JP2014003456A - 携帯通信装置および携帯通信装置の動作制御方法 - Google Patents

携帯通信装置および携帯通信装置の動作制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通話を中断せずに、必要な操作が可能な携帯通信装置および携帯通信装置の動作制御方法を提供する。
【解決手段】携帯通信装置Pの装置本体1の背面部1bに背面部1bでの発生音を検出して音検出信号を出力する音検出手段5,6を設け、背面部1bを叩くことで音検出手段5,6が音検出信号を出力し、制御手段10が音検出信号を受信することにより、携帯通信装置Pに音検出信号に応じた動作を実行させる。使用者は、顔に装置本体1の正面部1aを接触または接近させた状態で通話している最中に、顔から装置本体1の正面部1aを離すことなく、装置本体1の背面部1bを叩打するだけで、携帯通信装置Pに対応する動作を実行させることができる。
【選択図】 図1B

Description

本発明は、たとえばスマートフォンなどの携帯通信装置および携帯通信装置の動作制御方法に関する。
携帯通信装置の一例であるスマートフォンは、正面部に液晶ディスプレイなどの画面表示手段が設けられ、この画面表示手段の表面が、いわゆるタッチパネル式の入力手段とされているものが広く使用されている。
この種の携帯通信装置は、正面部の画面表示手段の周辺に、通話用の音声出力手段であるスピーカおよび通話用の音声入力手段であるマイクが設けられている。そのため、使用者が通話をするときには、装置本体を手で把持し、耳および耳の周辺に画面表示手段を接触させた状態で、通信相手の声を聴取し、あるいは通信相手に対して発話する。
ところで先に述べたように、画面表示手段の表面がタッチパネルなどの入力手段である場合、通話中は、該入力手段の機能を無効化することが必要である。そのような技術として、特許文献1に記載のカメラ内蔵携帯電話機能付き情報処理端末(以下、先願装置と言う)がある。
前記先願装置は、タッチパネルを使用した入力手段と、カメラと、カメラの出力に基づきカメラに対する被写体の接近の有無を判別する被写体接近判別手段とを備え、携帯電話機能による通話中に被写体接近判別手段が被写体のカメラへの接近を認識した場合は、入力手段からの入力信号を無効とするものである。これにより、使用者が装置本体を耳に接触または接近させて通話している状態のときには、タッチパネルからの入力を自動的に無効にするので、通話中の誤動作を確実に防止でき、また、内蔵するカメラの信号を利用するから、専用のセンサを設ける必要がないという利点を有するとされている。
特開2004−159028号公報
特許文献1に記載の先願装置は、通話のために使用者が耳に装置本体を接近または接触させると、カメラからの情報により、タッチパネルの機能を無効化する技術である。したがって、通話中に、例えばスピーカなどの音声出力装置からの出力音量を変更したい場合は、使用者は、顔から装置本体を一旦引き離したのち、音量調整などの操作を行う必要があった。つまり、通話中に、先願装置を操作しようとすると、通話を中断しなくてはならないという問題がある。
本発明は、前記従来の問題点に鑑み、通話を中断せずに、必要な操作が可能な携帯通信装置および携帯通信装置の動作制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、装置本体と、前記装置本体の正面部に設けられる通話用の音声出力手段と、前記装置本体の正面部に設けられる通話用の音声入力手段と、前記装置本体の背面部に設けられ、該背面部での発生音を検出して音検出信号を出力する音検出手段と、前記音検出信号を受信して、該音検出信号に応じた動作命令信号を出力する制御手段とを備えることを特徴とする携帯通信装置である。
また本発明は、複数の前記音検出手段が、前記背面部に、互いに離隔して設けられていることを特徴とする携帯通信装置である。
