JP2014003112A - パッケージ用リードフレーム、発光装置用パッケージ及びそれを用いた発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単品のリードフレームの大きさがそのままでもリードとサポートバーとの間の異物の混入防止や絶縁性を十分に確保できるパッケージ用リードフレーム、発光装置用パッケージ及びそれを用いた発光装置を提供することを目的とする。
【解決手段】発光素子の載置部を備える第1のリードと、載置部と平行な方向に、第1のリードと離れて対向する第2のリード102と、載置部と平行にかつ第1及び第2のリード102が対向する方向に垂直な方向において、第1及び第2のリード102を挟むように設けられたサポートバー303、304と、を備え、載置部に垂直な方向において、第1及び第2のリード102の外縁とサポートバー303、304とは所定距離で離間する。
【選択図】図5

Description

本発明は、一般照明器具、液晶ディスプレイのバックライト光源、ヘッドライト、光センサなどに利用するLED(Light Emitting Diode)などを搭載するためのパッケージ用リードフレーム、発光装置用パッケージ及びそれを用いた発光装置に関するものである。
近年、数十μmから数mm程度角の大きさのLEDチップをパッケージ内に収めた発光装置が開発され、電子機器、車両、各種の照明装置として利用が拡大している。
発光装置は、LEDチップをリードフレーム上に搭載し、エポキシ樹脂やシリコン樹脂といった封止樹脂で樹脂モールドされ、パッケージから外部に露出した複数の電極(一般にリードフレームと呼ばれる)によって実装基板と電気的・機械的な接続が行なわれる。
LED用パッケージは、リードフレームとケースが一体となっているものが最も一般的である。リードフレームは電気的導通及び放熱効果を、ケースは絶縁及び放熱効果をそれぞれ要求されている。さらにLEDチップから放出される光を効率よく取り出すことが求められており、LEDから直接放たれた光だけでなく、反射部材(一般にリフレクターと呼ばれる)を設けることで光を反射させ、外部に光をより多く放出されるような輝度の高いパッケージが検討されている。
一方リードフレームは、SPCCやSPCE等の鉄板、板状の鉄−ニッケル等の合金薄板、銅−ニッケル−錫等の合金薄板からなる大きな金属板1枚に対し多数の発光装置のための端子、台座などを並べ打ち抜きなどで形成される。すなわち、発光装置は非常に小さいものであり、1つ1つを個別に形成するのではなく、1枚の金属板上に並べて多数形成される。そして、多数の発光装置がお互いにリードフレームで連結された状態で完成されている。
このとき、各発光装置が互いに樹脂でモールドされた後も発光装置が簡単に金属板から離脱しないように、リードフレームは次のような構成を採っている。すなわち、LEDチップを載置するための第1のリードと、LEDチップと電気的に接続される第2のリードと、LEDチップを取り囲むリフレクターと、そしてリードフレームの一部であって第1のリード、第2のリード及びリフレクターとは離間しているがリフレクターの両サイドにその先端が近接するように設けられたサポートバーとから構成されている(例えば特許文献1)。
このような構成にすることによって、サポートバーが両サイドから発光装置を押さえているので、第1のリード及び第2のリードが連結に使用されているリードフレームから離間されても、発光装置はリードフレームに支持されている。
特開2008−300827号公報
しかしながら、(特許文献1)のようなリードフレームでは、第1のリード、第2のリード、リフレクター及びサポートバーからなるリードフレームの2つのリードに反射鏡の機能を持たせるためアルミニウムなどの金属の一体成形で作られることが多い。そして、その特性検査を行なうのにそれぞれのリードとサポートバーとの間に絶縁性を持たせるためやリード内に水分などの異物が浸入するのを防ぐためにリードとサポートバーとの間に樹脂材を入れるなどの構成を採っているが、それでは両サイドのサポートバー間の間隔はリフレクターの幅より大きくなってしまい発光装置が大きくなるという課題がある。さらに、1枚の限られた大きさの金属板からいちどきに多数のリードフレームを作り出すような工程の場合には単独のリードフレームを作り出せる数量が少なくなり、リードフレーム1個当たりのコスト(単価)が上昇してしまうという課題がある。
一方、LEDチップから色々な方向に照射された光を有効に反射し必要な方向へと集光させ多くの光を外部に照射させることが求められる。したがって、リードフレームにリフレクターの機能を兼用させるためにリードフレーム(すなわちリフレクター)を小さくしたくないという要望があり、リードフレームの大型化と発光装置の小型化が相反するという課題がある。
そこで、本発明の目的は、上記の問題に鑑み、単品のリードフレームの大きさがそのままでもリードとサポートバーとの間の異物進入防止や絶縁性を十分に確保できるパッケージ用リードフレーム、発光装置用パッケージ及びそれを用いた発光装置を提供することである。
以上の目的を解決するために本発明のパッケージ用リードフレームは、発光素子の載置面を備える第1のリードと、前記載置面と平行な方向に、前記第1のリードと離れて対向する第2のリードと、前記載置面と平行にかつ前記第1及び第2のリードが対向する方向に垂直な方向において、前記第1及び第2のリードを挟むように設けられたサポートバーと、を備え、前記載置面に垂直な方向において、前記第1及び第2のリードの外縁と前記サポートバーとは所定距離で離間することを特徴とする。
また、本発明の発光装置用パッケージは、上述した本発明のパッケージ用リードフレームと、一対のリードを互いに絶縁する絶縁部と一体化された一対のリードの外周を囲む支持部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の発光装置は、上述した本発明の発光装置用パッケージと、発光素子と、前記発光素子を封止する封止樹脂と、を備えたことを特徴とする。
本発明は以上のように構成されるため、リードの端部とサポートバーの端部を上下に離間させて設けることで、外部からサポートバーを通じてリード内に浸入しやすい水分など異物の進入防止ができ、単品のリードフレームの大きさを大きくしないでリードとサポートバーとの間の距離を十分に確保できるとともに、異物進入を防止するための水平方向の防止部分を設ける必要がなく1枚の材料基板から得られるリードフレームを減少させなくてすむのでコストアップを防止することができる。また、異物進入を防止するためにリードを小さくして対応する方法を採る必要もなく、リードフレームを小さくすること無く、それを用いた発光装置を小型化させることができる。
