JP2014005016A - 二重エアゾール装置 - Google Patents

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佳洋 今野
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剛 薦田
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Abstract

【課題】二重エアゾール装置に収容された内容物の残量を把握しやすくする。
【解決手段】内袋16は、平面視円形の底部161と、円筒状の胴部162と、胴部162の上方へ連続する頭部163と、を備え、これらが一体的に形成されている。底部161の下面には、ブロー成形により生じる板状のバリ164が、底部161の直径方向に沿って延在する。また、胴部162には、外面側が凹み、内面側が突出した形状の2本の溝165が、縦方向(軸方向)に沿って形成されている。溝165を有しているため、胴部162が一定の規則性に従いつぶれるようにすることができる。透明な外容器を通して内袋16の残量が把握できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、噴射剤の圧力によって内容物を外部へ排出する二重エアゾール装置に関する。
従来、内容物を収容する内容器と、その内容器を収容する外容器と、からなる二重容器構造を有し、外容器と内容器との間の空間に充填された噴射剤の圧力により、内容器に収容された内容物を外部へ排出する構造の二重エアゾール装置が知られている。この種の二重エアゾール装置としては、1つの外容器に1つの内容器を収容したエアゾール容器を2つ並べて配置した二連缶タイプのものが広く利用されている。例えば特許文献1には、内容器の変形の度合いに基づいて内容物の残量を把握可能とするために、ひだおりのプリーツ形状に形成された2つの内袋(内容器)を、透明な外容器に収容した構成の二重エアゾール装置が開示されている。
特開2001−122364号公報
しかしながら、プリーツ形状の内袋は、変形の度合いが目視で判断しにくく、内容物の残量を把握しにくいという問題があった。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、二重エアゾール装置に収容された内容物の残量を把握しやすくするための技術を提供することを目的としている。
本発明の二重エアゾール装置は、内容物を収容する内容器と、内容器を外側から状態が視認できるように収容するとともに、内容器を外側から加圧するための噴射剤を収容する外容器と、を備える。そして、内容器は、内容物の排出に伴いつぶれるように変形する円筒状の胴部と、胴部が一定の規則性に従いつぶれるように作用する変形ガイド手段と、を備える。
このような構成によれば、内容器の状態を外容器の外側から視認することで、内容器に収容されている内容物の残量を確認することができる。特に、胴部が一定の規則性に従いつぶれるため、プリーツ形状の内袋のように不規則につぶれる構成と比較して、内容物の残量を把握しやすくすることができる。
また、上記構成において、内容器は、その底部において、胴部の径方向に沿って延設された膨出部を、変形ガイド手段として備えてもよい。このような構成によれば、極めて簡素な構成の変形ガイド手段により、内容器における胴部が一定の規則性に従いつぶれるようにすることができる。
また、上記構成において、内容器は、胴部の軸方向に沿った溝を、変形ガイド手段として備えてもよい。このような構成によれば、極めて簡素な構成の変形ガイド手段により、内容器における胴部が一定の規則性に従いつぶれるようにすることができる。例えば、胴部の中心軸を挟んだ対向位置に2本の溝が設けられていれば、内容器における胴部の変形に偏りを生じにくくすることができる。
また、上記構成において、内容器は、前述した膨出部に加え、胴部の軸方向に沿った2本の溝を、変形ガイド手段として備え、2本の溝は、胴部の中心軸を挟んだ対向位置であって、膨出部の延長線上となる角度位置に形成されていてもよい。このような構成によれば、膨出部と溝との協働により、胴部を一定の向きにつぶれやすくすることができる。
