JP2014007898A - 医療用無線給電システム - Google Patents
医療用無線給電システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014007898A JP2014007898A JP2012143301A JP2012143301A JP2014007898A JP 2014007898 A JP2014007898 A JP 2014007898A JP 2012143301 A JP2012143301 A JP 2012143301A JP 2012143301 A JP2012143301 A JP 2012143301A JP 2014007898 A JP2014007898 A JP 2014007898A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- power transmission
- transmission coil
- frequency
- medical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J50/00—Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
- H02J50/90—Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving detection or optimisation of position, e.g. alignment
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J50/00—Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
- H02J50/10—Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
- H02J50/12—Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J50/00—Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
- H02J50/60—Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power responsive to the presence of foreign objects, e.g. detection of living beings
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J50/00—Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
- H02J50/80—Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving the exchange of data, concerning supply or distribution of electric power, between transmitting devices and receiving devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
【課題】被験者に対する処置における安全性を確保しつつ、医療機器に対する無線給電を行うことが可能な医療用無線給電システムを提供する。
【解決手段】本発明の医療用無線給電システムは、送電用コイルと、送電用コイルを具備し、所定の共振周波数で共振可能な送電コイルユニットと、被検体の処置に用いられる医療機器と、医療機器の内部に設けられた受電用コイルと、受電用コイルを具備し、所定の共振周波数で共振可能な受電コイルユニットと、交流電力を出力可能な電源装置と、所定の出力レベル及び所定の周波数を具備する交流電力を電源装置から出力させるような制御を行い、さらに、交流電力の出力に伴って発生する反射の大きさ、または、交流電力が受電された際の電力の大きさのいずれかを検出した結果に基づき、磁界に反応する物体が送電用コイルの近傍に存在するか否かを推定可能な制御部と、を有する。
【選択図】図5
【解決手段】本発明の医療用無線給電システムは、送電用コイルと、送電用コイルを具備し、所定の共振周波数で共振可能な送電コイルユニットと、被検体の処置に用いられる医療機器と、医療機器の内部に設けられた受電用コイルと、受電用コイルを具備し、所定の共振周波数で共振可能な受電コイルユニットと、交流電力を出力可能な電源装置と、所定の出力レベル及び所定の周波数を具備する交流電力を電源装置から出力させるような制御を行い、さらに、交流電力の出力に伴って発生する反射の大きさ、または、交流電力が受電された際の電力の大きさのいずれかを検出した結果に基づき、磁界に反応する物体が送電用コイルの近傍に存在するか否かを推定可能な制御部と、を有する。
【選択図】図5
Description
本発明は、医療用無線給電システムに関し、特に、医療機器に対して無線で給電を行う医療用無線給電システムに関するものである。
医療分野で用いられる種々の器具及び装置において、電磁誘導現象を利用して電力の供給を行うための構成を具備するものが近年提案されている。
具体的には、例えば特許文献1には、トロッカー内に設けられた送電用コイルと、外科手術用器具内に設けられた受電用コイルと、の間において電磁誘導を発生させることにより、当該トロッカーに挿入された当該外科手術用器具に対して電気外科手術エネルギーを供給するような構成が開示されている。
ここで、特許文献1に開示された構成によれば、電磁誘導現象を利用して電力の供給を行っているため、例えば、金属製のメスまたはペースメーカー等の磁界に反応する物体が送電用コイル及び(または)受電用コイルの周辺に存在するか否かに応じ、電力の伝送効率が容易に変動し得る、という問題点がある。しかし、特許文献1には、前述の問題点を解消可能な手法等について特に言及されていない。そのため、特許文献1に開示された構成によれば、例えば、外科手術用器具への電気外科手術エネルギーの供給が予期せず低下するような、被験者に対する処置における安全性に欠ける状況が発生してしまう、という課題が生じている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、被験者に対する処置における安全性を確保しつつ、医療機器に対する無線給電を行うことが可能な医療用無線給電システムを提供することを目的としている。
本発明の一態様の医療用無線給電システムは、被験体の近傍に配置できるように構成された1以上の送電用コイルと、少なくとも1つの前記送電用コイルを具備し、所定の共振周波数で共振できるように構成された送電コイルユニットと、前記被検体の処置に用いられる医療機器と、前記医療機器の内部において、少なくとも一部が非導電性の部材に覆われた状態で設けられた受電用コイルと、前記受電用コイルを具備し、前記所定の共振周波数に一致する共振周波数で共振できるように構成された受電コイルユニットと、任意の出力レベル及び周波数を具備する交流電力を前記送電コイルユニットへ出力できるように構成された電源装置と、所定の出力レベル及び所定の周波数を具備する交流電力を前記電源装置から前記送電コイルユニットへ出力させるような制御を行い、さらに、前記所定の出力レベル及び前記所定の周波数を具備する交流電力の出力に伴って発生する反射の大きさ、または、前記所定の出力レベル及び前記所定の周波数を具備する交流電力が前記受電コイルユニットにおいて受電された際の電力の大きさのいずれかを検出した結果に基づき、磁界に反応する物体が前記送電用コイルの近傍に存在するか否かを推定できるように構成された制御部と、を有する。
本発明における医療用無線給電システムによれば、被験者に対する処置における安全性を確保しつつ、医療機器に対する無線給電を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
(第1の実施例)
図1Aから図9は、本発明の第1の実施例に係るものである。
図1Aから図9は、本発明の第1の実施例に係るものである。
図1Aは、第1の実施例に係るトロッカーの外観を示す図である。図1Bは、第1の実施例に係るトロッカーの要部の構成を示す図である。