本発明の実施の形態におけるLED発光装置を模式的に示す斜視図 本発明の実施の形態におけるLED発光装置の断面図 本発明の実施の形態におけるLEDパッケージのリードフレームを模式的に示す図 本発明の実施の形態におけるLEDパッケージのリードフレームとパッケージ部材の斜視図 本発明の実施の形態におけるLEDパッケージの断面図 本発明の実施の形態におけるLEDパッケージの断面図
請求項1に記載の発明は、発光素子の載置面を備える第1のリードと、前記載置面と平行な方向に、前記第1のリードと離れて対向する第2のリードと、前記載置面と平行にかつ前記第1及び第2のリードが対向する方向に垂直な方向において、前記第1及び第2のリードを挟むように設けられたサポートバーと、を備え、前記載置面に垂直な方向において、前記第1及び第2のリードの外縁と前記サポートバーとは所定距離で離間することを特徴とするパッケージ用リードフレームであって、リードの端部とサポートバーの端部を上下に離間させて設けることで、外部からサポートバーを通じてリード内に浸入しやすい水分など異物の進入防止ができ、単品のリードフレームの大きさを大きくしないでリードとサポートバーとの間の距離を十分に確保できる。また、異物進入を防止するための水平方向の防止部分を設ける必要がなく1枚の材料基板から得られるリードフレームを減少させなくてすむのでコストアップを防止することができる。また、異物進入を防止するためにリードを小さくして対応する方法を採る必要もなく、リードフレームを小さくすること無く、それを用いた発光装置を小型化させることができる。
請求項2に記載の発明は、前記サポートバーの前記リード側の端部と前記リードの外縁とは、前記第1及び第2のリードが対向する方向であって前記載置面に垂直な面において、同一平面上に位置することを特徴とする請求項1に記載のパッケージ用リードフレームであって、異物進入を防止するための水平方向の防止部分を設けず、1枚の材料基板から得られるリードフレームを効果的に利用してコストアップを防止することができる。また、リード幅を小さくしないので小型化させることができる。
請求項3に記載の発明は、前記第1のリードは、前記載置部から発光素子の照射方向に向けて外側に拡がる傾斜部とを備え、前記第2のリードは、前記発光素子に接続したボンディングワイヤの接続部と前記接続部から前記発光素子の照射方向に向けて外側に拡がる傾斜部とを備え、前記サポートバーの前記照射方向の面は、前記第1及び第2のリードの外縁の前記照射方向と反対側の面よりも、前記照射方向と反対の方向に位置することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のパッケージ用リードフレームであって、リードの端部とサポートバーの端部を上下方向に離間させ、サポートバーの端部をリードの端部より下方に配置させることで、サポートバー側から水分などの異物の進入を防止させることができるし、リードとサポートバーとの絶縁を確実に行なうことができる。さらに、リードの端部に対してサポートバーの端部をパッケージのうち積極的に利用されていない部分に相当する空間へ略垂直に下方向にずらして構成することで異物進入防止を確保しているので、異物進入防止するためにパッケージを横方向で大きくする必要がなく、小型化させることができる。
そして、異物進入を防止するための水平方向の防止部分を設ける必要がなく1枚の金属フレームから得られるリードフレームを減少させなくてすむのでコストアップを防止することができる。また、リードの間隔も異物進入防止するために小さくさせる必要がなくリフレクターとして機能を低下させず、LED発光装置から照射される光量を低下させないですむことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかひとつに記載されたパッケージ用リードフレームと、前記第1及び第2のリードを互いに絶縁する絶縁部と一体化され、前記第1及び第2のリードの外周を囲む支持部と、を備えたことを特徴とする発光装置用パッケージであって、リードの端部とサポートバーの端部を上下にずらして設けることで、外部からサポートバーを通じてリード内に浸入しやすい水分など異物の進入防止ができ、単品のリードフレームの大きさを大きくしないでリードとサポートバーとの間の距離を十分に確保できるとともに、異物進入を防止するための水平方向の防止部分を設ける必要がなく1枚の材料基板から得られるリードフレームを減少させなくてすむのでコストアップを防止することができる。また、異物進入を防止するためにリードを小さくして対応する方法を採る必要もなく、リードフレームを小さくすること無く、それを用いた発光装置用パッケージを小型化させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載された発光装置用パッケージと、発光素子と、前記発光素子を封止する封止樹脂と、を備えたことを特徴とする発光装置であって、請求項3に記載された発光装置用パッケージと、発光素子と、を備えたことを特徴とする発光装置であって、リードの端部とサポートバーの端部を上下にずらして設けることで、リードの端部とサポートバーの端部を上下にずらして設けることで、外部からサポートバーを通じてリード内に浸入しやすい水分など異物の進入防止ができ、単品のリードフレームの大きさを大きくしないでリードとサポートバーとの間の距離を十分に確保できるとともに、異物進入を防止するための水平方向の防止部分を設ける必要がなく1枚の材料基板から得られるリードフレームを減少させなくてすむのでコストアップを防止することができる。また、異物進入を防止するためにリードを小さくして対応する方法を採る必要もなく、リードフレームを小さくすること無く、それを用いた発光装置を小型化させることができる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に良好な条件の限定が記載されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する記載がない限り、これらの条件に限られるものではない。
以下、本発明のLED発光装置100について図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態におけるLED発光装置を模式的に示す斜視図、図2は本発明の実施の形態におけるLED発光装置の断面図で、図1のZ−Zでの断面を表したものである。なお、図1はパッケージ部材104が透けた状態でリード101、102の取り付け関係が判りやすいように図示されている。
