JP2014006792A - 通信制御装置、通信制御方法、通信制御プログラム - Google Patents

通信制御装置、通信制御方法、通信制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014006792A
JP2014006792A JP2012143070A JP2012143070A JP2014006792A JP 2014006792 A JP2014006792 A JP 2014006792A JP 2012143070 A JP2012143070 A JP 2012143070A JP 2012143070 A JP2012143070 A JP 2012143070A JP 2014006792 A JP2014006792 A JP 2014006792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
physical server
server
physical
transfer
client terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012143070A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Watanabe
岳彦 渡邉
Koichi Kawahara
浩一 川原
Haiying Jiang
海鷹 蒋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Comware Corp
Original Assignee
NTT Comware Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Comware Corp filed Critical NTT Comware Corp
Priority to JP2012143070A priority Critical patent/JP2014006792A/ja
Publication of JP2014006792A publication Critical patent/JP2014006792A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Power Sources (AREA)

Abstract

【課題】ネットワーク全体の消費電力を低減させる。
【解決手段】ネットワークを介して接続されたクライアント端末とデータの通信を行う仮想サーバを起動する複数の物理サーバと、クライアント端末と仮想サーバとの間でデータを転送する複数の転送装置とを備えた通信システムにおける通信制御装置が、第1の物理サーバにおいて起動されている仮想サーバを、複数の物理サーバのうち他の物理サーバである第2の物理サーバに移動させる仮想サーバ再配置部と、クライアント端末と第1の物理サーバとの通信経路上の第1の転送装置に、クライアント端末と仮想サーバとの間のデータの転送を休止させ、クライアント端末と第2の物理サーバとの通信経路上の第2の転送装置に、クライアント端末と仮想サーバとの間のデータの転送を行わせる転送装置制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークにおける通信を制御する技術に関する。
送信元のコンピュータ装置から送信されたデータを送信先のコンピュータ装置に転送する複数の転送装置により構成されたネットワークが存在する。例えば、このようなネットワークの外部に接続されたクライアント端末と、このようなネットワークの内部に接続された物理サーバとが通信を行う場合、回線の帯域幅(コスト)に基づいて経路選択を行うOSPF(Open Shortest Path First)等の経路選択アルゴリズムにより通信経路が決定される。
ところで、物理サーバのコンピュータリソースを仮想化し、クライアント端末に対してサービスを提供する仮想サーバを物理サーバ上に起動する仮想化技術が提供されている。このような仮想化技術によれば、複数の物理サーバのうち任意の物理サーバに仮想サーバを起動させることにより、物理サーバやネットワーク等のリソースを効率良く利用することができる。特許文献1には、ネットワークに接続された仮想サーバを移動させる際に、通信の平均消費コストが最も小さくなるような物理サーバに仮想サーバを割り当てることが記載されている。
特開2011−221581号公報
しかしながら、特許文献1の技術によれば通信コストを抑えて消費電力を低減させることが期待できるものの、さらに消費電力を低減させることが望ましい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、仮想サーバの再配置を行う際に、ネットワーク全体の消費電力を低減させる通信制御装置、通信制御方法を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、ネットワークを介して接続されたクライアント端末とデータの通信を行う仮想サーバを起動する複数の物理サーバと、クライアント端末と仮想サーバとの間でデータを転送する複数の転送装置とを備えた通信システムにおける通信制御装置であって、第1の物理サーバにおいて起動されている仮想サーバを、複数の物理サーバのうち他の物理サーバである第2の物理サーバに移動させる仮想サーバ再配置部と、クライアント端末と第1の物理サーバとの通信経路上の第1の転送装置に、クライアント端末と仮想サーバとの間のデータの転送を休止させ、クライアント端末と第2の物理サーバとの通信経路上の第2の転送装置に、クライアント端末と仮想サーバとの間のデータの転送を行わせる転送装置制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、仮想サーバ再配置部が、複数の物理サーバのうち、消費電力が小さい物理サーバを第1の物理サーバとして抽出し、複数の物理サーバのうち、消費電力が大きい物理サーバを第2の物理サーバとして抽出することを特徴とする。
また、本発明は、転送装置制御部が、第1の転送装置において行われている転送処理を他の転送装置に行わせたときに、他の転送装置の使用帯域が予め定められた閾値を超えない場合、第1の転送装置の転送処理を、他の転送装置に行わせることを特徴とする。
また、本発明は、クライアント端末と第1の物理サーバとの間の通信経路の使用帯域と、クライアント端末と第2の物理サーバとの間の通信経路の使用帯域とに基づいて、仮想サーバが第1の物理サーバから第2の物理サーバに移動された場合、クライアント端末と第2の物理サーバとの間の通信経路の使用帯域が、予め定められた閾値を超えるか否かを判定する再配置後経路選択部を備え、仮想サーバ再配置部は、再配置後経路選択部によって、クライアント端末と第2の物理サーバとの間の通信経路の使用帯域が、予め定められた閾値を超えないと判定された場合、仮想サーバを第1の物理サーバから第2の物理サーバに移動させることを特徴とする。
また、本発明は、仮想サーバ再配置部が、複数の物理サーバのうち、電力消費量が大きい物理サーバにおいて起動されている仮想サーバを、複数の物理サーバのうち、電力消費量が予め定められた閾値以下である他の物理サーバに移動させることを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して接続されたクライアント端末とデータの通信を行う仮想サーバを起動する複数の物理サーバと、クライアント端末と仮想サーバとの間でデータを転送する複数の転送装置とを備えた通信システムにおける通信制御装置の通信制御方法であって、第1の物理サーバにおいて起動されている仮想サーバを、複数の物理サーバのうち他の物理サーバである第2の物理サーバに移動させるステップと、クライアント端末と第1の物理サーバとの通信経路上の第1の転送装置に、クライアント端末と仮想サーバとの間のデータの転送を休止させ、クライアント端末と第2の物理サーバとの通信経路上の第2の転送装置に、クライアント端末と仮想サーバとの間のデータの転送を行わせるステップと、を備えることを特徴とする通信制御方法である。
また、本発明は、ネットワークを介して接続されたクライアント端末とデータの通信を行う仮想サーバを起動する複数の物理サーバと、クライアント端末と仮想サーバとの間でデータを転送する複数の転送装置とを備えた通信システムにおける通信制御装置のコンピュータに、第1の物理サーバにおいて起動されている仮想サーバを、複数の物理サーバのうち他の物理サーバである第2の物理サーバに移動させるステップと、クライアント端末と第1の物理サーバとの通信経路上の第1の転送装置に、クライアント端末と仮想サーバとの間のデータの転送を休止させ、クライアント端末と第2の物理サーバとの通信経路上の第2の転送装置に、クライアント端末と仮想サーバとの間のデータの転送を行わせるステップと、を実行させる通信制御プログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークを介して接続されたクライアント端末とデータの通信を行う仮想サーバを起動する複数の物理サーバと、クライアント端末と仮想サーバとの間でデータを転送する複数の転送装置とを備えた通信システムにおける通信制御装置が、第1の物理サーバにおいて起動されている仮想サーバを、複数の物理サーバのうち他の物理サーバである第2の物理サーバに移動させる仮想サーバ再配置部と、クライアント端末と第1の物理サーバとの通信経路上の第1の転送装置に、クライアント端末と仮想サーバとの間のデータの転送を休止させ、クライアント端末と第2の物理サーバとの通信経路上の第2の転送装置に、クライアント端末と仮想サーバとの間のデータの転送を行わせる転送装置制御部と、を備えたことにより、ネットワーク全体の消費電力を低減させることができる。
