JP2014010120A - 一次冷却材ポンプのパージ水注入システムおよびモータ冷却材供給システム - Google Patents
一次冷却材ポンプのパージ水注入システムおよびモータ冷却材供給システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014010120A JP2014010120A JP2012148841A JP2012148841A JP2014010120A JP 2014010120 A JP2014010120 A JP 2014010120A JP 2012148841 A JP2012148841 A JP 2012148841A JP 2012148841 A JP2012148841 A JP 2012148841A JP 2014010120 A JP2014010120 A JP 2014010120A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- primary coolant
- pump
- sealless
- coolant pump
- purge water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
【課題】一次冷却材ポンプのモータケーシング内部にクラッドが混在する一次冷却材の侵入を防止する一次冷却材ポンプのパージ水注入システム等を提供する。
【解決手段】第1のパージ水注入システム50Aは、化学体積制御系39を具備する加圧水型原子炉発電プラントに適用され、シールレス型の一次冷却材ポンプ3から抽出した一次冷却材18のうちパージ水の流量分を、吐出側配管25と反対側に位置するディフューザ7出口と対向する位置から抽出して化学体積制御系39へ導き、処理後の一次冷却材をポンプケーシング5より下側の駆動軸12周りに注入する一次冷却材ポンプパージ水ライン55と、第2の流路52における一次冷却材の流量を計測する流量計57の指示値に応じて当該流路を流れる一次冷却材の流量を調整する流量調整弁58の開度を制御するパージ水流量制御系を具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】第1のパージ水注入システム50Aは、化学体積制御系39を具備する加圧水型原子炉発電プラントに適用され、シールレス型の一次冷却材ポンプ3から抽出した一次冷却材18のうちパージ水の流量分を、吐出側配管25と反対側に位置するディフューザ7出口と対向する位置から抽出して化学体積制御系39へ導き、処理後の一次冷却材をポンプケーシング5より下側の駆動軸12周りに注入する一次冷却材ポンプパージ水ライン55と、第2の流路52における一次冷却材の流量を計測する流量計57の指示値に応じて当該流路を流れる一次冷却材の流量を調整する流量調整弁58の開度を制御するパージ水流量制御系を具備する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、一次冷却材ポンプのパージ水注入システムおよびモータ冷却材供給システムに関する。
一般に、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)の原子炉冷却材ポンプはポンプ軸が軸シールでシールされモータ軸とカップリングを介して接続されるシール型が主流である。しかしながら、一次冷却水の漏洩防止、一次冷却材配管系の簡素化とコンパクト化のために、ポンプ部とモータ部が耐圧ケーシングに内蔵されたシールレス型原子炉冷却材ポンプが採用され始めている。
PWRのシールレス型原子炉冷却材ポンプには、モータ部巻線が隔壁に内包されてモータ冷却水に接しないキャンド型と、隔壁を持たずモータ冷却水に接するウェットモータ型が考えられる。ウェットモータ型は巻線とロータ鉄心の間に隔壁が無いために、キャンド型と比較しモータ効率が高い反面、ポンプシャフト部の間隙から原子炉冷却材とともにクラッドが侵入しモータ部巻線に付着することで、プラント運転時間の経過とともに放射線量が増加する可能性がある。
一方、PWRのシールレス型原子炉冷却材ポンプでは、ウェットモータ型およびキャンド型の何れのタイプにおいても、自己循環冷却系を有するものが提案されている。例えば、ウェットモータ型では、モータケーシング内の冷却構造として、低圧系の熱交換器をフライホイール側面と底面に備え、部材の強度と流体摩擦力低減を両立させる最適温度に制御し、加えて、高温高圧(例えば、温度289℃、ゲージ圧15.4MPaG)のポンプ吐出流を低圧系の熱交換器の外側流路で冷却し、フライホイールとラジアル軸受を冷却・潤滑しインペラの根元に返す自己循環冷却系を有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載されるようなウェットモータ型のPWRシールレス型原子炉冷却材ポンプの自己循環型冷却系では、クラッドが混在する一次冷却材である水を水源として、脱塩塔、フィルタ等を介さずに注入されるため、一次冷却材ポンプのモータケーシング内部にクラッドが混在する一次冷却材の侵入を防止する機能(以下、「クラッド侵入防止機能」と称する。)を有していないという課題がある。
また、高圧のポンプ吐出流をモータ底部に導き、スラスト軸受、モータ部、フライホイール、及びラジアル軸受を冷却・潤滑しインペラの根元に返すキャンド型のPWRシールレス型原子炉冷却材ポンプの自己循環型冷却系についても、クラッドが混在する一次冷却材である水を水源として、脱塩塔、フィルタ等を介さずに注入される点はウェットモータ型と同様であるため、クラッド侵入防止機能を有していないという点でウェットモータ型と同様の課題がある。
さらに、上記特許文献1等のクラッド侵入防止機能を有していない従来の一次冷却材ポンプでは、クラッド侵入防止機能を有していないために、ポンプケーシングからクラッドが混在する状態で吐出される一次冷却材をモータ冷却材として利用することができないという課題がある。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、ポンプケーシングから吐出される一次冷却材をパージ水またはポンプモータのモータ冷却材として利用可能な一次冷却材ポンプのパージ水注入システムおよびモータ冷却材供給システムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムは、上述した課題を解決するため、蒸気発生器底部と一体に設置されたシールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材を、再生熱交換器と非再生熱交換器で冷却し、脱塩塔とフィルタで不純物を除去し、体積制御タンクを介して充填ポンプで昇圧し、再生熱交換器で加熱して前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管に戻す化学体積制御系を具備する加圧水型原子炉発電プラントに適用され、前記シールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材のうち前記シールレス型一次冷却材ポンプに注入するパージ水の流量分を、前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管と反対側に位置するポンプケーシングの当該シールレス型一次冷却材ポンプのディフューザの出口と対向する位置から抽出して前記再生熱交換器へ導く第1の流路と、前記パージ水の流量分の一次冷却材を、前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスして、前記ポンプケーシングより下側の前記シールレス型一次冷却材ポンプの駆動軸周りに注入する第2の流路とを備える一次冷却材ポンプパージ水ラインと、前記第2の流路における前記一次冷却材