JP2014007337A - 光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータを使用せずに、発光色を切り替え可能な光源装置を提供する。
【解決手段】本発明の光源装置(100)は、第1可視光を出射する半導体レーザ(10)と、前記第1可視光の偏光を制御する第1偏光制御素子(20)と、前記第1偏光制御素子から出射される前記第1可視光のS偏光成分とP偏光成分を分岐する第1光分岐素子(30)と、前記第1光分岐素子により分岐される前記S偏光成分と前記P偏光成分の一方を前記第1可視光とは異なる波長の第2可視光に変換して出射する第1波長変換部材(40)と、前記第1偏光制御素子を駆動させ、前記第1光分岐素子に入射される前記第1可視光の偏光を変える駆動装置(50)と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置に関し、特に半導体レーザを備える光源装置に関するものである。
近年、例えばプロジェクタ用の光源として、半導体レーザなどの固体光源と、蛍光体層を分割配置した円盤状回転体(蛍光回転体:例えば特許文献1参照)と、を備えた光源装置が利用されている。
特開2011−113779号公報
しかしながら、このような従来の光源装置においては、蛍光回転体を回転させるためにモータを必要とするので、騒音などの問題があった。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、モータを使用せずに、発光色を切り替え可能な光源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る光源装置は、第1可視光を出射する半導体レーザと、前記第1可視光の偏光を制御する第1偏光制御素子と、前記第1偏光制御素子から出射される前記第1可視光のS偏光成分とP偏光成分を分岐する第1光分岐素子と、前記第1光分岐素子により分岐される前記S偏光成分と前記P偏光成分の一方を前記第1可視光とは異なる波長の第2可視光に変換して出射する第1波長変換部材と、前記第1偏光制御素子を駆動させ、前記第1光分岐素子に入射される前記第1可視光の偏光を変える駆動装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る光源装置は、以下のように構成することができる。
前記第1偏光制御素子は、液晶素子であってもよい。
前記光源装置は、前記第1光分岐素子により分岐される前記S偏光成分と前記P偏光成分の他方と、前記第2可視光と、を合成可能な光合成素子を備えていてもよい。
前記光源装置は、前記第1光分岐素子により分岐される前記S偏光成分と前記P偏光成分の他方の偏光を制御する第2偏光制御素子と、前記第2偏光制御素子から出射される前記第1可視光のS偏光成分とP偏光成分を分岐する第2光分岐素子と、前記第2光分岐素子により分岐される前記S偏光成分と前記P偏光成分の一方を前記第1可視光及び前記第2可視光とは異なる波長の第3可視光に変換して出射する第2波長変換部材と、前記第2偏光制御素子を駆動させ、前記第2光分岐素子に入射される前記第1可視光の偏光を変える駆動装置と、を備えていてもよい。
本発明によれば、偏光制御素子と光分岐素子により、電気光学的又は磁気光学的に光路を切り替えることで、光源装置の発光色を変えることができ、モータに起因する問題を改善することができる。
本発明の一実施の形態に係る光源装置の構成を示す概略平面図である。 本発明の一実施の形態に係る光源装置の構成を示す概略平面図である。
以下、発明の実施の形態について適宜図面を参照して説明する。但し、以下に説明する光源装置は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本発明を以下のものに限定しない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張していることがある。また、光が光源から発せられ光路上を進行していく方を「前方」とする。
