JP2014001714A - 一軸偏心ねじポンプ - Google Patents

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和智 林元
Jun Taneichi
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Abstract

【課題】ロータにかかるスラスト荷重やラジアル荷重を十分に受けられるステータ回転型の一軸偏心ねじポンプを提供する。
【解決手段】この一軸偏心ねじポンプ1は、モータ40が永久磁石ブラシレスモータであり、そのシャフト43が、自身軸方向に同軸に貫通する貫通穴43aを有する。ロータ2は、駆動軸2cの先端部に雄ねじ状の螺旋部2aが一体をなして直結され、駆動軸2cは、自身の基端部が、シャフト43の貫通穴43aに同軸に挿入可能に且つスラスト方向にスライド移動可能に形成されている。そして、駆動軸2cの基端部が貫通穴43aに挿入された状態でシャフト43に固定されることによりシャフト43と駆動軸2cとが直接接続され、ロータがモータ40の軸受44、44によって片持ち構造に支承される。
【選択図】図1

Description

本発明は、食料原料、化学原料、下水汚泥などの粘性液(輸送物)を定量圧送する一軸偏心ねじポンプに関する。
従来、この種の一軸偏心ねじポンプとして、例えば図3に示す構造のものが知られている。この一軸偏心ねじポンプ100は、雌ねじ状の内面をもつ固定されたステータ112に雄ねじ状のロータ103が内装されている。ロータ103は、自在継手(ユニバーサルジョイント)106を介して駆動軸102に連結され、駆動軸102は、カップリング104を介してモータ101のシャフト101aに連結されている。この一軸偏心ねじポンプ100によれば、駆動軸102をモータ101によって回転させることにより、ステータ112の軸心に対してロータ103が回転しつつ偏心運動を行うことによって粘性液を吸入側113から吸込み部115を介して吐出側114へ圧送することができる。
しかし、この一軸偏心ねじポンプ100は、ステータ112が固定されているので、ロータ103が大きな反力を受けながら回転する。そのため、ステータ112内面の直線状部分が磨耗し易く、性能が早期に低下する欠点がある。また、ロータ103の回転軸線がステータ112の軸線を中心として公転することから、駆動軸102とロータ103との間に自在継手106を介在させる必要がある。そのため、ポンプの構造が複雑になるばかりでなく、吸込み部115における粘性液の流入を阻害するとともに、ロータ103の公転が振動発生の原因ともなっていた。
また、この種の一軸偏心ねじポンプでは、高濃度や高粘性の粘性液を圧送する場合が多く、さらにロータやステータの摩耗低減の観点から500min−1以下の低回転で使用される場合が多い。そのため、モータのシャフトからの駆動力を、減速機を介してロータに伝達する必要があった。
そこで、これらの問題を解決するために、例えば特許文献1に示される、ステータ回転型の一軸偏心ねじポンプが提案されている。例えば図4に示すように、この一軸偏心ねじポンプ200は、ステータ212を回転可能に支承するとともに、ロータ203を駆動軸202の先端部に一体に設けている。駆動軸202に固定されたロータ203は、その回転軸線がステータ212の軸線から所定距離偏心するように構成され、ステータ212が、ロータ203の1/2の回転速度で同一方向に回転するようになっている。なお、この例では駆動軸202は、基端部が、モータ201のシャフト201aに連結ピン204によって連結されている。また、軸封部分にはメカニカルシール220が用いられている。
図4に例示する一軸偏心ねじポンプ200によれば、ロータ203の回転にともないステータ212がロータ203の1/2の回転速度で同一方向に回転するので、上述のような自在継手の介在を不要として簡素な構造とすることができる。そのため、吸込み部215における粘性液の流入を阻害することもない。さらに、この構造によれば、ステータ212をロータ203の1/2の回転速度で同一方向に回転させることで、ロータ203とステータ212の相対回転速度により圧送作用を発生させるため、原理的に1/2の減速機を搭載した機構となる。そのため、モータ201からの直接駆動も可能である。
特開2009−293529号公報
