65が押されたか否かを判断する(S110)。
表示制御手段55aは、印刷ボタン65が押されていないとS110において判断すると、キャンセルボタン66が押されたか否かを判断する(S111)。
表示制御手段55aは、キャンセルボタン66が押されていないとS111において判断すると、スピンボタン64によって部数が変更されたか否かを判断する(S112)。
表示制御手段55aは、部数が変更されたとS112において判断すると、再びS106の処理を実行する。
一方、表示制御手段55aは、部数が変更されていないとS112において判断すると、再びS110の処理を実行する。
コンピューター50の制御部55の印刷ジョブ送信手段55dは、印刷ボタン65が押されたとS110において判断すると、ドロップダウンリスト62、ラジオボタン63a、ラジオボタン63bおよびスピンボタン64によって指定されている印刷条件で、ドロップダウンリスト61において指定されている送信先に印刷ジョブをネットワーク通信部53を介して送信する(S113)。ここで、ドロップダウンリスト61において指定されている送信先がスプールサーバー40である場合、印刷ジョブ送信手段55dは、スプールサーバー40に印刷ジョブを送信する。スプールサーバー40の制御部45は、コンピューター50から送信されてきた印刷ジョブをネットワーク通信部43を介して受信すると、受信した印刷ジョブを記憶部44に記憶させる。
コンピューター50の制御部55の表示制御手段55aは、キャンセルボタン66が押されたとS111において判断するか、S113の処理を終了すると、表示部52による印刷指示画面60の表示を終了して(S114)、図11に示す処理を終了する。
次に、コンピューター50からMFP20に直接送信された印刷ジョブがMFP20において実行される場合の印刷システム10の動作について説明する。
MFP20の制御部28は、コンピューター50からS113において送信されてきた印刷ジョブをネットワーク通信部26を介して受信すると、コンピューター50から受信した印刷ジョブを実行することができるか否かをネットワーク通信部26を介して管理サーバー30に問い合わせる。このとき、制御部28は、この印刷ジョブをコンピューター50から送信した利用者の利用者IDと、この印刷ジョブの枚数および印刷条件とを管理サーバー30に送信する。
管理サーバー30の制御部35は、MFP20からの問い合わせをネットワーク通信部33を介して受信すると、図15に示す処理を実行する。
図15は、印刷ジョブを実行することができるか否かの問い合わせをMFP20から受信した場合の管理サーバー30の動作のフローチャートである。
図15に示すように、管理サーバー30の制御部35は、MFP20から問い合わせとともに受信した利用者IDと、部門判断用情報34cとに基づいて、利用者が所属している部門の部門IDを取得する(S151)。
次いで、制御部35は、問い合わせとともにMFP20から受信した利用者IDと、S151において取得した部門IDと、現在残枚数一覧情報34gとに基づいて、利用者と、利用者が所属している部門とのそれぞれの現在残枚数を取得する(S152)。
次いで、制御部35は、MFP20から問い合わせとともに受信した印刷ジョブの枚数と、S152において取得した利用者および部門の現在残枚数のうち少ない方と、上限時動作情報34hにおいて予め設定されている上限時動作とに基づいて、印刷ジョブのうちMFP20に印刷を許可する枚数である許可枚数を取得する(S153)。すなわち、S152において取得した利用者および部門の現在残枚数のうち少ない方が0枚である場合、制御部35は、許可枚数を0枚として取得する。また、S152において取得した利用者および部門の現在残枚数のうち少ない方が1枚以上である場合であって、MFP20から問い合わせとともに受信した印刷ジョブの枚数が、S152において取得した利用者および部門の現在残枚数のうち少ない方の枚数以下である場合、制御部35は、MFP20から問い合わせとともに受信した印刷ジョブの枚数を許可枚数として取得する。また、S152において取得した利用者および部門の現在残枚数のうち少ない方が1枚以上である場合であって、MFP20から問い合わせとともに受信した印刷ジョブの枚数が、S152において取得した利用者および部門の現在残枚数のうち少ない方より多い場合、制御部35は、上限時動作が印刷強制中止動作であるときに、S152において取得した利用者および部門の現在残枚数のうち少ない方を許可枚数として取得する。また、S152において取得した利用者および部門の現在残枚数のうち少ない方が1枚以上である場合であって、MFP20から問い合わせとともに受信した印刷ジョブの枚数が、S152において取得した利用者および部門の現在残枚数のうち少ない方より多い場合、制御部35は、上限時動作が途中ジョブ実行許可動作であるときに、MFP20から問い合わせとともに受信した印刷ジョブの枚数を許可枚数として取得する。
次いで、制御部35は、S153において取得した許可枚数を、ネットワーク通信部33を介してMFP20に送信する(S154)。