また、上記構成において、複数の内容器を別々に収容し、少なくとも一方が前述した外容器として機能する第1容器及び第2容器を備え、第1容器及び第2容器は、一定の配置方向に沿って横並びに配置され、変形ガイド手段は、その配置方向に胴部がつぶれるように作用してもよい。このような構成によれば、第1容器及び第2容器が横並びに見える側から、内容器の状態を視認しやすくすることができる。
また、上記構成において、外容器と内容器との両方に固定され、内容器の変形に伴い外容器と内容器との間に形成される隙間が大きくなることにより形状が変化するシート材を備え、外容器は、シート材を視認可能であってもよい。このような構成によれば、内容器の状態を直接視認する場合と比較して、内容器に収容されている内容物の残量を直感的に把握しやすくすることができる。
二重エアゾール装置を正面斜め上方から見た斜視図である。 (A)は実施形態の内袋の正面図、(B)はその一部断面の側面図、(C)は(B)のIIC−IIC断面図である。 (A)は変形例の内袋の一部断面の側面図、(B)はその底面図である。 (A)は内容物が排出される前の変形例のエアゾール容器の正面図、(B)は内容物が一部排出された状態でのその正面図、(C)は内容物がほとんど排出された状態でのその正面図である。 (A)は図4(A)の内部構成を示す正面図、(B)は図4(C)の内部構成を示す正面図である。 (A)は内容物が排出される前の変形例のエアゾール容器の内部構成を示す正面図、(B)は内容物が一部排出された状態でのその正面図、(C)は内容物がほとんど排出された状態でのその正面図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の二重エアゾール装置1は、第1のエアゾール容器11と、第2のエアゾール容器12と、吐出ヘッド13と、を備える。2つのエアゾール容器11,12は、上端部を固定する固定具14と、胴部外周を覆う外装材15と、により、一定の配置方向に沿って横並びに(並列に)一体的に固定されている。吐出ヘッド13は、その下端部が固定具14に固定されることによって、エアゾール容器11,12の上端部に装着される。
各エアゾール容器11,12は、下端が閉塞された略円筒状の外容器111,121の内部空間に、内容物が充填された内袋(内容器)16を収容するものであり、上端部にマウンテンカップ112,122が装着されている。マウンテンカップ112,122の中央部には、内容物を外部に排出するためのステム113,123が設けられている。
ステム113,123は、外容器111,121の外部に向かって、外容器111,121の長手方向の中心軸に平行に突設された円筒状の管である。ステム113,123が吐出ボタン132を介して中心軸方向下方へ押下されると、マウンテンカップ112,122内の図示しないバルブが開放され、エアゾール容器11,12の内袋16に収容された内容物が、ステム113,123から外部へ排出される。
第1のエアゾール容器11の内袋16には、混合により染毛剤、脱色剤又は脱染剤として使用される毛髪処理剤組成物(本実施形態では2剤式の染毛剤)の第1剤が内容物として収容されており、第2のエアゾール容器12の内袋16には、その第2剤が内容物として収容されている。第1剤は、アルカリ剤を含有し、第2剤は、過酸化水素を含有する。
第2のエアゾール容器12の外容器121は、内部に収容された内袋16を外側から視覚的に確認できるようにするために、透明な樹脂(例えばPET)で形成されている。つまり、第2のエアゾール容器12の外容器121は、全面が透明な容器である。一方、第1のエアゾール容器11の外容器111は、アルカリに対する耐性を持たせた金属を用いて形成されており、全面が不透明な容器である。エアゾール容器に使用するには耐圧性が要求され、透明な樹脂の中ではPETが適しているが、PETはアルカリに弱く、ひび割れる可能性があるからである。具体的には、第1のエアゾール容器11には、アルミニウムやブリキが用いられ、その内面は、コート剤で被覆されていることが好ましい。例えば、エポキシフェノール樹脂、エポキシユリア樹脂、エポキシアミノ樹脂、エポキシアミン樹脂のシングルコート、ダブルコート又はトリプルコートで塗装してもよい。
外装材15は、透明な樹脂(例えばPE、PP、PVC、PS、PET)により形成された筒状のシート(例えばシュリンクフィルム)である。このため、図1において破線で示すように、第2のエアゾール容器12の外容器121に収容された内袋16を、外装材15の外側から視認することができる。
