JP2013543116A - エラー検出を有するグルコースの電気化学的測定法 - Google Patents

エラー検出を有するグルコースの電気化学的測定法 Download PDF

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Abstract

計測器とテストストリップとを有する検体測定システムを操作するシステム及び代表的方法が本明細書で説明及び例示される。本明細書に記載される該方法及びシステムは、テストストリップを構成する構造体及び材料並びに周囲温度の変化に起因する、検体の算出中の様々なエラーをトラップすることを可能にする。
【選択図】なし

Description

本出願は、パリ条約、米国特許法第119条、120条、又は365条の1つ以上の下、2010年9月28日出願の「ANALYTE MEASUREMENT METHOD AND SYSTEM WITH ERROR TRAPPING」と題された米国仮特許出願第61/387,366号(代理人整理番号DDI5203USPSP)への優先権を主張し、該特許出願は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
電気化学センサは、液体試料中の物質の存在を検出又は測定するのに用いられてきた。電気化学センサは、少なくとも電子伝達剤(「電子伝達体」とも呼ばれる)及び検体特異的生体触媒タンパク質(例えば、特定の酵素)を含有する試薬混合物、並びに1つ以上の電極を含む。このようなセンサは、電子伝達体と電極表面との間の電子伝達に基づき、電気化学的酸化還元反応を測定することにより機能する。電気化学的バイオセンサシステム又はデバイスで用いるとき、電子伝達反応は、液体試料中の測定される検体濃度と相関する電気信号によりモニタリングされる。
血液又は血液由来産物、涙液、尿、及び唾液などの体液中の検体検出のためのかかる電気化学センサの使用が重要になってきており、場合によっては、特定の個人の健康維持に不可欠である。医療の分野では、糖尿病などの人は、例えば、体液中の特定の構成成分をモニタリングする必要がある。コレステロール、タンパク質、及びグルコースなどの特定の液体構成成分濃度のモニタリングを便利に行うために、多くのシステムは、血液、尿、又は唾液などの体液を検査できる。膵臓の疾患であり、不十分なインスリン産生が糖質の適切な消化を妨げる糖尿病を患う患者は、血中グルコース濃度を日々注意深くモニタリングする必要がある。糖尿病患者にとって、習慣的に血中グルコースを検査し、制御することは、目、神経、及び腎臓に対する重篤な障害のリスクを低減し得る。
出願者らは、本分野における欠点を回避する、正確なグルコース濃度を測定するために使用できるシステム及び方法の必要性を認識している。上記の観点から及び一態様によると、テストストリップと計測器とを有するシステムでグルコース濃度を測定する方法が提供される。そのテストストリップは、参照電極と、第1の作用電極と、第2の作用電極と、を含んでよく、この第1の電極は試薬層でコーティングされている。計測器は、参照電極と第1の作用電極との間に検査電圧を印加し、参照電極と第2の作用電極との間に第2の検査電圧を印加する電子回路を備えてよい。計測器はまた、複数の検査電流を測定し、その検査電流からグルコース濃度を算出する信号プロセッサも備えてよい。本方法は、テストストリップの参照電極と試薬層でコーティングされた第2の作用電極との間、及び参照電極と試薬層でコーティングされた第1の作用電極との間の化学反応を開始させる工程;第1及び第2の作用電極の一方の一次検査電流及び二次検査電流を測定する工程;一次検査電流と二次検査電流との差がゼロ未満かどうかを判定する工程;真と判定された場合には、複数の検査電流に基づいてグルコース濃度を導出又は算出し、そうでなければエラーを戻す工程;により達成され得る。
更なる実施形態において、テストストリップと計測器とを有するシステムを用いたグルコース濃度を測定する方法。そのテストストリップは、参照電極と、第1の作用電極と、第2の作用電極と、を含んでよく、この第1の電極は試薬層でコーティングされている。計測器は、参照電極と第1の作用電極との間に検査電圧を印加し、参照電極と第2の作用電極との間に第2の検査電圧を印加する電子回路を備えてよい。計測器はまた、複数の検査電流を測定し、その検査電流からグルコース濃度を算出する信号プロセッサも備えてよい。該方法は、テストストリップの参照電極と試薬層でコーティングされた第2の作用電極との間、及び参照電極と試薬層でコーティングされた第1の作用電極との間の化学反応を開始させる工程;血液試料をテストストリップに適用した後に複数の検査電流をサンプリングする工程;第2及び第1の作用電極のそれぞれからサンプリングしたそれぞれの三次検査電流から電流比を決定する工程;及び、第2の作用電極と第1の作用電極との電流比がK未満かどうか質問し、真の場合、複数の検査電流に基づいてグルコース濃度を導出又は算出し、そうでなければエラーを戻す工程;によって達成され得る。
別の実施形態において、テストストリップと計測器とを有するシステムでグルコース濃度を判定する方法。そのテストストリップは、参照電極と、第1の作用電極と、第2の作用電極と、を含んでよく、この第1の電極は試薬層でコーティングされている。計測器は、参照電極と第1の作用電極との間に検査電圧を印加し、参照電極と第2の作用電極との間に第2の検査電圧を印加する電子回路を備えてよい。計測器はまた、複数の検査電流を測定し、その検査電流からグルコース濃度を算出する信号プロセッサも備えてよい。該方法は、テストストリップの参照電極と試薬層でコーティングされた第2の作用電極との間、及び参照電極と試薬層でコーティングされた第1の作用電極との間の化学反応を開始させる工程;第1及び第2の作用電極の一方の一次検査電流及び二次検査電流を測定する工程;一次検査電流と二次検査電流との差がゼロ未満かどうかを判定する工程;第2及び第1の作用電極のそれぞれからサンプリングしたそれぞれの三次検査電流から電流比を決定する工程;第2及び第1の作用電極のそれぞれからサンプリングしたそれぞれの三次検査電流から得た電流比がKより大きいかどうかを評価する工程;及び、判定ステップ又は評価ステップの一方又は両方が真である場合にはエラーを戻し、そうでなければ複数の検査電流に基づいてグルコース濃度を導出又は算出する工程;によって達成され得る。