本発明の一実施形態による通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による通信システムの経路変更を行った後の例を示す図である。 本発明の一実施形態によるネットワークの状態変化の例を示す図である。 本発明の一実施形態による通信制御装置の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるフローテーブルのデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるフロー統計情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるトポロジ情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による物理サーバ電力消費情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による物理サーバ対VM対応情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるトポロジリンク対応情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による現リンク帯域情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるVM別リンク帯域情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による新経路フロー情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるSW別リンク帯域情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるSW別物理サーバ対応情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるVM再配置部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による再配置後経路選択部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるSW制御部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による再配置後経路選択部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるSW制御部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるVM再配置部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による再配置後経路選択部の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による通信システム1の構成を示すブロック図である。通信システム1は、複数の転送装置100(転送装置100−1、転送装置100−2、・・・転送装置100−9)と、複数の物理サーバ200(物理サーバ200−1、物理サーバ200−2、物理サーバ200−3、物理サーバ200−4)と、複数のクライアント端末300(クライアント端末300−1、クライアント端末300−2、・・・、クライアント端末300−N(Nは正の整数))と、通信制御装置400と、VM管理装置500とのコンピュータ装置を備えている。複数の転送装置100は同様の構成であるので、特に区別しない場合には「−1」、「−2」等を省略して転送装置100として説明する。同様に、複数の複数の物理サーバ200は同様の構成であるので、特に区別しない場合には「−1」、「−2」等を省略して物理サーバ200として説明する。同様に、複数のクライアント端末300は同様の構成であるので、特に区別しない場合には「−1」、「−2」等を省略してクライアント端末300として説明する。これらの装置は、図に示す台数に限られるものではなく、通信システム1は任意の台数のこれらの装置を備えていてもよい。複数のクライアント端末300と複数の転送装置100とは、ネットワーク50を介して接続される。
ネットワーク50は、複数の転送装置100および物理サーバ200によって構成される内部ネットワークと、外部のクライアント端末300とを接続する例えばインターネット等のネットワークである。
転送装置100は、送信元のコンピュータ装置から送信されたデータを、送信先のコンピュータ装置に転送する。例えば、転送装置100は、クライアント端末300と物理サーバ200上に起動された仮想サーバとの間でデータを転送する。本実施形態では、転送装置100に、オープンフロープロトコルによるネットワーク制御を行う機能を備えたオープンフロースイッチを適用する例を説明する。オープンフロープロトコルでは、IP(Internet Protocol)アドレスのみによるルーティングではなく、IPアドレス、ポート、MAC(Media Access Control)アドレスなどの組み合わせによる通信経路をフローとして、フロー単位での経路制御を行う。転送装置100は、以下SWともいう。
また、転送装置100は、SNMPエージェントの機能を備えるものとする。SNMP(Simple Network Management Protocol)は、ネットワーク機器を監視するプロトコルである。転送装置100が備えるSNMPエージェントは、SNMPに基づくデータベースであるMIB(Management Information Base)を備え、SNMPマネージャと通信を行う。ここで、転送装置100間の接続をリンクという。図に示すように、転送装置100−1と転送装置100−2との間のリンクをリンクL1という。転送装置100−1と転送装置100−4との間のリンクをリンクL2という。以下同様に、転送装置100−8と転送装置100−9との間のリンクをリンクL12という。
物理サーバ200は、仮想化技術により仮想化した自身のコンピュータリソース上に仮想サーバを起動するコンピュータ装置である。仮想サーバは、以下VMともいう。物理サーバ200は、複数の転送装置100により構成されるネットワークを介して接続されたクライアント端末300とデータの通信を行う。物理サーバ200上に起動された仮想サーバは、例えばクライアント端末300にサービスを提供するアプリケーションの機能を備えている。また、物理サーバ200は、自身のコンピュータリソース上に起動させた仮想サーバと、外部の転送装置100との間でデータの転送を行う転送装置100を備えている。また、物理サーバ200は、転送装置100と同様にSNMPエージェントの機能を備えている。
図に示すように、本実施形態では、物理サーバ200−1に起動された仮想サーバAのIPアドレスを192.x.x.1であるとする。物理サーバ200−2に起動された仮想サーバBのIPアドレスを192.x.x.2であるとし、仮想サーバCのIPアドレスを192.x.x.3であるとする。以下同様に、物理サーバ200−4に起動された仮想サーバJのIPアドレスを192.x.x.10であるとする。
クライアント端末300は、ネットワーク50を介して、複数の転送装置100から構成されるネットワークに接続されたコンピュータ装置である。クライアント端末300は、ネットワーク50を介して物理サーバ200上に起動された仮想サーバとデータの通信を行う。本実施形態の例では、特にクライアント端末300−1のIPアドレスが193.x.x.1であるとする。
通信制御装置400は、複数の転送装置100を制御するコンピュータ装置である。本実施形態では、通信制御装置400は、オープンフロースイッチである転送装置100に対応するオープンフローコントローラの機能を備えている。また、通信制御装置400は、SNMPエージェントである複数の転送装置100および物理サーバ200に対応するSNMPマネージャの機能を備えている。
VM管理装置500は、複数の物理サーバ200によって構成される仮想化基盤を管理するコンピュータ装置である。VM管理装置500は、複数の物理サーバ200のコンピュータリソースの空き状況や負荷状況等の情報を、複数の物理サーバ200から取得し、自身の記憶領域に記憶している。また、VM管理装置500は、通信制御装置400からの仮想サーバの移動要求に応じて、移動元の物理サーバ200において起動している仮想サーバを、移動先の物理サーバ200に移動させる。この処理は、ライブマイグレーションともいわれる処理である。
図2は、このような通信システム1が、仮想サーバの再配置と経路変更を行った場合の例を示す図である。図に示すように、例えば、物理サーバ200−1において起動している仮想サーバAを、物理サーバ200−4に移動させ、物理サーバ200−2において起動している仮想サーバBおよび仮想サーバCを、物理サーバ200−3に移動させる。これにより、物理サーバ200−1と物理サーバ200−2との電源を切断することができ、消費電力を低減させることが可能となる。さらに、本実施形態では、物理サーバ200の電源を切断するのみならず、フローの最適な経路変更を行うことにより、転送装置100−2や転送装置100−4のような転送装置100の電源の切断を可能とする。これにより、消費電力をさらに低減させることが可能となる。以下に、このような通信システム1の通信を制御する通信制御装置400の構成を詳細に説明する。
このような通信制御を行うため、本実施形態では、ネットワークの状態として、通常状態と、第1の省電力状態と、第2の省電力状態とを定義する。図3は、本実施形態によるネットワークの状態変化の例を示す図である。通常状態は、全ての転送装置100および物理サーバ200が稼働している状態である。第1の省電力状態は、一部の物理サーバ200のみにおいて仮想サーバが起動しており、他の物理サーバ200においては仮想サーバが起動していないように片寄せされた状態である。第2の省電力状態は、第1の省電力状態において仮想サーバが起動していない物理サーバ200に応じて、休止させることが可能な転送装置100を休止させた状態である。
このような状態遷移において、ネットワークを通常状態から第1の省電力状態に遷移させる処理を物理サーバ休止処理という。第1の省電力状態から第2の省電力状態に遷移させる処理を転送装置休止処理という。第2の省電力状態から第1の省電力状態に遷移させる処理を物理サーバ&転送装置復帰処理という。第1の省電力状態から通常状態に遷移させる処理を分散処理という。このような状態遷移は、例えば、定められた時刻に状態を遷移させてもよいし、例えばネットワーク全体の使用帯域の平均値が閾値を超えた場合、または下回った場合に状態を遷移させてもよい。時刻による状態遷移を行う場合、例えば、9時から18時の間は通常状態とし、5時から7時の間および18時から24時の間は第1の省電力状態とし、24時から5時の間は第2の省電力状態とするような制御を行うことができる。
図4は、通信制御装置400の詳細な構成を示すブロック図である。通信制御装置400は、コントローラ部410と、再配置制御部420とを備えている。
