JP2014007516A - 撮影機器及び撮影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バランスのよい構図の写真撮影を簡単に行い得る撮影機器を提供する。
【解決手段】被写体像を結像する撮影光学系と、撮影光学系により結像された被写体像を受けて画像データを生成する撮像部51と、撮像部によって生成された画像データに基く画像を表示する表示部61と、撮影光学系の焦点距離を変更する焦点距離制御部21bと、撮像部により生成される画像データに基いて被写体の位置情報を取得する被写体検出部82と、推奨構図候補を決定する推奨構図候補決定部66とを備え、推奨構図候補決定部は、被写体検出部によって得られた被写体位置情報に基いて推奨構図を決定し、対応する推奨構図画像を表示部に表示させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、適切な構図による写真撮影を行い得る撮影機器及び撮影方法に関するものである。
従来、撮影光学系により結像された光学像を光電変換素子等によって順次画像信号に変換し、これにより得られた画像信号を所定の形態の画像データとして記録媒体に記録し得ると共に、この記録媒体に記録された画像データを画像として再生表示する画像表示装置、例えば液晶表示装置(LCD)等を備えて構成された撮影機器、例えばデジタルカメラやビデオカメラ等(以下、これらを総称してカメラという)が一般に実用化され、広く普及している。
この種のカメラを用いて写真撮影を行うのに際し、撮影者は規定の撮影画面内において、所望の被写体の配置等を工夫して構図を決定するいわゆるフレーミング操作を行うのであるが、より安定した画面構成を備えた構図の写真を取得するためには豊富な経験値や美的感覚を必要とするものである。
そこで、写真撮影に習熟していない一般人がカメラを用いて写真撮影を行うのに際し、優れた構図の写真を容易に取得するための補助的な機能を備えたカメラが、種々提案されている。例えば特開2009−290635号公報等によって開示されているカメラは、撮影動作に先立って所望の被写体に対してカメラ(撮影光学系)を向けたとき、撮像素子によって取得され表示画面内に表示される画像から主要被写体を識別して、その識別結果に応じて撮影時の構図決定を補助するための撮影ガイド情報を表示するというものである。この構成によって、同カメラを用いると被写体に応じて適切な構図の写真を誰でも容易に撮影することができるというものである。
また、これとは別に、撮影待機状態にあるカメラにおいて、ライブビュー画像を表示中の表示部に、例えば三分割表示や黄金分割表示等の罫線からなる撮影ガイド情報等を重畳表示させるようにしたカメラが一般に実用化されている。
特開2009−290635号公報
ところが、上記特開2009−290635号公報によって開示されている従来のカメラにおいては、撮影ガイド情報等を表示部を用いて表示させることによって、撮影者,使用者に対してレンズ交換等を促す等の単なるガイド表示に留まっていた。
一方、近年においては、この種のカメラに適用される撮影光学系としては、例えば10倍〜30倍程の高変倍率ズームレンズ光学系が実用化されており、広く普及している。また、このようなズームレンズ光学系においては、アクチュエータを用いて駆動される電動式のズームレンズ鏡筒が実用化されている。
また、この種のカメラによって取得した画像データは、各種のデータ処理を施すことが容易であることから、例えばトリミング等の画像データ処理を施すことによって、所望のズーム効果を得る電子ズーム機能を備えたカメラが実用化され一般に普及している。
このように、近年、この種のカメラにおいては、写真撮影を行うのに際し、ズーミング,画像処理等、さまざまな写真表現のための高機能化が進んでいるが、その反面、一般的なユーザーは、カメラに備わる各種機能を充分に遣いこなすことができないでいるのが現状である。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、適切な画面構成でバランスのよい構図による写真撮影を簡単な操作で行い得るようにした撮影機器及び撮影方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の撮影機器は、被写体像を結像する撮影光学系と、上記撮影光学系により結像された被写体像を受けて画像データを生成する撮像部と、上記撮像部によって生成された画像データに基く画像を表示する表示部と、上記撮影光学系の焦点距離を変更する焦点距離制御部と、上記撮像部により生成される画像データに基いて被写体の位置情報を取得する被写体検出部と、推奨構図候補を決定する推奨構図候補決定部とを具備し、上記推奨構図候補決定部は、上記被写体検出部によって得られた被写体位置情報に基いて推奨構図を決定し、対応する推奨構図画像を上記表示部に表示させる。
また、本発明の一態様の推奨構図の撮影方法は、撮像部によって画像データを生成するステップと、上記画像データに対して上記焦点距離情報記録部に記録された変倍率情報に基いて複数の変倍率でズームインした場合の複数の画像データを生成するステップと、上記複数の画像データのそれぞれに対し、上記被写体検出部によって被写体位置情報を取得するステップと、上記複数画像データの各被写体位置情報と各対応する画像データにおける注目点との距離情報を算出するステップと、上記距離情報に応じて推奨構図を決定するステップと、上記決定された推奨構図を表示するステップと、を有する。
本発明によれば、適切な画面構成でバランスのよい構図による写真撮影を簡単な操作で行い得るようにした撮影機器及び撮影方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態の撮影機器(カメラ)の内部構成の概略を示すブロック構成図 図1の撮影機器(カメラ)を用いて撮影を行う際の作用を示す図であって、「構図ヘルプ」実行時に撮影操作をしている様子を示す図 図1の撮影機器(カメラ)における「構図ヘルプ」実行時の初期画面表示例を示す図 図1の撮影機器(カメラ)における「構図ヘルプ」実行時の操作経過中の画面表示例を示す図 図1の撮影機器(カメラ)における「構図ヘルプ」実行時における推奨画面設定後の撮影準備状態の表示画面を示す図 図1の撮影機器(カメラ)におけるカメラ本体のボディ制御部側の作用を示すフローチャート 図6の処理シーケンスのうち推奨構図判定処理のサブルーチンを示すフローチャート 本発明の第2の実施形態の撮影機器(カメラ)における「構図ヘルプ」実行時の初期画面表示例を示す図 図8の状態から表示変化の経過中の画面表示例を示す図 図9の状態から推奨画面設定完了後の撮影準備状態の表示画面を示す図 本発明の第2の実施形態のカメラのカメラ本体のボディ制御部側の作用を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態の撮影機器(カメラ)の「構図ヘルプ」機能の実行時における初期画面表示例を示す図 本実施形態における推奨構図候補画像一覧の表示画面の表示例を示す図 本実施形態の「構図ヘルプ」機能の実行時において推奨構図候補画像を生成する際のレンズ鏡筒の設定値の例を示す表 本実施形態の撮影機器(カメラ)の「構図ヘルプ」機能の実行時において、図13の推奨構図候補画像一覧から選択された撮影対象のライブビュー画像の表示例を示す図
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
以下に説明する本発明の各実施形態は、例えば撮影光学系により結像された光学像を光電変換素子等によって順次画像信号に変換し、これにより得られた画像信号を所定の形態の画像データとして記録媒体に記録し得ると共に、この記録媒体に記録された画像データを画像として再生表示する画像表示装置等を備えて構成された撮影機器、例えばデジタルカメラやビデオカメラ等に、本発明を適用した場合の例示である。
なお、以下の説明に用いる各図面においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各構成要素毎に縮尺を異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、これらの図面に記載された構成要素の数量,構成要素の形状,構成要素の大きさの比率及び各構成要素の相対的な位置関係は、図示の形態のみに限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態の撮影機器であるカメラ1の内部構成の概略を示すブロック構成図である。まず、本発明の第1の実施形態の撮影機器であるカメラ1の概略構成を図1を用いて以下に説明する。
図1に示すように、本実施形態の撮影機器(以下、単にカメラという)1は、カメラ本体2と、撮影レンズ鏡筒(以下、単にレンズ鏡筒という)3と、電子ビューファインダー装置(以下、EVFと略記する)4等によって主に構成されている。
本カメラ1は、カメラ本体2に対してレンズ鏡筒3が着脱自在に構成されるいわゆるレンズ交換式カメラシステムを構成している。なお、カメラ本体2に対しては、EVF4も着脱自在に構成されている。
