JP2014007673A - Ponシステム、光加入者線終端装置、及び通信方法 - Google Patents

Ponシステム、光加入者線終端装置、及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ONUの回路規模を抑え低コストであるとともに、ONUフィルタエントリの事前設定を必要とせず運用が簡易なPONシステム、OLT、及び通信方法を提供することを目的とする。
【解決手段】OLTにおいてマルチキャストアドレスが制御対象か否かを判断し、制御対象外のマルチキャストアドレスであれば透過させ、制御対象のマルチキャストアドレスであれば、デフォルト廃棄するが、端末からのマルチキャスト制御信号に応じて透過設定を行う。また、ONUフィルタはデフォルト透過であるが、OLTからのフィルタ情報に基づいて当該透過設定を行ったマルチキャストアドレスに対してのみ透過又は廃棄設定を行うこととした。
【選択図】図6

Description

本発明は、通信技術に属し、特に、アクセスネットワークにおいて、マルチキャスト通信を行う技術に関する。
近年、GE−PON(Gigabit−Ethernet(登録商標) Passive Optical Network)システムなどFTTH(Fiber To The Home)をはじめとした高速サービスが普及してきている。高速なネットワークサービスにおいては、IPTV(Internet Protocol Television)などの広帯域放送型サービスが広く提供され、それらを効率的に提供するためにIPマルチキャストが利用されている。IPマルチキャストは、端末からの視聴要求に応じ動的にマルチキャストツリーを構築し、帯域を有効活用する目的で用いられる。
PONシステムにおいては、光スプリッタを介して、局舎側装置である光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)とユーザ側装置である光加入者線ネットワーク装置(ONU:Optical Network Unit)が接続される。一台のOLTに対して複数のONUを接続することができる。OLTからONU方向への下り光信号は光スプリッタにより分岐され、光スプリッタを介して接続された全ONUに到着する。各ONUは、データに付与されたLLID(Logical Link Identifier)を識別し、自分宛てのユニキャストLLIDもしくはブロードキャストLLIDであればそれを受信し、そうでなければ廃棄する。ここで、ユニキャストLLIDとは同一のPONに収容された個々のONUにおけるUNI(User Node Interface)ごとの論理リンクを表し、ブロードキャストLLIDとは、同一のPONに収容されたすべてのONUに同じデータを同報するために用いられる共有リンクを表す。ブロードキャストLLIDを用いて簡易にIPマルチキャストサービスを行うことができる。
図1は、ブロードキャストLLIDを用いてONU配下の端末から要求されたマルチキャストチャネルを当該端末にのみ配信するPONシステムを説明する図である。図1のようなPONシステムは特許文献1で提案されている。図1のPONシステムにおいては、OLT10はマルチキャストリスナ管理を行うプロキシ13と、当該OLT10配下の各ONU20に具備されたフィルタをOLT側から制御するOAM(Operation And Maintenance)機能14と、マルチキャストアドレスとユニキャストLLIDの組を関連づけて管理するマルチキャスト管理テーブル12と、を備える。
マルチキャストリスナ管理プロトコルとしては、IGMP(Internet Group Management Protocol)やMLD(Multicast Listener Discovery)が用いられる。また、図1のPONシステムにおいては、ONU20は、マルチキャストデータのうち受信するデータを識別するONUフィルタ21と、OLT10から遠隔でONUフィルタ21に設定されるフィルタ情報を受け付けるOAM機能24とを備える。
ここで、マルチキャストチャネルとは、ある放送番組など、特定のマルチキャストデータの全体によって表わされるものとし、マルチキャストアドレスとは、マルチキャストチャネルを特定するためにマルチキャストデータ中に記述されている識別子を指すものとする。
IPマルチキャストにおいては、通常IPマルチキャストグループアドレスまたはIPマルチキャストグループアドレスとIPソースアドレスの組でマルチキャストチャネルが一意に指定される。また、GE−PONで用いられるイーサネット(登録商標)などのレイヤ2プロトコルにおいては、IPマルチキャストグループアドレスのうち一部のビットをレイヤ2宛先アドレスにコピーしマルチキャストアドレスとして用いる。