の流量を計測する流量計の指示値に応じて前記パージ水となる前記第2の流路を流れる前記一次冷却材の流量を調整する流量調整弁の開度を制御するパージ水流量制御系と、を具備することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムは、上述した課題を解決するため、蒸気発生器底部と一体に設置されたシールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材を、再生熱交換器と非再生熱交換器で冷却し、脱塩塔とフィルタで不純物を除去し、体積制御タンクを介して充填ポンプで昇圧し、再生熱交換器で加熱して前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管に戻す化学体積制御系を具備する加圧水型原子炉発電プラントに適用され、前記シールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材のうち前記シールレス型一次冷却材ポンプに注入するパージ水の流量分を前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスして、前記シールレス型一次冷却材ポンプのモータケーシング底部に設けられた補助インペラの吸込口から前記シールレス型一次冷却材ポンプ内に戻して当該シールレス型一次冷却材ポンプの駆動軸周りに注入する一次冷却材ポンプパージ水ラインと、前記一次冷却材ポンプパージ水ラインにおける前記一次冷却材の流量を計測する流量計の指示値に応じて前記パージ水となる前記一次冷却材ポンプパージ水ラインを流れる前記一次冷却材の流量を調整する流量調整弁の開度を制御するパージ水流量制御系および前記一次冷却材ポンプパージ水ラインにおける前記一次冷却材の温度を計測する温度計の指示値に応じて前記非再生熱交換器の一次側系統を流れる前記一次冷却材と熱交換される前記非再生熱交換器の二次側系統を流れる二次側冷却材の流量を調整する流量調整弁の開度を制御して、前記一次冷却材ポンプパージ水ラインにおける前記一次冷却材の温度を所定範囲内に制御する温度制御系の少なくとも一方を具備することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る一次冷却材ポンプのモータ冷却材供給システムは、上述した課題を解決するため、蒸気発生器底部と一体に設置されたシールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材を、再生熱交換器と非再生熱交換器で冷却し、脱塩塔とフィルタで不純物を除去し、体積制御タンクを介して充填ポンプで昇圧し、再生熱交換器で加熱して前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管に戻す化学体積制御系を具備する加圧水型原子炉発電プラントに適用され、前記シールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材のうち、前記シールレス型一次冷却材ポンプに前記シールレス型一次冷却材ポンプのモータを冷却するモータ冷却材として注入する分量を、前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管と反対側に位置するポンプケーシングの当該シールレス型一次冷却材ポンプのディフューザの出口と対向する位置から抽出して前記再生熱交換器へ導く第1の流路と、前記シールレス型一次冷却材ポンプに注入する分量の一次冷却材を前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスして前記シールレス型一次冷却材ポンプのモータケーシング底部に設けられた補助インペラの吸込口から前記シールレス型一次冷却材ポンプ内に戻して前記ポンプケーシングより下側の前記シールレス型一次冷却材ポンプの駆動軸周りに注入する第2の流路とを備えるポンプモータ冷却系と、前記第2の流路における前記一次冷却材の流量を計測する流量計の指示値に応じて前記モータ冷却材となる前記第2の流路を流れる前記一次冷却材の流量を調整する流量調整弁の開度を制御するポンプモータ冷却材流量制御系と、を具備することを特徴とする。
以下、本発明の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムについて、添付の図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムの一例である第1のパージ水注入システム50Aの構成を、加圧水型原子炉(PWR)の一次冷却系とともに示した概略図である。
図1は、本発明の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムの一例である第1のパージ水注入システム50Aの構成を、加圧水型原子炉(PWR)の一次冷却系とともに示した概略図である。
第1のパージ水注入システム50Aは、例えば、加圧水型原子炉1から発生した熱で蒸気を発生させる蒸気発生器2の底部と一体に設置されたシールレス型の一次冷却材ポンプ3にパージ水を注入するシステムである。
一次冷却材ポンプ3は、例えば、ポンプケーシング5に収容されるインペラ6およびディフューザ7と、モータケーシング9に収容されるモータ11、シャフト(駆動軸)12および補助インペラ13と、ハウジング15に収容されるフライホイール16と、を備える。図1に示される一次冷却材ポンプ3では、図1に示される通常の適用状態において、ポンプ上側から下側に向かって、ポンプケーシング5、ハウジング15およびモータケーシング9の順に配置される。
インペラ6は、鉛直方向に立設するシャフト12の上端側に固定されており、シャフト12が駆動機構であるモータ11によって回転駆動されることによって回転する。ディフューザ7は、インペラ6に導かれた水等の一次冷却材18をポンプケーシング5内の空間である吐出部19へ導く。
フライホイール(弾み車)16は、シャフト12に取り付けられ、電源喪失等により動力が喪失した場合でも、一次冷却材18の急激な流量低下を緩和し、熱除去能力の急速な低下を防ぐ。
モータ11は、モータケーシング9に固定される固定子(ステータ)21と、自己に生ずる回転力をシャフト12に伝達してシャフト12を回転駆動させる回転子(ロータ)22とを備える。
補助インペラ13は、例えば、一次冷却材ポンプ3の下端に配設されたスラストディスクによって構成される。スラストディスクは、シャフト12の下端側に取り付けられ、シャフト12が回転駆動することによって回転する。また、スラストディスクにはディスクの中心から放射状に孔が形成されており、スラストディスクが回転することで、一次冷却材18をモータケーシング9内に導く。
このように構成される一次冷却材ポンプ3は、モータ11によりシャフト12およびシャフト12に取り付けられたインペラ6を回転させることによって、蒸気発生器2から供給される一次冷却材18を、インペラ6からディフューザ7を経由して吐出部19へ導く。そして、吐出部19へ導いた一次冷却材18を加圧水型原子炉1と接続される吐出側配管25へ送り出す。これによって、一次冷却材18を加圧水型原子炉1、蒸気発生器2および一次冷却材ポンプ3との間で循環させる。
また、一次冷却材ポンプ3には、モータ11を冷却するポンプモータ冷却系としてモータ冷却ライン26が設置される。モータ冷却ライン26は、一次冷却材ポンプ3からモータ冷却材として一次冷却材18の一部を、例えば、ハウジング15から抽出し、熱交換器27に導いて冷却した後、一次冷却材ポンプ3(より詳細にはモータケーシング9)の底部に設けられた補助インペラ13の吸込口である冷却水導入孔28へ導入して一次冷却材ポンプ3の内部に戻す流路である。
ここで、符号29はモータ冷却ライン26を流れる一次冷却材18の流量を計測する流量計、符号30は、モータ冷却ライン26を流れる一次冷却材18の温度を計測する温度計である。