レンズ鏡筒3は、複数の光学レンズからなる複数のレンズ群(3a,3b,3c,3d等)と、各レンズ群をそれぞれ別個に独立して保持する複数のレンズ支持部材(12,13,14,15等)と、固定筒11と、絞り機構16と、複数の駆動部(ドライバ;17,18,19,20)と、レンズ制御部21と、位置検出部である位置センサ22と、フラッシュメモリ25と、レンズ操作部24と、レンズ側インターフェース26等を具備して主に構成されている。
レンズ制御部21は、カメラ本体2側の後述するボディ制御部66と協働してレンズ鏡筒3を統括的に制御する制御回路である。そのために、レンズ制御部21には、上記各ドライバ(17,18,19,20),位置センサ22,レンズ操作部24,フラッシュメモリ25,レンズ側インターフェース26等が電気的に接続されている。
レンズ鏡筒3におけるレンズ制御部21は、内部にフォーカス制御部21a,ズーム制御部21b,絞り制御部21c等の回路部を有している。フォーカス制御部21aは後述する二群(フォーカス)レンズ支持筒駆動用のフォーカスドライバ17を介して第二レンズ群3b(フォーカス光学系)を駆動制御する制御回路である。ズーム制御部21bは後述する三群(ズーム)レンズ支持筒駆動用のズームドライバ18を介して第三レンズ群3c(ズーム光学系)を駆動制御する制御回路である。なお、レンズ制御部21のズーム制御部21bは、ボディ制御部66と協働して撮影光学系の焦点距離を変更するための焦点距離制御部として機能する制御回路である。絞り制御部21cは絞りドライバ19を介して絞り機構16を駆動制御する制御回路である。
レンズ鏡筒3は、上述したように複数の光学レンズ等からなる複数のレンズ群を有して構成される撮影光学系を具備し、これら複数の光学レンズは、光軸Oに沿って並べて配設されている。これにより、上記複数の光学レンズによって構成される撮影光学系は、被写体の光学像を形成し、その被写体像を撮像素子52(後述する)の受光面上に結像させる役目をしている。
レンズ鏡筒3における撮影光学系は、第一レンズ群3a,第二レンズ群3b,第三レンズ群3c,第四レンズ群3d,第五レンズ群3e(図1では不図示)の5つのレンズ群で構成されている。
これら複数のレンズ群は、各レンズ群を構成する全ての光学レンズの光軸Oが一致するように、レンズ鏡筒3の先端側から順に所定の間隔を置いて並べて配設されている。なお、図面の煩雑化を避けるために、図1においては、固定レンズ群である第一レンズ群3aと、可動レンズ群である第二レンズ群3b,第三レンズ群3c,第四レンズ群3dのみを模式的に図示し、固定レンズ群である第五レンズ群3eの図示を省略している。
本レンズ鏡筒3における撮影光学系のうち、第二レンズ群3bは焦点調節動作に主に寄与するフォーカスレンズ群である。第二レンズ群3bは、可動鏡筒(可動部材)である第二レンズ群支持筒13によって保持されており、第二レンズ群支持筒13はレンズ制御部21のフォーカス制御部21aの制御下でフォーカスドライバ17によって光軸O方向に進退駆動される。
第二レンズ群支持筒13の駆動手段であるフォーカスドライバ17は、例えばボイスコイルモータ(VCM)等のリニアモータ式の駆動源(アクチュエータ)と、この駆動源の駆動機構等及び該駆動源を駆動制御する電気回路等を含んで構成される。
また、第三レンズ群3c,第四レンズ群3dは、被写体像の光学的変倍動作に主に寄与するズームレンズ群である。第三レンズ群3cは可動部材である第三レンズ群支持筒14によって保持されており、第三レンズ群支持筒14はレンズ制御部21の制御下で三群(ズーム)レンズ支持筒駆動用の駆動手段であるズームドライバ18によって光軸O方向に進退駆動される。また、第四レンズ群3dは第四レンズ群支持筒15に保持されており、第四レンズ群支持筒15は第四レンズ群支持筒駆動用の駆動手段であるドライバ20によって光軸O方向に進退駆動される。この場合において、第四レンズ群支持筒15の駆動制御は、第三レンズ群支持筒14の移動方向及び移動量に応じて行われる。したがって、上記ドライバ20は、ズーミング制御の補助的な役目等を行う駆動部である。
ズームドライバ18及び第四レンズ群支持筒駆動用のドライバ20は、例えばステッピングモータ等の駆動源(アクチュエータ)と、この駆動源の駆動機構等及び該駆動源を駆動制御する電気回路等を含んで構成される。
第三レンズ群支持筒14と第四レンズ群支持筒15とは、例えばコイルスプリング等の付勢部材によって連結されていて、両者間の駆動機構中(例えば駆動力伝達機構中のバックラッシ等)により生じる移動誤差を吸収するように構成されている(不図示)。
絞り機構16は、上記複数の光学レンズを通過する被写体からの光量を調節する機構部である。絞り機構16は、絞り機構駆動用の絞りドライバ19を介してレンズ制御部21によって駆動制御される。絞りドライバ19は、例えばステッピングモータ等の駆動源及びその駆動力を伝達する駆動機構等を含んで構成されている。
フラッシュメモリ25は、例えばレンズ鏡筒3に関する製品情報や固有のレンズ情報(例えばレンズ種類,構成,焦点距離,画角,最大及び最小絞り値(F値)等の情報)等、各種の情報が予め記憶された記憶媒体である。特に、フラッシュメモリ25には焦点距離毎の変倍率情報等が記録されている。これにより、本実施形態においてフラッシュメモリ25は焦点距離情報記録部として機能している。レンズ制御部21は、フラッシュメモリ25から必要となる各種情報(データ)を適宜読み込んで、各種の制御を実行する際に参照する。また、レンズ制御部21は、必要に応じてフラッシュメモリ25に対し所定の情報(データ)を書き込むこともできるようになっている。
位置センサ22は、第二レンズ群支持筒13,第三レンズ群支持筒14,第四レンズ群支持筒15の光軸O上におけるそれぞれの位置を検出する位置検出手段である。位置センサ22の検出信号はレンズ制御部21へと出力される。これにより、レンズ制御部21は、位置センサ22の出力信号に基いて可動鏡筒である各レンズ支持筒(13,14,15)の駆動制御を、各ドライバ(17,18,20)を介して行う。
なお、上記カメラ1においては、各レンズ支持筒(13,14,15)の位置を検出する位置検出手段(位置センサ22)としては、例えば各レンズ支持筒(13,14,15)の他の支持筒等に対する相対的な位置を検出する相対位置検出センサと、各レンズ支持筒(13,14,15)の固定筒11に対する絶対的な位置(例えば基準位置)を検出するための絶対位置検出センサ等が含まれる。
具体的には、第二レンズ群支持筒13の位置を検出する位置センサとして例えば磁気センサ素子(MRセンサ素子)等が適用される。また、第三,第四レンズ群支持筒14,15の位置を検出する位置センサとして例えばフォトインタラプタ(PI),リニアエンコーダ等が適用されている。
磁気センサ(MR(Magneto Resistive)センサ)は、例えば可動部材(第二レンズ群支持筒13)側に固設されたセンサ素子と、このセンサ素子に対向する部位であって固定部材(固定筒11)側に固設され磁力を帯びて形成された磁気スケールとによって構成される相対位置検出センサである。
また、絶対位置検出センサは、例えば光軸O方向に所定間隔を置いて固定部材(固定筒11)側に固設されたフォトインタラプタ等の二つのセンサ素子と、この二つのセンサ素子に対応する部位であって可動部材(第三,第四レンズ群支持筒14,15)側に固設された遮光板とによって構成される(不図示)。
レンズ側インターフェース26は、レンズ制御部21に接続される電気回路上に設けられる複数の電気接点部材等からなる。これに対応させてカメラ本体2側にはボディ側インターフェース68(電気接点部材)が、レンズ側インターフェース26と対向する位置に設けられている。そして、レンズ鏡筒3とカメラ本体2とを一体に連結状態とした時には、レンズ側インターフェース26とボディ側インターフェース68とが接触状態になることによって、レンズ鏡筒3のレンズ制御部21とカメラ本体2のボディ制御部66との間の電気的な接続が確立する。
こうしてレンズ鏡筒3とカメラ本体2とが、レンズ側インターフェース26及びボディ側インターフェース68を介して電気的に接続されると、レンズ制御部21とボディ制御部66とは相互に通信可能な状態となる。これにより、レンズ制御部21とボディ制御部66との間では、適宜所定のタイミングで各種の情報(データ)等の送受信が行われる。具体的には、例えばレンズ制御部21は、後述のレンズ操作部24から生じる指示信号や位置センサ22からの出力信号(検出信号)等に応じた情報(データ)信号や、フラッシュメモリ25に記録されているレンズ鏡筒3の固有情報等等をボディ制御部66へと送信する。この場合において、レンズ制御部21は信号出力部として機能する。一方、後述するボディ制御部66は、ボディ側操作部65(後述)の指示信号に応じた所定の制御信号(駆動制御信号等)等をレンズ制御部21へと送信する。