図1のPONシステムの動作は次の通りである。マルチキャスト管理テーブル12は、マルチキャストアドレスに対しそのマルチキャストチャネルを視聴中の端末30に対応したユニキャストLLIDを関連づけて管理する。マルチキャスト管理テーブル12は、マルチキャスト視聴開始要求やマルチキャスト視聴終了要求などのマルチキャスト制御信号に従って更新される。また、プロキシ13はマルチキャスト管理テーブル12の内容に従って上位側に対してマルチキャスト制御信号を送出する。端末30からの視聴制御信号がユニキャストLLIDを用いてONU20からOLT側の上り方向に転送されるため、OLT10は、どのユニキャストLLIDに対応する端末30かを判別することができる。
OLT10は、下り方向に、当該PONに収容されている各ONU20配下の少なくともひとつの端末30に視聴されているマルチキャストチャネルを、ブロードキャストLLIDを用いて転送する。OLT10は、マルチキャスト管理テーブル12で管理されている各ユニキャストLLIDに対し、該当するマルチキャストアドレスを持つデータを端末30側へ転送するように、OAM機能を用いて遠隔で各ONUフィルタ21を設定する。各ONU20では、受信したデータのうち、自己のONUフィルタ21で端末30側へ転送するよう指定されているもののみを端末30側へ転送する。以上の動作により、PONシステムにおいてIPマルチキャスト転送制御を行うことができる。
図1のPONシステムにおいては、図2に示す動作を行う第一のONUフィルタが用いられる。第一のONUフィルタは、受信したイーサネット(登録商標)フレームのうち、I/G(Individual/Group)ビットが0か1であるかを判別する。
I/Gビットが0であれば透過する。I/Gビットが1であり、ONUフィルタエントリにおいて透過対象であれば端末側へ転送し、そうでなければ廃棄する。I/Gビットが1であるフレームはマルチキャストパケットであり、初期状態のONUフィルタは当該フレームをすべて廃棄する。しかし、配下の端末から視聴要求されているマルチキャストチャネルや使用するマルチキャスト制御プロトコルに対応するマルチキャストアドレスを持つフレームを端末側へ転送する必要があり、ONUフィルタエントリは必要に応じてそれらのマルチキャストアドレスに対する透過設定がされる。
また、図1のPONシステムにおいては、図3に示す動作を行う第二のONUフィルタを用いることができる。ONUフィルタは、受信したイーサネット(登録商標)フレームがONUフィルタエントリにおいて廃棄対象であれば当該フレームを廃棄し、そうでなければ端末側へ転送する。第二のONUフィルタは、初期状態ではすべてのフレームを透過する。しかし、マルチキャスト管理テーブルに登録されていないマルチキャストアドレスを持つマルチキャストフレームのうち配下の端末に視聴要求されていないマルチキャストチャネルが端末側へ転送されることを防止する必要があり、ONUフィルタエントリは必要に応じてそれらのマルチキャストアドレスに対する廃棄設定がされる。
特開2010−016753号公報
IP通信においてはOSPF(Open Shortest Path First)、NTP(Network Time Protocol)、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)、NDP(Neighbor Discovery Protocol)、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)など多数のプロトコルがIPマルチキャストを用いており、通常これらのマルチキャスト受信に関して端末はマルチキャスト視聴開始要求信号、マルチキャスト視聴終了要求信号を送信しない。
このため、図1のPONシステムにおいて第一のONUフィルタを用いた場合、このようなマルチキャストデータの転送を遮断してしまう場合がある。そのようなマルチキャストデータの疎通を阻害しないためには、あらかじめ当該プロトコルに対応するマルチキャストチャネルを表すマルチキャストアドレスをあらかじめONUフィルタエントリに透過設定しておかなければならない。
そのようなフィルタエントリの例を図4に示す。マルチキャストアドレスに対し透過または廃棄設定を指定するエントリが設定されている。(a)に示す箇所は、マルチキャスト制御信号およびOSPFなどのその他のマルチキャストに対応するマルチキャストアドレスに対するエントリである。(a)に示す箇所は、全ONUで共通であり、OSPFのようなプロトコルの増減に応じて変更が必要であり、エントリ数が変動する。一方、(b)に示す箇所は、各ONU配下の端末の視聴状態に応じたエントリでありONUごとに異なる。
このように、図1のPONシステムにおいて第一のONUフィルタを用いた場合には、プロトコルが多数であるためフィルタエントリ数が多く、ONUフィルタの回路規模が増大しコストが増大するという課題がある。さらに、マルチキャストプロトコルが追加される毎に対応するONUフィルタエントリを追加する設定を行わなければならず、運用が煩雑であるという課題もある。
一方、図1のPONシステムにおいて第二のONUフィルタを用いた場合には、あらかじめ制御対象とするマルチキャストチャネルに対応するフィルタエントリをONUに設定しておかなければならない。