なお以下、可視光は、波長が380nm以上780nm以下の光とする。また、青色光は波長が420nm以上470nm以下、緑色光は波長が500nm以上560nm以下、赤色光は波長が610nm以上750nm以下、の光とする。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る光源装置100の構成を示す概略平面図である。図1に示すように、光源装置100は、半導体レーザ10と、偏光制御素子20と、光分岐素子30と、波長変換部材40と、駆動装置50と、を備えている。また、光源装置100は、さらに光合成素子60を備えている。これら、半導体レーザ10、偏光制御素子20、光分岐素子30、波長変換部材40、光合成素子60は、一連の光路を形成するように、ベース部材(不図示)上に、順次配置されている。なお、光路上において、光は適宜レンズ等より集光又は平行光化され得る。
(半導体レーザ)
半導体レーザ10は、第1可視光を出射する。第1可視光は、光分岐素子30による高精度の光分岐を実現するために、直線偏光であることが好ましい。また、第1可視光は、光の三原色の1つであり、蛍光物質を励起しやすい、青色光であることが好ましい。半導体レーザ10は、レーザ素子がステム等のパッケージ基体に実装されたものを利用することができる。レーザ素子は、蛍光物質を励起しやすい、短波長の可視光を出射可能な窒化物半導体(主として、一般式InAlGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)で表される)を用いたものが好ましい。このほか、レーザ素子は、ガリウム砒素系半導体、ガリウム燐系半導体、セレン化亜鉛系半導体などのいずれかを用いたものであってもよい。半導体レーザ10の数は、必要な光量に応じて変えればよく、1つであってもよいし、複数であってもよい。
(偏光制御素子)
偏光制御素子20は、第1可視光の偏光を制御する。より詳細には、偏光制御素子20は、光学媒質の複屈折性又は旋光性を利用して、通過する光の直交する電場成分に位相差を生じさせる素子、若しくは偏光面を回転させる素子である。偏光制御素子20は、外部から印加される電場又は磁場によって、光学媒質の複屈折性又は旋光性が変化し、通過する光の偏光を制御することができる。また、偏光制御素子20は、反射式でも透過式でもよく、第1可視光の出射方向と光路の関係を考慮して、適切なほうを選択すればよい。特に、偏光制御素子20は、小型で、応答性に優れる、液晶素子であることが好ましい。液晶材料としては、ネマチック液晶、スメクチック液晶、カイラルネマチック液晶、コレステリック液晶(リオトロピック液晶、サーモトロピック液晶)、強誘電性液晶、又は反強誘電性液晶などが挙げられる。このほか、偏光制御素子20は、ファラデー効果、又はポッケルス効果、又はカー効果を示す各種の素子を利用することができる。
(光分岐素子)
光分岐素子30は、第1可視光のS偏光成分とP偏光成分を分岐する。光分岐素子30は、平板状、ウエッジ板状、直方体状、立方体状などの偏光ビームスプリッタを利用することができ、偏光膜方式のほか、ワイヤーグリッド方式のものでもよい。平面視におけるS偏光成分とP偏光成分の分岐角度(分岐されたS,P偏光成分の光軸のなす角度)は、通常90度であるが、鋭角にすることで光路長を短縮して光源装置の小型化を図ることもできる。
(波長変換部材)
波長変換部材40は、光分岐素子30により分岐されるS偏光成分とP偏光成分の一方を、第1可視光とは異なる波長の第2可視光に変換して出射する。波長変換部材40は、樹脂やガラスなどの透光性部材に蛍光物質を配合したもののほか、蛍光物質の結晶や焼結体、若しくは非線形光学結晶などを利用することができる。波長変換部材40は、回転やスライドが可能な可動式より、小型で簡素な構成である固定式が好ましい。また、波長変換部材40は、反射式でも透過式でもよく、第2可視光の出射方向と光路の関係を考慮して、適切なほうを選択すればよい。さらに、波長変換部材40は、ヒートシンク(好ましくはフィン付き)などの放熱部材を具備してもよい。また、波長変換部材40の前方に、波長選択性を有する光学フィルタを設けて、第1可視光成分を遮光するようにしてもよい。
