JP2014008070A - ストレス状態推定装置、ストレス状態推定方法 - Google Patents

ストレス状態推定装置、ストレス状態推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運転者のストレス状態を推定する際の推定精度を向上させる。
【解決手段】運転者の呼吸情報を検出し(ステップS101)、自車両に特定運転事象が生じることを検知したときに(ステップS102の判定が“Yes”)、呼吸情報に応じて運転者の呼吸休止時間Tsを検出し(ステップS110)、呼吸休止時間Tsに応じて特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定する。すなわち、呼吸休止時間Tsが0であるときには(ステップS112の判定が“No”)、運転特定事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に小さいと推定する(ステップS115)。一方、呼吸休止時間Tsが閾値Tt以上であるときには(ステップS113の判定が“Yes”)、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に大きいと推定する(ステップS114)。
【選択図】図8

Description

本発明は、ストレス状態推定装置、及びストレス状態推定方法に関するものである。
特許文献1に記載された従来技術では、シートベルトに圧電センサを設け、運転者の心拍数や呼吸情報を取得し、運転者の呼吸数が増加しているときに、緊張度(ストレス状態)が高まっていると推定している。
特開2005−95408号公報
しかしながら、例えば車両を発進させるときや、走行中に合流や車線変更を行うようなシーンでは、運転者の緊張度が一時的に高まり、無意識のうちに息を止めていることがある。したがって、呼吸数が少ないからといって、必ずしも運転者のストレス状態が低いわけではないので、上記特許文献1に記載された従来技術では、運転者のストレス状態を正確に推定できない場合がある。
本発明の課題は、運転者のストレス状態を推定する際の推定精度を向上させることである。
本発明の一態様に係るストレス状態推定装置は、運転者の呼吸情報を検出し、自車両に予め定めた特定運転事象が生じることを事前に検知する。そして、自車両に特定運転事象が生じることを検知したときに、呼吸情報に応じて運転者の呼吸休止時間を検出し、検出した呼吸休止時間に応じて特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定する。
本発明によれば、自車両に特定運転事象が生じることを事前に検知したときに、運転者の呼吸休止時間に応じて運転者のストレス状態を推定するので、推定精度を向上させることができる。すなわち、例えば車両を発進させるときや、走行中に合流や車線変更を行うとき等、運転者の緊張度が一時的に高まり、無意識のうちに息を止めるようなシーンで、運転者のストレス状態を精度よく推定することができる。
ストレス状態推定装置の概略構成図である。 体動センサの設置例を示す図である。 体動センサ11から出力される呼吸信号αの一例を示すグラフである。 ストレス状態推定処理を示すブロック図である。 呼吸休止時間Tsの検出について説明した図である。 呼吸休止時間Tsに応じたストレス状態を示す図である。 呼吸休止時間Tsの統計を示す図である。 ストレス状態推定処理を示すフローチャートである。 複雑な交差点で発進する際の呼吸信号を示すタイムチャートである。 私有地で発進する際の呼吸信号を示すタイムチャートである。 第2実施形態のストレス状態推定処理を示すブロック図である。 平均呼吸数Xaに応じたストレス状態を示す図である。 第2実施形態のストレス状態推定処理を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるストレス状態推定装置の概略構成図である。 第3実施形態のストレス状態推定処理を示すブロック図である。 第3実施形態のストレス状態推定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
《構成》
本実施形態は、運転者のストレス状態を推定するものである。
図1は、ストレス状態推定装置の概略構成図である。
ストレス状態推定装置は、自動車に搭載されており、体動センサ11と、ブレーキスイッチ12と、車速センサ13と、操舵角センサ14と、ウィンカスイッチ15と、ナビゲーションシステム16と、コントローラ17と、を備えている。
体動センサ11は、運転者の呼吸運動に伴って反復する体動を運転者の呼吸情報として検出する。この圧力センサ11は、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF:PolyVinylidene DiFluoride)などの圧電素子からなり、例えばシートベルトのバックルを支持するステーと、このステーを支持するシートフレームとの間に設けられている。そして、運転者の呼吸運動に応じてシートベルトが緊張/弛緩するときに、シートフレームに対するステーの変位を電圧信号に変換してコントローラ17に入力する。コントローラ17は、入力された電圧信号から呼吸情報を判断する。
図2は、体動センサの設置例を示す図である。
図中の(a)は運転者のシートベルトの着用状況を示しており、(b)は矢視Aを示している。
シートフレーム31は、フロア面に固定してあり、シート32は、シートフレーム31上に固定してある。略平板状のステー33の下部は、連結軸34を介してシートフレーム31の側面に対して回動可能な状態で連結してあり、バックル35は、ステー33の上部に固定してある。三点式のシートベルト(ウェビング)36は、先端部のタング37をバックル35に結合することにより、ショルダーストラップ部にて着用者の胸部を肩から腰にかけて斜めに拘束すると共に、ラップストラップ部にて着用者の腰部を横切るように拘束する。
連結軸34において、シートフレーム31とステー33との間には、図示しないワッシャ及びスプリングワッシャを介在させてあり、これによりシートフレーム31とステー33との間に微小な隙間dを形成している。この微小な隙間dに体動センサ11を介在させてあり、具体的には、連結軸34から離れた位置でステー33に取付けている。
上記の構成により、運転者の呼吸運動に応じてシートベルト36が緊張/弛緩するときに、タング37を介してバックル35に車幅方向の荷重が作用する。ステー33は、連結軸34によって片側だけを支持した片持ち状態にあるため、バックル35に作用する荷重は、ステー33に対する曲げ荷重となる。したがって、ステー33には、曲げモーメントによる撓みが発生することで、ステー33のバックル35に近い側でシートフレーム31との隙間dが変化する。すなわち、運転者の吸息運動に応じてシートベルト36が緊張するときには、ステー33のバックル35に近い側がシートフレーム31に接近し、隙間dが小さくなる。一方、運転者の呼息運動に応じてシートベルト36が弛緩するときには、ステー33のバックル35に近い側がシートフレーム31から離間し、隙間dが大きくなる。
