JP2014002597A - 移動体用データ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体における格納リソースを有効活用する。
【解決手段】格納可能なビット長が異なるように標準設定された標準格納単位Pa,Pb,PcのうちデータD1〜Dn以上のビット長を有する一時格納単位Pwに、データD1〜Dnを格納する処理を、実行する一時格納ステップ(S101〜S105)と、標準格納単位Pa,Pb,Pcのうち一時格納単位Pw以下のビット長を有する最終格納単位Pfを、上位から下位に向かって複数準備する格納準備ステップ(S106)と、各データD1〜Dnを格納した一時格納単位Pwの現状ビットのうちデータD1〜Dnに対応する有効ビットBd1〜Bdnを、複数準備された最終格納単位Pfにおいて上位のものから順に詰めて格納する最終格納ステップ(S107〜S109)とを、実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、移動体において格納されるデータセットを構成する複数のデータを、処理する移動体用データ処理方法に関する。
車両や農建機等の移動体においては、データセットを格納するメモリ等の格納リソースは、コスト等の制約上、容量の限られたものとなる。一方で近年、多機能化する組み込みソフトウェアに対応するために、データセットのサイズは増大する傾向にある。こうしたことから、限られた格納リソースを有効に活用して、サイズの大きなデータセットであっても格納可能にする技術が、求められている。
例えば特許文献1に開示の技術では、各データセットを構成する複数データを、各データセットに共通の基本データと、各データセット間で異なる差分データとに分類して、それら基本データと差分データとを結合させたものを、移動体の格納リソースにおいて格納させている。これにより、格納するデータサイズを抑えて、格納リソースの有効活用を達成している。
特開2001−242917号公報
しかし、特許文献1に開示の技術は、各データセットに共通の基本データが得られないと、適用できず、格納リソースの有効活用が妨げられてしまう。
また、格納リソースにおいて各データを格納する格納単位のビット長が標準設定されているような場合、標準設定のビット長よりも小さいデータを格納した格納単位は、当該データに対応した有効ビットに付加ビットが加えられた状態となる。この場合、複数データを格納した格納単位のそれぞれにおいて付加ビット分の格納容量が無駄になるため、格納リソースの有効活用が妨げられるが、特許文献1には、そうした無駄容量に対する対策技術は開示されていない。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、移動体における格納リソースを有効活用する移動体用データ処理方法を、提供することにある。
本発明は、移動体において格納されるデータセット(DS)を構成する複数のデータ(D1〜Dn)を、処理する移動体用データ処理方法であって、格納可能なビット長が異なるように標準設定された複数種類の標準格納単位(Pa,Pb,Pc)のうち、データ以上のビット長を有する一時格納単位(Pw)に、データを格納する処理を、各データに対して実行する一時格納ステップ(S101〜S105)と、標準格納単位のうち一時格納単位以下のビット長を有する最終格納単位(Pf)を、上位から下位に向かって複数準備する格納準備ステップ(S106)と、各データを格納した一時格納単位の現状ビットのうちデータに対応する有効ビット(Bd1〜Bdn)を、複数準備された最終格納単位において上位の最終格納単位から順に詰めて格納する最終格納ステップ(S107〜S109)とを、含むことを特徴とする。
このような本発明によると、データセットを構成する複数データは、格納可能なビット長が異なるように標準設定された複数種類の標準格納単位のうち、それらデータ以上のビット長を有する一時格納単位に、一旦は格納される。但し、その後において本発明では、各データを格納した一時格納単位の現状ビットのうち各データに対応する有効ビットが、最終的に格納されることとなる。このとき特に本発明では、標準格納単位のうち一時格納単位以下のビット長を有する最終格納単位が、上位から下位に向かって複数準備され、各有効ビットは、それら最終格納単位において上位のものから順に詰めて格納される。その結果、全ての最終格納単位が共同して、有効ビットのみを格納した状態となる。あるいは、有効ビットが最後に格納される最終格納単位よりも上位のものが共同して、有効ビットのみを格納した状態となると共に、当該最後の格納単位だけ、有効ビットに付加ビットを加えた状態となる。
これらのことから、本発明によれば、格納単位のビット長が標準設定される場合にあっても、データセットの種類に拘らず、当該標準設定の標準格納単位での付加ビットによって生じる無駄な格納容量を、低減し得る。したがって、移動体における格納リソースを、有効活用することができるのである。