これら及び他の実施形態、特徴並びに利点は、以下に述べる本発明の代表的実施形態のより詳細な説明を、はじめに簡単に述べる付属の図面とあわせて参照することによって当業者にとって明らかになるであろう。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部をなす添付図面は、本発明の好適な実施形態を示したものであって、上記に述べた一般的説明及び以下に述べる詳細な説明と共に、本発明の特徴を説明する役割(同様の数字は、同様の要素を表す)を果たすものである。
検体濃度を測定するシステムの代表的な実施形態の平面図。 図1Aの検体測定装置内に配置されている代表的な回路基板の電気的構成要素を示す図。 代表的な実施形態のテストストリップの透視分解図。 図2に示される代表的な実施形態のテストストリップの平面図。 図2及び3のテストストリップと電気的接続を形成する、図1Aに示される計測器に関する代表的な実施形態の概略的機能要素を示す図。 代表的な実施形態の、計測器がテストストリップに印加した検査電圧を示すグラフ。 代表的な実施形態の、図5Aの検査電圧がテストストリップに印加されたときに生成される検査電流を示すグラフ。 テストストリップの電流トランジェント(current transient)が不適切な減衰を受け(図5Bの電流トランジェントと比較した場合)、それによって誤ったグルコース濃度を引き起こす可能性がある状態を示す図。 テストストリップの電流トランジェントが不適切な初期ピークを受け(図5Bの電流トランジェントと比較した場合)、それによって誤ったグルコース濃度を引き起こす可能性がある状態を示す図。 第1の作用電極及び第2の作用電極のそれぞれの電流トランジェントが、グルコース測定試験の期間を通して適切な比を維持しない状態を示す図。 図6A及び図6Bに例示されたエラーをトラップし、誤ったグルコース読取りの提供を防止する技術を示す図。 図6Cに例示されたエラーをトラップし、誤ったグルコース読取りの提供を防止する技術を示す図。 図7A及び図7Bの技術を組み合わせた方法を示す図。
以下の詳細な説明は、図面を参照しつつ読まれるべきもので、異なる図面中、同様の要素は同様の参照符号にて示してある。図面は必ずしも一定の縮尺を有さず、選択した実施形態を示したものであって、本発明の範囲を限定するものではない。詳細な説明は本発明の原理を限定するものではなく、あくまでも例として説明するものである。この説明文は、当業者による発明の製造及び使用を明確に可能ならしめるものであり、出願時における発明を実施するための最良の形態と考えられるものを含む、発明の複数の実施形態、適応例、変形例、代替例、並びに使用例を述べるものである。
本明細書で任意の数値や数値の範囲について用いる「約」又は「およそ」という用語は、構成要素の部分又は構成要素の集合が、本明細書で述べるその所望の目的に沿って機能することを可能とするような適切な寸法の許容誤差を示すものである。更に、本明細書で用いる「患者」、「ホスト」、「ユーザー」、及び「被験者」という用語は任意のヒト又は動物患者を指し、システム又は方法をヒトにおける使用に限定することを目的としたものではないが、ヒト患者における本発明の使用は好ましい実施形態を代表するものである。
図1Aは、検体濃度を測定するシステム100を示しており、システム100は、計測器102と、テストストリップ120(200)と、を含んでよい。計測器102は、ディスプレイ104、ハウジング106、複数のユーザーインターフェースボタン108、及びストリップポート110を備えてよい。計測器102は、図1Bに関連させながら更に説明するように、ハウジング106内に電子回路を更に含んでもよい。テストストリップ120(200)の近位部分をストリップポート110に挿入できる。ディスプレイ104は、検体濃度、例えばグルコース濃度を知らせることができ、ユーザーに検査の実施方法を指示するためのユーザーインターフェースを表示させる目的で用いることができる。本明細書で使用する場合、「知らせる」という用語、及びこの基本用語の変形表現は、文字、音声、画像、又はあらゆる伝達法を組み合わせたものを介して、ユーザー、ユーザーの介護者、又は医療提供者に通知を行うことを示す。複数のユーザーインターフェースボタン108により、ユーザーインターフェースソフトウェアを介して誘導することにより、ユーザーは計測器102を操作できる。ディスプレイ104は場合により背面照明を含んでもよい。
図1Bに示すように、ハウジング106の内部に配置されるのは、メモリ154、クロック156、オペアンプ158、及びディスプレイコネクタ160に接続されるマイクロコントローラ162を有する回路基板150である。オペアンプ158及びマイクロコントローラ162は、試験ストリップ120(200)上の対応する導電性経路と機械的に接触するための接点152a、152b、及び152bを有するストリップポートコネクタ152に動作可能に接続される。その他データ管理装置との通信を容易にするため、無線トランシーバーモジュール164が設けられ、ユニット100のメモリ154に保存されたデータの双方向通信を可能にする。回路基板150の反対側には、電池の形態の電源(図示なし)が設けられている。データポートも設けてもよい。計測器ユニット100は、携帯するのに好ましい寸法及び構成であり、トランシーバー164は、短距離無線ネットワーク(例えば、BlueTooth若しくはWi−Fiなど)、又はより長距離の無線ネットワーク(例えば、GSM、CDMA、3Gなど)のいずれか又は両方と共に使用できることに留意されたい。