体動センサ11は、運転者の呼吸運動に応じて変動するステー33の撓みを電圧信号に変換し、これを呼吸信号αとして出力する。なお、ステー33には、連結軸34を支持点、タング37を力点、体動センサ11を作用点とする梃子の原理が発現するので、体動センサ11に作用する圧力変化を高感度に検出することができる。
図3は、体動センサ11から出力される呼吸信号αの一例を示すグラフである。
このように、呼吸信号αは予め定めた信号処理を介して基準値(α=0)を中心に振動する波形として出力され、運転者の吸息運動及び呼息運動の夫々の大きさや長さに応じて波形が変化する。
本実施形態では、シートフレーム31とステー33との間に体動センサ11を設けて、運転者の呼吸信号を間接的に検出しているが、これに限定されるものではなく、ウェアラブルに検出することも含めて、任意の方法で運転者の呼吸信号を検出すればよい。
上記が体動センサ11による呼吸情報の検出についての説明である。
図1のストレス状態推定装置の説明に戻る。
ブレーキスイッチ12は、ブレーキのON/OFFを検出する。このブレーキスイッチ12は、例えば常閉型接点の検出回路を介して、ブレーキのON/OFFに応じた電圧信号をコントローラ17に入力する。コントローラ17は、入力された電圧信号からブレーキのON/OFFを判断する。
車速センサ13は、車体速度(以下、車速と称す)Vを検出する。この車速センサ13は、例えばトランスミッションにおける出力側のドリブンギヤに設けられ、センサロータの磁力線を検出回路によって検出しており、センサロータの回転に伴う磁界の変化をパルス信号に変換してコントローラ17に入力する。コントローラ17は、入力されたパルス信号から車速Vを判断する。
操舵角センサ14は、ステアリングシャフトの操舵角θを検出する。この操舵角センサ14は、例えばステアリングシャフトと同期して回転する検出ギヤに内蔵された磁石の回転を、二つのMR(ferro-Magneto Resistance)素子で検出し、ステアリングシャフトの回転に伴う磁界方向のベクトル変化を電気信号に変換してコントローラ17に入力する。コントローラ17は、入力された電気信号からステアリングシャフトの操舵角θを判断する。なお、操舵角センサ14は、右旋回を正の値として検出し、左旋回を負の値として検出する。
ウィンカスイッチ15は、方向指示器(ウィンカ)の作動状態を検出する。このウィンカスイッチ15は、例えば常開接点の検出回路を介して左方向スイッチのON/OFF、及び右方向スイッチのON/OFFに応じた電圧信号をコントローラ17に入力する。コントローラ17は、入力された電圧信号からウィンカスイッチ15の作動状態、つまり左方向スイッチのON/OFF、及び右方向スイッチのON/OFFを判断する。
ナビゲーションシステム16は、自車両の現在位置と、その現在位置における道路地図情報を認識する。このナビゲーションシステム16は、GPS受信機を有し、三つ以上のGPS衛星から到着する電波の時間差に基づいて自車両の位置(緯度、経度、高度)と進行方向とを認識する。そして、DVD‐ROMドライブやハードディスクドライブに記憶された道路種別、道路線形、車線幅員、車両の通行方向等を含めた道路地図情報を参照し、自車両の現在位置における道路地図情報を認識しコントローラ17に入力する。なお、安全運転支援システム(DSSS:Driving Safety Support Systems)として、双方向無線通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication)を利用し、各種データをインフラストラクチャから受信してもよい。
なお、コントローラ17は、センサ類から各検出信号を直接入力しているが、これに限定されるものではない。コントローラ17を他のコントロールユニットと接続し、例えばCSMA/CA方式の多重通信(CAN:Controller Area Network)を介して各種データを受信してもよい。
コントローラ17は、例えばマイクロコンピュータからなり、所定時間(例えば10msec)毎にストレス状態推定処理を実行する。
図4は、ストレス状態推定処理を示すブロック図である。
コントローラ17で実行するストレス状態推定処理は、呼吸情報検出部21と、事前検知部22と、呼吸休止時間検出部23と、ストレス状態推定部24と、を備える。
呼吸情報検出部21では、運転者の呼吸情報を検出する。具体的には、体動センサ11で検出した呼吸信号を記録する。呼吸情報検出部21では、呼吸信号を時刻情報と共に不揮発性メモリに蓄積して管理する。
事前検知部22では、自車両に予め定めた特定運転事象(イベント)が生じることを事前に検知する。この特定運転事象とは、自車両を発進させることや、走行中に合流や車線変更を行うことである。
ここで、特定運転事象の具体的な検知処理について説明する。
先ず、自車速V及びブレーキ作動状態に応じて自車両が停車状態にあることを検知し、且つナビゲーションシステム16で取得した自車両の現在位置情報に応じて、自車両が駐停車領域以外に位置することを検知したときに、自車両に発進動作が生じることを検知する。
また、ナビゲーションシステム16で取得した自車両の現在位置情報に応じて、自車進路上に走行車線の合流があることを検知したときに、自車両に合流動作が生じることを検知する。
また、ナビゲーションシステム16で取得した自車両の現在位置情報に応じて自車進路に複数の走行車線があることを検知し、且つウィンカスイッチ15で方向指示器が作動状態にあること検知したときに、自車両に車線変更動作が生じることを検知する。
呼吸休止時間検出部23では、事前検知部22で自車両に特定運転事象が生じることを検知したときに、呼吸情報検出部21で検出した呼吸情報に応じて運転者の呼吸休止時間Tsを検出する。
ここで、呼吸休止時間Tsの具体的な検出処理について説明する。
図5は、呼吸休止時間Tsの検出について説明した図である。
呼吸休止時間Tsとは、呼吸信号αの絶対値が予め定めた閾値α1より小さい状態が継続している時間である。したがって、呼吸信号αの絶対値が閾値α1より小さくなってから、予め定めた時間(例えば呼吸半周期)Twだけ経過したときに、運転者の呼吸運動が休止していると判断し、その時点から呼吸信号αの絶対値が閾値α1を超えるまでの経過時間を呼吸休止時間Tsとして検出する。なお、閾値α1に対するマージンとして、閾値α1よりも僅かに大きな閾値α2を設定し、呼吸信号αの絶対値が閾値α2よりも大きくなるまでの経過時間を呼吸休止時間Tsとして検出することが望ましい。
ストレス状態推定部24では、呼吸休止時間検出部23で検出した呼吸休止時間Tsに応じて特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定する。
ここで、ストレス状態の具体的な推定処理について説明する。
図6は、呼吸休止時間Tsに応じたストレス状態を示す図である。