モータ11を冷却する一次冷却材18は、スラストディスクが回転することにより補助インペラ13からモータケーシング9内に導入された後、モータケーシング9の内部を上昇して固定子21及び回転子22を冷却し、さらに、モータケーシング9の上部に設置されるハウジング15およびポンプケーシング5へ導かれる。また、このとき、一次冷却材18の一部は、モータ冷却ライン26側に抽出され、熱交換器27で冷却された後、冷却水導入孔28を通して再び補助インペラ13へ導入される。
第1のパージ水注入システム50Aは、一次冷却材ポンプ3から抽出した水等の一次冷却材18を再生熱交換器33と非再生熱交換器34で冷却し、脱塩塔35とフィルタ36で不純物を除去し、体積制御タンク37を介して充填ポンプ38で昇圧し、再生熱交換器33で加熱して一次冷却材ポンプ3の吐出側配管25に戻す化学体積制御系39を具備する加圧水型原子炉発電プラント40に適用される。ここで、符号41はホウ酸または純水を注入して一次冷却材18中のホウ酸濃度を調整するホウ酸・純水注入ラインである。
第1のパージ水注入システム50Aは、第1の流路51および第2の流路52を備える一次冷却材ポンプパージ水ライン55と、第2の流路52を流れる一次冷却材18の流量を調整するパージ水流量制御系およびパージ水として注入される一次冷却材18の温度を所定範囲内の温度に維持する温度制御系の少なくとも一方を具備し、例えば、図1に示される第1のパージ水注入システム50Aは、一次冷却材ポンプパージ水ライン55と、パージ水流量制御系と、温度制御系と、を具備する。
ここで、第1の流路51は、一次冷却材ポンプ3から抽出する一次冷却材18のうち一次冷却材ポンプ3に注入するパージ水の流量分を、一次冷却材ポンプ3の吐出側配管25と反対側の吐出部19からポンプケーシング5の外へ抽出して化学体積制御系39の再生熱交換器33へ導く流路である。第1の流路51の一次冷却材ポンプ3側の一端は、ディフューザ7の出口と対向する位置に設定される。
吐出側配管25と反対側の吐出部19においてディフューザ7の出口と対向する位置に第1の流路51の一端(抽出口)を設けるのは、この位置が局所的に圧力(静圧)の高い位置だからである。すなわち、一次冷却材18を抽出する位置の圧力が高いほど、それだけ化学体積制御系39への一次冷却材18の輸送力に余裕を生じさせることができるからである。
第2の流路52は、パージ水の流量分の一次冷却材18を、化学体積制御系39から抽出し、一次冷却材ポンプ3に注入する流路である。例えば、図1に示される第1のパージ水注入システム50Aの場合、化学体積制御系39の充填ポンプ38と再生熱交換器33とを接続する経路から分岐し再生熱交換器33をバイパスさせた第2の流路52を設けることで、第2の流路52を通して化学体積制御系39からパージ水の流量分の一次冷却材18を抽出することができる。
パージ水の流量分の一次冷却材18の注入先は、例えば、図1に示される第1のパージ水注入システム50Aの場合、ハウジング15等のポンプケーシング5より下側に位置する一次冷却材ポンプ3のシャフト12の周辺である。また、パージ水としての一次冷却材18を注入する注入孔は、例えば、ハウジング15の上部に設けられ、ハウジング15内に収容されるフライホイール16の上部に注入される。
第1のパージ水注入システム50Aのパージ水流量制御系は、第2の流路52における一次冷却材18の流量を計測する流量計57の指示値に応じて、第2の流路52における一次冷却材18の流量、すなわち、一次冷却材ポンプ3へ注入されるパージ水の流量を制御する。パージ水流量制御系は、例えば、第2の流路52における一次冷却材18の流量を計測する流量計57の指示値に応じて第2の流路52を流れる一次冷却材18の流量を調整する流量調整弁58と、流量調整弁58の開度を制御するコントローラ(図において「CRL」と示す。)59と、を備えて構成される。
また、第1のパージ水注入システム50Aの温度制御系は、第2の流路52における一次冷却材18の温度、すなわち、一次冷却材ポンプ3へ注入されるパージ水の温度を所定範囲内に制御する。温度制御系は、例えば、第2の流路52における一次冷却材18の温度を計測する温度計(図において「T」と示す。)61の指示値に応じて、非再生熱交換器34の一次側系統62を流れる一次冷却材18と熱交換され二次側系統63を流れる二次側冷却材の流量を調整する流量調整弁64と、流量調整弁64の開度を制御するコントローラ(図において「CRL」と示す。)65と、を備えて構成される。
コントローラ65は、非再生熱交換器34の二次側系統63を流れる二次側冷却材の流量を調整することによって、非再生熱交換器34において熱交換される熱量を制御する機能を有する。コントローラ65は、非再生熱交換器34の二次側系統63を流れる二次側冷却材の流量を調整することによって、非再生熱交換器34の一次側系統62を流れる一次冷却材18の温度、ひいては、パージ水として注入される一次冷却材18の温度を所定範囲内の温度に維持することができる。
第1のパージ水注入システム50Aによれば、加圧水型原子炉1と一次冷却材ポンプ3とを一次冷却材18が循環する流路(一次冷却流路)である化学体積制御系39に導かれ、化学体積制御系39で冷却並びにイオンおよびクラッド等の不純物が除去された一次冷却材18を水源とするパージ水を確保することができる。すなわち、クラッド侵入防止機能を有する一次冷却材ポンプのパージ水注入システムとして第1のパージ水注入システム50Aを提供することができる。
また、第1のパージ水注入システム50Aは、一次冷却材ポンプ3へ注入するパージ水を、加圧水型原子炉1と一次冷却材ポンプ3とを循環する一次冷却流路(より詳細には一次冷却材ポンプ3)から抽出し、化学体積制御系39で冷却並びにイオンおよびクラッド等の不純物が除去した後、当該一次冷却流路(より詳細には一次冷却材ポンプ3)へ戻す構成としているため、原子炉一次系の圧力上昇を生じさせることはない。
さらに、フライホイール16の上部にパージ水を注入し、一次冷却材ポンプ3の軸周りの間隙から流出させることで、一次冷却材ポンプ3のハウジング15内に高温(例えば、約289℃)の一次冷却材18とクラッドの侵入を防止することができ、かつ、フライホイール16周りの温度低下を防いでフライホイール16表面における流体摩擦力の上昇を抑えることができる。
さらにまた、第1のパージ水注入システム50Aでは、一次冷却材ポンプ3から化学体積制御系39へ一次冷却材18を導く第1の流路51の一端(抽出口)を、吐出側配管25と反対側の吐出部19においてディフューザ7の出口と対向する位置に設けることで、化学体積制御系39への一次冷却材18の輸送力に余裕を生じさせることができる。
なお、第1のパージ水注入システム50Aは、クラッド侵入防止機能、すなわち、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18を抽出し、抽出した一次冷却材18に混在するクラッドを除去する機能を有するため、クラッド侵入防止機能を有しない従来の一次冷却材ポンプでは、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18をモータ冷却材として使用することができなかったが、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18の一部をモータ冷却材としても使用することができる。
[第2の実施形態]
図2は本発明の第2の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムの一例である第2のパージ水注入システム50Bの構成を、加圧水型原子炉(PWR)の一次冷却系とともに示した概略図である。