図1及び図2に示すように、LED発光装置100は、LED素子110と、一対の屈曲したリード101、102と、ケースを担うパッケージ部材104と、第1のリードであるリード101と第2のリードであるリード102とを電気的に絶縁する絶縁部104cと、LED素子110とリード101及びリード102とを電気的に接続するボンディングワイヤ111、112とを備える。リード101、102とパッケージ部材104と絶縁部104cとは、一体化されて構成されている。
すなわち、一対のリードとは、LED素子110からのボンディングワイヤ111を接続させLED素子110の照射方向に向けて外側に拡がる傾斜部とを設けられたリード101と、LED素子110を戴置させる載置部221と載置部221からLED素子110の照射方向に向けて外側に拡がる傾斜部とを設けられたリード102の2つのリードである。
リード101、102は、それぞれ略椀状の形状をしており、導電性・放熱性・機械的強度・加工のしやすさ・光の反射などの性能の観点から、高い光反射率と高い熱伝導率を持ち、安価で軽量でかつ加工のしやすいアルミニウムの金属板を加工して使用している。ここで、アルミニウムの抵抗率(電気伝導度の逆数)は2×10-8Ω・m、可視色の光反射率は90%、熱伝導度は200W/m・K程度である。
なお、リード101、102の材質はアルミニウムに限定されるわけではなく、光の反射(高い光反射率)と放熱性(高い熱伝導率)を持つものであればよく、その上に導電性・機械的強度・加工のしやすさなどの性能を合わせ持つものであればさらによい。
すなわち、抵抗率(電気伝導度の逆数)は1×10-8Ω・m〜100×10-8Ω・m、可視色の光反射率は80%以上、熱伝導度は10W/m・K〜500W/m・Kの金属から選択すればよい。これにより、リード101、102に光反射率が高く熱伝導率の高い材質を用いているので、その高い光反射率を利用して反射鏡の機能や高い熱伝導率を利用しての放熱板の機能をも兼ねることができる。これでコストの高い銀メッキ処理や別途の放熱部材を必要としなくなる。さらに、この放熱作用によりLED素子110は放熱性に優れ、高い発光効率を維持することができ、長寿命化を図ることもできる。
また、光反射率のそれほど高くない銅や銅合金又は鉄からなる金属板を加工してリード101、102として使用する場合では、その光反射率を向上させるためにその表面を銀メッキ処理して用いてもよい。
なお、リード101、102に銀メッキ処理を採用してもよいが、リード101、102にアルミニウムを採用すると光反射率が高く銀メッキ処理を必要としない。銀メッキ処理を必要としないために、リード101、102と絶縁部材であるパッケージ部材104との界面から空気中の二酸化硫黄などの硫化物が浸透して、Agメッキが硫化銀となり黒色化してリフレクターの反射率が低下することが無くなり、LED発光装置100より照射される光強度の低下を防ぐことができる。
このように、リード101、102に光反射率の高く熱伝導率の高い材質(本実施の形態ではアルミニウム)を用いそして略椀状の形状をしているのでその高い光反射率を利用して反射板の機能や高い熱伝導率を利用してリード101、102を放熱板としての機能を兼ねることができる。これでコストの高い銀メッキ処理や別途の放熱部材を必要としなくなる。
さらに、この放熱作用によりLED素子110は放熱性に優れ、高い発光効率を維持でき、長寿命化を図ることができる。
リード101とリード102は、絶縁部104cを水平方向から挟み込むように一対が配置されている。リード101は、例えばアノード側リード部、リード102は、カソード側リード部である。なお、LED発光装置100内に一対となったリード101、102が複数設置される場合もある。また、カソード側リード部が複数あってもよい。すなわち、アノード側リード部とカソード側リード部とは同じ数であるとは限らない。
リード101、102は金属製の電極であり、LED素子110と電気的、機械的に接続されると共に、実装基板(図示せず)と電気的、機械的に接続される。これにより、LED素子110はリード101、102を介して実装基板より給電され、動作可能となる。
また、これらのリード101、102はLED素子110に電流を供給する端子の機能の他に、その椀状の形状によりLED発光装置100のリフレクターの機能も兼用させることができる。すなわち、リフレクターの機能を合わせ持つリード101、102は、LED素子110の光をその表面で反射させ、LED素子110からの光を効率的に外部に照射させるようにできる。
リフレクターとして金属製のリード101、102で構成することで、耐光性や耐熱性、耐久性の優れたリフレクターとすることができる。すなわち、樹脂でリフレクターを形成した場合、熱硬化性樹脂であっても熱可塑性樹脂であっても、LED素子110からの光を吸収することでリフレクターが変色するなど変質する可能性が大きい。それに比べて金属製であるリード101、102はLED素子110からの光を受けることで変化があったとしても小さく、樹脂に比較して耐熱性、耐久性に優れる。
さらに、樹脂でリフレクターを構成しないので樹脂の反射率の低下や熱変形などを考慮する必要がない。すなわち、パッケージ部材104内面は金属のリード101、102でほとんど覆われるのでLED素子110からパッケージ部材104側に向かってLED素子110が光を照射続けてもパッケージ部材104そのものには照射されない。
すなわち、パッケージ部材104にはLED光の吸収は無くパッケージ部材104に使用する樹脂の変質劣化が起こらないのでパッケージ部材104に使用する材質の選択の幅を広げることができる。
リード101、102のそれぞれの一端は、LED発光装置100の外側部分にて支持部材であるパッケージ部材104(絶縁部材)で樹脂モールドされて固定支持され、リード101、102はLED素子110の照射方向(リード101、102のLED素子110載置面側)に向かって拡がり(リフレクターの機能として作用)を持つ形状を有している。この拡がりは平面と斜面からなり、LED発光装置100の四方向に形成されている。なお、LED発光装置100の相対する二方向あるいは一面のみに拡がりを形成してもよいが、四方向に拡がりを形成させたほうがよい。
また、この斜面は平面だけでなく曲面であってもよい。リフレクターは図2のようにLED素子110の載置部に対して傾いた斜面であってもよいし、載置部に対して垂直に立ち上がっていても良い。しかしながら、LED発光装置100の照射光を反射させずに直接光として外側へ照射させたほうが照射光は強くなるために傾斜させた方がよい。