コントローラ部410は、フローテーブル記憶部411と、フロー統計情報記憶部412と、トポロジ情報記憶部413と、経路選択部414とを備えており、オープンフロープロトコルに基づいてオープンフロースイッチと通信を行い、ネットワークの通信経路を制御する。
フローテーブル記憶部411には、どのような通信をどのように転送するかを、SW毎に定義したフロー情報の集合であるフローテーブルが記憶される。図5は、フローテーブル記憶部411に記憶されるフローテーブルのデータ例を示す図である。フローテーブルには、SW番号と、フローIDと、入力ポートと、出力ポートと、送信元MACアドレスと、送信先MACアドレスと、送信元IPアドレスと、送信先IPアドレスとが対応付けられたフロー情報(フローエントリ)が記憶される。SW番号は、転送装置100を識別する情報である。フローIDは、転送装置100において通信経路を識別する情報である。入力ポートは、転送装置100の入力ポートのポート番号である。出力ポートは、転送装置100の出力ポートのポート番号である。送信元MACアドレスは、入力ポートに入力されるデータの送信元のMACアドレスを示す。送信先MACアドレスは、出力ポートから出力するデータの送信先のMACアドレスを示す。送信元IPアドレスは、入力ポートに入力されるデータの送信元のIPアドレスを示す。送信先IPアドレスは、出力ポートから出力するデータの送信先のIPアドレスを示す。
フロー統計情報記憶部412には、フロー毎に転送に関するフロー統計情報が記憶される。図6は、フロー統計情報記憶部412に記憶されるフロー統計情報のデータ例を示す図である。フロー統計情報には、SW番号と、フローIDと、パケット数と、パケットサイズと、継続時間との情報が含まれる。SW番号は、転送装置100を識別する情報である。フローIDは、フローを識別する情報である。パケット数は、転送装置100によって転送されるパケットの数を示す。パケットサイズは、転送装置100によって転送されるパケットのサイズを示す。継続時間は、転送装置100によってパケットが転送される継続時間を示す。
トポロジ情報記憶部413には、コントローラ部410が管理するネットワークの物理的な接続状態を示すトポロジ情報が記憶される。図7は、トポロジ情報記憶部413に記憶されるトポロジ情報のデータ例を示す図である。トポロジ情報には、発側SWのSW番号およびポート番号と、着側SWのSW番号およびポート番号とが対応付けられる。
図4に戻り、経路選択部414は、トポロジ情報に示される接続状態に基づいて、OSPF等の経路選択アルゴリズムにより最適な経路を選択し、選択した経路に応じたフローテーブルを生成してフローテーブル記憶部411に記憶させる。また、経路選択部414は、フローテーブル記憶部411に記憶されたフロー情報を、対応するそれぞれの転送装置100に送信する。経路選択部414から送信したフロー情報を受信した転送装置100により、フロー情報に基づくデータ転送が行われる。
再配置制御部420は、物理サーバ電力消費情報記憶部421と、物理サーバ対VM対応情報記憶部422と、トポロジリンク対応情報記憶部423と、現リンク帯域情報記憶部424と、VM別リンク帯域情報記憶部425と、新経路フロー情報記憶部426と、SW別リンク帯域情報記憶部427と、SW別物理サーバ対応情報記憶部428と、VM再配置部429と、SW制御部430と、再配置後経路選択部431とを備えている。
物理サーバ電力消費情報記憶部421には、各物理サーバ200の状態を示す物理サーバ電力消費情報が記憶される。図8は、物理サーバ電力消費情報記憶部421に記憶される物理サーバ電力消費情報のデータ例を示す図である。物理サーバ電力消費情報には、物理サーバIDと、CPU使用率と、物理サーバ状態とが対応付けられる。物理サーバIDは、物理サーバ200を識別する情報である。CPU使用率は、物理サーバ200のCPU使用率を示す。このCPU使用率により、物理サーバ200の電力消費量が推定できる。本実施形態の例として、CPU使用率を電力消費量に準ずるものとして扱う。物理サーバ状態は、物理サーバ200の状態を示す。物理サーバ状態としては、例えば、「通常」、「休止予定」、「休止可能」、「移動先」、「休止復帰」、「負荷分散予定」、「分散先」等が定められる。
「通常」は、物理サーバ200上に仮想サーバが起動しており、稼働状態であることを示す。「休止予定」は、その物理サーバ200上の仮想サーバを、状態が通常である他の物理サーバ200に移動させる対象であることを示す。「休止可能」は、その物理サーバ200上の仮想サーバが他の物理サーバ200に移動されたことにより、仮想サーバが起動されておらず、休止(電源断)が可能であることを示す。「移動先」は、他の物理サーバ200の仮想サーバの移動先であることを示す。「休止復帰」は、休止可能であった物理サーバ200に、再び仮想サーバを起動させ稼働させる対象であることを示す。「負荷分散予定」は、その物理サーバ200上の仮想サーバを、休止復帰した他の物理サーバ200に移動させる対象であることを示す。「分散先」は、休止復帰した物理サーバ200であって、他の物理サーバ200から仮想サーバが移動される対象であることを示す。
物理サーバ対VM対応情報記憶部422には、転送装置100上に起動された仮想サーバ(VM)を示す物理サーバ対VM対応情報が記憶される。図9は、物理サーバ対VM対応情報記憶部422に記憶される物理サーバ対VM対応情報のデータ例を示す図である。物理サーバ対VM対応情報には、物理サーバIDと、仮想サーバIDと、IPアドレスと、CPUリソース順位との情報が含まれる。物理サーバIDは、物理サーバ200を識別する情報である。仮想サーバIDは、物理サーバ200上に起動された仮想サーバを識別する情報である。IPアドレスは、仮想サーバに付与されたIPアドレスである。CPUリソース順位は、その物理サーバ200に複数の仮想サーバが起動している場合に、複数の仮想サーバのうちでその仮想サーバに割り当てられたCPUリソース量の順位を示す。ここでは、順位の値が小さいほど、CPUリソースが小さいことを示す。
トポロジリンク対応情報記憶部423には、トポロジの上り下りを区別したリンクを識別するリンク番号ごとに、コストを対応付けて記憶したトポロジリンク対応情報が記憶される。図10は、トポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されるトポロジリンク対応情報のデータ例を示す図である。トポロジリンク対応情報には、発側SWのSW番号およびポート番号と、着側SWのSW番号およびポート番号との組み合わせ毎に、そのリンクを識別するリンク番号と、そのリンクのコストとが対応付けられて記憶される。コストは、OSPFによる経路選択に用いる帯域幅であり、例えば、(100Mbps/ポートの許容帯域幅)により表される。
現リンク帯域情報記憶部424には、リンク毎の現在の使用帯域が対応付けられた現リンク帯域情報が記憶される。図11は、現リンク帯域情報記憶部424に記憶される現リンク帯域情報のデータ例を示す図である。現リンク帯域情報には、リンク番号毎に、そのリンクの使用帯域と許容帯域とが対応付けられる。
VM別リンク帯域情報記憶部425には、仮想サーバ(VM)毎に、そのVMが使用するリンクの情報が対応付けられたVM別リンク帯域情報が記憶される。図12は、VM別リンク帯域情報のデータ例を示す図である。VM別リンク帯域情報には、仮想サーバIDと、VMフローIDと、送信元IPアドレスと、送信先IPアドレスと、リンク番号と、使用帯域との情報が含まれる。仮想サーバIDは、仮想サーバを識別する情報である。VMフローIDは、送信元のコンピュータ装置から送信先のコンピュータ装置との組み合わせを識別する情報である。送信元IPアドレスは、送信元のコンピュータ装置のIPアドレスを示す。送信先IPアドレスは、送信先のコンピュータ装置のIPアドレスを示す。リンク番号は、フローIDに識別されるフローを構成するリンクを識別する情報である。使用帯域は、そのリンクの使用帯域を示す。
新経路フロー情報記憶部426は、再配置制御部420によって生成される新たな経路を示す情報である。図13は、新経路フロー情報のデータ例を示す図である。新経路フロー情報には、仮想サーバIDと、VMフローIDと、送信元IPアドレスと、送信先IPアドレスと、リンク番号とが対応付けられる。
SW別リンク帯域情報記憶部427には、SW毎に使用しているリンクの状態を示すSW別リンク帯域情報が記憶される。図14はSW別リンク帯域情報記憶部427に記憶されるSW別リンク帯域情報のデータ例を示す図である。SW別リンク帯域情報には、SW番号と、ポート番号と、上り使用帯域と、下り使用帯域と、許容帯域とが対応付けられる。SW番号は、転送装置100を識別する情報である。ポート番号は、転送装置100のポートを識別する情報である。上り使用帯域は、そのポートにおける上りの使用帯域を示す。下り使用帯域は、そのポートにおける下りの使用帯域を示す。許容帯域は、そのポートの許容帯域を示す。
SW別物理サーバ対応情報記憶部428には、転送装置100毎の物理サーバ200との接続状態を示すSW別物理サーバ対応情報が記憶される。図15は、SW別物理サーバ対応情報のデータ例を示す図である。SW別物理サーバ対応情報には、SW番号毎に、物理サーバIDと、SW状態とが対応付けられる。SW番号は、転送装置100を識別する情報である。物理サーバIDは、転送装置100に接続された物理サーバ200を識別する情報である。SW状態は、転送装置100の状態を示す。SW状態としては、物理サーバ状態としては、物理サーバ状態と同様に、例えば、「通常」、「休止予定」、「休止可能」等が定められる。
VM再配置部429は、物理サーバ200に起動されている仮想サーバの再配置処理を行う。具体的には、VM再配置部429は、休止予定のある物理サーバ200において起動されている仮想サーバを、複数の物理サーバ200のうち他の物理サーバである移動先の物理サーバ200に移動させる。例えば、物理サーバ200−1において起動している仮想サーバAを、物理サーバ200−4に移動させる。ここで、VM再配置部429は、VM管理装置500に対して移動要求を送信することにより、仮想サーバを移動させる。VM管理装置500はVM再配置部429からの移動要求に応じて、仮想サーバを移動する。