しかしながら、ステータ回転型の一軸偏心ねじポンプであっても、図4に示すように、連結ピン204でモータ201のシャフト201aにロータ203と一体の駆動軸202を連結する場合、駆動軸202のスラスト方向での位置が連結ピン204を挿通可能な位置に限定されてしまう。そのため、同図の例のように、軸封部分にメカニカルシール220を用いた構造においては、シール面の面圧調整が難しいという問題があった。
また、同図に示すように、ロータ203と一体の駆動軸202を、モータ201のシャフト201aに連結ピン204によって連結する構造である場合、一般的なモータのシャフトであると、一軸偏心ねじポンプのスラスト荷重やラジアル荷重、トルクを受けることに限界がある。そのため、このような場合には、図5に例示する一軸偏心ねじポンプ300のように、ロータ203と一体の駆動軸302を、軸受機構304によって支承してモータ301のシャフト301aに連結する必要があった。
また、一軸偏心ねじポンプの使用限界温度についても、モータや減速機の使用限界温度によって制限される。そのため、ステータ回転型の一軸偏心ねじポンプにおいて、例えば80℃以上の液を圧送する場合、図6に示す一軸偏心ねじポンプ400のように、ポンプ401の側とモータ101の側とをカップリング104等を介して切り離さなければならないという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、ステータ回転型の一軸偏心ねじポンプにおいて、ロータにかかるスラスト荷重やラジアル荷重を十分に受けられる一軸偏心ねじポンプを提供することを目的としている。また、例えば80℃〜130℃の高温にも耐えられるモータの軸受構造を備える一軸偏心ねじポンプを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る一軸偏心ねじポンプは、軸受によって回転自在に支承されるシャフトを有するモータと、該モータのシャフトに連結される駆動軸と、該駆動軸の先端部に一体をなして直結された雄ねじ状の螺旋部を有するロータと、回転可能に支承されるとともに自身の回転軸線が前記ロータの回転軸線に対して偏心して配置される雌ねじ状の内面を有するステータとを備え、前記モータの駆動により、前記駆動軸を介して前記ロータが回転しつつ前記ステータの軸心に対して偏心運動を行うことによって粘性液を吸入側から吐出側へ圧送する一軸偏心ねじポンプであって、前記モータのシャフトは、自身軸方向に同軸に貫通する貫通穴を有し、前記駆動軸は、自身の基端部が、前記シャフトの貫通穴に同軸に挿入可能に且つスラスト方向にスライド移動可能に形成されており、前記駆動軸の基端部が前記シャフトの貫通穴に挿入された状態で前記シャフトに固定されることにより前記シャフトと前記駆動軸とが直接接続され、前記ロータが前記モータの前記軸受によって片持ち構造に支承されることを特徴とする。
本発明に係る一軸偏心ねじポンプによれば、ロータの螺旋部が駆動軸の先端部に一体をなして直結され、駆動軸の基端部がモータのシャフトの貫通穴に挿入された状態で固定されることにより、減速機等を介さずにシャフトと駆動軸を直接接続し、ロータがモータの軸受によって片持ち構造に支承されるので、ロータの片持ちされる長さを短縮することができ、上述のような、駆動軸の軸受機構(図5、図6での符号304参照)を不要とすることができる。そのため、ロータにかかるスラスト荷重やラジアル荷重を十分に受けることができる。そして、このような構成であれば、カップリング等の連結機構(図3、図6での符号104参照)を不要とし、モータとポンプとがいわば一体化されることから、従来の一軸偏心ねじポンプよりも格段にコンパクトに構成可能である。
また、本発明に係る一軸偏心ねじポンプによれば、駆動軸は、自身の基端部が、シャフトの貫通穴に同軸に挿入可能に且つスラスト方向にスライド移動可能に形成されているので、スラスト方向へのロータの位置調整が行える。そのため、軸封部分に、図4に示したようなメカニカルシールを用いた場合であっても、メカニカルシールのシール面の面圧調整が簡便になるとともに、モータを分解することなく、ロータを駆動部から簡単に取り外すことが可能となる。
ここで、本発明の一態様に係る一軸偏心ねじポンプにおいて、前記モータが、永久磁石ブラシレスモータであることは好ましい。このような構成であれば、モータの軸受構造を、ロータにかかるスラスト荷重やラジアル荷重を十分に受けられ、さらに80℃〜130℃の高温にも耐えられるものとする上で好適である。さらに、この永久磁石ブラシレスモータが、モータの回転数が50〜1000min−1の回転領域において当該一軸偏心ねじポンプに必要とされるトルクを十分に出力できるものであることが望ましい。