また、LED素子110を載置するリード102の底面の裏面はパッケージ部材104の底面から露出しているのに対し、リード101の底面の裏面はパッケージ部材104に覆われている。リード102の底面の裏面がパッケージ部材104の底面から露出することで、LED素子110の発熱を直接実装基板などに放熱することができる。また、実装基板の配線に、リード102の底面を電気的に接続することもできる。しかし、LED発光装置100の底部において、リード101とリード102との絶縁をより確実にするため、リード101とリード102との距離をなるべく離すことが必要となる。そのため、リード101とリード102が対向し、絶縁部104cによって絶縁される部分は、パッケージ部材104の底面から露出していない(中位面)。すなわち、図2に示すとおり、リード101の一方の端部がリード102の一方の端部と対向する対向部(絶縁部104cに相当)は、リード102のLED素子110の載置部よりも上方向に一段上がっている。そして、リード101の対向部からリフレクターが広がる。
絶縁部104cは、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂からなり、リード101とリード102とを絶縁する。絶縁部104cの上面(表面)は、リード101、102の上面(表面)とともに、LED発光装置100の略椀状の底部を形成している。
また、パッケージ部材104は絶縁部104cとともにエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の成型で作られ、リード101、102を支持する役目を果たしている。
すなわち、図1及び図2に示すように略椀状のリード101、102の外側面は外部との電気的接合を行なう端子部を除いてパッケージ部材104にて覆われている。また、略椀状のリード101、102の内面ほとんどをリフレクターとして使用するのでパッケージ部材104はリフレクターとして基本的に使用されない。
したがって、パッケージ部材104の樹脂材へのLED素子110による光照射や発熱によってその樹脂材が変色などの変質する可能性が無い。これにより、パッケージ部材104の樹脂材の種類の選択の幅を広げさせることができる。
また、絶縁部104cはパッケージ部材104の一部分であり、リード101、102のそれぞれの端部の側面で挟まれる領域であり、リード101とリード102とを絶縁する役目を果たしている。
LED発光装置100のリード102の上面(表面)には、発光装置であるLED素子110が搭載される。LED素子110が搭載されるリード102とリード101と絶縁部104cの上面がそれぞれの周辺部により取り囲まれることで、LED発光装置100の上部側は、おおよそ椀状のLED戴置空間(キャビティ)105を形成している。
LED素子110は、リード102上に置かれ、ボンディングワイヤ112により電気的に連結される。リード101に対してはボンディングワイヤ111を介して電気的に伝導される。
すなわち、LED素子110は、導電部材であるボンディングワイヤ111、112によりリード101、102にそれぞれ接続(ワイヤボンディング)されている。なお、ボンディングワイヤ111、112の径は、φ25〜35μmが好ましい。材質としては、金、銅、白金などが好適に用いられる。
なお、LED素子110をリード102に接着固定するダイボンド材として樹脂も可能であるが、熱伝導性に優れる金属系接着材を用いることが望ましい。例えば、Sn/Ge合金(98wt%/2wt%、融点360℃)を使用してダイボンドする場合、接着温度380℃で数分間保持される。
上述したように、本実施の形態の発光装置用パッケージ(LEDパッケージ)はLED素子110を搭載するためのパッケージであり、リード101、リード102、パッケージ部材104および絶縁部104cから構成され、実装基板(図示せず)と電気的、機械的に接続される。つまり、LED素子110はLEDパッケージを介して実装基板より給電され、動作可能となる。
なお、LED素子110は、ひとつのLED発光装置100に1つだけ備えられることもあれば、複数の場合もある。
LED素子110は、基板上にバッファ層、N型半導体層、発光層、及びP型半導体層が順に積層されて形成される。LED素子110は、N型半導体層の表面にN型電極が形成され、P型半導体層の表面には電流拡散膜とP型電極とが形成され、P型電極とN型電極とを電源(図示せず)に接続させることによりLED素子110に電流が流れ発光する。LED素子110には、例えばGaN系青色発光ダイオードチップを用いる。
キャビティ105内には、封止樹脂(図示省略)が充填され、この充填樹脂により、キャビティ105内に配置されたLED素子110及びボンディングワイヤ111、112が封止される。この封止樹脂は、LED素子110の発光波長において光透過率が高く、また狭い隙間への充填が求められるために、低粘度の有機系樹脂(たとえばシリコン系樹脂やエポキシ樹脂など)が使用される。なお、本実施の形態においてはパッケージ部材104と封止樹脂とを異なる樹脂にて構成しているが、同一の樹脂で一括形成しても良い。
すなわち、リード101、リード102を準備し、リード102にLED素子110を載置し、ボンディングワイヤ111、112によってLED素子110をリード101、リード102に接続して、最後に透明樹脂などで全体を一括して封止することができる。この透明樹脂は、パッケージ部材104と封止樹脂との双方の役割を果たす。
次に、図3を用いてリード101、102の形状について詳細に説明する。図3は本発明の実施の形態におけるLEDパッケージのリードフレームを模式的に示す図で、(a)は斜視図で、(b)は(a)のY−Yでの断面を表したものである。
リード101はLED素子110(図1参照)から引き出されたボンディングワイヤ111(図1参照)を接続する第1の平坦部であるワイヤ接続部211(中位面)と、ワイヤ接続部211面から斜め上方向に立ち上がった主にリフレクターの機能をもつ第3の斜面(第3のリフレクタ)であるリフレクター213と、そしてリード101の上端部でありパッケージ部材104により挟んで支持される第2の平坦部である上端部212とを備える。