図1Aに示すように、トロッカー1は、略凸形状を具備して形成されている。また、トロッカー1は、処置具等を挿入可能な寸法を具備する孔として形成された挿入孔2と、後述の送電ケーブル24を着脱自在に接続できるように形成された接続端子部3と、を有して構成されている。
図1Bに示すように、トロッカー1の内部には、挿入孔2の外周部に沿って巻回された送電用コイル4と、接続端子部3に設けられた電気端子3A及び送電用コイル4に対して直列接続された送電用コンデンサ5と、が設けられている。
また、トロッカー1の内部における送電用コイル4及び送電用コンデンサ5の周辺は、樹脂等の絶縁部材で覆われている。なお、本実施例によれば、送電用コイル4の一部のみが樹脂等の絶縁部材で覆われるように構成してもよい。
送電用コイル4は、トロッカー1の内部かつ挿入孔2の外周部において、挿入孔2の挿入方向の軸(以降、挿入軸とも称する)に対して平行な(または挿入軸に一致する)巻き軸を具備するとともに、挿入孔2の入口側の開口部(上部開口部)の近傍を略覆うように巻かれている。そして、送電用コイル4の一方の端部が送電用コンデンサ5に対して接続されているとともに、送電用コイル4の他方の端部が電気端子3Aに対して接続されている。
さらに、トロッカー1においては、後述のバイポーラ電気メス11に内蔵された受電コイルユニットの直列共振周波数に一致する所定の直列共振周波数FR(例えば13.56MHz)を具備するように、送電用コイル4のインダクタンス及び送電用コンデンサ5のキャパシタンスがそれぞれ設定されている。
すなわち、トロッカー1の内部には、送電用コイル4及び送電用コンデンサ5を含む直列共振回路としての送電コイルユニットが設けられている。
図2は、第1の実施例に係るバイポーラ電気メスの要部の構成を示す図である。図3は、図2のバイポーラ電気メスの先端部を拡大して示した図である。
図2に示すように、バイポーラ電気メス11は、切開または凝固等の処置を行うための高周波電流を生体組織に印加可能な処置用電極12を先端部に具備し、トロッカー1の挿入孔2に挿入可能な細長形状の挿入部13を中途部に具備し、処置用電極12の開閉動作に係る操作を手動で行うことが可能な操作部14を後端部に具備して構成されている。
また、図2に示すように、バイポーラ電気メス11は、樹脂等の絶縁部材で形成された円筒状の外筒部15により、挿入部13の内部の水密が保たれるように構成されている。
さらに、図2及び図3に示すように、外筒部15の内部には、樹脂等の絶縁部材により形成された円筒状の内筒部16と、内筒部16の外周部に沿って巻回された受電用コイル17と、受電用コイル17において受電された交流電流の波形を(切開または凝固等の)処置に適した波形に変換して処置用電極12を駆動することが可能な変換回路18と、受電用コイル17及び変換回路18に対して直列接続された受電用コンデンサ19と、が設けられている。
受電用コイル17は、外筒部15の内部かつ内筒部16の外周部において、挿入部13の長軸に平行な(または一致する)巻き軸を具備するとともに、処置用電極12の近傍から操作部14の近傍に至るまでの部分(挿入部13の先端側から後端側に至るまでの部分)を略覆うように巻かれている。そして、受電用コイル17の一方の端部が受電用コンデンサ19に対して接続されているとともに、受電用コイル17の他方の端部が変換回路18に対して接続されている。
さらに、バイポーラ電気メス11においては、トロッカー1に内蔵された送電コイルユニットの直列共振周波数に一致する所定の直列共振周波数FR(例えば13.56MHz)を具備するように、受電用コイル17のインダクタンス及び受電用コンデンサ19のキャパシタンスがそれぞれ設定されている。
すなわち、バイポーラ電気メス11の内部には、受電用コイル17及び受電用コンデンサ19を含む直列共振回路としての受電コイルユニットが設けられている。
そして、例えば図4に示すように、バイポーラ電気メス11は、挿入部13をトロッカー1の挿入孔2に挿通した状態で使用される。図4は、バイポーラ電気メスをトロッカーに挿通した状態の一例を示す図である。
ここで、本実施例の医療用無線給電システムの構成及び作用について説明する。図5は、第1の実施例に係る医療用無線給電システムの要部の構成を示す図である。
図5に示すように、本実施例の医療用無線給電システム201は、トロッカー1と、バイポーラ電気メス11と、電源装置21と、を有して構成されている。
電源装置21は、任意の周波数及び出力レベルを具備する交流電力をトロッカー1へ供給できるように構成されている。また、電源装置21は、CPU等の制御装置を備えた制御部21Aと、LCD等の表示装置を備えた表示部21Bと、を有して構成されている。
一方、術者等は、被験者の体壁にトロッカー1を穿設し、電源装置21と、電源装置21からトロッカー1への電力供給をオンまたはオフにするための指示信号を出力可能なフットスイッチ22と、の間を信号ケーブル23により接続し、電源装置21と、トロッカー1の接続端子部3と、の間を送電ケーブル24により接続した後、電源装置21の電源を投入する。
電源装置21の制御部21Aは、電源装置21の電源が投入された略直後のタイミングにおいて、図6のフローチャートに示すような制御を行う。図6は、第1の実施例に係る医療用無線給電システムにおいて行われる制御の一例を示す図である。
制御部21Aは、バイポーラ電気メス11の駆動に要する電力に比べて十分小さな出力レベルPL(例えば1mW)を具備するとともに、トロッカー1の送電コイルユニットの共振周波数に一致する周波数FRを具備する交流電力をトロッカー1へ出力するための制御を行う(図6のステップS1)。
その後、制御部21Aは、前述の出力レベルPL及び周波数FRを具備する交流電力を出力した際に発生する反射の大きさを示す値としての反射レベルRL1を計測する(図6のステップS2)。
そして、制御部21Aは、RL1/PLの値が所定値TH1(例えば0.8)以上であることを検出した(図6のステップS3)場合には、磁界に反応する物体がトロッカー1の周辺に存在しないと推定し、トロッカー1の周辺に異物が存在しない旨を報知可能な文字列等を電源装置21の表示部21Bに表示させるための制御を行う(図6のステップS4)。
また、制御部21Aは、RL1/PLの値が所定値TH1未満であることを検出した(図6のステップS3)場合には、磁界に反応する物体がトロッカー1の周辺に存在すると推定し、トロッカー1の周辺に異物が存在する旨を報知可能な文字列等を電源装置21の表示部21Bに表示させるための制御を行う(図6のステップS5)。さらに、制御部21Aは、図6のステップS5を経た後、例えば、RL1/PLの値が所定値TH1以上になったことを検出するまでは、トロッカー1の周辺に異物が存在する旨を報知可能な文字列等を表示部21Bに表示させ続ける。
そして、以上に述べたような一連の制御が行われることにより、トロッカー1が被験者の体壁に穿設された後(被験者の近傍に配置された後)からバイポーラ電気メス11がトロッカー1に挿入される前(送電用コイル4の近傍に配置される前)までの期間内に、磁界に反応する物体がトロッカー1の周辺に存在するか否かを検出することができるとともに、当該検出した結果に応じた文字列等を表示部21Bに表示させることができる。
なお、本実施例によれば、バイポーラ電気メス11がトロッカー1に挿入される前に、トロッカー1の近傍における異物(磁界に反応する物体)の存在の有無を検出するものに限らず、例えば、バイポーラ電気メス11がトロッカー1に挿入された後に、トロッカー1の近傍における異物(磁界に反応する物体)の存在の有無を検出するようにしてもよい。図7は、異物の存在の有無に応じた反射レベルの変化を説明するための図である。
ところで、図7に示すように、磁界に反応する物体である異物が存在しない状態でトロッカー1にバイポーラ電気メス11が挿入されている際に計測される反射レベルは、バイポーラ電気メス11の受電コイルユニットの直列共振周波数に一致する周波数FRにおいて略極小値となる一方で、例えば、周波数FRに対して十分大きな周波数FS1(例えば20MHz)、及び、周波数FRに対して十分小さな周波数FS2(例えば5MHz)においてはいずれも高い値となる。
また、図7に示すように、磁界に反応する物体である異物が存在する状態でトロッカー1にバイポーラ電気メス11が挿入されている際に計測される反射レベルは、周波数FR、FS1及びFS2の各周波数において略一定の値となる。
そこで、制御部21Aは、バイポーラ電気メス11の駆動に要する(周波数FRの)交流電力をトロッカー1に対して供給しながら、図8のフローチャートに示すような制御を行う。図8は、第1の実施例に係る医療用無線給電システムにおいて行われる制御の、図6とは異なる例を示す図である。