ここで、VM再配置部429は、複数の物理サーバ200のうち、消費電力が小さい物理サーバ200を、休止予定の物理サーバ200として抽出し、複数の物理サーバ200のうち、消費電力が大きい物理サーバ200を移動先の物理サーバ200として抽出する。
また、VM再配置部429は、再配置後経路選択部431によって、休止予定の物理サーバ200と通信を行っているクライアント端末300と移動先の物理サーバ200との間の通信経路の使用帯域が、予め定められた閾値を超えないと判定された場合、その休止予定の物理サーバ200上に起動している仮想サーバを、休止予定の物理サーバ200から移動先の物理サーバ200に移動させる。
また、VM再配置部429は、物理サーバ&転送装置復帰処理においては、複数の物理サーバ200のうち、電力消費量が大きい物理サーバにおいて起動されている仮想サーバを、複数の物理サーバ200のうち、消費電力が予め定められた閾値以下である他の物理サーバ200に移動させる。
SW制御部430は、転送装置100の制御処理を行う。例えば、SW制御部430は、クライアント端末300と休止予定の物理サーバ200との通信経路上の転送装置100に、クライアント端末300とその休止予定の物理サーバ200上で起動する仮想サーバとの間のデータの転送を休止させる。また、クライアント端末300と移動先の物理サーバ200との通信経路上の転送装置100に、クライアント端末300と、移動先の物理サーバ200に移動した仮想サーバとの間のデータの転送を行わせる。ここで、SW制御部430は、このような制御を行うために再配置後経路選択部431により生成された新経路フロー情報に基づいて、コントローラ部410に経路を変更させる。
また、SW制御部430は、休止予定の転送装置100において行われている転送処理を他の転送装置100に行わせたときに、その転送装置100の使用帯域が、予め定められた閾値を超えない場合、その休止予定の転送装置100の転送処理を、他の転送装置100に行わせる。このように、使用帯域が閾値を超えない範囲であれば、経路を固定させて迂回させ、特定の経路を使わないように片寄せを行う。例えば、転送装置100−2が休止予定であって、転送装置100−2において行われている転送処理を転送装置100−4に行わせたときに、転送装置100−4の使用帯域が、予め定められた閾値を超えない場合、その休止予定の転送装置100−2の転送処理を、転送装置100−4に行わせる。
再配置後経路選択部431は、VM再配置部429やSW制御部430によってVMの再配置やSW制御等が行われる際に、新たなネットワーク構成に応じた新経路を算出する。ここで、再配置後経路選択部431は、クライアント端末300と休止予定の物理サーバ200との間の通信経路の使用帯域と、クライアント端末300と移動先の物理サーバ200との間の通信経路の使用帯域とに基づいて、休止予定の物理サーバ200上に起動する仮想サーバが、その休止予定の物理サーバ200から移動先の物理サーバ200に移動された場合、クライアント端末300と移動先の物理サーバ200との間の通信経路の使用帯域が、予め定められた閾値を超えるか否かを判定する。このような判定結果に応じて、使用帯域が、予め定められた閾値を超えない範囲で経路変更が行われる。
次に、図面を参照して、本実施形態による通信システム1の動作例を説明する。
<物理サーバ休止処理>
まず、ネットワークを通常状態から第1の省電力状態に遷移させる物理サーバ休止処理を説明する。図16は、本実施形態によるVM再配置部429の動作例を示すフローチャートである。通信制御装置400のVM再配置部429は、転送装置100−1〜転送装置100−9、および物理サーバ200−1〜物理サーバ200−4とSNMPに基づく通信を行ってMIB情報を取得する。ここで、VM再配置部429が転送装置100から取得するMIB情報には、その転送装置100が備えるポート番号毎に、上りの使用帯域と、下りの使用帯域と、許容帯域とが対応付けられた情報が含まれる。VM再配置部429は、取得したMIB情報に基づいて、SW別リンク帯域情報記憶部427にSW別リンク帯域情報を記憶させる。VM再配置部429が物理サーバ200から取得するMIB情報には、その物理サーバ200のCPU使用率が含まれる。VM再配置部429は、取得したMIB情報に基づいて、物理サーバ電力消費情報記憶部421に物理サーバ電力消費情報を記憶させる。
また、VM再配置部429は、VM管理装置500から、物理サーバ200−1〜物理サーバ200〜4に起動しているVMに関するVM情報を取得する。VM再配置部429が取得するVM情報には、物理サーバ200毎に、その物理サーバ200において起動しているVM毎のIPアドレスと、CPU使用リソースとの情報が含まれる。VM再配置部429は、取得したVM情報に基づいて、物理サーバ対VM対応情報記憶部422に物理サーバ対VM対応情報を記憶させる。ここで、VM再配置部429は、物理サーバ200毎のVMのCPU使用リソースの順位を判定し、判定した順位を物理サーバ対VM対応情報記憶部422に記憶させる(ステップS−101)。これにより、入力情報を収集する。
VM再配置部429は、ステップS−101において物理サーバ電力消費情報記憶部421に記憶させた物理サーバ電力消費情報を読み出し、複数の物理サーバ200のうち、CPU使用率が最も小さい物理サーバ200の物理サーバ状態に「休止予定」を対応付け、CPU使用率が最も大きい物理サーバ200の物理サーバ状態に「移動先」を対応付けて物理サーバ電力消費情報記憶部421に記憶させる(ステップS−102)。
VM再配置部429は、物理サーバ対VM対応情報記憶部422から、物理サーバ電力消費情報記憶部421において休止予定として対応付けられた物理サーバ200に対応する物理サーバ対VM対応情報を読み出し、読み出した休止予定の物理サーバ対VM対応情報のうち、CPUリソース順位が最も小さいVMを判定する。VM再配置部429は、判定したVMを、移動予定VMとして自身の記憶領域に記憶させる(ステップS−103)。
VM再配置部429は、移動予定VMを移動先サーバに移動可能であるか否かを判定する(ステップS−104)。例えば、VM再配置部429は、移動予定VMを、ステップS−102において移動先サーバとして判定した物理サーバ200に移動させた場合に、移動先の物理サーバ200のCPU使用率が、予め定められたCPU閾値を超えるか否かを判定する。CPU閾値は、物理サーバ200が安定して動作するために予め定めたCPU使用率の値である。例えば35%である。VM再配置部429は、このようなCPU閾値を予め自身の記憶領域に記憶しておく。具体的には、VM再配置部429は、例えば、移動予定VMが起動している物理サーバ200のCPU使用率と、移動先サーバである物理サーバ200のCPU使用率とを物理サーバ電力消費情報記憶部421から読み出し、移動予定VMが起動している物理サーバ200のCPU使用率と、移動先サーバである物理サーバ200のCPU使用率との合計値を算出する。
VM再配置部429は、算出した合計値が、CPU閾値を超えている(移動予定VMを移動先サーバに移動可能でない)と判定すると(ステップS−104:NO)、物理サーバ電力消費情報記憶部421に記憶されている移動先サーバの物理サーバ状態から「移動先」を削除して「通常」を対応付けて記憶させることにより移動先サーバを解除し、移動先サーバが対応付けられていた物理サーバ200の次にCPU使用率が大きい物理サーバ200の物理サーバ状態に、「移動先」を対応付けて記憶させる(ステップS−112)。ここで、VM再配置部429は、移動先サーバが対応付けられていた物理サーバ200の次にCPU使用率が大きい物理サーバ200の物理サーバ状態が「休止予定」であると判定すると(ステップS−113:YES)、処理を終了する。この場合は、移動予定VMを移動させるために余裕のある他の物理サーバ200が存在しないからである。一方、移動先サーバが対応付けられていた物理サーバ200の次にCPU使用率が大きい物理サーバ200の物理サーバ状態が「休止予定」でないと判定すると(ステップS−113:NO)、ステップS−102に戻る。
ステップS−104において、VM再配置部429が、算出した合計値はCPU閾値を超えていない(移動予定VMを移動先サーバに移動可能である)と判定すると(ステップS−104:YES)、物理サーバ対VM対応情報記憶部422から、移動予定VMのIPアドレスと、移動先サーバである物理サーバ200において起動しているVMのIPアドレスとを読み出す(ステップS−105)。ここで、移動先サーバである物理サーバ200において複数のVMが起動している場合、その複数のVMのうち、任意のVMのIPアドレスを読み出せばよい。
VM再配置部429は、移動予定VMのIPアドレスと、移動先サーバである物理サーバ200において起動しているVMのIPアドレスとを再配置後経路選択部431に入力し、入力に応じて再配置後経路選択部431から出力される新経路フロー情報を取得する(ステップS−106)。再配置後経路選択部431による新経路フロー情報の生成処理については後述する。
VM再配置部429は、移動予定VMを、移動先サーバに移動させる移動要求を、VM管理装置500に送信する。VM管理装置500は、通信制御装置400から送信された移動要求に応じて、移動予定VMを移動先サーバである物理サーバ200に移動させる(ステップS−107)。VM管理装置500は、移動要求に応じた移動予定VMの移動が完了すると、完了通知をVM再配置部429に送信する。再配置制御部420は、VM管理装置500から送信された移動完了通知を受信すると、コントローラ部410に、新経路フロー情報に基づくフロー情報(フローエントリ)を生成させる。コントローラ部410は、新経路フロー情報に基づいて生成したフロー情報を、転送装置100に送信する(ステップS−108)。転送装置100は、コントローラ部410から送信されたフロー情報に基づく転送処理を開始する。
VM再配置部429は、移動予定VMの移動処理が完了したと判定する(ステップS−109)。VM再配置部429は、休止予定である物理サーバ200に、他のVMが起動していれば(ステップS−110:NO)、ステップS−103に戻り、休止予定である物理サーバ200に起動している他のVMを移動予定VMとして、移動先サーバに移動させる。一方、休止予定である物理サーバ200に他のVMが起動しておらず、休止予定である物理サーバ200上に起動していたVMの全ての移動処理が完了すると(ステップS−110:YES)、VM再配置部429は、休止予定である物理サーバ200に対応付けられている物理サーバ電力消費情報記憶部421の物理サーバ状態に、「休止可能」を対応付けて記憶させ、ステップS−102に戻る。