内袋16は、第1のエアゾール容器11及び第2のエアゾール容器12で同じ構成のものが用いられる。図2(A)〜(C)に示すように、内袋16は、ブロー成形により製造された透明で弾性変形可能な樹脂製の有底円筒状の袋体である。具体的には、内袋16は、平面視円形の底部161と、円筒状の胴部162と、胴部162の上方へ連続する頭部163と、を備え、これらが一体的に形成されている。
底部161の下面には、ブロー成形により生じる概略長方形の板状のバリ(ピンチオフ痕)164が、底部161の直径方向(換言すれば、胴部162断面の直径方向)に沿って延在する。
また、胴部162には、外面側が凹み、内面側が突出した形状の2本の溝165が、縦方向(軸方向)に沿って形成されている。具体的には、溝165は、円周方向において互いに等間隔となる位置(胴部162の中心軸を挟んで対向する位置)であって、バリ164の端部に対応する位置(バリ164が延在する直径方向の角度位置)に形成されている。
また、内袋16は、2つのエアゾール容器11,12の並列方向と、バリ164が延在する直径方向と、が直交する向きで、各エアゾール容器11,12の外容器111,121の内部においてそれぞれ配置される。つまり、二重エアゾール装置1をその正面から(図1のように2つのエアゾール容器11,12が左右に並ぶ向きから)見た場合に、内袋16は図2(A)に示す向きとなる。また、頭部163には、胴部162と比較して強度を高めるため、蛇腹部166と、蛇腹部166の上方へ連続する筒部167と、が形成されている。
なお、内袋16の形成に使用される透明で弾性変形可能な材質としては、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン・酢酸ビニル共重合体けん化物(EVOH)、ポリアクリルニトリル、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリプロピレン、ビニール、ナイロン等の単層の合成樹脂製、及びこれらの積層体が挙げられるが、LLDPE/EVOH/LLDPE等の積層体が内容物及びガスの透過性を防ぐ点から好ましい。また、内袋16の厚さは、0.1〜1.0mmが内容物の保持性及び収縮性の点からは好ましい。
また、内袋16を透明としたのは、内袋16の内部に充填された内容物の残量をより明確に把握できるようにするためであり、使用者は、外装材15、外容器121及び内袋16を通して、内容物を視認することができる。
各エアゾール容器11,12の外容器111,121の内側でかつ内袋16の外側の空間は密閉されており、その密閉空間には、噴射剤(例えば圧縮ガス)が充填されている。内袋16は、噴射剤により常時加圧されており、噴射剤の圧力によって内袋16がつぶれるように変形することにより、内容物が外部に排出される。
吐出ヘッド13は、吐出口131と吐出ボタン132とを備える。また、吐出ヘッド13の内部には、2つのステム113,123から排出された内容物(第1剤及び第2剤)を合流させて吐出口131から吐出する内部流路が形成されている。具体的には、吐出ボタン132は、上下動可能であり、その上面が下方へ押し下げられることにより、2つのステム113,123を同時に押し下げる。これにより、各エアゾール容器11,12の内袋16に収容された内容物が2つのステム113,123から同時に排出され、吐出ヘッド13内で合流して吐出口131から吐出される。
次に、二重エアゾール装置1の使用方法について説明する。
使用前の状態では、各エアゾール容器11,12の内袋16は、いずれも内容物で満たされている。
この状態で、吐出ボタン132が下方へ押し下げられると、内袋16から内容物(第1剤及び第2剤)が外部へ排出される。そして、内袋16に収容された内容物の減少に伴い、内袋16の胴部162がつぶれるように変形する。その際、底部161のバリ164が折れ曲がるような変形は生じにくく、しかも、バリ164の延長線上となる角度位置に2本の溝165が設けられているため、図2(A)において二点鎖線で示すように、バリ164が延在する直径方向(溝165が形成された位置)を折曲線とする形でつぶれやすくなる。このため、二重エアゾール装置1の正面から内袋16の状態(変形の度合い)を良好に視認することができ、内容物の残量を把握することができる。ここで、溝165は、内面側が突出した形状であるため、胴部162がつぶれても、溝165の部分が完全には折り曲げられず、内部空間に隙間が残るため、内容物の流路が確保される。