マイクロコントローラ162は、ストリップポート152、オペアンプ回路158、第1の無線モジュール164、ディスプレイ104、不揮発性メモリ154、クロック156、データポート、及びユーザーインターフェースボタン108と電気的に接続できる。ボタン、トランシーバー、又はグルコース測定回路を介して入力されるデータとしては、検体濃度を表す値、又はその人の日常の生活習慣に関連した情報と共に、検体濃度の値と関連する値を挙げることができる。日常の生活習慣に関連した情報は、日又は週の特定の時間にユーザーの検体の濃度値に組み合わされて、即ちこれと「タグが付けられて」、個人の食物の摂取、薬の使用、健康診断の実施、並びに一般的な健康状態及び運動レベルを含むことができる。
オペアンプ回路158は、ポテンシオスタット機能及び電流測定機能の一部分を与えるように構成された2つ以上のオペアンプであってもよい。ポテンシオスタット機能とは、試験ストリップの少なくとも2つの電極間に試験電圧を印加することを指し得る。電流機能とは、試験ストリップ120(200)に印加された試験電圧に起因する試験電流の測定を指し得る。電流測定は、電流電圧変換器によって行うことができる。マイクロコントローラ162は、例えばTexas Instrument MSP430F2419などの混合シグナルマイクロプロセッサ(MSP)の形態であってよい。TI−MSP430F2419は、ポテンシオスタット機能及び電流測定機能の一部分を実行するようにも構成されてよい。更に、MSP430F2419は、揮発性及び不揮発性メモリを含んでもよい。別の実施形態において、電子構成要素の多くを特定用途向け集積回路(ASIC)の形態でマイクロコントローラに組み込むことができる。
ストリップポート152は、試験ストリップと電気的接続を形成するように構成することができる。ディスプレイコネクタ160は、ディスプレイ104に取り付けるように構成することができる。ディスプレイ104は、測定された血糖値を報告し、生活習慣に関連した情報の入力を助け、並びにグラフィックデータ、画像結果、及び動画ビデオの操作のための液晶ディスプレイの形態であってよい。ディスプレイ104は、バックライトを含んでもよい。データポートは、接続リード線に接続されている好適なコネクタを受容でき、それによりパソコンなどの外部装置に計測器ユニット100を接続できるようになる。データポートは、例えばシリアル、USB、又はパラレルポートなどの、データ送信が可能な任意のポートであってよい。クロック156は、時間を測定するように構成することができ、振動結晶の形態であってよい。
図2及び3は、基板205上に7つの層が配置されてよい、テストストリップ120(200)のそれぞれ代表的な分解透視図及び組立品の平面図である。基板205の上に配置されている7つの層は、導電層250、絶縁層216、試薬層218、接着層260、親水層270、及び最上層280であってよい。例えば、スクリーン印刷プロセスを用いて、導電層250、絶縁層216、試薬層218、及び接着層260を基板205の上に順次堆積させる一連の工程で、テストストリップ120(200)を製造してよい。親水層270及び最上層280は、ロールストックから配置され、一体化ラミネート、又は個別の層のいずれかとして基板205上に積層されてよい。テストストリップ120(200)は、図2に示すように遠位部203及び近位部204を有する。
テストストリップ120(200)は、そこから血液試料を吸い込める試料収容チャンバ292を備えてよい。試料収容チャンバ292は、テストストリップ120(200)の近位端に入口を備えてよい。以下で述べるように、排出口、つまり空気排気口が親水層270に備えられる。検体濃度を測定できるように、血液試料をこの入口から入れて、試料収容チャンバ292に充填してよい。図2に示されているように、試薬層218に隣接して位置する接着層260の切り抜き部分の側端部が、試料収容チャンバ292の壁を画定する。試料収容室292の底部即ち「床」となる部分には、基板205、導電層250、及び絶縁層216の一部分を含んでよい。試料収容チャンバ292の上部即ち「天井」となる部分には、遠位側親水性部分282を含んでよい。
図2に示すように、テストストリップ120(200)において、基板205は、後に貼合される層の支持を助ける基盤として用いてよい。基板205は、ポリエステルシート、例えばポリエチレンテトラフタレート(PET)材料の形態であってよい。基板205は、公称350マイクロメートル厚及び370ミリメートル幅の、長さ約60メートルのロール形態であってよい。
導電層250は、グルコースの電気化学的測定に用いることができる電極の形成に必要である。導電層250は、基板205上にスクリーン印刷されるカーボンインクから作ることができる。スクリーン印刷プロセスにおいて、カーボンインクはスクリーン上に供給され、続いてスキージを用いてスクリーンを通じて転写される。印刷されたカーボンインクは、約140℃の温風で乾燥させることができる。カーボンインクは、VAGH(商品名)樹脂、カーボンブラック、グラファイト、並びに樹脂、カーボン、及びグラファイト混合物用の1種以上の溶媒を含んでよい。より詳細には、カーボンインクは、カーボンインク中に好適な比のカーボンブラック:VAGH樹脂を包含してよい。
