JP2014007519A - 情報処理システム、中継装置、情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、中継装置、情報処理装置および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】中継装置間に輻輳が生じた場合に、データ転送の経路に設定されたパラメータを、輻輳を回復させるために変更したにもかかわらず、複数のデータ転送が特定の経路に集中して新たな輻輳が起こされることがある。
【解決手段】複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータ値の組み合わせ、及び、前記複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータ値の組み合わせのうち何れか一方の組み合わせに基づいてデータの転送先を設定する。輻輳を起こしているデータ転送は、他のデータ転送と区別されて第2のパラメータの組み合わせにより転送経路が設定されるので、経路変更に伴って新たな輻輳が発生しない。
【選択図】 図2

Description

本発明は、情報処理システム、中継装置、情報処理装置および情報処理方法に関する。
データセンタ内のサーバ間を接続するL2(レイヤ2)ネットワークに適用されるSTP(SPanning Tree Protocol)は、ネットワーク内の中継装置にブロッキングポートを設定することで、L2ネットワーク内にループが形成されることを回避する技術である。しかし、ブロッキングポートを設定することでネットワーク内の経路の一部の利用が制限されるため、ネットワーク帯域が有効利用されない。
近年のデータセンタネットワークのトラフィックの増大に伴い、ネットワーク帯域を有効利用するために、L2ネットワークに適用されるマルチパス技術の国際標準化が進められている。このマルチパス技術の一つとして、サーバ間を接続するためのL2ネットワーク内のループ回避を考慮したTRILL(TRansParent Interconnection of Lots of Links)が検討されている。
図1にTRILLが適用された情報処理システムの例を示す。情報処理システムの例には、6つのルーティングブリッジを含むネットワーク、及びネットワークに接続された4つのサーバが含まれる。図1中、RBはルーティングブリッジを示し、SVはサーバを示す。6つのルーティングブリッジのうちでネットワークに対する外部装置(例えばサーバSV)と接続するルーティングブリッジがエッジルーティングブリッジとよばれることがある。ルーティングブリッジ間の接続がリンクとされ、リンクにはリンクコストとよばれるパラメータが設定される。エッジルーティングブリッジ間の接続が経路とよばれる。経路に含まれるリンクに設定されたリンクコストの合計値が総リンクコストとして定義される。6つのルーティングブリッジが互いに接続されることで複数の経路が形成される。サーバ間の転送に選択可能な経路が複数ある場合に、総リンクコストの最も小さい経路が選択される。総リンクコストが最も小さい経路が複数ある場合には、それらの経路が同じ割合で選択されるアルゴリズムが適用されることで、ネットワークの負荷が分散される。
なお、ネットワーク内の中継装置がIPデータグラムの流れを集約して、集約した単位毎に転送先を振り分ける技術が知られている。
特開2000−253058号公報
中継装置間に輻輳が生じた場合に、データ転送の経路に設定されたパラメータを、輻輳を回復させるために変更したにもかかわらず、複数のデータ転送が特定の経路に集中して新たな輻輳が起こされることがある。
本願は、新たな輻輳が発生しないようにデータ転送の経路を変更させる情報処理システムを提供することを目的とする。
情報処理システムは、複数のコンピュータと、前記複数のコンピュータ間の複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータの組み合わせが格納されたメモリを有する複数の中継装置と、前記複数の中継装置間の何れかの接続のトラフィックが所定量を超えた場合に、前記複数の経路から転送経路を選択するための第2のパラメータの組み合わせを前記メモリに格納させる管理コンピュータとを有し、前記複数の中継装置は、前記第1のパラメータの組み合わせ及び前記第2のパラメータの組み合わせのうち、受信データに含まれるコンピュータの組み合わせ情報に対応する何れか一方の組み合わせに基づいて、前記受信データの転送先を設定するプロセッサを有する。
本開示の一側面によれば、新たな輻輳が発生しないようにデータ転送の経路変更が行われる。
関連技術が適用された情報処理システムの例である。 実施例が適用された情報処理システムである。 実施例が適用されたルーティングブリッジ(中継装置)のハードウェア構成である。 実施例が適用されたルーティングブリッジ(中継装置)で実行される機能ブロックである。 実施例が適用されたネットワークのコスト情報の一部である。 実施例が適用されたネットワークのコスト情報の他の一部である。 実施例が適用されたルーティングブリッジ(中継装置)で実行される他の機能ブロックである。 実施例が適用されたネットワークで転送されるデータの構成の例である。 実施例が適用された情報処理システムに含まれるサーバのハードウェア構成である。 実施例が適用されたサーバで実行される機能ブロックである。 実施例が適用された情報処理システムに含まれる管理サーバのハードウェア構成である。 実施例が適用された管理サーバで実行される機能ブロックである。 実施例が適用された管理サーバで実行される処理である。 実施例が適用されたネットワークに輻輳がない場合のトラフィック情報である。 実施例が適用されたネットワークに輻輳がある場合のトラフィック情報である。 実施例が適用されたネットワークの輻輳状況である。 実施例が適用されたネットワークにおいて変更されたコスト情報である。 変更された他のコスト情報である。 実施例が適用されたルーティングブリッジ(中継装置)の他の機能ブロックである。 実施例が適用されたルーティングブリッジ(中継装置)で実行される処理である。 実施例が適用されたネットワークに輻輳がない場合の他のトラフィック情報である。 実施例が適用されたネットワークのトラフィック状況である。
図2は、実施例が適用された情報処理システムを示す。情報処理システムは、ネットワーク1000、サーバ100−104(コンピュータ100−104)を含む。ネットワーク1000は、ルーティングブリッジ1−6を含む。ルーティングブリッジ1−6は、サーバ101−104間のデータ転送の経路をスイッチングして切り替える中継装置である。なお、図2において、SVはサーバを示し、RBはルーティングブリッジを示す。また、図2において、VMは後述する仮想マシンを示し、vSWは後述する仮想スイッチを示す。
ルーティングブリッジ1はルーティングブリッジ4−6に接続される。ルーティングブリッジ1はサーバ101に接続される。サーバ101では仮想マシン11−13及び仮想スイッチ21が実行される。仮想マシン11−13は仮想スイッチ21を介してルーティングブリッジ1にデータを転送する。ルーティングブリッジ2はルーティングブリッジ4−6に接続される。ルーティングブリッジ2はサーバ102に接続される。サーバ102では仮想マシン14及び仮想スイッチ22が実行される。仮想マシン14は仮想スイッチ22を介してルーティングブリッジ2にデータを転送する。ルーティングブリッジ3はルーティングブリッジ4−6に接続される。ルーティングブリッジ3はサーバ103及びサーバ104に接続される。サーバ103では仮想マシン15−17及び仮想スイッチ23が実行される。仮想マシン15−17は仮想スイッチ23を介してルーティングブリッジ3にデータを転送する。サーバ104では仮想マシン18及び仮想スイッチ24が実行される。仮想マシン18は仮想スイッチ24を介してルーティングブリッジ3にデータを転送する。
ルーティングブリッジ間の接続がリンクとよばれ、リンクIDが付与される。リンクには、リンクコストとよばれるパラメータが設定される。
ルーティングブリッジ1−6のうち、ネットワーク1000に対する外部装置(例えばサーバ101−104)と接続するルーティングブリッジがエッジルーティングブリッジとよばれることがある。ネットワーク1000においては、ルーティングブリッジ1、ルーティングブリッジ2及びルーティングブリッジ3がエッジルーティングブリッジである。エッジルーティングブリッジ間の接続が経路とよばれ、経路IDが付与される。経路は複数のリンクを含むことがあり、経路に含まれる全てのリンクのリンクコストの合計値が総リンクコストとよばれるパラメータとして経路に設定される。後述するが、ルーティングブリッジ1−6の各々がネットワーク1000内で中継装置となって互いに接続されることによりサーバ101−104(コンピュータ101−104)間に複数の経路が形成され、各々の経路に設定された総リンクコストの値を比較することによって複数の経路のうちで何れの経路がサーバ101−104(コンピュータ101−104)間のデータ転送の経路として選択されるかが決定される。なお、例えば、総リンクコストの値が小さい経路が、データ転送の経路として選択されるようにしてもよい。