また、本発明のさらなる特徴としては、最終格納単位から読み出した有効ビットを、標準格納単位のうち有効ビット以上のビット長を有する読出格納単位(Pr)に格納する処理を、複数の最終格納単位に格納された各有効ビットに対して実行する読出格納ステップ(S201〜S205)と、読出格納単位に格納された各有効ビットが表すデータに基づき、所定制御を実行する制御ステップ(S206)とを、含む。
この特徴によると、複数の最終格納単位に格納された有効ビットは、それら最終格納単位からの読み出しにより、標準格納単位のうち有効ビット以上のビット長を有する読出格納単位に、一旦格納される。こうして読出格納単位に格納された各有効ビットの表すデータに基づくことによれば、所定制御を適正に実行することが可能となる。故に、格納されたデータに基づく所定制御に悪影響を与えることなく、移動体における格納リソースの有効活用を達成できるのである。
尚、本発明による移動体用データ処理方法については、その各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして、提供してもよい。
第一実施形態による移動体用データ処理方法を実現するための構成を示すブロック図である。 第一実施形態による移動体用データ処理方法において扱うデータセットを示す模式図である。 第一実施形態による移動体用データ処理方法において標準設定される標準格納単位を示す模式図である。 第一実施形態による移動体用データ処理方法のうち格納処理の一時格納ステップを示す式図である。 第一実施形態による移動体用データ処理方法のうち格納処理の格納準備ステップを示す模式図である。 第一実施形態による移動体用データ処理方法のうち格納処理の最終格納ステップを示す模式図である。 第一実施形態による移動体用データ処理方法のうち格納処理を実現する格納フローを示すフローチャートである。 第一実施形態による移動体用データ処理方法のうち読出・制御処理の読出格納ステップを示す模式図である。 第一実施形態による移動体用データ処理方法のうち読出・制御処理の制御ステップを示す模式図である。 第一実施形態による移動体用データ処理方法のうち読出・制御処理を実現する格納フローを示すフローチャートである。 第二実施形態による移動体用データ処理方法を実現するための構成を示すブロック図である。 第二実施形態による移動体用データ処理方法を実現するための構成を示すブロック図である。 図7の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第一実施形態)
まず、本発明の第一実施形態に必要な構成を説明する。図1に示すように、本発明の第一実施形態による移動体用データ処理方法を実現するための制御コンピュータ1は、車両や農建機等の移動体に搭載されて所定制御を実行する。制御コンピュータ1は、CPU10、ROM11、RAM12及び入出力インターフェイス14等を備えたマイクロコンピュータである。ROM11は、例えばPROM等の書き込み可能な不揮発性メモリである。ROM11は、複数のデータセットDS(例えば、後に詳述する図2参照)に基づいて所定制御を実行するプログラムとして、組み込みソフトウェア16を予め格納している。CPU10は、RAM12の記憶領域を利用したデータ処理を組み込みソフトウェア16に従って実行することで、データセットDSを参照しつつ移動体の運転に必要な機能を実現させる。
第一実施形態の組み込みソフトウェア16は、例えば制御コンピュータ1乃至はその搭載移動体の製品出荷前等において入出力インターフェイス14に接続ケーブル28を介して接続される外部コンピュータ2から、提供される。ここで、第一実施形態による移動体用データ処理方法を制御コンピュータ1と共に実現する外部コンピュータ2は、CPU20、ROM21、RAM22、外部メモリ23及び入出力ポート24等を備えたパーソナルコンピュータである。外部メモリ23は、例えばハードディスク、光学ディスク、不揮発性メモリ等の各種記憶媒体である。外部メモリ23は、接続ケーブル28を介した入出力ポート24と入出力インターフェイス14との接続状態下、組み込みソフトウェア16の構成データセットDSをROM11に書き込むプログラムとして、格納ソフトウェア26を予め格納している。CPU20は、RAM22の記憶領域を利用したデータ処理を格納ソフトウェア26に従って実行することで、データセットDSをROM11に格納させる。
(格納処理)
以下、制御コンピュータ1とは別の外部コンピュータ2が当該制御コンピュータ1との接続状態にて格納ソフトウェア26に従って実行するデータ処理として、組み込みソフトウェア16の構成データセットDSをROM11に格納する格納処理につき、説明する。
図2に示すようにデータセットDSは、所定ビット長Ldをそれぞれ有するn個のデータD1〜Dn(nは整数)を上位から下位に向かって連ねた形式に、生成される。ここで、本実施形態のデータセットDSにおいて各データD1〜Dnのビット長Ldは、4バイトである32ビットを超えないように、設定されている。また、本実施形態のデータセットDSは、例えばデータD1〜Dnのビット長Ldや個数n、テーブル乃至はマップにおける軸情報等を表した識別情報Idを、ビット長Ldにて最上位に有している。