したがって、MFP20の制御部28は、管理サーバー30からネットワーク通信部26を介して受信した許可枚数の範囲内で印刷ジョブをプリンター23によって実行することができる。そして、制御部28は、印刷ジョブの印刷を1枚実行する度に、1枚の印刷を実行したことを示す情報を、ネットワーク通信部26を介して管理サーバー30に送信する。また、制御部28は、印刷ジョブの印刷を完了した場合に、印刷を完了したことを示す情報を、ネットワーク通信部26を介して管理サーバー30に送信する。
管理サーバー30の制御部35は、S154の処理を終了すると、S153において取得した許可枚数が0枚であるか否かを判断する(S155)。
制御部35は、許可枚数が0枚であるとS155において判断すると、図15に示す動作を終了する。
一方、制御部35は、許可枚数が0枚ではないとS155において判断すると、1枚の印刷を実行したことを示す情報をネットワーク通信部33を介してMFP20から受信したか否かを判断する(S156)。
制御部35は、1枚の印刷を実行したことを示す情報を受信したとS156において判断すると、問い合わせとともにMFP20から受信した利用者IDと、S151において取得した部門IDと、合計印刷済枚数一覧情報34fとに基づいて、合計印刷済枚数一覧情報34fのうち、利用者と、利用者が所属している部門とのそれぞれの合計印刷済枚数を変更する(S157)。すなわち、制御部35は、合計印刷済枚数一覧情報34fのうち、利用者と、利用者が所属している部門とのそれぞれの合計印刷済枚数を、1枚分だけ増加させる。
次いで、制御部35は、問い合わせとともにMFP20から受信した利用者IDと、S151において取得した部門IDと、現在残枚数一覧情報34gとに基づいて、現在残枚数一覧情報34gのうち、利用者と、利用者が所属している部門とのそれぞれの現在残枚数を変更する(S158)。すなわち、制御部35は、現在残枚数一覧情報34gのうち、利用者と、利用者が所属している部門とのそれぞれの現在残枚数を、1枚分だけ減少させる。
制御部35は、S158の処理を終了すると、再びS156の処理に戻る。
制御部35は、1枚の印刷を実行したことを示す情報を受信していないとS156において判断すると、印刷を完了したことを示す情報をネットワーク通信部33を介してMFP20から受信したか否かを判断する(S159)。
制御部35は、印刷を完了したことを示す情報を受信していないとS159において判断すると、再びS156の処理に戻る。
一方、制御部35は、印刷を完了したことを示す情報を受信したとS159において判断すると、図15に示す動作を終了する。
次に、コンピューター50からスプールサーバー40に送信された印刷ジョブがMFP20において実行される場合、すなわち、プルプリントが実行される場合の印刷システム10の動作について説明する。
上述したように、コンピューター50からスプールサーバー40に送信された印刷ジョブは、スプールサーバー40の記憶部44に記憶されている。
利用者は、スプールサーバー40に記憶されている印刷ジョブの一覧の表示を、MFP20の操作部21を介してMFP20に指示することができる。
MFP20の制御部28は、スプールサーバー40に記憶されている印刷ジョブの一覧の表示の指示を受けると、図16に示す処理を実行する。
図16は、スプールサーバー40に記憶されている印刷ジョブの一覧の表示の指示を受けた場合のMFP20の動作のフローチャートである。
図16に示すように、MFP20の制御部28は、スプールサーバー40に記憶されている印刷ジョブの一覧をネットワーク通信部26を介してスプールサーバー40から取得する(S171)。
次いで、制御部28は、S171において取得した印刷ジョブの一覧を示す画面である図17に示す印刷ジョブ一覧画面70を表示部22に表示して(S172)、図16に示す処理を終了する。
図17は、MFP20の表示部22に表示される印刷ジョブ一覧画面70の一例を示す図である。
図17に示すように、印刷ジョブ一覧画面70には、スプールサーバー40に記憶されている印刷ジョブと、この印刷ジョブの印刷予定枚数とが含まれている。
なお、MFP20は、図16に示す処理において、コンピューター50の図11に示す処理と同様に、管理サーバー30から必要な情報を取得して、利用者および部門それぞれの割当枚数、現在の合計印刷済枚数、現在残枚数、予定の合計印刷済枚数および予定残枚数を印刷ジョブ一覧画面70に含めるようになっていても良い。
利用者は、図17に示すようにMFP20の表示部22に表示されている印刷ジョブ一覧画面70から操作部21を介して印刷ジョブを選択し、この印刷ジョブの印刷をMFP20に指示することができる。
MFP20の制御部28は、印刷ジョブ一覧画面70中の印刷ジョブの印刷が指示されると、この印刷ジョブをネットワーク通信部26を介してスプールサーバー40から取得し、取得した印刷ジョブを実行することができるか否かをネットワーク通信部26を介して管理サーバー30に問い合わせる。このとき、制御部28は、この印刷ジョブをコンピューター50からスプールサーバー40に送信した利用者の利用者IDと、この印刷ジョブの枚数および印刷条件とを管理サーバー30に送信する。
以降の印刷システム10の動作については、コンピューター50からMFP20に直接送信された印刷ジョブがMFP20において実行される場合の印刷システム10の動作と同様であるので、説明を省略する。