図2は本発明の第2の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムの一例である第2のパージ水注入システム50Bの構成を、加圧水型原子炉(PWR)の一次冷却系とともに示した概略図である。
第2のパージ水注入システム50Bは、第1のパージ水注入システム50Aに対して、一次冷却材ポンプパージ水ライン55の構成が相違するが、その他の点は実質的に相違しない。そこで、本実施形態では、第1のパージ水注入システム50Aに対して実質的に相違する点を中心に説明し、第1のパージ水注入システム50Aと実質的に同一となる構成要素については同一の符号を付して、説明を省略する。
第2のパージ水注入システム50Bは、化学体積制御系39からパージ水として一次冷却材18の一部を抽出し、熱交換器27よりも下流、かつ、一次冷却材ポンプ3に注入される一次冷却材18の温度を計測する温度計30が設置された箇所よりも上流の位置でポンプモータ冷却系としてのモータ冷却ライン26に合流させて一次冷却材ポンプ3へ注入する一次冷却材ポンプパージ水ライン55と、パージ水として一次冷却材ポンプ3へ注入される一次冷却材18の流量を調整するパージ水流量制御系と、パージ水として注入される一次冷却材18の温度を所定範囲内の温度に維持する温度制御系と、を具備する。
第2のパージ水注入システム50Bの一次冷却材ポンプパージ水ライン55では、吐出側配管25から分岐した一次冷却材18が、化学体積制御系39の再生熱交換器33と非再生熱交換器34で冷却され、脱塩塔35とフィルタ36で不純物を除去され、体積制御タンク37を介して充填ポンプ38で昇圧される。その後、充填ポンプ38で昇圧された一次冷却材18のうち、パージ水として注入されるものが、化学体積制御系39(充填ポンプ38)とモータ冷却ライン26とを接続する第3の流路66を通って一次冷却材ポンプ3内に導かれる。
化学体積制御系39(充填ポンプ38)とモータ冷却ライン26との間を流れる一次冷却材18(パージ水)の量、すなわち、第3の流路66に導入する一次冷却材18の流量は、第2のパージ水注入システム50Bのパージ水流量制御系によって制御される。
第2のパージ水注入システム50Bのパージ水流量制御系は、例えば、図2に示されるように、第3の流路66に導入する一次冷却材18の流量を計測する流量計57の指示値に応じて第3の流路66に導入する一次冷却材18の流量を調整する流量調整弁58と、流量調整弁58の開度を制御するコントローラ59と、を備えて構成されており、パージ水流量制御系のコントローラ59が流量計57の指示値に応じて、流量調整弁58の開度を制御することによって第3の流路66に流入する一次冷却材18の流量が制御される。
また、化学体積制御系39とモータ冷却ライン26とを接続する第3の流路66を流れる一次冷却材18(パージ水)の温度は、第2のパージ水注入システム50Bの温度制御系によって制御される。
第2のパージ水注入システム50Bの温度制御系は、例えば、図2に示されるように、パージ水としての一次冷却材18とモータ冷却材としての一次冷却材18とが合流して流れている箇所において一次冷却材18の温度を計測する温度計30の指示値に応じて、非再生熱交換器34の一次側系統62を流れる一次冷却材18と熱交換され二次側系統63を流れる二次側冷却材の流量を調整する流量調整弁64と、流量調整弁64の開度を制御するコントローラ(図において「CRL」と示す。)67と、を備えて構成される。
第2のパージ水注入システム50Bの温度制御系では、コントローラ67がパージ水としての一次冷却材18とモータ冷却材としての一次冷却材18とが合流して流れている箇所において一次冷却材18の温度を計測する温度計30の指示値に応じて、非再生熱交換器34の二次側系統63を流れる二次側冷却材の流量を調整する流量調整弁64の開度を制御することによって、パージ水として第3の流路66に導入する一次冷却材18の温度を制御する。
続いて、第2のパージ水注入システム50Bのパージ水注入経路となる第3の流路66およびモータ冷却ライン26の敷設方法について説明する。
図3は本発明の実施形態に係るパージ水注入システムの一例である第2のパージ水注入システム50Bのパージ水注入経路を説明する説明図である。
なお、図3では、図を簡略化する観点から、モータ冷却ライン26に設置される流量計29および温度計30並びに設置される流量計57および流量調整弁58が省略されている。また、左側に示されるグラフは、一次冷却材ポンプ3のポンプ軸方向位置に対する振動変位量69の関係を表している。
一次冷却材ポンプ3は、一次冷却材ポンプ3の上端を固定端として振動するため、一次モードの振動変位69は、図3に示されるように、最も振動が顕著になると思われる次冷却材ポンプ3の頂部(上端)では最小となる。そして、蒸気発生器2との接続位置、すなわち、一次冷却材ポンプ3の頂部における高さを水平方向の基準とすると、当該基準から一次冷却材ポンプ3の下端(底部)側へ向かうにつれて大きくなり、一次冷却材ポンプ3の底部で最大となる。
従って、振動変位69が最大となる一次冷却材ポンプ3の底部に設けられた冷却水導入孔28からパージ水としての一次冷却材18を導入する際には、振動変位69の影響を最小限に止めるように配慮すべきである。すなわち、水平方向の流路の振動変位69を可能な限り小さくすることが重要となる。
そこで、第2のパージ水注入システム50Bでは、水平方向の流路上に少なくとも二箇所の曲折部70を設けて振動変位69を吸収する構成とした。すなわち、水平方向の流路を水平部71aと水平部71bとが直結する直線(直管)状の構成とせずに、水平部71aと水平部71bとの間に水平部71aと水平部71bとを接続する鉛直方向の流路(以下、「鉛直部」と称する。)72aを設ける構成とした。
図3に示される第2のパージ水注入システム50Bの例では、例えば、水平部71aとして、一次冷却材ポンプ3の頂部における高さで化学体積制御系39から一次冷却材ポンプ3へ向かって水平方向に延在する配管を敷設し、この配管を複数回曲折させて一次冷却材ポンプ3の底部に設けられた冷却水導入孔28と接続する。化学体積制御系39から一次冷却材ポンプ3へ向かって水平方向に延在する配管は、例えば、建屋構造物(天井)74に固着されたサポート(支持体)75で支持される。
すなわち、第2のパージ水注入システム50Bでは、鉛直部72aの上端となる曲折部70を固定端として鉛直部72aの下端となる曲折部70が振動変位することになるため、化学体積制御系39から一次冷却材ポンプ3までの流路長の変化量を抑えることができる。
第2のパージ水注入システム50Bによれば、加圧水型原子炉1と一次冷却材ポンプ3とを一次冷却材18が循環する流路(一次冷却流路)である化学体積制御系39に導かれ、化学体積制御系39で冷却並びにイオンおよびクラッド等の不純物が除去された一次冷却材18を水源とするパージ水を確保することができる。すなわち、クラッド侵入防止機能を有する一次冷却材ポンプのパージ水注入システムとして第2のパージ水注入システム50Bを提供することができる。
第2のパージ水注入システム50Bでは、パージ水としての一次冷却材18がモータケーシング9に収容される補助インペラ13の前段にポンプ冷却材としての一次冷却材18とともに注入されるので、一次冷却材ポンプ3の内部に注入された一次冷却材18の一部をパージ水として一次冷却材ポンプ3の軸周りの間隙から流出させることで、ハウジング15内に高温の一次冷却材18とクラッドの侵入を防ぐことができる。
また、第2のパージ水注入システム50Bは、クラッド侵入防止機能、すなわち、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18を抽出し、抽出した一次冷却材18に混在するクラッドを除去する機能を有するため、クラッド侵入防止機能を有しない従来の一次冷却材ポンプでは、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18をモータ冷却材として使用することができなかったが、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18の一部をモータ冷却材としても使用することができる。