ここで、図2(a)の例においてデータセットDSは、1.5バイトである12ビット長のデータD1〜D4を連ねて生成され、それらデータD1〜D4の個数n(=4)とビット長Ld(=12)とを表した元データ情報を、最上位の識別情報Idとして少なくとも含んでいる。一方、図2(b)の例においてデータセットDSは、1.5バイトである12ビット長のデータD1〜D3を連ねて生成され、それらデータD1〜D3の個数n(=3)とビット長Ld(=12)とを表した元データ情報を、最上位の識別情報Idとして少なくとも含んでいる。
こうしたデータセットDSを扱う組み込みソフトウェア16では、各コンピュータ1,2の格納リソース11,12,21,22に対して、図3(a),(b),(c)に示すように、複数種類の標準格納単位Pa,Pb,Pcが標準設定されている。各種類の標準格納単位Pa,Pb,Pcは、格納可能なビット長Lpとして互いに異なる長さを有している。具体的には、標準格納単位Paに格納可能なビット長Lpは、1バイトである8ビットに規定されている。標準格納単位Pbに格納可能なビット長Lpは、2バイトである16ビットに規定されている。標準格納単位Pcに格納可能なビット長Lpは、4バイトである32ビットに規定されている。
以上の標準格納単位Pa,Pb,Pcを利用する格納処理は、図4〜6に示す各ステップを含んでいる。
最初に図4は、各データセットDSをRAM22に一時格納する一時格納ステップを、示している。一時格納ステップでは、まず、標準格納単位Pa,Pb,Pcのうち、データセットDSを構成する各データD1〜Dnのビット長Ld以上となる格納単位を、ビット長Lwの一時格納単位Pwとして選択する。
次に一時格納ステップでは、データD1〜Dnの個数nと対応するように、一時格納単位Pwのn個分を上位から下位に向かって関連付けた形式で、RAM22の記憶領域に準備する。さらに一時格納ステップでは、n個の一時格納単位Pwに対してそれぞれ、データD1〜Dnのいずれかを個別に格納させる。このとき、一時格納単位Pwのビット長LwがデータD1〜Dnのビット長Ldよりも大きい場合(例えば図4(a),(b))には、各データD1〜Dnにそれぞれ対応した有効ビットBd1〜Bdnの上位側において、Lw,Ldの差に応じた数の零ビットが付加ビットBa1〜Banとして格納される。
したがって、図4(a)の例では、データセットDSの12ビット長の各データD1〜D4は、当該12ビットよりも大きな16ビット長の標準格納単位Pbである一時格納単位Pwに、一時格納される。故に、各データD1〜D4に対応した12ビット長の有効ビットBd1〜Bd4は、4ビット長の付加ビットBa1〜Ba4がそれぞれ上位側に加えられた一時格納状態を、一時格納単位Pwにおいて実現する。
一方、図4(b)の例では、データセットDSの12ビット長の各データD1〜D3は、当該12ビットよりも大きな16ビット長の標準格納単位Pbである一時格納単位Pwに、一時格納される。故に、各データD1〜D3に対応した12ビット長の有効ビットBd1〜Bd3は、4ビット長の付加ビットBa1〜Ba3がそれぞれ上位側に加えられた一時格納状態を、一時格納単位Pwにおいて実現する。
続いて図5は、各データD1〜Dnを格納するための最終格納単位Pfを準備する格納準備ステップを、示している。格納準備ステップでは、まず、標準格納単位Pa,Pb,Pcのうち、一時格納単位Pwのビット長Lw以下となる格納単位を、ビット長Lfの最終格納単位Pfとして選択する。このとき特に本実施形態では、他の標準格納単位Pb,Pcよりもビット長Lpが小さい、即ち最小ビット長Lpである8ビット長の格納単位Paを、選択される最終格納単位Pfとする。
次に格納準備ステップでは、n個よりも少ないm個の最終格納単位Pfを上位から下位に向かって関連付けた形式にて、RAM22の記憶領域に準備する。このとき特に本実施形態では、識別情報Idのうち元データ情報に基づいてn個のデータD1〜Dnのビット長Ld(即ち、有効ビットBd1〜Bdnのビット長Ld)を合算した総ビット長ΣLdと、m個の最終格納単位Pfのビット長Lfを合算した総ビット長ΣLfとを、比較する。これにより、総ビット長ΣLd以上の総ビット長ΣLfと、当該総ビット長ΣLdとの差がビット長Lf未満となるように、最終格納単位Pfの個数mを決定する。
したがって、図5(a)の例では、データD1〜D4の総ビット長ΣLdが48ビットであるので、8ビット長の最終格納単位Pfが6個準備されて、それら格納単位Pfの総ビット長ΣLfは、総ビット長ΣLdと同じ48ビットとされる。一方、図5(b)の例では、データD1〜D3の総ビット長ΣLdが36ビットであるので、8ビット長の最終格納単位Pfが5個準備されて、それら格納単位Pfの総ビット長ΣLfは、当該8ビット未満の差をもって総ビット長ΣLd以上となる40ビットとされる。