このようなフィルタ設定を行う理由は次の通りである。ブロードキャストLLIDで下り方向に転送されたマルチキャストデータはすべてのONUで受信される。各ONUでは、ONUフィルタで廃棄設定されていないマルチキャストデータ(各ONU配下の端末に視聴要求されているマルチキャストチャネルに対応)のみを端末側へ転送する必要があるとともに、各々のONUはそれぞれ配下の端末が視聴要求していないデータを廃棄する必要がある。
図1のPONシステムにおいては、OLTは上位ネットワークから転送されてきたマルチキャストチャネルをそのままブロードキャストLLIDを用いてPON側に転送する。このため、端末から上位ネットワークへマルチキャスト制御信号が到達しなかった場合等には、PON内に不要なマルチキャストチャネルが流入することになり、ONUフィルタエントリに廃棄設定がされていないことから不要なマルチキャストチャネルが当該チャネルを視聴要求していない端末に到達する恐れがある。そのため、制御対象であり、PON内に流入する可能性のあるすべてのマルチキャストチャネルに対応するマルチキャストアドレスに対応するONUフィルタエントリをあらかじめPON区間の全ONUに設定しておかなければならない。
そのようなフィルタエントリの例を図5に示す。マルチキャストアドレスに対し透過または廃棄設定を指定するエントリが設定されている。(a)に示す箇所は、PONに流入する可能性のある、制御対象とするすべてのマルチキャストアドレスに対するエントリである。それらエントリごとに、(b)の箇所に示すように、各ONU配下の端末の視聴状態に応じ、廃棄または透過設定される。制御対象とするマルチキャストチャネルの増大に伴い、(a)に示す箇所のエントリ数が増大するとともに、制御対象とするマルチキャストチャネルの追加や変更に伴ってONUフィルタエントリの変更が必要となる。
このように、図1のPONシステムにおいて第二のONUフィルタを用いた場合にも、多数のマルチキャストチャネルを提供するにはフィルタエントリが増大しコストが増大する課題、及びマルチキャストチャネルに応じたONUフィルタエントリの管理が必要であり運用が煩雑であるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためなされたものであり、ONUの回路規模を抑え低コストであるとともに、ONUフィルタエントリの事前設定を必要とせず運用が簡易なPONシステム、OLT、及び通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、OLTにおいてマルチキャストアドレスが制御対象か否かを判断し、制御対象外のマルチキャストアドレスであれば透過させ、制御対象のマルチキャストアドレスであれば、デフォルト廃棄するが、端末からのマルチキャスト制御信号に応じて透過設定を行う。また、ONUフィルタはデフォルト透過であるが、OLTからのフィルタ情報に基づいて当該透過設定を行ったマルチキャストアドレスに対してのみ透過又は廃棄設定を行うこととした。
具体的には、本発明に係るPONシステムは、制御対象とするマルチキャストデータのマルチキャストアドレスの範囲が設定され、前記範囲外のマルチキャストアドレスのマルチキャストデータ、及び前記範囲のうち透過設定がされたマルチキャストアドレスのマルチキャストデータを透過させるOLTフィルタを有するOLTと、
前記OLTからのフィルタ情報に基づいて、前記範囲のうち前記OLTフィルタに透過設定された前記マルチキャストアドレス毎にマルチキャストデータの透過又は廃棄が各々設定され、廃棄設定がされたマルチキャストアドレスのマルチキャストデータを廃棄させるONUフィルタを有する複数のONUと、
を備える。
本発明に係るOLTは前記PONシステムが備えるOLTである。
本発明に係る通信方法は、複数のONUのそれぞれが光スプリッタを介してOLTと接続されるPONシステムの通信方法であって、
前記OLTに制御対象とするマルチキャストデータのマルチキャストアドレスの範囲を設定し、前記OLTにおいて前記範囲外のマルチキャストアドレスのマルチキャストデータ、及び前記範囲のうち透過設定がされたマルチキャストアドレスのマルチキャストデータを透過させ、
前記OLTからのフィルタ情報に基づいて、前記範囲のうち前記OLTフィルタに透過設定された前記ONU毎且つ前記マルチキャストアドレス毎にマルチキャストデータを透過させるか又は廃棄させるかを設定し、前記ONUにおいて廃棄設定がされたマルチキャストアドレスのマルチキャストデータを廃棄させることを特徴とする。
本発明は、OLTフィルタで制御対象のマルチキャストアドレスの範囲が設定され、これをフィルタ情報としてONUへ送信し、ONUフィルタに当該マルチキャストアドレスの透過又は廃棄を設定する。本発明は、マルチキャストアドレスの増大を防止できるので、ONUの回路規模を抑え低コストであるとともに、ONUフィルタエントリの事前設定を必要とせず運用が簡易なPONシステム、OLT、及び通信方法を提供することができる。
本発明に係るPONシステムの前記OLTは、前記フィルタ情報を全ての前記ONUへ一斉送信することを特徴とする。
本発明に係る通信方法は、前記OLTが、前記フィルタ情報を全ての前記ONUへ一斉送信することを特徴とする。