また本発明は、前記音声入力手段が、前記発生音を検出して音検出信号を出力する機能をさらに有し、前記発生音が発生したときに、前記音声入力手段から出力される音検出信号と、前記音検出手段から出力される音検出信号とに基づき、前記制御手段が動作命令信号を出力することを特徴とする携帯通信装置である。
また本発明は、前記音検出手段が検出する発生音が、使用者が前記背面部を叩くことにより発生させる叩打音であることを特徴とする携帯通信装置である。
また本発明は、前記装置本体に加速度センサがさらに備えられ、前記装置本体を使用者が叩打したことを前記加速度センサで検出したときに、前記音検出手段の音検出信号の出力が可能になることを特徴とする携帯通信装置である。
また本発明は、前記装置本体の正面部に、該正面部に対する人体の接近状態または接触状態を検出する人体検出手段がさらに設けられ、該人体検出手段が人体の接近状態または接触状態を検出しているときに、前記音検出手段の音検出信号の出力が可能になることを特徴とする携帯通信装置である。
また本発明は、携帯通信装置の装置本体の背面部で発生音を人為的に発生させ、該背面部に設けられる音検出手段で前記発生音を検出することにより、該音検出手段から音検出信号を出力させ、前記装置本体の内部に設けられる制御手段が前記音検出信号を受信することにより、該制御手段によって前記携帯通信装置に前記音検出信号に応じた動作を実行させることを特徴とする携帯通信装置の動作制御方法である。
また本発明は、前記背面部に複数の前記音検出手段が所要の距離だけ離して設けられ、前記背面部に複数の検出領域が設けられ、前記発生音を発生させたときに前記複数の音検出手段それぞれから出力される音検出信号に基づいて、前記発生音の発生位置が、前記複数の検出領域のうちのいずれに属するかを前記制御手段で判定し、前記制御手段により、判定された検出領域に対応させた動作を、前記携帯通信装置に実行させることを特徴とする携帯通信装置の動作制御方法である。
また本発明は、前記発生音を発生させたときに前記複数の音検出手段それぞれから出力される音検出信号の強弱を前記制御手段で比較することにより、前記発生音の発生位置が前記複数の検出領域のうちのいずれに属するかを判定することを特徴とする携帯通信装置の動作制御方法である。
また本発明は、前記発生音が、使用者が前記背面部を叩くことにより人為的に発生させる叩打音であることを特徴とする携帯通信装置の動作制御方法である。
また本発明は、前記叩打音の発生パターンの違いに応じて、前記制御手段が前記携帯通信装置に異なる動作を実行させることを特徴とする携帯通信装置の動作制御方法である。
また本発明は、前記装置本体の正面部に設けられる通話用の音声入力手段が、前記発生音を検出して音検出信号を出力する機能をさらに有し、前記発生音を発生させたときに、前記音声入力手段から出力される音検出信号と、前記音検出手段から出力される音検出信号とに基づいて、前記発生音の発生位置が、前記複数の検出領域のうちのいずれに属するかを前記制御手段で判定することを特徴とする携帯通信装置の動作制御方法である。
また本発明は、前記発生音を発生させたときに前記携帯通信装置に実行させる動作を、該携帯通信装置の動作状態に応じて異ならせることを特徴とする携帯通信装置の動作制御方法である。
本発明によれば、携帯通信装置の装置本体の背面部に該背面部での発生音を検出して音検出信号を出力する音検出手段と、この音検出信号を受信すると該音検出信号に応じた動作命令信号を出力する制御手段とを備えるので、前記装置本体の背面部で発生音を人為的に発生させると、該背面部に設けられる音検出手段が前記発生音を検出して音検出信号を出力し、前記制御手段が該音検出信号を受信することにより、携帯通信装置に音検出信号に応じた動作を実行させる。したがって、使用者は、顔に装置本体の正面部を接触または接近させた状態で通話している最中に、顔から装置本体の正面部を離すことなく、装置本体の背面部を叩打するなどして発生音を発生させるだけで、携帯通信装置に対応する動作を実行させることができる。つまり、通話を中断せずに、携帯通信装置を操作することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る携帯通信装置Pの正面図である。 