レンズ操作部24は、例えば焦点調節動作モード(自動焦点調節動作モード(AFモード),手動焦点調節動作モード(MFモード))の切り換え操作や、ズーム操作等を行うための各種の指示操作部材等(スイッチ類及びその電気回路等)のほか、通常撮影モードとマクロ撮影モードとを切り換える操作部材,スイッチ類等を含んで構成される。
一方、カメラ本体2は、シャッタ機構50と、シャッタ機構駆動用のシャッタドライバ55と、撮像素子52,アナログ処理部53,アナログ−デジタル変換部(以下、AD変換部と略称する)54等を含んで構成され撮像部51と、この撮像部51を駆動制御する撮像ドライバ56と、AE処理部57と、AF処理部59と、画像データ処理部58と、画像データ圧縮展開部60と、表示ドライバ61a及び表示パネル61bとからなる表示部61と、メモリインターフェース(以下、メモリIFと略記する)62a及び記録媒体62bとからなる記録部62と、SDRAM63と、フラッシュメモリ64と、タッチパネル65a等を含む操作部65と、ボディ制御部66と、通信用バス67と、ボディ側インターフェース68と、ボディ側接眼用インターフェース69と、電源回路70,姿勢検出部81と、被写体検出部82等を具備して主に構成されている。
シャッタ機構50は、撮像素子52の受光面上に被写体像を露光する時間を制御する機構部である。シャッタ機構50は、シャッタドライバ55を介してボディ制御部66によって駆動制御される。
撮像素子52は、例えばCMOS,CCD等の光電変換素子等が適用される。撮像素子52は、撮影光学系(3a,3b,3c,3d等)によって形成された被写体像を受光面(撮像面)にて受光して、その光学像についての光電変換処理を行う。ここで、被写体像(光学像)の光量を電荷量を表わすアナログ信号へと変換する。この作用により撮像素子52は光電変換素子と呼ばれる。撮像素子52によって生成された電気信号(アナログ画像信号)はアナログ処理部53へと出力される。
アナログ処理部53は、撮像素子52から出力された電気信号(アナログ画像信号)を受けて、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行った後、所望の明るさとなるようにゲインアップ処理等を行う信号処理部である。アナログ処理部53による処理済み信号は、AD変換部54へと出力される。
AD変換部54は、アナログ処理部53から出力されたアナログ画像信号を受けて、これをデジタル画像信号(以後、画像データという)に変換する信号処理部である。AD変換部54から出力された画像データは、通信用バス67を介してSDRAM63へと送られ、ここに一時的に記憶される。
なお、撮像部51は、上述したように撮像素子52,アナログ処理部53,AD変換部54等を含んで構成され、レンズ鏡筒3の撮影光学系によって結像された被写体像を受けて画像データを生成する構成ユニットである。
通信用バス67は、カメラ1の内部で発生した各種のデータ信号を、本カメラ1を構成する各種の内部構成ユニットへと転送するための転送路である。通信用バス67は、撮像ドライバ56を介した撮像部51,AE処理部57,AF処理部59,画像データ処理部58,画像データ圧縮展開部60,表示ドライバ61aを介した表示部61,メモリIF62aを介した記録部62,SDRAM63,ボディ制御部66,被写体検出部82,電源回路70等に接続されている。
SDRAM63は、AD変換部54において生成された画像データや、画像データ処理部58,画像データ圧縮展開部60において処理された画像データ等の各種データを一時的に記憶する記憶部である。
AE処理部57は、SDRAM63に一時的に記憶されたAD変換後の画像データに基いて被写体輝度を算出するデータ処理部である。なお、AE処理部57において扱うデータ、即ち被写体輝度算出用データとしては、上記の画像データ以外に、例えば専用測光センサを設け、この専用測光センサからの出力データとしてもよい。
AF処理部59は、上記画像データから高周波成分の信号を取り出して、AF(Auto Focus;オートフォーカス)積算処理を行って合焦評価値を取得するデータ処理部である。
画像データ処理部58は、上記SDRAM63から読み出した画像データに対して様々な画像処理を施すデータ処理部である。この画像データ処理部58において各種の処理が行われた後の画像データは、再度SDRAM63に一時的に記憶される。
画像データ圧縮展開部60は、所定の圧縮方式による画像データの圧縮処理や、所定の圧縮方式により圧縮された圧縮画像データの展開(伸長)処理等を行うデータ処理部である。この画像データ圧縮展開部60において取り扱う画像データが静止画像データである場合には、例えばJPEG規格に準拠した方式等による圧縮及び展開処理を行う。また、画像データ圧縮展開部60において取り扱う画像データが動画像データである場合には、例えばMotion−JPEG規格やH.264規格等に準拠した各種方式等による圧縮及び展開処理を行う。なお、静止画に係る画像データの記録を行う場合には、画像データ圧縮展開部60は、SDRAM63から画像データを読み出し、読み出した画像データを、例えばJPEG圧縮方式に従った圧縮処理を施して、圧縮処理済みのJPEG画像データを、再度SDRAM63に一時記憶するという、一連の処理が実行される。
ボディ制御部66は、SDRAM63に一時記憶されたJPEG画像データに対して、必要となるJPEGヘッダ情報等を附加してJPEGファイルを作成し、作成されたJPEGファイルをメモリIF62aを介して記録媒体62bへと記録する処理を行う。
記録部62は、画像データを始めとする各種データを記録するための構成部であって、メモリIF62aと記録媒体62bとによって構成される。
メモリIF62aは、ボディ制御部66の制御下で記録媒体62bをドライブし、該記録媒体62bに記録済みの画像データファイルを読み込んだり、所定形式の画像データを記録媒体62bに記録する等の処理を行う際のインターフェースである。
記録媒体62bは、画像データ等を記録するための媒体であって、例えばカメラ本体2に対して着脱自在に配設されるカード形状の半導体メモリ、いわゆるメモリカード等が適用される。なお、記録媒体62bの形態は、この形態に限られることはなく、他の形態、例えばカメラ本体2内に固定される媒体としてもよいし、半導体メモリ以外にも、光学板媒体,磁気媒体等、様々な形態のものを適用し得る。
表示部61は、例えば液晶表示装置(LCD)等の表示パネル61bと、この表示パネル61bをボディ制御部66の制御下で駆動制御する表示ドライバ61aとによって構成される。
表示部61は、例えば撮影動作直後の画像データを受けて所定の短い時間(例えば3〜5秒程度)だけ撮影取得結果としての画像を表示パネル61bに表示するレックビュー表示、記録媒体62bに記録済みの画像データ(JPEGファイル等)等に基く画像(静止画像,動画像等)の再生表示や撮影動作時におけるライブビュー表示等の表示を行う。また、表示部61は、各種設定を行う際のメニュー表示や、タッチパネル65aと連動して各種操作を行う際のタッチパネル用操作ボタン表示等も表示する。
ここで、例えば記録媒体62bに記録済みの画像データ(JPEGファイル)に基いて画像再生を行う場合には、ボディ制御部66は、画像データ圧縮展開部60を介して記録媒体62bに記録済みの画像データ(JPEGファイル)の中から所望のデータを読み出して伸張処理(展開処理)を施す。画像データ圧縮展開部60において伸張処理された画像データはSDRAM63に一時記憶される。続いて、ボディ制御部66は、表示ドライバ61aを介して上記伸張処理済み画像データをSDRAM63から読み出し、表示部61を用いて表示可能な映像信号に変換処理した後、表示パネル61bへと出力する。これにより、表示パネル61bには画像表示がなされる。
ボディ制御部66は、当該カメラ本体2の各種シーケンスを統括的に制御する制御手段である。また、ボディ制御部66は、レンズ制御部21と協働してレンズ鏡筒3側の各種ドライバ(17,18,19,20)を駆動制御する制御手段として機能する。ボディ制御部66には、操作部65と、フラッシュメモリ64,姿勢検出部81等が直接接続されている。
ボディ制御部66は、推奨構図枠表示制御部66aと、姿勢判定部66bと、補助表示制御部66c等を内部に有する。
推奨構図枠表示制御部66aは、予めフラッシュメモリ64等に記憶されている構図データ(後述する)等に基いて表示部61の表示パネル61bに対して所定の推奨構図枠61d(図2,図3参照)を表示させる表示制御を行う回路部である。
姿勢判定部66bは、姿勢検出部81からの出力信号を受けて、本カメラ1の姿勢状態等を判定する回路部である。
補助表示制御部66cは、予めフラッシュメモリ64等に記憶されているデータに基いて表示部61の表示パネル61bに対して適宜必要となる補助表示(詳細後述)に関する表示制御を行う回路部である。
また、ボディ制御部66は、表示部61及びEVF4を制御して、表示パネル61bや接眼表示部71の表示制御を、表示ドライバ61aや接眼表示用ドライバ(不図示)を介して行う。