さらに、モータ11及びフライホイール16を冷却した後の一次冷却材18、すなわち、モータ11及びフライホイール16から吸熱して温度が上昇した一次冷却材18をパージ水としてポンプ軸周りの間隙から流出させることになるので、流出口近傍の温度変化幅を小さくし、熱疲労を緩和することができる。
さらにまた、第2のパージ水注入システム50Bでは、モータ冷却ライン26のうち、熱交換器27よりも下流、かつ、一次冷却材ポンプ3に注入される一次冷却材18の温度を計測する温度計30が設置された箇所よりも上流の位置で、化学体積制御系39から抽出したパージ水としての一次冷却材18が合流するように構成されるので、温度計30の指示値をパージ水の温度を制御する際に使用することができる。すなわち、第1のパージ水注入システム50Aで設置される温度計61が不要となる。
また、第2のパージ水注入システム50Bでは、水平方向の流路を水平部71aと水平部71bとが直結する直線(直管)状の構成とせずに、水平部71aと水平部71bとを接続する鉛直部72aを設けることで、水平部71aと水平部71bとを直結した場合よりも化学体積制御系39から一次冷却材ポンプ3までの流路長の変化量を小さく抑えることができる。
さらに、水平部71aを振動変位量が最小(ゼロ)となる一次冷却材ポンプ3の頂部における高さとすることで、一次冷却水ポンプ3の振動に起因して化学体積制御系39から一次冷却材ポンプ3までの流路に生じ得る応力を小さくして支持できる。
なお、上述した第2の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム50Bは、本発明の第2の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムの一例であり、上述した例に限定されるものではない。
例えば、図4は本発明の第2の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムの一例である第2の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム50Bの変形例の構成を、加圧水型原子炉(PWR)の一次冷却系とともに示した概略図であるが、図4に示されるように、再生熱交換器33へ一次冷却材18を供給する流路を、第1のパージ水注入システム50Aと同様に第1の経路51としても良く、必ずしも、吐出側配管25から分岐させて構成する必要はない。
また、上述した説明では、化学体積制御系39から一次冷却材ポンプ3までの流路を構成する配管を曲折させて構成された曲折部70を一例として説明したが、この曲折部70は、複数の配管をL字型に接続するL字型継手(ジョイント)によって構成することもできる。
[第3の実施形態]
図5は本発明の第3の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムの一例である第3のパージ水注入システム50Cの構成を加圧水型原子炉(PWR)の一次冷却系とともに示した概略図である。また、図6は第3のパージ水注入システム50Cのパージ水注入経路を説明する説明図である。
図5は本発明の第3の実施形態に係る一次冷却材ポンプのパージ水注入システムの一例である第3のパージ水注入システム50Cの構成を加圧水型原子炉(PWR)の一次冷却系とともに示した概略図である。また、図6は第3のパージ水注入システム50Cのパージ水注入経路を説明する説明図である。
第3のパージ水注入システム50Cは、第2のパージ水注入システム50Bに対して、ポンプモータ冷却系としてのモータ冷却ラインの一部が省略された構成となっており、ポンプモータ冷却系と一次冷却材ポンプパージ水ライン55とが共通の流路によって構成される点で相違するが、その他の点は実質的に相違しない。そこで、本実施形態では、第2のパージ水注入システム50Bに対して実質的に相違する点を中心に説明し、第2のパージ水注入システム50Bと実質的に同一となる構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示される第3のパージ水注入システム50Cは、図2に示される第2のパージ水注入システム50Bから、一次冷却材ポンプ3のハウジング15と一次冷却材ポンプ3(より詳細にはモータケーシング9)の底部に設けられた冷却水導入孔28とを接続してモータ冷却材としての一次冷却材18を循環させるモータ冷却ライン26のうち、一次冷却材ポンプ3と第3の流路66との接続点までの流路および当該流路に設置される構成機器である熱交換器27および流量計29を省略した構成となる。
すなわち、第3のパージ水注入システム50Cは、吐出側配管25から分岐して化学体積制御系39を通って吐出側配管25に戻る流路に加え、化学体積制御系39の充填ポンプ38と再生熱交換器33との間で分岐し、化学体積制御系39(より詳細には充填ポンプ38)と一次冷却材ポンプ3とを接続する第4の流路76をさらに有する。第3のパージ水注入システム50Cでは、第4の流路76がポンプモータ冷却系と一次冷却材ポンプパージ水ライン55の両方の役割を果たす。
第3のパージ水注入システム50Cでは、吐出側配管25から分岐した一次冷却材18が、化学体積制御系39の再生熱交換器33と非再生熱交換器34で冷却され、脱塩塔35とフィルタ36で不純物を除去され、体積制御タンク37を介して充填ポンプ38で昇圧される。その後、充填ポンプ38で昇圧された一次冷却材18の一部が、第4の流路76に導入され、モータ冷却材およびパージ水として一次冷却材ポンプ3内に注入される。このことは、第3のパージ水注入システム50Cは一次冷却材ポンプ3のパージ水注入システムであるだけでなく、一次冷却材ポンプ3のモータ冷却材供給システムであるともいえる。
このように、第3のパージ水注入システム50Cは、クラッド侵入防止機能、すなわち、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18を抽出し、抽出した一次冷却材18に混在するクラッドを除去する機能を有するため、クラッド侵入防止機能を有しない従来の一次冷却材ポンプでは、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18をモータ冷却材として使用することができなかったが、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18の一部をモータ冷却材として使用することができる。
第3のパージ水注入システム50Cによれば、第2のパージ水注入システム50Bにおけるポンプモータ冷却系としての機能を一次冷却材ポンプパージ水ライン55に持たせ、ポンプモータ冷却系と一次冷却材ポンプパージ水ライン55とを共通化させて構成されるので、第2のパージ水注入システム50Bに対して熱交換器27および流量計29を含む機器等の点数を削減しつつ、第2のパージ水注入システム50Bと同様の効果を奏することができる。
また、第3のパージ水注入システム50Cでは、第1のパージ水注入システム50Aや第2のパージ水注入システム50Bに対して、熱交換器27および流量計29等のポンプモータ冷却系の構成機器の点数が削減されるため、第1のパージ水注入システム50Aや第2のパージ水注入システム50Bよりもさらにコストダウンを図ることができる。