図2に示されているようなテストストリップ120(200)では、導電層250は、参照電極210、第1の作用電極212、第2の作用電極214、参照接触パッド211、第1の接触パッド213、第2の接触パッド215、参照電極トラック207、第1の作用電極トラック208、及び第2の作用電極トラック209を含んでよい。図2に示す実施形態では、第1の作用電極212と第2の作用電極214との間のクロストークを最小限に抑えるように、第1の作用電極212と第2の電極214との間に参照電極210が配置される。
導電層250は、カーボンインクから形成することができる。参照接触パッド211、第1の接触パッド213及び第2の接触パッド215は、検査計測器と電気的に接続されるように構成されてよい。参照電極トラック207は、参照電極210から参照接触パッド211に至る電気的に連続した経路を与える。同様に、第1の作用電極トラック208は、第1の作用電極12から第1の接触パッド213に至る電気的に連続した経路を与える。同様に、第2の作用電極トラック209は、第2の作用電極214から第2の接触パッド215に至る電気的に連続した経路を与える。
絶縁層216は、参照電極210、第1の作用電極212、及び第2の作用電極214の一部分を露出する開口部217を有してよく、これにより、液体試料によってこれらの電極を濡らすことができる。第1の作用電極212、第2の作用電極214、及び参照電極210の面積は、液体試料に曝露される面積として画定することができる。電極面積の画定に加え、絶縁層216は、液体試料が電極トラック207、208、及び209に触れるのを防ぐ。検査電流の大きさが電極の有効面積に正比例するため、作用電極の機能面積を正しく画定すべきであると考えられる。一例として、絶縁層216は、Ercon,Inc.から購入可能なErcon E6110−116 Jet Black Insulayer(商標)インクであってもよい。テストストリップはこの時点でプラズマ処理されてもよい。このプラズマは、高圧ACによって、室温及び大気圧で発生される。イオン化高エネルギー粒子からなる、得られたプラズマを空気流中で下流に押し流して、基板に衝突させる。プラズマ処理を用いて、スクリーン印刷した炭素系電極の表面を改質する。この表面改質は、炭素表面の電気化学的活性を増大させると共に、印刷層の表面エネルギーを増加させて、印刷済みの層と後で印刷される層との間を更に良好に接着可能にすると考えられる。プラズマ処理は炭素表面の電気化学性も向上させ、それにより、測定サイクル中の電気化学反応の一部として、伝達体との反応が更に理想的なものになるとも考えられる。
試薬層218は、図2に示されているように、導電層250と絶縁層216の一部分の上に配置されている。一実施形態では、2つの重なった試薬層が、導電層250と絶縁層216の一部の上に印刷されていてもよい。
試薬層218は、酵素、及び当該検体と選択的に反応する伝達体、並びに所望のpHを維持する緩衝剤のような化学物質を含んでよい。例えば、血液試料中のグルコースを測定する場合、試薬層218は、機能操作に必要な他の成分と共に、酵素と伝達体を含んでよい。酵素試薬層18は、例えば、グルコースオキシダーゼ、クエン酸三ナトリウム、クエン酸、ポリビニルアルコール、ヒドロキシルエチルセルロース、フェリシアン化カリウム、消泡剤、カーボジル、PVPVA、及び水を含み得る。
試薬層で用いるのに適した代表的な酵素としては、グルコースオキシダーゼ、グルコースデヒドロゲナーゼ(ピロロキノリンキノン(PQQ)補因子を伴う)、及びグルコースデヒドロゲナーゼ(フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)補因子を伴う)が挙げられる。試薬層に使用するのに適した代表的な調節物質としては、フェリシアニドがあり、この場合では酸化型である。試薬層は、グルコースを酵素副産物に物理的に変換し、そのプロセス中で、グルコース濃度値に比例する量の還元された媒介物質(例えば、フェロシアニド)を生成するように構成されてよい。試薬層及び電気化学ベースの検体検査ストリップ全般に関する更なる詳細は、米国特許第6,241,862号に記載されており、その内容は参照により全体が本明細書に組み込まれる。
一実施形態では、試薬層218の面積は、参照電極210、第1の作用電極212、及び第2の作用電極214の面積全体を覆うのに十分な大きさである。試薬層218の幅及び長さは、テストストリップ120(200)で用いてよい最大電極面積を少なくとも占めるのに十分な幅及び長さである。試薬層218の幅は約2ミリメートルであってよく、これは、方形開口部217の幅の2倍超である。
接着層260は、第1の接着パッド262と、第2の接着パッド264と、第3の接着パッド266を含み、試薬層218の堆積後の、テストストリップ120(200)の上に配置してよい。接着層260の一部分は、試薬層218に直隣接するか、触れるか、又は部分的に重なるように配列されてよい。接着層260は、市販の水系アクリルコポリマー感圧性接着剤を含んでよい。接着層260は絶縁層216、導電層250、及び基板205の一部分の上に配される。接着層260は、親水層270をテストストリップ120(200)に結合させる。
図2に示すように、親水層270は、遠位側親水性部分272及び近位側親水性部分274を備えてよい。間隙276は、遠位側親水性部分272と近位側親水性部分274との間に備わる。血液が試料収容チャンバ292(図3に示されている)を満たすと、間隙276が、空気用の側部排気口としての役割を果たす。親水層270は、3Mから市販されている曇り止めコーティングのような、1種の親水性表面を有するポリエステル材であってよい。