具体的には、制御部21Aは、トロッカー1への電力供給をオンにするための指示信号がフットスイッチ22から出力されたことを検出すると、バイポーラ電気メス11の駆動に要する(周波数FRの)交流電力をトロッカー1に対して供給しながら、出力レベルPL及び周波数FS1を具備する交流電力を連続的または断続的にトロッカー1へ出力する制御を行う(図8のステップS11)とともに、当該出力レベルPL及び周波数FS1を具備する交流電力を出力した際に発生する反射の大きさを示す値としての反射レベルRL2を計測する(図8のステップS12)。
そして、制御部21Aは、RL2/PLの値が所定値TH2(例えば0.8)以上であることを検出した(図8のステップS13)場合には、磁界に反応する物体がトロッカー1の周辺に存在しないと推定し、図8のステップS11からの制御を再度行いつつ、バイポーラ電気メス11の駆動に要する(周波数FRの)交流電力の供給を継続する。
また、制御部21Aは、RL2/PLの値が所定値TH2未満であることを検出した(図8のステップS13)場合には、磁界に反応する物体がトロッカー1の周辺に存在すると推定し、トロッカー1への電力供給をオンにするための指示信号がフットスイッチ22から出力されていたとしても、バイポーラ電気メス11の駆動に要する(周波数FRの)交流電力の供給を停止する(図8のステップS14)。さらに、制御部21Aは、図8のステップS14を経た後、例えば、RL2/PLの値が所定値TH2以上になったことを検出するまでは、トロッカー1への電力供給をオンにするための指示信号がフットスイッチ22から出力されていたとしても、バイポーラ電気メス11の駆動に要する(周波数FRの)交流電力の供給を停止し続ける。
なお、前述の図8のステップS11において、周波数FS1を具備する交流電力が出力される代わりに、周波数FS2を具備する交流電力が出力されてもよい。
また、図8の一連の制御は、前述したものに限らず、例えば、出力レベルPL及び周波数FS1を具備する交流電力を出力した際に発生する反射の大きさを示す値としての反射レベルRLAと、出力レベルPL及び周波数FS2を具備する交流電力を出力した際に発生する反射の大きさを示す値としての反射レベルRLBと、に基づき、RLA/PLの値及びRLB/PLの値のうちの少なくとも一方が所定値THA(例えば0.8)未満であることを検出した場合に、バイポーラ電気メス11の駆動に要する(周波数FRの)交流電力の供給を停止するような制御であってもよい。
そして、以上に述べたような一連の制御が行われることにより、バイポーラ電気メス11がトロッカー1に挿入された後(被験者の体腔内に挿入された後)に、磁界に反応する物体がトロッカー1の周辺に存在するか否かを検出することができるとともに、当該検出した結果に応じてバイポーラ電気メス11の駆動に要する電力の供給を継続または停止させることができる。
また、本実施例によれば、図6及び(または)図8に示した一連の制御に併せ、例えば、バイポーラ電気メス11がトロッカー1に挿入されたことを検出した後で、当該医療機器の駆動に要する電力の供給を開始するような、以下の制御が行われるものであってもよい。図9は、第1の実施例に係る医療用無線給電システムにおいて行われる制御の、図6及び図8とは異なる例を示す図である。
制御部21Aは、トロッカー1への電力供給をオンにするための指示信号がフットスイッチ22から出力されたことを検出すると、出力レベルPL及び周波数FRを具備する交流電力をトロッカー1へ出力するための制御を行う(図9のステップS21)とともに、当該出力レベルPL及び周波数FRを具備する交流電力を出力した際に発生する反射の大きさを示す値としての反射レベルRL3を計測する(図9のステップS22)。
そして、制御部21Aは、RL3/PLの値が所定値TH3(例えば0.1)より大きいことを検出した(図9のステップS23)場合には、バイポーラ電気メス11がトロッカー1に挿入されていないと推定し、フットスイッチ22から出力される(トロッカー1への電力供給をオンにするための)指示信号を無効化しつつ、図9のステップS21からの制御を再度行う。
また、制御部21Aは、RL3/PLの値が所定値TH3以下であることを検出した(図9のステップS23)場合には、バイポーラ電気メス11がトロッカー1に挿入されていると推定し、バイポーラ電気メス11の駆動に要する(周波数FRの)交流電力の供給を開始する(図9のステップS24)。さらに、制御部21Aは、図9のステップS24を経た後、RL3/PLの値が所定値TH3より大きくなったことを再度検出するまでは、バイポーラ電気メス11の駆動に要する周波数FRの交流電力の供給を継続する。一方、制御部21Aは、図9のステップS24を経た後、RL3/PLの値が所定値TH3より大きくなったことを再度検出した際に、バイポーラ電気メス11の駆動に要する(周波数FRの)交流電力の供給を停止した後、図9のステップS21からの制御を再度行う。
そして、以上に述べたような一連の制御が行われることにより、バイポーラ電気メス11がトロッカー1に挿入されていない場合において、電源装置21からトロッカー1への電力の供給を停止することができ、すなわち、トロッカー1から大きな磁界を発生させないようにすることができる。
以上に述べたように、本実施例の医療用無線給電システムによれば、被験者に対する処置における安全性を確保しつつ、医療機器に対する無線給電を行うことができる。
(第2の実施例)
図10及び図11は、本発明の第2の実施例に係るものである。
図10及び図11は、本発明の第2の実施例に係るものである。
なお、本実施例においては、第1の実施例と同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を省略するとともに、第1の実施例と異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。図10は、第2の実施例に係る医療用無線給電システムの要部の構成を示す図である。
図10に示すように、本実施例の医療用無線給電システム202は、トロッカー31と、バイポーラ電気メス41と、電源装置21と、を有して構成されている。
トロッカー31は、後述の通信部41Bから出力される無線信号を受信することが可能な通信部31Aをトロッカー1の内部に設けて構成されている。また、通信部31Aは、通信ケーブル25を介して電源装置21に接続できるように構成されている。
バイポーラ電気メス41は、受電コイルユニットにおいて受電した電力の大きさを示す受電レベルPWRの値を計測可能な電力計測部41Aと、電力計測部41Aにおいて計測された受電レベルPWRの情報を含む無線信号を生成して通信部31Aへ送信することが可能な通信部41Bと、をバイポーラ電気メス11の内部に設けて構成されている。
ここで、以上に述べたような構成を具備する医療用無線給電システム202の作用について説明する。図11は、第2の実施例に係る医療用無線給電システムにおいて行われる制御の一例を示す図である。
まず、術者等は、例えば図10に示すように、被験者の体壁にトロッカー31を穿設し、電源装置21とフットスイッチ22との間を信号ケーブル23により接続し、電源装置21とトロッカー31の接続端子部3との間を送電ケーブル24により接続し、さらに、電源装置21とトロッカー31(の通信部31A)との間を通信ケーブル25により接続する。
その後、術者等は、被験者の体壁に設置されたトロッカー31を介し、当該被験者の体腔内へバイポーラ電気メス41を挿入してゆく。
そして、術者等は、例えば、内視鏡画像の観察または目視等により、体腔内の処置対象部位の近傍に処置用電極12が到達したことを確認すると、フットスイッチ22を操作することにより、電源装置21からトロッカー31への電力供給をオンする。
一方、制御部21Aは、トロッカー31への電力供給をオンにするための指示信号がフットスイッチ22から出力されたことを検出すると、出力レベルPWS及び周波数FRを具備する交流電力を、バイポーラ電気メス41の駆動に要する交流電力としてトロッカー31へ出力するための制御を行う(図11のステップS31)。
その後、制御部21Aは、トロッカー31に接続された通信ケーブル25を介し、通信部31Aにおいて受信された無線信号に含まれる受電レベルPWRの情報を検出する(図11のステップS32)。
