JP2014001011A - ２つのフレキシブルコンテナを連結する方法 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、特に、管状膜の２つの開口端部の環境に対する気密性の高い連結のため２つのフレキシブルコンテナ（１，３）を連結する方法に関する。
【解決手段】本発明による方法は、第１のリング（４）より上に第１のフレキシブルコンテナ（３）の第１の開口端部を折り返すステップ（１．１）と、第２のリング（２；５）より上に第２のフレキシブルコンテナ（１）の第２の開口端部を折り返すステップ（１．２）と、続いて、第２のリング（２；５）を通して、第１のリング（４）を第２のフレキシブルコンテナ（１）の内側に挿入するステップ（１．３）と、続いて、リング（２；５，４）を互いに対して平行かつ同軸に位置合わせするステップ（１．４）と、最後に、リング（２；５，４）をリングの間に閉じ込められた端部と当接させるステップ（１．５）とを少なくとも有する。
【選択図】図６

Description

本発明は、２つのフレキシブルコンテナを連結する方法に関する。

フレキシブルコンテナの汚染のないドッキングのための装置は、従来技術、たとえば、ＥＰ１６５６３１１Ｂ１（特許文献１）から周知である。しかし、公知の装置は、できる限り環境に対する気密性が高い方法でフレキシブルコンテナをフランジまたは別のコンテナに連結するために結合することに手間がかかる複数の要素で主に構成される。フレキシブルコンテナは、この場合、少なくとも２つの要素の間に締め付けられる。この締め付けは、補助手段によって、たとえば、要素を一緒に取り囲む周囲締め付けリングによって補助される。

発明の根底にある目的は、できる限り簡単な装置が使用されることになる、２つのフレキシブルコンテナを連結する簡単な方法を提案することにある。特に、本目的は、同じ径を有する２つの開口管状膜端部ができる限り少ない費用を使ってできる限り高い気密性で互いに取り外し可能に連結されることである。

発明によれば、上記目的は、請求項１の特徴を有する方法によって達成される。有利な実施形態は、従属請求項に記載される。

発明によれば、開口端部を有するフレキシブルコンテナのため、特に、同じ径を有する２つの基本的に対応する管状膜の個々の開口管状膜端部のため、フレキシブルリングがそれぞれの開口端部の周りに設置される。

同一の構造をもつ２つのリングは、以下のとおり特に有利に作用する。第１のコンテナに属し、第１のリングの周辺に設置された一方の開口端部は、第２のコンテナへの挿入状態を達成するために、第２のコンテナの、以下では第２の端部と呼ばれる、もう一方の折り返された開口端部を通して、僅かに傾斜させて挿入され、少なくとも第１のリングの弾性が第１の場所での挿入を可能にさせる。

挿入状態において、リングは、互いに対して平行に位置合わせされ、続いて、端部を引き付けることにより、リングは、ほぼ直線に近い狭い円周面を用いて、しかし、（不変的に）常に円周全体に亘って当接させられる。

発明によるリングの有利な実施形態によれば、少なくとも１つのリングは、リングが当接させられたときにラッチ状態が達成されるように成形されている。

発明による方法は、少数のコンポーネントを備える簡単な手段を使用して手動でも、機械的にも実施可能である。有利な実施形態は、当接が発生した後に達成される状態からのリングの制御されていない解除に対抗する付加的な安全保護対策を確保する。

発明によりフレキシブルコンテナの間に作られる連結は、既に気密性の試験に合格している。この設計は、気密性に関して動的であり、すなわち、圧力の増加が気密性を高める。圧力が増加するのに伴って、リングは、力の増加と同期して互いに圧迫される。

発明により使用されるリングの有利な実施形態によれば、リングは、類似した、特に、丸みのある断面を有している。リングは、好ましくは、プラスチック・ポリオキシメチレン（ＰＯＭ）、ポリエチレン（ＰＥ）またはポリアミド（ＰＡ）で構成される。

さらなる有利な実施形態によれば、第１のリングの外側面および第２のリングの内側面は、ラッチ状態において、端部が適合して形成された面の間に締め付けられ得るように、互いに関して少なくとも部分的に適合して形成される。内側リングは、連結側から外側リングに挿入可能である。