フィルタ情報を一斉に送信することで、ONUのフィルタエントリを一括で管理できる。
本発明に係るPONシステムの前記OLTは、前記ONU配下の端末からのマルチキャスト制御信号に応じて前記範囲のマルチキャストアドレスの増減を行い、前記ONU側へ必要なマルチキャストデータのみを送信することを特徴とする。PONシステム内に不要なチャネルが流入することを回避できる。
本発明に係るPONシステムの前記OLTは、
前記範囲のマルチキャストアドレスとユニキャストLLIDを関連づけて管理するマルチキャスト管理テーブルと、
前記ONU配下の端末からのマルチキャスト制御信号を終端し、また上位ネットワークに対しマルチキャスト制御信号を送出するとともに上位ネットワークからのマルチキャスト制御信号に応答するプロキシと、
を有しており、
前記プロキシは、
前記マルチキャスト制御信号が視聴開始要求である場合、視聴開始要求されたマルチキャストアドレスが前記マルチキャスト管理テーブルに未登録であれば、前記マルチキャスト管理テーブルに該マルチキャストアドレスと前記端末に接続される前記ONUのユニキャストLLIDの組を登録し、前記視聴開始要求を前記OLTの上位ネットワーク側へ送出するとともに、前記端末に接続される前記ONUの前記ONUフィルタに該マルチキャストアドレスに対する透過設定を行い、他のすべての前記ONUの前記ONUフィルタに該マルチキャストアドレスに対する廃棄設定を行ったのちに、前記OLTフィルタに該マルチキャストアドレスを透過設定することができる。
本発明に係るPONシステムの前記OLTは、
前記範囲のマルチキャストアドレスとユニキャストLLIDを関連づけて管理するマルチキャスト管理テーブルと、
前記ONU配下の端末からのマルチキャスト制御信号を終端し、また上位ネットワークに対しマルチキャスト制御信号を送出するとともに上位ネットワークからのマルチキャスト制御信号に応答するプロキシと、
を有しており、
前記プロキシは、
前記マルチキャスト制御信号が視聴終了要求である場合、視聴終了要求されたマルチキャストアドレスが前記マルチキャスト管理テーブルに登録済、且つ該マルチキャストアドレスに対して前記端末に接続される前記ONUのユニキャストLLIDのみがマルチキャスト管理テーブルに登録済であれば、前記視聴終了要求を前記OLTの上位ネットワーク側へ送出するとともに、前記OLTフィルタの該マルチキャストアドレスの透過設定を削除し、該マルチキャストアドレスに対応する全ての前記ONUの前記ONUフィルタから該マルチキャストアドレスを削除し、前記マルチキャスト管理テーブルから該マルチキャストチャネルを削除することができる。
本発明は、ONUの回路規模を抑え低コストであるとともに、ONUフィルタエントリの事前設定を必要とせず運用が簡易なPONシステム、OLT、及び通信方法を提供することができる。
本発明に関連するPONシステムを説明する図である。 本発明に関連するPONシステムのONUフィルタの動作を説明する図である。 本発明に関連するPONシステムのONUフィルタの動作を説明する図である。 本発明に関連するPONシステムのONUフィルタエントリを説明する図である。 本発明に関連するPONシステムのONUフィルタエントリを説明する図である。 本発明に係るPONシステムを説明する図である。 本発明に係るPONシステムのOLTフィルタの動作を説明する図である。 本発明に係るPONシステムのONUフィルタの動作を説明する図である。 本発明に係るPONシステムのOLTフィルタエントリ及びONUフィルタエントリを説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。また、枝番号を付さずに説明している場合は、当該符号の全ての枝番号に共通する説明である。
図6は、本実施形態のPONシステムを説明する図である。本PONシステムは、制御対象とするマルチキャストデータのマルチキャストアドレスの範囲が設定され、前記範囲外のマルチキャストアドレスのマルチキャストデータ、及び前記範囲のうち透過設定がされたマルチキャストアドレスのマルチキャストデータを透過させるOLTフィルタ11を有するOLT10と、
OLT10からのフィルタ情報に基づいて、前記範囲のうち前記OLTフィルタに透過設定された前記マルチキャストアドレス毎にマルチキャストデータの透過又は廃棄が各々設定され、廃棄設定がされたマルチキャストアドレスのマルチキャストデータを廃棄させるONUフィルタ21を有する複数のONU20と、
を備える。
OLT10は、ONU20配下の端末30からのマルチキャスト制御信号に応じて前記範囲のマルチキャストアドレスの増減を行い、ONU20側へ必要なマルチキャストデータのみを送信する。
(OLT10の説明)
OLT10は、制御対象とするマルチキャストアドレスの範囲を管理し、また制御対象であるマルチキャストアドレスとユニキャストLLIDを関連づけて管理するマルチキャスト管理テーブル12と、端末30からのマルチキャスト制御信号を終端し、また上位ネットワーク40に対しマルチキャスト制御信号を送出するとともに上位ネットワーク40からのマルチキャスト制御信号に応答するプロキシ13と、あらかじめ設定されたマルチキャストアドレス範囲および透過設定されたマルチキャストアドレスのみ透過するOLTフィルタ11と、マルチキャスト管理テーブル12の管理内容に応じてONUフィルタ21を遠隔で制御するOAM機能14と、を備える。