なお、蛍光物質は、例えば、ユウロピウム、セリウム等のランタノイド系元素で主に賦活される窒化物系蛍光体や酸窒化物系蛍光体を用いることができる。より具体的には、(a)ユウロピウムで賦活されたα又はβサイアロン型蛍光体、各種アルカリ土類金属窒化シリケート、各種アルカリ土類金属窒化アルミニウムケイ素(例:CaSiAlN:Eu、SrAlSi:Euなど)、(b)ユウロピウム等のランタノイド系の元素、マンガン等の遷移金属系の元素により主に賦活されるアルカリ土類金属ハロゲンアパタイト、アルカリ土類金属のハロシリケート、アルカリ土類金属シリケート、アルカリ土類金属ホウ酸ハロゲン、アルカリ土類金属アルミン酸塩、アルカリ土類金属硫化物、アルカリ土類金属チオガレート、アルカリ土類金属窒化ケイ素、ゲルマン酸塩、(c)セリウム等のランタノイド系元素で主に賦活される希土類アルミン酸塩、希土類ケイ酸塩、アルカリ土類金属希土類ケイ酸塩、(d)ユウロピウム等のランタノイド系元素で主に賦活される有機及び有機錯体など、のいずれか1つ以上を用いることができる。なかでも、セリウム等のランタノイド系元素で主に賦活される希土類アルミン酸塩蛍光体が好ましい。YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体は、YAl12:Ce、(Y0.8Gd0.2Al12:Ce、Y(Al0.8Ga0.212:Ce、(Y,Gd)(Al,Ga)12などの組成式で表される。また、Yの一部又は全部をテルビウム、ルテチウム等で置換したTbAl12:Ce、LuAl12:Ceなどもある。
(駆動装置)
駆動装置50は、偏光制御素子20を駆動させ、光分岐素子30に入射される第1可視光の偏光を変える。駆動装置50は、例えば液晶ドライバなど、偏光制御素子20への電場又は磁場の印加を制御する回路を少なくとも含み、その回路に電力を供給する電源をさらに含んでもよい。なお、回路は、必要な機能に応じて適宜設計されるものとする。
(光合成素子)
光合成素子60は、光分岐素子30により分岐されたS偏光成分とP偏光成分の他方(波長変換部材40側に分岐された成分とは違うほうの成分)と、第2可視光と、を合成可能である。光合成素子60は、複数の光路を別々に進行する光を、単一の光路を進行する光に合成して出射するものである。また、光合成素子60は、多重反射などの重ね合わせの原理により、色合成及び光強度分布を均一化する機能を有するものが好ましい。具体的には、光合成素子60は、各種のホモジナイザ、ロッドインテグレータ、ライトパイプ、フライアイレンズなどを用いることができる。なお、光合成素子60は、光源装置の用途に応じて省略することもできる。その場合、光分岐素子30により分岐されたS偏光成分とP偏光成分の他方と、第2可視光と、は、互いに空間的に離れた出力光として取り出される。
(光源装置の駆動)
光分岐素子30により分岐される第1可視光のS偏光成分とP偏光成分の割合は、光分岐素子30に入射する第1可視光の偏光によって決まる。したがって、偏光制御素子20を駆動装置50により駆動させ、光分岐素子30に入射する第1可視光の偏光を制御することで、光源装置の出力光の色度を制御することができる。
例えば、光分岐素子30に入射する第1可視光の偏光が、斜め直線偏光、楕円偏光、円偏光、ランダム偏光のいずれかである場合、第1可視光は、光分岐素子30から、2つの光路に分かれて出射される。この場合、第1可視光と第2可視光は同時に存在するので、光合成素子60から出射される光は、色合成されて観測される。そして、偏光制御素子20を駆動装置50により駆動させ、光分岐素子30に入射する第1可視光の偏光を制御することで、光分岐素子30から分岐されて出射される2つの第1可視光の光量の比を変化させ、光合成素子60から出射される光の色度を制御することができる。
また、光分岐素子30に入射する第1可視光の偏光が、S偏光又はP偏光である、若しくはそれに近似されるような場合、第1可視光は、光分岐素子30から、分岐されるべき2つの光路のうちの一方に限って出射される。したがって、偏光制御素子20を駆動装置50により駆動させ、光分岐素子30に入射する第1可視光の偏光をS偏光とP偏光の間で切り替えることで、光分岐素子30通過後の光路を切り替えることができる。これにより、光源装置の出力光の色度を切り替えることができる。第1可視光、第2可視光の一方を光源装置の出力光とすることも可能である。また、このとき、偏光の切り替え周波数は、光源装置の用途により適宜変更することができるが、人間の目が感知可能な上限周波数を超える場合、光合成素子60から出射される光は、色合成されて観測される。例えば、観測光のチラツキを抑えるために、偏光の切り替え周波数は、100Hz以上300Hz以下であることが好ましく、120Hz以上240Hz以下であることがより好ましい。
<実施の形態2>