そして、制御部21Aは、PWR/PWSの値が所定値TH4(例えば0.8)以上であることを検出した(図11のステップS33)場合には、磁界に反応する物体がトロッカー31の周辺に存在しないと推定し、図11のステップS31からの制御を再度行いつつ、出力レベルPWS及び周波数FRを具備する(バイポーラ電気メス41の駆動に要する)交流電力の供給を継続する。
また、制御部21Aは、PWR/PWSの値が所定値TH4未満であることを検出した(図11のステップS33)場合には、磁界に反応する物体がトロッカー31の周辺に存在すると推定し、トロッカー31への電力供給をオンにするための指示信号がフットスイッチ22から出力されていたとしても、出力レベルPWS及び周波数FRを具備する(バイポーラ電気メス41の駆動に要する)交流電力の供給を停止する(図11のステップS34)。さらに、制御部21Aは、図11のステップS34を経た後、例えば、PWR/PWSの値が所定値TH4以上になったことを検出するまでは、トロッカー31への電力供給をオンにするための指示信号がフットスイッチ22から出力されていたとしても、出力レベルPWS及び周波数FRを具備する(バイポーラ電気メス41の駆動に要する)交流電力の供給を停止し続ける。
そして、以上に述べたような一連の制御が行われることにより、バイポーラ電気メス41がトロッカー31に挿入された後(被験者の体腔内に挿入された後)に、磁界に反応する物体がトロッカー31の周辺に存在するか否かを精度良く検出することができるとともに、当該検出した結果に応じてバイポーラ電気メス41の駆動に要する電力の供給を継続または停止させることができる。
以上に述べたように、本実施例の医療用無線給電システムによれば、被験者に対する処置における安全性を確保しつつ、医療機器に対する無線給電を行うことができる。
(第3の実施例)
図12及び図13は、本発明の第3の実施例に係るものである。
図12及び図13は、本発明の第3の実施例に係るものである。
なお、本実施例においては、第1及び第2の実施例のいずれかと同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を省略するとともに、第1及び第2の実施例のいずれとも異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。図12は、第3の実施例に係る医療用無線給電システムの要部の構成を示す図である。
図12に示すように、本実施例の医療用無線給電システム203は、トロッカー1と、バイポーラ電気メス11と、電源装置21と、心拍計測装置51と、を有して構成されている。
心拍計測装置51は、被験者の心臓の近傍における体表面に電極51Aが貼り付けられた状態で、当該被験者の心拍数を計測することができるように構成されている。
また、心拍計測装置51は、通信ケーブル26を介して電源装置21との間で通信を行うことができるとともに、トロッカー1へ現在供給されている交流電力の周波数PWFの情報を電源装置21から受信することができるように構成されている。
さらに、心拍計測装置51は、相互に異なる周波数帯域の信号成分を遮断するようにそれぞれ設定された複数のノイズカットフィルタ51Bを具備するフィルタ部51Cを内蔵して構成されている。
そして、以上に述べたような構成を心拍計測装置51が具備することにより、例えば、トロッカー1へ現在供給されている交流電力の周波数PWFの検出結果に基づき、フィルタ部51Cに含まれる複数のノイズカットフィルタ51Bの中から、交流電力の周波数PWFを含む帯域を遮断可能な1つのノイズカットフィルタ51Bを選択し、さらに、当該選択した1つのノイズカットフィルタ51Bを心拍数の計測の際に動作させることができる。
一方、本実施例においては、前述の医療用無線給電システム203のような構成を具備するものに限らず、例えば、図13の医療用無線給電システム204のような構成を具備していても良い。図13は、第3の実施例の変形例に係る医療用無線給電システムの要部の構成を示す図である。
図13に示すように、本実施例の医療用無線給電システム204は、トロッカー1と、バイポーラ電気メス11と、電源装置61と、心拍計測装置71と、を有して構成されている。
電源装置61は、心拍計測装置71との併用が可能である旨を示す文字列及び(または)記号を含む識別情報部62を電源装置21の外表面に設けて構成されている。
一方、心拍計測装置71は、被験者の心臓の近傍における体表面に電極71Aが貼り付けられた状態で、当該被験者の心拍数を計測することができるように構成されている。
また、心拍計測装置71は、所定の周波数帯域の信号成分を遮断するように設定されたノイズカットフィルタ71Bを内蔵して構成されている。
さらに、心拍計測装置71は、電源装置61との併用が可能である旨を示す文字列及び(または)記号を含む識別情報部72を外表面に設けて構成されている。
そして、以上に述べたような構成を電源装置61及び心拍計測装置71が具備することにより、例えば、識別情報部62及び72を参照することにより、複数の心拍計測装置71の中から、電源装置61から出力される交流電力の周波数FRを含む帯域を遮断可能なノイズカットフィルタ71Bを具備する1つの心拍計測装置71を選択して使用することができる。
なお、本実施例においては、所定のフィルタ回路を具備するようなハードウェアによりノイズカットフィルタ51B及び(あるいは)71Bを構成してもよく、または、所定のフィルタ処理を行うようなソフトウェアによりノイズカットフィルタ51B及び(あるいは)71Bを構成してもよい。
以上に述べたように、本実施例の医療用無線給電システムによれば、第1の実施例と同様に、被験者に対する処置における安全性を確保しつつ、医療機器に対する無線給電を行うことができる。
また、本実施例の医療用無線給電システムによれば、電源装置からトロッカーへの電力の供給に起因して発生するノイズが低減された状態で、被験者の心拍数の計測を行うことができる。
なお、本実施例は、電気または磁気により被験者の生体情報を取得可能な構成を具備する限りにおいては、心拍計測装置51及び71以外の他の装置(生体情報取得装置)に対しても略同様に適用することができる。
(第4の実施例)
図14及び図15は、本発明の第4の実施例に係るものである。
図14及び図15は、本発明の第4の実施例に係るものである。
なお、本実施例においては、第1〜第3の実施例のいずれかと同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を省略するとともに、第1〜第3の実施例のいずれとも異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。図14は、第4の実施例に係る医療用無線給電システムの要部の構成を示す図である。
図14に示すように、本実施例の医療用無線給電システム205は、トロッカー1と、バイポーラ電気メス11と、電源装置21と、心拍計測装置81と、を有して構成されている。
心拍計測装置81は、被験者の心臓の近傍における体表面に電極81Aが貼り付けられた状態で、当該被験者の心拍数を計測することができるように構成されている。
また、心拍計測装置81は、術者等の操作により心拍数の計測をオンまたはオフにするための指示を行うことが可能なスイッチ82と、心拍数の計測をオンにするための指示がスイッチ82においてなされている場合に、電極81Aから出力される信号に基づく心拍数の計測動作を一定期間毎に行うことが可能な心拍数計測部83と、を具備している。
一方、心拍数計測部83は、通信ケーブル26を介して電源装置21との間で通信を行うことができるように構成されているとともに、心拍数の計測をオンにするための指示がスイッチ82においてなされている場合に、心拍数の計測動作の開始を示す計測開始信号と、心拍数の計測動作の終了を示す計測終了信号と、を電源装置21へそれぞれ出力することができるように構成されている。
ここで、本実施例の電源装置21及び心拍計測装置81の具体的な動作について、図15を参照しつつ説明する。図15は、第4の実施例に係る医療用無線給電システムにおいて行われる制御の一例を示す図である。
電源装置21の制御部21Aは、トロッカー1への電力供給をオンにするための指示信号がフットスイッチ22から出力されている場合において、バイポーラ電気メス11の駆動に要する(周波数FRの)交流電力をトロッカー1に対して供給する(図15のステップS41)。