操作部65は、本カメラ1に対する各種操作を行うための複数の操作部材及び対応する操作スイッチ等によって構成される。使用者が操作部65のうちの所定の操作部材を操作すると、対応する操作スイッチから所定の指示信号が発生し、その指示信号は、ボディ制御部66へと伝達される。この指示信号を受けて、ボディ制御部66は、適宜操作に応じた各種シーケンスを実行する。操作部65としては、具体的には、例えば電源ボタン,シャッターリリースボタン,メニューボタン,メニューボタンによって呼び出された情報に基き表示パネル61bに表示されるメニュー表示を見ながら各種設定等を行う際に使用するコントロールダイヤル,操作モードの切換操作を行うモード設定切換ダイヤル,各種設定操作の際に使用するファンクションボタン,動画撮影の開始操作及び停止操作時に使用する動画ボタン,再生モードに切り換える再生ボタン等がある。このほかに、各種の指示を入力するための入力用操作部材、例えばタッチパネル65a等も含まれる。このタッチパネル65aは、例えば表示部61の表示パネル61bの外表面上に重ねて配置される。なお、操作部65に含まれる各種の操作部材の機能等については、従来の撮影機器等に採用されているものと同様であるものとして、その詳細説明は省略する。
フラッシュメモリ64は、ホワイトバランスモードに応じたホワイトバランスゲイン,ローパスフィルタ係数等のカメラ動作に必要となる各種パラメータ,銀塩粒子による粒状感に似せた粒状パターンの画像データ,カメラ1を特定するための固有情報、例えば製品名,製造番号等のほかに、例えば各種の作例写真データとこれに対応する構図データ等を纏めた構図データベース(以下、構図DBと略記する)や、三分割表示,黄金分割表示等の罫線情報を含む撮影ガイド情報等等の各種の情報が予め記憶されているメモリ部である。さらに、フラッシュメモリ64には、ボディ制御部66にて実行される各種プログラム等も予め記憶されている。したがって、ボディ制御部66は、フラッシュメモリ64に記憶されているプログラムを適宜のタイミングで読み込んで実行する。その際、ボディ制御部66は、各種シーケンス処理に必要となる各種のパラメータ等を、フラッシュメモリ64から読み込む。なお、上述の構図DBとしては、分割罫線情報等の上記撮影ガイド情報等が含まれるものと考えてもよい。
ボディ側インターフェース68は、ボディ制御部66に接続される電気回路上に設けられる複数の電気接点部材等からなり、レンズ鏡筒3との通信を確保するためのインターフェースである。ボディ側インターフェース68は、上述のレンズ側インターフェース26に対応させてカメラ本体2側に設けられる電気接点部材である。そして、レンズ鏡筒3とカメラ本体2とを一体に連結状態とした時に、レンズ側インターフェース26とボディ側インターフェース68とが接触状態になって、レンズ鏡筒3のレンズ制御部21とカメラ本体2のボディ制御部66との間の電気的な接続が確立する。
ボディ側接眼用インターフェース69は、後述するEVF用インターフェース72と接続されることで、カメラ本体2とEVF4との電気的な接続を確保するためのインターフェースである。
電源回路70は、バッテリ等の電源と、この電源を制御する回路等によって構成され、ボディ制御部66の制御下で、本カメラ1のカメラ本体2及びレンズ鏡筒3内の各構成ユニットや回路ユニットに対し必要となる電力を適宜供給する構成部である。
姿勢検出部81は、例えば加速度センサ,角速度センサ等によって構成され、カメラ1の姿勢や重力方向等を検出するための回路部である。姿勢検出部81の検出信号はボディ制御部66の姿勢判定部66bへと出力され、これを受けて姿勢判定部66bは、カメラ1の姿勢や重力方向,振れ状態等を判定する。
被写体検出部82は、撮像部51から出力される画像信号に基いて被写体の形状、例えば人物,犬猫等のペット動物等の顔や、被写体の形状等を画像認識技術を用いて識別し検出する回路部である。
EVF4は、内部に接眼表示部71と、EVF用インターフェース72等を有して構成される電子ビューファインダー装置である。本実施形態のカメラ1におけるEVF4は、上述したように、ボディ側接眼用インターフェース69とEVF用インターフェース72との挿抜によって、カメラ本体2に対して着脱自在に構成されている。
接眼表示部71は、例えば液晶表示装置(LCD)等の表示パネル及びこれを駆動制御する接眼表示用ドライバ(不図示)等によって構成される。
なお、上記以外のその他の構成部については、本発明に直接関連しないので、従来一般的なカメラと同様構成であるものとして、それらの詳細説明及び図示は省略する。
このように構成された本実施形態のカメラ1を用いて撮影を行う際の作用を、図2〜図7を用いて以下に説明する。
図2は、本実施形態の撮影機器(カメラ)を用いて撮影を行う際の作用を示す図であって、「構図ヘルプ」機能の実行時に撮影操作をしている様子を示している。なお、図2においては、本カメラ1からEVF4を省略した形態を図示している。図3は、図1の撮影機器(カメラ)の「構図ヘルプ」機能の実行時における初期画面の表示例である。図4は、図1の撮影機器(カメラ)の「構図ヘルプ」機能の実行時における操作過程の画面表示例である。図5は、図1の撮影機器(カメラ)の「構図ヘルプ」機能の実行時における推奨画面設定後の撮影準備状態時の表示画面の表示例である。
カメラ1が電源オン状態にあって、撮影動作を実行し得る撮影待機状態にあるとき、使用者は、カメラ本体2の操作部65に含まれる各種の操作部材のうちの所定の操作部材を操作することによって、本カメラ1についての各種の設定を行なうことができる。ここで行い得る設定は、例えば撮影モード時には、撮影動作モードの各種形態の選択設定や選択した撮影動作モード内の詳細条件設定等がある。
本実施形態のカメラ1においては、具体的には例えば、撮影動作を行うための撮影モードで動作している時、表示パネル61bにライブビュー画像が表示される。このとき、本実施形態のカメラ1においては、表示中のライブビュー画像に重畳させて、撮影に関するガイド情報,アシスト情報等を表示させることができる。この表示形態としたときには、使用者は、表示されるガイド情報,アシスト情報等に従って操作することによって、より適切でバランスの良い構図の画像を取得することができるようになる。このような機能を、例えば「構図ヘルプ」機能と言うものとする。
ここで、適切でバランスの良い構図としては、例えば三分割法(rule of thirds),黄金分割等の経験則に従って採られる画面構成等が挙げられる。三分割法,黄金分割は、画面の構図を決定する際に用いられる経験則のひとつであって、画面内における主要被写体の配置に関し安定した画面構成やバランスの良い画面構成を得られる手法として広く知られているものである。具体的には、例えば、矩形状画面の長辺及び短辺のそれぞれを三分割する複数の直線、若しくは黄金分割比(1:1.618)にて画面を分割する複数の直線を想定した場合において、各直線の交点、即ち三分割点若しくは黄金分割点に、主要被写体を配置することで、安定感のある画像とすることができる構図となる。
カメラ1が撮影モードにあってかつ「構図ヘルプ」機能が実行されている時、カメラ1の表示パネル61bには、例えば図2,図3に示すように、主要被写体(図示の例では人物とする)を含む所定の範囲(撮影光学系の設定画角に依存する)の画像がライブビュー画像として表示されている。このとき表示パネル61bには、通常のライブビュー画像に重畳させて、推奨構図枠61d,補助表示アイコン61e等が表示される。
ここで、推奨構図枠61dは、次のように生成される。カメラ1が撮影モードで撮影準備状態にある時、ボディ制御部66は、撮像ドライバ56を介して撮像部51を駆動制御すると共に、表示部61を駆動制御する。これにより、撮像素子52によって取得された画像データに基く画像を順次、表示パネル61bに表示させるライブビュー画像表示が行われる。このとき、ボディ制御部66の推奨構図枠表示制御部66aは、撮像部51によって取得された画像データに基く画像の中の所定の一部領域(例えば被写体検出部82によって検出された人物の顔等の主要被写体を含む一部領域)と、所定の条件下においてマッチする構図(主要被写体の配置が類似の画像等)を、フラッシュメモリ64等に予め記憶されている構図DBを参照して検索する。その検索の結果、マッチする構図があれば、ボディ制御部66の推奨構図枠表示制御部66aは、表示中のライブビュー画像に重畳させて、対応する所定領域に推奨構図枠61dを表示させる。これと同時に、ボディ制御部66の補助表示制御部66cは、推奨構図枠61dの近傍に補助表示アイコン61eを表示させる(図2,図3参照)。