なお、第1のエアゾール容器11に収容された内袋16の状態は視認することができないが、第1剤と第2剤とは一定の比率(本実施形態では1:1)で吐出され、同時に使い切ることができるように設計されているため、第2剤の残量に基づいて、第1剤の残量を把握することができる。
以上説明したように、本実施形態の二重エアゾール装置1は、内容物を収容する2つの内袋16と、2つの内袋16を別々に収容するとともに、内袋16を外側から加圧するための噴射剤を収容する2つの外容器111,121と、を備える。2つの外容器111,121のうち、第2のエアゾール容器12の外容器121は、収容された内袋16の状態を外側から視認可能である。そして、内袋16は、内容物の排出に伴いつぶれるように変形する円筒状の胴部162と、胴部162が一定の規則性に従いつぶれるように作用するバリ164(変形ガイド手段)と、を備える。
このような二重エアゾール装置1によれば、内袋16の状態を外容器121の外側から視認することで、内袋16に収容されている内容物の残量を確認することができる。特に、胴部162が一定の規則性に従いつぶれるため、プリーツ形状の内袋のように不規則につぶれる構成と比較して、内容物の残量を把握しやすくすることができる。
また、バリ164は、内袋16の底部において、胴部162の径方向に沿って延設された板部(膨出部)であり、このような極めて簡素な構成のバリ164により、内袋16における胴部162が一定の規則性に従いつぶれるようにすることができる。しかも、バリ164は、ブロー成形により生じるものであるため、別途設計する必要がない。
また、内袋16の胴部162は、その軸方向に沿った溝165(変形ガイド手段)を有しているため、極めて簡素な構成により、胴部162が一定の規則性に従いつぶれるようにすることができる。具体的には、胴部162の中心軸を挟んだ対向位置に2本の溝165が設けられているため、内袋16における胴部162の変形に偏りを生じにくくすることができる。特に、2本の溝165が、バリ164の延長線上となる角度位置に形成されているため、バリ164と溝165との協働により、胴部162を一定の向きにつぶれやすくすることができる。
また、二重エアゾール装置1では、2つの外容器111,121が一定の配置方向に沿って横並びに配置され、バリ164は、その配置方向に胴部162がつぶれるように作用する。つまり、2つの外容器111,121が左右に並んで(横並びに)見える正面側から、内袋16の変形を最も視認しやすくしている。このため、使用状態において内袋16の状態を視認しやすくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)内容器の変形例
内容器は、上記実施形態の内袋16に限定されるものではなく、例えば溝の位置や本数などを変更してもよく、また、溝を設けない構成としてもよい。例えば、上記実施形態では、2本の溝165が、バリ164の延長線上となる角度位置に設けられているが、この角度位置に対して90度ずらした位置(バリ164の延長線と直交する直線上の角度位置)に設けられていてもよい。このようにすれば、溝165が内袋16のパーティングライン状から外れた位置に形成されるため、製造過程において溝165を形成しやすくすることができる。また、このような構成であっても、バリ164が延在する直径方向を折曲線とする形で胴部162がつぶれやすくなる。つまり、2本の溝165が互いに近づく方向に胴部162がつぶれやすくなる。ここで、溝165は内面側が突出した形状であるため、胴部162がつぶれても、溝165が突出している分、内部空間に隙間が残るため、内容物の流路が確保される。
一方、図3(A),(B)に示す内袋26は、上記実施形態の内袋16と同様、平面視円形の底部261と、円筒状の胴部262と、胴部262の上方へ連続する頭部263と、を備え、底部261の下面にバリ264が延在する。一方、胴部262には、外面側が凹み、内面側が突出した形状の4本の溝265が、縦方向(軸方向)に沿って形成されている。具体的には、溝265は、バリ264が延在する第1の方向(図3(B)でいう横方向)と、その第1の方向に直交する第2の方向(図3(B)でいう縦方向)と、の中間の角度位置(図3(B)でいう45度の斜め方向)に形成される。