また続いて図6は、各データD1〜Dnに対応した有効ビットBd1〜BdnをROM11に最終格納する最終格納ステップを、示している。最終格納ステップでは、まず、データセットDSを構成する識別情報Idのうち元データ情報に基づくことで、各一時格納単位Pwの現状ビットのうち最下位ビットから数えてビット長Ld分のビット列を、それぞれ有効ビットBd1〜Bdnとして抽出する。
次に最終格納ステップでは、抽出した有効ビットBd1〜Bdnを、m個の最終格納単位Pfにて上位の最終格納単位Pfから順に詰めて、格納させる。このとき特に本実施形態では、総ビット長ΣLd,ΣLfが互いに等しい場合(例えば図6(a))、m個全ての最終格納単位Pfが共同して有効ビットBd1〜Bdnのみを格納した状態となる。一方、総ビット長ΣLfが総ビット長ΣLdより大きい場合(例えば図6(b))、最後の有効ビットBdnが格納される最終格納単位Pfより上位の最終格納単位Pfが共同して有効ビットBd1〜Bdnのみを格納し、当該最後の格納対象である最下位の最終格納単位Pfだけ、零ビットを付加ビットBaとして有効ビットBdnに加えた状態となる。
さらに最終格納ステップでは、有効ビットBd1〜Bdnを格納したm個の最終格納単位Pfに対して、最上位となる最終格納単位Pfをさらに関連付けてRAM22に準備し、当該最上位の最終格納単位Pfに識別情報Ifを格納させる。このとき特に本実施形態の識別情報Ifは、データセットDSの識別情報Idのうちの元データ情報、即ちデータD1〜Dnの個数n及びビット長Ldを、少なくとも含むこととなる。
そして最終格納ステップでは、有効ビットBd1〜Bdn及び識別情報Ifのいずれかを格納するm+1個の最終格納単位Pfを、そのままROM11に割り付けることで、それら有効ビットBd1〜Bdn及び識別情報Ifを当該ROM11に最終格納させる。
以上より図6(a)の例では、各一時格納単位Pwから下位12ビットの有効ビットBd1〜Bd4が抽出される。その結果、12ビット長の有効ビットBd1〜Bd4のみを最上位以外の最終格納単位Pfに格納し、且つ識別情報Ifを最上位の最終格納単位Pfに格納した最終格納状態が、ROM11にて実現される。
一方、図6(b)の例では、各一時格納単位Pwから下位12ビットの有効ビットBd1〜Bd3が抽出される。その結果、12ビット長の有効ビットBd1〜Bd3のみを最上下位以外の最終格納単位Pfに格納し、且つ有効ビットBd3及び付加ビットBaを最下位の最終格納単位Pfに格納し、さらに識別情報Ifを最上位の最終格納単位Pfに格納した最終格納状態が、ROM11にて実現される。
(格納フロー)
以下、上述した格納処理を実現するための格納フローにつき、図7を参照しつつ説明する。
まず、S101では、データセットDSの構成データD1〜Dnのビット長Ldが1バイト(即ち、8ビット)よりも大きいか否かを、判定する。その結果、否定判定が下された場合には、S102へ移行することで、8ビット長の標準格納単位Paを一時格納単位Pwとして選択し、n個の当該格納単位PwにデータD1〜Dnを一時格納する。一方、肯定判定が下された場合には、S103へ移行する。
S103では、データセットDSの構成データD1〜Dnのビット長Ldが2バイト(即ち、16ビット)よりも大きいか否かを、判定する。その結果、否定判定が下された場合には、S104へ移行することで、16ビット長の標準格納単位Pbを一時格納単位Pwとして選択し、n個の当該格納単位PwにデータD1〜Dnを一時格納する。一方、肯定判定が下された場合には、S105へ移行する。
S105では、一時格納単位Pwとして32ビット長の標準格納単位Pcを選択し、n個の当該格納単位PwにデータD1〜Dnを一時格納する。
こうしたS102,S104,S105のいずれの実行後にも、S106へ移行することで、最小8ビットの標準格納単位Pcを最終格納単位Pfとして、そのm個をRAM22に準備する。
続くS107では、m個の最終格納単位Pfに有効ビットBd1〜Bdnを上位から詰めて格納する。また続くS108では、有効ビットBd1〜Bdnを格納したm個の最終格納単位Pfに、識別情報Ifを格納した最終格納単位Pfを最上位に関連付ける。さらに続くS109では、有効ビットBd1〜Bdn及び識別情報Ifのいずれかを格納したm+1個の最終格納単位Pfを、ROM11に割り付ける。以上によりROM11には、元データD1〜Dnを表す有効ビットBd1〜Bdnが、識別情報Ifと共に最終格納される。
以上、S101〜S105が一時格納ステップに相当し、S106が格納準備ステップに相当し、S107〜S109が最終格納ステップに相当する。
(読出・制御処理)
以下、制御コンピュータ1が単独で実行するデータ処理として、組み込みソフトウェア16の構成データセットDSをROM11から読み出して制御に利用する読出・制御処理につき、説明する。この読出・制御処理は、図8,9に示す各ステップを含んでいる。
最初に図8は、ROM11から読み出したデータセットDSの各データD1〜Dnを一時格納する読出格納ステップを、示している。読出格納ステップでは、まず、読み出す各データD1〜Dnのビット長Ldを、抽出する。このとき特に本実施形態では、読出対象のデータD1〜Dnに対応した有効ビットBd1〜Bdnを共同して格納するm個の最終格納単位Pfに関して、それら格納単位Pfの最上位に関連付けられた最終格納単位Pfの識別情報Ifを検索し、当該情報Ifのうち元データ情報に基づいてビット長Ldの抽出を行う。