図2は、実施の形態2に係る光源装置200の構成を示す概略平面図である。図2に示すように、光源装置200における光源装置100との大きな相違点は、偏光制御素子、光分岐素子、波長変換部材を、更にもう1組備えていることである。なお以下、光源装置200の各構成要素については、実施の形態1で説明したものと同様のものを用いることができるので、説明は適宜省略する。
光源装置200において、半導体レーザ10から出射された第1可視光は、第1偏光制御素子21に入射する。第1偏光制御素子21は、第1可視光の偏光を制御する。第1偏光制御素子21により偏光を制御された第1可視光は、第1光分岐素子31に入射する。第1光分岐素子31は、第1可視光のS偏光成分とP偏光成分を分岐する。第1光分岐素子31により分岐される第1可視光のS偏光成分とP偏光成分の一方は、前方に設置された第1波長変換部材41に入射する。第1波長変換部材41は、その第1可視光のS偏光成分とP偏光成分の一方を、第1可視光とは異なる波長の第2可視光に変換して出射する。
第1光分岐素子31により分岐されるS偏光成分とP偏光成分の他方(第1波長変換部材41側に分岐された成分とは違うほうの成分)は、第2偏光制御素子22に入射する。第2偏光制御素子22は、そのS偏光成分とP偏光成分の他方の偏光を制御する。第2偏光制御素子22により偏光を制御された第1可視光は、第2光分岐素子32に入射する。第2光分岐素子32は、第2偏光制御素子22から出射される第1可視光のS偏光成分とP偏光成分を分岐する。第2光分岐素子32により分岐される第1可視光のS偏光成分とP偏光成分の一方は、前方に設置された第2波長変換部材42に入射する。第2波長変換部材42は、そのS偏光成分とP偏光成分の一方を第1可視光及び第2可視光とは異なる波長の第3可視光に変換して出射する。
駆動装置50は、第2偏光制御素子22を駆動させ、第2光分岐素子32に入射される第1可視光の偏光を変える。第1偏光制御素子21と第2偏光制御素子22は、別々の駆動装置により駆動してもよいが、図示するように、単一の駆動装置50により駆動することもできる。また、出力光の色度の速やかな切り替えを実現するために、第1偏光制御素子21と第2偏光制御素子22は、同期して制御されることが好ましい。なお、光源装置200もまた、上述の実施の形態1と同様に駆動することができる。
このように、光源装置200では、第2光分岐素子32により分岐される第1可視光のS偏光成分とP偏光成分の他方(第2波長変換部材42側に分岐された成分とは違うほうの成分)と、第2可視光と、第3可視光と、を出力光として取り出すことができる。また、光合成素子60を備える場合には、光合成素子60により、これら3つの光を色合成して、光源装置の出力光とすることができる。例えば、第1可視光を青色光、第2可視光を緑色光、第3可視光を赤色光とすることで、演色性の高い発光が可能な光源装置とすることができる。
以上のように、本発明では、電気光学的又は磁気光学的に制御が可能な光の偏光を利用して、光路を時間的に切り替え、波長変換部材への光入射を制御することで、光源装置の出力光の色度を変えることができる。したがって、モータのような機械的制御に比べ、静かで、故障し難く、小型化が可能な光源装置を得ることができる。
以下、本発明に係る実施例について詳述する。なお、本発明は以下に示す実施例のみに限定されないことは言うまでもない。
<実施例1>
実施例1の光源装置は、図1に示す例のプロジェクタ用の光源であって、以下のように構成されている。
半導体レーザは、複数個、縦横に配列されており、その偏光方向が互いにほぼ一致する向きで且つ偏光制御素子に対してS偏光となるように設置されている。この半導体レーザは、各々、窒化物半導体のレーザ素子を有し、中心波長450nmの青色光(第1可視光)を出射するものである。半導体レーザから出射された第1可視光は、拡散光であるが、前方に設けられたコリメータレンズにより略平行光にされて、偏光制御素子に入射する。
偏光制御素子は、ネマチック液晶を有する反射式液晶素子である。この偏光制御素子は、第1可視光に対して入射角が45度となるように設置されている。
光分岐素子は、P偏光成分を透過しS偏光成分を反射する平板状の偏光ビームスプリッタである。この光分岐素子は、偏光制御素子により反射される第1可視光に対して入射角が45度となるように配置されている。したがって、第1可視光のP偏光成分は入射光軸に沿って光分岐素子を通って直進し、第1可視光のS偏光成分は光分岐素子により入射光軸に垂直な方向に反射され、前方に設けられた波長変換部材に入射する。