換言すれば、4本の溝265は、円周方向において互いに等間隔となる位置であって、バリ264が延在する直径(図3(B)でいう横方向の直径)に対する角度が等しくなる角度位置に設けられている。また、頭部263には、胴部262と比較して強度を高めるため、円周方向において等間隔に(具体的には、平面視において溝265と交互に位置する角度位置に)4つの凸部266が形成されている。このような構成によっても、胴部262が一定の規則性に従いつぶれる効果が得られる。つぶれ方の一例としては、最初はバリ264が延在する直径方向を折曲線とする方向へ胴部262がつぶれ、ある程度つぶれると、対向位置に位置する2組の溝265のうちの一方を折曲線として(バリ264が延存する直径方向に対して45度の角度で)つぶれる。ここで、溝265は内面側が突出した形状であるため、胴部262がつぶれても、前述した構成と同様、溝265により内容物の流路が確保される。
(2)変形ガイド手段の変形例
変形ガイド手段は、上記実施形態のバリ164や溝165のような構成に限定されるものではなく、胴部が一定の規則性に従い(例えば一定の向きに)つぶれるように作用するものであればよい。例えば、上記実施形態では、ブロー成形により生じるバリ164を利用して構成されているが、このようなバリ164を利用せずに構成してもよい。また、板状以外の膨出部(例えば、断面が長方形以外(例えば三角形や半円形)で直線状に延びる凸部)としてもよい。
(3)視認態様の変形例
上記実施形態では、外容器121の全面を透明にしているが、これに限定されるものではなく、少なくとも一部が透光性を有していればよい(透明又は半透明であればよい)。また、外容器111及び外容器121の両方が透光性を有していてもよい。また、上記実施形態では、内容器として、全面が透明な内袋16を例示しているが、これに限定されるものではなく、少なくとも一部が透光性を有したものであってもよい。また、内容器の状態(変形の度合い)から内容物の残量を把握することができるため、透光性を有しないものであってもよい。
また、上記実施形態では、内袋16の状態を直接視認することで、内容物の残量を把握できるようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、図4(A)〜(C)に示すように、外容器121に透明な窓124を形成し、内容物の残量に応じて窓124から見える表示の態様が変化するようにしてもよい(図4(A)→(B)→(C))。このような構成によれば、内袋16の変形状態を直接視認して内容物の残量を把握する場合と比較して、内袋16に収容されている内容物の残量を直感的に把握しやすくすることができる。なお、窓124は、例えば外装材15の一部(窓124として機能させる部分)を透明にし、残りを不透明にすることで形成してもよく、また例えば、外装材15とは別に、外容器121用の外装材(例えばシュリンクフィルム)を備え、その外装材に形成してもよい。
具体的には、図5(A),(B)に示すように、外容器121の内袋16との両方に固定され、内袋16の変形に伴い外容器121と内袋16との間に形成される隙間が大きくなることにより形状が変化するシート材(例えばテープ)17を備える。シート材17は、帯状のものであり、一端が外容器121における上下方向中央位置の内面に固定され、他端が内袋16の胴部162における上下方向中央位置の外面に固定されている。シート材17の長さは、内袋16が変形しても両端部の固定が維持されるように、余裕を持った長さに設計されている。また、窓124は、シート材17を視認可能な位置(外容器121における上下方向中央位置)に設けられている。このため、内袋16の変形に伴い外容器121と内袋16との間に形成される隙間が徐々に大きくなると、シート材17の両端の距離が徐々に長くなり、窓124から視認されるシート材17の割合が徐々に大きくなる。
また、図6(A)〜(C)に示すように、シート材27を内袋16の下方に設けてもよい。具体的には、シート材27は、帯状のものであり、一端が外容器121における底面(内面)に固定され、他端が内袋16の底部161における下面に固定されている。また、窓224は、シート材27を視認可能な位置(外容器121における下部)に設けられている。また、この例では、内袋16の胴部162に蛇腹部168が形成されており、内容物の排出に伴い蛇腹部168が縮み、内袋16の底部161が上方へ引き上げられるように構成されている。このため、内袋16の変形に伴い外容器121の底面と内袋16の下面との間に形成される隙間が徐々に大きくなり、窓224から視認されるシート材27の割合が徐々に大きくなる(図6(A)→(B)→(C))。なお、この例では、胴部162の一部に蛇腹部168が形成されているが、胴部162の全体に蛇腹部168を形成してもよい。