本発明の一実施形態に係る携帯通信装置Pの背面図である。 携帯通信装置Pの制御手段10の構成を、本発明に関係する機能について示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る携帯通信装置Pの動作フローチャートの前半部分を示す図面である。 本発明の一実施例に係る携帯通信装置Pの動作フローチャートの後半部分を示す図面である。 本発明の実施例2に係る携帯通信装置Pの制御手段20の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る携帯通信装置Pの背面図である。 本発明の実施例4に係る携帯通信装置Pの背面図である。 本発明の実施例5に係る携帯通信装置Pの背面図である。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る携帯通信装置Pの正面図、図1Bは、同携帯通信装置Pの背面図である。
本発明は、たとえば、携帯通信装置Pの一例であるスマートフォンに適用される。ただし、本発明の適用対象は、スマートフォンに限定されるものではなく、使用者が携帯可能で通話機能を有する装置であれば、適用可能である。
携帯通信装置Pは、装置本体1の正面部1aに、液晶ディスプレイなどの画面表示手段2を備える。画面表示手段2の表面は、携帯通信装置Pの動作を操作するためのタッチパネルなどの入力手段7とされている。画面表示手段2の周囲であって装置本体1の対向する端縁付近に、通話用の音声出力手段3および通話用の音声入力手段4が設けられる。
装置本体1の背面部1bには、該背面部1bでの発生音を検出して音検出信号を出力する音検出手段5,6が設けられる。音検出手段5,6は、たとえばマイクが使用される。音検出手段5,6の設置個数は、携帯通信装置Pに動作させたい機能に基づいて決められる。本実施形態では、第1の音検出手段5および第2の音検出手段6の2つが設けられる。第1の音検出手段5と第2の音検出手段6とは、互いに離隔して配設され、両者の離間距離Lは、装置本体1の寸法や、音検出感度などに基づいて適宜決定される。
さらに、図示は省略するが、装置本体1の内部に、携帯通信装置Pが指示された動作を実行したことを確認するための確認手段8を設けてもよい。確認手段8の例としては、装置本体1を振動させるバイブレータや、トーン音を鳴動させる発音器などが考えられる。
装置本体1の内部には、携帯通信装置Pの各種動作を制御する制御手段10が備えられる。図2は、携帯通信装置Pの制御手段10の構成を、本発明に関係する機能について示すブロック図である。図2に示すように、制御手段10は、前述した画面表示手段2、通話用の音声出力手段3及び音声入力手段4、第1の音検出手段5および第2の音検出手段6、入力手段7、および確認手段8と、互いに信号のやり取りが可能なように電気的に接続される。さらに制御手段10には、携帯通信装置Pの動作制御に必要なプログラムやデータが格納される記憶手段11、無線基地局と無線通信をするためのアンテナ13を備える基地局通信手段12が接続される。
制御手段10は、前述した画面表示手段2、音声出力手段3、音声入力手段4、第1の音検出手段5、第2の音検出手段6、入力手段7、確認手段8、記憶手段11、基地局通信手段12の動作を制御する制御部を有する。さらに制御手段10には、音声出力手段3からの出力音の音量を制御する受話音量制御部10a、無線基地局との通信を制御する通信制御部10b、第1の音検出手段5及び第2の音検出手段6が出力する音検出信号に基づいて、発生音の位置を解析する音源位置解析部10cが備えられる。
前記のごとく構成される携帯通信装置Pは、使用者が通話している状態、すなわち装置本体1を耳および耳の周辺に接触または接近させた状態で、装置本体1の背面部1bで発生音を発生させる。発生音は、たとえば、使用者が、背面部1bを指先や筆記用具、あるいは専用の操作具などで叩くことにより発生させる叩打音である。第1の音検出手段5および第2の音検出手段6は、発生音を検出すると、音検出信号を出力する。制御手段10は、この音検出信号を受信し、受信した音検出信号に応じた動作命令信号を出力する。