図2に示すように、テストストリップ120(200)に最後に追加される層は最上層280である。最上層280は、透明部分282及び不透明部分284を備える。最上層280は、親水層270上に配置されると共に親水層270に接着される。最上層280は、その一方の面に接着剤コーティングを有するポリエステルであってよい。透明部分282は、遠位側親水性部分272に実質的に重なり合っており、試料収容チャンバ292が充分充填され得ることを使用者が視覚的に確認できるようになっている。不透明部分284(238)は使用者が、例えば、試料収容チャンバ292内の血液などの着色した液体と、不透明部分284とを高いコントラストで観察する助けとなる。
代表的実施形態において、グルコースの測定は、フラボ酵素グルコースオキシダーゼによる特異的酸化に基づく。グルコース・テスト・ストリップで生じ得るこの反応は、以下の式A及びB(2)にまとめられる。
D−グルコース+GO(ox)→グルコン酸+GO(red) (A)
GO(red)+2Fe(CN)63−→GO(ox)+2Fe(CN)64−(B)
式Aに示されるように、グルコースは、グルコースオキシダーゼの酸化型(GO(ox))によって、化学的に形質転換又は酸化される。GO(ox)は「酸化型酵素」とも呼ばれることに留意すべきである。式Aの化学反応の間、酸化型酵素GO(ox)は、GO(red)で表わされるその還元状態(即ち、「還元酵素」)に化学的に形質転換又は変換される。次に、この還元型酵素GO(red)は、式Bに示されるようにFe(CN)63−(酸化された媒介物又はフェリシアニドと呼ばれる)との反応により再度形質転換又は再酸化されてGO(ox)に戻る。GO(red)が酸化状態GO(ox)に戻る間、Fe(CN)63−は還元されてFe(CN)64−(還元された媒介物質又はフェロシアニドと呼ばれる)となる。
2本の電極の間に試験電位を印加して上記説明した反応が行われると、電極表面で還元された媒介物質が電気化学的に再酸化することにより検査電流が生成される可能性がある。従って、理想的な環境では、上記の化学反応時に生成されるフェロシアニドの量は、電極間に配置された試料中のグルコースの量と正比例するため、生成された検査電流は、試料のグルコース含有量と比例することになる。フェリシアニドなどの媒介物質とは、グルコースオキシダーゼなどの酵素から電子を受けた後、この電子を電極に渡す化合物である。試料中のグルコース濃度が増加すると、生成される還元された媒介物質の量も増加することから、グルコース濃度と還元された媒介物質の再酸化により発生する検査電流との間には直接の因果関係がある。特に、電気的境界面(electrical interface)を横断する電子の移動が、検査電流の流れとなる(1モルのグルコースが酸化されるごとに2モルの電子が移動する)。したがって、グルコースの導入により生じた検査電流を、グルコース電流トランジェント(glucose current transient)又は経時的にサンプリングされた電流値の総和と呼ぶことがある。
図4は、テストストリップ120(200)とインターフェースをとる計測器102の簡略化概略図を示す。計測器102は、参照コネクタ180、第1のコネクタ182及び第2のコネクタ184を備えてよく、それぞれ参照端子211、第1の端子213及び第2の端子215と電気的接続を形成する。上記3つのコネクタは、ストリップポート110の一部である。検査を行うときには、第1の検査電圧源186(図1Bの回路由来)が、第2の作用電極214と参照電極210との間に検査電圧VWE2を印加できる。検査電圧VWE2を受けて、続いて計測器102は、第2の作用電極で検査電流IWE2を測定できる。同様の形で、第2の検査電圧源188(図1Bの回路由来)は、第1の作用電極212と参照電極210との間に検査電圧VWE1を印加する。検査電圧VWE1を受けて、続いて計測器102は、検査電流IWE1を測定できる。ある実施形態では、検査電圧VWE2及び第2の検査電圧VWE1は、ほぼ等しくてよい。
図5Aは、テストストリップ120(200)に印加される検査電圧の代表的なグラフである。液体試料をテストストリップ120(200)に投入する前に、検査計測器102は、第2の作用電極214と参照電極210との間に約400ミリボルトの第1の検査電圧を印加する液体検出モードにする。約400ミリボルトの第2の検査電圧を好ましくは同時に、第1の作用電極212と参照電極210との間に印加する。あるいは、第1の検査電圧の印加の時間間隔が、第2の検査電圧の印加の時間間隔と重複するように、第2の検査電圧を同時期に印加してもよい。検査計測器は、tの生理液検出前、液体検出時間間隔tFDの間、液体検出モードであってよい。液体検出モードでは、液体が第2の作用電極214と参照電極210を濡らすように、例示的工程320において液体がテストストリップ120(200)に投入された時点を検査計測器120(102)が判定する。例えば、第2の作用電極214における検査電流測定値の十分な上昇によって、生理液が投入されたことを検査計測器120(102)が認識すると、検査計測器120(102)は、時間tの0秒マーカーを割り当て、検査時間間隔tを開始させる。検査時間間隔tが完了すると、検査電圧を除去する。簡潔化のため、図5Aは、テストストリップ120(200)に印加される第1の検査電圧のみを示している。