こうして、図2,図3に示す表示がなされると、この状態において使用者は手指100等によって表示パネル61b上のタッチパネル65aに対し所定の領域、例えば表示パネル61bに表示中のライブビュー画像のうち推奨構図枠61dの領域内をタッチ操作する。すると、ボディ制御部66の補助表示制御部66cは、図4に示すような第2補助表示アイコン61g,第3補助表示アイコン61fを表示する。ここで、第2補助表示アイコン61gは、使用者に対し、ズーミング操作を促すと共に、ズーミングによって拡大される画像領域が推奨構図枠61dの領域と一致するように操作する旨を表わす補助表示アイコンである。つまり、第2補助表示アイコン61gは、推奨構図枠61dを指す矢印型アイコンとすることで、ズーミング結果が推奨構図枠61dの領域に一致するように操作する旨を表している。具体的には、当該アイコンの意味するところは、ズーミング(ズームアップ)操作と同時にカメラ1のレンズ鏡筒3の光軸の向く方向を主要被写体の側に向ける操作(パンニング操作)を行うことを指示している。したがって、図4の第2補助表示アイコン61gでは、単に「ズーミングして下さい」としているのみであるが、これに変えて「枠内領域に合わせてズーミングして下さい」等、より具体的な表示を行なうようにしてもよい。
また、第3補助表示アイコン61fは、ズーミング操作自体の操作方法を簡単に示す操作アシストのための補助アイコンである。つまり、第3補助表示アイコン61fは、レンズ鏡筒3のズームリングを矢印に沿う方向に回転させる操作を示している。
なお、図4においては、このときのズーミング(ズームアップ)操作に伴ってライブビュー画像が変化する様子を二点鎖線によって示している。つまり、図4の二点鎖線で示す枠線は、推奨構図枠61d内の画像領域がズーミング操作に伴って拡大する経過を示している。
このズーミング操作の結果、表示パネル61bには、図5に示すように、上述の推奨構図枠61d内の画像領域が、該表示パネル61bの表示領域の全領域を用いて表示される状態となる。この状態において、ボディ制御部66の補助表示制御部66cは、第4補助表示アイコン61hを表示させる。この第4補助表示アイコン61hは、撮影準備が完了し撮影指示待機状態になった旨を表わす補助表示アイコンである。この状態において、使用者は、操作部65に含まれるレリーズボタンの押圧操作を行うか、若しくはタッチパネル65aを用いて当該第4補助表示アイコン61hの領域をタッチ操作することによって、撮影開始操作を実行する。これにより、適切で安定したバランスの良い構図による画像を容易に取得することができる。
本実施形態のカメラ1における上述のような一連の作用を、図6,図7のフローチャートによって以下に詳述する。図6は、カメラ本体のボディ制御部側の作用を示すフローチャートである。図7は、図6の処理シーケンスのうち推奨構図判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
カメラ1が電源オン状態になると、図6のステップS101において、ボディ制御部66は、現在設定されている動作モードが撮影モードであるか否かを確認する。ここで、撮影モードに設定されていることが確認されると、次のステップS102の処理に進む。一方、撮影モード以外に設定されている場合には、ステップS131の処理に進む。
ステップS102において、ボディ制御部66は、ボディ側インターフェース68の状態を監視して、レンズ鏡筒3の着脱操作、即ちレンズ交換操作が行われて別のレンズ鏡筒3が装着されたか否かの確認を行う。ここで、レンズ交換が確認された場合には、ステップS108の処理に進む。一方、レンズ交換が確認されない場合には、ステップS103の処理に進む。
ステップS108において、ボディ制御部66は、レンズ制御部21との間の通信を確立するレンズ通信処理を実行する。その後、ステップS103の処理に進む。
ステップS103において、ボディ制御部66は、上述のステップS108(もしくは以前に実行済みの)レンズ通信処理によって確立したレンズ鏡筒3、即ちカメラ本体2に現在装着されているレンズ鏡筒3についての情報(レンズ固有情報としてのレンズ種類等)を判定する処理を行う。その後、ステップS104の処理に進む。
なお、上述のステップS102の処理にて、レンズ交換操作が確認されなかったにも関らず次のステップS103の処理にてレンズ情報を取得できなかったり、ステップS108の処理にてレンズ通信処理が確立できなかったような場合等には、例えばカメラ本体2にレンズ鏡筒3が装着されていないか、若しくは装着状態不良等の状況が考えられる。この場合には、ボディ制御部66は、表示部61を制御して、その旨の警告表示等を表示させるといった措置が必要であるが、本フローチャートにおいては、その場合の処理は省略している。
続いて、ステップS104において、ボディ制御部66は、操作部65を監視して、「構図ヘルプ」機能を起動させる操作部材からの指示信号が生じたか否かの確認を行う。ここで、「構図ヘルプ」機能の起動指示信号が確認された場合には、ステップS121の処理に進む。一方、「構図ヘルプ」機能の起動指示信号が確認されない場合には、ステップS105の処理に進む。
ステップS121において、ボディ制御部66は、フラッシュメモリ64等に予め記憶されている構図DBを読み出す。
続いて、ステップS122において、ボディ制御部66は、読み出した構図DBを検索し、撮像素子52によって取得された画像データに基く画像に対応する推奨構図が有るか否かの推奨構図判定処理を行う。ここで、推奨構図があると判定された場合には、ステップS124の処理に進む。一方、推奨構図がない判定された場合には、ステップS123の処理に進み、このステップS123において、ボディ制御部66は図示を終了する。
ここで、上述のステップS122の処理、即ち推奨構図判定処理の詳細を、図7のフローチャートによって、以下に説明する。
図7のステップS151において、ボディ制御部66は、現在装着されているレンズ鏡筒3のズーム最大倍率(Z1)を確認する。この確認は、上述の図6ステップS103にて取得したレンズ種類情報等を参照すればよい。
続いて、ステップS152において、ボディ制御部66は、上述のステップS151の処理にて確認したズーム最大倍率(Z1)に基いて、現在撮像中の画像に関し、数種類の焦点距離(若しくは焦点距離に対応する画角)、例えばズーム倍率Z1,Z1/2,Z1/4,Z1/8の四種類のズーム倍率に設定した場合の各画像についての評価を行う。
次に、ステップS153において、ボディ制御部66は、各画角(ズーム倍率Z1,Z1/2,Z1/4,Z1/8に各対応する画角)に設定した場合の画像について、良い構図に関する所定の条件、例えば三分割法の交点に主要被写体が配置される構図の判定を行う。
そして、ステップS154において、ボディ制御部66は、条件に合致する構図の画像有るか否かを確認する。ここで、良い構図条件に合致する画像が有る場合には、図6のステップS124の処理に進む。また、良い構図条件に合致する画像がない場合には、図6のステップS123の処理に進む。
図6に戻って、ステップS124において、ボディ制御部66は、推奨構図枠61dを表示させる。
続いて、ステップS125において、ボディ制御部66は、補助表示アイコン61eを表示させる(操作部図示処理)。
続いて、ステップS126において、ボディ制御部66は、第2補助表示アイコン61g,第3補助表示アイコン61fを表示させる(推奨操作方法図示処理)。
ここで、使用者は、「構図ヘルプ」機能によるガイド表示に従って、例えばズーミング操作やカメラの向きを変更する操作等を行う。
次に、ステップS127において、ボディ制御部66は、操作部65を監視してリセット操作がなされたか否かの確認を行う。ここで、リセット操作がなされたことが確認されると、次のステップS128の処理に進み、このステップS128において、ボディ制御部66は、上述のステップS121以降の処理結果を全てリセットして、ステップS105の処理に進む。また、リセット操作がなされていない場合には、上記の一連の操作の実行中であるものと推定し、操作完了まで待機する。そして、当該操作が完了したら、ステップS128の処理に進み、このステップS128において、上記の推奨構図枠や各種アイコン表示を終了して、ステップS105の処理に進む。
ステップS105において、ボディ制御部66は、操作部65を監視してAE処理やAF処理を実行する。ここで、露出補正操作,プログラムシフト操作,ピント調整補正操作等を指示する操作があれば、それに従う。その後、ステップS106の処理に進む。
ステップS106において、ボディ制御部66は、撮像ドライバ56を介して撮像部51を制御して連続的に画像データを取得すると共に、表示部61を制御して取得した画像データに基く画像を連続的に表示パネル61bに表示するライブビュー画像表示処理(いわゆるスルー画処理)を実行する。その後、ステップS107の処理に進む。
ステップS107において、ボディ制御部66は、表示部61を制御して表示パネル61bの表示画面上に補助表示を表示させる。この補助表示は、例えば第2補助表示アイコン61g,第3補助表示アイコン61f,第4補助表示アイコン61h等である。
なお、上述したように、上記ステップS104の処理にて「構図ヘルプ」機能の起動が指示されずに、上記ステップS105の処理に進んだ場合には、以降の処理で行われるのは通常撮影動作である。したがって、その場合には、このステップS107の処理において表示されるべき補助表示はないので、そのまま次のステップS111の処理に進む。