制御手段10は、第1の音検出手段5と第2の音検出手段6のどちらの入力音が大きかったかを判定し、判定結果に応じて異なる動作命令信号が出力されるように、あらかじめ設定される。これにより、装置本体1の背面部1bで発生音を発生させる位置を変えるだけで、第1の音検出手段5と第2の音検出手段6とが検出する発生音の音量が相違するから、携帯通信装置Pに異なる動作を実行させることが可能になる。たとえば、第1の音検出手段5が検出する発生音の音量が大きいときには、音声出力手段3から出力される受話音量を増大させ、反対に、第2の音検出手段6が検出する発生音の音量の方が大きいときには、音声出力手段3から出力される受話音量を減少させることが考えられる。
携帯通信装置Pが、音検出信号に基づいて制御手段10により指示された動作の実行を開始したならば、または、動作の実行が完了したならば、確認手段8を動作させる。たとえば、確認手段8がバイブレータであるならば、動作の開始または完了に伴い、装置本体1を振動させ、使用者に動作の開始または完了を通知する。
本実施形態の携帯通信装置Pは、使用者が、背面部1bを叩くなどして発生音を発生させると、発生音の発生位置に応じた動作を実行する。したがって、装置本体1を顔から離して通話を中断することなく、携帯通信装置Pを操作することが可能である。
(実施例1)
図1に示すように、携帯通信装置Pの正面部1aに画面表示手段2、通話用の音声出力手段3、通話用の音声入力手段4が設けられ、背面部1bには、第1の音検出手段5および第2の音検出手段6が、背面部1bの対向する端縁部近くに、互いに離隔して配設される。なお本実施例では、確認手段8を、装置本体1を振動させるバイブレータとする。
背面部1bには、第1の音検出手段5に近い検出領域R1と、第2の音検出手段6に近い検出領域R2とを設定する。検出領域R1および検出領域R2は、背面部1bを叩いて叩打音を発生させたときに、第1の音検出手段5に入力される音量S1と、第2の音検出手段6に入力される音量S2との差が明確になるように設定される。したがって、背面部1bの中央部は、叩打して叩打音を発生させたときに、第1の音検出手段5に入力される音量S1と、第2の音検出手段6に入力される音量S2とのあいだに、明確な差異が生じにくいので、いずれの検出領域R1,R2からも除外される。
制御手段10は、背面部1bの検出領域R1で発生音を発生させたときには、音声出力手段3から出力される受話音量を増大させ、検出領域R2で発生音を発生させたときには、受話音量を減少させるように設定される。
図3Aは、本発明の一実施例に係る携帯通信装置Pの動作フローチャートの前半部分を示す図面であり、図3Bはこのフローチャートの後半部分を示す図面である。このフローチャートを用いて、携帯通信装置Pの動作を説明する。
使用者が、携帯通信装置Pの無線通信機能を用いて、通話を行なう場合を想定する。最初に、電話アプリケーションの発呼動作または着呼動作が行われると、制御手段10は、通信制御部10bにより音声通話用の通信を確立し(S200)、音声出力手段3および音声入力手段4をONにして、対向機と音声通話が可能な状態にする(S201)。
次に、電話アプリケーションの機能実行の契機となる音を録音するために、第1の音検出手段5および第2の音検出手段6をONにする(S202)とともに、音源位置解析部10cによる第1の音検出手段5に入力される音および第2の音検出手段6に入力される音の録音処理を開始する(S203)。
使用者が通話中に、装置本体1の背面部1bの検出領域R1または検出領域R2のいずれかを指などで叩いて叩打音を発生させると、第1の音検出手段5および第2の音検出手段6から音検出信号が出力され、音源位置解析部10cは、この音検出信号から、発生音の発生位置を特定する解析処理を行う。