(ONU20の説明)
ONU20は、登録されたチャネルのみを廃棄するONUフィルタ21と、OLT10から遠隔でONUフィルタ21に設定されるフィルタ情報を受け付けるOAM機能24と、を備えている。OLT10と複数のONU20とは光スプリッタ50を介して接続される。
(PONシステムの配下と上位)
本PONシステムにおけるONU20配下にはPCや移動通信端末などの端末30が接続され、OLT10の上位には上位ネットワーク40が接続される。本PONシステムは、各ONU20配下の端末30からのマルチキャスト視聴制御信号に従って対応するマルチキャストチャネルを配信する。また、本PONシステムは、上位ネットワーク40に対してマルチキャスト視聴制御信号の送出および上位ネットワーク40からのマルチキャスト視聴制御信号の応答を行う。
(OLTフィルタと全ONUフィルタの同期)
本PONシステムは、制御対象とするマルチキャストアドレス範囲を定め、OLT10のマルチキャスト管理テーブル12に前記範囲内として登録する。OLTフィルタ11は、初期状態として前記範囲内のマルチキャストアドレスのデータを廃棄する設定である。そして、OLT10は、OLTフィルタ11に対して、端末30からの視聴要求や視聴終了のマルチキャスト視聴制御信号に従い、対応するマルチキャストアドレスを透過設定し、また、透過設定したマルチキャストアドレスを再び廃棄設定する。なお、OLTフィルタ11は、前記範囲外のマルチキャストアドレスのデータを全て透過する設定である。OLT10は、OAM14の機能を用いてOLTフィルタ11の設定状況をフィルタ情報として各ONU20に一括送信する。フィルタ情報はOLTフィルタ11の設定が更新される度に送信される。
一方、ONU20のONUフィルタ21は、初期状態として全てのマルチキャストアドレスのデータを透過する設定である。ONU20は、OLT10からのフィルタ情報に基づき、対応するマルチキャストアドレスを廃棄設定し、また、廃棄設定したマルチキャストアドレスのうち、配下の端末が視聴中であるマルチキャストチャネルに対応するマルチキャストアドレスを透過設定する。なお、ONUフィルタ21の設定が終了した後にOLTフィルタ11の設定を完了させることで不要なデータがPON内に流入することを確実に防ぐことができる。
具体例を説明する。どのONU配下の端末も制御対象とするマルチキャストアドレス範囲内のマルチキャストチャネルを視聴していない状態から、ONU20−1の配下にある端末30−1がチャネルAの視聴を要求し、ONU20−2の配下にある端末30−2がチャネルBの視聴を同時に要求したとする。ONU20−3の配下にある端末30−3は無要求である。OLT10は、端末(30−1、30−2)からの要求(マルチキャスト視聴制御信号)に従い、各ONUに配下の端末の視聴要求に応じたONUフィルタ21の設定させ、最後にOLTフィルタ11に当該チャネルの透過設定を行うことになる。具体的には、OLT10は、「チャネルAとチャネルBを廃棄設定した」というフィルタ情報を全ONUへ送信したのちに、「チャネルAはONU20−1向けに透過設定した」というフィルタ情報を各ONU20−1へ送信し、「チャネルBはONU20−2向けに透過設定した」というフィルタ情報をONU20−2へ送信する。「チャネルAとチャネルBを廃棄設定した」というフィルタ情報と、「チャネルAはONU20−1向けに透過設定した」というフィルタ情報を受信したONU20−1は自身のONUフィルタ21のチャネルBを廃棄設定する。これにより端末30−1はチャネルAを視聴できる。同様に当該フィルタ情報を受信したONU20−2は自身のONUフィルタ21のチャネルAを廃棄設定する。これにより端末30−2はチャネルBを視聴できる。当該フィルタ情報を受信したONU20−3は自身のONUフィルタ21のチャネルA、Bを廃棄設定する。これにより端末30−3はチャネルA、Bとも視聴できない。なお、いずれの端末30も視聴要求していないチャネルC(制御対象の範囲内)は、OLTフィルタ11で廃棄されることになりONU20側へは流入せず、ONUフィルタ21で透過設定であっても端末30はチャネルCを視聴できない。
(OLTフィルタの説明)
図7は、OLTフィルタ11の制御動作例を説明する図である。上位ネットワーク40から到着したデータのマルチキャストアドレスが制御対象範囲内にあるかどうかを判定する(ステップS11)。もし制御対象範囲外であれば、当該データを透過する(ステップS12)。もし制御対象範囲内にあれば、該アドレスに対しOLTフィルタエントリを検索する(ステップS13)。もし透過対象であれば当該データを透過し、そうでなければ廃棄する(ステップS14〜S16)。
(ONUフィルタの説明)