さらに、第3のパージ水注入システム50Cでは、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18の一部をモータ冷却材として使用することができるため、ポンプモータ冷却系としての機能を一次冷却材ポンプパージ水ライン55に持たせること、すなわち、ポンプモータ冷却系と一次冷却材ポンプパージ水ライン55とを共通化した一次冷却材ポンプのパージ水注入システムおよびモータ冷却材供給システムを構成することができる。
以上、本発明の実施形態に係る一次冷却材ポンプ3のパージ水注入システムによれば、加圧水型原子炉1と一次冷却材ポンプ3とを一次冷却材18が循環する流路(一次冷却流路)である化学体積制御系39に導かれ、化学体積制御系39で冷却並びにイオンおよびクラッド等の不純物が除去された一次冷却材18を水源とするパージ水を確保することができる。
また、本発明の実施形態に係る一次冷却材ポンプ3のパージ水注入システムでは、一次冷却材ポンプ3へ注入するパージ水を、加圧水型原子炉1と一次冷却材ポンプ3とを循環する一次冷却流路(より詳細には一次冷却材ポンプ3)から抽出し、化学体積制御系39で冷却並びにイオンおよびクラッド等の不純物が除去した後、当該一次冷却流路(より詳細には一次冷却材ポンプ3)へ戻す構成としているため、原子炉一次系の圧力上昇を生じさせることはない。
さらに、本発明の実施形態に係る一次冷却材ポンプ3のパージ水注入システムは、クラッド侵入防止機能を有するため、クラッド侵入防止機能を有しない従来の一次冷却材ポンプでは、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18をモータ冷却材として使用することができなかったが、ポンプケーシング5から吐出される一次冷却材18の一部をモータ冷却材として使用することもできる。すなわち、本発明の実施形態に係る一次冷却材ポンプ3のパージ水注入システムは、モータ冷却材供給システムとしても適用し得る。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階では、上述した実施例以外にも様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 加圧水型原子炉
2 蒸気発生器
3 一次冷却材ポンプ
5 ポンプケーシング
6 インペラ
7 ディフューザ
9 モータケーシング
11 モータ
12 シャフト(駆動軸)
13 補助インペラ
15 ハウジング
16 フライホイール
18 一次冷却材
19 吐出部
21 固定子(ステータ)
22 回転子(ロータ)
25 吐出側配管
26 モータ冷却ライン
27 熱交換器
28 冷却水導入孔
29 流量計
30 温度計
33 再生熱交換器
34 非再生熱交換器
35 脱塩塔
36 フィルタ
37 体積制御タンク
38 充填ポンプ
39 化学体積制御系
40 加圧水型原子炉発電プラント
41 ホウ酸・純水注入ライン
50A,50B,50C パージ水注入システム
51 第1の流路
52 第2の流路
55 一次冷却材ポンプパージ水ライン
57 流量計
58 流量調整弁
59 コントローラ
61 温度計
62 一次側系統
63 二次側系統
64 流量調整弁
65 コントローラ
66 第3の流路
67 コントローラ
69 振動変位
70 曲折部
71a,71b 水平部
72a,72b 鉛直部
74 建屋構造物(天井)
75 サポート
76 第4の流路
2 蒸気発生器
3 一次冷却材ポンプ
5 ポンプケーシング
6 インペラ
7 ディフューザ
9 モータケーシング
11 モータ
12 シャフト(駆動軸)
13 補助インペラ
15 ハウジング
16 フライホイール
18 一次冷却材
19 吐出部
21 固定子(ステータ)
22 回転子(ロータ)
25 吐出側配管
26 モータ冷却ライン
27 熱交換器
28 冷却水導入孔
29 流量計
30 温度計
33 再生熱交換器
34 非再生熱交換器
35 脱塩塔
36 フィルタ
37 体積制御タンク
38 充填ポンプ
39 化学体積制御系
40 加圧水型原子炉発電プラント
41 ホウ酸・純水注入ライン
50A,50B,50C パージ水注入システム
51 第1の流路
52 第2の流路
55 一次冷却材ポンプパージ水ライン
57 流量計
58 流量調整弁
59 コントローラ
61 温度計
62 一次側系統
63 二次側系統
64 流量調整弁
65 コントローラ
66 第3の流路
67 コントローラ
69 振動変位
70 曲折部
71a,71b 水平部
72a,72b 鉛直部
74 建屋構造物(天井)
75 サポート
76 第4の流路
Claims (14)
- 蒸気発生器底部と一体に設置されたシールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材を、再生熱交換器と非再生熱交換器で冷却し、脱塩塔とフィルタで不純物を除去し、体積制御タンクを介して充填ポンプで昇圧し、再生熱交換器で加熱して前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管に戻す化学体積制御系を具備する加圧水型原子炉発電プラントに適用され、
前記シールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材のうち前記シールレス型一次冷却材ポンプに注入するパージ水の流量分を、前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管と反対側に位置するポンプケーシングの当該シールレス型一次冷却材ポンプのディフューザの出口と対向する位置から抽出して前記再生熱交換器へ導く第1の流路と、前記パージ水の流量分の一次冷却材を、前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスして、前記ポンプケーシングより下側の前記シールレス型一次冷却材ポンプの駆動軸周りに注入する第2の流路とを備える一次冷却材ポンプパージ水ラインと、
前記第2の流路における前記一次冷却材の流量を計測する流量計の指示値に応じて前記パージ水となる前記第2の流路を流れる前記一次冷却材の流量を調整する流量調整弁の開度を制御するパージ水流量制御系と、を具備することを特徴とする一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。 - 前記第2の流路における前記一次冷却材の温度を計測する温度計の指示値に応じて前記非再生熱交換器の一次側系統を流れる前記一次冷却材と熱交換される前記非再生熱交換器の二次側系統を流れる二次側冷却材の流量を調整する流量調整弁の開度を制御して、前記第2の流路における前記一次冷却材の温度を所定範囲内に制御する温度制御系をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。
- 前記一次冷却材を注入する位置は、前記フライホイールの上部であることを特徴とする請求項1または2記載の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。
- 前記一次冷却材の一部をモータ冷却材として抽出し、モータ冷却用熱交換器を通して前記シールレス型一次冷却材ポンプのモータケーシング底部に設けられた補助インペラの吸込口から前記シールレス型一次冷却材ポンプ内に戻すポンプモータ冷却系を具備し、
前記第2の流路は、前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスし、前記モータ冷却用熱交換器の出口側に設置される温度計よりも上流側に設けられた前記ポンプモータ冷却系との接続点で接続される流路と、前記ポンプモータ冷却系のうち前記接続点よりも下流に位置する流路とで構成されることを特徴とする請求項1または2記載の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。 - 前記第2の流路は、前記充填ポンプと前記吸込口とを接続する流路であり、前記充填ポンプから前記補助インペラの前記吸込口までの流路は、