また、リード102はLED素子110(図1参照)を載置する第3の平坦部である載置部221(LED発光装置100の開口の底面)と、載置部221側からLED照射方向に立ち上がったリフレクターの機能をもつ第1の斜面(第1のリフレクター)であるリフレクター224と、リード101側にある上端部212と同じ構成をもつ第4の平坦部である上端部223と、載置部221よりリード101側へ斜め上方向に立ち上がった主に異物流出防止の機能をもつ第2の斜面(第2のリフレクター)である段差面225、そしてリード101のワイヤ接続部211と略同一平面上にある第5の平坦部である平坦部222(第2の中位面)とを備えている。
こうすることで、上端部212と上端部223の上下面は略同一平面上になるように並び、リード101と絶縁部104cそしてリード102の平坦部222の上下面は略同一平面上になるように並ぶので絶縁部104c付近には無用な凹凸が無く異物などが堆積しにくいし、パッケージ部材104を形成させる金型の形状も簡易にさせることができる。
また、ボンディングワイヤ112は、載置部221に接続されることに限られず、平坦部222に接続されても良い。また、LED素子110を逆電流から守る為の保護素子(ツェナーダイオード)をワイヤ接続部211に実装した場合、ボンディングワイヤ112を平坦部222に接続することもある。
このように、載置部221の平坦部からLED照射方向に斜面を経て階段状にリード101、102は構成されている。
このように構成することによって、リフレクターをリード101、102のみで構成すると同時に、ボンディングワイヤ111、112を安全に封止することができる。すなわち、ワイヤ接続部211と平坦部222を設けず、上端部212にてボンディングワイヤ111をリード101へ接続すると、ボンディングワイヤ111がリード101、102の上端部からはみ出してしまう。その結果、ボンディングワイヤ111が破損する、他部品に導電してしまうなどの問題が生じる。
一方、本実施の形態の構成では、図3において、右側のリフレクターを第1の斜面であるリフレクター224で構成し、左側のリフレクターを第2の斜面と第3の斜面である段差面225とリフレクター213とで構成するので、両側のリフレクター全体をリード101、102にて構成することができる。更に、リード101がワイヤ接続部211(中位面)を備えることによって、ボンディングワイヤ111がリード101、102の上端部からはみ出してしまうことを防止すると同時に、リード101、102がLEDパッケージ底面にて近接して露出することを防止することができる。すなわち、リード101、102のうち、LEDパッケージの表面側に露出される部分同士が近接しないので、半田などによりショートしてしまうことを防止することができる。
その結果、LED素子110(図1参照)を載置するリード102の形状は、LED素子110を載置する第3の平坦部の載置部221と段差面225を挟んで載置部221より高い平坦部222と載置部221からリフレクター224を挟んで平坦部222より高い上端部223で形成されているのに対し、LED素子110(図1参照)を載置しないリード101の形状は、リード102と対向し平坦部222と同一平面上にあるワイヤ接続部211とリフレクター213を挟んでワイヤ接続部211より高く上端部223と同一平面上にある上端部212で形成されている。
このように、図3(b)において右側のリード102は二段階構造であるのに対し、左側のリード101は三段階構造である。この椀状の構成と階段構成により、載置部221に戴置されたLED素子110(図1参照)から照射される光のリフレクターの機能を果たすことができるとともにリード102側の載置部221にあるLED素子110が原因の異物や導電性物質(例えば半田など)がリード101側へ移動しリード間の絶縁性が悪化するのを防止させることができる。
すなわち、LED素子110を最も低い平坦部である載置部221に設置することで、LED素子110周辺で発生しやすい異物や導電性物質が移動しにくくリード101とリード102との間の絶縁性が悪化するのを防止させることができる。
また、リード101、102の上端部212、223の水平方向外側には外部電源などと接続するために電極部231、232を設けられている。電極部231、232は上端部212、223より斜め下方向に延び、その端部を除きほとんどがパッケージ部材104で封止されている。この構造によりリード101、102はパッケージ部材104に固定される(図1参照)。
ここで、リード101、102の代表的な寸法を記載する。図3(b)において、リード101、102の全長Lは6mmで最大15mm程度、リード間の絶縁距離Dは0.3mmで0.2〜0.5mmの範囲内、リフレクター213の角度θ1は50°で30〜80°の範囲内、リフレクター224の角度θ3は50°で30〜80°の範囲内、段差面225の角度θ2は55°で30〜80°の範囲内、リード101、102の高さHは0.45mmで0.3〜1.5mmの範囲内、ワイヤ接続部211または平坦部222の高さH1は0.15mmで最低0.1mmである。なお、θ1とθ3とは等しい角度になるのが普通であるが、これらを含めすべての数値はリードの大きさにより適宜決めればよい。
次に、図4を用いてLEDパッケージ400の構成について詳細に説明する。図4は本発明の実施の形態におけるLEDパッケージのリードフレームとパッケージ部材の斜視図で、(a)はリードフレームのみの上から見た斜視図、(b)はリードフレームのみの下から見た斜視図で(a)を裏返しにした図、(c)はリードフレームにパッケージ部材を取り付けたLEDパッケージの上から見た斜視図、(d)はリードフレームにパッケージ部材を取り付けたLEDパッケージの下から見た斜視図で(c)を裏返しにした図である。
図4(a)と(b)に示すように、リード101、102は延長部301、302にて金属フレーム500と接続されながら金型などで略椀状に成形される。リード101は延長部301によって、リード102は延長部302によって支持されている。サポートバー303、304はパッケージ部材104を介してリード102を挟持させることができるように一対のリード101、102が対向する方向に垂直な方向のリード102の端部と上下に僅かな間隙をもって近接している。
1枚の金属板である金属フレーム500を打ち抜いてリード101、リード102、延長部301、延長部302、サポートバー303及びサポートバー304から形成されるのがリードフレーム200である。
図4(c)と(d)に示すように、延長部301、302に支持されたまま金型に樹脂材が注入されてパッケージ部材104が成形される。そのときに、リード101とリード102との間を絶縁する絶縁部104cが形成されるとともに、リード102の底部裏面とパッケージ部材104の底面とは同一平面上になるように形成される。