図3は、実施例が適用されたルーティングブリッジ(中継装置)のハードウェア構成を示す。ルーティングブリッジ1−6は、CPU300、メモリ301、記憶装置302、入出力インターフェース303、及びバス304を有するコンピュータである。CPU300、メモリ301、記憶装置302、及び入出力インターフェース303はバス304に接続される。CPU300は、処理を実行するための1以上のプロセッサを含んでいる。メモリ301は例えば、RAMである。記憶装置302は例えば、ROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、又はHDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置である。入出力インターフェース303は、外部装置に対してデータの入出力をするためのインターフェースである。
メモリ301に、ルーティングブリッジ1−6の動作を制御するための処理が記述されたプログラム、及び図20に示される処理を記述したプログラムが格納される。CPU300によってメモリ301に格納されたプログラムが実行されることによりルーティングブリッジ1−6の動作が制御され、ルーティングブリッジ1−6は図4及び19に示される各機能ブロックとして機能する。
図4は、実施例が適用されたルーティングブリッジ(中継装置)で実行される機能ブロックを示す。ルーティングブリッジ1−6は、メモリ301に格納されたプログラムにある処理がCPU300によって実行されることにより、リンク情報通信部310及びコスト情報生成部311として機能する。なお、ルーティングブリッジ1−6が、自装置に接続されているリンクのリンクID及びリンクコストをメモリ301に予め格納しているとする。リンクIDにはリンクの両端にあるルーティングブリッジのIDが対応付けられているとする。ルーティングブリッジ1−3は、自装置に接続されているサーバ及び仮想マシンを検出することによって、自装置がエッジルーティングブリッジであることと接続されているサーバ及び仮想マシンとを判定しているとする。
ルーティングブリッジ1−6のリンク情報通信部310はメモリ301に予め格納しているリンクID、リンク両端のルーティングブリッジのID及びリンクコストを含むリンク情報を、入出力インターフェース303を介して他のルーティングブリッジにブロードキャストする。リンク情報通信部310は、他のルーティングブリッジからブロードキャストされたリンクID、リンク両端のルーティングブリッジのID及びリンクコストを含むリンク情報を、入出力インターフェース303を介して取得し、取得したリンク情報をメモリ301に格納する。以上に説明したリンク情報通信部310の処理によって、各ルーティングブリッジ1−6は、自装置に直接接続されないリンクのリンクID、リンク両端のルーティングブリッジRBのID及びリンクコストを含むリンク情報を取得する。なお、リンクIDが重複する場合にはルーティングブリッジ1−6のうちで代表となるルーティングブリッジが決められて、代表となるルーティングブリッジが調停することによってリンクIDを一意に決めればよい。
エッジルーティングブリッジ1−3のリンク情報通信部310は、自装置がエッジルーティングブリッジであること及び接続されているサーバ及び仮想マシンに関する情報を、入出力インターフェース303を介して他のルーティングブリッジにブロードキャストする。リンク情報通信部310は、他のルーティングブリッジからブロードキャストされたエッジルーティングブリッジに関する情報を、入出力インターフェース303を介して取得することにより、ネットワーク1000内のエッジルーティングブリッジを判定する。
例えば、図2に示されるルーティングブリッジ4はルーティングブリッジ1と接続されており、ルーティングブリッジ1及びルーティングブリッジ4を両端とする接続に対応するリンクのリンクIDをLK1とする。ルーティングブリッジ4はルーティングブリッジ2とリンクLK4により接続され、ルーティングブリッジ4はルーティングブリッジ3とリンクLK7により接続されているとする。ルーティングブリッジ4は、すでにリンクLK1、リンクLK4及びリンクLK7と接続されているため、リンクLK1、リンクLK4及びリンクLK7に関してリンク両端のルーティングブリッジのID及びリンクコストがメモリ301に予め格納されている。ルーティングブリッジ4がルーティングブリッジ1−3に対して、リンクLK1、リンクLK4及びリンクLK7のリンクID、リンク両端のルーティングブリッジのID及びリンクコストをブロードキャストすることによって、ルーティングブリッジ1はリンクLK4及びリンクLK7のリンクID、リンク両端のルーティングブリッジのID及びリンクコストを取得して自装置のメモリ301に格納する。なお、リンクコストは、予めルーティングブリッジ1−6に格納されてもよいし、ルーティングブリッジ1−6の外部から設定されてもよい。
ルーティングブリッジ1−6は、自装置を介して転送されるデータを、後述する転送されるデータの構成に含まれる仮想マシンの組み合わせ(送信元仮想マシンのMACアドレスおよび宛先仮想マシンのMACアドレスの組み合わせ)によりデータのフローとして特定し、特定したフローをフローが割り当てられた経路に対応付けてメモリ301にフォワーディング情報として格納する。
ルーティングブリッジ1−6のコスト情報生成部311は、メモリ301に予め格納してあるリンクID、リンク両端のルーティングブリッジのID及びリンクコストと、他のルーティングブリッジから取得してメモリ301に格納したリンクID、リンク両端のルーティングブリッジのID及びリンクコストと、フォワーディング情報とに基づいて、ネットワーク1000に含まれるリンクのリンクID、リンク両端のルーティングブリッジのID及びリンクコストとの対応付けを生成し、コスト情報の一部としてメモリ301に格納する。各ルーティングブリッジ1−6のコスト情報生成部311は、リンク両端のルーティングブリッジのID、及びエッジルーティングブリッジに接続されていることとエッジルーティングブリッジに接続されているサーバ及び仮想マシンに関する情報に基づいて、ネットワーク1000に含まれる経路IDと総リンクコストの対応付けを生成し、コスト情報の一部としてメモリ301に格納する。以上に説明したコスト情報生成部311の処理によって、コスト情報は後述する図5及び6の情報を少なくとも含むこととなる。
図5は、実施例が適用されたネットワークのコスト情報の一部を示す。ルーティングブリッジ間のリンクを識別するリンクIDであるリンクLK1−LK9が、リンク両端のルーティングブリッジを識別するIDの組み合わせと対応付けられる。例えば、ルーティングブリッジ1及びルーティングブリッジ4を両端とするリンクに、リンクIDとしてLK1が割り当てられる。
リンクIDに対応付けて設定されるリンクコストは、リンクの論理的な距離を示すパラメータ値である。リンクの論理的な距離が短いほど、データ転送の効率がよいと判定される。例えば、リンクコストの値が他のリンクに設定されたリンクコストの値よりも小さいリンクはデータ転送の効率がよいと判定されて、データを転送するリンクとして選択される。なお、図5には、リンクLK1−LK9の帯域が10Gbpsであるとして、リンクLK1−LK9のリンクコストの組み合わせとして、リンクコストが全て同じ100である場合が示される。このように、リンクコストを決める場合に、対象とするリンクの帯域が全て同じであれば同じリンクコストを設定してもよい。対象とするリンクの帯域が異なっていたとしても、リンクを同じ割合で選択したい場合には、対象となるリンクに対して同じリンクコストを設定すればよい。なお、実施例はリンクLK1−LK9の帯域が10Gbpsの場合に限られない。
図6は、実施例が適用されたネットワークのコスト情報の他の一部を示すエッジルーティングブリッジ間の経路を識別する経路IDであるP1−P9が、経路に含まれる全てのリンクのリンクIDと対応付けられる。例えば、リンクLK1及びリンクLK4を含む経路に、経路IDとしてP1が割り当てられる。図5を参照すると、リンクLK1に設定されたリンクコストが100であり、リンクLK4に設定されたリンクコストが100である。従って、経路P1に含まれる全てのリンクのリンクコストの合計値が200となり、経路P1の総リンクコストが200に設定される。
図6に示される経路IDに対応付けて設定される総リンクコストは、経路の論理的な距離を示すパラメータ値である。経路の論理的な距離が短いほど、データ転送の効率がよいと判定される。例えば、経路IDに対応付けて設定される総リンクコストの組み合わせにおいて、総リンクコストの値が他の経路の総リンクコストの値よりも小さい経路はデータ転送の効率がよいと判定されて、データを転送する経路として選択される。図6には、経路P1−P9に対して9つの総リンクコストの組み合わせが示され、経路P1−P9の総リンクコストが全て同じである例を示す。最小となる総リンクコストが設定された経路が複数ある場合には、後述するが、それらの経路が同じ割合で選択される。例えば、ラウンドロビン方式を適用して、選択された回数が最も少ない経路が選択されるようにしてもよい。
なお、図5及び6では、エッジルーティングブリッジ1−3を両端として選択可能な経路の一部についてコスト情報を示したが、実施例はこれに限定されない。ネットワーク1000にある選択可能な他の経路についてコスト情報を生成してもよい。また、各ルーティングブリッジ1−6がコスト情報を生成するのではなく、ルーティングブリッジ1−6のうちで代表となるルーティングブリッジのコスト情報生成部311が他のルーティングブリッジからリンク情報を取得することによってコスト情報を作成し、他のルーティングブリッジにブロードキャストしてもよい。
図7は、実施例が適用されたルーティングブリッジ(中継装置)で実行される他の機能ブロックを示す。各ルーティングブリッジ1−6は、メモリ301に格納されたプログラムにある処理がCPU300によって実行されることにより、バッファ情報モニタ部320として機能する。バッファ情報モニタ部320は、図3に示される入出力インターフェース303に含まれる入力バッファ又は出力バッファに格納されるデータの量あるいは入力バッファ又は出力バッファの空き容量をモニタして、モニタした結果をバッファ情報として図2に示されるサーバ100に通知する。