ステップS111において、ボディ制御部66は、操作部65を監視して操作入力信号の有無を確認する。ここで、何らかの操作入力信号が確認されると、次のステップS114の処理に進む。また、操作入力信号が確認されない場合には、ステップS112の処理に進む。
ステップS114において、ボディ制御部66は、操作部65を監視して、行われた操作が推奨操作であるか否かの確認を行う。この推奨操作とは、図4に示す第2補助表示アイコン61g,第3補助表示アイコン61fにて示される操作をいう。
ここで、推奨操作が確認された場合には、ステップS116の処理に進み、このステップS116において、ボディ制御部66は、パラメータ変更処理(ズーミング処理)とOK表示を実行する。ここで、OK表示のタイミングは、所定のパラメータ変更処理(ズーミング処理)の結果、所定の変更値(ズーミングによる所定の変倍値)による画像領域と推奨構図枠とが合致したタイミングである。このタイミングで第2補助表示アイコン61gに変えて、「OK」等のアイコン表示を出す(不図示)。その後、ステップS112の処理に進む。
一方、上記ステップS114の処理にて、推奨操作が確認されなかった場合には、ステップS115の処理に進み、このステップS115において、ボディ制御部66は、パラメータ変更処理を実行した後、ステップS112の処理に進む。ここで、推奨操作が確認されない場合とは、使用者が任意のズーミング操作を行った場合であって、これにより設定された画像領域が推奨構図枠に合致しない場合である。つまり、使用者が上記の推奨構図による画像の取得を所望しない場合には、使用者は、表示される操作ガイドに従うことなく、自身の意思により任意の操作を行えばよい。
ステップS112において、ボディ制御部66は、操作部65を監視し、所定のシャッターリリース操作(所定のシャッターリリースボタンの押下操作、若しくはタッチパネル65aによるリリース操作等)がなされたか否かの確認を行う。ここで、シャッターリリース操作が確認されたら、ステップS113の処理に進む。一方、シャッターリリース操作が確認されなければ、ステップS101の処理に戻り、以降同様の処理を行う。
ステップS113において、ボディ制御部66は、撮像部51,表示部61等を制御して通常の撮影処理を実行する。その後、ステップS101の処理に戻り、以降同様の処理を行う。
他方、上述のステップS101の処理にて、撮影モード以外の動作モードに設定されていると判断された場合に、ステップS131に進むと、このステップS131において、ボディ制御部66は、現在設定されている動作モードが再生モードであるか否かを確認する。ここで、再生モードに設定されていることが確認されると、次のステップS132の処理に進む。一方、再生モード以外に設定されている場合には、ステップS135の処理に進む。
ステップS135において、ボディ制御部66は、画像通信処理を実行する。この画像通信処理は、例えば外部機器との間で無線若しくは有線による通信を行って、撮影済み画像データの転送等を実行する動作モードである。なお、この画像通信処理においては、画像データの通信のみに限られることはなく、その他のデータ通信を行なうようにしてもよい。例えば、構図DBに関わる追加データ,補完データ等の通信や、内部ソフトウエア等をデータ通信を行うようにすれば、構図DB等のデータや内部ソフトウエア等を常に最新の状態に更新することができ至便である。その後、ステップS101の処理に戻る。
なお、本実施形態のカメラ1における動作モードとしては、上述の撮影モード,再生モード,画像通信モードを有しているものとしている。もちろん、これら以外の動作モードを有するようにしてもよい。しかしながら、上記撮影モード以外の動作モードについては、本発明に直接関連しない部分であるので、その詳細説明は省略する。
また、上記撮影モード,再生モード,画像通信モード以外の動作モードを有しているものとした場合には、図6のフローチャートにおいて、ステップS135の処理にて画像通信モード以外に設定されている場合の確認判定を行うようにすればよい。本実施形態では、上記3つの動作モードのみを有するものとしたので、ステップS135の処理にて画像通信モードの終了後は、上述のステップS101の処理に戻るようにしている。
上述のステップS131の処理にて再生モードに設定されていることが確認されて、ステップS132の処理に進むと、このステップS132において、ボディ制御部66は、表示部61,記録部62等を制御して、表示パネル61bの表示画面上に、記録媒体62bに記録済みの画像データのうち例えば最新の画像データに基く画像を表示させる画像再生(表示)処理を実行する。その後、ステップS133の処理に進む。
ステップS133において、ボディ制御部66は、操作部65からの指示信号を監視して表示画像を変更する指示信号が生じたか否かの確認を行う。ここで、表示画像変更指示信号が確認された場合には、ステップS134の処理に進む。また、表示画像変更指示信号が確認されない場合には、上述のステップS101の処理に進み、以降の処理を繰り返す。
ステップS134において、ボディ制御部66は、受信した表示画像変更指示信号に基いて、例えば表示中の最新画像の一つ前の画像データ若しくは記録媒体62bに記録済み画像データのうちの最も旧い画像データ等に基く画像を、現在表示中の画像に変えて表示部61に表示させる画像変更処理を実行する。その後、ステップS101の処理に進み、以降の処理を繰り返す。
以上説明したように上記第1の実施形態によれば、使用者が撮影を行うのに際して、カメラ1を所望の被写体に向けると、撮像部51によって取得される画像の中から主要被写体が検出されると共に、その主要被写体を含む画像についての適切な推奨構図が構図DBを参照して判定され、さらに、判定された推奨構図の領域を表示部61に表示させる。そして、その推奨構図を取得するための操作方法、例えばズーミング操作方法等をガイド表示する。使用者によって、その操作ガイド表示に従った操作が行われることによって、判定された推奨構図の画像が表示部61の表示領域全体に表示されると、撮影を指示するガイド表示がなされるようにしている。
したがって、使用者は、所望の被写体を含むようにカメラ1を構えるだけで、所望の被写体を含む画像に関し、適切でバランスの良い構図の画像を容易に取得することができる。
この場合において、光学ズーム操作によって構図設定を行うようにしているので、例えば電子ズーム処理によって画像の一部を拡大処理するような場合に比べて、画質劣化を伴うことなく良好な画質の画像を得ることが容易に可能である。
上述の第1の実施形態におけるカメラ1は、推奨画像枠をガイド表示をするのみで、実際のズームング操作は使用者の手動操作に依存していた。
これに対して、次に示す第2の実施形態においては、ズームングまで自動で行うようにし、最終的な推奨画像を表示させるまでの作用を、カメラ1が自動で実行する例を示している。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態を以下に説明する。本実施形態の基本的な構成は、上述の第1の実施形態と略同様であり、その作用が一部異なる。したがって、以下の説明においては、上記第1の実施形態と同様の構成及び同様の作用は、同じ符号を附してその説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態のカメラ1の構成は、上述の第1の実施形態のカメラ1と略同様である(図1参照)。
このカメラ1が電源オン状態にあって、撮影動作を実行し得る撮影待機状態にあり、さらに、本カメラ1についての各種の設定のうち「構図ヘルプ」機能が設定されているものとする。
使用者は、この状態にあるカメラ1(のレンズ鏡筒3)を所望の被写体に向ける。すると、カメラ1の表示パネル61bには、図8に示すように、主要被写体(人物)を含む所定の範囲(撮影光学系の設定画角に依存する)の画像がライブビュー画像として表示されると共に、この通常のライブビュー画像に重畳させて、推奨構図枠61d,第2補助表示アイコン61g,第3補助表示アイコン61f等が表示される。この場合において、第2補助表示アイコン61gは、「カメラの向きを変えて下さい」等のメッセージを含む操作ガイド表示である。また、第3補助表示アイコン61fは、ズーミングの方向等の情報を含む自動ズームに関するガイド表示である。これと同時に、電動ズーム動作が実行される。
なお、図8において、符号W0は表示パネル61bの横幅(横位置構図の長辺方向の幅)を示し、符号W1は推奨構図枠61dの横幅(横位置構図の長辺方向の幅)を示している。また、符号θ1は表示パネル61bの中心点Pから推奨構図枠の中心点P1までの距離を示している。そして、符号θは、使用者がカメラ1の向きを代えるために振ったときの移動量を示すものとする。この場合において、
W0:W1=θ1:θ
であるので、
W1=W0×θ/θ1
となるようにズームング制御を行えばよい。