また、サポートバー303、304の先端部を内包しながらパッケージ部材104が形成される。それにより、パッケージ部材104はサポートバー303、304にて緩く支持されることとなる(サポートバー303、304の先端部がパッケージ部材104に内包される詳細については後述する)。
そして、延長部301、302を金属フレーム500から切断してもサポートバー303、304によって支持され、切断された延長部301、302のLEDパッケージ400側に残った端部を利用してリード101とリード102との間の絶縁試験を行なうことができる。
そして、サポートバー303、304にて緩やかに支持されたパッケージ部材104を軽く押し上げると、パッケージ部材104の側壁に浅く突き刺さったサポートバー303、304をパッケージ部材104から容易に離接させることができる。こうして、本実施の形態のリードフレーム200を備えた単独に金属フレーム500から切り離されたLEDパッケージ400が出来上がる。
すなわち、金型を用い、リードフレーム200周辺に樹脂を注入してパッケージ部材104を形成してパッケージ化したのがLEDパッケージ400である。
なお、ユーザーには図4(a)のようなサポートバーに取り付いたリードフレーム200として供給してもよいし、図4(c)のようにLEDパッケージ400として供給してもよいし、図1のようにLED発光装置100として供給してもよい。また、サポートバーから離接させて単品のLEDパッケージ400やLED発光装置100として供給してもよい。
リード101、リード102と、延長部301、延長部302と、サポートバー303、サポートバー304は1枚の金属フレーム500を打ち抜いて形成され、1枚の金属フレーム500上には、リード101と、リード102と、延長部301と、延長部302と、サポートバー303と、サポートバー304とが、それぞれ複数並ぶように形成される。
図4(a)に示すように、延長部301はリード101と、延長部302はリード102と接続され、これら2つの延長部にてリード101、102が支持されている。
一方、サポートバー303、304はリード102の端辺から離れて設けられる。すなわち、サポートバー303、304の先端はリード102の端部とは直接連結していない。サポートバー303、304は1枚の金属フレーム500から金型などで切断されて形成され、それらの先端はリード102の端辺から上下方向(図5参照)にずれて形成されている。
ここで、延長部301、延長部302、サポートバー303、サポートバー304の先端とは、リード101、102と対向する先端であり、その先端と反対側では上述した金属フレーム500に連なり支持されている。
LEDパッケージ400を直線P及び直線Q付近にて金属フレーム500全体から切り離した後であっても、LEDパッケージ400が金属フレーム500に支持される必要がある。そこで、LEDパッケージ400とは導通しないサポートバー303、304によってLEDパッケージ400を支持し、金属フレーム500からLEDパッケージ400が離間しないようにする。
サポートバー303、304を形成する目的として、LED素子110をリード102に載置する前に、リード101及びリード102を金属フレーム500から絶縁するために直線P及び直線Q付近にて金属フレーム500全体から切り離すことができる。すなわち、直線P及び直線Q付近にて金属フレーム500全体から切り離した後であっても、金属フレーム500から絶縁された状態でリード101及びリード102がサポートバー303、304によって金属フレーム500に支持されるので、整列したままLED素子110を順に載置することができる。したがって、LED発光装置100の製造工程における自由度が増す。
図4に示すように、リード102とサポートバー303及びサポートバー304との間のギャップは、絶縁材料である樹脂材によって成型されたパッケージ部材104で埋め尽くされる。したがって、パッケージ部材104を成型し、サポートバー303、304をパッケージ部材104の外側壁内に軽く一部喰いこませることで、LEDパッケージ400はサポートバー303、304によって保持させることができる。
そして、リード101に連なっている延長部301及びリード102に連なっている延長部302は最終的に直線P及び直線Q付近にて金属フレーム500から切断される。それによって、LEDパッケージ400はリード102から絶縁されたサポートバー303とサポートバー304とで支持されながら金属フレーム500からも絶縁されることになる。すなわち、直線P及び直線Q付近にてリード101及びリード102を金属フレーム500から切り離した場合、サポートバー303、304すなわち金属フレーム500はリード102と絶縁していることが分かる。
また、サポートバー303、304はパッケージ部材104の外側壁内に浅く喰いこませているだけなので、サポートバー303、304で支持されたLEDパッケージ400はLEDパッケージ400を軽く押すなどして金属フレーム500からLEDパッケージ400単品として取り出すことができる。
さらに、前述した通り、1枚の金属フレーム500には多数のリードフレーム200が形成され、LEDパッケージ400として多数整列させて並んでいる。このようにすることで、導通検査などを一気に行なうことができ非常に効率的である。
次に、図5を用いてサポートバー303、304について詳細に説明する。図5は本発明の実施の形態におけるLEDパッケージの断面図で、図4(c)のX−Xでの断面を表したものである。
図5に示すように、リード102の端部603及び端部604の下面である面C及び面Dはサポートバー303及びサポートバー304の上面である面A及び面Bより上方に位置している。
また、リード102の一方の端部603の端面とサポートバー303の端面とは面Fの略同一平面上(紙面に垂直な面)に、リード102の他方の端部604の端面とサポートバー304の端面とは面Gの略同一平面上(紙面に垂直な面)に位置している。
すなわち、図4(a)に示すようにリードフレーム200のリード102の端部からサポートバー303、304の部分を切り離すときにシェアカットと曲げ加工を同時に行ない、サポートバー303、304の上面より上方にリード102の端部603、604の下面が形成される。なお、本願発明においては、サポートバー303、304と対向するのはリード102のみであるが、リード101とリード102との双方と対向してもよい。また、リード101のみと対向してもよい。