図8は、実施例が適用されたネットワークで転送されるデータの構成の例である。図8Aは、実施例が適用されたネットワークで転送されるデータの構成の一例を示し、図8Bは、実施例が適用されたネットワークで転送されるデータの構成の他の例を示す。サーバ101−104はデータを送信する場合に、図8Aに示されるように、データ、送信元仮想マシンのMACアドレス(Media Access Control Address)、及び宛先仮想マシンのMACアドレスを少なくとも含むデータを送信する。ルーティングブリッジ1−6は、図8Aに示されたデータを受信すると、送信元仮想マシンのMACアドレス及び宛先仮想マシンのMACアドレスに基づいて、宛先仮想マシンが接続されているエッジルーティングブリッジをメモリ301に格納されたコスト情報に従って特定する。先仮想マシンが接続されているエッジルーティングブリッジが特定されると、送信元仮想マシンに接続するルーティングブリッジのID及び宛先仮想マシンに接続するルーティングブリッジのIDを図8Aに示されるデータに付加する。さらに、後述する処理によりデータ転送の経路を選択すると、自装置のMACアドレスを送信元ルーティングブリッジのMACアドレスとし、データ転送の経路において次の宛先となるルーティングブリッジのMACアドレスを宛先ルーティングブリッジのMACアドレスとして図8Aに示されるデータに付加する。以上に説明した処理により、ルーティングブリッジ1−6は、受信したデータを図8Bに示されるデータとしてカプセル化して、次の宛先となるルーティングブリッジに転送する。ルーティングブリッジ間のデータ転送は、後述するデータ転送の経路選択に従って、図8Bに示される送信元ルーティングブリッジのMACアドレス及び宛先ルーティングブリッジのMACアドレスを書き変えながら実行される。なお、宛先仮想マシンに接続されたルーティングブリッジがデータを受信すると、次の宛先となる転送先が宛先仮想マシンであるため、図8Bに示されるデータのカプセル化を解除して、図8Aに示されるデータの構成に変換してから宛先仮想マシンに転送する。なお、サーバ100−104及びルーティングブリッジ1−6が、宛先のMACアドレスを予め格納していない場合には、ARP(Address Resolution Protocol)を用いて、宛先のMACアドレスを取得すればよい。
図9は、実施例が適用された情報処理システムに含まれるサーバ101−104のハードウェア構成を示す。サーバ101−104は、CPU400、メモリ401、記憶装置402、入出力インターフェース403、及びバス404を有するコンピュータである。CPU400、メモリ401、記憶装置402、及び入出力インターフェース403はバス404に接続される。CPU400は、処理を実行するための1以上のプロセッサを含んでもよい。メモリ401は例えば、RAMである。記憶装置402は例えば、ROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、又はHDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置である。入出力インターフェース403は、外部装置に対してデータの入出力をするためのインターフェースである。
メモリ401に、サーバ101−104の動作を制御するための処理が記述されたプログラムが格納される。CPU400によってメモリ401に格納されたプログラムが実行されることにより、サーバ101−104の動作が制御され、サーバ101−104は図9に示される各機能ブロックとして機能する。
図10は、実施例が適用されたサーバ101−104で実行される機能ブロックを示す。図2に示される各サーバ101−104はメモリ401に格納されたプログラムにある処理がCPU400によって実行されることにより、出力調停部410及びサンプリング部411として機能する。なお、出力調停部410及びサンプリング部411は、例えば、図2に示される仮想スイッチ21−24が有する機能である。
出力調停部410は、複数の送信データを調停する。調停されたデータは、宛先となるルーティングブリッジ(中継装置)に入出力インターフェース403を介して転送される。例えば、図2に示される仮想スイッチ21の出力調停部410は、仮想マシン11−13から転送されるデータを調停して、入出力インターフェース403を介してルーティングブリッジ1に転送する。
サンプリング部411は、複数の仮想マシンから転送されるデータをサンプリングして、入出力インターフェース403を介して図2に示されるサーバ100にサンプリング情報として転送する。サンプリング情報には、送信元仮想マシンのMACアドレス、宛先仮想マシンのMACアドレス、送信元仮想マシンのIPアドレス(Internet Protocl Address)、宛先仮想マシンのIPアドレス、及び送信対象となるデータを少なくとも含む。また、宛先となるルーティングブリッジRBのMACアドレス又は送信元となるルーティングブリッジのMACアドレスを少なくとも含む。例えば、図2に示される仮想スイッチ21のサンプリング部411は、仮想マシン11−13から転送されるデータをサンプリングして、入出力インターフェース403を介してサーバ100にサンプリング情報として転送する。
図11は、実施例が適用された情報処理システムに含まれる管理サーバ100のハードウェア構成を示す。サーバ100は、CPU500、メモリ501、記憶装置502、入出力インターフェース503、及びバス504を有するコンピュータである。CPU500、メモリ501、記憶装置502、及び入出力インターフェース503はバス504に接続される。CPU500は、処理を実行するための1以上のプロセッサを含んでもよい。メモリ501は例えば、RAMである。記憶装置502は例えば、ROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、又はHDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置である。入出力インターフェース503は、外部装置に対してデータの入出力をするためのインターフェースである。
メモリ501に、サーバ100の動作を制御するための処理が記述されたプログラム、及び図13に示される処理を記述したプログラムが格納される。CPU500によってメモリ501に格納されたプログラムが実行されることによりサーバ100の動作が制御され、サーバ100は図12に示される各機能ブロックとして機能する。
図12は、実施例が適用された管理サーバ100で実行される機能ブロックを示す。サーバ100が、メモリ501に格納されたプログラムにある処理がCPU500によって実行されることにより、コスト情報及びフォワーディング情報取得部510、サンプリング情報取得部511、トラフィック解析部512、バッファ情報取得部513、輻輳判定部514、輻輳フロー判定部515、代替経路選択部516、及びコスト情報作成部517として機能する。各機能ブロックにより実行される処理を、図13に示される処理に対応させて後述する。
図13は、実施例が適用された管理サーバ100で実行される処理を示す。サーバ100が、メモリ501に格納されたプログラムにある処理がCPU500によって実行されることにより、図13に示された各処理を実行する。
ルーティングブリッジ1−6が生成したコスト情報及びフォワーディング情報を取得する処理600を、コスト情報及びフォワーディング情報取得部510が実行する。処理600により、サーバ100は図5及び6に示される情報含め上述したコスト情報及びフォワーディング情報を取得して、メモリ501に格納する。
サーバ101−104からサンプリング情報を取得する処理601を、サンプリング情報取得部511が実行する。処理601により、サーバ100はサーバ101−104のサンプリング情報を取得して、メモリ501に格納する。取得したサンプリング情報に基づいて、データのトラフィック量(流量)を送信元仮想マシン及び宛先仮想マシンの組み合わせ毎に解析する処理602をトラフィック解析部512が実行する。トラフィック解析部512は、サンプリング情報に含まれる送信元仮想マシンのMACアドレス及び宛先仮想マシンのMACアドレスに基づいて、送信元仮想マシン及び宛先仮想マシンの組み合わせを特定する。特定された組み合わせ毎に単位時間当たりのデータ量を解析することにより、特定された組み合わせ毎のデータのトラフィック量を取得する。処理602により、サーバ100は送信元仮想マシン及び宛先仮想マシンの組み合わせ毎のデータのトラフィック量を取得して、メモリ501に格納する。なお、送信元仮想マシン及び宛先仮想マシンの組み合わせ毎のデータのトラフィック量を識別するためにフローIDが割り当てられる。例えば、フローIDは送信元仮想マシンのMACアドレス及び宛先仮想マシンのMACアドレスの組み合わせに対応付けられる。
ルーティングブリッジ1−6がモニタしたバッファ情報を取得する処理603を、バッファ情報取得部513が実行する。処理603により、サーバ100はルーティングブリッジ1−6の入力バッファ又は出力バッファに格納されているデータ量、あるいは入力バッファ又は出力バッファの空き容量に関する情報を取得して、メモリ501に格納する。