上述のように、本発明によれば、ステータ回転型の一軸偏心ねじポンプにおいて、ロータにかかるスラスト荷重やラジアル荷重を十分に受けられる一軸偏心ねじポンプを提供することができる。また、例えば80℃〜130℃の高温にも耐えられるモータの軸受構造を備える一軸偏心ねじポンプを提供することができる。
本発明の一態様に係る一軸偏心ねじポンプの一実施形態の説明図である。なお、同図は軸線を含む断面を示している(以下、同様)。 図1の実施形態の変形例を説明する図である。 従来の一軸偏心ねじポンプの一例を説明する図である。 従来の一軸偏心ねじポンプの一例を説明する図である。 従来の一軸偏心ねじポンプの一例を説明する図である。 従来の一軸偏心ねじポンプの一例を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1に示すように、この一軸偏心ねじポンプ1は、モータ40のケーシングを兼ねるブラケット11をポンプ側に有している。つまり、このモータ40は、ケーシングとして、軸方向中央の胴部45と、胴部45の後端を覆う後部46と、胴部45の前端を覆うブラケット11とを有している。
胴部45内には、モータ40のシャフト43が、胴部45の前方および後部46との間で軸受44、44によって両持ち状態で回転自在に支持されている。シャフト43は、自身軸方向に沿って単一の内径で同軸に貫通形成された貫通穴43aを有する。シャフト43の外周には永久磁石41が設けられ、この永久磁石41に対して対向方向に隙間を隔てて胴部45内に固定子42が配置されることで、永久磁石ブラシレスモータが構成されている。
ブラケット11には、ポンプ側となる前側端面11aに、ポンプのハウジング7が装着されている。ハウジング7は、吸込側(同図の右側)から順に、吸込部7a、本体部7bおよび吐出部7cを備えて構成されている。ハウジング7の吸込部7aには圧送流体である粘性液(輸送物)の吸込口8が形成され、また、吐出部7cには粘性液の吐出口9が形成されている。なお、ブラケット11の前側端面11aと吸込部7a相互、吸込部7aと本体部7b相互は、周知のへルールクランプ22によって固定されており、また、吸込部7aおよび本体部7b相互の当接面には、Oリング23が介装されている。そして、この一軸偏心ねじポンプ1は、ハウジング7内に、雌ねじ状の内面をもつステータ4と、このステータ4内に雄ねじ状の螺旋部2aが内装されるロータ2とを備えている。
詳しくは、ロータ2は、先端側の螺旋部2aと、直線状の基端部2bとを一体に有し、基端部2bは、その途中部分に円環状に張り出すつば部2dが形成されている。つば部2dとブラケット11の前側端面11aとの間には、サニタリー性を有するメカニカルシール30が設けられている。メカニカルシール30は、吸込口8から流入した粘性液が、ロータ2の基端部2bとハウジング7の吸込部7aとの間の隙間を通ってブラケット11内に流入するのを阻止している。
ロータ2は、直線状の基端部2bのうち、つば部2dよりも後方が、駆動軸2cとして一体に形成されている。この駆動軸2cは、自身の基端部(この例では段部2fよりも後方の部分)が、上記シャフト43の貫通穴43aにスラスト方向にスライド移動可能且つ同軸に挿入可能に形成されている。駆動軸2cの後端には、雌ねじ2eが形成されている。これにより、シャフト43の後端面43bに対してワッシャ51を介してボルト50を雌ねじ2eに締めこむことで、段部2fがシャフト43の前端面43cに当接した位置で軸方向の位置が規定される。本実施形態では、シャフト43の前端面43cと段部2fとの間にシム54を介装している。これにより、シム54の厚さを適宜調整することにより、駆動軸2cの軸方向の位置を調整することができる。つまり、スラスト方向へのロータ2の位置調整が行える。なお、シャフト43と駆動軸2cとは、キー47によって相互の回転方向への移動が拘束されて一体で回転するようにされている。
このような構成により、このロータ2は、駆動軸2cの基端部が貫通穴43aに挿入された状態で固定されることにより、減速機等を介さずにシャフト43と駆動軸2cを直接接続し、ロータ2がモータ40のシャフト43の両側の軸受44、44によって片持ち構造に支承される。ここで、上記の永久磁石ブラシレスモータであるモータ40は、軸受44、44による軸受構造が、上記のロータ2にかかるスラスト荷重やラジアル荷重を十分に受けられ、さらに80℃〜130℃の高温にも耐えられるものである。さらに、このモータ40は、モータ回転数が50〜1000min−1の回転領域において当該一軸偏心ねじポンプ1に必要とされるトルクを十分に出力できるものである。