なお、以上においては、コンピューター50からスプールサーバー40に送信された印刷ジョブがMFP20において実行される場合について説明したが、利用者は、コンピューター50からスプールサーバー40に送信された印刷ジョブを、印刷システム10に含まれている任意のMFPに対してMFP20と同様に実行させることができる。
以上に説明したように、印刷システム10は、コンピューター50のプリンタードライバー54aからの依頼(S101)に基づいた管理サーバー30による認証(S131)が成功した場合に(S103でYES、S132でYES)、認証が成功した利用者の現在の残枚数(S102)をコンピューター50の表示部52にプリンタードライバー54aによって表示させる(S109)ので、コンピューター50の利用者がプリンタードライバー54aによって印刷ジョブを生成している過程(S101〜S113)において、利用者に利用者自身の残枚数を認識させることができる。すなわち、印刷システム10は、印刷を実行する前に利用者に利用者自身の残枚数を認識させることができる。したがって、印刷システム10は、印刷枚数に対する利用者の意識を向上させることができる。
印刷システム10は、認証が成功した利用者の現在の残枚数(S102)をコンピューター50の表示部52にプリンタードライバー54aによって表示させる(S109)ので、MFPが利用者の割当枚数内で印刷ジョブを実行可能であるか否かを利用者に認識させることができる。例えば、利用者は、コンピューター50の表示部52上の表示を見て、印刷ジョブの枚数が現在の残枚数より大きいと認識した場合、コンピューター50の操作部51を介してキャンセルボタン66を押すなどしてMFPまたはスプールサーバー40への印刷ジョブの送信を中止したり、印刷ジョブの枚数が現在の残枚数以下になるように管理サーバー30上の割当枚数一覧情報34e中の利用者自身の割当枚数または利用者が所属している部門の割当枚数を増やす操作を操作部51を介して実行したりすることができる。
なお、印刷システム10は、コンピューター50の表示部52にプリンタードライバー54aによって割当枚数のうちの現在の残枚数を表示させることができるので、プリンタードライバー54aとは異なる専用のユーティリティーソフトウェアを使用しなければ割当枚数のうちの現在の残枚数を表示部52に表示させることができない構成と比較して、プリンタードライバー54aによって印刷ジョブを生成している利用者の利便性を向上することができる。
印刷システム10は、MFPによって印刷ジョブが実行された場合の予定の残枚数(S108)をコンピューター50の表示部52にプリンタードライバー54aによって表示させる(S109)ので、MFPによって印刷ジョブが実行された後の残枚数を利用者に容易に認識させることができる。
印刷システム10は、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってスプールサーバー40に印刷ジョブを送信する場合、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってMFPに直接印刷ジョブを送信する場合と異なり、MFPによる印刷ジョブの実行時に利用者がコンピューター50の前ではなくMFPの前に居る。更に、印刷システム10は、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってスプールサーバー40に印刷ジョブを送信する場合、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってMFPに直接印刷ジョブを送信する場合と比較して、コンピューター50によって印刷データが送信されてからMFPによって印刷ジョブが実行されるまでの期間が長い。したがって、印刷システム10は、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってスプールサーバー40に印刷ジョブを送信する場合、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってMFPに直接印刷ジョブを送信する場合と比較して、コンピューター50からプリンタードライバー54aによって印刷ジョブを再送信する作業が利用者にとって煩雑である。そのため、印刷システム10は、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってスプールサーバー40に印刷ジョブを送信する場合、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってMFPに直接印刷ジョブを送信する場合と比較して、コンピューター50からプリンタードライバー54aによって印刷ジョブを再送信する必要をなくすために、MFPが利用者の割当枚数内で印刷ジョブを実行可能である必要性が高い。