図2に示されるネットワーク1000に輻輳が発生しているか否かを判定する処理604を、輻輳判定部514が実行する。輻輳判定部514は、取得したバッファ情報に基づいて、ルーティングブリッジ1−6の入力バッファ又は出力バッファに格納されているデータ量が所定量を超えるか否か、あるいは、入力バッファ又は出力バッファの空き容量が所定量を下回るか否かを判定することにより、ネットワーク1000に輻輳が発生しているか否かを判定する。例えば、輻輳判定部514は、ルーティングブリッジ3から取得したバッファ情報により、ルーティングブリッジ5からのデータを格納するルーティングブリッジ3の入力バッファのデータ量が所定値を超えたこと検出すると、ルーティングブリッジ3及びルーティングブリッジ5の間の接続であるリンクLK8に輻輳が発生していると判定する。処理604により、サーバ100はネットワーク1000に含まれるどのリンクに輻輳が発生しているか否かを判定する。
処理604により、ネットワーク1000に輻輳が発生していると判定されると、輻輳を起こしているフローを判定する処理605を、輻輳フロー判定部515が実行する。なお、上述したが、送信元仮想マシン及び宛先仮想マシンの組み合わせ毎のデータ転送を識別するためにフローIDが割り当てられる。例えば、フローIDは送信元仮想マシンのMACアドレス及び宛先仮想マシンのMACアドレスの組み合わせに対応付けられる。
輻輳フロー判定部515は、処理605により、コスト情報及びフォワーディング情報取得部510が取得したコスト情報、サンプリング情報取得部511が取得したサンプリング情報及びトラフィック解析部512が取得した送信元仮想マシン及び宛先仮想マシンの組み合わせ毎のデータのトラフィック量に基づいて、ネットワーク1000のトラフィック情報を作成する。なお、輻輳フロー判定部515は、輻輳判定部514が処理604によりネットワーク1000に輻輳が発生していることを検出する前にトラフィック情報を作成してもよい。輻輳フロー判定部515が作成するトラフィック情報はメモリ501を使用するため、輻輳を起こしているフローを特定するために使用するトラフィック情報を、輻輳判定部514がネットワーク1000に輻輳が発生していることを判定したことをトリガにして作成するほうがメモリ501の利用効率が向上する。
図14は、実施例が適用されたネットワークに輻輳がない場合のトラフィック情報を示す。トラフィック情報は、例えば輻輳判定部514がネットワーク1000に輻輳が発生していることを検出する前に輻輳フロー判定部515によって作成されたトラフィック情報であり、メモリ501に格納される。トラフィック情報は、フローID、仮想マシンの組み合わせ、トラフィック量、仮想マシンの組み合わせに対応するエッジルーティングブリッジ(INGRESS/EGRESS)、経路ID、及び経路に含まれるリンクの対応関係を含む。
輻輳フロー判定部515は、サンプリング情報取得部511が取得したサンプリング情報に含まれる宛先となるルーティングブリッジのMACアドレス及び送信元となるルーティングブリッジのMACアドレスの情報をコスト情報及びフォワーディング情報取得部510が取得したコスト情報に含まれるリンク両端のルーティングブリッジの情報に対応付ける。さらに、サンプリング情報取得部511が取得したサンプリング情報に含まれる送信元仮想マシンのMACアドレス及び宛先仮想マシンのMACアドレスをフォワーディング情報にある送信元仮想マシンのMACアドレス及び宛先仮想マシンのMACアドレスに対応付けることによって、中継するルーティングブリッジを判定してリンク間の接続を特定する。以上により、コスト情報及びサンプリング情報にある他の情報どうしの対応付けが特定されて、リンクID、経路ID、エッジルーティングブリッジの組み合わせ(INGRESS/EGRESS)、仮想マシンの組み合わせが特定される。
輻輳フロー判定部515は、さらに、サンプリング情報取得部511が取得したサンプリング情報に含まれる送信元仮想マシンのMACアドレス及び宛先仮想マシンのMACアドレスと、トラフィック解析部512が取得した送信元仮想マシン及び宛先仮想マシンの組み合わせ毎のデータのトラフィック量とを対応させることにより、リンクID、経路ID、エッジルーティングブリッジの組み合わせ(INGRESS/EGRESS)、仮想マシンの組み合わせ、トラフィック量の対応関係を特定する。さらに、輻輳フロー判定部515は、仮想マシンの組み合わせに対して、フローIDを一意に決める。
メモリ501には図14に示されるトラフィック情報と図5及び6に示されるコスト情報とが格納されており、サーバ100によってネットワーク1000におけるデータの転送状況が仮想マシンの組み合わせ毎に割り当てられたフロー毎に把握される。
実施例では、送信元仮想マシン11及び宛先仮想マシン15の組み合わせが経路P2を使用して、4Gbpsのトラフィック量でデータ転送を実行しており、このデータ転送にフローIDとしてF1が割り当てられている。フローF1をより詳細に後述する。送信元仮想マシン11がネットワーク1000に含まれるルーティングブリッジ1に4Gbpsでデータを転送する。ルーティングブリッジ1は、ルーティングブリッジ1をINGRESS及びルーティングブリッジ3をEGRESSとして設定して、経路P2に含まれるリンクLK1を介してルーティングブリッジ4にデータを転送する。ルーティングブリッジ4は経路P2に含まれるリンクLK7を介してEGRESSとして設定されたルーティングブリッジ3にデータを転送する。ルーティングブリッジ3は宛先仮想マシンである仮想マシン15にデータを転送する。
実施例では、送信元仮想マシン12及び宛先仮想マシン16の組み合わせが経路P4を使用して7Gbpsのトラフィック量でデータ転送を実行しており、このデータ転送にフローIDとしてF2が割り当てられている。フローF2をより詳細に後述する。送信元仮想マシン12がネットワーク1000に含まれるルーティングブリッジ1に7Gbpsでデータを転送する。ルーティングブリッジ1は、ルーティングブリッジ1をINGRESS及びルーティングブリッジ3をEGRESSとして設定して、経路P4に含まれるリンクLK2を介してルーティングブリッジ5にデータを転送する。ルーティングブリッジ5は経路P4に含まれるリンクLK8を介してEGRESSとして設定されたルーティングブリッジ3にデータを転送する。ルーティングブリッジ3は宛先仮想マシンである仮想マシン18にデータを転送する。
実施例では、送信元仮想マシン13及び宛先仮想マシン17の組み合わせが経路P6を使用して2Gbpsのトラフィック量でデータ転送を実行しており、このデータ転送にフローIDとしてF3が割り当てられている。フローF3をより詳細に後述する。送信元仮想マシン13がネットワーク1000に含まれるルーティングブリッジ1に2Gbpsでデータを転送する。ルーティングブリッジ1は、ルーティングブリッジ1をINGRESS及びルーティングブリッジ3をEGRESSとして設定して、経路P6に含まれるリンクLK3を介してルーティングブリッジ6にデータを転送する。ルーティングブリッジ6は経路P6に含まれるリンクLK9を介してEGRESSとして設定されたルーティングブリッジ3にデータを転送する。ルーティングブリッジ3は宛先仮想マシンである仮想マシン17にデータを転送する。
実施例では、送信元仮想マシン14及び宛先仮想マシン18の組み合わせが経路P8を使用して2Gbpsのトラフィック量でデータ転送を実行しており、このデータ転送にフローIDとしてF4が割り当てられている。フローF4をより詳細に後述する。送信元仮想マシン14がネットワーク1000に含まれるルーティングブリッジ2に2Gbpsでデータを転送する。ルーティングブリッジ2は、ルーティングブリッジ2をINGRESS及びルーティングブリッジ3をEGRESSとして設定して、経路P8に含まれるリンクLK5を介してルーティングブリッジ5にデータを転送する。ルーティングブリッジ5は経路P8に含まれるリンクLK8を介してEGRESSとして設定されたルーティングブリッジ3にデータを転送する。ルーティングブリッジ3は宛先仮想マシンである仮想マシン18にデータを転送する。
図15は、実施例が適用されたネットワークに輻輳がある場合のトラフィック情報を示す。図15に示されるトラフィック情報は、輻輳判定部514がネットワーク1000に輻輳が発生していることを検出した後に輻輳フロー判定部515によって作成されたトラフィック情報であり、メモリ501に格納される情報である。図15を図14と比較すると、フローF4のトラフィック量が2Gbpsであったのに対して、フローF4のトラフィック量が9Gbpsとなっている。なお、輻輳フロー判定部515が図15にあるトラフィック情報を作成する処理は、図14に関する説明にあるものと同様である。
図16は、実施例が適用されたネットワークの輻輳状況を示す。図16には、リンクID、フローID、及びリンクのトラフィック量の対応関係が示されている。図16に示される情報は、図15にある対応関係に基づいて、輻輳フロー判定部515が処理605を実行することにより作成された情報である。図15も参照すると、トラフィック量が7GbpsのフローF2及びトラフィック量が9GbpsのフローF4によって、帯域が10GbpsであるリンクLK8に輻輳が起きていると判定される。処理605によりサーバ100は輻輳を起こしているフローを判定する。以上に説明した例では輻輳を起こしているフローがフローF2及びフローF4であると判定される。
輻輳を起こしているフローが複数あるか否かを判定する処理606を、輻輳フロー判定部515が実行する。輻輳を起こしているフローが複数ない場合には、後述する処理608に処理が移る。輻輳を起こしているフローが複数ある場合には、トラフィック量の大きいフローから順にフローを選択する処理607を、輻輳フロー判定部515が実行する。