図5Bは、図5Aの検査電圧がテストストリップ120(200)に印加されたときに測定される電流トランジェント(即ち、時間の関数として、ナノアンペアで測定された電流応答)の代表的なグラフである。下記の例示的工程370(340)で説明するように、電流トランジェントから得られる検査電流Iは、試料中の検体濃度を一般的に示す。図5及び5Aを参照すると、例示的工程330では、第2の作用電極214と参照電極210との間に第1の検査電圧を印加し、時間tにおいて、第1の作用電極212と参照電極210との間に第2の検査電圧を印加する。例示的工程340では、それぞれ、第1の検査電流Iを時間tで、第2の検査電流Iを時間tで、第3の検査電流Iを時間tで、第4の検査電流Iを時間tで、第2の作用電極214にて測定する。分析に備えて、これらの電流I(i=1、2、3、4...n)を計測器のメモリユニットに格納又は記録する。例示的工程340では、第5の検査電流Iも時間tで第1の作用電極212にて測定する。テストストリップ120(200)に印加される第1及び第2の検査電圧は一般に、約+100ミリボルト〜約+600ミリボルトである。電極がカーボンインクを含み、伝達体がフェリシアニドである一実施形態では、検査電圧は約+400ミリボルトである。その他の調節物質及び電極材料の組み合わせでは、異なる検査電圧が必要となるであろう。電圧の持続時間は一般に、反応期間後約2〜約4秒であり、代表的には、反応期間後約3秒である。典型的には、時間tは、時間tに対して測定される。実際には、各検査電流Iは、ti+1(iは1〜少なくとも6の範囲である)から始めて短い間隔で得た一連の測定値、例えば0.01秒間隔で得た5回の測定値の平均値である。
ヘマトクリット補正されたグルコース濃度は、図5Bに示されるもののような電流トランジェントのサンプリングを併用して測定することができる。グルコース濃度の測定は、以下により達成され得る。
Figure 2013543116
式中、
Gはヘマトクリット値補正されたグルコース濃度であり、
は第1の検査電流であり、
は第2の検査電流であり、
は第3の検査電流であり、
は第2の検査電流であり、
は第3の検査電流であり、
a及びbは、実験により導き出されるチューニングパラメータであり、
切片は、
Figure 2013543116
の参照グルコース濃度に対するプロットの線形回帰から決定される切片値であり、
勾配は、
Figure 2013543116
の参照グルコース濃度に対するプロットの線形回帰から決定される勾配値である。
図5Bに示される一実施形態では、第1の検査電流Iは、時間t後約0.98秒〜約1.00秒で測定され得、第2の検査電流Iは、時間t後約1.98秒〜約2.00秒で測定され得、第3の検査電流Iは、時間t後約2.43秒〜約2.45秒で測定され得、第4の検査電流は、時間t後約2.61秒〜約2.63秒で測定され得、第5の検査電流は、時間t後約2.70秒〜約2.72秒で測定され得る。一実施形態では、aは、約9.9〜約10.2の第1のチューニングパラメータであり、bは、約10.8〜約11.2の第2のチューニングパラメータである。この技術の更なる詳細は、2010年3月31日出願の関連米国仮特許出願シリアル番号61/319470号(代理人整理番号DDI−5199)に示されかつ記載されており、該特許出願は、その写しが本出願の付属書類として添付され、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
上記の技術は、トランジェント全体に渡るおよそ5つの別個のサンプルポイントを用いるので、この技術の感度を踏まえて、非常に高い又は低い結果をもたらす可能性のある波形を除去するための特定の検査が必要である。こうしたエラーの一般的な原因は様々であるが、特に代表的な実施形態が作用電極によって供給された電流トランジェントをサンプリングするトランジェント領域において、トランジェントの形状を変化させる可能性のあるあらゆる要因と関係があると考えられている。トランジェント形状に影響を与える可能性がある現象の例は、酵素パッドの厚み、フェロシアニド不純物、剥離酵素、部分的充填、及び高温又は低温である。その結果、以下に記載されるように、異常結果を除去するための付加的な検査が開発された。
場合によっては、テストストリップ120(200)に試験電位を印加すると、図6A及び図6Bに示されるような異常な電流トランジェントが得られる。即時減衰によりピークを有さない(図6A)か又は初期ピークを有する(図6B)、こうした異常な電流トランジェントは、試薬層218の不十分な厚さ及び/又は試料収容チャンバ292における血液の部分的充填に起因すると考えられる。「正常な」電流トランジェントは、図5Bと同様に、約0秒から約1秒の間に電流の正の変化率を示すべきである。
図6A及び図6Bの状況に対処するために、本出願人らは、代表的システムでグルコース濃度を測定する間のエラーをトラップするための、図7Aに示される方法を発見した。本方法は、ステップ300における、テストストリップの参照電極と試薬層でコーティングされた第2の作用電極との間、及び参照電極と試薬層でコーティングされた第1の作用電極との間で化学反応を開始させる工程と;ステップ310における、血液試料をテストストリップに適用した後に複数の検査電流をサンプリングする工程と;ステップ320にける、第1及び第2の作用電極の一方の一次検査電流及び二次検査電流を測定する工程と;ステップ330における、一次検査電流と二次検査電流との差がゼロ未満かどうかを判定する工程と;ステップ330で真と判定された場合には、次にステップ340において、複数の検査電流に基づいてグルコース濃度を導出又は算出し、そうでなければ、ステップ350において、システムのメモリに保存されるか又はユーザーに表示されることができるエラーを戻す工程と;グルコース値の測定を終了する工程と、を含む。この場合のエラーは、サンプリングされた電流トランジェントの傾斜度エラー(gradient error)であると考えられる。この技術において、一次検査電流は、サンプリングステップのほぼ開始時(好ましくは時間tである)にサンプリングされた電流Iを含み得る。二次検査電流は、サンプリングステップの開始後(好ましくは時間tである)約0.8秒の時点でサンプリングした電流Iを含み得る。