先ず、呼吸休止時間Tsが略0であるときには、運転特定事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に小さいと推定する。そして、呼吸休止時間Tsに対する閾値Tt(例えば5秒)を予め設定し、呼吸休止時間Tsが0よりも長く、且つ閾値Ttより短いときには、ストレス状態の推定をしない。また、呼吸休止時間Tsが閾値Tt以上であるときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に大きいと推定する。
閾値Ttは、過去の呼吸休止時間Tsの統計的な分布に基づいて定めてもよい。
図7は、呼吸休止時間Tsの統計を示す図である。
ここで、同一の特定運転事象ごとに、呼吸休止時間Tsを記録しておき、その平均値や中央値などの代表値を閾値Ttとして設定したり、標準偏差σを算出してσ1やσ3に応じて閾値Ttを設定したりする。勿論、一般的な運転者の分布を予め求めておき、それに基づいて閾値Ttを設定してもよい。
上記が、図4のブロック図に基づくストレス状態推定処理の説明である。
次に、ストレス状態推定処理をフローチャートに基づいて説明する。
図8は、ストレス状態推定処理を示すフローチャートである。
先ずステップS101は、呼吸情報検出部21での処理に対応し、運転者の呼吸情報を検出する。
続くステップS102では、事前検出部22での処理により、自車両に予め定めた特定運転事象(イベント)が生じることを検知したか否かを判定する。ここで、特定運転事象が生じることを検知していなければ、運転者のストレス状態を推定することはできないので、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。一方、特定運転事象が生じることを検知したときには、ステップS103に移行する。
ステップS103では、呼吸休止フラグがfs=0にリセットされているか否かを判定する。なお、初期設定では呼吸休止フラグはfs=0にリセットされている。ここで、呼吸休止フラグがfs=0にリセットされているときには、運転者の呼吸休止を検知していないと判断してステップS104に移行する。一方、呼吸休止フラグがfs=1にセットされているときには、運転者の呼吸休止を検知済であると判断してステップS109に移行する。
ステップS104は、呼吸信号の絶対値|α|が予め定めた閾値α1より小さいか否かを判定する。ここで、呼吸信号の絶対値|α|が閾値α1より小さいときには、運転者の呼吸運動が休止している可能性があると判断してステップS105に移行する。一方、呼吸信号の絶対値|α|が閾値α1以上であるときには、運転者の呼吸運動は休止していないと判断してステップS107に移行する。
ステップS105では、呼吸信号の絶対値|α|が閾値α1より小さくなった状態で、予め定めた時間(例えば呼吸半周期)Twだけ経過したか否かを判定する。ここで、予め定めた時間Twだけ経過しているときには、運転者の呼吸運動が休止していると判断してステップS106に移行する。一方、予め定めた時間Twが経過していないときには、まだ運転者の呼吸運動が休止しているとは限らないためステップS107に移行する。
ステップS106では、呼吸休止フラグをfs=1にセットする。
ステップS107では、特定運転事象が開始されたか否かを判定する。すなわち、自車両の発進動作については、自車速V及びブレーキ作動状態に応じて、自車両が走行を開始したか否かを判定する。また、自車両の合流動作については、自車両の現在位置情報に応じて、自車両が合流位置に到達したか否かを判定する。また、自車両の車線変更動作については、操舵角θに応じて自車両が車線変更を行っているか否かを判定する。ここで、特定運転事象が開始されているときには、運転者のストレス状態を推定できると判断してステップS108に移行する。一方、特定運転事象が開始されていないときには、運転者のストレス状態を推定できないと判断してそのまま所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS108では、呼吸休止フラグがfs=1にセットされているか否かを判定する。ここで、呼吸休止フラグがfs=1にセットされているときには、運転者の呼吸休止を検知済であると判断してステップS110に移行する。一方、呼吸休止フラグがfs=0にリセットされているときには、運転者の呼吸休止を検知していないと判断してステップS111に移行する。
一方、ステップS109では、呼吸信号の絶対値|α|が予め定めた閾値α2以上であるか否かを判定する。ここで、呼吸信号の絶対値|α|が閾値α2以上であるときには、運転者の呼吸運動が休止した状態から再開したと判断してステップS110に移行する。一方、呼吸信号の絶対値|α|が閾値α2より小さいときには、運転者の呼吸運動は休止した状態のままであると判断してステップS107に移行する。
ステップS110では、運転者の呼吸が休止している呼吸休止時間Tsを算出してからステップS112に移行する。ここでは、運転者の呼吸運動が休止してから特定運転事象が開始されるまでの時間か、又は運転者の呼吸運動が休止してから再開するまでの時間を、呼吸休止時間Tsとして算出する。すなわち、特定運転事象が開始される前に、運転者の呼吸運動が再開しているときには、呼吸運動が休止してから再開するまでの時間を呼吸休止時間Tsとして算出する。一方、運転者の呼吸運動が再開する前に、特定運転事象が開始されたときには、呼吸運動が休止してから特定運転事象が開始されるまでの時間を呼吸運動事象として検出する。
ステップS111では、呼吸休止時間をTs=0にしてからステップS112に移行する。
ステップS112は、ストレス状態推定部24での処理に対応し、呼吸休止時間Tsが0より長いか否かを判定する。ここで、呼吸休止時間Tsが0より長いときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が小さくはないと判断してステップS113に移行する。一方、呼吸休止時間Tsが0であるときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態は小さいと判断してステップS115に移行する。
ステップS113は、ストレス状態推定部24での処理に対応し、呼吸休止時間Tsが予め定めた閾値Tt以上であるか否かを判定する。ここで、呼吸休止時間Tsが閾値Tt以上であるときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態は大きいと判断してステップS114に移行する。一方、呼吸休止時間Tsが閾値Ttより短いときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態は不明であると判断してそのままステップS116に移行する。
ステップS114は、ストレス状態推定部24での処理に対応し、特定運転事象に伴う運転者の減速前のストレス状態が大きいという推定結果を、例えば所定のドライブレコーダに履歴として記録してからステップS116に移行する。
ステップS115は、ストレス状態推定部24での処理に対応し、特定運転事象に伴う運転者の減速前のストレス状態が小さいという推定結果を、例えば所定のドライブレコーダに履歴として記録してからステップS116に移行する。
ステップS116では、呼吸休止フラグfsをリセットしてから所定のメインプログラムに復帰する。
