JP2014009016A - 容器の防護対策 - Google Patents

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Koji Ishii
宏治 石井
Hironobu Yoshida
大伸 吉田
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Abstract

【課題】 地震や津波、波浪や風雨、洪水などの災害時に、地面に確りと固定されていない地上据え置きの小容量の容器が、風雨や波の力、浮力によって、浮き上がったり流されたり、転倒や移動するのを防止する。
【解決手段】 地上据え置きの小容量の容器1が、地震や津波、洪水などによって移動したり流されたりすることがないように、容器1の外周部又は内周部の底部近傍に重り2をリング状に設置するか、或いは容器1の外周部の底部近傍に重り2を係留状に固定形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、高圧ガスや液化ガス、燃料などの液体を貯蔵する地上据え置きの小容量の容器について、地震、津波や洪水時に、浮上りや流され、転倒や移動を防止する容器の防護対策に関するものである。
一般的な平底円筒形の小容量の容器や、一般的な円筒形縦置きや横置きの小容量の容器は、地上に据付け又は載置されている。
図5及び図6に一般的な地上据え置きの小容量の容器1について、地震や津波・洪水8によって地面7から浮上り流されるという災害事例を示す。
小容量の容器を固定した構造に関する従来の特開2010−175069号公報「LPガス容器等の隔壁パネル」がある。この発明には、LPガス設置箇所の地面に載置土台を設け、その周囲に隔壁パネルを設けた構成が開示されている。
また、LPガス等の容器を設置する従来の実公昭62−3600号公報「ガス容器載置台」の考案には、ガス容器のスカート部が載る本体の表面に中心から放射状に多数の水切り溝を形成したガス容器載置台が開示されている。
特開2010−175069号公報 実公昭62−3600号公報
図5及び図6に示すように、従来一般的な地上据え置きの小容量の容器1は、津波・洪水8などの災害によって、地面7から容器1が浮いたり流されたりするなどの被害を生ずる心配があった。
また、地震による容器1の転倒や移動、或いは座屈などの損傷事例も報告されている。
特許文献1(特開2010−175069号公報)「LPガス容器等の隔壁パネル」は、隔壁としての効果はあるが、地震や津波などの際に容器の浮き上がりや流され、転倒や移動などの災害に対応したものではなかった。
また、特許文献2(実公昭62−3600号公報)「ガス容器載置台」は、ガス容器の腐食防止と安定載置が確保されるが、地震や津波などの際に容器の浮き上がりや流され、転倒や移動などを防止するものではない。
この発明は上述のような従来技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、地震や津波、波浪や風雨、洪水などの災害時に、地面に確りと固定されていない地上据え置きの小容量のタンクや容器が、風雨や波の力、浮力によって、浮き上がったり流されたり、転倒や移動するのを防止する。
請求項1の発明に係る容器の防護構造は、地上据え置きの小容量の容器を、地震や津波、洪水などによって移動したり流されたりすることがないように、底部近傍に重りを設置して安定固定したことを特徴とする。
請求項2の発明に係る容器の防護構造は、上記請求項1記載の小容量の容器は平底円筒形の容器であって、上記重りは容器の外周部又は内周部にリング状に設置したことを特徴とする。
請求項3の発明に係る容器の防護構造は、上記請求項1記載の小容量の容器は縦置きの容器又は横置きの容器であって、この容器の上部に設けた固定リングと、この固定リングから垂下する複数本のワイヤと、この各ワイヤの先端を固着する複数の重りとで係留状態に固定したことを特徴とする。
請求項4の発明に係る容器の防護構造は、上記請求項2記載の小容量の容器は複数の縦置きの容器であって、これらの容器の上部を磁気ベルトで結束するとともに下部を磁気ベルトで結束し、両磁気ベルト間に複数本の吊りワイヤを設けるとともに複数の重りにて固定したことを特徴とする。
請求項1の発明に係る容器の防護構造は、地上据え置きの小容量の容器を、地震や津波、洪水などによって移動したり流されたりすることがないように、底部近傍に重りを設置して安定固定したので、重りによって容器が浮上したり流されたりすることがなく、容器は重心が低く安定化し、傾いたり転倒することがないため、地震や津波対策の他、波浪や風雨、洪水対策にも有効で、海岸、埋め立て地、低地、河川、湖沼など、地盤が良くない設置場所であっても被害を受けることがない。
請求項2の発明に係る容器の防護構造は、上記請求項1記載の小容量の容器は平底円筒形の容器であって、上記重りは容器の外周部又は内周部にリング状に設置したので、リングとアンカーで確りと係留され移動しないため、地震や津波、洪水などによって容器が浮上ったり流されたりすることがなく、側板が変形や座屈など損傷を生じることもない。
請求項3の発明に係る容器の防護構造は、上記請求項1記載の小容量の容器は縦置きの容器又は横置きの容器であって、この容器の上部に設けた固定リングと、この固定リングから垂下する複数本のワイヤと、この各ワイヤの先端を固着する複数の重りとで係留状態に固定したので、リングとアンカーで確りと係留され、移動しないため、地震や津波、洪水などによって容器が浮上ったり流されたりすることがない。
請求項4の発明に係る容器の防護構造は、上記請求項2記載の小容量の容器は複数の縦置きの容器であって、これらの容器の上部を磁気ベルトで結束するとともに下部を磁気ベルトで結束し、両磁気ベルト間に複数本の吊りワイヤを設けるとともに複数の重りにて固定したので、磁石や磁性体よりなる磁気ベルトによって固定され安定するため、地震でバラバラになることなく転倒や移動することがなく、地震や津波、洪水などによって容器が浮上ったり流されたりすることもない。