また、金属フレーム500からリードフレーム200のサポートバー303、304の部分を切り離すときのシェアカットで、リードフレーム200のサポートバー303の端面とリード102の端部603の端面とが、そしてリードフレーム200のサポートバー304の端面とリード102の端部604の端面とが、それぞれ略同一平面(面Fと面G)上に位置するようになる。すなわち、サポートバー303の端面とリード102の端部603の端面とは、あるいはサポートバー304の端面とリード102の端部604の端面とは上方からみて隙間が無い配置になる。
すなわち、今まではリードフレーム200のリード102の端部603、604とサポートバー303、304との間をパンチで打ち抜いて水平方向に隙間を確保していた。特に、リフレクター部分をリードフレームにて形成しない場合は、リフレクター部分の幅によって水平方向(載置部の平面上)に隙間を確保することができた。対して、本願発明は、リフレクター部分をリード101、102によって構成しているため、リード102の外縁と同一平面上にサポートバー303、304を配置すると、間に大きな距離が必要となる。それは、リード102とサポートバー303、304が共に金属製であって、接近した金属の間(隙間)に樹脂材を注入しても、きれいな層にするのが困難であったためである。その結果LEDパッケージの大きさが大きくなってしまう。
したがって、LEDパッケージの大きさを大きくしないように、本実施の形態では横方向(水平方向)では上から見て隙間が無く、上下方向(高さ方向)に隙間を作るようにしている。これにより、水平方向の大きさの点で無駄の無い配置ができ、リード102の水平方向の幅を狭くする必要が無く、あるいはサポートバー303、304を含めたLEDパッケージ400の幅を大きくしなくてもすむ。すなわち、リードフレーム200の大きさを小さくせず、LEDパッケージ400の大きさを大きくしないで水分などの異物の浸入を防ぎ、電気的絶縁も図ることができる。
ここで、LEDパッケージ400単品の大きさがおよそ3mm×7mm程度であるとき、リード102の端部の下面(D面)とサポートバー304の端部の上面(面B)との間隔をMとした場合、その寸法は0.10mmで、0.05mm以上であればよい。パッケージ部材104の側面からサポートバー304の端部の端面までの長さをNとした場合、その寸法は0.10mmで、0.05mm〜0.20mm内で設定される。そして、パッケージ部材104の側面からパッケージ部材104がリード102を押さえている端部までの長さをPとした場合、その寸法は0.18mmで、0.10mm〜0.30mm内で設定される。このような寸法に配置することで、LEDパッケージ400をサポートバー303、304から取り外すときにLEDパッケージ400本体にダメージを与えずに容易に取り外し作業ができる。なお、もう一方のサポートバー303側の配置関係も同様である。
以上の構成により、リード102の端部603、604とサポートバー303、304の端部を上下方向にずらし、リード102の端部603、604をサポートバー303、304より上方に配置させることで、サポートバー303、304側から水分などの異物の進入を防止させることができるし、リード102とサポートバー303、304との絶縁を確実に行なうことができる。
特に、リード102の端部603、604に対してサポートバー303、304の端部をパッケージ部材104のうち積極的に利用されていない部分に相当する空間へ略垂直に下方向にずらして構成した段差を構成したことでサポートバー303、304側からリード102内へ異物進入防止を確保しているので、異物進入防止するためにLEDパッケージ400を横方向で大きくする必要がなく、小型化させることができる。
そして、異物進入を防止するための水平方向の防止部分を設ける必要がなく1枚の金属フレーム500から得られるリードフレーム200を減少させなくてすむのでコストアップを防止することができる。
また、向かい合うサポートバー303、304の方向のリード101、102の間隔も異物進入防止するために小さくさせる必要がなくリフレクターとして機能を低下させず、LED発光装置100から照射される光量を低下させないですむことができる。すなわち、リード101、102は略椀状で大きく形成されているのでLED素子110から照射された光はリード101、102で妨げられ難い。そのため、LED素子110からの直接光が有効に使用されるのでLED発光装置100から照射される光量を大きくできるとともに広範囲に光照射することができる。
すなわち、リード101、102の反射鏡の機能をもたせた椀状の形状により、リード102の高さ方向に生じたスペースを使用してリードフレーム200を支持するサポートバー303、304を取り付けているので、すなわちサポートバー303、304の取り付けにリード102端部下方のパッケージ部材104の空間部を利用できるので装置全体を大きくせずとも異物進入防止を確保させることができる。すなわち、LEDパッケージの横及び高さの寸法を大きくしないで済む。
また、図4(a)に示すようにリードフレーム200の長手方向にある延長部301、302の上面もリード101、102の外縁部上面より低く配置されている。これにより上述した異物進入防止を確保させることができる。
なお、延長部301、302は金属フレーム500と同一面で構成されており、サポートバー303、304は曲げ加工により金属フレーム500より一段高く配置されている。これは金属フレーム500からの異物進入をさらに防止するとともに、リード102の端部とサポートバー303、304をシェアカットする場合にリード102の端部とサポートバー303、304の端部を大きく動かせる必要がないのでリードフレーム200本体へのひずみの悪影響を避けることができる。
また、リード102とサポートバー303、304は金型により金属フレーム500から1回の工程でそれらの端部の端面が同一平面上になり、それらの端部が上下に分割されるように成形されて作られる。すなわち、それらの間の異物進入防止を確保するために横方向でそれらの間に隙間を設ける必要がなく、LED発光装置100の横方向の大きさを大きくする必要が無く、LED発光装置100を小型化させることができる。
さらに、光反射率や熱伝導度の良好な金属からできているリード101、102の大きさを無駄なく小さくさせずにLEDパッケージ400を形成させることができるので、その金属の高い光反射率を利用して反射鏡としてLED素子110からの光が有効に利用され、また高い熱伝導率を利用して放熱板の機能も兼ねることができる。