さらなる有利な実施形態によれば、第２のリングは、この第２のリングの内側に放射状に、内側に向かって放射状に開口し、円形断面を有する完全周囲保持溝を有している。本実施形態によれば、第１のリングは、ワンピース部品であり、外側面の領域において円形断面と一体に成形される。第１のリングは、第１のリングがラッチ状態を達成するために保持溝に嵌まり込むことができるように可撓性のある単一の材料で構成される。

本発明は、図面を参照して以下のテキストにおいてより詳しく説明される。

互いに対して平行に位置合わせされ、フレキシブルコンテナの折り返された端部を有する第１の例示実施形態による２つのリングを示した図である。

互いに対して平行に位置合わせされ、フレキシブルコンテナの折り返された端部を有する第２の例示実施形態による２つのリングを示した図である。

第２のリングを通る第１の例示実施形態による第１のリングの挿入を示した図である。

挿入後に、互いに平行に位置合わせされた、第１の例示実施形態によるリングを示した図である。

リングが当接させられた後に、図４からの開口端部と共にリングを示した図である。

ラッチ状態における第２の例示実施形態によるリングの図５に類似した実例を示した図である。

図１から６は、２つの例示実施形態においてフレキシブルコンテナ１、３を連結する発明による方法を明らかにする。図１および３から５は、第１の例示実施形態による方法のある程度の数の状態について言及する。図２および６は、第２の例示実施形態による方法の開始および終了について言及し、終了後、ラッチ状態が達成される（図６）。

発明による方法は、２つの無端管状膜の環境に対する気密性の高い連結に、特に、適している。図１および２は、リング２；５、４が互いに平行に位置合わせされ、フレキシブルコンテナ１、３の開口端部が上記リングより上に折り返されているこの方法の開始を示す。図３は、第２のリング２；５を通る第２のフレキシブルコンテナ１への第１のリング４のその後の挿入を示す。第２のコンテナ１では、リング２；５、４の互いに対する広範囲の平行かつ同軸の位置合わせが行われ、この結果が図４に例示される。最後に、リング２；５、４は、リングの間に締め付けられた端部と当接させられる。

図２および６による第２の例示実施形態による方法の場合、ラッチ状態は、リングが当接させられたときに達成される（図６）。

図１および３から５によるリング２、４は、同様に形成される。

これと対照的に、図２および６によるリング５、４は、互いを補完し、第２の例示実施形態による方法における第２のリング５として、この第２のリングは、この第２のリングの内側に、第１のリング４の円形断面の丸みを反映するために相応して形成された周囲凹部を有する。

凹部は、第２のリング５の軸側に向かって開口するように配置される。第２のリング５は、第１のリングの外径より小さい入口断面が形成されるように、断面で見たときほぼ１時の位置に非常に高い部分を有する。このように、この方法は、有利な実施形態によれば、ラッチ状態で終了する。

１,３ フレキシブルコンテナ
２,４,５ リング

Claims (6)

1. とりわけ２つの開口管状膜端部の環境に対する気密性の高い連結のための２つのフレキシブルコンテナ（１，３）を連結する方法であって、
   １．１ 第１のリング（４）の周りで第１のフレキシブルコンテナ（３）の第１の開口端部を折り返すステップと、
   １．２ 第２のリング（２；５）の周りで第２のフレキシブルコンテナ（１）の第２の開口端部を折り返すステップと、
   １．３ 続いて、前記第２のリング（２；５）を通して、前記第１のリング（４）を前記第２のフレキシブルコンテナ（１）に挿入するステップと、
   １．４ 続いて、前記リング（２；５，４）を互いに対して平行かつ同軸に位置合わせするステップと、
   １．５ 最後に、前記リング（２；５，４）を前記リングの間に締め付けられた前記端部と当接させるステップと、
   を少なくとも有する方法。
2. 前記リングが当接させられるとき、ラッチ状態が達成されることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 請求項１または２に記載の方法の一方を実施するリング。
4. 請求項１および２のいずれかに記載された方法における第２のリング（５）として、この第２のリングは、この第２のリングの内側に、前記第１のリングの円形断面の丸みを反映するために相応して形成された周囲凹部を有することを特徴とする、請求項３に記載のリング。
5. 前記凹部は、軸側に向かって開口するように配置されていることを特徴とする、請求項４に記載のリング。
6. 第２のリング（５）として、この第２のリングは、前記第１のリングの外径より小さい入口断面が形成されるように、断面で見たときにほぼ１時の位置に非常に高い部分を有することを特徴とする、請求項５に記載のリング。

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