グルコース濃度の導出又は算出ステップは、2010年3月31日出願の米国仮特許出願シリアル番号第61/319470号(代理人整理番号DDI−5199)に示されかつ記載されているように、上記式(1)を利用することができ、該特許出願は、その写しが本出願の付属書類として添付され、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
場合によっては、テストストリップ120(200)に試験電位を印加すると、図6Cに示されるように、それぞれの作用電極の異常な電流トランジェントも得られる。この例では、第1の作用電極212及び第2の作用電極214の電流トランジェントは、初期の時点で分散するが、後の時間帯において収束する。この種の異常な電流トランジェントは、厚さが不規則な試薬層218、フェロシアニド媒介物質中の不純物、及び/又は試料収容チャンバ292における血液の部分的充填に起因すると考えられている。両方の作用電極における正常な電流トランジェントは、約1.0〜約1.4という、第2の作用電極と第1の作用電極との約1秒の時点での電流比Rを呈するべきである。かかるエラーの考えられる原因は、各電極における拡散速度の違いであると考えられている。これは、酵素の堆積が不均一である、又は一方の電極における反応を他方よりも早くする又は遅くすることになるストリップの凹凸に起因し得る。比Rは次のように表わすことができる。
Figure 2013543116
式中IWE2@tn=第2の作用電極で時間tnにサンプリングした電流、
WE1@tn=第2(second)の作用電極で時間tnにサンプリングした電流、
tn〜1.1秒、好ましくは1.12秒、及び
K〜本明細書の特定の実施形態では1〜2、好ましくは1.4である。
図6Cの状況に対処するために、本出願人らは、代表的システムでグルコース濃度を測定する間のエラーをトラップするための、図7Bに示される別の方法を発見した。該方法は、ステップ400における、テストストリップの参照電極と試薬層でコーティングされた第2の作用電極との間、及び参照電極と試薬層でコーティングされた第1の作用電極との間で化学反応を開始させる工程と;ステップ410における、血液試料をテストストリップに適用した後に複数の検査電流をサンプリングする工程と;ステップ420における、第2及び第1の作用電極のそれぞれからサンプリングしたそれぞれの三次検査電流から電流比を決定する工程と;ステップ430における、第2の作用電極と第1の作用電極との電流比がK未満かどうか質問し、真の場合、ステップ440において、複数の検査電流に基づいてグルコース濃度を導出又は算出し、そうでなければ、ステップ450において、システムのメモリに保存されるか又はユーザーに表示されることができるエラーを戻す工程と;グルコース値の測定を終了する工程と、を含む。
前述のように、グルコース濃度の導出又は算出ステップは、2010年3月31日出願の米国仮特許出願シリアル番号第61/319470号(代理人整理番号DDI−5199)に示されかつ記載されているように、上記式(1)を利用することができ、該特許出願の全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
図7A及び図7Bに例示的に図示された技術の両方は、組み合わされて、図7Cに例示的に示される単一のエラートラッピング方法とすることができる。この組み合わせ法は、ステップ500における、テストストリップの参照電極と試薬層でコーティングされた第2の作用電極との間、及び参照電極と試薬層でコーティングされた第1の作用電極との間で化学反応を開始させる工程と;ステップ510における、血液試料をテストストリップに適用した後に複数の検査電流をサンプリングする工程と;ステップ520における、第1及び第2の作用電極の一方の一次検査電流及び二次検査電流を測定する工程と;ステップ530における、第2及び第1の作用電極のそれぞれからサンプリングしたそれぞれの三次検査電流から電流比を決定する工程と;ステップ540における、一次検査電流と二次検査電流との差がゼロ未満かどうかを判定する工程と;ステップ550における、第2及び第1の作用電極のそれぞれからサンプリングしたそれぞれの三次検査電流から得た電流比がKより大きいかどうかを評価する工程と;判定ステップ540又は評価ステップ550の一方又は両方が真である場合にはエラーを戻し、そうでなければ、ステップ560において、複数のサンプリング又は測定検査電流に基づいてグルコース濃度を導出又は算出する工程と、によって実施され得る。
本発明を特定の変形例及び説明図に関して述べたが、当業者には本発明が上述された変形例又は図に限定されないことが認識されよう。更に、上述の方法及び工程が特定の順序で起こる特定の事象を示している場合、当業者には特定の工程の順序が変更可能であり、そうした変更は本発明の変形例に従うものである点が認識されよう。更に、こうした工程のうちのあるものは、上述のように順次行われるが、場合に応じて並行したプロセスで同時に行われてもよい。したがって、開示の趣旨及び請求項に見出される本発明の同等物の範囲内にある本発明の変形が存在する範囲では、本特許請求がこうした変形例をも包含することが意図されるところである。

Claims (17)

  1. テストストリップと、マイクロプロセッサを含む検査回路を有する計測器とを有するシステムを用いてグルコース濃度を測定する方法であって、
    前記テストストリップの参照電極と試薬層でコーティングされた第2の作用電極との間、及び前記参照電極と試薬層でコーティングされた第1の作用電極との間の化学反応を開始させる工程と、
    前記第1及び前記第2の作用電極の一方の一次検査電流及び二次検査電流を測定する工程と、
    前記一次検査電流と前記二次検査電流との差がゼロ未満かどうかを判定する工程と、
