JP2014008023A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン(62)の回転を無段階に変速して刈取装置(4)に伝達する第1油圧式無段変速装置(66)と、エンジン(62)の回転を無段階に変速してフィードチェン(12B)に伝達する第2油圧式無段変速装置(10)を備え、刈取装置(4)又はフィードチェン(12B)により搬送される穀稈量を検出する穀稈量センサ(116,117,118)によって所定量以上の穀稈が検出された場合に、第2油圧式無段変速装置(10)の出力回転を自動的に増速させる構成とすることにより解決される。
【選択図】図11
Description
刈取装置4は、刈取後フレーム28と、刈取後フレーム28の先端部に左右方向に横設された刈取伝動ケース29とによって形成された主枠となる刈取フレーム30に取付けられている。刈取後フレーム28の基部は、機体フレーム1の立設された左右一対の懸架台35,35の上部に回動可能に軸支された横伝動筒36の右側に偏倚した部位に取付けられている。
脱穀装置3は、図4に示すように、前側の上部に穀稈の脱穀を行う扱室50を備え、扱室50の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室(選別部)51を備えている。
脱穀部搬送装置12は、図3,6等に示すように、上側に位置する挟持杆12Aと、下側に位置するフィードチェン12Bを備えている。挟持杆12Aは、扱室50の上部カバー50Dに対してスプリング等の付勢手段14によってフィードチェン12B側に付勢されている。フィードチェン12Bは、上側チェンレール18Aの前後端部にそれぞれ回転自在に支持された張設輪17B,17Bと、張設輪17B,17Bの間に設けられた駆動スプロケット17Aに巻回されて駆動される無端のチェンである。上側チェンレール18Aに上載された作用側のフィードチェン12Bは、前側から後方に向かって移動する過程で挟持杆12Aと穀稈の株元を挟持する。
次に、本実施形態の伝動機構について説明する。エンジン62の回転は、図9に示すように、フィードチェン用油圧式無段変速装置10に伝動される第1経路Aと、走行用油圧式無段変速装置66に伝動される第2経路Bと、グレンタンク5の前方のギヤボックス39に伝動される第3経路Cに分岐して伝動される。
(制御装置)
次に、本実施形態の制御装置について説明する。
この制御装置100の入力側には、エンジン62の回転速度を検出するエンジン回転センサ110と、走行装置2による機体の走行速度を検出する走行速度センサ111と、刈取装置4の駆動速度を検出する刈取駆動速度センサ(速度センサ)112と、フィードチェン12Bの駆動速度を検出するフィードチェン速度センサ68Fと、扱胴55の回転速度を検出する扱胴回転センサ114と、扱胴55の駆動負荷(扱胴軸の駆動トルク)を検出する扱胴負荷センサ115と、フィードチェン12Bで搬送される穀稈量を検出する挟持杆センサ116と、搬送装置34からフィードチェン12Bに引継がれる穀稈量を検出する引継ぎガイドセンサ117と、排藁搬送装置58で搬送される穀稈量を検出する排稈挟持杆センサ118と、揺動選別装置52のシーブの開度を検出するシーブ開度センサ119と、扱室50に供給される穀稈の扱深さを検出する扱深さセンサ120が接続されている。
なお、前記挟持杆センサ116、引継ぎガイドセンサ117及び排稈挟持杆センサ118は、本発明の穀稈量センサである。そしてこれらのセンサによる検出量、すなわち、搬送穀稈によりそれぞれの搬送装置から退避した距離と、その搬送装置の駆動速度から単位時間あたりの穀稈量を算出している。
なお、挟持杆センサ116は挟持杆12Aをフィードチェン12B側へ付勢する付勢手段14のうちの前端の付勢手段14の上下方向(フィードチェン12Bに近接及び離間する方向)への移動量を検出するものである。引継ぎガイドセンサ117は、搬送装置34の近傍から後方のフィードチェン12Bの前部へ向けて延出された引継ぎガイドの回動角度を検出するものである。
また、排稈挟持杆センサ118は、排藁搬送装置58の搬送作用側である下側の部位に対向し、穀稈を挟持するものである。
また、刈取駆動速度センサ112は、走行用油圧式無段変速装置66からの駆動力が出力される出力軸65Cの回転速度を検出している。なお、刈取駆動速度センサ112は、走行用油圧式無段変速装置66から横伝動軸36Aに至る駆動経路のいずれかの部位で駆動速度を検出できればよい。
また、エンジン動力遮断手段132は、エンジン62を停止することによって、駆動力の伝達を停止させる。なお、これに代わって、前記刈取クラッチ65F及び脱穀クラッチ90Aを遮断する形態を採用してもよく、刈取装置4及びフィードチェン12Bの駆動を停止するための任意の形態とすることができる。
(制御態様)
フィードチェン12Bは、刈取装置4の駆動速度に応じて変速して駆動される。具体的には、機体の走行速度の増減に追従して刈取装置4が増減速して駆動され、この刈取装置4の駆動速度の増減に追従してフィードチェン12Bの駆動速度が変更される。そして、図11に示す機体の走行速度Vと刈取装置4及びフィードチェン12Bの駆動速度Uのグラフに示すように、フィードチェン12Bは、刈取装置4の刈取変速ラインBsよりも早い第1変速ラインFs1で変速される。また、穀稈量センサ116,117,118によって検出される穀稈量が、所定量m1以上となると、フィードチェン12Bの変速ラインが第1変速ラインFs1からそれよりも増速した変速ラインである第2変速ラインFs2に変更される。