前記シールレス型一次冷却材ポンプの頂部の高さで、前記充填ポンプから前記シールレス型一次冷却材ポンプへ向かって、当該シールレス型一次冷却材ポンプから所定距離だけ手前の位置まで水平方向に延びる水平部と、
前記水平部と前記補助インペラの前記吸込口とを接続する流路の一部であり、当該流路前記シールレス型一次冷却材ポンプ側の端部を一端とし、他端を前記一端から鉛直下方向に当該シールレス型一次冷却材ポンプのモータの底部の高さよりも下方の位置まで延びる鉛直部と、を有し、
前記水平部を、建屋構造物に固定された支持部材で支持する構成としたことを特徴とする請求項4記載のパージ水注入システム。 - 前記シールレス型一次冷却材ポンプのモータを冷却するモータ冷却材を、前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスして前記シールレス型一次冷却材ポンプのモータケーシング底部に設けられた補助インペラの吸込口から前記シールレス型一次冷却材ポンプ内に戻すポンプモータ冷却系をさらに具備することを特徴とする請求項1または2記載の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。
- 前記ポンプモータ冷却系を構成する流路は、前記第2の流路と共通に構成されることを特徴とする請求項6記載の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。
- 蒸気発生器底部と一体に設置されたシールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材を、再生熱交換器と非再生熱交換器で冷却し、脱塩塔とフィルタで不純物を除去し、体積制御タンクを介して充填ポンプで昇圧し、再生熱交換器で加熱して前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管に戻す化学体積制御系を具備する加圧水型原子炉発電プラントに適用され、
前記シールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材のうち前記シールレス型一次冷却材ポンプに注入するパージ水の流量分を前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスして、前記シールレス型一次冷却材ポンプのモータケーシング底部に設けられた補助インペラの吸込口から前記シールレス型一次冷却材ポンプ内に戻して当該シールレス型一次冷却材ポンプの駆動軸周りに注入する一次冷却材ポンプパージ水ラインと、
前記一次冷却材ポンプパージ水ラインにおける前記一次冷却材の流量を計測する流量計の指示値に応じて前記パージ水となる前記一次冷却材ポンプパージ水ラインを流れる前記一次冷却材の流量を調整する流量調整弁の開度を制御するパージ水流量制御系および前記一次冷却材ポンプパージ水ラインにおける前記一次冷却材の温度を計測する温度計の指示値に応じて前記非再生熱交換器の一次側系統を流れる前記一次冷却材と熱交換される前記非再生熱交換器の二次側系統を流れる二次側冷却材の流量を調整する流量調整弁の開度を制御して、前記一次冷却材ポンプパージ水ラインにおける前記一次冷却材の温度を所定範囲内に制御する温度制御系の少なくとも一方を具備することを特徴とする一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。 - 前記一次冷却材の一部をモータ冷却材として抽出し、モータ冷却用熱交換器を通して前記補助インペラの吸込口から前記シールレス型一次冷却材ポンプ内に戻すポンプモータ冷却系を具備し、
前記一次冷却材ポンプパージ水ラインは、前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスし、前記モータ冷却用熱交換器の出口側に設置される温度計よりも上流側に設けられた前記ポンプモータ冷却系との接続点で接続される流路と、前記ポンプモータ冷却系のうち前記接続点よりも下流に位置する流路とで構成されることを特徴とする請求項8記載の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。 - 前記一次冷却材ポンプパージ水ラインは、前記充填ポンプと前記吸込口とを接続する流路であり、前記充填ポンプから前記補助インペラの前記吸込口までの流路は、
前記シールレス型一次冷却材ポンプの頂部の高さで、前記充填ポンプから前記シールレス型一次冷却材ポンプへ向かって、当該シールレス型一次冷却材ポンプから所定距離だけ手前の位置まで水平方向に延びる水平部と、
前記水平部と前記補助インペラの前記吸込口とを接続する流路の一部であり、当該流路前記シールレス型一次冷却材ポンプ側の端部を一端とし、他端を前記一端から鉛直下方向に当該シールレス型一次冷却材ポンプのモータの底部の高さよりも下方の位置まで延びる鉛直部と、を有し、
前記水平部を、建屋構造物に固定された支持部材で支持する構成としたことを特徴とする請求項9記載の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。 - 前記シールレス型一次冷却材ポンプのモータを冷却するモータ冷却材を、前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスして前記補助インペラの吸込口から前記シールレス型一次冷却材ポンプ内に戻すポンプモータ冷却系をさらに具備することを特徴とする請求項8記載の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。
- 前記ポンプモータ冷却系を構成する流路は、前記一次冷却材ポンプパージ水ラインと共通に構成されることを特徴とする請求項11記載の一次冷却材ポンプのパージ水注入システム。
- 蒸気発生器底部と一体に設置されたシールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材を、再生熱交換器と非再生熱交換器で冷却し、脱塩塔とフィルタで不純物を除去し、体積制御タンクを介して充填ポンプで昇圧し、再生熱交換器で加熱して前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管に戻す化学体積制御系を具備する加圧水型原子炉発電プラントに適用され、
前記シールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材のうち、前記シールレス型一次冷却材ポンプに前記シールレス型一次冷却材ポンプのモータを冷却するモータ冷却材として注入する分量を、前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管と反対側に位置するポンプケーシングの当該シールレス型一次冷却材ポンプのディフューザの出口と対向する位置から抽出して前記再生熱交換器へ導く第1の流路と、前記シールレス型一次冷却材ポンプに注入する分量の一次冷却材を前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスして前記シールレス型一次冷却材ポンプのモータケーシング底部に設けられた補助インペラの吸込口から前記シールレス型一次冷却材ポンプ内に戻して前記ポンプケーシングより下側の前記シールレス型一次冷却材ポンプの駆動軸周りに注入する第2の流路とを備えるポンプモータ冷却系と、