    真と判定された場合には、前記の複数の検査電流に基づいてグルコース濃度を導出し、真でない場合にはエラーを戻す工程と、を含む方法。
  2. 前記一次検査電流が、サンプリングステップのほぼ開始時にサンプリングされた電流を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記二次検査電流が、前記サンプリングステップの開始後約0.8秒でサンプリングされた電流を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第2及び前記第1の作用電極のそれぞれからサンプリングしたそれぞれの三次検査電流から電流比を決定する工程と、
    前記第2の作用電極と前記第1の作用電極との前記電流比が約Kより大きい場合には、導出ステップを飛び越えて進む工程と、を更に含む、請求項1に記載の方法。
  5. Kが約1〜約2の定数を有する、請求項4に記載の方法。
  6. Kが約1.4の定数を有する、請求項4に記載の方法。
  7. テストストリップと、マイクロプロセッサを含む検査回路を有する計測器とを有するシステムを用いてグルコース濃度を測定する方法であって、
    前記テストストリップの参照電極と試薬層でコーティングされた第2の作用電極との間、及び前記参照電極と試薬層でコーティングされた第1の作用電極との間の化学反応を開始させる工程と、
    血液試料を前記テストストリップに適用した後に、複数の検査電流をサンプリングする工程と、
    前記第2及び前記第1の作用電極のそれぞれからサンプリングしたそれぞれの三次検査電流から電流比を決定する工程と、
    前記第2の作用電極と前記第1の作用電極との電流比がK未満であるかどうか質問し、真である場合、前記複数の検査電流に基づいてグルコース濃度を導出し、真でない場合には、エラーを戻す工程と、を含む方法。
  8. 前記第1及び前記第2の作用電極の一方の一次検査電流及び二次検査電流を測定する工程と、
    前記一次検査電流と前記二次検査電流との差が約ゼロ未満かどうかを判定する工程と、
    真と判定された場合には、導出ステップを終了させる工程と、を更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. テストストリップと、マイクロプロセッサを含む検査回路を有する計測器とを有するシステムを用いてグルコース濃度を測定する方法であって、
    前記テストストリップの参照電極と試薬層でコーティングされた第2の作用電極との間、及び前記参照電極と試薬層でコーティングされた第1の作用電極との間の化学反応を開始させる工程と、
    前記第1及び前記第2の作用電極の一方の一次検査電流及び二次検査電流を測定する工程と、
    前記一次検査電流と前記二次検査電流との差がゼロ未満かどうかを判定する工程と、
    前記第2及び前記第1の作用電極のそれぞれからサンプリングしたそれぞれの三次検査電流から電流比を決定する工程と、
    前記第2及び前記第1の作用電極のそれぞれからサンプリングしたそれぞれの三次検査電流から得た電流比が、約Kより大きいかどうか評価する工程と、
    前記判定する工程又は前記評価する工程の一方又は両方が真である場合にはエラーを戻し、真でない場合には、前記複数の検査電流に基づいてグルコース濃度を導出する工程と、を含む方法。
  10. 前記複数の測定された又はサンプリングされた検査電流が、第1、第2、第3、第4、及び第5の検査電流を有し、Kが約1.0〜約1.4の値を有する、請求項1、7、又は9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記第1の検査電流が、前記測定の開始後約0.98〜約1.00秒で測定された検査電流を有する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第2の電流が、前記測定の開始後約1.98〜約2.00秒で測定された検査電流を有する、請求項10に記載の方法。
  13. 前記第3の電流が、前記測定の開始後約2.43〜約2.45秒で測定された検査電流を含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記第4の電流が、前記測定の開始後約2.61〜約2.63秒で測定された検査電流を含む、請求項10に記載の方法。
  15. 前記第5の電流が、前記測定の開始後約2.70〜約2.72秒で測定された検査電流を含む、請求項10に記載の方法。
  16. 前記導出する工程が、次の形の式を用いてグルコース濃度を表す値を算出する工程を含む:
    Figure 2013543116
    (式中、
    Gはグルコース濃度を意味し、
    は前記第1の検査電流を意味し、
    は前記第2の検査電流を意味し、
    は前記第3の検査電流を意味し、
    は前記第4の検査電流を意味し、
    は前記第5の検査電流を意味し、
    aは第1のチューニングパラメータを意味し、bは第2のチューニングパラメータを意味し、
    切片は、
    Figure 2013543116
    の参照グルコース濃度に対するプロットの線形回帰から決定される切片値を有し、
    勾配は、
    Figure 2013543116
    の前記参照グルコース濃度に対するプロットの線形回帰から決定される勾配値を有する)、請求項10に記載の方法。
  17. 第1のチューニングパラメータが約9.9〜約10.2の値を有し、第2のチューニングパラメータが約10.8〜約11.2の値を有する、請求項16に記載の方法。
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