図17は、本実施形態による通信制御装置400の再配置後経路選択部431による新経路フロー情報生成処理の動作例を示すフローチャートである。
再配置後経路選択部431は、トポロジ情報記憶部413に記憶されているトポロジ情報を読み出し、読み出したトポロジ情報に基づいて、転送装置100間の接続を示すリンクを識別するリンク番号を、上り下りを分けて付与し、トポロジリンク対応情報を生成してトポロジリンク対応情報記憶部423に記憶させる。また、再配置後経路選択部431は、全ての転送装置100からMIB情報を取得する。再配置後経路選択部431が取得したMIB情報には、転送装置100におけるポート毎の使用帯域と許容帯域とが含まれる。再配置後経路選択部431は、トポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されているリンク番号毎に、使用帯域と許容帯域とを対応付けた現リンク帯域情報を生成し、現リンク帯域情報記憶部424に記憶させる。また、再配置後経路選択部431は、MIB情報に基づいて、各転送装置100の各ポートのリンクコストを算出し、トポロジリンク対応情報記憶部423に記憶させる(ステップS−201)。
再配置後経路選択部431は、フローテーブル記憶部411に記憶されているフローテーブルから、VM再配置部429から入力された移動予定VMのIPアドレスに一致するIPアドレスが、送信元IPアドレスまたは送信先IPアドレスに対応付けられているフロー情報を読み出す。再配置後経路選択部431は、読み出したフロー情報の入力ポートと出力ポートに対応するリンク番号を、トポロジリンク対応情報記憶部423から読み出す。そして、送信元IPアドレスと送信先IPアドレスとが一致する組み合わせ毎に、その組み合わせのフローを識別するVMフローIDを付与したVM別リンク帯域情報を生成し、VM別リンク帯域情報記憶部425に記憶させる。また、再配置後経路選択部431は、読み出したフロー情報のフローIDが対応付けられたフロー統計情報をフロー統計情報記憶部412から読み出す。再配置後経路選択部431は、読み出したフロー統計情報に基づいて使用帯域を算出し、VM別リンク帯域情報記憶部425に記憶させる(ステップS−202)。これにより、移動前のフロー情報に基づいて、リンク使用帯域を抽出する。
再配置後経路選択部431は、VM別リンク帯域情報記憶部425に記憶させたVM別リンク帯域情報におけるVMフローID毎に、送信先IPアドレスが移動予定VMのIPアドレスと一致する場合、送信先IPアドレスを、VM再配置部429から入力された移動先サーバにおいて起動しているVMのIPアドレスとして変換した変換情報を生成する。同様に、再配置後経路選択部431は、送信元IPアドレスが移動予定VMのIPアドレスと一致する場合、送信元IPアドレスを、VM再配置部429から入力された移動先サーバにおいて起動しているVMのIPアドレスとして変換した変換情報を生成する。再配置後経路選択部431は、生成した変換情報と、トポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されているトポロジリンク対応情報とに基づいて、経路アルゴリズムにより移動予定VMの新経路を算出する(ステップS−203)。これにより、移動前の送信元アドレスから移動先サーバへの経路探索を行う。
再配置後経路選択部431は、ステップS−203において算出した新経路のリンクの現在の使用帯域を、現リンク帯域情報記憶部424から読み出す(ステップS−204)。再配置後経路選択部431は、新経路のリンクの現在の使用帯域に、移動予定VMの現在の通信経路の使用帯域を加算した予定使用帯域を算出する(ステップS−205)。再配置後経路選択部431は、ステップS−205において算出した予定使用帯域と許容帯域とを比較し、予定使用帯域が許容帯域を超えるリンクが存在するか否かを判定する(ステップS−206)。
再配置後経路選択部431は、予定使用帯域が許容帯域を超えるリンクが存在しないと判定すると(ステップS−206:NO)、ステップS−205において算出した予定使用帯域により、現リンク帯域情報を更新して現リンク帯域情報記憶部424に記憶させる。また、新経路に応じた新経路フロー情報を、新経路フロー情報記憶部426に記憶させる(ステップS−207)。一方、ステップS−206において、再配置後経路選択部431は、予定使用帯域が許容帯域を超えるリンクが存在すると判定すると(ステップS−206:YES)、そのリンクに対応付けられてトポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されたコストを最大(例えば、100)として記憶させ(ステップS−208)、ステップS−203に戻って経路探索を行う。
<転送装置休止処理>
次に、ネットワークを第1の消費電力状態から第2の省電力状態に遷移させる転送装置休止処理を説明する。図18は、本実施形態によるSW制御部430の動作例を示すフローチャートである。
SW制御部430は、トポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されているトポロジリンク対応情報と、現リンク帯域情報記憶部424に記憶されている現リンク帯域情報とを読み出し、トポロジリンク対応情報と現リンク帯域情報とに基づいてSW別リンク帯域情報を生成し、SW別リンク帯域情報記憶部427に記憶させる。また、SW制御部430は、VM別リンク帯域情報記憶部425に記憶されたVM別リンク帯域情報と、物理サーバ対VM対応情報記憶部422に記憶された物理サーバ対VM対応情報と、SW別リンク帯域情報記憶部427に記憶されたSW別リンク帯域情報とに基づいて、SW別物理サーバ対応情報を生成し、SW別物理サーバ対応情報記憶部428に記憶させる(ステップS−301)。
SW制御部430は、物理サーバ電力消費情報記憶部421から、物理サーバ状態に「休止可能」が対応付けられた物理サーバ電力消費情報を読み出す(ステップS−302)。SW制御部430は、読み出した物理サーバ電力消費情報の物理サーバIDに対応付けられたSW番号を、SW別物理サーバ対応情報記憶部428から読み出す(ステップS−303)。
SW制御部430は、読み出したSW番号によって示される転送装置100が休止可能か否かを判定する(ステップS−304)。例えば、SW制御部430は、読み出したSW番号に対応付けられているSW別リンク帯域情報をSW別リンク帯域情報記憶部427から読み出し、読み出したSW別リンク帯域情報に示される帯域情報の合計値を算出する。SW制御部430は、算出した帯域情報の合計値が、予め定められたSW全帯域閾以下であるか否かを判定する。
SW制御部430は、帯域情報の合計値が、予め定められたSW全帯域閾以下でないと判定すれば、転送装置100が休止可能でないと判定し(ステップS−304:NO)、処理を終了する。SW制御部430は、帯域情報の合計値が、予め定められたSW全帯域閾以下であると判定すれば、転送装置100が休止可能であると判定し(ステップS−304:YES)、その転送装置100のSW状態に、「休止予定」を対応付けてSW別物理サーバ対応情報記憶部428に記憶させる(ステップS−305)。
SW制御部430は、休止予定である転送装置100の全てのポート(リンク)に対しコスト最大を設定する設定要求を、コントローラ部410に送信する(ステップS−306)。SW制御部430は、フローテーブル記憶部411に記憶されているフロー情報のうち、休止予定である転送装置100に対応付けられている全てのフロー情報を読み出す(ステップS−307)。
SW制御部430は、読み出したフロー情報を、1件ずつ再配置後経路選択部431に入力し(ステップS−308)、入力に応じて再配置後経路選択部431から出力される新経路フロー情報を取得する(ステップS−309)。新経路フロー情報の生成処理は後述する。SW制御部430は、再配置後経路選択部431から出力される新経路フロー情報を、コントローラ部410に入力し、コントローラ部410に、新経路フロー情報に基づくフロー情報(フローエントリ)を生成させる。コントローラ部410は、新経路フロー情報に基づいて生成したフロー情報を、転送装置100に送信する(ステップS−310)。SW制御部430は、ステップS−307において読み出したフロー情報の全てについて、ステップS−308からステップS−310の処理を行ったか否かを判定する(ステップS−311)。
SW制御部430は、ステップS−307において読み出したフロー情報の全てについて、ステップS−308からステップS−310の処理を行っていないと判定すれば(ステップS−311:NO)、ステップS−308に戻る。SW制御部430が、ステップS−307において読み出したフロー情報の全てについて、ステップS−308からステップS−310の処理を行ったと判定すれば(ステップS−311:YES)、ステップS−305において「休止予定」を対応付けた転送装置100のSW状態に、「休止可能」を対応付けて、SW別物理サーバ対応情報記憶部428に記憶させ(ステップS−312)、処理を終了する。
図19は、本実施形態による通信制御装置400の再配置後経路選択部431による新経路フロー情報の生成処理の動作例を示すフローチャートである。
再配置後経路選択部431は、ステップS−201と同様に、トポロジリンク対応情報を生成してトポロジリンク対応情報記憶部423に記憶させる。また、同様に、現リンク帯域情報を生成し、現リンク帯域情報記憶部424に記憶させる(ステップS−401)。
再配置後経路選択部431は、休止予定SWに対応付けられてトポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されている全てのリンクのリンクコストを、最大に設定する(ステップS−402)。再配置後経路選択部431は、フローテーブル記憶部411から、SW制御部430から入力されたフロー情報に含まれる送信元IPアドレスと送信先IPアドレスとの組み合わせに一致するフロー情報を読み出し、そのフローの経路上のリンクを示すリンク番号を、トポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されたトポロジリンク対応情報から読み出す。