上記が、図8のフローチャートに基づくストレス状態推定処理の説明である。
《作用》
次に、第1実施形態の作用について説明する。
先ず運転者の呼吸情報を検出し(ステップS101)、自車両に特定運転事象が生じることを事前に検知する(ステップS102)。本実施形態では、例えば車両を発進させるときや、走行中に合流や車線変更を行うようなシーンで、運転者の緊張度が一時的に高まり、無意識のうちに息を止めてしまうことに着目し、特定運転事象が生じることを検知したときに、運転者の呼吸運動がどのように変化するかを観察する。
ここで、特定運転事象の一つとして車両を発進させるときの一例について説明する。
図9は、複雑な交差点で発進する際の呼吸信号を示すタイムチャートである。
複雑な交差点において、停車状態から発進する場合には、運転者は様々な方向に注意を払わなければならず、一般に運転者の緊張度が一時的に高まる傾向にある。このようなシーンでは、実際、発進前に約7秒程度の呼吸休止が観測された。
図10は、私有地で発進する際の呼吸信号を示すタイムチャートである。
私有地のように他の車両が存在しない状況において、停車状態から発進する場合には、一般に前述したような緊張度合の高まりは少ない。このようなシーンでは、実際、発進前に呼吸休止は観測されなかった。
このように、特定運転事象が生じる前には、運転者は視覚情報や聴覚情報などの外的刺激を多く取り込もうと運転に集中し、無意識のうちに一時的に息を止めてしまうことがある。そこで、車両を発進させるときや、走行中に合流や車線変更を行うような特定運転事象が生じることを検知したときに、運転者の呼吸休止時間Tsを算出し、算出した呼吸休止時間Tsに応じて特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定する。
先ず、呼吸信号の絶対値|α|が閾値α1より小さくなった状態で、予め定めた時間Twだけ経過したときに(ステップS104、S105の判定が共に“Yes”)、運転者の呼吸運動が休止した時点とする。その後、呼吸信号の絶対値|α|が閾値α2以上になったときに(ステップS109の判定が“Yes”)、運転者の呼吸運動が再開した時点とする。こうして、呼吸運動が休止してから再開するまでの時間を呼吸休止時間Tsとする(ステップS110)。なお、運転者の運転者の呼吸運動が再開する前に、特定運転事象が開始されたときには、呼吸運動が休止してから特定運転事象が開始されるまでの時間を呼吸休止時間Tsとする(ステップS110)。また、呼吸信号の絶対値|α|が閾値α1より小さくなった状態を継続しないのであれば(ステップS104、S105の何れかの判定が“No”)、運転者の呼吸運動は休止していないため、呼吸休止時間Tsは0となる。
そして、呼吸休止時間Tsが0であるときには(ステップS112の判定が“No”)、運転特定事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に小さいと推定する(ステップS115)。一方、呼吸休止時間Tsが閾値Tt以上であるときには(ステップS113の判定が“Yes”)、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に大きいと推定する(ステップS114)。なお、呼吸休止時間Tsに対する閾値Ttを予め設定し、呼吸休止時間Tsが0よりも大きく(ステップS112の判定が“Yes”)、且つ閾値Ttより小さいときには(ステップS113の判定が“No”)、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態は不明であるとして推定をしない。
このように、自車両に特定運転事象が生じることを事前に検知したときに、運転者の呼吸休止時間Tsに応じて運転者のストレス状態を推定するので、推定精度を向上させることができる。すなわち、例えば車両を発進させるときや、走行中に合流や車線変更を行うとき等、運転者の緊張度が一時的に高まり、無意識のうちに息を止めるようなシーンで、運転者のストレス状態を精度よく推定することができる。
また、特定運転事象の一つである自車両が発進することについては、自車両が停車状態にあることを検知し、且つ駐停車領域以外に位置することを検知するだけの構成なので、自車両に発進動作が生じることを容易に且つ正確に検知することができる。また、走行中に合流を行うことについては、自車進路上に走行車線の合流があることを検知するだけの構成なので、自車両に合流動作が生じることを容易に且つ正確に検知することができる。また、走行中に車線変更を行うことについては、自車進路に複数の走行車線があることを検知し、且つ方向指示器が作動状態にあること検知するだけの構成なので、自車両に車線変更動作が生じることを容易に且つ正確に検知することができる。
以上、体動センサ11、及び呼吸情報検出部21での処理となるステップS101の処理が「呼吸情報検出手段」に対応し、事前検知部22での処理となるステップS102の処理が「事前検知手段」に対応する。また、呼吸休止時間算出部23での処理となるステップS103〜S111の処理が「呼吸時間算出手段」に対応し、ストレス状態推定部24での処理となるステップS112〜S115の処理が「ストレス状態推定手段」に対応する。また、閾値Ttが「休止時間用閾値」に対応する。また、車速センサ13が「車速検出手段」に対応し、ナビゲーションシステム16が「現在位置情報取得手段」に対応し、ウィンカスイッチ15が「作動状態検出手段」に対応する。
《効果》
次に、第1実施形態における主要部の効果を記す。
(1)本実施形態に係るストレス状態推定装置は、呼吸情報検出部21での処理により、運転者の呼吸情報を検出し、事前検知部22での処理により、自車両に予め定めた特定運転事象が生じることを事前に検知する。そして、呼吸休止時間検出部23での処理により、自車両に特定運転事象が生じることを検知したときに、呼吸情報に応じて運転者の呼吸休止時間Tsを検出し、ストレス状態推定部24での処理により、呼吸休止時間Tsに応じて特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定する。
このように、自車両に特定運転事象が生じることを事前に検知したときに、運転者の呼吸休止時間Tsに応じて運転者のストレス状態を推定するので、推定精度を向上させることができる。すなわち、例えば車両を発進させるときや、走行中に合流や車線変更を行うとき等、運転者の緊張度が一時的に高まり、無意識のうちに息を止めるようなシーンで、運転者のストレス状態を精度よく推定することができる。
(2)本実施形態に係るストレス状態推定装置は、ストレス状態推定部24での処理により、呼吸休止時間Tsがないときには、運転特定事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に小さく、呼吸休止時間Tsが閾値Ttよりも長いときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に大きいと推定する。