そして、この放熱作用によりLED素子110は優れた放熱性が得られ、高い発光効率を維持でき、長寿命化を図ることができる。すなわち、LED発光装置100の性能や信頼性を向上させることができる。
ここで、図6を用いてリード102とサポートバー303、304の互いの位置関係の他の構成について説明する。図6は本発明の実施の形態におけるLEDパッケージの断面図である。
図6に示すように、リード102が平板で、その周囲を樹脂でモールドしてパッケージ部材104を形成している。パッケージ部材104の内側の表面には反射をよくする反射膜を形成してもよい。
サポートバー303、304の端部はリード102より上方にあり、その先端はパッケージ部材104の特性を発揮するために本来必要で無い部分に浅く埋め込まれている。これにより、サポートバー303、304とリード102とは絶縁され、サポートバー303、304からリード102へ直接異物などが移動するのを防止することができる。
すなわち、リード102とサポートバー303、304は金型により金属フレームから1回の工程でそれらの端部の端面が同一平面上になり、それらの端部が上下に離間分割されるように成形されて作られる。すなわち、それらの間の異物進入防止を確保するために横方向でそれらの間に隙間を設ける必要がなく、LED発光装置100(図1参照)の横方向の大きさを大きくする必要が無く、LED発光装置100を小型化させることができる。
このように、本願発明においては、LED素子110の載置部(載置面)221を備える第1のリード(リード101)と、載置部221と平行な方向に、第1のリード101と離れて(所定間隔で)対向する第2のリード(リード102)と、載置部221と平行にかつ第1及び第2のリード101、102が対向する方向に垂直な方向において、第1及び第2のリード101、102を挟むように設けられたサポートバー303、304と、を備える。サポートバー303、304が第1及び第2のリード101、102を挟むように位置するとは、実際に挟んでいるのではなく、第1及び第2のリード101、102の外側両サイドから第1及び第2のリード101、102に向かってサポートバー303、304が伸びていることを言う。載置部221に垂直な方向において、第1及び第2のリード101、102の外縁とサポートバー303、304とは所定距離で離間する。第1及び第2のリード101、102の外縁は、上端部212、223の外側端部であり、サポートバー303、304とは、図5の高さ方向に所定距離で離間する。
また、サポートバー303、304の第1及び第2のリード101、102側の端部と第1及び第2のリード101、102の外縁とは、第1及び第2のリード101、102が対向する方向であって載置部221に垂直な面において、同一平面上(面F、面G)に位置するとより良い。更に、第1のリード101は、載置部221からLED素子110の照射方向に向けて外側に拡がる傾斜部(リフレクター224)を備え、第2のリード102は、LED素子110に接続したボンディングワイヤのワイヤ接続部211と接続部211からLED素子110の照射方向に向けて外側に拡がる傾斜部(リフレクター213)とを備え、サポートバー303、304の照射方向の面は、第1及び第2のリード101、102の外縁の照射方向と反対側の面よりも、照射方向と反対の方向に位置する。すなわち、図5、6の下方向に位置する。
なお、本実施の形態ではリードフレームが金属でできている形態について説明を行なっているが、LED素子を戴置する部分が樹脂材で構成されている場合でもサポートバーと段違いにする構成にすれば同様な効果が得られる。
本発明によれば、小型化でき、光照射性に優れるパッケージ用リードフレーム、発光装置用パッケージ及びそれを用いた発光装置に利用可能である。
100 LED発光装置
101、102 リード
104 パッケージ部材
105 キャビティ
110 LED素子
111、112 ボンディングワイヤ
200 リードフレーム
211 ワイヤ接続部
221 載置部
301、302 延長部
303、304 サポートバー
400 LEDパッケージ
500 金属フレーム

Claims (5)

  1. 発光素子の載置面を備える第1のリードと、
    前記載置面と平行な方向に、前記第1のリードと離れて対向する第2のリードと、
    前記載置面と平行にかつ前記第1及び第2のリードが対向する方向に垂直な方向において、前記第1及び第2のリードを挟むように設けられたサポートバーと、を備え、
    前記載置面に垂直な方向において、前記第1及び第2のリードの外縁と前記サポートバーとは所定距離で離間することを特徴とするパッケージ用リードフレーム。
  2. 前記サポートバーの前記リード側の端部と前記リードの外縁とは、前記第1及び第2のリードが対向する方向であって前記載置面に垂直な面において、同一平面上に位置することを特徴とする請求項1に記載のパッケージ用リードフレーム。
  3. 前記第1のリードは、前記載置面から発光素子の照射方向に向けて外側に拡がる傾斜部とを備え、前記第2のリードは、前記発光素子に接続したボンディングワイヤの接続部と前記接続部から前記発光素子の照射方向に向けて外側に拡がる傾斜部とを備え、
    前記サポートバーの前記照射方向の面は、前記第1及び第2のリードの外縁の前記照射方向と反対側の面よりも、前記照射方向と反対の方向に位置することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のパッケージ用リードフレーム。
  4. 請求項1〜3のいずれかひとつに記載されたパッケージ用リードフレームと、
    前記第1及び第2のリードを互いに絶縁する絶縁部と一体化され、前記第1及び第2のリードの外周を囲む支持部と、を備えたことを特徴とする発光装置用パッケージ。
  5. 請求項4に記載された発光装置用パッケージと、発光素子と、前記発光素子を封止する封止樹脂と、を備えたことを特徴とする発光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015207732A (ja) * 2014-04-23 2015-11-19 株式会社カネカ 光半導体装置用樹脂成形体、光半導体パッケージ及び光半導体装置
CN112815276A (zh) * 2021-02-04 2021-05-18 谷麦光电科技股份有限公司 一种斜发光的led封装结构

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