そして、再配置後経路選択部431は、送信元IPアドレスと送信先IPアドレスとの組み合わせ毎に、その組み合わせのフローを識別するVMフローIDを付与したVM別リンク帯域情報を生成し、VM別リンク帯域情報記憶部425に記憶させる。また、再配置後経路選択部431は、読み出したフロー情報のフローIDが対応付けられたフロー統計情報をフロー統計情報記憶部412から読み出す。再配置後経路選択部431は、読み出したフロー統計情報に基づいて使用帯域を算出し、VM別リンク帯域情報記憶部425に記憶させる(ステップS−403)。
再配置後経路選択部431は、ステップS−403においてVMフローIDを付与したVMフロー毎に、全ての移動予定VMについての新経路を算出する(ステップS−404)。再配置後経路選択部431は、ステップS−404において算出した新経路のリンクの現在の使用帯域を、現リンク帯域情報記憶部424から読み出す(ステップS−405)。再配置後経路選択部431は、ステップS−404において算出した新経路上の現在のリンクの使用帯域情報に、ステップS−403においてVMフローIDを付与したVM別リンク帯域情報が示す同一のリンク番号の使用帯域を加算した予定使用帯域を算出する(ステップS−406)。
再配置後経路選択部431は、ステップS−406において算出した予定使用帯域と許容帯域とを比較し、予定使用帯域が許容帯域を超えるリンクが存在するか否かを判定する(ステップS−407)。再配置後経路選択部431は、予定使用帯域が許容帯域を超えるリンクが存在しないと判定すると(ステップS−407:NO)、ステップS−406において算出した予定使用帯域により、現リンク帯域情報を更新して現リンク帯域情報記憶部424に記憶させる。また、新経路に応じた新経路フロー情報を、新経路フロー情報記憶部426に記憶させる(ステップS−408)。ステップS−407において、再配置後経路選択部431は、予定使用帯域が許容帯域を超えるリンクが存在すると判定すると(ステップS−407:YES)、そのリンクに対応付けられてトポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されたコストを最大(例えば、100)として記憶させ(ステップS−409)、ステップS−404に戻って経路探索を行う。
<物理サーバ&転送装置復帰処理>
次に、ネットワークを第2の消費電力状態から第1の省電力状態に遷移させる物理サーバ&転送装置復帰処理を説明する。図20は、本実施形態による通信制御装置400のSW制御部430の動作例を示すフローチャートである。
SW制御部430は、トポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されているトポロジリンク対応情報と、現リンク帯域情報記憶部424に記憶されている現リンク帯域情報とに基づいて、SW別リンク帯域情報を生成し、SW別リンク帯域情報記憶部427に記憶させる。また、SW制御部430は、VM別リンク帯域情報記憶部425に記憶されているVM別リンク帯域情報と、物理サーバ対VM対応情報記憶部422に記憶されている物理サーバ対VM対応情報と、SW別リンク帯域情報記憶部427に記憶されたSW別リンク帯域情報とに基づいて、SW別物理サーバ対応情報を生成し、SW別物理サーバ対応情報記憶部428に記憶させる(ステップS−501)。
SW制御部430は、物理サーバ電力消費情報記憶部421に記憶されている物理サーバ電力消費情報を読み出し、物理サーバ状態が「休止可能」であり、CPU率が最小である物理サーバ200の物理サーバ状態に、「休止復帰」を対応付けて物理サーバ電力消費情報記憶部421に記憶させる(ステップS−502)。SW制御部430は、SW別物理サーバ対応情報記憶部428に記憶されているSW別物理サーバ対応情報のうち、「休止復帰」を対応付けた物理サーバ200に対応する転送装置100であって、SW状態に「休止可能」が対応付けられたSW別物理サーバ対応情報のSW状態に、「休止復帰」を対応付けてSW別物理サーバ対応情報記憶部428に記憶させる(ステップS−503)。
SW制御部430は、トポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されたトポロジリンク対応情報のうち、休止復帰SWに対応するリンクが対応付けられたトポロジリンク対応情報のコストに、通常(初期値の帯域幅)を設定する(ステップS−504)。SW制御部430は、コントローラ部410に、休止復帰SWの全てのポート(リンク)に対しコストを通常に設定する依頼を行う(ステップS−505)。SW制御部430は、SW別物理サーバ対応情報記憶部428に記憶されている休止復帰SWのSW状態に、「通常」を対応付けてSW別物理サーバ対応情報記憶部428に記憶させる(ステップS−506)。
<分散処理>
次に、ネットワークを第1の消費電力状態から通常状態に遷移させる分散処理を説明する。図21は、本実施形態による通信制御装置400のVM再配置部429の動作例を示すフローチャートである。
通信制御装置400のVM再配置部429は、ステップS−101と同様に、SW別リンク帯域情報記憶部427にSW別リンク帯域情報を記憶させ、物理サーバ電力消費情報記憶部421に物理サーバ電力消費情報を記憶させ、物理サーバ対VM対応情報記憶部422に物理サーバ対VM対応情報を記憶させる。また、VM再配置部429は、物理サーバ200毎のVMのCPU使用リソースの順位を判定し、判定した順位を物理サーバ対VM対応情報記憶部422に記憶させる(ステップS−601)。
VM再配置部429は、ステップS−601において物理サーバ電力消費情報記憶部421に記憶させた物理サーバ電力消費情報を読み出し、複数の物理サーバ200のうち、CPU使用率が最も大きい物理サーバ200の物理サーバ状態に「負荷分散予定」を対応付け、CPU使用率が最も小さい物理サーバ200の物理サーバ状態に「分散先」を対応付けて物理サーバ電力消費情報記憶部421に記憶させる(ステップS−602)。
VM再配置部429は、物理サーバ対VM対応情報記憶部422から、物理サーバ電力消費情報記憶部421において負荷分散予定サーバとして対応付けられた物理サーバ200に対応する物理サーバ対VM対応情報を読み出し、読み出した負荷分散予定サーバの物理サーバ対VM対応情報のうち、CPUリソース順位が最も小さいVMを判定する。VM再配置部429は、判定したVMを、分散予定VMとして自身の記憶領域に記憶させる(ステップS−603)。ここでは、CPUリソース順位が小さい順にVMの移動を行う例を説明するが、CPUリソース順位が大きい順にVMの移動を行うようにしてもよい。
VM再配置部429は、分散予定VMを、ステップS−602において分散先サーバとして判定した物理サーバ200に移動させた場合に、分散先の物理サーバ200のCPU使用率が、CPU閾値を超えるか否かを判定する(ステップS−604)。これにより、VM再配置部429は、分散予定VMを分散先サーバに移動可能であるか否かを判定する。CPU閾値は、上述のCPU閾値と同一の値でもよいし、例えば全ての物理サーバ200のCPU使用率の平均値を算出し、算出した平均値をCPU閾値とすることもできる。具体的には、VM再配置部429は、例えば、分散予定VMが起動している物理サーバ200のCPU使用率と、分散先サーバである物理サーバ200のCPU使用率とを物理サーバ電力消費情報記憶部421から読み出し、分散予定VMが起動している物理サーバ200のCPU使用率と、分散先サーバである物理サーバ200のCPU使用率との合計値を算出する。
VM再配置部429は、算出した合計値が、CPU閾値を超えていると判定すると(ステップS−604:NO)、物理サーバ電力消費情報記憶部421に記憶されている移動先サーバの物理サーバ状態から「分散先」を削除して「通常」を対応付け、移動先サーバが対応付けられていた物理サーバ200の次にCPU使用率が小さい物理サーバ200の物理サーバ状態に、「分散先」を対応付けて記憶させる(ステップS−611)。ここで、VM再配置部429は、分散先サーバが対応付けられていた物理サーバ200の次にCPU使用率が小さい物理サーバ200の物理サーバ状態が「負荷分散予定」であると判定すると(ステップS−612:YES)、処理を終了する。この場合は、分散予定VMを移動させるために余裕のある他の物理サーバ200が存在しないからである。一方、移動先サーバが対応付けられていた物理サーバ200の次にCPU使用率が小さい物理サーバ200の物理サーバ状態が「負荷分散予定」でないと判定すると(ステップS−612:NO)、ステップS−602に戻る。
ステップS−604において、VM再配置部429が、算出した合計値はCPU閾値を超えていないと判定すると(ステップS−604:YES)、物理サーバ対VM対応情報記憶部422から、分散予定VMのIPアドレスと、分散先サーバである物理サーバ200において起動しているVMのIPアドレスとを読み出す(ステップS−605)。ここで、分散先サーバである物理サーバ200において複数のVMが起動している場合、その複数のVMのうち、任意のVMのIPアドレスを読み出せばよい。
VM再配置部429は、分散予定VMのIPアドレスと、分散先サーバである物理サーバ200において起動しているVMのIPアドレスとを再配置後経路選択部431に入力し、入力に応じて再配置後経路選択部431から出力される新経路フロー情報を取得する(ステップS−606)。再配置後経路選択部431による新経路フロー情報の生成処理については後述する。
VM再配置部429は、分散予定VMを、分散先サーバに移動させる移動要求を、VM管理装置500に送信する。VM管理装置500は、通信制御装置400から送信された移動要求に応じて、分散予定VMを分散先サーバである物理サーバ200に移動させる(ステップS−607)。VM管理装置500は、移動要求に応じた分散予定VMの移動が完了すると、完了通知をVM再配置部429に送信する。再配置制御部420は、VM管理装置500から送信された移動完了通知を受信すると、コントローラ部410に、新経路フロー情報に基づくフローテーブルを生成させる。コントローラ部410は、新経路フロー情報に基づいて生成したフローテーブルを、転送装置100に送信する(ステップS−608)。転送装置100は、コントローラ部410から送信されたフローテーブルに基づく転送処理を開始する。