このように、呼吸休止時間Tsの長さに応じて、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定するので、運転者のストレス状態を容易に推定することができる。
(3)本実施形態に係るストレス状態推定装置は、事前検知部22での処理により、自車速Vに応じて自車両が停車状態にあることを検知し、且つ自車両の現在位置情報に応じて自車両が駐停車領域以外に位置することを検知したときに、特定運転事象として自車両に発進動作が生じると検知する。
このように、自車両が停車状態にあることを検知し、且つ駐停車領域以外に位置することを検知するだけの構成なので、自車両に発進動作が生じることを容易に且つ正確に検知することができる。
(4)本実施形態に係るストレス状態推定装置は、事前検知部22での処理により、自車両の現在位置情報に応じて自車進路に走行車線の合流があることを検知したときに、特定運転事象として自車両に合流動作が生じると検知する。
このように、自車進路上に走行車線の合流があることを検知するだけの構成なので、自車両に合流動作が生じることを容易に且つ正確に検知することができる。
(5)本実施形態に係るストレス状態推定装置は、事前検知部22での処理により、自車両の現在位置情報に応じて自車進路に複数の走行車線があることを検知し、且つ方向指示器が作動状態にあること検知したときに、特定運転事象として自車両に車線変更動作が生じると検知する。
このように、自車進路に複数の走行車線があることを検知し、且つ方向指示器が作動状態にあること検知するだけの構成なので、自車両に車線変更動作が生じることを容易に且つ正確に検知することができる。
(6)本実施形態に係るストレス状態推定方法は、運転者の呼吸情報を検出し、自車両に予め定めた特定運転事象が起こることを事前に検知したときに、呼吸情報に応じて運転者の呼吸休止時間Tsを検出する。そして、呼吸休止時間Tsに応じて特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定する。
このように、自車両に特定運転事象が生じることを事前に検知したときに、運転者の呼吸休止時間Tsに応じて運転者のストレス状態を推定するので、推定精度を向上させることができる。すなわち、例えば車両を発進させるときや、走行中に合流や車線変更を行うとき等、運転者の緊張度が一時的に高まり、無意識のうちに息を止めるようなシーンで、運転者のストレス状態を精度よく推定することができる。
《第2実施形態》
《構成》
本実施形態は、特定運転事象に伴う平均呼吸数に応じて、運転者のストレス状態を推定するものである。
ここでは、前述した第1実施形態と異なる点について説明し、同一箇所については説明を省略する。
以下、コントローラ17で実行するストレス状態推定処理について説明する。
図11は、第2実施形態のストレス状態推定処理を示すブロック図である。
ここでは、新たに事前呼吸数算出部25と、事中呼吸数算出部26と、平均呼吸数算出部27と、を追加すると共に、前述したストレス状態推定部24での処理に変更を加えており、その他の処理については、前述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
事前呼吸数算出部25は、事前検知手部22で特定運転事象が生じることを検知してから特定運転事象が実際に開始されるまでの期間を事前期間Tbと定義し、呼吸情報検出部21で検出した呼吸情報に応じて、事前期間Tbから呼吸休止時間Tsを除いた期間(Tb−Ts)における運転者の単位時間当たりの呼吸数を事前呼吸数Xbとして算出する。
事中呼吸数算出部26は、特定運転事象が実際に開始されてから終了するまでの期間を事中期間Tmと定義し、呼吸情報検出部21で検出した呼吸情報に応じて、事中期間Tmにおける運転者の単位時間当たりの呼吸数を事中呼吸数Xmとして算出する。
平均呼吸数算出部27は、事前呼吸数算出部25で算出した事前呼吸数Xb、及び事中呼吸数算出部26で算出した事中呼吸数Xmの平均値を、特定運転事象に伴う平均呼吸数Xaとして算出する。
ストレス状態推定部24は、平均呼吸数算出部27で算出した平均呼吸数Xaに応じて特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定する。
ここで、ストレス状態の具体的な推定処理について説明する。
図12は、平均呼吸数Xaに応じたストレス状態を示す図である。
先ず、平均呼吸数Xaに対する閾値X1と、この閾値X1よりも大きな閾値X2とを予め設定する。そして、平均呼吸数Xaが閾値X1よりも少ないときには、運転特定事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に小さいと推定する。平均呼吸数Xaが閾値X1以上で、且つ閾値X2以下であるときには、ストレス状態の推定をしない。また、平均呼吸数Xaが閾値X2よりも多いときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に大きいと推定する。
上記が、図11のブロック図に基づくストレス状態推定処理の説明である。
次に、ストレス状態推定処理をフローチャートに基づいて説明する。
図13は、第2実施形態のストレス状態推定処理を示すフローチャートである。
ここでは、前述したステップS112〜S116の処理を削除すると共に、新たなステップS201〜S217の処理を追加しており、前述した第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。
ステップS201は、前述したステップS101で運転者の呼吸情報を検出した後に実行される処理であり、事中フラグがfm=0にリセットされているか否かを判定する。なお、初期設定では事中フラグはfm=0にリセットされている。ここで、事中フラグがfm=0にリセットされているときには、特定運転事象は未だ生じていないと判断して前述したステップS102に移行する。一方、事中フラグがfm=1にセットされているときには、特定運転事象が既に生じていると判断してステップS210に移行する。
ステップS202は、前述したステップS107で特定運転事象が開始されたと判定されたときに実行される処理であり、事中フラグをfm=1にセットしてから前述したステップS108に移行する。
ステップS203は、前述したステップS103で呼吸休止フラグがfs=1であると判定されたときに実行される処理であり、休止時間算出フラグがft=0にリセットされているか否かを判定する。なお、初期設定では休止時間フラグはft=0にリセットされている。ここで、休止時間算出フラグがft=0にリセットされているときには、呼吸休止時間Tsは未だ算出されていないと判断して前述したステップS109に移行する。一方、休止時間算出フラグがft=1にセットされているときには、呼吸休止時間Tsは既に算出されていると判断してステップS208に移行する。
ステップS204は、前述したステップS110又はS111で呼吸休止時間Tsを算出した後に実行される処理であり、休止時間算出フラグをft=1にセットする。