本発明に係る容器の防護構造の第1の実施形態例を示す全体側面説明図である。 第2の実施形態例を示す説明図である。 第3の実施形態例を示す説明図である。 第4の実施形態例を示す説明図である。 従来例1を示す説明図である。 従来例2を示す説明図である。
本発明に係る容器の防護構造の実施形態例について図1から図4を参照しながら説明する。本発明は下記の実施形態にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記の実施形態に変更(例えば構成要素の省略または付加、構成要素の形状の変更等)を加えることが出来るのはもちろんである。なお、図は概略を示すもので、一部のみを描き詳細構造は省略した。
地上据え置きの小容量の容器1の底部近傍に、重り2を設置して安定化を図る。
この重り2によって容器1は重心が低く安定化し、地震によって傾いたり転倒することがない。また、津波や洪水によって容器1が浮上したり流されたりすることがない。このように、地震や津波対策の他、波浪や風雨、洪水対策にも有効で、海岸、埋め立て地、低地、河川、湖沼など、地盤が良くない設置場所であっても、容器1に被害を受けることがない。
図1は小容量の容器1の防護構造の第1の実施形態例を示す。
1aは、液化ガスタンクや灯油タンク、油脂タンクなど地面7の上に据え置かれた平底円筒形タンクの小容量の容器の事例である。 なお、この平底円筒形タンクの小容量の容器1aは、液受入・払出しの配管ノズルなどをタンクの上部に設けている。
この容器1aの浮き上がり、流されるのを防止するために、容器1の外周側面の地面7上にリング状の重り2a-1を設置する。
この重り2a-1の上面から容器1aの側壁面の間に、ワイヤ3を設けて係留状態に固定する。
また、容器1a内部周囲の底板上にもリング状の重り2a-2を設置した事例を示している。
このように、平底円筒形の容器1aの外部に重り2a-1を設けた場合は、津波や洪水に対して、波の衝撃力や浮遊物の衝突から保護しかつ重量を増加させて安定化する。
また、容器1a内部に重り2a-2を設けた場合には、外部からの押圧力を保護しかつ重量も増加させて安定化させる。
図2は、容器1の防護構造の第2の実施形態例を示す。
1bは、高圧ガスボンベやLPガスボンベなど地上据え置きの小容量の縦置容器の事例である。
この容器1bの浮き上がり、流され、転倒を防止するために、容器1bの外周側面の地面7上に、複数個の重り2bを隔離させて設置する。
この重り2bの上面から容器1bの上部首周り固定リング4の間に、ワイヤ3を設けて係留状態に固定する。5はワイヤの広がりを規制する補助ベルトである。重り2bは、球状や釣鐘状、ブロック状など、重量と安定性、取扱いに配慮して適用する。
重り2bにより重量が増加し容器1cが安定し、地震で転倒や移動をすることなく、津波や洪水に対して浮上りや流されや移動を防止する。
図3は、容器1の防護構造の第3の実施形態例を示す。
1cは、灯油タンクや重油タンクなど、地上据え置きの小容量の横置容器の事例である。
この容器1cの浮き上がりや流され、移動を防止するために、容器1cの側面の地面7上に複数個の重り2cを設置する。
この重り2cの上面から容器1cの上部首周り固定リング4の間に、ワイヤ3を設けて係留状態に固定する。5はワイヤの広がりを規制する補助ベルトである。重り2cの形状と個数は、球状やブロック状など、重量と安定性、取扱いを考慮して選定する。
重り2cにより重量が増加し容器1cが安定し、地震で移動することなく、津波や洪水に対して浮上りや流されることがない。
図4は、容器1の防護構造の第4の実施形態例を示す。
1dは、複数の地上据え置きの小容量の縦置容器の事例である。
複数の縦置容器1dを首巻き磁気ベルト6a、足巻き磁気ベルト6bで束ねて、複数のワイヤ3と重り2dを用いて係留状態に固定する。
首巻き磁気ベルト6a及び足巻き磁気ベルト6bは、鋼鉄製の容器に磁力で密着させ、バックルなどによって確りと締付けて固定する。
首巻き磁気ベルト6a及び足巻き磁気ベルト6b、重り2dによって複数の縦置容器1dが一体化して安定するため、地震でバラバラになって転倒することがなく、津波や洪水に対しても浮上りや流される心配がない。
上記の容器の防護対策は、地上据え置きの小容量の容器に採用するばかりでなく、地震時のタンクの耐震性能の向上、殊に外部からの津波や洪水災害への防護対策などが望まれる貯蔵庫や小規模の構築物などにも適用することができる。
1容器
2重り
3ワイヤ
4固定リング
5補助ベルト
6磁気ベルト
7地面
8津波・洪水

Claims (4)

  1. 地上据え置きの小容量の容器を、地震や津波、洪水などによって移動したり流されたりすることがないように、底部近傍に重りを設置して安定固定したことを特徴とする容器の防護構造。
  2. 上記小容量の容器は平底円筒形の容器であって、上記重りは容器の外周部又は内周部にリング状に設置したことを特徴とする請求項1記載の容器の防護構造。
  3. 上記小容量の容器は縦置きの容器又は横置きの容器であって、この容器の上部に設けた固定リングと、この固定リングから垂下する複数本のワイヤと、この各ワイヤの先端を固着する複数の重りとで係留状態に固定したことを特徴とする請求項1記載の容器の防護構造。
  4. 上記小容量の容器は複数の縦置きの容器であって、これらの容器の上部を磁気ベルトで結束するとともに下部を磁気ベルトで結束し、両磁気ベルト間に複数本の吊りワイヤを設けるとともに複数の重りにて固定したことを特徴とする請求項1記載の容器の防護構造。

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