図8は、ONUフィルタ21の制御対象動作例を説明する図である。ブロードキャストLLIDで到着したデータのマルチキャストアドレスに対しフィルタエントリを検索し(ステップS21)、もし廃棄対象であれば当該データを廃棄し、そうでなければ透過する(ステップS22〜S24)。なお、ONUフィルタ21は、初期状態ではすべてのマルチキャストデータを透過するが、OLT10から送信される、マルチキャスト管理テーブル12のマルチキャストアドレス登録状況に応じたフィルタ情報に基づき、ONUフィルタエントリを更新する。
(PONシステムの動作)
本PONシステムは、マルチキャスト通信を行う。OLT10は、マルチキャストチャネルに割当可能なマルチキャストアドレスの範囲を制御対象としてマルチキャスト管理テーブル12に記憶し、上位ネットワーク40から到着したデータのマルチキャストアドレスが記憶した制御対象の範囲内か否かを判定する。OLT10は、当該マルチキャストアドレスが範囲外であれば該データをONU20側に透過する。また、OLT10は、初期設定として当該範囲のマルチキャストアドレスのデータをOLTフィルタ11で廃棄する。しかし、OLTフィルタ11が端末30からのマルチキャスト制御信号に基づいて前記範囲に透過設定を有する場合、OLT10は当該マルチキャストアドレスが範囲内であればOLTフィルタ11に従って、該データが透過対象か否かを判定し、透過対象であれば該データをONU20側に透過し、透過対象でなければ該データを廃棄する。各ONU20は、OLTフィルタ11のエントリに同期したエントリを有する。各ONU20は、該エントリ毎に端末30側への廃棄対象であるか否かを記憶したONUフィルタ21に従い、OLT10から到着したデータが廃棄対象か否かを判定し、廃棄対象でなければ該データを端末30側に透過し、廃棄対象であれば該データを廃棄する。
OLTフィルタ11は、OLTフィルタエントリに登録するマルチキャストアドレス範囲を指定する。この範囲は、PONシステムで制御対象とするマルチキャストチャネルに対応するマルチキャストアドレス範囲、およびマルチキャスト制御信号を含むアドレス範囲であり、それら以外のマルチキャストアドレス範囲は含まず透過するものとする。そのため、マルチキャスト制御信号を送信しないOSPFなどのプロトコルのマルチキャストデータを遮断することはなく、そのようなマルチキャストプロトコルが追加されたとしてもそれに対応するOLTフィルタエントリを追加する必要はない。OLTフィルタ11のフィルタエントリは、マルチキャスト管理テーブル12で管理されているマルチキャストアドレスを持つマルチキャストデータのみを透過する。そのため、制御対象とするマルチキャストチャネルのうち、PON内の各ONU20配下の端末30の少なくともひとつが視聴中であるマルチキャストチャネル以外のマルチキャストチャネルがPON内に流入することはない。PON内の各ONU20配下の端末の少なくともひとつが視聴中であるマルチキャストチャネルは、OLT10からブロードキャストLLIDを用いて下り方向に転送される。
OLT10は、各ONU20配下の端末30から送出されたマルチキャスト視聴制御信号をプロキシ13により終端し、制御信号の内容に応じてマルチキャスト管理テーブル12を更新する。また、マルチキャスト管理テーブル12の更新内容に応じて、OAM機能14を用いてONUフィルタ21のフィルタエントリを更新する。
以下、この動作を詳しく説明する。
端末30から視聴開始要求されたマルチキャストアドレスがマルチキャスト管理テーブル12に登録されており、該端末30に接続されるONU20のユニキャストLLIDがマルチキャスト管理テーブル12に登録されていれば、マルチキャスト管理テーブル12を更新しない。
端末30から視聴開始要求されたマルチキャストチャネルがマルチキャスト管理テーブル12に登録されており、該端末30に接続されるONU20のユニキャストLLIDがマルチキャスト管理テーブル12に登録されていなければ、該LLIDをマルチキャスト管理テーブル12に登録する。合わせて、該LLIDに対応するONU20のONUフィルタ21に該マルチキャストアドレスに対する透過設定を行う。
端末30から視聴開始要求されたマルチキャストアドレスがマルチキャスト管理テーブル12に登録されていなければ、マルチキャスト管理テーブル12に該アドレスと該端末30に接続されるONU20のLLIDの組を登録する。合わせて、該マルチキャストチャネルに対する視聴開始要求を上位ネットワーク40側へ送出する。また、該LLIDに対応するONU20のONUフィルタ21に該マルチキャストチャネルに対する透過設定を行うとともに、OLT10に収容されている他のすべてのONU20のONUフィルタ21に対し該マルチキャストチャネルに対する廃棄設定を行う。その後、OLTフィルタ11に該マルチキャストアドレスを透過設定する。
端末30から視聴終了要求されたマルチキャストアドレスがマルチキャスト管理テーブル12に登録されており、該端末30に接続されるONU20のユニキャストLLIDではないOLT10に収容された他のONU20のユニキャストLLIDがマルチキャスト管理テーブル12に登録されていれば、該LLIDに対応するONU20のONUフィルタ21に対し該マルチキャストアドレスに対する廃棄設定を行う。