続くステップS205では、事中フラグがfm=1にセットされているか否かを判定する。ここで、事中フラグがfm=1にセットされているときには、特定運転事象が既に生じていると判断してステップS206に移行する。一方、事中フラグがfm=0にリセットされているときには、特定運転事象は未だ生じていないと判断してそのまま所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS206は、事前呼吸数算出部事25での処理に対応し、呼吸情報に応じて、事前期間Tbから呼吸休止時間Tsを除いた期間(Tb−Ts)における運転者の単位時間当たりの呼吸数を事前呼吸数Xbとして算出する。
ステップS207では、呼吸休止フラグfs、休止時間算出フラグftをリセットしてから所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS208では、特定運転事象が開始されたか否かを判定する。すなわち、自車両の発進動作については、自車速V及びブレーキ作動状態に応じて、自車両が走行を開始したか否かを判定する。また、自車両の合流動作については、自車両の現在位置情報に応じて、自車両が合流位置に到達したか否かを判定する。また、自車両の車線変更動作については、操舵角θに応じて自車両が車線変更を行っているか否かを判定する。ここで、特定運転事象が開始されているときにはステップS209に移行する。一方、特定運転事象が開始されていないときにはそのまま所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS209では、事中フラグをfm=1にセットしてから所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS210では、特定運転事象が終了したか否かを判定する。すなわち、自車両の発進動作については、自車速Vに応じて走行車速が予め定めた車速まで増加したか否かを判定する。また、自車両の合流動作については、自車両の現在位置情報に応じて自車両が合流位置を通過したか否かを判定する。また、自車両の車線変更動作については、方向指示器の作動状態及び操舵角θに応じて自車両の車線変更が完了したか否かを判定する。ここで、特定運転事象が終了しているときにはステップS212に移行する。一方、特定運転事象が終了していないときにはそのまま所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS211は、事中呼吸数算出部26での処理に対応し、呼吸情報に応じて、事中期間Tmにおける運転者の単位時間当たりの呼吸数を事中呼吸数Xmとして算出する。
続くステップS212は、平均呼吸数算出部27での処理に対応し、事前呼吸数Xb及び事中呼吸数Xmの平均値を、特定運転事象に伴う単位時間当たりの平均呼吸数Xaとして算出する。
続くステップS213は、ストレス状態推定部24での処理に対応し、平均呼吸数Xaが予め定めた閾値X1以上であるか否かを判定する。ここで、平均呼吸数Xaが閾値X1以上であるときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が小さくはないと判断してステップS214に移行する。一方、平均呼吸数Xaが閾値X1より小さいときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態は小さいと判断してステップS115に移行する。
ステップS214では、ストレス状態推定部24での処理に対応し、平均呼吸数Xaが予め定めた閾値X2よりも多いか否かを判定する。閾値X1及びX2は、X1<X2の関係にある。ここで、平均呼吸数Xaが閾値X2より多いときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態は大きいと判断してステップS215に移行する。一方、平均呼吸数Xaが閾値X2以下であるときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態は不明であると判断してそのままステップS217に移行する。
ステップS215は、ストレス状態推定部24での処理に対応し、特定運転事象に伴う運転者の減速前のストレス状態が大きいという推定結果を、例えば所定のドライブレコーダに履歴として記録してからステップS217に移行する。
ステップS216は、ストレス状態推定部24での処理に対応し、特定運転事象に伴う運転者の減速前のストレス状態が小さいという推定結果を、例えば所定のドライブレコーダに履歴として記録してからステップS217に移行する。
ステップS217では、事中フラグfmをリセットしてから所定のメインプログラムに復帰する。
上記が、図13のフローチャートに基づくストレス状態推定処理の説明である。
《作用》
次に、第2実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、特定運転事象が生じることを検知してから特定運転事象が実際に開始され且つ終了するまでの期間のうち、運転者が呼吸運動を休止していない期間の、つまり呼吸休止時間Tsを除く期間の、運転者の平均呼吸数Xaを算出し、その平均呼吸数Xaに応じて特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定する。
先ず、運転特定事象が生じる前に(ステップS201の判定が“Yes”)、運転者の呼吸休止時間Tsを算出しておき(ステップS110、S111)、運転特定事象が開始されたときに(ステップS107、S208の何れかの判定が“Yes”)、事前期間Tbから呼吸休止時間Tsを除いた期間(Tb−Ts)における運転者の事前呼吸数Xbを算出する(ステップS206)。また、特定運転事象が終了したときに(ステップS210の判定が“Yes”)、事中期間Tmにおける運転者の事中呼吸数Xmを算出する(ステップS211)。そして、事前呼吸数Xbと事中呼吸数Xmとの平均呼吸数Xaを算出する(ステップS212)。
そして、平均呼吸数Xaが閾値X1より少ないときには(ステップS213の判定が“No”)、運転特定事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に小さいと推定する(ステップS216)。一方、平均呼吸数Xaが閾値X2よりも多いときには(ステップS214の判定が“Yes”)、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に大きいと推定する(ステップS215)。なお、平均呼吸数Xaが閾値X1以上で(ステップS213の判定が“Yes”)、且つ閾値X2以下であるときには(ステップS214の判定が“No”)、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態は不明であるとして推定をしない。
このように、特定運転事象が生じることを検知してから特定運転事象が実際に開始され且つ終了するまでの期間のうち、運転者が呼吸運動を休止していない期間の、運転者の平均呼吸数Xaに応じて運転者のストレス状態を推定するので、推定精度を向上させることができる。すなわち、例えば車両を発進させるときや、走行中に合流や車線変更を行うとき等、運転者の緊張度が一時的に高まり、無意識のうちに息を止めるようなシーンで、運転者のストレス状態を精度よく推定することができる。