前記第2の流路における前記一次冷却材の流量を計測する流量計の指示値に応じて前記モータ冷却材となる前記第2の流路を流れる前記一次冷却材の流量を調整する流量調整弁の開度を制御するポンプモータ冷却材流量制御系と、を具備することを特徴とする一次冷却材ポンプのモータ冷却材供給システム。 - 前記シールレス型一次冷却材ポンプから抽出した一次冷却材のうち前記シールレス型一次冷却材ポンプに注入するパージ水の流量分を、前記シールレス型一次冷却材ポンプの吐出側配管と反対側に位置するポンプケーシングの当該シールレス型一次冷却材ポンプのディフューザの出口と対向する位置から抽出して前記再生熱交換器へ導くとともに前記充填ポンプと前記再生熱交換器とを接続する経路から分岐し前記再生熱交換器をバイパスして、前記ポンプケーシングより下側の前記シールレス型一次冷却材ポンプの駆動軸周りに注入する一次冷却材ポンプパージ水ラインを、さらに具備し、
前記一次冷却材ポンプパージ水ラインを構成する流路は、前記ポンプモータ冷却系を構成する流路と共通に構成されることを特徴とする請求項13記載の一次冷却材ポンプのモータ冷却材供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012148841A JP2014010120A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | 一次冷却材ポンプのパージ水注入システムおよびモータ冷却材供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012148841A JP2014010120A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | 一次冷却材ポンプのパージ水注入システムおよびモータ冷却材供給システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014010120A true JP2014010120A (ja) | 2014-01-20 |
Family
ID=50106930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012148841A Pending JP2014010120A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | 一次冷却材ポンプのパージ水注入システムおよびモータ冷却材供給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014010120A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101768856B1 (ko) | 2016-06-16 | 2017-08-17 | 한국수력원자력 주식회사 | 원전 원자로 냉각재 펌프 밀봉 대체 냉각 시스템 |
KR101915706B1 (ko) | 2017-08-30 | 2019-01-07 | 한국수력원자력 주식회사 | 밀봉수 공급 시스템 및 이를 포함하는 원자력 발전소 |
CN109192335A (zh) * | 2018-08-02 | 2019-01-11 | 中广核研究院有限公司 | 一种容控箱、容控系统及化学与容积控制系统 |
CN109254129A (zh) * | 2018-10-09 | 2019-01-22 | 常州达亨自动化设备有限公司 | 一种辅助toc防干扰的吹气装置 |
CN110752045A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-02-04 | 西安交通大学 | 一种核电站容控箱吹扫系统及方法 |
-
2012
- 2012-07-02 JP JP2012148841A patent/JP2014010120A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101768856B1 (ko) | 2016-06-16 | 2017-08-17 | 한국수력원자력 주식회사 | 원전 원자로 냉각재 펌프 밀봉 대체 냉각 시스템 |
KR101915706B1 (ko) | 2017-08-30 | 2019-01-07 | 한국수력원자력 주식회사 | 밀봉수 공급 시스템 및 이를 포함하는 원자력 발전소 |
CN109192335A (zh) * | 2018-08-02 | 2019-01-11 | 中广核研究院有限公司 | 一种容控箱、容控系统及化学与容积控制系统 |
CN109254129A (zh) * | 2018-10-09 | 2019-01-22 | 常州达亨自动化设备有限公司 | 一种辅助toc防干扰的吹气装置 |
CN110752045A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-02-04 | 西安交通大学 | 一种核电站容控箱吹扫系统及方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014010120A (ja) | 一次冷却材ポンプのパージ水注入システムおよびモータ冷却材供給システム | |
JP5608832B2 (ja) | 原子炉の制御方法及び装置 | |
JPH0240094A (ja) | ポンプ | |
CN101584007B (zh) | 核反应堆对准板结构 | |
US9786396B2 (en) | Decay heat conversion to electricity and related methods | |
JP2006230145A (ja) | サブマージドタービン発電機 | |
JP2012509459A (ja) | コンパクトさおよび対流が改善されてなる一体型のsfr原子炉 | |
CN106062883A (zh) | 具有铅冷快速反应堆的反应堆系统 | |
KR102268093B1 (ko) | 소형 또는 중형 크기의 모듈라 원자로의 일차 회로를 위한 모터 구동식 원심 펌프 | |
CA3074015A1 (en) | Power conversion system for nuclear power generators and related methods | |
CN105627276A (zh) | 一种熔盐储热的单罐内置换热谷电蒸汽锅炉及换热方法 | |
US20140140467A1 (en) | Pressurized water reactor with internal reactor coolant pump system | |
JP7334480B2 (ja) | 高温ガス炉システム | |
KR101461678B1 (ko) | 페블 베드 원자로를 구비한 원자력 발전소 | |
KR101364621B1 (ko) | 외부순환유로를 이용한 일체형 원자로의 원자로냉각재펌프 | |
US20130301787A1 (en) | Pressurized water reactor with reactor collant pumps comprising turbo pumps driven by external pumps | |
JP2014185989A (ja) | コアキャッチャ | |
KR102201840B1 (ko) | 원자로냉각재계통 및 이를 구비하는 원전 | |
CN209444726U (zh) | 下导轴承降温装置及发电系统 | |
JP5973483B2 (ja) | 閉鎖循環冷媒の冷却装置 | |
KR102247986B1 (ko) | 소형 또는 중형 크기의 모듈라 원자로의 일차 회로를 위한 모터 구동식 원심 펌프 | |
KR102238185B1 (ko) | 원자력 발전소의 피동 붕괴열 제거계통 | |
JP7168519B2 (ja) | 原子炉冷却装置および原子力プラント | |
JP3596848B2 (ja) | 高速炉の崩壊熱除去装置 | |
JP6100649B2 (ja) | 原子炉のコアキャッチャ |