図2に示されるネットワーク1000が図16に示される輻輳状態の場合、輻輳を起こしているフローがフローF2及びフローF4であるため、輻輳フロー判定部515は処理607を実行する。この場合、図15も参照すると、フローF4のトラフィック量9Gbpsの方がフローF2のトラフィック量7Gbpsよりも大きいため、処理607により、フローF4が選択される。
代替経路候補を選択する処理608が、代替経路選択部516により実行される。上述する例の場合、経路P8を使用してデータ転送を実行しているフローF4の代替経路の候補が選択される。代替経路選択部516はトラフィック情報に基づき、仮想マシン14及び仮想マシン18間でデータ転送をおこなうために、エッジルーティングブリッジとしてルーティングブリッジ2及びルーティングブリッジ3が選択されると判定する。代替経路選択部516は、メモリ501に格納されたコスト情報に基づき、ルーティングブリッジ2及びルーティングブリッジ3の間の他の代替経路候補として、リンクLK4及びリンクLK7を含む経路P7、又はリンクLK6及びリンクLK9を含む経路P9が選択可能だと判定する。ここでは、まずリンクLK4及びリンクLK7を含む経路P7が選択されたとする。
選択された代替経路候補により輻輳が回復するか否かを判定する処理609が代替経路選択部516により実行される。代替経路選択部516は、選択された経路P7に含まれるリンクLK7を使用しているフローF1を抽出する。代替経路選択部516は、フローF1のトラフィック量4Gbps及びフローF4のトラフィック量9Gbpsの合計値を算出する。代替経路選択部516は、算出された合計値がリンクの帯域10Gbpsを超えるため、フローF4の代替経路候補として経路P7が選択されても輻輳が回復されないと判定し、処理610に移る。
代替経路候補を全て検証したか否かを判定する処理610を、代替経路選択部516が実行する。上述した例では、フローF4の代替経路候補として、リンクLK6及びリンクLK9を含む経路P9が選択可能であるため、代替経路選択部516は処理608に移り、経路P9を代替経路候補として選択して処理609を実行する。代替経路選択部516は、選択された経路P9に含まれるリンクLK6を使用しているフローF2を抽出する。
代替経路選択部516は、フローF2のトラフィック量7Gbps及びフローF4のトラフィック量9Gbpsの合計値を算出する。代替経路選択部516は、算出された合計値がリンクの帯域10Gbpsを超えるため、フローF4の代替経路候補として経路P9が選択されても輻輳が回復されないと判定し、処理610に移る。代替経路選択部516は処理610において、選択可能な代替経路候補である経路P7及び経路P9について検証をしたので、処理611に移る。
輻輳を起こしたフローを全て検証したか否かを判定する処理611を代替経路選択部516が実行する。代替経路選択部516は、輻輳を起こしたフローとしてフローF2が検証されていないため、全てのフローが検証されていないと判定して処理607に移る。輻輳フロー判定部515が処理607によりフローF2が抽出されて、処理608に移る。
代替経路選択部516はメモリ501に格納されたトラフィック情報に基づき、仮想マシン12及び仮想マシン16間のデータ転送が実行されるために、エッジルーティングブリッジとしてルーティングブリッジ1及びルーティングブリッジ3が選択されると判定する。代替経路選択部516は、メモリ501に格納されたコスト情報に基づき、ルーティングブリッジ1及びルーティングブリッジ3の間の他の代替経路候補として、リンクLK1及びリンクLK7を含む経路P2、又はリンクLK3及びリンクLK9を含む経路P6が選択可能だと判定する。ここでは、まずリンクLK1及びリンクLK7を含む経路P2が選択されたとする。
選択された代替経路により輻輳が回復するか否かを判定する処理609が代替経路選択部516により実行される。代替経路選択部516は、選択された経路P2に含まれるリンクLK1を使用しているフローF1を抽出する。代替経路選択部516は、フローF1のトラフィック量4Gbps及びフローF2のトラフィック量7Gbpsの合計値を算出する。代替経路選択部516は、算出された合計値がリンクの帯域10Gbpsを超えるため、フローF2の代替経路候補として経路P2が選択されても輻輳が回復されないと判定し、処理610に移る。
代替経路候補を全て検証したか否かを判定する処理610を、代替経路選択部516が実行する。上述した例では、フローF2の代替経路候補として、リンクLK3及びリンクLK9を含む経路P6が選択可能であるため、代替経路選択部516は処理608に移り、経路P6を代替経路候補として選択して処理609を実行する。代替経路選択部516は、選択された経路P6に含まれるリンクLK3を使用しているフローF3を抽出する。代替経路選択部516は、フローF3のトラフィック量2Gbps及びフローF2のトラフィック量7Gbpsの合計値を算出する。代替経路選択部516は、算出した合計値がリンクの帯域10Gbpsを超えないため、フローF2の代替経路候補として経路P6が選択されれば輻輳が回復されると判定し、処理612に移る。
輻輳を回復させるために経路変更が可能と判定されてフローに対して、選択された代替経路の総リンクコストが変更されたコスト情報を作成する処理612を、コスト情報作成部517が実行する。コスト情報作成部517は、輻輳を回復させるために経路変更が可能と判定されたフローF2の代替経路P6に含まれるリンクLK3及びリンクLK9のリンクコストをデフォルトとして設定された100から50に変更して、ルーティングブリッジ1−6がフローF2の経路を選択する場合に使用する新しいコスト情報を作成する。なお、リンクコストの変更は、リンクLK3に対して100から50に変更しても、リンクLK9に対して100から50に変更してもよい。
図17は、実施例が適用されたネットワークにおいて変更されたコスト情報を示す。図17に示される変更されたコスト情報は、コスト情報作成部517により処理612が実行されることにより作成され、メモリ501に格納される情報である。フローF2に対しては、リンクLK3及びリンクLK9のリンクコストがデフォルトして設定された100から50に変更されたため、リンクLK3を含む経路P5の総リンクコストが150となり、リンクLK3及びリンクLK9を含む経路P6の総リンクコストが100となり、リンクLK9を含む経路P9の総リンクコストが150となる。
コスト情報作成部517は、ルーティングブリッジ1−6に、図17に示されるフローF2に対するコスト情報と、フローF2に対応する仮想マシンの組み合わせ(送信元仮想マシンのMACアドレス及び宛先仮想マシンのMACアドレスの組み合わせ)とを対応付けて送信し、メモリ501に格納させる。
ルーティングブリッジ1−6は、受け取ったデータに含まれる送信元仮想マシンのMACアドレス及び宛先仮想マシンのMACアドレスに基づいてフローを判定する。判定したフローがフローF2の場合には、図6に示されたコスト情報ではなく、図17に示された更新されたコスト情報を使用して、フローF2のデータ転送の経路を選択する。ルーティングブリッジ1−6は、コスト情報に含まれる総リンクコストどうしの組み合わせのうちで最も総リンクコストが小さい経路をデータ転送の経路として選択するので、図17に示された更新されたコスト情報のうち、最も総リンクコストが小さい経路P6がフローF2の経路として選択される。従って、フローF2のデータ転送の経路がLK8を介さなくなるので、フローF2及びフローF4により輻輳が起きていたリンクLK8の輻輳が回復される。フローF2の新たな経路として経路P6が選択されても、経路P6を使用するのは、トラフィック量7GbpsのフローF2及びトラフィック量2GbpsのフローF3であるため、新たな輻輳が発生しない。
図18は、変更された他のコスト情報を示す。図18に示されるコスト情報は、フローF2に対してだけでなく、リンクLK3及びリンクLK9のリンクコストをデフォルトして設定された100から50に単に変更することで、リンクLK3を含む経路P5の総リンクコストが150とし、リンクLK3及びリンクLK9を含む経路P6の総リンクコストが100とし、リンクLK9を含む経路P9の総リンクコストが150とした比較例である。図18に示されるコスト情報がルーティングブリッジ1−6に設定されると、ルーティングブリッジ1−6はどのフローを受け取っても図18に示されるコスト情報に従って、経路P6を選択することになる。この場合、経路P6を使用するフローがフローF2だけなく、フローF1及びフローF3も使用することになる。図15も参照すると、フローF1−3が経路P6に集中した場合にトラフィック量の合計値が13Gbpsとなり、リンクの帯域を超えてしまうため、新たな輻輳が発生してしまう。すなわち、輻輳を回復させるためにフローの経路変更をしたにもかかわらず、総リンクコストに従って経路を選択する設計思想のネットワークで単に総リンクコストを変更してしまうと、新たな輻輳を発生させてしまうことがある。
ここで、リンクLK8に輻輳が発生しているので、フローF2がリンクLK8を使用してデータ転送をしないように、リンクLK8のリンクコストを大きくすることを検討する。リンクLK8のリンクコストを100から200に変更すると、経路P4の総リンクコストが300になる。従って、ルーティングブリッジはフローF2に対する経路を選択する場合に、総リンクコストが200に設定された経路P2または経路P6を選択し、総リンクコストが300に設定された経路P4を選択しない。しかし、ルーティングブリッジがフローF1及びフローF3の経路を選択する場合にも、経路P4の総リンクコストが300であるとして経路選択が実行される。つまり、ルーティングブリッジは、トラフィック量4GbpsのフローF1、トラフィック量7GbpsのフローF2、及びトラフィック量2GbpsのフローF3を経路P2及び経路P6に等価的に割り当てる。従って、フローF4の選択経路としてリンクLK8を含む経路P4を避けて選択したとしても、トラフィック量4GbpsのフローF1及びトラフィック量7GbpsのフローF2が、経路P2及び経路P6の何れか一方において競合してしまうと、新たな輻輳が発生してしまう。