その他の作用については、前述した第1実施形態と同様である。
以上、事前呼吸数算出部25での処理となるステップS206の処理が「事前呼吸数算出手段」に対応し、事中呼吸数算出部26での処理となるステップS211の処理が「事中呼吸数算出手段」に対応する。また、平均呼吸数算出部27での処理となるステップS212の処理が「平均呼吸数算出手段」に対応し、ストレス状態推定部24での処理となるステップS213〜S216の処理が「ストレス状態推定手段」に対応する。また、閾値X1が「第一の呼吸数用閾値」に対応し、閾値X2が「第二の呼吸数用閾値」に対応する。
《効果》
次に、第2実施形態における主要部の効果を記す。
(1)本実施形態に係るストレス状態推定装置は、事前呼吸数算出部25での処理により、特定運転事象が生じることを検知してから特定運転事象が実際に開始されるまでの期間を事前期間Tbと定義し、呼吸情報に応じて、事前期間Tbから呼吸休止時間Tsを除いた期間(Tb−Ts)における運転者の単位時間当たりの呼吸数を事前呼吸数Xbとして算出する。また、事中呼吸数算出部26での処理により、特定運転事象が実際に開始されてから終了するまでの期間を事中期間Tmと定義し、呼吸情報に応じて、事中期間Tmにおける運転者の単位時間当たりの呼吸数を事中呼吸数Xmとして算出する。そして、平均呼吸数算出部27での処理により、事前呼吸数Xb及び事中呼吸数Xmに応じて、特定運転事象に伴う平均呼吸数Xaを算出する。そして、ストレス状態推定部24での処理により、平均呼吸数Xaが閾値X1よりも少ないときには、運転特定事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に小さく、平均呼吸数Xaが閾値X2よりも多いときには、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に大きいと推定する。
このように、特定運転事象が生じることを検知してから特定運転事象が実際に開始され且つ終了するまでの期間のうち、運転者が呼吸運動を休止していない期間の、運転者の平均呼吸数Xaに応じて運転者のストレス状態を推定するので、推定精度を向上させることができる。
《第3実施形態》
《構成》
本実施形態は、運転者の発話を検出したときに、ストレス状態の推定を中止するものである。
ここでは、前述した第1実施形態と異なる点について説明し、同一箇所については説明を省略する。
図14は、第3実施形態におけるストレス状態推定装置の概略構成図である。
本実施形態では、マイク18を備える。
マイク18は、運転者の音声を電気信号に変換する。このマイク18は、例えば永久磁石と可動コイルとを組み合わせたムービングコイル型のマイクであり、音波を受けて振動板(ダイヤフラム)に固定された可動コイルが振動するときに、磁束の変化によって可動コイルに発生する起電力を音声信号としてコントローラ17に入力する。マイク18は、正面に対して感度のよい単一指向性を有し、特に運転者の音声を拾うために例えばダッシュボード近傍に設けてある。
他の装置構成は、前述した第1実施形態と同様である。
以下、コントローラ17で実行するストレス状態推定処理について説明する。
図15は、第3実施形態のストレス状態推定処理を示すブロック図である。
ここでは、新たに発話検出部28を追加しており、その他の処理については、前述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
発話検出部28は、運転者の発話を検出する。具体的には、マイク18で検出した音声信号に基づいて発話の有無を認識する。
本実施形態では、マイク18で検出した音声信号に基づいて発話の有無を検出しているが、これに限定されるものではない。要は、発話の有無を検出できればよいので、例えば運転者の顔をカメラで撮像し、撮像した画像データに基づいて運転者の唇の動きを認識することで発話を検出するようにしてもよい。
ストレス状態推定部24は、発話検出部28で検出した発話の有無に応じて、運転者のストレス状態の推定を中止するか否かを決定する。具体的には、運転者の発話を検出している状態で、呼吸休止時間Tsが0であるときには、発話による正確な呼吸休止時間Tsを算出できていない可能性があるためストレス状態の推定を中止する。また、呼吸休止時間Tsが0よりも長く、且つ閾値Ttよりも短いときにも、ストレス状態の推定を中止する。
上記が、図15のブロック図に基づくストレス状態推定処理の説明である。
次に、ストレス状態推定処理をフローチャートに基づいて説明する。
図16は、第3実施形態のストレス状態推定処理を示すフローチャートである。
ここでは、新たなステップS301〜S304の処理を追加しており、前述した第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。
ステップS301は、前述したステップS102で特定運転事象を検知したと判定されたときに実行される処理であり、発話検出部28で運転者の発話を検出したか否かを判定する。ここで、運転者の発話を検出しているときにはステップS302に移行する。一方、運転者の発話を検出していないときにはステップS303に移行する。
ステップS302では、発話フラグをfv=1にセットしてから前述したステップS103に移行する。なお、初期設定では発話フラグはfv=0にリセットされている。
ステップS303では、発話フラグをfv=0にリセットしてから前述したステップS103に移行する。
ステップS304は、前述したステップS112で呼吸休止時間Tsが0であると判定されたときに実行される処理であり、発話フラグがfv=0にリセットされているか否かを判定する。ここで、発話フラグがfv=0にリセットされているときには、呼吸休止時間Tsの算出に際し、運転者の発話による影響はないと判断して前述したステップS115に移行する。一方、発話フラグがfv=1にセットされているときには、呼吸休止時間Tsの算出に際し、運転者の発話による影響があると判断し、ストレス状態の推定を中止するために、そのまま前述したステップS116に移行する。
上記が、図16のフローチャートに基づくストレス状態推定処理の説明である。
《作用》
次に、第3実施形態の作用について説明する。
運転者が発話している状態では、呼吸休止時間Tsを正確に算出することができない可能性がある。例えば、特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が本当は大きいのに、運転者による発話の影響で呼吸休止時間Tsが0となるようなときには、ストレス状態は小さいと誤って推定してしまう。
そこで、本実施形態では、運転者の発話を検出している状態で(ステップS304の判定が“No”)、呼吸休止時間Tsが0であるときには(ステップS112の判定が“No”)、発話による正確な呼吸休止時間Tsを算出できていない可能性があるためストレス状態の推定を中止する。このように、呼吸休止時間Tsを正確に算出することができない状況では、ストレス状態の推定を中止することで、推定結果の精度が低下することを抑制できる。一方、運転者の発話を検出していないときには(ステップS304の判定が“Yes”)、そのまま運転者のストレス状態を推定する。