一方、心拍計測装置81の心拍数計測部83は、心拍数の計測をオンにするための指示がスイッチ82においてなされている場合において、計測開始信号を電源装置21へ送信した(図15のステップS51)後、電極81Aから出力される信号に基づく心拍数の計測動作を開始する(図15のステップS52)。
制御部21Aは、図15のステップS51により心拍数計測部83から送信された計測開始信号を受信すると(図15のステップS42)、バイポーラ電気メス11の駆動に要する交流電力のトロッカー1への供給を停止するための制御を行う(図15のステップS43)。
一方、心拍数計測部83は、図15のステップS52において開始した心拍数の計測動作が終了すると(図15のステップS53)、計測終了信号を電源装置21へ送信する(図15のステップS54)。
制御部21Aは、図15のステップS54により心拍数計測部83から送信された計測終了信号を受信すると(図15のステップS44)、バイポーラ電気メス11の駆動に要する交流電力のトロッカー1への供給を再開するための制御を行う(図15のステップS45)。
すなわち、本実施例の電源装置21及び心拍計測装置81によれば、トロッカー1への電力供給をオンにするための指示信号がフットスイッチ22から出力されており、かつ、心拍数の計測をオンにするための指示がスイッチ82においてなされている場合において、図15に示すような一連の動作が一定周期毎に繰り返し行われる。
なお、図15に示した一連の動作の繰り返し周期は、心拍数計測部83による心拍数の計測動作の実施間隔に応じて設定されるとともに、図15のステップS51からステップS54までの各動作に要する期間(例えば10ミリ秒)に比べて十分長い期間に設定されるものとする。
また、本実施例によれば、図15のステップS43において、図15のステップS41の時点で出力されていた交流電力の供給を停止するための制御が行われるものに限らず、例えば、図15のステップS41の時点で出力されていた交流電力に比べて低い出力レベルの交流電力を供給するための制御が行われるものであってもよい。
以上に述べたように、本実施例の医療用無線給電システムによれば、第1の実施例と同様に、被験者に対する処置における安全性を確保しつつ、医療機器に対する無線給電を行うことができる。
また、本実施例の医療用無線給電システムによれば、電源装置からトロッカーへの電力の供給に起因して発生するノイズが低減された状態で、被験者の心拍数の計測を行うことができる。
なお、本実施例は、電気または磁気により被験者の生体情報を取得可能な構成を具備する限りにおいては、心拍計測装置81以外の他の装置(生体情報取得装置)に対しても略同様に適用することができる。
(第5の実施例)
図16から図19は、本発明の第5の実施例に係るものである。
図16から図19は、本発明の第5の実施例に係るものである。
なお、本実施例においては、第1〜第4の実施例のいずれかと同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を省略するとともに、第1〜第4の実施例のいずれとも異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。
本実施例に係る医療用無線給電システムは、第1の実施例の医療用無線給電システム201に含まれるトロッカー1の代わりに、図16に示すようなトロッカー221を用いて構成されている。図16は、第5の実施例に係るトロッカーの構成を示す図である。
図16に示すように、トロッカー221は、処置具等を挿入可能な寸法を具備する孔として形成された挿入孔222と、送電ケーブル24を着脱自在に接続できるようにそれぞれ形成された接続端子部223M及び223Nと、を有して構成されている。
図16に示すように、トロッカー221の内部には、挿入孔222の外周部に沿って巻回された送電用コイル224Mと、接続端子部223Mに設けられた電気端子223A及び送電用コイル224Mに対して直列接続された送電用コンデンサ225Mと、が設けられている。
また、トロッカー221の内部における送電用コイル224M及び送電用コンデンサ225Mの周辺は、樹脂等の絶縁部材で覆われている。
送電用コイル224Mは、トロッカー221の内部かつ挿入孔222の外周部において、挿入孔212の挿入軸に対して平行な巻き軸を具備するとともに、挿入孔222の一部を略覆うように巻かれている。そして、送電用コイル224Mの一方の端部が送電用コンデンサ225Mに対して接続されているとともに、送電用コイル224Mの他方の端部が電気端子223Aに対して接続されている。
さらに、トロッカー221においては、所定の直列共振周波数FC1(例えば13.56MHz)を具備するように、送電用コイル224Mのインダクタンス及び送電用コンデンサ225Mのキャパシタンスがそれぞれ設定されている。
一方、図16に示すように、トロッカー221の内部には、挿入孔222の外周部に沿って巻回された送電用コイル224Nと、接続端子部223Nに設けられた電気端子223B及び送電用コイル224Nに対して直列接続された送電用コンデンサ225Nと、が設けられている。
また、トロッカー221の内部における送電用コイル224N及び送電用コンデンサ225Nの周辺は、樹脂等の絶縁部材で覆われている。
送電用コイル224Nは、トロッカー221の内部かつ送電用コイル224Mの外周部において、挿入孔222の挿入軸に対して平行な巻き軸を具備するように巻かれている。そして、送電用コイル224Nの一方の端部が送電用コンデンサ225Nに対して接続されているとともに、送電用コイル224Nの他方の端部が電気端子223Bに対して接続されている。
さらに、トロッカー221においては、送電用コイル224M及び送電用コンデンサ225Mにより設定されるものとは異なる所定の直列共振周波数FC2(例えば10MHz)を具備するように、送電用コイル224Nのインダクタンス及び送電用コンデンサ225Nのキャパシタンスがそれぞれ設定されている。
すなわち、トロッカー221の内部には、送電用コイル224M及び送電用コンデンサ225Mを含む送電コイルユニットと、送電用コイル224N及び送電用コンデンサ225Nを含む送電コイルユニットと、の2つの送電コイルユニットが、挿入孔222の外周部の一部を二重に囲むように設けられている。
ここで、以上のようなトロッカー221を含む医療用無線給電システムの作用について説明する。図17は、図16のような構成を具備するトロッカーを含む医療用無線給電システムにおいて行われる制御の一例を示す図である。
制御部21Aは、例えば、第1の実施例で説明した手法を用いて、トロッカー221の挿入孔222にバイポーラ電気メス11が挿入されていることを検出した際に、バイポーラ電気メス11の駆動に要する電力に比べて十分小さな出力レベルPLを具備するとともに、トロッカー221の一方の送電コイルユニットの直列共振周波数に一致する周波数FC1を具備する交流電力を出力するための制御を行う(図17のステップS61)。
その後、制御部21Aは、出力レベルPL及び周波数FC1を具備する交流電力を出力した際に発生する反射の大きさを示す値としての反射レベルRL4を計測する(図17のステップS62)。
一方、制御部21Aは、出力中の交流電力の周波数をFC1からFC2に切り替えることにより、バイポーラ電気メス11の駆動に要する電力に比べて十分小さな出力レベルPLを具備するとともに、トロッカー221の他方の送電コイルユニットの直列共振周波数に一致する周波数FC2を具備する交流電力を出力するための制御を行う(図17のステップS63)。
その後、制御部21Aは、出力レベルPL及び周波数FC2を具備する交流電力を出力した際に発生する反射の大きさを示す値としての反射レベルRL5を計測する(図17のステップS64)。
そして、制御部21Aは、反射レベルRL5が反射レベルRL4以上であることを検出した(図17のステップS65)場合には、バイポーラ電気メス11の駆動に要する交流電力を周波数FC1で供給するための制御を行う(図17のステップS66)。
また、制御部21Aは、反射レベルRL5が反射レベルRL4未満であることを検出した(図17のステップS65)場合には、バイポーラ電気メス11の駆動に要する交流電力を周波数FC2で供給するための制御を行う(図17のステップS67)。
なお、本実施例においては、前述のトロッカー221の代わりに、例えば、図18A及び図18Bに示すようなトロッカー241を用いて医療用無線給電システムを構成した場合であっても、図17の一連の制御を略同様に適用することができる。図18Aは、第5の実施例の第1の変形例に係るトロッカーの外観を示す図である。図18Bは、第5の実施例の第1の変形例に係るトロッカーの要部の内部構成を示す図である。