VM再配置部429は、VM再配置部429は、物理サーバ対VM対応情報記憶部422において移動が完了した分散予定VMが対応付けられていた物理サーバ200の物理サーバ対VM対応情報から分散予定VMを削除し、分散先の物理サーバ200の物理サーバ対VM対応情報に対応付けて記憶させる(ステップS−609)。VM再配置部429は、分散先サーバのCPU使用率が、CPU閾値以上か否かを判定する(ステップS−610)。VM再配置部429は、分散先サーバのCPU使用率が、CPU閾値以上でないと判定すると(ステップS−610:NO)、ステップS−603に戻る。分散先サーバのCPU使用率が、CPU閾値以上であると判定すると(ステップS−610:YES)、ステップS−602に戻る。
図22は、本実施形態による通信制御装置400の再配置後経路選択部431による新経路フロー情報の生成処理の動作例を示すフローチャートである。
再配置後経路選択部431は、ステップS−201と同様に、トポロジリンク対応情報を生成してトポロジリンク対応情報記憶部423に記憶させる。同様に、現リンク帯域情報を生成して現リンク帯域情報記憶部424に記憶させる(ステップS−701)。
再配置後経路選択部431は、フローテーブル記憶部411に記憶されているフローテーブルから、VM再配置部429から入力された分散予定VMのIPアドレスに一致するIPアドレスが、送信元IPアドレスまたは送信先IPアドレスに対応付けられているフロー情報を読み出す。再配置後経路選択部431は、読み出したフロー情報の入力ポートと出力ポートに対応するリンク番号を、トポロジリンク対応情報記憶部423から読み出す。そして、送信元IPアドレスと送信先IPアドレスとが一致する組み合わせ毎に、その組み合わせのフローを識別するVMフローIDを付与したVM別リンク帯域情報を生成し、VM別リンク帯域情報記憶部425に記憶させる。また、再配置後経路選択部431は、読み出したフロー情報のフローIDが対応付けられたフロー統計情報をフロー統計情報記憶部412から読み出す。再配置後経路選択部431は、読み出したフロー統計情報に基づいて使用帯域を算出し、VM別リンク帯域情報記憶部425に記憶させる(ステップS−702)。
再配置後経路選択部431は、VM別リンク帯域情報記憶部425に記憶させたVM別リンク帯域情報におけるVMフローID毎に、送信先IPアドレスが分散予定VMのIPアドレスと一致する場合、送信先IPアドレスを、VM再配置部429から入力された分散先サーバにおいて起動しているVMのIPアドレスとして変換した変換情報を生成する。同様に、再配置後経路選択部431は、送信元IPアドレスが分散予定VMのIPアドレスと一致する場合、送信元IPアドレスを、VM再配置部429から入力された分散先サーバにおいて起動しているVMのIPアドレスとして変換した変換情報を生成する。再配置後経路選択部431は、生成した変換情報と、トポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されているトポロジリンク対応情報とに基づいて、経路アルゴリズムにより分散予定VMの新経路を算出する(ステップS−703)。
再配置後経路選択部431は、ステップS−703において算出した新経路のリンクの現在の使用帯域を、現リンク帯域情報記憶部424から読み出す(ステップS−704)。再配置後経路選択部431は、新経路のリンクの現在の使用帯域に、分散予定VMの現在の通信経路の使用帯域を加算した予定使用帯域を算出する(ステップS−705)。再配置後経路選択部431は、ステップS−705において算出した予定使用帯域と許容帯域とを比較し、予定使用帯域が許容帯域を超えるリンクが存在するか否かを判定する(ステップS−706)。
再配置後経路選択部431は、予定使用帯域が許容帯域を超えるリンクが存在しないと判定すると(ステップS−706:NO)、ステップS−705において算出した予定使用帯域により、現リンク帯域情報を更新して現リンク帯域情報記憶部424に記憶させる。また、新経路に応じた新経路フロー情報を、新経路フロー情報記憶部426に記憶させる(ステップS−707)。一方、ステップS−706において、再配置後経路選択部431は、予定使用帯域が許容帯域を超えるリンクが存在すると判定すると(ステップS−706:YES)、そのリンクに対応付けられているトポロジリンク対応情報記憶部423に記憶されたコストを最大(例えば、100)として記憶させ(ステップS−708)、ステップS−703に戻って経路探索を行う。
なお、本実施形態では、転送装置100はオープンフロースイッチである例を説明したが、例えば、IPアドレスのみによって転送経路を変更する場合、転送装置100としてルーティングテーブルに基づいてパケットを転送するルーターを適用し、ルーティングテーブルを書き換えることにより通信経路を変更することもできる。
また、本実施形態では、ステップS−104においてVM再配置部429が移動予定VMを移動先サーバに移動可能であるか否かを判定する処理において、移動予定VMが起動している物理サーバ200のCPU使用率と、移動先サーバである物理サーバ200のCPU使用率との合計値が、CPU閾値を超えているか否かを判定している。この場合、移動予定VMが起動している物理サーバ200と、移動先サーバである物理サーバ200とのCPUスペックが異なる場合には、CPUスペックに応じたCPU使用率変換表を予め作成して記憶しておくことができる。このようなCPU使用率変換表に基づいて、移動予定VMが起動している物理サーバ200のCPU使用率をCPUスペックの差に応じたCPU使用率に変換し、変換した値と、移動先サーバである物理サーバ200のCPU使用率との合計値を算出し、算出した合計値がCPU閾値を超えているか否かを判定することができる。これにより、物理サーバ200のCPUスペックの差に応じて適切な判定を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、電力消費量としてCPU使用率を用いる例を示したが、電力線等から直接電力消費量を取得し、取得した値を用いることもできる。
また、本実施形態では、通信制御装置400が、各物理サーバ200のSNMPエージェントに対するSNMPマネージャの機能を備える例を説明したが、例えば、VM管理装置500が、各物理サーバ200のSNMPエージェントに対するSNMPマネージャの機能を備えるようにしてもよい。この場合、通信制御装置400は、VM管理装置500から、各物理サーバ200のMIB情報を取得することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ネットワークを構成する複数の転送装置100と物理サーバ200との動的な負荷、CPU使用率が示す電力消費量等に基づいて、仮想サーバやフローを移動させ、最適な経路変更を行うことで、物理サーバ200や転送装置100の電源断が可能となる。これにより、大幅な消費電力の削減が期待できる。また、省電力状態を解除する場合にも、速やかに通常状態に戻ることができる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより通信制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
1 通信システム
50 ネットワーク
100 転送装置
200 物理サーバ
300 クライアント端末
400 通信制御装置
410 コントローラ部
411 フローテーブル記憶部
412 フロー統計情報記憶部
413 トポロジ情報記憶部
414 経路選択部
420 再配置制御部
421 物理サーバ電力消費情報記憶部
422 物理サーバ対VM対応情報記憶部
423 トポロジリンク対応情報記憶部
424 現リンク帯域情報記憶部
425 VM別リンク帯域情報記憶部
426 新経路フロー情報記憶部
427 SW別リンク帯域情報記憶部
428 SW別物理サーバ対応情報記憶部
429 VM再配置部
430 SW制御部
431 再配置後経路選択部
500 VM管理装置

Claims (7)

  1. ネットワークを介して接続されたクライアント端末とデータの通信を行う仮想サーバを起動する複数の物理サーバと、前記クライアント端末と前記仮想サーバとの間で前記データを転送する複数の転送装置とを備えた通信システムにおける通信制御装置であって、
    第1の前記物理サーバにおいて起動されている前記仮想サーバを、前記複数の物理サーバのうち他の物理サーバである第2の物理サーバに移動させる仮想サーバ再配置部と、
    前記クライアント端末と前記第1の物理サーバとの通信経路上の第1の前記転送装置に、前記クライアント端末と前記仮想サーバとの間のデータの転送を休止させ、前記クライアント端末と前記第2の物理サーバとの通信経路上の第2の前記転送装置に、前記クライアント端末と前記仮想サーバとの間のデータの転送を行わせる転送装置制御部と、
    を備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記仮想サーバ再配置部は、
    前記複数の物理サーバのうち、消費電力が小さい物理サーバを前記第1の物理サーバとして抽出し、前記複数の物理サーバのうち、消費電力が大きい物理サーバを前記第2の物理サーバとして抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記転送装置制御部は、
    前記第1の転送装置において行われている転送処理を他の転送装置に行わせたときに、当該他の転送装置の使用帯域が予め定められた閾値を超えない場合、当該第1の転送装置の転送処理を、当該他の転送装置に行わせる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記クライアント端末と前記第1の物理サーバとの間の通信経路の使用帯域と、前記クライアント端末と前記第2の物理サーバとの間の通信経路の使用帯域とに基づいて、前記仮想サーバが前記第1の物理サーバから前記第2の物理サーバに移動された場合、前記クライアント端末と前記第2の物理サーバとの間の通信経路の使用帯域が、予め定められた閾値を超えるか否かを判定する再配置後経路選択部を備え、
    前記仮想サーバ再配置部は、
    前記再配置後経路選択部によって、前記クライアント端末と前記第2の物理サーバとの間の通信経路の使用帯域が、予め定められた閾値を超えないと判定された場合、前記仮想サーバを前記第1の物理サーバから前記第2の物理サーバに移動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の通信制御装置。