前記解析処理は、まず、入力された音が指などによる叩打音かどうかを、おおよそ判別する。これは、第1の音検出手段5に入力された音の音量S1、または第2の音検出手段6に入力された音の音量S2のいずれかが、あらかじめ定められた閾値A以上かどうかを判定する(S204)ことによって行なわれる。第1の音検出手段5および第2の音検出手段6に入力されたそれぞれの音の音量S1,S2が、いずれも閾値A未満であれば、制御手段10は、後述する判定動作を起こさない。音量S1または音量S2のいずれかが閾値A以上であれば、その発生音の発生位置が、検出領域R1または検出領域R2のいずれに属するかを判定する(S205, S208)。
音源位置の特定は、例えば、第1の音検出手段5に入力された音の音量S1と、第2の音検出手段6に入力された音の音量S2との差分を算出することにより行なう。音量S1と音量S2との差分が、あらかじめ定めた閾値B以上で、かつ音量S1が音量S2よりも大きければ、制御手段10は、発生音が第1の音検出手段5に近い検出領域R1で発生したと判定し、受話音量制御部10aにより、音声出力手段3から出力される受話音量を増大させる(S206)。その際、受話音量変更が正常に行われたことを使用者に知らせるため、確認手段8であるバイブレータを駆動して、装置本体1を一定時間振動させる(S207)。
反対に、音量S1,S2の差分が閾値B以上で、かつ音量S2が音量S1よりも大きければ、制御手段10は、発生音が第2の音検出手段6に近い検出領域R2で発生したと判定し、受話音量制御部10aにより、受話音量を減少させる (S209)。その際、受話音量変更が正常に行われたことを使用者に知らせるために、バイブレータを駆動して、装置本体1を一定時間振動させるのは、前記と同様である。
さらに、音量S1,S2の差分が閾値B未満のときには、発生音の発生位置を特定することができないため、制御手段10は、受話音量を変更しない。
音源位置解析部10cの処理プログラムは、携帯通信装置Pの使用者、または、対向機側の通話者が終話処理を行なうまで、継続して実行される(S210)。終話処理が行われた場合、音源位置解析部10cは、発生音の発生位置を特定するための解析処理を終了し(S211)、第1の音検出手段5および第2の音検出手段6をOFFにする(S212)。さらに、対向機との音声通話を終了するため、音声出力手段3および音声入力手段4をOFFにし(S213)、通信制御部10bにより音声通話用の通信が終了される(S214)。
このように、本実施例の携帯通信装置Pは、使用者が、装置本体1を把持し該装置本体1を耳および耳の周辺に接触または接近させた状態で通話している最中に、使用者が背面部1bを指などで叩いて叩打音を発生させる位置を変えるだけで、受話音量の調節が可能である。よって、顔から装置本体1を離して通話を中断しなくても、携帯通信装置Pの受話音量を調節することができる。
(実施例2)
図4は、本発明の実施例2に係る携帯通信装置Pの制御手段20の概略構成を示すブロック図である。本実施例は、スマートフォンに適用することを想定したものであり、携帯通信装置Pの正面部1aに設けられる画面表示手段2が液晶ディスプレイ25であり、通話用の音声出力手段3が通話用スピーカ21であり、通話用の音声入力手段4が通話用マイク22である。入力手段7は、画面表示手段2である液晶ディスプレイ25の表面に設けられるタッチパネル27である。また、背面部1bの第1の音検出手段5は第1の音検出用マイク23であり、第2の音検出手段6は第2の音検出用マイク24である。確認手段8は、装置本体1を振動させるバイブレータ26である。また、記憶手段28、基地局通信部31およびアンテナ32を備える点は、前記実施例と共通である。
本実施例では、装置本体1の正面部1aに、正面部1aに対する人体の接近状態または接触状態を検出する人体検出手段としての近接センサ29を設けるとともに、装置本体1内に加速度センサ30を備えるところを特徴とする。
近接センサ29は、人体が装置本体1の正面部1aに接近または接触している状態を検出するものである。制御手段10は、近接センサ29が、人体検出信号を出力しているときに、第1の音検出用マイク23および第2の音検出用マイク24の音検出信号の出力を可能にし、近接センサ29からの人体検出信号がないときは、第1の音検出用マイク23および第2の音検出用マイク24が動作しないように制御する。