波長変換部材は、固定反射式であって、第1可視光に励起され中心波長530nmの緑色光(第2可視光)を出射する、例えばYAGの蛍光体を含有するアルミ板と、その裏面に設けられた銀の反射膜と、を有する蛍光体板である。この波長変換部材は、光分岐素子に分岐される第1可視光のS偏光成分に対して入射角が45度となるように配置されている。したがって、第2可視光は、第1可視光のS偏光成分の波長変換部材への入射光軸に垂直な方向(つまり光分岐素子に分岐される第1可視光のP偏光成分の光軸と平行な方向)に出射される。
その後、第1可視光のP偏光成分と第2可視光は、光合成素子に入射する。光合成素子は、ガラス製の中実なロッドインテグレータ、又は中空の内面に反射機能を有するライトパイプである。これにより、第1可視光のP偏光成分と、第2可視光と、の色合成及び光強度の均一化を行い、光源装置の出力光として取り出す。
駆動装置は、液晶ドライバであって、偏光制御素子への駆動電圧の印加によって、液晶分子の配向を変え、第1可視光の偏光を変化させることができる。例えば、駆動装置から偏光制御素子へ3.2Vの駆動電圧が印加されている場合、S偏光の第1可視光は、P偏光となって、偏光制御素子に反射される。一方、例えば、駆動装置から偏光制御素子へ1.0Vの駆動電圧が印加されている場合、S偏光の第1可視光は、S偏光のまま、偏光制御素子に反射される。そして、駆動装置は、その駆動電圧を、例えば周波数100Hz、デューティ比50%の矩形波状に変化させて偏光制御素子に印加する。このように偏光制御素子を駆動させることで、チラツキのない、青色光と緑色光の合成光を得ることができる。
以上のように、本実施例の光源装置は、小型で且つ比較的簡素な構成のプロジェクタ用光源とすることができる。
本発明に係る光源装置は、プロジェクタ、ディスプレイ、プリンタ等の光源、並びに種々の照明の光源などに好適に利用することができる。
10,11…半導体レーザ
20,21,22…偏光制御素子(21…第1偏光制御素子,22…第2偏光制御素子)
30,31,32…光分岐素子(31…第1光分岐素子,32…第2光分岐素子)
40,41,42…波長変換部材(41…第1波長変換部材,42…第2波長変換部材)
50,51…駆動装置
60,61…光合成素子
100,200…光源装置

Claims (4)

  1. 第1可視光を出射する半導体レーザと、
    前記第1可視光の偏光を制御する第1偏光制御素子と、
    前記第1偏光制御素子から出射される前記第1可視光のS偏光成分とP偏光成分を分岐する第1光分岐素子と、
    前記第1光分岐素子により分岐される前記S偏光成分と前記P偏光成分の一方を前記第1可視光とは異なる波長の第2可視光に変換して出射する第1波長変換部材と、
    前記第1偏光制御素子を駆動させ、前記第1光分岐素子に入射される前記第1可視光の偏光を変える駆動装置と、を備える光源装置。
  2. 前記第1偏光制御素子は、液晶素子である請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光源装置は、前記第1光分岐素子により分岐される前記S偏光成分と前記P偏光成分の他方と、前記第2可視光と、を合成可能な光合成素子を備える請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記光源装置は、
    前記第1光分岐素子により分岐される前記S偏光成分と前記P偏光成分の他方の偏光を制御する第2偏光制御素子と、
    前記第2偏光制御素子から出射される前記第1可視光のS偏光成分とP偏光成分を分岐する第2光分岐素子と、
    前記第2光分岐素子により分岐される前記S偏光成分と前記P偏光成分の一方を前記第1可視光及び前記第2可視光とは異なる波長の第3可視光に変換して出射する第2波長変換部材と、
    前記第2偏光制御素子を駆動させ、前記第2光分岐素子に入射される前記第1可視光の偏光を変える駆動装置と、を備える請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光源装置。
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