ロータ2の螺旋部2aは、自身の回転軸線L2に対して偏心した円形断面を有しており、この螺旋部2aが、雌ねじ状の長円形断面を内面に形成したステータ4の螺旋部4eに内装されるとともに、ステータ4の回転軸線L1に対して、ロータ2の回転軸線L2が所定の偏心量Eだけ偏心するように配置されている。
ステータ4は、その両端が、すべり軸受としての、円環状の自己潤滑軸受5および自己潤滑軸受6を介して上記ハウジング7内に回転自在に支承されている。なお、ハウジング7を構成する吸込部7aおよび本体部7bの内周面には、凹の段部7tがそれぞれに形成されている。また、ステータ4自身の外周面(後述するステータ外筒4b,4c)にも、その両端部に自己潤滑軸受5、6が外嵌される凹の段部4uがそれぞれ形成され、これら凹の段部4uおよび7tによって、自己潤滑軸受5、6の軸方向への移動が拘束されるようになっている。
このステータ4は、軸方向の中央に配設された一つのステータ内筒4aを有する。このステータ内筒4aは、ゴム製の本体部4hと、この本体部4hの外周面に接着された円筒状をなす金属製の躯体部4gとからなる。そして、このステータ内筒4aには、その外側に金属製の二つのステータ外筒4b,4cが嵌め込まれてハウジング7内に固定されている。なお、本体部4h内部に形成される雌ねじ状の螺旋部4eは、その雌ねじ状のピッチがロータ2の螺旋部2aの2倍である。
各ステータ外筒4b、4cは、ステータ内筒4aの外側の躯体部4gにインロー嵌合して嵌め込まれる円筒部4kと、この円筒部4kの吸入側または吐出側の端部に設けられた端面部4dとをそれぞれ有する。ステータ外筒4bの端面部4dとステータ内筒4aの両側の端面4tとの間(相互の軸方向対向面間)には、円環状のステータパッキン12,14が吸入側および吐出側それぞれに介装されている。そして、各ステータ外筒4b、4cは、押しねじ19によってステータ内筒4aの躯体部4gにそれぞれ固定されることで、これらが一体で回転するようになっている。
次に、この一軸偏心ねじポンプの作用・効果について説明する。
この一軸偏心ねじポンプ1は、駆動軸2cが一体をなして直結された雄ねじ状の螺旋部2aを有するロータ2と、回転可能に支承されるとともにその回転軸線L1がロータ2の回転軸線L2に対して偏心して配置される雌ねじ状の螺旋部4eを内面に有するステータ4とを備え、ロータ2が回転しつつステータ4の軸心に対して偏心運動を行うことによって粘性液を吸入側から吐出側へ圧送する構成なので、モータ40の駆動によってロータ2を回転させると、ロータ2はその回転軸線L2を中心として回転し、ロータ2の螺旋部2aの動きに伴ってステータ4もその回転軸線L1を中心としてロータ2の回転と同期して従動回転することにより、粘性液を吸込口8から吐出口9へ圧送することができる。この一軸偏心ねじポンプ1によれば、自在継手を用いない構成とすることができるので、構造が簡単であり、特に食品の圧送においては、自在継手のデッドスペースの洗浄の問題も解消され、吸入側の吸込み部における粘性液の流入も阻害されず、振動も少ない。
そして、この一軸偏心ねじポンプ1によれば、モータ40のシャフト43部分によるロータ2の支承構造は、ロータ2が、その螺旋部2aと一体をなす駆動軸2cの基端部がシャフト43の貫通穴43aに挿入された状態でシャフト43に固定されることにより、減速機等を介さずにシャフト43と駆動軸2cとが直接接続され、ロータ2がモータ40の軸受44、44によって片持ち構造に支承されているので、上述のような駆動軸の軸受機構(図5、図6の符号304参照)を不要とし、ロータ2の片持ちされる長さを短縮することができる。そのため、ロータ2にかかるスラスト荷重やラジアル荷重を十分に受けることができる。そして、カップリング等の連結機構(図3、図6での符号104参照)を不要とし、モータ40とポンプ(ハウジング7の部分)がいわば一体化されることから、従来の一軸偏心ねじポンプよりも格段にコンパクトに構成可能である。