  5. 前記仮想サーバ再配置部は、
    前記複数の物理サーバのうち、電力消費量が大きい物理サーバにおいて起動されている前記仮想サーバを、前記複数の物理サーバのうち、電力消費量が予め定められた閾値以下である他の物理サーバに移動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の通信制御装置。
  6. ネットワークを介して接続されたクライアント端末とデータの通信を行う仮想サーバを起動する複数の物理サーバと、前記クライアント端末と前記仮想サーバとの間で前記データを転送する複数の転送装置とを備えた通信システムにおける通信制御装置の通信制御方法であって、
    第1の前記物理サーバにおいて起動されている前記仮想サーバを、前記複数の物理サーバのうち他の物理サーバである第2の物理サーバに移動させるステップと、
    前記クライアント端末と前記第1の物理サーバとの通信経路上の第1の前記転送装置に、前記クライアント端末と前記仮想サーバとの間のデータの転送を休止させ、前記クライアント端末と前記第2の物理サーバとの通信経路上の第2の前記転送装置に、前記クライアント端末と前記仮想サーバとの間のデータの転送を行わせるステップと、
    を備えることを特徴とする通信制御方法。
  7. ネットワークを介して接続されたクライアント端末とデータの通信を行う仮想サーバを起動する複数の物理サーバと、前記クライアント端末と前記仮想サーバとの間で前記データを転送する複数の転送装置とを備えた通信システムにおける通信制御装置のコンピュータに、
    第1の前記物理サーバにおいて起動されている前記仮想サーバを、前記複数の物理サーバのうち他の物理サーバである第2の物理サーバに移動させるステップと、
    前記クライアント端末と前記第1の物理サーバとの通信経路上の第1の前記転送装置に、前記クライアント端末と前記仮想サーバとの間のデータの転送を休止させ、前記クライアント端末と前記第2の物理サーバとの通信経路上の第2の前記転送装置に、前記クライアント端末と前記仮想サーバとの間のデータの転送を行わせるステップと、
    を実行させる通信制御プログラム。
JP2012143070A 2012-06-26 2012-06-26 通信制御装置、通信制御方法、通信制御プログラム Pending JP2014006792A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012143070A JP2014006792A (ja) 2012-06-26 2012-06-26 通信制御装置、通信制御方法、通信制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012143070A JP2014006792A (ja) 2012-06-26 2012-06-26 通信制御装置、通信制御方法、通信制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014006792A true JP2014006792A (ja) 2014-01-16

Family

ID=50104431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012143070A Pending JP2014006792A (ja) 2012-06-26 2012-06-26 通信制御装置、通信制御方法、通信制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014006792A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016152519A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 日本電信電話株式会社 帯域制御装置、帯域制御方法及び帯域制御プログラム
JP2019046162A (ja) * 2017-09-01 2019-03-22 富士通株式会社 管理装置、情報処理システムおよびプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011070549A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Nec Corp コンピュータシステム、及び仮想マシンのマイグレーション方法
JP2011082799A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Nec Corp 省電力化システム、省電力化方法、及び省電力化用プログラム
JP2011166661A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Nec Corp 帯域制御システム、帯域制御装置、帯域制御方法および帯域制御プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011070549A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Nec Corp コンピュータシステム、及び仮想マシンのマイグレーション方法
JP2011082799A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Nec Corp 省電力化システム、省電力化方法、及び省電力化用プログラム
JP2011166661A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Nec Corp 帯域制御システム、帯域制御装置、帯域制御方法および帯域制御プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016152519A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 日本電信電話株式会社 帯域制御装置、帯域制御方法及び帯域制御プログラム
JP2019046162A (ja) * 2017-09-01 2019-03-22 富士通株式会社 管理装置、情報処理システムおよびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2304565B1 (en) Method and system for power management in a virtual machine environment withouth disrupting network connectivity
US9354905B2 (en) Migration of port profile associated with a target virtual machine to be migrated in blade servers
Yang et al. Seamless support of low latency mobile applications with nfv-enabled mobile edge-cloud
Dai et al. Enabling network innovation in data center networks with software defined networking: A survey
US10120729B2 (en) Virtual machine load balancing
US9396022B2 (en) Information processing system
WO2014118938A1 (ja) 通信経路の管理方法
TW201603531A (zh) 全網域服務控制器
US10193811B1 (en) Flow distribution using telemetry and machine learning techniques
WO2015192584A1 (zh) 虚拟路由系统及方法
JP5983782B2 (ja) コンピュータシステム、通信制御サーバ、通信制御方法およびプログラム
JP2010161501A (ja) ネットワークの管理システム及び管理方法
US10146294B2 (en) Method and network units for handling states
US11374820B2 (en) Centralized controller-based dynamic network bandwidth allocation and management
US11140064B2 (en) Configuring a topology of devices to support scaling of an exchange point
US20140047260A1 (en) Network management system, network management computer and network management method
Chen et al. Traffic-aware load balancing for M2M networks using SDN
Carrega et al. OpenStack extensions for QoS and energy efficiency in edge computing
JP2014006792A (ja) 通信制御装置、通信制御方法、通信制御プログラム
JP2010239299A (ja) ネットワークの管理システム及び管理方法
KR20210016802A (ko) 소프트웨어 정의 네트워킹 환경에서 서버-클라이언트 기반의 네트워크 서비스를 위한 플로우 테이블을 최적화하는 방법 및 이를 위한 sdn 스위치
JP5880701B2 (ja) 通信システム、通信制御方法、通信中継システム、及び、通信中継制御方法
JP2016048500A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理システムの制御方法
JP2015103854A (ja) ネットワーク管理制御装置、ネットワーク管理制御システム、及びネットワーク管理制御方法
JP2011188100A (ja) 通信システム及び通信システム制御方法並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160112