かかる構成により、本実施例の携帯通信装置Pは、使用者が通話中の状態、すなわち、顔に装置本体1の正面部1aを接触または接近させているときは、近接センサ29が人体検出信号を出力しているので、背面部1bを叩くことにより、たとえば受話音量を増減させる操作が可能になる。
通話中でないとき、または、スピーカ付きヘッドフォン(ヘッドセット)などを用いたいわゆるハンズフリー状態で通話しているときは、装置本体1の正面部1aに人体が接触も接近もしていない状態なので、近接センサ29から人体検出信号が出力されない。そのため、背面部1bを叩打しても、たとえば受話音量を操作する機能は、無効にされる。したがって、非通話時または機能不要時に、誤って背面部1bで発生音を発生させても、携帯通信装置Pが誤動作を起こすのを防止できる。
なお、前記では、人体検出手段の例として、近接センサを用いる場合を掲げたが、タッチパネルの機能を利用することも可能である。
装置本体1に設けた加速度センサ30は、装置本体1を使用者が叩打したときに発生する加速度を検出して、加速度検出信号を出力する。制御手段10は、この加速度検出信号を受信したときに、第1の音検出用マイク23および第2の音検出用マイク24が、音検出信号を出力することを可能にする。
これにより、装置本体の背面部1bで発生した発生音が、使用者の叩打によるものか、それ以外の要因によるものかを判別することが可能になる。したがって、使用者の叩打によらない発生音により、携帯通信装置Pが誤動作するのを防止することができる。
(実施例3)
図5は、本発明の実施例3に係る携帯通信装置Pの背面図である。装置本体1の背面部1bに第1の音検出手段15および第2の音検出手段16を設ける場合、図示のごとく、対角線上に離隔して配置することも可能である。この場合、検出領域R3,R4はそれぞれ、第1の音検出手段15または第2の音検出手段16の位置する隅部を取り囲む領域に設定される。
(実施例4)
図6は、本発明の実施例4に係る携帯通信装置Pの背面図である。本実施例は、装置本体1の背面部1bに、対角線上に配置した第1の音検出手段15、第2の音検出手段16に加えて、もう1つの隅部に第3の音検出手段17を設けたものである。3つの音検出手段15,16,17を配置することにより、背面部1bに多くの検出領域R5〜R8を設定することが可能になる。
本実施例では、第1の音検出手段15に入力される音の音量をS1、第2の音検出手段16に入力される音の音量をS2、第3の音検出手段17に入力される音の音量をS3とすると、これらS1,S2,S3の大小関係に基づき、背面部1bに4つの検出領域R5〜R8を設定することができる。R5は、S1とS3との差分が小さく、かつ、S1およびS3がS2より十分に大きい検出領域、R6は、S1とS3との差分が小さく、かつ、S2がS1およびS3より十分に大きい検出領域、R7は、S1,S2,S3の間のどの差分も小さい検出領域、R8は、S2とS3との差分が小さく、かつ、S2およびS3がS1に比べて十分大きい検出領域である。
携帯通信装置Pに実行させる動作を、背面部1bに設定した4つの検出領域R5〜R8に対応させることにより、使用者が背面部1bを叩く位置により、携帯通信装置Pに、4つの異なる動作を行なわせることが可能である。たとえば、検出領域R5には受話音量の増大機能、検出領域R6には受話音量の減少機能、検出領域R7には通話音声の録音開始機能、検出領域R8には通話音声の録音停止機能を割り振ることが考えられる。これにより、使用者は、これら検出領域R5〜R8のいずれを叩くかによって、前記のうちの要望する機能を、携帯通信装置Pに容易に発揮させることができる。
(実施例5)
図7は、本発明の実施例5に係る携帯通信装置Pの背面図である。本実施例は、背面部1bに設ける1つの音検出手段18で、携帯通信装置Pに2つの機能を発揮させるものである。本実施例では、背面部1bの中央部に音検出手段18を設け、これを挟んで対向する位置に、検出領域R9と検出領域R10とを設ける。検出領域R9と検出領域R10とは表面性状が異なっており、たとえば、検出領域R9の表面は細かい粗面に形成され、検出領域R10の表面は凹凸の大きい粗面に形成されている。