すなわち、印刷システム10は、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってスプールサーバー40に印刷ジョブを送信する場合、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってMFPに直接印刷ジョブを送信する場合と比較して、利用者の現在の残枚数をコンピューター50の表示部52にプリンタードライバー54aによって表示させる有益性が高い。また、印刷システム10は、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってスプールサーバー40に印刷ジョブを送信する場合、コンピューター50からプリンタードライバー54aによってMFPに直接印刷ジョブを送信する場合と比較して、MFPによって印刷ジョブが実行された場合の予定の残枚数をコンピューター50の表示部52にプリンタードライバー54aによって表示させる有益性が高い。
印刷システム10は、S109においてコンピューター50の表示部52上の印刷指示画面60に表示する残枚数情報に上限時動作情報34hが含まれているので、MFPが割当枚数内で印刷ジョブを実行可能であるか否かを利用者に認識させるだけでなく、MFPが割当枚数内で印刷ジョブを実行可能ではない場合の上限時動作も利用者に認識させることができる。
印刷システム10は、本実施の形態においてスプールサーバー40を管理サーバー30とは別に備えているが、管理サーバー30がスプールサーバーとしても機能するようになっていても良い。
印刷システム10は、本実施の形態において本発明の画像形成装置としてMFPを備えているが、プリンター専用機など、MFP以外の画像形成装置を備えていても良い。
10 印刷システム
20 MFP(画像形成装置)
30 管理サーバー
35a 認証実行手段
35b 情報送信手段
35c 現在残枚数管理手段
40 スプールサーバー
50 コンピューター
52 表示部
54a プリンタードライバー
55a 表示制御手段
55b 認証依頼手段
55c 予定残枚数算出手段
55d 印刷ジョブ送信手段

Claims (3)

  1. 画像形成装置の利用者を管理する管理サーバーと、前記画像形成装置によって実行されるための印刷ジョブを生成するためのプリンタードライバーを実行するコンピューターとを備えており、
    前記管理サーバーは、前記利用者の認証を実行する認証実行手段と、情報を前記コンピューターに送信する情報送信手段と、前記利用者毎に割り当てられている枚数である割当枚数から、前記利用者の印刷済みの枚数の合計である合計印刷済枚数を減じた残枚数であって現在の前記残枚数である現在残枚数を、この現在残枚数自体と、前記割当枚数および現在の前記合計印刷済枚数の組み合わせとの少なくとも一方によって管理する現在残枚数管理手段とを備えており、
    前記コンピューターは、情報を表示する表示部を備えており、
    前記コンピューターは、前記プリンタードライバーを実行することによって、前記表示部による表示を制御する表示制御手段、および、前記利用者の認証の実行を前記管理サーバーに依頼する認証依頼手段として機能し、
    前記情報送信手段は、前記認証実行手段による認証が成功した前記利用者に対して前記現在残枚数管理手段によって管理されている前記現在残枚数を、この現在残枚数自体と、前記割当枚数および現在の前記合計印刷済枚数の組み合わせとの少なくとも一方によって示す現在残枚数情報を送信し、
    前記表示制御手段は、前記情報送信手段によって送信されてきた前記現在残枚数情報に基づいて前記現在残枚数を、この現在残枚数自体と、前記割当枚数および現在の前記合計印刷済枚数の組み合わせとの少なくとも一方によって前記表示部に表示させることを特徴とする印刷システム。
  2. 前記コンピューターは、前記プリンタードライバーを実行することによって、前記画像形成装置によって前記印刷ジョブが実行された場合の予定の前記残枚数である予定残枚数を算出する予定残枚数算出手段として機能し、
    前記予定残枚数算出手段は、前記情報送信手段によって送信されてきた前記現在残枚数情報に基づいた前記現在残枚数と、前記印刷ジョブの枚数とに基づいて、前記予定残枚数を算出し、
    前記表示制御手段は、前記予定残枚数算出手段によって算出された前記予定残枚数を、この予定残枚数自体と、前記割当枚数および予定の前記合計印刷済枚数の組み合わせとの少なくとも一方によって前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 記憶している前記印刷ジョブを前記画像形成装置からの要求に応じて前記画像形成装置に送信するスプールサーバーを備えており、
    前記コンピューターは、前記プリンタードライバーを実行することによって、前記印刷ジョブを送信する印刷ジョブ送信手段として機能し、
    前記印刷ジョブ送信手段は、前記スプールサーバーに前記印刷ジョブを送信可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019104249A (ja) * 2019-02-01 2019-06-27 シャープ株式会社 画像形成装置、それを備えたシステム、そのシステムを構成する端末装置、及び、画像形成装置の制限情報の表示方法

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