図18Aに示すように、トロッカー241は、被検体の体壁に形成した1つの切開創から複数の医療機器を同時に挿入して使用することができるように構成されている。
具体的には、図18Aに示すように、トロッカー241は、3つの挿入孔部241Aと、各挿入孔部241Aに1つずつ設けられた挿入孔242の出口側の開口部(図示せず)にそれぞれ連通するように形成された筒体部241Bと、各挿入孔部241Aの外周側を環状に囲むように形成された環体部241Cと、を有して構成されている。
また、図18Aに示すように、各挿入孔部241Aには、処置具等を挿入可能な寸法を具備する孔として形成された挿入孔242が設けられている。
さらに、図18Aに示すように、環体部241Cの側面には、送電ケーブル24を着脱自在に接続できるように形成された接続端子部243が設けられている。
一方、図18Bに示すように、環体部241Cの内部には、各挿入孔232の外周部の一部を覆うように巻回された送電用コイル244Mと、接続端子部243の電気端子243Aに接続された電気接続部材246Mと、電気接続部材246M及び送電用コイル244Mに対して直列接続された送電用コンデンサ245Mと、が設けられている。
また、環体部241Cの内部における送電用コイル244M及び送電用コンデンサ245Mの周辺は、樹脂等の絶縁部材で覆われている。
送電用コイル244Mは、環体部241Cの内部かつ各挿入孔222の外周部において、各挿入孔242の挿入軸に対して平行な巻き軸を具備するように巻かれている。そして、送電用コイル244Mの一方の端部が送電用コンデンサ245Mに対して接続されているとともに、送電用コイル244Mの他方の端部が電気接続部材246Mに接続されている。
さらに、トロッカー241においては、所定の直列共振周波数FC1(例えば13.56MHz)を具備するように、送電用コイル244Mのインダクタンス及び送電用コンデンサ245Mのキャパシタンスがそれぞれ設定されている。
また、図18Bに示すように、環体部241Cの内部には、各挿入孔232の外周部の一部を覆うように巻回された送電用コイル244Nと、接続端子部243の電気端子243Aに接続された電気接続部材246Nと、電気接続部材246N及び送電用コイル244Nに対して直列接続された送電用コンデンサ245Nと、が設けられている。
さらに、環体部241Cの内部における送電用コイル244N及び送電用コンデンサ245Nの周辺は、樹脂等の絶縁部材で覆われている。
送電用コイル244Nは、環体部241Cの内部かつ送電用コイル244Mの外周部において、各挿入孔242の挿入軸に対して平行な巻き軸を具備するように巻かれている。そして、送電用コイル244Nの一方の端部が送電用コンデンサ245Nに対して接続されているとともに、送電用コイル244Nの他方の端部が電気接続部材246Nに接続されている。
さらに、環体部241Cにおいては、送電用コイル244M及び送電用コンデンサ245Mにより設定されるものとは異なる所定の直列共振周波数FC2(例えば10MHz)を具備するように、送電用コイル244Nのインダクタンス及び送電用コンデンサ245Nのキャパシタンスがそれぞれ設定されている。
すなわち、環体部241Cの内部には、送電用コイル244M及び送電用コンデンサ245Mを含む送電コイルユニットと、送電用コイル244N及び送電用コンデンサ245Nを含む送電コイルユニットと、の2つの送電コイルユニットが、各挿入孔242の外周部の一部を二重に囲むように設けられている。
一方、本実施例においては、前述のトロッカー221または241の代わりに、例えば、図19に示すような回路構成をトロッカー1に適用して医療用無線給電システムを構成してもよい。図19は、第5の実施例の第2の変形例に係る回路構成の一例を説明するための図である。
具体的には、図19の回路によれば、トロッカー1における送電用コンデンサ5の代わりに、例えば、送電用コンデンサ5A、5B及び5Cと、スイッチング回路7と、が設けられている。
送電用コンデンサ5A、5B及び5Cは、相互に異なるキャパシタンスを具備するとともに、電気端子3A及びスイッチング回路7の間で相互に並列接続されている。
スイッチング回路7は、送電用コイル4に直列接続されているとともに、電源装置21の制御に応じ、送電用コイル4との間で直列共振回路を形成する送電用コンデンサを、送電用コンデンサ5A、5B及び5Cのうちのいずれか1つに切り替えることができるように構成されている。
すなわち、図19の回路によれば、送電用コイル4のインダクタンス及び送電用コンデンサ5Aのキャパシタンスにより直列共振周波数FD1を具備するように設定された送電コイルユニットと、送電用コイル4のインダクタンス及び送電用コンデンサ5Bのキャパシタンスにより直列共振周波数FD2を具備するように設定された送電コイルユニットと、送電用コイル4のインダクタンス及び送電用コンデンサ5Cのキャパシタンスにより直列共振周波数FD3を具備するように設定された送電コイルユニットと、の3つの送電コイルユニットの中から、電源装置21の制御に応じた1つの送電コイルユニットに切り替えて送電を行うことができる。
そのため、図19に示すような回路構成をトロッカー1に適用した場合であっても、図17の一連の制御を略同様に適用することができる。具体的には、例えば、出力レベルPL及び周波数FD1を具備する交流電力をトロッカー1へ出力した際の反射レベルと、出力レベルPL及び周波数FD2を具備する交流電力をトロッカー1へ出力した際の反射レベルと、出力レベルPL及び周波数FD3を具備する交流電力をトロッカー1へ出力した際の反射レベルと、がそれぞれ計測され、さらに、最も低い反射レベルの周波数でバイポーラ電気メス11の駆動に要する交流電力が供給されるようにすることより、図17の一連の制御を適用することができる。
なお、以上に述べた各実施例によれば、電気的に直列に接続されたコイル及びコンデンサを具備するコイルユニットを直列共振させるように構成したものに限らず、電気的に並列に接続されたコイル及びコンデンサを具備するコイルユニットを並列共振させるように構成してもよい。図20は、並列共振可能な送電コイルユニットをトロッカー内に設けた場合の構成の一例を示す図である。図21は、並列共振可能な受電コイルユニットをバイポーラ電気メス内に設けた場合の構成の一例を示す図である。
具体的には、例えば、図20のトロッカー301として示すように、送電用コイル4及び送電用コンデンサ5が電気端子3Aに対して電気的に並列になるように接続され、さらに、送電用コイル4のインダクタンス及び送電用コンデンサ5のキャパシタンスが、バイポーラ電気メス11等に内蔵された受電コイルユニットの共振周波数に一致する所定の並列共振周波数を具備するようにそれぞれ設定された送電コイルユニットをトロッカー内に設けてもよい。
また、例えば、図21のバイポーラ電気メス311として示すように、受電用コイル17及び受電用コンデンサ19が変換回路18に対して電気的に並列になるように接続され、さらに、受電用コイル17のインダクタンス及び受電用コンデンサ19のキャパシタンスが、トロッカー1等に内蔵された送電コイルユニットの共振周波数に一致する所定の並列共振周波数を具備するようにそれぞれ設定された受電コイルユニットをバイポーラ電気メス内に設けてもよい。
さらに、送電コイルユニット、受電コイルユニット及び中継コイルユニットの各コイルユニットにおいて、直列共振で共振するように構成されたコイルユニットと、並列共振で共振するように構成されたコイルユニットと、が併用されてもよい。
具体的には、例えば、直列共振で共振するように構成された送電コイルユニットを具備するトロッカー1と、並列共振で共振するように構成された受電コイルユニットを具備するバイポーラ電気メス311と、が併用されてもよい。
また、以上に述べた各実施例の送電用コイル(または送電コイルユニット)は、バイポーラ電気メス等の医療機器による処置対象の被験者の近傍に配置可能な限りにおいては、トロッカー内に設けられていてもよく、当該被験者の側面に設けられていてもよく、または、当該被験者を横臥可能なベッドの内部に設けられていてもよい。
また、以上に述べた各実施例の受電用コイル(または受電コイルユニット)は、トロッカーに挿入して使用される(バイポーラ電気メス等の)筒状の医療機器の内部に設けられていてもよく、または、被検体の体腔内に留置される医療機器の内部に設けられていてもよい。