端末30から視聴終了要求されたマルチキャストアドレスがマルチキャスト管理テーブル12に登録されており、該端末30に接続されるONU20のユニキャストLLIDのみがマルチキャスト管理テーブル12に登録されていれば、OLTフィルタ11の該マルチキャストアドレスの透過設定を削除するとともに、該マルチキャストチャネルに対する視聴終了要求を上位ネットワーク40側へ送出する。また、該マルチキャストアドレスに対応する全ONU20のONUフィルタエントリを削除する。合わせて、マルチキャスト管理テーブル12から該マルチキャストチャネルに対応するエントリを削除する。
端末30から視聴終了要求されたマルチキャストアドレスがマルチキャスト管理テーブル12に登録されていなければ、マルチキャスト管理テーブル12を更新しない。
(課題解決の説明)
本PONシステムは、OLT10に収容される少なくとも一つのONU20に対応する端末30で視聴中であるマルチキャストチャネルに対応するマルチキャストチャネルのみしか該PON内に流入させない。このため、各ONU20のONUフィルタ21は、上記PON内の制御対象マルチキャストアドレスに応じたフィルタエントリのみを設定できればよく、簡易にIPマルチキャスト通信を実現することができる。
(フィルタエントリの具体例)
図9は、フィルタエントリの例である。マルチキャストアドレスに対し透過または廃棄設定を指定するエントリが設定されている。(a)に示す箇所は、PONに流入するすべてのマルチキャストアドレスに対するONUフィルタエントリである。それらエントリごとに、(b)の箇所に示すように、各ONU20配下の端末30の視聴状態に応じ、廃棄または透過設定される。(c)に示す箇所は、OLTフィルタエントリが、PON内に流入するマルチキャストチャネルを、少なくともひとつの端末30が視聴中であるチャネルに制限するためにそれらのみに透過設定されていることを表す。
本PONシステムにおいては、制御対象とするマルチキャスト範囲を制限しているために、OSPFなどのマルチキャストプロトコルの追加・削除に伴うフィルタエントリの増大はない。また、PONに流入するマルチキャストチャネルが、PON内の少なくとも一つの端末30が視聴中であるチャネルに制限されるため、制御対象範囲内のマルチキャストアドレスを事前にすべてのONUフィルタ21に設定しておく必要がない。例えば、もしPON内で制御対象とするマルチキャストアドレス範囲のうち合計10のマルチキャストチャネルが視聴中であるならば、各ONU20のONUフィルタ21には10エントリの登録のみでよい。また、該ONUフィルタ21は、事前に設定をしておく必要がないため、運用が簡易である。
(OAM機能によるONUフィルタ設定)
本PONシステムにおいては、マルチキャスト管理テーブル12に新規マルチキャストアドレスを追加する場合、およびマルチキャスト管理テーブル12から既存のマルチキャストアドレスを削除する場合、PON内の全ONU20のONUフィルタ21のフィルタエントリ設定を変更する必要がある。ユニキャストLLIDを用いて全ONU20のONUフィルタ21の設定を行う場合、例えばPON内に32台のONUがあれば、32メッセージを用いて各ONU20のONUフィルタ21の設定を行うこととなる。
本PONシステムでは、ブロードキャストLLIDを用いてこの設定を簡易化することができる。具体的には、OLT10は、前記フィルタ情報を全てのONU20へ一斉送信する。
OLT10は、マルチキャスト管理テーブル12に新たにマルチキャストアドレスを追加する場合、追加されたマルチキャストアドレスのデータ廃棄を行うONUフィルタエントリのフィルタ情報を、ブロードキャストLLIDを用いてPON内の全ONU20に送信し、一括で設定する。その後、該マルチキャストチャネルを視聴要求した端末30を収容するONU20に該マルチキャストアドレスのデータを透過させるフィルタエントリのフィルタ情報を、当該ONUのユニキャストLLIDを用いて個別に送信し、設定を行う。以上の動作により、2メッセージで設定を行うことができるため、OAMに関する負荷を低減することができる。
OLT10は、マルチキャスト管理テーブル12からあるマルチキャストアドレスを削除する場合、マルチキャスト管理テーブル12から削除されたマルチキャストアドレスのデータ廃棄を行うONUフィルタエントリのフィルタ情報を、ブロードキャストLLIDを用いてPON内の全ONU20に送信し、一括で設定する。以上の動作により、1メッセージで設定を行うことができるため、OAMに関する負荷を低減することができる。
(本PONシステムの効果)
本PONシステムは、制御対象としないプロトコルに対応するマルチキャストチャネルについては、特段の設定を行うことなくすべてシステム内に流入させ、制御対象とするマルチキャストチャネルについては、端末30で視聴中のもののみをシステム内に流入させるようにすることができ、簡易にIPマルチキャスト通信を実現することが可能となる。
10:OLT
11:OLTフィルタ