使用者が、爪先で、検出領域R9または検出領域R10を引っ掻くと、いずれも粗面であるため、擦過音を発生させる。ただし、検出領域R9と検出領域R10とは表面性状が異なっているため、発生する擦過音が異なる。制御手段10は、音検出手段18が検出した擦過音の違いを判別することにより、使用者が検出領域R9,R10のいずれを引っ掻いたかを特定し、特定した検出領域R9,R10に対応づけた動作を、携帯通信装置Pに実行させることが可能である。
(実施例6)
使用者が背面部1bを叩打して発生させる叩打音の発生パターンの違いに応じて、制御手段10が、携帯通信装置Pに異なる動作を実行させることも可能である。発生パターンの違いとは、叩打音の回数、叩打間隔、強弱の組み合わせなどである。
たとえば、背面部1bを1回だけ叩いたときには、受話音量を増大させ、短い間隔で2回叩いたときには、受話音量を減少させる機能が考えられる。あるいは、背面部1bを1回だけ叩いたときには、通話音声の録音を開始し、短い間隔で2回叩いたときには、録音を停止させる機能が考えられる。
本実施例では、1つの音検出手段で、2つの機能を発揮させることができる。
(実施例7)
装置本体1の正面部1aに設けられる通話用の音声入力手段4に、背面部1bで発生させた発生音を検出して音検出信号を出力する機能を備えさせることも可能である。すなわち、図1に示す携帯通信装置Pにおいて、背面部1bで発生音を発生させたときに、正面部1aに設けた音声入力手段4から出力される音検出信号と、背面部1bに設けた第1および第2の音検出手段6,6から出力される音検出信号とに基づいて、発生音の発生位置が、複数の検出領域R1、R2のいずれに属するかを制御手段10で判定する。そして、判定した検出領域R1,R2に応じた動作を、携帯通信装置Pに実行させる。
本実施例によれば、背面部1bに設ける音検出手段を、第1の音検出手段5だけとすることが可能である。
(実施例8)
背面部1bで発生音を発生させたときに、携帯通信装置Pの動作状態に応じて、携帯通信装置Pに実行させる動作を異ならせることも可能である。たとえば、同一の検出領域R1に、通話音声の録音開始機能と、録音停止機能とを割り付けておき、携帯通信装置Pが録音をしていない状態で検出領域R1を叩くと録音が開始され、録音をしている状態で検出領域R1を叩くと録音を停止する動作態様が考えられる。
(その他の実施例)
前記実施例は、装置本体1の背面部1bを叩くことによって発生する叩打音で、携帯通信装置Pの動作を制御するものであるが、音源位置が特定できるのであれば、音を発生させる方法は限定されない。たとえば、指をこすり合わせ鳴らす音(パッチン音)などを利用することも可能である。
さらに、使用者が、前述した本発明の機能を使うかどうか選択できる設定メニューを、携帯通信装置Pに備えさせてもよい。
さらには、背面部1bで発生音を発生させることによって発動させる携帯通信装置Pの動作を、使用者が自由に設定できる仕様とすることも可能である。
P 携帯通信装置
1 装置本体
1a 正面部
1b 背面部
2 画面表示手段
3 音声出力部
4 音声入力部
5 第1の音検出手段
6 第2の音検出手段
10 制御手段
R1 検出領域
R2 検出領域

Claims (13)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体の正面部に設けられる通話用の音声出力手段と、
    前記装置本体の正面部に設けられる通話用の音声入力手段と、
    前記装置本体の背面部に設けられ、該背面部での発生音を検出して音検出信号を出力する音検出手段と、
    前記音検出信号を受信して、該音検出信号に応じた動作命令信号を出力する制御手段とを備えることを特徴とする携帯通信装置。
  2. 複数の前記音検出手段が、前記背面部に、互いに離隔して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信装置。