また、以上に述べた各実施例においては、例えば、受電コイルユニットを具備する医療機器内にバッテリ等の蓄電装置を設けることにより、当該受電コイルユニットにおいて受電された電力を当該蓄電装置に蓄えた後で、当該医療機器の使用状況に応じた電力が当該蓄電装置から供給されるようにしてもよい。
また、以上に述べた各実施例においては、バイポーラ電気メスの受電コイルユニットにおいて受電された電力が、変換回路を介さずに、処置用電極へ直接供給されるように構成してもよい。
また、以上に述べた各実施例においては、電源装置、トロッカー、または、バイポーラ電気メスの変換回路のいずれかにインピーダンスマッチング回路が設けられていてもよい。そして、このような構成によれば、例えば、送電用コイルと受電用コイルとの間の位置及び姿勢の変化、または、受電コイルユニットを具備する医療機器における負荷状態の変化等に応じてインピーダンスマッチング回路を制御することにより、磁界共鳴現象を利用して給電を行う際の伝送効率を最適化することができる。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
1 トロッカー
2 挿入孔
3 接続端子部
3A 電気端子
4 送電用コイル
5 送電用コンデンサ
11 バイポーラ電気メス
12 処置用電極
13 挿入部
14 操作部
15 外筒部
16 内筒部
17 受電用コイル
18 変換回路
19 受電用コンデンサ
21 電源装置
21A 制御部
21B 表示部
22 フットスイッチ
23 信号ケーブル
24 送電ケーブル
201 医療用無線給電システム
2 挿入孔
3 接続端子部
3A 電気端子
4 送電用コイル
5 送電用コンデンサ
11 バイポーラ電気メス
12 処置用電極
13 挿入部
14 操作部
15 外筒部
16 内筒部
17 受電用コイル
18 変換回路
19 受電用コンデンサ
21 電源装置
21A 制御部
21B 表示部
22 フットスイッチ
23 信号ケーブル
24 送電ケーブル
201 医療用無線給電システム
Claims (13)
- 被験体の近傍に配置できるように構成された1以上の送電用コイルと、
少なくとも1つの前記送電用コイルを具備し、所定の共振周波数で共振できるように構成された送電コイルユニットと、
前記被検体の処置に用いられる医療機器と、
前記医療機器の内部において、少なくとも一部が非導電性の部材に覆われた状態で設けられた受電用コイルと、
前記受電用コイルを具備し、前記所定の共振周波数に一致する共振周波数で共振できるように構成された受電コイルユニットと、
任意の出力レベル及び周波数を具備する交流電力を前記送電コイルユニットへ出力できるように構成された電源装置と、
所定の出力レベル及び所定の周波数を具備する交流電力を前記電源装置から前記送電コイルユニットへ出力させるような制御を行い、さらに、前記所定の出力レベル及び前記所定の周波数を具備する交流電力の出力に伴って発生する反射の大きさ、または、前記所定の出力レベル及び前記所定の周波数を具備する交流電力が前記受電コイルユニットにおいて受電された際の電力の大きさのいずれかを検出した結果に基づき、磁界に反応する物体が前記送電用コイルの近傍に存在するか否かを推定できるように構成された制御部と、
を有することを特徴とする医療用無線給電システム。 - 前記所定の出力レベルは、前記医療機器の駆動に要する電力に比べて小さい出力レベルであり、
前記所定の周波数は、前記所定の共振周波数に一致する周波数である
ことを特徴とする請求項1に記載の医療用無線給電システム。 - 前記所定の出力レベルは、前記医療機器の駆動に要する電力に比べて小さい出力レベルであり、
前記所定の周波数は、前記所定の共振周波数とは異なる周波数である
ことを特徴とする請求項1に記載の医療用無線給電システム。 - 前記制御部は、前記送電用コイルが前記被検体の近傍に配置された後から前記医療機器が前記送電用コイルの近傍に配置される前までの期間内において、前記所定の出力レベル及び前記所定の周波数を具備する交流電力の出力に伴って発生する反射の大きさを検出した結果に基づいて前記物体の存在の有無を検出し、さらに、当該検出した結果を報知可能な情報を表示部に表示させるための制御を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の医療用無線給電システム。 - 前記制御部は、前記電源装置から前記送電コイルユニットへの前記医療機器の駆動に要する電力の供給が実施されている際に、前記所定の出力レベル及び前記所定の周波数を具備する交流電力の出力に伴って発生する反射の大きさに基づき、前記医療機器とは異なる前記物体が前記送電用コイルの近傍に存在するか否かを推定できるように構成されている
ことを特徴とする請求項3に記載の医療用無線給電システム。 - 前記制御部は、前記医療機器とは異なる前記物体が前記送電用コイルの近傍に存在すると推定した場合に、前記電源装置から前記送電コイルユニットへの前記医療機器の駆動に要する電力の供給を停止するための制御を行うように構成されている
ことを特徴とする請求項5に記載の医療用無線給電システム。 - 前記制御部は、前記所定の出力レベル及び前記所定の周波数を具備する交流電力の出力に伴って発生する反射の大きさに基づき、前記医療機器が前記送電用コイルの近傍に配置されているか否かを推定できるように構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の医療用無線給電システム。 - 前記制御部は、前記医療機器が前記送電用コイルの近傍に配置されていると推定した場合に、前記電源装置から前記送電コイルユニットへの前記医療機器の駆動に要する電力の供給を実施する
ことを特徴とする請求項7に記載の医療用無線給電システム。 - 前記電源装置から前記送電コイルユニットへ供給される交流電力の周波数を含む所定の帯域の信号成分を遮断可能なフィルタを具備し、前記被検体の生体情報を取得することができるように構成されているとともに、前記生体情報を取得している最中に前記フィルタを動作させることができるように構成された生体情報取得装置をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の医療用無線給電システム。 - 前記生体情報取得装置の表面には、前記制御部を具備する前記電源装置との併用が可能な旨を示す文字列及び記号の少なくとも一方を含む識別情報部が設けられている
ことを特徴とする請求項9に記載の医療用無線給電システム。 - 前記被検体の生体情報を取得することができるように構成された生体情報取得装置をさらに有し、
前記制御部は、前記生体情報取得装置により前記生体情報が取得されている最中において、前記電源装置から前記送電コイルユニットへの交流電力の供給を停止させるための制御、または、前記電源装置から前記送電コイルユニットへ供給される交流電力の出力レベルを低下させるための制御のいずれかを行うように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の医療用無線給電システム。 - 複数の前記送電用コイルと、
前記複数のうちのいずれか1つの前記送電用コイルをそれぞれ具備するとともに、相互に異なる共振周波数で共振するようにそれぞれ構成された複数の前記送電コイルユニットと、を有し、
前記制御部は、前記所定の出力レベルを具備する交流電力を、複数の前記送電コイルユニットの共振周波数に一致する各周波数に切り替えつつ前記電源装置から順次出力させるための制御を行い、さらに、前記各周波数の交流電力の出力に伴って発生する反射の大きさに基づき、前記医療機器の駆動に要する電力の供給を最も反射の小さい周波数で行わせるための制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の医療用無線給電システム。 - 前記送電コイルユニットは、1つの前記送電用コイルと、相互に異なる容量を具備する複数の送電用コンデンサと、を具備するとともに、1つの前記送電用コイルに直列または並列接続される送電用コンデンサを前記複数の送電用コンデンサのうちの1つに切り替えることができるように構成されており、