12:マルチキャスト管理テーブル
13:プロキシ
14:OAM機能
20、20−1、・・・、20−n:ONU
21:ONUフィルタ
24:OAM機能
30、30−1、・・・、30−n:端末
40:上位ネットワーク
50:光スプリッタ

Claims (8)

  1. 制御対象とするマルチキャストデータのマルチキャストアドレスの範囲が設定され、前記範囲外のマルチキャストアドレスのマルチキャストデータ、及び前記範囲のうち透過設定がされたマルチキャストアドレスのマルチキャストデータを透過させるOLTフィルタを有するOLTと、
    前記OLTからのフィルタ情報に基づいて、前記範囲のうち前記OLTフィルタに透過設定された前記マルチキャストアドレス毎にマルチキャストデータの透過又は廃棄が各々設定され、廃棄設定がされたマルチキャストアドレスのマルチキャストデータを廃棄させるONUフィルタを有する複数のONUと、
    を備えるPONシステム。
  2. 前記OLTは、前記フィルタ情報を全ての前記ONUへ一斉送信することを特徴とする請求項1に記載のPONシステム。
  3. 前記OLTは、
    前記ONU配下の端末からのマルチキャスト制御信号に応じて前記範囲のマルチキャストアドレスの増減を行い、前記ONU側へ必要なマルチキャストデータのみを送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のPONシステム。
  4. 前記OLTは、
    前記範囲のマルチキャストアドレスとユニキャストLLIDを関連づけて管理するマルチキャスト管理テーブルと、
    前記ONU配下の端末からのマルチキャスト制御信号を終端し、また上位ネットワークに対しマルチキャスト制御信号を送出するとともに上位ネットワークからのマルチキャスト制御信号に応答するプロキシと、
    を有しており、
    前記プロキシは、
    前記マルチキャスト制御信号が視聴開始要求である場合、視聴開始要求されたマルチキャストアドレスが前記マルチキャスト管理テーブルに未登録であれば、前記マルチキャスト管理テーブルに該マルチキャストアドレスと前記端末に接続される前記ONUのユニキャストLLIDの組を登録し、前記視聴開始要求を前記OLTの上位ネットワーク側へ送出するとともに、前記端末に接続される前記ONUの前記ONUフィルタに該マルチキャストアドレスに対する透過設定を行い、他のすべての前記ONUの前記ONUフィルタに該マルチキャストアドレスに対する廃棄設定を行ったのちに、前記OLTフィルタに該マルチキャストアドレスを透過設定することを特徴とする請求項3に記載のPONシステム。
  5. 前記OLTは、
    前記範囲のマルチキャストアドレスとユニキャストLLIDを関連づけて管理するマルチキャスト管理テーブルと、
    前記ONU配下の端末からのマルチキャスト制御信号を終端し、また上位ネットワークに対しマルチキャスト制御信号を送出するとともに上位ネットワークからのマルチキャスト制御信号に応答するプロキシと、
    を有しており、
    前記プロキシは、
    前記マルチキャスト制御信号が視聴終了要求である場合、視聴終了要求されたマルチキャストアドレスが前記マルチキャスト管理テーブルに登録済、且つ該マルチキャストアドレスに対して前記端末に接続される前記ONUのユニキャストLLIDのみがマルチキャスト管理テーブルに登録済であれば、前記視聴終了要求を前記OLTの上位ネットワーク側へ送出するとともに、前記OLTフィルタの該マルチキャストアドレスの透過設定を削除し、該マルチキャストアドレスに対応する全ての前記ONUの前記ONUフィルタから該マルチキャストアドレスを削除し、前記マルチキャスト管理テーブルから該マルチキャストチャネルを削除することを特徴とする請求項3に記載のPONシステム。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のPONシステムが備えるOLT。
  7. 複数のONUのそれぞれが光スプリッタを介してOLTと接続されるPONシステムの通信方法であって、
    前記OLTに制御対象とするマルチキャストデータのマルチキャストアドレスの範囲を設定し、前記OLTにおいて前記範囲外のマルチキャストアドレスのマルチキャストデータ、及び前記範囲のうち透過設定がされたマルチキャストアドレスのマルチキャストデータを透過させ、
    前記OLTからのフィルタ情報に基づいて、前記範囲のうち前記OLTフィルタに透過設定された前記ONU毎且つ前記マルチキャストアドレス毎にマルチキャストデータを透過させるか又は廃棄させるかを設定し、前記ONUにおいて廃棄設定がされたマルチキャストアドレスのマルチキャストデータを廃棄させることを特徴とする通信方法。
  8. 前記OLTが、前記フィルタ情報を全ての前記ONUへ一斉送信することを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
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