次に読出格納ステップでは、標準格納単位Pa,Pb,Pcのうち、抽出したビット長Ld以上となる格納単位を、ビット長Lrの読出格納単位Prとして選択する。さらに読出格納ステップでは、読出対象のデータD1〜Dnの個数nと対応するように、読出格納単位Prのn個分を上位から下位に向かって関連付けた形式にて、RAM12の記憶領域に準備する。このとき特に本実施形態では、有効ビットBd1〜Bdnを共同して格納する各最終格納単位Pfに関して、それら格納単位Pfの最上位に関連付けられた最終格納単位Pfの識別情報Ifを検索し、当該情報Ifのうち元データ情報に基づいて読出格納単位Prの準備数nを決定する。
そして読出格納ステップでは、n個の読出格納単位Prに対してそれぞれ、読出対象のデータD1〜Dnに対応する有効ビットBd1〜Bdnのいずれかを個別に格納させる。このとき、読出格納単位Prのビット長LrがデータD1〜Dnのビット長Ldよりも大きい場合(例えば図8(a),(b))には、各データD1〜Dnにそれぞれ対応した有効ビットBd1〜Bdnの上位側において、Lr,Ldの差に応じた数の零ビットが付加ビットBa1〜Banとして格納される。
したがって、図8(a)の例では、12ビット長の各有効ビットBd1〜Bd4は、当該12ビットよりも大きな16ビット長の標準格納単位Pbである読出格納単位Prに、一時格納される。故に、各データD1〜D4に対応した12ビット長の有効ビットBd1〜Bd4は、4ビット長の付加ビットBa1〜Ba4がそれぞれ上位側に加えられた一時格納状態を、読出格納単位Prにおいて実現する。
一方、図8(b)の例では、付加ビットBaを除く12ビット長の各有効ビットBd1〜Bd3は、当該12ビットよりも大きな16ビット長の標準格納単位Pbである読出格納単位Prに、一時格納される。故に、各データD1〜D3に対応した12ビット長の有効ビットBd1〜Bd3は、4ビット長の付加ビットBa1〜Ba3がそれぞれ上位側に加えられた一時格納状態を、読出格納単位Prにおいて実現する。
続いて図9は、読み出したデータセットDSに基づき所定制御を実行する制御ステップを、示している。制御ステップでは、各読出格納単位Prに格納された有効ビットBd1〜Bdnの表すデータD1〜Dnのうち必要データDcを読み出して、制御に利用する。尚、データD1〜Dnを格納した各読出格納単位Prについては、必要データDcの読み出し後、又は所定制御の終了後等に、RAM12の記憶領域から消去されることになる。
(読出・制御フロー)
以下、上述した読出・制御処理を実現するための読出・制御フローにつき、図10を参照しつつ説明する。
まず、S201では、読出対象のデータD1〜Dnのビット長Ldが1バイト(即ち、8ビット)よりも大きいか否かを、判定する。その結果、否定判定が下された場合には、S202へ移行することで、8ビット長の標準格納単位Paを読出格納単位Prとして選択し、n個の当該格納単位Prに読出対象のデータD1〜Dnを一時格納する。一方、肯定判定が下された場合には、S203へ移行する。
S203では、読出対象のデータD1〜Dnのビット長Ldが2バイト(即ち、16ビット)よりも大きいか否かを、判定する。その結果、否定判定が下された場合には、S204へ移行することで、16ビット長の標準格納単位Pbを読出格納単位Prとして選択し、n個の当該格納単位Prに読出対象のデータD1〜Dnを一時格納する。一方、肯定判定が下された場合には、S205へ移行する。
S205では、読出格納単位Prとして32ビット長の標準格納単位Pcを選択し、n個の当該格納単位Prに読出対象のデータD1〜Dnを一時格納する。
こうしたS202,S204,S205のいずれの実行後にも、S206へ移行することで、各読出格納単位Prに格納された有効ビットBd1〜Bdnの表すデータD1〜Dnのうち所定制御の必要データDcを読み出して、当該制御に利用する。
以上、S201〜S205が読出格納ステップに相当し、S206が制御ステップに相当する。
(作用効果)
以上説明した第一実施形態の作用効果を、以下に説明する。
第一実施形態によると、データセットDSを構成する複数データD1〜Dnは、格納可能なビット長Lpが異なるように標準設定された複数種類の標準格納単位Pa,Pb,Pcのうち、データD1〜Dn以上のビット長Lw(Lp)を有する一時格納単位Pwに、一旦は格納される。但し、その後には、各データD1〜Dnを格納した一時格納単位Pwの現状ビットのうち各データD1〜Dnに対応する有効ビットBd1〜Bdnが、最終的に格納されることになる。このとき特に第一実施形態では、標準格納単位Pa,Pb,Pcのうち一時格納単位Pw以下のビット長Lfを有する最終格納単位Pfが、上位から下位に向かって複数準備され、各有効ビットBd1〜Bdnは、それら最終格納単位Pfにおいて上位のものから順に詰めて格納される。その結果、全ての最終格納単位Pfが共同して、有効ビットBd1〜Bdnのみを格納した状態となる。あるいは、有効ビットBd1〜Bdnが最後に格納される最終格納単位Pfよりも上位のものが共同して、有効ビットBd1〜Bdnのみを格納した状態となると共に、当該最後の格納単位Pfだけ、有効ビットBdnに付加ビットBaを加えた状態となる。