前記制御部は、前記所定の出力レベルを具備する交流電力を、1つの前記送電用コイルに接続される送電用コンデンサの切り替えに応じて変化する共振周波数に一致する各周波数に切り替えつつ前記電源装置から順次出力させるための制御を行い、さらに、前記各周波数の交流電力の出力に伴って発生する反射の大きさに基づき、前記医療機器の駆動に要する電力の供給を最も反射の小さい周波数で行わせるための制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の医療用無線給電システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012143301A JP2014007898A (ja) | 2012-06-26 | 2012-06-26 | 医療用無線給電システム |
PCT/JP2013/066736 WO2014002831A1 (ja) | 2012-06-26 | 2013-06-18 | 医療用無線給電システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012143301A JP2014007898A (ja) | 2012-06-26 | 2012-06-26 | 医療用無線給電システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014007898A true JP2014007898A (ja) | 2014-01-16 |
Family
ID=49782990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012143301A Pending JP2014007898A (ja) | 2012-06-26 | 2012-06-26 | 医療用無線給電システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014007898A (ja) |
WO (1) | WO2014002831A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015198618A1 (ja) * | 2014-06-23 | 2015-12-30 | オリンパス株式会社 | 手術システム、医療機器および手術システムの制御方法 |
CN108888336A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-11-27 | 深圳世格赛思医疗科技有限公司 | 电外科手术刀及其控制方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016135951A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | オリンパス株式会社 | 医療用給電システム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5849020A (en) * | 1997-06-30 | 1998-12-15 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Inductively coupled electrosurgical instrument |
JP5258521B2 (ja) * | 2008-11-14 | 2013-08-07 | トヨタ自動車株式会社 | 給電システム |
EP2515414A4 (en) * | 2009-11-18 | 2016-04-06 | Toshiba Kk | WIRELESS POWER TRANSMISSION DEVICE |
JP2011167036A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Toyota Industries Corp | 車両用給電装置および受電装置 |
JP4996722B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2012-08-08 | 株式会社東芝 | 電力伝送システム及び送電装置 |
-
2012
- 2012-06-26 JP JP2012143301A patent/JP2014007898A/ja active Pending
-
2013
- 2013-06-18 WO PCT/JP2013/066736 patent/WO2014002831A1/ja active Application Filing
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015198618A1 (ja) * | 2014-06-23 | 2015-12-30 | オリンパス株式会社 | 手術システム、医療機器および手術システムの制御方法 |
JP2016007275A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | オリンパス株式会社 | 手術システム、医療機器および手術システムの制御方法 |
CN106470622A (zh) * | 2014-06-23 | 2017-03-01 | 奥林巴斯株式会社 | 手术系统、医疗设备以及手术系统的控制方法 |
CN108888336A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-11-27 | 深圳世格赛思医疗科技有限公司 | 电外科手术刀及其控制方法 |
CN108888336B (zh) * | 2018-08-09 | 2023-11-07 | 深圳世格赛思医疗科技有限公司 | 电外科手术刀及其控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2014002831A1 (ja) | 2014-01-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20170086906A1 (en) | Surgical system, medical device, and control method of surgical system | |
JP6329422B2 (ja) | 医療器具、挿入補助具、および医療システム | |
EP2865348B1 (en) | Medical wireless power supply system | |
CN111601564B (zh) | 评估超声端部执行器的状态以及用于此的控制系统 | |
US10441309B2 (en) | Energy treatment instrument | |
US9084625B2 (en) | Battery assembly for battery-powered surgical instruments | |
US8439939B2 (en) | Method of powering a surgical instrument | |
EP2796105B1 (en) | Surgical system | |
EP2932910A2 (en) | Non-Contact Surgical Adapter Electrical Interface | |
KR20070119500A (ko) | 외과용 트레이 상의 공구 유도 충전 전기 장치 및 유도충전 방법 | |
WO2014002831A1 (ja) | 医療用無線給電システム | |
CN111526816B (zh) | 检测端部执行器在液体中的出现 | |
CN111542281B (zh) | 超声端部执行器的温度控制以及为此的控制系统 | |
EP2872215B1 (en) | Medical device identifier | |
WO2014054399A1 (ja) | 医療機器及び医療用無線給電システム | |
WO2018145310A1 (en) | Contactless circuitry for corded surgical devices | |
JP7460524B2 (ja) | エネルギー装置の起動 | |
CN108024830B (zh) | 用于电手术器具的高频发生器 | |
JP2009261935A (ja) | 手術用電源供給装置及び共振周波数探査方法 | |
JP2015154842A (ja) | 医療機器および医療システム | |
AU2016253635B2 (en) | Cordless hand-held ultrasonic cautery cutting device | |
JP2015104629A (ja) | 医療器具及び医療システム | |
EP1997451A1 (en) | Medical apparatus |