ネットワークの負荷を自律的に分散させるために、パラメータとして設定された総リンクコストに従ってデータ転送の経路を選択し、さらに総リンクコストが等しい場合にはそれらが等しい割合で選択されるような技術思想で設計されたネットワークの場合、リンクコスト、総リンクコストを単に変更しただけでは、複数のフローが新たに最小の総リンクコストが設定された経路に集中することで、新たな輻輳が発生することがある。
実施例では、輻輳を起こしたフローに対して適用される更新されたコスト情報をデフォルトのコスト情報とは別に作成する。輻輳を起こしたフローの経路選択時にはデフォルトのコスト情報とは区別して更新されたコスト情報が使用されるため、新たな輻輳を発生せず、また発生してしまった輻輳が回復する。また、輻輳を起こしたフローの代替経路として選択可能な経路が複数あると判定される場合には、デフォルトのコスト情報とは区別して、選択可能な代替経路それぞれに対して最小の総リンクコストを設定しておけば、輻輳を起こしたために経路が変更されたフローは経路変更後もネットワークの設計思想に従って経路が自律的に分散される。なお、経路変更の対象とならないフローのデータ転送の経路選択は、変更前のデフォルトのコスト情報が適用されるため、ネットワークの負荷分散が従前の通りに行われる。
引き続き、図13の処理を説明する。サーバ100は、処理613の後にネットワークの監視を継続するか否かの判定をする処理614を実行する。ネットワークの監視を継続する場合には処理600に移り、ネットワークの監視を継続しない場合には処理を終える。
処理604により、輻輳が発生していないと判定された場合に、処理615に移る。処理615は、代替経路に変更したフローがデフォルトの総リンクコストであっても輻輳が回避するか否かを判定する処理であり、代替経路選択部516により実行される。実施例では、代替経路選択部516は、メモリ501に格納されたフローF2のトラフィック量を参照して、変更された経路P6以外の経路をフローF2に割り当てても、他のフローのトラフィック量との合計値がリンクの帯域を超えないと判定すると、処理616に移る。代替経路選択部516によって処理616が実行されるとフローF2に対する更新されたコスト情報の総リンクコストを初期化する。例えば、ルーティングブリッジ1−6に対して、フローF2に対する総リンクコストのコスト情報を削除する指示をする。フローF2に対する更新されたコスト情報の総リンクコストを初期化されると、ルーティングブリッジ1−6はフローF2を受信しても、他のフローと同様にデフォルトのコスト情報に従ってフローの経路を選択する。なお、処理615においてデフォルトの総リンクコストでは輻輳が回復しないと判定されると、処理614に移る。
図19は、実施例が適用されたルーティングブリッジ(中継装置)他の機能ブロックを示す。図2に示されるルーティングブリッジ1−6はメモリ301に格納されたプログラムにある処理がCPU300によって実行されることにより、アドレス判定部312、コスト情報選択部313、経路選択部314、パケット生成部315、アドレス設定部316、及びコスト情報設定部317として機能する。各機能ブロックにより実行される処理を、図20に示される処理に対応させて後述する。
図20は、実施例が適用されたルーティングブリッジ(中継装置)で実行される処理を示す。図2に示されるルーティングブリッジ1−6は、メモリ501に格納されたプログラムにある処理がCPU500によって実行されることにより、図20に示された各処理を実行する。
受信データがあるか否かを判定する処理700を、ルーティングブリッジ1−6が実行する。受信データが入出力インターフェース303に含まれる入力バッファに格納されていると、処理701に移る。
受信データに含まれるアドレス情報に基づいてデータ転送のフローを判定する処理701を、アドレス判定部312が実行する。アドレス判定部312は、受信データに含まれる送信元仮想マシンに割り当てられたMACアドレス及び宛先仮想マシンに割り当てられたMACアドレスに基づいて仮想マシンの組み合わせを判定することによって、データ転送のフローを判定する。例えば、サーバ100からフローF2に対する更新されたコスト情報を格納する指示を取得した場合にアドレス判定部312がメモリ301やレジスタなどにフローF2に対応する情報を格納しておく。受信データに基づいて判定された仮想マシンの組み合わせと、サーバ200の指示に従ってメモリ301やレジスタなどに格納された情報とを比較し、受信データがフローF2であるか否かを判定すればよい。アドレス判定部312は、受信したデータがフローF2である場合にフローF2に対応するコスト情報を選択するようコスト情報選択部313に指示をする。アドレス判定部312は、受信したデータがフローF2でない場合にデフォルトのコスト情報を選択するようコスト情報選択部313に指示をする。
判定されたフローに対応するコスト情報をメモリ301から選択する処理702を、コスト情報選択部313が実行する。コスト情報選択部313は、アドレス判定部312からの指示に従ってコスト情報を選択する。例えば、アドレス判定部312がフローF2に対応する更新されたコスト情報を選択するよう指示した場合には、コスト情報選択部313はメモリ301に対してフローF2に対応する更新されたコスト情報のアドレスを指定して読み出し動作を実行する。アドレス判定部312がデフォルトのコスト情報を選択するよう指示した場合には、コスト情報選択部313は、メモリ301に対してデフォルトのコスト情報のアドレスを指定して読み出し動作を実行する。
メモリ301から読み出したコスト情報において総リンクコストが所定値となる経路を選択する処理703を、経路選択部314が実行する。なお、ネットワーク1000に輻輳がなく、処理702においてコスト情報選択部313がデフォルトのコスト情報(図5及び6参照)を読み出したとする。経路選択部314は、受信データに含まれる送信元仮想マシンに割り当てられたMACアドレス及び宛先仮想マシンに割り当てられたMACアドレスと、読み出したコスト情報とに基づき、選択可能な経路を抽出する。コスト情報に基づいて選択可能だと判定された経路の総リンクコストに従って、総リンクコストが所定値となる経路を選択する。なお、所定値とは例えば最小値であり、総リンクコストの値が最小値をとる経路が選択される。例えば、図2に示される仮想マシン11から仮想マシン15へデータを転送する場合に、受信データには仮想マシン11に割り当てられたMACアドレスが送信元仮想マシンのMACアドレスとして、仮想マシン15に割り当てられたMACアドレスが宛先仮想マシンのMACアドレスとして情報が付加されているので、そのアドレス情報及びコスト情報(図5及び6参照)にある総リンクコストの組み合わせに基づいて、経路P2,経路P4,及び経路P6がフローF1のデータ転送の経路として選択可能だと判定される。経路P2,経路P4,及び経路P6の総リンクコストは各々200なので、経路選択部314は処理703により経路P2,経路P4,及び経路P6を選択する。
処理703において選択された経路に総リンクコストが等しい経路があるか否かを判定する処理704を、経路選択部314が実行する。上述する例の場合には、経路P2,経路P4,及び経路P6の総リンクコストが各々200なので、経路選択部314は、総リンクコストが等しい経路があると判定して、処理705に移る。
総リンクコストが等しい経路がある場合にそれらの経路を等しい割合で選択する処理705を、経路選択部314が実行する。経路選択部314は、例えば、ラウンドロビン方式を適用して、総リンクコストが等しい経路P2,経路P4,及び経路P6のうちから、最も選択される回数が少なかった経路を選択するようにしてもよい。
送信元仮想マシンが実行されるサーバに接続されるルーティングブリッジのID及び宛先仮想マシンが実行されるサーバに接続されるルーティングブリッジのIDをデータに付加する処理706を、パケット生成部315が実行する。さらに、処理705で選択された経路のうち次の宛先となるルーティングブリッジのアドレスと送信元ルーティングブリッジのアドレスによりデータをカプセル化して送信する処理707を、パケット生成部315が実行する。パケット生成部315が処理706及び処理707を実行することにより、図8Aに示されるデータが図8Bに示されるようにカプセル化されて次の宛先に転送される。
通信状態を継続するか否かを判定する処理708をルーティングブリッジ1−6が実行し、通信状態を継続する場合には、処理700に移る。通信状態を継続しない場合には処理を終える。
処理700で受信データがあると判定されなかった場合に、サーバ100から更新されたコスト情報の通知があるか否かを判定する処理709をルーティングブリッジ1−6が実行する。なお、処理709は、受信データの有無にかかわらず実行してもよい。処理709は、例えば定期的に実行されてもよく、また特定のイベントが発生した前又は後で実行されてもよい。