これらのことから、第一実施形態によれば、格納単位のビット長Lpが標準設定される場合にあっても、データセットDSの種類に拘らず、当該標準設定の標準格納単位Pa,Pb,Pcでの付加ビットにより生じる無駄な格納容量を、低減し得る(図6参照)。したがって、移動体における格納リソース(ROM11)を、有効活用することができるのである。
また、第一実施形態によると、最後に有効ビットBd1〜Bdnが格納される最終格納単位Pfが有効ビットBdnに付加ビットBaを加えた状態となる場合、当該格納単位Pfとて選択される最小ビット長Lpの標準格納単位Paにおいては、付加ビットBaのビット長が可及的に短くなる。これによれば、格納容量の低減効果を高めて、移動体における格納リソースの有効活用に貢献することができるのである。
さらに、第一実施形態によると、データセットDSに基づいて所定制御を実行する移動体の制御コンピュータ1には、データD1〜Dnを最終格納する最終格納単位Pfが確保されるが、当該制御コンピュータ1に対して接続される別の外部コンピュータ2には、データを一時格納する一時格納単位Pwが確保される。これによれば、制御コンピュータ1よりも格納容量の制約が少ない外部コンピュータ2に一時格納単位Pwを確保して、制御コンピュータ1に対する当該制約下でも第一実施形態の移動体用データ処理方法を実現することが、可能となる。
またさらに、第一実施形態によると、データD1〜Dnのビット長Ldを表す元データ情報が、最上位の最終格納単位Pfに識別情報Ifとして格納されることになる。これによれば、別の最終格納単位Pfに格納された有効ビットBd1〜Bdnに対応するデータD1〜Dnを、元データ情報の表すビット長Ldに基づいて適正に読み出すことが可能となる。故に、格納されたデータD1〜Dnの読み出しに悪影響を与えることなく、移動体における格納リソースの有効活用を達成できるのである。
加えて、第一実施形態によると、複数の最終格納単位Pfに格納された有効ビットBd1〜Bdnは、それら最終格納単位Pfからの読み出しにより、標準格納単位Pa,Pb,Pcのうち有効ビットBd1〜Bdn以上のビット長Lr(Lp)を有する読出格納単位Prに一旦格納される。こうして読出格納単位Prに格納された各有効ビットBd1〜Bdnの表すデータD1〜Dnに基づくことによれば、所定制御を適正に実行可能となる。故に、格納されたデータD1〜Dnに基づく所定制御に悪影響を与えることなく、移動体における格納リソースの有効活用を達成できるのである。
また加えて、第一実施形態によると、データセットDSに基づいて所定制御を実行する移動体の制御コンピュータ1には、読み出した有効ビットBd1〜Bdnを一旦格納する読出格納単位Prが、準備される。これにより制御コンピュータ1は、自身の読出格納単位Prに格納された有効ビットBd1〜Bdnの表すデータD1〜Dnのうち必要データDcに基づいて、所定制御を適時に実行することが可能となるのである。
(第二実施形態)
図11に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。第二実施形態の制御コンピュータ201は、通信装置218をさらに備えたマイクロコンピュータである。通信装置218は、例えばアンテナ及び送受信器等からなる無線通信式であり、外部の基地局203との間において無線により通信可能に、移動体に搭載されている。これにより、第二実施形態の組み込みソフトウェア216を構成するデータセットDSは、移動体の製品出荷後等において随時変更される毎に、基地局203から通信装置218へ提供される。そこで制御コンピュータ201では、RAM12の記憶領域を利用したデータ処理を、ROM11に予め格納された格納ソフトウェア226に従ってCPU10が実行することで、通信装置218に提供されたデータセットDSがROM11に格納されることになる。
このような第二実施形態の格納処理及び格納フローでは、第一実施形態で説明した内容のうち「RAM22」を「RAM12」に読み替えた内容が、制御コンピュータ201により実現されることになる。また、読出・制御処理及び読出・制御フローの内容は、第二実施形態においても第一実施形態と同様となる。
したがって、以上説明した第二実施形態によっても、第一実施形態に準じて、移動体における格納リソースを有効活用すると共に、当該格納リソースにより格納されたデータD1〜Dnを適正に読み出して所定制御を適時に実行することが、可能となる。さらに、第二実施形態によると、データセットDSに基づいて所定制御を実行する移動体の制御コンピュータ201には、データD1〜Dnを一旦格納する一時格納単位Pwも、データD1〜Dnを最終格納する最終格納単位Pfも確保される。これによれば、格納処理及び読出・制御処理を移動体内において完結させることができるので、移動体の運転中にあっても、データセットDSの変更に対応可能となるのである。