使用者が第2補助表示アイコン61gに基く指示に従ってカメラ1の向きを変えると、表示パネル61bには、推奨構図枠61dと、その枠内の領域が拡大表示され(図9参照)、やがて、表示パネル61bは図10に示す表示となる。即ち、図10に示すように、上述の推奨構図枠61d内の画像領域が、該表示パネル61bの表示領域の全領域を用いて表示される状態となる。これと同時に、ボディ制御部66の補助表示制御部66cは、第4補助表示アイコン61h(撮影準備完了アイコン)を、同表示パネル61b内の所定の領域に表示させる。
ここで使用者は操作部65に含まれるレリーズボタンの押圧操作、若しくはタッチパネル65aを介して上記第4補助表示アイコン61hの領域をタッチ操作する。これによって、カメラ1は実際の撮影動作処理が実行される。その結果、適切で安定したバランスの良い構図による画像を極めて容易に自動的に取得することができる。
本実施形態のカメラ1における一連の作用を、図11のフローチャートによって以下に詳述する。図11は、本実施形態のカメラのカメラ本体のボディ制御部側の作用を示すフローチャートである。
本実施形態の処理シーケンスのうち、図11に示すステップS101〜S108,ステップS111〜S113,ステップS121〜S128,ステップS131〜S135の各処理ステップは、上述の第1の実施形態の処理シーケンス(図6参照)と全く同様である。したがって、図6と同じステップ番号を附しており、その説明は省略する。本実施形態と上記第1の実施形態の各処理シーケンスでは、以下の部分が異なる。
図11のステップS111において操作入力信号が確認された場合には、次のステップS114Aの処理に進む。
ステップS114Aにおいて、ボディ制御部66は、推奨パンニング操作がなされたか否かの確認を、例えば姿勢検出部81の出力信号に基いて行う。この推奨パンニング操作とは、設定された推奨構図枠が画面中央寄りに設定されるように、カメラ1のレンズ鏡筒3を振る操作等である。
ここで、推奨パンニングが確認された場合には、ステップS116Aの処理に進む。また、推奨パンニングが確認されなかった場合には、ステップS115の処理に進み、このステップS115において、ボディ制御部66は、パラメータ変更処理(パンニング操作及び任意のズーミング操作等に伴う動作)を実行した後、ステップS112の処理に進む。ここで、推奨パンニングが確認されない場合とは、使用者が任意のパンニング操作や任意のズーミング操作等を行った場合であって、それらの任意操作によって設定された画像領域が推奨構図枠に合致しない場合である。
上記ステップS114Aにて推奨パンニングが確認されて、ステップS116Aの処理に進むと、このステップS116Aにおいて、ボディ制御部66は、自動ズーム制御処理を実行する。その後、ステップS117の処理に進む。
ステップS117において、ボディ制御部66は、推奨パンニングがなされたか否かの確認を再度行う。ここで、推奨パンニングが確認された場合には、ステップS118の処理に進む。また、推奨パンニングが確認されなかった場合、つまり使用者が任意の操作を行った場合には、ステップS112の処理に進む。
ステップS118において、ボディ制御部66の補助表示制御部66cは、図10の第4補助表示アイコン61h(撮影準備完了アイコン)を、同表示パネル61b内の所定の領域に表示させる。この第4補助表示アイコン61hは、撮影準備が完了した旨を表わす表示アイコンであって、例えばタッチパネル65aに対応して撮影指示を実行する指示ボタンに相当する表示ボタンである。なお、タッチパネル65a以外の所定の操作部材を操作することによって撮影指示信号を発生させるような形態であってもよい。また、撮影動作は、使用者のレリース操作を待たずに、推奨パンニングの完了を検出すると自動的にシャッターレリース動作が行われるようにしてもよい。その後、ステップS112の処理に進む。
以上説明したように上記第2の実施形態によれば、使用者が撮影を行うのに際して、カメラ1を所望の被写体に向けると、その主要被写体を含む画像についての適切な推奨構図枠が表示部61に表示されると同時に、その推奨構図を取得するための操作方法、例えばカメラを推奨構図枠に向けてパンニングするよう指示する旨の操作指示等がガイド表示される。使用者がそのガイド表示に従ってパンニング操作を行うと、判定された推奨構図の画像が表示部61の表示領域全体に表示されるように自動ズーム制御がおこなわれる。
したがって、使用者は、上述の第1の実施形態と同様に、所望の被写体を含むようにカメラ1を構えるだけで、所望の被写体を含む画像に関し、適切でバランスの良い構図でかつ高画質な画像を容易に取得することができる。
[第3の実施形態]
上述の第1,第2の実施形態においては、ライブビュー画像上に推奨構図枠を表示させ、使用者に撮影操作のガイドを示すことによって、その推奨構図枠に対応する画像の取得を容易に行うことができるようにしている。
これに対し、本発明の第3の実施形態においては、カメラを所望の被写体に向けて構えたときのライブビュー画像に基いて、カメラの向きをその状態に固定した状態としたときにズーミング設定を様々に変化させて得られるであろう複数の画像を、撮影動作前に予め表示部で確認できるようにしている。
本実施形態のカメラの構成も上述の第1,第2の実施形態と全く同様である。したがって、本実施形態を説明するのに際して用いるカメラの構成部材の名称等については、図1を参照して同じ符号を用いる。
図12〜図15は、本実施形態の作用を説明する図である。このうち図12は、本実施形態の撮影機器(カメラ)の「構図ヘルプ」機能の実行時の初期画面表示例である。図13は、本実施形態の撮影機器(カメラ)の「構図ヘルプ」機能の実行時において推奨構図候補画像一覧の表示画面の表示例である。図14は、本実施形態の撮影機器(カメラ)の「構図ヘルプ」機能の実行時において推奨構図候補画像一覧を生成する際のレンズ鏡筒の設定値の例示である。図15は、本実施形態の撮影機器(カメラ)の「構図ヘルプ」機能の実行時において、図13の推奨構図候補画像一覧から選択された撮影対象のライブビュー画像の表示例である。
まず、カメラ1が電源オン状態にあって、撮影動作を実行し得る撮影待機状態にあり、さらに、本カメラ1についての各種の設定のうち「構図ヘルプ」機能が設定されているものとする。このとき、使用者が当該カメラ1(のレンズ鏡筒3)を所望の被写体に向けると、カメラ1の表示パネル61bには、図12に示すようなライブビュー画像が表示される。即ち、図12において、主要被写体(人物)を含む所定の範囲(撮影光学系の設定画角に依存する)の画像がライブビュー画像として表示され、この通常のライブビュー画像に重畳させて、補助表示アイコン(61j,61k)が表示される。この場合において、符号61jは、推奨構図候補画像を表示させるための指示用アイコンである。また、符号61kは、レンズ鏡筒3の撮影光学系のズーム倍率と焦点距離情報を示す情報表示アイコンである。
図12に示す例では、現在のレンズ鏡筒3の状態としては、焦点距離=28mmに設定されており、当該レンズ鏡筒3ではズーム倍率が等倍(X1.0)、即ち最短焦点端に設定されていることを示している。
ここで、カメラ1のボディ制御部66は、撮像部51によって取得された画像データに基いて複数の推奨構図候補画像を生成する。ここで、ボディ制御部66は、推奨構図候補を決定する推奨構図候補決定部として機能する。ボディ制御部66による推奨構図候補画像の生成シーケンスは、例えば次のようになる。
まず、ボディ制御部66は、撮像部51によって取得された画像データを対象として行われる被写体検出部82による被写体位置の検出結果に基いて、画像内の主要被写体の主要部(例えば人物の顔等)の位置情報を取得する。主要被写体の主要部の位置情報としては、例えば、図15の符号61oで示す被写体検出枠の矩形四隅部と枠中心点の座標データである。
次に、ボディ制御部66は、レンズ制御部21との通信により装着されているレンズ鏡筒3の固有情報、特にズーム倍率等の情報をフラッシュメモリ25より読み出し取得する。これと共に、カメラ本体2側のフラッシュメモリ64から、「構図ヘルプ」機能時のレンズ鏡筒3の設定値情報、例えばレンズ鏡筒3に対応するズームステップ設定値(ズーム倍率と対応する焦点距離情報)や背景ぼかし量等の情報を読み出し取得する。この設定値情報は、例えば図15に示すような情報である。図15の例示では、このレンズ鏡筒3は、焦点距離28mm〜112mmの4倍ズームレンズであり、ズームステップ設定値として、最短焦点距離より0.5倍毎に段階的にズーム倍率を増加させた値を設定している。この場合には、図15に示すように、合計7つの支障構図候補画像を得ることができる。
続いて、ボディ制御部66は、現在設定されているレンズ鏡筒3の状態(焦点距離設定値等)を確認すると共に、現在のライブビュー画像における三分割法による各分割線61nの4つの交点P2(以降、注目点という。図15参照)の座標データを取得する。また、注目点P2についての情報、即ち上記座標データを注目点情報と言うものとする。そして、この注目点情報はフラッシュメモリ64に一時的に記録される。この場合において、フラッシュメモリ64は注目点情報記録部として機能する。