ここで、図2に示されたネットワーク1000が図16に示されたトラフィック状態となってリンクLK8に輻輳が生じ、この輻輳を回復するためにサーバ100がルーティングブリッジ1−6のメモリ301に図17に示されるフローF2に対する総リンクコストを格納するよう通知した場合を例に処理709を後述する。なお、更新されたコスト情報の通知がない場合には、処理711に移る。
処理709において更新されたコスト情報の通知があると判定されると、更新さされたコスト情報をフロー(送信元仮想サーバのアドレス及び宛先仮想サーバのアドレスの組み合わせ)に対応付けてメモリ301に格納する処理710を、アドレス設定部316及びコスト情報設定部317が実行する。アドレス設定部316は、サーバ100からフローF2に対して変更されたコスト情報をメモリ301に格納することを指示されると、受信データを受けた場合にフローF2に対応する仮想マシンの組み合わせを特定するために、フローF2に対応する送信元仮想マシンに割り当てられたMACアドレス及び宛先仮想マシンに割り当てられたMACアドレスの組み合わせを、メモリ301やアドレス判定部312のレジスタなどに設定する。コスト情報設定部317は、サーバ100からフローF2に対して変更されたコスト情報をメモリ301に格納することを指示されると、メモリ301に更新されたコスト情報を格納する。これにより、ルーティングブリッジ1−6のメモリ301には、フローF2に対して変更されたコスト情報及びデフォルトのコスト情報の両方が格納されることになる。
メモリ301に格納されたコスト情報の初期化指示がサーバ100からあるか否かを判定する処理711を、ルーティングブリッジ1−6が実行する。なお、処理711の処理タイミングは処理710の後でなくてもよい。処理711は、例えば定期的に実行されてもよく、また特定のイベントが発生した前又は後で実行されてもよい。サーバ100の指示によりメモリ301に更新されたコスト情報が格納されるとメモリ301の容量を使用することになる。従って、サーバ100が図14に示される処理615によってリンクコストが初期化されてもよいと判定された場合には処理712に移り、サーバ100の初期化指示に従ってメモリ301から冗長なコスト情報を削除することでメモリ301の容量効率的に使用される。
次に、処理710により、メモリ301にフローF2に対して変更されたコスト情報及びデフォルトのコスト情報の両方が格納された場合にルーティングブリッジ1−6がフローF2の経路を選択する処理を説明する。例えば、ルーティングブリッジ1が仮想マシン12からフローF2を受信すると、ルーティングブリッジ1のアドレス判定部312が処理701を実行することにより、受信データに含まれる送信元仮想マシンに割り当てられたMACアドレス及び宛先仮想マシンに割り当てられたMACアドレスの組み合わせをメモリ301やレジスタなどに格納してあるアドレス情報と比較することにより、受信データがフローF2に対応すると判定する。アドレス判定部312は、コスト情報選択部313に、メモリ301に格納されたフローF2に対するコスト情報(図17参照)を読み出すよう指示する。経路選択部314は処理703を実行して、読み出されたコスト情報(図17参照)に基づき総リンクコストが所定値となる経路を選択する。ここでは、総リンクコストが最小となる経路を選択するものとし、経路選択部314は経路P6を選択する。経路選択部314が処理704を実行することにより総リンクコストが等しい経路がないと判定されて処理706に移る。パケット生成部315は、受信したデータに対して経路P6に対応する情報を処理706及び処理707によりカプセル化して図8Bに示されるデータ構成にする。パケット生成部315は、カプセル化したデータを、次の宛先であるルーティングブリッジ6に転送する。以上に説明した転送先の選択により、ネットワーク1000のトラフィック状況が後述する図21及び22に示されたトラフィック状況になる。
図21は、実施例が適用されたネットワークに輻輳がない場合の他のトラフィック情報を示す。図21に示されるトラフィック情報は、フローF2のデータ転送の経路が経路P6に変更された後に輻輳フロー判定部515が作成したトラフィック情報であり、メモリ501に格納される情報である。なお、輻輳フロー判定部515が図21にあるトラフィック情報を作成する処理は、図13に関する説明にあるものと同様である。
図22は、実施例が適用されたネットワークのトラフィック状況を示す。図22には、リンクID、フローID、及びリンクのトラフィック量の対応関係が示されている。図22に示す情報は、図15にある対応関係に基づいて、輻輳フロー判定部515が処理605を実行することにより作成された情報である。フローF2のデータ転送の経路が経路P6に変更されたことにより、各リンクに輻輳が発生していないことが示されている。
以上に述べたとおり、ネットワークの負荷を分散させるために、パラメータとして設定された総リンクコストに従ってデータ転送の経路が選択され、さらに総リンクコストが等しい場合にはそれらが等しい割合で選択されるような技術思想で設計された中継装置を含むネットワークにおいて輻輳が発生した場合、リンクコストや総リンクコストを単に変更しただけでは、変更された総リンクコストが設定された経路に複数のフローが集中することによって新たな輻輳が発生してしまうことがある。実施例によれば、輻輳を起こしたフローに対して適用されるコスト情報を作成して、当該フローの経路選択時に他のフローとは区別して、更新されたコスト情報を当該フローに適用して当該フローの転送経路が選択されるため、当該フローのデータ転送の経路を技術思想に従い総リンクコストに基づいて選択しても新たな輻輳を起こすことなく、発生してしまった輻輳が回復する。なお、上記の実施例では仮想サーバ間のデータ転送について例示したが、これに限定されず、物理サーバ間のデータ転送に実施例を適用してもよい。
以上の実施例に関し、以下の付記としてまとめる。
(付記1)複数のコンピュータと、前記複数のコンピュータ間の複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータの組み合わせが格納されたメモリを有する複数の中継装置と、前記複数の中継装置間の何れかの接続のトラフィックが所定量を超えた場合に、前記複数の経路から転送経路を選択するための第2のパラメータの組み合わせを前記メモリに格納させる管理コンピュータとを有し、前記複数の中継装置は、前記第1のパラメータの組み合わせ及び前記第2のパラメータの組み合わせのうち、受信データに含まれるコンピュータの組み合わせ情報に対応する何れか一方の組み合わせに基づいて、前記受信データの転送先を設定するプロセッサを有することを特徴とする情報処理システム。
(付記2)前記管理コンピュータは、前記第2のパラメータの組み合わせに、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送するコンピュータの組み合わせ情報を対応付けて前記複数の中継装置に通知し、前記プロセッサは、前記受信データに含まれるコンピュータの組み合わせ情報が前記管理コンピュータから通知されたコンピュータの組み合わせ情報に一致すると前記第2のパラメータの組み合わせを選択することを特徴とする付記1に記載の情報処理システム。
(付記3)前記プロセッサは、前記第1のパラメータの組み合わせ及び前記第2のパラメータの組み合わせの何れか一方の組み合わせにおいて、前記複数の経路のうちで他の経路よりも小さいパラメータが設定されている経路に基づいて前記受信データの転送先を設定することを特徴とする付記1又は2に記載の情報処理システム。
(付記4)前記第2のパラメータの組み合わせにおいて、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせに対する変更後の経路に他の経路のパラメータよりも小さいパラメータが設定されていることを特徴とする付記3に記載の情報処理システム。
(付記5)前記プロセッサは、前記他の経路よりも小さいパラメータが設定されている経路が複数ある場合に選択された回数が最も少ない経路に基づいて前記受信データの転送先を設定することを特徴とする付記3又は4に記載の情報処理システム。
(付記6)前記管理コンピュータは、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせが複数ある場合に、他のコンピュータの組み合わせよりもトラフィックが大きいコンピュータの組み合わせを前記第2のパラメータの組み合わせに対応付けて前記複数の中継装置に通知することを特徴とする付記2〜5の何れか1つに記載の情報処理システム。
(付記7)前記管理コンピュータは、前記所定値を超えた前記トラフィックが前記所定値よりも小さくなると、前記第2のパラメータの組み合わせを前記メモリから削除させることを特徴とする付記1〜6の何れか1つに記載の情報処理システム。
(付記8)前記第1のパラメータの組み合わせに含まれるパラメータ又は前記第2のパラメータの組み合わせに含まれるパラメータは、前記複数の中継装置間の接続に設定されたパラメータの合計値に基づく値であることを特徴とする付記1〜7の何れか1つに記載の情報処理システム。
(付記9)複数のコンピュータ間の複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータの組み合わせ、及び、接続のトラフィックが所定量を超えた場合に前記複数の経路から転送経路を選択するための第2のパラメータの組み合わせを格納するメモリと、前記第1のパラメータの組み合わせ及び前記第2のパラメータの組み合わせのうち、受信データに含まれるコンピュータの組み合わせ情報に対応する何れか一方の組み合わせに基づいて、前記受信データの転送先を設定するプロセッサとを有することを特徴とする中継装置。