(第三実施形態)
図12に示すように、本発明の第三実施形態は第一実施形態の変形例である。第三実施形態の制御コンピュータ301は、別の制御を行う制御コンピュータ330に対して、移動体内のLAN328により接続されている。制御コンピュータ330のROM331は、例えばPROM等の書き込み可能な不揮発性メモリであり、第三実施形態の組み込みソフトウェア316を構成するデータセットDSの複数種類を、予め格納している。これにより第三実施形態では、移動体の製品出荷後等において必要な種類のデータセットDSを、制御コンピュータ330から制御コンピュータ301へ提供可能となっている。そこで制御コンピュータ301では、RAM12の記憶領域を利用したデータ処理を、ROM11に予め格納された格納ソフトウェア326に従ってCPU10が実行することで、ROM331から読み出されるデータセットDSがROM11に格納されることになる。
このような第三実施形態の格納処理及び格納フローでは、第一実施形態で説明した内容のうち「RAM22」を「RAM12」に読み替えた内容が、制御コンピュータ301により実現されることになる。また、読出・制御処理及び読出・制御フローの内容は、第三実施形態においても第一実施形態と同様となる。
したがって、以上説明した第三実施形態によっても、第一実施形態に準じて、移動体における格納リソースを有効活用すると共に、当該格納リソースにより格納されたデータD1〜Dnを適正に読み出して所定制御を適時に実行することが、可能となる。さらに、第三実施形態によると、データセットDSに基づいて所定制御を実行する移動体の制御コンピュータ301には、データD1〜Dnを一旦格納する一時格納単位Pwも、データD1〜Dnを最終格納する最終格納単位Pfも確保される。これによれば、格納処理及び読出・制御処理を移動体内において完結させることができるので、移動体の運転中にあっても、データセットDSの変更に対応可能となるのである。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
第一〜第三実施形態の変形例1として、元データ情報を含む識別情報Idについては、データセットDSのうち最上位以外の所定位、例えば最下位等に関連付けられていてもよい。また、第一〜第三実施形態の変形例2として、元データ情報を含む識別情報Idについては、データセットDSの構成データD1〜Dnとは異なるビット長、例えば当該データD1〜Dnのビット長Ldに対して複数倍となるビット長等を、有していてもよい。さらに、第一〜第三実施形態の変形例3として、元データ情報を含んだ識別情報Ifを格納する最終格納単位Pfについては、最上位以外の所定位、例えば最下位等に関連付けられていてもよい。またさらに、第一〜第三実施形態の変形例4として、元データ情報を含んだ識別情報Ifについては、ビット長Lfを有する最終格納単位Pfの複数個に格納させてもよいし、移動体の格納リソース(ROM11)において最終格納単位Pf以外の記憶領域に格納させてもよい。
最小ビット長Lpの標準格納単位Paを最終格納単位Pfとする第一〜第三実施形態の変形例5としては、格納フローにおいて図13に示すように、格納準備ステップに相当するS106を、一時格納ステップに相当するS101〜S105よりも前に実行してもよい。また、第一〜第三実施形態の変形例6として最終格納単位Pfについては、標準格納単位Pa,Pb,Pcのうち一時格納単位Pw以下のビット長Lpを有するものであれば、最小ビット長Lpの標準格納単位Pa以外を選択してもよい。尚、この場合には、格納フローにおいて、S102,S104,S105のうちS106直前のものにより選択された一時格納単位Pwのビット長Lw(Lp)を考慮して、最終格納単位Pfとして選択すべき標準格納単位Pa,Pb,Pcを決定する。
第一〜第三実施形態の変形例7として、最終格納単位Pfから有効ビットBd1〜Bdnを読み出す際には、それら有効ビットBd1〜Bdnの一時格納に読出格納単位Prを利用する以外の方法、例えば最終格納単位Pfから有効ビットBd1〜Bdnを直接に読み出す方法等を、採用してもよい。また、第一〜第三実施形態の変形例8として各データD1〜Dnのビット長Ldについては、例示した12ビット以外であってもよく、また上限として説明した4バイト(32ビット)を超えていてもよい。さらに、第一〜第三実施形態の変形例9として標準格納単位Pa,Pb,Pcのビット長Lpについては、それぞれ説明した1バイト(8ビット)、2バイト(16ビット)、4バイト(32ビット)以外であってもよく、また標準格納単位の種類数も、異なるビット長Lpであれば適宜設定可能である。
第三実施形態の変形例10として、第二実施形態のように基地局203から複数種類のデータセットDsを提供される通信装置218を、制御コンピュータ330に設けて、第二実施形態に準ずる格納処理及び格納フローにより、それら提供データセットDsをROM331に格納させてもよい。この場合、制御コンピュータ11のROM11に格納させる必要種類のデータセットDsを、ROM331から読み出す際には、第二実施形態に準ずる読出・制御処理及び読出・制御フローを実行することが、好ましい。