以上、発話検出部28での処理となるステップS301〜S303の処理が「発話検出手段」に対応し、ストレス状態推定部24での処理となるステップS112〜S115、S304の処理が「ストレス状態推定手段」に対応する。
《効果》
次に、第3実施形態における主要部の効果を記す。
(1)本実施形態に係るストレス状態推定装置は、ストレス状態推定部24での処理により、特定運転事象が生じることを検知した後に、発話検出部28で運転者の発話を検出し、且つ呼吸休止時間Tsが検出できないとき、又は呼吸休止時間Tsが予め定めた時間よりも短いときには、ストレス状態の推定を中止する。
このように、運転者の発話の有無に応じて、運転者のストレス状態の推定を中止するか否かを決定することで、推定結果の精度が低下することを抑制できる。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
11 体動センサ
12 ブレーキスイッチ
13 車速センサ
14 操舵角センサ
15 ウィンカスイッチ
16 ナビゲーションシステム
17 コントローラ
18 マイク
21 呼吸情報検出部
22 事前検知部
23 呼吸休止時間算出部
24 ストレス状態推定部
25 事前呼吸数算出部
26 事中呼吸数算出部
27 平均呼吸数算出部
28 発話検出部

Claims (8)

  1. 運転者の呼吸情報を検出する呼吸情報検出手段と、
    自車両に予め定めた特定運転事象が生じることを事前に検知する事前検知手段と、
    前記事前検知手段で自車両に特定運転事象が生じることを検知したときに、前記呼吸情報検出手段で検出した呼吸情報に応じて運転者の呼吸休止時間を検出する呼吸休止時間検出手段と、
    前記呼吸休止時間検出手段で検出した呼吸休止時間に応じて前記特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定するストレス状態推定手段と、を備えることを特徴とするストレス状態推定装置。
  2. 前記ストレス状態推定手段は、
    前記呼吸休止時間に対する休止時間用閾値を予め設定し、前記呼吸休止時間がないときには、前記運転特定事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に小さく、前記呼吸休止時間が前記休止時間用閾値よりも長いときには、前記特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に大きいと推定することを特徴とする請求項1に記載のストレス状態推定装置。
  3. 前記事前検知手段で前記特定運転事象が生じることを検知してから前記特定運転事象が実際に開始されるまでの期間を事前期間と定義し、前記呼吸情報検出手段で検出した呼吸情報に応じて、前記事前期間から前記呼吸休止時間を除いた期間における運転者の単位時間当たりの呼吸数を事前呼吸数として算出する事前呼吸数算出手段と、
    前記特定運転事象が実際に開始されてから終了するまでの期間を事中期間と定義し、前記呼吸情報検出手段で検出した呼吸情報に応じて、前記事中期間における運転者の単位時間当たりの呼吸数を事中呼吸数として算出する事中呼吸数算出手段と、
    前記事前呼吸数算出手段で算出した事前呼吸数、及び前記事中呼吸数算出手段で算出した事中呼吸数に応じて、前記特定運転事象に伴う平均呼吸数を算出する平均呼吸数算出手段と、を備え、
    前記ストレス状態推定手段は、
    前記平均呼吸数算出手段で算出した平均呼吸数に対する第一の呼吸数用閾値、及び第一の呼吸数用閾値よりも大きな第二の呼吸数用閾値を予め設定し、前記平均呼吸数が前記第一の呼吸数用閾値よりも少ないときには、前記運転特定事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に小さく、前記平均呼吸数が前記第二の呼吸数用閾値よりも多いときには、前記特定運転事象に伴う運転者のストレス状態が相対的に大きいと推定することを特徴とする請求項1に記載のストレス状態推定装置。
  4. 運転者の発話を検出する発話検出手段を備え、
    前記ストレス状態推定手段は、
    前記事前検知手段で前記特定運転事象が生じることを検知した後に、前記発話検出手段で運転者の発話を検出し、且つ前記呼吸休止時間検出手段で前記呼吸休止時間を検出できないとき、又は前記呼吸休止時間が予め定めた時間よりも短いときには、前記ストレス状態の推定を中止することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のストレス状態推定装置。
  5. 自車速を検出する検出する車速検出手段と、
    自車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を備え、
    前記事前検知手段は、
    前記車速検出手段で検出した自車速に応じて自車両が停車状態にあることを検知し、且つ前記現在位置情報取得手段で取得した自車両の現在位置情報に応じて自車両が駐停車領域以外に位置することを検知したときに、前記特定運転事象として自車両に発進動作が生じると検知することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のストレス状態推定装置。
  6. 自車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段を備え、
    前記事前検知手段は、
    前記現在位置情報取得手段で取得した自車両の現在位置情報に応じて自車進路に走行車線の合流があることを検知したときに、前記特定運転事象として自車両に合流動作が生じると検知することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のストレス状態推定装置。
  7. 自車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
    自車両における方向指示器の作動状態を検出する作動状態検出手段と、を備え、
    前記事前検知手段は、
    前記現在位置情報取得手段で取得した自車両の現在位置情報に応じて自車進路に複数の走行車線があることを検知し、且つ前記作動状態検出手段で前記方向指示器が作動状態にあること検知したときに、前記特定運転事象として自車両に車線変更動作が生じると検知することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のストレス状態推定装置。
  8. 運転者の呼吸情報を検出し、
    自車両に予め定めた特定運転事象が起こることを事前に検知したときに、前記呼吸情報に応じて運転者の呼吸休止時間を検出し、
    前記呼吸休止時間に応じて前記特定運転事象に伴う運転者のストレス状態を推定することを特徴とするストレス状態推定方法。
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