ここで、現在のレンズ鏡筒3の状態が最長焦点端である場合には、これ以上のズームアップ動作を行うことができないので、推奨構図候補画像の作成処理を中止する。この場合、推奨構図候補がない旨等のメッセージを表示部61に表示させた後、図12の状態に表示を戻す。この場合において、図12の推奨構図候補画像表示指示用アイコン61jに変えて、この場合に行うべき何らかの対処操作方法、例えば「広角側へズームして下さい」等のメッセージを表示させればよい。そして、使用者がその指示操作(ズーム操作)に従った場合には、当該対処操作方法表示に変えて推奨構図候補画像表示指示用アイコン61jを表示させる。
なお、図12の表示状態に戻した時に、「構図ヘルプ」機能をキャンセルして、通常の撮影モードに移行するような制御としてもよい。
次に、ボディ制御部66は、上述の図15の情報を参照し、現在設定されている焦点距離よりも一段上(長焦点側)のステップの焦点距離とした時の画像領域に対応する被写体検出枠61oにおける矩形四隅部及び枠中心点の座標データを算出する。この場合において、算出された被写体検出枠61oの複数の位置座標のうちの一つでもが画像領域外に設定される場合には、推奨構図候補から外す。
続いて、ボディ制御部66は、四隅部座標によって規定される矩形状の被写体検出枠61o内に注目点P2が含まれるか否かの確認を行って、注目点P2が含まれない場合には、推奨構図候補から外す。
残った推奨構図候補画像(複数)のそれぞれにおいて、被写体検出枠61oの中心点の座標と、これに最も近い位置にある注目点P2の座標との間の距離を算出する。
残った推奨構図候補画像(複数)を対象として、次に示す条件によって、表示パネル61bに表示可能な数(図13の表示例では4つ)を超えない数に絞り込む。
第一条件として、被写体検出枠61o内に含まれる注目点P2の数が多いものの上位4つを候補とする。この場合において、注目点P2の数が同数あって4候補に絞り込めない場合は、さらに第二条件にて絞り込む。
第二条件として、被写体検出枠61oの中心点の座標から最も近い注目点P2との距離が近いものの上位4つを候補とする。この場合においても4候補に絞り込めない場合には、さらに第三条件にて絞り込む。
第三条件として、被写体検出枠61oの大きいものの上位4つを候補とする。
残された4つの推奨構図候補画像について、各対応する背景ぼかし量情報(図14参照)に応じて背景ぼかし処理(画像データ処理)を行うと共に、それぞれ対応する補助表示アイコン61mを附加する。その後、図13に示すような表示形態を生成すべく、当該4つの画像を表示パネル61bを四分割した各領域に所定の順序、例えばズーム倍率の低い順、例えば左上,右上,左下,右下等の順に配置して表示させる(図13の表示例)。なお、図13に示される表示を、便宜的に「推奨構図候補一覧表示」というものとする。
図12の表示中に、使用者が補助表示アイコン61jをタッチ操作等によって操作すると、上述の手順で生成された推奨構図候補一覧表示(図13参照)が表示パネル61bに表示される。ここで、使用者が撮影を所望する候補画像が表示されている領域をタッチ操作等によって指示操作を行うと、選択指示された候補画像に対応する焦点距離となるように、自動ズーミング動作が実行される。このとき表示パネル61bの表示はリアルタイムなライブビュー画像に戻る。そして、上記自動ズーミング動作によって、上記選択指示された候補画像に対応する構図のライブビュー画像が表示パネル61bに表示されて(図15参照)、撮影待機状態になる。
そして、自動ズーミング動作が完了した時点で、図15の表示例に示すように、撮影準備完了アイコンである第4補助表示アイコン61hを表示する。使用者は、この第4補助表示アイコン61hのタッチ操作等によって撮影指示を行なう。なお、上記自動ズーミング動作の完了後、自動的にシャッターリリース動作を行うような構成としてもよい。
以上説明したように上記第3の実施形態によれば、撮影準備状態のカメラ1を所望の被写体を含むように構えると、ライブビュー画像データに基いて自動的に複数の推奨構図候補画像を生成し、その一覧データが生成される。使用者は、推奨構図候補一覧を表示させて、所望の推奨構図候補を選択指示するのみで、選択した候補画像となるように自動ズーミング動作等が実行される。したがって、使用者は、構図についての深い考察を行うことなく、極めて容易に適切で良好な構図の写真を取得することができる。
上述の各実施形態で説明した各処理シーケンスは、その性質に反しない限り、手順の変更を許容し得る。したがって、上述の処理シーケンスに対して、例えば各処理ステップの実行順序を変更したり、複数の処理ステップを同時に実行させたり、一連の処理シーケンスを実行する毎に、各処理ステップの順序が異なるようにしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明は、デジタルカメラ等の撮影機能に特化した電子機器である撮影機器に限られることはなく、撮影機能を備えズームレンズ光学系を有する他の形態の電子機器、例えば携帯電話,録音機器,電子手帳,パーソナルコンピュータ,ゲーム機器,テレビ,時計,GPS(Global Positioning System)を利用したナビゲーション機器等、各種の撮影機能及び光学ズーム機能付き電子機器にも広く適用することができる。
1……カメラ,
2……カメラ本体,
3……レンズ鏡筒,
3a……第一レンズ群,3b……第二レンズ群,3c……第三レンズ群,3d……第四レンズ群,3e……第五レンズ群,
11……固定筒,12……レンズ支持部材,13……第二レンズ群支持筒,14……第三レンズ群支持筒,15……第四レンズ群支持筒,16……絞り機構,
17……フォーカスドライバ,18……ズームドライバ,19……絞りドライバ,20……ドライバ,
21……レンズ制御部,21a……フォーカス制御部,21b……ズーム制御部,21c……絞り制御部,
22……位置センサ,
24……レンズ操作部,
25……フラッシュメモリ,
26……レンズ側インターフェース,
50……シャッタ機構,
51……撮像部,
52……撮像素子,53……アナログ処理部,54……AD変換部,
55……シャッタドライバ,56……撮像ドライバ,57……AE処理部,58……画像データ処理部,59……AF処理部,60……画像データ圧縮展開部,
61……表示部,61a……表示ドライバ,61b……表示パネル,
61d……推奨構図枠,61e,61f,61g,61h,61j,61k,61m……補助表示アイコン,61n……分割線,61o……被写体検出枠,
62……記録部,62a……メモリIF,62b……記録媒体,63……SDRAM,64……フラッシュメモリ,64……注目点情報記録部,65……ボディ側操作部,65a……タッチパネル,
66……ボディ制御部,66a……推奨構図枠表示制御部,66b……姿勢判定部,66c……補助表示制御部,
67……通信用バス,68……ボディ側インターフェース,69……ボディ側接眼用インターフェース,70……電源回路,
71……接眼表示部,72……EVF用インターフェース,
81……姿勢検出部,82……被写体検出部,

Claims (4)

  1. 被写体像を結像する撮影光学系と、
    上記撮影光学系により結像された被写体像を受けて画像データを生成する撮像部と、
    上記撮像部によって生成された画像データに基く画像を表示する表示部と、
    上記撮影光学系の焦点距離を変更する焦点距離制御部と、
    上記撮像部により生成される画像データに基いて被写体の位置情報を取得する被写体検出部と、
    推奨構図候補を決定する推奨構図候補決定部と、
    を具備し、
    上記推奨構図候補決定部は、上記被写体検出部によって得られた被写体位置情報に基いて推奨構図を決定し、対応する推奨構図画像を上記表示部に表示させることを特徴とする撮影機器。
  2. 上記表示部に、現状の構図と上記推奨構図に従って決定された操作方法表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮影機器。
  3. 上記焦点距離情報記録部は、焦点距離毎の背景ぼかし量情報を、さらに具備し、
    推奨構図候補を作成する際には背景のぼかし量を焦点距離毎に変更することを特徴とする請求項1に記載の撮影機器。
  4. 撮像部によって画像データを生成するステップと、
    上記画像データに対して上記焦点距離情報記録部に記録された変倍率情報に基いて複数の変倍率でズームインした場合の複数の画像データを生成するステップと、
    上記複数の画像データのそれぞれに対し、上記被写体検出部によって被写体位置情報を取得するステップと、
    上記複数画像データの各被写体位置情報と各対応する画像データにおける注目点との距離情報を算出するステップと、
    上記距離情報に応じて推奨構図を決定するステップと、
    上記決定された推奨構図を表示するステップと、
    を有することを特徴とする推奨構図の撮影方法。
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