1,201,301,330 制御コンピュータ、2 外部コンピュータ、10,20 CPU、11,21,331 ROM、12,22 RAM、16,216,316 組み込みソフトウェア、23 外部メモリ26,226,326 格納ソフトウェア、203 基地局、218 通信装置、328 LAN、Bd1〜Bdn 有効ビット、Ba1〜Ban,Ba 付加ビット、D1〜Dn データ、DS データセット、Id,If 識別情報、Ld,Lf,Lp,Lr,Lw ビット長、m,n 個数、Pa,Pb,Pc 標準格納単位、Pf 最終格納単位、Pr 読出格納単位、Pw 一時格納単位、ΣLd,ΣLf 総ビット長

Claims (8)

  1. 移動体において格納されるデータセット(DS)を構成する複数のデータ(D1〜Dn)を、処理する移動体用データ処理方法であって、
    格納可能なビット長が異なるように標準設定された複数種類の標準格納単位(Pa,Pb,Pc)のうち、前記データ以上のビット長を有する一時格納単位(Pw)に、前記データを格納する処理を、各前記データに対して実行する一時格納ステップ(S101〜S105)と、
    前記標準格納単位のうち前記一時格納単位以下のビット長を有する最終格納単位(Pf)を、上位から下位に向かって複数準備する格納準備ステップ(S106)と、
    各前記データを格納した前記一時格納単位の現状ビットのうち前記データに対応する有効ビット(Bd1〜Bdn)を、複数準備された前記最終格納単位において上位の前記最終格納単位から順に詰めて格納する最終格納ステップ(S107〜S109)とを、含むことを特徴とする移動体用データ処理方法。
  2. 前記格納準備ステップにおいて、最小のビット長を有する前記標準格納単位を、前記最終格納単位として選択することを特徴とする請求項1に記載の移動体用データ処理方法。
  3. 前記移動体において前記データセットに基づく所定制御を実行する制御コンピュータ(1)に対して、別の外部コンピュータ(2)を接続して実行する移動体用データ処理方法であって、
    前記一時格納ステップでは、前記外部コンピュータの格納リソース(22)において前記一時格納単位に前記データを格納し、
    前記最終格納ステップでは、前記制御コンピュータの格納リソース(11)において前記最終格納単位に前記有効ビットを格納することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体用データ処理方法。
  4. 前記移動体において前記データセットに基づく所定制御を実行する制御コンピュータ(201,301,330)により、実行する移動体用データ処理方法であって、
    前記一時格納ステップでは、前記制御コンピュータの格納リソース(12)において前記一時格納単位に前記データを格納し、
    前記最終格納ステップでは、前記制御コンピュータの格納リソース(11)において前記最終格納単位に前記有効ビットを格納することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体用データ処理方法。
  5. 前記最終格納ステップにおいて、前記データのビット長を表す元データ情報を、所定位の前記最終格納単位に格納することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の移動体用データ処理方法。
  6. 前記最終格納単位から読み出した前記有効ビットを、前記標準格納単位のうち前記有効ビット以上のビット長を有する読出格納単位(Pr)に格納する処理を、複数の前記最終格納単位に格納された各前記有効ビットに対して実行する読出格納ステップ(S201〜S205)と、
    前記読出格納単位に格納された各前記有効ビットが表す前記データに基づき、所定制御を実行する制御ステップ(S206)とを、含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の移動体用データ処理方法。
  7. 前記移動体において前記データセットに基づく前記所定制御を実行する制御コンピュータ(1,201,301,330)により、実行する移動体用データ処理方法であって、
    前記読出格納ステップでは、前記制御コンピュータの格納リソース(12)において前記読出格納単位に前記有効ビットを格納することを特徴とする請求項6に記載の移動体用データ処理方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の移動体用データ処理方法の各ステップを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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