なお、刈取装置4の駆動速度が走行速度v1に対応する速度未満の場合には、フィードチェン12Bは、所定の速度u1で駆動される。
図12には、刈取装置4の駆動速度が一定の場合のフィードチェン12B駆動速度の制御態様を示しており、穀稈量センサ116,117,118によって検出される穀稈量が所定量m1以上である場合、所定量m1未満の場合の速度u2よりも速い速度u3で駆動され、穀稈量センサ116,117,118によって検出される穀稈量が所定量m1以上からそれ未満に変化すると、その時点から第1設定時間Dが経過した後に、速度u3に復帰する。なお、速度u2は、図11における第1変速ラインFs1上の速度であり、速度u3は、第2変速ラインFs2上の速度である。
また、穀稈量センサ116,117,118により所定量以上の穀稈が検出される状態が第2設定時間(D2)の間継続した場合、エンジン62から刈取装置4及びフィードチェン12Bへの駆動力の伝達を停止させる。
また、刈取作業中に刈取搬送負荷や脱穀負荷によって、エンジン回転センサ110により検出される回転速度が低下した場合、フィードチェン12Bの駆動速度を一定時間増速する。
また、扱胴負荷センサ115によって検出される駆動負荷が増大した場合、フィードチェン12Bの駆動速度を一定時間増速する。
また、扱深さセンサ120により検出される扱深さが深扱ぎ側となるほどフィードチェン12Bの駆動速度を増速する。
3 脱穀装置
4 刈取装置
10 フィードチェン用油圧式無段変速装置(第2油圧式無段変速装置)
12A 挟持杆
12B フィードチェン
50 扱室
55 扱胴
62 エンジン
66 走行用無段変速装置(第1油圧式無断変速装置)
100 制御装置
112 刈取駆動速度センサ(速度センサ)
116 挟持杆センサ(穀稈量センサ)
117 引継ぎガイドセンサ(穀稈量センサ)
118 排稈挟持杆センサ(穀稈量センサ)
D1 第1設定時間
D2 第2設定時間
Claims (5)
- エンジン(62)を搭載した機体フレーム(1)の前方に配置され、植立穀稈を刈取り後方に搬送する刈取装置(4)と、該刈取装置(4)の後方に配置され、刈取穀桿を脱穀する脱穀装置(3)と、脱穀装置(3)の扱室(50)に穀稈を供給するフィードチェン(12B)を備えるコンバインであって、
前記エンジン(62)の回転を無段階に変速して刈取装置(4)に伝達する第1油圧式無段変速装置(66)と、
エンジン(62)の回転を無段階に変速してフィードチェン(12B)に伝達する第2油圧式無段変速装置(10)と、
該第2油圧式無段変速装置(10)の出力回転を変速する変速アクチュエータ(10C)と、
前記第1油圧式無段変速装置(66)の出力回転速度を検出する速度センサ(112)と、
該速度センサ(112)による検出速度に応じて前記変速アクチュエータ(10C)を作動させる制御装置(100)を備え、
前記刈取装置(4)又はフィードチェン(12B)により搬送される穀稈量を検出する穀稈量センサ(116,117,118)によって所定量以上の穀稈が検出された場合に、第2油圧式無段変速装置(10)の出力回転を自動的に増速させる構成としたことを特徴とするコンバイン。 - 前記穀稈量センサ(116,117,118)により検出される穀稈量が所定量未満に減少した時点から第1設定時間(D1)が経過した後に、第2油圧式無段変速装置(10)の出力回転が自動的に減速する構成とした請求項1に記載のコンバイン。
- 前記穀稈量センサ(116,117,118)により所定量以上の穀稈が検出される状態が第2設定時間(D2)の間継続した場合には、前記エンジン(62)から刈取装置(4)及びフィードチェン(12B)への回転の伝達を停止する構成とした請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
- 前記フィードチェン(12B)の搬送作用部に対向して配置され、該フィードチェン(12B)側へ付勢された挟持杆(12A)を備え、前記穀稈量センサ(116)によって、挟持杆(12A)のフィードチェン(12B)から離れる側への移動量を検出する構成とした請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 前記穀稈量センサ(116)を挟持杆(12A)における刈取装置(4)側の部位に配置した請求項4記載のコンバイン。
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JPH0670627A (ja) * | 1992-08-26 | 1994-03-15 | Kubota Corp | コンバインの車速制御装置 |
JPH06343335A (ja) * | 1993-06-04 | 1994-12-20 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | コンバインのフィードチェン制御装置 |
JP2008228738A (ja) * | 2008-05-19 | 2008-10-02 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
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