(4)その他の変形例
内容物は、2剤式の染毛剤、脱色剤又は脱染剤の第1剤及び第2剤に限定されるものではなく、例えば、1剤式の酸性染毛料とトリートメント剤などであってもよい。なお、染毛剤には、酸性染毛料、直接染毛料、一時着色料などが含まれる。
また、外容器や内容器は、2つに限定されるものではなく、3つ以上でもよい。例えば、混合により染毛剤、脱色剤又は脱染剤として使用される3種類の毛髪処理剤組成物を別々に収容し、合流させて吐出するようにしてもよい。また、1つの外容器に複数(例えば2つ)の内容器を収容してもよい。また、1つの外容器の中に1つの内容器を収容し、混合せずにそのまま使用する毛髪処理剤組成物(例えば1剤式の酸性染毛料)を収容してもよい。また、内容物は毛髪処理剤組成物以外であってもよい。
1…二重エアゾール装置、11,12…エアゾール容器、13…吐出ヘッド、14…固定具、15…外装材、16…内袋、111,121…外容器、112,122…マウンテンカップ、113,123…ステム、131…吐出口、132…吐出ボタン、161…底部、162…胴部、163…頭部、164…バリ、165…溝

Claims (7)

  1. 内容物を収容する内容器と、
    前記内容器を外側から状態が視認できるように収容するとともに、前記内容器を外側から加圧するための噴射剤を収容する外容器と、
    を備え、
    前記内容器は、
    内容物の排出に伴いつぶれるように変形する円筒状の胴部と、
    前記胴部が一定の規則性に従いつぶれるように作用する変形ガイド手段と、
    を備えることを特徴とする二重エアゾール装置。
  2. 請求項1に記載の二重エアゾール装置であって、
    前記内容器は、その底部において、前記胴部の径方向に沿って延設された膨出部を、前記変形ガイド手段として備える
    ことを特徴とする二重エアゾール装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の二重エアゾール装置であって、
    前記内容器は、前記胴部の軸方向に沿った溝を、前記変形ガイド手段として備える
    ことを特徴とする二重エアゾール装置。
  4. 請求項3に記載の二重エアゾール装置であって、
    前記胴部は、その中心軸を挟んだ対向位置に2本の前記溝を有する
    ことを特徴とする二重エアゾール装置。
  5. 請求項2に記載の二重エアゾール装置であって、
    前記内容器は、前記胴部の軸方向に沿った2本の溝を、前記変形ガイド手段として備え、
    前記2本の溝は、前記胴部の中心軸を挟んだ対向位置であって、前記膨出部の延長線上となる角度位置に形成されている
    ことを特徴とする二重エアゾール装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の二重エアゾール装置であって、
    複数の前記内容器を別々に収容し、少なくとも一方が前記外容器として機能する第1容器及び第2容器を備え、
    前記第1容器及び前記第2容器は、一定の配置方向に沿って横並びに配置され、
    前記変形ガイド手段は、前記配置方向に前記胴部がつぶれるように作用する
    ことを特徴とする二重エアゾール装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の二重エアゾール装置であって、
    前記外容器と前記内容器との両方に固定され、前記内容器の変形に伴い前記外容器と前記内容器との間に形成される隙間が大きくなることにより形状が変化するシート材を備え、
    前記外容器は、前記シート材を視認可能である
    ことを特徴とする二重エアゾール装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101650176B1 (ko) * 2015-04-30 2016-08-22 유재열 유체분사장치

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