(付記10)前記第2のパラメータの組み合わせは、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせ情報に対応付けられており、前記プロセッサは、前記受信データに含まれるコンピュータの組み合わせ情報が、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせ情報に一致すると、前記第2のパラメータの組み合わせを選択することを特徴とする付記9に記載の中継装置。
(付記11)前記プロセッサは、前記第1のパラメータの組み合わせ及び前記第2のパラメータの組み合わせのうちの何れか一方の情報において、前記複数の経路のうちで他の経路よりも小さいパラメータが設定されている経路に基づいて前記受信データの転送先を設定することを特徴とする付記9又は10に記載の中継装置。
(付記12)前記第2のパラメータの組み合わせにおいて、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせに対する変更後の経路に他の経路のパラメータよりも小さいパラメータが設定されていることを特徴とする付記11に記載の中継装置。
(付記13)前記プロセッサは、前記他の経路よりも小さいパラメータが設定されている経路が複数ある場合に選択された回数が最も少ない経路に基づいて前記受信データの転送先を設定することを特徴とする付記11又は12に記載の中継装置。
(付記14)前記第2のパラメータの組み合わせは、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせが複数ある場合に、他のコンピュータの組み合わせよりもトラフィックが大きいコンピュータの組み合わせ情報に対応付けられていることを特徴とする付記10〜13の何れか1つに記載の中継装置。
(付記15)前記所定値を超えた前記トラフィックが前記所定値よりも小さくなると、前記プロセッサは前記第2のパラメータの組み合わせを前記メモリから削除することを特徴とする付記9〜14の何れか1つに記載の中継装置。
(付記16)複数のコンピュータ間の複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータの組み合わせを格納するメモリを有する複数の中継装置に対して、前記複数の中継装置間の何れかの接続のトラフィックが所定量を超えた場合に、前記複数の経路から転送経路を選択するための第2のパラメータの組み合わせを、前記第1のパラメータの組み合わせを前記メモリに格納させたまま前記メモリに格納させるプロセッサを有する情報処理装置。
(付記17)複数のコンピュータ間の複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータの組み合わせ、及び、接続のトラフィックが所定量を超えた場合に前記複数の経路から転送経路を選択するための第2のパラメータの組み合わせのうち、受信データに含まれるコンピュータの組み合わせを示す情報に対応する何れか一方の組み合わせに基づいて、前記受信データの転送先を設定することを特徴とする情報処理方法。
(付記18)前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせ情報を前記第2のパラメータの組み合わせに対応付け、前記受信データに含まれるコンピュータの組み合わせ情報が、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせ情報に一致すると、前記第2のパラメータの組み合わせを選択することを特徴とする付記17に記載の情報処理方法。
(付記19)前記第1のパラメータの組み合わせ及び前記第2のパラメータの組み合わせのうちの何れか一方の情報において、前記複数の経路のうちで他の経路よりも小さいパラメータが設定されている経路に基づいて前記受信データの転送先を設定することを特徴とする付記17又は18に記載の情報処理方法。
(付記20)前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせに対する変更後の経路を選択し、前記第2のパラメータの組み合わせにおいて、前記変更後の経路に他の経路のパラメータよりも小さいパラメータが設定されていることを特徴とする付記19に記載の情報処理方法。
1−6 ルーティングブリッジ(RB)
11−18 仮想マシン(VM)
21−24 仮想スイッチ(vSW)
100−104 サーバ(SV)
1000 ネットワーク

Claims (10)

  1. 複数のコンピュータと、
    前記複数のコンピュータ間の複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータの組み合わせが格納されたメモリを有する複数の中継装置と、
    前記複数の中継装置間の何れかの接続のトラフィックが所定量を超えた場合に、前記複数の経路から転送経路を選択するための第2のパラメータの組み合わせを前記メモリに格納させる管理コンピュータと
    を有し、
    前記複数の中継装置は、前記第1のパラメータの組み合わせ及び前記第2のパラメータの組み合わせのうち、受信データに含まれるコンピュータの組み合わせ情報に対応する何れか一方の組み合わせに基づいて前記受信データの転送先を設定するプロセッサを有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記管理コンピュータは、前記第2のパラメータの組み合わせに、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送するコンピュータの組み合わせ情報を対応付けて前記複数の中継装置に通知し、
    前記プロセッサは、前記受信データに含まれるコンピュータの組み合わせ情報が前記管理コンピュータから通知されたコンピュータの組み合わせ情報に一致すると前記第2のパラメータの組み合わせを選択することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記プロセッサは、前記第1のパラメータの組み合わせ及び前記第2のパラメータの組み合わせの何れか一方の組み合わせにおいて、前記複数の経路のうちで他の経路よりも小さいパラメータが設定されている経路に基づいて前記受信データの転送先を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第2のパラメータの組み合わせにおいて、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせに対する変更後の経路に他の経路のパラメータよりも小さいパラメータが設定されていることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記プロセッサは、前記他の経路よりも小さいパラメータが設定されている経路が複数ある場合に選択された回数が最も少ない経路に基づいて前記受信データの転送先を設定することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理システム。
  6. 前記管理コンピュータは、前記トラフィックが前記所定量を超えた接続を介してデータを転送しているコンピュータの組み合わせが複数ある場合に、他のコンピュータの組み合わせよりもトラフィックが大きいコンピュータの組み合わせを前記第2のパラメータの組み合わせに対応付けて前記複数の中継装置に通知することを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記管理コンピュータは、前記所定値を超えた前記トラフィックが前記所定値よりも小さくなると、前記第2のパラメータの組み合わせを前記メモリから削除させることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の情報処理システム。
  8. 複数のコンピュータ間の複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータの組み合わせ、及び、接続のトラフィックが所定量を超えた場合に前記複数の経路から転送経路を選択するための第2のパラメータの組み合わせを格納するメモリと、
    記第1のパラメータの組み合わせ及び前記第2のパラメータの組み合わせのうち、受信データに含まれるコンピュータの組み合わせ情報に対応する何れか一方の組み合わせに基づいて前記受信データの転送先を設定するプロセッサと
    を有することを特徴とする中継装置。
  9. 複数のコンピュータ間の複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータの組み合わせを格納するメモリを有する複数の中継装置に対して、前記複数の中継装置間の何れかの接続のトラフィックが所定量を超えた場合に、前記複数の経路から転送経路を選択するための第2のパラメータの組み合わせを、前記第1のパラメータの組み合わせを前記メモリに格納させたまま前記メモリに格納させるプロセッサ
    を有する情報処理装置。
  10. 複数のコンピュータ間の複数の経路から転送経路を選択するための第1のパラメータの組み合わせ、及び、接続のトラフィックが所定量を超えた場合に前記複数の経路から転送経路を選択するための第2のパラメータの組み合わせうち、受信データに含まれるコンピュータの組み合わせを示す情報に対応する何れか一方の組み合わせに基づいて前記受信データの転送先を設定する
    ことを特徴とする情報処理方法。
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