  3. 前記音声入力手段が、前記発生音を検出して音検出信号を出力する機能をさらに有し、
    前記発生音が発生したときに、前記音声入力手段から出力される音検出信号と、前記音検出手段から出力される音検出信号とに基づき、前記制御手段が動作命令信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯通信装置。
  4. 前記音検出手段が検出する発生音は、使用者が前記背面部を叩くことにより発生させる叩打音であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の携帯通信装置。
  5. 前記装置本体に加速度センサがさらに備えられ、前記装置本体を使用者が叩打したことを前記加速度センサで検出したときに、前記音検出手段の音検出信号の出力が可能になることを特徴とする請求項4に記載の携帯通信装置。
  6. 前記装置本体の正面部に、該正面部に対する人体の接近状態または接触状態を検出する人体検出手段がさらに設けられ、該人体検出手段が人体の接近状態または接触状態を検出しているときに、前記音検出手段の音検出信号の出力が可能になることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の携帯通信装置。
  7. 携帯通信装置の装置本体の背面部で発生音を人為的に発生させ、
    該背面部に設けられる音検出手段で前記発生音を検出することにより、該音検出手段から音検出信号を出力させ、
    前記装置本体の内部に設けられる制御手段が前記音検出信号を受信することにより、該制御手段によって、前記携帯通信装置に前記音検出信号に応じた動作を実行させることを特徴とする携帯通信装置の動作制御方法。
  8. 前記背面部に複数の前記音検出手段が所要の距離だけ離して設けられ、
    前記背面部に複数の検出領域が設けられ、
    前記発生音を発生させたときに前記複数の音検出手段それぞれから出力される音検出信号に基づいて、前記発生音の発生位置が、前記複数の検出領域のうちのいずれに属するかを前記制御手段で判定し、
    前記制御手段により、判定された検出領域に対応させた動作を、前記携帯通信装置に実行させることを特徴とする請求項7に記載の携帯通信装置の動作制御方法。
  9. 前記発生音を発生させたときに前記複数の音検出手段それぞれから出力される音検出信号の強弱を前記制御手段で比較することにより、前記発生音の発生位置が前記複数の検出領域のうちのいずれに属するかを判定することを特徴とする請求項8に記載の携帯通信装置の動作制御方法。
  10. 前記発生音は、使用者が前記背面部を叩くことにより人為的に発生させる叩打音であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1つに記載の携帯通信装置の動作制御方法。
  11. 前記叩打音の発生パターンの違いに応じて、前記制御手段が前記携帯通信装置に異なる動作を実行させることを特徴とする請求項10に記載の携帯通信装置の動作制御方法。
  12. 前記装置本体の正面部に設けられる通話用の音声入力手段が、前記発生音を検出して音検出信号を出力する機能をさらに有し、
    前記発生音を発生させたときに、前記音声入力手段から出力される音検出信号と、前記音検出手段から出力される音検出信号とに基づいて、前記発生音の発生位置が、前記複数の検出領域のうちのいずれに属するかを前記制御手段で判定することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1つに記載の携帯通信装置の動作制御方法。
  13. 前記発生音を発生させたときに前記携帯通信装置に実行させる動作を、該携帯通信装置の動作状態に応じて異ならせることを特徴とする請求項7〜12のいずれか1つに記載の携帯通信装置の動作制御方法。
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