また、この一軸偏心ねじポンプ1によれば、駆動軸2cの基端部が、シャフト43の貫通穴43aに同軸に挿入可能に且つスラスト方向にスライド移動可能に形成されているので、スラスト方向へのロータ2の位置調整が行える。そのため、軸封部分にメカニカルシール30を用いた場合のシール面の面圧調整が簡便になるとともに、モータ40を分解することなく、ロータ2を駆動部であるモータ40のシャフト43から簡単に取り外すことが可能となる。
さらに、この一軸偏心ねじポンプ1によれば、モータ40が永久磁石ブラシレスモータであり、この永久磁石ブラシレスモータは、モータの回転数が50〜1000min−1の回転領域において一軸偏心ねじポンプに必要とされるトルクを十分に出力できるものなので、モータ40からの直接駆動を行う上で好適である。
さらに、この一軸偏心ねじポンプ1によれば、モータ40の軸受構造として、軸受44、44に高耐荷重かつ高温対応の軸受を使用しているので、ロータ2にかかるスラスト荷重やラジアル荷重を十分に受けられ、さらに80℃〜130℃の高温にも耐えられる構成とする上で好適である。なお、モータ40として、本実施形態のような永久磁石ブラシレスモータではなく、ブラシモータであっても採用可能であるが、永久磁石ブラシレスモータの方がブラシモータに比べて高効率でエネルギー損失が少なく、構成部品も少ないため、高温対応のためには好適である。
以上説明したように、このステータ回転型の一軸偏心ねじポンプ1によれば、ロータ2にかかるスラスト荷重やラジアル荷重を十分に受けられ、また、例えば80℃〜130℃の高温にも耐えることができる。
なお、本発明に係る一軸偏心ねじポンプは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、モータ40のシャフト43部分によるロータ2の支承構造として、シャフト43の貫通穴43aが単一の内径で貫通して形成された例で説明したが、これに限定されず、例えば、図2に変形例を示すように、貫通穴43aに段部を設けてもよい。以下、異なる点について説明する(他の部分の符号や説明は省略する)。
つまり、同図に示す例では、シャフト43の貫通穴43aは、その途中部分に段部43pが形成され、段部43pよりも後方が、ボルト50を挿通可能な細径の貫通穴43rとされている。そして、駆動軸2cは、軸方向の長さが細径の貫通穴43rの形成された長さの分だけ後端が短くなっている点が、上記実施形態の例と異なっている。
このような構成であっても、このロータ2は、駆動軸2cの基端部が貫通穴43aに挿入された状態で上記実施形態同様に固定されることにより、減速機等を介さずにシャフト43と駆動軸2cを直接接続し、ロータ2がモータ40のシャフト43の両側の軸受44、44によって片持ち構造に支承することができる。よって、上述した実施形態同様の作用効果を奏することができる。
1 一軸偏心ねじポンプ
2 ロータ
4 ステータ
5,6 自己潤滑軸受
7 ハウジング
8 吸込口
9 吐出口
11 ブラケット
12,14 ステータパッキン
30 メカニカルシール
40 モータ
41 永久磁石
43 シャフト
43a 貫通穴
44 軸受
45 胴部
46 後部
47 キー
50 ボルト
E 偏心量
L1 回転軸線
L2 回転軸線

Claims (2)

  1. 軸受によって回転自在に支承されるシャフトを有するモータと、該モータのシャフトに連結される駆動軸と、該駆動軸の先端部に一体をなして直結された雄ねじ状の螺旋部を有するロータと、回転可能に支承されるとともに自身の回転軸線が前記ロータの回転軸線に対して偏心して配置される雌ねじ状の内面を有するステータとを備え、前記モータの駆動により、前記駆動軸を介して前記ロータが回転しつつ前記ステータの軸心に対して偏心運動を行うことによって粘性液を吸入側から吐出側へ圧送する一軸偏心ねじポンプであって、
    前記モータのシャフトは、自身軸方向に同軸に貫通する貫通穴を有し、前記駆動軸は、自身の基端部が、前記シャフトの貫通穴に同軸に挿入可能に且つスラスト方向にスライド移動可能に形成されており、
    前記駆動軸の基端部が前記シャフトの貫通穴に挿入された状態で前記シャフトに固定されることにより前記シャフトと前記駆動軸とが直接接続され、前記ロータが前記モータの前記軸受によって片持ち構造に支承されることを特徴とする一軸偏心ねじポンプ。
  2. 前記モータが、永久磁石ブラシレスモータであることを特徴とする請求項1に記載の一軸偏心ねじポンプ。
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